JP2000348493A - 不揮発性メモリ回路 - Google Patents
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Abstract
ータ値に対応させて情報を記憶するメモリ回路におい
て、第1の記録状態(1),(2),(5)では、各閾
値電圧が第1の基準電圧Vref1より低い又は高い状
態にあり、第2の記録状態(3),(4)では、各閾値
電圧が第1の基準電圧と異なる第2の基準電圧Vref
2より低い又は高い状態にある。第1の記録状態では、
第2の基準電圧より低い電圧範囲で、2通りの閾値電圧
が第1の基準電圧より低い又は高い状態にある。そし
て、第2の記録状態に遷移する時は、第2の基準電圧を
利用することにより、第1の記録状態にあった全てのセ
ルトランジスタが、第2の基準電圧より低い閾値電圧と
なり、実質的に第2の基準電圧に対して消去動作が行わ
れたことになる。
Description
路に関し、特にフローティングゲートを有するメモリセ
ルを利用したフラッシュメモリにおいて、消去時間を短
縮することができる不揮発性メモリ回路に関する。
ルを利用したフラッシュメモリ或いは不揮発性メモリ
は、電源がオフになっても記録情報を保持することがで
き、また、読み出し速度がハードディスクなどに比較し
て高速である。フローティングゲートを有するメモリセ
ルへのプログラム(或いは書き込み)動作では、例え
ば、フローティングゲートに電荷を注入することにより
セルトランジスタの閾値電圧を高くして、データ0を記
録する。また、消去動作では、フローティングゲートか
ら電荷を引き抜くことによりセルトランジスタの閾値電
圧を低くして、データ1を記録する。
引き抜きには、一定の時間が必要であり、1つのセル毎
に電荷の注入や引き抜きを別々に行うと、データの変更
に長時間を要する。そこで、従来のメモリ回路では、プ
ログラム時は、一旦全てのメモリセルをデータ1の消去
状態にし、必要なメモリセルに対してのみ電荷を注入し
て、データ0を書き込む。上記の消去動作では、データ
1のメモリセル全てに一旦電荷を注入して、閾値電圧を
全て高い状態にし(プリプログラム)、全てのメモリセ
ルに対して同時に消去電圧を印加してデータ1の状態に
する(一括消去)。
するメモリセルを利用したフラッシュメモリ或いは不揮
発性メモリでは、プログラム動作では、必要なメモリセ
ルをデータ1からデータ0の状態にして所定の情報を記
憶し、消去状態では、全てのメモリセルをプリプログラ
ムして、一括同時消去を行い、全てデータ1の状態にす
る。
る。横軸はセル数、縦軸はセルトランジスタの閾値レベ
ル(閾値電圧)及びデータ1,0を示す。また、横軸方
向に、(1)消去状態(初期状態)、(2)1回目書
込、(3)1回目消去、(4)2回目書込、(5)2回
目消去した状態がそれぞれ示される。
圧(基準電圧Vref)が示される。通常の回路では、セル
トランジスタの閾値電圧に対応する出力電圧が、センス
アンプで基準電圧と比較される。そして、セルトランジ
スタの閾値電圧が高い場合は、セルトランジスタの電流
値が小さく高い出力電圧が出力され、閾値電圧が低い場
合は、セルトランジスタの電流値が大きく低い出力電圧
が出力される。センスアンプ用基準電圧との対比では、
出力電圧との関係で述べる必要があるが、セルトランジ
スタの閾値電圧の高低と出力電圧の高低とが1対1に対
応するので、便宜上、本明細書では、セル内の基準電圧
Vrefを、閾値電圧に対応させた基準電圧として説明に使
用する。従って、セル内基準電圧の設定を変更すること
は、センスアンプ用基準電圧の設定を変更することと同
義である。但し、両基準電圧は、高低は対応するが、絶
対値では異なる場合もある。
リアレイのデータ及び閾値レベル(閾値電圧)の遷移を
示す図である。図2(A)がデータの遷移を、図2
(B)がセルトランジスタの閾値レベルの遷移をそれぞ
れ示す。図2(A)の各セル内の数字は、データ「0」
「1」を示し、図2(B)の各セル内の数字は、「1」
が低い閾値レベルVth1を、「2」が高い閾値レベルVth2
をそれぞれ示す。
スタの閾値レベルが低いレベルVth1の状態であり、従っ
て、全てのセルトランジスタのデータが「1」の状態で
ある。1回目の書込では、必要なセルトランジスタに対
してフローティングゲートに電荷を注入し、その閾値レ
ベルを高いレベルVth2の状態にする。従って、一部のセ
ルでは高い閾値レベルVth2(データ0)の状態で、残り
のセルでは低い閾値レベルVth1(データ1)の状態にあ
る。
一旦消去(3)を行う。即ち、この1回目の消去(3)
では、上記(2)の状態で低い閾値レベルVth1のままだ
ったセルに対して、個別にプリプログラムを行って全て
高い閾値レベルVth1にする。その後、全てのセルトラン
ジスタに一斉に消去電圧を印加して、フローティングゲ
ートから電荷を引き抜いて、全て低い閾値レベルVth1
(データ1)の状態にする。この状態から、2回目の書
込(4)を行って、所定のセルトランジスタに書込電圧
を印加して、フローティングゲートに電荷を注入し、高
い閾値レベルVth2(データ0)にする。
ると、2回目の消去(5)を上記と同様に行って、全て
のセルトランジスタを低い閾値レベルVth1(データ1)
の状態にする。
メモリでは、データの書き換えを行うたびに、全てのセ
ルトランジスタ或いは、所定のセクタ内の全てのセルト
ランジスタを消去する必要がある。この消去動作は、上
記の通り、プリプログラム動作と、一斉消去動作を伴
い、長時間を要する。データの書き換えを行うたびにこ
のような長時間及び消去電力の消去動作を伴うことは、
好ましくない。例えば、デジタルカメラの画像データの
書き換えなどにおいて、かかる消去動作は、長時間を要
し、それに伴う消費電力も大きくなる。
とを目的とする。
動作を簡略化した不揮発性メモリ回路を提供することに
ある。
消去動作を短時間でできるようにした不揮発性メモリ回
路を提供することにある。
消去動作に伴う消費電力を節約することができる不揮発
性メモリ回路を提供することにある。
めに、本発明の一つの側面は、メモリセルの閾値電圧を
変更することにより第1及び第2の閾値電圧状態を第1
及び第2のデータ値に対応させて情報を記憶するメモリ
回路において、第1の記録状態では、前記第1及び第2
の閾値電圧が第1の基準電圧より低い又は高い状態にあ
り、第1の記録状態とは異なる第2の記録状態では、前
記第1及び第2の閾値電圧が前記第1の基準電圧と異な
る第2の基準電圧より低い又は高い状態にある。そし
て、前記第1及び第2の記録状態に応じて、第1又は第
2の基準電圧に設定される。
は、第2の基準電圧より低い又は高い電圧範囲で、前記
第1及び第2の閾値電圧が第1の基準電圧より低い又は
高い状態にある。そして、第2の記録状態に遷移する時
は、第2の基準電圧を利用することにより、第1の記録
状態にあった全てのセルトランジスタが、第2の基準電
圧より低い又は高い閾値電圧となり、実質的に第2の基
準電圧に対して消去動作が行われたことになる。従っ
て、その消去動作は、基準電圧を変更するだけでよいの
で、動作時間は短く、消費電力も少なくて良い。
タの閾値電圧に対応するセル内基準電圧の設定に伴い、
通常は、センスアンプ用の基準電圧の設定が行われる。
以上存在する。
施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形
態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
る。また、図4は、図1の動作に伴う、4×4のメモリ
アレイのデータ(0または1)及び閾値電圧(Vth1〜Vt
h3のいずれかを1〜3で表示)の遷移を示す図である。
図3の横軸と縦軸は、従来例で示した図1と同じであ
り、図3の動作も図1の動作と同じである。また、図4
(A)は、各メモリセルでのデータの遷移を、図4
(B)は、各メモリセルでの閾値レベル(閾値電圧)の
遷移を示す。
前述と同様に、後述するセンスアンプ用基準電圧Vrefs
aをセルトランジスタの閾値電圧に対応させた電圧であ
る。
(図中(1)(2)(5))と、第2の記録状態(図中
(3)(4))とを有し、データの書き換えが行われる
たびに、第1の記録状態から第2の記録状態に変更さ
れ、更に第1の記録状態に変更される。その記録状態の
変更の為には、単に、セル内基準電圧Vrefを第1の基準
電圧Vref1から第2の基準電圧Vref2に変更、またはそ
の逆の変更が行われる。即ち、それに対応するセンスア
ンプ用基準電圧が、第1のレベルVrefsa1から第2のレ
ベルVrefsa2に変更、またはその逆の変更が行われる。
を順に説明する。最初の消去状態(1)では、全てのセ
ルトランジスタの閾値電圧はVth1にあり、第1の基準電
圧Vref1よりも低い領域にある。この状態は、第1の記
録状態であり、全てのセルトランジスタの閾値電圧Vth1
が第1の基準電圧Vref1より低いので、全てのセルにデ
ータ「1」が記録されて、イニシャライズされているこ
とになる。
ータ群を書き込む1回目の書込動作では、データ「0」
を書き込みたいセルトランジスタの閾値電圧を、第1の
基準電圧Vref1より高い閾値レベルVth2にする。このた
めには、セルトランジスタに後述する書込電圧を印加し
て、フローティングゲートに電荷を注入する。その結
果、1回目の書込後の状態(2)では、一部のセルトラ
ンジスタの閾値レベルVth1は、第1の基準電圧Vref1よ
りも低く、残りのセルトランジスタの閾値レベルVth2
は、第1の基準電圧Vref1よりも高くなる。
Vth2となり、データ「0」が書き込まれたことになる。
この第1の記録状態(1)(2)では、第1の基準電圧
Vref1を利用することにより、セルのデータ「1」と
「0」を読み出すことができる。
タ群を書き込む(2回目の書込)ためには、1回目の消
去(3)を行い、2回目の書込(4)を行う必要があ
る。従来例の消去動作では、プリプログラムを行って全
てデータ0にし、全てのセルトランジスタに一斉に消去
電圧を印加して閾値電圧を下げる。それに対して、本実
施の形態例では、1回目の消去(3)では、単にセル内
基準電圧を第1の基準電圧Vref1から第2の基準電圧Vre
f2に変更するだけで良い。即ち、それに対応するセンス
アンプ用基準電圧を第1のレベルVrefsa1から第2のレ
ベルVrefsa2に変更設定するだけで良い。
状態(2)における全てのセルトランジスタの閾値電圧
Vth1、Vth2よりも、第2の基準電圧Vref2が高いので、
上記の通り基準電圧を変更することにより、全てのセル
がデータ「1」の状態、即ち消去状態になる。従って、
本実施の形態例は、セルトランジスタをプリプログラム
した後、一斉に消去するという従来の消去動作よりも、
短時間で且つ低消費電力で1回目の消去動作を行うこと
ができる。
込を行う為には、データ「0」を書き込むべきセルトラ
ンジスタに書込電圧を印加し、フローティングゲートに
電荷を注入して、閾値電圧を第2の基準電圧Vref2より
高い電圧Vth3にする。その結果、第2の基準電圧Vref2
を利用することにより、データ0と1とを区別すること
ができる。この状態が、第2の記録状態になる。即ち、
図4に示される通り、状態(4)では、斜線のセルにデ
ータ「0」が記録され、その閾値電圧はVth3になってい
る。
目の消去(5)を行う必要がある。本実施の形態例で
は、2回目の消去は、データ「1」を記録していたセル
トランジスタの閾値電圧を全て第2の基準電圧Vref2よ
り高くするプリプラグラムを行い、全てのセルトランジ
スタに消去電圧を印加して、閾値電圧を第1の基準電圧
Vref1より低くする。即ち、この2回目の消去動作は、
従来例と同様に、プリプログラム動作と一斉消去動作と
を伴い、消去に要する時間は、従来例と同等である。
じであり、後の書き込みと消去動作は、上記の状態
(1)〜(5)を繰り返すことにより行われる。従っ
て、本実施の形態例では、奇数回目の消去動作は、基準
電圧の変更設定だけでよく、短時間、省電力で行うこと
ができる。しかし、偶数回目の消去動作は、プリプログ
ラムと一斉消去を行わなければならない。但し、全体と
しては、平均消去時間は短くなり、平均消費電力は少な
くなる。
路のメモリセルアレイとセンスアンプを示す回路図であ
る。図5には、2行2列のメモリセルMC00〜MC11
が、ワード線WL0、WL1とビット線BL0,BL1
との交差位置に配置される。各メモリセルは、フローテ
ィングゲートとコントロールゲートとを有するNチャネ
ルトランジスタであり、コントロールゲートはワード線
に接続され、ドレインはビット線に接続され、ソースは
共通ソースセンスアンプSLに接続される。
り駆動され、ビット線BLはコラムゲートCGを介して
プリアンプ回路PAに接続される。コラムゲートCGの
各トランジスタのゲートには、図示しないコラムデコー
ダからのコラム選択信号CL0,CL1が供給され、1
つのコラムゲートトランジスタが導通する。また、ソー
ス線SLは、ソース線制御回路10により電圧を制御さ
れる。
に接続されゲートがグランドに接続されたPチャネルト
ランジスタ12と、選択されたメモリセルトランジスタ
とで構成される増幅回路であり、Pチャネルトランジス
タ12は、負荷回路として動作する。プリアンプPAの
出力Vpaは、センスアンプSAに供給される。センスア
ンプSAは、ソースが共通接続されたNチャネルトラン
ジスタ14,16と、負荷回路であるPチャネルトラン
ジスタ18と、電流源20で構成される。トランジスタ
14のゲートには、プリアンプPAの出力Vpaが、トラ
ンジスタ16のゲートには、センスアンプ用基準電圧V
refsaがそれぞれ供給される。そして、例えばトランジ
スタ16のドレイン端子から出力電圧Voutが生成され
る。
プPAの特性図である。横軸はセル電流またはメモリセ
ルの閾値電圧Vthを、縦軸はプリアンプPAの出力Vpa
を示す。横軸の閾値電圧は、矢印方向がより低い電圧を
示す。
値電圧が低いレベルVth1の場合、同じワード線電圧に対
してセル電流が大きくなる。その結果、メモリセルMC
と負荷回路12とで構成されるプリアンプPAの出力V
pa1も低くなる。また、メモリセルMCの閾値電圧が上
記低いレベルVth1より高いレベルVth2の場合、セル電
流が低下し、プリアンプPAの出力Vpa2も高くなる。
そして、更に、メモリセルMCの閾値電圧が上記閾値Vt
h2より高いレベルVth3になると、プリアンプPAの出力
Vpa3も高くなる。
ンスアンプSAにて基準電圧Vrefsaと比較される。従
って、図6に示されたプリアンプ出力Vpa1、Vpa2、V
pa3の検出の為には、センスアンプSAの基準電圧Vref
saとして、Vrefsa1とVrefsa2とが必要になる。
閾値電圧Vthの増減と、プリアンプPAの出力電圧Vpa
の増減とは、対応する。従って、セルトランジスタの閾
値電圧Vthに対するセル用基準電圧Vref1、Vref2の上
下関係は、センスアンプ用基準電圧Vrefsa1、Vrefsa2
の上下関係に1対1に対応する。従って、本明細書内で
は、センスアンプ用基準電圧の設定の変更と、セル内基
準電圧の設定の変更とを、便宜上同等の意味で使用して
いる。
路の全体構成図である。コマンドステートメント回路2
2には、外部から読み出し、プログラム、消去などのコ
マンドを供給され、それをデコードして必要な内部コマ
ンド信号を書き込み・消去制御回路24に出力する。書
き込み・消去制御回路24は、上記の内部コマンド信号
に応答して、メモリアレイMAにおけるワード線、ビッ
ト線、ソース線の電圧を制御する。
プPAに接続され、更にプリアンプPAはセンスアンプ
SAに接続される。センスアンプSAの出力は、出力回
路26により外部に出力される。また、センスアンプS
Aには、レファレンス選択回路28とレファレンス発生
回路30とにより生成されたセンスアンプ用基準電圧V
refsaが供給される。レファレンス選択回路28は、現
在の記録状態を記録する記録手段を有し、その記録手段
が記憶する記録状態に応じて、レファレンス発生回路3
0が対応するセンスアンプ用基準電圧Vrefsaを生成す
る。また、書き込み・消去制御回路24は、レファレン
ス選択回路28が保持する記録状態に応じて、次の書き
込みまたは消去動作時に、その保持状態を変更する。
ンス発生回路の回路図である。レファレンス選択回路2
8は、Pチャネルトランジスタ32と、セルトランジス
タと同じ構成の記録状態を保持するトランジスタ34と
で構成される。記録用のトランジスタ34のソースはグ
ランドに接続され、コントロールゲートは書き込み・消
去制御回路24に接続される。書き込み・消去制御回路
24からノードBに書き込みパルスまたは消去パルスが
供給されることにより、記録用のトランジスタ34の閾
値電圧が変更される。例えば、ノードBに高い書き込み
パルスを与えて、トランジスタ24のフローティングゲ
ートに電荷を注入して閾値電圧を高くし、ノードBに低
い(マイナス)消去パルスを印加して、トランジスタ3
4のフローティングゲートから電荷を引き抜き閾値電圧
を低くする。
閾値電圧を低くして、第1の記録状態が記録される。そ
の状態では、ノードAの電圧は低くなる。また、トラン
ジスタ34の閾値電圧を高くして、第2の記録状態が記
録される。その状態では、ノードAの電圧は高くなる。
Rと、CMOSトランスファーゲート36と、インバー
タ37と、電流源38で構成される。第1の記録状態で
は、ノードAの電圧が低く、トランスファーゲート36
がオフ状態になる。その結果、レファレンス発生回路3
0の負荷抵抗Rは1個になり、センスアンプ用基準電圧
Vrefsaは、低い第1のレベルVrefsa1になる。一方、
第2の記録状態では、ノードAの電圧が高く、トランス
ファーゲート36がオン状態になる。その結果、レファ
レンス発生回路30の負荷抵抗Rは、2個の並列回路に
なり、センスアンプ用基準電圧Vrefsaは、高い第2の
レベルVrefsa2になる。
レンス発生回路の動作を示す図である。図3,4で示し
た(1)初期の消去状態、(2)1回目書込時、(3)
1回目消去時、(4)2回目書込時、(5)2回目消去
時において、それぞれ、回路内のノードA,B及び出力
のセンスアンプ用基準電圧Vrefsaの変化が示される。
34の閾値電圧が低い状態にあり、ノードBに読み出し
電圧のHレベルが印加されて、選択信号であるノードA
はLレベルにある。従って、生成されるセンスアンプ用
基準電圧Vrefsaは低い第1のレベルVrefsa1に維持さ
れている。即ち、第1の記録状態にある。
われる場合、この基準電圧Vrefsa1を利用して、メモリ
セルアレイMA内の所望のメモリセルへのプログラム動
作(書き込み動作)が行われ、そのセルトランジスタの
閾値電圧がセル内の基準電圧Vref1より高い第2の閾値
電圧Vth2になり、データ「0」が書き込まれる。この
書き込み動作時のプログラムベリファイ動作は、第1の
センスアンプ用基準電圧Vrefsa1を利用して行われる。
また、この第1の記憶状態では、第1のセンスアンプ用
基準電圧Vrefsa1を利用して、セルの情報が読み出され
る。
き込む場合は、一旦全てのセルトランジスタを消去して
データ「1」にする必要がある。そこで、1回目の消去
時(3)には、本実施の形態例では、書き込み・消去制
御回路24が、ノードBに書き込みパルスPwを印加し
て、トランジスタ34のフローティングゲートに電荷を
注入し、閾値電圧を高くする。この書き込みパルスPw
は、通常のセルトランジスタへの書き込み電圧と同じ高
い電圧Vppレベルのパルス信号である。その結果、選択
信号であるノードAのレベルは、Hレベルになり、セン
スアンプ用基準電圧Vrefsaは第2のレベルVrefsa2に
変更される。この第2のセンスアンプ用基準電圧Vrefs
a2に切り替えられた結果、第1の記録状態にあった全て
のセルの情報は、全てデータ「1」になり、メモリセル
アレイの全てのセルトランジスタに対して実質的に消去
動作が行われたことになる。しかも、この消去動作で
は、レファレンス選択回路28内のトランジスタ34へ
の電荷の注入動作だけであり、その動作時間は短く、消
費電力も少ない。
(4)が行われる。この書き込み動作では、センスアン
プSAに第2のセンスアンプ用基準電圧Vrefsa2が与え
られ、所望のセルトランジスタにプログラム用パルスが
印加され、電荷がフローティングゲートに注入される。
プログラムベリファイ動作は、第2のセンスアンプ用基
準電圧Vrefsa2を利用して行われ、プログラム用パルス
の印加は、センスアンプSAの出力Voutが反転するま
で継続して行われる。その結果、所望のセルトランジス
タの閾値電圧Vthがセル内の第2の基準電圧Vref2より
も高い第3の閾値電圧Vth3になり、データ「0」の書
き込み(プログラム)が行われる。この後の読み出し動
作も、第2のセンスアンプ用基準電圧Vrefsa2を利用し
て行われる。
と、2回目の消去動作(5)が行われる。この場合は、
書き込み・消去制御回路24が、レファレンス選択回路
28の選択信号であるノードAのレベルを検出し、第2
の記録状態であることを検出する。この場合は、書き込
み・消去制御回路24により、メモリセルアレイMAの
データ「1」のセルトランジスタに対して、書き込み動
作を行い、その閾値電圧をセル内の第2の基準電圧Vth
2より高くする。これは、プリプログラム動作である。
その後、ノードBに消去パルスPeを印加し、トランジ
スタ34の閾値電圧を低くし、センスアンプ用基準電圧
Vrefsaを第1のレベルVrefsa1にし、それを基準にし
て、全てのセルトランジスタに消去パルスを印加し、閾
値電圧をセル内の第1の基準電圧Vref1より低くする。
これにより、全てのセルトランジスタの閾値電圧が第1
のレベルVth1になり、全てデータ「1」の状態にな
る。この結果、第1の記録状態になる。
リ回路内の動作を説明するフローチャート図である。書
き込みコマンドが図7に示したコマンド・ステートメン
ト回路22に供給されると(S2)、書き込み・消去制
御回路24が、メモリセルアレイMAに対して、書き込
み制御を行う(S4)。書き込み制御は、具体的には、
ソース線電位をグランドにし、ビット線電位をHレベル
にし、更に、ワード線に高電位Vppの書き込みパルス印
加可能な状態にする。
込みパルスを印加して、書き込み動作を行う(S6)。
所定の期間、書き込みパルスを印加した後に、プリアン
プPAの出力Vpaと設定されたセンスアンプ用基準電圧
Vrefsaとの比較を、センスアンプSAで行い、セルト
ランジスタの閾値電圧が基準電圧Vthを越えたか否かの
プログラムベリファイ(書き込みベリファイ)を行う。
上記のプログラムベリファイで、データ「0」を書き込
みたいセルトランジスタが全てパスするまで、上記の動
作が繰り返される。
路内の動作を説明するフローチャート図である。消去コ
マンドがコマンド・ステータス回路22に供給されると
(S12)、書き込み・消去制御回路24は、最初に、
レファレンス選択回路28内の選択信号であるノードA
のレベルをチェックする(S14)。
は、第1の記録状態であるので、そのときの消去動作
は、レファレンス選択回路28内のトランジスタ34に
書き込み動作を行うだけである。従って、書き込み・消
去制御回路24は、トランジスタ34に対して書き込み
制御を行い(S16)、トランジスタ34のノードBに
書き込みパルスPwを印加して、閾値電圧を高くする。
その結果、レファレンス発生回路30により生成される
センスアンプ用基準電圧Vrefsaは、第2のレベルVref
sa2に切り替えられる(S18)。これにより、全ての
セルトランジスタは、データ「1」が書き込まれた状態
になり、実質的に全面消去状態になる。これで、第2の
記録状態になる。
場合は、第2の記録状態であるので、そのときの消去動
作は、従来例と同様に、プリプログラムを行って全ての
セルをデータ「0」に一旦プログラムし、全面消去パル
スを印加して、消去ベリファイを行う。即ち、プリプロ
グラム動作(S20)は、図10の書き込み動作と同様
であり、それにより、データ「1」のメモリセルに書き
込みを行いデータ「0」にする。
去制御を行う(S22)。そして、レファレンス選択回
路28内のトランジスタ34に消去パルスPeを印加し
て、トランジスタの閾値電圧を低くし、ノードAをLレ
ベルにする。その結果、センスアンプ用基準電圧は、第
1の基準電圧Vrefsa1になる。そして、更に、メモリセ
ルアレイMAに対して消去制御を行う(S26)。具体
的には、ビット線をフローティング、共通ソース線をVc
cにし、ワード線に負の消去パルスを印加可能な状態に
する。そして、メモリ消去動作で、実際にワード線に負
の消去パルスを全セルトランジスタに一斉に所定時間印
加する(S28)。
プリアンプPAの出力Vpaを第2のセンスアンプ用基準
電圧Vrefsa1とセンスアンプSAにより比較され、出力
Voutがデータ「1」のレベルになったか否かの消去ベ
リファイを行う(S30,S32)。全てのセルトラン
ジスタの記憶データが「1」になると、消去動作が終了
する。
て、奇数番目は単にトランジスタ34への消去動作を行
うだけであり、偶数番目は従来例と同様の消去動作を行
う。従って、平均すると消去動作時間が短く、消費電力
も少ない。
モリ回路の動作概念図である。図12は、図3に対応す
る図であり、第1の実施の形態例では2つの記録状態を
有するのに対して、第2の実施の形態例では、4つの記
録状態を有する。従って、セル内基準電圧Vrefは、4
つのレベルVref1〜Vref4が設定され、それに対応し
て、センスアンプ用基準電圧Vrefsa1〜Vrefsa4が設
定され、適宜選択、切り替えられる。
準電圧Vref1に設定され、全てのセルトランジスタの閾
値電圧はそれより低いVth1にある。書き込み1が行わ
れると、所望のセルトランジスタの閾値電圧がVth2と
第1の基準電圧Vref1よりも高くなる。ここまでが、第
1の記録状態である。この状態では、レファレンス発生
回路が、第1のセル内基準電圧Vref1に対応する第1の
センスアンプ用基準電圧Vrefsa1を生成する。
選択回路28内のメモリトランジスタの記録状態が変更
され、レファレンス発生回路30は、第2のセル内基準
電圧Vref2に対応する第2のセンスアンプ用基準電圧V
refsa2を出力する。その結果、全てのセルトランジスタ
の閾値電圧Vth1,Vth2は、基準電圧Vref2より低くな
り、全てデータ「1」の状態になる。この消去動作は短
時間で、省電力である。そして、書き込み2では、所望
のセルトランジスタの閾値電圧が第3の閾値電圧Vth3
に変更される。第3の閾値電圧Vth3は、第2のセル内
基準電圧Vref2よりも高い。この状態が、第2の記録状
態である。
基準電圧Vrefsa3に変更される。そして、書き込み3で
は、所望のセルトランジスタの閾値電圧が第3のセル内
基準電圧Vref3よりも高い第4の閾値電圧Vth4にされ
る。この状態が第3の記録状態である。更に、消去3及
び書き込み4も同様の動作であり、この状態が第4の記
録状態である。
電圧が第4のレベルVrefsa4にあるので、メモリセルア
レイに対して、プリプログラムと全面消去が行われ、セ
ンスアンプ用基準電圧が第1のレベルVrefsa1に切り替
えられる。
録状態を有するが、この記録状態の数は、任意の複数で
あり、3つの記録状態或いは5以上の記録状態であって
もよい。
ファレンス選択回路及びレファレンス発生回路の回路図
である。第2の実施の形態例では、4つの記録状態を有
するので、レファレンス選択回路28には、3セットの
Pチャネルトランジスタと記憶用トランジスタからなる
回路が設けられる。即ち、記憶用トランジスタ342,
343,344の3つのトランジスタを有する。また、
それに対応して、レファレンス発生回路30は、スイッ
チSW2,SW3,SW4が設けられ、4つの並列の負
荷抵抗Rが設けられる。
342,343,344は全て低い閾値電圧レベルにあ
り、選択信号A2,A3,A4は全てLレベルにある。
従って、レファレンス発生回路30は、第1のセンスア
ンプ用基準電圧Vrefsa1を生成する。第2の記録状態で
あは、記憶用トランジスタ342の閾値電圧が高くな
り、選択信号A2,A3,A4は、(H,L,L)とな
り、レファレンス発生回路30は、第1のレベルより高
い第2のセンスアンプ用基準電圧Vrefsa2を生成する。
ジスタ343の閾値電圧も高くなり、選択信号A2,A
3,A4は、(H,H,L)となり、レファレンス発生
回路30は、第2のレベルより更に高い第3のセンスア
ンプ用基準電圧Vrefsa3を生成する。そして、第4の記
録状態では、全ての記録用トランジスタの閾値電圧が高
くなり、選択信号A2,A3,A4は、(H,H,H)
となり、レファレンス発生回路30は、第3のレベルよ
り更に高い第4のセンスアンプ用基準電圧Vrefsa4を生
成する。最後に、第4の記録状態から第1の記録状態に
切り替えられる場合は、全ての記録用トランジスタ34
2,343,344の閾値電圧を元の低いレベルにし、
スイッチSW2乃至SW4を全てオフにして、第1のセ
ンスアンプ用基準電圧Vrefsa1が生成される。
作原理図である。第3の実施の形態例は、1つのメモリ
セルに多値、例えば4値のデータが記憶される場合に、
本発明の原理を適用した例である。即ち、ある記録状態
では、3つのセル内基準電圧Vrefが設定され、1つの
セルトランジスタの閾値電圧が4種類の状態を有する。
セルトランジスタの閾値電圧がVth1にあり、第1のセ
ル内基準電圧群41(Vref1,Vref2,Vref3)の最小基準
電圧Vref1よりも低くされている。従って、全てのセル
はデータ「11」を記憶する。そして、書き込み1で
は、所望のセルトランジスタの閾値電圧を、第2〜第4
の閾値電圧Vth2〜Vref4のいずれかにする。その書き込
みベリファイレベルは、第1のセル内基準電圧群41に
対応する図示しない第1のセンスアンプ用基準電圧群Vr
efsa1〜Vrefsa3が利用される。その結果、セルにはデ
ータ「11」「10」「01」「00」のいずれかが記
録される。
圧が、第2のセル内基準電圧群42(Vref4〜Vref6)
に対応するセンスアンプ用基準電圧群にに変更される。
その結果、全てのセルトランジスタの閾値電圧は、第2
のセル内基準電圧群の最小基準電圧Vref4よりも低くな
り、データ「11」の状態になる。その後の、書き込み
2では、所望のセルトランジスタの閾値電圧が、第5〜
第7の閾値電圧Vth5〜Vth7のいずれかにされる。その書
き込みベリファイレベルは、第2のセル内基準電圧群4
2に対応する図示しない第2のセンスアンプ用基準電圧
群Vrefsa4〜Vrefsa6が利用される。
になる。従って、消去1,2では、短時間、省電力で消
去動作が行われる。最後の消去3では、プリプログラム
動作が行われ、全てのセル閾値電圧がVth10にされた
後、第3の基準電圧群43から第1の基準電圧群41に
戻され、全面消去動作が行われる。
明を適用することができ、消去動作を短時間で、省電力
で実現することができる。
モリ回路の構成を示す図である。本実施の形態例では、
メモリセルアレイMAが複数のセクタSEC0〜SECnに分け
られ、セクタ単位で書き込み、消去が行われる。デジタ
ルカメラの記録媒体などに利用されるフラッシュメモリ
は、かかるセクタ単位での書き込み、消去動作が行われ
る。
けた結果、セクタ・デコーダ50が設けられ、セクタ選
択信号がメモリセルアレイに供給される。また、各セク
タ毎に、プリアンプPA0〜PAn、センスアンプSA0〜SAn、
レファレンス選択及び発生回路300〜30nが設けられる。
そして、セクタ・デコーダ50が生成するセクタ選択信
号は、センスアンプ、レファレンス選択及び発生回路に
も供給される。
〜SAnは、それぞれ図5に示した回路と同等である。ま
た、レファレンス選択及び発生回路300〜30nは、2階層
の構成であれば、図8に示した回路と同等の構成であ
る。それぞれのレファレンス選択及び発生回路300〜30n
は、対応するセクタの記録状態を記憶する。そして、そ
の記録状態に応じたセンスアンプ用基準電圧Vrefsaを
生成し、対応するセンスアンプSA0〜SAnに供給する。
たセクタの書き込み、消去動作を制御し、必要な書き込
み電圧、消去電圧を供給する。また、書き込み・消去制
御回路24は、選択されたセクタに対応するレファレン
ス選択及び発生回路300〜30nの記録用トランジスタへの
書き込み、消去の制御を行う。その場合、それぞれの記
録状態に応じて、書き込み・消去制御回路24は、記録
用トランジスタに書き込むを行うか、消去を行うかの制
御も行う。
3の実施の形態例を適用することも可能である。即ち、
各セクタ単位で、4つの記録状態を持ったり、各セクタ
単位で多値データを記録したりしても良い。
形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
ゲートを有するメモリ回路において、消去動作の時間を
短縮し、消費電力を節約することができる。
ータ及び閾値レベル(閾値電圧)の遷移を示す図であ
る。
ータ及び閾値レベル(閾値電圧)の遷移を示す図であ
る。
ルアレイとセンスアンプを示す回路図である。
図である。
図である。
の回路図である。
路の動作を示す図である。
作を説明するフローチャート図である。
説明するフローチャート図である。
作概念図である。
択回路及びレファレンス発生回路の回路図である。
る。
成を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】メモリセルの閾値電圧を変更することによ
り、第1及び第2の閾値電圧状態を第1及び第2のデー
タ値に対応させて情報を記憶するメモリ回路において、 第1の記録状態では、前記第1及び第2の閾値電圧が第
1の基準電圧より低い又は高い状態にあり、第1の記録
状態とは異なる第2の記録状態では、前記第1及び第2
の閾値電圧が前記第1の基準電圧と異なる第2の基準電
圧より低い又は高い状態にあり、 前記第1及び第2の記録状態に応じて、前記第1又は第
2の基準電圧が設定されることを特徴とする不揮発性メ
モリ回路。 - 【請求項2】請求項1において、 前記第1の記録状態では、前記第1及び第2の閾値電圧
が、前記第2の基準電圧より低い又は高い電圧範囲にあ
り、前記第1の記録状態から前記第2の記録状態に遷移
する時は、第1の記録状態にあった全てのセルトランジ
スタが、前記第2の基準電圧に対して消去状態になるこ
とを特徴とする不揮発性メモリ回路。 - 【請求項3】請求項1又は2のいずれかにおいて、 更に、第3...第N(Nは3以上の整数)の記録状態
を有し、それぞれの記録状態で第3...第Nの基準電
圧が設定され、 第M−1(Mは3以上の整数)の記録状態における第1
及び第2の閾値電圧に対応する出力電圧が、第Mの基準
電圧よりも高いまたは低いことを特徴とする不揮発性メ
モリ回路。 - 【請求項4】請求項1又は2のいずれかにおいて、 それぞれの記録状態において、セルトランジスタの閾値
が更に第3...第N(Nは3以上の整数)の閾値を有
して、多値データを記録することを特徴とする不揮発性
メモリ回路。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP15611399A JP2000348493A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 不揮発性メモリ回路 |
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| JP15611399A JP2000348493A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 不揮発性メモリ回路 |
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Family
ID=15620608
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