JP2000356362A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000356362A
JP2000356362A JP11169237A JP16923799A JP2000356362A JP 2000356362 A JP2000356362 A JP 2000356362A JP 11169237 A JP11169237 A JP 11169237A JP 16923799 A JP16923799 A JP 16923799A JP 2000356362 A JP2000356362 A JP 2000356362A
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良次 佐藤
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秀司 尾原
Kensaku Kokuni
研作 小国
Yoshiki Hata
良樹 畑
Makoto Nagai
誠 長井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長方形の筐体中に設置した2個の遠心羽根車
により生ずる周期性騒音の変動分を低減できる空気調和
機を提供する。 【解決手段】 本発明は、長方形の筐体1前面の化粧パ
ネルに取り付けられた空気吸い込み用グリル12と、グ
リル12の後面に取り付けられたフィルタ13と、フィ
ルタ13の後面に対し開口を向け筐体1中に設置された
複数のベルマウス8と、各ベルマウス後方に設置されモ
ータ駆動される複数の遠心羽根車5-1、5-2と、複数
の遠心羽根車を並べて取り囲むよう設置されたU字形熱
交換器2と、空気吐出流路17と、化粧パネルに形成さ
れた空気吹出し口とを備えた空気調和機であって、複数
の遠心羽根車のうち一方の回転数を N1rpmとし他方の
回転数をN2rpmとするときN1≧N2+30となるように
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長方形の筐体中に
遠心羽根車、U字形熱交換器等を備えた空気調和機に係
り、特に遠心羽根車により筐体内の吸引される空気の流
れにより生じる騒音を低減するのに好適な空気調和機に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、室内型空気調和機は、同一風量を
維持しながらも小形化が要求され、それに伴いファン径
は小さくなり、ファン回転数は高くなる傾向にある。こ
のために、長方形の筐体を有する空気調和機では、筐体
前面にある吸込口における空気流れに対する非対称性か
ら吸込口近傍に風速分布が生じ、周期的騒音が問題とな
っている。
【0003】従来の室内型空気調和機で、長方形筐体中
に2個の遠心型送風機を有するものとして、図10に示
すような構成が基本的なものである。この空気調和機
は、概略、長方形の筐体1と、筐体1前面に取り付けら
れた化粧パネル11に取り付けられた吸い込みグリル1
2と、吸い込みグリル12の後面(内面)に取り付けら
れた集塵用フィルタ13と、集塵用フィルタ13内面に
対し開口して並列に設置された2個のベルマウス8と、
各ベルマウス8後方に設置されモータ駆動される2個の
遠心羽根車5と、2個の遠心羽根車5を取り囲むU字形
熱交換器2とから構成され、U字形熱交換器2と筐体1
との間に形成されたU字断面の空間を空気吐出流路17
とし、化粧パネル11に2つの空気吹出し口15を有す
るものである。空気吹出し口15は、ルーバが設けられ
ている。U字形熱交換器2のU字頂部の開口はつなぎ板
3で蓋されている。つなぎ板3は筐体1内をU字熱交換
器2を収納する室と、機械室10とに分割している。
【0004】このような空気調和機において、送風機4
によって化粧パネル11のグリル12及びフィルタ14
からなる吸込口14より吸気された風(空気)16は、
ベルマウス8により集められて遠心羽根車5に入り昇圧
されて熱交換機2を通過し、筐体1の吐出流路17を経
て化粧パネル11の吹出口15より排出される。ここで
図10は、2個の遠心羽根車を用いた室内型空調機の1
例であり、2個のファンの流れの干渉を防止する為の仕
切り板18が設けられている。また2個のファンの回転
方向は同一で、矢印19で示す。従来、長方形をした筐
体に円形の送風機4が設置されるとベルマウス8の周辺
部では、風の流れに不均一性が生じ易い。また原価重視
の点からモータ及び駆動用の制御基板も同じ物を使用す
る為、複数の遠心羽根車の回転数が同じになるため周期
性騒音の基本周波数が一致する欠点があった。
【0005】ここで、一個の送風機を備えた空気調和機
を用いて風速分布を測定した結果を風速比で示す図11
により説明する。図11(a)に示す一個の送風機を備え
た空気調和機は図10に示す装置と基本構成が同じで、
そのサイズを送風機1個分に小さくしたものである。風
速の測定結果は、図11(b)に示すようにベルマウス8
の吸い込み口において遠心羽根車5の周方向の各位置で
22%程度の周方向の風速差があり、また図11(c)に
示すようにフィルタ13上流側において遠心羽根車5の
周方向の各位置で28%程の周方向の風速差があった。
この速度分布の差が周期性騒音の変動に起因する一つと
推察される。
【0006】流体騒音は回転数の6乗に比例することか
ら、遠心羽根車5で発生する周期性騒音の絶対値や対象
周波数自体の変動も大きくなる傾向にある。図12は、
図11(a)に示す、1個の送風機を有する空気調和機
の長方形筐体における騒音の周波数を分析した結果を示
す。これにより低周波数領域で1次から4次まで鋭いピ
ーク周波数が発生していることが分かる。
【0007】図13は、2個の送風機を有する空気調和
機において、2個の遠心羽根車5が同一回転数で駆動さ
れた場合の周期性騒音周波数の音波波動を模式したもの
であり、図14は1つの遠心羽根車5が上記と同一回転
数で駆動されている場合の模式図である。これらの図よ
り、2個の遠心羽根車が駆動されたとき、音波の振幅が
1個のときの2倍になることが分かる。このように周期
性騒音の変動や振幅が大きくなる為に、聴感上極めて不
愉快な送風騒音となっている。
【0008】従来、羽根車(ファン)の周期騒音を低減
する為には、例えばファの羽根間ピッチを不等ピッチと
したり、ファン径、ファン枚数や取付け角、ファン回転
数の低減、ブレード形状等を適宣選択してファンの周期
騒音を低減している。しかし、これらの手段だけでは効
果的な低減が困難なため、特開平3−43699号公報
に開示されているものでは、ファンの周期騒音を低減す
る為に、まずファンの回転数を検出し、回転数に起因す
る周期性の騒音と同一周波数の純音をスピーカにより発
生し、この純音の振幅、位相を手動または自動で調製し
て周期性騒音と重畳することにより周期性騒音を消音す
るアクティブ型の消音装置が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】長方形の筐体を有する
空気調和機において、周期性騒音の変動は図11に示し
たように長方形筐体特有の吸込口14部分における流れ
の周方向速度分布の片寄りに起因しているものと、仕事
量の異なる夫々の羽根車が同一回転数で駆動したことに
よる周期性騒音の基本周波数の一致に起因している。
【0010】周期性騒音を減少されるために上記のアク
ティブ型の消音装置を用いると、システムが複雑となり
装置が大きくなるためコスト高を招くとともに、筐体の
小型化により取付けが大変困難である。そこで本発明
は、長方形の筐体中に設置した遠心羽根車により発生す
る騒音、特に周期性騒音の変動分を低コストで低減でき
る空気調和機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空気調和機は、長方形の筐体の前面に設け
られた化粧パネルに取り付けられた空気吸い込み用グリ
ルと、このグリルの後面に取り付けられた集塵用フィル
タと、フィルタの後面に対し開口を向け前記筐体の長手
方向に並んで設置された複数のベルマウスと、各ベルマ
ウス後方に設置されモータ駆動される複数の遠心羽根車
と、該複数の遠心羽根車を長方形の筐体の2つの長辺及
び1つの短辺の3方側から囲むよう設置された熱交換器
と、該熱交換器と筐体との間に形成された空気吐出流路
と、化粧パネルに形成され空気吐出路なつながる空気吹
出し口とを備えた空気調和機において、複数の遠心羽根
車を回転数に所定値以上の差をつけて駆動制御すること
を特徴とする。
【0012】上記空気調和機において、複数の遠心羽根
車のうち一方の回転数をN1rpmとし他方の回転数をN2r
pmとするときN1≧N2+30となるように制御すること
が好ましい。このように互いの羽根車の基本周波数をず
らすことで周期性騒音の変動は小さくなる。
【0013】また、本発明の他の空気調和機は、長方形
の筐体の前面に設けられた化粧パネルに取り付けられた
空気吸い込み用グリルと、このグリルの後面に取り付け
られた集塵用フィルタと、このフィルタの後面に対し開
口を向け筐体の長手方向に並んで設置された複数のベル
マウスと、各ベルマウス後方に設置されモータ駆動され
る複数の遠心羽根車と、該複数の遠心羽根車を長方形の
筐体の2つの長辺及び1つの短辺の3方側から囲むよう
設置された熱交換器と、該熱交換器で前記3方より他の
一方側の開口部を蓋するようにつなぎ、かつ筐体内部か
ら熱交換器を収納する室を仕切るつなぎ板と、熱交換器
と筐体との間に形成された空気吐出流路と、化粧パネル
に形成され空気吐出路につながる空気吹出し口とを備え
た空気調和機において、複数の遠心羽車のうち、熱交換
器のつなぎ板側の遠心羽根車の外周と熱交換器の内壁と
の間隔が最小となる位置からこのつなぎ板の方向で遠心
羽根車の回転方向前方の領域に対応してフィルタとグリ
ル間に平板の抵抗体を設けたものである。この抵抗体に
よりグリル及びフィルタからなる吸い込み口での速度分
布が改善され、遠心羽根車から放射される周期騒音の変
動が低減される。
【0014】また、上記他の空気調和機においては、フ
ィルタとグリル間に平板の抵抗体を設ける代わりに、複
数の遠心羽根車の中間位置から熱交換器のつなぎ板側に
あるフィルタ部分の抵抗を他のフィルタ部分の抵抗より
大きくすることにより、遠心羽根車から放射される周期
騒音の変動を低減することもできる。
【0015】また、本発明のさらに他の空気調和機は、
長方形の筐体の前面に設けられた化粧パネルに取り付け
られた空気吸い込み用グリルと、吸い込みグリルの後面
に取り付けられた集塵用フィルタと、フィルタの後面に
対し開口を向けて設置された一つのベルマウスと、ベル
マウス後方に設置されモータ駆動される一つの遠心羽根
車と、該遠心羽根車を長方形の筐体の2つの長辺及び1
つの短辺の3方側から囲むよう設置されたU字形の熱交
換器と、該熱交換器のU字頂部を蓋するようにつなぎ、
かつ筐体内部から熱交換器を収納する室を仕切るつなぎ
板と、熱交換器と筐体との間に形成された空気吐出流路
と、化粧パネルに形成され空気吐出路につながる空気吹
出し口とを備えた空気調和機において、遠心羽根車の外
周と熱交換器の内壁との間隔が最小となる位置から熱交
換器のつなぎ板の方向で遠心羽根車の回転方向前方の領
域に対応してフィルタとグリル間に平板の抵抗体を設け
たことを特徴とする。この抵抗体により吸い込み口での
速度分布を改善し、遠心羽根車から放射される周期騒音
の変動を低減する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態とな
る空気調和機を図面に基づいて説明する。 <実施の形態1>図1は実施の形態1となる空気調和機
として、2個の遠心羽根車を筐体内に配設した室内機の
構成を示す図で、図1(a)は詳細断面図、図1(b)は図
1(a)のB−B矢視図、図1(c)はA−A矢視図であ
る。
【0017】この空気調和機は、概略、長方形の筐体1
と、筐体1の前面に取り付けられた化粧パネル11に取
り付けられ前面から空気を吸い込む吸い込みグリル12
と、吸い込みグリル12の後面(内面)に取り付けられ
た集塵用フィルタ13と、集塵用フィルタ13内面に対
し開口して並列に設置され後方に向かって先細りするリ
ング状の2個のベルマウス8と、各ベルマウス8後方に
該ベルマウス8の中心軸と回転軸を一致させて設置され
モータ駆動される2個の遠心羽根車5と、2個の遠心羽
根車5を長方形の筐体の2つの長辺及び1つの短辺の3
方側から取り囲む熱交換器2とから構成され、このU字
形の熱交換器2とこの熱交換器2を収納する筐体1との
間に形成されたU字断面の空間を空気吐出流路17と
し、かつ空気吐出流路17のうちU字の2本の柱部に対
応して化粧パネル11に2つの空気吹出し口15を有す
るものである。2個の遠心羽根車5(5-1、5-2とす
る)とモータ6、6は、遠心型送風機4-1、4-2を構
成する。空気吹出し口15は吸い込みグリル12を挟む
ように形成され、ルーバが設けられている。吸い込みグ
リル12及び集塵用フィルタ13は取り外し可能に取り
付けられている。また2個の遠心羽根車5は仕切り板1
8により仕切られている。熱交換器2の下には水受け7
が配設され、U字形熱交換器2で上記3方より他の一方
側であるU字頂部の開口はつなぎ板3で蓋されている。
このつなぎ板3は筐体1内を2つの部屋に分割して一方
にU字熱交換器2を収納し、他方を機械室10としてい
る。機械室10には電気箱9が設置されている。
【0018】送風機4が駆動されたとき、化粧パネル1
1の吸込口14より吸気された風(空気)16は、ベル
マウス8により集められて羽根車5に入り、ここで昇圧
されて熱交換器2を通過し、筐体1の吐出流路17を経
て、化粧パネル11の吹出口15より排出される。
【0019】ここで2個の遠心羽根車5-1、5-2は、
図2に示す周期性騒音の変動量が小さくなる条件で回転
数差を付けるように制御される。その条件は、2個の遠
心羽根車の一方、例えば遠心羽根車5-1の回転数をN1
rpm、遠心羽根車5-2のそれをN2rpmとすれば、N1
2+30である。回転数の変更は、電気箱9内に収納
されている制御回路において遠心羽根車5-1、5-2の
回転数を制御するコンデンサ23及び24の値を異なる
ように設定することにより行う。
【0020】図2は図1に示す空気調和機において、左
右の遠心羽根車5を同一の回転数から夫々差を付けた場
合の周期性騒音の基本周波数1次から3次迄の夫々の変
化量をグラフ化した結果である。基本周波数における周
期性騒音NZ1の音圧レベルは、両遠心羽根車の回転数差
がないときは約6dBで、回転数差40rpm近くまで一定
で、それを超えると低下する。2次周波数における周期
性騒音NZ2の音圧レベルの変化量は、両遠心羽根車の回
転数差がないときは約16dBで、回転数差が増すにつれ
て減少し、回転数差40rpm近くで0となる。また3次
周波数における周期性騒音NZ3の音圧レベルの変化量
は、両遠心羽根車の回転数差がないときは約8dBで、回
転数差が増すにつれて減少し、回転数差40rpm近くで
最小となる。従来は、両遠心羽根車を互いに回転数差無
しで運転していたので、1次から3次における周期性騒
音の変化量は大きかった。
【0021】ここで周期性騒音NZ(dB)は下式で求め
る。
【0022】
【数1】
【0023】図3は、2個の遠心羽根車5-1、5-2を
互いに回転数に差を付けた条件で駆動した場合の周期性
騒音の音波波形の時間的模式図である。これより羽根車
5-2の振幅及び周期は、羽根車5-1に比べて小さくな
ることが分かる。図4は、図3に示した音波の合成結果
である。2個の羽根車が同一で駆動される前出の図13
に示したものに比べて、振幅も小さくなることが分か
る。
【0024】<実施の形態2>図5は、図1に示す空気
調和機と同じ構成で2個の遠心羽根車5を同じ回転数で
駆動する場合に、互いの遠心羽根車5における周期性騒
音の干渉を防止する一手段を示しており、U字形熱交換
器2内で2個の遠心羽根車を隔離するように仕切り板1
8を設けたものである。従来は図10に示すように、筐
体1内の流れの圧力バランス面から仕切り板18は筐体
の高さ方向に半分程としていたが、本発明では2個の遠
心羽根車の干渉防止を主眼として仕切り板18は筐体1
高さ方向全体に設けた。
【0025】<実施の形態3>次に図6は、長方形筐体
内に1個の遠心羽根車5を備えた空気調和機における周
期性騒音の変動を低減する別の手段を示す図である。こ
れは、ベルマウス8の上流側の吸い込み流れの状態を変
えることにより周期性騒音の変動を低減するものであ
る。すなわち、U字形熱交換器2と遠心羽根車の外径が
最も接近する位置で、該接近位置からU字形熱交換器2
のU字頂部のつなぎ板3側に、かつ遠心羽根車5により
生じる風の前方位置に対応して、グリル12とフィルタ
13間に、平板の抵抗体としてのガイド21を設けた例
である。このガイド21により熱交換器2と最も間隔が
小さくなる位置からつなぎ板3間の吸い込み流れの遠心
羽根車周方向風速分布が、ここには示さないが、従来2
0%程あったものが12.5%程に低減した。この結
果、周期性騒音の変動を小さく出来る。
【0026】<実施の形態4>図7は、2個の遠心羽根
車5-1、5-2を備えた空気調和機において、つなぎ板
3側の遠心羽根車5-2の外周とU字形熱交換器2の内
壁との間隔が最小となる位置からつなぎ板3の方向で遠
心羽根車5-2の回転方向前方の領域に対応してグリル
12とフィルタ13間に、平板の抵抗体としてのガイド
21を設けた例を示す。周期性騒音に対する低減効果
は、図6に示す例と同様である。
【0027】<実施の形態5>図8は、図6と同じく長
方形筐体1内に1個の遠心羽根車5を備えた空気調和機
において、ベルマウス8の上流側の吸い込み流れの状態
を変えて周期性騒音を低減する発明であり、遠心羽根車
5の中心位置からU字形熱交換器2のつなぎ板3側にあ
るフィルタ13部分の抵抗を他のフィルタ部分の抵抗よ
り大きくすることにより、周期性騒音を改善する。
【0028】<実施の形態6>図9は、図7と同じく長
方形筐体内に2個の遠心羽根車5を備えた空気調和機に
おいて、ベルマウス8の上流側の吸い込み流れの状態を
変えて周期性騒音を低減する発明であり、2個の遠心羽
根車5の中間位置からU字形熱交換器2のつなぎ板3側
にあるフィルタ13部分の抵抗を他のフィルタ部分の抵
抗より大きくすることにより、2個の遠心羽根車から放
射される周期騒音を改善するものである。周期性騒音に
対する低減効果は、図8と同様である。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、長方形の筐体の前面に
設けられた空気吸い込み用グリル及びフィルタと、筐体
内に各ベルマウス後方に設置された複数の遠心羽根車
と、複数の遠心羽根車を囲むU字形熱交換器等を備えた
空気調和機において、複数の遠心羽根車を互いの回転数
に所定値(例えば30rpm )以上の差をつけるように制
御するので、複数の遠心羽根車の基本周波数を互いにず
らすことにより、周期性騒音の変動を小さくできる。
【0030】また、グリル及びフィルタ周りの吸込口に
おいて遠心羽根車によって吸引される空気流れの周速度
分布の片寄りを減少するように、吸込口の一部に局部的
に平板の抵抗体を配設する、あるいはフィルタのある領
域の抵抗を増すことにより、周期性騒音の変動を小さく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1となる、2個の遠心羽根
車を備える空気調和機の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1の空気調和機での周期性
騒音分析の結果を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1の空気調和機における音
波波形の模式図である。
【図4】本発明の実施の形態1の空気調和機における音
波合成波形の模式図である。
【図5】本発明の実施の形態2となる、2個の遠心羽根
車を備える空気調和機の構成図である。
【図6】本発明の実施の形態3となる、1個の遠心羽根
車を備える空気調和機の構成図である。
【図7】本発明の実施の形態4となる、2個の遠心羽根
車を備える空気調和機の構成図である。
【図8】本発明の実施の形態5となる、1個の遠心羽根
車を備える空気調和機の構成図である。
【図9】本発明の実施の形態6となる、2個の遠心羽根
車を備える空気調和機の構成図である。
【図10】従来の、2個の遠心羽根車を備える空気調和
機の構成図である。
【図11】従来の、1個の遠心羽根車を備える空気調和
機における吸い込み側の風速分布を示す図である。
【図12】図11に示す空気調和機における騒音分析結
果を示す図である。
【図13】従来の、2個の遠心羽根車を備える空気調和
機での音波波形の模式図である。
【図14】従来の、1個の遠心羽根車を備える空気調和
機での音波波形の模式図である。
【符号の説明】 1:筐体 2:熱交換器 3:つなぎ板 4:遠心型送風機 5:遠心羽根車 6:モータ 8:ベルマウス 9:電気箱 10:機械室 11:化粧パネル 12:グリル 13:フィルタ 14:吸込口 15:吹出し口 16:空気 17:吐出流路 18:仕切り板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小国 研作 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 畑 良樹 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 (72)発明者 長井 誠 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 空調システム清水生産本部内 Fターム(参考) 3L049 BB05 BB20 BC03 BD01 BD05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の筐体の前面に設けられた化粧パ
    ネルに取り付けられた空気吸い込み用グリルと、該グリ
    ルの後面に取り付けられた集塵用フィルタと、該フィル
    タの後面に対し開口を向け前記筐体の長手方向に並んで
    設置された複数のベルマウスと、各ベルマウス後方に設
    置されモータ駆動される複数の遠心羽根車と、該複数の
    遠心羽根車を前記長方形の筐体の2つの長辺及び1つの
    短辺の3方側から囲むよう設置された熱交換器と、該熱
    交換器と前記筐体との間に形成された空気吐出流路と、
    前記化粧パネルに形成され前記空気吐出路なつながる空
    気吹出し口とを備えた空気調和機において、前記複数の
    遠心羽根車を回転数に互いに所定値以上の差をつけて駆
    動制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 複数の遠心羽根車のうち一方の回転数を
    1rpmとし他方の回転数をN2rpmとするときN1≧N2
    30となるように制御することを特徴とする請求項1項
    記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 長方形の筐体の前面に設けられた化粧パ
    ネルに取り付けられた空気吸い込み用グリルと、該グリ
    ルの後面に取り付けられた集塵用フィルタと、該フィル
    タの後面に対し開口を向け前記筐体の長手方向に並んで
    設置された複数のベルマウスと、各ベルマウス後方に設
    置されモータ駆動される複数の遠心羽根車と、該複数の
    遠心羽根車を前記長方形の筐体の2つの長辺及び1つの
    短辺の3方側から囲むよう設置された熱交換器と、該熱
    交換器で前記3方より他の一方側の開口部を蓋するよう
    につなぎ、かつ前記筐体内部から前記熱交換器を収納す
    る室を仕切るつなぎ板と、前記熱交換器と前記筐体との
    間に形成された空気吐出流路と、前記化粧パネルに形成
    され前記空気吐出路につながる空気吹出し口とを備えた
    空気調和機において、前記複数の遠心羽車のうち前記つ
    なぎ板側の遠心羽根車の外周と前記熱交換器の内壁との
    間隔が最小となる位置から前記つなぎ板の方向で前記遠
    心羽根車の回転方向前方の領域に対応して前記フィルタ
    と前記グリル間に平板の抵抗体を設けたことを特徴とす
    る空気調和機。
  4. 【請求項4】 長方形の筐体の前面に設けられた化粧パ
    ネルに取り付けられた空気吸い込み用グリルと、該グリ
    ルの後面に取り付けられた集塵用フィルタと、該フィル
    タの後面に対し開口を向け前記筐体の長手方向に並んで
    設置された複数のベルマウスと、各ベルマウス後方に設
    置されモータ駆動される複数の遠心羽根車と、該複数の
    遠心羽根車を前記長方形の筐体の2つの長辺及び1つの
    短辺の3方側から囲むよう設置された熱交換器と、該熱
    交換器で前記3方より他の一方側の開口部を蓋するよう
    につなぎ、かつ前記筐体内部から前記熱交換器を収納す
    る室を仕切るつなぎ板と、前記熱交換器と前記筐体との
    間に形成された空気吐出流路と、前記化粧パネルに形成
    され前記空気吐出路につながる空気吹出し口とを備えた
    空気調和機において、前記複数の遠心羽根車の中間位置
    から前記つなぎ板側にある前記フィルタ部分の抵抗を他
    のフィルタ部分の抵抗より大きくしたことを特徴とする
    空気調和機。
  5. 【請求項5】 長方形の筐体の前面に設けられた化粧パ
    ネルに取り付けられた空気吸い込み用グリルと、該吸い
    込みグリルの後面に取り付けられた集塵用フィルタと、
    該フィルタの後面に対し開口を向けて設置された一つの
    ベルマウスと、該ベルマウス後方に設置されモータ駆動
    される一つの遠心羽根車と、該遠心羽根車を前記長方形
    の筐体の2つの長辺及び1つの短辺の3方側から囲むよ
    う設置されたU字形の熱交換器と、該熱交換器のU字頂
    部を蓋するようにつなぎ、かつ前記筐体内部から前記熱
    交換器を収納する室を仕切るつなぎ板と、前記熱交換器
    と前記筐体との間に形成された空気吐出流路と、前記化
    粧パネルに形成され前記空気吐出路につながる空気吹出
    し口とを備えた空気調和機において、前記遠心羽根車の
    外周と前記熱交換器の内壁との間隔が最小となる位置か
    ら前記つなぎ板の方向で前記遠心羽根車の回転方向前方
    の領域に対応して前記フィルタと前記グリル間に平板の
    抵抗体を設けたことを特徴とする空気調和機。
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