JP2000349283A - 高耐圧半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

高耐圧半導体装置およびその製造方法

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JP2000349283A
JP2000349283A JP11155837A JP15583799A JP2000349283A JP 2000349283 A JP2000349283 A JP 2000349283A JP 11155837 A JP11155837 A JP 11155837A JP 15583799 A JP15583799 A JP 15583799A JP 2000349283 A JP2000349283 A JP 2000349283A
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貴彦 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 界面準位を制御してソース−ドレイン間の降
伏現象を減少させる高耐圧半導体装置およびその製造方
法を提供する。 【解決手段】 水素を7%以上含有した不活性ガス中で
半導体基板を熱処理して界面準位の密度を減少させ、熱
処理後の半導体素子の上に保護膜を形成する。あるい
は、半導体素子の上に、SiとNの原子数の比(Si/
N)を0.7より小さくして2.5×1022atoms/cm3
以上の水素を含有するシリコンナイドライド膜を含む保
護膜を形成する。あるいは、水素を7%以上含有した不
活性ガス中で半導体基板を熱処理して界面準位の密度を
減少させ、モノシランガスとアンモニアガスの比を調整
しながら前記熱処理した半導体基板の上に2.5×10
22atoms/cm3以上の水素を含有するシリコンナイドライ
ド膜を含む保護膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高耐圧半導体装置
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体、特にパワートランジ
スタ単体あるいはそれを内蔵したICの最上層の保護膜
には、ポリイミドやプラズマナイトライド等が用いられ
ている。後者のプラズマナイトライドは、前者に比べて
外部からの耐湿性、耐アルカリイオン性の面で非常に優
れており、しばしば一般の標準的な半導体装置の保護膜
として用いられる。
【0003】図3は、従来の高耐圧MOS型トランジス
タを含む高耐圧半導体装置の保護膜の製造工程を示す。
図3(a)に示すように、シリコン基板10にはゲート
酸化膜1およびゲート電極2が形成されている。このゲ
ート酸化膜1,ゲート電極2をマスクとして、通常のイ
オン注入を用いて、図3(b)に示すように、ソース
3、ドレイン4が形成される。
【0004】図3(c)に示すように、このソース3、
ドレイン4とゲート電極2を覆うように層間絶縁膜5が
形成された後、コンタクトホールが形成され、図3
(d)に示すようにコンタクトホールに金属電極6が形
成される。最後に、図3(e)に示すように、窒素ガス
雰囲気下で基板の全面を覆うように保護膜7が形成され
て半導体装置が形成される。
【0005】このような半導体装置の製造工程では、保
護膜7として、耐湿性、耐アルカリイオン性に優れたプ
ラズマナイトライドが用いられることが多く、この保護
膜7は、原子数比でSi:N=3:4すなわち(Si/
N)=0.7とほぼSi3N4の化学量論的組成で形成さ
れる。上記のようにして製造された高耐圧MOSトラン
ジスタは、動作時に所望の特性をもって動作することが
要求されると共に、非動作時においてもゲート電圧が0
ボルトもしくはオープン状態で、ソース−ドレイン間に
印加される数百ボルトの電圧により電流が流れない事が
必要とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の製造方法によって形成されたMOS型トランジスタ
では、図3(e)に示すように、シリコン基板10と層
間絶縁膜5との界面に×印で表示された界面準位8が形
成されやすくなる。この界面準位8は、ソース3,ドレ
イン4のような高濃度に不純物が拡散された領域の表面
上だけでなく、シリコン基板10の表面やMOS型トラ
ンジスタのチャンネル領域のような低不純物濃度領域に
も形成され、特に低不純物濃度領域では、界面準位がト
ランジスタの特性に与える影響が大きくなる。
【0007】すなわち、ドレイン4のチャンネルに近い
部分や、低不純物濃度領域、特にチャンネル領域では、
不均一に界面準位が生じると、ソース3とドレイン4の
間に数百ボルトの高電圧が印加されたとき、チャンネル
部の例えば横方向の電界強度分布が不均一となり、ドレ
イン4の端部付近で電界強度が強調されて最大となり、
降伏現象が発生して、ソース−ドレイン間に電流が流れ
てしまうという問題がある。
【0008】このような界面準位8に伴う降伏現象は、
通常の低電圧駆動のMOS型トランジスタでは問題にな
る場合は少ないが、高耐圧デバイスでは重要な問題とな
り、トランジスタがオフ状態の時に特に問題とされるも
のである。本発明は前記問題点を解決し、界面準位を制
御してソース−ドレイン間の降伏現象を減少させる高耐
圧半導体装置およびその製造方法を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の高耐圧半導体装
置は、半導体基板の表面を覆う保護膜の成分を制御した
したことを特徴とする。この本発明によると、界面準位
に起因する固有の問題を解決することができる。
【0010】また、本発明の高耐圧半導体装置の製造方
法は、保護膜の製造工程を特殊にしたことを特徴とす
る。この本発明によると、チャンネル領域界面などにお
ける電界バランスのくずれの頻度が減少し、降伏減少が
発生しにくくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載の高耐圧半導体装置
は、半導体基板に形成された半導体素子の上に、Siと
Nの原子数の比(Si/N)が0.7より小さい保護膜
を形成したことを特徴とする。請求項2記載の高耐圧半
導体装置は、請求項1において、半導体基板に形成され
た半導体素子の上に、SiとNの原子数の比(Si/
N)が0.6以下の保護膜を形成したことを特徴とす
る。
【0012】請求項3記載の高耐圧半導体装置は、半導
体基板に形成された半導体素子の上に、2.5×1022
atoms/cm3以上の水素を含有するシリコンナイドライド
膜を保護膜として形成したことを特徴とする。請求項4
記載の高耐圧半導体装置はl導体基板に形成された半導
体素子の上に形成され、SiとNの原子数の比(Si/
N)が0.7より小さい第1の保護膜と、第1の保護膜
の上に形成されSiとNの原子数の比(Si/N)が
0.7程度の第2の保護膜とを設けたことを特徴とす
る。
【0013】請求項5記載の高耐圧半導体装置の製造方
法は、半導体基板に形成された半導体素子の上に保護膜
を形成するに際して、水素を7%以上含有した不活性ガ
ス中で前記半導体基板を熱処理して界面準位の密度を減
少させ、前記熱処理後の半導体素子の上に保護膜を形成
することを特徴とする。請求項6記載の高耐圧半導体装
置の製造方法は、半導体基板に形成された半導体素子の
上に、SiとNの原子数の比(Si/N)を0.7より
小さくして2.5×1022atoms/cm3以上の水素を含有
するシリコンナイドライド膜を含む保護膜を形成するこ
とを特徴とする。
【0014】請求項7記載の高耐圧半導体装置の製造方
法は、半導体基板に形成された半導体素子の上に保護膜
を形成するに際して、水素を7%以上含有した不活性ガ
ス中で前記半導体基板を熱処理して界面準位の密度を減
少させ、モノシランガスとアンモニアガスの比を調整し
ながら前記熱処理した半導体基板の上に2.5×10 22
atoms/cm3以上の水素を含有するシリコンナイドライド
膜を含む保護膜を形成することを特徴とする。
【0015】請求項8記載の高耐圧半導体装置の製造方
法は、半導体基板に形成された半導体素子の上に保護膜
を形成するに際して、水素を7%以上含有した不活性ガ
ス中で前記半導体基板を熱処理して界面準位の密度を減
少させ、前記熱処理後の半導体素子の上に保護膜を形成
し、不活性ガスや水素含有ガスなどを用いて前記保護膜
に拡散のための熱処理を施すことを特徴とする。
【0016】請求項9記載の高耐圧半導体装置の製造方
法は、請求項5または請求項8において、300℃〜6
00℃の温度で熱処理を行うことを特徴とする。以下、
本発明の高耐圧半導体装置とその製造方法を高耐圧半導
体装置としてMOS型トランジスタを例に挙げ、具体的
な実施の形態に基づいて説明する。なお、上記従来例を
示す図3と同様をなすものについては、同一の符号を付
けて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の(実施の
形態1)を示す。この(実施の形態1)では、従来のM
OS型トランジスタよりも界面準位8に伴なう降伏現象
を抑えるために、半導体基板10に形成された半導体素
子の上に保護膜7を形成する前に、半導体基板10に熱
処理を施した点で異なるが、それ以外の基本的な構成は
上記従来例を示す図3と同様である。
【0018】以下にその具体例を示す。図1(a)に示
すように、シリコン基板10の表面にゲート酸化膜1を
約40nm形成し、その上に不純物を含むシリコン膜か
らなる約3μmのゲート長のゲート電極2を形成した。
このゲート酸化膜1およびゲート電極2をマスクとして
イオン注入を行い、図1(b)に示すように、完成時に
約3μmの接合深さとなるソース3、ドレイン4の領域
を形成した。
【0019】次いで、図1(c)に示すように、層間絶
縁膜5であるシリコン酸化膜を熱CVD法やプラズマC
VD法で約2μmの厚さに堆積し、ソース3、ドレイン
4の領域にコンタクト窓を開口した後、図1(d)に示
すように、Al/Si/Cuからなるアルミニウムを主
成分とする合金の金属電極6をパターン形成した。そし
て図1(e)では、この(実施の形態1)に特徴的な工
程である熱処理を、水素を7%以上含む窒素雰囲気下で
約400℃の温度で30分間実施した。
【0020】なお、ここでは熱処理温度を約400℃と
したが、必要に応じて300℃〜600℃を使用するこ
とができる。この温度範囲は主として金属電極6のコン
タクト界面の熱的安定性によって決まり、金属電極6と
ソース3あるいはドレイン4との界面に熱的に安定なバ
リヤメタルなどが形成されるときは600℃近い熱処理
が可能となる。
【0021】最後に、図1(f)に示すように、従来と
同様に原子数比でSi:N=3:4となるようストイキ
オメトリックなシリコンナイトライド膜を保護膜7とし
て成長させた。具体的には、モノシランとアンモニアの
ガスを流量比=1:1、成長温度を380℃、成長時間
を2分、キャリアガスに窒素を用いてプラズマCVD法
で成長させ、膜厚は800nm、屈折率は2.05の保
護膜7を形成した。なお、堆積直後のナイトライド膜に
含まれる水素量は1.5×1022atoms/cm3であった。
【0022】このように、保護膜7を形成する前に水素
を含む雰囲気下で熱処理を行うことで、約400℃とい
う比較的低温であっても層間絶縁膜5の中を水素が容易
に拡散していき、ソース3、ドレイン4、シリコン基板
10の界面に到達することができる。その結果、図1
(e)で存在する界面準位8が補修され、界面準位8が
有していた電荷が消滅して、図1(f)に示すように、
界面準位8の密度を減少させることができる。
【0023】得られたMOS型トランジスタは、チャン
ネル領域界面などにおける電界バランスのくずれの頻度
が減少し、降伏現象が発生しにくいものであった。この
MOS型トランジスタのソース3,ドレイン4間に、動
作時とは逆方向に600ボルトの電圧を印加して、ゲー
トの0ボルト印加またはオープン状態、基板電位0ボル
トというバイアス条件下で、ソース3,ドレイン4の間
に電流リークに関する試験を実施した結果、歩留まりは
従来よりも18%上昇した。
【0024】なお、この(実施の形態1)では、図1
(e)の熱処理を水素を7%以上含有する窒素雰囲気下
で行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、
水素を7%以上含有した不活性ガス中で熱処理を行うも
のであればよい。また、不活性ガス中の水素濃度は製造
条件が許す限り高い方が好ましく、不活性ガス中に約5
0%以上の水素を含有することが望ましい。
【0025】また、上記(実施の形態1)において、保
護膜7を形成する前の熱処理では、層間絶縁膜5に入っ
た水素がソース3、ドレイン4、シリコン基板10の界
面に到達するまで十分に熱処理を行ったが、水素雰囲気
下での熱処理を水素が層間絶縁膜5に含まれる程度に行
い、保護膜7としてのシリコンナイトライド膜を形成し
た後、不活性ガスや水素含有ガス等を用いて再度の熱処
理を行い、層間絶縁膜5中の水素を前記界面に到達させ
てもよい。
【0026】(実施の形態2)図2は(実施の形態2)
を示し、保護膜7aの製造工程の手順は上記従来例を示
す図3と同じであるが、保護膜7aの成分構成が従来例
での保護膜7とは異なっている。半導体基板10に形成
された半導体素子の上に保護膜7aを形成するに際し
て、この(実施の形態2)の場合には、図3(e)にお
いて従来のキャリアガスである窒素に代わって、不活性
ガスであるモノシランとアンモニアガスを用いる。
【0027】そして、保護膜7a中のSiとNの原子数
の比(Si/N)が0.7よりも小さくなるようにモノ
シランとアンモニアガスの比を調整して、2.5×10
22atoms/cm3以上の水素を含有するシリコンナイドライ
ド膜を保護膜7aとして形成する。このような保護膜7
aを設けると、比較的低温の状態で水素9が容易に層間
絶縁膜5中を拡散していき、ソース3、ドレイン4、シ
リコン基板10の界面に到達して、そこに存在する界面
準位を補修するため、界面準位8の密度を減少させるこ
とができる。
【0028】具体的には、保護膜7aを形成するに際
し、キャリアガスとしてモノシランとアンモニアのガス
を用い、その流量比を調整してモノシラン:アンモニア
=1:8とアンモニアガスの割合を高くして、成長温度
を380℃、成長時間を1.5分とし、さらにキャリア
ガスに窒素を用いて所定の膜厚になるまでプラズマCV
D法で成長させた。
【0029】得られた保護膜7aは、原子数比でSi:
N=6:10(Si/N=0.6)と窒素リッチになっ
た構成を有する膜となり、膜厚800nmの条件で形成
すると自動的に屈折率は1.8となった。また、堆積直
後のナイトライド膜に含まれる水素量は3.0×1022
atoms/cm3であった。これに対し、図3に示した従来の
製造方法で形成されたストイキオメトリックな組成の保
護膜7であるシリコンナイトライド膜は、屈折率が2.
05、堆積直後の膜に含まれる水素量が1.5×1022
atoms/cm3であった。
【0030】このように、キャリアガスの組成を調整す
ることで、従来よりも保護膜7aの水素含有量を多くす
ることができる。窒素リッチシリコンナイトライド膜の
原子構成の比(Si/N)は、0.7よりも小さければ
小さいほど含有する水素量が大きくなるので好ましく、
より望ましくはSiとNの原子数の比(Si/N)が
0.6以下とすることが好ましい。
【0031】以上のように、保護膜7aとして水素を多
く含むシリコンナイトライド膜を形成すると、ナイトラ
イド膜形成中の約380℃という温度で水素9が容易に
層間絶縁膜5中を拡散していき、ソース3、ドレイン
4、シリコン基板10の界面に到達し、そこに存在する
界面準位を補修することによって、界面準位8の密度を
減少させることができる。
【0032】この窒素リッチのシリコンナイトライド膜
を、耐圧600ボルトのパワーMOS型トランジスタに
適用し、トランジスタのソース・ドレイン間に、動作時
とは逆方向に600ボルトの電圧を印加し、ゲート電圧
を0ボルトまたはオープン状態、基板電圧を0ボルトと
して検査すると、ソース・ドレイン間リーク電流に関す
る歩留まりは、従来のトランジスタよりも15%上昇し
た。
【0033】なお、この(実施の形態2)では、含有水
素量が3.0×1022atoms/cm3の膜を採用したが、実
質的に2.5×1022atoms/cm3以上の水素含有量があ
れば界面準位を減少させる効果がある。また、保護膜7
は窒素リッチシリコンナイトライド膜の1層構造とした
が、もしこの膜の耐湿性、耐アルカリイオン性が充分な
ものでなければ、まず窒素リッチシリコンナイトライド
膜上を従来のストイキオメトリックなシリコンナイトラ
イド膜で覆った2層構造の保護膜としてもよい。
【0034】すなわち、SiとNの原子数の比(Si/
N)が0.7より小さい第1の保護膜と、第1の保護膜
の上に形成されSiとNの原子数の比(Si/N)が
0.7程度の第2の保護膜とを設けた2層構造の保護膜
としてもよい。このような構成によっても、第2の保護
膜により耐湿性、耐アルカリイオン性が向上するため、
MOSトランジスタの信頼性を一層高めることができ
る。
【0035】(実施の形態3)上記(実施の形態1)で
は、保護膜7を形成する前に半導体基板10に熱処理を
施して上記従来例と同様の構成を有する保護膜7を形成
したが、この(実施の形態3)では、上記(実施の形態
1)での熱処理を施した後、上記(実施の形態2)と同
様の組成を有する保護膜7を形成する。
【0036】すなわち、半導体基板10に形成された半
導体素子の上に保護膜7を形成するに際して、水素を7
%以上含有した不活性ガス中で半導体基板10を熱処理
して界面準位の密度を減少させ、その後、モノシランガ
スとアンモニアガスの比を調整しながら熱処理した半導
体基板の上に2.5×1022atoms/cm3以上の水素を含
有するシリコンナイドライド膜を含む保護膜7を形成す
る。
【0037】このような構成とすると、界面準位を制御
してソース−ドレイン間の降伏現象を減少でき、チャン
ネル領域における電界バランスのくずれの頻度を少なく
し、より一層の品質改善が実現できる。なお上記各実施
の形態の説明においてはパワーMOSトランジスタの例
をあげたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
バイポーラトランジスタ、サイリスタ、絶縁ゲートバイ
ポーラトランジスタなどの他の素子においても、界面準
位に起因する固有の問題を解決することができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の高耐圧半導体装置
によると、半導体基板に形成された半導体素子の上に、
SiとNの原子数の比(Si/N)が0.7より小さ
く、2.5×1022atoms/cm3以上の水素を含有するシ
リコンナイドライド膜を保護膜として形成したことで、
界面での電界バランスの崩れる頻度が減少して降伏現象
を減らすことができる。
【0039】また、本発明の高耐圧半導体装置の製造方
法によると、水素を7%以上含有した不活性ガス中で前
記半導体基板を熱処理して界面準位の密度を減少させ、
前記熱処理後の半導体素子の上に保護膜を形成すること
で、保護膜あるいは水素雰囲気中から供給される水素に
よりシリコン基板と層間絶縁膜界面に形成される界面準
位を減少させ、界面での電界バランスのくずれる頻度が
少ない高耐圧半導体素子を容易に実現できる。
【0040】その結果、逆方向耐圧とした数百ボルトを
有する高耐圧半導体装置において、半導体基板表面に存
在する界面準位による耐圧の低下、耐圧変動が少ない半
導体装置の製造が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(実施の形態1)における高耐圧MOSトラン
ジスタの製造工程を示す図
【図2】(実施の形態1)における高耐圧MOSトラン
ジスタの断面図
【図3】従来の高耐圧MOSトランジスタの製造工程を
示す図
【符号の説明】
1 ゲート酸化膜 2 ゲート電極 3 ソース 4 ドレイン 5 層間絶縁膜 6 金属電極 7a 保護膜 8 界面準位 9 水素 10 シリコン基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F005 AH04 BB02 5F040 DA00 DA21 DC01 EB14 EB18 EL02 FC00 5F058 BA01 BD10 BF07 BF23 BF30 BJ01 BJ03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成された半導体素子の上
    に、SiとNの原子数の比(Si/N)が0.7より小
    さい保護膜を形成した高耐圧半導体装置。
  2. 【請求項2】半導体基板に形成された半導体素子の上
    に、SiとNの原子数の比(Si/N)が0.6以下の
    保護膜を形成した請求項1記載の高耐圧半導体装置。
  3. 【請求項3】半導体基板に形成された半導体素子の上
    に、2.5×1022atoms/cm3以上の水素を含有するシ
    リコンナイドライド膜を保護膜として形成した高耐圧半
    導体装置。
  4. 【請求項4】半導体基板に形成された半導体素子の上に
    形成され、SiとNの原子数の比(Si/N)が0.7
    より小さい第1の保護膜と、 第1の保護膜の上に形成されSiとNの原子数の比(S
    i/N)が0.7程度の第2の保護膜とを設けた高耐圧
    半導体装置。
  5. 【請求項5】半導体基板に形成された半導体素子の上に
    保護膜を形成するに際して、 水素を7%以上含有した不活性ガス中で前記半導体基板
    を熱処理して界面準位の密度を減少させ、 前記熱処理後の半導体素子の上に保護膜を形成する高耐
    圧半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】半導体基板に形成された半導体素子の上
    に、SiとNの原子数の比(Si/N)を0.7より小
    さくして2.5×1022atoms/cm3以上の水素を含有す
    るシリコンナイドライド膜を含む保護膜を形成する高耐
    圧半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】半導体基板に形成された半導体素子の上に
    保護膜を形成するに際して、 水素を7%以上含有した不活性ガス中で前記半導体基板
    を熱処理して界面準位の密度を減少させ、 モノシランガスとアンモニアガスの比を調整しながら前
    記熱処理した半導体基板の上に2.5×1022atoms/c
    m3以上の水素を含有するシリコンナイドライド膜を含む
    保護膜を形成する高耐圧半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】半導体基板に形成された半導体素子の上に
    保護膜を形成するに際して、 水素を7%以上含有した不活性ガス中で前記半導体基板
    を熱処理して、 前記熱処理後の半導体素子の上に保護膜を形成し、 不活性ガスや水素含有ガスなどを用いて前記保護膜に拡
    散のための熱処理を施す高耐圧半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】300℃〜600℃の温度で熱処理を行う
    請求項5または請求項8記載の高耐圧半導体装置の製造
    方法。
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US7372113B2 (en) 2002-05-29 2008-05-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device and method of manufacturing the same

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