JP2000347836A - 高次基数除算器およびその方法 - Google Patents

高次基数除算器およびその方法

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JP2000347836A
JP2000347836A JP11158631A JP15863199A JP2000347836A JP 2000347836 A JP2000347836 A JP 2000347836A JP 11158631 A JP11158631 A JP 11158631A JP 15863199 A JP15863199 A JP 15863199A JP 2000347836 A JP2000347836 A JP 2000347836A
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Kouji Hirairi
孝二 平入
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商をkビットずつ求める基数2k の引き戻し
法除算器において、商・剰余判定部の回路規模を削減す
る。 【解決手段】 除数Bの倍数B、2B、3Bと剰余Rと
を比較器311、312、および3入力比較器313で
並行して比較し、1度に商を2ビットずつ求めて基数4
の除算を行う。このとき、3B=(B+2B)≦Rの比
較において3入力比較器313を用い、(B+2B)の
加算を行わずして比較を実現する。また、一回の桁上げ
伝搬でR−(x+y)なる複合加算・減算を同時に行う
3入力加減算器319で新しい剰余Reを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2進数で与えられ
る被除数および除数を用いて除算を行う引き戻し法によ
る除算器に係り、特に、被除数を基数2k において除算
を行うことによって一度にkビットずつ商を求める高次
基数除算器およびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】除算器の方式として引き戻し法が知られ
ている(たとえば文献;「ジョン・L・ヘネシー、デイ
ビット・A・パターソン」、訳者:成田光彰:「コンピ
ュータの構成と設計」[上]、pp.191−199、
日経BP社、1996年4月参照)。
【0003】基数2の引き戻し法は、商を上位ビットか
ら1ビットずつ求めていくものである。この場合、被除
数がNビットあるとき、最低でもN回の演算が必要とな
る。たとえば、被除数が32ビットあるとき、最低でも
32回の演算を行わなくてはならない。
【0004】このように1ビットずつ商を求めていて
は、余りにも演算回数が多くなってしまうため、1回の
演算で求める商のビット数を2ビット以上に増やし、演
算回数を減らす方法がある。これは高次基数(高基数)
の除算と言われる。一度にkビットずつ商を求める場
合、基数2k の除算と言う。たとえば32ビットの被除
数を基数4において除算を行うと、1回の演算では商は
2ビットずつ求められ、最低の演算回数は16にまで減
る。同様に、基数8ならば11回となる。
【0005】以下に、基数2および基数4の引き戻し法
について順を追って詳細に説明する。
【0006】基数2の引き戻し法 ここで、被除数をA、除数をBとする。A、BはNビッ
トの符号付き2進数(2の補数)とする。なお、以降の
説明で出てくるMSBとは2進数の最上位桁を表してお
り、M桁の2進数なら第(M−1)ビットのことを指
す。レジスタ(置数器)は、商の符号を格納する符号
(Sign)レジスタ(1桁)、除数Bを格納するBレジス
タ(N桁)、剰余を格納するRレジスタ(N桁)、商を
格納するQレジスタ(N桁)がある。そして、全てのレ
ジスタは0に初期化されているものとする。
【0007】以下に説明する除算の手順は、第1、第
2、および第3の3つの段階(ステージ)STG1〜S
TG3に分かれる。第1ステージSTG1は準備の段階
であり、第3ステージSTG3は得られた商の符号を補
正する終了段階であり、第2ステージSTG2は除算の
中心的な段階である。各ステージSTG1,STG2,
STG3はレジスタへの代入で終了し、ステージ内の一
連の操作は一周期内に行われる過程である。
【0008】[手順]第1ステージSTG1 (1)被除数A、除数Bの符号ビット(MSB)を参照
し、商の符号をあらかじめ求めてSignレジスタに格納す
る。ここでは、負のときにSign=1とする。 (2)被除数Aの絶対値を求め、Qレジスタに入れる。 (3)除数Bの絶対値を求め、Bレジスタに入れる。
【0009】第2ステージSTG2−1 (1)R−B=diff(N桁)を計算する。 (2)diffが非負の場合(diffのMSBが0のとき)、
剰余から除数を引くことができる。このとき、商判定デ
ータJudge =1、新しい剰余をdiff=R−B=Re(N
桁)とする。一方、diffが負の場合、剰余から除数を引
くことができない。このとき、商判定データJudge =
0、新しい剰余をR=Re(N桁)とする。 (3)ReとQとJudge を結合し、左1ビットシフトを
することによって、次にRレジスタの値NEXT_R、
次のQレジスタの値NEXT_Qを求める。すなわち、 NEXT_R={Reの第N−2桁〜第0桁、Qの第N
−1桁} NEXT_Q={Qの第N−2桁〜第0桁、Judge } (4)NEXT_R、NEXT_QがそれぞれR、Qレ
ジスタに代入される。
【0010】第2ステージSTG2−2 以上の(1)〜(4)の操作が1周期に行われる。これ
をN回繰り返す。
【0011】第3ステージSTG3 (1)R−B=diff(N桁)を計算する。 (2)diffが非負の場合(diffのMSBが0のとき)、
剰余から除数を引くことができる。このとき、商判定デ
ータJudge =1、新しい剰余をdiff=R−B=Re(N
桁)とする。一方、diffが負の場合、剰余から除数を引
くことができない。このとき、商判定データJudge =
0、新しい剰余をR=Re(N桁)とする。 (3)ReとQとJudge を結合し、左1ビットシフトを
することによって、次にRレジスタの値NEXT_R、
次のQレジスタの値NEXT_Qを求める。すなわち、 NEXT_R={Reの第N−2桁〜第0桁、Qの第N
−1桁} NEXT_Q={Qの第N−2桁〜第0桁、Judge } とする。ここまでは第2ステージSTG2と同様であ
る。
【0012】(4)Signレジスタを参照して商の符号を
正し、最終的な商LAST_Qを求める。すなわち、 Sign=1(負の時):LAST_Q=〜NEXT_Q+
1(2の補数を取る)ただし、〜は反転を示す。 Sign=0(非負の時):LAST_Q=NEXT_Q 一方、最終的な剰余はReにある。
【0013】(5)QレジスタにLAST_Qが、Rレ
ジスタにReがそれぞれ代入される。 ここに至って、Qレジスタには商が、Rレジスタには剰
余が示されている。以上で基数2の引き戻し法による除
算が完了する。
【0014】図7は、引き戻し法除算器の一般的な構成
例を示す回路図である。引き戻し除算器は、図7に示す
ように、第1ステージSTG1における商の符号を求め
るための排他的論理和ゲート110、第1ステージST
G1における被除数Aと除数Bの絶対値を求めるための
絶対値化器111、112、第2ステージSTG2の処
理を実現する商・剰余判定部113、第3ステージST
G3の処理を実現するための符号反転器114、セレク
タ115、制御信号CTL103によって操作されるス
テージ選択用セレクタ116〜119、Signレジスタ1
20、Bレジスタ121、Rレジスタ122、およびQ
レジスタ123により構成されている。
【0015】商・剰余判定部113は、前述した手順の
第2ステージSTG2−1を実現するものであって、図
8にその構成例を示す。図8に示すように、商・剰余判
定部113は、上述した第2ステージSTG2−1の
(1)の処理における(R−B)の減算を行う減算器1
31、第2ステージSTG2−1の(2)の処理におけ
る商判定Judge に基づいて、新しい剰余Reを求めるた
めのセレクタ132、第2ステージSTG2−1の
(3)の処理を実現するビット整合部133,134に
より構成されている。
【0016】このような構成を有する引き戻し除算器に
おいては、制御信号CTLを適宜与えることによって、
前述の第1ステージSTG1、第2ステージSTG2、
および第3ステージSTG3の動作の切り替えが行われ
る。
【0017】図9は、この除算器の動作の過程を示す図
である。この例では、77654321h/00000
007hを行った。図9におけるJudge の欄をみると、
商が上位から1ビットずつ求められる過程が分かる。
【0018】基数4の引き戻し法 基数4の場合は、商を2ビットずつ求めて行く点が基数
2の場合と異なる。また、前述した引き戻し法の手順に
おいては第2ステージSTG2−1の部分のみが異な
る。
【0019】[手順]第2ステージ2−1 (1)ビットシフトにより、2B(N+1桁)を求め
る。2B+Bより、3B(N+2桁)を求める。そし
て、 R−3B=diff3(N+2桁) R−2B=diff2(N+1桁) R−B=diff1(N桁) を並列に計算する。
【0020】(2)diff3が非負(第N+1ビットが
0)ならば、新しい余剰をdiff3=R−3B=Re(N
桁、上位2ビット切り捨て)、商判定をJudge =11
(2桁)とする。diff3が負で、diff2が非負(第Nビ
ットが0)ならば、新しい剰余をdiff2=R−2B=R
e(N桁、上位1ビット切り捨て)、商判定をJudge =
10(2桁)とする。diff3が負で、diff2が負で、di
ff1が非負(第N−1ビットが0)ならば、新しい剰余
をdiff1=R−B=Re(N桁)、商判定をJudge =0
1(2桁)とする。diff3、diff2、diff1が全て負な
らば、新しい剰余をR=Re(N桁)、商判定をJudge
=00(2桁)とする。 (3)ReとQとJudge を結合し、左2ビットシフトを
することによって、次のRレジスタの値NEXT_R、
次のQのレジスタの値NEXT_Qを求める。すなわ
ち、 NEXT_R={Reの第N−3桁〜第0桁、Qの第N
−1桁〜第N−2桁} NEXT_Q={Qの第N−3桁〜第0桁、Judge } (4)NEXT_R、NEXT_QがそれぞれR、Qレ
ジスタに代入される。
【0021】図10は、この手順(第2ステージ2−
1)に基づく、基数4の商・剰余判定部の従来の構成を
示す回路図である。この商・剰余判定部113aは、図
10に示すように、第2ステージ2−1の(1)の処理
における、2Bを求めるためのシフタ141、3Bを求
める加算器142、diff3、diff2、diff1を求める減
算器143〜145、第2ステージSTG2−1の
(2)の処理における減算結果の符号ビットに基づい
て、新しい剰余Reを求めるセレクタ146〜148、
商判定を求めるセレクタ149〜151、第2ステージ
STG2−1の(3)の処理を実現するビット整合部1
52,153により構成されている。
【0022】図11は、この除算器の動作の過程を示す
図である。この例においても、前述した基数2の場合と
同様に、77654321h/00000007hを行
った。
【0023】図11から明らかなように、第2ステージ
STG2において商が2ビットずつ求められているた
め、第2ステージSTG2に要する演算回数は16回と
なっている。基数2の場合では32回であった。このよ
うに、高次基数を用いることによって演算回数を減らす
ことができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した図
8の基数2の商・剰余判定部113は、Nビット幅減算
器131が1個、Nビット幅2:1セレクタ132が1
個必要である。一方、図10の基数4の商・剰余判定部
113aは、2B+Bのための(N+1)ビット幅加算
器142が1個、(R−B)のためのNビット幅減算器
145が1個、R−2Bのための(N+1)ビット幅減
算器144が1個、Nビット幅2:1セレクタ146〜
148が3個、2ビット幅2:1セレクタ149〜15
1が3個が必要となる。このように、高次基数除算器に
おいては、基数2の場合と比べて、必要な演算器が著し
く増え、回路規模が増大するという不利益がある。
【0025】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、高次基数における引き戻し法除
算器の商・剰余判定部の回路規模を削減できる高次基数
除算器およびその方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被除数Aを除数Bで基数2k において除
算を行うことによって一度にkビットずつ商を求める高
次基数除算器であって、上記除数Bをビットシフトして
s (sは0を含む非負の整数であって、s≦k)×B
を生成する倍数生成手段と、除数Bと剰余Rとを入力
し、除数Bが剰余Rと等しいかまたは小さいかを判定し
て判定結果を出力する第1の比較器と、上記倍数生成手
段で生成された2s ×Bと剰余Rとを入力し、2s ×B
が剰余Rと等しいかまたは小さいかを判定して判定結果
を出力する少なくとも一つの第2の比較器と、mビット
幅の3つの2進数である、2s ×B、+/−2t (t<
s)×B、および剰余Rを入力とし、その総和をmビッ
ト幅の2つの2進数(Co,S)に変換して出力する
3:2コンプレッサ段と、上記3:2コンプレッサ段か
ら出力される上記2つの2進数(Co,S)に基づいて
上記総和の値が非負であるか否かを判定する非負判定段
とを備えた少なくとも一つの3入力比較器と、上記3入
力比較器、第2の比較器、および第3の比較器の比較結
果に応じて、2s ×Bまたは0のいずれかを選択した第
1出力yと、Bまたは0のいずれかを選択した第2出力
zを得る選択回路と、mビット幅の3つの2進数である
剰余R、上記選択回路による第1出力、および第2出力
を入力とし、一回の桁上げ伝搬で{R−(y+z)}の
複合加算・減算を並列に行って新しい剰余Reを求める
3入力加減算器と、上記3入力比較器、第2の比較器、
および第1の比較器の比較結果に応じて、ビット整合を
行って商Qを決定する整合部とを有する。
【0027】また、本発明では、上記3入力比較器の上
記3:2コンプレッサ段は、2つの2進数2s ×B、+
/−2t (t<s)×Bをそのままビット毎に入力する
とともに、1つの2進数Rをビット毎の否定をとって入
力するmビット幅の3:2コンプレッサを有する。
【0028】また、本発明では、上記3入力比較器の非
負判定段は、m個の対をなす0からm-1 の入力Aおよび
入力B、並びにキャリーイン入力Cinを有し、上記
3:2コンプレッサ段の第0桁のS出力をキャリーイン
入力Cinの入力とし、第0桁から第m−1桁の対応す
るCo出力をそれぞれB0〜Bm-1 の入力とし、第i
(i<m)桁のS出力を(i−1)のA入力とするとも
に、m−1桁のS出力をAm-1 の入力とするm桁加算器
からなり、上記3入力比較器は上記加算器の和出力の第
m−1桁SUMm-1 を判定出力とする。
【0029】また、本発明では、上記m桁加算器は、そ
の和出力の第m−1桁SUMm-1 の生成にかかわる論理
ゲートのみによって構成されている。
【0030】また、本発明では、上記3入力加減算器
は、mビット幅の3つの2進数である、その総和をmビ
ット幅の2つの2進数(Co,S)に変換して出力する
3:2コンプレッサ段と、上記3:2コンプレッサ段か
ら出力される上記2つの2進数(Co,S)に基づい各
桁の和を求めて出力するm桁加算器とを有する。
【0031】また、本発明では、上記3入力加減算器の
上記3:2コンプレッサ段は、1つの2進数Rをそのま
まビット毎に入力するとともに、2つの2進数y,zを
ビット毎の否定をとって入力するmビット幅の3:2コ
ンプレッサを有する。
【0032】また、本発明では、上記3入力加減算器の
m桁加算器は、m個の対をなす0からm-1 の入力Aおよ
び入力B、並びにキャリーイン入力Cinを有し、論理
「1」キャリーイン入力Cinの入力とし、第0桁から
第m−1桁の対応するCo出力をそれぞれB0〜Bm-1
の入力とし、第i(i<m)桁のS出力を(i−1)の
A入力とするともに、m−1桁のS出力をAm-1 の入力
とし、上記3入力加減算器は上記m桁加算器の各和出力
のSUM0 からSUMm-1 、並びに3:2コンプレッサ
の第0桁のS出力を加減算の結果出力とする。
【0033】また、本発明では、上記選択回路は、上記
第1の比較器の判定結果に応じてkビットの異なる第1
および第2の判定データのいずれかを選択する第1のセ
レクタと、上記第2の比較器の判定結果に応じてkビッ
トのさらに異なる第3の判定データと上記第1のセレク
タで選択された第1または第2の判定データのいずれか
を選択する第2のセレクタと、上記3入力比較器の判定
結果に応じてkビットのさらに異なる第4の判定データ
と上記第2のセレクタで選択された第1または第2また
は第3の判定データのいずれかを選択し、商判定データ
として上記整合部に出力する第3のセレクタと、上記商
判定データの上位ビットに基づいて2s×Bまたは0の
いずれかを選択して上記第1出力yを選択する第4のセ
レクタと、上記商判定データの下位ビットに基づいてB
または0のいずれかを選択して上記第2出力zを選択す
る第5のセレクタとを有する。
【0034】また、本発明では、上記選択回路は、上記
3入力比較器において(B+2B)がRに等しいかまた
は小さいという判定結果を得た場合には、上記第2およ
び第1の比較器の判定結果にかかわらず、第4の判定デ
ータを商判定データとして選択し、3入力比較器におい
て(B+2B)がRより大きいという判定結果を得た場
合であって、上記第2の比較器において2s ×Bが剰余
Rと等しいかまたは小さいという判定結果を得た場合に
は、上記第1の比較器の判定結果にかかわらず、第3の
判定データを商判定データとして選択し、上記第2の比
較器において2s ×Bが剰余Rより大きいという判定結
果を得た場合には、第1または第2の判定データを商判
定データとして選択する。
【0035】また、本発明は、被除数Aを除数Bで基数
4において除算を行うことによって一度にkビットずつ
商を求める高次基数除算器であって、上記除数Bをビッ
トシフトして2Bを生成する倍数生成手段と、除数Bと
剰余Rとを入力し、除数Bが剰余Rと等しいかまたは小
さいかを判定して判定結果を出力する第1の比較器と、
上記倍数生成手段で生成された2Bと剰余Rとを入力
し、2Bが剰余Rと等しいかまたは小さいかを判定して
判定結果を出力する第2の比較器と、mビット幅の3つ
の2進数である、2B、B、および剰余Rを入力とし、
その総和をmビット幅の2つの2進数(Co,S)に変
換して出力する3:2コンプレッサ段と、上記3:2コ
ンプレッサ段から出力される上記2つの2進数(Co,
S)に基づいて上記総和の値が非負であるか否かを判定
する非負判定段とを備えた3入力比較器と、上記3入力
比較器、第2の比較器、および第3の比較器の比較結果
に応じて、2Bまたは0のいずれかを選択した第1出力
yと、Bまたは0のいずれかを選択した第2出力zを得
る選択回路と、mビット幅の3つの2進数である剰余
R、上記選択回路による第1出力y、および第2出力z
を入力とし、一回の桁上げ伝搬で{R−(y+z)}の
複合加算・減算を並列に行って新しい剰余Reを求める
3入力加減算器と、上記3入力比較器、第2の比較器、
および第1の比較器の比較結果に応じて、ビット整合を
行って商Qを決定する整合部とを有する。
【0036】また、本発明は、被除数Aを除数Bで基数
k において除算を行うことによって一度にkビットず
つ商を求める高次基数除算方法であって、上記除数Bを
ビットシフトして2s (sは0を含む非負の整数であっ
て、s≦k)×Bを生成するステップと、除数Bと剰余
Rとを比較して、除数Bが剰余Rに等しいかまたは小さ
いかを判定する第1の比較ステップと、2s ×Bと剰余
Rとを比較し、2s ×Bが剰余Rと等しいかまたは小さ
いかを判定する第2の比較ステップと、mビット幅の3
つの2進数である、2s ×B、+/−2t (t<s)×
B、および剰余Rをの総和をmビット幅の2つの2進数
(Co,S)に変換し、上記2つの2進数(Co,S)
に基づいて上記総和の値が非負であるか否かを判定する
第3の比較ステップと、上記第3、第2、および第1の
比較ステップの比較結果に応じて、2s ×Bまたは0の
いずれかを選択したyと、Bまたは0のいずれかを選択
したzを得るステップと、一回の桁上げ伝搬で{R−
(y+z)}の複合加算・減算を並列に行って新しい剰
余Reを求めるステップと、上記第3、第2、および第
1の比較ステップの比較結果に応じて、ビット整合を行
って商Qを決定するステップとを有し、上記第1の比較
ステップ、第2の比較ステップ、および第3の比較ステ
ップを並行して行う。
【0037】本発明によれば、倍数生成手段において、
除数Bがビットシフトされて2s (sは0を含む非負の
整数であって、s≦k)×Bが生成され、第2の比較器
および3入力比較器に供給される。そして、第1の比較
器、第2の比較器、および3入力比較器において、以下
の比較動作が並行して行われる。第1の比較器では、除
数Bと剰余Rとが入力され、除数Bが剰余Rと等しいか
または小さいかが判定され、判定結果が選択回路に出力
される。第2の比較器では、倍数生成手段で生成された
s ×Bと剰余Rとが入力され、2s ×Bが剰余Rと等
しいかまたは小さいかが判定され、判定結果が選択回路
に出力される。3入力比較器では、mビット幅の3つの
2進数である、2s ×B、+/−2t(t<s)×B、
および剰余Rが入力され、3:2コンプレッサ段でその
総和をmビット幅の2つの2進数(Co,S)に変換さ
れ、非負判定段で3:2コンプレッサ段から出力される
2つの2進数(Co,S)に基づいて総和の値が非負で
あるか否かが判定され、判定結果が選択回路に出力され
る。選択回路では、3入力比較器、第2の比較器、およ
び第1の比較器の比較結果に応じて、2s ×Bまたは0
のいずれかが選択されて第1出力yが得られ、Bまたは
0のいずれかが選択されて第2出力zが得られ、3入力
加減算器に供給される。3入力加減算器においては、一
回の桁上げ伝搬で{R−(y+z)}の複合加算・減算
が並列に行われて新しい剰余Reが求められる。そし
て、整合部において、3入力比較器、第2の比較器、お
よび第1の比較器の比較結果に応じて、ビット整合が行
われ商Qが決定される。
【0038】また、3入力比較器におけるいわゆる倍数
比較方法としては、たとえば倍数生成手段で生成される
+/−B、+/−2B、+/−4B、+/−8B、+/
−16Bのような+/−2s 倍の数をもとにして、以下
の例のようにして用いることができる。 3B=(B+2B)≦R 5B=(B+4B)≦R 6B=(2B+4B)≦R 7B=(−B+8B)≦R 9B=(B+8B)≦R 10B=(2B+8B)≦R 12B=(4B+8B)≦R 14B=(−2B+16B)≦R 15B=(−1B+16B)≦R 17B=(B+16B)≦R 18B=(2B+16B)≦R 20B=(4B+16B)≦R 24B=(8B+16B)≦R
【0039】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る高次基数除算
器の一実施形態を示す回路図である。
【0040】本高次基数除算器200は、図1に示すよ
うに、第1ステージSTG1における商の符号を求める
ための排他的論理和ゲート210、第1ステージSTG
1における被除数Aと除数Bの絶対値を求めるための絶
対値化器211、212、第2ステージSTG2の処理
を実現する商・剰余判定部213、第3ステージSTG
3の処理を実現するための符号反転器214、セレクタ
215、制御信号CTLによって操作されるステージ選
択用セレクタ216〜219、Sign(符号)レジスタ2
20、B(除数)レジスタ221、R(剰余)レジスタ
222、およびQ(商)レジスタ223により構成され
ている。
【0041】図1に示す高次基数除算器200のブロッ
ク構成としては、図7と同様であり、商・剰余判定部2
13の具体的な構成が異なる。処理的には、第1ステー
ジSRG1および第3ステージSTG3は図7および図
8に関連付けて説明した処理と実質的に同様であり、第
2ステージSTG2、さらに具体的にはSTG2−1の
処理が従来と異なる。したがって、以下に、商・剰余判
定部213の構成および機能を中心に、図面に関連付け
ながら説明する。
【0042】図2は本発明の特徴部である図1における
商・剰余判定部213の具体的な構成例を示す回路図で
ある。商・剰余判定部213は、図2に示すように、倍
数生成手段としてのシフタ310、B≦R用のN桁比較
器311、2B≦R用の(N+1)桁比較器312、3
B≦R用の(N+1)桁3入力比較器313、商判定の
2桁2:1セレクタ(第1〜第3のセレクタ)314〜
316、y、zのための(N+1)桁2:1セレクタ
(第4、第5のセレクタ)317、318、新しい剰余
Reを求める(N+1)桁の3入力加減算器319、お
よびビット整合部320,321により構成されてい
る。
【0043】シフタ310は、Bレジスタ221に格納
された除数Bを1ビットシフトして2Bを生成し、比較
器312、および3入力比較器313に供給する。
【0044】N桁比較器311は、入力端子inにBレ
ジスタ221に格納された除数Bを入力し、入力端子r
efにRレジスタ222に格納された剰余Rを入力し
て、除数Bが剰余Rに等しいか、または小さいかを判定
し、判定結果を信号S311としてセレクタ314の制
御端子に出力する。具体的には、除数Bが剰余Rに等し
いか、または小さい場合、すなわち肯定的な判定結果の
場合には信号S311を論理「1」(cmp_b1=
1)で出力し、否定的な判定結果の場合には信号S31
1を論理「0」(cmp_b1=0)で出力する。
【0045】(N+1)桁比較器312は、入力端子i
nにシフタ310による2Bを入力し、入力端子ref
にRレジスタ222に格納された剰余Rを入力して、2
Bが剰余Rに等しいか、または小さいかを判定し、判定
結果を信号S312としてセレクタ315の制御端子に
出力する。具体的には、除数Bの倍数2Bが剰余Rに等
しいか、または小さい場合、すなわち肯定的な判定結果
の場合には信号S312を論理「1」(cmp_b2=
1)で出力し、否定的な判定結果の場合には信号S31
2を論理「0」(cmp_b2=0)で出力する。
【0046】(N+1)桁3入力比較器313は、入力
端子in1にシフタ310による2Bを入力し、入力端
子in2にBレジスタ221に格納された除数Bを入力
し、入力端子refにRレジスタ222に格納された剰
余Rを入力して、入力端子in1に入力された2Bと入
力端子in2に入力されたBとの和を求めることなく
(2B+B)と剰余Rとの比較を行い、(2B+B)が
剰余Rに等しいか、または小さいかを判定し、判定結果
を信号S313としてセレクタ316の制御端子に出力
する。具体的には、3Bが剰余Rに等しいか、または小
さい場合、すなわち肯定的な判定結果の場合には信号S
313を論理「1」(cmp_b3=1)で出力し、否
定的な判定結果の場合には信号S313を論理「0」
(cmp_b3=0)で出力する。
【0047】以下に、3入力比較器313の原理につい
て説明する。ここでX、Y、Zは符号つきM桁2進数で
ある。
【0048】(原理) 判定する不等式(X+Y)≦Zを (X+Y)−Z≦0 と変形する。これにより、不等式の評価は左辺式の符号
(負・非負)を評価する問題に帰着される。
【0049】−Zを2の補数として変形すると、 左辺(X+Y)−Z=X+Y+〜Z+1 となる。ただし、〜は反転を示す。さらに、 X+Y+〜Z+1≦0 X+Y+〜Z ≦−1<0 と変形すると、(X+Y+〜Z)の加算結果の符号ビッ
トが不等式の真理値を表すようにできる。
【0050】3:2コンプレッサ(Compressor)によ
り、 X+Y+〜Z=2*Co+S と表すことのできるM桁の2進数Co,Sを求める。こ
こで(2*Co)の第0桁は常に0であることに注目す
ると、 Coの第M−1桁〜第0桁 +{Sの第M−1桁、Sの第M−1桁〜第1桁}(符号
拡張)+Sの第0桁 と変形でき、桁上げ入力つきM桁加算器で計算できる。
【0051】いま必要なのは、加算結果の符号ビットで
あり、それ以外のビットは求める必要が無い。したがっ
て、符号ビット(和の第M−1桁)の生成に関わらない
論理回路を削減した加算器を用いることができる。
【0052】図3は、本発明に係るm桁3入力比較器の
具体的な構成例を示す回路図である。この3入力比較器
313は、Zを〜ZにするためのNOTゲート410〜
41m-1 、3:2コンプレッサ420、および非負判定
段としての加算器430により構成されている。
【0053】3:2コンプレッサ420は、全加算器
(Full Adder)FA0〜FAm-1 を桁数分並べたもので
ある。各全加算器FA0〜FAm-1 の入力端子Aにそれ
ぞれ対応するX(0〜m−1;図2では2B)が入力さ
れ、入力端子Bにそれぞれ対応するY(0〜m−1;図
2ではB)が入力され、入力端子CiにそれぞれNOT
ゲート410〜41m-1 で反転された〜Z(0〜m−
1;図2ではR)が入力される。
【0054】加算器430は、m桁キャリーイン(Carr
y In)あり加算器であり、和の最上位ビット(SUMm
−1)の生成にかかわらない論理ゲートを削除したもの
である。加算器430の入力端子Cinが全加算器FA
0の端子Sに接続されている。入力端子B0が全加算器
FA0の端子Coに接続され、端子A0が全加算器FA
1の端子Sに接続されている。同様に、入力端子Bi-1
が全加算器FAi-1 の端子Coに接続され、入力端子A
i-1 が全加算器FAiの端子Sに接続され、入力端子B
iが全加算器FAiの端子Coに接続されている。さら
に、入力端子Bm-2 が全加算器FAm-2 の端子Coに接
続され、入力端子Am-2 およびAm-1 が全加算器FAm-
1 の端子Sに接続され、入力端子Bm-1 が全加算器FA
m-1 の端子Coに接続されている。
【0055】なお、図3に示すm桁3入力比較器は、不
等式(X+Y)≦Zに対応したものであり、基数4の除
算を行う場合は十分に対応できる。ただし、基数8の場
合には、7Bと剰余との比較を行う必要があるが、以下
に示すように、8BからBを減じることにより7Bを求
めることになる。したがって、図3の回路では、これに
対応することができず、不等式(X+Y)≦Zではな
く、不等式(X−Y)≦Zに対応した回路を用いる必要
がある。 B 2B 3B= B+2B 4B 5B= B+4B 6B=2B+4B 7B=8B− B
【0056】図4は、この不等式(X−Y)≦Zに対応
したm桁3入力比較器の具体的な構成例を示す回路図で
ある。このm桁3入力比較器313Aが図3の比較器3
13と異なる点は、Zを〜ZにするためのNOTゲート
410〜41m-1 を構成する代わりに、Xを〜Xにする
ためのNOTゲート41A0〜41Am-1 を設けたこと
にある。その他の構成は、図3の回路と同様であり、詳
細な接続形態についての説明はここでは省略する。以下
に、この(X−Y)≦Z型の3入力比較器の原理につい
て説明する。
【0057】判定する不等式(X−Y)≦Zを Z+Y−X≧0 と変形する。これにより、不等式の評価は左辺式の符号
(負・非負)を評価する問題に帰着される。−Xを2の
補数として変形すると、 Z+Y+〜X+1≧0 これは、図4に示すように、3:2コンプレッサと加算
器を組み合わせることによって実現できる。
【0058】セレクタ314は、制御端子に比較器31
1の出力信号S311を論理「1」で受けた場合には、
2ビットの第1の判定データ「01」を選択して出力
し、論理「0」で受けた場合には2ビットの第2の判定
データ「00」を選択して出力する。
【0059】セレクタ315は、制御端子に比較器31
2の出力信号S312を論理「1」で受けた場合には、
2ビットの第3の判定データ「10」を選択して出力
し、論理「0」で受けた場合には、セレクタ314から
選択的に出力された2ビットの第1または第2の判定デ
ータ「01」または「00」を選択して出力する。
【0060】セレクタ316は、制御端子に比較器31
3の出力信号S313を論理「1」で受けた場合には、
2ビットの第4の判定データ「11」を選択して出力
し、論理「0」で受けた場合には、セレクタ315から
選択的に出力された2ビットの第3または第2または第
1の判定データ「10」または「01」または「00」
を選択し、商判定データjudge としてビット整合部32
1に出力するとともに、商判定データjudge の上位1ビ
ットをセレクタ317の制御端子に出力し、下位1ビッ
トをセレクタ318の制御端子に出力する。
【0061】セレクタ316の出力である商判定データ
は、3入力比較器313の出力信号S313が論理
「1」(cmp b3=1)の場合には、比較器311
および312の比較結果にかかわらず「11」となる。
3入力比較器313の出力信号S313が論理「0」
(cmp b3=0)の場合であって、比較器312の
出力信号S312が論理「1」(cmp b2=1)の
場合には、商判定データjudge は、比較器311の比較
結果にかかわらず「10」となる。3入力比較器313
の出力信号S313が論理「0」(cmp b3=
0)、比較器312の出力信号S312も論理「0」
(cmp b2=0)の場合であって、比較器311の
出力信号S311が論理「1」(cmp b1=1)の
場合には、商判定データjudge は、「01」となる。全
ての比較器311〜313の出力信号S311〜S31
3が論理「0」(cmp b3=0、cmp b2=
0、cmp b1=0)の場合には、商判定データjudg
e は、「00」となる。
【0062】セレクタ317は、制御端子にセレクタ3
16による判定データjudge の上位1ビットデータを論
理「1」で受けた場合には、シフタ310で生成された
除数Bの倍数2Bを選択し、論理「0」で受けた場合に
は、0データを3入力加減算器319の入力端子yに入
力させる。
【0063】セレクタ318は、制御端子にセレクタ3
16による判定データjudge の下位1ビットデータを論
理「1」で受けた場合には、Bレジスタ221に格納さ
れた除数Bを選択し、論理「0」で受けた場合には、0
データを3入力加減算器319の入力端子zに入力させ
る。
【0064】結局、3入力加減算器319の入力端子y
およびzには、商判定データjudgeの内容に応じて以下
のようなデータが入力される。 Judge =11なら、y=2B、z=B Judge =10なら、y=2B、z=0 Judge =01なら、y=0、z=B Judge =00なら、y=0、z=0
【0065】3入力加減算器319は、入力端子xにR
レジスタ222に格納された剰余Rを入力し、かつ上述
したように入力端子yにセレクタ317から選択的に出
力される除数Bの倍数2Bまたは0を入力し、入力端子
zにセレクタ318から選択的に出力される除数Bまた
は0を入力し、式{x−(y+z)}に基づいて、新し
い剰余R−(y+z)=Re(N桁)を求める。
【0066】なお、この3入力加減算器319は、一回
の桁上げ伝搬で加算・減算を同時に行うものである。以
下に、3入力加減算器319の原理について説明する。
ここでX、Y、Zは符号つきM桁2進数である。2の補
数の変形を用いて となる。10bは2ビットの2進数である。
【0067】X+〜Y+〜Z=2*Co+S と表することのできるM桁の2進数Co、Sを求める。
ここでSの内容をSm−1、…、S1、S0、Coの内
容をCm−1、…、C1、C0、と表すと次のような加
算となる。
【0068】 Sm−1 Sm−1 Sm−2 … S2 S1 S0 Cm−1 Cm−2 Cm−3 … C1 C0 0 +) 1 0
【0069】ここで、{Sm−1、Sm−1、Sm−
2、…、S2、S1}をS’とおき、 S’+Co+1 を桁上げ入力つきM桁加算器で計算し、その結果をSU
Mとおく。
【0070】最終的な結果X−(Y+Z)は {SUM、S0} というビット連結で得られる。
【0071】図5は、本発明に係るm桁3入力加減算器
の具体的な構成例を示す回路図である。この3入力加減
算器比319は、Yを〜YにするためのNOTゲート5
10〜51m-1 、Zを〜ZにするためのNOTゲート5
20〜52m-1 、3:2コンプレッサ530、および加
算器540により構成されている。
【0072】3:2コンプレッサ530は、3入力比較
器313の場合と同様に、全加算器(Full Adder)FA
0〜FAm-1 を桁数分並べたものである。各全加算器F
A0〜FAm-1 の入力端子Aにそれぞれ対応するX(0
〜m−1;図2では2B)が入力され、入力端子Bにそ
れぞれNOTゲート510〜51m-1 で反転された〜Y
(0〜m−1;図2ではセレクタ317の出力の反転信
号)が入力され、入力端子CiにそれぞれNOTゲート
520〜52m-1 で反転された〜Z(0〜m−1;図2
ではセレクタ318の出力の反転信号)が入力される。
【0073】加算器540は、m桁キャリーイン(Carr
y In)ありでキャリアウト(CarryOut )が無い加算器
である。加算器540の入力端子Cinには常に論理
「1」データが供給される。そして、入力端子B0が全
加算器FA0の端子Coに接続され、端子A0が全加算
器FA1の端子Sに接続されている。同様に、入力端子
Bi-1 が全加算器FAi-1 の端子Coに接続され、入力
端子Ai-1 が全加算器FAiの端子Sに接続され、入力
端子Biが全加算器FAiの端子Coに接続されてい
る。さらに、入力端子Bm-2 が全加算器FAm-2 の端子
Coに接続され、入力端子Am-2 およびAm-1 が全加算
器FAm-1 の端子Sに接続され、入力端子Bm-1 が全加
算器FAm-1 の端子Coに接続されている。
【0074】そして、加算器540からm個の出力SU
M0〜SUMm-1 を出力し、これが新しい剰余Reとし
てセレクタ218に供給される。また、3:2コンプレ
ッサ530の全加算器FA0の端子Sの出力がそのまま
3入力加減算器319の出力信号として用いられる。
【0075】ビット整合部320は、3入力加減算器3
19による新しい剰余ReおよびQレジスタ223に格
納された商Qを入力して、左2ビットシフトをすること
によって、次のRレジスタの値NEXT_Rを生成し、
セレクタ218に出力する。
【0076】ビット整合部321は、Qレジスタ223
に格納された商Qおよびセレクタ316による商判定デ
ータjudge を入力して、左2ビットシフトをすることに
よって、、次のQレジスタの値NEXT_Qを求め、セ
レクタ219、符号反転回路214、およびセレクタ2
15に出力する。
【0077】次に、上記構成による動作を説明する。
【0078】第1ステージSTG1 (1)排他的論理和ゲート210において被除数A、除
数Bの符号ビット(MSB)が参照され、商の符号があ
らかじめ求められて、セレクタ216を介してSignレジ
スタ220に格納される。たとえば、商の符号が負のと
きにSign=1になる。 (2)被除数Aの絶対値が絶対値化器211で求めら
れ、セレクタ219を介してQレジスタ223に格納さ
れる。 (3)同様に、除数Bの絶対値が絶対値化器212で求
められ、セレクタ217を介してBレジスタ221に格
納される。Rレジスタ222に格納されている剰余R、
Bレジスタ221に格納されている除数B、およびQレ
ジスタ223に格納されている商Qが商・剰余判定部2
13に供給される。
【0079】商・剰余判定部213においては、Bレジ
スタ221に格納された除数Bがシフタ310、比較器
311の入力端子inおよび3入力比較器313の入力
端子in2に供給され、Rレジスタ222に格納された
剰余Rが各比較器311〜313の入力端子refおよ
び3入力加減算器319の入力端子xに供給され、Qレ
ジスタ223に格納された商Qがビット整合部321に
供給される。そして、商・剰余判定部213では、第2
ステージSTG2−1の処理が行われる。
【0080】第2ステージSTG2−1 (1)シフタ310において、Bレジスタ221に格納
された除数Bが1ビットシフトされて2B(N+1桁)
が生成され、比較器312の入力端子in、および3入
力比較器313の入力端子in1に供給される。そし
て、比較器311,312および3入力比較器313に
おいて、以下の比較動作が並列的に行われる。
【0081】N桁比較器311では、入力端子inに供
給された除数Bが、入力端子refに供給された剰余R
に等しいか、または小さいかが判定される。判定の結
果、除数Bが剰余Rに等しいか、または小さい場合(肯
定的な判定結果の場合)には信号S311が論理「1」
(cmp_b1=1)で、否定的な判定結果の場合には
信号S311が論理「0」(cmp_b1=0)でセレ
クタ314の制御端子に出力される。
【0082】(N+1)桁比較器312では、入力端子
inに供給された2Bが、入力端子refに供給された
剰余Rに等しいか、または小さいかが判定される。判定
の結果、除数Bの倍数2Bが剰余Rに等しいか、または
小さい場合(肯定的な判定結果の場合)には信号S31
2が論理「1」(cmp_b2=1)で、否定的な判定
結果の場合には信号S312あ論理「0」(cmp_b
2=0)でセレクタ315の制御端子に出力される。
【0083】(N+1)桁3入力比較器313において
は、入力端子in1に供給された2Bと入力端子in2
に供給された除数Bの和を求めることなく(2B+B)
と入力端子refに供給された剰余Rとの比較が行が行
われ、(2B+B)が剰余Rに等しいか、または小さい
かが判定される。判定に結果、3Bが剰余Rに等しい
か、または小さい場合(肯定的な判定結果の場合)には
信号S313が論理「1」(cmp_b3=1)で、否
定的な判定結果の場合には信号S313が論理「0」
(cmp_b3=0)でセレクタ316の制御端子に出
力される。
【0084】(2)セレクタ314では、制御端子に比
較器311の出力信号S311を論理「1」で受けた場
合には、2ビットの判定データ「01」が選択され、論
理「0」で受けた場合には2ビットの判定データ「0
0」が選択されて出力される。セレクタ315では、制
御端子に比較器312の出力信号S312を論理「1」
で受けた場合には、2ビットの判定データ「10」が選
択され、論理「0」で受けた場合には、セレクタ314
から選択的に出力された2ビットの判定データ「01」
または「00」が選択されて出力される。また、セレク
タ316では、制御端子に比較器313の出力信号S3
13を論理「1」で受けた場合には、2ビットの判定デ
ータ「11」が選択され、論理「0」で受けた場合に
は、セレクタ315から選択的に出力された2ビットの
判定データ「10」または「01」または「00」が選
択されて、商判定データjudge としてビット整合部32
1に出力される。また、商判定データjudge の上位1ビ
ットがセレクタ317の制御端子に入力され、下位1ビ
ットをセレクタ318の制御端子に入力される。
【0085】そして、商判定データjudge が「11」の
場合、セレクタ317および318の制御端子へのデー
タは「11」であることから、セレクタ317によりシ
フタ310の出力である2Bが選択されて3入力加減算
器319の入力端子yに入力され、セレクタ318によ
りBレジスタ221に格納された除数Bが選択されて3
入力加減算器319の入力端子zに入力される。商判定
データjudge が「10」の場合、セレクタ317および
318の制御端子へのデータは「10」であることか
ら、セレクタ317によりシフタ310の出力である2
Bが選択されて3入力加減算器319の入力端子yに入
力され、セレクタ318により0が選択されて3入力加
減算器319の入力端子zに入力される。商判定データ
judge が「01」の場合、セレクタ317および318
の制御端子へのデータは「01」であることから、セレ
クタ317により0が選択されて3入力加減算器319
の入力端子yに入力され、セレクタ318によりBレジ
スタ221に格納された除数Bが選択されて3入力加減
算器319の入力端子zに入力される。商判定データju
dge が「00」の場合、セレクタ317および318の
制御端子へのデータは「01」であることから、セレク
タ317により0が選択されて3入力加減算器319の
入力端子yに入力され、セレクタ318により0が選択
されて3入力加減算器319の入力端子zに入力され
る。
【0086】結局、3入力加減算器319の入力端子y
およびzには、商判定データjudgeの内容に応じて以下
のようなデータが入力される。 Judge =11なら、y=2B、z=B Judge =10なら、y=2B、z=0 Judge =01なら、y=0、z=B Judge =00なら、y=0、z=0
【0087】3入力加減算器319においては、入力端
子xに入力されたRレジスタ222に格納された剰余
R、上述したように入力端子yに入力されたセレクタ3
17から選択的に出力される除数Bの倍数2Bまたは
0、および入力端子zに入力されたセレクタ318から
選択的に出力される除数Bまたは0を用いて、式{x−
(y+z)}に基づき新しい剰余R−(y+z)=Re
(N桁)が求められる。このとき、3入力加減算器31
9では、一回の桁上げ伝搬で加算・減算が並列に行われ
る。
【0088】第3ステージSTG3 (1)ビット整合部320において、3入力加減算器3
19による新しい剰余ReおよびQレジスタ223に格
納された商Qが入力されて、左2ビットシフトされる。
これにより、次のRレジスタの値NEXT_Rが生成さ
れる。また、ビット整合部321において、Qレジスタ
223に格納された商Qおよびセレクタ316による商
判定データjudge が入力されて、左2ビットシフトされ
る。これにより、次のQレジスタの値NEXT_Qが求
められる。すなわち、 NEXT_R={Reの第N−3桁〜第0桁、Qの第N
−1桁〜第N−2} NEXT_Q={Qの第N−3桁〜第0桁、Judge }
【0089】(2)Signレジスタ220に格納された符
号を参照して符号反転回路215およびセレクタ215
により商の符号が修正されて、最終的な商LAST
が求められる。すなわち、 Sign=1(負の時):LAST Q=〜NEXT_Q+
1(2の補数をとる)ただし、〜反転を示す。 Sign=0(非負の時):LAST Q=〜NEXT_Q (3)そして、NEXT_R、NEXT_Qがそれぞれ
Rレジスタ222、Qレジスタ223に代入される。
【0090】図6は、本実施形態に係る除算器の動作過
程を示す図である。図6に示すように、本実施形態に係
る除算器200によれは、従来の技術に基づく基数4の
除算と同様な過程(図11)で、正しい答えが求められ
ていることが分かる。
【0091】また、本実施形態に係る図2に示す基数4
の除算器200の商・剰余判定部213は、図10に示
す基数4の商・剰余判定部113に対して、その論理回
路規模において削減されている。以下に、本商・剰余判
定部213の回路規模が、図10に示す基数4の商・剰
余判定部113の回路規模により削減されていることを
証明する。なお、以下に出てくるADDn+1 やCMPn+
1 なる記号はその演算器のゲート数を表している。
【0092】<証明> (仮定)従来技術の場合、 2B+Bのための(N+1)桁幅加算器 … ADDn+1 × 1個、 R−BのためのN桁幅減算器 … SUBn × 1個、 R−2Bのための(N+1)桁幅減算器 … SUBn+1 × 1個、 R−3Bのための(N+2)桁幅減算器 … SUBn+2 × 1個、 N桁幅2:1セレクタ … SELn × 3個、 2桁幅2:1セレクタ … SEL2 × 3個、 この合計をJとする。
【0093】本発明の場合、 (N+1)桁比較器 … CMPn+1 × 1個、 N桁比較器 … CMPn × 1個、 (N+2)桁3入力比較器 … TCMPn+1 × 1個、 (N+1)桁の2:1セレクタ … SELn+1 × 2個、 2桁の2:1セレクタ … SEL2 × 3個、 (N+1)桁の3入力加減算器 … TADDn+1 × 1個、 この合計をKとする。
【0094】(1)まず最初にセレクタの規模について
考える。 J=J’+3・SELn +3・SEL2 K=K’+2・SELn+1 +3・SEL2 ただし、 J’=ADDn+1 +SUBn +SUBn+1 +SUBn+2 K’=TADDn+1 +CMPn +CMPn+1 +TCMP
n+1 とおく。一般に、nが3以上では SELn ×3>SELn+1 ×2 である。したがって、J’>=K’を証明すれば、nが
3以上の場合についてJ>Kを言うことができる。以降
ではJ’、K’の大小関係について調べていく。
【0095】(2)一般に、比較器とは2つの数の減算
結果の符号ビットを出力するものであり、その実態は、
減算器出力の最上位ビットの生成にかかわらない論理を
削減したものに他ならない。減算器の構成方法にもよる
が、桁上げ先見減算器では、次式で示す関係が成り立
つ。 CMPn /SUBn =0.4〜0.5 (2−1)式
【0096】また、一般にn桁の桁上げ先見加算器や、
桁上げ先見減算器のゲート数は n・{(log n)+2} (log の底は2) に比例し、加算器と減算器とではゲート数に大きな違い
はない。したがって、比例定数をkとして ADDn 、SUBn =k×n・{(log n)+2} (2−2)式 と表すことができる。
【0097】n桁の3入力加減算器h,図5に示すよう
に、n桁の加算器に、n桁の3:2コンプレッサ(n個
の全加算器:Full Adder)を付加したものに過ぎない。
したがって、前記(2−2)式から TADDn =k×n・{(log n)+3} (2−3)式 と表して良い。
【0098】n桁の3入力比較器は、図3に示すよう
に、比較に3:2コンプレッサを付加したものであるか
ら、前記(2−1)式より0.5を用いるとして、 TCMPn =SUBn ×0.5+nk (2−4)式 とする。nkは3:2コンプレッサである。
【0099】以上の見積もりをまとめると、 J’= k×(n+1 )・{(log n+1)+2} … (2−2)式使用 +k×(n )・{(log n )+2} … (2−2)式使用 +k×(n+1 )・{(log n+1)+2} … (2−2)式使用 +k×(n+2 )・{(log n+2)+2} … (2−2)式使用
【0100】 K’=k×(n+1 )・{(log n+1)+3} … (2−3)式使用 +k×(n )・{(log n )+2}×0.5…(2−1)式使用 +k×(n+1 )・{(log n+1)+2}×0.5…(2−1)式使用 +k×(n+1 )・{(log n+1)+2}×0.5…(2−4)式使用 = k×(n+1 )・{(log n+1)+2}+k(n+1) +k×(n )・{(log n )+2}×0.5 +k×(n+1 )・{(log n+1)+2}×0.5 +k×(n+1 )・{(log n+1)+2}×0.5 +nk
【0101】 J’−K’= −k(n+1 ) +k×(n )・{(log n )+2}×0.5 +k×(n+1 )・{(log n+1)+2}×0.5 +W -nk
【0102】ここで W= k×(n+2 )・{(log n+2)+2} −k×(n+1 )・{(log n+1)+2}×0.5 明らかに、W>0 (2−5)式である。
【0103】 J’−K’= +W +k×(n )・{(log n )+2}×0.5 +k×(n+1 )・{(log n+1)+2}×0.5 −k(2n+1)
【0104】ここで J’−K’= W+U U=V−k(2n+1) V= k×(n )・{(log n )+2}×0.5 +k×(n+1 )・{(log n+1)+2}×0.5 とおく。
【0105】
【0106】 V’−k(2n+1 )=kn(log n )+2kn−k(2n+1 ) =kn(log n )−k nが2以上で V’−k(2n+1 )>0 が常に成り立つ。
【0107】したがって、 V>V’>k(2n+1 ) であって、 U=V−k(2n+1 )>0 (2−6)式 が成り立つ。
【0108】以上の結果、(2−5)式、(2−6)式
から、 W>0、U>0 (nが3以上の時) であり、 J’−K’=W+U>0(nが3以上の時)
【0109】したがって、 J’>K’ (nが3以上の時) が成り立つ。(1)の結論とり、 J’>K’ のとき必ず、 J>K である。<証明終わり>
【0110】なお、本実施形態では、基数4(または基
数8)の除算器を例に説明したが、本発明が他の高次基
数除算器に適用できることはいうまでもない。ただし、
たとえば基数16の場合、B,2B,4B,8B,16
Bをビットシフトで用意しておく必要がある。この場
合、 8B 9B= 8B+ B 10B= 8B+2B 11B= 8B+2B+ B 12B= 8B+4B 13B= 8B+4B+ B 14B=16B−2B 15B=16B− B となる。
【0111】ここで問題となるのは、11B,13Bと
剰余の比較を行う場合、3入力比較器ではなく、4入力
比較器が必要となる。なお、基数32の場合には、5入
力比較器が必要になる。
【0112】3入力比較器の入力段にさらに3:2コン
プレッサを付加することによって、4入力比較器や5入
力比較器に拡張することは原理的に可能である。
【0113】また、以上の実施形態では、基数4の場合
の X−(2B+B) を実現するための3入力加減算器について説明したが、
基数8を実現する場合には、 X−(4B+2B+B) を実現するための4入力加減算器が必要になる。
【0114】4入力加減算器は、3入力加減算器の前段
に、3:2コンプレッサを設けることで実現できる。す
なわち、’3:2コンプレッサ+3:2コンプレッサ+
加算器’という構成となる。以下に、(X−(Y+Z+
W))4入力加減算器の原理について説明する。
【0115】2の補数の変形によって、 X−Y−Z−W=X+〜Y+〜Z+〜W+1+1+1 となる。3:2コンプレッサを用いて、(X+〜Y+〜
Z)を次のように2つの2進数(C1,S1)に変換す
る。 X+〜Y+〜Z=2・C1+S1 ここで、’2・’はC1に対する左1ビットシフトを意
味している。
【0116】さらに、3:2コンプレッサを用いて(2
・C1+S1+〜W)を2つの2進数(C2,S2)に
変換する。このとき、3:2コンプレッサに対する入力
は以下のようになる。
【0117】
【0118】なお、C1はS1,〜Wに対して左の1ビ
ットシフトされ、かつシフト後のLSBに1が挿入され
ている。また、*は最上位ビット(MSB)の符号拡
張、C1の末尾の1は2の補数の+1を実現している。
【0119】同様に、 (2・C1+S1+〜W)=2・C2+S2 という関係が成り立っている。
【0120】最後に、最終段の加算器に入力する。その
入力は、加算器のキャリー入力Cinも含めて、以下の
ようになる。
【0121】
【0122】ここで、*は最上位ビット(MSB)の符
号拡張、C1の末尾の1は2の補数の+1を実現し、C
inの1は2の補数の+1を実現している。C2はS2
対して左に1ビットシフトされ、かつ、シフト後のLS
Bに1が挿入されている。
【0123】以上により、2の補数のための’+1’を
3回行ったことになり、 X−Y−Z−W が正しく得られる。
【0124】この場合においても、高次基数除算器の商
・剰余判定部の回路規模を削減することができる。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高次基数除算器の商・剰余判定部の回路規模を削減する
ことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高次基数除算器の一実施形態を示
す回路図である。
【図2】本発明の特徴部である図1における商・剰余判
定部の具体的な構成例を示す回路図である。
【図3】本発明に係る不等式(X+Y)≦Zに対応した
3入力比較器の具体的な構成例を示す回路図である。
【図4】本発明に係る不等式(X−Y)≦Zに対応した
m桁3入力比較器の具体的な構成例を示す回路図であ
る。
【図5】本発明に係る3入力加減算器の具体的な構成例
を示す回路図である。
【図6】本発明に係る高次基数除算器による基数4の引
き戻し法除算の例を示す図である。
【図7】引き戻し法除算器の一般的な構成例を示す回路
図である。
【図8】従来の基数2引き戻し法除算器の商・剰余判定
部の構成を示す回路図である。
【図9】基数2の引き戻し法除算の例を示す図である。
【図10】従来の基数4引き戻し法除算器の商・剰余判
定部の構成を示す回路図である。
【図11】従来の高次基数除算器による基数4の引き戻
し法除算の例を示す図である。
【符号の説明】
200…高次基数除算器200、210…排他的論理和
ゲート、211,212…絶対値化器、213…商・剰
余判定部、214…符号反転器、215…セレクタ21
5、216〜219…ステージ選択用セレクタ、220
…Sign(符号)レジスタ、221…B(除数)レジス
タ、222…R(剰余)レジスタ、223…Q(商)レ
ジスタ、310…シフタ、311…B≦R用のN桁比較
器、312…2B≦R用の(N+1)桁比較器、313
…3B≦R用の(N+1)桁3入力比較器、314〜3
16…商判定の2桁2:1セレクタ、317,318…
y、zのための(N+1)桁2:1セレクタ、319…
新しい剰余Reを求める(N+1)桁の3入力加減算
器、320,321…ビット整合部、410〜41m-
1,41A0〜41Am-1 …NOTゲート、420…
3:2コンプレッサ、430…加算器、510〜51m-
1 …NOTゲート、520〜52m-1 …NOTゲート、
530…3:2コンプレッサ、540…加算器、FA0
〜FAm-1 …全加算器。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被除数Aを除数Bで基数2k において除
    算を行うことによって一度にkビットずつ商を求める高
    次基数除算器であって、 上記除数Bをビットシフトして2s (sは0を含む非負
    の整数であって、s≦k)×Bを生成する倍数生成手段
    と、 除数Bと剰余Rとを入力し、除数Bが剰余Rと等しいか
    または小さいかを判定して判定結果を出力する第1の比
    較器と、 上記倍数生成手段で生成された2s ×Bと剰余Rとを入
    力し、2s ×Bが剰余Rと等しいかまたは小さいかを判
    定して判定結果を出力する少なくとも一つの第2の比較
    器と、 mビット幅の3つの2進数である、2s ×B、+/−2
    t (t<s)×B、および剰余Rを入力とし、その総和
    をmビット幅の2つの2進数(Co,S)に変換して出
    力する3:2コンプレッサ段と、上記3:2コンプレッ
    サ段から出力される上記2つの2進数(Co,S)に基
    づいて上記総和の値が非負であるか否かを判定する非負
    判定段とを備えた少なくとも一つの3入力比較器と、 上記3入力比較器、第2の比較器、および第1の比較器
    の比較結果に応じて、2s ×Bまたは0のいずれかを選
    択した第1出力yと、除数Bまたは0のいずれかを選択
    した第2出力zを得る選択回路と、 mビット幅の3つの2進数である剰余R、上記選択回路
    による第1出力、および第2出力を入力とし、一回の桁
    上げ伝搬で{R−(y+z)}の複合加算・減算を並列
    に行って新しい剰余Reを求める3入力加減算器と、 上記3入力比較器、第2の比較器、および第1の比較器
    の比較結果に応じて、ビット整合を行って商Qを決定す
    る整合部とを有する高次基数除算器。
  2. 【請求項2】 上記3入力比較器の上記3:2コンプレ
    ッサ段は、2つの2進数2s ×B、+/−2t (t<
    s)×Bをそのままビット毎に入力するとともに、1つ
    の2進数Rをビット毎の否定をとって入力するmビット
    幅の3:2コンプレッサを有する請求項1記載の高次基
    数除算器。
  3. 【請求項3】 上記3入力比較器の非負判定段は、m個
    の対をなす0からm-1 の入力Aおよび入力B、並びにキ
    ャリーイン入力Cinを有し、上記3:2コンプレッサ
    段の第0桁のS出力をキャリーイン入力Cinの入力と
    し、第0桁から第m−1桁の対応するCo出力をそれぞ
    れB0〜Bm-1 の入力とし、第i(i<m)桁のS出力
    を(i−1)のA入力とするともに、m−1桁のS出力
    をAm-1 の入力とするm桁加算器を有し、 上記3入力比較器は上記加算器の和出力の第m−1桁S
    UMm-1 を判定出力とする請求項2記載の高次基数除算
    器。
  4. 【請求項4】 上記m桁加算器は、その和出力の第m−
    1桁SUMm-1 の生成にかかわる論理ゲートのみによっ
    て構成されている請求項3記載の高次基数除算器。
  5. 【請求項5】 上記3入力加減算器は、mビット幅の3
    つの2進数である、その総和をmビット幅の2つの2進
    数(Co,S)に変換して出力する3:2コンプレッサ
    段と、上記3:2コンプレッサ段から出力される上記2
    つの2進数(Co,S)に基づい各桁の和を求めて出力
    するm桁加算器とを有する請求項1記載の高次基数除算
    器。
  6. 【請求項6】 上記3入力加減算器の上記3:2コンプ
    レッサ段は、1つの2進数Rをそのままビット毎に入力
    するとともに、2つの2進数y,zをビット毎の否定を
    とって入力するmビット幅の3:2コンプレッサを有す
    る請求項5記載の高次基数除算器。
  7. 【請求項7】 上記3入力加減算器のm桁加算器は、m
    個の対をなす0からm-1 の入力Aおよび入力B、並びに
    キャリーイン入力Cinを有し、論理「1」キャリーイ
    ン入力Cinの入力とし、第0桁から第m−1桁の対応
    するCo出力をそれぞれB0〜Bm-1 の入力とし、第i
    (i<m)桁のS出力を(i−1)のA入力とするとも
    に、m−1桁のS出力をAm-1 の入力とし、 上記3入力加減算器は上記m桁加算器の各和出力のSU
    M0 からSUMm-1 、並びに3:2コンプレッサの第0
    桁のS出力を加減算の結果出力とする請求項6記載の高
    次基数除算器。
  8. 【請求項8】 上記選択回路は、上記第1の比較器の判
    定結果に応じてkビットの異なる第1および第2の判定
    データのいずれかを選択する第1のセレクタと、 上記第2の比較器の判定結果に応じてkビットのさらに
    異なる第3の判定データと上記第1のセレクタで選択さ
    れた第1または第2の判定データのいずれかを選択する
    第2のセレクタと、 上記3入力比較器の判定結果に応じてkビットのさらに
    異なる第4の判定データと上記第2のセレクタで選択さ
    れた第1または第2または第3の判定データのいずれか
    を選択し、商判定データとして上記整合部に出力する第
    3のセレクタと、 上記商判定データの上位ビットに基づいて2s ×Bまた
    は0のいずれかを選択して上記第1出力yを選択する第
    4のセレクタと、 上記商判定データの下位ビットに基づいてBまたは0の
    いずれかを選択して上記第2出力zを選択する第5のセ
    レクタとを有する請求項1記載の高次基数除算器。
  9. 【請求項9】 上記選択回路は、上記3入力比較器にお
    いて(B+2B)がRに等しいかまたは小さいという判
    定結果を得た場合には、上記第2および第1の比較器の
    判定結果にかかわらず、第4の判定データを商判定デー
    タとして選択し、3入力比較器において(B+2B)が
    Rより大きいという判定結果を得た場合であって、上記
    第2の比較器において2s ×Bが剰余Rと等しいかまた
    は小さいという判定結果を得た場合には、上記第1の比
    較器の判定結果にかかわらず、第3の判定データを商判
    定データとして選択し、上記第2の比較器において2s
    ×Bが剰余Rより大きいという判定結果を得た場合に
    は、第1または第2の判定データを商判定データとして
    選択する請求項8記載の高次基数除算器。
  10. 【請求項10】 上記選択回路は、上記第1の比較器の
    判定結果に応じてkビットの異なる第1および第2の判
    定データのいずれかを選択する第1のセレクタと、 上記第2の比較器の判定結果に応じてkビットのさらに
    異なる第3の判定データと上記第1のセレクタで選択さ
    れた第1または第2の判定データのいずれかを選択する
    第2のセレクタと、 上記3入力比較器の判定結果に応じてkビットのさらに
    異なる第4の判定データと上記第2のセレクタで選択さ
    れた第1または第2または第3の判定データのいずれか
    を選択し、商判定データとして上記整合部に出力する第
    3のセレクタと、 上記商判定データの上位ビットに基づいて2s ×Bまた
    は0のいずれかを選択して上記第1出力yを選択する第
    4のセレクタと、 上記商判定データの下位ビットに基づいてBまたは0の
    いずれかを選択して上記第2出力zを選択する第5のセ
    レクタとを有する請求項5記載の高次基数除算器。
  11. 【請求項11】 上記選択回路は、上記3入力比較器に
    おいて(B+2B)がRに等しいかまたは小さいという
    判定結果を得た場合には、上記第2および第1の比較器
    の判定結果にかかわらず、第4の判定データを商判定デ
    ータとして選択し、3入力比較器において(B+2B)
    がRより大きいという判定結果を得た場合であって、上
    記第2の比較器において2s ×Bが剰余Rと等しいかま
    たは小さいという判定結果を得た場合には、上記第1の
    比較器の判定結果にかかわらず、第3の判定データを商
    判定データとして選択し、上記第2の比較器において2
    s ×Bが剰余Rより大きいという判定結果を得た場合に
    は、第1または第2の判定データを商判定データとして
    選択する請求項10記載の高次基数除算器。
  12. 【請求項12】 被除数Aを除数Bで基数4において除
    算を行うことによって一度にkビットずつ商を求める高
    次基数除算器であって、 上記除数Bをビットシフトして2Bを生成する倍数生成
    手段と、 除数Bと剰余Rとを入力し、除数Bが剰余Rと等しいか
    または小さいかを判定して判定結果を出力する第1の比
    較器と、 上記倍数生成手段で生成された2Bと剰余Rとを入力
    し、2Bが剰余Rと等しいかまたは小さいかを判定して
    判定結果を出力する第2の比較器と、 mビット幅の3つの2進数である、2B、B、および剰
    余Rを入力とし、その総和をmビット幅の2つの2進数
    (Co,S)に変換して出力する3:2コンプレッサ段
    と、上記3:2コンプレッサ段から出力される上記2つ
    の2進数(Co,S)に基づいて上記総和の値が非負で
    あるか否かを判定する非負判定段とを備えた3入力比較
    器と、 上記3入力比較器、第2の比較器、および第3の比較器
    の比較結果に応じて、2Bまたは0のいずれかを選択し
    た第1出力yと、Bまたは0のいずれかを選択した第2
    出力zを得る選択回路と、 mビット幅の3つの2進数である剰余R、上記選択回路
    による第1出力y、および第2出力zを入力とし、一回
    の桁上げ伝搬で{R−(y+z)}の複合加算・減算を
    並列に行って新しい剰余Reを求める3入力加減算器
    と、 上記3入力比較器、第2の比較器、および第1の比較器
    の比較結果に応じて、ビット整合を行って商Qを決定す
    る整合部とを有する高次基数除算器。
  13. 【請求項13】 被除数Aを除数Bで基数2k において
    除算を行うことによって一度にkビットずつ商を求める
    高次基数除算方法であって、 上記除数Bをビットシフトして2s (sは0を含む非負
    の整数であって、s≦k)×Bを生成するステップと、 除数Bと剰余Rとを比較して、除数Bが剰余Rに等しい
    かまたは小さいかを判定する第1の比較ステップと、 2s ×Bと剰余Rとを比較し、2s ×Bが剰余Rと等し
    いかまたは小さいかを判定する第2の比較ステップと、 mビット幅の3つの2進数である、2s ×B、+/−2
    t (t<s)×B、および剰余Rをの総和をmビット幅
    の2つの2進数(Co,S)に変換し、上記2つの2進
    数(Co,S)に基づいて上記総和の値が非負であるか
    否かを判定する第3の比較ステップと、 上記第3、第2、および第1の比較ステップの比較結果
    に応じて、2s ×Bまたは0のいずれかを選択したy
    と、Bまたは0のいずれかを選択したzを得るステップ
    と、 一回の桁上げ伝搬で{R−(y+z)}の複合加算・減
    算を並列に行って新しい剰余Reを求めるステップと、 上記第3、第2、および第1の比較ステップの比較結果
    に応じて、ビット整合を行って商Qを決定するステップ
    とを有し、 上記第1の比較ステップ、第2の比較ステップ、および
    第3の比較ステップを並行して行う高次基数除算方法。
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