JP2000351118A - シリカ系成形材料の取り扱い方法 - Google Patents

シリカ系成形材料の取り扱い方法

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JP2000351118A
JP2000351118A JP11166048A JP16604899A JP2000351118A JP 2000351118 A JP2000351118 A JP 2000351118A JP 11166048 A JP11166048 A JP 11166048A JP 16604899 A JP16604899 A JP 16604899A JP 2000351118 A JP2000351118 A JP 2000351118A
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meth
silica
filler
acrylate
container
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JP11166048A
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English (en)
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Kozo Nogi
幸三 野木
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器や金型を磨耗させず、成形材料を黒化さ
せることのない、シリカ系成形材料の取り扱い方法を提
供する。 【解決手段】 シリカ系充填剤とそれ以外の成分を含む
材料を取り扱う工程の少なくとも一つにおいて、内表面
の全部または一部がビッカース硬度(Hv)1000k
g/mm2 以上であるか、および/または、内表面の全
部または一部がセラミックである容器を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリカ系成形材料
の取り扱い方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりマトリクス樹脂に充填剤を配合
した成形材料は各種分野で用いられており、充填剤とし
ては、シリカ系充填剤、水酸化アルミニウム、炭酸カル
シウム等が知られている。シリカ系充填剤は、他の充填
剤と比べて、物理強度が強く、硬度が高く、また耐熱水
性にも優れるという利点を有するが、その反面、高硬度
であるために高粘度状態で長時間接触させると機器や金
型を磨耗させ、機器や金型自身の損傷だけでなく、磨耗
金属により材料が黒くなるという問題(黒化と呼ぶ)を
有する。そのため、実際には半導体の封止材等の色目や
外観を要求されない用途でしか使用できず、他の分野で
はシリカ系充填剤の利点を生かしきれていないのが現状
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、機器や金型を磨耗させず、成形材料を黒化させ
ることのない、シリカ系成形材料の取り扱い方法を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、マトリクス樹脂およびシリカ系充填剤
を含んでなるシリカ系成形材料を取り扱う方法であっ
て、シリカ系充填剤とそれ以外の成分を含む材料を取り
扱う工程の少なくとも一つにおいて、内表面の全部また
は一部がビッカース硬度1000kg/mm2 以上であ
る容器を使用するか、および/または、内表面の全部ま
たは一部がセラミックである容器を使用することを特徴
とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の特徴は、シリカ系充填剤
とそれ以外の成分を含む材料を取り扱う工程の少なくと
も一つにおいて、磨耗しにくい容器を使用するというも
のである。具体的には、内表面の全部または一部がビッ
カース硬度(Hv)1000kg/mm2 以上である
か、および/または、内表面の全部または一部がセラミ
ックであることが重要である。通常使用されている成形
用の金型の内表面はクロムメッキであり、クロムメッキ
表面のビッカース硬度は900kg/mm2 程度であ
る。また、通常使用されている混練用の容器の内表面は
ステンレスであり、ステンレス表面のビッカース硬度は
700〜800kg/mm2 程度である。一方、セラミ
ックは通常ビッカース硬度1000kg/mm2 以上で
ある。したがって、内表面をビッカース硬度1000k
g/mm2 以上とすることで従来よりも磨耗しにくい容
器とすることができる。より好ましくは1300kg/
mm2 以上、さらに好ましくは1500kg/mm2
上である。本発明では内表面の全部または一部が上記し
た特定材質であれば良く、特に損傷の激しい部分だけで
も良いが、最も好ましくは100%である。また、「内
表面」には、ニーダーの羽根など、容器内の部品であっ
て材料と接触するものも含む。
【0006】本発明で使用できる、ビッカース硬度が1
000kg/mm2 以上の材質としては、セラミックが
代表的であるが、これに限定されず、人工ダイヤモン
ド、セラミックカニゼン等も例示することができる。ま
た、本発明では、セラミックであれば、ビッカース硬度
の値に関わらず、好ましく使用することができるが、最
も好ましいのは、ビッカース硬度が1000kg/mm
2 以上のセラミックを使用することである。
【0007】セラミックとしては、各種金属の窒化物、
炭化物、酸化物が用いられ、TiN、TiCN、Ti
C、TiAlN、ZrN、アルミナ、SiC、WC、S
iO2、DLC(diamond like carbon )、C(ダイヤ
モンド)等が挙げられる。これらの中でもTiC、Ti
CN、TiN、アルミナ、WC等が好ましい。容器の内
表面をセラミックとするには、通常の容器の表面に、P
VD(物理蒸着法)、CVD(化学蒸着法)、溶射等の
処理によりセラミックをコーティングする方法、セラミ
ックタイルを隙間なく貼りつめる方法、セラミックカニ
ゼン(セラミックを併用する無電解ニッケルメッキ)等
が挙げられる。
【0008】上記した、内表面の全部または一部が特定
材質である容器は、シリカ系充填剤とそれ以外の成分を
含む材料を取り扱う工程の少なくとも一つにおいて使用
される。シリカ系成形材料は、一般的には、各原料を混
練し、必要に応じて熟成(増粘)させた後に、成形され
るため、上記容器は混練工程(マトリクス樹脂とシリカ
系充填剤とを混練する工程)や、成形工程(マトリクス
樹脂およびシリカ系充填剤を含んでなるシリカ系成形材
料を成形する工程)において使用される。すなわち、混
練工程で用いる容器であるニーダーや押出機のバレル、
スクリュー、ダイや、成形工程で用いる容器である金型
の本体(内表面)を上記特定材質とすることが好まし
い。本発明では、これら工程の少なくとも一つにおいて
上記容器を使用することが重要であるが、最も好ましい
のは全ての工程において上記容器を使用することであ
る。
【0009】本発明で使用されるシリカ系成形材料につ
いて説明する。本発明で使用されるシリカ系充填剤とし
ては、結晶シリカ、溶融シリカ、クリストバライト等が
挙げられるが、溶融シリカ、クリストバライトが好まし
い。これらは単独で用いてもよいし、二種以上併用して
もよい。シリカ系充填剤の使用量は、マトリクス樹脂1
00重量部に対し、100〜500重量部が好ましく、
より好ましくは100〜300重量部である。100重
量部未満では、成形性が悪くなり、500重量部を越え
ると、成形材料の粘度が高くなりすぎ作業性が低下する
恐れがある。
【0010】本発明では本発明の効果を損なわない範囲
でシリカ系充填剤以外の充填剤(例えば、炭酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、タルク、クレー等)を併用す
ることもできる。シリカ系成形材料が高硬度を特徴とす
る場合、全充填剤量の20重量%以上のシリカ系充填剤
を用いることが好ましい。シリカ系成形材料が高強度を
特徴とする場合、全充填剤量の50重量%以上のシリカ
系充填剤を用いることが好ましい。
【0011】本発明で使用されるマトリクス樹脂は、特
に限定されるものではないが、ラジカル硬化性樹脂成
分、ポリマーポリオール、エポキシ樹脂等の公知の硬化
性樹脂を用いることができる。前記ポリマーポリオール
としては、水酸基を二個以上有するポリマーであれば良
く、ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル系重合
体等を挙げることができる。該ポリマーポリオールを硬
化させるための硬化剤としては、ポリイソシアネート、
アルキルエーテル化メラミン等を挙げることができる。
これらは単独で用いてもよいし、二種以上併用してもよ
い。
【0012】前記エポキシ樹脂としては、ビスフェノー
ルA、ノボラック系、ビスフェノールF等のグリシジル
系エポキシ樹脂を挙げることができる。これらは単独で
用いてもよいし、二種以上併用してもよい。該エポキシ
樹脂を硬化させるための硬化剤としては、無水フタル
酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、無水マ
レイン酸、無水コハク酸、テトラヒドロ無水フタル酸、
アルケニル無水コハク酸等の酸無水物を挙げることがで
きる。
【0013】前記ラジカル硬化性樹脂成分としては、メ
チルメタクリレート等の各種(メタ)アクリル酸エステ
ル系単量体等のビニル単量体;不飽和ポリエステル;ビ
ニルエステル等を挙げることができる。中でも、ビニル
単量体が好ましい。特にマトリクス樹脂が、熱可塑性
(メタ)アクリル系重合体、熱硬化性(メタ)アクリル
系重合体、ビニル単量体および架橋性多官能単量体を含
む(メタ)アクリルシラップであることが好ましい。
【0014】以下、この(メタ)アクリルシラップの各
成分について説明する。(メタ)アクリルシラップに含
まれるビニル単量体としては、(メタ)アクリル酸エス
テル系単量体を含むことが好ましい。(メタ)アクリレ
ート系単量体のアルキル基の炭素数は1〜18個が好ま
しく、1〜4個がより好ましい。具体的には、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
2−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)
アクリレート、第三級ブチル(メタ)アクリレート、2
−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ω−ヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート、N,N−ジアルキル
アミノアルキル(メタ)アクリレート、N−(第三級ブ
チル)アミノエチル(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。これらは単独で用いてもよいし、二種以上併用して
もよい。
【0015】また、(メタ)アクリレート系単量体以外
のビニル単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸;
マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等の
不飽和ジカルボン酸;これら不飽和ジカルボン酸のモノ
エステル;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、クロロスチレン等のスチレン系単量体;酢酸ビニ
ル等のビニルエステル系単量体;アリルアルコール、エ
チレングリコールモノアリルエーテル、プロピレングリ
コールモノアリルエーテル等のアリル化合物;(メタ)
アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、N−メト
キシメチルアクリルアミド、N−エトキシメチルアクリ
ルアミド等のN−アルコキシ置換(メタ)アクリルアミ
ド;不飽和塩基性単量体;N−フェニルマレイミド、N
−シクロヘキシルマレイミド、N−イソプロピルマレイ
ミド等のマレイミド系単量体;ビニルアセテート、2−
ビニル及び4−ビニルピリジン等が挙げられるがこれに
限定されない。これらは単独で用いてもよいし、二種以
上併用してもよい。
【0016】(メタ)アクリルシラップに含まれる架橋
性多官能単量体としては、エチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリ
ントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サ(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート、ジビニ
ルベンゼン、ジビニルトルエン等が挙げられる。これら
は単独で用いてもよいし、二種以上併用してもよい。
【0017】(メタ)アクリルシラップに含まれる熱可
塑性(メタ)アクリル系重合体は、主鎖の50重量%以
上が(メタ)アクリル酸エステル系単位からなり、一分
子中に重合性二重結合を有しない重合体である。前記熱
可塑性(メタ)アクリル系重合体の重量平均分子量は、
10,000〜400,000の範囲内であることが好
ましく、30,000〜250,000の範囲内である
ことがより好ましく、50,000〜150,000の
範囲内であることが最も好ましい。熱可塑性(メタ)ア
クリル系重合体の重量平均分子量が10,000未満で
あると、得られる成形品の耐熱性が低下する。一方、熱
可塑性(メタ)アクリル系重合体の重量平均分子量が4
00,000を越えると、成形材料の粘度が高くなり作
業性が低下するおそれがある。
【0018】前記の熱可塑性(メタ)アクリル系重合体
は、(メタ)アクリル酸エステルを50重量%以上含有
する単量体成分を重合することにより得られる。(メ
タ)アクリル酸エステルとしては、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート等の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル;シクロヘキシル(メタ)ア
クリレート等の(メタ)アクリル酸シクロアルキルエス
テル;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ
エチルアミノエチル(メタ)アクリレート等の塩基性
(メタ)アクリル酸エステル等が挙げられる。これらは
単独で用いてもよいし、二種以上併用してもよい。
【0019】上記単量体成分は、カルボキシル基を含有
するビニル単量体を含んでいてもよく、これによりカル
ボキシル基を有する熱可塑性(メタ)アクリル系重合体
を得ることができる。カルボキシル基を有する熱可塑性
(メタ)アクリル系重合体を用いると、成形材料に増粘
剤としてアルカリ土類金属酸化物やアルカリ土類金属水
酸化物を添加した場合に容易に増粘することができる。
【0020】このようなカルボキシル基を含有するビニ
ル単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸;マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸等の不飽和
ジカルボン酸;これら不飽和ジカルボン酸のモノエステ
ル等が挙げられる。上記の不飽和ジカルボン酸のモノエ
ステルとしては、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モ
ノエチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸モノオク
チル、フマル酸モノメチル、フマル酸モノエチル、フマ
ル酸モノブチル、フマル酸モノオクチル、シトラコン酸
モノエチル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよ
いし、二種以上併用してもよい。
【0021】カルボキシル基を有する単量体の使用量
は、(メタ)アクリル酸エステルとカルボキシル基を有
する単量体との合計を100重量%として、0.5〜2
0重量%の範囲内が好ましく、1〜15重量%の範囲内
がより好ましく、3〜10重量%の範囲内が更に好まし
い。カルボキシル基を有する単量体の割合が0.5重量
%未満の場合は、成形材料の増粘を容易にする効果が得
られにくくなる。カルボキシル基を有する単量体の割合
が20重量%を越える場合には、得られる成形品の耐衝
撃性、耐汚染性、耐溶剤性等の物性が低下するおそれが
ある。
【0022】上記単量体成分は、さらに必要に応じて、
他の単量体を含んでいても良い。例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン等
のスチレン系単量体;酢酸ビニル等のビニルエステル系
単量体;アリルアルコール、エチレングリコールモノア
リルエーテル、プロピレングリコールモノアリルエーテ
ル等のアリル化合物;(メタ)アクリルアミド、(メ
タ)アクリロニトリル、N−メトキシメチルアクリルア
ミド、N−エトキシメチルアクリルアミド等のN−アル
コキシ置換(メタ)アクリルアミド;不飽和塩基性単量
体;N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレ
イミド、N−イソプロピルマレイミド等のマレイミド系
単量体等が挙げられるが、これらに限定されない。これ
らは単独で用いてもよいし、二種以上併用してもよい。
【0023】(メタ)アクリルシラップに含まれる熱硬
化性(メタ)アクリル系重合体は、主鎖の50重量%以
上が(メタ)アクリル酸エステル系単位からなり、一分
子中に少なくとも1個以上の重合性二重結合を有する重
合体である。この熱硬化性(メタ)アクリル系重合体と
前記ビニル単量体とが共重合して生成する反応物は前記
熱可塑性(メタ)アクリル系重合体と相溶性を有するこ
とが好ましい。
【0024】前記熱硬化性(メタ)アクリル系重合体の
重量平均分子量は、10,000〜200,000の範
囲内であることが好ましく、30,000〜150,0
00の範囲内であることがより好ましく、40,000
〜100,000の範囲内であることが最も好ましい。
熱硬化性(メタ)アクリル系重合体の重量平均分子量が
10,000未満であると、得られる成形品の耐熱性が
低下する。一方、熱硬化性(メタ)アクリル系重合体の
重量平均分子量が200,000を越えると、成形材料
の粘度が高くなり作業性が低下するおそれがある。
【0025】本発明でマトリクス樹脂としてラジカル硬
化性樹脂成分を用いる場合、これを硬化させるためのラ
ジカル硬化剤を成形材料中に含むことが好ましい。この
ようなラジカル硬化剤としては、ベンゾイルパーオキサ
イド、ラウリルパーオキサイド、シクロヘキサノンパー
オキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ビス
(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボ
ネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエ
ート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチル
パーオキシオクトエート、クメンヒドロパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物;2,
2′−アゾビスイソブチロニトリル、2−フェニルアゾ
−2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル等の
アゾ系化合物を挙げることができる。これらのラジカル
硬化剤は、硬化性樹脂成分100重量部に対し、0.1
〜5重量部の範囲で用いることが好ましい。また、一般
的な重合禁止剤を併用することもできる。
【0026】本発明において成形材料には、必要に応じ
て各種の添加剤を配合することができる。具体的には、
増粘剤、カップリング剤、内部離型剤、補強剤、加飾
剤、湿潤分散剤等である。増粘剤としては、酸化マグネ
シウム、酸化カルシウム等のアルカリ土類金属酸化物;
水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土
類金属水酸化物;酸化亜鉛等が挙げられるが、これらに
限定されない。
【0027】カップリング剤としては、シラン系カップ
リング剤、クロム系カップリング剤、チタン系カップリ
ング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジルコニウム
系カップリング剤等が挙げられる。内部離型剤として
は、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸ア
ルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バ
リウム、ステアリン酸アミド、トリフェニルホスフェー
ト、アルキルホスフェート、一般に用いられているワッ
クス類、シリコーンオイル等の公知の離型剤を挙げるこ
とができる。
【0028】補強剤としては、ガラス繊維、炭素繊維、
金属繊維、セラミックからなる繊維等の無機繊維;アラ
ミドやポリエステル等からなる有機繊維;天然繊維等が
挙げられる。繊維の形態は、例えば、ロービング、クロ
ス、マット、織物、チョップドロービング、チョップド
ストランド等が挙げられるが、特に限定されるものでは
ない。
【0029】加飾剤としては、透明でも不透明であって
もよく、着色物でも無着色物であってもよい。鉱物粒子
としては、か焼タルク、黒雲母、カーボランダム、硬石
膏、砂岩、ひる石、天然花崗岩、玄武岩、石英、孔雀
石、大理石、雲母、黒曜石、オパール、石英岩、岩石石
膏、砂、珪灰石(ウォラストナイト)等が挙げられる。
他の有用な物質としては、煉瓦、しっくい、陶器、鋸
屑、貝殻、ガラス、種々の不溶性または交叉結合重合体
(例えば、エポキシ樹脂、ポリエチレン、エチレン共重
合体、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリアセター
ル、ポリエステル、ポリプロピレン、尿素/ホルムアル
デヒド樹脂、ポリ尿素、ポリウレタン、ポリビニリデン
クロリド、ポリビニルエステル等)の、充填剤を含むま
たは含まない、あるいは顔料を添加または添加しないチ
ップが挙げられる。
【0030】なお、本発明において、充填剤と加飾剤と
は次のように区別されるものである。すなわち、充填剤
とは粒が肉眼で確認できないものであり、一般的に粒子
径が0.1mm未満のものである。一方、加飾剤とは粒
が肉眼で確認できるものであり、一般的に粒子径が0.
1mm以上のものであり、好ましくは0.5mm以上の
ものである。
【0031】湿潤分散剤は、マトリクス樹脂と充填剤と
の混練時の粘度を低下させ、マトリクス樹脂に対する充
填剤のなじみ(濡れ性)を向上させるために使用され
る。湿潤分散剤としては、カルボキシル基を有する飽和
ポリエステル(例えば、BYKケミー(株)製の「W−
995」、「W−996」、「W−9010」、高分子
ポリカルボン酸のアルキルアンモニウム塩(例えば、B
YKケミー(株)製の「W−960」)、カルボキシル
基を有する極性のエステルと長鎖ポリアミノアミドとの
塩(例えば、BYKケミー(株)製の「W−96
5」)、カルボキシル基を有する飽和ポリエステルの部
分中和物(例えば、BYKケミー(株)製の「W−99
0」)等が挙げられる。
【0032】このような成形材料は、射出成形、圧縮成
形等の成形材料として好適に用いることができ、とりわ
けSMCやBMC等の圧縮成形材料として好適に用いる
ことができる。特に本発明の取り扱い方法によると黒化
の問題がないので、美観が重要視される住設建材用途に
おいて好適に用いることができる。
【0033】
【実施例】以下に実施例によりさらに詳細に本発明を説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。実
施例中で「部」、「%」とは特にことわりがない限り、
それぞれ「重量部」、「重量%」を表すものとする。 <金型擦傷程度の評価方法> (1) 目視による評価 (2) 成形前後の金型の表面状態を(株)東京精密製サー
フコム470Aを接続した明伸工機(株)製表面状態解
析装置SAS2010により測定し、次の値により評価
した。
【0034】中心線平均値変化率(%)=ABS(成形
前中心値平均値−成形前中心値平均値)/成形前中心値
平均値*100 <使用した容器> (1) 混練容器A:Al2 3 タイル(ビッカース硬度H
v=1300kg/mm2 )を双腕型ニーダーの本体お
よび羽根に貼り付けたニーダー (2) 混練容器B:本体および羽根がステンレス製の双腕
型ニーダー (3) 金型A:S55C上に硬質クロムメッキを施した3
00×300平板状金型(ビッカース硬度Hv=900
kg/mm2 ) (4) 金型B:金型A上にPVD法によりTiNコーティ
ングを施した300×300平板状金型(ビッカース硬
度Hv=2000kg/mm2 ) <成形材料の作成1(材料A)>アクリルシラップ(重
量平均分子量6万、固形分41%)66部に対して、内
部離型剤としてステアリン酸亜鉛1部、シリカ系充填材
としての溶融シリカ((株)龍森製ヒューズレックスZ
A20C)200部、シランカップリング剤(信越化学
(株)KBM503)2.0部、硬化剤として1,1−
ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン(日本油脂(株)製、パーヘキサT
MH)1部、ポリメチルメタクリレート(住友化学工業
(株)スミペックスMM−A)34部を混練容器Aで混
練した。
【0035】得られた材料をビニロンフィルムで包装
し、40℃で1日間熟成させた。熟成後の粘度は25℃
で32kPasであった。 <成形材料の作成2(材料B)>カルボキシル基を含有
するアクリルシラップ(重量平均分子量3万、酸価2
0.5mgKOH/g、固形分41%)100部に対し
て、内部離型剤としてのステアリン酸亜鉛1部、シリカ
系充填材としての結晶シリカ((株)山森土本鉱業所
製、シルシックS1)220部、シランカップリング剤
(信越化学(株)KBM503)2.2部、硬化剤とし
て1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン(日本油脂(株)製、パ
ーヘキサTMH)1部、増粘剤として酸化マグネシウム
1.5部を混練容器Aで混練した。
【0036】得られた材料をビニロンフィルムで包装
し、40℃で1日間熟成させた。熟成後の粘度は25℃
で160kPasであった。 <成形材料の作成3(材料C)>成形材料の作成1にお
いて、混練容器として混練容器Aの代わりに混練容器B
を用いた以外は同様にして、材料Cを得た。
【0037】熟成後の粘度は25℃で32kPasであ
った。得られた材料Cは、ステンレスを磨耗し、真っ黒
であった(黒化していた)。 [実施例1]110℃に温度調節した金型Bを用いて、
材料Aを充填して圧力10MPaで型締めし、10分間
加熱加圧成形することにより成形品を得た。
【0038】目視による観察では、金型表面に傷はな
く、中心線平均値変化率は0.1%であった。 [実施例2]実施例1で材料Aの代わりに材料Bを使用
した以外は実施例1と同様にして成形品を得た。
【0039】目視による観察では金型表面に傷はなく、
中心線平均値変化率は0.3%であった。 [比較例1]実施例1で金型Bの代わりに金型Aを使用
した以外は実施例1と同様にして成形品を得た。
【0040】目視による観察では放射状の傷が発生して
おり、中心線平均値変化率は5.3%であった。 [比較例2]比較例1で材料Aの代わりに材料Bを使用
した以外は比較例1と同様にして成形品を得た。
【0041】目視による観察では放射状の傷が発生して
おり、中心線平均値変化率は16.6%であった。 [比較例3]実施例1で材料Aの代わりに材料Cを使用
した以外は実施例1と同様にして成形品を得た。
【0042】目視による観察では、金型表面に傷はなか
ったが、材料Cが黒化していたので、得られた成形品も
黒化していた。以上の実施例及び比較例から、特定の容
器を使用することで、容器に傷を付けずシリカ系成形材
料を成形できることが明らかになった。
【0043】
【発明の効果】本発明によると、シリカ系充填剤を用い
ているにもかかわらず、機器や金型を磨耗させないの
で、成形材料を黒化させることがない。したがって、美
観が重要視される住設建材用途においても好適に用いる
ことができる。そして、シリカ系充填剤を用いているの
で、物理強度が強く、耐擦傷性に優れ、また耐熱水性に
も優れるので、物性的にも一般的な成形材料よりも有利
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/16 C08L 101/00 Fターム(参考) 4F070 AA32 AC23 AE01 FA04 FB06 FC03 4F201 AA36 AB11 AB17 AJ01 AJ06 AJ14 BA01 BA09 BC01 BC12 BC37 BD05 BK12 BK13 BK14 BK15 BK33 BK40 BK54 BK55 BL30 BL31 BL33 BN17 BQ02 4J002 BG041 BG051 CD051 CD061 CF001 CG001 CK031 CK051 DJ016 EL137 EL147 EU187 FD010 FD020 FD147 FD150 FD160

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス樹脂およびシリカ系充填剤を
    含んでなるシリカ系成形材料を取り扱う方法であって、 シリカ系充填剤とそれ以外の成分を含む材料を取り扱う
    工程の少なくとも一つにおいて、内表面の全部または一
    部がビッカース硬度1000kg/mm2 以上である容
    器を使用することを特徴とするシリカ系成形材料の取り
    扱い方法。
  2. 【請求項2】 マトリクス樹脂およびシリカ系充填剤を
    含んでなるシリカ系成形材料を成形する工程において前
    記容器を使用する、請求項1記載のシリカ系成形材料の
    取り扱い方法。
  3. 【請求項3】 マトリクス樹脂とシリカ系充填剤とを混
    練する工程において前記容器を使用する、請求項1また
    は2記載のシリカ系成形材料の取り扱い方法。
  4. 【請求項4】 マトリクス樹脂およびシリカ系充填剤を
    含んでなるシリカ系成形材料を取り扱う方法であって、 シリカ系充填剤とそれ以外の成分を含む材料を取り扱う
    工程の少なくとも一つにおいて、内表面の全部または一
    部がセラミックである容器を使用することを特徴とする
    シリカ系成形材料の取り扱い方法。
  5. 【請求項5】 マトリクス樹脂およびシリカ系充填剤を
    含んでなるシリカ系成形材料を成形する工程において前
    記容器を使用する、請求項4記載のシリカ系成形材料の
    取り扱い方法。
  6. 【請求項6】 マトリクス樹脂とシリカ系充填剤とを混
    練する工程において前記容器を使用する、請求項4また
    は5記載のシリカ系成形材料の取り扱い方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021088146A (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 住友化学株式会社 成形体の製造方法および成形体

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