JPH063578B2 - 演算処理装置 - Google Patents

演算処理装置

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JPH063578B2
JPH063578B2 JP61313909A JP31390986A JPH063578B2 JP H063578 B2 JPH063578 B2 JP H063578B2 JP 61313909 A JP61313909 A JP 61313909A JP 31390986 A JP31390986 A JP 31390986A JP H063578 B2 JPH063578 B2 JP H063578B2
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保 西山
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高速算術演算回路に係り、特に内部演算に加
算または減算を具え、LSI化に好適な高速演算処理装
置に関する。
従来の技術 従来、例えば高速除算器については、電子通信学会論文
誌,Vol.J67−D,NO.4(1984年)第450頁
から第457頁において論じられているように、各桁を
{−1,0,1}の要素で表す冗長2進表現を利用した
減算シフト型除算法に基く除算器をECL(Emitter-Co
upled-Logic)の4入力NOR/OR素子を用いた組合
せ回路として実現している。この除算回路は、計算時間
や規則正しい配列構造の点で他の除算器より優れている
が、素子数や面積の削減,他回路系(例えば、CMO
S)での実現等の実用化の点については配慮されていな
かった。
また、従来実用化されている除算器は、減算器(加算
器)とシフタからなる順序回路として実現され、広く用
いられている。しかし、これらは演算数の桁数が大きく
なると、膨大な計算時間を要することがよく知られてい
る。一方、高速乗算器をもつ大型計算機などでは、乗算
の繰返しにより除算を行う乗算型除算法がよく用いられ
ている。しかし、この乗算型除算法を組合せ回路として
実現するには膨大なハードウェアが必要となり、実用化
は難しい。
発明が解決しようとする問題点 上記従来技術では、高速除算器および高速乗算器に関
し、NORとORが同時にとれるECL論理素子の特長
を活かして減算シフト型除算器を組合せ回路として実現
する方法が提案されているが、素子数の削減,MOS回
路等による実現等の実用化の点についてはあまり配慮さ
れていないため、演算数の桁数が大きくなると素子数が
膨大となり、除算器,乗算器,ALU等を備えた演算プ
ロセッサを1個のVLSIチップ上に実装することが難
しい等の問題点があった。
本発明の目的は、このような従来の問題点を改善し、加
算あるいは減算等の部分演算器を配列構造で、かつ素子
数の少ない組合せ回路として実現した、比較的簡単な回
路構成で、VLSIに実装が容易な高速演算処理装置を
提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記目的は、(1)(a)1桁の係数qiを決定する係数決定
手段と、(b)符号付ディジット表現の被演算数Riと前記
係数決定手段からの出力信号と一定数の演算数Yとを入
力し、前記係数qiと前記演算数Yとの積と前記被演算
数Riとの一次演算を行い、符号付ディジット数を出力
する部分演算手段とを複数ステージ有し、前記部分演算
手段における下位から第2桁の決定部が、前記係数決定
手段の出力信号と前ステージの係数決定手段の出力信号
と前記演算数Yの下位2桁とを入力し、前記符号付ディ
ジット数の下位から第2桁と上位桁への(中間)桁上げ
を出力し、前ステージの部分演算手段における最下位桁
決定部の機能を含むように構成されること、あるいは
(2)2進数の各桁毎に、対応する桁同士の減算によって
符号付ディジット数の一桁を生成する符号付ディジット
数生成手段を具備すること、更に詳しく述べると2進数
の各桁毎に、該桁を表す信号Aと、別の2進数の対応す
る桁を表す信号またはその論理否定をとった信号のいず
れかの信号Bとの論理積(AND)をとる手段と、前記
信号AとBとを入力し、それらのパリティを求めるパリ
ティ決定手段とを有し、2つの2進数を入力して符号付
ディジット数を出力する符号付ディジット数生成手段を
具備すること、により達成される。
作用 前記係数決定手段は、例えば、除算における部分剰余か
ら商の桁を決定する回路または乗算における乗数リコー
ド回路などである部分演算の係数の1桁を決定する手段
であり、また、前記部分演算手段は、例えば、前記係数
の1桁と除数との積を部分剰余に加減算する部分剰余を
決定する手段または前記係数の1桁と被乗数との積を部
分積に加減算する部分積を演算する手段などである。し
たがって、前記第1の手段(1)によって、前記部分演算
手段による各部分演算における最下位桁の計算を次段の
部分演算手段による最下位から第2桁の計算と併合して
実行できる。それによって、各部分演算手段において最
下位桁の演算回路を省略できるので、ハードウェア量を
削減できる。
さらに、前記第2の手段(2)によって、2個の2進数の
演算、例えば減算と、2進数の冗長2進数への変換とを
簡単な回路構成の回路で同時に実行できるため、ハード
ウェア量の削減とともに、演算処理の高速化が可能であ
る。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図は、本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。特に、本実施例では、n桁の符号ないしr進小数
の除算について説明する。なお、第1図は、n=8,r
=2の場合のブロック図である。図中、被除数〔0.x
……x20は、小数点以下第1桁,第2
桁,……第n桁の値x,x,…,xにそれぞれ対
応する信号x21,x22,…,x28によっ
て、除数 〔0.y…y40は小数点以下第1桁,第
2桁,…,第n桁の値にそれぞれ対応する信号の論理否
定信号▲▼41,▲▼42,…,▲▼48
によって除算器に入力し、商〔z.z…z
0は整数第1桁,小数点以下第1桁,…,第n桁の値を
それぞれ対応する信号z60,z60,…,z
8の形で出力される。
ブロック102,103,…,108はそれぞれ2進数
と2進数yの減算によって基数2の符号付きディ
ジット表現数(以後、冗長2進数と呼ぶ。)の一桁を発
生する回路である。ブロック102,…,108によっ
て構成される回路は、被除数〔0.x…x
から除数〔0.y…yを減算して、初期の
部分剰余を決定する回路である。ブロック111,…,
117によって構成される回路、ブロック120,12
1,…,127によって構成される回路、…およびブロ
ック170,171,172,173によって構成され
る回路は、それぞれ部分剰余決定用回路であり、それぞ
れ前段、つまり上段の部分剰余決定用回路の出力する部
分剰余A(j)と除数の各桁の論理否定を表す信号▲
▼41,▲▼42,…,▲▼48と同じ段の商
決定用回路の出力である商の小数点以下第j桁の値q
の大きさおよび加算か減算かを表す2ビット信号t
1,72,…または77から商の小数点以下第j桁を決定
した後の部分剰余A(j+1)を決定する。ただし、これら
の各部分剰余決定用回路は部分剰余の最下位桁の計算を
省略し、下位から第2桁までの計算を行っている。な
お、ここで言う部分剰余A(j)は厳密には通常の部分剰
余R(j)と符号だけ異るものも意味している。
ブロック81,82,83,…,87,88はそれぞれ
商決定用回路であり、それぞれ前段(つまり上段)の部
分剰余決定用回路の出力である部分剰余R(j)の上位3
桁および前段の商決定用回路で求まった商の小数点以下
第j−1桁の値qj−1を入力として商の小数点以下第
j桁の値qつまり、91,92,…または98のいず
れか、および加算か減算かの制御信号tつまり、7
1,72,…または77のいずれかを決定する。
ブロック90は冗長2進・2進変換器であり、冗長2進
で表わされた商Qの各桁91,92,…,97,98を
入力して2進表示の商の各桁z60,z61,…,
68を出力する。この冗長2進・2進変換器90
は、冗長2進表現の商Qで1になっている桁だけを1に
した符号なし2進数Qから、商Qで−1になっている
桁だけを1にした符号なし2進数Qの減算を行う回路
であり、通常の順次桁上げ加算器あるいは桁上げ先見加
算器などによって容易に実現できる。
なお、第1図はハードウェア量の削減のため、n/2<
j≦n−1の範囲の整数jに対して、j段目の部分剰余
決定回路あにおいて、小数点以下第2×(n−j+1)
桁以降の冗長加減算用セルを省略した例である。
次に、部分剰余決定用回路について説明する。
一般に、商の小数点以下第j桁qおよび部分剰余R
(j)が既に求まっているとき、q決定後の部分剰余R
(j+1)は次の漸化式で決定される。
(j+1)=2×R(j)−q×Y ただし、Yは除数である。つまりY=〔0.y
今、部分剰余R(j)と符号だけ異なる値A(j)を A(j+1)=P(j)(2×R(j))+D(j) と定義する。ただし、P(j)は前記qの値に応じて正
負の反転を行う関数であり、D(j)=|q|×Yであ
る。ここで|q|はqの絶対値を意味する。以下、
この値A(j)も部分剰余と呼ぶ。
次に、部分剰余A(j)=〔▲aj 0▼.▲aj 1▼ ▲aj 2
▼…▲aj n▼〕SD2および商の小数点以下第j−1桁
j−1が既に決定されている場合の小数点以下第j桁
および部分剰余A(j+1)の決定について説明する。
商の小数点以下第j桁qは、j段目の商決定用回路8
1,82,83,…,87,88において、部分剰余A
(j)の上位3桁〔▲aj 0▼.▲aj 1▼ ▲aj 2▼〕
SD2の値および商の小数点以下第j−1桁qj−1
よって決定される。つまり、A(j)の上位3桁の値が正
ならq=sign(−qj−1)、0ならq=0、負な
らq=−sign(−qj−1)と決定する。ただしsign
(−qj−1)は、 と定義する。〔x.x…xSD2は各桁x
{−1,0,1}の要素であり を意味する。
また、各部分剰余決定用回路のうちj段目の回路におい
て、 A(j+1)=P(j)(2×P(j-1)(A(j)))+D(j) の計算を行い、部分剰余A(j+1)を決定する。ただし、
上式の第1項は、 であり、第2項は、(i)≠0のとき、 D(j)=〔0.y…ySD2 (ii)=0のとき、 D(j)=〔0.00…0〕SD2 であり、各桁が非負の冗長2進数である。ただし▲aj 1
▼▲−aj 1▼を意味する。したがって、部分剰余決定用
回路は、冗長2進数と2進数(つまり、各桁のすべてが
非負である冗長2進数)の冗長加減算用回路によって実
現できる。この場合、部分剰余決定用回路への各制御信
号tつまり、71,…または77のいずれかは、それ
ぞれ商の対応する桁qjの大きさ、および−qと−q
j-1の符号の相違の有無から構成される。
このとき、部分剰余決定用回路における冗長2進数と2
進数との冗長加算において、桁上げが高々1桁しか伝播
しない加算を実現するには、中間和を表1に示す規則に
従って決定し、中間桁上げを表2に示す規則に従って決
定すればよい。つまり、表1の規則で決定された中間和
と表2の規則で決定された下位桁からの中間桁上げとを
加算することによって桁上げが伝播しない加算を実現で
きる。以下、冗長2進数と2進数との加算はこの加算規
則に従って行う。
次に、第1図における各ブロックについて具体的に説明
する。
また、本実施例における冗長2進数の2値信号化は次の
ように行う。
冗長2進表現の1桁つまり、部分剰余の桁▲aj i▼ある
いは商の桁qを2ビット2値信号▲aj i+▼ ▲aj i-
▼,あるいはqj+j−でそれぞれ表し、−1を1
1、0を10、1を01と2値符号化する。このとき、
商の小数点以下第j桁qの大きさおよび符号は、それ
ぞれqj−およびqj+で表わせる。また、商の小数点
以下第j桁qとj−1桁qj−1との符号の相違の有
無の信号をtとする。つまり、符号の相違があれば
(sign(−q)×sign(−qj−1)=−1のと
き)、t=0、なければ(sign(−q)×sign(−
j−1)=1のとき)、t=1とする。したがっ
て、tは、 で決定できる。また、qi-,qi+は、それぞれ の式で決定できる。ただし、・は論理積(AND)を、
+は論理和(OR)を、は排他的論理和(Ex−O
R)を表わす演算子であり、 および はそれぞれ▲aj i-▼+▲aj k+▼およびqj−の論理否
定を表わす。
また、部分剰余決定用回路における前段の部分剰余の桁
▲aj i+1▼と加数の桁(つまり、|q|×y)▲d
j i▼の加減算において、(負値を表わす)中間和▲sj i
▼および中間桁上げ▲cj i▼は、 の論理式で決定できる。そのときの加減算結果の部分剰
余の桁▲aj+1 i▼は、 の論理式で決定できる。ただし、▲sj i▼は中間和が−
1のとき▲sj i▼=1となり、0のとき▲sj i▼=0と
なる。
第2図は、第1図の部分剰余決定用回路における各中間
桁の冗長加減算用セル111,112,…,117,1
21,122,…,126,131,…,136,…,
171,172の一構成例を示す回路図である。図中、
ゲート611,625は排他的OR回路、ゲート612
はインバータ回路、ゲート613は2入力NOR回路、
ゲート631は2入力NAND回路、ゲート632は排
他的NOR回路である。またpチャンネル・トランジス
タ621とnチャンネル・トランジスタ622、および
pチャンネル・トランジスタ623とnチャンネルトラ
ンジスタ624は、それぞれトランスファー・ゲートを
構成している。
また、▲aj i+1+▼601および▲aj i+1-▼602は商
の桁qを決定する前の部分剰余の小数点以下第i+1桁
▲aj i+1▼を表す2ビット信号であり、除数の小数点以
下第i桁yの論理否定▲▼603は第1図におけ
る42,…,47のいずれかの信号である。▲▼6
04およびt605は第1図における2ビットの制御
信号71,72,73,…,77のいずれかを構成す
る。また、▲dj i▼614は商の桁qの大きさと除数
の桁yの積|q|×yを表す信号であり、冗長加
算の加数に相当し、信号615および602が冗長加算
の被加数に相当する情報を与える。さらに、中間和の論
理否定を表す信号▲▼626あるいは中間桁上げ
の有無を表す信号▲cj i▼627はそれぞれ1ビット信
号であり、信号▲cj i+1▼628は下位桁、つまり小数
点以下第i+1桁からの中間桁上げの有無を表す1ビッ
ト信号である。出力▲aj+1 i+▼633および▲aj+1 i-
▼634は商の桁q決定後の部分剰余の小数点以下第
i桁を表す2ビット信号である。
また、第2図において前記加数となる積|q|×y
はNOR回路613で決定され、前記被加数となる部分
剰余の符号反転は排他的OR回路611およびトランス
ファー・ゲート621および622によって、中間和の
決定の中核は排他的OR回路625で、中間桁上げの決
定はインバータ回路612,トランスファー・ゲート6
21および622,およびトランスファー・ゲート62
3および624によって、最終和の部分剰余の決定はN
AND回路631および排他的NOR回路632によっ
て、それぞれ実現されている。
なお、本例ではトランスファー・ゲートを用いている
が、通常のゲートを用いて実現することも可能である。
第3図は、第2図においてトランスファー・ゲートを使
用した部分回路700をAND−NOR複合ゲートによ
って構成した一例である。ゲート701は4入力AND
−NOR複合ゲートであり、ゲート702,703およ
び612はインバータ回路である。また、インバータ回
路702あるいは703は第2図における前段の排他的
OR回路611あるいは排他的NOR回路613とそれ
ぞれ組合せることによって排他的NOR回路あるいは排
他的OR回路に置き換えることが可能である。
次に、部分剰余の最上位桁▲aj 0▼および下位から第2
桁▲aj n-1▼の決定式を示す。最上位桁▲aj 0▼の決定
においては前記決定式において、常にy=0となり、
▲aj 1-▼≠0のとき、加数は常に正であるため、被加
数の符号部は負、つまり となるので、中間和▲sj 0▼および中間和桁▲cj 0▼は ▲cj 0▼=0 となり、部分剰余の最上位桁▲aj 0▼は、 の論理式で決定できる。また、常に▲aj-1 n+1▼=0で
あるから▲aj n▼は1か0のいずれかの値をとるように
できる。
これを用いると部分剰余の下位から第2桁▲aj n-1▼は の論理式によって決定される。
第4図は、第1図の部分剰余決定用回路における各下位
から第2桁の冗長加減算セル127,137,…,15
7の一構成例を示す回路図である。図中、ゲート41
1,412は2入力NOR回路、ゲート431はインバ
ータ回路、ゲート445は排他的OR回路である。ま
た、pチャネル・トランジスタ441とnチャネル・ト
ランジスタ442,およびpチャネル・トランジスタ4
43とnチャネル・トランジスタ444は、それぞれト
ランスファー・ゲートを構成している。
信号▲▼−1401,▲▼402はそれぞれ第
1図における除数の小数点以下第n−1桁の論理否定を
表す信号47、小数点以下第n桁の論理否定を表す信号
48である。信号▲▼−1403は第1図における
j−1段目の商決定用回路からの制御信号71,72,
…,77のいずれかを構成する2ビット信号のうちの商
の桁qj−1の大きさを表す信号の論理否定である。信
号▲▼404およびt405は第1図におけるj
段目の商決定用回路からの2ビットの制御信号71,7
2,73,…,77のいずれかを構成する。また信号4
21は部分剰余の最下位桁▲aj n▼を表す2ビット信号
のうちの1ビット信号▲aj n-▼であり、信号422は
加数となる積|q|×yn−1を表す信号▲dj n-1
である。さらに信号▲cj n-1▼451は小数点以下第n
−1桁からの中間桁上げ値を表す信号であり、出力▲a
j+1 n-1-▼452は商の桁qを決定した後の部分剰余
の小数点以下第n−1桁▲aj+1 n-1▼を表す2ビット信
号のうちの大きさを表す1ビットである。なお、表1に
示した中間和の加算規則より、▲aj+1 n-1▼は−1か0
のいずれかであるため、常に▲aj+1 n-1+▼=1とな
る。
また、第4図において、前記加数となる積|q|×y
n−1の決定はNOR回路412で、商の桁qを決定
する前の部分剰余の最下位桁▲aj n▼(つまり▲aj n-
▼)の決定はNOR回路411で、中間桁上げ▲cj n-1
▼の決定はトランスファー・ゲート441および44
2、トランスファー・ゲート443および444とイン
バータ回路431によって、中間和を表す信号▲sj n-1
▼つまり部分剰余の小数点以下第n−1桁▲aj+1 n-1
の決定は排他的OR回路445によってそれぞれ実現さ
れている。
なお、本例ではトランスファー・ゲートを用いているが
第3図のような複合ゲートを用いて実現することも可能
である。
第5図は、第1図の部分剰余決定用回路における中間桁
上げ値のみ生成する各冗長加減算用セル163または1
73の一構成例を示す回路図である。第5図は特に第2
図に示す回路から中間桁上げ値の決定に関係する部分を
とり出した回路である。図中、ゲート511,512,
513はそれぞれ第2図のゲート611,612,61
3と同じであり、トランジスタ521,522,52
3,524はそれぞれ第2図のトランジスタ621,6
22,623,624と同じ働きをする。また、信号▲
j i+1+▼501,▲aj i+1-▼502,▲▼50
3,▲▼504,t505,▲dj i▼514,▲
j i▼527は、それぞれ第2図の信号601,60
2,603,604,605,614,627に対応す
る。
第6図は、第1図の部分剰余決定用回路における各最上
位桁の冗長加減算用セル120,130,…,160,
170の一構成例を示す回路図である。図中、ゲート2
21は2入力NAND回路であり、ゲート222は排他
的NOR回路である。また、信号201は商の桁q
決定する前の部分剰余の小数点以下第1桁▲aj 1▼を表
す2ビット信号のうちの大きさを表す1ビット信号▲a
j 1-であり、信号202は小数点以下第1からの中間桁
上げを表す1ビット信号▲cj 1▼である。出力信号23
1および232は商の桁qを決定した後の部分剰余の
最上位桁(つまり整数部第1桁)▲aj+1 0▼を表す2ビ
ット信号▲aj+1 0+▼および▲aj+1 0▼である。なお、
信号203は信号▲aj 1-▼201の論理否定を表す信
である。
第6図において、中間桁上げを表す1桁の2進数▲cj 1
▼から部分剰余の小数点以下第1桁の絶対値を表す1桁
の2進数▲aj 1-▼を減算して冗長2進数の符号部▲a
j+1 0+▼および大きさ(絶対値)▲aj+1 0-▼を決定する
回路は、それぞれNAND回路221とインバータ回路
211および排他的NOR回路222とインバータ回路
211によって構成される。
第7図は、第1図における被除数から除数を各桁毎に減
算して初期の部分剰余を決定する回路の各冗長減算用セ
ル102,103,…,108の一構成例を示す回路図
である。第7図は第6図の回路図と同一回路図であると
いえる。第7図中のゲート321,322は第6図にお
けるNAND回路221,排他的NOR回路222にそれぞ
れ対応し、第7図中の信号302,303,331,3
32は、それぞれ第6図における信号202,203,
231,232に対応している。ただし、第7図におけ
る信号302は被除数の桁xを表す信号を、信号30
3は除数の桁yの論理否定を表す信号を意味する。信
号331および332は初期の部分剰余(つまり冗長2
進数)の桁▲a1 i▼を表す2ビット信号▲a1 1+▼およ
び▲a1 i-▼を意味する。
第8図は、第1図における各商決定用回路81,82,
83,…,87,88の一構成例を示す回路図である。
図中、ゲート811はインバータ回路、ゲート813お
よびゲート823は2入力のNOR回路、ゲート81
4,815および822は3入力のNOR回路、ゲート
812および821は4入力NOR回路、ゲート831
は排他的NOR回路である。
また、▲aj 0+▼801および▲aj 0-▼802は商の桁
を決定する前の部分剰余の最上位桁▲aj 0▼を表す
2ビット信号であり、▲aj 1+▼803および▲aj 1-
804はその部分剰余の小数点以下第1桁▲aj 1▼を表
す2ビット信号であり、▲aj 2+▼805および▲aj 2-
▼806はその部分剰余の小数点以下第2桁▲aj 2▼を
表す2ビット信号である。入力qj−1+807は前段
(つまり上位桁)の商決定用回路で求まった商の桁を表
す2ビット信号91,92,…,98のうちの1ビット
である。また、出力qj+832およびj−833は
商の小数点以下第j桁を表す2ビット信号565であ
り、出力833およびt834はj段にある各部
分剰余決定用回路111,…,117,121,…,1
27,…,171,172,173を制御する2ビット
信号である。
また、商の小数点以下第j桁qの決定はインバータ回
路811,NOR回路813,814,815,および
823および排他的NOR回路831によって実現され
る。また、制御信号tおよびj−の決定はインバー
タ回路811,NOR回路812,813,814,8
21,および815によって実現される。なお、インバ
ータ回路811,NOR回路813,814,および8
15は、商の各桁q91,92,93,…,97,9
8の決定と各制御信号tおよびj−71,72,7
3,…,77の決定とで共通に使用されている。
以上の実施例では、2値符号化において、部分剰余▲a
j i▼と商qとを同じ符号割当てにしたが、それぞれ異
なる2値符号化を行ってもよい。また、本実施例では冗
長2進数と通常の2進数の加算についてのみ説明した
が、減算についても同様にして実施例を作成することが
可能である。
なお、第2図の冗長加減算用セルは、6トランジスタ排
他的OR回路、排他的NOR回路を使用すると32トラ
ンジスタであり、クリティカル・パスのゲート数は3ゲ
ート段となる。また、第8図の商決定用回路では、トラ
ンジスタ数が50トランジスタであり、クリティカル・
パスのゲート数が2ゲート段となる。第4図の回路で
は、トランジスタ数が20トランジスタであり、クリテ
ィカル・パスのゲート数は3ゲート段となる。第7図の
回路では、トランジスタ数が10トランジスタであり、
クリティカル・パスのゲート数は1ゲート段となる。
上記本実施例の回路図における排他的OR回路はインバ
ータ回路との種々の組合せによって排他的NOR回路に
置き換えたり、NAND回路をインバータ回路と組合せ
てNOR回路に置き換えたり、複合ゲートをNAND回
路あるいはNOR回路の組合せで構成したり、第2図の
トランスファー・ゲート等による切換え回路を第3図の
ような複合ゲートで構成したり、あるいは、それらの逆
を容易に行い得ることは既知である。
また、本実施例では、特に除算器をCMOS回路を意識
して2値論理で実現したが、本発明は他のテクノロジ
(例えば、NMOS,ECL,TTL等)あるいは多値
論理を用いても容易に実現できる。さらに、乗算器に対
しても同様にして本発明を実施することができる。
本実施例によれば、除算器をCMOS回路で構成するこ
とによって、商1桁当りの演算に要する遅延が5ゲート
程度であり、かつ32トランジスタ程度の素子から構成
される冗長加減算用セルおよび50トランジスタ程度の
商決定用セルの規則正しい配列構造の組合せ回路として
実現したのに比べ、商1桁当りの演算で約90トランジ
スタ程度削減でき、全体の計算時間(ゲートの段数)に
おいても3ゲート段程度短縮できる。
したがって、除算器の回路素子の削減、VLSI化の容易
性、および高速化等に効果がある。
発明の効果 本発明によれば、(1)演算処理装置における各部分演算
において、最下位桁の演算部を削減でき、(2)内部演算
(例えば、減算)と同時に2進から冗長2進への変換が
でき、冗長2進表現数を内部演算数として利用できるの
で、 (1)演算処理装置の素子数を削減でき、 (2)内部演算(例えば加減算)が桁数によらず一定時間
で高速処理できるため、演算処理装置の高速化が図れ、 (3)回路構成を比較的簡単化することができ、 (4)演算処理装置のLSI化が容易かつ経済的に行え
る、 等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の除算器の構成を示すブロッ
ク図、第2図は第1図における部分剰余決定用回路の中
間桁を構成する冗長加減算用セルの一構成例を示す回路
図、第3図は第2図のトランスファ・ゲートの説明のた
めの回路図、第4図は部分剰余決定用回路の下位から第
2桁を構成するセルの一構成例を示す回路図、第5図は
部分剰余決定用回路における中間桁上げのみ生成するセ
ルの一構成例を示す回路図、第6図は部分剰余決定用回
路の最上位桁を構成するセルの一構成例を示す回路図、
第7図は初期の部分剰余を決定する回路の各桁を構成す
るセルの一構成例を示す回路図、第8図は商決定用回路
の一構成例を示す回路図である。 102,103〜108……初期の部分剰余決定用の回
路を構成するセル、111,112〜117,121〜
122〜126,131,132〜136,171,1
72……部分剰余決定用回路の中間桁の冗長加減算用セ
ル、120,130,160〜170……部分剰余決定
用回路の最上位桁を構成するセル、127,137〜1
57……部分剰余決定用回路の下位から第2桁を構成す
るセル、163,173……中間桁上げ値のみを生成す
る冗長加減算用セル、81,82,83〜87,88…
…商決定用回路、90……冗長2進・2進変換回路、2
0……被除数、40……除数、50……商。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)1桁の計数qiを決定する係数決定
    手段と、 (b)符号付ディジット表現の被演算数Riと前記係数
    決定手段からの出力信号と一定数の演算数Yとを入力
    し、前記係数qiと前記演算数Yとの積と前記被演算数
    iとの一次演算を行い、符号付ディジット数を出力す
    る部分演算手段と を複数ステージ有し、 前記部分演算手段における最下位桁決定部が、前記係数
    決定手段の出力信号と前記演算数Yの最下位桁とを入力
    し、前記符号付ディジット数の最下位桁のみを生成し、
    上位桁への(中間)桁上げを生じないように構成される
    ことを特徴とする演算処理装置。
  2. 【請求項2】(a)1桁の係数qiを決定する係数決定
    手段と、 (b)符号付ディジット表現の被演算数Riと前記係数
    決定手段からの出力信号と一定数の演算数Yとを入力
    し、前記係数qiと前記演算数Yとの積と前記被演算数
    iとの一次演算を行い、符号付ディジット数を出力す
    る部分演算手段と を複数ステージ有し、 前記部分演算手段における下位から第2桁の決定部が、
    前記係数決定手段の出力信号と前ステージの係数決定手
    段の出力信号と前記演算数Yの下位2桁とを入力し、前
    記符号付ディジット数の下位から第2桁と上位桁への
    (中間)桁上げを出力し、前ステージの部分演算手段に
    おける最下位桁決定部の機能を含むように構成されるこ
    とを特徴とする演算処理装置。
  3. 【請求項3】(a)係数決定手段が、少なくとも符号付
    ディジット表現の部分剰余Riを入力し、少なくとも商
    の各桁qiを決定する商決定手段であり、 (b)部分演算手段が、少なくとも前記部分剰余Ri
    前記商決定手段の出力信号と除数Yとを入力し、前記商
    の桁qiを決定した後の部分剰余Ri+1を決定する部分剰
    余決定手段であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の演算処理装置。
  4. 【請求項4】部分剰余決定手段が、小数点以下n桁の部
    分剰余Riおよび除数Yに対して、2j−nが1以上の
    場合、 商の小数点以下第j桁qiを決定した後の部分剰余決定
    手段における第2j−n桁の決定部が上位桁への桁上げ
    (あるいは桁借り)信号のみを生成し、第2j−n−1
    桁以降の決定部を省くように構成することを特徴とする
    特許請求の範囲第3項記載の演算処理装置。
  5. 【請求項5】商決定手段が、符号付ディジット表現の部
    分剰余Riの上位複数桁と前ステージの商決定手段の出
    力信号を入力することを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の演算処理装置。
  6. 【請求項6】(a)1桁の係数qiを決定する係数決定
    手段と、 (b)符号付ディジット表現の被演算数Riと前記係数
    決定手段からの出力信号と一定数の演算数Yとを入力
    し、前記係数qiと前記演算数Yとの積と前記被演算数
    iとの一次演算を行い、符号付ディジット数を出力す
    る部分演算手段と を複数ステージ有し、 部分演算手段における最上位桁決定部が、被演算数Ri
    の最上位桁から1桁下位桁と下位桁からの桁上げ(桁借
    り)信号とを入力することを特徴とする演算処理装置。
  7. 【請求項7】部分演算手段における最上位桁決定部が、
    被演算数Riの最上位桁から1桁下位桁を表す信号のう
    ちの1ビット信号と下位桁からの桁上げ(桁借り)を表
    す1ビット信号とを入力し、符号付ディジット数の最上
    位桁を生成することを特徴とする特許請求の範囲第6項
    記載の演算処理装置。
  8. 【請求項8】部分演算手段における一次演算が、加算ま
    たは減算あるいはそれらの符号反転のいずれかであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項または第
    6項のいずれかに記載の演算処理装置。
  9. 【請求項9】さらに、2進表現の被演算数Xと2進表現
    の演算数Yとを入力し、その差X−Yを値にもつ符号付
    ディジット数R0を出力する初期被演算数決定手段を有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項、第2項、
    第6項のいずれかに記載の演算処理装置。
  10. 【請求項10】さらに、符号付ディジット数を2進数へ
    変換する2進変換手段を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項、第2項、第6項のいずれかに記載の演
    算処理装置。
  11. 【請求項11】(a)1桁の係数qiを決定する係数決
    定手段と、 (b)符号付ディジット表現の被演算数Riと前記係数
    決定手段からの出力信号と一定数の演算数Yとを入力
    し、前記係数qiと前記演算数Yとの積と前記被演算数
    iとの一次演算を行い、符号付ディジット数を出力す
    る部分演算手段と を複数ステージ有する演算処理装置であって、 2つの2進数を入力し、符号付ディジット数を出力する
    符号付ディジット数生成手段を具備することを特徴とす
    る演算処理装置。
  12. 【請求項12】符号付ディジット数生成手段が、 2進数の各桁毎に、対応する桁同士の減算によって符号
    付ディジット数の一桁を生成することを特徴とする特許
    請求の範囲第11項記載の演算処理装置。
  13. 【請求項13】符号付ディジット数生成手段が、 2進数の各桁毎に、該桁を表す信号Aと、別の2進数の
    対応する桁を表す信号またはその論理否定をとった信号
    のいずれかの信号Bとの論理積(AND)をとる手段
    と、 前記信号AとBとを入力し、それらのパリティを求める
    パリティ決定手段とを有することを特徴とする特許請求
    の範囲第11項記載の演算処理装置。
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