JP2000349059A - 半導体装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び製造装置

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JP2000349059A
JP2000349059A JP11154971A JP15497199A JP2000349059A JP 2000349059 A JP2000349059 A JP 2000349059A JP 11154971 A JP11154971 A JP 11154971A JP 15497199 A JP15497199 A JP 15497199A JP 2000349059 A JP2000349059 A JP 2000349059A
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cleaning
film
cleaning liquid
cleaned
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JP11154971A
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English (en)
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Noriyuki Hayashi
敬之 林
Toshihide Okatsu
敏秀 大勝
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は基板の洗浄を確実に行うことがで
きるようにした半導体装置の製造方法を提供することに
ある。 【解決手段】 基板10に薄膜を成膜して形成される半
導体装置の製造方法において、上記基板を洗浄液によっ
て洗浄する洗浄工程と、洗浄された基板を乾燥させる乾
燥工程とを具備し、上記洗浄工程は洗浄液をノズル体1
1aから上記基板に向けて高圧で噴射することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は基板に薄膜を成膜
して形成される半導体装置の製造方法及び製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体装置としての薄膜タイ
プの太陽電池パネルを製造する場合、透明導電膜からな
る第1の電極が形成されたガラスなどの材料からなる基
板に半導体膜を成膜し、さらにその上に金属膜からなる
第2の電極を形成するようにしている。
【0003】基板に半導体膜や金属膜等の薄膜を成膜す
る際、その基板にパーティクルが付着していると欠陥の
発生原因となる。とくに、薄膜タイプの太陽電池パネル
は、基板の板面ほぼ全体に半導体膜を成膜した後、溝加
工することで複数のセルに分割してからその上面に金属
膜を成膜するため、溝加工時に生じる切り滓やばりなど
のパーティクルが上記金属膜に入り込んで欠陥の発生原
因になり易いということがあった。
【0004】したがって、上記基板は半導体膜や金属膜
などの薄膜の成膜時には、必ず洗浄を行い、パーティク
ルの残留に基づく欠陥の発生を防止するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、基板を洗浄する
ためにはブラシ洗浄や超音波洗浄が用いられている。ブ
ラシ洗浄を単独で行うだけでは十分な洗浄効果を得るこ
とができないが、ブラシ洗浄と超音波洗浄とを組み合せ
ることで、かなりの洗浄効果を得ることが可能となる。
超音波洗浄は超音波振動が与えられた洗浄液によって基
板を洗浄するため、基板の被洗浄面において洗浄液が均
一に分布しないと洗浄も均一に行えないということがあ
る。
【0006】しかしながら、超音波洗浄は超音波振動が
与えられた洗浄液をシャワーノズルで基板に向けて噴射
したり、洗浄槽内の洗浄液に超音波振動を与え、基板を
その洗浄槽内を通して搬送するなどしている。
【0007】そのため、前者の場合にはシャワーノズル
から噴射される洗浄液が基板の被洗浄面で均一に分布し
にくいということがあり、又後者の場合には通常、基板
は被洗浄面を上にして搬送されるから、その場合にも被
洗浄面に洗浄液が均一に分布しにくくなるということが
あり、これらのことによって均一な洗浄が行えないこと
がある。
【0008】さらに、ブラシ洗浄や超音波洗浄では、半
導体膜に溝加工することで、その溝のエッジ部分などに
生じたばりを確実に除去することが難しいということが
あった。
【0009】この発明は、基板を均一に、しかもパーテ
ィクルが残留することなく確実に洗浄することができる
ようにした半導体装置の製造方法及び製造装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
に薄膜を成膜して形成される半導体装置の製造方法にお
いて、上記基板を洗浄液によって洗浄する洗浄工程と、
洗浄された基板を乾燥させる乾燥工程と、を具備し、上
記洗浄工程は洗浄液をノズル体から上記基板に向けて高
圧で噴射することを特徴とする半導体装置の製造方法に
ある。
【0011】請求項2の発明は、乾燥された基板に薄膜
を成膜する工程を備えていることを特徴とする請求項1
記載の半導体装置の製造方法にある。
【0012】請求項3の発明は、上記洗浄工程は、上記
ノズル体に供給される洗浄液の圧力が10kg/cm
以上、26kg/cm以下であり、上記ノズル体と基
板との間隔が2〜10cmであることを特徴とする請求
項1記載の半導体装置の製造方法にある。
【0013】請求項4の発明は、上記洗浄工程におい
て、上記基板は洗浄される板面をほぼ垂直にしているこ
とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法に
ある。
【0014】請求項5の発明は、上記乾燥工程は、上記
洗浄工程で洗浄された基板に圧縮気体を噴射してこの基
板に付着した洗浄液を除去することを特徴とする請求項
1記載の半導体装置の製造方法にある。
【0015】請求項6の発明は、上記基板に噴射される
圧縮気体は所定温度に加熱されていることを特徴とする
請求項5記載の半導体装置の製造方法にある。
【0016】請求項7の発明は、上記基板は薄膜タイプ
の太陽電池用のパネルであることを特徴とする請求項1
記載の半導体装置の製造方法にある。
【0017】請求項8の発明は、基板に薄膜を成膜して
形成される半導体装置の製造装置において、上記基板を
洗浄液によって洗浄する洗浄処理部と、洗浄された基板
に圧縮気体を噴射してこの基板に付着した洗浄液を除去
する乾燥処理部と、を具備し、上記洗浄処理部は洗浄液
を基板に向けて高圧で噴射するノズル体を備えているこ
とを特徴とする半導体装置の製造装置にある。
【0018】基板を洗浄する際に、ノズル体から基板に
向けて洗浄液を高圧で噴射するようにしたことで、基板
に付着したパーティクル、たとえば薄膜に溝を加工する
ことで生じる切り滓やばりなどのパーティクルを確実に
洗浄除去することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明一実施の形態を図
1乃至図6を参照して説明する。
【0020】図1はこの発明に係る半導体装置の製造装
置を示し、この製造装置は洗浄処理部1と、乾燥処理部
としての液切り処理部2と、成膜処理部3とを備えてい
る。
【0021】上記洗浄処理部1は、図6に示すように予
め電極膜としての透明導電膜10aが形成されたガラス
製の基板10を洗浄するようになっている。
【0022】上記基板10は、半導体装置としての薄膜
タイプの太陽電池パネルを構成するもので、上記成膜処
理部3で予め上記透明導電膜10aが形成された面(こ
の面を上面とする)に半導体膜10bが成膜される。半
導体膜10bは分離溝10cによって複数のセル10d
に分割された後、その上面に電極膜としての金属膜10
eが成膜される。上記半導体膜10bや金属膜10eは
この発明における薄膜である。
【0023】上記基板10は、上記半導体膜10bや金
属膜10eを成膜する前にそれぞれ上記洗浄処理部1で
洗浄処理された後、上記液切り処理部2で乾燥処理され
るようになっている。
【0024】上記洗浄処理部1と液切り処理部2とに
は、図2と図3に示すように回転駆動される複数の搬送
ローラ4からなる搬送機構5が設けられている。上記基
板10は、この搬送機構5によって上記洗浄処理部1か
ら液切り処理部2へと搬送されるようになっている。
【0025】上記洗浄処理部1は図1と図2に示すよう
に高圧洗浄部6、第1の低圧洗浄部7及び第2の低圧洗
浄部8とが基板10の搬送方向に沿って順次配置されて
なる。
【0026】上記各洗浄部5,6,7は、基板10の上
下面に対向し、かつ基板10の搬送方向に沿って所定間
隔で離間して配置された上記基板10の幅寸法よりも長
尺な複数のヘッダ管、この実施の形態では図3(a)に
示すように4本のヘッダ管9a,9b,9cを有する。
各ヘッダ管には上記基板10の上面及び下面にそれぞれ
対向するよう複数のノズル体11a,11b,11cが
設けられている。
【0027】図2では各洗浄部5,6,7のヘッダ管9
a,9b,9cは1本しか示されていないが、各洗浄部
は図3(a)に示すようにそれぞれ4本のヘッダ管を有
することは上述した通りである。なお、ヘッダ管9a,
9b,9cの数は4本に限られず、それ以上であって
も、それ以下であってもよく、その数は基板10の搬送
速度などに応じて適宜、設定すればよい。
【0028】上記ノズル体11a,11b,11cとし
ては、この実施の形態では噴射角度が60度のフラット
スプレータイプが用いられており、1つのノズル体の噴
射領域をSとすると、ヘッダ管の長手方向において隣り
合うノズル体の間隔Wは、隣り合うノズル体の噴射領域
Sが離れることがないように設定されている。
【0029】さらに、基板10の搬送方向において隣り
合うヘッダ管9a,9b,9cは、各ヘッダ管に設けら
れたノズル体が基板1の搬送方向と交差する方向に上記
間隔Wの2分の1づつ位置をずらして配置されている。
【0030】それによって、各ノズル体11a,11
b,11cから噴射される洗浄液の領域は、図3(b)
に示すように基板10の搬送方向において、基板10の
幅方向に位置をずらした千鳥状になるから、基板1の幅
方向を全長にわたって均一に洗浄することが可能とな
る。
【0031】さらに、各ヘッダ管9a,9b,9cは、
ノズル体11a,11b,11cが基板10の板面に対
して2〜12cmの間隔で離間対向するよう配設されて
いる。
【0032】上記高圧洗浄部6のヘッダ管9aには純水
や洗剤を含む洗浄水などの洗浄液が高圧で供給される。
つまり、この実施の形態では、上記洗浄液は10kg/
cm 以上で、26kg/cm以下の圧力で供給され
る。
【0033】実験によると、ばりの生じた半導体膜10
bを有する基板10に対して距離を2cmとしてノズル
体11aを配置し、このノズル体11aに洗浄液を10
kg/cmの圧力で供給して噴射させたところ、上記
半導体膜10bに形成されたばりを部分的に除去するこ
とができたが、10kg/cm以下ではほとんど除去
することができなかった。
【0034】上記基板10に対するノズル体11aの距
離を10cmとし、洗浄液を26kg/cmの圧力で
供給して噴射させたところ、半導体膜10bからばりが
除去されただけでなく、半導体膜10b自体も部分的に
除去されてしまった。
【0035】したがって、以上の実験結果より、高圧洗
浄部6のノズル体11aに供給する洗浄液の圧力は10
kg/cm以上で、26kg/cm以下であること
がばりを除去する上で、好ましいことが確認された。
【0036】上記第1の低圧洗浄部7は、そのヘッダ管
9bに高圧洗浄部6に比べて圧力の低い洗浄液が供給さ
れるようになっている。それによって、上記高圧洗浄部
6で洗い流されずに残留したパーティクルを、基板10
から洗い流すようになっている。
【0037】上記第2の低圧洗浄部8は、上記第1の低
圧洗浄部7とほぼ同じ圧力の洗浄液で基板10を洗浄す
るようになっているが、洗浄液として第1の低圧洗浄部
7よりも高純度の純水が用いられているという点で異な
る。高純度の純水を用いることで、第1の低圧洗浄部7
で洗浄された基板10をさらに清浄に洗浄することにな
る。
【0038】上記第2の低圧洗浄部8で洗浄された基板
10は上記液切り処理部2で乾燥処理される。この液切
り処理部2は搬送される基板10の上面と下面とに対向
して設けられた一対のエアーナイフ21からなる。この
エアーナイフ21には清浄な圧縮気体としてたとえばア
ルパフィルタによって浄化された圧縮空気が供給される
ようになっている。なお、圧縮空気の吹き出し風速は1
0m/秒程度に設定される。
【0039】各エアーナイフ21は図4(a)、(b)
に示すように上記基板10の幅寸法よりも長尺であっ
て、基板10の上面及び下面に対向する端面には長さ方
向ほぼ全長にわたってスリット孔22が形成されてい
る。
【0040】そして、エアーナイフ21は基板10の搬
送方向と交差する水平方向に対して所定の角度で傾斜さ
せ、かつスリット孔22を垂直方向に対して基板10の
搬送方向後方に傾斜させて配置されている。
【0041】各エアーナイフ21に供給された圧縮空気
は、そのスリット孔22から基板10の上下面に向って
噴出される。それによって、上記基板10の上下面に付
着した洗浄液は図4(a)に矢印で示すように基板10
の搬送方向後方の幅方向一端側に押し寄せられるから、
その一端から円滑に除去されることになる。
【0042】上記エアーナイフ21に供給される圧縮空
気は室温よりも高い温度、たとえば40〜100℃程度
に加熱される。そのため、基板10に付着した洗浄液は
圧縮空気の勢いによって除去されるだけでなく、圧縮空
気の熱によっても加熱乾燥されることになるから、乾燥
処理を効率よく確実に行うことができる。
【0043】なお、圧縮空気を加熱しなくとも、基板1
0を所定の状態に乾燥させることはできる。また、圧縮
空気をイオン化して基板10に噴射すれば、イオン化さ
れた圧縮空気の作用によって乾燥処理と同時に基板10
を清浄化することが可能となる。
【0044】上記液切り処理部2で乾燥処理された基板
10は上記成膜処理部3へ直ちに搬送される。つまり、
基板10は液切り処理部2で処理されて搬送ローラ4に
よって搬出されると、図示しないロボットによって上記
成膜処理部3に受け渡されるようになっている。
【0045】液切り処理部2で乾燥処理された基板10
を、成膜処理部3へ直ちに搬送するようにしたことで、
乾燥処理された基板10に大気中のパーティクルが付着
する機会が少なくなる。つまり、基板10を清浄な状態
で成膜処理部3に供給することができる。
【0046】また、基板10の乾燥処理を、従来のよう
にクリーンオーブンを用いず、圧縮空気によって行うよ
うにしたことで、乾燥処理を洗浄処理に連続して行うこ
とが可能となる。
【0047】そのため、洗浄処理された基板10をバッ
チ方式で乾燥処理する場合のように、洗浄されてから乾
燥処理されるまでに時間が掛かるということがなくなる
から、洗浄処理によって基板10に付着した洗浄液が乾
燥処理される前に部分的に乾燥し、基板10にウオータ
マークが形成されるのが防止される。
【0048】上記成膜処理部3は、図4に示すように成
膜チャンバ25を有する。この成膜チャンバ25は上記
基板10の上面に半導体膜をプラズマプロセス(CV
D)によって形成するもので、その成膜チャンバ25の
一側には搬入口26、他側には搬出口27が形成されて
いる。また、成膜チャンバ25には、内部にヒータ28
aを内蔵したテーブル28及びこのテーブル28の上面
に対向して高周波電極29が配置されている。
【0049】さらに、成膜チャンバ25の上部には内部
に原料ガスを供給する第1の供給管31及び不活性ガス
を供給する第2の供給管32とが接続され、底部には排
気ポンプ33を有する排気管34が接続されている。
【0050】上記成膜チャンバ25の搬入口26側には
ロードロックチャンバ35が配置され、搬出口27側に
はアン・ロードロックチャンバ36が配置されている。
これらチャンバ35,36にはそれぞれ搬入口35a,
36aと搬出口35b,36bとが形成されている。
【0051】上記ロードロックチャンバ35の内部には
プレヒータ37及び支持テーブル38が配置され、底部
には排気ポンプ39を有する排気管40が接続されてい
る。
【0052】また、ロードロックチャンバ35の搬出口
35aと上記成膜チャンバ25の搬入口26とは第1の
接続体41によって気密に接続され、成膜チャンバ25
の搬出口27と上記アン・ロードロックチャンバ36の
搬入口36aとは第2の接続体42によって気密に接続
されている。
【0053】各チャンバ25,35,36の搬入口と搬
出口とはそれぞれ開閉自在なシャッタ43によって気密
に閉塞されるようになっており、さらに第1、第2の接
続体41,42の内部には図示しない受け渡し用のロボ
ットが配置されている。また、アン・ロードロックチャ
ンバ36内には載置テーブル44が設けられ、底部には
排気ポンプ45を有する排気管46が接続されている。
【0054】上記液切り処理部2で乾燥処理された基板
10が上記ロードロックチャンバ35の保持テーブル3
8上に供給されると、上記搬入口35aが閉じられて内
部が減圧されるとともに、プレヒータ37によって基板
10が予熱される。予熱時、ロードロックチャンバ38
は排気ポンプ39によって減圧される。
【0055】基板10が予熱されると、ロードロックチ
ャンバ38の搬入口35aが閉じられた状態で搬出口3
5bが開かれ、第1の接続体41に設けられたロボット
がロードロックチャンバ35に侵入して上記保持テーブ
ル38から基板10を受け取る。
【0056】ついで、上記ロードロック室35の搬出口
35bがシャッタ43によって気密に閉塞されると同時
に成膜チャンバ25の搬入口26が開かれ、第1の接続
体41内に設けられた上記ロボットによって予熱された
基板10が上記成膜チャンバ25内のテーブル28上に
供給され、上記ロボットが後退する。そして、搬入口2
6が閉じられ、内部が排気ポンプ33によって減圧され
る。
【0057】成膜チャンバ25内が所定の圧力に減圧さ
れると、第2の供給管32から内部に不活性ガスが供給
されるとともに、高周波電極29に高周波電力が供給さ
れて不活性ガスを活性化する。それによって、活性化さ
れたガスによる清浄化作用によって上記洗浄処理部1で
洗浄された基板10をさらに清浄化することが可能とな
る。
【0058】活性化された不活性ガスによる基板10の
清浄化が所定時間行われると、成膜チャンバ25内には
不活性ガスに代わって第1の供給管31から原料ガスが
供給される。原料ガスは、高周波電極29に高周波電力
が供給されることによって生じるプラズマ中で反応す
る。
【0059】その結果、反応によって生成された固体種
が基板10の上面に析出するから、基板10の上面に半
導体膜が生成されることになる。
【0060】上記基板10は洗浄処理部1で洗浄され、
さらに液切り処理部2で汚染されることなく乾燥処理さ
れて成膜チャンバ25に供給されている。
【0061】そのため、基板10に生成された半導体膜
10bにパーティクルが含まれることがなくなるから、
半導体膜10bに欠陥が発生するのを防止することがで
きる。つまり、半導体装置を高い歩留まりで製造するこ
とができる。
【0062】基板10への成膜が終了すると、成膜チャ
ンバ25の搬出口27が開かれ、第2の接続体42に設
けられたロボットが内部に侵入してその基板10を受け
取る。それと同時に、アン・ロードロックチャンバ36
の搬入口36aが開かれる。
【0063】そして、上記ロボットは成膜チャンバ25
で成膜された基板10をアン・ロードロックチャンバ3
6へ搬入し、載置テーブル44上に載置してから上記第
2の接続体42へ後退する。それと同時に、成膜チャン
バ25の搬出口27と、アン・ロードロックチャンバ3
6の搬入口36aとが閉じられる。
【0064】つまり、成膜チャンバ25の搬入口26側
にロードロックチャンバ35、搬出口27側にアン・ロ
ードロックチャンバ36を気密に接続したことで、上記
成膜チャンバ25の減圧状態を大きく損うことなく、基
板10の受け渡しが可能となる。
【0065】アン・ロードロックチャンバ36の載置テ
ーブル44上に載置された基板10はこのチャンバ36
の搬出口43側の外部に設けられた図示しないロボット
によって取り出され、つぎのプロセスに供給されること
になる。
【0066】つぎのプロセスでは、基板10に形成され
た半導体層10bが分離溝10cによって複数のセル1
0dに分割されて上述した洗浄工程と乾燥工程とが行わ
れた後、成膜工程では各セルの最上面に金属膜10eが
成膜される。
【0067】金属膜10eを成膜する前に、セル10d
に分割された半導体層10bは洗浄処理部1の高圧洗浄
部6で洗浄される。そのため、半導体層10cに分離溝
10cを加工することで発生する切り粉やばりなどのパ
ーティクルを良好に洗浄除去することができるから、上
記金属膜10eにパーティクルが含まれることによって
欠陥が発生するのを防止できる。
【0068】上記一実施の形態では基板10を水平方向
に搬送して洗浄処理部1でその上下面を洗浄処理するよ
うにしたが、洗浄処理部1においては、図示しないが基
板10の被洗浄面をほぼ垂直にし、かつ垂直方向下方か
ら上方に向って搬送してもよい。
【0069】そのようにして基板10を搬送すれば、基
板10の被洗浄面に向って噴射された洗浄液は基板10
の搬送方向後方、つまり下方に向って流れるから、その
洗浄液の流れによって基板10の板面から除去されたパ
ーティクルを良好に洗い流すことが可能となる。なお、
基板10は垂直方向上方から下方に向って搬送するよう
にしてもよい。
【0070】洗浄処理部1だけでなく液切り処理部2に
おいても、基板10を被洗浄面が垂直になるよう搬送す
れば、エアーナイフ21から噴射される圧縮気体によっ
て基板10に付着した洗浄液を効率よく除去することが
可能となる。
【0071】また、図示しないが、成膜処理部は成膜チ
ャンバの上流側に基板を予熱し、かつ成膜チャンバの減
圧状態を維持するためにロードロックチャンバを1つ設
けたが、基板の予熱効果を高めたり、洗浄処理部と液切
り処理部とでの処理に掛かる時間と、成膜処理部での成
膜に掛かる時間とをほぼ同じにして基板の一連の処理
を、各処理部で待ち時間が発生することなく、連続的に
行えるようにするため、ロードロックチャンバを複数設
けるようにしてもよい。
【0072】また、この発明における半導体装置は太陽
電池パネルに限られず、液晶用表示パネルや半導体ウエ
ハなどであってもよく、要は基板に半導体膜を成膜する
場合に適用することができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1と請求項8の発明によれば、基
板を洗浄液によって洗浄するときに、その洗浄液を上記
基板に向けて高圧で噴射するようにした。
【0074】そのため、基板から除去されにくいような
パーティクルであっても、高圧の洗浄液によって良好に
洗浄除去することが可能となるから、洗浄後に上記基板
への成膜を欠陥の発生を招くことなく行うことが可能と
なる。
【0075】しかも、高圧の洗浄液を基板に均一に噴射
することが可能であるから、それによって基板の洗浄を
均一に行うことが可能となる。
【0076】請求項2の発明によれば、高圧の洗浄液に
よって均一かつ良好に洗浄された基板に成膜するため、
その成膜を欠陥の発生を招くことなく確実に行うことが
できる。
【0077】請求項3の発明によれば、ノズル体に供給
される洗浄液の圧力の上限と下限とを規定したことで、
薄膜を損傷させることなく、この薄膜に付着したパーテ
ィクルを確実に洗浄除去することが可能となる。
【0078】請求項4の発明によれば、洗浄工程におい
て、洗浄される基板の板面をほぼ垂直にしたことで、洗
浄液が基板の板面に沿って円滑に流れるから、その洗浄
液の流れによって上記基板の板面からパーティクルを効
率よく除去することが可能となる。
【0079】請求項5の発明によれば、乾燥工程では基
板に圧縮空気を噴射するため、洗浄処理された基板の清
浄度を維持しつつ乾燥処理することができる。
【0080】請求項6の発明によれば、基板に噴射され
る圧縮空気を加熱するようにしたことで、その基板の乾
燥処理を効率よく確実に行うことが可能となる。
【0081】請求項7の発明によれば、基板が太陽電池
用のパネルであるため、太陽電池を高い歩留まりで製造
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係る半導体装置の製
造装置の全体構成の説明図。
【図2】同じく洗浄処理部の概略的構成図。
【図3】(a)は同じく洗浄処理部の基板上面における
ノズル体の配置状態の説明図、(b)は同じく各ノズル
体から基板に噴射される洗浄液の分布状態の説明図。
【図4】(a)は同じく液切り処理部の平面図、(b)
は同じく側面図。
【図5】同じく成膜処理部の概略的構成図。
【図6】同じく太陽電池パネルの一部を拡大して示す断
面図。
【符号の説明】
1…洗浄処理部 2…液切り処理部 3…成膜処理部 6…高圧洗浄部 7…第1の低圧洗浄部 8…第2の洗浄部 10…基板 21…エアーナイフ 25…成膜チャンバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に薄膜を成膜して形成される半導体
    装置の製造方法において、 上記基板を洗浄液によって洗浄する洗浄工程と、 洗浄された基板を乾燥させる乾燥工程とを具備し、 上記洗浄工程は洗浄液をノズル体から上記基板に向けて
    高圧で噴射することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 乾燥された基板に薄膜を成膜する成膜工
    程を備えていることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記洗浄工程は、上記ノズル体に供給さ
    れる洗浄液の圧力が10kg/cm以上、26kg/
    cm以下であり、上記ノズル体と基板との間隔が2〜
    10cmであることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 上記洗浄工程において、上記基板は洗浄
    される板面をほぼ垂直にしていることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記乾燥工程は、上記洗浄工程で洗浄さ
    れた基板に圧縮気体を噴射してこの基板に付着した洗浄
    液を除去することを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記基板に噴射される圧縮気体は所定温
    度に加熱されていることを特徴とする請求項5記載の半
    導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記基板は薄膜タイプの太陽電池用のパ
    ネルであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】基板に薄膜を成膜して形成される半導体装
    置の製造装置において、 上記基板を洗浄液によって洗浄する洗浄処理部と、 洗浄された基板に圧縮気体を噴射してこの基板に付着し
    た洗浄液を除去する乾燥処理部とを具備し、 上記洗浄処理部は洗浄液を基板に向けて高圧で噴射する
    ノズル体を備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造装置。
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