JP2000355281A - 車両用操舵装置 - Google Patents

車両用操舵装置

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JP2000355281A JP2000111302A JP2000111302A JP2000355281A JP 2000355281 A JP2000355281 A JP 2000355281A JP 2000111302 A JP2000111302 A JP 2000111302A JP 2000111302 A JP2000111302 A JP 2000111302A JP 2000355281 A JP2000355281 A JP 2000355281A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクを検出する為のスペースが小さく、ま
た、その為の部品コストが安価な分離型の車両用操舵装
置の提供。 【解決手段】 車輪10の向きを変える舵取機構1が舵
輪2と機械的に連結されず、舵輪2の操舵角及び舵輪2
に加わる操舵トルクを求め、求めた操舵角及び操舵トル
クに応じて、舵取機構1が有する第1の電動モータ5を
駆動制御し、舵角を増減制御する車両用操舵装置。舵輪
2の軸30に連結された第2の電動モータ3と、第2の
電動モータ3の逆起電圧又は第2の電動モータ3に流れ
る電流を検出する検出手段3bと、検出手段3bが検出
した逆起電圧又は電流、前記操舵角、舵輪2の慣性モー
メント及び第2の電動モータ3の慣性モーメントに基づ
き前記操舵トルクを演算する手段4とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輪の向きを変え
る舵取機構が舵輪と機械的に連結されず、舵輪の操舵角
及び舵輪に加わる操舵トルクを求め、求めた操舵角及び
操舵トルクに応じて、舵取機構が有する電動モータを駆
動制御し、舵角を増減制御する車両用操舵装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両の操舵は、車室の内部に配された操
舵手段の操作、例えば、ステアリングホイール(舵輪)
の回転を、舵取り用の車輪(一般的には前輪)の操向の
ために車室の外部に配された舵取機構に伝えて行われ
る。近年においては、舵取機構の中途に油圧シリンダ、
電動モータ等の操舵補助用のアクチュエータを配し、こ
のアクチュエータを、操舵のためにステアリングホイー
ルに加えられる操作力の検出結果に基づいて駆動して、
ステアリングホイールの回転に応じた舵取機構の動作を
補助し、操舵のための運転者の労力負担を軽減する構成
とした車両用操舵装置(パワーステアリング装置)が広
く普及している。
【0003】ところが、このような従来の車両用操舵装
置においては、操舵手段であるステアリングホイールと
舵取機構との機械的な連結が必要であり、車室の内部に
おけるステアリングホイールの配設位置が、車室外での
舵取機構との連結が可能な位置に限定されるという問題
があり、また、連結可能にステアリングホイールが配設
された場合であっても、連結の実現のために複雑な連結
構造を要し、車両の軽量化、組立て工程の簡素化を阻害
する要因となっている。
【0004】例えば、実公平2−29017号公報に
は、このような問題の解消を目的としたリンクレスのパ
ワーステアリング装置である車両用操舵装置が開示され
ている。この車両用操舵装置は、ステアリングホイール
を舵取機構から機械的に切り離して配し、また、従来の
車両用操舵装置における操舵補助用のアクチュエータと
同様に、舵取機構の中途に舵取り用のアクチュエータと
しての電動モータを配してなり、この電動モータを、ス
テアリングホイールの操作方向及び操作量の検出結果に
基づいて駆動することにより、ステアリングホイールの
操作に応じた舵取りを行わせる構成となっている。
【0005】以上のように構成された分離型の車両用操
舵装置は、ステアリングホイールの配設自由度の増加、
車両の軽量化等の前述した目的に加え、レバー、ペダル
等、ステアリングホイールに代わる新たな操舵手段の実
現、及び路面上の誘導標識の検出、衛星情報の受信等の
走行情報に従う自動運転システムの実現等、将来におけ
る自動車技術の発展のために有用なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような車両用
操舵装置では、操舵トルクを検出する手段として、従来
からのトーションバーを使用したトルクセンサが考えら
れているが、トーションバーを使用したトルクセンサ
は、高価であり、また、サイズ、設置位置等の制約の
為、設計の自由度が制約される問題があった。本発明
は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、トルク
を検出する為のスペースが小さく、また、その為の部品
コストが安価な分離型の車両用操舵装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る車両用操
舵装置は、車輪の向きを変える舵取機構が舵輪と機械的
に連結されず、舵輪の操舵角及び舵輪に加わる操舵トル
クを求め、求めた操舵角及び操舵トルクに応じて、前記
舵取機構が有する第1の電動モータを駆動制御し、舵角
を増減制御する車両用操舵装置において、前記舵輪の軸
に連結された第2の電動モータと、該第2の電動モータ
の逆起電圧又は該第2の電動モータに流れる電流を検出
する検出手段と、該検出手段が検出した逆起電圧又は電
流、前記操舵角、前記舵輪の慣性モーメント及び前記第
2の電動モータの慣性モーメントに基づき前記操舵トル
クを演算する手段とを備えることを特徴とする。
【0008】この車両用操舵装置では、車輪の向きを変
える舵取機構が舵輪と機械的に連結されず、舵輪の操舵
角及び舵輪に加わる操舵トルクを求め、求めた操舵角及
び操舵トルクに応じて、舵取機構が有する第1の電動モ
ータを駆動制御し、舵角を増減制御する。第2の電動モ
ータが舵輪の軸に連結され、検出手段は、第2の電動モ
ータの逆起電圧又は第2の電動モータに流れる電流を検
出する。演算する手段は、検出手段が検出した逆起電圧
又は電流、操舵角、舵輪の慣性モーメント及び第2の電
動モータの慣性モーメントに基づき操舵トルクを演算す
る。これにより、トルクを検出する為のスペースが小さ
く、また、その為の部品コストが安価な分離型の車両用
操舵装置を実現することが出来る。
【0009】第2発明に係る車両用操舵装置は、前記第
2の電動モータは、前記舵輪にその操作方向と逆方向の
力を与える反力モータであることを特徴とする。
【0010】この車両用操舵装置では、第2の電動モー
タが、舵輪にその操作方向と逆方向の力を与える反力モ
ータであるので、トルクを検出する為のスペースが不要
であり、また、その為の部品コストが安価な分離型の車
両用操舵装置を実現することが出来る。
【0011】第3発明に係る車両用操舵装置は、車輪の
向きを変える舵取機構が舵輪と機械的に連結されず、舵
輪の操舵角及び舵輪に加わる操舵トルクを求め、求めた
操舵角及び操舵トルクに応じて、前記舵取機構が有する
第1の電動モータを駆動制御し、舵角を増減制御する車
両用操舵装置において、前記舵輪の軸に連結された第2
の電動モータと、該第2の電動モータの逆起電圧又は該
第2の電動モータに流れる電流を検出する検出手段と、
該検出手段が検出した逆起電圧又は電流、前記舵輪の慣
性モーメント及び前記第2の電動モータの慣性モーメン
トに基づき前記操舵トルクを演算する手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0012】この車両用操舵装置では、車輪の向きを変
える舵取機構が舵輪と機械的に連結されず、舵輪の操舵
角及び舵輪に加わる操舵トルクを求め、求めた操舵角及
び操舵トルクに応じて、舵取機構が有する第1の電動モ
ータを駆動制御し、舵角を増減制御する。第2の電動モ
ータが舵輪の軸に連結され、検出手段は、第2の電動モ
ータの逆起電圧又は第2の電動モータに流れる電流を検
出する。演算する手段は、検出手段が検出した逆起電圧
又は電流、舵輪の慣性モーメント及び第2の電動モータ
の慣性モーメントに基づき操舵トルクを演算する。これ
により、トルクを検出する為のスペースが小さく、ま
た、その為の部品コストが安価な分離型の車両用操舵装
置を実現することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて説明する。図1(a)は、本発明
に係る車両用操舵装置の原理構成を示す原理図である。
この車両用操舵装置は、ステアリングホイール2(舵
輪)に連結され、ステアリングホイール2にその操作方
向と逆方向の力を与える反力モータ3(第2の電動モー
タ)と、反力モータ3の逆起電圧又は反力モータ3に流
れる電流を検出する検出器34(検出手段)と、ステア
リングホイール2の操舵角を検出するロータリエンコー
ダ33とを備えている。
【0014】この車両用操舵装置は、また、検出器34
が検出した逆起電圧又は電流とロータリエンコーダ33
が検出した操舵角とステアリングホイール2の慣性モー
メントと反力モータ3の慣性モーメントとに基づき、ス
テアリングホイール2に加わる操舵トルクを演算検出す
る操舵制御部4a(演算する手段)を備えている。操舵
制御部4aは、また、演算検出した操舵トルクに基づ
き、反力モータ3によりステアリングホイール2にその
操作方向と逆方向の力を与える反力制御を行う。図1
(b)は、上述した図1(a)に示す原理構成の車両用
操舵装置のステアリングホイール2と反力モータ3との
間に、反力モータ3の回転速度を増加させる為の増速ギ
ヤ7を設けた場合の原理構成を示す原理図である。
【0015】以下に、このような構成の車両用操舵装置
の原理を説明する。図1(b)に示すように、増速ギヤ
7を設けてある場合、増速ギヤ7のギヤ比をn:1、ス
テアリングホイール2の操舵角をθh 、反力モータ3の
回転角度をθm とすると、 θm =n・θh (1) また、増速ギヤ7のステアリングホイール2側のギヤに
加わるトルクをTx 、増速ギヤ7の反力モータ3側のギ
ヤに加わるトルクをTy とすると、 Tx =n・Ty (2)
【0016】ここで、ステアリングホイール2に加わる
トルク(操舵トルク)をT、反力モータ3に加わるトル
クをTm 、既知であるステアリングホイール2の慣性モ
ーメントをIh 、既知である反力モータ3の慣性モーメ
ントをIm 、既知であるステアリングホイール2から増
速ギヤ7迄の粘性抵抗係数をCh 、既知である増速ギヤ
7から反力モータ3迄の粘性抵抗係数をCm とすると、 Tx =T−Ih ・θh ″−Ch ・θh ′ (3) Ty =Tm +Im ・θm ″+Cm ・θm ′ (4) (但し、θ′=dθ/dt θ″=d2 θ/dt2
【0017】(3),(4)式を(2)式に代入して、 T−Ih ・θh ″−Ch ・θh ′=nTm +nIm ・θ
m ″+nCm ・θm ′ (1)式より、 T−Ih ・θh ″−Ch ・θh ′=nTm +nIm ・n
・θh ″+nCm ・n・θh ′ 整理して、 T−nTm =Ih ・θh ″+Ch ・θh ′ +n2 m ・θh ″+n2 m ・θh ′ =(Ih +n2 m )θh ″ +(Ch +n2 m )θh ′ (5)
【0018】i) 反力モータの反力が無い(Tm
0)場合 粘性抵抗分を無視すると、(5)式から、 T=(Ih +n2 m )θh ″ θh =θm /nより、 T=((Ih +n2 m )/n)θm ″ (6)
【0019】反力モータ3の逆起電圧定数をKe とする
と、このときの反力モータ3の逆起電圧V=Ke
θm ′である。従って、θm ′=V/Ke ∴ θm ″=V′/Ke (但し、V′=dV/d
t) よって、(6)式より、 T=(Ih +n2 m )・V′/(n・Ke ) (7) となり、検出器34が検出した反力モータ3の逆起電圧
V、ステアリングホイール2の慣性モーメントIh 及び
反力モータ3の慣性モーメントIm より、ステアリング
ホイール2に加わるトルクTを求めることが出来る。つ
まり、反力モータ3に代えて、反力モータではない電動
モータを使用した場合は、電動モータの逆起電圧V、ス
テアリングホイール2の慣性モーメントIh及び電動モ
ータの慣性モーメントIm より、ステアリングホイール
2に加わるトルクTを求めることが出来る。
【0020】ここで、粘性抵抗分を考慮すると、(5)
式及びθh =θm /nより、 T=(Ih +n2 m )θm ″/n +(Ch +n2 m )θm ′/n (8) θm ′=V/Ke 及びθm ″=V′/Ke より、 T=(Ih +n2 m )V′/nKe +(Ch +n2 m )V/nKe (9)
【0021】ii)反力モータの反力が有る(Tm ≠0)
場合 反力モータ3に加わるトルクTm は、反力モータ3に流
れる電流iを検出することにより求めることが出来、反
力モータ3のトルク定数をKt とすると、Tm=i・K
t である。従って、反力モータ3を作動させる場合、そ
の流れる電流iを検出すれば、i)で求めた(6)〜
(9)の各式にnTm を加えることで、ステアリングホ
イール2に加わるトルクTを求めることが出来る。
【0022】例えば、(8)式にnTm を加えると、 T=(Ih +n2 m )θm ″/n +(Ch +n2 m )θm ′/n+nTm =(Ih +n2 m )ωm ′/n +(Ch +n2 m )ωm /n+nTm (10) (但し、ωm =θm ′=反力モータ3の回転速度 ωm ′=dωm /dt) となり、ロータリエンコーダ33が検出したステアリン
グホイール2の操舵角θ h (又は反力モータ3の回転角
度θm )、検出器34が検出した反力モータ3に流れる
電流i、ステアリングホイール2の慣性モーメントIh
及び反力モータ3の慣性モーメントIm より、反力モー
タの反力が有り、粘性抵抗分を考慮した場合のステアリ
ングホイール2に加わるトルクTを求めることが出来
る。
【0023】図2は、本発明に係る車両用操舵装置の実
施の形態の要部構成を示すブロック図である。この車両
用操舵装置は、図示しない車体の左右に配された一対の
舵取り用の車輪10,10に舵取り動作を行わせるため
の舵取機構1と、舵取機構1から機械的に切り離して配
された操舵手段であるステアリングホイール2と、ステ
アリングホイール2に反力を付与する反力アクチュエー
タ3(第2の電動モータ)と、マイクロプロセッサを用
いてなる操舵制御部4とを備え、ステアリングホイール
2の操作に応じた操舵制御部4の動作により、舵取機構
1の中途に配した操舵モータ5(第1の電動モータ)を
駆動し、舵取機構1を作動させる構成となっている。
【0024】舵取機構1は、公知のように、車体の左右
方向に延設されて軸長方向に摺動する操舵軸11の両端
部と、車輪10,10を支持するナックルアーム12,
12とを、各別のタイロッド13,13により連結し、
操舵軸11の両方向への摺動によりタイロッド13,1
3を介してナックルアーム12,12を押し引きし、車
輪10,10を左右に操向させるものであり、この操向
は、操舵軸11の中途部に同軸的に構成された操舵モー
タ5の回転を、適宜の運動変換機構により操舵軸11の
摺動に変換して行われる。
【0025】操舵軸11は、操舵軸ハウジング14との
間に介装された図示しない回転拘束手段により軸回りの
回転を拘束されており、操舵モータ5の回転は、操舵軸
11の軸長方向の摺動に変換され、操舵モータ5の回転
に応じた舵取り(操舵用の車輪10,10の操向)が行
われる。このように舵取りされる車輪10,10の舵角
は、操舵モータ5の一側の操舵軸ハウジング14と操舵
軸11との相対摺動位置を媒介として、舵角センサ16
により検出されるようになしてあり、舵角センサ16の
出力は、操舵モータ5の回転位置を検出するロータリエ
ンコーダ15の出力と共に、操舵制御部4に与えられて
いる。
【0026】ステアリングホイール2に反力を付与する
反力アクチュエータ3は、電動モータ(例えば3相ブラ
シレスモータ)であり、回転軸30に関連して、そのケ
ーシングを図示しない車体の適宜部に固定して取り付け
てある。ステアリングホイール2は、回転軸30の一側
の突出端に同軸的に固定されている。
【0027】反力アクチュエータ3は、操舵制御部4か
ら与えられる反力指示トルク信号に応じた駆動回路3a
からの通電により正逆両方向に駆動され、回転軸30の
一端に取り付けたステアリングホイール2に、その操作
方向と逆方向の力(反力)を付与する動作をなす。従っ
て、ステアリングホイール2の回転操作には、反力アク
チュエータ3が発生する反力に抗する操舵トルクを加え
る必要がある。このようにしてステアリングホイール2
に加えられる操舵トルクは、操舵制御部4により、反力
アクチュエータ3に流れる電流に基づき演算検出され、
反力アクチュエータ3が発生する反力の調節に使用され
る。電流センサ3bは、駆動回路3aから反力アクチュ
エータ3に通電する電流を検出し、操舵制御部4に与え
る。
【0028】ステアリングホイール2の操作量(操舵
角)は、反力アクチュエータ3に付設されたロータリエ
ンコーダ33により、操作方向を含めて検出されてお
り、これらの検出結果は、操舵制御部4に与えられてい
る。また、操舵制御部4には、車両の走行速度を検出す
る車速センサ6の検出結果が与えられている。操舵制御
部4の出力は、反力アクチュエータ3と操舵モータ5と
に、各別の駆動回路3a,5aを介して与えられてお
り、反力アクチュエータ3及び操舵モータ5は、操舵制
御部4からの指示信号に応じて各別の動作を行うように
なしてある。
【0029】操舵制御部4は、ステアリングホイール2
に付与すべき反力を決定し、反力を発生させるべく反力
アクチュエータ3に反力指示トルク信号を発する反力制
御を行い、また、ロータリエンコーダ33が検出したス
テアリングホイール2の操舵角と、電流センサ3bが検
出した反力アクチュエータ3(反力モータ)に流れる電
流と、ステアリングホイール2の慣性モーメントと、反
力アクチュエータ3の慣性モーメントとにより、上述し
たように、ステアリングホイール2に加えられる操舵ト
ルクを演算検出する。
【0030】また、操舵制御部4は、ロータリエンコー
ダ33からの入力によりステアリングホイール2の操作
方向を含めた操作角度を認識し、舵取機構1に付設され
た舵角センサ16からの入力により認識される実舵角度
との舵角偏差を求め、この舵角偏差を、車速センサ6か
らの入力として与えられる車速の遅速、及び演算検出し
た操舵トルクに応じて大小となるように補正して目標舵
角を求め、この目標舵角が得られるまで操舵モータ5を
駆動する操舵制御動作を行う。このとき、ロータリエン
コーダ15からの入力は、操舵モータ5が所望の回転位
置に達したか否かを調べるためのフィードバック信号と
して用いられる。
【0031】以下に、このような構成の車両用操舵装置
の動作を、それを示す図3のフローチャートを参照しな
がら説明する。先ず、操舵制御部4は、電流センサ3b
に、反力モータ3に流れる電流iを検出させて読み込み
(S2)、nTm をn・i・Kt により求め記憶する
(S4)。次に、操舵制御部4は、ロータリエンコーダ
33が検出したステアリングホイール2の操舵角θ
h (又は反力モータ3の回転角度θm )から反力モータ
3の回転速度ωm を算出検出させて読み込み(S6)、
今回のサンプリング周期の回転速度ωm (N)として記
憶する(S8)。次に、操舵制御部4は、今回のサンプ
リング周期の回転速度ωm (N)と、前回のサンプリン
グ周期に検出し記憶した回転速度ωm (N−1)との差
を演算し、Δωm として記憶する(S10)。
【0032】次に、操舵制御部4は、サンプリング周期
ΔtによりΔωm を割り算して、反力モータ3の回転加
速度ωm ′を求めて記憶する(S12)。次に、操舵制
御部4は、記憶してあるnTm (S4)及び反力モータ
3の回転加速度ωm ′(S12)を、(10)式 T=(Ih +n2 m )ωm ′/n +(Ch +n2 m )ωm /n+nTm (10) に代入して、ステアリングホイール2に加わるトルクT
(操舵トルク)を演算する(S14)。次に、操舵制御
部4は、今回のサンプリング周期の回転速度ωm (N)
を、前回のサンプリング周期の回転速度ωm (N−1)
として記憶し(S16)リターンする。
【0033】尚、反力モータ3に代えて、反力モータで
はない電動モータを使用した場合は、電動モータの逆起
電圧V、ステアリングホイール2の慣性モーメントIh
及び電動モータの慣性モーメントIm より、(9)式を
演算して、ステアリングホイール2に加わるトルクTを
求めることが出来る。
【0034】
【発明の効果】第1,3発明に係る車両用操舵装置によ
れば、トルクを検出する為のスペースが小さく、また、
その為の部品コストが安価な分離型の車両用操舵装置を
実現することが出来る。
【0035】第2発明に係る車両用操舵装置によれば、
トルクを検出する為のスペースが不要であり、また、そ
の為の部品コストが安価な分離型の車両用操舵装置を実
現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用操舵装置の原理構成を示す
原理図である。
【図2】本発明に係る車両用操舵装置の実施の形態の要
部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る車両用操舵装置の動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 舵取機構 2 ステアリングホイール(舵輪) 3 反力モータ(反力アクチュエータ、第2の電動モー
タ) 3a,5a 駆動回路 3b 電流センサ(検出手段) 4,4a 操舵制御部(演算する手段) 5 操舵モータ(第1の電動モータ) 7 増速ギヤ 30 回転軸(舵輪の軸) 33 ロータリエンコーダ 34 検出器(検出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪の向きを変える舵取機構が舵輪と機
    械的に連結されず、舵輪の操舵角及び舵輪に加わる操舵
    トルクを求め、求めた操舵角及び操舵トルクに応じて、
    前記舵取機構が有する第1の電動モータを駆動制御し、
    舵角を増減制御する車両用操舵装置において、 前記舵輪の軸に連結された第2の電動モータと、該第2
    の電動モータの逆起電圧又は該第2の電動モータに流れ
    る電流を検出する検出手段と、該検出手段が検出した逆
    起電圧又は電流、前記操舵角、前記舵輪の慣性モーメン
    ト及び前記第2の電動モータの慣性モーメントに基づき
    前記操舵トルクを演算する手段とを備えることを特徴と
    する車両用操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の電動モータは、前記舵輪にそ
    の操作方向と逆方向の力を与える反力モータである請求
    項1記載の車両用操舵装置。
  3. 【請求項3】 車輪の向きを変える舵取機構が舵輪と機
    械的に連結されず、舵輪の操舵角及び舵輪に加わる操舵
    トルクを求め、求めた操舵角及び操舵トルクに応じて、
    前記舵取機構が有する第1の電動モータを駆動制御し、
    舵角を増減制御する車両用操舵装置において、 前記舵輪の軸に連結された第2の電動モータと、該第2
    の電動モータの逆起電圧又は該第2の電動モータに流れ
    る電流を検出する検出手段と、該検出手段が検出した逆
    起電圧又は電流、前記舵輪の慣性モーメント及び前記第
    2の電動モータの慣性モーメントに基づき前記操舵トル
    クを演算する手段とを備えることを特徴とする車両用操
    舵装置。
JP2000111302A 1999-04-14 2000-04-12 車両用操舵装置 Expired - Fee Related JP4329220B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009166776A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Honda Motor Co Ltd 操舵装置

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