JP2000347714A - 機械加工装置及び機械加工方法 - Google Patents
機械加工装置及び機械加工方法Info
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- JP2000347714A JP2000347714A JP11159312A JP15931299A JP2000347714A JP 2000347714 A JP2000347714 A JP 2000347714A JP 11159312 A JP11159312 A JP 11159312A JP 15931299 A JP15931299 A JP 15931299A JP 2000347714 A JP2000347714 A JP 2000347714A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気ヘッドや光学ピックアップに代表される
電子部品の工具を用いて微細加工を行うための微細な溝
を効率よく加工するための機械加工装置及び機械加工方
法を提供するにある。 【解決手段】 被加工物の表面を工具を用いて加工する
機械加工装置であって、前記被加工物の基準面からの高
さを計測して出力された高さ分布情報と前記被加工物の
表面のプロフアイルを数式で近似したプロフアイル情報
とを用いて数値制御データを演算して出力する工具経路
分析手段と、前記数値制御データに関連して前記工具に
よる前記被加工物の表面の加工を制御する数値制御加工
手段とを具備する機械加工装置である。
電子部品の工具を用いて微細加工を行うための微細な溝
を効率よく加工するための機械加工装置及び機械加工方
法を提供するにある。 【解決手段】 被加工物の表面を工具を用いて加工する
機械加工装置であって、前記被加工物の基準面からの高
さを計測して出力された高さ分布情報と前記被加工物の
表面のプロフアイルを数式で近似したプロフアイル情報
とを用いて数値制御データを演算して出力する工具経路
分析手段と、前記数値制御データに関連して前記工具に
よる前記被加工物の表面の加工を制御する数値制御加工
手段とを具備する機械加工装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ヘッド
や光学ピックアップに代表される電子部品に対して外周
刃ブレード砥石やエンドミルなどの工具を用いて微細加
工を行うための機械加工装置及び機械加工方法に関す
る。
や光学ピックアップに代表される電子部品に対して外周
刃ブレード砥石やエンドミルなどの工具を用いて微細加
工を行うための機械加工装置及び機械加工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】機械部品や精密電子部品の多くは、その
製造工程に数値制御加工機を用いた精密機械加工工程を
有している。この精密機械加工では、被加工物の取付け
精度、被加工物や取付具の寸法精度などの影響によっ
て、被加工物の加工面に高さ分布が生じたり、複数の被
加工物の高さにバラツキが生じたりすることが避けられ
ない。
製造工程に数値制御加工機を用いた精密機械加工工程を
有している。この精密機械加工では、被加工物の取付け
精度、被加工物や取付具の寸法精度などの影響によっ
て、被加工物の加工面に高さ分布が生じたり、複数の被
加工物の高さにバラツキが生じたりすることが避けられ
ない。
【0003】このため、従来、加工後の被加工物の形状
及び寸法が要求を満たすように精密加工を行うために、
接触式変位計や高精度レーザ変位計等の非接触式変位計
を用いて被加工物の加工面のプロフアイル情報を計測
し、その情報に基づいて工具経路を制御して加工を行っ
ていた。
及び寸法が要求を満たすように精密加工を行うために、
接触式変位計や高精度レーザ変位計等の非接触式変位計
を用いて被加工物の加工面のプロフアイル情報を計測
し、その情報に基づいて工具経路を制御して加工を行っ
ていた。
【0004】以上の点について、溝加工を例にとって図
9から図13を用いて具体的に説明する。図9は溝加工
を行う場合の加工装置のいくつかの例を模式的に示した
説明図である。図9(A)はブレード砥石を用いて溝加
工する場合の例であり、図9(B)はエンドミルを用い
て溝加工する場合の例であり、図9(C)はフライスカ
ッタを用いて溝加工する場合の例をそれぞれ示してい
る。
9から図13を用いて具体的に説明する。図9は溝加工
を行う場合の加工装置のいくつかの例を模式的に示した
説明図である。図9(A)はブレード砥石を用いて溝加
工する場合の例であり、図9(B)はエンドミルを用い
て溝加工する場合の例であり、図9(C)はフライスカ
ッタを用いて溝加工する場合の例をそれぞれ示してい
る。
【0005】これらの図において、定盤10の上に被加
工物11が搭載されて固定されている。図9(A)の場
合は、被加工物11に対してブレード砥石12を矢印方
向に回転移動させてその砥石の先端で被加工物11の表
面に溝加工を施している。
工物11が搭載されて固定されている。図9(A)の場
合は、被加工物11に対してブレード砥石12を矢印方
向に回転移動させてその砥石の先端で被加工物11の表
面に溝加工を施している。
【0006】図9(B)の場合は、被加工物11に対し
てエンドミル13をその軸に対して回転させながら移動
して被加工物11の表面に溝加工を施している。また、
図9(C)の場合は、被加工物11に対してフライスカ
ッタ14を回転させながら移動させて切削することによ
り溝加工を施している。
てエンドミル13をその軸に対して回転させながら移動
して被加工物11の表面に溝加工を施している。また、
図9(C)の場合は、被加工物11に対してフライスカ
ッタ14を回転させながら移動させて切削することによ
り溝加工を施している。
【0007】図10は図9(A)の加工の場合に生じる
溝深さのバラツキを示す説明図である。この場合は、被
加工物11として高さにバラツキのある被加工物11
A、11B、11Cの3つが定盤10の上に固定されて
いる場合を示している。
溝深さのバラツキを示す説明図である。この場合は、被
加工物11として高さにバラツキのある被加工物11
A、11B、11Cの3つが定盤10の上に固定されて
いる場合を示している。
【0008】このような場合に、ブレード砥石12を用
いて画一的に溝加工すると被加工物11A、11B、1
1Cの高さ分布に依存して溝深さもそれぞれ15A、1
5B、15Cのように変化する。
いて画一的に溝加工すると被加工物11A、11B、1
1Cの高さ分布に依存して溝深さもそれぞれ15A、1
5B、15Cのように変化する。
【0009】図11は表面うねりに追従しない溝加工を
説明する説明図である。直線16は溝加工を施した場合
の溝底面、曲線17は被加工物の表面うねり、破線18
は表面うねりの曲線17の中心線を仮想的にそれぞれ示
している。
説明する説明図である。直線16は溝加工を施した場合
の溝底面、曲線17は被加工物の表面うねり、破線18
は表面うねりの曲線17の中心線を仮想的にそれぞれ示
している。
【0010】図12(A)は円柱の外周に溝加工を施す
場合を、図12(B)は円筒の内面に溝加工を施す場合
をそれぞれ示している。図12(A)は、円柱状をなす
被加工物19の外面にバイト20を当てて被加工物19
を回転させてその外表面に溝加工する場合を、図12
(B)は円筒状をなす被加工物21の端面にバイト22を
当てて被加工物21を回転させてその端面に溝加工する
場合をそれぞれ示している。
場合を、図12(B)は円筒の内面に溝加工を施す場合
をそれぞれ示している。図12(A)は、円柱状をなす
被加工物19の外面にバイト20を当てて被加工物19
を回転させてその外表面に溝加工する場合を、図12
(B)は円筒状をなす被加工物21の端面にバイト22を
当てて被加工物21を回転させてその端面に溝加工する
場合をそれぞれ示している。
【0011】図13は方形溝以外の溝形状の場合を説明
する説明図である。この場合は被加工物23の表面にV
溝24A、24B、24C、24D、24Eを形成する
場合を示している。この場合は、表面での溝幅24a、
24b、24c、24d、24eが規定される場合であ
るが、このような場合にも被加工物23の寸法分布やバ
ラツキが寸法精度に直接影響を及ぼす。
する説明図である。この場合は被加工物23の表面にV
溝24A、24B、24C、24D、24Eを形成する
場合を示している。この場合は、表面での溝幅24a、
24b、24c、24d、24eが規定される場合であ
るが、このような場合にも被加工物23の寸法分布やバ
ラツキが寸法精度に直接影響を及ぼす。
【0012】このため、これらの図12、図13に示す
場合にも図11に示すような溝深さ15A、15B、1
5Cを経由する表面うねり17が生じる。そこで、表面
うねりに追従した溝加工を行うことによって一定の溝深
さを得ることができる。この点について、図14を用い
て説明する。図14は表面うねりに追従した溝加工を説
明する説明図である。
場合にも図11に示すような溝深さ15A、15B、1
5Cを経由する表面うねり17が生じる。そこで、表面
うねりに追従した溝加工を行うことによって一定の溝深
さを得ることができる。この点について、図14を用い
て説明する。図14は表面うねりに追従した溝加工を説
明する説明図である。
【0013】図14に示すように、プリプロセス(加工
前)計測あるいはインプロセス(加工中)計測で被測定
物の高さを測定して表面うねり17に対応するプロフア
イル情報を算定し、この計測結果を基にして、工具を被
加工物の高さ分布に追従させることによって容易に一定
の溝深さ25を得ることが可能となる。
前)計測あるいはインプロセス(加工中)計測で被測定
物の高さを測定して表面うねり17に対応するプロフア
イル情報を算定し、この計測結果を基にして、工具を被
加工物の高さ分布に追従させることによって容易に一定
の溝深さ25を得ることが可能となる。
【0014】このプロフアイルを得る技術には、例えば
特開平8-320718号公報に開示された技術があ
る。ここには、数値制御装置を用いて、工具軌跡(プロ
フアイル)を微小線分で近似し、この微小線分の長さご
との移動指令データにより工具又は測定プローブを移動
させて位置制御を行うことにより、微小線分の全体の数
を増大させずに記憶容量の低減を図る技術が開示されて
いる。
特開平8-320718号公報に開示された技術があ
る。ここには、数値制御装置を用いて、工具軌跡(プロ
フアイル)を微小線分で近似し、この微小線分の長さご
との移動指令データにより工具又は測定プローブを移動
させて位置制御を行うことにより、微小線分の全体の数
を増大させずに記憶容量の低減を図る技術が開示されて
いる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
プロフアイル情報に基づく加工によれば被加工物のサイ
ズが大きくなると、被加工物の加工面プロフアイルの計
測時間が長くなるだけでなく、そのデータを処理する時
間も長くなり、タクトタイムの増加を招く欠点があっ
た。
プロフアイル情報に基づく加工によれば被加工物のサイ
ズが大きくなると、被加工物の加工面プロフアイルの計
測時間が長くなるだけでなく、そのデータを処理する時
間も長くなり、タクトタイムの増加を招く欠点があっ
た。
【0016】また、後者の数値制御加工機を用いる場合
は、加工面プロフアイル情報に溝深さを結合する概念が
なく、しかも微小線分で近似するとはいえ各微小線分に
対応した数の移動指令データを必要とするので、記憶容
量の大幅な低減が困難であり、このため旧来の数値制御
加工機に備え付けられた記憶装置を用いる場合には、新
たに大容量の情報記憶装置を必要とするなどの欠点があ
った。
は、加工面プロフアイル情報に溝深さを結合する概念が
なく、しかも微小線分で近似するとはいえ各微小線分に
対応した数の移動指令データを必要とするので、記憶容
量の大幅な低減が困難であり、このため旧来の数値制御
加工機に備え付けられた記憶装置を用いる場合には、新
たに大容量の情報記憶装置を必要とするなどの欠点があ
った。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための主な装置構成として、被加工物の表面を
工具を用いて加工する機械加工装置において、前記被加
工物の基準面からの高さを計測して出力された高さ分布
情報と前記被加工物の表面のプロフアイルを数式で近似
したプロフアイル情報とを用いて数値制御データを演算
して出力する工具経路分析手段と、前記数値制御データ
に関連して前記工具による前記被加工物の表面の加工を
制御する数値制御加工手段とを具備するようにしたもの
である。
解決するための主な装置構成として、被加工物の表面を
工具を用いて加工する機械加工装置において、前記被加
工物の基準面からの高さを計測して出力された高さ分布
情報と前記被加工物の表面のプロフアイルを数式で近似
したプロフアイル情報とを用いて数値制御データを演算
して出力する工具経路分析手段と、前記数値制御データ
に関連して前記工具による前記被加工物の表面の加工を
制御する数値制御加工手段とを具備するようにしたもの
である。
【0018】また、本発明は、以上の課題を解決するた
めの主な方法として、被加工物の表面を工具を用いて加
工する機械加工方法において、前記被加工物の基準面か
らの高さを計測して高さ分布情報を得た後、前記被加工
物の表面のプロフアイルを数式で近似したプロフアイル
情報を読み出し、次にこのプロフアイル情報と前記高さ
分布情報とを用いて数値制御データを演算し、この後こ
の数値制御データに関連して前記工具により前記被加工
物の表面の加工をするようにしたものである。
めの主な方法として、被加工物の表面を工具を用いて加
工する機械加工方法において、前記被加工物の基準面か
らの高さを計測して高さ分布情報を得た後、前記被加工
物の表面のプロフアイルを数式で近似したプロフアイル
情報を読み出し、次にこのプロフアイル情報と前記高さ
分布情報とを用いて数値制御データを演算し、この後こ
の数値制御データに関連して前記工具により前記被加工
物の表面の加工をするようにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る機械加工装置
の実施の形態について図を用いて説明する。図1は本発
明の実施の1形態を略示的に示した全体構成図であり、
被加工物として例えば磁気ヘッドブロックを採用し、こ
の磁気ヘッドブロックに対して溝加工を行う場合につい
て説明する。
の実施の形態について図を用いて説明する。図1は本発
明の実施の1形態を略示的に示した全体構成図であり、
被加工物として例えば磁気ヘッドブロックを採用し、こ
の磁気ヘッドブロックに対して溝加工を行う場合につい
て説明する。
【0020】溝加工を行う機械加工装置30は、その水
平面上にテーブル31が配設され、このテーブル31の
上には基準部32と保持部33とが搭載されている。説
明の便宜上、このテーブル31の水平面の左右方向の辺
はX軸に、これと直交する前後方向はY軸に、これらの
双方と直交する上下方向はZ軸にそれぞれ図示のように
予め定義する。
平面上にテーブル31が配設され、このテーブル31の
上には基準部32と保持部33とが搭載されている。説
明の便宜上、このテーブル31の水平面の左右方向の辺
はX軸に、これと直交する前後方向はY軸に、これらの
双方と直交する上下方向はZ軸にそれぞれ図示のように
予め定義する。
【0021】さらに、機械加工装置30の水平面上に
は、コントローラ34とコンピュータ35とが搭載さ
れ、これらは互いに電気的に接続されて相互にデータの
やりとりを行う。基準部32と保持部33の上方には、
例えば高精度レーザの変位計測ヘッド36が所定の距離
を隔てて配置され、この変位計測ヘッド36は、その動
作を制御するコントローラ34と電気的に接続されてい
る。
は、コントローラ34とコンピュータ35とが搭載さ
れ、これらは互いに電気的に接続されて相互にデータの
やりとりを行う。基準部32と保持部33の上方には、
例えば高精度レーザの変位計測ヘッド36が所定の距離
を隔てて配置され、この変位計測ヘッド36は、その動
作を制御するコントローラ34と電気的に接続されてい
る。
【0022】変位計測ヘッド36は、コントローラ34
により制御されて基準部32と被加工物を含む保持部3
3の上面をサーチすると共に、サーチした上面高さデー
タをコントローラ34を介してコンピュータ35にフイ
ードバックする。
により制御されて基準部32と被加工物を含む保持部3
3の上面をサーチすると共に、サーチした上面高さデー
タをコントローラ34を介してコンピュータ35にフイ
ードバックする。
【0023】コンピュータ35は、図示していないが、
その内部にリードオンリメモリ(ROM)、ランダムア
クセスメモリ(RAM)などのメモリが内蔵され、これ
らメモリに格納されたデータは、マイクロプロセッサ
(CPU)の制御の基に必要に応じてメモリからデータ
の読み出し、書き込み、或いは内蔵されている演算プロ
グラムを用いて各種の演算が実行される。
その内部にリードオンリメモリ(ROM)、ランダムア
クセスメモリ(RAM)などのメモリが内蔵され、これ
らメモリに格納されたデータは、マイクロプロセッサ
(CPU)の制御の基に必要に応じてメモリからデータ
の読み出し、書き込み、或いは内蔵されている演算プロ
グラムを用いて各種の演算が実行される。
【0024】切削工具37は、例えば外周刃ブレード砥
石などであり、この切削工具37はコントローラ34を
介して数値制御装置38に接続され、この数値制御装置
38で制御されて保持部33に搭載された被加工物を加
工する。
石などであり、この切削工具37はコントローラ34を
介して数値制御装置38に接続され、この数値制御装置
38で制御されて保持部33に搭載された被加工物を加
工する。
【0025】機械加工装置30の適宜位置には、数値制
御装置38が配設され、この数値制御装置38は、コン
ピュータ35と接続されており、コンピュータ35及び
コントローラ34との間でデータのやりとりを行う。
御装置38が配設され、この数値制御装置38は、コン
ピュータ35と接続されており、コンピュータ35及び
コントローラ34との間でデータのやりとりを行う。
【0026】図2は図1における基準部32と保持部3
3の詳細を示す斜視図である。基準部32は基準定盤3
9と基準物40とから構成され、基準定盤39の上に基
準物40が搭載され、例えば貼付手段等により固定され
ている。
3の詳細を示す斜視図である。基準部32は基準定盤3
9と基準物40とから構成され、基準定盤39の上に基
準物40が搭載され、例えば貼付手段等により固定され
ている。
【0027】保持部33は、固定定盤41と、この固定
定盤41の上に搭載されたブロック定盤42(好ましく
は複数のブロック定盤42A、42B、42C)とから
構成され、これらのブロック定盤42A、42B、42
Cの上にそれぞれ被加工物としての磁気ヘッドブロック
43(43A、43B、43C)が裁量され、例えば貼
付手段により定着される。
定盤41の上に搭載されたブロック定盤42(好ましく
は複数のブロック定盤42A、42B、42C)とから
構成され、これらのブロック定盤42A、42B、42
Cの上にそれぞれ被加工物としての磁気ヘッドブロック
43(43A、43B、43C)が裁量され、例えば貼
付手段により定着される。
【0028】このように、磁気ヘッドブロック43は作
業性をよくするためにブロック定盤42に張り付けら
れ、さらに、溝形成に当たっての生産性を上げるために
複数の磁気ヘッドブロック43A、43B、43Cをブ
ロック定盤42A、42B、42Cに位置決め配列され
て張り付けられている。
業性をよくするためにブロック定盤42に張り付けら
れ、さらに、溝形成に当たっての生産性を上げるために
複数の磁気ヘッドブロック43A、43B、43Cをブ
ロック定盤42A、42B、42Cに位置決め配列され
て張り付けられている。
【0029】しかしながら、このように磁気ヘッドブロ
ック43をブロック定盤42に位置決め配列した状態で
溝加工を行うとブロック定盤42A、42B、42C及
び固定定盤41の高さ精度、磁気ヘッドブロック43
A、43B、43C自体の高さ精度、磁気ヘッドブロッ
ク43A、43B、43Cをブロック定盤42A、42
B、42Cに張り付ける作業によって生じる傾き(傾き
精度)などにより磁気ヘッドブロック43A、43B、
43Cごとの傾きやこれらの間の高さバラツキが大き
く、例えば、バラツキを±5μm以下に維持するように
位置を決め、その配列に手間をかけることは生産コスト
の増大を招き、現実的に困難である。
ック43をブロック定盤42に位置決め配列した状態で
溝加工を行うとブロック定盤42A、42B、42C及
び固定定盤41の高さ精度、磁気ヘッドブロック43
A、43B、43C自体の高さ精度、磁気ヘッドブロッ
ク43A、43B、43Cをブロック定盤42A、42
B、42Cに張り付ける作業によって生じる傾き(傾き
精度)などにより磁気ヘッドブロック43A、43B、
43Cごとの傾きやこれらの間の高さバラツキが大き
く、例えば、バラツキを±5μm以下に維持するように
位置を決め、その配列に手間をかけることは生産コスト
の増大を招き、現実的に困難である。
【0030】そこで、変位計測ヘッド36を、数値制御
プログラムによりY軸上のY1点とY2点との2点でX
軸方向に走査させて基準部32における基準物40を高
さの基準とし、各磁気ヘッドブロック43A、43B、
43Cごとの高さ及び傾きについて相対測定を行い、そ
の測定データを記憶させる。
プログラムによりY軸上のY1点とY2点との2点でX
軸方向に走査させて基準部32における基準物40を高
さの基準とし、各磁気ヘッドブロック43A、43B、
43Cごとの高さ及び傾きについて相対測定を行い、そ
の測定データを記憶させる。
【0031】図3は加工されるべき一例の磁気ヘッドブ
ロック43を示すものであって、その磁気ヘッドブロッ
ク43は底面43aが平坦で上面43bが円弧状に形成
され、その両側面43cにはブロックの長手方向に沿っ
て形成されたコ字状の凹部43dを有するフエライト製
のブロックである。
ロック43を示すものであって、その磁気ヘッドブロッ
ク43は底面43aが平坦で上面43bが円弧状に形成
され、その両側面43cにはブロックの長手方向に沿っ
て形成されたコ字状の凹部43dを有するフエライト製
のブロックである。
【0032】磁気ヘッドブロック43の上面43bの長
手方向に沿う中央部には、スリット43eが設けられ、
このスリットはその一部を拡大して示したように、複数
の楕円形状の溝が連続して直線状に形成されたものであ
り、その溝の内側面には、磁気ギャップとなる金属磁性
膜44がそれぞれ形成されると共に、溝内にはガラス材
45などが充填されている。
手方向に沿う中央部には、スリット43eが設けられ、
このスリットはその一部を拡大して示したように、複数
の楕円形状の溝が連続して直線状に形成されたものであ
り、その溝の内側面には、磁気ギャップとなる金属磁性
膜44がそれぞれ形成されると共に、溝内にはガラス材
45などが充填されている。
【0033】磁気ヘッドブロック43の上面43bは、
曲面になっているが、加工される溝深さ(後述の当たり
幅規制溝深さ)はこの曲面の最も高い位置を基準として
規定されている。この最も高い位置は磁気ヘッドブロッ
ク43をブロック定盤42に貼り付ける際の貼付け精度
で若干の誤差が生じるが、一般に目的の加工されるべき
溝深さ精度に比べて十分に小さいので、無視することが
できる。
曲面になっているが、加工される溝深さ(後述の当たり
幅規制溝深さ)はこの曲面の最も高い位置を基準として
規定されている。この最も高い位置は磁気ヘッドブロッ
ク43をブロック定盤42に貼り付ける際の貼付け精度
で若干の誤差が生じるが、一般に目的の加工されるべき
溝深さ精度に比べて十分に小さいので、無視することが
できる。
【0034】また、磁気ヘッドブロック43の長手方向
における加工対象面は、種々の異なった材料の表面粗さ
の違いや、磁気ヘッドブロック43の表面にうねりが生
じたりしているが、これは目的の加工される溝深さ精度
に比べて十分に小さいので、略直線で近似することがで
きる。
における加工対象面は、種々の異なった材料の表面粗さ
の違いや、磁気ヘッドブロック43の表面にうねりが生
じたりしているが、これは目的の加工される溝深さ精度
に比べて十分に小さいので、略直線で近似することがで
きる。
【0035】図4は、磁気ヘッドチップ46の構成を示
すものであり、この磁気ヘッドチップ46は、複数の磁
気ギャップが形成されている磁気ヘッドブロック43
を、その長手方向に対して垂直方向に設定された厚さ分
を輪切りにして形成される。
すものであり、この磁気ヘッドチップ46は、複数の磁
気ギャップが形成されている磁気ヘッドブロック43
を、その長手方向に対して垂直方向に設定された厚さ分
を輪切りにして形成される。
【0036】この場合、図示しない磁気記録媒体との当
たり幅47を規制するために当たり幅規制溝48a、4
8bの加工を施すが、この当たり幅規制溝48a、48
bの深さ49は幾何学的制約やその他の制約があっても
その誤差が±5μm内に収まるなどの高い溝深さ精度が
要求されている。
たり幅47を規制するために当たり幅規制溝48a、4
8bの加工を施すが、この当たり幅規制溝48a、48
bの深さ49は幾何学的制約やその他の制約があっても
その誤差が±5μm内に収まるなどの高い溝深さ精度が
要求されている。
【0037】次に、図1に示した具体的な実施の態様に
ついて、図5に示した機能ブロック図を用いてその動作
について説明する。図5においては、ハード構成部分を
機能的構成として示す各機能ブロックに分けて示してあ
り、この機能ブロックとしては、主に、数値制御加工機
本体50、被加工物の高さ分布計測装置51、工具経路
分析装置52の3つの機能ブロックで構成される。
ついて、図5に示した機能ブロック図を用いてその動作
について説明する。図5においては、ハード構成部分を
機能的構成として示す各機能ブロックに分けて示してあ
り、この機能ブロックとしては、主に、数値制御加工機
本体50、被加工物の高さ分布計測装置51、工具経路
分析装置52の3つの機能ブロックで構成される。
【0038】数値制御加工機本体50には、駆動系のシ
ーケンス制御を実行するPLC(プログラマブル・ロジ
ック・コントロール)として機能するコントローラ3
4、エンドミル、スライスカッター、外周刃ブレード砥
石などの切削工具37、基準部40と保持部33を搭載
するテーブル31、数値制御装置38、ツールスコープ
として機能する変位計測ヘッド36などが含まれている
ものである。
ーケンス制御を実行するPLC(プログラマブル・ロジ
ック・コントロール)として機能するコントローラ3
4、エンドミル、スライスカッター、外周刃ブレード砥
石などの切削工具37、基準部40と保持部33を搭載
するテーブル31、数値制御装置38、ツールスコープ
として機能する変位計測ヘッド36などが含まれている
ものである。
【0039】なお、数値制御加工機本体としては、以上
のような構成の他に、旋盤やフライス盤あるいはターニ
ングセンタやマシニングセンタなどをはじめとする旋削
加工機、内周刃あるいは外周刃のブレード砥石などの工
具を使用する研削溝加工機、超音波加工機などの特に溝
加工を行う加工機を使用して数値制御加工機本体50と
同様な機能を発揮させることもできる。
のような構成の他に、旋盤やフライス盤あるいはターニ
ングセンタやマシニングセンタなどをはじめとする旋削
加工機、内周刃あるいは外周刃のブレード砥石などの工
具を使用する研削溝加工機、超音波加工機などの特に溝
加工を行う加工機を使用して数値制御加工機本体50と
同様な機能を発揮させることもできる。
【0040】高さ分布計測装置51は、被加工物の高さ
分布を計測する変位計測ヘッド36、この変位計測ヘッ
ド36からのデータを収集したり変位計測ヘッド36の
計測位置を制御するコントローラ部53などから構成さ
れている。このコントローラ部53は、例えばコントロ
ーラ34の内部に設けられている。
分布を計測する変位計測ヘッド36、この変位計測ヘッ
ド36からのデータを収集したり変位計測ヘッド36の
計測位置を制御するコントローラ部53などから構成さ
れている。このコントローラ部53は、例えばコントロ
ーラ34の内部に設けられている。
【0041】工具経路分析装置52は、高さ分析部5
4、加工物情報登録部55、数値制御データ生成部56
から構成されているが、これら各部での機能は図1に示
すコンピュータ35に内蔵されるメモリ、プロセッサな
どを用いることによりソフトウエア的に実現することが
できる。
4、加工物情報登録部55、数値制御データ生成部56
から構成されているが、これら各部での機能は図1に示
すコンピュータ35に内蔵されるメモリ、プロセッサな
どを用いることによりソフトウエア的に実現することが
できる。
【0042】高さ分析部54は、変位計測ヘッド36か
らコントローラ53を介して得られた情報を、各磁気ヘ
ッドブロック43A、43B、43Cの高さを基準物4
0からの相対高さ情報として算出し、加工されるべき溝
深さの基準となる位置を認識した位置情報に変換し、数
値制御データ生成部56に出力する。
らコントローラ53を介して得られた情報を、各磁気ヘ
ッドブロック43A、43B、43Cの高さを基準物4
0からの相対高さ情報として算出し、加工されるべき溝
深さの基準となる位置を認識した位置情報に変換し、数
値制御データ生成部56に出力する。
【0043】加工物情報登録部55には、各磁気ヘッド
ブロック43A、43B、43Cの加工すべき面、図3
に示す磁気ヘッドブロック43でいえば、上面43bの
長手方向に沿うプロフアイルが、機械加工装置30の図
1で定義した機械座標系X、Y、Zを用いて数式で近似
した情報としてあらかじめメモリに登録されており、加
工物情報登録部55はこの情報を数値制御データ生成部
56に出力する。
ブロック43A、43B、43Cの加工すべき面、図3
に示す磁気ヘッドブロック43でいえば、上面43bの
長手方向に沿うプロフアイルが、機械加工装置30の図
1で定義した機械座標系X、Y、Zを用いて数式で近似
した情報としてあらかじめメモリに登録されており、加
工物情報登録部55はこの情報を数値制御データ生成部
56に出力する。
【0044】数値制御データ生成部56は、高さ分析部
54から出力された加工されるべき溝深さの基準となる
位置を認識した位置情報と、加工物情報登録部55から
出力された機械座標系X、Y、Zを用いて数式で近似し
た情報とを用いて、プログラムに変換して数値制御デー
タNDとして数値制御装置38に出力する。
54から出力された加工されるべき溝深さの基準となる
位置を認識した位置情報と、加工物情報登録部55から
出力された機械座標系X、Y、Zを用いて数式で近似し
た情報とを用いて、プログラムに変換して数値制御デー
タNDとして数値制御装置38に出力する。
【0045】そこで、図1から図5を用いて、機械加工
装置30で磁気ヘッドブロック43A、43B、43C
に所定深さの溝を形成する工程について説明する。な
お、理解を容易にするため、これらのうち磁気ヘッドブ
ロック43Aを例にとって説明する。
装置30で磁気ヘッドブロック43A、43B、43C
に所定深さの溝を形成する工程について説明する。な
お、理解を容易にするため、これらのうち磁気ヘッドブ
ロック43Aを例にとって説明する。
【0046】この磁気ヘッドブロック43Aに形成され
る溝は、図4に示す当たり幅規制溝48a、48bであ
って、その溝の深さ49と位置関係との状態を加工面座
標値として認識しておく必要がある。そこで機械加工装
置30の機械座標系X、Y、Zを用いた加工面座標値Z
iは、磁気ヘッドブロック43AのY座標方向の傾きを
α、基準物40から磁気ヘッドブロック43Aまでの相
対高さをβ、磁気ヘッドブロック43Aの長手方向の座
標原点からの相対距離をYとすれば、例えば、 Zi=α×Y+β (1) としてプロフアイルが近似計算される。
る溝は、図4に示す当たり幅規制溝48a、48bであ
って、その溝の深さ49と位置関係との状態を加工面座
標値として認識しておく必要がある。そこで機械加工装
置30の機械座標系X、Y、Zを用いた加工面座標値Z
iは、磁気ヘッドブロック43AのY座標方向の傾きを
α、基準物40から磁気ヘッドブロック43Aまでの相
対高さをβ、磁気ヘッドブロック43Aの長手方向の座
標原点からの相対距離をYとすれば、例えば、 Zi=α×Y+β (1) としてプロフアイルが近似計算される。
【0047】この(1)式で示される数式は、コンピュ
ータ38の内部のメモリに形成された加工物情報登録部
55にあらかじめ記憶されているが、(1)式で示す磁
気ヘッドブロック43Aの相対高さαと傾きβは、例え
ば、次のようにして決定される。
ータ38の内部のメモリに形成された加工物情報登録部
55にあらかじめ記憶されているが、(1)式で示す磁
気ヘッドブロック43Aの相対高さαと傾きβは、例え
ば、次のようにして決定される。
【0048】まず、テーブル31の上に基準部32と被
加工物を含む保持部33が固定されている状態で変位計
測ヘッド36を予めコンピュータ35のメモリに格納さ
れた数値制御プログラムにより、図2に示すように、Y
1点とY2点からX軸方向に走査させて、基準物40を
高さの基準とした相対測定を行う。なお、走査方向であ
るX座標の原点は高さ基準部32の基準物40のエッジ
とし、磁気ヘッドブロック43Aの長手方向であるY座
標の原点はY1点とし、溝深さ方向であるZ座標の原点
はY1点を走査したときの基準物40の高さとする。
加工物を含む保持部33が固定されている状態で変位計
測ヘッド36を予めコンピュータ35のメモリに格納さ
れた数値制御プログラムにより、図2に示すように、Y
1点とY2点からX軸方向に走査させて、基準物40を
高さの基準とした相対測定を行う。なお、走査方向であ
るX座標の原点は高さ基準部32の基準物40のエッジ
とし、磁気ヘッドブロック43Aの長手方向であるY座
標の原点はY1点とし、溝深さ方向であるZ座標の原点
はY1点を走査したときの基準物40の高さとする。
【0049】この場合に、例えば、図6に示すように、
Y1点での基準物40から磁気ヘッドブロック43Aま
での相対高さがZY1で、図7に示すように、Y2点で
の基準器32から磁気ヘッドブロック43Aまでの相対
高さがZY2であったとすると、傾きαと相対高さβ
は、次の(2)式、(3)式のようにして算定すること
ができる。 傾きα=(ZY1ーZY2)/(Y1ーY2) (2) 相対高さβ=ZY1 (3) つまり、被加工物であるブロックの傾きαは、Y1点で
のブロックの高さとY2点での磁気ヘッドブロックの高
さから換算され、相対高さβは基準物40からY1点で
の磁気ヘッドブロックまでの相対高さから換算される。
Y1点での基準物40から磁気ヘッドブロック43Aま
での相対高さがZY1で、図7に示すように、Y2点で
の基準器32から磁気ヘッドブロック43Aまでの相対
高さがZY2であったとすると、傾きαと相対高さβ
は、次の(2)式、(3)式のようにして算定すること
ができる。 傾きα=(ZY1ーZY2)/(Y1ーY2) (2) 相対高さβ=ZY1 (3) つまり、被加工物であるブロックの傾きαは、Y1点で
のブロックの高さとY2点での磁気ヘッドブロックの高
さから換算され、相対高さβは基準物40からY1点で
の磁気ヘッドブロックまでの相対高さから換算される。
【0050】次に、変位計測ヘッド36を走査して磁気
ヘッドブロック43Aの高さを基準物40を基準として
計測し、そのデータをコントローラ53を介して高さ分
析部54に取り込む。
ヘッドブロック43Aの高さを基準物40を基準として
計測し、そのデータをコントローラ53を介して高さ分
析部54に取り込む。
【0051】数値制御データ生成部56は、加工物情報
登録部55から出力された(1)式に示す数式と、高さ
分析部54から得られた高さデータを用いて、当たり幅
規制溝加工位置に対応する加工位置を求める。
登録部55から出力された(1)式に示す数式と、高さ
分析部54から得られた高さデータを用いて、当たり幅
規制溝加工位置に対応する加工位置を求める。
【0052】この場合に、当たり幅規制溝について、所
望の深さを得るためのY座標における任意の溝加工位置
をY3とすると、Y3点での加工面座標値Ziは Zi=α×(Y1ーY3)+β ={(ZY1ーZY2)/(Y1ーY2)}×(Y1ーY3)+ZY1 として求めることができる。
望の深さを得るためのY座標における任意の溝加工位置
をY3とすると、Y3点での加工面座標値Ziは Zi=α×(Y1ーY3)+β ={(ZY1ーZY2)/(Y1ーY2)}×(Y1ーY3)+ZY1 として求めることができる。
【0053】以上は磁気ヘッドブロック43Aに対して
実行したが、これを磁気ヘッドブロック43B、43C
に対しても同様にして実行し、各磁気ヘッドブロックの
溝長手方向座標に対する高さ分布情報である傾きαと相
対高さβがコンピュータ35に取り込まれ、各磁気ヘッ
ドブロックの高さ情報として、コンピュータ35におい
てソフトウエアで構築された数値制御プログラム生成機
能によって、溝深さが一定になる工具経路の数値制御プ
ログラムが自動生成され、数値制御データNDとして出
力する。
実行したが、これを磁気ヘッドブロック43B、43C
に対しても同様にして実行し、各磁気ヘッドブロックの
溝長手方向座標に対する高さ分布情報である傾きαと相
対高さβがコンピュータ35に取り込まれ、各磁気ヘッ
ドブロックの高さ情報として、コンピュータ35におい
てソフトウエアで構築された数値制御プログラム生成機
能によって、溝深さが一定になる工具経路の数値制御プ
ログラムが自動生成され、数値制御データNDとして出
力する。
【0054】このように全ての磁気ヘッドブロック43
A、43B、43Cの全ての位置における溝深さが一定
になる加工工具経路を算出して得られた数値制御データ
NDを数値制御装置38に出力する。
A、43B、43Cの全ての位置における溝深さが一定
になる加工工具経路を算出して得られた数値制御データ
NDを数値制御装置38に出力する。
【0055】この数値制御データNDは数値制御装置3
8に登録され、数値制御情報としてコントローラ34を
介して切削工具37による加工を制御するが、この制御
はコンピュータ35に基づいて実行され、各切削される
べき溝位置における設定された工具経路で切削工具37
と被加工物とが相対移動することによって高い溝深さ精
度の溝加工が実現する。
8に登録され、数値制御情報としてコントローラ34を
介して切削工具37による加工を制御するが、この制御
はコンピュータ35に基づいて実行され、各切削される
べき溝位置における設定された工具経路で切削工具37
と被加工物とが相対移動することによって高い溝深さ精
度の溝加工が実現する。
【0056】図8は、図5に示す機能ブロックの一部を
変更した第2の実施形態を示す機能ブロック図である。
この場合は、数値制御加工機本体50の一部を構成する
数値制御装置38を除去して数値制御加工機本体58と
して構成する。
変更した第2の実施形態を示す機能ブロック図である。
この場合は、数値制御加工機本体50の一部を構成する
数値制御装置38を除去して数値制御加工機本体58と
して構成する。
【0057】さらに、第1の実施形態に係る数値制御デ
ータ生成部56と数値制御装置38とを合体させて数値
制御情報生成部59とすると共に、高さ分析部54と加
工物情報登録部55とのそれぞれの機能を合体して加工
物分析部60とし、これらを含めた工具経路分析装置6
1として構成したものである。従って、機能的には第
1、第2の実施形態は同じである。
ータ生成部56と数値制御装置38とを合体させて数値
制御情報生成部59とすると共に、高さ分析部54と加
工物情報登録部55とのそれぞれの機能を合体して加工
物分析部60とし、これらを含めた工具経路分析装置6
1として構成したものである。従って、機能的には第
1、第2の実施形態は同じである。
【0058】なお、数値制御加工機本体50、58固有
の加工誤差、或いは作業者による人的誤差などによって
系統的誤差が発生することがあるが、このような系統的
誤差を最小化するには、次のように誤差補正をすること
によって達成できる。
の加工誤差、或いは作業者による人的誤差などによって
系統的誤差が発生することがあるが、このような系統的
誤差を最小化するには、次のように誤差補正をすること
によって達成できる。
【0059】まず、被加工物の加工前に形状或いは寸法
確認のためのトライアル加工を行う。この後、高さ分布
計測装置51を用いて数カ所のトライアル加工の形状、
或いは寸法を計測して、要求寸法からの系統的誤差を把
握し、これをコンピュータ35内のメモリに格納する。
確認のためのトライアル加工を行う。この後、高さ分布
計測装置51を用いて数カ所のトライアル加工の形状、
或いは寸法を計測して、要求寸法からの系統的誤差を把
握し、これをコンピュータ35内のメモリに格納する。
【0060】次に、加工物情報登録部55に格納されて
いる加工面プロフアイル情報に対して、コンピュータ内
に格納されている誤差補正プログラムに従ってこの系統
的誤差を補正する。そして、この補正されたデータを用
いることにより系統的誤差が除去された形で所定の溝深
さを得ることができる。
いる加工面プロフアイル情報に対して、コンピュータ内
に格納されている誤差補正プログラムに従ってこの系統
的誤差を補正する。そして、この補正されたデータを用
いることにより系統的誤差が除去された形で所定の溝深
さを得ることができる。
【0061】次に、以上のような本発明の機械加工装置
30によれば、データの数が従来に比べて格段に小さく
なる点について以下に説明する。従来、数値制御加工機
に加工物の高さ情報を登録して工具経路制御をし、溝加
工を行う場合に必要な加工面座標値Ziのデータ数は、
例えば磁気ヘッドブロックの本数が10本で、各磁気ヘ
ッドブロックへの加工されるべき溝数が50本の場合、
そのデータ数は、 データ数=(磁気ヘッドブロック数)×(各磁気ヘッドブロックへの溝数) =10×50 =500(データ) であった。
30によれば、データの数が従来に比べて格段に小さく
なる点について以下に説明する。従来、数値制御加工機
に加工物の高さ情報を登録して工具経路制御をし、溝加
工を行う場合に必要な加工面座標値Ziのデータ数は、
例えば磁気ヘッドブロックの本数が10本で、各磁気ヘ
ッドブロックへの加工されるべき溝数が50本の場合、
そのデータ数は、 データ数=(磁気ヘッドブロック数)×(各磁気ヘッドブロックへの溝数) =10×50 =500(データ) であった。
【0062】しかし、本発明に係る実施態様での加工面
座標値Ziのデータ数は、 データ数=(加工面プロフアイル情報近似式の数)+(各磁気ヘッドブロック の傾き情報の数)+(各磁気ヘッドブロックの基準板からの相対高 さ情報の数) =1+10+10 =21(データ) となる。
座標値Ziのデータ数は、 データ数=(加工面プロフアイル情報近似式の数)+(各磁気ヘッドブロック の傾き情報の数)+(各磁気ヘッドブロックの基準板からの相対高 さ情報の数) =1+10+10 =21(データ) となる。
【0063】このように、本発明に係る実施態様によれ
ば、プロフアイルとして数式を用いることにより大幅に
データ採集数を低減することができ、ひいては情報記憶
装置の記憶容量を低減させることができる。
ば、プロフアイルとして数式を用いることにより大幅に
データ採集数を低減することができ、ひいては情報記憶
装置の記憶容量を低減させることができる。
【0064】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように本発明に
係る機械加工装置によれば、被加工物の基準面からの高
さを計測して出力された高さ分布情報と被加工物の表面
のプロフアイルを数式で近似したプロフアイル情報とを
用いて数値制御データを演算して出力する工具経路分析
手段を用いる構成としたので、数カ所の被加工物の表面
のプロフアイル計測結果を用いて表面全域に亘って所定
の溝深さとなるような工具経路を算定することができ、
それによってタクトタイムを短縮することができると共
に、記憶容量の小さな旧来の数値制御加工機を用いても
高精度の溝加工を可能とすることができ、コスト低減に
大きく寄与することができるという優れた効果を奏す
る。
係る機械加工装置によれば、被加工物の基準面からの高
さを計測して出力された高さ分布情報と被加工物の表面
のプロフアイルを数式で近似したプロフアイル情報とを
用いて数値制御データを演算して出力する工具経路分析
手段を用いる構成としたので、数カ所の被加工物の表面
のプロフアイル計測結果を用いて表面全域に亘って所定
の溝深さとなるような工具経路を算定することができ、
それによってタクトタイムを短縮することができると共
に、記憶容量の小さな旧来の数値制御加工機を用いても
高精度の溝加工を可能とすることができ、コスト低減に
大きく寄与することができるという優れた効果を奏す
る。
【0065】また、本発明に係る機械加工方法によれ
ば、機械加工に使用するハード構成の影響を受けること
なく、所定の数式を用い所定の手順を踏むことにより被
加工物の加工を少ないデータで実行することができるば
かりでなく、人為的或いは機械的に混入される系統誤差
を補正することができ、精度の良い加工をすることがで
きるという優れた効果を奏する。
ば、機械加工に使用するハード構成の影響を受けること
なく、所定の数式を用い所定の手順を踏むことにより被
加工物の加工を少ないデータで実行することができるば
かりでなく、人為的或いは機械的に混入される系統誤差
を補正することができ、精度の良い加工をすることがで
きるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係る第1の実施の形態を示す構成図で
ある。
ある。
【図2】図1における基準部と保持部の詳細を示す斜視
図である。
図である。
【図3】図2における特定の磁気ヘッドブロックの構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】被加工物の一例である磁気ヘッドの構成を示す
一部を拡大して示した斜視図である。
一部を拡大して示した斜視図である。
【図5】第1の実施形態を実行するための機能ブロック
図である。
図である。
【図6】図5における機能を実現するための動作を説明
する第一の説明図である。
する第一の説明図である。
【図7】図5における機能を実現するための動作を説明
する第二の説明図である。
する第二の説明図である。
【図8】本発明に係る第2の実施の形態における機能ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図9】(A)(B)(C)図は、一般的な溝加工を行
う場合の3例の加工装置の例を模式的に示した説明図で
ある。
う場合の3例の加工装置の例を模式的に示した説明図で
ある。
【図10】図9(A)の加工の場合に生じる溝深さのバ
ラツキを示す説明図である。
ラツキを示す説明図である。
【図11】被加工物の表面うねりに追従しない溝加工を
説明する説明図である。
説明する説明図である。
【図12】(A)(B)図は、円柱あるいは円筒に溝加
工を施す場合をそれぞれ示す略図である。
工を施す場合をそれぞれ示す略図である。
【図13】方形溝以外の溝形状の場合を説明する説明図
である。
である。
【図14】表面うねりに追従した溝加工を説明する説明
図である。
図である。
30;機械加工装置、31;テーブル、32;基準部、
33;保持部、34;コントローラ、53;コントロー
ラ、35;コンピュータ、36;変位計測ヘッド、3
7;切削工具、38;数値制御装置、39;基準定盤、
40;基準物、41;固定定盤、42;ブロック定盤、
42A;ブロック定盤、42B;ブロック定盤、42
C;ブロック定盤、43;磁気ヘッドブロック(被加工
物)、43A;磁気ヘッドブロック(被加工物)、43
B;磁気ヘッドブロック(被加工物)、43C;磁気ヘ
ッドブロック(被加工物)、47;当たり幅、48a;
当たり幅規制溝、48b;当たり幅規制溝、49;当た
り幅規制溝の深さ、50;数値制御加工機本体、58;
数値制御加工機本体、51;高さ分布計測装置、52;
工具経路分析装置、61;工具経路分析装置、54;高
さ分析部、55;加工物情報登録部、56;数値制御デ
ータ生成部、59;数値制御情報部、60;加工物分析
部
33;保持部、34;コントローラ、53;コントロー
ラ、35;コンピュータ、36;変位計測ヘッド、3
7;切削工具、38;数値制御装置、39;基準定盤、
40;基準物、41;固定定盤、42;ブロック定盤、
42A;ブロック定盤、42B;ブロック定盤、42
C;ブロック定盤、43;磁気ヘッドブロック(被加工
物)、43A;磁気ヘッドブロック(被加工物)、43
B;磁気ヘッドブロック(被加工物)、43C;磁気ヘ
ッドブロック(被加工物)、47;当たり幅、48a;
当たり幅規制溝、48b;当たり幅規制溝、49;当た
り幅規制溝の深さ、50;数値制御加工機本体、58;
数値制御加工機本体、51;高さ分布計測装置、52;
工具経路分析装置、61;工具経路分析装置、54;高
さ分析部、55;加工物情報登録部、56;数値制御デ
ータ生成部、59;数値制御情報部、60;加工物分析
部
Claims (6)
- 【請求項1】被加工物の表面を工具を用いて加工する機
械加工装置であって、前記被加工物の基準面からの高さ
を計測して出力された高さ分布情報と前記被加工物の表
面のプロフアイルを数式で近似したプロフアイル情報と
を用いて数値制御データを演算して出力する工具経路分
析手段と、前記数値制御データに関連して前記工具によ
る前記被加工物の表面の加工を制御する数値制御加工手
段とを具備することを特徴とする機械加工装置。 - 【請求項2】前記工具経路分析手段は、前記加工物の表
面をサーチして得られる高さデータを用いて前記被加工
物の高さ分布情報を出力する高さ分析部と、前記プロフ
アイル情報が格納された加工物情報登録部と、前記高さ
分布情報と前記プロフアイル情報とを用いて前記数値制
御データを生成する数値制御データ生成部とから成るこ
とを特徴とする請求項1に記載の機械加工装置。 - 【請求項3】前記工具経路分析手段は、前記被加工物の
高さ分布情報と前記プロフアイル情報とを用いて溝深さ
データを出力する加工物分析部と、この溝深さデータを
プログラムに変換して数値制御情報として出力する数値
制御情報生成部とから成ることを特徴とする請求項1に
記載の機械加工装置。 - 【請求項4】前記数式は、前記被加工物の表面プロフア
イルの傾きと基準器からの相対高さをパラメータする1
次方程式で近似することを特徴とする請求項1に記載の
機械加工装置。 - 【請求項5】被加工物の表面を工具を用いて加工する機
械加工方法であって、前記被加工物の基準面からの高さ
を計測して高さ分布情報を得た後、前記被加工物の表面
のプロフアイルを数式で近似したプロフアイル情報を読
み出し、次にこのプロフアイル情報と前記高さ分布情報
とを用いて数値制御データを演算し、この後この数値制
御データに関連して前記工具により前記被加工物の表面
の加工をすることを特徴とする機械加工方法。 - 【請求項6】前記プロフアイル情報は、トライアル加工
後の前記被加工物の形状と寸法を計測して得た値とあら
かじめ設定された要求寸法とから算定した系統的誤差情
報を用いて補正され、全加工面の系統誤差を最小化する
ことを特徴とする請求項5に記載の機械加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11159312A JP2000347714A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 機械加工装置及び機械加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11159312A JP2000347714A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 機械加工装置及び機械加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000347714A true JP2000347714A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15691058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11159312A Pending JP2000347714A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 機械加工装置及び機械加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000347714A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117300175A (zh) * | 2023-08-28 | 2023-12-29 | 大连理工大学 | 一种提升曲面构件车削加工精度的工件预处理方法 |
-
1999
- 1999-06-07 JP JP11159312A patent/JP2000347714A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117300175A (zh) * | 2023-08-28 | 2023-12-29 | 大连理工大学 | 一种提升曲面构件车削加工精度的工件预处理方法 |
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