JP2000352055A - 補強盛土及びその構築方法 - Google Patents
補強盛土及びその構築方法Info
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- JP2000352055A JP2000352055A JP11165843A JP16584399A JP2000352055A JP 2000352055 A JP2000352055 A JP 2000352055A JP 11165843 A JP11165843 A JP 11165843A JP 16584399 A JP16584399 A JP 16584399A JP 2000352055 A JP2000352055 A JP 2000352055A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 法面保護材の高さ寸法に影響を受けずに
盛土補強材の敷設間隔を任意に設定できる、盛土の締固
性と施工性、経済性を同時に満足させることができる、
補強盛土の構築技術を提供することにある。 【解決手段】 法面保護材20の背面に分割盛土層
11a,11bを階層的に構築しつつ、法面保護材20
を構成する起立部22の中途に接続した盛土補強材30
を分割盛土層11a,11b間に介在させる。
盛土補強材の敷設間隔を任意に設定できる、盛土の締固
性と施工性、経済性を同時に満足させることができる、
補強盛土の構築技術を提供することにある。 【解決手段】 法面保護材20の背面に分割盛土層
11a,11bを階層的に構築しつつ、法面保護材20
を構成する起立部22の中途に接続した盛土補強材30
を分割盛土層11a,11b間に介在させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は法面保護材と盛土補
強材を用いた補強盛土の構築技術に関する。
強材を用いた補強盛土の構築技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示す如く階層的に土砂を転圧して
盛土層a1,a2,a3,…anを構築しつつ、各盛土層a1,
a2,a3,…anの間にジオテキスタイルやジオグリッド
等の盛土補強材b1,b2,b3,…bnを介在させて補強盛
土cを構築することが知られている。
盛土層a1,a2,a3,…anを構築しつつ、各盛土層a1,
a2,a3,…anの間にジオテキスタイルやジオグリッド
等の盛土補強材b1,b2,b3,…bnを介在させて補強盛
土cを構築することが知られている。
【0003】また補強盛土cの構築にあたって、各盛土
層a1,a2,a3,…の転圧前に断面略L字形を呈する法面
保護材dを敷設して積み上げると共に、該法面保護材b
の水平部に盛土補強材b1,b2,b3,…bnを接続して法
面部を保護することも知られている。
層a1,a2,a3,…の転圧前に断面略L字形を呈する法面
保護材dを敷設して積み上げると共に、該法面保護材b
の水平部に盛土補強材b1,b2,b3,…bnを接続して法
面部を保護することも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の補強盛
土cの構築技術には次のような課題がある。
土cの構築技術には次のような課題がある。
【0005】(イ) 法面保護材dはエキスパンドメタ
ル等の軽量網材で形成され、その水平部と起立部の間に
補強用の斜材eが接続されている。法面保護材dの斜材
eは起立部の孕み出し防止に役立つものの、転圧用マシ
ン通行の障害となり、各盛土層a1,a2,a3,…の法先部
を十分に締め固めることが難しい。殊に、法面保護材d
の隅部は、締め固めが不足し易い。
ル等の軽量網材で形成され、その水平部と起立部の間に
補強用の斜材eが接続されている。法面保護材dの斜材
eは起立部の孕み出し防止に役立つものの、転圧用マシ
ン通行の障害となり、各盛土層a1,a2,a3,…の法先部
を十分に締め固めることが難しい。殊に、法面保護材d
の隅部は、締め固めが不足し易い。
【0006】(ロ) 法先部の土砂の締め固めが不十分
であると、上位の法面保護材dが下位の盛土に陥没して
前方に倒れるため、法面部表面の形状が乱れる。またこ
れを放置すると、法面部の崩落事故を誘発する危険があ
る。
であると、上位の法面保護材dが下位の盛土に陥没して
前方に倒れるため、法面部表面の形状が乱れる。またこ
れを放置すると、法面部の崩落事故を誘発する危険があ
る。
【0007】(ハ) 盛土補強材bの敷設間隔は、法面
保護材dの高さ寸法hと等しく、また盛土補強材bの敷
設枚数は法面保護材dの数と等しい。そのため、各盛土
層a1,a2,a3,…の締固性を優先すれば、法面保護材d
の高さ寸法を小さく設計すればよいが、その反面、法面
保護材dの使用数が増加することによる材料費の負担増
や、工程サイクル数が増すことによる施工性の犠牲を強
いられる。反対に、法面保護材dの高さ寸法を大きく設
計して、材料費や施工性を配慮すると、各盛土層a1,a
2,a3,…の締固性が犠牲になり、これらを同時に満足さ
せることが技術的に困難である。
保護材dの高さ寸法hと等しく、また盛土補強材bの敷
設枚数は法面保護材dの数と等しい。そのため、各盛土
層a1,a2,a3,…の締固性を優先すれば、法面保護材d
の高さ寸法を小さく設計すればよいが、その反面、法面
保護材dの使用数が増加することによる材料費の負担増
や、工程サイクル数が増すことによる施工性の犠牲を強
いられる。反対に、法面保護材dの高さ寸法を大きく設
計して、材料費や施工性を配慮すると、各盛土層a1,a
2,a3,…の締固性が犠牲になり、これらを同時に満足さ
せることが技術的に困難である。
【0008】(ニ) 盛土補強材bの敷設間隔は、法面
保護材dの高さ寸法hに制限を受けるため、盛土途中で
盛土補強材bの敷設間隔を変更する場合は、高さ寸法の
異なる法面保護材dを使用しなければならず、その対応
に経済的負担が大きくなる。
保護材dの高さ寸法hに制限を受けるため、盛土途中で
盛土補強材bの敷設間隔を変更する場合は、高さ寸法の
異なる法面保護材dを使用しなければならず、その対応
に経済的負担が大きくなる。
【0009】(ホ) 各盛土層a1,a2,a3,…の層厚が
大きい場合は、層厚を管理しながら何回かに分けて転圧
作業を行っているが、この層厚管理に手数がかかり面倒
である。
大きい場合は、層厚を管理しながら何回かに分けて転圧
作業を行っているが、この層厚管理に手数がかかり面倒
である。
【0010】(へ) 盛土補強材bを法面保護材dの水
平部に接続する手段としては、種々の専用連結具が提案
されている。何れの連結具にあっても、各部材b,dと
の接続作業に多くの時間と労力を要するといった共通の
欠点がある。
平部に接続する手段としては、種々の専用連結具が提案
されている。何れの連結具にあっても、各部材b,dと
の接続作業に多くの時間と労力を要するといった共通の
欠点がある。
【0011】(ト) 経済環境の激変等に伴い、施工の
経済性を図ることが社会的要請として今後益々強まる傾
向にある。このような環境下において、安全性を犠牲に
することなく、社会的要請に応えられる盛土技術の提案
が切望されている。
経済性を図ることが社会的要請として今後益々強まる傾
向にある。このような環境下において、安全性を犠牲に
することなく、社会的要請に応えられる盛土技術の提案
が切望されている。
【0012】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、盛土の締固性と施工性、
経済性を同時に満足させることができる、補強盛土の構
築技術を提供することにある。さらに本発明の他の目的
は、法面保護材の高さ寸法に影響を受けずに盛土補強材
の敷設間隔を任意に設定できる、補強盛土の構築技術を
提供することにある。
で、その目的とするところは、盛土の締固性と施工性、
経済性を同時に満足させることができる、補強盛土の構
築技術を提供することにある。さらに本発明の他の目的
は、法面保護材の高さ寸法に影響を受けずに盛土補強材
の敷設間隔を任意に設定できる、補強盛土の構築技術を
提供することにある。
【0013】
【0014】請求項1に係る発明は、階層的に構築した
各盛土層間に帯状の盛土補強材が介在し、該盛土補強材
の一端が各盛土層の法先を覆う断面略L字形の法面保護
材に接続した補強盛土において、法面保護材を構成する
起立部の中途に盛土補強材の一端が接続ていて、前記盛
土補強材の上下面が分割して構築した分割盛土層に介在
して挟持されていることを特徴とする、補強盛土であ
る。
各盛土層間に帯状の盛土補強材が介在し、該盛土補強材
の一端が各盛土層の法先を覆う断面略L字形の法面保護
材に接続した補強盛土において、法面保護材を構成する
起立部の中途に盛土補強材の一端が接続ていて、前記盛
土補強材の上下面が分割して構築した分割盛土層に介在
して挟持されていることを特徴とする、補強盛土であ
る。
【0015】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
補強盛土において、各法面保護材を構成する起立部に、
高さ方向に間隔を隔てて複数の盛土補強材が接続してい
ることを特徴とする、補強盛土である。
補強盛土において、各法面保護材を構成する起立部に、
高さ方向に間隔を隔てて複数の盛土補強材が接続してい
ることを特徴とする、補強盛土である。
【0016】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
補強盛土において、複数の法面保護材の起立部に接続し
た盛土補強材の間隔が不均一であることを特徴とする、
補強盛土でである。
補強盛土において、複数の法面保護材の起立部に接続し
た盛土補強材の間隔が不均一であることを特徴とする、
補強盛土でである。
【0017】請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求
項3の何れかに記載の補強盛土において、法面保護材が
水平部と起立部とからなり、前記水平部と起立部で画成
される空間域に,該水平部と起立部との間を接続する部
材が存在しないことを特徴とする、補強盛土である。
項3の何れかに記載の補強盛土において、法面保護材が
水平部と起立部とからなり、前記水平部と起立部で画成
される空間域に,該水平部と起立部との間を接続する部
材が存在しないことを特徴とする、補強盛土である。
【0018】請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求
項4の何れかに記載の補強盛土において、法面保護材の
起立部と盛土補強材との間が連結具を介在して接続さ
れ、該連結具が前記起立部と盛土補強材に掛止可能な複
数のフックを具備することを特徴とする、補強盛土であ
る。
項4の何れかに記載の補強盛土において、法面保護材の
起立部と盛土補強材との間が連結具を介在して接続さ
れ、該連結具が前記起立部と盛土補強材に掛止可能な複
数のフックを具備することを特徴とする、補強盛土であ
る。
【0019】請求項6に係る発明は、階層的に盛土層を
構築しながら各盛土層の法先に断面略L字形の法面保護
材を設置し、該法面保護材に接続した帯状の盛土補強材
を盛土層に埋設させて構築する補強盛土の構築方法にお
いて、法面保護材を構成する起立部の中途に盛土補強材
の一端を接続し、法面保護材の背面に分割盛土層を階層
的に構築し、前記盛土補強材を分割盛土層間に介在させ
て挟持することを特徴とする、補強盛土の構築方法であ
る。
構築しながら各盛土層の法先に断面略L字形の法面保護
材を設置し、該法面保護材に接続した帯状の盛土補強材
を盛土層に埋設させて構築する補強盛土の構築方法にお
いて、法面保護材を構成する起立部の中途に盛土補強材
の一端を接続し、法面保護材の背面に分割盛土層を階層
的に構築し、前記盛土補強材を分割盛土層間に介在させ
て挟持することを特徴とする、補強盛土の構築方法であ
る。
【0020】請求項7に係る発明は、階層的に盛土層を
構築しながら各盛土層の法先に断面略L字形の法面保護
材を設置し、該法面保護材に接続した帯状の盛土補強材
を各盛土層間に介在させて構築する補強盛土の構築方法
において、法面保護材を設置する工程と、前記法面保護
材の背面側に分割盛土層を構築する工程と、前記法面保
護材を構成する起立部の中途に接続した盛土補強材を、
前記分割盛土層の上面に敷設する工程と、前記法面保護
材の背面側に分割盛土層を構築して盛土補強材を挟持す
る工程とからなり、前記工程を繰り返して構築すること
を特徴とする、補強盛土の構築方法である。
構築しながら各盛土層の法先に断面略L字形の法面保護
材を設置し、該法面保護材に接続した帯状の盛土補強材
を各盛土層間に介在させて構築する補強盛土の構築方法
において、法面保護材を設置する工程と、前記法面保護
材の背面側に分割盛土層を構築する工程と、前記法面保
護材を構成する起立部の中途に接続した盛土補強材を、
前記分割盛土層の上面に敷設する工程と、前記法面保護
材の背面側に分割盛土層を構築して盛土補強材を挟持す
る工程とからなり、前記工程を繰り返して構築すること
を特徴とする、補強盛土の構築方法である。
【0021】請求項8に係る発明は、請求項6又は請求
7に記載の補強盛土の構築方法において、各法面保護材
の起立部に、高さ方向に間隔を隔てて複数の盛土補強材
を接続すると共に、前記各盛土補強材を分割盛土層で挟
持することを特徴とする、補強盛土である。
7に記載の補強盛土の構築方法において、各法面保護材
の起立部に、高さ方向に間隔を隔てて複数の盛土補強材
を接続すると共に、前記各盛土補強材を分割盛土層で挟
持することを特徴とする、補強盛土である。
【0022】請求項9に係る発明は、請求項6又は請求
7に記載の補強盛土の構築方法において、階層的に積み
上げた複数の法面保護材の起立部に盛土補強材を不均一
の間隔で接続することを特徴とする、補強盛土の構築方
法である。
7に記載の補強盛土の構築方法において、階層的に積み
上げた複数の法面保護材の起立部に盛土補強材を不均一
の間隔で接続することを特徴とする、補強盛土の構築方
法である。
【0023】請求項10に係る発明は、請求項6乃至請
求項9の何れかに記載の補強盛土の構築方法において、
法面保護材の起立部と盛土補強材との間を連結具で接続
し、該連結具が前記起立部と盛土補強材に掛止可能な複
数のフックを具備することを特徴とする、補強盛土であ
る。
求項9の何れかに記載の補強盛土の構築方法において、
法面保護材の起立部と盛土補強材との間を連結具で接続
し、該連結具が前記起立部と盛土補強材に掛止可能な複
数のフックを具備することを特徴とする、補強盛土であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
に係る一実施の形態について説明する。
に係る一実施の形態について説明する。
【0025】〈イ〉補強盛土の構築資材 図1に補強盛土10の施工中の斜視図を示し、図2に完
成した補強盛土10の断面図を示す。補強盛土10の構
築にあたっては、以下に詳述する法面保護材20、盛土
補強材30、連結具40を使用する。
成した補強盛土10の断面図を示す。補強盛土10の構
築にあたっては、以下に詳述する法面保護材20、盛土
補強材30、連結具40を使用する。
【0026】<ロ>法面保護材 法面保護材20は水平部21と起立部22を一体に形成
する断面略L字形を呈するユニットで、その素材は、エ
キスパンドメタル、溶接金網、有孔板、プレキャスト板
等の適用が可能である。従来の法面保護材は水平部と起
立部の間に斜材が存在していたが、本発明で使用する法
面保護材20はこの斜材が存在しない。すなわち、水平
部21と起立部22の間に画成される空間域に、両者2
1,22間を接続する補強用の横断部材が存在せず、隅
部まで土砂を充填して締め固めできるようになってい
る。
する断面略L字形を呈するユニットで、その素材は、エ
キスパンドメタル、溶接金網、有孔板、プレキャスト板
等の適用が可能である。従来の法面保護材は水平部と起
立部の間に斜材が存在していたが、本発明で使用する法
面保護材20はこの斜材が存在しない。すなわち、水平
部21と起立部22の間に画成される空間域に、両者2
1,22間を接続する補強用の横断部材が存在せず、隅
部まで土砂を充填して締め固めできるようになってい
る。
【0027】法面保護材20が軽量な網体で形成する場
合は、図1に示すように起立部21の頂部に補強を主目
的とする剛性キャップ23を装着するとよい。また実際
の施工に当たっては、土砂の流出防止や植生を図る為、
法面保護材20に不織布や植生シート等を被覆する場合
も有る。
合は、図1に示すように起立部21の頂部に補強を主目
的とする剛性キャップ23を装着するとよい。また実際
の施工に当たっては、土砂の流出防止や植生を図る為、
法面保護材20に不織布や植生シート等を被覆する場合
も有る。
【0028】<ハ>盛土補強材 盛土補強材30はジオテキスタイル、ジオグリッド等の
引張強度が大きい公知のネット、またはシート状物で、
法面保護材20を構成する起立部22の控え部材として
機能する。
引張強度が大きい公知のネット、またはシート状物で、
法面保護材20を構成する起立部22の控え部材として
機能する。
【0029】<ニ>連結具 本発明では、法面保護材20を構成する起立部22の任
意の高さ(位置)に盛土補強材30を接続することを目
的として、連結具40を用いる。
意の高さ(位置)に盛土補強材30を接続することを目
的として、連結具40を用いる。
【0030】図3,4を基に説明すると、連結具40は
棒状又は板状の連接材41と、該連接材41の長手方向
と交差する方向で、かつ該連接材41の長辺側の両側か
らはみ出て配置した前フック42及び後フック43とよ
りなる。
棒状又は板状の連接材41と、該連接材41の長手方向
と交差する方向で、かつ該連接材41の長辺側の両側か
らはみ出て配置した前フック42及び後フック43とよ
りなる。
【0031】本例では所定の間隔を隔てて平行に配置し
た棒状の連接材41,41と、棒体の一端を鉤状に屈曲
して形成した各前・後フック42,43とを交差させて
配置し、この交差部を溶接して連結具40を形成した場
合を示す。
た棒状の連接材41,41と、棒体の一端を鉤状に屈曲
して形成した各前・後フック42,43とを交差させて
配置し、この交差部を溶接して連結具40を形成した場
合を示す。
【0032】前フック42は法面保護材20の起立部2
2に貫通して掛止可能な寸法に形成されていて、また後
フック43は盛土補強材30に貫通して掛止可能に形成
されている。
2に貫通して掛止可能な寸法に形成されていて、また後
フック43は盛土補強材30に貫通して掛止可能に形成
されている。
【0033】
【作用】つぎに補強盛土10の構築方法について説明す
る。
る。
【0034】<イ>第1盛土層の構築
【0035】[法面保護材の設置](図5のa) 路盤50に法面保護材20を設置し、その水平部21に
アンカー51を打設して固定する。
アンカー51を打設して固定する。
【0036】[分割盛土層の転圧](図5のa) 本発明は法面保護材20の起立部22の全高を一度に盛
土せず、複数回に分けて行う。具体的に説明すると、法
面保護材20の背面側の路盤50に土砂をまき出し、転
圧して分割盛土層11aを構築する。分割盛土層11a
の層厚は、起立部22が変形しない層厚以下とする。法
面保護材20の隅部は従来の斜材の如き障害物が存在し
ないので、隅部まで確実に締め固めすることができる。
また従来は路盤50に盛土補強材30を敷設した後に盛
土を行っていた。本発明では路盤50に直接盛土するた
め、路盤50に敷設していた盛土補強材30の敷設が不
要となる。
土せず、複数回に分けて行う。具体的に説明すると、法
面保護材20の背面側の路盤50に土砂をまき出し、転
圧して分割盛土層11aを構築する。分割盛土層11a
の層厚は、起立部22が変形しない層厚以下とする。法
面保護材20の隅部は従来の斜材の如き障害物が存在し
ないので、隅部まで確実に締め固めすることができる。
また従来は路盤50に盛土補強材30を敷設した後に盛
土を行っていた。本発明では路盤50に直接盛土するた
め、路盤50に敷設していた盛土補強材30の敷設が不
要となる。
【0037】[盛土補強材の接続](図5のa) 分割盛土層11aの上面に盛土補強材30を敷設し、前
記した連結具40を用いて法面保護材20の起立部22
の中途に盛土補強材30の一端を接続する。盛土補強材
30にアンカー51を打設して固定する。
記した連結具40を用いて法面保護材20の起立部22
の中途に盛土補強材30の一端を接続する。盛土補強材
30にアンカー51を打設して固定する。
【0038】図4を基にこの連結操作について詳述する
と、連結具40の複数の前フック42を法面保護材20
の起立部22の背面側から差し込んで掛止する。そして
連結具40の後フック43群を盛土補強材30の一端に
掛止した後、盛土補強材30の他端を図面右方へ引っ張
って弛みを無くす。このように連結具40の各フック4
2,43を夫々法面保護材20と盛土補強材30に掛止
する簡単な作業だけで盛土補強材30の接続作業が完了
する。
と、連結具40の複数の前フック42を法面保護材20
の起立部22の背面側から差し込んで掛止する。そして
連結具40の後フック43群を盛土補強材30の一端に
掛止した後、盛土補強材30の他端を図面右方へ引っ張
って弛みを無くす。このように連結具40の各フック4
2,43を夫々法面保護材20と盛土補強材30に掛止
する簡単な作業だけで盛土補強材30の接続作業が完了
する。
【0039】また法面保護材20に対する盛土補強材3
0の接続位置は、連結具40の掛止位置を変更すること
で任意の位置(高さ)に接続することができると共に、
盛土補強材30が分割盛土層11aの層厚管理材として
機能する為、別途に専用の層厚管理部材を必要としな
い。
0の接続位置は、連結具40の掛止位置を変更すること
で任意の位置(高さ)に接続することができると共に、
盛土補強材30が分割盛土層11aの層厚管理材として
機能する為、別途に専用の層厚管理部材を必要としな
い。
【0040】[分割盛土層の転圧](図5のb) 盛土補強材30の上面に土砂を転圧して分割盛土層11
bを構築する。この分割盛土層11bの転圧作業に際
し、法面保護材20の起立部22に締め固め力が作用す
る。この力は連結具40及び両分割盛土層11a,11
bに挟持された盛土補強材30を経由して支持されるた
め、起立部22は変形しない。
bを構築する。この分割盛土層11bの転圧作業に際
し、法面保護材20の起立部22に締め固め力が作用す
る。この力は連結具40及び両分割盛土層11a,11
bに挟持された盛土補強材30を経由して支持されるた
め、起立部22は変形しない。
【0041】以上説明した如く、法面保護材20の起立
部22の中途に盛土補強材30を接続しつつ、複数に分
けて構築した分割盛土層11a,11bで以って前記盛
土補強材30を挟持することで第1盛土層11の構築を
完了する。
部22の中途に盛土補強材30を接続しつつ、複数に分
けて構築した分割盛土層11a,11bで以って前記盛
土補強材30を挟持することで第1盛土層11の構築を
完了する。
【0042】<ロ>第2盛土層以降の構築 以降同様に第1盛土層11に第2盛土層12……を階層
的に構築する。すなわち、図5の(c),(d)に示す
ように、第1盛土層11の上面に法面保護材20を積み
上げた後、分割盛土層12aの転圧作業、連結具40を
用いた盛土補強材30の接続作業、分割盛土層12bの
転圧作業を行って第2盛土層12を構築する。そして最
終的に図2示すような補強盛土10を得る。
的に構築する。すなわち、図5の(c),(d)に示す
ように、第1盛土層11の上面に法面保護材20を積み
上げた後、分割盛土層12aの転圧作業、連結具40を
用いた盛土補強材30の接続作業、分割盛土層12bの
転圧作業を行って第2盛土層12を構築する。そして最
終的に図2示すような補強盛土10を得る。
【0043】尚、アンカー51は必須の部材ではなく、
省略する場合もある。また盛土補強材30の接続手段
は、連結具40に限定されるものではなく、他の公知の
接続手段を適用できることは勿論である。
省略する場合もある。また盛土補強材30の接続手段
は、連結具40に限定されるものではなく、他の公知の
接続手段を適用できることは勿論である。
【0044】
【発明の実施の形態2】以降に他の実施の形態について
説明するが、その説明に際し、前記した実施の形態1と
同一の部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略
する。
説明するが、その説明に際し、前記した実施の形態1と
同一の部位は同一の符号を付してその詳しい説明を省略
する。
【0045】図6は法面保護材20の起立部22の背面
に、高さ方向に間隔を隔てて複数の盛土補強材30を接
続して施工する他の実施の形態を示す。各盛土補強材3
0の接続手段として連結具40を用いる点は既述した実
施の形態1と同様である。
に、高さ方向に間隔を隔てて複数の盛土補強材30を接
続して施工する他の実施の形態を示す。各盛土補強材3
0の接続手段として連結具40を用いる点は既述した実
施の形態1と同様である。
【0046】本例にあっては、一回の法面保護材20の
敷設作業後、法面保護材20の背面側で、分割盛土層1
9a,19b,19c……の構築作業と盛土補強材30
の接続敷設作業とを複数回に亘って効率よく行うことが
できる。そのため、法面保護材20の大型化、高寸法化
が可能となり、経済的に施工することができる。
敷設作業後、法面保護材20の背面側で、分割盛土層1
9a,19b,19c……の構築作業と盛土補強材30
の接続敷設作業とを複数回に亘って効率よく行うことが
できる。そのため、法面保護材20の大型化、高寸法化
が可能となり、経済的に施工することができる。
【0047】
【発明の実施の形態3】図7に示すように、同一寸法の
法面保護材20を用いながら、盛土補強材30の敷設間
隔を自由に変えて施工しても良い、本例にあっては、土
質や法面勾配、二点鎖線で示した滑り線A等を考慮して
盛土補強材30の敷設間隔を自由に設定できる利点があ
る。
法面保護材20を用いながら、盛土補強材30の敷設間
隔を自由に変えて施工しても良い、本例にあっては、土
質や法面勾配、二点鎖線で示した滑り線A等を考慮して
盛土補強材30の敷設間隔を自由に設定できる利点があ
る。
【0048】
【発明の実施の形態4】以上は法面保護材20の水平部
21と起立部22の交差角度が鋭角である場合について
説明したが、直角の法面保護材20を用いて補強盛土1
0の法面を垂直に形成することも可能である。
21と起立部22の交差角度が鋭角である場合について
説明したが、直角の法面保護材20を用いて補強盛土1
0の法面を垂直に形成することも可能である。
【0049】
【発明の効果】本発明は次の効果を得ることができる。
【0050】(イ) 法面保護材の全高分の盛土層を複
数に分割して構築することと、法面保護材を構成する起
立部に盛土補強材を接続して埋設することを組み合わせ
ることで、これまで達成が困難であった、盛土の締固性
と施工性、経済性を同時に満足させることができる
数に分割して構築することと、法面保護材を構成する起
立部に盛土補強材を接続して埋設することを組み合わせ
ることで、これまで達成が困難であった、盛土の締固性
と施工性、経済性を同時に満足させることができる
【0051】(ロ) 法面保護材を構成する起立部に盛
土補強材を接続することで法面保護材の高さ寸法に影響
を受けずに盛土補強材の敷設間隔を任意に設定すること
ができる。
土補強材を接続することで法面保護材の高さ寸法に影響
を受けずに盛土補強材の敷設間隔を任意に設定すること
ができる。
【0052】(ハ) 前記(ロ)に加え、法面保護材の
起立部に複数の盛土補強材を接続して埋設可能であるか
ら、同一寸法の法面保護材を使用していながら、恰も異
なる寸法の法面保護材を用いたのと同等の如く、補強盛
土の法面勾配や滑り面などを考慮して最適な位置に盛土
補強材を埋設することができる。
起立部に複数の盛土補強材を接続して埋設可能であるか
ら、同一寸法の法面保護材を使用していながら、恰も異
なる寸法の法面保護材を用いたのと同等の如く、補強盛
土の法面勾配や滑り面などを考慮して最適な位置に盛土
補強材を埋設することができる。
【0053】(ニ) 法面保護材の隅部に斜材が存在し
ないので、盛土層の法先を十分に締め固めすることがで
き、補強盛土の法面部の安定性が格段に向上する。
ないので、盛土層の法先を十分に締め固めすることがで
き、補強盛土の法面部の安定性が格段に向上する。
【0054】(ホ) 盛土層の層厚管理を簡単かつ容易
に行うことができ、施工性及び経済性を大幅に向上する
ことができる。
に行うことができ、施工性及び経済性を大幅に向上する
ことができる。
【0055】(ヘ) 複数のフックを具備した連結具を
用いることで、法面保護材と盛土補強材を簡単な掛止操
作だけで接続することができる。
用いることで、法面保護材と盛土補強材を簡単な掛止操
作だけで接続することができる。
【0056】(ト) 図8に示す如く、従来の補強盛土
工においては、斜材eや連結具fを使用していたが、本
発明ではこのようなひとつの連結具で代用できるので、
使用器材の点数や取り付け手数を削減することができ
る。
工においては、斜材eや連結具fを使用していたが、本
発明ではこのようなひとつの連結具で代用できるので、
使用器材の点数や取り付け手数を削減することができ
る。
【図1】 本発明の実施の形態1に係る補強盛土の施工
状態の説明図
状態の説明図
【図2】 完成した補強盛土の断面図
【図3】 一部を省略した連結具の斜視図
【図4】 連結具による法面保護材と盛土補強材の接続
部の拡大断面図
部の拡大断面図
【図5】 補強盛土の構築方法の説明図
【図6】 法面保護材に複数の盛土補強材を接続した他
の実施の形態に係る補強盛土の部分断面図
の実施の形態に係る補強盛土の部分断面図
【図7】 盛土補強材の設置間隔を不均一にした他の実
施の形態に係る補強盛土の部分断面図
施の形態に係る補強盛土の部分断面図
【図8】 本発明が前提とする補強盛土の部分断面図
10 補強盛土 11a,12a 分割盛土 11b,12b 分割盛土 19a〜19c 分割盛土 20 法面保護材 21 水平部 22 起立部 23 剛性キャップ 30 盛土補強材 40 連結具 42 前フック 43 後フック 50 路盤 51 アンカー
Claims (10)
- 【請求項1】 階層的に構築した各盛土層間に帯状の
盛土補強材が介在し、該盛土補強材の一端が各盛土層の
法先を覆う断面略L字形の法面保護材に接続した補強盛
土において、 法面保護材を構成する起立部の中途に盛土補強材の一端
が接続ていて、 前記盛土補強材の上下面が分割して構築した分割盛土層
に介在して挟持されていることを特徴とする、 補強盛土。 - 【請求項2】 請求項1に記載の補強盛土において、
各法面保護材を構成する起立部に、高さ方向に間隔を隔
てて複数の盛土補強材が接続していることを特徴とす
る、補強盛土。 - 【請求項3】 請求項1に記載の補強盛土において、
複数の法面保護材の起立部に接続した盛土補強材の間隔
が不均一であることを特徴とする、補強盛土。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れかに記載
の補強盛土において、法面保護材が水平部と起立部とか
らなり、前記水平部と起立部で画成される空間域に,該
水平部と起立部との間を接続する補強用の横断部材が存
在しないことを特徴とする、補強盛土。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4の何れかに記載
の補強盛土において、法面保護材の起立部と盛土補強材
との間が連結具を介在して接続され、該連結具が前記起
立部と盛土補強材に掛止可能な複数のフックを具備する
ことを特徴とする、補強盛土。 - 【請求項6】 階層的に盛土層を構築しながら各盛土
層の法先に断面略L字形の法面保護材を設置し、該法面
保護材に接続した帯状の盛土補強材を盛土層に埋設させ
て構築する補強盛土の構築方法において、 法面保護材を構成する起立部の中途に盛土補強材の一端
を接続し、 法面保護材の背面に分割盛土層を階層的に構築し、 前記盛土補強材を分割盛土層間に介在させて挟持するこ
とを特徴とする、 補強盛土の構築方法。 - 【請求項7】 階層的に盛土層を構築しながら各盛土
層の法先に断面略L字形の法面保護材を設置し、該法面
保護材に接続した帯状の盛土補強材を各盛土層間に介在
させて構築する補強盛土の構築方法において、 法面保護材を設置する工程と、 前記法面保護材の背面側に分割盛土層を構築する工程
と、 前記法面保護材を構成する起立部の中途に接続した盛土
補強材を、前記分割盛土層の上面に敷設する工程と、 前記法面保護材の背面側に分割盛土層を構築して盛土補
強材を挟持する工程とからなり、 前記工程を繰り返して構築することを特徴とする、 補強盛土の構築方法。 - 【請求項8】 請求項6又は請求7に記載の補強盛土
の構築方法において、各法面保護材の起立部に、高さ方
向に間隔を隔てて複数の盛土補強材を接続すると共に、
前記各盛土補強材を分割盛土層で挟持することを特徴と
する、補強盛土。 - 【請求項9】 請求項6又は請求7に記載の補強盛土
の構築方法において、階層的に積み上げた複数の法面保
護材の起立部に盛土補強材を不均一の間隔で接続するこ
とを特徴とする、補強盛土の構築方法。 - 【請求項10】 請求項6乃至請求項9の何れかに記
載の補強盛土の構築方法において、法面保護材の起立部
と盛土補強材との間を連結具で接続し、該連結具が前記
起立部と盛土補強材に掛止可能な複数のフックを具備す
ることを特徴とする、補強盛土。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11165843A JP2000352055A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 補強盛土及びその構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11165843A JP2000352055A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 補強盛土及びその構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000352055A true JP2000352055A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15820063
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11165843A Pending JP2000352055A (ja) | 1999-06-11 | 1999-06-11 | 補強盛土及びその構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000352055A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016156149A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 盛土補強土壁工法用多段式仮抑え材およびその敷設方法 |
| JP2020533504A (ja) * | 2017-09-15 | 2020-11-19 | テンサー・テクノロジーズ・リミテッドTensar Technologies Limited | 鉄道用ジオエンジニアリング構造物 |
| CN116289922A (zh) * | 2023-03-24 | 2023-06-23 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 一种边坡回填压实约束装置及方法 |
-
1999
- 1999-06-11 JP JP11165843A patent/JP2000352055A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016156149A (ja) * | 2015-02-23 | 2016-09-01 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 盛土補強土壁工法用多段式仮抑え材およびその敷設方法 |
| JP2020533504A (ja) * | 2017-09-15 | 2020-11-19 | テンサー・テクノロジーズ・リミテッドTensar Technologies Limited | 鉄道用ジオエンジニアリング構造物 |
| JP7162057B2 (ja) | 2017-09-15 | 2022-10-27 | テンサー・テクノロジーズ・リミテッド | 鉄道軌道基礎用ジオエンジニアリング構造物 |
| US12123149B2 (en) | 2017-09-15 | 2024-10-22 | Tensar Technologies Limited | Geoengineering constructions for use in railways |
| CN116289922A (zh) * | 2023-03-24 | 2023-06-23 | 中国电建集团成都勘测设计研究院有限公司 | 一种边坡回填压实约束装置及方法 |
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