JP2000354976A - インパクト回転工具 - Google Patents
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Abstract
できるインパクト回転工具を提供する。 【解決手段】インパクト回転工具は、ハンマ3による出
力軸5の打撃を検出する打撃検出部7と、出力軸5の回
転角に応じた数のパルス信号を発生する波形成形回路1
0と、波形成形回路10の発生するパルス信号の数をカ
ウントするカウンタ13と、出力軸5の回転速度を算出
する回転速度算出部15と、カウンタ13のカウント値
より出力軸5が前回打撃されてから次に打撃されるまで
の間に出力軸5が回転する回転角を算出する打撃間回転
角算出部16と、回転速度から出力軸5に加えられたエ
ネルギを算出すると共に、そのエネルギを打撃間回転角
算出部16の算出した回転角で除算して締付トルクを算
出し、締付トルクが規定値以上になるとモータ1を停止
させるトルク算出部17とを備えている。
Description
のねじの締め付け作業及び緩め作業に使用するインパク
トレンチやインパクトドライバのようなインパクト回転
工具に関するものである。
ハンマによる打撃衝撃を出力軸に加えることで出力軸を
回転させて締め付け作業や緩め作業を行うものであり、
モータの減速出力で出力軸を直接回転させる回転工具に
比べて、高い締付トルクを得られるのであるが、その反
面、小径のボルトやナットを締め付ける際は、締め過ぎ
て破損させてしまう場合があり、それを恐れた場合は締
付トルクが不足することになる。
締付トルクを管理するために、ハンマによる出力軸の打
撃回数をカウントし、その打撃回数が規定値に達すれ
ば、所定の締付トルクで締め付けがなされたとしてモー
タを停止させていた。これは、締付トルクが着座後の打
撃回数の平方根に比例するという関係を利用したもので
ある。
回転工具では、ボルトやナットが着座するまでに、打撃
が発生しないことを前提としているが、塗装ボルトを締
め込む際や木材など着座までに数多くの打撃が発生する
部材の場合には適切な締付トルクで停止させることがで
きないという問題がある。
であり、その目的とするところは、規定の締付トルクで
締め付け作業を行うことのできるインパクト回転工具を
提供することにある。
に、請求項1の発明では、ハンマを回転させる回転駆動
部と、ハンマによって打撃され回転力が加えられる出力
軸と、ハンマによる出力軸の打撃を検出する打撃検出手
段と、出力軸の回転角を検出する回転角検出手段と、回
転角検出手段の検出値より出力軸の回転速度を検出する
回転速度検出手段と、回転速度検出手段の検出した回転
速度から出力軸に加えられたエネルギを算出するエネル
ギ算出手段と、回転角検出手段の検出値より打撃検出手
段が前回打撃を検出してから次に打撃を検出するまでの
間に出力軸が回転する回転角を算出する打撃間回転角算
出手段と、エネルギ算出手段の算出したエネルギを打撃
間回転角算出手段の算出した回転角で除算して締付トル
クを算出する締付トルク算出手段と、締付トルク算出手
段の算出した締付トルクが規定値以上になると回転駆動
部を停止させる制御手段とを備えて成ることを特徴と
し、ハンマが出力軸を打撃することによって出力軸に加
えられたエネルギが、ねじを締め付けるのに消費される
エネルギと略等しくなるから、エネルギ算出手段が回転
速度検出手段の検出した回転速度から出力軸に加えられ
たエネルギを算出し、締付トルク算出手段が、エネルギ
算出手段の算出したエネルギを打撃間回転角算出手段の
算出した回転角で除算して、締付トルクを算出している
ので、締付トルクの検出精度を高めて、規定の締付トル
クで締め付け作業を行うことができる。
いて、回転駆動部は、駆動軸を回転させる駆動手段と、
駆動軸の回転を所定の減速比でハンマに伝達する伝達機
構とで構成され、駆動軸の回転角を検出する駆動軸回転
角検出手段を設け、上記回転角検出手段は駆動軸回転角
検出手段の検出値から出力軸の回転角を検出しており、
打撃間回転角算出手段は、駆動軸回転角検出手段の検出
値より打撃検出手段が前回打撃を検出してから次に打撃
を検出するまでの間に回転した駆動軸の回転角を算出
し、この回転角を伝達機構の減速比で除算した値から、
出力軸が1回打撃される毎に発生するハンマと出力軸と
の回転角のずれを減算して、出力軸の回転角を算出する
ことを特徴とし、回転角検出手段は、駆動軸回転角検出
手段が検出した駆動軸の回転角から出力軸の回転角を検
出しており、打撃間回転角算出手段は、駆動軸回転角検
出手段の検出した駆動軸の回転角を減速機構の減速比で
除算した値から、出力軸が1回打撃される毎に発生する
ハンマと出力軸との回転角のずれを減算して、出力軸の
回転角を算出しているので、オイルや粉塵などの影響を
受けやすい出力軸に回転角を検出する回転角検出手段を
設ける必要が無く、算出する締付トルクの信頼性を高め
ることができる。
いて、打撃間回転角算出手段の算出した回転角が所定の
しきい値よりも小さくなってからハンマにより出力軸が
打撃された回数を計数する打撃回数計数手段を設け、打
撃間回転角算出手段の算出した回転角が所定のしきい値
よりも小さくなると、締付トルク算出手段は、打撃回数
計数手段の計数した打撃回数の平方根に、締め付ける部
材に応じて決まる比例係数を乗算して締付トルクを算出
することを特徴とし、打撃間回転角算出手段の算出した
回転角が所定のしきい値よりも小さくなると、回転角の
検出誤差や検出した回転角でエネルギを除算する際に発
生する誤差が無視できなくなるが、回転角が所定のしき
い値よりも小さくなると、締付トルク算出手段は、打撃
回数計数手段の計数した打撃回数の平方根に比例係数を
乗算して締付トルクを算出しているので、出力軸の回転
角が小さい高トルク領域において回転角の検出誤差や、
検出した回転角でエネルギを除算する際に発生する誤差
の影響を無くして、締付トルクの検出精度を向上させる
ことができる。
して説明する。
クト回転工具の概略構成図を示す。このインパクト回転
工具は、駆動手段たるモータ1と、モータ1の回転を所
定の減速比で減速する伝達機構たる減速機2と、モータ
1の回転が減速機2を介して伝達されるハンマ3と、ハ
ンマ3によって打撃されるアンビル部4を有しハンマ3
がアンビル部4を打撃することにより回転力が衝撃的に
加えられる出力軸5と、ハンマ3によるアンビル部4の
打撃音を電気信号に変換するマイク6と、マイク6の出
力電圧が所定のしきい値を上回ることからハンマ3によ
りアンビル部4が打撃されたことを検出する打撃検出部
(打撃検出手段)7と、出力軸5に取り付けられ複数の
スリット(図示せず)が円周状に形成された略円板状の
遮光板8と、遮光板8のスリットが形成された部位を挟
むようにして配置されたフォトインラプタ9と、遮光板
8の回転に応じてフォトインタラプタ9から出力される
信号を波形整形し、出力軸5の回転角に応じたパルス数
のパルス信号を発生する波形整形回路10と、打撃検出
部7及び波形整形回路10の出力から締付トルクを算出
し、締付トルクが規定値以上になるとモータ1を停止さ
せる停止信号を発生する制御回路部11と、図示しない
操作部の操作によって入力されるトリガ信号(速度指
令)Stに応じてモータ1を回転させると共に、制御回
路部11から入力される停止信号に応じてモータ1の回
転を停止させるモータ駆動部12とで構成される。ここ
に、モータ1及び減速機2から回転駆動部が構成され
る。
0から入力されるパルス信号のパルス数をカウントする
回転角検出手段としてのカウンタ13と、一定の時間間
隔で割込信号を発生するタイマ14と、タイマ14より
割込信号が前回入力されてから次回入力されるまでの間
のカウンタ13のカウント値より出力軸5の回転速度を
算出する回転速度算出部(回転速度検出手段)15と、
カウンタ13のカウント値より打撃検出部7が前回打撃
を検出してから次に打撃を検出するまでの間の出力軸5
の回転角を算出する打撃間回転角算出部(打撃間回転角
算出手段)16と、出力軸5が打撃された時点で回転速
度算出部15が算出した出力軸5の回転速度から出力軸
5に加えられたエネルギを算出すると共に、このエネル
ギと打撃間回転角算出部16の算出した回転角とから締
付トルクを算出し、締付トルクが規定のトルク以上にな
るとモータ1を停止させる停止信号を発生するトルク算
出部17とで構成され、制御回路部11は例えば1チッ
プのマイクロコンピュータにより構成される。
具ではハンマ3がアンビル部4を打撃することによって
出力軸5に加えられるエネルギが、ボルトやナットなど
のねじの締め付けに消費されるエネルギに略等しいこと
から、ねじを締め付ける締付トルクを算出している。ね
じが着座した後に回転する出力軸5の回転角θ[ra
d]と締付トルクT[N・m]との関係は締め付ける部
材によって異なるが、回転角θと締付トルクTとの関係
が図3に示すような関数T=τ(θ)で表されるものと
し、ハンマ3によるアンビル部4の打撃が、それぞれ、
回転角θ1,θ2,θ3…の位置で発生したものとす
る。
分した値E1はねじの締め付け作業に消費されたエネル
ギであり、回転角θがθ1の時にハンマ3の打撃によっ
て出力軸5に加えられたエネルギと等しくなる。したが
って、区間(θ1,θ2)における平均トルクTaは、
Ta=E1/(θ2−θ1)と表される。すなわち、区
間(θn,θ(n+1))(n=1,2,3…)におけ
る平均トルクTaは、関数τ(θ)を区間(θn,θ
(n+1))で積分した値をEnとすると、Ta=En
/(θ(n+1)−θn)と表される。したがって、ね
じなどの締付トルクを管理するには、平均トルクTaが
設定トルク以上になった時に、制御回路部11がモータ
駆動部12を制御してモータ1を停止させれば良い。
トを参照して簡単に説明する。打撃検出部7は、マイク
6の出力電圧が所定のしきい値を上回ることから、ハン
マ3によってアンビル部4が打撃されたことを検出して
おり、打撃検出部7は打撃を検出すると、割込信号を打
撃間回転角算出部16に出力する(ステップS1)。
撃され、出力軸5が回転すると、遮光板8が出力軸5と
共に回転し、出力軸5の回転に応じてフォトインタラプ
タ9の出力が変化する。波形成形回路10はフォトイン
タラプタ9の出力を波形整形したパルス信号を発生して
おり、このパルス信号のパルス数をカウンタ13が計数
している。
に割込信号が入力されると、打撃間回転角算出部16は
カウンタ13からカウント値Cを読み込み、このカウン
ト値Cに係数K1を乗じて、打撃検出部7が前回打撃を
検出してから現在までに出力軸5が回転した回転角θ
(=K1×C)を算出する(ステップS2)。そして、
回転角θの算出後、打撃間回転角算出部16はカウンタ
13のカウント値Cをクリアする。但し、係数K1は、
出力軸5が1回転する間に波形整形回路10から出力さ
れるパルスの数Npで2πを除算した値(K1=2π/
Np)、すなわち1パルス当たりの出力軸5の回転角
[rad]である。
信号を回転速度算出部15に出力しており、タイマ14
から回転速度算出部15に割込信号が入力されると、回
転速度算出部15はカウンタ13のカウント値Cを読み
込み、前回割込信号が入力された時点でのカウント値C
と現在のカウント値Cとの差分から一定時間内に発生し
たパルスの数を算出し、このパルス数に相当する出力軸
5の回転角度を一定時間で除算することにより、出力軸
5の回転速度ωを算出する。
部17は、回転速度算出部15の算出した打撃直後の出
力軸5の回転速度ωから、式(1)を用いて出力軸5に
加えられたエネルギEを算出する(ステップS4)。但
し、Jaは出力軸5の回転モーメントである。
式(1)から求めたエネルギEを、打撃間回転角算出部
16が算出した回転角θで除算することにより、出力軸
5が打撃される間の平均トルクTaを算出しており(ス
テップS5)、算出した平均トルクTaが設定値Tse
tより大きいか否かを判断する(ステップS6)。ここ
で、平均トルクTaが設定値Tset以下であれば、ト
ルク算出部17はねじが着座していないと判断し、カウ
ント値nを0にリセットして(ステップS7)、割込処
理を終了する(ステップS11)。
りも大きければ、トルク算出部17はねじが着座したと
判断し、カウント値nに1を加算し(ステップS8)、
カウント値nが設定値Nよりも大きいか否かを判断する
(ステップS9)。ここで、カウント値nが設定値N以
下であれば、トルク算出部17は締付トルクが規定値に
達していないと判断して、割込処理を終了する(ステッ
プS11)。一方、カウント値nが設定値Nよりも大き
ければ、すなわち平均トルクTaがN回連続して設定値
Tsetを上回ると、制御手段としてのトルク算出部1
7は締付トルクが規定値以上になったと判断して、モー
タ駆動部12に停止信号を出力し、モータ1を停止させ
(ステップS10)、割込処理を終了する(ステップS
11)。
度算出部15の算出した回転速度より、ハンマ3が出力
軸5を打撃することによって出力軸5に加えられるエネ
ルギEを算出しており、このエネルギがねじを締め付け
るのに消費されるエネルギと略等しくなることから、エ
ネルギEを打撃間回転角算出部16の算出した回転角θ
で除算して、締付トルクを算出している。したがって、
着座までに打撃の発生するような部材においても、締付
トルクを高精度に検出することができ、規定の締付トル
クで締め付け作業を行うことができる。また、締付トル
クを適切に設定することにより、ねじを座面に密着した
状態(着座状態)で停止させることができる。尚、出力
軸5が打撃される毎に出力軸5に加えられるエネルギを
略一定と仮定できる場合は、打撃間回転角算出部16の
算出した出力軸5の回転角θがある一定の値以下になっ
た時、すなわちエネルギを回転角θで除算した結果(締
付トルク)が規定トルク以上になった時に、トルク算出
部17が停止信号をモータ駆動部12に出力して、モー
タ1を停止させるようにしても良く、この場合は回転速
度算出部15を省略することができる (実施形態2)図4に本実施形態のインパクト回転工具
の概略構成図を示す。本実施形態では、実施形態1のイ
ンパクト回転工具において、遮光板8及びフォトインタ
ラプタ9の代わりに、モータ1に設けられ、モータ1の
回転数に比例した周波数の信号を発生する駆動軸回転角
検出手段としての周波数ジェネレータ(FG)18を設
けている。波形整形回路10は周波数ジェネレータ18
の発生した信号を波形整形し、出力軸5の回転角に応じ
たパルス数のパルス信号を出力しており、カウンタ13
は波形成形回路10から入力されるパルス信号のパルス
数をカウントしている。尚、周波数ジェネレータ18以
外の構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要
素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
力軸5の回転角を直接検出していたが、本実施形態のイ
ンパクト回転工具では、モータ1の駆動軸の回転角から
出力軸5の回転角を算出している。以下に、回転速度算
出部15が出力軸5の回転角を算出する際の処理につい
て図5のフローチャートを参照して説明する。
て、マイク6の出力電圧から出力軸5が打撃されたこと
を検出し、打撃間回転角算出部16に割込信号を出力す
ると(ステップS21)、打撃間回転角算出部16はカ
ウンタ13のカウント値Cを読み込み、式(2)、式
(3)を用いて打撃検出部7が前回打撃を検出してから
次に打撃を検出するまでの間に出力軸5が回転する回転
角θを算出する(ステップS22)。
次に打撃を検出するまでの間にモータ1の駆動軸が回転
する回転角、Mは、モータ1の駆動軸が1回転する間に
波形成形回路10から出力されるパルスの数、K2は減
速機3の減速比、θaは、ハンマ3がアンビル部4を一
回打撃する際に発生するハンマ3と出力軸5との回転角
のずれである。
5の回転角θを算出すると、打撃間回転角算出部16は
カウンタ13のカウント値Cをクリアして(ステップS
23)、回転角θの算出処理を終了する(ステップS2
4)。尚、出力軸5の回転角θを算出した後の処理は、
実施形態1で説明したステップS4〜S11までの処理
と同様であるので、その説明は省略する。
ータ1に設けた周波数ジェネレータ18の出力から出力
軸5の回転角を算出しているので、オイルや粉塵などの
影響を受けやすい出力軸5の近傍に、出力軸5の回転角
を検出するためのセンサを設ける必要がなく、算出する
締付トルクの信頼性が向上する。
転工具では、回転速度算出部15が打撃直後の出力軸5
の回転速度ωを算出するとともに、出力軸5が前回打撃
されてから次に打撃されるまでの間に回転した回転角θ
を打撃間回転角算出部16が算出しており、トルク算出
部17は出力軸5の回転速度ωから出力軸5に加えられ
たエネルギEを算出し、さらに算出したエネルギEを回
転角θで除算して平均トルクTaを算出しているが、出
力軸5の回転角θが非常に小さくなる高トルク領域で
は、回転角θの検出誤差や、エネルギEを回転角θで除
算する際に発生する誤差が無視できなくなる。
では、打撃間回転角算出部16の算出した回転角θが十
分大きく、回転角θ自体の検出誤差や、エネルギEを回
転角θで除算する際に発生する誤差が無視できる範囲に
おいては、トルク算出部17は実施形態1と同様の方法
で平均トルクTaを算出している。一方、回転角θが所
定のしきい値よりも小さくなって、回転角θ自体の検出
誤差や、エネルギEを回転角θで除算する際に発生する
誤差が無視できなくなる範囲においては、回転角θが所
定のしきい値よりも小さくなった後に出力軸5が打撃さ
れた回数の平方根に、締め付ける部材によって決まる比
例係数K3を乗じて、平均トルクTaを算出している。
尚、インパクト回転工具の構成は実施形態1と同様であ
るので、その説明は省略する。
する際の処理について図6のフローチャートを参照して
説明する。尚、プログラム実行時にフラグflag及び
変数Niの値はそれぞれ0に初期化されているものとす
る。
ハンマ3によって打撃されるのを打撃検出部7が検出す
ると、打撃検出部7は打撃間回転角算出部16に割込信
号を出力する。打撃検出部7から打撃間回転角算出部1
6に割込信号が入力されると、打撃間回転角算出部16
は出力軸5が前回打撃されてから現在までに回転した回
転角θを算出し、トルク算出部17がトルクの算出処理
を開始する(ステップS31)。
1か否かを判断する(ステップS32)。プログラム実
行時にはフラグflagの値は0に初期化されており、
フラグflagの値が0であれば、トルク算出部17
は、打撃間回転角算出部16が算出した回転角θが所定
のしきい値θthよりも大きいか否かを判断する(ステ
ップS33)。
大きければ、トルク算出部17は、回転速度算出部15
の算出した打撃直後における出力軸5の回転速度ωか
ら、上述した式(1)を用いて出力軸5に加えられたエ
ネルギEを算出する(ステップS34)。そして、トル
ク算出部17は、式(1)を用いて算出したエネルギE
を、打撃間回転角算出部16の算出した回転角θで除算
することにより、平均トルクTa(=E/θ)を算出す
る(ステップS35)。一方、回転角θがしきい値θt
h以下になると、トルク算出部17はフラグflagの
値を1にセットした後(ステップS36)、上述したス
テップS34、S35の処理を行って平均トルクTaを
算出する。
した回転角θがしきい値θth以下になると、上述のよ
うにトルク算出部17はフラグflagの値を1にセッ
トする。したがって、次回出力軸5がハンマ3によって
打撃され、打撃検出部7が割込信号を打撃間回転角算出
部16に出力すると、打撃間回転角算出部16は、出力
軸5が前回打撃されてから現在までに回転した回転角θ
を算出し、トルク算出部17がトルクの算出処理を開始
する(ステップS31)。この時、トルク算出部17は
フラグflagの値が1か否かを判断し(ステップS3
2)、フラグflagの値が1であれば、変数Niに1
を加算する(ステップS37)。そして、トルク算出部
17は式(4)を用いて平均トルクTaを算出する(ス
テップS38)。
設定値Tsetより大きいか否かを判断し(ステップS
39)、平均トルクTaが設定値Tset以下であれ
ば、トルク算出部17はねじが着座していないと判断し
て、カウント値nを0にリセットし(ステップS4
0)、トルクの算出処理を終了する(ステップS4
4)。一方、平均トルクTaが設定値Tsetよりも大
きければ、トルク算出部17はねじが着座したと判断し
て、カウント値nに1を加算し(ステップS41)、カ
ウント値nが所定の設定値Nよりも大きいか否かを判断
する(ステップS42)。ここで、カウント値nが設定
値N以下であれば、トルク算出部17は締付トルクが規
定値に達していないと判断して、トルクの算出処理を終
了する(ステップS44)。一方、カウント値nが設定
値Nよりも大きければ、すなわち平均トルクTaがN回
連続して設定値Tsetを上回ると、トルク算出部17
は締付トルクが規定値以上になったと判断して、モータ
駆動部12に停止信号を出力し、モータ1を停止させ
(ステップS43)、トルクの算出処理を終了する(ス
テップS44)。
おいて、フラグflagの値が0に初期化されているの
で、トルク算出部17は実施形態1と同様にして平均ト
ルクTaを算出する。その後、回転角θがしきい値θt
h以下になり、回転角θ自体の検出誤差や、エネルギE
を回転角θで除算する際に発生する誤差が無視できなく
なる場合には、回転角θがしきい値th以下になってか
ら出力軸5がハンマ3により打撃された回数(すなわち
変数Ni)の平方根に、締め付ける部材に応じて決まる
比例係数K3を乗じて、締付トルクTaを算出している
ので、高トルク領域において回転角θの検出誤差やエネ
ルギEを回転角θで除算する際に発生する誤差を無くす
ことができる。すなわち、トルク算出部17は低トルク
領域と高トルク領域とで締付トルクの算出方法を切り換
えており、何れの領域においても締付トルクを高精度で
算出することができる。
続して設定値Tsetを越えると、締付トルクが規定値
を上回ったと判断し、トルク算出部17はモータ駆動部
12に停止信号を出力して、モータ1を停止させている
ので、締付トルクの管理を高い精度で行うことができ
る。
マを回転させる回転駆動部と、ハンマによって打撃され
回転力が加えられる出力軸と、ハンマによる出力軸の打
撃を検出する打撃検出手段と、出力軸の回転角を検出す
る回転角検出手段と、出力軸の回転速度を検出する回転
速度検出手段と、回転速度検出手段の検出した回転速度
から出力軸に加えられたエネルギを算出するエネルギ算
出手段と、回転角検出手段の検出値より打撃検出手段が
前回打撃を検出してから次に打撃を検出するまでの間に
出力軸が回転する回転角を算出する打撃間回転角算出手
段と、エネルギ算出手段の算出したエネルギを打撃間回
転角算出手段の算出した回転角で除算して締付トルクを
算出する締付トルク算出手段と、締付トルク算出手段の
算出した締付トルクが規定値以上になると回転駆動部を
停止させる制御手段とを備えて成ることを特徴とし、ハ
ンマが出力軸を打撃することによって出力軸に加えられ
たエネルギが、ねじを締め付けるのに消費されるエネル
ギと略等しくなるから、エネルギ算出手段が回転速度検
出手段の検出した回転速度から出力軸に加えられたエネ
ルギを算出し、締付トルク算出手段が、エネルギ算出手
段の算出したエネルギを打撃間回転角算出手段の算出し
た回転角で除算して、締付トルクを算出しているので、
締付トルクの検出精度を高めて、規定の締付トルクで締
め付け作業を行うことのできるという効果がある。
て、回転駆動部は、駆動軸を回転させる駆動手段と、駆
動軸の回転を所定の減速比でハンマに伝達する伝達機構
とで構成され、駆動軸の回転角を検出する駆動軸回転角
検出手段を設け、上記回転角検出手段は駆動軸回転角検
出手段の検出値から出力軸の回転角を検出しており、打
撃間回転角算出手段は、駆動軸回転角検出手段の検出値
より打撃検出手段が前回打撃を検出してから次に打撃を
検出するまでの間に回転した駆動軸の回転角を算出し、
この回転角を伝達機構の減速比で除算した値から、出力
軸が1回打撃される毎に発生するハンマと出力軸との回
転角のずれを減算して、出力軸の回転角を算出すること
を特徴とし、回転角検出手段は、駆動軸回転角検出手段
が検出した駆動軸の回転角から出力軸の回転角を検出し
ており、打撃間回転角算出手段は、駆動軸回転角検出手
段の検出した駆動軸の回転角を減速機構の減速比で除算
した値に、出力軸が1回打撃される毎に発生するハンマ
と出力軸との回転角のずれを減算して、出力軸の回転角
を算出しているので、オイルや粉塵などの影響を受けや
すい出力軸に回転角を検出する回転角検出手段を設ける
必要が無く、算出する締付トルクの信頼性を高めること
ができるという効果がある。
て、打撃間回転角算出手段の算出した回転角が所定のし
きい値よりも小さくなってからハンマにより出力軸が打
撃された回数を計数する打撃回数計数手段を設け、打撃
間回転角算出手段の算出した回転角が所定のしきい値よ
りも小さくなると、締付トルク算出手段は、打撃回数計
数手段の計数した打撃回数の平方根に、締め付ける部材
に応じて決まる比例係数を乗算して締付トルクを算出す
ることを特徴とし、打撃間回転角算出手段の算出した回
転角が所定のしきい値よりも小さくなると、回転角の検
出誤差や検出した回転角でエネルギを除算する際の誤差
が無視できなくなるが、回転角が所定のしきい値よりも
小さくなると、締付トルク算出手段は、打撃回数計数手
段の計数した打撃回数の平方根に比例係数を乗算して締
付トルクを算出しているので、高トルク領域において回
転角の検出誤差や、検出した回転角でエネルギを除算す
る際に発生する誤差の影響を無くして、締付トルクを高
精度で検出することができるという効果がある。
である。
す図である。
である。
するフローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】ハンマを回転させる回転駆動部と、ハンマ
によって打撃され回転力が加えられる出力軸と、ハンマ
による出力軸の打撃を検出する打撃検出手段と、出力軸
の回転角を検出する回転角検出手段と、回転角検出手段
の検出値より出力軸の回転速度を検出する回転速度検出
手段と、回転速度検出手段の検出した回転速度から出力
軸に加えられたエネルギを算出するエネルギ算出手段
と、回転角検出手段の検出値より打撃検出手段が前回打
撃を検出してから次に打撃を検出するまでの間に出力軸
が回転する回転角を算出する打撃間回転角算出手段と、
エネルギ算出手段の算出したエネルギを打撃間回転角算
出手段の算出した回転角で除算して締付トルクを算出す
る締付トルク算出手段と、締付トルク算出手段の算出し
た締付トルクが規定値以上になると回転駆動部を停止さ
せる制御手段とを備えて成ることを特徴とするインパク
ト回転工具。 - 【請求項2】回転駆動部は、駆動軸を回転させる駆動手
段と、駆動軸の回転を所定の減速比でハンマに伝達する
伝達機構とで構成され、駆動軸の回転角を検出する駆動
軸回転角検出手段を設け、上記回転角検出手段は、駆動
軸回転角検出手段の検出値から出力軸の回転角を検出し
ており、打撃間回転角算出手段は、駆動軸回転角検出手
段の検出値より打撃検出手段が前回打撃を検出してから
次に打撃を検出するまでの間に回転した駆動軸の回転角
を算出し、この回転角を伝達機構の減速比で除算した値
から、出力軸が1回打撃される毎に発生するハンマと出
力軸との回転角のずれを減算して、出力軸の回転角を算
出することを特徴とする請求項1記載のインパクト回転
工具。 - 【請求項3】打撃間回転角算出手段の算出した回転角が
所定のしきい値よりも小さくなってからハンマにより出
力軸が打撃された回数を計数する打撃回数計数手段を設
け、打撃間回転角算出手段の算出した回転角が所定のし
きい値よりも小さくなると、締付トルク算出手段は、打
撃回数計数手段の計数した打撃回数の平方根に、締め付
ける部材に応じて決まる比例係数を乗算して締付トルク
を算出することを特徴とする請求項1記載のインパクト
回転工具。
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