JP2000357327A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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JP2000357327A
JP2000357327A JP11167119A JP16711999A JP2000357327A JP 2000357327 A JP2000357327 A JP 2000357327A JP 11167119 A JP11167119 A JP 11167119A JP 16711999 A JP16711999 A JP 16711999A JP 2000357327 A JP2000357327 A JP 2000357327A
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Yuichi Naito
雄一 内藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報再生信号とベリファイ用信号に対してそ
れぞれ専用の復調回路を備えているので、装置の規模が
大きくなる。 【解決手段】 情報再生時にベリファイ用光スポットを
再生用光スポットとして用い、情報記録時及び情報再生
時にベリファイ用光スポットでベリファイ用信号DV、
情報再生信号RFをそれぞれ再生することにより、単一
の復調回路9でベリファイ用信号DVと情報再生信号R
Fの復調を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に情
報を光学的に記録し、あるいは再生する光学的情報記録
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録し、あるいは
記録情報を再生する記録媒体としてはディスク状、カー
ド状、テープ状のもの等各種のものが知られている。こ
れらの情報記録媒体の中には、記録と再生が可能なも
の、再生のみ可能なものなどがある。記録が可能な記録
媒体への情報の記録は、記録情報に従って変調された微
小スポット状の光ビームを情報トラック上に走査するこ
とにより、光学的に検出可能な情報ビット列として情報
の記録を行う。
【0003】また、記録媒体から情報を再生する場合
は、記録媒体に記録が行われない程度の一定パワーの光
スポットで情報トラックの情報ビット列を走査して記録
媒体からの反射光又は透過光を検出し、得られた検出信
号をもとに記録情報の再生を行う。このような記録媒体
への情報の記録や再生に用いられる光ヘッドは、記録媒
体に対しその情報トラック方向及びトラックを横切る方
向に相対的に移動可能に構成され、この両方向への相対
移動により光スポットを所望の情報トラックにアクセス
してその情報トラックへの走査を行う。
【0004】光ヘッドには光ビームを絞り込むための絞
り込み用レンズが設けられ、このレンズとしては対物レ
ンズが用いられている。このような対物レンズとして
は、その光軸方向(フォーカス方向)及び記録媒体の情
報トラックに直交する方向(トラッキング方向)に光ヘ
ッド本体について夫々の方向に独立して移動できるよう
に保持されている。このような対物レンズの保持は、一
般に弾性部材を介して行われ、対物レンズのフォーカ
ス、トラッキング方向の移動は、磁気的相互作用を利用
したアクチュエータによって駆動するのが一般的であ
る。
【0005】図2は追記型光カードの模式的平面図であ
る。光カード1の情報記録面には、多数本の情報トラッ
ク2がL−F方向に平行に配列されている。また、光カ
ード1の情報記録面には情報トラック2へのアクセスの
基準位置となるホームポジション3が設けられている。
情報トラック2はホームポジション3に近い方から順
に、2−1、2−2、2−3、…というように配列され
ている。また、図3に示すようにこれらの各情報トラッ
ク2に隣接してトラッキングトラックが4−1、4−
2、4−3、…というように配列されている。これらの
トラッキングトラックは、情報記録再生時の光スポット
走査の際に光スポットが目的の情報トラックから逸脱し
ないように制御するオートトラッキング(以下、ATと
略す)のためのガイドとして用いられる。
【0006】このようなAT制御は、光ヘッドにおいて
光スポットの情報トラックからのずれ(AT誤差)を検
出し、この検出情報を対物レンズをトラッキング方向に
対して駆動するトラッキングアクチュエータに負帰還す
るAT制御回路によって制御を行う。つまり、光ヘッド
本体に対して対物レンズをトラッキング方向(D方向)
に移動させることで、光スポットが目的の情報トラック
から逸脱しないように制御を行う。
【0007】また、情報記録再生時において、光スポッ
トを情報トラックに走査する際、光ビームを光カード面
上にて適当な大きさのスポット状とする(合焦)ため
に、対物レンズに対するオートフォーカス(以下、AF
と略す)制御を行う。このようなAF制御は、光ヘッド
において光スポットの合焦状態からのずれ(AF誤差)
を検出し、この検出信号を対物レンズを光軸方向に沿っ
て移動させるフォーカスアクチュエータに負帰還するA
F制御回路によって行う。即ち、光ヘッド本体に対して
対物レンズをフォーカス方向に移動させることで、光ス
ポットが光カード面(記録層)上に合焦するように制御
を行う。
【0008】ここで、図3において、S1、S2、S
3、S4及びS5は光カード1の情報トラック上に照射
された光スポットを示している。そのうち、トラッキン
グトラック4−2、4−3に一部がかかったS1とS5
の光スポットを使用してAT制御を行う。また、S3の
光スポットを使用してAF制御、記録時の情報ビットの
記録、及び再生時の情報ビットの読出しを行い、更に、
S2とS4の光スポットを用いて記録直後の情報ビット
のベリファイを行う。なお、図中5−1、5−2は光ス
ポットS3で記録された情報ビットであり、情報ビット
5−1は光スポットをL方向へ、情報ビット5−2は光
スポットをF方向へ走査して記録を行ったものである。
【0009】図4は光カード1を情報記録媒体として用
いる光学的情報記録再生装置を示す構成図である。図4
において、10は装置の各部を制御するための主制御回
路であるMPU、11は図示しない上位制御装置から転
送される記録データ、あるいは光カード1から読み出さ
れた再生データなどを一時格納するためのメモリであ
る。これらのMPU10とメモリ11はデータバス12
で接続されている。14はエラー検出及びエラー訂正用
のエラー符号を記録データに付加するためのエラー符号
器、15は再生データのエラー検出及びエラー訂正を行
うエラー復号器である。エラー符号としては、例えば、
リードソロモン積符号が用いられる。7はエラー符号が
付加された記録データを記録に適した信号に加工するた
めの変調回路である。
【0010】61は光源の半導体レーザ21を駆動する
ためのレーザドライバ(以下、LDドライバという)で
あり、MPU10からの記録/再生切換信号によって半
導体レーザ21の駆動動作が切り換えられる。即ち、情
報の記録時には変調回路7からの変調信号に応じて半導
体レーザ21を駆動し、この変調された光ビームを光カ
ード1の情報トラック上に走査することで一連の情報の
記録を行う。また、情報の再生時には、半導体レーザ2
1を記録ができない程度の一定のパワーとなるように駆
動し、この一定パワーの光ビームを情報トラックに走査
することで情報の再生を行う。
【0011】図5は変調回路7の一例を示すブロック図
である。図5において、まず、MPU10から記録デー
タがデータバス12を介して1バイト単位でレジスタ2
40に転送、保持され、変調器241に入力される。こ
の記録データは変調器241で所定の変調方式で変調さ
れ、P/S(パラレル/シリアル)変換器242へ送ら
れる。一方、発振器250では一定周波数のクロック信
号を発生し、P/S変換器242ではそのクロック信号
に同期して変調器241の出力信号をシリアル信号に変
換し、情報ビット列(記録信号)として出力する。
【0012】ここで、MPU10からP/S変換器24
2に光スポットの走査方向を示す移動方向信号が出力さ
れ、それに応じて情報ビット列の配置が切り換えられ
る。つまり、光カード1の情報トラックに往路と復路の
両方向から情報を記録する場合に、情報ビット列の並び
方向が同じになるように移動方向信号によって1バイト
ごとにビット列の配置が切り換えられる。発振器250
のクロック信号は分周器251で分周され、得られた分
周信号はR/S変換器242などで1バイトごとの同期
をとるための信号として用いられる。データの変調方式
としては、例えば8−10変調、MFM変調などが用い
られ、記録媒体の種類や形態によって使い分けられる。
【0013】図4に戻る。半導体レーザ21は、例え
ば、トラックに垂直の方向に偏光している830nmの
波長のレーザ光を射出する。また、23はコリメータレ
ンズ、50は光束を分割するための2次元に格子が配置
された分割回折格子、26は偏光ビームスプリッタ、2
7は1/4波長板、28は対物レンズ、29は球面レン
ズ、30はシリンドリカルレンズ、31は光検出器であ
る。光検出器31は、図6に示すように4つの受光素子
31a、31b、31d、31e、及び4つに分割され
た1つの4分割受光素子31cから構成されている。以
上の各光学素子は光ヘッドとして一体化され、光カード
1の所望の情報トラックにアクセスできるように構成さ
れている。
【0014】ここで、光ヘッドにより光カード1に情報
を記録する場合は、MPU10からの記録命令に従い、
LDドライバ61によって記録レベルの電流が半導体レ
ーザ21に供給される。また、情報を再生する場合は、
MPU10からの再生命令に従い、LDドライバ61に
よって再生レベルの電流が半導体レーザ21に供給され
る。こうして半導体レーザ21が駆動され、半導体レー
ザ21から発せられた光ビームは、発散光束となってコ
リメータレンズ23に入射し、コリメータレンズ23に
より平行化された後、2次元回折格子50に入射し、2
次元回折格子50によって有効な5つの光ビーム(0次
回折光及び2方向の±1次回折光)に分割される。
【0015】この分割された5つの光束は偏光ビームス
プリッタ26にP偏光光束として入射すると共に、これ
を透過して1/4波長板27に入射し、1/4波長板2
7を透過する際に円偏光に変換される。円偏光に変換さ
れた5つの光束は対物レンズ28で微小光スポットに絞
られ、光カード1上に集束される。この集束された光が
図3の微小光スポットS1、S2(+1次回折光)、S
3(0次回折光)、S4、S5(−1次回折光)であ
る。光スポットS3は前述のように記録、再生、AF制
御に用いられ、S1とS5はAT制御に用いられ、S2
とS4は記録直後の情報ビットのベリファイに用いられ
る。
【0016】光カード1上におけるスポット位置は、図
3に示すように光スポットS1とS5は隣接するトラッ
キングトラック上に、スポットS2、S3及びS4はト
ラッキングトラック間の情報トラック2−2上に位置し
ている。また、ベリファイ用の光スポットS2とS4は
光スポットS3の前後に位置している。このようにして
光カード1上に光スポットが照射され、その一部は光カ
ード面で反射されて対物レンズ28に入射する。この反
射光は再び対物レンズ28を通って平行光束となり、更
に1/4波長板27を透過することにより入射時とは偏
光方向が90°回転した光ビームに変換される。そし
て、偏光ビームスプリッタ26にS偏光ビームとして入
射し、その特性によって検出光学系側に反射され、半導
体レーザ21からの入射光束と分離される。
【0017】検出光学系は球面レンズ29、シリンドリ
カルレンズ30、光検出器31から構成され、球面レン
ズ29とシリンドリカルレンズ30の組み合わせにより
非点収差法によるAF制御を行う。また、光カード1か
ら反射された5つの光束は複数の受光素子から構成され
た光検出器31で検出される。この光検出器31の各受
光素子の受光信号は受光処理回路6に送られ、ここで所
定の信号処理を行うことで、情報再生信号RF、トラッ
キング制御信号AT、フォーカス制御信号AF及びベリ
ファイ用信号DVが生成される。
【0018】図6は受光処理回路6を詳細に示す回路図
である。図6において、31は図4の光検出器であり、
受光素子31a、31b、31d、31eと4分割の受
光素子31cからなっている。各受光素子の受光面上の
光スポットは図3の光カード1の情報トラックに照射さ
れた光スポットの反射光を示している。AT制御用の光
スポットS1、S5の反射光は受光素子31a、31e
で受光され、AF制御用、記録用、再生用の光スポット
S3の反射光は4分割受光素子31cで受光され、更
に、ベリファイ用の光スポットS2、S4の反射光は受
光素子31b、31dでそれぞれ受光される。
【0019】光検出器31の受光素子31a〜31eの
出力信号はそれぞれ対応するゲイン切換回路101〜1
08に入力される。即ち、受光素子31aの出力信号は
ゲイン切換回路101、受光素子31bの出力信号はゲ
イン切換回路102、4分割の受光素子31cの4つの
受光素子片の各出力信号はゲイン切換回路103〜10
6にそれぞれ入力される。また、受光素子31dの出力
信号はゲイン切換回路107、受光素子31eの出力信
号はゲイン切換回路108に入力される。これらのゲイ
ン切換回路101〜108は信号を増幅するゲインを半
導体レーザ21の記録パワーと再生パワーに応じて切り
換えるものであり、各受光素子31a〜31eの出力信
号は各ゲイン切換回路のゲイン切換動作によってそれぞ
れ一定の信号レベルに保持される。ここで、図6の記録
/再生ゲイン切換信号は変調回路7に出力する記録信号
を用いている。
【0020】ゲイン切換回路101と108の出力信号
は減算回路119に出力され、減算回路119でその差
を検出することでAT制御信号が生成される。また、ゲ
イン切換回路103〜106は4分割受光素子31cの
4つの受光素子片に対応するものであるが、受光素子3
1cの対角方向同志の受光素子片に対応するゲイン切換
回路103と105の出力信号、及びゲイン切換回路1
04と106の出力信号はそれぞれ加算回路117と1
18で加算される。加算回路117と118の出力信号
は減算回路120で差が検出され、AF制御信号として
出力される。また、加算回路117と118の出力信号
は加算回路121で加算され、4分割受光素子31cの
総和信号が作成される。この4分割受光素子の総和信号
が情報再生信号RFとして出力される。
【0021】ゲイン切換回路102と107の出力信号
は選択スイッチ122に出力され、MPU10からの移
動方向信号に応じて一方の信号がベリファイ用信号DV
として選択出力される。具体的に説明すると、図3に示
すように光スポットの走査方向がF方向であれば選択ス
イッチ122はF側に接続され、受光素子31d側の信
号がベリファイ用信号として出力される。一方、光スポ
ットの走査方向がL方向であれば選択スイッチ122は
L側に接続され、受光素子31b側の信号がベリファイ
用信号として出力される。つまり、記録用光スポットS
3の両側にベリファイ用光スポットS2、S4を照射し
ているので、光カード1の往路と復路の光スポットの走
査方向に対応して記録用光スポットの後に走査する光ス
ポットで再生されたベリファイ用信号を選択するという
ものである。このベリファイ用信号DVは後段の復調回
路9へ送られる。
【0022】受光処理回路6で生成されたAT制御信
号、AF制御信号は図示しないサーボ制御回路へ出力さ
れ、それらの制御信号をもとにトラッキング制御とフォ
ーカス制御を行う。即ち、サーボ制御回路においては、
図示しないトラッキングアクチュエータ及びフォーカス
アクチュエータを駆動し、対物レンズ28をトラッキン
グ方向、フォーカス方向に変位させることで、光スポッ
トが情報トラックから逸脱しないように、且つ、光スポ
ットが媒体面に焦点を結ぶようにトラッキング制御とフ
ォーカス制御を行う。また、受光処理回路6の情報再生
信号RFは復調回路8へ、ベリファイ用信号DVは復調
回路9へそれぞれ出力される。
【0023】図7はこれらの復調回路の一例を示すブロ
ック図である。まず、情報再生信号RF(またはベリフ
ァイ用信号DV)は波形等化器252に入力され、波形
干渉を少なくするために波形の修正を行う。次に、波形
等化器252の出力信号はコンパレータ253に入力さ
れ、コンパレータ253で参照電圧Vrと比較して2値
化することにより2値化情報再生信号が生成される。こ
の2値化再生信号はPLL発振器247に出力され、同
期クロック信号が生成される。同期クロック信号はフリ
ップフロップ243で2値化情報再生信号と同期クロッ
ク信号の同期がとられる。これは、記録媒体と光スポッ
トの相対移動速度に変動があるため、実際の移動に合わ
せて同期をとるという一般的な方法である。フリップフ
ロップ243で同期クロック信号に同期をとられた信号
はS/P(シリアル/パラレル)変換器244でバイト
単位でパラレル信号に再配列される。この場合、2値化
シリアル信号のどこがバイトの先頭かわからないので、
通常は記録データに同期パターンを付加して記録されて
いる。
【0024】このような同期パターンとしては、記録す
べきデータにはないパターンが用いられる。例えば、8
−10変調であれば、256タイプのデータを1024
タイプに冗長して変調するものであるから、1024タ
イプの中からデータに対して当てはまらないパターンを
選択して用いられる。同期検出器248ではこの同期パ
ターンが検出され、それによってシフトレジスタで構成
されたS/P変換器244のパラレル出力が制御され
る。
【0025】ここで、S/P変換器244に入力される
シリアル信号は光カード上の光スポットの走査方向によ
ってデータの先頭ビットがLSBかMSBかが異なるの
で、MPU10からの移動方向信号に応じてS/P変換
器244の出力のビットの配置が切り換えられる。つま
り、情報を再生する場合、光スポットの走査方向に関係
なく、データの並び方向が同じになるように1バイト毎
にデータの配列が切り換えられる。S/P変換器244
の出力データはデータ復調器245で復調される。な
お、PLL発振器247の同期クロック信号は分周器2
49で分周され、得られた分周信号はデータをシリアル
/パラレル変換した後、データ復調器245やレジスタ
246においてバイト単位で同期をとるための信号及び
MPU10に対する再生データの読み出し要求信号とし
て用いられる。
【0026】復調回路8で復調されたデータは、メモリ
11の所定のアドレスに一旦転送される。そして、所定
のデータが揃ったらエラー復号器15に転送され、エラ
ー復号器15においてデータのエラー検出及びエラー訂
正を行うことで再生データが生成される。通常の情報再
生時においては、このようにデータの再生処理が行わ
れ、得られた再生データはMPU10の制御によって不
図示の上位制御装置に転送される。同様にして、情報記
録時にも復調回路9で復調されたベリファイ用のデータ
はメモリ11の所定のアドレスに一旦転送される。その
後、所定のデータが揃ったらエラー復号器15に転送さ
れ、エラー復号器15においてデータのエラー検出及び
エラー訂正を行うことで、ベリファイ用データが生成さ
れる。そして、メモリ11の所定のアドレスに格納され
ている記録データと比較して記録のベリファイが行われ
る。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の光学的情報
記録再生装置では、情報再生信号RFとベリファイ用信
号DVに対して、それぞれ専用の復調回路を備えている
ために、装置の構成が大規模になり、コスト高になると
いう問題があった。
【0028】本発明は、上記従来例の問題点に鑑み、情
報再生時にベリファイ用光スポットを用いて記録情報の
再生を行い、単一の復調回路でベリファイ用信号と情報
再生信号の復調を行うことにより、構成の簡単化及び低
コスト化を可能とした光学的情報記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報記
録時は記録用光スポットを記録媒体のトラックに走査す
ることにより記録を行い、且つ、記録用光スポットに続
いてベリファイ用光スポットを走査し、前記ベリファイ
用光スポットで再生されたベリファイ用信号を復調し、
復調された情報と記録情報に基づいて記録と同時のベリ
ファイを行い、情報再生時は再生用光スポットを記録媒
体のトラックに走査し、前記再生用光スポットで再生さ
れた情報再生信号を復調することにより記録情報の再生
を行う光学的情報記録再生装置において、情報再生時に
前記ベリファイ用光スポットを再生用光スポットとして
用い、情報記録時及び情報再生時に前記ベリファイ用光
スポットでそれぞれベリファイ用信号、情報再生信号を
再生することにより、単一の復調処理手段で、ベリファ
イ用信号と情報再生信号の復調を行うことを特徴とする
光学的情報記録再生装置によって達成される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の光学
的情報記録再生装置の一実施形態の構成を示すブロック
図である。なお、図1では図4の従来装置と同一部分は
同一符号を付して説明を省略する。即ち、半導体レーザ
21、コリメータレンズ23、回折格子50、偏光ビー
ムスプリッタ26、1/4波長板27、対物レンズ2
8、球面レンズ29、シリンドリカルレンズ30、光検
出器31はいずれも図4のものと同じである。これらの
光学素子は光ヘッドとして一体化され、図3で説明した
ようにS1〜S5の5つのスポットを光カード1上に照
射する。光ヘッドと光カード1は図示しない機構により
相対的に情報トラック方向に往復移動するように構成さ
れ、この往復移動により光ヘッドからの光スポットが情
報トラック上を往復走査し、光カード1の往路と復路で
情報の記録あるいは記録情報の再生を行う。
【0031】また、受光処理回路6、変調回路7、復調
回路9はいずれも図4のものと同じである。受光処理回
路6は図6の回路、変調回路7は図5の回路、復調回路
9は図7の回路を用いるものとし、光カード1としては
図2のものを用いるものとする。但し、復調回路は1つ
だけ設けられ、情報再生時はベリファイ用光スポットを
用いて記録情報の再生を行い、情報記録時は従来と同様
にベリファイ用光スポットでベリファイ信号を生成する
ように構成されている。従って、情報記録時、情報再生
時共にベリファイ用光スポットを用いてベリファイ信
号、情報再生信号を生成するため、1つの復調回路9で
ベリファイ信号と情報再生信号の復調を行い、2つの復
調回路が1つの復調回路9で共通化されている。MPU
10、メモリ11、データバス12、エラー符号器1
4、エラー復号器15、LDドライバ61も図4のもの
と同じである。
【0032】次に、本実施形態の具体的な動作について
説明する。まず、図示しない上位制御装置から記録命令
が発行されると、MPU10は上位制御装置から転送さ
れた記録データをメモリ11の所定アドレスに格納す
る。記録データは、例えば、セクタ単位またはトラック
単位で格納される。次いで、MPU10はメモリ11に
格納されている記録データをエラー符号器14に転送
し、エラー符号器14において記録データにエラー符号
を付加して符号化を行う。一方、不図示の機構により光
ヘッドと光カード1は相対的にトラック方向往復移動
し、記録用スポットS3が光カード1の目的トラックへ
の走査を開始する。MPU10は光スポットS3が所定
の記録領域に達すると、記録/再生切換信号によりLD
ドライバ61を記録動作に切り換える。
【0033】また、MPU10は符号化された記録デー
タを変調回路7の分周器251の分周信号に従って1バ
イト単位でレジスタ240に転送を開始する。1バイト
単位でレジスタ240に保持された記録データは変調器
241で所定の変調方式(例えば8−10変調)で変調
され、P/S(パラレル/シリアル)変換器242へ入
力される。P/S変換器242では発振器250が発生
するクロック信号に同期して変調器241の出力信号を
シリアル信号に変換し、情報ビット列(記録信号)とし
て出力する。この情報ビット列はLDドライバ61に送
られ、LDドライバ61によって半導体レーザ21を駆
動し、記録用スポットS3を強度変調することで、図3
のように情報ビット列に対応したピット列が情報トラッ
ク上に記録される。
【0034】一方、光スポットは図3のF方向に走査し
ているものとし、この時は2つのベリファイ用スポット
S2、S4のうち記録用光スポットS3の後ろに位置す
るS4がベリファイ用信号DVとして用いられる。つま
り、MPU10の移動方向信号により図6の受光処理回
路6内のスイッチ122がF側に切り換えられ、ベリフ
ァイ用光スポットS4の反射光を受光する受光素子31
eの出力が選択出力される。このベリファイ用信号は復
調回路9に入力される。また、光スポットが図3のL方
向に走査した場合は、S3の後ろに位置するS2がベリ
ファイ用信号DVとして用いられる。つまり、MPU1
0の移動方向信号により図6の受光処理回路6内のスイ
ッチ122がL側に切り換えられ、ベリファイ用光スポ
ットS2の反射光を受光する受光素子31bの出力が選
択される。
【0035】復調回路9としては前述のように図7の回
路が用いられ、ベリファイ用信号DVが入力されると、
まず、波形等化器252によって波形の修正を行う。波
形等化器252の出力はコンパレータ253に入力さ
れ、参照電圧Vrと比較して2値化情報再生信号が生成
される。この2値化情報再生信号はPLL発振器247
に入力され、同期クロックが生成される。また、フリッ
プフロップ243では2値化情報再生信号を同期クロッ
ク信号に同期させて出力し、更にS/P変換器244で
バイト単位に再配列される。
【0036】S/P変換器244で再配列されたデータ
は、データ復調器245で復調される。一方、同期検出
器248ではベリファイ用信号DVの2値化情報再生信
号から同期パターンを検出すると、検出信号を分周器2
49に出力し、分周器249ではその検出信号により同
期クロック信号の分周を開始する。以降、分周器249
の分周信号は2値化情報再生信号の1バイト分のデータ
と同期するので、この分周信号によりデータ復調器24
5の出力データがレジスタ246に保持され、且つMP
U10に対してレジスタ246のデータを読み出すよう
に要求される。MPU10はレジスタ246からデータ
を読み出すと、メモリ11に記録データが格納されたア
ドレスとは別のアドレスに書き込む。記録用光スポット
S3とベリファイ用光スポットS2は所定の距離はなれ
ており、記録データの情報ビット列とベリファイ用信号
DVの位相は一定時間ずれているので、変調回路7の分
周信号によるレジスタ240に対する書き込み要求と復
調回路9の分周信号によるレジスタ246に対する読み
出し要求が同時に出力されることはない。
【0037】以下、同様の動作でデータの記録及びベリ
ファイ用信号の再生を行う。そして例えば、メモリ11
に格納されている1セクタ分の記録データをレジスタ2
40に転送し終わると、MPU10は変調回路7からの
要求信号に応答しなくなる。レジスタ246から最後の
データを読み出してメモリ11に格納すると、MPU1
0はメモリ11に格納されたデータをエラー復号器15
に転送し、データに対してエラー検出及びエラー訂正を
行う。このエラー検出及びエラー訂正の結果を用いて記
録データのベリファイを行う。
【0038】次に、再生動作について説明する。図示し
ない上位制御装置から再生命令が発行されると、MPU
10は記録/再生切換信号を再生モードとし、LDドラ
イバ61を制御して半導体レーザ21を記録できない程
度の一定パワーとなるように駆動する。即ち、本実施形
態では、前述のように情報再生時にベリファイ用光スポ
ットを再生用光スポットとして用いるため、ベリファイ
用光スポットが再生に適した一定パワーの再生用光スポ
ットとなるように駆動し、情報トラックへの走査を開始
する。
【0039】ここで、例えば、光スポットが図3の情報
トラックをL方向に走査すると、MPU10の移動方向
信号により受光処理回路6内のスイッチ122がL側に
切り換えられ、ベリファイ用光スポットS2の反射光を
受光する受光素子31bの出力が選択され、復調回路9
に供給される。また、光スポットがF方向に走査する
と、スイッチ122はF側に切り換えられ、ベリファイ
用光スポットS4の反射光を受光する受光素子31dの
出力が選択され、復調回路9に供給される。いずれにし
てもベリファイ用光スポットで記録情報が再生され、情
報再生信号RFとして復調回路9に供給される。
【0040】復調回路9は情報再生信号RFが入力され
ると、同様に波形等化器252によって波形の修正を行
い、コンパレータ253で波形等化器252の出力と参
照電圧Vrを比較して2値化情報再生信号を生成する。
この2値化情報再生信号はPLL発振器247に入力さ
れ、同期クロックが生成される。また、フリップフロッ
プ243では2値化情報再生信号を同期クロック信号に
同期させて出力し、更にS/P変換器244でバイト単
位に再配列される。
【0041】S/P変換器244で再配列されたデータ
は、データ復調器245で復調される。一方、同期検出
器248では情報再生信号RFの2値化情報再生信号か
ら同期パターンを検出すると、検出信号を分周器249
に出力し、分周器249ではその検出信号により同期ク
ロック信号の分周を開始する。以降、分周器249の分
周信号は2値化情報再生信号の1バイト分のデータと同
期するので、この分周信号によりデータ復調器245の
出力データがレジスタ246に保持され、且つMPU1
0に対してレジスタ246のデータを読み出すように要
求される。MPU10はレジスタ246からデータを読
み出すと、メモリ11の所定のアドレスに書き込む。以
下、同様の動作でデータの再生を行う。そして、レジス
タ246から最後のデータを読み出してメモリ11に格
納すると、MPU10はメモリ11に格納されたデータ
をエラー復号器15に転送し、データに対してエラー検
出及びエラー訂正を行い、データの再生を行う。
【0042】以上のように本実施形態では、情報再生
時、情報記録時共にベリファイ用光スポットS2または
S4を用いて記録情報を再生しているので、従来2系統
必要であった復調回路が1系統で済み、装置の構成を簡
単化でき、大幅なコストダウンを行うことができる。
【0043】なお、以上の実施形態では、受光処理回路
6として従来と同様のものを使用しているが、加算器1
21は使用しないため削除してもよい。また、情報再生
時に光スポットの走査方向がL方向の時はベリファイ用
光スポットS2を選択し、走査方向がF方向の時はベリ
ファイ用光スポットS4を選択すると説明したが、反対
に走査方向がL方向の時はベリファイ用光スポットS
4、走査方向がF方向の時はベリファイ用光スポットS
2を選択してもよい。こうすることにより、走査方向に
対し先行するスポットで再生するので、記録情報をいち
早く再生できる。また、情報再生時は走査方向に関係な
く、光スポットS2またはS4のどちらか一方の光スポ
ットで再生してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、情
報記録時、情報再生時共にベリファイ用光スポットを用
いてベリファイ用信号、情報再生信号を再生することに
より、1つの復調回路でベリファイ用信号と情報再生信
号の復調を行うことができ、装置の構成を簡単にできる
と共に、装置を安価に作製することができる。また、2
つのベリファイ用スポットを記録用光スポットの前後に
照射し、走査方向に応じて記録用光スポットの後ろの光
スポットを選択して記録と同時に再生することにより、
往復記録及びベリファイのスループットを向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的情報記録再生装置の一実施形態
を示すブロック図である。
【図2】光カードの記録面のトラックの配置を示す平面
図である。
【図3】図2の光カード1の情報トラック上に複数の光
スポットを走査する様子を示す図である。
【図4】従来例の光カード情報記録再生装置を示す構成
図である。
【図5】図4の装置の変調回路7を詳細に示すブロック
図である。
【図6】図4の装置の受光処理回路6を詳細に示す回路
図である。
【図7】図4の装置の復調回路8、9を詳細に示す回路
図である。
【符号の説明】
1 光カード 6 受光処理回路 7 変調回路 9 復調回路 10 MPU 11 メモリ 12 データバス 122 スイッチ 21 半導体レーザ 50 2次元回折格子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録時は記録用光スポットを記録媒
    体のトラックに走査することにより記録を行い、且つ、
    記録用光スポットに続いてベリファイ用光スポットを走
    査し、前記ベリファイ用光スポットで再生されたベリフ
    ァイ用信号を復調し、復調された情報と記録情報に基づ
    いて記録と同時のベリファイを行い、情報再生時は再生
    用光スポットを記録媒体のトラックに走査し、前記再生
    用光スポットで再生された情報再生信号を復調すること
    により記録情報の再生を行う光学的情報記録再生装置に
    おいて、情報再生時に前記ベリファイ用光スポットを再
    生用光スポットとして用い、情報記録時及び情報再生時
    に前記ベリファイ用光スポットでそれぞれベリファイ用
    信号、情報再生信号を再生することにより、単一の復調
    処理手段で、ベリファイ用信号と情報再生信号の復調を
    行うことを特徴とする光学的情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ベリファイ用光スポットは前記記録
    用光スポットの前後に配置された2つの光スポットから
    成り、情報記録時は2つのベリファイ用光スポットのう
    ち走査方向に応じて記録用の光スポットの後ろの光スポ
    ットを選択することにより記録用光スポットで記録され
    た情報を再生することを特徴とする請求項1に記載の光
    学的情報記録再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015533445A (ja) * 2012-11-07 2015-11-24 オラクル・インターナショナル・コーポレイション データ検証のための回転ヘッドデータ記憶および取出システムならびに方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015533445A (ja) * 2012-11-07 2015-11-24 オラクル・インターナショナル・コーポレイション データ検証のための回転ヘッドデータ記憶および取出システムならびに方法

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