JP2000349764A - データ中継装置 - Google Patents

データ中継装置

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JP2000349764A
JP2000349764A JP15946799A JP15946799A JP2000349764A JP 2000349764 A JP2000349764 A JP 2000349764A JP 15946799 A JP15946799 A JP 15946799A JP 15946799 A JP15946799 A JP 15946799A JP 2000349764 A JP2000349764 A JP 2000349764A
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unit
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transmission
line
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JP15946799A
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Keiichi Takagi
圭一 高木
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM通信システムにおけるデータ中継装
置に関し、保守運用が容易で、中継経路の収容効率を向
上すること。 【解決手段】 所定の宛て先の情報を有する固定長の
データの単位を、伝送路上に形成した中継線路によって
中継するデータ中継装置であって、送信側データ中継装
置において、仮想的に束ねた複数の前記伝送路により中
継される前記データの単位の中継線路の総転送速度が前
記束ねた伝送路の総転送速度以下となるように、自装置
に収容される前記中継線路の一部または全部と前記束ね
た伝送路とを選択的に対応づけ、所定の宛て先へ中継さ
れるデータの単位を、前記中継線路に対応づけられた前
記束ねた伝送路の各々に分散して送出し、受信側データ
中継装置において、所定の宛て先へ中継されるデータの
単位を、前記中継線路に対応づけられた前記束ねた伝送
路の各々より受信して所定の宛て先へ中継する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信システムにおけ
るATM交換技術に関し、特に通信事業者が設置するA
TM加入者終端装置(Subscriber Line Terminating eq
uipment:以下、SLTという)におけるATM交換技術
に関する。
【0002】近年の情報化社会においてATM転送方式
が普及するに伴って、システム価格の増加を伴うことな
く、高信頼で、かつ、保守運用が容易にして、中継線路
の収容効率を向上することができるデータ中継装置が望
まれている。
【0003】
【従来の技術】図12は従来例のATM転送システムの
概念図である。図において、加入者1のATM端末t1は
加入者6宛てに100Mbps(図では100Mと略
す)のトラフィックを送出しているものとする。同様に
加入者2は加入者4宛てに、加入者3は加入者5宛てに
それぞれ100Mbpsのトラフィックを送出してい
る。理解を容易にするために、それぞれの加入者は単一
のバーチャルパスに全トラフィックを送出している、即
ち、加入者間は専用回線で接続されているものとする。
(交換回線の場合には、前以ってコネクションの手順を
経て加入者間の接続条件は予め設定されているものとす
る。) ATM端末t1〜t3から送出された信号は宅内回線終端装
置(Digital ServiceUnit: 以下、DSUという)d1〜d
3を経由して中継ネットワークのATM加入者終端装置
(以下、SLTという)1の加入者インタフェース(以
下、加入者IFという)s1〜s3へ入力される。
【0004】SLT1は内蔵するATMスイッチ(図で
はATM−SWと略す)W1で、加入者IFs1〜s3からの
信号を交換して中継インタフェース(中継IFという)
m1〜m3へ転送する。図では、加入者IFs1の信号を中継
IFm2へ、加入者IFs2を中継IFm1へ、加入者IFs3
を中継IFm3へ、それぞれ転送している。
【0005】SLT1の中継IFm1〜m3から送出された
信号は、対向局のSLT2の中継IFm4〜m6へ入力さ
れ、ATMスイッチW2で宛先加入者と接続されている加
入者IFs4〜s6へ転送される。この場合、信号は中継I
Fm4から加入者IFs4へ、中継IFm5から加入者IFs6
へ、中継IFm6から加入者IFs5へ、それぞれ転送され
る。SLT2の加入者IFs4〜s6から送出された信号
は、それぞれ、DSUd4〜d6を経て宛先加入者のATM
端末t4〜t6へ入力される。
【0006】図13は従来例のATMスイッチの動作を
説明する図(その1)であって、図12のSLT1が内
蔵するATMスイッチW1の動作を示す。図では加入者I
Fs1から入力するATMセルをA、加入者IFs2からの
セルをB、加入者IFs3からのセルをCとする。
【0007】加入者IFs1〜s3から入力したセルはAT
MスイッチW1内の多重部(Multiplexer:以下、MUXと
いう)にて多重化され、時間軸上に並べられてヘッダ変
換部(Header Converter: 以下、HCVという)へ入力
される。
【0008】HCVでは、パス設定テーブル(以下、V
RTという)を参照して、入力されたセルのヘッダ情報
に対応する行先の中継IFm1〜m3を示すタグを付加す
る。図では、セルAにタグ2を、セルBにタグ1を、セ
ルCにタグ3を、それぞれ付加している。また、入力さ
れたセルのヘッダ情報は公知の方法で書き換えられる。
ここで、図13のVRTに記されたヘッダ情報A,B,
CはセルA,B,Cのヘッダ情報を代表している。
【0009】HCVから出力された信号はスイッチ部
(以下、SWという)に入力され、時間軸上にタグの情
報に従って並べ替えられる。図では、タグ番号の昇順に
B、A、Cの順に並べ替えられている。SWから出力さ
れた信号は分離部(Demultiplexer:以下、DMUXとい
う)でセルの時間軸上の順番に従って分離され、中継I
Fm1〜m3へ渡される。
【0010】図14は従来例のATMスイッチの動作を
説明する図(その2)であって、図12のSLT2が内
蔵するATMスイッチW2の動作を示す。図では中継IF
m4から入力するATMセルをB、中継IFm5からのセル
をA、中継IFm6からのセルをCとする。
【0011】中継IFm4〜m6から入力されたセルはAT
MスイッチW2内のMUXにて多重化され、時間軸上に並
べられてHCVへ入力される。
【0012】HCVでは、VRTを参照して、入力され
たセルのヘッダ情報に対応する行先の加入者IFs4〜s6
を示すタグを付加する。図では、セルBにタグ1を、セ
ルAにタグ3を、セルCにタグ2を、それぞれ付加して
いる。また、入力されたセルのヘッダ情報は公知の方法
で書き換えられる。ここで、図14のVRTに記された
ヘッダ情報A,B,CはセルA,B,Cのヘッダ情報を
代表している。
【0013】HCVから出力された信号はSWに入力さ
れ、タグの情報に従って並べ替えされる。図では、タグ
番号の昇順にB、C、Aの順に並べ替えられている。S
Wから出力された信号はDMUXでセルの時間軸上の順
番に従って分離され、加入者IFs4〜s6へ渡される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来方法
によると、例えば図12によれば、加入者1〜3が送出
するトラフィックは合計で300Mbpsである。一
方、中継ネットワーク内のSLT1からSLT2間に布
設された中継線路は、関連する伝送制御回路の転送能力
も含めて、合計で450Mbpsのトラフィックの収容
容量(または伝送容量)を備えているとすると、その収
容効率は約67%にすぎない。
【0015】これは、中継IFの物理的収容容量が15
0Mbpsであるのに対して、加入者1〜3の送出トラ
フィックがそれぞれ100Mbpsであり、かつ、単一
のバーチャルパスを使用しているため、1中継線路に対
して1加入者しか収容できないためである。このとき仮
に、300Mbpsの物理的容量を持つ中継IFがあれ
ば、加入者1〜3のトラフィックを全て収容することが
でき、収容効率は100%となる。総じて、中継IFの
容量が大きいほど統計多重効果が発生し、収容効率が向
上すると言える。しかるに、前記物理的容量を大きくす
ることは技術的に困難で、システム価格の増加を伴う問
題点がある。また、トラフィックの集中する区間と閑散
な区間が存在する場合に、中継IFを行先によって物理
的に使い分けることは保守性、運用性を損なうという問
題点がある。
【0016】従って、本発明は通信事業者が設置するS
LTにおいて、システムの価格増を伴うことなく、高信
頼で、かつ、保守運用が容易にして、中継線路の収容効
率を向上することができるデータ中継装置を提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】所定の宛て先の情報を有
する固定長のデータの単位を、伝送路上に形成した中継
線路によって中継する装置であって、送信側データ中継
装置及び受信側データ中継装置を設ける。送信側データ
中継装置において、仮想的に束ねた複数の前記伝送路に
より中継される前記データの単位の中継線路の総転送速
度が前記束ねた伝送路の総転送速度以下となるように、
自装置に収容される前記中継線路の一部または全部と前
記束ねた伝送路とを選択的に対応づけ、所定の宛て先へ
中継されるデータの単位を、前記中継線路に対応づけら
れた前記束ねた伝送路の各々に分散して送出する。受信
側データ中継装置において、所定の宛て先へ中継される
データの単位を、前記中継線路に対応づけられた前記束
ねた伝送路の各々より受信して所定の宛て先へ中継する
ので、伝送路及び関連する回路を節約することができ
る。従って、安価、高信頼なデータ中継装置にして、且
つ、中継経路の収容効率を向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデータ中継装置の
実施形態についてATM転送システムを例に説明する。
以下、本発明のデータ中継装置の実施形態について、図
を参照して詳細に説明する。なお、全図を通じて同様な
構成要素には同様な参照符号を付してある。
【0019】図2は本発明によるATM転送システムの
概念図である。加入者側のATM端末t1〜t3及びDSU
d1〜t3の動作は図12と同様である。
【0020】中継ネットワークのデータ中継装置、即
ち、ATM加入者終端装置(Subscriber Line Terminat
ing equipment:以下、SLTという)3の加入者インタ
フェース(以下、加入者IFという)s1〜s3に入力され
た信号は、ATMスイッチW3で中継インタフェース(以
下、中継IFという)m1と中継IFm2に分散され、伝送
線路中のそれぞれの中継線路を経由してSLT4 へと伝
送される。SLT4 では、中継IFm4と中継IFm5より
入力した信号をATMスイッチ(図ではATM−SWと
略す)W4で加入者IFs4-s6 へ分離して転送する。
【0021】ここで、伝送路とはATM論理パス (Virt
ual Path: VP) を示し、本実施の形態では物理的及び
論理的な伝送路を総称して伝送路という。以下、論理的
な伝送路の例としてATM論理パスを想定して説明す
る。ATM論理パスは論理的な伝送路であるため、物理
的な伝送線路(無線通信線路、光ファイバ線路、同軸線
路等の伝送媒体)の中に複数設けることができる。例え
ば、光ファイバ等を用いた1つの物理的伝送線路として
のSDH(Synchronous Digital Hierarchy) 伝送路には
複数のATM論理パスを収容することができる。なお、
本実施の形態では理解を容易にするため、1つの伝送媒
体は1つの伝送路(ATM論理パス)として用いられる
ものとする。また、本実施の形態ではATM論理パス内
に固定論理チャネル(PVC)を設定する場合の例を示
している。
【0022】また、中継線路はATM論理チャネル (Vi
rtual Channel:VC) を示す。従来技術ではATM論理
チャネル (VC) は単一のATM論理パス(VP) 内に
あって許容される任意の帯域に対応づけることにより設
定していたため、単一VPの最高帯域(転送速度)を越
えるVCの設定(単独または複数本)はできなかった。
また、従来技術ではVPの空き帯域があっても有効に利
用(複数VPに跨がる空き帯域を集めてVCの設定に使
用するなど)できなかった。本発明は、複数のVPを束
ねて仮想的な単一の伝送路とすることにより、効率の良
いVC収容を可能にしている。
【0023】図3は本発明によるATMスイッチの動作
を説明する図(その1)であって、SLT3 に内蔵され
るATMスイッチW3の動作原理を示す。図では加入者I
Fs1から入力するATMセルをA及びA'、加入者IFs2
からのセルをB及びB'、加入者IFs3からのセルをC及
びC'とする。
【0024】ここで、ATMセルは伝送路上を中継され
るデータの単位であって、所定の宛て先を有する固定長
の伝送単位を指す。ATMセルはATM網内における固
定長(53バイト)の伝送単位であり、5バイトの宛て
先情報と48バイトのデータ(ペイロード)とから成
る。送信側ATM端末装置は送信すべきデータを、例え
ば48バイトごとに分割し、複数のATMセルとして所
定の宛て先へ送出する。送出されたATMセルは、送信
側ATM加入者終端装置を経由してATM網を中継さ
れ、前記所定の宛て先に当たる受信側ATM端末装置を
収容する受信側ATM加入者終端装置を介して前記受信
側ATM端末装置へ伝達される。
【0025】加入者IFs1〜s3から入力されたセルはA
TMスイッチW3内のMUX31にて多重化され、時間軸上
に並べられてHCV32へ入力される。
【0026】HCV32では、VRT33を参照して入力さ
れたセルのヘッダ情報に対応する行先の中継方路(行先
方路という)を示すタグを付加する。また、入力された
セルのヘッダ情報を公知の方法で書き換えられる。ここ
で、図14のVRT33のテーブルに記されたヘッダ情報
A、B及びCは、それぞれ、セルA,A'、B,B'及び
C,C'のヘッダ情報を代表している。
【0027】ここで言う中継方路とは、中継線路の先に
ある対向局のSLT単位に割り振られた番号であって、
異なる中継IFでも対向するSLTが同一であれば同じ
番号となる。図では、全てのセルがSLT4へ送出され
るため、同一の行先方路を示すタグ(ここでは1)が付
加されている。
【0028】HCV32から出力された信号はタグ変換部
(Tag Converter:以下、TCVという)34に入力され、
行先方路と中継IFm1〜m3との対応を管理する方路情報
テーブル(以下、HPTという)35を参照して、タグを
変換する。図の例では、タグ1に対応する行先方路は中
継IFm1及びIFm2であるから、タグを順番に1と2に
書き換える。
【0029】TCV34から出力された信号はスイッチ部
(以下、SWという)36に入力され、タグの情報に従っ
て時間軸上に並べ替えられる。SW36から出力された信
号はDMUX37によって時間軸上の順番に従って分離さ
れ、中継IFm1〜m3へ振り分けられる。従って図の例で
は、加入者IFs1〜s3から入力されたセルA,A'、B,
B'、C,C'が中継IFm1と中継IFm2とに均等に分散さ
れて、SLT4へ渡される。
【0030】また、図3には示されていないが、図2で
SLT6へ転送されるべきセルがSLT3へ入力された
場合は、HCV32でセルのヘッダ情報(例えば、Dとす
る)をVRT33のヘッダ情報と照合し、前述のSLT4
向けとは異なる行先方路タグ(ここでは2とする)を付
加する。さらに、TCV34でHPT35を参照して、この
タグ(値2)は中継IFm3を示す値(ここでは3)に書
き換えられ、SW36にて中継IFm3に振り向けられる。
なお、図3において、SW36からDMUX37へ入力され
る信号中の空きスロットは、中継IFm3へ転送されるべ
きセルが無いために挿入される。
【0031】図4は本発明によるATMスイッチの動作
を説明する図(その2)であって、SLT4に内蔵され
るATMスイッチW4の動作原理を示す。その動作は図1
4で示したATMスイッチW2の動作と略同様であるが、
ATMスイッチW4には中継IFm6からはセルが入力され
ないので、MUX41はセル列の中継IFm6に対応する部
分に空きスロットを挿入する。従って、HCV42は時間
軸上に存在するセルにのみタグを付加する。また、SW
46はタグに基づいてセルの順序を並び替えるので、タグ
の無い空きスロットは除去してセルをDMUX47へ出力
する。
【0032】図5は本発明によるATM加入者終端装置
の構成図(その1)であって、SLT3(図3参照)及
びSLT4(図4参照)を含む基本モジュールの構成を
示す。本モジュールは主に加入者IF回路1A、多重分離
部20及び中継IF回路5Aから構成され、他に装置の動
作、制御のためにクロック部及び監視制御部を有する
が、本発明の理解には直接関係しないので説明は省略す
る。
【0033】加入者IF回路1Aは複数の加入者IF盤10
から成り、各々、受信回路1R及び送信回路1Sにより構成
され、中継IF回路5Aは複数の中継IF盤50から成り、
各々、受信回路5R及び送信回路5Sにより構成されてい
る。
【0034】多重分離部20は多重部(MUX)31,41 、
分離部(DMUX)37,47 、ヘッダ変換部(HCV)3
2,42 、パス設定テーブル(VRT)33,43 、タグ変換
部(TCV)34、方路情報テーブル(HPT)35、スイ
ッチ部(SW)36,46 から構成される。
【0035】加入者から送信された信号(ATMセル)
は加入者IF回路1Aへ入力され、加入者IF盤10の受信
回路1Rでパルス位相や符号形式等を装置内部信号に変換
され、多重分離部20へ渡される。多重分離部20は複数の
加入者IF盤10から入力されたセルを多重部31で時間軸
上に多重化する。ヘッダ変換部32はヘッダ情報に対応し
た行先方路タグを付加し、さらにタグ変換部34は行先方
路タグを中継IFタグへ変換する。スイッチ部36はタグ
の情報に従ってセルの時間軸上の位置を入れ替え、分離
部37はセルを複数の中継IF盤50へ分配する。中継IF
盤50は送信回路5Sによりセルの符号形式やパルス等を伝
送路に適した形式に変換し、中継線路へ送出することに
よって対向局へ送信する。
【0036】中継線路から対向局によって受信されたA
TMセルは中継IF回路5Aへ入力され、中継IF盤50の
受信回路5Rでパルス位相や符号形式等を装置内部信号に
変換され、多重分離部20へ渡される。多重分離部20は複
数の中継IF盤50から入力されたセルを多重部41で時間
軸上に多重化する。ヘッダ変換部42はヘッダ情報に対応
したタグをセルに付加し、スイッチ部36はタグの情報に
従ってセルの時間軸上の位置を入れ替え、分離部47はセ
ルを複数の加入者IF盤10へ分配する。加入者IF盤10
は送信回路1Sによりセルの符号形式やパルス等を伝送路
に適した形式に変換し、加入者線路へ送出する。
【0037】図6は、図5の多重分離部20におけるAT
Mセルのフォーマットを示し、ヘッダ変換部32によって
タグを付加する前後(図6のと)のセルを示す。
【0038】タグ付加前のフォーマットは一般的なA
TMセルフォーマットであり、48バイトのデータ部と
5バイトのヘッダ部から構成され、ヘッダ部はコネクシ
ョン識別子、フロー制御情報やセルの優先順位情報など
を含む。詳細については関連書を参照されたい。
【0039】タグ付加後のフォーマットはATMセル
に数バイトのタグ情報が付加されている。図に記載され
ているタグ情報の例では、2バイトのタグが付加されて
おり、行先IF(行先方路)の識別子とQoSクラスの
種別が表示されている。ここで、QoSクラスの種別と
は、ATMサービスにおける品質クラスのことである。
例えば、前述の図3においてSW36でセルをスイッチン
グするとき、QoSクラス毎にセルを異なるバッファへ
一時収容し、バッファの読み出し順序を制御することに
よってセルに優先順位をつける際に使用される。なお、
バッファの読み出し順序の制御によってセルの優先順位
をつける方法は公知である。
【0040】図7はタグ変換部のブロック図である。タ
グ変換部(TCV)34はタグ読込部341,バッファメモリ
342,タグメモリ343,タグ変換制御部344 及びタグ書込部
345から構成される。
【0041】ヘッダ変換部(HCV)32から入力された
セルはバッファメモリ342 へ蓄積され、タグ読込部341
によってそのタグ部から行先方路識別子が読み出されて
タグメモリ343 へ保存される。タグ変換制御部344 はタ
グメモリ343 の内容(行先方路識別子)を取り出し、方
路情報テーブル(HPT)35を参照して行先方路に対応
する中継IFタグ(番号)を求めて、タグ書込部345 へ
通知する。タグ書込部345 はバッファメモリ342 からセ
ルを取り出して中継IFの番号をそのタグ部へ書込み、
セルをSW36へ送出する。
【0042】図8はタグ変換制御部の動作を説明するフ
ローチャートである。タグ変換制御部344 の動作の概要
は以下のとおりである。なお、HPT35は保守者によっ
てシステム構成に応じて予め作成されるものとする。
【0043】先ず、HPT35の各行の先頭アドレスを変
数Ti に代入する。この例ではテーブル35が3行なので
3つの変数(T1 〜T3 )を使用する。次にタグメモリ
343から読み込んだ値に対応する変数Ti (値が1なら
T1 、2ならT2 )に格納されているアドレスをポイン
タとして、テーブル35から情報(中継IFタグ)を読み
取る。その後、変数のアドレス情報をインクリメント
し、テーブル35の同じ行の次の列の情報をポイントする
ようにしておく。
【0044】以上の動作により、HCV32から入力した
タグの情報(行先方路)から、対応する中継IFの番号
を読み出し、タグを付け替えることができる。中継IF
が複数の場合は、各IFを示すタグが順番に付与され
る。
【0045】次に、タグ変換制御部344 の詳細な動作を
図8に基づき、図3及び図7を参照しながら説明する。 (1) 変数iにHPT35の先頭の行先方路タグ番号を代入
する。図7の例ではi=1となる。 (2) iに対応する中継IFタグ情報の先頭アドレスを変
数Ti に代入し、iをインクリメントする。 (3) 上記(2) の操作をi=△になるまで繰り返す。i=
△となったとき、T1 〜T3 への各中継IFタグ情報の
先頭アドレスの設定は完了する。 (4) 次に、タグメモリ343 にバッファされている先頭の
行先方路タグ情報(図7の例では1及び2、図3の例で
は1のみ)を読み出し、変数iに代入する。 (5) iに対応するTi でアドレス指定されるテーブルの
内容(中継IFタグ情報)をポインタ変数pへ代入す
る。 (6) pを読み出し、その内容でバッファメモリ342 の先
頭のセルのタグ情報を書き換える。 (7) Ti をインクリメントし、Ti =△(△は各iに対
応するテーブルの行の中継IFタグ情報の並びの最後を
示す)となるまで(4) 〜(6) の操作を繰り返す。従っ
て、図3の例ではi=1のとき、先頭のセルのタグ情報
は最初の(4) 〜(6)の操作で1(中継IFm1を指す)
に、次の操作(4) 〜(6) で2(中継IFm2を指す)に書
き換えられる。 (8) Ti =△のとき操作(4) に戻り、タグメモリ343 に
バッファされている先頭の行先方路タグ情報に従って、
(4) 〜(7) の操作を繰り返す。
【0046】図9は本発明によるATM加入者終端装置
の構成図(その2)であって、中継線路故障時の救済機
能を有するATM加入者終端装置(SLT)の構成を示
す。
【0047】図5の構成においては、図3に見られるよ
うにパスが分散している、即ち、加入者から送出される
データはセル単位で異なる中継線路を経由して伝送され
るため、複数の中継線路の何れかが故障した場合、その
影響は全てのトラフィックに波及する恐れがある。それ
を防止するため、本発明は予めQoSクラス等でパスに
優先順位を指定しておき、特定の線路のみに故障が発生
した場合には優先度の高いパスを正常な線路のみを用い
て構成する。
【0048】即ち、図5の基本構成にテーブル制御部
(図ではCONTと示す)39を付加している。テーブル
制御部39は中継IF回路5Bから警報情報を収集し、中継
線路の故障を示す警報を検出した場合にHPT35の書き
換えを行う。
【0049】図10は中継線路故障時の方路情報テーブ
ル(HPT)の書き換え例を示す。この例では正常時
(図10(a) 参照)の行先方路タグの値1に対する中継
IFタグは1と2であるが、中継IF1(図3の中継I
Fm1に相当)の線路が故障した場合(図10(b) 参照)
は中継IFタグは2のみになり、中継IF2(図3の中
継IFm2に相当)の線路が故障した場合(図10(c) 参
照)は中継IFタグは1のみとなる。従って、複数の中
継線路のいづれかが故障した場合には正常な線路のみを
用いてセルを伝送することができる。
【0050】ただし、伝送できるトラフィックは故障し
た線路の分、少なくなるため、輻輳が生じ易くなるの
で、あらかじめQoSクラスなどによってパスの優先順
位を設定しておくことにより優先順位の高いパスを正常
な線路のみを用いて構成することができる。なお、Qo
Sクラスなどによる優先順位の設定方法は公知の方法が
適用できるので詳細な説明は省略する。
【0051】図11は本発明によるATM加入者終端装
置の構成図(その3)であって、中継線路間の遅延差を
吸収する機能を有するATM加入者終端装置(SLT)
を示す。図5の構成においてはパスが分散している、即
ち、同一の加入者から送出されるデータはセル単位で異
なる中継線路を経由して伝送されるため、中継線路の伝
送遅延時間にばらつきがあると、セルの順序が入れ替わ
ってしまう恐れがあるため、本発明は上記の遅延時間差
の補正を行う。
【0052】そのため、図5の中継IF回路5Aの構成に
マルチフレーム付加部52及び遅延吸収部53を付加して中
継IF回路5Cを構成する。まず、マルチフレーム付加部
52で伝送フレーム中の空きビット等にマルチフレーム情
報を付加し、送信回路5Sから中継線路へ送出する。この
とき、全ての中継IF盤50で送出するマルチフレームの
位相が一致するようにしておく。受信側では、遅延吸収
部53が複数の受信回路5Rから入力した信号のマルチフレ
ーム情報を比較し、位相が一致するようにバッファを用
いて遅延を加える。
【0053】このようにして、中継線路間の伝送遅延時
間のばらつきを吸収することができる。なお、マルチフ
レームを付加する方法や、マルチフレーム情報を比較す
ることによって遅延差を吸収する方法については、公知
の技術が適用できるので詳細な説明は省略する。
【0054】上記の実施の形態においては、転送速度が
同じ3台のATM端末からのデータを2回路の中継線路
を経由して転送する場合について説明したが、転送速度
が異なる3台以上のATM端末から2回路以上の中継線
路を経由して転送する場合についても、本発明は容易に
適用できることは明らかである。転送速度が異なる場合
には、送信側で転送速度に応じて複数の中継線路へのセ
ルの送出頻度を変化させ、受信側でヘッダ情報に基づい
てセルを複数の端末へ分配することによって達成され
る。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
中継ネットワークが設置するATM加入者終端装置(S
LT)において複数の中継インタフェースをあたかも容
量の大きい一つの中継インタフェースのように扱うこと
ができるので、中継線路の収容効率、特に、統計統計多
重効果による収容効率が向上するという効果がある。
【0056】また、伝送速度の高速化に対応するために
従来、要求された中継インタフェースの大容量化という
技術的課題を克服すると共に、トラフィックが集中する
伝送区間と閑散な区間でインタフェースを使い分けた従
来法に比して、保守運用面での負担が軽減されるという
効果がある。
【0057】さらに、システムが少ない中継線路、従っ
て、少ない伝送回路で構成されるので、通信システムの
信頼性が増大するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理ブロック図
【図2】 本発明によるATM転送システムの概念図
【図3】 本発明によるATMスイッチの動作を説明す
る図(その1)
【図4】 本発明によるATMスイッチの動作を説明す
る図(その2)
【図5】 本発明によるATM加入者終端装置の構成図
(その1)
【図6】 多重分離部におけるATMセルのフォーマッ
【図7】 タグ変換部のブロック図
【図8】 タグ変換制御部の動作を説明するフローチャ
ート
【図9】 本発明によるATM加入者終端装置の構成図
(その2)
【図10】 中継線路故障時の方路情報テーブル(HP
T)の書き換え例
【図11】 本発明によるATM加入者終端装置の構成
図(その3)
【図12】 従来例のATM転送システムの概念図
【図13】 従来例のATMスイッチの動作を説明する
図(その1)
【図14】 従来例のATMスイッチの動作を説明する
図(その2)
【符号の説明】
1〜4 ATM加入者終端装置(SLT) W1〜W4 ATMスイッチ(ATM−SW) s1〜s6 加入者インタフェース(加入者IF) m1〜m6 中継インタフェース(中継IF) t1〜t6 ATM端末 d1〜d6 宅内回線終端装置(DSU) 1A 加入者インタフェース回路(加入者IF回路) 5A,5B,5C 中継インタフェース回路(中継IF回路) 1R,5R 受信回路 1S,5S 送信回路 10 加入者インタフェース盤 20,21 多重分離部 31,41 多重部(MUX) 32,42 ヘッダ変換部(HCV) 33,43 パス設定テーブル(VRT) 34 タグ変換部(TCV) 35 方路情報テーブル(HPT) 36,46 スイッチ部(SW) 37,47 分離部(DMUX) 39 テーブル制御部(CONT) 50 中継インタフェース盤 52 マルチフレーム付加部 53 遅延吸収部 341 タグ読込部 342 バッファメモリ 343 タグメモリ 344 タグ変換制御部 345 タグ書込部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の宛て先の情報を有する固定長のデ
    ータの単位を、伝送路上に形成した中継線路によって中
    継するデータ中継装置であって、 仮想的に束ねた複数の前記伝送路により中継される前記
    データの単位の中継線路の総転送速度が前記束ねた伝送
    路の総転送速度以下となるように、自装置に収容される
    前記中継線路の一部または全部と前記束ねた伝送路とを
    選択的に対応づけ、 前記所定の宛て先へ中継されるデータの単位を、前記中
    継線路に対応づけられた前記束ねた伝送路の各々に分散
    して送出することを特徴とするデータ中継装置。
  2. 【請求項2】 所定の宛て先の情報を有する固定長のデ
    ータの単位を、伝送路上に形成した中継線路によって中
    継するデータ中継装置であって、 仮想的に束ねた複数の前記伝送路により中継される前記
    データの単位の中継線路の総転送速度が前記束ねた伝送
    路の総転送速度以下となるように、自装置に収容される
    前記中継線路の一部または全部と前記束ねた伝送路とを
    選択的に対応づけ、 前記所定の宛て先へ中継されるデータの単位を、前記中
    継線路に対応づけられた前記束ねた伝送路の各々から受
    信して前記所定の宛て先へ中継することを特徴とするデ
    ータ中継装置。
  3. 【請求項3】 送信側データ中継装置に収容された複数
    の送信端末と、受信側データ中継装置に収容され送信端
    末とそれぞれ対応する複数の受信端末との間で所定の宛
    て先の情報を含む固定長のデータの単位を、伝送路上に
    形成した中継線路によって中継するデータ中継装置であ
    って、 仮想的に束ねた複数の前記伝送路により中継される前記
    データの単位の中継線路の総転送速度が前記束ねた伝送
    路の総転送速度以下となるように、自装置に収容される
    前記中継線路の一部または全部と前記束ねた伝送路とを
    選択的に対応づけ、送信端末から入力されたデータの単
    位を、前記中継線路に対応づけられた束ねた伝送路の各
    々に分散して送出する送信手段を前記送信側データ中継
    装置に設け、 前記中継線路に対応づけられた束ねた伝送路の各々から
    前記データの単位を受信して、前記対応する受信端末へ
    出力する受信手段を前記受信側データ中継装置に設ける
    ことを特徴とするデータ中継装置。
  4. 【請求項4】 該送信手段は前記宛て先の情報に基づい
    て、前記固定長データの単位が前記受信側データ中継装
    置に収容される受信端末へ転送されることを判定する判
    定手段と、 該判定手段の判定に基づいて、前記複数の送信端末から
    受信されたデータの単位を前記中継線路に対応づけられ
    た束ねた伝送路の各々に分散して送出する分散手段とを
    設けることを特徴とする請求項3に記載のデータ中継装
    置。
  5. 【請求項5】 該判定手段は前記宛て先の情報に対応し
    て前記データの単位が転送されるべき受信側データ中継
    装置の識別情報を記憶するテーブル手段を設け、 該テーブル手段に基づいて、データの単位に含まれる宛
    て先の情報に対応する受信側データ中継装置の識別情報
    を前記データの単位に付加することを特徴とする請求項
    4に記載のデータ中継装置。
  6. 【請求項6】 該分散手段は前記受信側データ中継装置
    の識別情報と前記複数の伝送路とを対応付けるテーブル
    手段を設け、 該テーブル手段に基づいて、該判定手段によって付加さ
    れた識別情報に対応する前記伝送路を選択し、選択され
    た伝送路へデータの単位を伝送することを特徴とする請
    求項5に記載のデータ中継装置。
  7. 【請求項7】 該受信手段は前記宛て先の情報に対応し
    て、データの単位が転送されるべき受信端末を識別する
    識別情報を記憶するテーブル手段を設け、 該テーブル手段に基づいて、受信したデータの単位の前
    記宛て先の情報に対応する識別情報によって識別される
    受信端末へデータの単位を出力することを特徴とする請
    求項3に記載のデータ中継装置。
  8. 【請求項8】 前記データの単位はATMセルであっ
    て、前記宛て先の情報はヘッダ情報に含まれることを特
    徴とする請求項1乃至7に記載のデータ中継装置。
  9. 【請求項9】 該データ中継装置はさらに、前記複数の
    伝送路について正常/異常を検出する検出手段と、 前記宛て先の情報に対応してデータの単位の優先順位を
    指定する優先手段とを設け、 該検出手段によって異常が検出されたとき、該分散手段
    は該優先手段の指定に基づいて、データの単位を正常な
    伝送路へ分散することを特徴とする請求項6に記載のデ
    ータ中継装置。
  10. 【請求項10】 該送信手段は、前記複数の中継線路へ
    送出する各信号の伝送フレームにマルチフレーム情報
    を、その位相が一致するように付加し、 該受信手段は、前記複数の中継線路から受信された信号
    に、そのマルチフレーム情報の位相が一致するように遅
    延を加えることによって前記複数の中継線路の間の伝送
    遅延を吸収することを特徴とする請求項3に記載のデー
    タ中継装置。
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