JP2000351575A - ワイヤロープ断線検出装置 - Google Patents
ワイヤロープ断線検出装置Info
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- JP2000351575A JP2000351575A JP11160666A JP16066699A JP2000351575A JP 2000351575 A JP2000351575 A JP 2000351575A JP 11160666 A JP11160666 A JP 11160666A JP 16066699 A JP16066699 A JP 16066699A JP 2000351575 A JP2000351575 A JP 2000351575A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スチールワイヤロープに残留磁化が生じない
ようにすると共に、経験を必要とすることなくスチール
ワイヤロープの断線を精度良くしかも簡便に検出するこ
とができるワイヤロープ断線検出装置を提供する。 【解決手段】 スチールワイヤロープの外周にセンサ部
コイルホルダを介して巻き付けられるようにした励磁コ
イル3,4及び検出コイル5を備えたセンサ14と、セ
ンサ14の励磁コイル3,4に交流電流I0を加える正
弦波発振器10及び正弦波発振器10からの交流電流I
0の位相を変える位相シフタ13を備えた励磁回路部7
と、検出コイル5からの検出信号VC及び位相シフタ1
3からの搬送波信号VWをもとに位相検波信号VFを求
める位相検波回路16と、位相検波回路16からの位相
検波信号VFをもとに低周波の断線検出信号VLを得る
ローパスフィルタ17と、ローパスフィルタ17からの
断線検出信号VLをもとに点灯する異常表示ランプ19
等を備える。
ようにすると共に、経験を必要とすることなくスチール
ワイヤロープの断線を精度良くしかも簡便に検出するこ
とができるワイヤロープ断線検出装置を提供する。 【解決手段】 スチールワイヤロープの外周にセンサ部
コイルホルダを介して巻き付けられるようにした励磁コ
イル3,4及び検出コイル5を備えたセンサ14と、セ
ンサ14の励磁コイル3,4に交流電流I0を加える正
弦波発振器10及び正弦波発振器10からの交流電流I
0の位相を変える位相シフタ13を備えた励磁回路部7
と、検出コイル5からの検出信号VC及び位相シフタ1
3からの搬送波信号VWをもとに位相検波信号VFを求
める位相検波回路16と、位相検波回路16からの位相
検波信号VFをもとに低周波の断線検出信号VLを得る
ローパスフィルタ17と、ローパスフィルタ17からの
断線検出信号VLをもとに点灯する異常表示ランプ19
等を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部の素線の断線
を非破壊で検査し得るようにした、ワイヤロープ断線検
出装置に関するものである。
を非破壊で検査し得るようにした、ワイヤロープ断線検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スチールワイヤロープには、多くの種類
や構造があり、用途に応じて適宜選定が行われている。
や構造があり、用途に応じて適宜選定が行われている。
【0003】而して、現在クレーン等で最も一般的に使
用されているものは多くの素線をより合せてストランド
(子縄)を形成し、このストランドを鋼芯の周りにより
合せたストランドロープであるが、このストランド型の
スチールワイヤロープの破断事故が近年、かなりの件数
発生している。
用されているものは多くの素線をより合せてストランド
(子縄)を形成し、このストランドを鋼芯の周りにより
合せたストランドロープであるが、このストランド型の
スチールワイヤロープの破断事故が近年、かなりの件数
発生している。
【0004】鋼芯のスチールワイヤロープが破断する場
合には、従来の繊維芯のロープに比較して、損傷が外部
よりも内部で先行して進行するという特徴がある。その
ため、内部から生じた素線の断線は徐々に外部へ進行
し、最終的にスチールワイヤロープの切断に至る場合が
多く、従って、従来の外観観察を主とするスチールワイ
ヤロープの検査では、適切な損傷評価が不可能なことが
指摘されている。このため、近年非破壊により内部の素
線が断線しているか否かを検査する検査装置が必要とな
っている。
合には、従来の繊維芯のロープに比較して、損傷が外部
よりも内部で先行して進行するという特徴がある。その
ため、内部から生じた素線の断線は徐々に外部へ進行
し、最終的にスチールワイヤロープの切断に至る場合が
多く、従って、従来の外観観察を主とするスチールワイ
ヤロープの検査では、適切な損傷評価が不可能なことが
指摘されている。このため、近年非破壊により内部の素
線が断線しているか否かを検査する検査装置が必要とな
っている。
【0005】非破壊により内部の素線が断線しているか
否かを検査するための装置として、最も適しているのは
X線検査装置であるが、X線検査装置は高価であると共
にその取り扱いに専門の技術が必要であり、簡便に利用
できないという問題があった。
否かを検査するための装置として、最も適しているのは
X線検査装置であるが、X線検査装置は高価であると共
にその取り扱いに専門の技術が必要であり、簡便に利用
できないという問題があった。
【0006】このため、簡便に利用できる装置として図
7に示すように、電磁探傷により漏洩磁束を検出するよ
うにしたワイヤロープ断線検出装置が提案されている。
図7に示す装置は、2つ割のヨークaを備えてスチール
ワイヤロープbの外周を包囲し得るようにしたセンサホ
ルダcに、スチールワイヤロープbを磁化するようにし
た永久磁石d,eを、スチールワイヤロープbの長手方
向に所要の間隔を置いて設け、更に永久磁石d,eのス
チールワイヤロープb長手方向中間部において、スチー
ルワイヤロープbからの漏洩磁束を検出するようにした
検出コイルfをスチールワイヤロープbを包囲するよう
に設けた構成を有している。
7に示すように、電磁探傷により漏洩磁束を検出するよ
うにしたワイヤロープ断線検出装置が提案されている。
図7に示す装置は、2つ割のヨークaを備えてスチール
ワイヤロープbの外周を包囲し得るようにしたセンサホ
ルダcに、スチールワイヤロープbを磁化するようにし
た永久磁石d,eを、スチールワイヤロープbの長手方
向に所要の間隔を置いて設け、更に永久磁石d,eのス
チールワイヤロープb長手方向中間部において、スチー
ルワイヤロープbからの漏洩磁束を検出するようにした
検出コイルfをスチールワイヤロープbを包囲するよう
に設けた構成を有している。
【0007】上記図7のワイヤロープ断線検出装置によ
れば、永久磁石d,eによりスチールワイヤロープbが
強く磁化され、スチールワイヤロープbに断線がある
と、その断線部分から磁束が漏洩するので、この漏洩磁
束が検出コイルfによって検出され、この検出コイルf
で検出した計測信号を処理することにより、スチールワ
イヤロープbの断線を検出するようにしている。なお、
図7中、g,hは磁束である。
れば、永久磁石d,eによりスチールワイヤロープbが
強く磁化され、スチールワイヤロープbに断線がある
と、その断線部分から磁束が漏洩するので、この漏洩磁
束が検出コイルfによって検出され、この検出コイルf
で検出した計測信号を処理することにより、スチールワ
イヤロープbの断線を検出するようにしている。なお、
図7中、g,hは磁束である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ワイヤロープ断線検出装置によれば、下記のごとき問題
がある。
ワイヤロープ断線検出装置によれば、下記のごとき問題
がある。
【0009】i)ヨークaを用いているので効率良くス
チールワイヤロープbを磁化するためには、永久磁石
d,eは強力なものが必要となる。このため、スチール
ワイヤロープbに残留磁化が生じて鉄粉等が付着し、検
査後の運転中に、スチールワイヤロープbが鉄粉等との
摩擦により損傷を生ずる虞れがある。
チールワイヤロープbを磁化するためには、永久磁石
d,eは強力なものが必要となる。このため、スチール
ワイヤロープbに残留磁化が生じて鉄粉等が付着し、検
査後の運転中に、スチールワイヤロープbが鉄粉等との
摩擦により損傷を生ずる虞れがある。
【0010】ii)検出コイルfで検出される計測信号
のS/N比(信号SとノイズNの比)が低くて雑音信号
が多いため、断線に基づいた断線情報を判別して取り出
すのが大変困難であり、従って、信号を読み取るのに経
験を必要とし、手軽に利用できない。
のS/N比(信号SとノイズNの比)が低くて雑音信号
が多いため、断線に基づいた断線情報を判別して取り出
すのが大変困難であり、従って、信号を読み取るのに経
験を必要とし、手軽に利用できない。
【0011】本発明は、上述の実情に鑑み、スチールワ
イヤロープに残留磁化が生じないようにすると共に、経
験を必要とすることなしにスチールワイヤロープの断線
を精度良く、しかも簡便に検出することができるワイヤ
ロープ断線検出装置を提供することを目的としてなした
ものである。
イヤロープに残留磁化が生じないようにすると共に、経
験を必要とすることなしにスチールワイヤロープの断線
を精度良く、しかも簡便に検出することができるワイヤ
ロープ断線検出装置を提供することを目的としてなした
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のワイヤロープ断線検出装置は、センサと、
励磁回路部及び位相検波回路部を有する信号処理回路と
を備え、センサは、スチールワイヤロープの外周にスチ
ールワイヤロープに対し相対移動可能に設けたセンサ部
コイルホルダと、該センサ部コイルホルダの軸方向前後
にセンサ部コイルホルダ外周に巻き付けられるよう設け
た一対の直列接続された励磁コイルと、前後の励磁コイ
ルの間に位置するよう前記センサ部コイルホルダの外周
に巻き付けられてスチールワイヤロープの漏洩磁束を検
出し得るようにした検出コイルとを備え、前記信号処理
回路の励磁回路部は、前記励磁コイルに交流電流を加え
る正弦波発生器と、前記励磁コイルに並列接続されると
共に前記正弦波発振器からの交流電流の位相を変え得る
ようにした位相シフタとを備え、前記信号処理回路の位
相検波回路部は、前記検出コイルからの検出信号と位相
シフタからの搬送波信号とを掛けて位相検波信号を得る
位相検波回路と、該位相検波回路からの位相検波信号か
ら高周波成分を遮断して低周波成分の信号を断線検出信
号として出力するようにしたローパスフィルタと、該ロ
ーパスフィルタから断線検出信号が出力されたら警報を
発する警報手段若しくは、異常表示を行う異常表示手段
のうち、少くとも何れか一方の手段を備えたものであ
る。
に、本発明のワイヤロープ断線検出装置は、センサと、
励磁回路部及び位相検波回路部を有する信号処理回路と
を備え、センサは、スチールワイヤロープの外周にスチ
ールワイヤロープに対し相対移動可能に設けたセンサ部
コイルホルダと、該センサ部コイルホルダの軸方向前後
にセンサ部コイルホルダ外周に巻き付けられるよう設け
た一対の直列接続された励磁コイルと、前後の励磁コイ
ルの間に位置するよう前記センサ部コイルホルダの外周
に巻き付けられてスチールワイヤロープの漏洩磁束を検
出し得るようにした検出コイルとを備え、前記信号処理
回路の励磁回路部は、前記励磁コイルに交流電流を加え
る正弦波発生器と、前記励磁コイルに並列接続されると
共に前記正弦波発振器からの交流電流の位相を変え得る
ようにした位相シフタとを備え、前記信号処理回路の位
相検波回路部は、前記検出コイルからの検出信号と位相
シフタからの搬送波信号とを掛けて位相検波信号を得る
位相検波回路と、該位相検波回路からの位相検波信号か
ら高周波成分を遮断して低周波成分の信号を断線検出信
号として出力するようにしたローパスフィルタと、該ロ
ーパスフィルタから断線検出信号が出力されたら警報を
発する警報手段若しくは、異常表示を行う異常表示手段
のうち、少くとも何れか一方の手段を備えたものであ
る。
【0013】又、本発明は、回転自在な軸と、該軸に対
し平行に配設されると共に内部にスチールワイヤロープ
を挿通させ得るようにした駆動可能な中空円筒軸とを有
するコイル巻き付け装置を備え、前記軸の一端部には、
軸方向3個所に夫々別個にコイルが巻き付けられた巻き
付け用コイルホルダが着脱自在に設けられ、前記中空円
筒軸の一端部には、円周方向へ複数に分割されてスチー
ルワイヤロープを包囲するよう中空円筒軸の一端に着脱
自在に設けられ且つ前記巻き付け用コイルホルダから巻
き戻されたコイルを軸方向3個所で励磁用コイル及び検
出コイルとして使用し得るようにすべく別個に巻き取り
得るようにした巻き取り用コイルホルダが設けられたも
のである。
し平行に配設されると共に内部にスチールワイヤロープ
を挿通させ得るようにした駆動可能な中空円筒軸とを有
するコイル巻き付け装置を備え、前記軸の一端部には、
軸方向3個所に夫々別個にコイルが巻き付けられた巻き
付け用コイルホルダが着脱自在に設けられ、前記中空円
筒軸の一端部には、円周方向へ複数に分割されてスチー
ルワイヤロープを包囲するよう中空円筒軸の一端に着脱
自在に設けられ且つ前記巻き付け用コイルホルダから巻
き戻されたコイルを軸方向3個所で励磁用コイル及び検
出コイルとして使用し得るようにすべく別個に巻き取り
得るようにした巻き取り用コイルホルダが設けられたも
のである。
【0014】本発明では、スチールワイヤロープに断線
がある場合には、検出コイルにより漏洩磁束が検出さ
れ、この漏洩磁束が検出信号として搬送波信号と共に処
理されて断線検出信号が求められ、断線検出信号をもと
に警報手段から警報が発せられたり、異常表示手段が表
示される。
がある場合には、検出コイルにより漏洩磁束が検出さ
れ、この漏洩磁束が検出信号として搬送波信号と共に処
理されて断線検出信号が求められ、断線検出信号をもと
に警報手段から警報が発せられたり、異常表示手段が表
示される。
【0015】本発明では、スチールワイヤロープに残留
磁化が生じることがないため、スチールワイヤロープに
鉄粉等が付着することがなく、従って、検査後の運転時
にスチールワイヤロープが鉄粉等との摩耗により損傷を
生ずる虞れがない。
磁化が生じることがないため、スチールワイヤロープに
鉄粉等が付着することがなく、従って、検査後の運転時
にスチールワイヤロープが鉄粉等との摩耗により損傷を
生ずる虞れがない。
【0016】又、断線検出信号を高いS/Nで容易に取
り出すことが可能となり、従って、信号を読み取るのに
経験を必要とせず、手軽に利用することができる。
り出すことが可能となり、従って、信号を読み取るのに
経験を必要とせず、手軽に利用することができる。
【0017】更にセンサは従来品よりもコンパクトで取
り扱いが容易であり、検出精度も良好となり、更に又ス
チールワイヤ速度の走査速度に関係なく、正確且つ確実
にスチールワイヤロープの断線を検出することができ
る。
り扱いが容易であり、検出精度も良好となり、更に又ス
チールワイヤ速度の走査速度に関係なく、正確且つ確実
にスチールワイヤロープの断線を検出することができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しつつ説明する。
図面を参照しつつ説明する。
【0019】図1〜図6は発明の実施の形態の一例を示
す。
す。
【0020】図1、2、4において、図中、1は二つ割
に形成されると共にスチールワイヤロープ2の外周を包
囲してスチールワイヤロープ2に組み付け得るようにし
た非磁性のセンサ部コイルホルダであり、スチールワイ
ヤロープ2はセンサ部コイルホルダ1に対し長手方向へ
移動し得るようになっている。
に形成されると共にスチールワイヤロープ2の外周を包
囲してスチールワイヤロープ2に組み付け得るようにし
た非磁性のセンサ部コイルホルダであり、スチールワイ
ヤロープ2はセンサ部コイルホルダ1に対し長手方向へ
移動し得るようになっている。
【0021】センサ部コイルホルダ1の外周には、長手
方向両端側に励磁コイル3,4を巻き付けられるように
なっており、センサ部コイルホルダ1の長手方向中間部
には、励磁コイル3,4間に位置するよう、検出コイル
5を巻き付け得るようになっている。而して、励磁コイ
ル3,4の巻き方向は同一方向であり、巻き数も同じで
ある。
方向両端側に励磁コイル3,4を巻き付けられるように
なっており、センサ部コイルホルダ1の長手方向中間部
には、励磁コイル3,4間に位置するよう、検出コイル
5を巻き付け得るようになっている。而して、励磁コイ
ル3,4の巻き方向は同一方向であり、巻き数も同じで
ある。
【0022】励磁コイル3,4を励磁して励磁コイル
3,4間に図2に示すような磁束6を発生させるための
励磁回路部及び検出コイル5からの信号を処理する位相
検波回路部は図3に示されており、図中、7は励磁回路
部、8は位相検波回路である。而して、励磁回路部7及
び位相検波回路部8により信号処理回路が構成され、信
号処理回路は図1に示す信号処理ユニット本体9内に収
納されている。
3,4間に図2に示すような磁束6を発生させるための
励磁回路部及び検出コイル5からの信号を処理する位相
検波回路部は図3に示されており、図中、7は励磁回路
部、8は位相検波回路である。而して、励磁回路部7及
び位相検波回路部8により信号処理回路が構成され、信
号処理回路は図1に示す信号処理ユニット本体9内に収
納されている。
【0023】励磁回路部7は、基準となる最適周波数の
交流電流I0=E0sinωtを励磁電流として出力す
るようにした正弦波発振器10と、正弦波発振器10よ
りの信号からノイズを除去するためのノイズフィルタ1
1と、ノイズフィルタ11からの信号を増幅するための
増幅器12と、ノイズフィルタ11からの信号の位相を
シフトするため増幅器12に対し並列配置された位相シ
フタ13とを備えており、増幅器12からはセンサ14
の直列接続された励磁コイル3,4に励磁電流I0を供
給し得るようになっている。ここでE0は電圧、ωは角
速度、tは時間である。
交流電流I0=E0sinωtを励磁電流として出力す
るようにした正弦波発振器10と、正弦波発振器10よ
りの信号からノイズを除去するためのノイズフィルタ1
1と、ノイズフィルタ11からの信号を増幅するための
増幅器12と、ノイズフィルタ11からの信号の位相を
シフトするため増幅器12に対し並列配置された位相シ
フタ13とを備えており、増幅器12からはセンサ14
の直列接続された励磁コイル3,4に励磁電流I0を供
給し得るようになっている。ここでE0は電圧、ωは角
速度、tは時間である。
【0024】位相検波回路部8は、センサ14の検出コ
イル5により検出された検出信号VC(=E1sin
(ωt+θ))からノイズを除去するためのノイズフィ
ルタ15と、ノイズフィルタ15からの検出信号と位相
シフタ13からの搬送波信号VWとを掛けて位相検波を
行う位相検波回路16と、位相検波回路16からの位相
検波信号VFのうち高周波成分を除去して、低周波の断
線検出信号VLを得るためのローパスフィルタ17と、
ローパスフィルタ17からの断線検出信号VLを増幅し
て図6に示すごとき電圧の断線検出信号VL’を得るた
めの増幅器18と、増幅器18からの断線検出信号V
L’を表示するアナログメータ41と、断線信号VL’
を外部へ出力するための計測端子42と、増幅器18か
らのアナログ信号である断線検出信号VL’が一定の値
(しきい値)を越えたことを判別する判定回路20と、
判定回路20からのデジタル信号VDにより鳴るように
したブザー21を備えている。
イル5により検出された検出信号VC(=E1sin
(ωt+θ))からノイズを除去するためのノイズフィ
ルタ15と、ノイズフィルタ15からの検出信号と位相
シフタ13からの搬送波信号VWとを掛けて位相検波を
行う位相検波回路16と、位相検波回路16からの位相
検波信号VFのうち高周波成分を除去して、低周波の断
線検出信号VLを得るためのローパスフィルタ17と、
ローパスフィルタ17からの断線検出信号VLを増幅し
て図6に示すごとき電圧の断線検出信号VL’を得るた
めの増幅器18と、増幅器18からの断線検出信号V
L’を表示するアナログメータ41と、断線信号VL’
を外部へ出力するための計測端子42と、増幅器18か
らのアナログ信号である断線検出信号VL’が一定の値
(しきい値)を越えたことを判別する判定回路20と、
判定回路20からのデジタル信号VDにより鳴るように
したブザー21を備えている。
【0025】スチールワイヤロープ2の断線検出に際し
てセンサ部コイルホルダ1には、図1、2、4に示すご
とく、励磁コイル3,4及び検出コイル5が巻き付けら
れるが、この励磁コイル3,4及び検出コイル5の巻き
付けには、図5に示すごときコイル巻き付け装置22が
使用される。
てセンサ部コイルホルダ1には、図1、2、4に示すご
とく、励磁コイル3,4及び検出コイル5が巻き付けら
れるが、この励磁コイル3,4及び検出コイル5の巻き
付けには、図5に示すごときコイル巻き付け装置22が
使用される。
【0026】すなわち、コイル巻き付け装置22の枠体
23には、上下に配置した軸受24を介して、回転可能
に縦軸25が設けられており、縦軸25の上端には、接
続治具26を介して、円筒状の巻き付け用コイルホルダ
27を着脱自在に取り付け得るようになっている。而し
て、巻き付け用コイルホルダ27の外周には、上下方向
の3個所においてコイル28を巻き付け得るようになっ
ている。
23には、上下に配置した軸受24を介して、回転可能
に縦軸25が設けられており、縦軸25の上端には、接
続治具26を介して、円筒状の巻き付け用コイルホルダ
27を着脱自在に取り付け得るようになっている。而し
て、巻き付け用コイルホルダ27の外周には、上下方向
の3個所においてコイル28を巻き付け得るようになっ
ている。
【0027】枠体23には、縦軸25と平行に、中空円
筒軸29が縦向きに設置されていると共に、中空円筒軸
29は、枠体23の上下に配置した回転自在なローラ3
0により、その外周を円周方向4個所で回転可能に支持
されるようになっており、中空円筒軸29の上端には、
図1、2、4に示すセンサ部コイルホルダ1となる巻き
取り用コイルホルダ31が着脱自在に取り付けられてい
る。
筒軸29が縦向きに設置されていると共に、中空円筒軸
29は、枠体23の上下に配置した回転自在なローラ3
0により、その外周を円周方向4個所で回転可能に支持
されるようになっており、中空円筒軸29の上端には、
図1、2、4に示すセンサ部コイルホルダ1となる巻き
取り用コイルホルダ31が着脱自在に取り付けられてい
る。
【0028】巻き取り用コイルホルダ31は二つ割で、
中空円筒軸29の上端に取り付けることにより、円筒形
に構成されるようになっており、巻き取り用コイルホル
ダ31及び中空円筒軸29内には、スチールワイヤロー
プ2を挿通し得るようになっている。
中空円筒軸29の上端に取り付けることにより、円筒形
に構成されるようになっており、巻き取り用コイルホル
ダ31及び中空円筒軸29内には、スチールワイヤロー
プ2を挿通し得るようになっている。
【0029】又、巻き付け用コイルホルダ27から巻き
戻されたコイル28は、巻き取り用コイルホルダ31に
対し上下方向の3個所において、巻き取られるようにな
っている。
戻されたコイル28は、巻き取り用コイルホルダ31に
対し上下方向の3個所において、巻き取られるようにな
っている。
【0030】枠体23には、縦向きの直流ギヤードモー
タ32が配置されており、直流ギヤードモータ32の上
端出力軸には、タイミングベルト用プーリ33が外嵌固
定されている。
タ32が配置されており、直流ギヤードモータ32の上
端出力軸には、タイミングベルト用プーリ33が外嵌固
定されている。
【0031】枠体23には、上下には位置した軸受34
を介して、回転可能に動力伝達用の縦軸35が設けられ
ており、縦軸35の上端には、タイミングベルト用プー
リ36が外嵌、固定されている。而して、タイミングベ
ルト用プーリ33,36には無端状のタイミングベルト
37が巻き掛けられている。
を介して、回転可能に動力伝達用の縦軸35が設けられ
ており、縦軸35の上端には、タイミングベルト用プー
リ36が外嵌、固定されている。而して、タイミングベ
ルト用プーリ33,36には無端状のタイミングベルト
37が巻き掛けられている。
【0032】縦軸35の高さ方向中間部には、摩擦駆動
ローラ38が外嵌、固定されており、摩擦駆動ローラ3
8の外周は、中空円筒軸29の高さ方向中間部外周に当
接して中空円筒軸29を回転駆動し得るようになってい
る。
ローラ38が外嵌、固定されており、摩擦駆動ローラ3
8の外周は、中空円筒軸29の高さ方向中間部外周に当
接して中空円筒軸29を回転駆動し得るようになってい
る。
【0033】巻き取り用コイルホルダ31にコイル28
を巻き取る際に中空円筒軸29及び巻き取り用コイルホ
ルダ31内に挿通されたスチールワイヤロープ2を固定
するため、スチールワイヤロープ2の巻き取り用コイル
ホルダ31よりも上方部には、二つ割のワイヤロープ固
定金具39を取り付け得るようになっており、二つ割さ
れたワイヤロープ固定金具39の一方は、枠体23から
立設させた支柱40に固設されている。
を巻き取る際に中空円筒軸29及び巻き取り用コイルホ
ルダ31内に挿通されたスチールワイヤロープ2を固定
するため、スチールワイヤロープ2の巻き取り用コイル
ホルダ31よりも上方部には、二つ割のワイヤロープ固
定金具39を取り付け得るようになっており、二つ割さ
れたワイヤロープ固定金具39の一方は、枠体23から
立設させた支柱40に固設されている。
【0034】なお、図1中、41はアナログメータ、4
2は計測用端子、43はコンセント、図5中、44はコ
イル28の巻き取り用コイルホルダ31に対する巻き数
カウンタ、45はモータ用コード、46は巻き数カウン
タ用コード、47はコンセントである。
2は計測用端子、43はコンセント、図5中、44はコ
イル28の巻き取り用コイルホルダ31に対する巻き数
カウンタ、45はモータ用コード、46は巻き数カウン
タ用コード、47はコンセントである。
【0035】次に、本発明の作動について説明する。
【0036】スチールワイヤロープ2の素線の断線を検
査する場合には、図5に示す巻き取り用コイルホルダ3
1にコイル28を巻き取って、図1、2、4に示すごと
きセンサ部コイルホルダ1を構成する必要があるため、
3段にコイル28の巻き付けられている巻き付け用コイ
ルホルダ27を接続治具26を介して縦軸25の上端に
接続する。
査する場合には、図5に示す巻き取り用コイルホルダ3
1にコイル28を巻き取って、図1、2、4に示すごと
きセンサ部コイルホルダ1を構成する必要があるため、
3段にコイル28の巻き付けられている巻き付け用コイ
ルホルダ27を接続治具26を介して縦軸25の上端に
接続する。
【0037】又、スチールワイヤロープ2が挿通された
中空円筒軸29の上端に、スチールワイヤロープ2を包
囲するよう、二つ割の巻き取り用コイルホルダ31を接
続すると共にスチールワイヤロープ2に二つ割のワイヤ
ロープ固定金具39を取り付けてスチールワイヤロープ
2を枠体23に対し固定する。
中空円筒軸29の上端に、スチールワイヤロープ2を包
囲するよう、二つ割の巻き取り用コイルホルダ31を接
続すると共にスチールワイヤロープ2に二つ割のワイヤ
ロープ固定金具39を取り付けてスチールワイヤロープ
2を枠体23に対し固定する。
【0038】更に、3段に亘って巻き付け用コイルホル
ダ27に巻き付けられているコイル28を巻き付け用コ
イルホルダ27から巻き戻してその先端を停止している
巻き取り用コイルホルダ31の上、中、下段3個所に巻
き掛け、直流ギヤードモータ32を駆動する。このた
め、動力は、タイミングベルト用プーリ33、タイミン
グベルト37、タイミングベルト用プーリ36、縦軸3
5、摩擦駆動ローラ38から中空円筒軸29へ伝達さ
れ、中空円筒軸29が摩擦駆動されて回転する。
ダ27に巻き付けられているコイル28を巻き付け用コ
イルホルダ27から巻き戻してその先端を停止している
巻き取り用コイルホルダ31の上、中、下段3個所に巻
き掛け、直流ギヤードモータ32を駆動する。このた
め、動力は、タイミングベルト用プーリ33、タイミン
グベルト37、タイミングベルト用プーリ36、縦軸3
5、摩擦駆動ローラ38から中空円筒軸29へ伝達さ
れ、中空円筒軸29が摩擦駆動されて回転する。
【0039】中空円筒軸29が回転すると、該中空円筒
軸29と一体的に巻き取り用コイルホルダ31も回転す
るため、巻き付け用コイルホルダ27に巻き付けられて
いるコイル28は、巻き取り用コイルホルダ31に巻き
取られているコイル28により引張られ、このため、縦
軸25及び巻き付け用コイルホルダ27は、巻き取り用
コイルホルダ31側のコイル28の張力により、回転し
つつコイル28を巻き戻し、巻き戻されたコイル28は
巻き取り用コイルホルダ31に高速で正確に巻き取られ
る。巻き取り用コイルホルダ31に巻き取られたコイル
28の巻き数は、巻き数カウンタ44によりカウントさ
れるため、巻き数も正確になる。
軸29と一体的に巻き取り用コイルホルダ31も回転す
るため、巻き付け用コイルホルダ27に巻き付けられて
いるコイル28は、巻き取り用コイルホルダ31に巻き
取られているコイル28により引張られ、このため、縦
軸25及び巻き付け用コイルホルダ27は、巻き取り用
コイルホルダ31側のコイル28の張力により、回転し
つつコイル28を巻き戻し、巻き戻されたコイル28は
巻き取り用コイルホルダ31に高速で正確に巻き取られ
る。巻き取り用コイルホルダ31に巻き取られたコイル
28の巻き数は、巻き数カウンタ44によりカウントさ
れるため、巻き数も正確になる。
【0040】所要巻き数のコイル28が巻き取り用コイ
ルホルダ31の上、中、下段部に3段に亘り巻き取られ
ると、直流ギヤードモータ32は停止されて、コイル2
8の巻き取り用コイルホルダ31への巻き取りが終了す
る。このため、巻き取り用コイルホルダ31は、中空円
筒軸29から取り外され、スチールワイヤロープ2を固
定しているワイヤロープ固定金具39も取り外される。
このとき、巻き取り用コイルホルダ31は、スチールワ
イヤロープ2に外嵌された状態となる。
ルホルダ31の上、中、下段部に3段に亘り巻き取られ
ると、直流ギヤードモータ32は停止されて、コイル2
8の巻き取り用コイルホルダ31への巻き取りが終了す
る。このため、巻き取り用コイルホルダ31は、中空円
筒軸29から取り外され、スチールワイヤロープ2を固
定しているワイヤロープ固定金具39も取り外される。
このとき、巻き取り用コイルホルダ31は、スチールワ
イヤロープ2に外嵌された状態となる。
【0041】又、巻き取り用コイルホルダ31の上下段
部に巻き取られたコイル28は、巻き取り部が電気的に
直列状態となるよう接続されると共に、一端部は励磁回
路部7の増幅器12出側に接続され且つ他端側はアース
され、巻き取り用コイルホルダ31の中段部に巻き取ら
れたコイル28は、一端部が位相検波回路部8のノイズ
フィルタ11側に接続され且つ他端側はアースされる
(図3参照)。
部に巻き取られたコイル28は、巻き取り部が電気的に
直列状態となるよう接続されると共に、一端部は励磁回
路部7の増幅器12出側に接続され且つ他端側はアース
され、巻き取り用コイルホルダ31の中段部に巻き取ら
れたコイル28は、一端部が位相検波回路部8のノイズ
フィルタ11側に接続され且つ他端側はアースされる
(図3参照)。
【0042】以上で、スチールワイヤロープ2に外嵌さ
れたセンサ部コイルホルダ1外周に励磁コイル3,4及
び検出コイル5が巻き付けられたセンサ14が構成され
ると共に、センサ14は励磁回路部7及び位相検波回路
部8に接続されてワイヤロープ断線検出装置が形成され
る。
れたセンサ部コイルホルダ1外周に励磁コイル3,4及
び検出コイル5が巻き付けられたセンサ14が構成され
ると共に、センサ14は励磁回路部7及び位相検波回路
部8に接続されてワイヤロープ断線検出装置が形成され
る。
【0043】ワイヤロープ断線検出装置の全体の外形形
状は図1に示すような姿をしている。而して、検査に際
してはコンセント43を電源に差し込み、スイッチをオ
ンにし、例えばセンサ部コイルホルダ1を固定してお
き、スチールワイヤロープ2をセンサ部コイルホルダ1
に対し移動させつつ検査を行うか、或いはスチールワイ
ヤロープ2は走査させず、センサ部コイルホルダ1をス
チールワイヤロープ2の長手方向へ移動させることによ
り、検査を行う。
状は図1に示すような姿をしている。而して、検査に際
してはコンセント43を電源に差し込み、スイッチをオ
ンにし、例えばセンサ部コイルホルダ1を固定してお
き、スチールワイヤロープ2をセンサ部コイルホルダ1
に対し移動させつつ検査を行うか、或いはスチールワイ
ヤロープ2は走査させず、センサ部コイルホルダ1をス
チールワイヤロープ2の長手方向へ移動させることによ
り、検査を行う。
【0044】検査時には、図3に示す正弦波発振器10
からは、励磁電流として交流電流I0が出力され、励磁
電流はノイズフィルタ11を通りノイズを除去されて励
磁コイル3,4へと給電される。
からは、励磁電流として交流電流I0が出力され、励磁
電流はノイズフィルタ11を通りノイズを除去されて励
磁コイル3,4へと給電される。
【0045】このため、励磁コイル3,4が励磁されて
スチールワイヤロープ2には図2に示すごとく磁束6が
発生する。而して、スチールワイヤロープ2の素線に断
線が無い場合には、スチールワイヤロープ2には漏洩磁
束が生じず、検出コイル5には殆んど電流が流れること
はないので、検出コイル5からの検出信号VC(図3参
照)は小さく安定しており、よって位相検波回路16か
らローパスフィルタ17を経て増幅器18から出力され
る信号はしきい値よりもごく小さいため、異常表示ラン
プ19は点灯せず、ブザー21も鳴ることはない。従っ
て、この場合には、スチールワイヤロープ2素線に断線
が生じていないものと判定される。
スチールワイヤロープ2には図2に示すごとく磁束6が
発生する。而して、スチールワイヤロープ2の素線に断
線が無い場合には、スチールワイヤロープ2には漏洩磁
束が生じず、検出コイル5には殆んど電流が流れること
はないので、検出コイル5からの検出信号VC(図3参
照)は小さく安定しており、よって位相検波回路16か
らローパスフィルタ17を経て増幅器18から出力され
る信号はしきい値よりもごく小さいため、異常表示ラン
プ19は点灯せず、ブザー21も鳴ることはない。従っ
て、この場合には、スチールワイヤロープ2素線に断線
が生じていないものと判定される。
【0046】スチールワイヤロープ2の素線に断線があ
る場合には、その断線部からは図2に示すごとく漏洩磁
束6aが生じる。このため、スチールワイヤロープ2の
漏洩磁束6aが発生している箇所が検出コイル5の部分
を通過する際には、検出コイル5からの信号VC(E1
sin(ωt+θ))(ここではE1は電圧、θは位相
遅れである)のE1が変化する。検出信号VCはノイズ
フィルタ15でノイズを除去されて位相検波回路16へ
与えられる。
る場合には、その断線部からは図2に示すごとく漏洩磁
束6aが生じる。このため、スチールワイヤロープ2の
漏洩磁束6aが発生している箇所が検出コイル5の部分
を通過する際には、検出コイル5からの信号VC(E1
sin(ωt+θ))(ここではE1は電圧、θは位相
遅れである)のE1が変化する。検出信号VCはノイズ
フィルタ15でノイズを除去されて位相検波回路16へ
与えられる。
【0047】一方、正弦波発振器10から出力された交
流電流I0は、上述のごとく励磁コイル3,4に与えら
れて励磁電流として作用すると共に、常時位相シフタ1
3へ与えられ、位相シフタ13では、基準となる信号E
0sinωtを0〜180度位相を変えて搬送波信号V
W(=sinωt)が求められ、この搬送波信号VWは
位相検波回路16へ与えられる。
流電流I0は、上述のごとく励磁コイル3,4に与えら
れて励磁電流として作用すると共に、常時位相シフタ1
3へ与えられ、位相シフタ13では、基準となる信号E
0sinωtを0〜180度位相を変えて搬送波信号V
W(=sinωt)が求められ、この搬送波信号VWは
位相検波回路16へ与えられる。
【0048】位相検波回路16では、検出信号E1(s
inωt+θ)と搬送波信号sinωtが掛算されるこ
とにより、E1sin(2ωt+θ)+E1cosθの
位相検波信号VFが求められ、求められた位相検波信号
VFはローパスフィルタ17に出力される。
inωt+θ)と搬送波信号sinωtが掛算されるこ
とにより、E1sin(2ωt+θ)+E1cosθの
位相検波信号VFが求められ、求められた位相検波信号
VFはローパスフィルタ17に出力される。
【0049】このときの位相検波信号VFのE1sin
(2ωt+θ)は高周波成分、E1cosθは直流成分
であるので、位相検波信号E1sin(2ωt+θ)+
E1cosθをローパスフィルタ17に通して高周波成
分を遮断すると、ローパスフィルタ17からは、信号の
直流成分が断線検出信号VLとして出力されて増幅器1
8へ与えられ、増幅器18での増幅により、アナログ信
号である断線検出信号VL’(図6参照)が得られる。
(2ωt+θ)は高周波成分、E1cosθは直流成分
であるので、位相検波信号E1sin(2ωt+θ)+
E1cosθをローパスフィルタ17に通して高周波成
分を遮断すると、ローパスフィルタ17からは、信号の
直流成分が断線検出信号VLとして出力されて増幅器1
8へ与えられ、増幅器18での増幅により、アナログ信
号である断線検出信号VL’(図6参照)が得られる。
【0050】断線検出信号VL’は、アナログメータ4
1へ与えられて信号レベルを表示させると共に同時に判
別回路20へ与えられる。スチールワイヤロープ2の素
線に断線がある場合には、断線検出信号VL’はしきい
値を越えているため、判別回路20が動作し、判別回路
20からのデジタル信号VDによりブザー21を鳴ら
し、異常表示ランプを点灯させる。
1へ与えられて信号レベルを表示させると共に同時に判
別回路20へ与えられる。スチールワイヤロープ2の素
線に断線がある場合には、断線検出信号VL’はしきい
値を越えているため、判別回路20が動作し、判別回路
20からのデジタル信号VDによりブザー21を鳴ら
し、異常表示ランプを点灯させる。
【0051】このようにしてスチールワイヤロープ2の
素線に断線があることを非破壊で検出することができ
る。
素線に断線があることを非破壊で検出することができ
る。
【0052】本発明の実施の形態例においては、スチー
ルワイヤロープ2を磁化するのに交流電流を用いており
永久磁石が不要となるため、スチールワイヤロープ2に
残留磁化が生じることがない。このため、スチールワイ
ヤロープ2に鉄粉等が付着することがなく、検査後の運
転中に、スチールワイヤロープ2が鉄粉等の摩擦により
損傷を生ずる虞れがない。
ルワイヤロープ2を磁化するのに交流電流を用いており
永久磁石が不要となるため、スチールワイヤロープ2に
残留磁化が生じることがない。このため、スチールワイ
ヤロープ2に鉄粉等が付着することがなく、検査後の運
転中に、スチールワイヤロープ2が鉄粉等の摩擦により
損傷を生ずる虞れがない。
【0053】又、本発明の実施の形態においては、励磁
コイル3,4及び検出コイル5は、ヨークに取り付ける
のではなく、スチールワイヤロープ2の外周にセンサ部
コイルホルダ1を介して巻き付けるようにしているた
め、スチールワイヤロープ2の断面形状や振動による影
響を受けずに、断線検出信号VL’を高いS/N比で容
易に取り出すことが可能となり、従って、信号を読み取
るのに経験を必要とせず、手軽に利用することができ
る。
コイル3,4及び検出コイル5は、ヨークに取り付ける
のではなく、スチールワイヤロープ2の外周にセンサ部
コイルホルダ1を介して巻き付けるようにしているた
め、スチールワイヤロープ2の断面形状や振動による影
響を受けずに、断線検出信号VL’を高いS/N比で容
易に取り出すことが可能となり、従って、信号を読み取
るのに経験を必要とせず、手軽に利用することができ
る。
【0054】又、センサ14においては、センサ部コイ
ルホルダ1の長さは約100mmであり、全体の重量は
約500g程度であるため、従来品に比較して大幅にコ
ンパクトとなり、従って取り扱いを容易に行うことがで
き、検出精度も良好である。
ルホルダ1の長さは約100mmであり、全体の重量は
約500g程度であるため、従来品に比較して大幅にコ
ンパクトとなり、従って取り扱いを容易に行うことがで
き、検出精度も良好である。
【0055】更に、励磁コイル3,4に作用させる電圧
を搬送波として検出コイル5で検出した信号と掛け合わ
せ、得られた信号をローパスフィルタ17で処理した後
断線検出信号VL’を得るようにしているため、スチー
ルワイヤロープ2の走査速度に全く影響が生じず、又ス
チールワイヤロープ2を走査させなくてもワイヤロープ
断線検査装置を移動させることにより検査を行うことも
できる。
を搬送波として検出コイル5で検出した信号と掛け合わ
せ、得られた信号をローパスフィルタ17で処理した後
断線検出信号VL’を得るようにしているため、スチー
ルワイヤロープ2の走査速度に全く影響が生じず、又ス
チールワイヤロープ2を走査させなくてもワイヤロープ
断線検査装置を移動させることにより検査を行うことも
できる。
【0056】なお、本発明は上述の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更を加え得ることは勿論である。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0057】
【発明の効果】本発明のワイヤロープ断線検出装置によ
れば、下記のごとき種々の優れた効果を奏し得る。
れば、下記のごとき種々の優れた効果を奏し得る。
【0058】I)スチールワイヤロープを磁化するのに
交流電流を用いており、永久磁石が不要となるため、ス
チールワイヤロープに残留磁化が生じることがなく、従
って、スチールワイヤロープに鉄粉等が付着することが
なく、検査後の運転中に、スチールワイヤロープが鉄粉
等との摩擦により損傷を生ずる虞れがない。
交流電流を用いており、永久磁石が不要となるため、ス
チールワイヤロープに残留磁化が生じることがなく、従
って、スチールワイヤロープに鉄粉等が付着することが
なく、検査後の運転中に、スチールワイヤロープが鉄粉
等との摩擦により損傷を生ずる虞れがない。
【0059】II)励磁コイルはヨークに取り付けるの
ではなく、スチールワイヤロープの外周にコイルホルダ
を介して巻き付けるようにしているため、スチールワイ
ヤロープの断面形状や振動による影響を受けずに断線信
号を高いS/N比で容易に取り出すことが可能となり、
従って、信号を読み取るのに経験を必要とせず、手軽に
利用することができる。
ではなく、スチールワイヤロープの外周にコイルホルダ
を介して巻き付けるようにしているため、スチールワイ
ヤロープの断面形状や振動による影響を受けずに断線信
号を高いS/N比で容易に取り出すことが可能となり、
従って、信号を読み取るのに経験を必要とせず、手軽に
利用することができる。
【0060】III)センサは従来品よりも大幅にコン
パクトにできるため、取り扱いを容易に行うことが可能
となると共に検出精度も良好になる。
パクトにできるため、取り扱いを容易に行うことが可能
となると共に検出精度も良好になる。
【0061】IV)スチールワイヤロープの走査速度に
関係なく、正確且つ確実にスチールワイヤロープの断線
を検出することができる。
関係なく、正確且つ確実にスチールワイヤロープの断線
を検出することができる。
【図1】本発明のワイヤロープ断線検出装置の全体的な
外形を示す斜視図である。
外形を示す斜視図である。
【図2】本発明のワイヤロープ断線検出装置において、
スチールワイヤロープの素線の断線を検出する原理を示
す概要図である。
スチールワイヤロープの素線の断線を検出する原理を示
す概要図である。
【図3】本発明のワイヤロープ断線検出装置に用いる信
号処理回路のブロック図である。
号処理回路のブロック図である。
【図4】本発明のワイヤロープ断線検出装置において、
センサ部コイルホルダに励磁コイル及び検出コイルを巻
き付けた状態を示す斜視図である。
センサ部コイルホルダに励磁コイル及び検出コイルを巻
き付けた状態を示す斜視図である。
【図5】本発明のワイヤロープ断線検出装置において、
スチールワイヤロープの外周に設けたセンサ部コイルホ
ルダの外周に励磁コイル及び検出コイルを巻き付けるた
めのコイル巻き付け装置の縦断面図である。
スチールワイヤロープの外周に設けたセンサ部コイルホ
ルダの外周に励磁コイル及び検出コイルを巻き付けるた
めのコイル巻き付け装置の縦断面図である。
【図6】本発明のワイヤロープ断線検出装置において、
最終的に得られる断線信号を示すグラフである。
最終的に得られる断線信号を示すグラフである。
【図7】従来のワイヤロープ断線検出装置を示す縦断概
要図である。
要図である。
1 センサ部コイルホルダ 2 スチールワイヤロープ 3 励磁コイル 4 励磁コイル 5 検出コイル 6a 漏洩磁束 7 励磁回路部 8 位相検波回路部 10 正弦波発振器 13 位相シフタ 14 センサ 16 位相検波回路 17 ローパスフィルタ 19 異常表示ランプ(異常表示手段) 21 ブザー(警報手段) 22 コイル巻き付け装置 25 縦軸(軸) 27 巻き付け用コイルホルダ 28 コイル 29 中空円筒軸 31 巻き取り用コイルホルダ I0 交流電流 VW 搬送波信号 VF 位相検波信号 VC 検出信号 VL’断線検出信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧本 英敏 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 永田 宏一郎 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 Fターム(参考) 3F027 DA22 EA09 FA01
Claims (2)
- 【請求項1】 センサと、励磁回路部及び位相検波回路
部を有する信号処理回路とを備え、 センサは、 スチールワイヤロープの外周にスチールワイヤロープに
対し相対移動可能に設けたセンサ部コイルホルダと、該
センサ部コイルホルダの軸方向前後にセンサ部コイルホ
ルダ外周に巻き付けられるよう設けた一対の直列接続さ
れた励磁コイルと、前後の励磁コイルの間に位置するよ
う前記センサ部コイルホルダの外周に巻き付けられてス
チールワイヤロープの漏洩磁束を検出し得るようにした
検出コイルとを備え、 前記信号処理回路の励磁回路部は、 前記励磁コイルに交流電流を加える正弦波発生器と、前
記励磁コイルに並列接続されると共に前記正弦波発振器
からの交流電流の位相を変え得るようにした位相シフタ
とを備え、 前記信号処理回路の位相検波回路部は、 前記検出コイルからの検出信号と位相シフタからの搬送
波信号とを掛けて位相検波信号を得る位相検波回路と、
該位相検波回路からの位相検波信号から高周波成分を遮
断して低周波成分の信号を断線検出信号として出力する
ようにしたローパスフィルタと、該ローパスフィルタか
ら断線検出信号が出力されたら警報を発する警報手段若
しくは、異常表示を行う異常表示手段のうち、少くとも
何れか一方の手段を備えたことを特徴とするワイヤロー
プ断線検出装置。 - 【請求項2】 回転自在な軸と、該軸に対し平行に配設
されると共に内部にスチールワイヤロープを挿通させ得
るようにした駆動可能な中空円筒軸とを有するコイル巻
き付け装置を備え、 前記軸の一端部には、軸方向3個所に夫々別個にコイル
が巻き付けられた巻き付け用コイルホルダが着脱自在に
設けられ、 前記中空円筒軸の一端部には、円周方向へ複数に分割さ
れてスチールワイヤロープを包囲するよう中空円筒軸の
一端に着脱自在に設けられ且つ前記巻き付け用コイルホ
ルダから巻き戻されたコイルを軸方向3個所で励磁用コ
イル及び検出コイルとして使用し得るようにすべく別個
に巻き取り得るようにした巻き取り用コイルホルダが設
けられた請求項1に記載のワイヤロープ断線検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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