JP2000351148A - 結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法及びその装置 - Google Patents
結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法及びその装置Info
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 板の肉厚が8mm以上であっても、生産性が
高く安価な設備で製造することができる結晶性熱可塑性
樹脂板又はシートの製造方法を提供する。 【解決手段】 ダイ5の直下に冷却されたニップロール
7を配置し、ダイ5から溶融状態で押し出された板状の
結晶性熱可塑性樹脂(板状体11)をニップロール7で挟
圧しながら一次冷却して、板状体11の表面を硬化させた
後、板状体11をさらにニップロール7の下方に設置され
た水槽6に導いて冷却する。水槽6内には水槽6内に導
かれた板状体11の方向転換を行うための水槽内ロール8
が設けられ、該ロール8に接するまでに、板状体11の肉
厚の少なくとも1/8の領域が、融点以下になるように
ニップロール7の温度及び水槽6内の水温が制御され
る。使用される結晶性熱可塑性樹脂は硬度がデュロメー
タD硬さで55以下である。
高く安価な設備で製造することができる結晶性熱可塑性
樹脂板又はシートの製造方法を提供する。 【解決手段】 ダイ5の直下に冷却されたニップロール
7を配置し、ダイ5から溶融状態で押し出された板状の
結晶性熱可塑性樹脂(板状体11)をニップロール7で挟
圧しながら一次冷却して、板状体11の表面を硬化させた
後、板状体11をさらにニップロール7の下方に設置され
た水槽6に導いて冷却する。水槽6内には水槽6内に導
かれた板状体11の方向転換を行うための水槽内ロール8
が設けられ、該ロール8に接するまでに、板状体11の肉
厚の少なくとも1/8の領域が、融点以下になるように
ニップロール7の温度及び水槽6内の水温が制御され
る。使用される結晶性熱可塑性樹脂は硬度がデュロメー
タD硬さで55以下である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイアフラム用原
料シート、床用マット、各種の工業用途等に好適な結晶
性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法及びその装置に
関するものである。
料シート、床用マット、各種の工業用途等に好適な結晶
性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】結晶性熱可塑性樹脂板又はシートは耐熱
性、物理的諸強度、耐薬品性、柔軟性等に優れ、各種ダ
イアフラムやマット材としてゴム原料とともに応用され
ている。通常これらの板又はシートを製造する方法とし
ては、複数の金属ロールで挟圧してシートを生産するポ
リシングロール法が知られている。
性、物理的諸強度、耐薬品性、柔軟性等に優れ、各種ダ
イアフラムやマット材としてゴム原料とともに応用され
ている。通常これらの板又はシートを製造する方法とし
ては、複数の金属ロールで挟圧してシートを生産するポ
リシングロール法が知られている。
【0003】また、特開平7−112478号公報には
図2に示すように、水槽31内に配置された回転冷却ロ
ール32の表面に、押出機(図示せず)のダイ33から
溶融樹脂フィルム又はシート34を押し出し、回転冷却
ロール32の回転に伴って水槽31内に導き、水槽31
内で冷却した後、引取りロール35によって引き取るキ
ャスティング機が開示されている。
図2に示すように、水槽31内に配置された回転冷却ロ
ール32の表面に、押出機(図示せず)のダイ33から
溶融樹脂フィルム又はシート34を押し出し、回転冷却
ロール32の回転に伴って水槽31内に導き、水槽31
内で冷却した後、引取りロール35によって引き取るキ
ャスティング機が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来から知られている
ポリシングロール法は、一対のロールの接点でシートの
厚みと表面の賦形を同時に完了させる必要があるため、
引取速度が大きくなるとシートの賦形が追随できなくな
り、商品価値のあるシートが得られず、生産性が制約さ
れる。
ポリシングロール法は、一対のロールの接点でシートの
厚みと表面の賦形を同時に完了させる必要があるため、
引取速度が大きくなるとシートの賦形が追随できなくな
り、商品価値のあるシートが得られず、生産性が制約さ
れる。
【0005】また、ポリシングロール法で使用されるロ
ールはクラウンロール等の非常に高価なものであり、設
備投資も大きい。また、金属ロールの接点のみでの冷却
となるため、8mm以上の厚肉の板では冷却不足とな
り、商品価値のあるシートが得られなくなる。
ールはクラウンロール等の非常に高価なものであり、設
備投資も大きい。また、金属ロールの接点のみでの冷却
となるため、8mm以上の厚肉の板では冷却不足とな
り、商品価値のあるシートが得られなくなる。
【0006】一方、特開平7−112478号公報に開
示されたキャスティング機ではポリシングロール法に比
較して冷却効果は大きい。しかし、この方法ではダイ3
3から押し出された溶融樹脂フィルム又はシート34は
回転冷却ロール32に付着した状態で水槽内を通過し、
水槽内の水の作用の他に噴射ノズル36から噴射される
水によって冷却される。従って、ポリシングロール法と
異なり、シートの冷却条件が水に直接触れる側と、回転
冷却ロール32に付着している側とで大きく異なる。そ
の結果、肉厚の厚い板状のシートを製造すると、厚さ方
向に歪が残り、板とした際に反りが発生し易いという問
題がある。
示されたキャスティング機ではポリシングロール法に比
較して冷却効果は大きい。しかし、この方法ではダイ3
3から押し出された溶融樹脂フィルム又はシート34は
回転冷却ロール32に付着した状態で水槽内を通過し、
水槽内の水の作用の他に噴射ノズル36から噴射される
水によって冷却される。従って、ポリシングロール法と
異なり、シートの冷却条件が水に直接触れる側と、回転
冷却ロール32に付着している側とで大きく異なる。そ
の結果、肉厚の厚い板状のシートを製造すると、厚さ方
向に歪が残り、板とした際に反りが発生し易いという問
題がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その第1の目的は板の肉厚が8mm以上で
あっても、生産性が高く安価な設備で製造することがで
きる結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法を提供
することにあり、第2の目的はその装置を提供すること
にある。
のであって、その第1の目的は板の肉厚が8mm以上で
あっても、生産性が高く安価な設備で製造することがで
きる結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法を提供
することにあり、第2の目的はその装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載の発明の方法では、ダイの直下
に冷却されたニップロールを配置し、ダイから溶融状態
で押し出された板状の結晶性熱可塑性樹脂を前記ニップ
ロールで挟圧しながら一次冷却して、前記板状の結晶性
熱可塑性樹脂の表面を硬化させた後、前記板状の結晶性
熱可塑性樹脂をさらにニップロールの下方に設置された
水槽に導いて冷却する。
るため、請求項1に記載の発明の方法では、ダイの直下
に冷却されたニップロールを配置し、ダイから溶融状態
で押し出された板状の結晶性熱可塑性樹脂を前記ニップ
ロールで挟圧しながら一次冷却して、前記板状の結晶性
熱可塑性樹脂の表面を硬化させた後、前記板状の結晶性
熱可塑性樹脂をさらにニップロールの下方に設置された
水槽に導いて冷却する。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記水槽内には水槽内に導かれた前
記板状の結晶性熱可塑性樹脂の方向転換を行うためのロ
ールが設けられ、該水槽内のロールに接するまでに、前
記板状の結晶性熱可塑性樹脂の肉厚の少なくとも1/8
の領域が、融点以下になるように前記ニップロールの温
度及び前記水槽内の水温を制御する。
載の発明において、前記水槽内には水槽内に導かれた前
記板状の結晶性熱可塑性樹脂の方向転換を行うためのロ
ールが設けられ、該水槽内のロールに接するまでに、前
記板状の結晶性熱可塑性樹脂の肉厚の少なくとも1/8
の領域が、融点以下になるように前記ニップロールの温
度及び前記水槽内の水温を制御する。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、使用する結晶性熱可塑
性樹脂の硬度が、デュロメータD硬さで55以下であ
る。第2の目的を達成するため、請求項4に記載の発明
の装置では、ダイを備えた押出機と、前記ダイの直下に
配置された冷却用のニップロールと、前記ニップロール
の下方に設置されるとともに前記ダイから真下に押し出
された板状の結晶性熱可塑性樹脂が垂直となるような位
置で接するロールが水中に装備された水槽と、引取りロ
ールとを備えた。
請求項2に記載の発明において、使用する結晶性熱可塑
性樹脂の硬度が、デュロメータD硬さで55以下であ
る。第2の目的を達成するため、請求項4に記載の発明
の装置では、ダイを備えた押出機と、前記ダイの直下に
配置された冷却用のニップロールと、前記ニップロール
の下方に設置されるとともに前記ダイから真下に押し出
された板状の結晶性熱可塑性樹脂が垂直となるような位
置で接するロールが水中に装備された水槽と、引取りロ
ールとを備えた。
【0011】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記ニップロールは、内部から冷却
される構造であり、ロール表面にメッキあるいはフッ素
樹脂コーティングが施されている。
載の発明において、前記ニップロールは、内部から冷却
される構造であり、ロール表面にメッキあるいはフッ素
樹脂コーティングが施されている。
【0012】請求項1に記載の発明では、Tダイ又はコ
ートハンガーダイ等のダイから溶融状態で押し出された
板状の結晶性熱可塑性樹脂は、先ず前記ダイの直下に配
置されたニップロールで挟圧されて一次冷却された後、
さらにニップロールの下方に設置された水槽に導かれて
冷却される。ニップロールによる一次冷却で板状の結晶
性熱可塑性樹脂の表面状態が固定化され、表面ムラや肉
厚変動の少ない製品を得ることが可能となる。
ートハンガーダイ等のダイから溶融状態で押し出された
板状の結晶性熱可塑性樹脂は、先ず前記ダイの直下に配
置されたニップロールで挟圧されて一次冷却された後、
さらにニップロールの下方に設置された水槽に導かれて
冷却される。ニップロールによる一次冷却で板状の結晶
性熱可塑性樹脂の表面状態が固定化され、表面ムラや肉
厚変動の少ない製品を得ることが可能となる。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、水槽内に導かれた前記板状の結晶性
熱可塑性樹脂は方向転換のための水槽内のロールに接す
るまでに、肉厚の少なくとも1/8の領域が融点以下に
なるように冷却される。従って、板状の結晶性熱可塑性
樹脂はその表面状態の固定化が確実に行われた後に水槽
内のロールに接する。
載の発明において、水槽内に導かれた前記板状の結晶性
熱可塑性樹脂は方向転換のための水槽内のロールに接す
るまでに、肉厚の少なくとも1/8の領域が融点以下に
なるように冷却される。従って、板状の結晶性熱可塑性
樹脂はその表面状態の固定化が確実に行われた後に水槽
内のロールに接する。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、結晶性熱可塑性樹脂と
しては、硬度がデュロメータD硬さで55以下のものが
使用される。例えば、ポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマー、エチレンやプロピレンあるいはブテンなどの単
独重合体や共重合した結晶性のコポリマー、及びこれら
の混合物が使用される。これらの樹脂に、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、透明改良剤、有機過酸化物、顔料、タル
クや炭酸カルシウム等の無機系充填材、木炭や合成繊維
等の有機系充填材、ゴム成分等が必要に応じ適宜添加さ
れることもある。
請求項2に記載の発明において、結晶性熱可塑性樹脂と
しては、硬度がデュロメータD硬さで55以下のものが
使用される。例えば、ポリオレフィン系熱可塑性エラス
トマー、エチレンやプロピレンあるいはブテンなどの単
独重合体や共重合した結晶性のコポリマー、及びこれら
の混合物が使用される。これらの樹脂に、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、透明改良剤、有機過酸化物、顔料、タル
クや炭酸カルシウム等の無機系充填材、木炭や合成繊維
等の有機系充填材、ゴム成分等が必要に応じ適宜添加さ
れることもある。
【0015】請求項4に記載の発明の装置では、Tダイ
又はコートハンガーダイ等のダイから溶融状態で押し出
された板状の結晶性熱可塑性樹脂は、先ず前記ダイの直
下に配置されたニップロールで挟圧されて一次冷却され
た後、さらにニップロールの下方に設置された水槽に導
かれて冷却される。板状の結晶性熱可塑性樹脂は垂直と
なるような位置で水槽内のロールと接し、該ロールにお
いて走行方向を変えて引取りロールによって引き取られ
る。水槽内のロールに垂直状態で接することにより、溶
融樹脂の両表面が均一に伸長されることになり、最終的
に反り等が発生しなくなる。
又はコートハンガーダイ等のダイから溶融状態で押し出
された板状の結晶性熱可塑性樹脂は、先ず前記ダイの直
下に配置されたニップロールで挟圧されて一次冷却され
た後、さらにニップロールの下方に設置された水槽に導
かれて冷却される。板状の結晶性熱可塑性樹脂は垂直と
なるような位置で水槽内のロールと接し、該ロールにお
いて走行方向を変えて引取りロールによって引き取られ
る。水槽内のロールに垂直状態で接することにより、溶
融樹脂の両表面が均一に伸長されることになり、最終的
に反り等が発生しなくなる。
【0016】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記ニップロールは内部から冷却さ
れる。ニップロールの冷却温度は0〜25°C、望まし
くは0〜10°Cに設定される。冷却温度が前記の値に
設定されることと、ロール表面にメッキあるいはフッ素
樹脂コーティングが施されていることにより、板状の結
晶性熱可塑性樹脂の表面状態が良好となり、溶融樹脂の
ロールへの巻き付きを防止することが可能になる。
載の発明において、前記ニップロールは内部から冷却さ
れる。ニップロールの冷却温度は0〜25°C、望まし
くは0〜10°Cに設定される。冷却温度が前記の値に
設定されることと、ロール表面にメッキあるいはフッ素
樹脂コーティングが施されていることにより、板状の結
晶性熱可塑性樹脂の表面状態が良好となり、溶融樹脂の
ロールへの巻き付きを防止することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を説明する。先ず、製造装置について説明する。図
1に示すように、製造装置1は、押出機2と、冷却部3
と引取り部4とを備えている。押出機2はTダイ又はコ
ートハンガーダイからなるダイ5を備え、ダイ5の開口
部が下方を向くように配置されている。冷却部3はダイ
5の下方に配置された水槽6を備え、水槽6の上方でダ
イ5の直下に冷却用のニップロール7が配置されてい
る。ニップロール7は、内部から冷却される構造、例え
ば内部に冷媒を強制循環させる構造であり、少なくとも
0〜25°Cの範囲に温度調整可能となっている。ニッ
プロール7のロール表面にはメッキあるいはフッ素樹脂
コーティングが施されている。
形態を説明する。先ず、製造装置について説明する。図
1に示すように、製造装置1は、押出機2と、冷却部3
と引取り部4とを備えている。押出機2はTダイ又はコ
ートハンガーダイからなるダイ5を備え、ダイ5の開口
部が下方を向くように配置されている。冷却部3はダイ
5の下方に配置された水槽6を備え、水槽6の上方でダ
イ5の直下に冷却用のニップロール7が配置されてい
る。ニップロール7は、内部から冷却される構造、例え
ば内部に冷媒を強制循環させる構造であり、少なくとも
0〜25°Cの範囲に温度調整可能となっている。ニッ
プロール7のロール表面にはメッキあるいはフッ素樹脂
コーティングが施されている。
【0018】水槽6内にはニップロール7で挟圧されて
一次冷却されながら水槽6へ送り出された板状の結晶性
熱可塑性樹脂が垂直となるような位置で接する所定位置
に水槽内ロール8が配設されている。水槽6の上部には
ガイドロール9が配設されている。ガイドロール9は一
部が水槽6の上端より上方に位置するように配設されて
いる。引取り部4は複数対(この実施の形態では2対)
の引取りロール10で構成されている。引取りロール1
0はガイドロール9を経て移動する板又はシート(以
下、板状体11と称す)を水平に引き取るように配置さ
れている。
一次冷却されながら水槽6へ送り出された板状の結晶性
熱可塑性樹脂が垂直となるような位置で接する所定位置
に水槽内ロール8が配設されている。水槽6の上部には
ガイドロール9が配設されている。ガイドロール9は一
部が水槽6の上端より上方に位置するように配設されて
いる。引取り部4は複数対(この実施の形態では2対)
の引取りロール10で構成されている。引取りロール1
0はガイドロール9を経て移動する板又はシート(以
下、板状体11と称す)を水平に引き取るように配置さ
れている。
【0019】次に前記のように構成された製造装置1の
作用を説明する。製造装置1の運転に先だってダイ5の
リップ間隔と、ニップロール7の間隔とが製造すべき板
状体11の肉厚に対応した所定の値にそれぞれセットさ
れる。リップ間隔は板状体11の肉厚の1.2〜2.0
倍にすることが望ましい。1.2倍以下の場合には、板
状体11の幅方向の若干の流量分布の差でニップロール
7に接しない部分が生じる虞があり、また、2.0倍以
上ではニップロール7で所定厚みまで挟圧することが困
難となる。最終製品の板厚はほぼニップロール7間の間
隔(隙間)で決定されるが、その後の引き取りによる伸
長にも影響されるので、引き取り速度と関連してある程
度の調整が必要である。
作用を説明する。製造装置1の運転に先だってダイ5の
リップ間隔と、ニップロール7の間隔とが製造すべき板
状体11の肉厚に対応した所定の値にそれぞれセットさ
れる。リップ間隔は板状体11の肉厚の1.2〜2.0
倍にすることが望ましい。1.2倍以下の場合には、板
状体11の幅方向の若干の流量分布の差でニップロール
7に接しない部分が生じる虞があり、また、2.0倍以
上ではニップロール7で所定厚みまで挟圧することが困
難となる。最終製品の板厚はほぼニップロール7間の間
隔(隙間)で決定されるが、その後の引き取りによる伸
長にも影響されるので、引き取り速度と関連してある程
度の調整が必要である。
【0020】そして、ニップロール7の温度が0〜25
°C(望ましくは0〜10°C)に調整された状態で、
製造装置1が運転される。押出機2で溶融された溶融樹
脂がダイ5から真下に押し出され、ニップロール7で挟
圧されて一次冷却されながら垂直状態で下方へ送り出さ
れる。ニップロール7で一次冷却されることにより板状
体11の表面が硬化し、表面状態及び凡その厚みが決定
される。ニップロール7の温度が高い場合には溶融樹脂
のロールへの貼り付き、巻き付きが発生し易く、表面状
態が乱れる場合があり注意が必要である。また、ニップ
ロール7は通常、表面にクロムメッキが施されたものが
使用されるが、粘着性の高い樹脂の場合には貼り付きに
よる表面ムラを低減させるため、フッ素樹脂コーティン
グされたロールを使用することが望ましい。
°C(望ましくは0〜10°C)に調整された状態で、
製造装置1が運転される。押出機2で溶融された溶融樹
脂がダイ5から真下に押し出され、ニップロール7で挟
圧されて一次冷却されながら垂直状態で下方へ送り出さ
れる。ニップロール7で一次冷却されることにより板状
体11の表面が硬化し、表面状態及び凡その厚みが決定
される。ニップロール7の温度が高い場合には溶融樹脂
のロールへの貼り付き、巻き付きが発生し易く、表面状
態が乱れる場合があり注意が必要である。また、ニップ
ロール7は通常、表面にクロムメッキが施されたものが
使用されるが、粘着性の高い樹脂の場合には貼り付きに
よる表面ムラを低減させるため、フッ素樹脂コーティン
グされたロールを使用することが望ましい。
【0021】ニップロール7で一次冷却された板状体1
1はニップロール7の下流直下に配置された冷却水槽6
へ導かれ、水槽6内に配置された水槽内ロール8に垂直
状態で接する。そして、板状体11は水槽内ロール8の
一部に巻き掛けられた状態で走行方向を変更し、ガイド
ロール9を経て水槽6内から脱出して引取りロール10
で水平に引き取られる。
1はニップロール7の下流直下に配置された冷却水槽6
へ導かれ、水槽6内に配置された水槽内ロール8に垂直
状態で接する。そして、板状体11は水槽内ロール8の
一部に巻き掛けられた状態で走行方向を変更し、ガイド
ロール9を経て水槽6内から脱出して引取りロール10
で水平に引き取られる。
【0022】板状体11が水槽内ロール8に接するまで
に、その肉厚の少なくとも1/8(望ましくは1/4)
の領域が融点以下になるように、ニップロール7及び水
槽6の水温が制御されことにより、板状体11が水槽内
ロール8に接するまでにその表面状態が固定化され、表
面ムラや肉厚変動の少ない製品を得ることが可能とな
る。水槽内ロール8に垂直に接しない場合には、溶融樹
脂の両表面が不均一に伸長されることになり、最終的に
反り等を発生させ好ましくない。また、肉厚の少なくと
も1/8の領域が融点以下になっていないと、その後の
水槽内ロール8での曲率が最終成形品に影響を与え、反
りのある板又はシートとなるため注意が必要である。
に、その肉厚の少なくとも1/8(望ましくは1/4)
の領域が融点以下になるように、ニップロール7及び水
槽6の水温が制御されことにより、板状体11が水槽内
ロール8に接するまでにその表面状態が固定化され、表
面ムラや肉厚変動の少ない製品を得ることが可能とな
る。水槽内ロール8に垂直に接しない場合には、溶融樹
脂の両表面が不均一に伸長されることになり、最終的に
反り等を発生させ好ましくない。また、肉厚の少なくと
も1/8の領域が融点以下になっていないと、その後の
水槽内ロール8での曲率が最終成形品に影響を与え、反
りのある板又はシートとなるため注意が必要である。
【0023】使用される結晶性熱可塑性樹脂としてはデ
ュロメータD硬さ55以下(JIS K7215)の樹脂が適し
ており、それ以上の硬さの樹脂では柔軟性が無いため、
ニップロール7や引取りロール10の回転の僅かな乱れ
や振動、水槽6の波等が発生した場合にその影響が製品
に大きく現れ、制御が難しくなる。
ュロメータD硬さ55以下(JIS K7215)の樹脂が適し
ており、それ以上の硬さの樹脂では柔軟性が無いため、
ニップロール7や引取りロール10の回転の僅かな乱れ
や振動、水槽6の波等が発生した場合にその影響が製品
に大きく現れ、制御が難しくなる。
【0024】以下実施例により更に詳しく説明する。 (実施例1)図1に示す製造装置1を使用してポリオレ
フィン系エラストマーの肉厚12mmの板を製造した。
フィン系エラストマーの肉厚12mmの板を製造した。
【0025】原料 :サントプレン203−40(A
ESジャパン製) 押出機 :シリンダ径=65mm、L/D=36、シン
グルスクリュー ダイ :コートハンガーダイ、ダイ幅=1100m
m、ダイリップ間隔=17mm 条件 :押出機出口温度=200°C、回転数=90
rpm(アウトプット約50kg/hr)、ダイ温度=
200°C、ニップロール温度=10°C、ニップロー
ル間隔=13mm、ニップロール回転速度=6.9cm
/min、引き取り速度=7.0cm/min このようにして得られたポリオレフィン系エラストマー
板は、表面平滑性に優れ、筋、しわ、波打ち等も無く、
幅方向の肉厚むらも表1に示すように小さなものであっ
た。
ESジャパン製) 押出機 :シリンダ径=65mm、L/D=36、シン
グルスクリュー ダイ :コートハンガーダイ、ダイ幅=1100m
m、ダイリップ間隔=17mm 条件 :押出機出口温度=200°C、回転数=90
rpm(アウトプット約50kg/hr)、ダイ温度=
200°C、ニップロール温度=10°C、ニップロー
ル間隔=13mm、ニップロール回転速度=6.9cm
/min、引き取り速度=7.0cm/min このようにして得られたポリオレフィン系エラストマー
板は、表面平滑性に優れ、筋、しわ、波打ち等も無く、
幅方向の肉厚むらも表1に示すように小さなものであっ
た。
【0026】(実施例2)図1に示す製造装置を使用し
てポリオレフィン系エラストマーの肉厚1mmのシート
を製造した。
てポリオレフィン系エラストマーの肉厚1mmのシート
を製造した。
【0027】原料 :サントプレン203−40(A
ESジャパン製) 押出機 :シリンダ径=65mm、L/D=36、シン
グルスクリュー ダイ :コートハンガーダイ、ダイ幅=1100m
m、ダイリップ間隔=1.5mm 条件 :押出機出口温度=200°C、回転数=90
rpm(アウトプット約50kg/hr)、ダイ温度=
200°C、ニップロール温度=10°C、ニップロー
ル間隔=1.2mm、ニップロール回転速度=82cm
/min、引き取り速度=85cm/min このようにして得られたポリオレフィン系エラストマー
シートは、表面平滑性に優れ、筋、しわ、波打ち等も無
く、幅方向の肉厚むらも表1に示すように小さなもので
あった。
ESジャパン製) 押出機 :シリンダ径=65mm、L/D=36、シン
グルスクリュー ダイ :コートハンガーダイ、ダイ幅=1100m
m、ダイリップ間隔=1.5mm 条件 :押出機出口温度=200°C、回転数=90
rpm(アウトプット約50kg/hr)、ダイ温度=
200°C、ニップロール温度=10°C、ニップロー
ル間隔=1.2mm、ニップロール回転速度=82cm
/min、引き取り速度=85cm/min このようにして得られたポリオレフィン系エラストマー
シートは、表面平滑性に優れ、筋、しわ、波打ち等も無
く、幅方向の肉厚むらも表1に示すように小さなもので
あった。
【0028】(実施例3)図1に示す製造装置を使用し
てポリブテン−1の肉厚12mmの板を製造した。
てポリブテン−1の肉厚12mmの板を製造した。
【0029】 原料 :ビューロンM3080(三井石油化学製) 押出機 :シリンダ径=65mm、L/D=36、シン
グルスクリュー ダイ :コートハンガーダイ、ダイ幅=1100m
m、ダイリップ間隔=17mm 条件 :押出機出口温度=200°C、回転数=90
rpm(アウトプット約50kg/hr)、ダイ温度=
200°C、ニップロール温度=10°C、ニップロー
ル間隔=13mm、ニップロール回転速度=6.9cm
/min、引き取り速度=7.0cm/min このようにして得られたポリブテン−1板は、表面平滑
性に優れ、筋、しわ、波打ち等も無く、幅方向の肉厚む
らも表1に示すように小さなものであった。
グルスクリュー ダイ :コートハンガーダイ、ダイ幅=1100m
m、ダイリップ間隔=17mm 条件 :押出機出口温度=200°C、回転数=90
rpm(アウトプット約50kg/hr)、ダイ温度=
200°C、ニップロール温度=10°C、ニップロー
ル間隔=13mm、ニップロール回転速度=6.9cm
/min、引き取り速度=7.0cm/min このようにして得られたポリブテン−1板は、表面平滑
性に優れ、筋、しわ、波打ち等も無く、幅方向の肉厚む
らも表1に示すように小さなものであった。
【0030】(実施例4)図1に示す製造装置を使用し
てポリブテン−1の肉厚1mmのシートを製造した。
てポリブテン−1の肉厚1mmのシートを製造した。
【0031】 原料 :ビューロンM3080(三井石油化学製) 押出機 :シリンダ径=65mm、L/D=36、シン
グルスクリュー ダイ :コートハンガーダイ、ダイ幅=1100m
m、ダイリップ間隔=1.5mm 条件 :押出機出口温度=200°C、回転数=90
rpm(アウトプット約50kg/hr)、ダイ温度=
200°C、ニップロール温度=10°C、ニップロー
ル間隔=1.2mm、ニップロール回転速度=82cm
/min、引き取り速度=85cm/min このようにして得られたポリブテン−1シートは、表面
平滑性に優れ、筋、しわ、波打ち等も無く、幅方向の肉
厚むらも表1に示すように小さなものであった。
グルスクリュー ダイ :コートハンガーダイ、ダイ幅=1100m
m、ダイリップ間隔=1.5mm 条件 :押出機出口温度=200°C、回転数=90
rpm(アウトプット約50kg/hr)、ダイ温度=
200°C、ニップロール温度=10°C、ニップロー
ル間隔=1.2mm、ニップロール回転速度=82cm
/min、引き取り速度=85cm/min このようにして得られたポリブテン−1シートは、表面
平滑性に優れ、筋、しわ、波打ち等も無く、幅方向の肉
厚むらも表1に示すように小さなものであった。
【0032】前記各実施例で得られた板状体(シート)
の厚さ(単位mm)を、幅方向の中央と中央から100
mmピッチの間隔をおいて順に測定した結果と、厚さの
最大値と最小値との差を表1に示す。
の厚さ(単位mm)を、幅方向の中央と中央から100
mmピッチの間隔をおいて順に測定した結果と、厚さの
最大値と最小値との差を表1に示す。
【0033】
【表1】 前記各実施例から、本発明の製造方法により、板状体1
1として厚みが1mm程度の薄いシートから8mm以上
の厚い板まで、高品質で製造できることが確認された。
さらに従来方法に比べて生産速度の高速化が可能でその
設備も安価である。
1として厚みが1mm程度の薄いシートから8mm以上
の厚い板まで、高品質で製造できることが確認された。
さらに従来方法に比べて生産速度の高速化が可能でその
設備も安価である。
【0034】この実施の形態では次の効果を有する。 (1) Tダイ又はコートハンガーダイ等のダイ5から
溶融状態で押し出された板状の結晶性熱可塑性樹脂が、
ダイ5の直下に配置された冷却用のニップロール7で挟
圧されながら一次冷却された後、ニップロール7の下方
に設置された水槽6に導かれて冷却される。従って、一
次冷却で板状体11の表面状態が固定化され、表面ムラ
や肉厚変動の少ない製品を得ることが可能となる。
溶融状態で押し出された板状の結晶性熱可塑性樹脂が、
ダイ5の直下に配置された冷却用のニップロール7で挟
圧されながら一次冷却された後、ニップロール7の下方
に設置された水槽6に導かれて冷却される。従って、一
次冷却で板状体11の表面状態が固定化され、表面ムラ
や肉厚変動の少ない製品を得ることが可能となる。
【0035】(2) ニップロール7の直下に水槽6が
設置されているため、一次冷却された板状体11が直ち
に水槽6へ導かれる。従って、板状体11の肉厚が厚
く、ニップロール7による一次冷却効果が小さな場合で
も、板状体11は水槽6で直ちに冷却されるため、一次
冷却で固定化された表面状態の板状体110得ることが
できる。
設置されているため、一次冷却された板状体11が直ち
に水槽6へ導かれる。従って、板状体11の肉厚が厚
く、ニップロール7による一次冷却効果が小さな場合で
も、板状体11は水槽6で直ちに冷却されるため、一次
冷却で固定化された表面状態の板状体110得ることが
できる。
【0036】(3) ニップロール7の間隔で製品の肉
厚を設定することができ、ダイ5のリップ間隔で合わせ
る場合より簡単で正確に所望の肉厚の製品(板状体1
1)を得ることができる。
厚を設定することができ、ダイ5のリップ間隔で合わせ
る場合より簡単で正確に所望の肉厚の製品(板状体1
1)を得ることができる。
【0037】(4) 水槽内ロール8に接するまでに、
板状体11の肉厚の少なくとも1/8の領域が融点以下
になるように、ニップロール7の温度及び水槽6内の水
温が制御される。従って、板状体11が水槽内ロール8
において方向転換される際には、既に板状体11の表面
状態の固定化が為された状態にあるため、一次冷却で固
定化された表面状態の板状体11が確実に得られる。
板状体11の肉厚の少なくとも1/8の領域が融点以下
になるように、ニップロール7の温度及び水槽6内の水
温が制御される。従って、板状体11が水槽内ロール8
において方向転換される際には、既に板状体11の表面
状態の固定化が為された状態にあるため、一次冷却で固
定化された表面状態の板状体11が確実に得られる。
【0038】(5) 板状体11は垂直となるような位
置で水槽内ロール8と接し、該ロール8において走行方
向を変えて引取りロール10によって引き取られる。従
って、ニップロール7と水槽内ロール8との間で板状体
11は両表面が均一に伸長されることになり、最終的に
反り等が発生しなくなる。
置で水槽内ロール8と接し、該ロール8において走行方
向を変えて引取りロール10によって引き取られる。従
って、ニップロール7と水槽内ロール8との間で板状体
11は両表面が均一に伸長されることになり、最終的に
反り等が発生しなくなる。
【0039】(6) 使用する結晶性熱可塑性樹脂の硬
度が、デュロメータD硬さで55以下であるため、ニッ
プロール7や引取りロール10の回転の僅かな乱れや振
動、水槽6での波の発生等があっても、デュロメータD
硬さで55より硬い樹脂に比較してその影響が製品に現
れ難く、制御が簡単になる。
度が、デュロメータD硬さで55以下であるため、ニッ
プロール7や引取りロール10の回転の僅かな乱れや振
動、水槽6での波の発生等があっても、デュロメータD
硬さで55より硬い樹脂に比較してその影響が製品に現
れ難く、制御が簡単になる。
【0040】(7) ニップロール7が内部から冷却さ
れる構造で、ロール表面にメッキあるいはフッ素樹脂コ
ーティングが施されている。従って、ニップロール7の
表面温度を低くし易く、ニップロール7への溶融樹脂の
貼り付き、巻き付きを抑制できる。特にフッ素樹脂コー
ティングされたニップロール7を使用した場合は、粘着
性の高い樹脂の場合でも貼り付きによる表面ムラを低減
できる。
れる構造で、ロール表面にメッキあるいはフッ素樹脂コ
ーティングが施されている。従って、ニップロール7の
表面温度を低くし易く、ニップロール7への溶融樹脂の
貼り付き、巻き付きを抑制できる。特にフッ素樹脂コー
ティングされたニップロール7を使用した場合は、粘着
性の高い樹脂の場合でも貼り付きによる表面ムラを低減
できる。
【0041】(8) 一般に使用される押出機2のダイ
5の下方に配設される冷却部3の構成を変更することに
より、既存の製造装置を改造して使用することができ
る。実施の形態は前記に限定されるものではなく、例え
ば、次のように具体化してもよい。
5の下方に配設される冷却部3の構成を変更することに
より、既存の製造装置を改造して使用することができ
る。実施の形態は前記に限定されるものではなく、例え
ば、次のように具体化してもよい。
【0042】○ ダイ5は溶融樹脂を板状に押し出すこ
とができればよく、Tダイやコートハンガーダイに限ら
ない。 ○ 水槽6の位置は必ずしもニップロール7の直下に限
らず、ニップロール7から多少離れた位置に配置しても
よい。
とができればよく、Tダイやコートハンガーダイに限ら
ない。 ○ 水槽6の位置は必ずしもニップロール7の直下に限
らず、ニップロール7から多少離れた位置に配置しても
よい。
【0043】○ 水槽内ロール8の位置は必ずしも垂直
状態にある板状体11と接する位置に限らず、樹脂の種
類や製品の肉厚、引き取り速度等によっては、ニップロ
ール7から斜め延びる状態にある板状体11と接する位
置に配置してもよい。
状態にある板状体11と接する位置に限らず、樹脂の種
類や製品の肉厚、引き取り速度等によっては、ニップロ
ール7から斜め延びる状態にある板状体11と接する位
置に配置してもよい。
【0044】○ 水槽6内の水槽内ロール8より上側に
水噴射ノズルを対向配置し、水中での板状体11の冷却
効果を高めてもよい。 ○ 引取りローラ10は板状体11を水平方向に引き取
る位置ではなく、水平より上方又は下方へ傾斜した状態
で引き取る位置に配置してもよい。
水噴射ノズルを対向配置し、水中での板状体11の冷却
効果を高めてもよい。 ○ 引取りローラ10は板状体11を水平方向に引き取
る位置ではなく、水平より上方又は下方へ傾斜した状態
で引き取る位置に配置してもよい。
【0045】○ ガイドロール9を省略し、水槽内ロー
ル8で方向転換した板状体11を引取りロール10で直
接引き取る構成としてもよい。 ○ 前記製造方法と製造装置1は多層板、多層シートや
ラミネートシートの製造に適用してもよい。
ル8で方向転換した板状体11を引取りロール10で直
接引き取る構成としてもよい。 ○ 前記製造方法と製造装置1は多層板、多層シートや
ラミネートシートの製造に適用してもよい。
【0046】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の技術的思想(発明)について、以下にその効果と
ともに記載する。 (1) 請求項2に記載の発明において、水槽内のロー
ルは水槽内に導かれた前記板状の結晶性熱可塑性樹脂が
垂直となるような位置で接する。この場合、ニップロー
ルと水槽内のロールとの間で板状の結晶性熱可塑性樹脂
は両表面が均一に伸長されることになり、最終的に反り
等が発生しなくなる。
以外の技術的思想(発明)について、以下にその効果と
ともに記載する。 (1) 請求項2に記載の発明において、水槽内のロー
ルは水槽内に導かれた前記板状の結晶性熱可塑性樹脂が
垂直となるような位置で接する。この場合、ニップロー
ルと水槽内のロールとの間で板状の結晶性熱可塑性樹脂
は両表面が均一に伸長されることになり、最終的に反り
等が発生しなくなる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項5
に記載の発明によれば、板の肉厚が8mm以上であって
も、生産性を高くでき、かつ安価な設備で製造すること
ができる。
に記載の発明によれば、板の肉厚が8mm以上であって
も、生産性を高くでき、かつ安価な設備で製造すること
ができる。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、板状の結
晶性熱可塑性樹脂が水槽内のロールにおいて方向転換さ
れる際には、既に表面状態の固定化が為された状態にあ
るため、一次冷却で固定化された表面状態の結晶性熱可
塑性樹脂板あるいはシートが確実に得られる。
晶性熱可塑性樹脂が水槽内のロールにおいて方向転換さ
れる際には、既に表面状態の固定化が為された状態にあ
るため、一次冷却で固定化された表面状態の結晶性熱可
塑性樹脂板あるいはシートが確実に得られる。
【0049】請求項3に記載の発明によれば、ニップロ
ールや引取りロールの回転の僅かな乱れや振動、水槽で
の波の発生等があっても、デュロメータD硬さで55よ
り硬い樹脂に比較してその影響が製品に現れ難く、制御
が簡単になる。
ールや引取りロールの回転の僅かな乱れや振動、水槽で
の波の発生等があっても、デュロメータD硬さで55よ
り硬い樹脂に比較してその影響が製品に現れ難く、制御
が簡単になる。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、板状の結
晶性熱可塑性樹脂がニップロールと水槽内のロールとの
間で両表面が均一に伸長されることになり、最終的に反
り等が発生しなくなる。
晶性熱可塑性樹脂がニップロールと水槽内のロールとの
間で両表面が均一に伸長されることになり、最終的に反
り等が発生しなくなる。
【0051】請求項5に記載の発明によれば、ニップロ
ールの表面温度を低くし易く、ニップロールへの溶融樹
脂の貼り付き、巻き付きを抑制できる。特にフッ素樹脂
コーティングされたニップロールを使用した場合は、粘
着性の高い樹脂の場合でも貼り付きによる表面ムラを低
減できる。
ールの表面温度を低くし易く、ニップロールへの溶融樹
脂の貼り付き、巻き付きを抑制できる。特にフッ素樹脂
コーティングされたニップロールを使用した場合は、粘
着性の高い樹脂の場合でも貼り付きによる表面ムラを低
減できる。
【図1】 一実施の形態の製造装置の模式側面図。
【図2】 従来のキャスティング機の模式側面図。
2…押出機、5…ダイ、6…水槽、7…ニップロール、
8…ロールとしての水槽内ロール、10…引取りロー
ル。
8…ロールとしての水槽内ロール、10…引取りロー
ル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00
Claims (5)
- 【請求項1】 ダイの直下に冷却されたニップロールを
配置し、ダイから溶融状態で押し出された板状の結晶性
熱可塑性樹脂を前記ニップロールで挟圧しながら一次冷
却して、前記板状の結晶性熱可塑性樹脂の表面を硬化さ
せた後、前記板状の結晶性熱可塑性樹脂をさらにニップ
ロールの下方に設置された水槽に導いて冷却することを
特徴とする結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方
法。 - 【請求項2】 前記水槽内には水槽内に導かれた前記板
状の結晶性熱可塑性樹脂の方向転換を行うためのロール
が設けられ、該水槽内のロールに接するまでに、前記板
状の結晶性熱可塑性樹脂の肉厚の少なくとも1/8の領
域が、融点以下になるように前記ニップロールの温度及
び前記水槽内の水温を制御する請求項1に記載の結晶性
熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法。 - 【請求項3】 使用する結晶性熱可塑性樹脂の硬度が、
デュロメータD硬さで55以下である請求項1又は請求
項2に記載の結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方
法。 - 【請求項4】 ダイを備えた押出機と、前記ダイの直下
に配置された冷却用のニップロールと、前記ニップロー
ルの下方に設置されるとともに前記ダイから真下に押し
出された板状の結晶性熱可塑性樹脂が垂直となるような
位置で接するロールが水中に装備された水槽と、引取り
ロールとを備えた結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製
造装置。 - 【請求項5】 前記ニップロールは、内部から冷却され
る構造であり、ロール表面にメッキあるいはフッ素樹脂
コーティングが施されている請求項4に記載の結晶性熱
可塑性樹脂板又はシートの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11165671A JP2000351148A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11165671A JP2000351148A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000351148A true JP2000351148A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15816824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11165671A Pending JP2000351148A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 結晶性熱可塑性樹脂板又はシートの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000351148A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007125792A1 (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-08 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | 繊維強化樹脂ストランドの製造装置 |
| JP2016198957A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 日立金属株式会社 | 未架橋ゴムテープ冷却装置 |
| CN109483844A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-19 | 苏州聚复高分子材料有限公司 | 一种高分子材料结晶度控制装置及其在挤出加工过程中的应用方法 |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP11165671A patent/JP2000351148A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007125792A1 (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-08 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | 繊維強化樹脂ストランドの製造装置 |
| US8147635B2 (en) | 2006-04-28 | 2012-04-03 | Kobe Steel, Ltd. | Manufacturing apparatus of fiber-reinforced resin strand |
| JP2016198957A (ja) * | 2015-04-10 | 2016-12-01 | 日立金属株式会社 | 未架橋ゴムテープ冷却装置 |
| CN109483844A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-19 | 苏州聚复高分子材料有限公司 | 一种高分子材料结晶度控制装置及其在挤出加工过程中的应用方法 |
| CN109483844B (zh) * | 2018-12-28 | 2023-10-10 | 苏州聚复高分子材料有限公司 | 一种高分子材料结晶度控制装置及其在挤出加工过程中的应用方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050715 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051129 |