JP2000350794A - ゴルフボール - Google Patents
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- mpa
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- A63B37/12—Special coverings, i.e. outer layer material
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- A—HUMAN NECESSITIES
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- A63B37/0003—Golf balls
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明により、ラフからのショットであって
もフライヤーを起こし難く、また耐カット性に優れ、か
つ高い反発弾性を有するゴルフボールを提供する。 【解決手段】 本発明は、コアと該コア上に形成された
カバーから成るゴルフボールであって、該カバーが剛性
率(G)3〜100MPaおよびヤング率(E)9〜400MPaを
有し、かつE/Gの値が2.4〜3.0であることを特徴とす
るゴルフボールに関する。
もフライヤーを起こし難く、また耐カット性に優れ、か
つ高い反発弾性を有するゴルフボールを提供する。 【解決手段】 本発明は、コアと該コア上に形成された
カバーから成るゴルフボールであって、該カバーが剛性
率(G)3〜100MPaおよびヤング率(E)9〜400MPaを
有し、かつE/Gの値が2.4〜3.0であることを特徴とす
るゴルフボールに関する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピン性能に優れ
たゴルフボールに関するものであり、更に詳しくはラフ
からのショットであってもフライヤーを起こし難く、ま
た耐カット性に優れ、かつ高い反発弾性を有するゴルフ
ボールに関する。
たゴルフボールに関するものであり、更に詳しくはラフ
からのショットであってもフライヤーを起こし難く、ま
た耐カット性に優れ、かつ高い反発弾性を有するゴルフ
ボールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ラウンド用ゴルフボールとし
ては、ツーピースゴルフボールやスリピースゴルフボー
ル等のソリッドゴルフボールや糸巻きゴルフボールが用
いられている。ソリッドゴルフボールは、ポリブタジエ
ンを主材とするゴム組成物を一体成形したコアをアイオ
ノマー樹脂等の熱可塑性樹脂製のカバーで被覆したもの
であり、糸巻きゴルフボールは中心の固体または液体の
芯部上に、糸ゴムを高延伸力下に巻き付けて糸巻きコア
を形成し、これにアイオノマー樹脂やバラタ等によるカ
バーで被覆して形成される。
ては、ツーピースゴルフボールやスリピースゴルフボー
ル等のソリッドゴルフボールや糸巻きゴルフボールが用
いられている。ソリッドゴルフボールは、ポリブタジエ
ンを主材とするゴム組成物を一体成形したコアをアイオ
ノマー樹脂等の熱可塑性樹脂製のカバーで被覆したもの
であり、糸巻きゴルフボールは中心の固体または液体の
芯部上に、糸ゴムを高延伸力下に巻き付けて糸巻きコア
を形成し、これにアイオノマー樹脂やバラタ等によるカ
バーで被覆して形成される。
【0003】ラウンドプレー中には、深い芝生に入り込
むことがしばしばある。その芝生からのショットでは、
芝がクラブとボールとの間に噛み込むため、バックスピ
ン量が減少してボールが高く上がってしまう、いわゆる
フライヤーという現象が起こり、特にアプローチショッ
トでのコントロール性が劣る原因の1つとなっていた。
この現象は、ソリッドゴルフボール、糸巻きゴルフボー
ルに関わらず、いずれのゴルフボールでも起こり、ゴル
フプレーヤーの悩みの1つであった。
むことがしばしばある。その芝生からのショットでは、
芝がクラブとボールとの間に噛み込むため、バックスピ
ン量が減少してボールが高く上がってしまう、いわゆる
フライヤーという現象が起こり、特にアプローチショッ
トでのコントロール性が劣る原因の1つとなっていた。
この現象は、ソリッドゴルフボール、糸巻きゴルフボー
ルに関わらず、いずれのゴルフボールでも起こり、ゴル
フプレーヤーの悩みの1つであった。
【0004】このフライヤーをカバー種別に調べると、
アイオノマー樹脂系カバーを用いたゴルフボールの方
が、バラタ系カバーを用いたゴルフボールより起こりや
すいことがわかった。また、アイオノマー樹脂系カバー
は弾性率が高く反発性能に優れている反面、スピンがか
かりにくくコントロール性が劣るという欠点も有する。
アイオノマー樹脂系カバーを用いたゴルフボールの方
が、バラタ系カバーを用いたゴルフボールより起こりや
すいことがわかった。また、アイオノマー樹脂系カバー
は弾性率が高く反発性能に優れている反面、スピンがか
かりにくくコントロール性が劣るという欠点も有する。
【0005】これに対して、バラタカバーを用いたゴル
フボールは、フライヤーを起こし難く、スピンコントロ
ール性が優れているが、カバー材自体の反発弾性が低
く、耐カット性に劣るという欠点があった。
フボールは、フライヤーを起こし難く、スピンコントロ
ール性が優れているが、カバー材自体の反発弾性が低
く、耐カット性に劣るという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、スピン
性能に優れ、ラフからのショットであってもフライヤー
を起こし難く、また耐カット性に優れ、かつ高い反発弾
性を有するゴルフボールを提供することを目的とする。
な従来のゴルフボールの有する問題点を解決し、スピン
性能に優れ、ラフからのショットであってもフライヤー
を起こし難く、また耐カット性に優れ、かつ高い反発弾
性を有するゴルフボールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、カバーの剛性率
(G)、ヤング率(E)およびE/Gの値を特定範囲内に規
定することによって、スピン性能に優れ、ラフからのシ
ョットであってもフライヤーを起こし難く、また耐カッ
ト性に優れ、かつ高い反発弾性を有するゴルフボールが
得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、カバーの剛性率
(G)、ヤング率(E)およびE/Gの値を特定範囲内に規
定することによって、スピン性能に優れ、ラフからのシ
ョットであってもフライヤーを起こし難く、また耐カッ
ト性に優れ、かつ高い反発弾性を有するゴルフボールが
得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、コアと該コア上に形成さ
れたカバーから成るゴルフボールであって、該カバーが
剛性率(G)3〜100MPaおよびヤング率(E)9〜400M
Paを有し、かつE/Gの値が2.4〜3.0であることを特徴
とするゴルフボールに関する。
れたカバーから成るゴルフボールであって、該カバーが
剛性率(G)3〜100MPaおよびヤング率(E)9〜400M
Paを有し、かつE/Gの値が2.4〜3.0であることを特徴
とするゴルフボールに関する。
【0009】本発明者等は、ラウンドプレー中にフライ
ヤーが起こる原因を追究し、カバー材料の剛性率(Shea
r modulus)Gとヤング率(Young's modulus)Eの関係
が式 E=3G に近いほどラフからのショット時にもスピン量が保持さ
れてフライヤーが起こり難くなることを明らかにした。
ここで、E=3Gの状態とは、一般に知られているよう
に、高分子鎖が架橋あるいはそれに類似した結合を有す
るために、三次元網目構造をなしていることを示すもの
である。
ヤーが起こる原因を追究し、カバー材料の剛性率(Shea
r modulus)Gとヤング率(Young's modulus)Eの関係
が式 E=3G に近いほどラフからのショット時にもスピン量が保持さ
れてフライヤーが起こり難くなることを明らかにした。
ここで、E=3Gの状態とは、一般に知られているよう
に、高分子鎖が架橋あるいはそれに類似した結合を有す
るために、三次元網目構造をなしていることを示すもの
である。
【0010】通常、ゴルフボールカバーとして多く用い
られているアイオノマー樹脂は化学的な三次元網目構造
を有しておらず、E/Gの値が2.4より小さな値をとなる
ことが多い。これは、剪断ずり方向の弾性率が弱く、同
方向に外力が加わった際に塑性変形を起こし、材料が元
の形状に戻り難いことを示している。従って、剪断方向
の力が加わるゴルフボール打撃時には、E/Gの値が2.4
より小さいとスピン量が低下してフライヤーを起こしや
すい。
られているアイオノマー樹脂は化学的な三次元網目構造
を有しておらず、E/Gの値が2.4より小さな値をとなる
ことが多い。これは、剪断ずり方向の弾性率が弱く、同
方向に外力が加わった際に塑性変形を起こし、材料が元
の形状に戻り難いことを示している。従って、剪断方向
の力が加わるゴルフボール打撃時には、E/Gの値が2.4
より小さいとスピン量が低下してフライヤーを起こしや
すい。
【0011】ところが、化学的な三次元網目構造を有し
ている場合には、剪断ずり方向の変形に対して、塑性変
形を起こさず、ほぼ元の形状に戻るため、ほぼE=3G
の関係が成り立ち、高スピン量となってフライヤーが起
こり難くなる。また、カバー材料が架橋しているため、
耐カット性にも優れる。
ている場合には、剪断ずり方向の変形に対して、塑性変
形を起こさず、ほぼ元の形状に戻るため、ほぼE=3G
の関係が成り立ち、高スピン量となってフライヤーが起
こり難くなる。また、カバー材料が架橋しているため、
耐カット性にも優れる。
【0012】また、化学的な三次元網目構造を有するゴ
ムや熱硬化性樹脂以外の熱可塑性樹脂の中にも、擬似的
な架橋部分(凍結相や結晶相部分)が強固であるため、
あたかも三次元架橋しているような挙動を示し、E/G
の値が2.4以上であるものも存在する。
ムや熱硬化性樹脂以外の熱可塑性樹脂の中にも、擬似的
な架橋部分(凍結相や結晶相部分)が強固であるため、
あたかも三次元架橋しているような挙動を示し、E/G
の値が2.4以上であるものも存在する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳述す
ると、本発明のゴルフボールはコアおよび該コア上に形
成されたカバーから成る。本発明のゴルフボールは、ツ
ーピースゴルフボール等のソリッドゴルフボールであっ
ても、糸巻きゴルフボールであってもよい。ソリッドゴ
ルフボールに用いられるコア(ソリッドコア)は、従来
から用いられているものであってもよく、例えばポリブ
タジエンゴム等の基材ゴム100重量部に対して、アクリ
ル酸、メタクリル酸等のα,β-不飽和カルボン酸または
その金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート等の官能性モノマーから成る加硫剤(架橋剤)を単
独または合計で10〜60重量部、有機過酸化物等の共架橋
開始剤0.5〜5重量部、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の充
填材10〜30重量部、要すれば老化防止剤等を含有するゴ
ム組成物を、通常のロール等の適宜の混練機を用いて混
練し、所定の金型にて、例えば140〜170℃で10〜40分間
加熱加圧成形することにより得られる。
ると、本発明のゴルフボールはコアおよび該コア上に形
成されたカバーから成る。本発明のゴルフボールは、ツ
ーピースゴルフボール等のソリッドゴルフボールであっ
ても、糸巻きゴルフボールであってもよい。ソリッドゴ
ルフボールに用いられるコア(ソリッドコア)は、従来
から用いられているものであってもよく、例えばポリブ
タジエンゴム等の基材ゴム100重量部に対して、アクリ
ル酸、メタクリル酸等のα,β-不飽和カルボン酸または
その金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリレ
ート等の官能性モノマーから成る加硫剤(架橋剤)を単
独または合計で10〜60重量部、有機過酸化物等の共架橋
開始剤0.5〜5重量部、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の充
填材10〜30重量部、要すれば老化防止剤等を含有するゴ
ム組成物を、通常のロール等の適宜の混練機を用いて混
練し、所定の金型にて、例えば140〜170℃で10〜40分間
加熱加圧成形することにより得られる。
【0014】更に、糸巻きゴルフボールに用いられるコ
ア(糸巻きコア)も、従来から用いられているものであ
ってもよく、センターとそのセンターの周囲に糸ゴムを
延伸状態で巻き付けることによって形成した糸ゴム層と
から成る。センターとしては液系(リキッドセンター)
またはゴム系(ソリッドセンター)のいずれを用いても
よい。また、上記センター上に巻き付ける糸ゴムは、糸
巻きゴルフボールの糸巻き層に従来から使用されている
ものと同様のものを用いてもよく、例えば天然ゴムまた
は天然ゴムと合成ポリイソプレンに硫黄、加硫助剤、加
硫促進剤、老化防止剤等を配合したゴム組成物を加硫す
ることによって得られたものを用いてもよい。糸ゴムは
センター上に約10倍に引き伸ばして巻き付け糸巻きコア
を作製する。但し、これらのソリッドコア、糸巻きコア
は単なる例示であって、それらに限定されるものではな
い。
ア(糸巻きコア)も、従来から用いられているものであ
ってもよく、センターとそのセンターの周囲に糸ゴムを
延伸状態で巻き付けることによって形成した糸ゴム層と
から成る。センターとしては液系(リキッドセンター)
またはゴム系(ソリッドセンター)のいずれを用いても
よい。また、上記センター上に巻き付ける糸ゴムは、糸
巻きゴルフボールの糸巻き層に従来から使用されている
ものと同様のものを用いてもよく、例えば天然ゴムまた
は天然ゴムと合成ポリイソプレンに硫黄、加硫助剤、加
硫促進剤、老化防止剤等を配合したゴム組成物を加硫す
ることによって得られたものを用いてもよい。糸ゴムは
センター上に約10倍に引き伸ばして巻き付け糸巻きコア
を作製する。但し、これらのソリッドコア、糸巻きコア
は単なる例示であって、それらに限定されるものではな
い。
【0015】上記コアの直径は、34.8〜41.8mm、好まし
くは36.0〜41.0mmである。34.8mmより小さいとカバーが
厚くなり過ぎて、カバー成分の体積分率が大きくなって
反発性が低下する。41.8mmより大きいと、カバーが薄く
なって耐久性が低下する。
くは36.0〜41.0mmである。34.8mmより小さいとカバーが
厚くなり過ぎて、カバー成分の体積分率が大きくなって
反発性が低下する。41.8mmより大きいと、カバーが薄く
なって耐久性が低下する。
【0016】次いで、上記コア上にはカバーを被覆す
る。本発明のカバーはヤング率(E)9〜400MPaおよび
剛性率(G)3〜100MPaを有し、かつE/Gの値が2.4〜
3.0であることを要件とする。
る。本発明のカバーはヤング率(E)9〜400MPaおよび
剛性率(G)3〜100MPaを有し、かつE/Gの値が2.4〜
3.0であることを要件とする。
【0017】上記ヤング率の下限値は、好ましくは20M
Pa以上、より好ましくは40MPa以上、更に好ましくは
50MPa以上であることが望ましく、上限値は好ましく
は300MPa以下、より好ましくは270MPa以下であるこ
とが望ましい。また、剛性率の下限値は、好ましくは20
MPa以上、より好ましくは40MPa以上であることが望
ましく、上限値は好ましくは90MPa以下、より好まし
くは85MPa以下であることが望ましい。ヤング率が9
MPaより小さいか、または剛性率が3MPaより小さい
と、カバーが軟らかくなり過ぎて、反発性能が低下し、
耐カット性が低下する。ヤング率が400MPaより大きい
か、または剛性率が100MPaより大きいと、カバーが硬
くなり過ぎて、打球感が悪くなり、またスピンがかかり
にくくなる。更に、E/Gの下限値は、好ましくは2.7以
上、より好ましくは2.8以上、更に好ましくは2.9以上で
あることが望ましい。E/Gの値が2.4より小さいと、ス
ピン量が高くなってフライヤーを起こしやすい。尚、一
般に、ポアソン比をμとすると、E/G=2(1+μ)で
あり、ポアソン比の上限値が0.5であることから、E/G
の上限値は理論上3.0である。
Pa以上、より好ましくは40MPa以上、更に好ましくは
50MPa以上であることが望ましく、上限値は好ましく
は300MPa以下、より好ましくは270MPa以下であるこ
とが望ましい。また、剛性率の下限値は、好ましくは20
MPa以上、より好ましくは40MPa以上であることが望
ましく、上限値は好ましくは90MPa以下、より好まし
くは85MPa以下であることが望ましい。ヤング率が9
MPaより小さいか、または剛性率が3MPaより小さい
と、カバーが軟らかくなり過ぎて、反発性能が低下し、
耐カット性が低下する。ヤング率が400MPaより大きい
か、または剛性率が100MPaより大きいと、カバーが硬
くなり過ぎて、打球感が悪くなり、またスピンがかかり
にくくなる。更に、E/Gの下限値は、好ましくは2.7以
上、より好ましくは2.8以上、更に好ましくは2.9以上で
あることが望ましい。E/Gの値が2.4より小さいと、ス
ピン量が高くなってフライヤーを起こしやすい。尚、一
般に、ポアソン比をμとすると、E/G=2(1+μ)で
あり、ポアソン比の上限値が0.5であることから、E/G
の上限値は理論上3.0である。
【0018】このカバーも1層に限らず、2層以上の多
層構造を有してもよい。本発明のカバーに用いられる材
料は、上記のようなヤング率(E)、剛性率(G)およびE
/Gを満足すれば特に限定されないが、架橋されたゴ
ム、熱硬化性樹脂、熱可塑性エラストマー等が好まし
い。しかしながら、バラタ(トランスイソプレン)を除
く材料であることが好ましい。
層構造を有してもよい。本発明のカバーに用いられる材
料は、上記のようなヤング率(E)、剛性率(G)およびE
/Gを満足すれば特に限定されないが、架橋されたゴ
ム、熱硬化性樹脂、熱可塑性エラストマー等が好まし
い。しかしながら、バラタ(トランスイソプレン)を除
く材料であることが好ましい。
【0019】上記ゴムは、基材ゴム、架橋剤を含有する
ゴム組成物から得られるものものであり、具体的には上
記のソリッドコアに用いられているものを使用すること
ができる。基材ゴムは、一般に硫黄、過酸化物、樹脂架
橋剤などにより架橋されるものであれば特に限定されな
いが、ゴルフボール用カバー材として所望の硬度および
反発性能を付与するため、反発弾性の高いポリブタジエ
ンゴムやポリイソプレンゴムが好適である。架橋剤とし
ては、硫黄、過酸化物、樹脂架橋剤等が使用できるが、
特にアクリル酸、メタクリル酸等のα,β-不飽和カルボ
ン酸の金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリ
レート等の官能性モノマーを、開始剤としての過酸化物
により架橋させたものが好適である。上記のようにコア
はゴム組成物から成るため、カバー材に上記ゴム組成物
を用いた場合、コアとカバーの密着性が良好であり好ま
しい。
ゴム組成物から得られるものものであり、具体的には上
記のソリッドコアに用いられているものを使用すること
ができる。基材ゴムは、一般に硫黄、過酸化物、樹脂架
橋剤などにより架橋されるものであれば特に限定されな
いが、ゴルフボール用カバー材として所望の硬度および
反発性能を付与するため、反発弾性の高いポリブタジエ
ンゴムやポリイソプレンゴムが好適である。架橋剤とし
ては、硫黄、過酸化物、樹脂架橋剤等が使用できるが、
特にアクリル酸、メタクリル酸等のα,β-不飽和カルボ
ン酸の金属塩や、トリメチロールプロパントリメタクリ
レート等の官能性モノマーを、開始剤としての過酸化物
により架橋させたものが好適である。上記のようにコア
はゴム組成物から成るため、カバー材に上記ゴム組成物
を用いた場合、コアとカバーの密着性が良好であり好ま
しい。
【0020】上記熱硬化性樹脂としては、一般に熱によ
り化学反応を起こし三次元網目構造を形成する熱硬化性
樹脂であれば特に限定されないが、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられ、中でもポリウ
レタン樹脂(1液型、2液混合型)が好適である。カバ
ー材に上記熱硬化性樹脂を用いた場合、上記のように架
橋して三次元網目構造を有するため、カバー強度に優れ
たものとなり好ましい。
り化学反応を起こし三次元網目構造を形成する熱硬化性
樹脂であれば特に限定されないが、ウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂等が挙げられ、中でもポリウ
レタン樹脂(1液型、2液混合型)が好適である。カバ
ー材に上記熱硬化性樹脂を用いた場合、上記のように架
橋して三次元網目構造を有するため、カバー強度に優れ
たものとなり好ましい。
【0021】上記熱可塑性エラストマーとしては、分子
内にゴム弾性を示すソフトセグメントと塑性変形を抑制
する分子拘束成分(ハードセグメント)としての凍結相
や結晶相を有するもの、例えばスチレン系熱可塑性エラ
ストマー、アミド系熱可塑性エラストマー、エステル系
熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラスト
マー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱
可塑性エラストマー等を用いることができ、特に限定さ
れないが、ハードセグメントとしての凍結相や結晶相の
化学結合力の強固なスチレン系熱可塑性エラストマー、
エステル系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性
エラストマー等が好ましい。
内にゴム弾性を示すソフトセグメントと塑性変形を抑制
する分子拘束成分(ハードセグメント)としての凍結相
や結晶相を有するもの、例えばスチレン系熱可塑性エラ
ストマー、アミド系熱可塑性エラストマー、エステル系
熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラスト
マー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱
可塑性エラストマー等を用いることができ、特に限定さ
れないが、ハードセグメントとしての凍結相や結晶相の
化学結合力の強固なスチレン系熱可塑性エラストマー、
エステル系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性
エラストマー等が好ましい。
【0022】上記カバー組成物用ポリマー成分は、主材
とすればよく、カバー組成物中の50重量%以上、好まし
くは70重量%以上、より好ましくは90重量%以上とする
のがよい。また、上記のようなカバー組成物用ポリマー
成分は、単独または2種以上を組合せて用いてもよい。
とすればよく、カバー組成物中の50重量%以上、好まし
くは70重量%以上、より好ましくは90重量%以上とする
のがよい。また、上記のようなカバー組成物用ポリマー
成分は、単独または2種以上を組合せて用いてもよい。
【0023】また、本発明において、上記カバー用組成
物には、主成分としての上記ポリマー成分の他に必要に
応じて、硫酸バリウム等の充填材や二酸化チタン等の着
色剤や、その他の添加剤、例えば分散剤、可塑剤、老化
防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤並びに蛍光材料または
蛍光増白剤等を、ゴルフボールカバーによる所望の特性
が損なわれない範囲で含有していてもよい。
物には、主成分としての上記ポリマー成分の他に必要に
応じて、硫酸バリウム等の充填材や二酸化チタン等の着
色剤や、その他の添加剤、例えば分散剤、可塑剤、老化
防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤並びに蛍光材料または
蛍光増白剤等を、ゴルフボールカバーによる所望の特性
が損なわれない範囲で含有していてもよい。
【0024】本発明のゴルフボールのカバーは、厚さ0.
5〜4.0mm、好ましくは0.8〜3.0mmを有することが望まし
い。カバー厚さが0.5mmより小さいと、強度が小さくな
って耐久性が低下する。4.0mmより大きいと、カバー成
分の体積分率が大きくなって反発性が低下する。
5〜4.0mm、好ましくは0.8〜3.0mmを有することが望まし
い。カバー厚さが0.5mmより小さいと、強度が小さくな
って耐久性が低下する。4.0mmより大きいと、カバー成
分の体積分率が大きくなって反発性が低下する。
【0025】上記カバーを被覆する方法としては、特に
限定されるものではなく、通常のカバーを被覆する方
法、例えば射出成形法やプレス成形法で行うことができ
る。カバー用組成物を予め半球殻状のハーフシェルに成
形し、それを2枚用いてコアを包み、加熱加圧成形する
か、または上記カバー用組成物を直接コア上に射出成形
してコアを包み込む方法が用いられる。但し、カバー用
組成物としてゴム組成物および熱硬化性樹脂を用いる場
合と熱可塑性エラストマーを用いる場合とでは工程が異
なる。
限定されるものではなく、通常のカバーを被覆する方
法、例えば射出成形法やプレス成形法で行うことができ
る。カバー用組成物を予め半球殻状のハーフシェルに成
形し、それを2枚用いてコアを包み、加熱加圧成形する
か、または上記カバー用組成物を直接コア上に射出成形
してコアを包み込む方法が用いられる。但し、カバー用
組成物としてゴム組成物および熱硬化性樹脂を用いる場
合と熱可塑性エラストマーを用いる場合とでは工程が異
なる。
【0026】射出成形法において、熱可塑性エラストマ
ーを用いる場合には加熱し流動状態の材料を注入後冷却
して、固化した状態で取り出す。これに対して、ゴム組
成物および熱硬化性樹脂を用いる場合には、架橋(硬
化)が始まらない温度、例えば80〜120℃に加熱し流動
状態の材料を注入後、硬化温度まで昇温し、硬化が完了
した時点で取り出す(例えば、140〜180℃で15〜60分
間)。また、プレス成形法においても半球殻状のハーフ
シェルを成形する際に、上記射出成形法と同様に、熱可
塑性エラストマーを用いる場合には加熱し流動状態の材
料を注入後冷却して、固化した状態で取り出す。これに
対して、ゴム組成物および熱硬化性樹脂を用いる場合に
は、架橋(硬化)が始まらない温度に加熱し流動状態の
材料を注入後、硬化温度まで昇温し、硬化が完了した時
点で取り出す。
ーを用いる場合には加熱し流動状態の材料を注入後冷却
して、固化した状態で取り出す。これに対して、ゴム組
成物および熱硬化性樹脂を用いる場合には、架橋(硬
化)が始まらない温度、例えば80〜120℃に加熱し流動
状態の材料を注入後、硬化温度まで昇温し、硬化が完了
した時点で取り出す(例えば、140〜180℃で15〜60分
間)。また、プレス成形法においても半球殻状のハーフ
シェルを成形する際に、上記射出成形法と同様に、熱可
塑性エラストマーを用いる場合には加熱し流動状態の材
料を注入後冷却して、固化した状態で取り出す。これに
対して、ゴム組成物および熱硬化性樹脂を用いる場合に
は、架橋(硬化)が始まらない温度に加熱し流動状態の
材料を注入後、硬化温度まで昇温し、硬化が完了した時
点で取り出す。
【0027】カバー成形時に、必要に応じて、ディンプ
ルと呼ばれるくぼみを多数表面上に形成する。本発明の
ゴルフボールは美観を高め、商品価値を上げるために、
通常ペイント仕上げ、マーキングスタンプ等を施されて
市場に投入される。尚、本発明のゴルフボールは、ゴル
フボール規則に基づいて、直径42.67mm以上(好ましく
は42.70〜43.20mm)、重量45.93g以下に形成される。
ルと呼ばれるくぼみを多数表面上に形成する。本発明の
ゴルフボールは美観を高め、商品価値を上げるために、
通常ペイント仕上げ、マーキングスタンプ等を施されて
市場に投入される。尚、本発明のゴルフボールは、ゴル
フボール規則に基づいて、直径42.67mm以上(好ましく
は42.70〜43.20mm)、重量45.93g以下に形成される。
【0028】本発明では、スピン性能に優れ、ラフから
のショットであってもフライヤーを起こし難く、また耐
カット性に優れ、かつ高い反発弾性を有するゴルフボー
ルを提供する。
のショットであってもフライヤーを起こし難く、また耐
カット性に優れ、かつ高い反発弾性を有するゴルフボー
ルを提供する。
【0029】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
する。但し、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0030】(コアの作製)以下の表1に示した配合を
有するコア用ゴム組成物を混合、混練し、加硫条件155
℃で30分間、加熱プレスして、直径38.4mmを有する球状
コアを作製した。
有するコア用ゴム組成物を混合、混練し、加硫条件155
℃で30分間、加熱プレスして、直径38.4mmを有する球状
コアを作製した。
【0031】
【表1】
【0032】(カバー用組成物の調製) (i)ゴム組成物 以下の表2に示した配合を有するゴム組成物を混合、混
練し、カバー用組成物A〜F、NおよびPを調製した。
練し、カバー用組成物A〜F、NおよびPを調製した。
【0033】
【表2】 (注1) JSR(株)製のポリブタジエンゴム (注2) 浅田化学(株)製のアクリル酸亜鉛 (注3) 東邦亜鉛(株)製の亜鉛華1号 (注4) 日本油脂(株)製のジクミルパーオキサイド
【0034】(ii)熱硬化性樹脂組成物 (a)ウレタン樹脂組成物 以下の表3に示した配合を有するウレタン樹脂組成物を
混合して、カバー用組成物GおよびQを調製した。上記
ウレタン樹脂組成物は、MOCAとスミフェンとを主成
分とするA液およびPPG/TDIプレポリマーをB液とし
て、両者を同表に示した割合で混合した。 (b)エポキシ樹脂組成物 以下の表3に示した配合を有するエポキシ樹脂組成物を
混合して、カバー用組成物Hを調製した。
混合して、カバー用組成物GおよびQを調製した。上記
ウレタン樹脂組成物は、MOCAとスミフェンとを主成
分とするA液およびPPG/TDIプレポリマーをB液とし
て、両者を同表に示した割合で混合した。 (b)エポキシ樹脂組成物 以下の表3に示した配合を有するエポキシ樹脂組成物を
混合して、カバー用組成物Hを調製した。
【0035】(iii)熱可塑性エラストマー 以下の表3に示した配合を有する熱可塑性エラストマー
を、カバー用組成物I〜Kとした。
を、カバー用組成物I〜Kとした。
【0036】(iv)その他(熱可塑性樹脂) (a)アイオノマー樹脂 以下の表3に示した配合の材料を、二軸混練型押出機に
よりミキシングして、ペレット状のカバー用組成物Lお
よびMを調製した。押出条件は、スクリュー径45mm、ス
クリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35およびシ
リンダー温度210℃とした。 (b)ポリエチレン樹脂 以下の表3に示した配合を有するポリエチレン樹脂を、
カバー用組成物Rとした。
よりミキシングして、ペレット状のカバー用組成物Lお
よびMを調製した。押出条件は、スクリュー径45mm、ス
クリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35およびシ
リンダー温度210℃とした。 (b)ポリエチレン樹脂 以下の表3に示した配合を有するポリエチレン樹脂を、
カバー用組成物Rとした。
【0037】
【表3】 (注5)ACI JAPAN(株)製のビスフェノールA型エポキシ樹
脂 (注6)ACI JAPAN(株)製の硬化剤 (注7)アロン化成(株)製のSEBS(スチレン-エチレン
-ブタジエン-スチレン共重合体) (注8)東レデュポン(株)製のポリエステルエラストマー (注9)武田バーディッシュウレタン(株)製の熱可塑性ポ
リウレタンエラストマー (注10)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイ
オン中和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー樹脂 (注11)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂 (注12)三井デュポンポリケミカル(株)製のエチレンエチ
ルアクリレートの鹸化物(注13)住友化学(株)製のポリエ
チレン樹脂 (注14)住友バイエルウレタン(株)製の3,3'-ジクロロ-4,
4'-ジアミノジフェニルメタン (注15)住友バイエルウレタン(株)製のポリウレタンプレ
ポリマー (注16)住友バイエルウレタン(株)製のポリウレタンプレ
ポリマー (注17)住友バイエルウレタン(株)製のポリウレタンプレ
ポリマー (注18)ポリプロピレングリコール(PPG)/トリレンジイソ
シアネート(TDI)プレポリマー
脂 (注6)ACI JAPAN(株)製の硬化剤 (注7)アロン化成(株)製のSEBS(スチレン-エチレン
-ブタジエン-スチレン共重合体) (注8)東レデュポン(株)製のポリエステルエラストマー (注9)武田バーディッシュウレタン(株)製の熱可塑性ポ
リウレタンエラストマー (注10)三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイ
オン中和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマ
ー樹脂 (注11)三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中
和エチレン-メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂 (注12)三井デュポンポリケミカル(株)製のエチレンエチ
ルアクリレートの鹸化物(注13)住友化学(株)製のポリエ
チレン樹脂 (注14)住友バイエルウレタン(株)製の3,3'-ジクロロ-4,
4'-ジアミノジフェニルメタン (注15)住友バイエルウレタン(株)製のポリウレタンプレ
ポリマー (注16)住友バイエルウレタン(株)製のポリウレタンプレ
ポリマー (注17)住友バイエルウレタン(株)製のポリウレタンプレ
ポリマー (注18)ポリプロピレングリコール(PPG)/トリレンジイソ
シアネート(TDI)プレポリマー
【0038】(実施例1〜6および比較例3〜4)上記
のようにして得られたコアを金型の中心に保持し、以下
の表4、表5(実施例)および表6(比較例)に示した
配合のカバー組成物を、120℃で1分間加熱成形するこ
とにより、半殻状のハーフシェルを作製し、2つの半殻
状のハーフシェルでコアを包み、ディンプル付金型で16
0℃で20分間加硫成形を行った。次いで、バリ取り、ペ
イント前処理、ペイント等の通常のゴルフボールと同様
の処理を施して仕上げ、重量45.5gおよび直径43.0mmを
有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールのヤ
ング率(E)、剛性率(G)、耐フライヤー性を測定または
評価し、更にEおよびGの値からE/Gを計算して、そ
の結果を同表に示した。試験方法は後記の通り行った。
のようにして得られたコアを金型の中心に保持し、以下
の表4、表5(実施例)および表6(比較例)に示した
配合のカバー組成物を、120℃で1分間加熱成形するこ
とにより、半殻状のハーフシェルを作製し、2つの半殻
状のハーフシェルでコアを包み、ディンプル付金型で16
0℃で20分間加硫成形を行った。次いで、バリ取り、ペ
イント前処理、ペイント等の通常のゴルフボールと同様
の処理を施して仕上げ、重量45.5gおよび直径43.0mmを
有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールのヤ
ング率(E)、剛性率(G)、耐フライヤー性を測定または
評価し、更にEおよびGの値からE/Gを計算して、そ
の結果を同表に示した。試験方法は後記の通り行った。
【0039】(実施例7〜8および比較例5)上記のよ
うにして得られたコアを金型の中心に保持し、以下の表
5(実施例)および表6(比較例)に示した配合のカバ
ー組成物を、120℃で10分間予備成形して、半殻状のハ
ーフシェルを作製し、2つの半殻状のハーフシェルでコ
アを包み、ディンプル付金型で120℃で1時間加熱硬化
成形することによって硬化した。次いで、バリ取り、ペ
イント前処理、ペイント等の通常のゴルフボールと同様
の処理を施して仕上げ、重量45.5gおよび直径43.0mmを
有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールのヤ
ング率(E)、剛性率(G)、耐フライヤー性を測定または
評価し、更にEおよびGの値からE/Gを計算して、そ
の結果を同表に示した。試験方法は後記の通り行った。
うにして得られたコアを金型の中心に保持し、以下の表
5(実施例)および表6(比較例)に示した配合のカバ
ー組成物を、120℃で10分間予備成形して、半殻状のハ
ーフシェルを作製し、2つの半殻状のハーフシェルでコ
アを包み、ディンプル付金型で120℃で1時間加熱硬化
成形することによって硬化した。次いで、バリ取り、ペ
イント前処理、ペイント等の通常のゴルフボールと同様
の処理を施して仕上げ、重量45.5gおよび直径43.0mmを
有するゴルフボールを得た。得られたゴルフボールのヤ
ング率(E)、剛性率(G)、耐フライヤー性を測定または
評価し、更にEおよびGの値からE/Gを計算して、そ
の結果を同表に示した。試験方法は後記の通り行った。
【0040】(実施例9〜11および比較例1、2および
6)以下の表5(実施例)および表6(比較例)に示し
た配合のカバー組成物を、上記のようにして得られたコ
ア上に直接射出成形した。次いで、バリ取り、ペイント
前処理、ペイント等の通常のゴルフボールと同様の処理
を施して仕上げ、重量45.5gおよび直径43.0mmを有する
ゴルフボールを得た。得られたゴルフボールのヤング率
(E)、剛性率(G)、耐フライヤー性を測定または評価
し、その結果を同表に示した。試験方法は以下の通り行
った。
6)以下の表5(実施例)および表6(比較例)に示し
た配合のカバー組成物を、上記のようにして得られたコ
ア上に直接射出成形した。次いで、バリ取り、ペイント
前処理、ペイント等の通常のゴルフボールと同様の処理
を施して仕上げ、重量45.5gおよび直径43.0mmを有する
ゴルフボールを得た。得られたゴルフボールのヤング率
(E)、剛性率(G)、耐フライヤー性を測定または評価
し、その結果を同表に示した。試験方法は以下の通り行
った。
【0041】(試験方法) ヤング率(E)および剛性率(G) 粘弾性スペクトロメーターDVA200改造型(島津製作
所製)を用いて、それぞれ以下の条件で測定した。 (i)ヤング率(E) 試料形状:幅4mm×長さ20mm×厚さ2mm 変形:単純伸長(長さ方向) 初期歪:1%(0.2mm) 振幅:0.25%(0.05mm) 周波数:10Hz 温度:23℃ (ii)剛性率(G) 試料形状:横幅4mm×縦幅6mm×厚さ2mmを2枚 変形:単純剪断 振幅:0.25%(0.005mm) 周波数:10Hz 温度:23℃
所製)を用いて、それぞれ以下の条件で測定した。 (i)ヤング率(E) 試料形状:幅4mm×長さ20mm×厚さ2mm 変形:単純伸長(長さ方向) 初期歪:1%(0.2mm) 振幅:0.25%(0.05mm) 周波数:10Hz 温度:23℃ (ii)剛性率(G) 試料形状:横幅4mm×縦幅6mm×厚さ2mmを2枚 変形:単純剪断 振幅:0.25%(0.005mm) 周波数:10Hz 温度:23℃
【0042】耐フライヤー性 ピッチングウェッジによるアプローチショットにおい
て、通常の場合のスピン量P1と、ラフからボールを打
ち出した場合のスピン量P2とを測定し、両者の比P2/
P1×100により決定する。この数値が小さくなるほどフ
ライヤーを起こしやすく、大きくなるほどフライヤーを
起こし難いことを表す。結果は、上級ゴルファー5人に
より実打した場合の平均値により表した。
て、通常の場合のスピン量P1と、ラフからボールを打
ち出した場合のスピン量P2とを測定し、両者の比P2/
P1×100により決定する。この数値が小さくなるほどフ
ライヤーを起こしやすく、大きくなるほどフライヤーを
起こし難いことを表す。結果は、上級ゴルファー5人に
より実打した場合の平均値により表した。
【0043】(試験結果)
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】
【表6】
【0046】以上の結果より、カバーの剛性率(G)、ヤ
ング率(E)およびE/Gの値を特定範囲内に規定した本
発明の実施例1〜11のゴルフボールは、比較例1〜6の
ゴルフボールに比較して、優れた耐フライヤー性を有す
ることがわかった。
ング率(E)およびE/Gの値を特定範囲内に規定した本
発明の実施例1〜11のゴルフボールは、比較例1〜6の
ゴルフボールに比較して、優れた耐フライヤー性を有す
ることがわかった。
【0047】これに対して、比較例1のゴルフボール
は、カバーの剛性率が大きいためスピンがかかりにく
く、E/Gの値が小さいため耐フライヤー性が悪くなっ
ている。比較例2のゴルフボールは、カバーの剛性率が
大きいためスピンがかかりにくく、E/Gの値が小さい
ため耐フライヤー性が悪くなっている。比較例3のゴル
フボールは、カバーのヤング率が小さいため反発性能お
よび耐久性が低下し、E/Gの値が小さいため、耐フラ
イヤー性が悪くなっている。
は、カバーの剛性率が大きいためスピンがかかりにく
く、E/Gの値が小さいため耐フライヤー性が悪くなっ
ている。比較例2のゴルフボールは、カバーの剛性率が
大きいためスピンがかかりにくく、E/Gの値が小さい
ため耐フライヤー性が悪くなっている。比較例3のゴル
フボールは、カバーのヤング率が小さいため反発性能お
よび耐久性が低下し、E/Gの値が小さいため、耐フラ
イヤー性が悪くなっている。
【0048】比較例4のゴルフボールは、カバーの剛性
率が大きく、ヤング率が大きいためスピンがかかりにく
く、E/Gの値が小さいため耐フライヤー性が悪くなっ
ている。比較例5のゴルフボールは、カバーのヤング率
が小さいため反発性能および耐久性が低下し、E/Gの
値が小さいため、耐フライヤー性が悪くなっている。比
較例6のゴルフボールは、カバーの剛性率が大きいため
スピンがかかりにくく、E/Gの値が小さいため耐フラ
イヤー性が悪くなっている。
率が大きく、ヤング率が大きいためスピンがかかりにく
く、E/Gの値が小さいため耐フライヤー性が悪くなっ
ている。比較例5のゴルフボールは、カバーのヤング率
が小さいため反発性能および耐久性が低下し、E/Gの
値が小さいため、耐フライヤー性が悪くなっている。比
較例6のゴルフボールは、カバーの剛性率が大きいため
スピンがかかりにくく、E/Gの値が小さいため耐フラ
イヤー性が悪くなっている。
【0049】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、カバーの剛性
率(G)、ヤング率(E)およびE/Gの値を特定範囲内に
規定することにより、ラフからのショットであってもフ
ライヤーを起こし難く、また耐カット性に優れ、かつ高
い反発弾性を有し得たものである。
率(G)、ヤング率(E)およびE/Gの値を特定範囲内に
規定することにより、ラフからのショットであってもフ
ライヤーを起こし難く、また耐カット性に優れ、かつ高
い反発弾性を有し得たものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 コアと該コア上に形成されたカバーから
成るゴルフボールであって、該カバーが剛性率(G)3〜
100MPaおよびヤング率(E)9〜400MPaを有し、かつ
E/Gの値が2.4〜3.0であることを特徴とするゴルフボ
ール。 - 【請求項2】 前記カバーが、剛性率(G)20〜90MPa
およびヤング率(E)40〜270MPaを有し、かつE/Gの
値が2.7〜3.0である請求項1記載のゴルフボール。 - 【請求項3】 前記カバーが、ゴム組成物から成る請求
項1または2のいずれか記載のゴルフボール。 - 【請求項4】 前記カバーが、熱可塑性エラストマーを
主材として含有する請求項1または2のいずれか記載の
ゴルフボール。 - 【請求項5】 前記カバーが、熱硬化性樹脂組成物から
成る請求項1または2のいずれか記載のゴルフボール。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166547A JP2000350794A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ゴルフボール |
| US09/592,932 US6361455B1 (en) | 1999-06-14 | 2000-06-13 | Golf ball |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11166547A JP2000350794A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ゴルフボール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000350794A true JP2000350794A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15833304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11166547A Pending JP2000350794A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ゴルフボール |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6361455B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000350794A (ja) |
Cited By (2)
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| JP2011125438A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Sri Sports Ltd | ゴルフボール用材料およびこれを用いたゴルフボール |
| JP2020103581A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフボール |
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| GB0515353D0 (en) * | 2005-07-27 | 2005-08-31 | Psimedica Ltd | Food |
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| US20220362636A1 (en) * | 2021-05-11 | 2022-11-17 | Joon Bu Park | Negative Poisson`s Ratio Materials For Sporting Goods |
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|---|---|---|---|---|
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