JP2000355282A - サスペンションメンバ構造 - Google Patents

サスペンションメンバ構造

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JP2000355282A
JP2000355282A JP11165929A JP16592999A JP2000355282A JP 2000355282 A JP2000355282 A JP 2000355282A JP 11165929 A JP11165929 A JP 11165929A JP 16592999 A JP16592999 A JP 16592999A JP 2000355282 A JP2000355282 A JP 2000355282A
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    • B62D21/11Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted with resilient means for suspension, e.g. of wheels or engine; sub-frames for mounting engine or suspensions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トレッド違いに応じた部品の共用を図ることが
できるサスペンションメンバ構造を提供することを課題
としている。 【解決手段】後側のマウントインシュレータ2を後側ク
ロス部材1の左右両端部側にそれぞれ配置し、前側のマ
ウントインシュレータ4を左右のサイド部材3の前端部
にそれぞれ配置して、後側クロス部材1の前面に上記左
右のサイド部材3の後端部をそれぞれ連結すると共に、
その左右のサイド部材3間に上記前側クロス部材5を配
置した。また、後側のロアリンク取付け用ブラケット7
を後側クロス部材1に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のサスペンシ
ョンメンバ構造に係り、特にマルチリンク式リアサスペ
ンションに好適なサスペンションメンバ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリアサスペンションメンバは、図
4に示すように、車幅方向で対向配置される左右一対の
サイド部材50の間に、前側クロス部材51及び後側ク
ロス部材52が配置されて井桁状に組み付けられてい
る。そして、上記一対のサイド部材50の各前端部及び
後端部にそれぞれ左右で対をなす弾性支持部材53、5
4が設けられ、その弾性支持部材53、54を介してサ
スペンションメンバは車体側部材に弾性支持されてい
る。
【0003】また、上記サイド部材50に対し、前後の
ロアリンク取付け用ブラケット55がそれぞれ設けられ
ると共に、車両前後方向で対向配置する上記前側クロス
部材51及び後側クロス部材42にディファレンシャル
・ギヤ(不図示)が弾性ブッシュ56を介して弾性支持
される。図4中、符号57は、前後のアッパリンク取付
け用ブラケットである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コスト削減から部品の
共用化が図られているが、上記構造のサスペンションメ
ンバ構造にあっては、後側の車体側部材への弾性支持点
P1を変更することなく、車種に応じたトレッド違いに
対応をすべく、前側の車体側部材への弾性支持点P2を
変更した場合、上記4部材50,51,52とも部品を
変更する必要があり、共用化を図ることができない。
【0005】なお、サイド部材50を変更することなく
後側の弾性支持点P1を固定して前側弾性支持点P2を
車幅方向外方向にオフセットすると、サイド部材50
は、後側の弾性支持点P1を支点として車幅方向に旋回
させた形となり、当該サイド部材50に設けたリンク取
付け角度などが変更してしまう。したがって、リンク部
材の共用等の関係から、そのままではサイド部材50を
共用することは困難となる。
【0006】また、ディファレンシャル・ギヤは前後の
クロス部材51,52に支持され、その前後のクロス部
材51,52はサイド部材50を介して車体側部材に支
持される構造となるために、ディファレンシャル・ギヤ
のワインドアップ入力によって、クロス部材51,52
とサイド部材50との連結部(溶接部)、特に後側クロ
ス部材52とサイド部材50との連結部に対し大きなせ
ん断力が入力されるので、強度・剛性を確保するための
対策が必要となる。
【0007】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、トレッド違いに応じた部品の共用を図
ることができるサスペンションメンバ構造を提供するこ
とを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、車両前後方向に対向配
置されてそれぞれ略車幅方向に延在する前側クロス部材
及び後側クロス部材と、略車両前後方向に延在する左右
のサイド部材とを組み付けて構成され、車輪と車体との
間に介在するサスペンションリンクを揺動自在に支持す
ると共に、車両前後方向前側及び後側が、それぞれ左右
一対の弾性支持部材を介して車体側部材に支持されるサ
スペンションメンバ構造において、上記後側の弾性支持
部材を後側クロス部材の左右両端部側にそれぞれ配置
し、上記前側の弾性支持部材を左右のサイド部材の前端
部にそれぞれ配置して、後側クロス部材の前面に対し上
記左右のサイド部材の後端部をそれぞれ連結すると共
に、その左右のサイド部材間に上記前側クロス部材を配
置したことを特徴とするサスペンションメンバ構造を提
供するものである。
【0009】次に、請求項2に記載した発明は、請求項
1に記載した構成に対し、上記後側クロス部材に対しロ
アリンク取付け点を配置したことを特徴とするものであ
る。次に、請求項3に記載した発明は、車両前後方向に
対向配置されてそれぞれ略車幅方向に延在する前側クロ
ス部材及び後側クロス部材と、略車両前後方向に延在す
る左右のサイド部材とを組み付けて構成され、車輪と車
体との間に介在するサスペンションリンクを揺動自在に
支持すると共に、車両前後方向前側及び後側が、それぞ
れ左右一対の弾性支持部材を介して車体側部材に支持さ
れるサスペンションメンバ構造において、上記前側の弾
性支持部材を前側クロス部材の左右両端部側にそれぞれ
配置し、上記後側の弾性支持部材を左右のサイド部材の
後端部にそれぞれ配置して、前側クロス部材の後面に対
し上記左右のサイド部材の前端部をそれぞれ連結すると
共に、その左右のサイド部材間に上記後側クロス部材を
配置したことを特徴とするサスペンションメンバ構造を
提供するものである。
【0010】次に、請求項4に記載した発明は、請求項
3に記載した構成に対し、上記前側クロス部材に対しロ
アリンク取付け点を配置したことを特徴とするものであ
る。次に、請求項5に記載した発明は、請求項1〜請求
項4のいずれかに記載した構成に対し、上記前側クロス
部材及び後側クロス部材にディファレンシャル・ギヤが
弾性支持されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、車体側部
材への後側の弾性支持点がサイド部材に無いので、車体
側部材への後側の弾性支持点を変更することなく、トレ
ッドの変更に合わせて前側の弾性支持点を車幅方向に変
位する場合には、前後のクロス部材の部品を変更するだ
けで対応でき、左右のサイド部材を共用化することがで
きるという効果がある。
【0012】また、ロアリンクからの横力を、サスペン
ションメンバの車両前後方向前側で多く負担する構成と
なっている場合に、本発明では、前側クロス部材は左右
のサイド部材間に配置されているので、当該前側クロス
部材は、上記横力を主に軸力として受けて前側クロス部
材とサイド部材との連結部に大きなせん断力が入力され
ることが防止される。この結果、サイド部品の共用化を
図りつつ、サイド部材と前側クロス部材との連結部が強
度上及び剛性上の点で有利な構造となる。
【0013】次に、請求項2に係る発明によれば、上記
請求項1に係る発明の効果に併せて、後側クロス部材の
前面にサイド部材を連結しても、後側クロス部材にロア
リンク取付け点を配置したので、ロアリンクからの荷重
による後側クロス部材とサイド部材との連結部へのせん
断入力が緩和されて、部品の共用化を図りつつ、当該後
側クロス部材とサイド部材との連結部が強度上及び剛性
上の点で有利な構造となる。
【0014】次に、請求項3に係る発明によれば、車体
側部材への前側の弾性支持点がサイド部材に無いので、
車体側部材への前側の弾性支持点を変更することなく、
トレッドの変更に合わせて後側の弾性支持点を車幅方向
に変位する場合には、前後のクロス部材の部品を変更す
るだけで対応でき、左右のサイド部材を共用化すること
ができるという効果がある。
【0015】また、リンクからの横力を、サスペンショ
ンメンバの車両前後方向後側で多く負担する構成となっ
ている場合に、本発明では、後側クロス部材は左右のサ
イド部材間に配置されているので、当該後側クロス部材
は、上記横力を主に軸力として受けて前側クロス部材と
サイド部材との連結部に大きなせん断力が入力されるこ
とが防止される。この結果、サイド部品の共用化を図り
つつ、サイド部材と後側クロス部材との連結部が強度上
及び剛性上の点で有利な構造となる。
【0016】次に、請求項4に係る発明によれば、上記
請求項3に係る発明の効果に併せて、前側クロス部材の
後面にサイド部材を連結しても、前側クロス部材にロア
リンク取付け点を配置したので、ロアリンクからの荷重
による前側クロス部材とサイド部材との連結部へのせん
断入力が緩和されて、部品の共用化を図りつつ、当該前
側クロス部材とサイド部材との連結部が強度上及び剛性
上の点で有利な構造となる。
【0017】次に、請求項5に係る発明では、ディファ
レンシャル・ギヤを弾性支持する前側取付け点若しくは
後側取付け点の一方が、車体側部材に直接弾性支持され
るクロス部材に配置されることで、ディファレンシャル
・ギヤのワインドアップ入力に対する一方のクロス部材
とサイド部材との連結部におけるせん断力が緩和して当
該連結部の強度上及び剛性上、有利な構造となる。
【0018】特に、上記ディファレンシャル・ギヤのワ
インドアップ入力は車両前後方向後側で大きいので、上
記請求項1や請求項2のように、後側クロス部材を車体
側部材に弾性支持させた場合に特に有効である。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明野実施形態について
図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る
サスペンションメンバ構造を示す平面図である。まず構
成について説明すると、後側クロス部材1が、略車幅方
向に延在している。この後側クロス部材1の左右両端部
1a側が、車両前後方向後側に曲げられることで、全体
として略円弧を描いて車幅方向に延在している。その左
右両端部1aにそれぞれ弾性支持部材であるマウントイ
ンシュレータ2が取り付けられている。
【0020】その後側クロス部材1の前面における左右
対称の位置には、それぞれサイド部材3の取付け面(連
結部B)が設けられ、その各サイド部材3の取付け面に
対してサイド部材3の後端部が溶接によってそれぞれ取
り付けられる。各サイド部材3は略車両前後方向前方に
延設し、その各サイド部材3の前端部に、弾性支持部材
であるマウントインシュレータ4が取り付けられてい
る。
【0021】その一対のサイド部材3間における前側部
分に前側クロス部材5が配置して、当該前側クロス部材
5の両端部はそれぞれサイド部材3の内面に溶接により
取り付けられている。そして、上記後側クロス部材1に
設けたマウントインシュレータ2及び両サイド部材3の
先端部に設けたマウントインシュレータ4を介して、サ
スペンションメンバAは、車体側部材に弾性支持され
る。
【0022】また、ロアリンクの前側取付けブラケット
6を、サイド部材3の前側(前側クロス部材5との連結
部近傍)の下部に設けると共に、当該ロアリンクの後側
取付けブラケット7(ロアリンク取付け点)を後側クロ
ス部材1の下面に設けている。なお、上記各サイド部材
3は、延在方向途中位置が上方に湾曲し、その湾曲部3
aの上面に、前後の各アッパリンク取付け用ブラケット
8が取り付けられている。
【0023】さらに、不図示のディファレンシャル・ギ
ヤが、前側クロス部材5及び後側クロス部材1に対して
弾性ブッシュ9を介して弾性支持される。なお、前側の
弾性ブッシュ9は軸を上下に向けて取り付けされ、後側
の弾性ブッシュ9は軸を車両前後方向に向けて取り付け
られる。上記構成のサスペンションメンバ構造にあって
は、車両のトレッド違いに対応して、後側の弾性支持点
P1の位置を変更することなく、前側の弾性支持点P2
を車幅方向にオフセットしたサスペンションメンバを製
造する場合には、前後のクロス部材1,5の部品だけつ
まり2部品だけが変更部品となり、サイド部材3は共用
可能となる。
【0024】すなわち、本実施形態のサスペンションメ
ンバ構造では、後側の弾性支持点P1の位置は後側クロ
ス部材1によって決定されて、左右のサイド部材3は、
後側の弾性支持点P1の位置に直接影響しないため、左
右のサイド部材3の位置を、前側の弾性支持点P2に合
わせて自由に車幅方向に変更してレイアウトでき、その
変更後のサイド部材3の位置と連結可能な前側クロス部
材5及び後側クロス部材1を使用すればよい。
【0025】ここで、上記のように後側弾性支持点P1
の位置を変更しない場合には、後側クロス部材1の素材
として同一のものを使用して、図2に示すように、左右
の両端部1aの曲げ方を調整することで、サイド部材3
の取付け面(サイド部材3と後側クロス部材1との連結
部B)を車幅方向に変位させて、上記トレッド違いに対
応させることができる。
【0026】上記曲げ加工で、サイド部材3の取付け面
位置を調整する場合には、後側サイド部材3として曲げ
加工の容易なパイプ材を使用すると良い。なお、トレッ
ド違いに対応して、サイド部材3の取付け面の位置を変
更することなく前側弾性支持点P2を車幅方向外方に移
動すると、リンク取付け角度が変更されるばかりか、サ
イド部材3の取付け面と前側弾性支持点P2との間の車
幅方向のオフセット量が大きくなり、サイド部材3と後
側クロス部材1との連結部Bが強度上及び剛性上の点で
不利となる。
【0027】また、ロアリンクから横力が入力される
が、前側のロアリンク取付け点にあっては、サイド部材
3の内側に対し車幅方向から前側クロス部材5が連結し
ているので、当該前側クロス部材5とサイド部材3との
連結部Cに大きなせん断力が入力されることが防止され
る。また、後側のロアリンク取付け点にあっては、従来
のように後側のロアリンク取付け点をサイド部材3に設
定すると、ロアリンクからの入力によって後側クロス部
材1とサイド部材3との連結部Bに大きなせん断力が入
力される。しかし、本実施形態では、後側のロアリンク
取付け点を構成するブラケット7を、車体側部材に弾性
支持される後側クロス部材1に設定しているため、本実
施形態のメンバ構造を採用しても、ロアリンクからの入
力によって後側クロス部材1とサイド部材3との連結部
Bに大きなせん断力が入力されることを防止できる。
【0028】また、ディファレンシャル・ギヤからワイ
ンドアップ入力を受けるが、本実施形態では、ディファ
レンシャル・ギヤの車両前後方向後側を支持する後側ク
ロス部材1が直接、車体側部材に弾性支持されているの
で、従来のように、サイド部材3と後側クロス部材1と
の連結部Bに上記ワインドアップ入力による大きなせん
断力が発生することが防止され、当該ワインドアップ入
力に対しサイド部材3と後側クロス部材1との連結部B
が強度や剛性を確保するための対策が必要となる。
【0029】また、本実施形態では、上述のように、後
側クロス部材1を、平面視で、車両前後方向前側に凸の
略円弧状に曲げた形状に成形することで、当該後側クロ
ス部材1を車幅方向に向けて直線上に延在させた場合に
比べて、当該後側クロス部材1、更にはサスペンション
メンバA全体の、車両前後方向荷重に対する剛性が高く
設定されている。これと同時に、上述のように、曲げ方
や曲げ量を調整することで、後側クロス部材1について
は、同一の素材を使用しつつ、トレッド違いに対応して
サイド部材3の取付け面の位置を容易に変更することが
できる。
【0030】もっとも、後側の弾性支持部材2の位置も
変更する場合には、別の部材から後側クロス部材1を作
成すればよい。この場合であっても、左右のサイド部材
3は共用可能となる。ここで、サスペンションメンバ構
造として、前後のクロス部材間に左右のサイド部材を前
後に架設することも考えられる(この場合には、前後の
クロス部材の各端部に弾性支持部材が配置される)が、
トレッド違いに対応して後側の弾性支持点を固定して前
側の弾性支持点の位置を変更する場合に、4つの部品と
も変更する必要があり共用化を図ることが出来なくなる
ばかりか、従来と同様に全てのロアリンク取付け点をサ
イド支持部材に設定した場合には、ロアリンクからの横
力に対して両クロス部材とサイド部材との各連結部が強
度上や剛性上の点で不利な構造となる。
【0031】次に、第2の実施形態について図面を参照
しつつ説明する。なお、上記第1実施形態と同様な部材
については、同一の符号を付して詳細は省略する。本実
施形態のサスペンションメンバAは、図3に示すよう
に、前側クロス部材5と後側クロス部材1を入れ替えた
ような構造となっている。すなわち、前側クロス部材5
が、略車幅方向に延在している。この前側クロス部材5
の左右両端部5a側は、車両前後方向前側に曲げられ
て、全体として略円弧を描いて車幅方向に延在してい
る。その左右両端部1aにそれぞれ弾性支持部材である
マウントインシュレータ4が取り付けられている。
【0032】その前側クロス部材5の後面における左右
対称の位置には、それぞれサイド部材3の取付け面が設
けられ、その各サイド部材3の取付け面に対してサイド
部材3の前端部が溶接によってそれぞれ取り付けられ
る。各サイド部材3は略車両前後方向後方に延設し、そ
の各サイド部材3の後端部に、弾性支持部材であるマウ
ントインシュレータ2が設けられている。
【0033】その一対のサイド部材3間における後側部
分に後側クロス部材1が配置して、当該後側クロス部材
1の両端部はそれぞれサイド部材3の内面に溶接により
取り付けられている。そして、上記前側クロス部材5に
設けたマウントインシュレータ4及び両サイド部材3の
後端部に設けたマウントインシュレータ2によって、サ
スペンションメンバAは、車体側部材に弾性支持され
る。
【0034】また、ロアリンクの後側取付け用ブラケッ
ト7を、サイド部材3の後側(後側クロス部材1との連
結部B近傍)に設けると共に、当該ロアリンクの前側取
付け用ブラケット6(ロアリンク取付け点)を前側クロ
ス部材5に設けている。なお、上記各サイド部材3は、
延在方向途中位置が上方に湾曲し、その湾曲部に、アッ
パリンク取付け用の前後のブラケット8が取り付けられ
ている。
【0035】さらに、不図示のディファレンシャル・ギ
ヤが、後側クロス部材1及び前側クロス部材5に対して
弾性ブッシュ9を介して弾性支持されている。上記構成
のサスペンションメンバ構造にあっては、車両のトレッ
ドの違いに対応して、前側の弾性支持点P2の位置を変
更することなく、後側の弾性支持点P1を車幅方向にオ
フセットしたサスペンションメンバを製造する場合に
は、前後のクロス部材1,5の部品だけつまり2部品だ
けが変更部品となり、サイド部材3は共用可能となる。
【0036】すなわち、本実施形態のサスペンションメ
ンバ構造では、前側の弾性支持点P2の位置は、前側ク
ロス部材5によって決定されて、左右のサイド部材3
は、前側の弾性支持点P2の位置に直接影響しないた
め、トレッド違いに対応して、左右のサイド部材3の位
置を、後側の弾性支持点P2に合わせて自由に車幅方向
に変更してレイアウトでき、その変更前のサイド部材3
の位置と連結可能な後側クロス部材1及び前側クロス部
材5を使用すればよい。
【0037】ここで、上記のように前側弾性支持点P2
の位置を変更しない場合には、前側クロス部材5の素材
として同一のものを使用して、左右の両端部5aの曲げ
方を調整することで、サイド部材3取付け面を車幅方向
に変位させて、上記トレッド違いに対応することができ
る。上記曲げ方でサイド部材3取付け面を調整する場合
には、前側サイド部材3としてパイプ材を使用すると良
い。
【0038】また、ロアリンクから横力が入力される
が、後側のロアリンク取付け点にあっ点は、サイド部材
3の内側に対し車幅方向から後側クロス部材1が連結し
ているので、当該後側クロス部材1とサイド部材3との
連結部Bに大きなせん断力が入力されることが防止され
る。また、前側のロアリンク取付け点にあっては、従来
のように前側のロアリンク取付け点をサイド部材3に設
定すると、ロアリンクからの入力によって前側クロス部
材5とサイド部材3との連結部Cに大きなせん断力が入
力される。しかし、本実施形態では、前側のロアリンク
取付け用ブラケット6を、車体側部材に弾性支持される
前側クロス部材5に設定しているため、本実施形態のメ
ンバ構造を採用しても、ロアリンクからの入力によって
前側クロス部材5とサイド部材3との連結部Cに大きな
せん断力が入力されることが防止される。
【0039】また、ディファレンシャル・ギヤからワイ
ンドアップ入力を受けるが、本実施形態では、ディファ
レンシャル・ギヤの車両前後方向前側を支持する前側ク
ロス部材5が直接、車体側支持部材に弾性支持されてい
るので、従来のように、サイド部材3と前側クロス部材
5との連結部Cに上記ワインドアップ入力による大きな
せん断力が発生することが防止され、当該ワインドアッ
プ入力に対しサイド部材3と前側クロス部材5との連結
部Cが強度上及び剛性上の点で有利な構造となる。
【0040】また、本実施形態では、上述のように、前
側クロス部材5を、車両前後方向後側に凸の略円弧状に
曲げた形状に成形することで、前側クロス部材5を車幅
方向に直線上に延在させた場合に比べて、当該前側クロ
ス部材5、更にはメンバA全体の、車両前後方向荷重に
対する剛性が高く設定されている。これと同時に、上述
のように、曲げ方や曲げ量を調整することで、前側クロ
ス部材5については、同一の部材を使用して、トレッド
違いに対応してサイド部材3取付け面の位置を容易に変
更することができる。
【0041】もっとも、前側の弾性支持点P2の位置も
変更する場合には、別の部材から前側クロス部材5を作
成すればよい。この場合であっても、左右のサイド部材
3は共用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1実施形態に係るサスペンシ
ョンメンバ構造を示す平面図である。
【図2】トレッド対応について説明するための図であ
る。
【図3】本発明に基づく第2実施形態に係るサスペンシ
ョンメンバ構造を示す平面図である。
【図4】従来のサスペンションメンバ構造を示す平面図
である。
【符号の説明】
1 後側クロス部材 2 後側のマウントインシュレータ(弾性支持部
材) 3 サイド部材 4 前側のマウントインシュレータ(弾性支持部
材) 5 前側クロス部材 6 前側のロアリンク取付け用ブラケット 7 後側のロアリンク取付け用ブラケット 8 アッパリンク取付け用ブラケット 9 ディファレンシャル・ギヤ取付け用弾性ブッシ
ュ B 後側クロス部材とサイド部材との連結部 C 前側クロス部材とサイド部材との連結部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向に対向配置されてそれぞれ
    略車幅方向に延在する前側クロス部材及び後側クロス部
    材と、略車両前後方向に延在する左右のサイド部材とを
    組み付けて構成され、車輪と車体との間に介在するサス
    ペンションリンクを揺動自在に支持すると共に、車両前
    後方向前側及び後側が、それぞれ左右一対の弾性支持部
    材を介して車体側部材に支持されるサスペンションメン
    バ構造において、 上記後側の弾性支持部材を後側クロス部材の左右両端部
    側にそれぞれ配置し、上記前側の弾性支持部材を左右の
    サイド部材の前端部にそれぞれ配置して、後側クロス部
    材の前面に対し上記左右のサイド部材の後端部をそれぞ
    れ連結すると共に、その左右のサイド部材間に上記前側
    クロス部材を配置したことを特徴とするサスペンション
    メンバ構造。
  2. 【請求項2】 上記後側クロス部材に対しロアリンク取
    付け点を配置したことを特徴とする請求項1に記載した
    サスペンションメンバ構造。
  3. 【請求項3】 車両前後方向に対向配置されてそれぞれ
    略車幅方向に延在する前側クロス部材及び後側クロス部
    材と、略車両前後方向に延在する左右のサイド部材とを
    組み付けて構成され、車輪と車体との間に介在するサス
    ペンションリンクを揺動自在に支持すると共に、車両前
    後方向前側及び後側が、それぞれ左右一対の弾性支持部
    材を介して車体側部材に支持されるサスペンションメン
    バ構造において、 上記前側の弾性支持部材を前側クロス部材の左右両端部
    側にそれぞれ配置し、上記後側の弾性支持部材を左右の
    サイド部材の後端部にそれぞれ配置して、前側クロス部
    材の後面に対し上記左右のサイド部材の前端部をそれぞ
    れ連結すると共に、その左右のサイド部材間に上記後側
    クロス部材を配置したことを特徴とするサスペンション
    メンバ構造。
  4. 【請求項4】 上記前側クロス部材に対しロアリンク取
    付け点を配置したことを特徴とする請求項3に記載した
    サスペンションメンバ構造。
  5. 【請求項5】 上記前側クロス部材及び後側クロス部材
    にディファレンシャル・ギヤが弾性支持されていること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載した
    サスペンションメンバ構造。
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