JP2000348386A - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- JP2000348386A JP2000348386A JP11161385A JP16138599A JP2000348386A JP 2000348386 A JP2000348386 A JP 2000348386A JP 11161385 A JP11161385 A JP 11161385A JP 16138599 A JP16138599 A JP 16138599A JP 2000348386 A JP2000348386 A JP 2000348386A
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- pregroove
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内周側の記録ピットを正確に再生することが
でき、ディスク全体にわたってジッターの低減および変
調度の向上を図ることができる高密度光記録媒体を提供
する。 【解決手段】 プリグルーブが形成された基板1上に、
光吸収層2及び光反射層3を備える光記録媒体100に
おいて、前記プリグルーブの内周の深さをDi、前記プ
リグループの外周の深さをDoとしたときDi>Doを
満足することを特徴とする。
でき、ディスク全体にわたってジッターの低減および変
調度の向上を図ることができる高密度光記録媒体を提供
する。 【解決手段】 プリグルーブが形成された基板1上に、
光吸収層2及び光反射層3を備える光記録媒体100に
おいて、前記プリグルーブの内周の深さをDi、前記プ
リグループの外周の深さをDoとしたときDi>Doを
満足することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリグルーブが形
成された基板を用いた光記録媒体に係り、特にディスク
全体にわたってジッターの低減および変調度の向上を図
った高密度記録用の光記録媒体に関する。
成された基板を用いた光記録媒体に係り、特にディスク
全体にわたってジッターの低減および変調度の向上を図
った高密度記録用の光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】多種多様な情報を取り扱うことが可能な
記録媒体として光記録媒体が実用化されている。光記録
媒体は、情報の書き込みができない再生専用光記録媒
体、一度だけ情報の書き込みができる追記型光記録媒
体、および何度でも情報の書き換えができる書換型光記
録媒体に分類される。これらの光記録媒体のうち追記型
光記録媒体は、一度記録した情報の改ざんができないこ
とから公文書や重要書類などの保管用媒体として好適で
ある。かかる追記型光記録媒体の一つとして、例えば、
追記型のCDであるCD−R(コンパクトディスクレコ
ーダブル)が知られている。
記録媒体として光記録媒体が実用化されている。光記録
媒体は、情報の書き込みができない再生専用光記録媒
体、一度だけ情報の書き込みができる追記型光記録媒
体、および何度でも情報の書き換えができる書換型光記
録媒体に分類される。これらの光記録媒体のうち追記型
光記録媒体は、一度記録した情報の改ざんができないこ
とから公文書や重要書類などの保管用媒体として好適で
ある。かかる追記型光記録媒体の一つとして、例えば、
追記型のCDであるCD−R(コンパクトディスクレコ
ーダブル)が知られている。
【0003】このCD−Rは、基板上に有機色素からな
る光吸収層を有しており、情報再生時にはCDフォーマ
ットに準拠した出力信号を得る。CD−Rの基板には、
トラッキング用として予めプリグルーブがスパイラル状
または同心円状に形成され、情報を記録するにはプリグ
ルーブに沿ってレーザ光を照射して、光吸収層を構成す
る有機色素を分解または爆発させる。
る光吸収層を有しており、情報再生時にはCDフォーマ
ットに準拠した出力信号を得る。CD−Rの基板には、
トラッキング用として予めプリグルーブがスパイラル状
または同心円状に形成され、情報を記録するにはプリグ
ルーブに沿ってレーザ光を照射して、光吸収層を構成す
る有機色素を分解または爆発させる。
【0004】これにより、プリグールブ内の記録光照射
部分に記録ピットとして穴が形成される。プリグールブ
に沿って再生光を照射すると、穴が形成された部分と穴
が形成されていない部分で光の反射率に差が生じ、この
反射率の差を利用して情報が読み出される。CD−Rの
記録再生に使用されるレーザ光の波長は通常770nm
〜830nmである。
部分に記録ピットとして穴が形成される。プリグールブ
に沿って再生光を照射すると、穴が形成された部分と穴
が形成されていない部分で光の反射率に差が生じ、この
反射率の差を利用して情報が読み出される。CD−Rの
記録再生に使用されるレーザ光の波長は通常770nm
〜830nmである。
【0005】近年、媒体の記憶容量をより一層増大させ
ることが要望されており、これを実現する方法として、
記録再生で使われるレーザ光の波長を短くしてビームス
ポット径を小さくすることにより、記録密度を高める方
法が提案されている。この方法に従う高密度記録媒体と
して、DVD(デジタルビデオディスク)や、この追記
型としてDVD−R(デジタルビデオディスクレコーダ
ブル)が提案されている(例えば、「電子技術」199
6年8月号p10)。このDVD−Rの記録再生に使わ
れるレーザ光の波長は630nm〜660nmである。
ることが要望されており、これを実現する方法として、
記録再生で使われるレーザ光の波長を短くしてビームス
ポット径を小さくすることにより、記録密度を高める方
法が提案されている。この方法に従う高密度記録媒体と
して、DVD(デジタルビデオディスク)や、この追記
型としてDVD−R(デジタルビデオディスクレコーダ
ブル)が提案されている(例えば、「電子技術」199
6年8月号p10)。このDVD−Rの記録再生に使わ
れるレーザ光の波長は630nm〜660nmである。
【0006】DVD−Rのプリグルーブのトラックピッ
チは0.7μm〜0.8μm、最小記録ピットは0.4
0μm〜0.44μmであり、CD−Rのトラックピッ
チ1.6μm、最小記録ピット0.83μmと比べると
極めて短くなっている。
チは0.7μm〜0.8μm、最小記録ピットは0.4
0μm〜0.44μmであり、CD−Rのトラックピッ
チ1.6μm、最小記録ピット0.83μmと比べると
極めて短くなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】DVD−Rの光吸収層
は、CD−Rと同様に有機色素をスピンコートして形成
する。この方法では、スピンコートの際の色素溶液にか
かる遠心力が異なるため、プリグルーブの深さが内周側
と外周側で同じであれば、ランド部とプリグルーブ部の
色素膜厚に違いが生じる。すなわち内周側の方が外周側
よりもランド部の膜厚が厚く、プリグルーブ部の膜厚が
薄くなってしまう。
は、CD−Rと同様に有機色素をスピンコートして形成
する。この方法では、スピンコートの際の色素溶液にか
かる遠心力が異なるため、プリグルーブの深さが内周側
と外周側で同じであれば、ランド部とプリグルーブ部の
色素膜厚に違いが生じる。すなわち内周側の方が外周側
よりもランド部の膜厚が厚く、プリグルーブ部の膜厚が
薄くなってしまう。
【0008】図3は、従来の光記録媒体(DVD−R)
のプリグルーブに対して垂直に切断したときの内周側と
外周側を比較した一部拡大断面図である。
のプリグルーブに対して垂直に切断したときの内周側と
外周側を比較した一部拡大断面図である。
【0009】図中のDiはプリグルーブの内周側の深
さ、Doはプリグループの外周側の深さを示しており、
従来はDi=Doとなっていた。そのため内周側の方が
外周側よりもランド部の膜厚が厚く、プリグルーブ部の
膜厚が薄くなっており、この影響により、高密度のDV
D−Rでは、外周側よりも内周側の方がジッターが高
く、変調度が低下するという問題があった。
さ、Doはプリグループの外周側の深さを示しており、
従来はDi=Doとなっていた。そのため内周側の方が
外周側よりもランド部の膜厚が厚く、プリグルーブ部の
膜厚が薄くなっており、この影響により、高密度のDV
D−Rでは、外周側よりも内周側の方がジッターが高
く、変調度が低下するという問題があった。
【0010】本発明は、前記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、特に内周側の記録ピット
を正確に再生することができ、ディスク全体にわたって
ジッターの低減および変調度の向上を図ることができる
光記録媒体を提供することにある。
れたものであり、その目的は、特に内周側の記録ピット
を正確に再生することができ、ディスク全体にわたって
ジッターの低減および変調度の向上を図ることができる
光記録媒体を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、プリグルーブが形成された基板上に光吸
収層及び光反射層を有する光記録媒体において、前記プ
リグルーブの内周側の深さをDi、前記プリグルーブの
外周側の深さをDoとしたときに、Di>Doを満足す
ることを特徴とするものである。
め、本発明は、プリグルーブが形成された基板上に光吸
収層及び光反射層を有する光記録媒体において、前記プ
リグルーブの内周側の深さをDi、前記プリグルーブの
外周側の深さをDoとしたときに、Di>Doを満足す
ることを特徴とするものである。
【0012】そしてプリグルーブの内周側の深さDiに
対するプリグルーブの外周側の深さDoの比率Do/D
iは、0.8〜0.99の範囲、好ましくは0.9〜
0.97の範囲である。
対するプリグルーブの外周側の深さDoの比率Do/D
iは、0.8〜0.99の範囲、好ましくは0.9〜
0.97の範囲である。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図とと
もに説明する。図1は実施の形態に係る追記型光記録媒
体の断面図、図2はその光記録媒体のプリグルーブに対
して垂直に切断したときの内周側と外周側を比較した一
部拡大断面図である。
もに説明する。図1は実施の形態に係る追記型光記録媒
体の断面図、図2はその光記録媒体のプリグルーブに対
して垂直に切断したときの内周側と外周側を比較した一
部拡大断面図である。
【0014】この追記型光記録媒体100は図1に示す
ように、光透過性基板1上に、光吸収層2、光反射層3
および保護層4を順次形成した積層構造になっている。
ように、光透過性基板1上に、光吸収層2、光反射層3
および保護層4を順次形成した積層構造になっている。
【0015】前記基板1には、例えばポリカーボネート
樹脂やポリメタクリル酸メチル樹脂などの光透過性を有
する任意の材料を用いることができる。基板1は、例え
ばプリフォーマットパターンが形成されているスタンパ
を装着した射出成形機を用いて成形されるが、この製造
方法に限らず2P(Photo−Polymeriza
tion)法により製造しても良い。
樹脂やポリメタクリル酸メチル樹脂などの光透過性を有
する任意の材料を用いることができる。基板1は、例え
ばプリフォーマットパターンが形成されているスタンパ
を装着した射出成形機を用いて成形されるが、この製造
方法に限らず2P(Photo−Polymeriza
tion)法により製造しても良い。
【0016】基板1の少なくとも一方の表面に形成する
トラッキング用のプリグルーブの間隔は、記録密度を増
大するために0.7μm〜0.9μmにすることが好ま
しい。また、プリグルーブの溝深さは、光の干渉効果を
利用して増幅した再生信号を得るために、100nm〜
250nmとすることが望ましい。
トラッキング用のプリグルーブの間隔は、記録密度を増
大するために0.7μm〜0.9μmにすることが好ま
しい。また、プリグルーブの溝深さは、光の干渉効果を
利用して増幅した再生信号を得るために、100nm〜
250nmとすることが望ましい。
【0017】前記光吸収層2は、シアニン系有機色素、
アゾ系有機色素、またはこれらの有機色素を混合した色
素などを用いて構成することができる。光吸収層2は、
スピンコート法や蒸着法などにより成膜することがで
き、特に溶媒を使用するスピンコート法が好ましい。成
膜時に用いる溶媒としては、例えばエチルセロソルブ、
メチルセロソルブ、メタノールおよびテトラフルオロプ
ロパノールを用いることができる。光吸収層2の膜厚
は、20nm〜200nmが好ましい。光吸収層2に用
いられるシアニン色素の光劣化を防止するために、光吸
収層2の中に一重項酸素クエンチャーなどを含有させて
もよい。
アゾ系有機色素、またはこれらの有機色素を混合した色
素などを用いて構成することができる。光吸収層2は、
スピンコート法や蒸着法などにより成膜することがで
き、特に溶媒を使用するスピンコート法が好ましい。成
膜時に用いる溶媒としては、例えばエチルセロソルブ、
メチルセロソルブ、メタノールおよびテトラフルオロプ
ロパノールを用いることができる。光吸収層2の膜厚
は、20nm〜200nmが好ましい。光吸収層2に用
いられるシアニン色素の光劣化を防止するために、光吸
収層2の中に一重項酸素クエンチャーなどを含有させて
もよい。
【0018】前記光反射層3は、Au,Ag,Cu,A
lなどの金属またはそれらを主成分とした合金から構成
することができ、真空蒸着、スパッタリング、イオンプ
レーティングなどにより成膜することができる。光反射
層3の膜厚は0.02μm〜0.5μmが好ましい。
lなどの金属またはそれらを主成分とした合金から構成
することができ、真空蒸着、スパッタリング、イオンプ
レーティングなどにより成膜することができる。光反射
層3の膜厚は0.02μm〜0.5μmが好ましい。
【0019】光反射層3上に更に保護層4を形成するこ
とができる。保護層4は、紫外線硬化樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂など
を用いることができる。保護層3の膜厚は0.1μm〜
100μmが好ましく、4μm〜10μmがより一層好
ましい。
とができる。保護層4は、紫外線硬化樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂など
を用いることができる。保護層3の膜厚は0.1μm〜
100μmが好ましく、4μm〜10μmがより一層好
ましい。
【0020】前記基板は、少なくとも一方の表面に、ト
ラッキング用のプリグルーブがスパイラル状または同心
円状に形成されている。この基板の内周側のプリグルー
ブの深さが外周側のプリグルーブの深さよりも深くなる
ように、すなわち図2に示すようにプリグルーブの内周
側の深さをDi、プリグルーブの外周側の深さをDoと
したときにDi>Doとなるように形成されている。プ
リグルーブの深さは外周側から内周側に向けて徐々に深
くすることもできるし、また数段階に分けて深くするこ
ともできる。
ラッキング用のプリグルーブがスパイラル状または同心
円状に形成されている。この基板の内周側のプリグルー
ブの深さが外周側のプリグルーブの深さよりも深くなる
ように、すなわち図2に示すようにプリグルーブの内周
側の深さをDi、プリグルーブの外周側の深さをDoと
したときにDi>Doとなるように形成されている。プ
リグルーブの深さは外周側から内周側に向けて徐々に深
くすることもできるし、また数段階に分けて深くするこ
ともできる。
【0021】図3に示す従来のように内周側と外周側の
プリグルーブの深さが同じように形成されていると(D
i=Do)、内周側のプリグルーブ部の色素膜厚の方
が、外周側のプリグルーブ部の色素膜厚よりも薄くなっ
てしまう。そのために、内周側の方が変調度が小さくな
ってしまう。さらに、内周側と外周側のプリグルーブの
深さが同じであると、内周側のランド部の色素膜厚の方
が、外周側のランド部の色素膜厚よりも厚くなりやす
く、内周側のジッターが高くなるという問題があるのは
前述した通りである。
プリグルーブの深さが同じように形成されていると(D
i=Do)、内周側のプリグルーブ部の色素膜厚の方
が、外周側のプリグルーブ部の色素膜厚よりも薄くなっ
てしまう。そのために、内周側の方が変調度が小さくな
ってしまう。さらに、内周側と外周側のプリグルーブの
深さが同じであると、内周側のランド部の色素膜厚の方
が、外周側のランド部の色素膜厚よりも厚くなりやす
く、内周側のジッターが高くなるという問題があるのは
前述した通りである。
【0022】これに対して本発明では、内周側のプリグ
ルーブの深さが外周側のプリグルーブの深さよりも深く
なるように形成しているので(Di>Do)、プリグル
ーブ部およびランド部の色素膜厚の内外周差が少なく、
または無くなり、ディスク全体にわたって変調度の向上
およびジッターの低減を図ることができる。また、プリ
グルーブの深さを深くし過ぎると、プリグルーブ部の色
素膜厚が厚くなり過ぎ、感度が悪くなることを考慮する
と、外周側のプリグルーブの深さDoは、内周側のプリ
グルーブの深さDiの80%〜99%にすることが好ま
しい。
ルーブの深さが外周側のプリグルーブの深さよりも深く
なるように形成しているので(Di>Do)、プリグル
ーブ部およびランド部の色素膜厚の内外周差が少なく、
または無くなり、ディスク全体にわたって変調度の向上
およびジッターの低減を図ることができる。また、プリ
グルーブの深さを深くし過ぎると、プリグルーブ部の色
素膜厚が厚くなり過ぎ、感度が悪くなることを考慮する
と、外周側のプリグルーブの深さDoは、内周側のプリ
グルーブの深さDiの80%〜99%にすることが好ま
しい。
【0023】次の表1は、Do/Diを種々変えた場合
の内周側の変調度と感度との関係を調査してまとめた表
である。なお、変調度と感度は、図4に示すLl,S
l,Sh,Lhにおいて次の式で求められる値である。
の内周側の変調度と感度との関係を調査してまとめた表
である。なお、変調度と感度は、図4に示すLl,S
l,Sh,Lhにおいて次の式で求められる値である。
【0024】
【数1】
【0025】
【数2】
【0026】 表 1 Do/Di 変調度(%) 感度(%) 0.7 89 −10 0.8 82 −5 0.9 72 −1 0.95 65 0 0.97 63 1 0.99 60 2 1.0 58 2 この表から明らかなように、Do/Diが0.7以下で
あると、プリグルーブ部の一部の色素膜厚が厚くなり過
ぎ、感度が悪い。一方、Do/Diが1であると(従来
の媒体)、内周側の変調度が低い。これに対してDo/
Diを0.8〜0.99の範囲、好ましくは0.9〜
0.97の範囲に規制することにより、変調度ならびに
感度とも向上することがてきる。
あると、プリグルーブ部の一部の色素膜厚が厚くなり過
ぎ、感度が悪い。一方、Do/Diが1であると(従来
の媒体)、内周側の変調度が低い。これに対してDo/
Diを0.8〜0.99の範囲、好ましくは0.9〜
0.97の範囲に規制することにより、変調度ならびに
感度とも向上することがてきる。
【0027】次に前記追記型光記録媒体の製造方法につ
いて説明する。光透過性基板1を作成する際に用いるガ
ラス原盤を次のようにして製造した。まず、研磨した平
坦なガラス基板を用意し、ガラス基板上に紫外線に反応
するフォトレジストを内周から外周にかけて一定の勾配
が付くように塗布した。フォトレジストとしては、クレ
ゾールノポラック樹脂の高分子とナフトキノンジアジド
の感光剤との混合材料を用いた。
いて説明する。光透過性基板1を作成する際に用いるガ
ラス原盤を次のようにして製造した。まず、研磨した平
坦なガラス基板を用意し、ガラス基板上に紫外線に反応
するフォトレジストを内周から外周にかけて一定の勾配
が付くように塗布した。フォトレジストとしては、クレ
ゾールノポラック樹脂の高分子とナフトキノンジアジド
の感光剤との混合材料を用いた。
【0028】次いで露光装置(図示せず)のターンテー
ブル上にガラス基板を載置し、ガラス基板を回転させが
らフォトレジスト上にレーザ光を照射してプリグルーブ
を露光した。ついで現像液を用いて、露光したフォトレ
ジストを現像した。フォトレジストには、プリグルーブ
に相当する凹凸が形成される。こうして所望の寸法のプ
リグルーブを有するガラス原盤を作成した。
ブル上にガラス基板を載置し、ガラス基板を回転させが
らフォトレジスト上にレーザ光を照射してプリグルーブ
を露光した。ついで現像液を用いて、露光したフォトレ
ジストを現像した。フォトレジストには、プリグルーブ
に相当する凹凸が形成される。こうして所望の寸法のプ
リグルーブを有するガラス原盤を作成した。
【0029】このガラス原盤にニッケル電鋳を行うこと
により、ニッケルからなるスタンパを作製した。このス
タンパを射出成形機の金型に装着し、ポリカーボネート
樹脂を金型内に射出充填することにより光透過性基板1
を作製した。
により、ニッケルからなるスタンパを作製した。このス
タンパを射出成形機の金型に装着し、ポリカーボネート
樹脂を金型内に射出充填することにより光透過性基板1
を作製した。
【0030】光透過性基板1は、トラッキング用のプリ
グルーブを同心円状に有している。プリグルーブの最内
周半径は22mm、プリグルーブの最外周半径は58m
m、プリグルーブのトラックピッチは0.74μm、プ
リグルーブの幅は300nmで、プリグルーブの深さは
内周(半径位置25mm)が170nm、外周(半径位
置55mm)が160nm、Do/Diが0.95であ
る。
グルーブを同心円状に有している。プリグルーブの最内
周半径は22mm、プリグルーブの最外周半径は58m
m、プリグルーブのトラックピッチは0.74μm、プ
リグルーブの幅は300nmで、プリグルーブの深さは
内周(半径位置25mm)が170nm、外周(半径位
置55mm)が160nm、Do/Diが0.95であ
る。
【0031】このようにしてプリグルーブを形成した基
板1の表面上に、光吸収層2としてシアニン系色素溶液
をスピンコート法により内周から外周にわたって吸光度
が一定になるように塗布した。シアニン系色素を塗布す
る際には、テトラフルオロプロパノールを溶媒として用
いた。
板1の表面上に、光吸収層2としてシアニン系色素溶液
をスピンコート法により内周から外周にわたって吸光度
が一定になるように塗布した。シアニン系色素を塗布す
る際には、テトラフルオロプロパノールを溶媒として用
いた。
【0032】この光吸収層2上に光反射層3としてAg
をスパッタ法により膜厚0.1μmで成膜した。更に光
反射層3上に、光吸収層2及び光反射層3を保護するた
めの保護層4として紫外線硬化性樹脂をスピンコート法
により膜厚7μmにて成膜した。保護層4を成膜した
後、所定の光強度の紫外線を照射して保護層4を硬化さ
せた。こうして図1に示す積層構造の追記型光記録媒体
100を得た。
をスパッタ法により膜厚0.1μmで成膜した。更に光
反射層3上に、光吸収層2及び光反射層3を保護するた
めの保護層4として紫外線硬化性樹脂をスピンコート法
により膜厚7μmにて成膜した。保護層4を成膜した
後、所定の光強度の紫外線を照射して保護層4を硬化さ
せた。こうして図1に示す積層構造の追記型光記録媒体
100を得た。
【0033】以上のようにして作製した追記型記録媒体
100は、光吸収層のランド部の色素膜厚が、内周側
(半径位置25mm)と外周側(半径位置55mm)で
等しく60nmであり、プリグルーブ部の色素膜厚も内
周と外周で等しく125nmであった。この追記型光記
録媒体100に、記録光として波長635nmのレーザ
光をパワー8mWで照射して画像データ情報を記録し
た。最小記録ピットは0.40μmである。その後、波
長650nmのレーザ光をパワー0.5mWで照射し
て、記録した画像データ情報を再生し、ジッターと変調
度を測定した。ジッターは内周側と外周側ともに8.0
%、変調度は内周側と外周側ともに65%であり、良好
な値を示している。
100は、光吸収層のランド部の色素膜厚が、内周側
(半径位置25mm)と外周側(半径位置55mm)で
等しく60nmであり、プリグルーブ部の色素膜厚も内
周と外周で等しく125nmであった。この追記型光記
録媒体100に、記録光として波長635nmのレーザ
光をパワー8mWで照射して画像データ情報を記録し
た。最小記録ピットは0.40μmである。その後、波
長650nmのレーザ光をパワー0.5mWで照射し
て、記録した画像データ情報を再生し、ジッターと変調
度を測定した。ジッターは内周側と外周側ともに8.0
%、変調度は内周側と外周側ともに65%であり、良好
な値を示している。
【0034】比較例として基板の内周の溝深さを160
nmとした以外は、前記実施の形態と同様にして追記型
記録媒体を製造した。この追記型記録媒体は、光吸収層
のランド部の色素膜厚が内周側で65nm、外周側で6
0nmであり、プリグルーブ部の色素膜厚が内周側で1
15nm、外周側で125nmであった。この追記型記
録媒体に、実施の形態と同様にして画像データ情報の記
録及び再生を行い、ジッターと変調度を測定した。外周
側のジッターは8.0%、変調度は65%と良好な値を
示したが、内周側のジッターは9.5%、変調度は58
%と悪がった本発明の実施の形態と比較例を対比すれ
ば、次の表2の通りである。 表 2 実施の形態 比較例 内周側 外周側 内周側 外周側 (半径位置25mm)(半径位置55mm) (半径位置25mm)(半径位置55mm) プリグルーブ 170 160 160 160 の深さ(nm) プリグルーブ 300 300 300 300 の幅(nm) ランド部の色素 60 60 65 60 膜厚(nm) プリグルーブ部 125 125 115 125 の色素膜厚(nm) ジッター(%) 8.0 8.0 9.5 8.0 変調度(%) 65 65 58 65 本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、そ
れの変形および改良を含むことは言うまでもない。例え
ば前記実施の形態では光記録媒体として図1に示すよう
な片面単層構造の追記型光記録媒体を作製したが、これ
に限らず、基板上に光吸収層及び光反射層を有する積層
体を一組用意し、それぞれの積層体を基板が外側になる
ように貼り合わせることによって、例えばDVD−Rの
ような貼り合わせ型の追記型光記録媒体にすることもで
きる。
nmとした以外は、前記実施の形態と同様にして追記型
記録媒体を製造した。この追記型記録媒体は、光吸収層
のランド部の色素膜厚が内周側で65nm、外周側で6
0nmであり、プリグルーブ部の色素膜厚が内周側で1
15nm、外周側で125nmであった。この追記型記
録媒体に、実施の形態と同様にして画像データ情報の記
録及び再生を行い、ジッターと変調度を測定した。外周
側のジッターは8.0%、変調度は65%と良好な値を
示したが、内周側のジッターは9.5%、変調度は58
%と悪がった本発明の実施の形態と比較例を対比すれ
ば、次の表2の通りである。 表 2 実施の形態 比較例 内周側 外周側 内周側 外周側 (半径位置25mm)(半径位置55mm) (半径位置25mm)(半径位置55mm) プリグルーブ 170 160 160 160 の深さ(nm) プリグルーブ 300 300 300 300 の幅(nm) ランド部の色素 60 60 65 60 膜厚(nm) プリグルーブ部 125 125 115 125 の色素膜厚(nm) ジッター(%) 8.0 8.0 9.5 8.0 変調度(%) 65 65 58 65 本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、そ
れの変形および改良を含むことは言うまでもない。例え
ば前記実施の形態では光記録媒体として図1に示すよう
な片面単層構造の追記型光記録媒体を作製したが、これ
に限らず、基板上に光吸収層及び光反射層を有する積層
体を一組用意し、それぞれの積層体を基板が外側になる
ように貼り合わせることによって、例えばDVD−Rの
ような貼り合わせ型の追記型光記録媒体にすることもで
きる。
【0035】
【発明の効果】本発明の光記録媒体は、プリグルーブの
溝深さが外周側よりも内周側の方が深くなっているため
に、ディスク全体にわたってジッターの低減および変調
度向上を図ることができる。
溝深さが外周側よりも内周側の方が深くなっているため
に、ディスク全体にわたってジッターの低減および変調
度向上を図ることができる。
【0036】また、本発明の光記録媒体は、波長630
nm〜640nmのレーザ光を用いて情報の記録が可能
であることから、DVD−Rとして利用することがで
き、この場合は、記録した情報をDVD再生装置で再生
することができる。
nm〜640nmのレーザ光を用いて情報の記録が可能
であることから、DVD−Rとして利用することがで
き、この場合は、記録した情報をDVD再生装置で再生
することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る光記録媒体の断面図
である。
である。
【図2】その光記録媒体のプリグルーブに対して垂直に
切断したときの内周側と外周側を比較した一部拡大図で
ある。
切断したときの内周側と外周側を比較した一部拡大図で
ある。
【図3】従来の光記録媒体のプリグルーブに対して垂直
に切断したときの内周側と外周側を比較した一部拡大図
である。
に切断したときの内周側と外周側を比較した一部拡大図
である。
【図4】光記録媒体の変調度と感度を求めるための説明
図である。
図である。
1 透明基板 2 光吸収層 3 光反射層 4 保護層 100 光記録媒体 Di プリグルーブの内周側の深さ Do プリグルーブの外周側の深さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高澤 孝次 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 5D029 MA01 MA11 WA20 WB11 WB19 WC01 WC10 WD11
Claims (5)
- 【請求項1】 プリグルーブが形成された基板上に、光
吸収層及び光反射層を備える光記録媒体において、前記
プリグルーブの内周側の深さをDi、前記プリグループ
の外周側の深さをDoとしたとき、Di>Doを満足す
ることを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1記載において、前記プリグルー
ブの内周側の深さDiに対する前記プリグルーブの外周
側の深さDoの比率Do/Diが、0.8〜0.99の
範囲内にあることを特徴とするの光記録媒体。 - 【請求項3】 請求項1記載において、前記プリグルー
ブの内周側の深さDiに対する前記プリグルーブの外周
側の深さDoの比率Do/Diが、0.9〜0.97の
範囲内にあることを特徴とするの光記録媒体。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかの記
載において、前記基板ならびに該基板上に形成された光
吸収層および光反射層を有する第1積層体と、当該第1
積層体と同じ積層構造を有する第2積層体とを有し、前
記基板がそれぞれ外側になるように前記第1積層体と第
2積層体とを貼り合わせた構造を有することを特徴とす
るの光記録媒体。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかの記
載において、前記光記録媒体は、プリグルーブのトラッ
クピッチが0.7μm〜0.8μm、最小記録ピットが
0.40μm〜0.44μmの追記型光記録媒体である
ことを特徴とするの光記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11161385A JP2000348386A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11161385A JP2000348386A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 光記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000348386A true JP2000348386A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15734096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11161385A Withdrawn JP2000348386A (ja) | 1999-06-08 | 1999-06-08 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000348386A (ja) |
-
1999
- 1999-06-08 JP JP11161385A patent/JP2000348386A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051025 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20071113 |