JP2000349578A - 水晶振動子片の製造方法 - Google Patents

水晶振動子片の製造方法

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JP2000349578A
JP2000349578A JP11161301A JP16130199A JP2000349578A JP 2000349578 A JP2000349578 A JP 2000349578A JP 11161301 A JP11161301 A JP 11161301A JP 16130199 A JP16130199 A JP 16130199A JP 2000349578 A JP2000349578 A JP 2000349578A
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Japan
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film
thin film
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etching
crystal resonator
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JP11161301A
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Tomoko Ozawa
登茂子 小澤
Katsumi Suzuki
克己 鈴木
Tsuyoshi Sunakawa
強志 砂川
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パターンマスクとして用いられている金属材料
(特にAu)の使用量を減らして、水晶振動子片の製造
方法のコストダウンに寄与する。 【解決手段】水晶基板1にパターンマスク2、3を形成
するパターンマスク形成工程と、ふっ酸を含有する液を
用いてパターンマスクが形成された水晶基板のエッチン
グを行うエッチング工程と、をこの順序で有する水晶振
動子片の製造方法において、前記パターンマスク形成工
程中に行われる金属薄膜形成工程では、ガス圧力が0.
45Pa以下の条件でスパッタリングを行い金属薄膜を
成膜するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音叉型水晶振動子
やATカット型水晶振動子などの超小型の水晶振動子に
用いられる水晶振動子片の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の音叉型の水晶振動子に用
いられる水晶振動子片の製造方法を説明するための図で
ある。この製造方法は、例えば特開昭57−99012
号公報に開示されている。
【0003】この水晶振動子片の製造方法によれば、ま
ず水晶基板1上にCr膜5とAu膜6からなる金属薄膜
をスパッタリングで成膜している(図2(a))。この
ときのスパッタリング時のガス圧力は、通常0.5Pa
〜2Paの圧力が用いられ、 Cr膜とAu膜の膜厚は
それぞれ50nm〜200nmであるのが通常である。
【0004】ついで、感光性樹脂7をその金属薄膜上に
コーティングし、フォトリソグラフィー技術により所定
の形状にパターニングする(図2(b))。
【0005】しかる後に、パターニングされた金属薄膜
をパターンマスクとして水晶基板1のエッチングを行い
(図2(c))、Cr膜5、Au膜6及び感光性樹脂7
を取り除くことにより水晶振動子片を得ている。
【0006】エッチング液としては、水晶をスピーディ
かつ安価にエッチングするという観点から、ふっ酸、バ
ッファードふっ酸(ふっ酸とふっ化アンモニウム水溶液
の混合液)等のふっ酸を含有する液が用いられている。
【0007】パターンマスクの金属薄膜としてCr膜5
とAu膜6の2層膜を用いるのは、エッチング液に対す
る耐食性が高く、水晶基板との密着性がよく、膜形成が
し易いためである。Au薄膜はふっ酸又はバッファード
弗酸に対して完全な耐食膜として働き、Cr薄膜はAu
薄膜と水晶基板を密着させる膜として働く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の材料は、フォトリソプロセスの最終工程では、エッチ
ング液あるいは剥離液に溶解される、つまり使い捨てさ
れる運命にある。これらの材料、特にAuは高価な材料
であるため、水晶振動子片の製造方法におけるコストを
アップさせる大きな要因となっている。
【0009】そこで、本発明は、パターンマスクとして
用いられている金属材料(特にAu)の使用量を減らし
て、水晶振動子片の製造方法のコストダウンに寄与する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の水晶振動子片
の製造方法は、水晶基板にパターンマスクを形成するパ
ターンマスク形成工程と、ふっ酸を含有する液を用いて
パターンマスクが形成された水晶基板のエッチングを行
うエッチング工程と、をこの順序で有する水晶振動子片
の製造方法において、前記パターンマスク形成工程は、
ガス圧力が0.45Pa以下の条件でスパッタリングを
行い金属薄膜を成膜する金属薄膜形成工程を有すること
を特徴とする。
【0011】このように、ガス圧力が0.45Pa以下
の条件でスパッタリングを行うことにより、スパッタリ
ングされる粒子が水晶基板に到達するまでの行程中に邪
魔されるガス分子の数が少なくなる。従って、水晶基板
に衝突する時の粒子のスピードが高くなり、この粒子は
成膜途中の薄膜に強力に押し込まれる。その結果、成膜
される薄膜が従来のものより緻密になり、耐エッチング
性能を向上させることができる。そのため、膜厚を従来
より薄くしても耐エッチング性が確保されるので、膜厚
を薄くすることができ、マスクとして用いられる金属材
料(特にAu)の使用量を減らして、水晶振動子片の製
造方法のコストダウンを図ることができる。
【0012】請求項2の水晶振動子片の製造方法は、請
求項1に記載の水晶振動子片の製造方法において、前記
金属薄膜形成工程で形成される金属薄膜がCr膜及びA
u膜からなる2層膜であり、かつ、これらCr膜及びA
u膜をともに、ガス圧力が0.45Pa以下の条件でス
パッタリングを行うことにより形成することを特徴とす
る。
【0013】このように、パターンマスクとしての金属
薄膜をCr膜及びAu膜からなる2層膜としたので、
エッチング液に対する耐食性が高く、水晶基板との密着
性がよく、膜形成がし易くなる。また、これらCr膜及
びAu膜をともに、ガス圧力が0.45Pa以下の条件
でスパッタリングを行うこととしたので、従来の2層膜
より緻密な2層膜が得られるので、耐エッチング性能が
向上し、膜厚を薄くすることができ、マククとして用い
られる金属材料(Cr及びAu)の使用量を減らして、
水晶振動子片の製造方法のコストダウンを図ることがで
きる。
【0014】請求項2に記載の水晶振動子片の製造方法
においては、これらCr膜及びAu膜をともに、ガス圧
力が0.01〜0.2Paの条件でスパッタリングを行
うことにより形成することが好ましい(請求項3)。
【0015】ガス圧力を0.2Pa以下にしたので、十
分な緻密化が図られる。また、ガス圧力を0.01Pa
以上にしたので、十分な成膜スピードが得られる。
【0016】請求項3に記載の水晶振動子片の製造方法
においては、前記Au膜の膜厚を5〜15nmの範囲と
することが好ましい(請求項4)。
【0017】このように、請求項3の条件であれば、A
u膜の膜厚を5〜15nmの範囲にしても十分な耐エッ
チング性能が得られるので、水晶振動子片の製造方法の
コストダウンに大きく寄与することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて本発明の
実施の形態を説明する。
【0019】(実施例1)図1は、実施例1の水晶振動
子片の製造方法の説明図である。工程順に(a)〜
(c)としてある。
【0020】まず、水晶原石より水晶板を所定の角度に
て切り出し、さらに研磨処理を行って水晶基板1を得
る。この水晶基板1の厚さは30〜200ミクロンとす
る。
【0021】その後、水晶基板1上に、表裏両面にCr
薄膜2とAu薄膜3からなる金属薄膜を形成する(図1
(a))。この金属薄膜の形成は、スパッタリング法に
より行う。スパッタリング時のガスにはArを用い、ガ
ス圧は0.05Pa、膜厚はCr膜 :10nm、Au
膜:10nmとする。
【0022】その後、感光性樹脂を全面に回転塗布法に
より形成し、所定のフォトマスクを用いて露光、現像処
理を行い、感光性樹脂4をパターニングし、さらにその
後、このパターニングした感光性樹脂4をエッチングマ
スクとしてCr薄膜2とAu薄膜3をエッチングするフ
ォトエッチング技術により、金属薄膜を所定形状にパタ
ーニングする(図1(b))。ここでAu薄膜3のエッ
チングにはヨウ素系の水溶液を用い、 Cr薄膜2のエ
ッチングには硝酸第二セリウムアンモニウムと過塩素酸
との混合溶液を用いる。
【0023】その後、Cr薄膜2、 Au薄膜3及び感
光性樹脂4をエッチングマスクとして、水晶基板1のエ
ッチングを行う(図1(c))。エッチング液には、弗
酸47wt%と弗化アンモニウム40wt%水溶液を容
量比にて1:1に混合したものを用いる。
【0024】実施例1の方法で、水晶振動子片を製造し
てみたところ、Au薄膜が10nmと非常に薄い膜厚で
あるにもかかわらず、Cr薄膜2の下にある水晶基板1
は何らエッチングによる損傷をうけておらず、Au薄膜
3がエッチングマスク材としての働きを完全に果してい
ることが確認された。
【0025】(実施例2)スパッタリング時のガス圧力
を0.1Paとした以外は実施例1と同じ条件で水晶振
動子片を製造した。その結果、実施例1と同様に、Au
薄膜が10nmと非常に薄い膜厚であるにもかかわら
ず、Cr薄膜2の下にある水晶基板1は何らエッチング
による損傷をうけておらず、Au薄膜3がエッチングマ
スク材としての働きを完全に果していることが確認され
た。
【0026】(比較例1)スパッタリング時のガス圧力
を1.0Paとした以外は実施例1と同じ条件で水晶振
動子片を製造した。その結果、Cr薄膜2の下にある水
晶基板1はエッチングによる損傷をうけており、Au薄
膜3がエッチングマスク材としての働きを完全には果し
ていないことが確認された。
【0027】(比較例2)Cr薄膜2とAu薄膜の膜厚
をそれぞれ100nmとしたこと以外は比較例1と同じ
条件で水晶振動子片を製造した。その結果、Cr薄膜2
の下にある水晶基板1は何らエッチングによる損傷をう
けておらず、Au薄膜3がエッチングマスク材としての
働きを完全に果していることが確認された。しかしなが
ら、実施例1、実施例2と比較してAu材料を約10倍
も必要とするため、コストダウンを図るうえでの障害と
なったしまう。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の水晶振動子片の製造方法の説明図で
ある。
【図2】従来の水晶振動子片の製造方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1.水晶基板 2.Cr薄膜 3.Au薄膜 4.感光性樹脂 5.従来のCr薄膜 6.従来のAu薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂川 強志 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5J108 MM08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水晶基板にパターンマスクを形成するパタ
    ーンマスク形成工程と、ふっ酸を含有する液を用いてパ
    ターンマスクが形成された水晶基板のエッチングを行う
    エッチング工程と、をこの順序で有する水晶振動子片の
    製造方法において、 前記パターンマスク形成工程は、ガス圧力が0.45P
    a以下の条件でスパッタリングを行い金属薄膜を成膜す
    る金属薄膜形成工程を有することを特徴とする水晶振動
    子片の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の水晶振動子片の製造方法
    において、 前記金属薄膜形成工程で形成される金属薄膜がCr膜及
    びAu膜からなる2層膜であり、かつ、これらCr膜及
    びAu膜をともに、ガス圧力が0.45Pa以下の条件
    でスパッタリングを行うことにより形成することを特徴
    とする水晶振動子片の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の水晶振動子片の製造方法
    において、 これらCr膜及びAu膜をともに、ガス圧力が0.01
    〜0.2Paの条件でスパッタリングを行うことにより
    形成することを特徴とする水晶振動子片の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の水晶振動子片の製造方法
    において、 前記Au膜の膜厚を5〜15nmの範囲とすることを特
    徴とする水晶振動子片の製造方法。
JP11161301A 1999-06-08 1999-06-08 水晶振動子片の製造方法 Withdrawn JP2000349578A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005123710A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Seiko Epson Corp エッチング方法およびこれを利用した圧電デバイスと圧電振動片の製造方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005123710A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Seiko Epson Corp エッチング方法およびこれを利用した圧電デバイスと圧電振動片の製造方法。

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