JP2000355659A - 色素組成物 - Google Patents

色素組成物

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JP2000355659A JP11167405A JP16740599A JP2000355659A JP 2000355659 A JP2000355659 A JP 2000355659A JP 11167405 A JP11167405 A JP 11167405A JP 16740599 A JP16740599 A JP 16740599A JP 2000355659 A JP2000355659 A JP 2000355659A
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由夫 稲垣
Yoshihisa Usami
由久 宇佐美
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色素を溶解し、かつ基板材料であるポリカー
ボネート材料を溶解することがない溶剤を用いることに
より、高い記録再生特性を示す光情報記録媒体の色素記
録層の形成に有利に用いられる色素組成物を提供するこ
と。 【解決手段】 色素とフッ素化環状アルカンもしくはア
ルケンとを含む色素組成物。フッ素化環状アルカンとし
て、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシク
ロペンタンを用いることが好ましく、色素として、シア
ニン色素、アゾ色素の金属錯体、あるいはオキソノール
色素を用いることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上にレーザ光
の照射による情報の記録が可能な色素記録層を有する光
情報記録媒体の製造に有利に用いることができる色素組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光により一回限りの情報の記録が
可能な光情報記録媒体(ライトワンス型の光ディスク)
は、追記型CD(所謂CD−R)として知られている。
CD−R型の光ディスクの代表的な構造は、透明な円盤
状基板上に有機色素からなる記録層、金などの金属から
なる反射層、更に樹脂製の保護層をこの順に積層したも
のである。このCD−R型の光ディスクへの情報の書き
込み(記録)は、一般に近赤外域のレーザ光(通常は7
80nm付近の波長のレーザ光)を光ディスクに照射す
ることにより行われ、色素記録層の照射部分がその光を
吸収して局所的に温度上昇し、物理的あるいは化学的な
変化(例えば、ピットなどの生成)が生じてその光学的
特性を変えることにより行われる。一方、情報の読み取
り(再生)も通常、記録用のレーザ光と同じ波長のレー
ザ光を光ディスクに照射することにより行われ、色素記
録層の光学的特性が変化した部位(ピットなどの生成に
よる記録部分)と変化しない部位(未記録部分)との反
射率の違いを検出することにより実施される。
【0003】最近では、より大きな記録容量を有する光
情報記録媒体が求められており、この要望に対応したも
のとして、追記型DVD(ディジタル・ビデオ・ディス
ク)(DVD−R)が提案されている(例えば、「日経
ニューメディア」別冊「DVD」、1995年発行)。
この文献には、上記CD−R型の光ディスクに対応す
る、追記型のDVD−R型の光ディスクとして、照射さ
れるレーザ光のトラッキングのための案内溝(プレグル
ーブ)がCD−R型に比べて半分以下(0.74〜0.
8μm)と狭く形成された透明な円盤状基板上に、有機
色素からなる記録層、そして通常は記録層の上に更に金
属反射層および樹脂製の保護層を設けてなる二枚の積層
体を、該記録層を内側にして接着剤で貼り合わせた構造
のもの、あるいは二枚で構成される積層体のうち、その
一枚を円盤状保護板に代えて、一方の基板のみに記録
層、金属反射層及び樹脂製の保護層を順に設けた構成の
ものが記載されている。上記のDVD−R型の光ディス
クへの情報の書き込み(記録)及び読み取り(再生)
は、上記CD−R型の光ディスクで一般的に用いられて
いる780nmより短波長のレーザ光(通常は600〜
700nmの波長の範囲のレーザ光)を照射することに
より行なわれる。
【0004】上記CD−R型やDVD−R型の光ディス
クの色素記録層の形成は、一般に色素を溶剤に溶解させ
た塗布液を調製した後、この塗布液をスピンコート法を
利用して塗布することにより行われている。スピンコー
ト法では、基板の回転により、基板上に滴下した塗布液
はその外周側に向かって流延されながら、余分な塗布液
は基板端部で振り切られ、同時に塗布液中の溶剤が蒸発
して、乾燥することにより基板上に薄い均一な厚みの色
素記録層が形成される。
【0005】色素含有塗布液の調製用の溶剤としては、
従来から、例えば、特開昭63−159090号公報に
記載されているように、フッ素含有化合物が好ましく用
いられている。このフッ素含有化合物は、色素に対して
比較的高い溶解性を示すと共に、ポリカーボネート製基
板を溶解させないなどの優れた特性を有している。そし
て上記公報には、具体的にフッ素化アルコール(2,
2,3,3−テトラフルオロー1−プロパノール)を用
いた例が記載されている。
【0006】特開平10−316596号、同10−3
16597号、及び同10−316598号の各公報に
は、主に洗浄剤として有用とされるフッ素化飽和炭化水
素が提案されている。そして、この公報には、フッ素化
飽和炭化水素として、4乃至6員のフッ素化環状アルカ
ンもしくはアルケンが好ましく、特に1,1,2,2,
3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンが好ましい
との記載がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光情
報記録媒体の色素記録層形成用の塗布液として有利に用
いることができる色素組成物を提供することにある。特
に、本発明の目的は、色素を溶解し、かつ基板材料であ
るポリカーボネート材料を溶解することがない溶剤を用
いることにより、高い記録再生特性を示す色素記録層を
得ることができる色素組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記フッ素
化環状アルカンもしくはアルケン、特に1,1,2,
2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンを色素
記録層形成用の塗布液調製用の溶剤として利用すべく検
討を行った。その検討によると、この化合物は、上記フ
ッ素化アルコールと同様にポリカーボネート製基板を溶
解させることがなく、また揮発性を示し、上記フッ素化
アルコールに比べて色素に対する溶解能は低いものの、
十分色素記録層形成用塗布液の調製用の溶剤として利用
できることが見出された。特に本発明者の検討では、上
記フッ素化環状アルカンもしくはアルケンは、シアニン
色素、アゾ色素の金属錯体、あるいはオキソノール色素
に対して比較的高い溶解性を示し、従って、これらの色
素を用いることにより、良好な記録再生特性(特に低い
ジッター値)を示す光情報記録媒体を製造できることが
見出された。
【0009】本発明は、色素とフッ素化環状アルカンも
しくはアルケンとを含む色素組成物にある。
【0010】また、本発明は、レーザ光の照射による情
報の記録が可能な色素記録層を有する光情報記録媒体製
造用の、色素とフッ素化環状アルカンもしくはアルケン
とを含む色素組成物にもある。
【0011】本発明の色素組成物は、以下の態様である
ことが好ましい。 (1)フッ素化環状アルカンもしくはアルケンが、色素
組成物中に60〜99.8重量%(更に好ましくは、8
0〜99.8重量%、特に好ましくは、90〜99.8
重量%)の範囲の量で含まれている色素組成物。 (2)フッ素化環状アルカンもしくはアルケンが、骨格
の炭素原子数の0.5乃至2.0倍(更に好ましくは、
炭素原子数の1.0乃至2.0倍、特に好ましくは、
1.0乃至1.8倍、最も好ましくは、1.2乃至1.
6倍)のフッ素原子数で置換されたフッ素化環状アルカ
ンもしくはアルケンである色素組成物。 (3)フッ素化環状アルカンが、1,1,2,2,3,
3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンである色素組成
物。 (4)上記色素が、一般式(I)で表されるシアニン色
素である色素組成物。
【0012】
【化7】一般式(I)
【0013】[式中、Z1及びZ2は、各々独立に、5員
又は6員の含窒素複素環を形成するために必要な原子団
を表し、R1及びR2は、各々独立に、アルキル基を表
し、L 1 、L2 、L3 、L4 、及びL5 は、各々
独立に置換されていてもよいメチン基を表し、n1及び
n2は、各々独立に、0、1又は2を表し、p及びq
は、各々独立に、0又は1を表し、M1は電荷中和対イ
オンを表し、そしてm1は分子中の電荷を中和させるた
めに必要な0以上の数を表す。] (5)上記色素が、一般式(II)で表されるアゾ色素の
金属錯体である色素組成物。
【0014】
【化8】
【0015】[式中、Mは、金属原子を表し、Xは、酸
素原子、硫黄原子、又は=NR21を表し、R21は、水素
原子、アルキル基、アリール基、アシル基、アルキルス
ルホニル基、又はアリールスルホニル基を表し、Z
11は、5員又は6員の含窒素複素環を完成するために必
要な原子団を表し、そしてZ12は、芳香環又は複素芳香
環を完成するために必要な原子団を表す。] (6)上記色素が、一般式(III−1)又は一般式(III
−2)で表されるオキソノール色素である色素組成物。
【0016】
【化9】
【0017】[式中、A21、A22、B21、及びB22は、
各々独立に、置換基を表し、Y21及びZ21は、各々独立
に、炭素環もしくは複素環を形成するために必要な原子
団を表し、E及びGは、各々独立に、共役二重結合鎖を
完成するために必要な原子団を表し、X21は、=O、=
NR31、又は=C(CN)2を表し、X22は、−O、−
NR31、又は−C(CN)2を表し(ただし、R50は置
換基を表す)、L21、L22、L23、L24及びL25は各々
独立に、置換されていてもよいメチン基を表し、V
k+は、カチオンを表し、n3及びn4は、各々独立に
0、1又は2を表し、xおよびyは、各々独立に、0又
は1を表し、そしてkは、1〜10の整数を表す。] (7)上記シアニン色素が、一般式(I−1)又は一般
式(I−2)で表されるシアニン色素である色素組成
物。
【0018】
【化10】
【0019】[式中、Z3及びZ4は、各々独立に、置換
基を有していてもよいベンゼン環又はナフタレン環を形
成するために必要な原子団を表し、R3、R4、R5
6、R 7、及びR8は、各々独立に、炭素原子数1乃至
8のアルキル基を表し、R9は、水素原子、炭素原子数
1乃至8のアルキル基、炭素原子数7乃至10のアラル
キル基、炭素原子数6乃至10のアリール基、炭素原子
数1乃至8のアルコキシ基、ヘテロ環基、ハロゲン原
子、又は炭素原子数1乃至8のカルバモイル基を表し、
M2m2-は陰イオンを表し、そしてm2は、1又は2を
表す。] (8)上記アゾ色素の金属錯体が、一般式(II−1)で
表されるアゾ色素の金属錯体である色素組成物。
【0020】
【化11】
【0021】[式中、Mは、鉄、コバルト、ニッケル、
銅、亜鉛、パラジウム、白金、又は金を表し、R21は、
アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、炭素原
子数1乃至12の置換基を有していてもよいアルキル
基、もしくは炭素原子数6乃至16の置換基を有してい
てもよいフェニル基、又はナフチル基を表し、Yは、酸
素原子、硫黄原子、又は=NR22を表し、R22、R23
およびR24は、各々独立に、炭素原子数1乃至12の置
換基を有していてもよいアルキル基を表し、R23とR24
は互いに連結して環を形成していてもよく、R25及びR
26は、各々独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アリール基、シアノ基、アシル基、アルキルスルホ
ニル基、又はアリールスルホニル基を表し、R27
28、及びR29は、各々独立に、水素原子、アルキル
基、アリール基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリー
ルオキシ基、アミノ基、カルボンアミド基、スルホンア
ミド基、シアノ基、ハロゲン原子、アシル基、アルキル
スルホニル基、又はアリールスルホニル基を表す。] (9)上記オキソノール色素が、一般式(III−2−
A)で表されるオキソノール色素である色素組成物。
【0022】
【化12】
【0023】[式中、R51、R52、R53、及びR54は、
各々独立に、水素原子、アルキル基、アリール基、アラ
ルキル基、ヘテロ環基を表し(これらの基は、置換基を
有していてもよい)、L31、L32、及びL33は、各々独
立に、置換基を有していてもよいメチン基を表し、n5
は、0、1、2、または3を表し、但し、n5が2、ま
たは3の時、複数のL32、とL33はそれぞれ互いに同一
であっても異なっていてもよく、Vk+は、カチオンを表
し、そしてkは、1乃至10の整数を表す。]
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の色素組成物は、色素とフ
ッ素化環状アルカンもしくはアルケンとを含むことを特
徴とするものである。本発明で用いられるフッ素化環状
アルカンもしくはアルケンは、4乃至6員のフッ素化環
状アルカンもしくはアルケンが好ましく、更に好ましく
は、5員のフッ素化環状アルカンもしくはアルケンであ
る。フッ素化環状アルカンもしくはアルケンは、骨格の
炭素原子数の0.5乃至2.0倍(更に好ましくは、炭
素原子数の1.0乃至2.0倍、特に好ましくは、1.
0乃至1.8倍、最も好ましくは、1.2乃至1.6
倍)のフッ素原子で置換されたフッ素化環状アルカンも
しくはアルケンであることが好ましい。フッ素化環状ア
ルカンの具体例としては、1,1,2,2,3−ペンタ
フルオロシクロブタン、1,1,2,2,3,3−ヘキ
サフルオロシクロペンタン、1,1,2,2,3,3,
4−ヘプタフルオロシクロペンタン、1,1,2,2,
3,4,5−ヘプタフルオロシクロペンタン、1,1,
2,2,3,3,4,4−オクタフルオロシクロペンタ
ン、1,1,2,2,3,3,4,5−オクタフルオロ
シクロペンタン、及び1,1,2,2,3,3,4,
4,5−ノナフルオロシクロヘキサンを挙げることがで
きる。また、フッ素化環状アルケンの具体例としては、
1,1,2,2,3,4−ヘキサフルオロシクロブテ
ン、1,1,2,2,3,3,4,5−オクタフルオロ
シクロペンテン、及び1,1,2,2,3,3,4,
4,5,6−デカフルオロシクロヘキセンを挙げること
ができる。なお、これらの化合物は、前述した特開平1
0−316596号、同10−316597号、及び同
10−316598号の各公報、更に特開平8−126
03号、同8−143487号、及び同9−95458
号に開示されている。
【0025】本発明では、上記フッ素化環状アルカンも
しくはアルケンとして、1,1,2,2,3,3,4−
ヘプタフルオロシクロペンタン、1,1,2,2,3,
4,5−ヘプタフルオロシクロペンタン、1,1,2,
2,3,3,4,4−オクタフルオロシクロペンタン、
及び1,1,2,2,3,3,4,5−オクタフルオロ
シクロペンタンを用いることが好ましい。1,1,2,
2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(下記
の式で表される化合物)を用いることが特に好ましい。
【0026】
【化13】
【0027】本発明の色素組成物に用いられる色素は特
に限定されない。使用できる色素としては、例えば、シ
アニン色素、フタロシアニン色素、アゾ色素及びその金
属化合物、イミダゾキノキサリン色素、ピリリウム・チ
オピリリウム色素、アズレニウム色素、スクワリリウム
色素、クロコニウム色素、ホルマザン色素、アゾメチン
色素、Ni、Crなどの金属錯塩色素、ナフトキノン色
素、アントラキノン色素、インドフェノール色素、メロ
シアニン色素、オキソノール色素、ナフトアニリン色
素、ジフェニルメタン色素、トリフェニルメタン色素、
トリアリルメタン色素、アミニウム・ジインモニウム色
素及びニトロソ化合物を挙げることができる。
【0028】本発明では、上記の色素のうちでは、シア
ニン色素、メロシアニン色素、オキソノール色素等の所
謂ポリメチン色素やアゾ色素の金属錯体、そしてフタロ
シアニン色素が上記溶剤に対して比較的高い溶解性を示
すために好ましく用いることができる。特に好ましい色
素は、シアニン色素、オキソノール色素、及びアゾ色素
の金属錯体である。シアニン色素、アゾ色素の金属錯
体、及びオキソノール色素については、後述する。
【0029】本発明の色素組成物は、フッ素化環状アル
カンもしくはアルケンを溶剤として、これに上記の色素
が溶解されてなる色素溶液である。この色素溶液は、凍
結状態にあってもよい。尚、この色素溶液には、溶剤と
して、フッ素化環状アルカンもしくはアルケン以外の溶
剤が含有されていてもよい。このような溶剤の例として
は、酢酸ブチル、セロソルブアセテートなどのエステ
ル;メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイ
ソブチルケトンなどのケトン;ジクロルメタン、1,2
−ジクロルエタン、クロロホルムなどの塩素化炭化水
素;ジメチルホルムアミドなどのアミド;シクロヘキサ
ンなどの炭化水素;テトラヒドロフラン、エチルエーテ
ル、ジオキサンなどのエーテル;エタノール、n−プロ
パノール、イソプロパノール、n−ブタノール、ジアセ
トンアルコールなどのアルコール;2,2,3,3−テ
トラフルオロ−1−プロパノール、2,2,3,3−テ
トラフルオロ−1−ペンタノールなどのフッ素系溶剤;
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルなどのグリコールエーテル類などを挙げ
ることができる。上記溶剤は使用する色素の溶解性を考
慮して単独または二種以上を適宜併用することができ
る。
【0030】色素組成物の調整に際しては、所望により
更に退色防止剤や結合剤を加えることもできる。退色防
止剤の代表的な例としては、ニトロソ化合物、金属錯
体、ジインモニウム塩、アミニウム塩、テトラシアノキ
ノンジメタン(TCNQ)類などを挙げることができ
る。これらの例は、特開平2−300288号、同3−
224793号、同4−146189号、同10−15
1861号等の各公報に詳細に記載されている。退色防
止剤を併用する場合には、その使用量は、色素の量に対
して、通常0.1〜50重量%の範囲であり、好ましく
は、0.5〜45重量%の範囲、更に好ましくは、3〜
40重量%の範囲、特に5〜25重量%の範囲である。
【0031】結合剤の例としては、例えば、ゼラチン、
セルロース誘導体、デキストラン、ロジン、ゴムなどの
天然有機高分子物質;およびポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリイソブチレン等の炭化水素系
樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化
ビニル・ポリ酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂、ポ
リアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のアク
リル樹脂、ポリビニルアルコール、塩素化ポリエチレ
ン、エポキシ樹脂、ブチラール樹脂、ゴム誘導体、フェ
ノール・ホルムアルデヒド樹脂等の熱硬化性樹脂の初期
縮合物などの合成有機高分子を挙げることができる。色
素組成物を色素記録層形成用の塗布液として使用する場
合、結合剤の使用量は、色素100重量部に対して、上
限が20重量部、好ましくは10重量部、更に好ましく
は5重量部にとどめるべきである。
【0032】本発明の色素組成物において、フッ素化環
状アルカンもしくはアルケンが、色素組成物中に60〜
99.8重量%(更に好ましくは、80〜99.8重量
%、特に好ましくは、90〜99.8重量%)の範囲の
量で含まれていることが好ましい。尚、色素組成物に
は、酸化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、及び潤滑剤等の
各種の添加剤が含有されていてもよい。
【0033】本発明の色素組成物の調製に際しては、色
素の溶解性を高めるために、フッ素化環状アルカンもし
くはアルケンに色素を混合して混合物とした後、この混
合物を比較的高温下、好ましくは45℃以上(更に好ま
しくは50℃以上、特に好ましくは55℃以上、最も好
ましくは60℃以上)で、かつ溶剤の沸点の10℃以下
(更に好ましくは、15℃以下、特に好ましくは、20
℃以下)の温度範囲に維持することが好ましい。溶解温
度を余り高くし過ぎると色素の変質が生じたり、また溶
剤が多量に蒸発し易くなる。上記の温度範囲で維持する
時間は、10分〜1時間30分(更に好ましくは、15
分〜1時間15分)の範囲にあることが好ましい。色素
組成物中の色素の濃度(含有量)は一般に0.01〜1
0重量%の範囲にあり、好ましくは0.1〜5重量%の
範囲にある。
【0034】次に、本発明の色素組成物に特に好ましく
用いられる色素について詳述する。 (1)シアニン色素は、一般式(I)で表される色素で
あることが好ましい。なお、一般式(I)で表されるシ
アニン色素についての詳細は、例えば、特開平4−17
5188号公報、同10−151861号公報、及び同
11−58973号公報に記載されている。
【0035】
【化14】一般式(I)
【0036】式中、Z1及びZ2は、各々独立に、5員又
は6員の含窒素複素環を形成するために必要な原子団を
表す。R1及びR2は、各々独立に、アルキル基を表す。
1、L2 、L3 、L4 、及びL5 は、各々独立に
置換されていてもよいメチン基を表す。n1及びn2
は、各々独立に、0、1又は2を表す。p及びqは、各
々独立に、0又は1を表す。M1は電荷中和対イオンを
表す。そしてm1は分子中の電荷を中和させるために必
要な0以上の数を表す。
【0037】Z1 又はZ2 によって形成される核とし
ては、3,3−ジアルキルインドレニン核、3,3−ジ
アルキルベンゾインドレニン核、チアゾール核、ベンゾ
チアゾール核、ナフトチアゾール核、チアゾリン核、オ
キサゾール核、ベンゾオキサゾール核、ナフトオキサゾ
ール核、オキサゾリン核、セレナゾール核、ベンゾセレ
ナゾール核、ナフトセレナゾール核、セレナゾリン核、
テルラゾール核、ベンゾテルラゾール核、ナフトテルラ
ゾール核、テルラゾリン核、イミダゾール核、ベンゾイ
ミダゾール核、ナフトイミダゾール核、ピリジン核、キ
ノリン核、イソキノリン核、イミダゾ〔4,5−b〕キ
ノキザリン核、オキサジアゾール核、チアジアゾール
核、テトラゾール核、及びピリミジン核等を挙げること
ができる。上記5員又は6員の含窒素複素環は、可能な
場合は、置換基(置換原子であってもよい)を有してい
てもよい。
【0038】上記置換基の例としては、例えばハロゲン
原子、あるいは炭素原子、酸素原子、窒素原子、硫黄原
子及び水素原子で構成される置換基を挙げることができ
る。具体的には、ハロゲン原子、アルキル基、アルケニ
ル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロ環基、シアノ
基、ニトロ基、メルカプト基、ヒドロキシ基、アルコキ
シ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチ
オ基、アシルオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、
カルボンアミド基、スルホンアミド基、スルファモイル
アミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルコキシ
スルホニルアミノ基、ウレイド基、チオウレイド基、ア
シル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、ス
ルホニル基、スルフィニル基、スルファモイル基、カル
ボキシル基(塩を含む)、及びスルホ基(塩を含む)を
挙げることができる。これらは更にこれらの置換基で置
換されていてもよい。
【0039】上記置換基の例を更に詳しく説明する。ハ
ロゲン原子としては例えば、フッ素原子、塩素原子、及
び臭素原子を挙げることができる。アルキル基として
は、炭素原子数1〜18、特に炭素原子数1〜8の直
鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基が好ましく、例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、ペンチル、2ーヒドロキシエチル、4ーカル
ボキシブチル、ヘキシル、及びオクチルを挙げることが
できる。アルケニル基としては、炭素原子数2〜18、
特に炭素原子数2〜8の直鎖、分岐鎖又は環状のアルケ
ニル基が好ましく、例えば、ビニル、アリル、1ープロ
ペニル、2ーペンテニル、1,3ーブタジエニル、及び
2ーオクテニルを挙げることができる。
【0040】アリール基としては、炭素原子数6〜10
のアリール基が好ましく、例えば、フェニル、ナフチ
ル、4ーカルボキシフェニル、3ーカルボキシフェニ
ル、3,5−ジカルボキシフェニル、4ーメタンスルホ
ンアミドフェニル、及び4ーブタンスルホンアミドフェ
ニルを挙げることができる。アラルキル基としては、炭
素原子数7〜10のアラルキル基が好ましく、例えば、
ベンジル、及びフェネチルを挙げることができる。ヘテ
ロ環基としては、炭素原子、窒素原子、酸素原子、ある
いは硫黄原子から構成される5〜6員環の飽和又は不飽
和のヘテロ環基であることが好ましく、環を構成するヘ
テロ原子の数及び元素の種類は1つでも複数であっても
よく、例えば、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール
環、5ーカルボキシベンゾオキサゾール環、チアゾール
環、イミダゾール環、ピリジン環、スルホラン環、フラ
ン環、チオフェン環、ピラゾール環、ピロール環、クロ
マン環、及びクマリン環を挙げることができる。
【0041】アルコキシ基としては、炭素原子数1〜1
8、特に炭素原子数1〜8のアルコキシ基が好ましく、
例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、及びブトキ
シを挙げることができる。アリールオキシ基としては、
炭素原子数6〜10のアリールオキシ基が好ましく、例
えば、フェノキシ、及びpーメトキシフェノキシ等を挙
げることができる。アルキルチオ基としては、炭素原子
数1〜18、特に炭素原子数1〜8のアルキルチオ基が
好ましく、例えば、メチルチオ、及びエチルチオを挙げ
ることができる。アリールチオ基としては、炭素原子数
6〜10のアリールチオ基が好ましく、例えば、フェニ
ルチオを挙げることができる。アシルオキシ基として
は、炭素原子数1〜18、特に炭素原子数1〜8のアシ
ルオキシ基が好ましく、例えば、アセトキシ、プロパノ
イルオキシ、ペンタノイルオキシ、及びオクタノイルオ
キシを挙げることができる。
【0042】アルキルアミノ基としては、炭素原子数1
〜18、特に炭素原子数1〜8のアルキルアミノ基が好
ましく、例えば、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエ
チルアミノ、ジブチルアミノ、及びオクチルアミノを挙
げることができる。カルボンアミド基としては、炭素原
子数1〜18、特に炭素原子数1〜8のカルボンアミド
基が好ましく、例えば、アセトアミド、プロパノイルア
ミノ、ペンタノイルアミノ、オクタノイルアミノ、オク
タノイルメチルアミノ、及びベンズアミドを挙げること
ができる。スルホンアミド基としては、炭素原子数1〜
18、特に炭素原子数1〜8のスルホンアミド基が好ま
しく、例えば、メタンスルホンアミド、エタンスルホン
アミド、プロパンスルホンアミド、ブタンスルホンアミ
ド、及びベンゼンスルホンアミドを挙げることができ
る。アルコキシカルボニルアミノ基としては、炭素原子
数1〜18、特に炭素原子数1〜8のアルコキシカルボ
ニルアミノ基が好ましく、例えば、メトキシカルボニル
アミノ、及びエトキシカルボニルアミノを挙げことがで
きる。アルコキシスルホニルアミノ基としては、炭素原
子数1〜18、特に炭素原子数1〜8のアルコキシスル
ホニルアミノ基が好ましく、例えば、メトキシスルホニ
ルアミノ、及びエトキシスルホニルアミノを挙げること
ができる。
【0043】スルファモイルアミノ基としては、スルフ
ァモイルアミノ、炭素原子数1〜18、特に炭素原子数
1〜8の置換基を有していてもよいスルファモイルアミ
ノ基が好ましく、例えば、メチルスルファモイルアミ
ノ、ジメチルスルファモイルアミノ、エチルスルファモ
イルアミノ、プロピルスルファモイルアミノ、及びオク
チルスルファモイスアミノを挙げることができる。ウレ
イド基としては、炭素原子数1〜18、特に炭素原子数
1〜8の置換基を有していてもよいウレイド基が好まし
く、例えば、ウレイド、メチルウレイド、N,N−ジメ
チルウレイド、及びオクチルウレイドを挙げることがで
きる。チオウレイド基としては、炭素原子数1〜18、
特に炭素原子数1〜8の置換基を有していてもよいチオ
ウレイド基が好ましく、例えば、チオウレイド、メチル
チオウレイド、N,N−ジメチルチオウレイド、及びオ
クチルチオウレイドを挙げることができる。アシル基と
しては、炭素原子数1〜18、特に炭素原子数1〜8の
アシル基が好ましく、例えばアセチル、ベンゾイル、及
びプロパノイルを挙げることができる。アルコキシカル
ボニル基としては、炭素原子数1〜18、特に炭素原子
数1〜8のアルコキシカルボニル基が好ましく、例え
ば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、及びオ
クチルオキシカルボニルを挙げることができる。
【0044】カルバモイル基としては、炭素原子数1〜
18、特に炭素原子数1〜8の置換基を有していてもよ
いカルバモイル基が好ましく、例えば、カルバモイル、
N,N−ジメチルカルバモイル、及びN−エチルカルバ
モイルを挙げることができる。スルホニル基としては、
炭素原子数1〜18、特に炭素原子数1〜8のスルホニ
ル基が好ましく、例えば、メタンスルホニル、エタンス
ルホニル、及びベンゼンスルホニルを挙げることができ
る。スルフィニル基としては、炭素原子数1〜18、特
に炭素原子数1〜8のスルフィニル基が好ましく、例え
ば、メタンスルフィニル、エタンスルフィニル、及びオ
クタンスルフィニルを挙げることができる。スルファモ
イル基としては、スルファモイル、炭素原子数1〜1
8、特に炭素原子数1〜8の置換基を有していてもよい
スルファモイル基が好ましく、例えば、スルファモイ
ル、ジメチルスルファモイル、エチルスルファモイル、
ブチルスルファモイル、オクチルスルファモイル、及び
フェニルスルファモイルを挙げることができる。
【0045】Z1 又はZ2 は、各々独立に、置換基を
有していてもよい3,3−ジアルキルインドレニン核又
は3,3−ジアルキルベンゾインドレニン核であること
が好ましい。更に好ましくは、Z1 又はZ2が共に、置
換基を有していてもよい3,3−ジアルキルインドレニ
ン核又は3,3−ジアルキルベンゾインドレニン核であ
ることである。
【0046】R1及びR2は、それぞれアルキル基を表
す。R1及びR2で表される好ましいアルキル基として
は、炭素原子数1〜18、特に炭素原子数1〜8の置換
又は無置換の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基であ
り、その置換基としては、上記含窒素複素環の置換基の
例と同一のものが挙げられ、またその好ましい範囲も同
様である。なかでも、無置換のアルキル基、あるいはア
リール基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ
基、アシルオキシ基、カルボンアミド基、スルホンアミ
ド基、オキシカルボニル基、カルボキシル基、又はスル
ホ基で置換されたアルキル基が好ましい。これらの例と
しては、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソブチ
ル、2−エチルヘキシル、オクチル、ベンジル、2−フ
ェニルエチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシ
プロピル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロ
ピル、4−カルボキシブチル、カルボキシメチル、2−
メトキシエチル、2−(2−メトキシエトキシ)エチ
ル、2−スルホエチル、3−スルホプロピル、3−スル
ホブチル、4−スルホブチル、2−(3−スルホプロポ
キシ)エチル、2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル、
3−スルホプロポキシエトキシエチル、2−アセトキシ
エチル、カルボメトキシメチル、及び2−メタンスルホ
ニルアミノエチル等を挙げることができる。
【0047】L1 、L2 、L3 、L4 、及びL5
で表されるメチン基は、共に同一でも互いにそれぞれ異
なっていてもよく、置換基を有していてもよいメチン基
を表す。その置換基の詳細としては、上記含窒素複素環
の置換基の例と同一のものが挙げられ、またその好まし
い範囲も同様である。また、置換基同士が連結して5〜
7員環を形成してもよく、あるいは助色団と環を形成す
ることもできる。ここで置換基同士が連結して形成する
5〜7員環としては、例えばシクロペンテン環、1−ジ
メチルアミノシクロペンテン環、1−ジフェニルアミノ
シクロペンテン環、シクロヘキセン環、1−クロロシク
ロヘキセン環、イソホロン環、1−モルホリノシクロペ
ンテン環、及びシクロヘプテン環を挙げることができ
る。n1及びn2は各々独立に0、1又は2を表す。但
し、n1+n2は3以下である。
【0048】M1は電荷均衡対イオンを表す。M1は陽
イオンでも陰イオンでもよい。陽イオンとしては、ナト
リウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等のア
ルカリ金属イオン、テトラアルキルアンモニウムイオ
ン、及びピリジニウムイオン等の有機イオンを挙げるこ
とができる。
【0049】陰イオンは無機陰イオンあるいは有機陰イ
オンのいずれであってもよく、ハロゲン陰イオン(例え
ば、フッ素イオン、塩素イオン、臭素イオン、ヨウ素イ
オン等)、スルホネートイオン(例えば、メタンスルホ
ン酸イオン、トリフルオロメタンスルホン酸イオン、p
−トルエンスルホン酸イオン、p−クロロベンゼンスル
ホン酸イオン、ベンゼン−1,3−ジスルホン酸イオ
ン、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸イオン、ナフタ
レン−2,6−ジスルホン酸イオン等)、硫酸イオン
(例えば、メチル硫酸イオン)、チオシアン酸イオン、
過塩素酸イオン、テトラフルオロほう酸イオン、ピクリ
ン酸イオン、酢酸イオン、金属錯体イオン:
【0050】
【化15】
【0051】(ここで、Rは、ハロゲン原子又はアルキ
ル基を表し、M5は、コバルト、ニッケル、又は銅を表
し、uは0乃至4の整数を表す。)及び、リン酸イオン
(例えば、ヘキサフルオロリン酸イオン)を挙げること
ができる。陰イオンは一価又は二価であることが好まし
く、より好ましくは二価である。m1は電荷を均衡させ
るのに必要な0以上の数、好ましくは0〜4の数を表
し、分子内で塩を形成する場合には0である。一般式
(I)で表される化合物は、任意の炭素原子上で2種が
結合して、ビス型構造を形成してもよい。
【0052】好ましい二価の陰イオンのうちより好まし
い具体例としては、ベンゼン−1,3−ジスルホン酸イ
オン、3,3’−ビフェニルジスルホン酸イオン、ナフ
タレン−1,5−ジスルホン酸イオン、ナフタレン−
1,6−ジスルホン酸イオン、ナフタレン−2,6−ジ
スルホン酸イオン、1−メチルナフタレン−2,6−ジ
スルホン酸イオン、ナフタレン−2,7−ジスルホン酸
イオン、ナフタレン−2,8−ジスルホン酸イオン、2
−ナフトール−6,8−ジスルホン酸イオン、1,8−
ジヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸イオ
ン、および1,5−ジヒドロキシナフタレン−2,6−
ジスルホン酸イオン等の二価のスルホネートイオンを挙
げることができる。特に好ましいものは、ナフタレン−
1,5−ジスルホン酸イオン、ナフタレン−1,6−ジ
スルホン酸イオン、ナフタレン−2,6−ジスルホン酸
イオン、1−メチルナフタレン−2,6−ジスルホン酸
イオン、ナフタレン−2,7−ジスルホン酸イオン、及
びナフタレン−2,8−ジスルホン酸イオンであり、最
も好ましいものは、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸
イオンである。
【0053】一般式(I)で表されるシアニン色素は、
下記の一般式(I−1)又は一般式(I−2)で表され
るシアニン色素であることが好ましい。
【0054】
【化16】
【0055】式中、Z3 およびZ4 は、各々独立に、
置換基を有してもよいベンゼン環又はナフタレン環を形
成するために必要な原子団を表す。R3、R4、R5
6、R 7、及びR8は、各々独立に、炭素原子数1〜8
のアルキル基を表す。R9は、水素原子、炭素原子数1
〜8のアルキル基、炭素原子数7〜10のアラルキル
基、炭素原子数6〜10のアリール基、炭素原子数1〜
8のアルコキシ基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、又は炭
素原子数1〜8のカルバモイル基を表す。これらは可能
な場合、更に置換基を有していてもよい。M2m2-
陰イオンを表し、m2は1又は2を表す。
【0056】一般式(I−1)又は一般式(I−2)に
ついてその好ましい組み合わせを以下に述べる。Z3
及びZ4 は、各々独立に、無置換のベンゼン環あるい
はナフタレン環を形成するために必要な原子団、又は炭
素原子数1〜3の無置換のアルキル基、ハロゲン原子、
炭素原子数1〜3のアルコキシ基、スルホンアミド基、
及びアルコキシカルボニル基から選ばれる1又は2個の
基で置換されたベンゼン環を形成するための原子団であ
り(但し、ベンゼン環上に隣接して二個の置換基を有す
る場合には、この置換基同士が互いに連結して環(例え
ば、1,3−ジオキソラン環)を形成してもよい)、R
3及びR4は、それぞれ無置換又はフッ素原子もしくはア
ルコキシ基で置換された炭素原子数1〜6のアルキル基
であり、R5、R6、R7、及びR8は、各々独立に、炭素
原子数1〜6の無置換のアルキル基であり、R9は水素
原子又は置換基を有してもよい、炭素原子数1〜6のア
ルキル基、フェニル基、ベンジル基、ピリジル基、ピリ
ミジル基、ベンゾオキサゾール基又はハロゲン原子であ
り、そしてM2は、二価のスルホネートイオン、過塩素
酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、又は下記式で
示される金属錯体イオン:
【0057】
【化17】
【0058】(Rは、ハロゲン原子又はアルキル基を表
し、M5は、コバルト、ニッケル、又は銅を表し、u
は、0乃至4の整数を表す。)である。
【0059】一般式(I−1)又は一般式(I−2)に
ついて、その最も好ましい組み合わせは、下記の通りで
ある。即ち、Z3 及びZ4 は、各々独立に無置換のベ
ンゼン環あるいはナフタレン環を形成するために必要な
原子団、又はメチル基、塩素原子、フッ素原子、メトキ
シ基、エトキシ基、スルホンアミド基、及びエトキシカ
ルボニル基から選ばれる1又は2個の基で置換されたベ
ンゼン環を形成するための原子団であり(但し、ベンゼ
ン環上に隣接して二個の置換基を有する場合には、この
置換基同士が互いに連結して環(例えば、1,3−ジオ
キソラン環)を形成してもよい)、R3、及びR4は、各
々独立に、無置換のアルキル基(特に好ましくは、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、および
ブチル基)であり、R5、R6、R7、及びR8は、各々独
立に、メチル基、又はエチル基であり、R9は、水素原
子、メチル基、エチル基、塩素原子、又は臭素原子であ
る。又、陰イオンとしては、上記二価のスルホネートイ
オン、過塩素酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、
又は上記金属錯体イオンが好ましい。
【0060】一般式(I−1)で表わされるシアニン色
素において、Z3 とZ4 は、共に上記置換基で置換さ
れたベンゼン環を形成するための原子団である場合、共
に無置換のナフタレン環を形成するために必要な原子団
である場合、あるいはZ3とZ4 のうちの一方が、無置
換のナフタレン環を形成するために必要な原子団であ
り、その他方が、上記置換基で置換されたベンゼン環を
形成するための原子団である場合が好ましく、下記の一
般式(I−1−A)、一般式(I−1−B)又は一般式
(I−1−C)で表される化合物であることが好まし
く、特に好ましくは、一般式(I−1−B)で表される
化合物である。
【0061】
【化18】
【0062】又、一般式(I−2)で表わされるシアニ
ン色素においては、一般式(I−2−A)、一般式(I
−2−B)または一般式(I−2−C)で表わされる化
合物であることが好ましく、特に好ましくは、一般式
(I−2−B)で表わされる化合物である。
【0063】
【化19】
【0064】上記一般式(I−1−A)、一般式(I−
1−B)、又は一般式(I−1−C)、および一般式
(I−2−A)、一般式(I−2−B)又は一般式(I
−2−C)において、R10は、前記一般式(I−1)又
は(I−2)におけるR3及びR4と同義であり(またそ
の好ましい範囲も同義である)、R11及びR12は、それ
ぞれ前記一般式(I−1)又は(I−2)におけるR5
6、R7、及びR8と同義であり(またそれぞれその好
ましい範囲も同義である)、R13は、前記一般式(I−
1)又は(I−2)におけるR9と同義であり(またそ
の好ましい範囲も同義である)、R14は、水素原子、メ
チル基、塩素原子、フッ素原子、メトキシ基、エトキシ
基、スルホンアミド基、及びエトキシカルボニル基から
選ばれる基を表し、そしてM3は前記一般式(I−1)
又は(I−2)におけるM2と、m3は前記一般式(I
−1)又は(I−2)におけるm2とそれぞれ同義であ
り、またその好ましい範囲も同義である。
【0065】本発明で用いられる一般式(I)で表され
るシアニン色素の好ましい具体例を以下に記載するが、
これらに限定されるものではない。
【0066】
【化20】
【0067】
【化21】
【0068】
【化22】
【0069】
【化23】
【0070】
【化24】
【0071】
【化25】
【0072】
【化26】
【0073】
【化27】
【0074】
【化28】
【0075】
【化29】
【0076】
【化30】
【0077】
【化31】
【0078】
【化32】
【0079】
【化33】
【0080】
【化34】
【0081】
【化35】
【0082】
【化36】
【0083】
【化37】
【0084】
【化38】
【0085】
【化39】
【0086】
【化40】
【0087】(2)アゾ色素の金属錯体について詳述す
る。アゾ色素の金属錯体は、下記の一般式(II)で表さ
れる色素であることが好ましい。
【0088】
【化41】
【0089】上記一般式(II)において、Mは、金属原
子を表す。Xは、酸素原子、硫黄原子、又は=NR21
表す。R21は、水素原子、アルキル基、アリール基、ア
シル基、アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニ
ル基を表す。Z11は、5員又は6員の含窒素複素環を形
成するために必要な原子団を表し、また、Z12は、芳香
環又は複素芳香環を完成するために必要な原子団を表
す。これらの基は、更に可能であれば置換基を有してい
てもよい。
【0090】上記一般式(II)で表されるアゾ色素は、
下記一般式(II−1)で表される化合物であることが好
ましい。
【0091】
【化42】
【0092】上記一般式(II−1)において、Mは、
鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、パラジウム、白
金、又は金を表す。R21は、アルキルスルホニル基、ア
リールスルホニル基、炭素原子数1乃至12の置換基を
有していてもよいアルキル基、もしくは炭素原子数6乃
至16の置換基を有していてもよいフェニル基、又はナ
フチル基を表す。Yは、酸素原子、硫黄原子、又は=N
22を表す。R22、R23、及びR24は、各々独立に、炭
素原子数1乃至12の置換基を有していてもよいアルキ
ル基を表す。R23とR24は互いに連結して環を形成して
いてもよい。R25及びR26は、各々独立に、水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、シアノ基、ア
シル基、アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニ
ル基を表す。R27、R28、及びR29は、各々独立に、水
素原子、アルキル基、アリール基、ヒドロキシ基、アル
コキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、カルボンアミ
ド基、スルホンアミド基、シアノ基、ハロゲン原子、ア
シル基、アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニ
ル基を表す。
【0093】上記一般式(II−1)で表されるアゾ色素
は、更に下記一般式(II−2)で表される化合物である
ことが好ましい。この化合物は、DVD−R用として特
に好ましいものである。
【0094】
【化43】
【0095】上記一般式(II−2)において、Mは、
鉄、コバルト、又はニッケルであることが好ましく、更
に好ましくは、ニッケルである。R21は、置換基を有し
ていてもよい炭素原子数1乃至4のアルキルスルホニル
基、又は置換基を有していてもよい炭素原子数6乃至1
0のアリールスルホニル基であることが好ましく、更に
好ましくは、無置換、又はフッ素原子で置換された炭素
原子数1乃至4のアルキルスルホニル基(例、メチルス
ルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基)、又は
無置換の炭素原子数6乃至10のアリールスルホニル基
(例、フェニルスルホニル基)であることが好ましい。
22、R23、及びR24は、各々独立に、置換基を有して
いてもよい炭素原子数1乃至4のアルキル基であること
が好ましい。この置換基の好ましい例としては、ハロゲ
ン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、アルコキシ基、アル
キルチオ基、アリールチオ基、アシル基、アルキルスル
ホニル基、及びアリールスルホニル基を挙げることがで
きる。更に好ましくは、R22、R23、及びR24は、各々
独立に、炭素原子数1乃至4の無置換のアルキル基であ
る。又、R23とR24は互いに連結して環(例、ピロリジ
ン環、モルホリン環)を形成する場合も好ましい。R25
及びR26は、各々独立に、シアノ基、アシル基、アルキ
ルスルホニル基、又はアリールスルホニル基であること
が好ましく、特に好ましくは、共にシアノ基である。R
27、R28、及びR29は、各々独立に、水素原子、アルキ
ル基、アリール基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アミノ基、カルボンアミド基、スルホン
アミド基であることが好ましく、更に好ましくは、共に
水素原子である。
【0096】本発明で用いられる一般式(II)で表され
るアゾ色素の金属錯体の具体例を以下に記載するが、こ
れらに限定されるものではない。
【0097】
【化44】
【0098】(3)オキソノール色素について詳述す
る。オキソノール色素は、一般式(III−1)又は一般
式(III−2)で表される色素であることが好ましい。
【0099】
【化45】
【0100】式中、A21、A22、B21、及びB22は、各
々独立に、置換基を表す。Y21及びZ21は、各々独立
に、炭素環もしくは複素環を形成するために必要な原子
団を表す。E及びGは、各々独立に、共役二重結合鎖を
完成するために必要な原子団を表す。X21は、=O、=
NR31、又は=C(CN)2を表す。X22は、−O、−
NR31、又は−C(CN)2を表す。但し、R50は置換
基を表す(R50で表される置換基は、上記A21、A22
21、及びB22で表される置換基の例と同義である)。
21、L22、L23、L24及びL25は各々独立に、置換さ
れていてもよいメチン基を表す。Vk+は、カチオンを表
す。n3及びn4は、各々独立に0、1又は2を表す。
xおよびyは、各々独立に、0又は1を表す。そしてk
は、1〜10の整数を表す。
【0101】上記A21、A22、B21、及びB22で表され
る置換基の例には、以下のものが含まれる。炭素原子数
1乃至18(好ましくは炭素原子数1乃至8)の置換も
しくは無置換の直鎖状、分岐鎖状、又は環状のアルキル
基;炭素原子数2乃至18(好ましくは炭素原子数2乃
至8)のアルケニル基;炭素原子数2乃至18(好まし
くは炭素原子数2乃至8)のアルキニル基;炭素原子数
6乃至18(好ましくは炭素原子数6乃至10)の置換
又は無置換のアリール基;炭素原子数7乃至18(好ま
しくは炭素原子数7乃至12)の置換又は無置換のアラ
ルキル基;炭素原子数2乃至18(好ましくは炭素原子
数2乃至8)の置換又は無置換のアシル基;炭素原子数
1乃至18(好ましくは炭素原子数1乃至8)の置換又
は無置換のアルキル又はアリールスルホニル基;炭素原
子数1乃至18(好ましくは炭素原子数1乃至8)のア
ルキルスルフィニル基;炭素原子数2乃至18(好まし
くは炭素原子数2乃至8)のアルコキシカルボニル基;
炭素原子数7乃至18(好ましくは炭素原子数7乃至1
2)のアリールオキシカルボニル基;
【0102】炭素原子数1乃至18(好ましくは炭素原
子数1乃至8)の置換又は無置換のアルコキシ基;炭素
原子数6乃至18(好ましくは炭素原子数6乃至10)
の置換又は無置換のアリールオキシ基;炭素原子数1乃
至18(好ましくは炭素原子数1乃至8)のアルキルチ
オ基;炭素原子数6乃至18(好ましくは炭素原子数6
乃至10)のアリールチオ基;炭素原子数2乃至18
(好ましくは炭素原子数2乃至8)の置換又は無置換の
アシルオキシ基;炭素原子数1乃至18(好ましくは炭
素原子数1乃至8)の置換又は無置換のスルホニルオキ
シ基;炭素原子数2乃至18(好ましくは炭素原子数2
乃至8)の置換又は無置換のカルバモイルオキシ基;無
置換のアミノ基、又は炭素原子数1乃至18(好ましく
は、炭素原子数1乃至8)の置換アミノ基;炭素原子数
1乃至18(好ましくは、炭素原子数1乃至8)の置換
もしくは無置換のカルバモイル基;無置換のスルファモ
イル基、もしくは炭素原子数1乃至18(好ましくは、
炭素原子数1乃至8)の置換スルファモイル基;ハロゲ
ン原子;ヘテロ環基。これらの置換基は、更に上記の置
換基で置換されていてもよい。
【0103】Y21に結合する[−C(=L21)−(E)
x−C(=X21)−](以下、便宜的にW1と称する)
と、Z21に結合する[−C(=L25)−(G)y−C
(−X22-)−](以下、便宜的にW2と称する)とは、
それぞれ共役状態にあるため、Y2 1とW1とで形成され
る炭素環もしくは複素環、及びZ21とW2とで形成され
る炭素環もしくは複素環はそれぞれ共鳴構造の一つと考
えらる。上記炭素環、もしくは複素環は、4乃至7員環
が好ましく、更に好ましくは、5員乃至6員環である。
これらの環は、更に他の4乃至7員環と縮合環を形成し
ていてもよい。又これらは置換基を有していてもよい。
置換基としては、前述のA21、A22、B21、及びB22
表される置換基の例を挙げることができる。x及びy
は、共に0であることが好ましく、X21は、=Oであ
り、X22は、−Oである場合が好ましい。
【0104】上記オキソノール色素は、一般式(III−
2−A)で表される化合物であることが好ましい。
【0105】
【化46】
【0106】式中、R51、R52、R53、及びR54は、各
々独立に、水素原子、アルキル基、アリール基、アラル
キル基、又はヘテロ環基を表す(これらの基は、置換基
を有していてもよい)。L31、L32、及びL33は、各々
独立に、置換基を有していてもよいメチン基を表す。n
5は、0、1、2、または3を表す。但し、n5が2、
または3の時、複数のL32、とL33はそれぞれ共に同一
であってもあるいは互いに異なっていてもよい。V
k+は、カチオンを表す。そしてkは、1乃至10の整数
を表す。
【0107】まず、アニオン性を示す成分(以下、アニ
オン部)について詳述する。上記R51、R52、R53、及
びR54で表されるアルキル基の好ましい例としては、置
換基を有していてもよい炭素原子数1乃至20のアルキ
ル基(例、メチル、エチル、プロピル、ブチル、i−ブ
チル、t−ブチル、i−アミル、シクロプロピル、シク
ロヘキシル)を挙げることができる。上記置換基の例に
は、炭素原子数1乃至20のアルキル基(例、メチル、
エチル、プロピル、カルボキシメチル、エトキシカルボ
ニルメチル);炭素原子数7乃至20のアラルキル基
(例、ベンジル、フェネチル)、炭素原子数1〜8のア
ルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ);炭素原子数6
乃至20のアリール基(例、フェニル、ナフチル);炭
素原子数6乃至20のアリールオキシ基(例、フェノキ
シ、ナフトキシ);ヘテロ環基(例、ピリジル、ピリミ
ジル、ピリダジル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾ
リル、ベンゾオキサゾリル、2−ピロリジノン−1−イ
ル、2−ピペリドン−1−イル、2,4−ジオキシイミ
ダゾリジン−3−イル、2,4−ジオキシオキサゾリジ
ン−3−イル、スクシンイミド、フタルイミド、マレイ
ミド);ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、沃
素);カルボキシル基;炭素原子数2乃至10のアルコ
キシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル);シアノ基;炭素原子数2乃至10のアシ
ル基(例、アセチル、ピバロイル);炭素原子数1乃至
10のカルバモイル(例、カルバモイル、メチルカルバ
モイル、モルホリノカルバモイル);アミノ基;炭素原
子数1乃至20の置換アミノ基(例、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、ビス(メチルスルホニルエチル)アミ
ノ、N−エチル−N’−スルホエチルアミノ);スルホ
基;ヒドロキシル基;ニトロ基;炭素原子数1乃至10
のスルホンアミド基(例、メタンスルホンアミド);炭
素原子数1乃至10のウレイド基(例、ウレイド、メチ
ルウレイド);炭素原子数1乃至10のスルホニル基
(例、メタンスルホニル、エタンスルホニル);炭素原
子数1乃至10のスルフィニル基(例、メタンスルフィ
ニル);および炭素原子数0乃至10のスルファモイル
基(例、スルファモイル、メタンスルファモイル)が含
まれる。カルボキシル基およびスルホ基は塩の状態であ
ってもよい。
【0108】上記R51、R52、R53 及びR54で表され
るアリール基の例としては、炭素原子数6乃至20のア
リール基(例、フェニル、ナフチル)が挙げられる。ア
リール基は前記の置換基を有していてもよい。上記
51、R52、R53 及びR54で表されるアラルキル基の
例としては、炭素原子数7乃至20のアラルキル基
(例、ベンジル、フェネチル)が挙げられる。アラルキ
ル基は前記の置換基を有していてもよい。上記R51、R
52、R53 及びR54で表されるヘテロ環基は、炭素原
子、窒素原子、酸素原子、あるいは硫黄原子から構成さ
れる5乃至6員環の飽和又は不飽和のヘテロ環基であ
る。これらの例としては、ピリジル基、ピリミジル基、
ピリダジル基、ピペリジル基、トリアジル基、ピロリル
基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、フラニル基、チ
オフェニル基、チアゾリル基、オキサゾリル基、イソチ
アゾリル基、及びイソオキサゾリル基や、これらのもの
に更にベンゼン環が縮環したもの(例えば、キノリル
基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベン
ゾオキサゾリル基など)を挙げることができる。これら
のヘテロ環上には、前記の置換基を有していてもよい。
【0109】上記R51、R52、R53 及びR54は、各々
独立に、炭素原子数1乃至8のアルキル基、炭素原子数
6乃至10のアリール基、炭素原子数7乃至10のアラ
ルキル基、又は炭素原子数6乃至10のヘテロ環基であ
ることが好ましい。
【0110】上記R51、R52、R53 及びR54が、各々
アルキル基を表す場合、R51とR52、或いはR53とR54
が、それぞれ互いに連結して炭素環(例えば、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、2−メチルシクロヘキシル、シクロペプチル、シ
クロオクチルなど)または複素環(例えば、ピペリジ
ル、クロマニル、モルホリルなど)を形成していてもよ
い。R51とR52 、或いはR53とR54 は、それぞれ炭
素原子数3乃至10の炭素環または炭素原子数2乃至1
0の複素環を形成している場合が好ましい。
【0111】L31、L32、及びL33 は、各々独立に、
置換または無置換のメチン基を表し、置換基としては前
記の置換基が挙げられる。L31、L32、及びL33は、各
々独立に、無置換のメチン基、もしくは炭素原子数1乃
至5のアルキル基、炭素原子数7乃至10のアラルキル
基、炭素原子数6乃至10のアリール基、飽和または不
飽和のヘテロ環基、又はハロゲン原子で置換されたメチ
ン基であることが好ましい。n5は1、2または3であ
ることが好ましい。
【0112】一般式(III−1)又は(III−2)で表さ
れるオキソノール色素(一般式(III−2−A)で表さ
れる化合物を含む)のアニオン部の好ましい具体例を以
下に記載する。
【0113】
【化47】
【0114】
【化48】
【0115】
【化49】
【0116】
【化50】
【0117】
【化51】
【0118】
【化52】
【0119】
【化53】
【0120】
【化54】
【0121】次に、カチオン性を示す成分(以下、カチ
オン部)について詳述する。Vk+で表されるカチオンと
しては、例えば、水素イオン又はナトリウムイオン、カ
リウムイオン、リチウムイオン、カルシウムイオン、鉄
イオン、銅イオン等の金属イオン、金属錯体イオン、ア
ンモニウムイオン、ピリジニウムイオン、オキソニウム
イオン、スルホニウムイオン、ホスホニウムイオン、セ
レノニウムイオン、及びヨードニウムイオン等が挙げら
れる。Vk+は、シアニン色素ではないことが好ましい。
好ましくは、第4級アンモニウムイオンである。
【0122】第4級アンモニウムは、一般に第3級アミ
ン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、トリエタノールアミン、N−メチルピ
ロリジン、N−メチルピペリジン、N,N−ジメチルピ
ペラジン、トリエチレンジアミン、N,N,N´,N´
−テトラメチルエチレンジアミンなど)あるいは含窒素
複素環(ピリジン環、ピコリン環、2,2´−ビピリジ
ル環、4,4´−ビピリジル環、1,10−フェナント
ロリン環、キノリン環、オキサゾール環、チアゾール
環、N−メチルイミダゾール環、ピラジン環、テトラゾ
ール環など)をアルキル化(メンシュトキン反応)、ア
ルケニル化、アルキニル化あるいはアリール化して得ら
れる。
【0123】第4級アンモニウムイオンとしては、含窒
素複素環からなる第4級アンモニウムイオンが好まし
く、特に好ましくは第4級ピリジニウムイオンである。
【0124】kは、1乃至10の整数を表す。好ましく
は、kは1乃至4の整数である。特に好ましくはkは2
である。
【0125】第4級アンモニウムイオンは、下記一般式
(IV−1)で示されるものが更に好ましい。これらの化
合物は、通常2,2’−ビピリジルあるいは4,4’−
ビピリジルを目的の置換基をもつハロゲン化物とのメン
シュトキン反応(例えば、特開昭61−148162号
公報参照)あるいは、特開昭51−16675号公報及
び特開平1−96171号公報に記載の方法に準ずるア
リール化反応により容易に得ることができる。
【0126】
【化55】
【0127】式中、R60 及びR61 は、各々独立に置
換基を表し、R62及びR63は、各々独立に、アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基、アリ
ール基または複素環基を表し、R60 とR61、R60とR
62、又はR61とR63は各々互いに連結して環を形成して
もよく、r及びsは、各々独立に0〜4の整数を表し、
そしてrとsが2以上の場合には、複数のr及びsは各
々互いに同じであっても異なっていてもよい。
【0128】上記R62およびR63で表されるアルキル基
は、炭素原子数1乃至18の置換もしくは無置換のアル
キル基が好ましく、より好ましくは炭素原子数1乃至8
の置換もしくは無置換のアルキル基である。これらは、
直鎖状、分岐鎖状、あるいは環状であってもよい。これ
らの例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ネオ
ペンチル、n−ヘキシル、シクロプロピル、シクロヘキ
シル、及びアダマンチル等が挙げられる。
【0129】アルキル基の置換基の例には、以下のもの
が含まれる。炭素原子数2乃至18(好ましくは炭素原
子数2乃至8)の置換もしくは無置換のアルケニル基
(例、ビニル);炭素原子数2乃至18(好ましくは炭
素原子数2乃至8)の置換もしくは無置換のアルキニル
基(例、エチニル);炭素原子数6乃至10の置換もし
くは無置換のアリール基(例、フェニル、ナフチル);
ハロゲン原子(例、F、Cl、Br等);炭素原子数1
乃至18(好ましくは炭素原子数1乃至8)の置換もし
くは無置換のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキ
シ);炭素原子数6乃至10の置換もしくは無置換のア
リールオキシ基(例、フェノキシ、p−メトキシフェノ
キシ);炭素原子数1乃至18(好ましくは炭素原子数
1〜8)の置換もしくは無置換のアルキルチオ基(例、
メチルチオ、エチルチオ);炭素原子数6乃至10の置
換もしくは無置換のアリールチオ基(例、フェニルチ
オ);炭素原子数2乃至18(好ましくは炭素原子数2
乃至8)の置換もしくは無置換のアシル基(例、アセチ
ル、プロピオニル);
【0130】炭素原子数1乃至18(好ましくは炭素原
子数1乃至8)の置換もしくは無置換のアルキルスルホ
ニル基またはアリールスルホニル基(例、メタンスルホ
ニル、p−トルエンスルホニル);炭素原子数2乃至1
8(好ましくは炭素原子数2乃至8)の置換もしくは無
置換のアシルオキシ基(例、アセトキシ、プロピオニル
オキシ);炭素原子数2乃至18(好ましくは炭素原子
数2乃至8)の置換もしくは無置換のアルコキシカルボ
ニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル);炭素原子数7〜11の置換もしくは無置換のアリ
ールオキシカルボニル基(例、ナフトキシカルボニ
ル);無置換のアミノ基、もしくは炭素原子数1乃至1
8(好ましくは炭素原子数1乃至8)の置換アミノ基
(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、アニリノ、メトキシフェニルアミノ、クロロフェニ
ルアミノ、ピリジルアミノ、メトキシカルボニルアミ
ノ、n−ブトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボ
ニルアミノ、メチルカルバモイルアミノ、エチルチオカ
ルバモイルアミノ、フェニルカルバモイルアミノ、アセ
チルアミノ、エチルカルボニルアミノ、エチルチオカル
バモイルアミノ、シクロヘキシルカルボニルアミノ、ベ
ンゾイルアミノ、クロロアセチルアミノ、メチルスルホ
ニルアミノ);
【0131】炭素原子数1乃至18(好ましくは炭素原
子数1乃至8)の置換もしくは無置換のカルバモイル基
(例、無置換のカルバモイル、メチルカルバモイル、エ
チルカルバモイル、n−ブチルカルバモイル、t−ブチ
ルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、モルホリノカ
ルバモイル、ピロリジノカルバモイル);無置換のスル
ファモイル基、もしくは炭素原子数1乃至18(好まし
くは炭素原子数1乃至8)の置換スルファモイル基
(例、メチルスルファモイル、フェニルスルファモイ
ル);シアノ基;ニトロ基;カルボキシ基;水酸基;ヘ
テロ環基(例、オキサゾール環、ベンゾオキサゾール
環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、イミダゾール
環、ベンゾイミダゾール環、インドレニン環、ピリジン
環、ピペリジン環、ピロリジン環、モルホリン環、スル
ホラン環、フラン環、チオフェン環、ピラゾール環、ピ
ロール環、クロマン環、クマリン環)。
【0132】上記R62およびR63で表されるアルケニル
基は、炭素原子数2乃至18の置換もしくは無置換のア
ルケニル基が好ましく、より好ましくは炭素原子数2乃
至8の置換もしくは無置換のアルケニル基であり、例え
ば、ビニル、アリル、1−プロペニル、1,3−ブタジ
エニル等が挙げられる。アルケニル基の置換基として
は、前記アルキル基の置換基として挙げたものが好まし
い。
【0133】上記R62およびR63で表されるアルキニル
基は、炭素原子数2乃至18の置換もしくは無置換のア
ルキニル基が好ましく、より好ましくは炭素原子数2乃
至8の置換もしくは無置換のアルキニル基であり、例え
ば、エチニル、2−プロピニル等が挙げられる。アルキ
ニル基の置換基は、前記アルキル基の置換基として挙げ
たものが好ましい。
【0134】上記R62およびR63で表されるアラルキル
基は、炭素原子数7乃至18の置換もしくは無置換のア
ラルキル基が好ましく、例えば、ベンジル、メチルベン
ジル等が好ましい。
【0135】上記R62およびR63で表されるアリール基
は、炭素原子数6乃至18の置換もしくは無置換のアリ
ール基が好ましく、例えば、フェニル、ナフチル等が挙
げられる。アリール基の置換基は前記アルキル基の置換
基として挙げたものが好ましい。またこれらの他に、ア
ルキル基(例えば、メチル、エチル等)も好ましい。
【0136】上記R62およびR63で表される複素環基
は、炭素原子、窒素原子、酸素原子、あるいは硫黄原子
から構成される5〜6員環の飽和又は不飽和の複素環で
あり、これらの例としては、オキサゾール環、ベンゾオ
キサゾール環、チアゾール環、ベンゾチアゾール環、イ
ミダゾール環、ベンゾイミダゾール環、インドレニン
環、ピリジン環、ピペリジン環、ピロリジン環、モルホ
リン環、スルホラン環、フラン環、チオフェン環、ピラ
ゾール環、ピロール環、クロマン環、及びクマリン環が
挙げられる。複素環基は置換されていてもよく、その場
合の置換基としては、前記アルキル基の置換基として挙
げたものが好ましい。
【0137】上記R60 及びR61 で表される置換基
は、前記アルキル基の置換基として挙げたものと同義で
ある。またこれらの他に、アルキル基(例えばメチル、
エチル等)も挙げることができる。R60 及びR61
表される置換基は、水素原子またはアルキル基であるこ
とが好ましい。特に好ましくは、水素原子である。
【0138】第4級アンモニウムイオンは、下記一般式
(IV−1−A)又は(IV−1−B)で示されるものが特
に好ましい。
【0139】
【化56】
【0140】式中、R64及びR65は、それぞれ前記一般
式(IV−1)におけるR60及びR61で表される置換基と
同義であり、またそれぞれについて、その好ましい範囲
も同一である。R66及びR67は、それぞれ前記一般式
(IV−1)におけるR62及びR 63で表される置換基と同
義であり、またそれぞれについて、その好ましい範囲も
同一である。r及びsは、各々独立に0〜4の整数を表
し、そしてrとsが2以上の場合には、複数のr及びs
は各々互いに同じであっても異なっていてもよい。
【0141】
【化57】
【0142】式中、R68及びR69は、それぞれ前記一般
式(IV−1)におけるR60及びR61で表される置換基と
同義であり、またそれぞれについて、その好ましい範囲
も同一である。R68及びR69は、それぞれ互いに連結し
て炭素環または複素環を形成している場合も好ましく、
特に好ましくは、R68及びR69がそれぞれ結合している
ピリジン環との縮合芳香環を形成している場合である。
r及びsは、各々独立に0〜4の整数を表し、そしてr
とsが2以上の場合には、複数のr及びsは各々互いに
同じであっても異なっていてもよい。
【0143】一般式(III−1)又は(III−2)で表さ
れるオキソノール色素(一般式(III−2−A)で表さ
れる化合物を含む)のカチオン部の好ましい具体例を以
下に記載する。
【0144】
【化58】
【0145】
【化59】
【0146】
【化60】
【0147】
【化61】
【0148】
【化62】
【0149】
【化63】
【0150】
【化64】
【0151】
【化65】
【0152】
【化66】
【0153】
【化67】
【0154】
【化68】
【0155】
【化69】
【0156】
【化70】
【0157】
【化71】
【0158】
【化72】
【0159】
【化73】
【0160】一般式(III−1)又は(III−2)で表さ
れるオキソノール色素(一般式(III−2−A)で表さ
れる化合物を含む)の好ましい具体例を下記の表1に示
す。表1において、具体例(色素番号)は、アニオン部
(「A−」により表示)とカチオン部(「B−」により
表示)との組み合わせた化学式から構成される。例え
ば、色素番号1の色素は、アニオン部(A−4)/カチ
オン部(B−21)の組み合わせからなり、下記の化学
式で与えられる。
【0161】
【化74】
【0162】
【表1】 表1(その1) ───────────────────────────────── 色素 色素 番号 アニオン部 カチオン部 番号 アニオン部 カチオン部 ───────────────────────────────── 1 A−4 B−21 2 A−4 B−77 3 A−4 B−123 4 A−5 B−21 5 A−5 B−78 6 A−6 B−22 7 A−7 B−22 8 A−10 B−78 9 A−10 B−117 10 A−5 B−123 11 A−11 B−85 12 A−14 B−21 13 A−14 B−77 14 A−14 B−113 15 A−15 B−1 16 A−15 B−148 17 A−15 B−168 18 A−21 B−15 19 A−21 B−103 20 A−23 B−74 21 A−24 B−78 22 A−25 B−78 23 A−28 B−78 24 A−33 B−30 25 A−33 B−51 26 A−34 B−78 27 A−36 B−21 28 A−36 B−78 29 A−36 B−87 30 A−37 B−21 ──────────────────────────────────
【0163】
【表2】 表1(その2) ────────────────────────────────── 色素 色素 番号 アニオン部 カチオン部 番号 アニオン部 カチオン部 ─────────────────────────────────── 31 A−37 B−41 32 A−37 B−78 33 A−37 B−113 34 A−37 B−117 35 A−38 B−117 36 A−38 B−133 37 A−38 B−85 38 A−39 B−23 39 A−39 B−33 40 A−39 B−55 41 A−39 B−78 42 A−39 B−85 43 A−39 B−117 44 A−39 B−123 45 A−39 B−168 46 A−40 B−21 47 A−40 B−55 48 A−40 B−78 49 A−40 B−85 50 A−40 B−89 51 A−40 B−113 52 A−40 B−117 53 A−40 B−168 54 A−41 B−21 55 A−44 B−33 56 A−44 B−50 57 A−44 B−78 58 A−44 B−94 59 A−44 B−98 60 A−44 B−117 ───────────────────────────────────
【0164】
【表3】 表1(その3) ────────────────────────────────── 色素 色素 番号 アニオン部 カチオン部 番号 アニオン部 カチオン部 ─────────────────────────────────── 61 A−44 B−132 62 A−45 B−21 63 A−45 B−53 64 A−48 B−24 65 A−48 B−33 66 A−48 B−55 67 A−48 B−84 68 A−48 B−110 69 A−48 B−117 70 A−49 B−78 71 A−49 B−94 72 A−49 B−115 73 A−49 B−117 74 A−50 B−78 75 A−55 B−18 76 A−55 B−82 77 A−55 B−114 78 A−57 B−78 79 A−58 B−78 80 A−60 B−33 81 A−60 B−78 82 A−60 B−117 83 A−61 B−17 84 A−61 B−79 85 A−64 B−27 86 A−64 B−77 87 A−69 B−78 88 A−69 B−117 89 A−70 B−26 90 A−70 B−76 91 A−72 B−77 92 A−73 B−77 93 A−73 B−94 94 A−74 B−24 95 A−74 B−78 96 A−82 B−78 97 A−93 B−21 98 A−93 B−78 99 A−94 B−78 100 A−96 B−78 101 A−5 B−24 ───────────────────────────────────
【0165】尚、上記一般式(III−1)又は(III−
2)で表されるオキソノール色素の具体例や合成法につ
いては、例えば、特開平10−297103号公報を参
照することができる。
【0166】本発明の色素組成物は、光情報記録媒体の
製造に有利に用いることができるため、以下に、色素組
成物を用いて光情報記録媒体の製造方法を説明する。光
情報記録媒体には、色素組成物を用いて形成した色素記
録層を有する、CD−R型の光ディスク及びDVD−R
型の光ディスクが含まれる。本明細書では、CD−R型
の光ディスクを例にとって、光情報記録媒体の製造方法
を説明する。
【0167】CD−R型の光ディスクの代表例は、透明
な円盤状基板上に、色素記録層、金属反射層、及び樹脂
保護層をこの順に積層することにより製造される。以下
に、透明基板、色素記録層、金属反射層、及び樹脂保護
層を含む光情報記録媒体を製造する方法を例にとって順
に説明する。
【0168】透明基板は、従来の光情報記録媒体の基板
として用いられている各種の材料から任意に選択するこ
とができる。基板材料としては、例えばガラス;ポリカ
ーボネート;ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹
脂;ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニ
ル系樹脂;エポキシ樹脂;アモルファスポリオレフィン
およびポリエステルなどを挙げることができる。これら
の材料は所望により併用してもよい。なお、これらの材
料はフィルム状としてまたは剛性のある基板として使う
ことができる。上記材料の中では、耐湿性、寸法安定性
および価格などの点からポリカーボネートが好ましい。
【0169】色素記録層が設けられる側の基板表面に
は、平面性の改善、接着力の向上および記録層の変質防
止の目的で、下塗層が設けられてもよい。下塗層の材料
としては例えば、ポリメチルメタクリレート、アクリル
酸・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸
共重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロールアク
リルアミド、スチレン・ビニルトルエン共重合体、クロ
ルスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ塩
化ビニル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ
イミド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリカーボネート等の高分子物質;およびシランカップ
リング剤などの表面改質剤を挙げることができる。
【0170】下塗層は、上記物質を適当な溶剤に溶解ま
たは分散して塗布液を調製した後、この塗布液をスピン
コート、ディップコート、エクストルージョンコートな
どの塗布法を利用して基板表面に塗布することにより形
成することができる。下塗層の層厚は一般に0.005
〜20μmの範囲にあり、好ましくは0.01〜10μ
mの範囲である。
【0171】基板(または下塗層)上には、トラッキン
グ用溝またはアドレス信号等の情報を表わす凹凸(プレ
グルーブ)が形成されていることが好ましい。このプレ
グルーブは、ポリカーボネートなどの樹脂材料を射出成
形あるいは押出成形する際に直接基板上に形成されるこ
とが好ましい。
【0172】また、プレグルーブの形成を、プレグルー
ブ層を設けることにより行ってもよい。プレグルーブ層
の材料としては、アクリル酸のモノエステル、ジエステ
ル、トリエステルおよびテトラエステルのうちの少なく
とも一種のモノマー(またはオリゴマー)と光重合開始
剤との混合物を用いることができる。プレグルーブ層の
形成は、例えば、まず精密に作られた母型(スタンパ)
上に上記のアクリル酸エステルおよび重合開始剤からな
る混合液を塗布し、更にこの塗布液層上に基板を載せた
のち、基板または母型を介して紫外線を照射することに
より塗布層を硬化させて基板と塗布層とを固着させる。
次いで、基板を母型から剥離することにより得ることが
できる。プレグルーブ層の層厚は一般に、0.05〜1
00μmの範囲にあり、好ましくは0.1〜50μmの
範囲である。
【0173】プレグルーブの深さは0.01〜0.3μ
mの範囲にあることが好ましく、またその半値幅は、
0.2〜0.9μmの範囲にあることが好ましい。また
プレグルーブの深さを0.15〜0.2μmの範囲とす
ることにより反射率を殆ど低下させることなく感度を向
上させることができ、特に好ましい。従って、このよう
な光ディスク(深いグルーブの基板に色素記録層および
金属反射層が形成された光ディスク)は、高い感度を有
することから、低いレーザーパワーでも記録が可能とな
り、これにより安価な半導体レーザの使用が可能とな
る、あるいは半導体レーザの使用寿命を延ばすことがで
きる等の利点を有する。
【0174】基板上には色素記録層が設けられる。色素
記録層の形成には、本発明の色素組成物を塗布液として
用いる。塗布液の基板上への塗布は、従来の方法を利用
して行われる。塗布方法としては、スプレー法、スピン
コート法、ディップ法、ロールコート法、ブレードコー
ト法、ドクターロール法、及びスクリーン印刷法などを
挙げることができるが、本発明では、スピンコート法を
利用することが好ましい。色素記録層は単層でも重層で
もよい。色素記録層の層厚(乾燥後の厚み)は一般に2
0〜500nmの範囲にあり、好ましくは50〜300
nmの範囲にある。
【0175】色素記録層の上には、特に情報の再生時に
おける反射率の向上の目的で、金属反射層が設けられる
ことが好ましい。金属反射層の材料である光反射性物質
はレーザ光に対する反射率が高い物質であり、その例と
しては、Mg、Se、Y、Ti、Zr、Hf、V、N
b、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Co、
Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cu、Ag、A
u、Zn、Cd、Al、Ga、In、Si、Ge、T
e、Pb、Po、Sn、Biなどの金属及び半金属ある
いはステンレス鋼を挙げることができる。これらの物質
は単独で用いてもよいし、あるいは二種以上の組合せ
で、または合金として用いてもよい。これらのうちで好
ましいものは、Cr、Ni、Pt、Cu、Ag、Au、
Al及びステンレス鋼である。特に好ましくは、Au金
属、Ag金属、あるいはこれらの合金である。好ましい
Au又はAg合金としては、それぞれPt、Cu、及び
Alからなる群より選ばれる少なくとも一種の金属を含
む合金を挙げることができる。最も好ましくは、Ag金
属又はAg合金である。金属反射層は、例えば、光反射
性物質を蒸着、スパッタリングまたはイオンプレーティ
ングすることにより、色素記録層の上に形成することが
できる。金属反射層の層厚は、一般的には10〜800
nmの範囲にあり、好ましくは20〜500nmの範
囲、更に好ましくは50〜300nmの範囲である。
【0176】金属反射層の上には通常、色素記録層や金
属反射層を物理的および化学的に保護する目的で樹脂保
護層が設けられる。保護層に用いられる材料の例として
は、SiO、SiO2 、MgF2 、SnO2 、Si3
4 等の無機物質、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、UV硬
化性樹脂等の有機物質を挙げることができる。保護層
は、例えば、プラスチックの押出加工で得られたフィル
ムを接着剤を介して金属反射層上及び/または基板上に
ラミネートすることにより形成することができる。ある
いは真空蒸着、スパッタリング、塗布等の方法により設
けてもよい。また、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の場合
には、これらを適当な溶剤に溶解して塗布液を調製した
のち、この塗布液を塗布し、乾燥することによっても形
成することができる。UV硬化性樹脂の場合には、溶剤
を用いることなくそのまま、もしくは適当な溶剤に溶解
して塗布液を調製したのちこの塗布液を塗布し、UV光
を照射して硬化させることによっても形成することがで
きる。これらの塗布液中には、更に帯電防止剤、酸化防
止剤、UV吸収剤等の各種添加剤を目的に応じて添加し
てもよい。この樹脂保護層は、基板の色素記録層が設け
られていない側にも耐傷性、耐湿性を高める目的で設け
ることもできる。本発明では、樹脂保護層が設けられて
いることが好ましい。樹脂保護層の層厚は一般には0.
1〜100μmの範囲にある。
【0177】CD−R型の光ディスクを用いた光情報の
記録再生は、例えば、次のように行われる。CD−R型
の光ディスクの場合には、通常のCDフォーマットの場
合の1倍速(1.2〜1.4m/秒)で記録再生が可能
である共に、2倍速、4倍速、6倍速、もしくはそれ以
上の高速での記録再生も可能である。光ディスクを所定
の定線速度(CDフォーマットの場合は1.2〜1.4
m/秒)または所定の定角速度にて回転させながら、基
板側から半導体レーザ光などの記録用の光を照射する。
この光の照射により、記録層の照射部分がその光を吸収
して局所的に温度上昇し、ピットが生成してその光学特
性を変えることにより情報が記録される。記録光として
は500〜850nmの範囲の発振波長を有する半導体
レーザービームが用いられる。用いられるレーザービー
ムの波長は好ましくは500〜800nmの範囲であ
る。CD−R型の光ディスクにおいては、770〜79
0nmの範囲の波長が適している。上記のように記録さ
れた情報の再生は、光ディスクを所定の定線速度で回転
させながら半導体レーザ光を基板側から照射して、その
反射光を検出することにより行うことができる。
【0178】以上の記載は、CD−R型の光ディスクの
製造方法を例にして本発明の光情報記録媒体の製造方法
を説明したものであるが、DVD−R型の光ディスクも
同様な方法で製造することができる。
【0179】
【実施例】以下に本発明の実施例を記載する。 [実施例1] (1)色素組成物Aの調製 蒸気抜きの穴のある蓋付き容器であって、その上方の径
が小さくなっている容器に、下記の式で示されるシアニ
ン色素(I−11)1.5gと1,1,2,2,3,
3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン(商品名:ゼオ
ローラH、沸点:82.5℃、日本ゼオン(株)製)1
58gとを常温(25℃)下で導入し、次いで10分掛
けて温度を60℃に上げ、この状態で1時間超音波を印
加して溶解させ、本発明に従う色素組成物Aを調製し
た。
【0180】
【化75】
【0181】(2)光ディスクの製造 上記で得た色素組成物Aの温度を25℃に下げ、色素記
録層形成用の塗布液とした。そしてこれを、表面にスパ
イラル状のプレグルーブ(トラックピッチ:1.6μ
m、プレグルーブ幅:500nm、プレグルーブの深
さ:175nm)が射出成形により形成されたポリカー
ボネート基板(外径:120mm、内径:15mm、厚
さ:1.2mm)のそのプレグルーブ側の表面に、スピ
ンコート法を用いて塗布、乾燥して色素記録層(厚さ
(プレグルーブ内):180nm)を形成した。
【0182】次に、DCマグネトロンスパッタ装置を用
いて色素記録層上に銀をスパッタして、膜厚約150n
mの金属反射層を形成した。更に該金属反射層上に、U
V硬化性樹脂(商品名:ダイキュアクリアSD−31
8、大日本インキ化学工業(株)製)をスピンコートに
より塗布した後、メタルハライドランプにて紫外線を照
射し、硬化させ、層厚約8μmの樹脂保護層を形成し
た。
【0183】以上の工程により、基板、色素記録層、金
属反射層、及び樹脂保護層がこの順で積層されてなるC
D−R型の光ディスク(以下、単にCD−R)を製造し
た。
【0184】[実施例2]〜[実施例10] (1)色素組成物B〜Jの調製 実施例1において、シアニン色素(I−11)を、下記
の表2に示す色素に変更したこと以外は同様にして色素
組成物B〜Jを調製した。
【0185】
【表4】 表2 ────────────────────────── 色素組成物 色素(化合物の番号) ────────────────────────── 実施例2 B シアニン色素(I−43) 実施例3 C シアニン色素(I−17) 実施例4 D シアニン色素(I−62) シアニン色素(I−17) シアニン色素(I−11) 実施例5 E シアニン色素(I−12) 実施例6 F シアニン色素(I−101) 実施例7 G シアニン色素(I−104) 実施例8 H シアニン色素(I−123) 実施例9 I シアニン色素(I−124) 実施例10 J オキソノール色素(表1の色素番号1) ────────────────────────── 色素組成物Dの添加量(全量1.5g)の内訳:(I−62)=0.9g、 (I−17)=0.4g、及び(I−11)=0.2g
【0186】(2)光ディスクの製造 実施例1において、色素組成物Aの代わりに、上記で調
製した色素組成物B〜Jを用いたこと以外は同様にして
光ディスクを製造した。
【0187】[光情報記録媒体としての評価] 実施例1の光ディスクに、OMT2000(パルステッ
ク社製)を用いて波長780nmのレーザ光をNA0.
5のピックアップを用い、定線速度4.8m/秒で、E
FM信号を、記録パワーを3〜10mWまで変化させて
最適記録パワーで記録した。その後、CD−CATS
(オーディオディベロップメント社製)を用いて波長7
80nmのレーザ光をNA0.45のピックアップを用
い、定線速度1.2m/秒、0.5mWのレーザパワー
で記録信号を再生し、基板の中心から40mmの位置に
おける11Tランドジッター(ピット間ジッター)をT
IA(ヒューレットパッカード社製)を用いて測定し
た。ジッター値は小さいほど記録信号が均一であること
を示す。評価結果を表3に示す。
【0188】
【表5】 表3 ──────────────────── 11Tランドジッター(ns) ──────────────────── 実施例1 31 ────────────────────
【0189】表3の結果から、シアニン色素(I−1
1)を、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロ
シクロペンタンに溶解して調製した色素組成物Aを、光
ディスクの色素記録層用塗布液として用いた場合(実施
例1)には、良好なジッター値を示す光ディスクを製造
できることがわかる。尚、色素組成物B〜Jを用いた場
合(実施例2〜10)にも実施例1と同様に良好なジッ
ターを示す光ディスクを製造できることが確認された。
【0190】
【発明の効果】本発明の色素組成物を構成するフッ素化
環状アルカンもしくはアルケン、特に1,1,2,2,
3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンは、光ディ
スクに一般的に用いられているポリカーボネート製基板
を溶解させることがなく、また色素、特に、シアニン色
素、アゾ色素の金属錯体、あるいはオキソノール色素に
対して比較的高い溶解性を示し、従って、フッ素化環状
アルカンもしくはアルケンと色素とを含む色素組成物
は、色素記録層を有する光ディスクの製造に有利に利用
することができる。また、フッ素化環状アルカンもしく
はアルケンは、揮発性、そして難燃性を示すために、色
素組成物である塗布液を安全に調製することができ、更
に光ディスクの色素記録層を容易に塗布、形成すること
ができる。従って、フッ素化環状アルカンもしくはアル
ケンと色素とを含む本発明に従う色素組成物を利用する
ことで、ジッター値が低く、再生時の読み誤りの少な
い、優れた記録再生特性を有する光情報記録媒体を製造
することができる。又、更にフッ素化環状アルカンもし
くはアルケン、特に1,1,2,2,3,3,4−ヘプ
タフルオロシクロペンタンは、比較的安価に入手可能で
あるため、光情報記録媒体の製造コストを低減すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H111 EA03 EA12 EA22 EA25 EA37 EA44 FA01 FB42 FB43 GA05 4H056 CA01 CC08 CE03 DD16 DD29 FA06 5D029 JA04 JA10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色素とフッ素化環状アルカンもしくはア
    ルケンとを含む色素組成物。
  2. 【請求項2】 フッ素化環状アルカンもしくはアルケン
    が、色素組成物中に60〜99.8重量%の範囲の量で
    含まれていることを特徴とする請求項1に記載の色素組
    成物。
  3. 【請求項3】 フッ素化環状アルカンもしくはアルケン
    が、骨格の炭素原子数の0.5乃至2.0倍のフッ素原
    子数で置換されたフッ素化環状アルカンもしくはアルケ
    ンであることを特徴とする請求項1または2に記載の色
    素組成物。
  4. 【請求項4】 フッ素化環状アルカンが、1,1,2,
    2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタンである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれかの項
    に記載の色素組成物。
  5. 【請求項5】 上記色素が、一般式(I): 【化1】一般式(I) [式中、Z1及びZ2は、各々独立に、5員又は6員の含
    窒素複素環を形成するために必要な原子団を表し、R1
    及びR2は、各々独立に、アルキル基を表し、L 1 、L
    2 、L3 、L4 、及びL5 は、各々独立に置換され
    ていてもよいメチン基を表し、n1及びn2は、各々独
    立に、0、1又は2を表し、p及びqは、各々独立に、
    0又は1を表し、M1は電荷中和対イオンを表し、そし
    てm1は分子中の電荷を中和させるために必要な0以上
    の数を表す。]で表されるシアニン色素であることを特
    徴とする請求項1に記載の色素組成物。
  6. 【請求項6】 上記色素が、一般式(II): 【化2】 [式中、Mは、金属原子を表し、Xは、酸素原子、硫黄
    原子、又は=NR21を表し、R21は、水素原子、アルキ
    ル基、アリール基、アシル基、アルキルスルホニル基、
    又はアリールスルホニル基を表し、Z11は、5員又は6
    員の含窒素複素環を完成するために必要な原子団を表
    し、そしてZ12は、芳香環又は複素芳香環を完成するた
    めに必要な原子団を表す。]で表されるアゾ色素の金属
    錯体であることを特徴とする請求項1に記載の色素組成
    物。
  7. 【請求項7】 上記色素が、一般式(III−1)又は一
    般式(III−2): 【化3】 [式中、A21、A22、B21、及びB22は、各々独立に、
    置換基を表し、Y21及びZ21は、各々独立に、炭素環も
    しくは複素環を形成するために必要な原子団を表し、E
    及びGは、各々独立に、共役二重結合鎖を完成するため
    に必要な原子団を表し、X21は、=O、=NR50、又は
    =C(CN)2を表し、X22は、−O、−NR50、又は
    −C(CN)2を表し(ただし、R50は置換基を表
    す)、L21、L22、L23、L24及びL25は各々独立に、
    置換されていてもよいメチン基を表し、Vk+は、カチオ
    ンを表し、n3及びn4は、各々独立に0、1又は2を
    表し、xおよびyは、各々独立に、0又は1を表し、そ
    してkは、1〜10の整数を表す。]で表されるオキソ
    ノール色素であることを特徴とする請求項1に記載の色
    素組成物。
  8. 【請求項8】 上記シアニン色素が、一般式(I−1)
    または一般式(I−2): 【化4】 [式中、Z3及びZ4は、各々独立に、置換基を有してい
    てもよいベンゼン環又はナフタレン環を形成するために
    必要な原子団を表し、R3、R4、R5、R6、R 7、及び
    8は、各々独立に、炭素原子数1乃至8のアルキル基
    を表し、R9は、水素原子、炭素原子数1乃至8のアル
    キル基、炭素原子数7乃至10のアラルキル基、炭素原
    子数6乃至10のアリール基、炭素原子数1乃至8のア
    ルコキシ基、ヘテロ環基、ハロゲン原子、又は炭素原子
    数1乃至8のカルバモイル基を表し、M2m2-は陰イオ
    ンを表し、そしてm2は、1又は2を表す。]で表され
    るシアニン色素であることを特徴とする請求項5に記載
    の色素組成物。
  9. 【請求項9】 上記アゾ色素の金属錯体が、一般式(II
    −1): 【化5】 [式中、Mは、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、パ
    ラジウム、白金、又は金を表し、R21は、アルキルスル
    ホニル基、アリールスルホニル基、炭素原子数1乃至1
    2の置換基を有していてもよいアルキル基、もしくは炭
    素原子数6乃至16の置換基を有していてもよいフェニ
    ル基、又はナフチル基を表し、Yは、酸素原子、硫黄原
    子、又は=NR22を表し、R22、R23、およびR24は、
    各々独立に、炭素原子数1乃至12の置換基を有してい
    てもよいアルキル基を表し、R23とR24は互いに連結し
    て環を形成していてもよく、R25及びR26は、各々独立
    に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール
    基、シアノ基、アシル基、アルキルスルホニル基、又は
    アリールスルホニル基を表し、R27、R28、及びR
    29は、各々独立に、水素原子、アルキル基、アリール
    基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
    アミノ基、カルボンアミド基、スルホンアミド基、シア
    ノ基、ハロゲン原子、アシル基、アルキルスルホニル
    基、又はアリールスルホニル基を表す。]で表されるア
    ゾ色素の金属錯体であることを特徴とする請求項6に記
    載の色素組成物。
  10. 【請求項10】 上記オキソノール色素が、一般式(II
    I−2−A): 【化6】 [式中、R51、R52、R53、及びR54は、各々独立に、
    水素原子、アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘ
    テロ環基を表し(これらの基は、置換基を有していても
    よい)、L31、L32、及びL33は、各々独立に、置換基
    を有していてもよいメチン基を表し、n5は、0、1、
    2、または3を表し、但し、n5が2、または3の時、
    複数のL32、とL33はそれぞれ互いに同一であっても異
    なっていてもよく、Vk+は、カチオンを表し、そしてk
    は、1乃至10の整数を表す。]で表されるオキソノー
    ル色素であることを特徴とする請求項7に記載の色素組
    成物。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかの項に記
    載の色素組成物が、レーザ光の照射による情報の記録が
    可能な色素記録層を有する光情報記録媒体製造用の色素
    組成物。
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