JP2000354536A - タイルカーペット及びタイルカーペットの製造方法 - Google Patents

タイルカーペット及びタイルカーペットの製造方法

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JP2000354536A
JP2000354536A JP11169518A JP16951899A JP2000354536A JP 2000354536 A JP2000354536 A JP 2000354536A JP 11169518 A JP11169518 A JP 11169518A JP 16951899 A JP16951899 A JP 16951899A JP 2000354536 A JP2000354536 A JP 2000354536A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クッション性を損なうことなく軽量化を図る
ことができ、しかも、環境上も問題となる虞の少ないタ
イルカーペットを提供する。 【解決手段】 本発明にかかるタイルカーペットは、カ
ーペット本体1の裏面側にガラス繊維層3を介して中間
樹脂層4が設けられ、更に、該中間樹脂層4の裏面側に
不織布層5を介して裏地用樹脂層6が設けられてなり、
しかも、前記中間樹脂層4及び裏地用樹脂層6がポリエ
チレン又はエチレン−酢酸ビニル共重合体から構成され
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイルカーペット
及びタイルカーペットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタイルカーペットとして
は、図5に示すものが知られている。即ち、同図に示す
如く、パイル2が植設されてなる基布7の裏面側に、中
間ポリ塩化ビニル樹脂層21が設けられ、更に、該ポリ
塩化ビニル樹脂層21の裏面側にガラス繊維層3を介し
て裏地用ポリ塩化ビニル樹脂層22が設けられてなるも
のである。
【0003】上記構成からなるタイルカーペットは、ガ
ラス繊維層3によって寸法安定性に優れたものとなり、
裏地用の樹脂によってノンスリップ効果を備え、しか
も、基布7の裏面側に設けられた中間ポリ塩化ビニル樹
脂層21と裏地用ポリ塩化ビニル樹脂層22というポリ
塩化ビニル樹脂層の二重構造により、ポリ塩化ビニル樹
脂の熱収縮によって発生するカーペットの反り上がりが
防止される。さらに、ポリ塩化ビニル樹脂層は、3〜4
mm程度の肉厚に設定され、その厚みによって、十分な
クッション性を備えたものとなるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タイルカー
ペットは、取扱いの容易化から軽量化が要望されてい
る。しかしながら、軽量化を図るべく、ポリ塩化ビニル
樹脂層を薄肉にすると、その分クッション性が損なわれ
ることになる。
【0005】一方、近年、ポリ塩化ビニル樹脂は、廃
棄、焼却処分すると、塩化水素ガスを大量に発生させ、
作業員の健康を害し、又酸性雨の原因になる等、その使
用が環境上問題となりつつある。
【0006】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みなされたもので、クッション性を損なうことなく軽量
化を図ることができ、しかも、環境上も問題となる虞の
少ないタイルカーペットを提供することを課題とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明にかかるタイルカーペットは、カーペット本体1
の裏面側にガラス繊維層3を介して中間樹脂層4が設け
られ、更に、該中間樹脂層4の裏面側に不織布層5を介
して裏地用樹脂層6が設けられてなり、しかも、前記中
間樹脂層4及び裏地用樹脂層6がポリエチレン又はエチ
レン−酢酸ビニル共重合体から構成されてなることを特
徴とする。上記構成からなるタイルカーペットにおいて
は、ポリ塩化ビニル樹脂を用いずに、ポリエチレン又は
エチレン−酢酸ビニル樹脂を使用するため、環境的に問
題となる虞も少ない。また、ポリ塩化ビニル等の樹脂よ
り極めて軽量な不織布5によって、十分なクッション性
を得ることができるので、中間樹脂層4又は裏地用樹脂
層6を薄肉とすることができ、軽量化を図ることができ
る。
【0008】また、本発明のタイルカーペットにおいて
は、前記裏地用樹脂層6の裏面側にエンボス加工が施さ
れてなるものが好ましい。上記構成を採用することによ
り、裏地用樹脂層6の裏面側のノンスリップ効果(滑り
難い効果)が向上し、接着剤を使用せずにタイルカーペ
ットを床、フローリング等に敷設しても、タイルカーペ
ットがスリップする虞も減少するのである。従って、接
着剤を用いることなく、床等に敷設することができ、家
庭用として好適なタイルカーペットとなるのである。
【0009】さらに、本発明のタイルカーペットにおい
ては、前記裏地用樹脂層6が、0.5mm以下の薄肉と
されてなるものが好ましく、又前記中間樹脂層4は、1
mm以下の薄肉とされてなるものが好ましい。上記構成
を採用することにより、従来の如く、裏地用ポリ塩化ビ
ニル樹脂層や中間ポリ塩化ビニル樹脂層を肉厚3〜4m
mとした場合に比して、十分な軽量化を図ることができ
る。
【0010】また、前記不織布層5の肉厚が5〜5.5
mmであるものが好ましい。上記構成を採用することに
より、十分なクッション性を維持することができる。特
に、裏地用樹脂層6を0.5mm以下とした場合や、中
間樹脂層4を1mm以下の薄肉とした場合であっても、
上記構成の不織布層5によって十分なクッション性を備
えることになり、軽量で且つクッション性に優れたタイ
ルカーペットとなるのである。
【0011】また、上記課題を解決すべく、本発明にか
かるタイルカーペットの製造方法は、カーペット本体1
の裏面側にガラス繊維布3が設けられた第一積層体10
と不織布5とを個別に搬送し、前記第一積層体10の前
記ガラス繊維布3側に、押し出し成形機により押し出さ
れたポリエチレン又はエチレン−酢酸ビニル共重合体を
介在させつつ前記不織布5を圧着して第二積層体11と
した後、更に、該第二積層体11の不織布5側に、押し
出し成形機により押し出されたポリエチレン又はエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を圧着することを特徴とする。
【0012】上記方法により、軽量でクッション性に優
れたタイルカーペット容易且つ迅速に製造することがで
きる。また、先ず、第一積層体10のガラス繊維布3側
に、押し出し成形機により押し出されたポリエチレン等
を介在させつつ不織布5を圧着することにより、カーペ
ット本体1の裏面からガラス繊維布3間、ガラス繊維布
3中、更に、不織布5の表面側にポリエチレン等を十分
に浸透させることができる。従って、例えば、全ての圧
着を同時に行う場合に比して、カーペット本体1とガラ
ス繊維布3及びガラス繊維布3と不織布5との剥離の少
ないタイルカーペットを製造することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。図1に示す如く、本実
施形態のタイルカーペットは、上面視略矩形の板状体
で、上面には、多数のループ状パイル2が立設されてな
る。図2は、図1のA−A断面図を示す。図2におい
て、1は、カーペット本体で、該本体1は、基布7にパ
イル2が植設されて構成される。前記カーペット本体1
の裏面側には、ガラス繊維製ヤーンの網状に織られた織
布(以下、「ネット3」という。)で構成されてなるガ
ラス繊維層3が設けられ、更に該ガラス繊維層3を介し
て、肉厚が0.8〜1mmに設定された中間樹脂層4が
設けられてなり、該中間樹脂層4はエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体から構成されてなる。また、エチレン−酢酸
ビニル共重合体は、ガラス繊維層3に浸透し、基布7の
裏面にまで到達して、カーペット本体1の裏面からガラ
ス繊維層3にかけての空隙を充填すると共に、ガラス繊
維層3とカーペット本体1との剥離を防止してなる。
【0014】さらに、前記中間樹脂層4の裏面側には、
ナイロン、アクリル、ポリエステル等の合成繊維からな
る肉厚が5.0〜5.5mmの不織布5が設けられてな
り、該不織布5からなる不織布層5を介して、ポリエチ
レン又はエチレン−酢酸ビニル共重合体から構成された
裏地用樹脂層6が設けられてなる。前記裏地用樹脂層6
は、肉厚が0.3mm〜0.4mmと薄肉に設定されて
なり、該裏地用樹脂層6の裏面側は、エンボスロール1
8の圧接によって凹凸に形成されたエンボス加工が施さ
れてなる。
【0015】このエンボス加工は、図3に示す如く、前
記裏地用樹脂層6の裏面側全面に網目状の凹凸柄が形成
されると共に、基布7に植設されたパイル2の傾き方向
を示す矢印13が刻設されてなる。
【0016】次に、上記構成からなるタイルカーペット
の製造方法について説明する。図4に示す如く、基布7
にパイル2が植設された長尺状のカーペット本体1を、
パイル2面(表面)を下向きにして、搬送用のベルトを
用いずに空中を連続搬送するとともに、該カーペット本
体1の上面、即ち裏面側に、前記カーペット本体1と同
一幅に設定されたガラス繊維からなるネット3を重ね合
わせ、第一、第二、第三プレスロールが順次略平行に配
列されたプレス機の第一、第二プレスロール14、15
間に下側から供給し、第一積層体10とする。尚、第一
ロール14は左回りに、第二ロール15は右回りに、第
三ロール16は左回りに回転し、これらは略水平に配列
されてなる。
【0017】次に、第一、第二プレスロール14、15
間を出た第一積層体10を、第二プレスロール15の表
面に沿って、第二、第三プレスロール15、16間に第
二プレスロール15側(図4において左側)から供給す
る。一方、前記第一積層体10とは別に、第三プレスロ
ール16側(図4において右側)からは、不織布5が空
中搬送され、第二、第三プレスロール15、16間に供
給される。
【0018】このとき、第二、第三プレスロール15,
16間の上部に配設されたTダイ19からは、押し出し
成形機によってエチレン−酢酸ビニル共重合体が溶融状
態で押し出され、該エチレン−酢酸ビニル共重合体を第
二積層体11の前記ネット3側と不織布5との間に介在
させつつ、第二、第三プレスロール15,16間に前記
第一積層体10及び不織布5を供給する。
【0019】そして、第一積層体10のガラス繊維布3
側に不織布5が圧着され、第二積層体11となる。尚、
第二、第三プレスロール15,16間でプレスされるこ
とにより、エチレン−酢酸ビニル共重合体は、カーペッ
ト本体1の裏面からネット3間及びネット3中の空隙に
十分に浸透し、カーペット本体1、ネット3、不織布5
が確実に接着(圧着)される。
【0020】次に、第二、第三プレスロール15、16
間から出た第二積層体11を、表面が平滑な第四プレス
ロール17と、表面に凹凸が形成されたエンボス加工用
の第五プレスロール18(エンボスロール)間に、第四
プレスロール17側から供給する。この時、第四、第五
プレスロール17,18間の上部に配設されたTダイ2
0から、押し出し成形機によってエチレン−酢酸ビニル
共重合体が溶融状態で押し出され、不織布5の裏面側、
即ち、第五プレスロール18側に導入される。
【0021】第四、第五プレスロール17、18から出
た積層体は、不織布5の裏面側にエチレン−酢酸ビニル
共重合体が圧着されてなり、しかも、該エチレン−酢酸
ビニル共重合体の裏面側にエンボス加工が施されて、タ
イルカーペットが構成される。
【0022】本実施形態のタイルカーペット及びタイル
かペットの製造方法は、上記の如く構成されるため、以
下の利点を有する。即ち、上記実施形態のタイルカーペ
ットは、裏地用樹脂層6の裏面側にエンボス加工として
パイル2の傾き方向を示す矢印13が刻設されてなるの
で、タイルカーペットを床に敷きつめる際、矢印13の
向きを統一するだけで、パイル2の傾き方向を揃えるこ
とができる。
【0023】また、上記製造方法においては、不織布5
の裏面側にエチレン−酢酸ビニル共重合体を圧着するプ
レスロール(第五プレスロール18)として、表面に凹
凸が形成されたエンボスロールを用いることにより、不
織布5の裏面側にエチレン−酢酸ビニル共重合体を圧着
すると同時に、エンボス加工を施すことができるものと
したため、エンボス加工を改めて施す必要がなく、製造
工程を単純化でき、製造コストを低減できる。また、不
織布5の裏面側にエチレン−酢酸ビニル共重合体を圧着
した後、改めてロール間に通してエンボス加工を施した
場合に比して、植設されたパイル2の膨らみも維持され
て、クッション性の良好なタイルカーペットとなるので
ある。
【0024】尚、本実施形態のタイルカーペット及びタ
イルカーペットの製造方法は、上述の如く構成された
が、本発明のタイルカーペット及びタイルカーペットの
製造方法は、上記実施形態に限定されず適宜設計変更可
能である。
【0025】例えば、上記実施形態のタイルカーペット
において、カーペット本体1は、基布7にパイル2が植
設されて構成されたが、パイル2を植設しない場合であ
っても本発明の意図する範囲内である。但し、パイル2
を植設することにより、カーペット本体1のクッション
性が向上する。また、上記実施形態において、不織布5
は、合成繊維によって構成されたが、綿、羊毛(フェル
ト)等の天然繊維又はレーヨン、アセテート等の半合成
繊維から構成されてなるものであっても良いのである。
天然繊維又は半合成繊維からなる不織布5は、クッショ
ン性に富むため、かかる不織布5を用いることにより、
十分なクッション性を備えたタイルカーペットとなるの
である。
【0026】さらに、上記実施形態において、ガラス繊
維層3はネット3で構成されてなったが、本発明におい
てはかかるものに限定されず、例えば、ガラス繊維の不
織布から構成されてなるものであってもよい。上記構成
を採用することにより、ガラス繊維層3のクッション性
も向上し、全体として、よりクッション性に優れるとい
う利点を有する。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明のタイルカーペッ
トは、クッション性を損なうことなく、軽量化を図るこ
とができ、しかも、環境上も問題となる虞が少ないとい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のタイルカーペットを示す斜視図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】同実施形態の裏面図。
【図4】本実施形態のタイルカーペットの製造方法を示
す概略図。
【図5】従来のタイルカーペットを示す断面図。
【符号の説明】
1・・・カーペット本体、3・・・ネット(ガラス繊維層、ガ
ラス繊維層)、4・・・中間樹脂層、5・・・不織布(不織布
層)、6・・・裏地用樹脂層、10・・・第一積層体、11・・
・第二積層体
フロントページの続き Fターム(参考) 3B120 AA30 AB06 BA05 CA06 DB01 EB11 EB21 EB30 4F100 AG00B AK01C AK01E AK04C AK04E AK27 AK41 AK46 AK68C AK68E BA05 BA07 BA10A BA10E BA13 DG01B DG12B DG15D DG16A EG002 EH112 EH172 EJ182 EJ39E EJ402 EK032 GB09 HB21E JK11 JL03 YY00C YY00D YY00E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペット本体(1)の裏面側にガラス
    繊維層(3)を介して中間樹脂層(4)が設けられ、更
    に、該中間樹脂層(4)の裏面側に不織布層(5)を介
    して裏地用樹脂層(6)が設けられてなり、しかも、前
    記中間樹脂層(4)及び前記裏地用樹脂層(6)がポリ
    エチレン又はエチレン−酢酸ビニル共重合体から構成さ
    れてなることを特徴とするタイルカーペット。
  2. 【請求項2】 前記裏地用樹脂層(6)の裏面側にエン
    ボス加工が施されてなる請求項1記載のタイルカーペッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記裏地用樹脂層(6)が、0.5mm
    以下の薄肉とされてなる請求項1又は2記載のタイルカ
    ーペット。
  4. 【請求項4】 前記中間樹脂層(4)は、1mm以下の
    薄肉とされてなる請求項1乃至3の何れかに記載のタイ
    ルカーペット。
  5. 【請求項5】 前記不織布層(5)の肉厚が5.0〜
    5.5mmである請求項1乃至4の何れかに記載のタイ
    ルカーペット。
  6. 【請求項6】 カーペット本体(1)の裏面側にガラス
    繊維布(3)が設けられた第一積層体(10)と不織布
    (5)とを個別に搬送し、前記第一積層体(10)の前
    記ガラス繊維布(3)側に、押し出し成形機により押し
    出されたポリエチレン又はエチレン−酢酸ビニル共重合
    体を介在させつつ前記不織布(5)を圧着して第二積層
    体(11)とした後、更に、該第二積層体(11)の不
    織布(5)側に、押し出し成形機により押し出されたポ
    リエチレン又はエチレン−酢酸ビニル共重合体を圧着す
    ることを特徴とするタイルカーペットの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011004926A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Suminoe Textile Co Ltd 軽量タイルカーペット。
JP2011036355A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Sanwa Techno Kk 床マットもしくは表示用媒体または広告宣伝用媒体の壁マットからなるターポリンマットの製造方法
CN102783892A (zh) * 2012-07-27 2012-11-21 南通纺织职业技术学院 一种具有吸湿导湿功能的手工簇绒地毯及织造方法
JP2018068624A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 一起 垣内 マットの製造方法、マット、及びマットの製造装置

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