JPH1139686A - 光学的情報記録装置 - Google Patents

光学的情報記録装置

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JPH1139686A
JPH1139686A JP9192484A JP19248497A JPH1139686A JP H1139686 A JPH1139686 A JP H1139686A JP 9192484 A JP9192484 A JP 9192484A JP 19248497 A JP19248497 A JP 19248497A JP H1139686 A JPH1139686 A JP H1139686A
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JP9192484A
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Etsuo Yamada
悦男 山田
Yuichi Naito
雄一 内藤
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDドライバの出力の遅延によってゲイン切
り換え時にスパイク状ノイズが発生し、誤ったベリファ
イをしてしまう。 【解決手段】 光検出器31の出力信号を増幅するゲイ
ンを切り換えることによって記録用スポットの変調によ
るパワー変調成分を除去するゲイン切換回路65に対
し、ゲイン切換信号をディレイ回路67によって所定時
間ディレイさせて供給することにより、LDドライバ6
1の出力の遅延によるスパイク状ノイズを低減化する。
また、1トラックを複数セクタに分割して記録する場
合、記録すべき目的セクタ以外は非記録パワーを消灯す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光カードなどの情
報記録媒体に情報を光学的に記録する光学的情報記録装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学的に情報を記録し、あるいは
記録情報を再生する記録媒体としてはディスク状、カー
ド状、テープ状のもの等各種のものが知られている。こ
れらの情報記録媒体の中には、記録と再生が可能なも
の、再生のみ可能なものなどがある。記録が可能な記録
媒体への情報の記録は、記録情報に従って変調された微
小スポット状の光ビームを情報トラック上に走査するこ
とにより、光学的に検出可能な情報ピット列として情報
の記録を行う。
【0003】また、記録媒体から情報を再生する場合
は、記録媒体に記録が行われない程度の一定パワーの光
スポットで情報トラックの情報ピット列を走査して記録
媒体からの反射光又は透過光を検出し、得られた検出信
号をもとに記録情報の再生を行う。このような記録媒体
への情報の記録や再生に用いられる光ヘッドは、記録媒
体に対しその情報トラック方向及びトラックを横切る方
向に相対的に移動可能に構成され、この両方向への相対
移動により光スポットを所望の情報トラックにアクセス
し、その情報トラックに走査して情報の記録や再生を行
う。
【0004】光ヘッドには光ビームを絞り込むための絞
り込用レンズが設けられ、このレンズとしては対物レン
ズが用いられている。このような対物レンズとしては、
その光軸方向(フォーカス方向)及び記録媒体の情報ト
ラックに直交する方向(トラッキング方向)に光ヘッド
本体について夫々の方向に独立して移動できるように保
持されている。このような対物レンズの保持は、一般に
弾性部材を介して行われ、対物レンズのフォーカス、ト
ラッキング方向の移動は、磁気的相互作用を利用したア
クチュエータによって駆動するのが一般的である。
【0005】図11は光カードの模式的平面図である。
光カード1の情報記録面には、多数本の情報トラック2
がL−F方向に平行に配列されている。また、光カード
1の情報記録面には情報トラック2へのアクセスの基準
位置となるホームポジション3が設けられている。情報
トラック2はホームポジション3に近い方から順に、2
−1,2−2,2−3…というように配列されている。
【0006】また、図12に示すようにこれらの各情報
トラック2に隣接してトラッキングトラックが4−1,
4−2,4−3…というように配列されている。これら
のトラッキングトラックは、情報記録再生時の光スポッ
ト走査の際に光スポットが情報トラックから逸脱しない
ように制御するオートトラッキング(以下、ATと略
す)のためのガイドとして用いられる。
【0007】このようなAT制御は、光スポットの情報
トラックからのずれ(AT誤差)を検出し、この検出情
報を対物レンズをトラッキング方向に対して駆動するト
ラッキングアクチュエータを制御するためのAT制御回
路に帰還することによって制御している。つまり、サー
ボ制御回路でAT誤差に応じて対物レンズをトラッキン
グ方向(D方向)に移動させることで、光スポットが目
的の情報トラックから逸脱しないように制御している。
【0008】また、情報記録再生時において、光スポッ
トを情報トラックに走査する際、光ビームを光カード面
上にて適当な大きさのスポット状とする(合焦)ため
に、対物レンズに対するオートフォーカス(以下、AF
と略す)制御を行っている。このようなAF制御は、光
スポットの合焦状態からのずれ(AF誤差)を検出し、
この検出信号を対物レンズを光軸方向に移動させるフォ
ーカスアクチュエータを制御するためのAF制御回路に
帰還することによって制御している。即ち、AF誤差に
応じて対物レンズをフォーカス方向に移動させること
で、光スポットが光カード面(記録層)上に合焦するよ
うに制御している。
【0009】ここで、図12において、S1,S2,S
3,S4及びS5は光カードの情報トラック上に照射さ
れた光スポットを示している。そのうちトラッキングト
ラック4−2,4−3に一部がかかった光スポットS
1,S5を使用してAT制御を行う。また、光スポット
S3を使用してAF制御、記録時の情報ピットの作成、
及び再生時の情報ピットの読出しを行う。更に、光スポ
ットS2,S4を用いて記録直後の情報ピットのベリフ
ァイを行う。なお、図中5−1,5−2は光スポットS
3で記録された情報ピットであり、情報ピット5−1は
光スポットをL方向へ、情報ピット5−2は光スポット
をF方向へ走査して記録されたピットである。
【0010】図13は光カードを情報記録媒体として用
いる光学的情報記録再生装置を示した構成図である。図
13において、21は光源の半導体レーザであり、例え
ばトラックに垂直の方向に偏光している830nm波長
のレーザ光を射出するものが用いられる。23はコリメ
ータレンズ、50は光束を分割するための2次元に格子
が配置された回折格子、26は偏光ビームスプリッタで
ある。また、27は1/4波長板、28は対物レンズ、
29は球面レンズ、30はシリンドリカルレンズ、31
は光検出器である。光検出器31は、図14に示すよう
に受光素子31a,31b,31d,31e及び4つに
分割された1つの4分割受光素子31cから構成されて
いる。以上の各光学素子は光ヘッドとして一体化され、
光カード1の所望の情報トラックにアクセスできるよう
に構成されている。61はレーザドライバ(以下、LD
ドライバという)、62はMPUである。
【0011】ここで、光ヘッドで光カード1に情報を記
録する場合、MPU62からの記録命令に従い、LDド
ライバ61によって記録レベルの駆動電流が半導体レー
ザ21に供給される。また、情報を再生する場合は、M
PU62からの再生命令に従ってLDドライバ61によ
って再生レベルの電流が半導体レーザ21に供給され
る。このようにして半導体レーザ21が駆動され、半導
体レーザ21から発せられた光ビームは、発散光束とな
ってコリメータレンズ23に入射する。そして、コリメ
ータレンズ23により平行化された後、2次元回折格子
50に入射し、回折格子50によって有効な5つの光ビ
ーム(0次回折光及び2方向の±1次回折光)に分割さ
れる。
【0012】この分割された5つの光束は、偏光ビーム
スプリッタ26にP偏光光束として入射すると共に、こ
れを透過して1/4波長板27に入射し、1/4波長板
27を透過する際に円偏光に変換される。円偏光に変換
された5つの光束は対物レンズ28で微小光スポットに
絞られ、光カード1上に照射される。この照射された光
が図12に示すように光スポットS1,S2(+1次回
折光)、S3(0次回折光)、S4,S5(−1次回折
光)である。光スポットS3は前述のように記録、再
生、AF制御、S1とS5はAT制御、S2とS4は記
録直後の情報ピットのベリファイに用いられる。光カー
ド1上におけるスポット位置は、図12に示すように光
スポットS1とS5は隣接するトラッキングトラック上
に、光スポットS2,S3及びS4はトラッキングトラ
ック間の情報トラック上に位置している。
【0013】このようにして光カード1上に光スポット
が照射され、その一部は光カード面で反射して対物レン
ズ28に入射する。この反射光は再び対物レンズ28を
通って平行光束となり、更に1/4波長板27を透過す
ることにより入射時とは偏光方向が90°回転した光ビ
ームに変換される。そして、偏光ビームスプリッタ26
にS偏光ビームとして入射し、その特性によって検出光
学系側に反射され、半導体レーザ21からの入射光束と
分離される。
【0014】検出光学系は球面レンズ29、シリンドリ
カルレンズ30、光検出器31から構成され、球面レン
ズ29とシリンドリカルレンズ30の組み合わせにより
非点収差法によるAF制御を行う。また、光カード1か
ら反射された5つの光束は複数の受光素子から構成され
た光検出器31で検出される。光検出器31の複数の受
光素子の各受光信号は記録/再生ゲイン切換回路65に
送られる。記録/再生ゲイン切換回路65は記録用光ス
ポットの変調、即ち記録パワーと再生パワーの変化によ
って生じる各受光素子の信号レベルの変動を補正し、略
一定の信号レベルに保持するための回路である。つま
り、MPU62から出力される記録/再生ゲイン切換信
号に応じて信号を増幅するゲインを切り換え、各受光素
子の信号をそれぞれ一定の信号レベルに保つようにして
いる。
【0015】記録/再生ゲイン切換回路65の出力信号
は、加算及び減算回路63、減算回路64、選択スイッ
チ66へ送られる。加算及び減算回路63は、詳しく後
述するようにAF制御信号(フォーカスエラー信号)、
及び情報再生信号RFが、減算回路64ではAT制御信
号(トラッキングエラー信号)がそれぞれ生成され、M
PU62へ送られる。選択スイッチ66では、後述する
ようにMPU62からの移動方向信号(光スポットの走
査方向を示す信号)に応じてベリファイ用信号が選択さ
れる。MPU62においてはAF制御信号、AT制御信
号に基づいて図示しないフォーカスアクチュエータ及び
トラッキングアクチュエータを駆動し、対物レンズ28
をフォーカス方向、及びトラッキング方向に変位させる
ことでフォーカス制御とトラッキング制御を行う。ま
た、情報再生時においては、MPU62では情報再生信
号RFに所定の信号処理を施こして再生データを生成す
る。更に、情報の記録時においては、選択スイッチ66
で選択されたベリファイ用信号を2値化し、これと記録
信号を比較して記録と同時のベリファイ、即ちダイレク
トベリファイを行う。
【0016】図15は回折格子50の概略図を示してい
る。回折格子50はATとAF用、ベリファイ用の2つ
の回折領域を持っていて、照射光学系内に配することに
より光カード1上に5つの微小光スポットを結像するこ
とができる。また、回折格子50は記録用スポットS3
は記録パワー、その他のAT用スポットS1,S5、ベ
リファイ用スポットS2,S4は記録できない非記録パ
ワーとなるように回折条件が設定されている。
【0017】図16はLDドライバ61の具体的な回路
構成図である。図16において、201は記録光パワー
に相当する駆動電流を出力する電流源、202は再生光
パワーに相当する駆動電流を出力する電流源である。ま
た、203は再生光電流上に記録光電流を記録信号に応
じて重畳するスイッチ、21はカソードグランドの半導
体レーザである。再生時は記録信号はオフで、半導体レ
ーザ21には再生光パワーに相当する電流が電流源20
2から供給される。
【0018】一方、情報記録時は記録信号がオンで、ス
イッチ203は記録信号WDに応じてオンまたはオフ
し、半導体レーザ21には再生光電流上にスイッチ20
3のオン、オフによる電流源201からの記録光電流が
重畳した状態で供給される。ここで、図16から明らか
なように正電源Vccのみを使用して半導体レーザ21を
駆動しているので、スイッチ203はPNPトランジス
タタイプのものを使用している。なお、再生や記録の光
パワーをより安定化するため、一般には半導体レーザ2
1の光出力の一部をモニタしてフィードバックをかける
APC(オートパワーコントロール)を行っている。
【0019】図14は図13の装置の光検出器31、記
録/再生ゲイン切換回路65、加算及び減算回路63、
減算回路64、選択スイッチ66を詳細に示している。
まず31は光検出器で、受光素子31a,31b,31
d,31eと4分割の受光素子31cからなっている。
各受光素子の受光面上の光スポットは図12の情報トラ
ックに照射された光スポットの反射光を示している。A
T制御用の光スポットS1,S5の反射光は受光素子3
1a,31e、AF制御用、記録用、再生用の光スポッ
トS3の反射光は4分割受光素子31c、ベリファイ用
の光スポットS2,S4の反射光は受光素子31b,3
1dで受光される。
【0020】光検出器31の受光素子31a〜31eの
出力信号は記録/再生ゲイン切換回路65の各々対応す
るゲイン切換回路101〜108に入力される。即ち、
受光素子31aの出力信号はゲイン切換回路101、受
光素子31bの出力信号はゲイン切換回路102、4分
割の受光素子31cの4つの受光素子片の各出力信号は
ゲイン切換回路103〜106にそれぞれ入力される。
また、受光素子31dの出力信号はゲイン切換回路10
7、受光素子31eの出力信号はゲイン切換回路108
に入力される。これらのゲイン切換回路101〜108
は前述のように信号を増幅するゲインを半導体レーザ2
1の記録パワーと再生パワーに応じて切り換えるもので
あり、各受光素子31a〜31eの出力信号は各ゲイン
切換回路のゲイン切換動作によってそれぞれ一定の信号
レベルに保持される。
【0021】図17はゲイン切換回路101〜108の
構成を示している。オペアンプ204の−入力と出力間
に再生時のゲインを決める帰還抵抗Rrが接続され、こ
れと並列に記録再生ゲイン切換信号で切換えられるアナ
ログスイッチ205と帰還抵抗Rwの直列回路が接続さ
れている。ここで、記録/再生ゲイン切換信号としては
記録するピットに対応してオン、オフする記録信号WD
を用いている。記録/再生ゲイン切換信号がオンになる
と、アナログスイッチ205がオンとなって帰還抵抗R
rと帰還抵抗Rwの並列抵抗が記録時のゲインに設定さ
れる。帰還抵抗Rrは再生時の受光素子信号でオペアン
プ出力が飽和しない適切なゲインに決められている。
【0022】ゲイン切換回路101と108の出力信号
は減算回路64に出力され、減算回路64でその差を検
出することでAT制御信号が生成される。また、ゲイン
切換回路103〜106は4分割受光素子31cの4つ
の受光素子片に対応するものであるが、受光素子31c
の対角方向同志の受光素子片に対応するゲイン切換回路
103と105の出力信号、及びゲイン切換回路104
と106の出力信号はそれぞれ加算回路117と118
で加算される。加算回路117と118の出力信号は減
算回路120で差が検出され、AF制御信号として出力
される。また、加算回路117と118の出力信号は加
算回路121で加算され、4分割受光素子31cの総和
信号が作成される。この4分割受光素子の総和信号が情
報再生信号RFとして出力される。
【0023】ゲイン切換回路102と107の出力信号
は選択スイッチ66に出力され、MPU62からの移動
方向信号に応じていずれか一方のDV(ダイレクトベリ
ファイ)信号が選択出力される。具体的に説明すると、
図12に示すように光スポットの走査方向がF方向であ
れば選択スイッチ66はF側に接続され、受光素子31
e側の信号がベリファイ用信号としてMPU62に出力
される。一方、光スポットの走査方向がL方向であれば
選択スイッチ66はL側に接続され、受光素子31b側
の信号がベリファイ用信号としてMPU62に出力され
る。つまり、記録用光スポットS3の両側にベリファイ
用光スポットS2,S4を照射しているので、光カード
の往路と復路で光スポットの走査方向が変わった場合
に、それに対応して記録用光スポットの後に走査する光
スポットで再生したベリファイ用信号を選択している。
MPU62では選択されたベリファイ用信号を用いて記
録と同時のベリファイを行う。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
においては、記録/再生ゲイン切換回路65によって記
録用光スポットの変調、即ち記録光パワーと再生光パワ
ーの変化によって生じる各受光素子の信号レベルの変動
を補正している。しかしながら、記録信号に同期してゲ
インを切り換えると、ゲイン切り換えに伴ってスパイク
状ノイズが発生し、ベリファイ用信号波形を乱してしま
う。図18(a)は記録信号、図18(b)は光パワー
変調波形、図18(c)は記録再生ゲイン切換信号であ
る。また、図18(d)は情報トラック上にピットがな
い場合のベリファイ用のゲイン切換回路102(または
107)の出力信号波形である。情報ピットがない場
合、本来ゲイン切換動作によってパワー変調成分が除去
されるので、一定の信号レベルとなるのであるが、ゲイ
ンの切換タイミングに対応してスパイク状ノイズが発生
している。
【0025】これは、記録信号の立ち上がりに同期して
ゲインを切り換えると、ゲインを記録用ゲインに切り換
えた瞬間には図18(b)に示すように光パワーがLD
ドライバ61の出力の遅延によって記録光パワーに達し
ていないために生じる。つまり、ゲイン切換回路のゲイ
ンは記録パワーに対応する低いゲインに切り換えられて
いるのに対し、光変調波形は記録用パワーに立ち上がっ
ていないので、ゲイン切換回路の出力は図18(d)の
ように低レベルとなり、これがスパイク状ノイズとなっ
て現われる。
【0026】同様に記録信号の立ち下がりに同期してゲ
インを切り換えると、ゲインを再生用ゲインに切り換え
た瞬間には光パワーがLDドライバの出力の遅延によっ
て再生光パワーに落ちきっていないために図18(d)
のようにゲイン切換回路の出力にスパイク状ノイズを生
じる。この他にも、スパイク状ノイズはゲイン切換回路
の出力の遅延によって発生し、あるいはLDドライバと
ゲイン切換回路の出力の遅延が複合化されて発生する。
【0027】図18(e)は情報ピットによる変調成分
のみを受光した場合のベリファイ用信号を示している。
本来、ゲイン切換時にスパイク状ノイズが発生しなけれ
ば、ベリファイ用信号は図18(e)のような波形とな
り、これを2値化すると図18(h)のように記録信号
に対応した2値化信号を得ることができる。しかし、実
際にはベリファイ用信号は図18(e)の信号に図18
(d)のノイズが重畳するため、図18(f)のような
波形となる。そのため、これを2値化すると、図18
(g)のように2値化信号にスパイク状ノイズによる細
いパルス状の疑似信号が発生する。
【0028】また、図18(f)のようにヒステリシス
を持たせた2値化回路を用いて2値化しても、大きいス
パイク状ノイズに対しては効果がなく、やはり疑似信号
が発生する。この疑似信号のパルス幅はスパイク状ノイ
ズの大きさに応じて広くなるので、疑似信号のパルス幅
が大きくなると、2値化信号の情報ピットに対する情報
信号幅も変動する。そのため、記録信号とは異なる波形
となり、情報を正しく記録できた場合であってもベリフ
ァイエラーが発生し、誤ったベリファイをしてしまうと
いう問題があった。また、この問題を解決するために
は、LDドライバを出力の遅延の少ない高速なもの、即
ちスイッチとしてNPNタイプのものを用いることが考
えられるが、コスト高になるばかりでなく、駆動も複雑
で制御しにくいという問題があった。
【0029】また、本願発明者らは、ゲイン切換回路の
アンプの応答の遅れ、あるいはLDドライバのアナログ
スイッチのオン、オフによって発生するスパイク状ノイ
ズを低減することを目的とした光学的情報記録装置を特
願平9−162584号として出願している。以下、こ
の先願の装置について説明する。まず、装置の全体的な
構成は図13と同じであるが、光カード1に照射する光
スポットの数、光検出器31、LDドライバ61、記録
/再生ゲイン切換回路65などの構成が異なっている。
【0030】図19は光カードに照射される光スポット
を示している。図19では半導体レーザ21のレーザビ
ームを回折格子50によって7つの光ビームに分割し、
分割された光ビームを光スポットS1〜S7として照射
している。図12との違いは光スポットS6,S7が増
加している点で、その他は図12と同じである。光スポ
ットS1,S5はAT制御用、S3は記録、AF制御、
再生、S2とS4はベリファイ用、S6,S7は再生用
として用いられる。
【0031】図20は回折格子50の概略図である。図
中50aはスポットS1及びS5となるAT制御用光束
を生成するためのAT用回折格子形成部、50bはスポ
ットS2及びS4となるダイレクトベリファイ用光束を
生成するDV用回折格子形成部、50cはスポットS6
及びS7となる情報再生用光束を生成するRFR,RF
L用回折格子形成部、301は入射光束である。ここ
で、回折光の回折角θnは格子ピッチd、入射光束の波
長λから、 θn=n・λ/d (但し、nは次数) で決まる。回折方向は入射光束に対する格子の傾きδに
よって決まり、その方向は格子に対して略垂直方向とな
る。回折した回折光束及び0次光束は、対物レンズなど
を介して、図19に示すように光カード上に光スポット
S1〜S7として照射される。
【0032】また、各光スポットの光パワー比は、記録
光発光時において、記録用スポットS3(0次回折光)
は記録ピットを生成する記録光パワー、光スポットS3
以外のスポットの光パワーは記録ピットが生成されない
光パワーとなるように決められている。この各スポット
の光パワー比は各回折格子の回折効率を設定することに
より決めることができる。即ち、光スポットS3の光パ
ワーは、各回折格子の0次光の総和であり、その他のス
ポットの光パワーはそのスポットを生成する回折格子の
回折効率により設定される。
【0033】図21は信号処理回路の構成を示してい
る。光検出器31は、受光素子31a〜31eのほかに
受光素子31f,31gを備えている。受光素子31f
は光スポットS6の反射光、受光素子31gは光スポッ
トS7の反射光を検出する。また、記録/再生ゲイン切
換回路65はゲイン切換回路101〜108のほかにゲ
イン切換回路109,110を備えている。ゲイン切換
回路109は受光素子31f、ゲイン切換回路110は
受光素子31gの出力信号を増幅し、情報再生信号RF
R,RFLとして出力する。但し、受光素子31f,3
1gは再生時のみ使用するため、ゲイン切換回路10
9,110はゲイン切換えを行わず、増幅のみを行う。
その他の構成は図14と同じである。
【0034】図22はLDドライバ61の構成を示して
いる。図22において、21は半導体レーザで、カソー
ドグランドのものを用いている。801は半導体レーザ
21に記録用のパワーPwに相当する駆動電流を供給す
る電流源、804は非記録時に記録されない程度のパワ
ーPvに相当する駆動電流を半導体レーザ21に供給す
る電流源、802は再生用のパワーPrに相当する駆動
電流を半導体レーザ21に供給する電流源である。ま
た、803は記録信号WDに応じて駆動されるスイッ
チ、805は記録/再生ゲイン切換信号SG2に応じて
オン、オフ駆動されるスイッチである。記録/再生ゲイ
ン切換信号SG2は記録領域でオンし、それ以外ではオ
フとなる信号である。記録信号WD、記録/再生ゲイン
切換SG2はMPU62からLDドライバ61に供給さ
れる。
【0035】MPU62は情報の再生動作中は記録信号
WD、記録/再生ゲイン切換信号SG2を各々オフに設
定し、スイッチ803,805はオフ状態である。従っ
て、半導体レーザ21には電流源802の電流Irのみ
が供給されるため、この電流Irに応じたパワーPrの
再生光を発光する。パワーPrは光カードのトラックを
何度走査しても反射率が所定レベル以下とならない、つ
まり再生光劣化が問題とならないレベルのパワーであ
る。
【0036】次に、記録動作中は記録信号WDはオン
(ハイレベル)とオフ(ローレベル)に変化し、記録信
号WDがオンのときに光カード上に情報ピットが記録さ
れる。記録信号WDがオフの場合を非記録モード、オン
の場合を記録モードという。MPU62は非記録モード
において記録/再生ゲイン切換信号SG2をオンし、ス
イッチ805をオンする。これによって、半導体レーザ
21に電流源802の電流Irに電流源804の電流I
vを重畳した電流が供給され、この電流に応じたパワー
Pvの非記録光を発光する。このパワーPvは光カード
上のトラックを1回程度走査しても反射率が所定レベル
以下とならないレベルのパワーである。また、非記録パ
ワーPvは光カードにピットが形成されないパワーPr
よりも高いパワーである。
【0037】一方、記録モードにおいては、MPU62
は記録/再生ゲイン切換信号SG2をオンし、記録信号
WDをオンし、半導体レーザ21には電流源802の電
流Irと電流源804の電流Ivに電流源801の電流
Iwを重畳した電流が供給され、この電流に応じたパワ
ーPwの記録光を発光する。このパワーPwは光カード
上に照射したときに反射率が十分低下するレベル、つま
り光カード上にピットが形成されるパワーで、パワーP
vよりも高いパワーである。なお、この場合、正電源V
ccのみを使用して半導体レーザ21を駆動しているの
で、スイッチ803及び805はPNPトランジスタタ
イプのものを使用している。また、図示してはいないが
再生記録の光パワーをより安定化するため、半導体レー
ザ21の光出力の一部をモニタしてフィードバックをか
けるAPC(オートパワーコントロール)を行ってい
る。
【0038】図23はゲイン切換回路の101〜108
の構成を示している。なお、以下の説明では、出力電圧
/入力電圧(即ち、帰還抵抗)をゲインと表現する。図
23において、まず、オペアンプ701の(−)入力と
出力間に帰還抵抗Rrが接続されている。また、ゲイン
切換信号SG1で駆動されるアナログスイッチ704と
直列に接続された帰還抵抗Rw、及び記録/再生ゲイン
切換信号SG2で駆動されるアナログスイッチ706と
直列に接続された帰還抵抗Rvが帰還抵抗Rrに並列接
続されている。ここで、記録/再生ゲイン切換信号SG
1は、記録信号に従ってオン/オフする信号、記録/再
生ゲイン切換信号SG2は、記録領域のときにオンとな
る信号である。これらの信号は、それぞれMPU62か
ら供給される。
【0039】ここで、記録/再生ゲイン切換信号SG
1,SG2を共にオフすると、アナログスイッチ704
と706はオフするので、帰還抵抗Rrのみでゲインが
設定される。この時のゲインは再生時のパワーに対応す
るゲインGrとなり、帰還抵抗Rrは再生モードの時の
受光素子信号でオペアンプ701の出力が飽和しない適
切な値に決められている。次に、記録/再生ゲイン切換
信号SG2をオン、記録/再生ゲイン切換信号SG1を
オフすると、アナログスイッチ706はオン、アナログ
スイッチ704はオフするので、帰還抵抗Rrと帰還抵
抗Rvの並列抵抗でゲインが設定される。この時のゲイ
ンは非記録モード時のパワーに対応するゲインGvとな
り、帰還抵抗Rrと帰還抵抗Rvとの並列抵抗値は、非
記録モードの時の受光素子の信号でオペアンプ701の
出力が再生モードの時と同じ出力となる値に決められて
いる。
【0040】また、記録/再生ゲイン切換信号SG2を
オン、記録/再生ゲイン切換信号SG1をオンとする
と、アナログスイッチ704と706は共にオンするの
で、帰還抵抗Rr、帰還抵抗Rw、帰還抵抗Rvとの並
列抵抗でゲインが設定される。この時のゲインは記録モ
ードのパワーに対応するゲインGwとなり、帰還抵抗R
r、帰還抵抗Rw及び帰還抵抗Rvとの並列抵抗値は、
記録時の受光素子の信号でオペアンプ701の出力が再
生時と同じ出力となる値に決められている。例えば、記
録パワーPwと非記録パワーPvと再生パワーPrの比
を1:10:100くらいとすると、再生時、非記録
時、記録時のゲインは、100:10:1に設定され
る。
【0041】図24はゲイン切換回路109,110の
構成を示している。オペアンプ901の−入力と出力間
に再生時の受光素子信号でオペアンプが飽和しない適切
なゲインを決める帰還抵抗Rfが接続されている。この
場合は、前述のようにゲイン切換えは不要である。
【0042】図25はMPU62の構成を示している。
コスト的に安価なMPUを使用するため、及び制御が複
雑であるため、2つのMPU62−1と62−2を用い
ている。MPU62−1は、主に走査用のモータやA
T,AF用のアクチュエータなどのハードウェアの制御
や、ホストコンピュータ1001からの1つのトラック
を複数のセクタに分割して記録するためのフォーマット
情報、不図示の走査用モータに取り付けられたエンコー
ダからの光スポットの相対位置情報を示すパルス信号E
NCに基づいて記録/再生ゲイン切換信号SG2を生成
するなどの処理を行う。
【0043】また、MPU62−2はホストコンピュー
タ1001からのフォーマット情報及び記録データに応
じた情報ピット列に対応する記録信号WD(=記録/再
生ゲイン切換信号SG1)を生成し、またゲイン切換信
号SG2を参照して所望のセクタに記録できるように出
力する。更に、MPU62−2は再生時に情報再生信号
に所定の信号処理を施して再生データを生成し、ホスト
コンピュータ1001に転送する。また、記録時にベリ
ファイ用信号を2値化し、これと記録信号を比較して記
録と同時のベリファイを行う。
【0044】図26は以上説明した先願の装置におい
て、1つのトラックを複数のセクタに分割して記録する
場合の動作を示している。図26(a)は光カードと記
録用スポットの相対移動速度で、前後の傾斜部分が加速
領域と減速領域、その間が定速領域である。定速領域で
記録や再生を行う。情報を記録する場合、ホストコンピ
ュータ1001からMPU62−1にトラックのセクタ
数などのフォーマット情報、MPU62−2にフォーマ
ット情報と記録データが送られる。MPU62−1は図
26(b)のようにフォーマット情報に基づいて光カー
ドの各セクタの記録領域に対応するゲイン切換信号SG
2を出力する。図26(b)では1トラックを3セクタ
に分割している。
【0045】また、MPU62−2ではフォーマット情
報と記録データから記録信号WDを生成し、図26
(c)のようにゲイン切換信号SG2の立ち上がりを検
出した後に出力する。図26(c)では3分割された記
録領域の最初のセクタに記録する場合の記録信号WDを
示している。図26(d)は図22のLDドライバで半
導体レーザ21を駆動した場合の発光波形を示してい
る。ゲイン切換信号SG2で非記録光パワーPvと再生
光パワーPrに切り換え、記録信号WDに応じて非記録
光パワーPvと記録光パワーPwに切り換えることで情
報を記録している。ここで、再生光パワーと記録光パワ
ーの間に非記録光パワーを設けているが、これは記録と
非記録時のゲイン切換回路のゲインを低下させるための
ものである。これによって、ゲイン切換時に生じるノイ
ズを低減し、AT,AF制御信号、ベリファイ用信号の
S/Nを改善している。特に、AT,AF制御信号は差
分信号であるのでノイズの影響は低いが、ベリファイ用
信号は差分信号ではなく、ノイズの影響がそのままでる
ので、ベリファイ用信号に効果的である。
【0046】図26(e)はこのようにして記録された
ピットを再生した場合の再生信号を示している。ピット
が記録されると、光カードの反射率が低下し、図26
(e)のような再生信号が得られる。記録ピット以外の
領域では反射率の低下はない。図26(f)は3分割さ
れた記録領域の中央のセクタに記録する場合の記録信
号、図26(g)は最後のセクタに記録する場合の記録
信号を示している。3つのセクタに個々に情報を記録す
る場合、少なくとも3回の走査を行い、3分割された各
々のセクタには非記録光パワーが少なくとも3回照射さ
れる。
【0047】図27は有機系記録媒体の同一領域に非記
録光パワーを照射した場合の照射回数と記録媒体の反射
率の関係を示している。図27から明らかなように照射
回数が1回では反射率の変化はないが、照射回数の増加
に伴って反射率が徐々に低下している。そのため、有機
系記録媒体を用いた場合、非記録パワーを3回照射する
と、それに応じて反射率が低下し、再生信号のS/Nの
劣化を生じる。即ち、図26(h)に破線で示すように
反射率の低下に応じて再生信号のレベルが低下し、再生
信号のS/Nが劣化するという問題があった。また、1
トラックを3セクタ以上に分割すると、非記録光パワー
の照射回数も増加し、再生信号のS/Nは更に劣化する
という問題があった。
【0048】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ゲイ
ン切り換え時に発生するノイズを低減し、記録と同時の
ベリファイを正しく行うことが可能な光学的情報記録装
置を提供することを目的とする。
【0049】また、本発明は、記録媒体の同一トラック
を何回走査しても反射率の低下がない光学的情報記録装
置を提供することを目的とする。
【0050】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、1つの
光源と、前記光源から発した光ビームを複数の光ビーム
に分割する手段と、分割された光ビームのうちの1つを
記録用スポット、他の1つを記録用スポットよりも後行
する位置にベリファイ用スポットとして記録媒体に照射
する手段と、前記記録用スポットを記録信号に応じて変
調し、変調された記録用スポットを記録媒体の情報トラ
ック上に走査して情報を記録する手段と、前記ベリファ
イ用スポットの記録媒体を介した信号を受光する光検出
器と、前記光検出器の出力信号を増幅するゲインをゲイ
ン切換信号に応じて切り換えることによって記録用スポ
ットの変調による成分を除去するゲイン切換手段と、前
記ゲイン切換手段から出力されたベリファイ用信号と記
録信号に基づいて記録と同時のベリファイを行う手段と
を備え、前記ゲイン切換手段は、前記ゲイン切換信号を
ディレイさせるディレイ手段の出力信号に応じてゲイン
を切り換えることを特徴とする光学的情報記録装置によ
って達成される。
【0051】また、本発明の目的は、1つの光源と、前
記光源に所定の再生パワーに相当する電流を供給する第
1の電流源、記録パワーに相当する電流を供給する第2
の電流源、再生パワーよりも大きく記録パワーよりも小
さい非記録パワーに相当する電流を供給する第3の電流
源を含み、記録領域において前記第3の電流源をオン
し、記録信号に応じて第2の電流源をオン、オフするこ
とによって前記光源を駆動する駆動手段と、前記光源か
ら発せられ、前記駆動手段によって変調された光ビーム
を記録媒体の情報トラックに走査することによって情報
を記録する手段とを有する光学的情報記録装置におい
て、前記記録媒体の情報トラックを複数のセクタに分割
して情報を記録する場合、記録すべき目的のセクタの記
録領域以外の領域で前記非記録パワーを消灯する手段を
有することを特徴とする光学的情報記録装置によって達
成される。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の光学
的情報記録装置の第1の実施形態の構成を示している。
なお、図1では図13の従来装置と同一部分は同一符号
を付して説明を省略する。即ち、半導体レーザ21、コ
リメータレンズ23、回折格子50、偏光ビームスプリ
ッタ26、1/4波長板27、対物レンズ28、球面レ
ンズ29、シリンドリカルレンズ30、光検出器31は
いずれも図13のものと同じである。光カード1は図1
1のものを用い、この光カード1は図示しないキャリッ
ジに載置されている。キャリッジは図示しない駆動機構
によって情報トラック方向に往復移動し、これによって
光ヘッドと光カード1が相対的にトラック方向に往復移
動し、光ヘッドからの光ビームが情報トラック上を走査
することによって情報の記録あるいは記録情報の再生を
行う。
【0053】また、LDドライバ61、MPU62、加
算及び減算回路63、減算回路64、記録/再生ゲイン
切換回路65、選択スイッチ66についても図13のも
のと同じである。LDドライバ61は図16のものを用
い、従来と同様に正電源で半導体レーザ21を駆動する
ため、スイッチ203はPNPトランジスタタイプのも
のを使用している。記録/再生ゲイン切換回路65の各
々のゲイン切換回路101〜108は図17の回路を使
用し、情報の記録時に記録信号に応じてゲインを切り換
えることによって光検出器31の各受光素子の出力信号
に現われるパワー変調成分を除去している。
【0054】更に、本実施形態では、MPU62から出
力される記録/再生ゲイン切換信号をディレイさせるデ
ィレイ回路67が設けられている。ディレイ回路67は
詳しく後述するようにゲイン切換信号を所定時間遅延さ
せることによってゲイン切換時に発生するスパイク状ノ
イズを低減させるためのものである。図2は光検出器3
1の出力信号をもとにベリファイ用信号、AT,AF制
御信号、情報再生信号を作成する信号処理回路を示して
いる。信号処理回路は図14の回路と全く同じで、光検
出器31、記録/再生ゲイン切換回路65、選択スイッ
チ66、加算及び減算回路(加算回路117,118,
121、減算回路120)63、減算回路64を含んで
いる。但し、記録/再生ゲイン切換回路65における各
々のゲイン切換回路101〜108に対してはディレイ
回路67からゲイン切換信号が供給される。
【0055】図3はディレイ回路67の具体例を示して
いる。図3において、210はインピーダンス変換用の
バッファ、RD とCD はディレイ時間を決める抵抗器と
コンデンサ、211と212はコンパレータである。コ
ンパレータ211は、抵抗器RD とコンデンサCD から
なる低域フィルタの出力信号と基準値Vraを比較し、コ
ンパレータ212は低域フィルタの出力信号と基準値V
rbを比較する。コンパレータ212の出力信号はオアゲ
ート213で記録信号WDと論理和がとられ、Dタイプ
のフリップフロップ214のクリア入力(アクティブロ
ー)に入力される。また、コンパレータ211の出力信
号はフリップフロップ214のクロック入力(立ち上が
りエッジでアクティブ)に入力されている。
【0056】図4はディレイ回路67の各部の信号を示
している。図4(a)はMPU62から供給されるゲイ
ン切換信号(記録信号WD)、図4(b)は抵抗器RD
とコンデンサCD からなる低域フィルタの出力信号であ
る。低域フィルタの出力信号はコンパレータ211で基
準値Vra(図4(b)に破線で示す)と比較され、図4
(c)のように2値化信号WDa として出力される。2
値化信号WDa は記録信号に対し立ち上がりが時間TD
a だけ遅れている。また、低域フィルタの出力信号はコ
ンパレータ212で基準値Vrb(図4(b)に示す)と
比較することによって2値化され、オアゲート213に
出力される。オアゲート213ではコンパレータ212
の出力と記録信号WDを合成し、図4(d)に示すよう
に論理和信号WDb を出力する。この信号WDb は記録
信号WDに対して立ち下がりが時間TDb だけ遅れてい
る。
【0057】フリップフロップ214の出力信号は図4
(e)に示すように信号WDa の立ち上がりでハイレベ
ル、信号WDb の立ち下がりでローレベルとなり、記録
信号WDに対し立ち上がりが時間TDa だけディレイ
し、記録信号WDの立ち下がりに対し時間TDb だけデ
ィレイした信号となる。ディレイ時間TDa ,TDb
抵抗器RD とコンデンサCD の時定数、基準値Vra,V
rbを調整することで任意に設定することができる。この
ようにして所定時間ディレイしたゲイン切換信号が得ら
れ、記録/再生ゲイン切換回路65の各々のゲイン切換
回路101〜108に供給される。
【0058】次に、本実施形態の情報記録時の動作を図
5に基づいて説明する。なお、光カード1からの記録用
スポットの反射光による信号レベルをA10、ベリファイ
用スポットの反射光による信号レベルをA11、記録時の
半導体レーザ21のパワー変調度をW、情報ピットによ
る変調度をP、記録/再生ゲイン切換回路65のゲイン
切り換えによる過渡応答の影響をKとして説明する。ま
た、情報を記録する場合、図12のように光スポットS
1〜S5を光カード1上に走査し、記録スポットS3で
情報の記録、ベリファイ用スポットS2またはS4で記
録情報の再生を行い、得られたベリファイ用信号と記録
信号を比較することによって記録と同時のベリファイを
行う。
【0059】まず、図5(a)は記録信号波形、図5
(b)は記録用スポットのパワー変調波形である。半導
体レーザ21の光ビームは複数に分割されているので、
その他の光スポットも同様のパワー変調を受けている。
図5(c)は図1のディレイ回路67から出力されたゲ
イン切換信号WDDである。このゲイン切換信号は前述
のように記録信号の立ち上がりよりも時間TDa 、立ち
下がりよりも時間TDbだけ遅れている。図5(d)は
記録用スポットよりも先行する方のベリファイ用スポッ
トで再生されたベリファイ用信号の波形である。本実施
形態によるノイズ低減効果をよりわかりやすくするた
め、情報トラック上に記録ピットがない先行する方のス
ポットで再生された信号波形を示している。
【0060】図6は図5の信号を拡大して示した図であ
る。図5(a)〜(d)は図6(a)〜(d)にそれぞ
れ対応している。図6(d)において、破線で示す信号
は従来装置の場合のベリファイ用信号波形、即ち、ディ
レイ回路67がない場合のベリファイ用信号波形であ
る。この場合、図6(d)は記録用スポットよりも先行
する方のスポットで再生された信号であるので、情報ピ
ットによる変調成分は含まれておらず、ベリファイ用信
号はゲイン切換動作によって一定レベルの信号となり、
ベリファイ用スポットの反射光による信号A11のみとな
るのが理想的である。但し、従来装置の場合、LDドラ
イバ61の出力の遅延に起因して、図6(d)に破線で
示すようにベリファイ用信号にKなるスパイク状ノイズ
が発生している。なお、実際のスパイク状ノイズは、光
変調波形の形状、再生光と記録光の比率、記録信号の立
ち上がりと立ち下がりで変化するが、図6(d)では簡
単のために記録信号WDの立ち上がりと立ち下がりでス
パイク状ノイズを同じ程度としている。
【0061】一方、図6(d)において、実線で示す信
号はディレイ回路67によってゲイン切換信号を遅延し
た場合のベリファイ用信号を示している。ここで、記録
信号の立ち上がり時(再生光から記録光へ切り換え)に
ゲインを切り換えると、LDドライバ61の遅延によっ
て光変調波形は図6(b)のように記録パワーに達して
いないが、この間、ゲイン切換回路のゲイン切換動作は
時間TDa の分だけ遅れており、ゲイン切換回路のゲイ
ンは再生パワー時のゲインを維持している。従って、時
間TDa の期間は光変調波形が記録パワーに達していな
くても、ゲイン切換回路のゲイン切換動作を遅らせてい
るので、光検出器31の受光素子の出力信号が低下する
ことはなく、図6(d)に示すようにスパイク状ノイズ
を低減することができる。この場合、ディレイ回路67
によるゲイン切換信号の遅延時間は、図6(d)のよう
にゲインを切り換えた時点のベリファイ用信号レベルA
11を中心としてスパイク状ノイズの上下のピーク値が同
じ、または正負のスパイク状ノイズの面積が同じになる
ように設定するのが望ましい。こうすることによりスパ
イク状ノイズを最小にすることができる。
【0062】また、記録信号の立ち下がり時(記録光か
ら再生光へ切り換え)にゲインを切り換えると、同様に
ゲイン切換回路のゲイン切り換えは時間TDb だけ遅れ
ているので、LDドライバ61の出力の遅れによって光
パワーが再生パワーに達していなくても、ゲイン切換回
路のゲインは記録パワー時のゲインを維持している。従
って、時間TDb の期間はゲインは低いので、ベリファ
イ用信号が高くなることはなく、図6(d)のようにス
パイク状ノイズを低減することができる。この場合も、
ディレイ回路67によるゲイン切換信号の遅延時間TD
b は、図6(d)のようにゲイン切換タイミングにおけ
るベリファイ用信号の信号レベルを中心としてスパイク
状ノイズの上下のピーク値が同じ、または上下の面積が
同じになるように設定するのが望ましい。
【0063】図5に戻る。図5(e)は情報ピットによ
る変調成分のみを受光した場合のベリファイ用信号を示
している。これを2値化すると、図5(h)のように記
録信号に対応した2値化信号を得ることができる。ま
た、図5(f)は記録用スポットよりも後行するベリフ
ァイ用スポットで再生されたベリファイ用信号を示して
いる。このベリファイ用信号は、記録用スポットで記録
された情報ピットによる変調成分、図6(d)のように
低減化されたノイズ成分を含んでいる。ベリファイ用信
号はMPU62に送られ、図5(g)のように2値化さ
れる。2値化に際しては、図5(f)のようにスライス
レベルに残存ノイズ分のヒシステリシス幅を持たせてい
る。MPU62では、記録信号とベリファイ用信号の2
値化信号を比較し、記録と同時のベリファイを行う。
【0064】本実施形態では、ディレイ回路67を設け
てゲイン切換信号を遅延しているので、LDドライバ6
1の出力の遅延によるスパイク状ノイズを低減すること
ができる。従って、ベリファイ用信号を2値化した2値
信号にノイズに起因する擬似信号が発生することがな
く、情報ピットに対応する情報信号幅が変化することは
ないため、記録信号を正確に再生した2値化信号を得る
ことができる。これによって、情報を正確に記録してい
るにも拘わらず、ベリファイエラーが発生するという事
態を防止でき、正確にベリファイを行うことができる。
【0065】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第1の実施形態では記録信号の立ち上がりと立
ち下がりの両方でゲイン切換信号を遅延させているが、
LDドライバ61の特性によっては立ち上がりまたは立
ち下がりの片方のみ出力が遅延することがある。例え
ば、光変調波形の立ち上がり時はLDドライバ内の駆動
電流による発熱などによって遅延があるが、立ち下がり
時は遅延がない場合がある。また、記録と再生のゲイン
比が大きいため、光変調波形の立ち上がりではスパイク
状ノイズはほとんど発生しないが、立ち下がりでは大き
なスパイク状ノイズが発生することがある。
【0066】図7はこのような場合に適用しうるディレ
イ回路67の構成を示している。図7において、210
はインピーダンス変換用のバッファ、RD とCD はディ
レイ時間を決める抵抗器とコンデンサである。コンパレ
ータ211は抵抗器RD とコンデンサCD からなる低域
フィルタの出力を出力電圧の中間値で2値化し、2値化
信号はオアゲート215で記録信号WDと論理和がとら
れ、またアンドゲート216で記録信号WDと論理積が
とられる。
【0067】図8は図7のディレイ回路の各部の信号を
示している。図8(a)は記録信号(ゲイン切換信号)
WD、図8(b)は低域フィルタの出力信号である。低
域フィルタの出力信号はコンパレータ211で中間値V
r と比較され、図8(c)のように2値化信号WDDと
して出力される。コンパレータ211の出力信号はオア
ゲート215で記録信号WDと合成され、図8(d)の
ように記録信号に対し立ち下がりのみが時間TDだけ遅
れた信号WDDFが出力される。また、コンパレータ2
11の出力信号はアンドゲート216で記録信号と論理
積がとられ、図8(e)のように記録信号に対し立ち上
がりのみが時間TDだけ遅れた信号WDDRが出力され
る。
【0068】そこで、LDドライバ61の特性によって
記録信号の立ち下がり時のみゲイン切換信号を遅延する
場合は、オアゲート215の出力信号WDDFをゲイン
切換信号として用い、各々のゲイン切換回路に出力す
る。また、記録信号の立ち上がり時のみゲイン切換信号
を遅延する場合は、アンドゲート216の出力信号WD
DRをゲイン切換信号として用い、各々のゲイン切換回
路に出力する。図8(f)は記録信号の立ち上がり、図
8(g)は立ち下がり時にゲイン切換信号を遅延させた
場合のベリファイ用信号を示している。このように本実
施形態では、ゲイン切換信号を記録信号の立ち上がりま
たは立ち下がりの片方のみを遅延させることにより、L
Dドライバの特性などに応じてベリファイ用信号に発生
するスパイク状ノイズを低減することができる。
【0069】なお、第1、第2の実施形態において、ス
パイク状ノイズの周波数成分がベリファイ用信号の周波
数成分よりも高い周波数成分である場合、スパイク状ノ
イズ成分を低減化する低域フィルタでフィルタリングし
た後、2値化することによって更にベリファイの信頼性
を高めることができる。また、以上の実施形態では、ゲ
イン切換信号を低域フィルタを用いて遅延させている
が、クロック発振器とクロックをカウントするカウンタ
を用いてゲイン切換信号を所定時間遅延させてもよい。
このような構成では、環境変化や経時変化に対してディ
レイ時間を高精度で設定することができる。
【0070】更に、以上の実施形態では、光カードを記
録媒体として用いる装置を例として説明したが、本発明
は光ディスクや光磁気ディスクなどを記録媒体として用
いる装置にも適用することができる。この場合は、ディ
スク記録媒体の回転方向は一定で光スポットの走査方向
は一方向であるので、選択スイッチは必要ではない。こ
れは、光カードにおいて光スポットを一方向のみ走査し
て情報の記録を行う場合も同じである。また、以上の実
施形態では、LDドライバの出力の遅延によって発生す
るスパイク状ノイズを低減すると説明したが、本発明は
これ以外にも、ゲイン切換回路の出力の遅延によって発
生するノイズ、ゲイン切換回路内のアナログスイッチの
オン、オフによって発生するチャージインジェクション
ノイズに対しても、ディレイ時間を最適値に設定するこ
とによって低減することが可能である。
【0071】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。本実施形態は、前述のような非記録光パワーの
照射による光カードの反射率の低下を防止するものであ
る。本実施形態の光学的情報記録装置の全体の構成は図
13と同じとし、記録媒体としては図11の光カードを
用いるものとする。但し、図20の回折格子50を用い
て半導体レーザ21の光ビームを7つの光束に分割し、
図19のように光カード上に7つの光スポットS1〜S
7を照射して記録、再生及び記録と同時のベリファイを
行うものとする。また、信号処理回路としては図21の
回路を用い、LDドライバ61としては図22の回路を
用い、記録/再生ゲイン切換回路65におけるゲイン切
換回路101〜108としては図23の回路を用い、ゲ
イン切換回路109,110としては図24の回路を用
い、情報の記録時においては半導体レーザ21を記録光
パワーと非記録光パワーに切り換えて情報を記録するも
のとする。
【0072】図9は本実施形態で用いるMPU62の構
成を示している。図9では図25と同一部分は同一符号
を符している。図9において、MPU62は62−1,
62−2の2つのMPUからなっていて、MPU62−
1はハードウェアを制御したり、上位制御装置のホスト
コンピュータ1001からのフォーマット情報及び不図
示の走査用のモータに取り付けられたエンコーダのパル
ス信号ENCをカウントして光カード1上の記録領域を
示す記録領域信号WZを生成する。MPU62−2は、
ホストコンピュータ1001からのフォーマット情報及
び記録データに応じて情報ピット列に対応する記録信号
WD(=記録/再生ゲイン切換信号SG1)を生成し、
また、MPU62−1からの記録領域信号WZを参照し
て所望のセクタに記録できるように記録信号WDを出力
する。MPU62−2は、更に情報再生時に情報再生信
号に所定の信号処理を施して再生データを生成し、ホス
トコンピュータ1001へ転送する、情報記録時に記録
と同時に再生されたベリファイ用信号を2値化し、これ
と記録信号を比較して記録と同時のベリファイを行う、
などの処理を分担している。
【0073】1002はDタイプのフリップフロップで
あり、D端子はハイレベルに固定され、クロック端子
(CLK)に記録信号WD、クリア端子(CLR)に記
録領域信号WZが入力されている。フリップフロップ1
002の出力Qは光カード1の選択された記録領域を示
し、ゲイン切換信号SG2として出力される。即ち、フ
リップフロップ1002は記録信号WDの立ち上がりエ
ッジを検出すると出力Qはハイレベル、つまりゲイン切
換信号SG2をオンとする。また、記録領域信号WZが
オフすると出力Qはローレベル、つまりSG2をオフと
するように動作する。ゲイン切換信号SG2は図22の
LDドライバのスイッチ805、図23のゲイン切換回
路101〜108のアナログスイッチ706へ送られ
る。
【0074】次に、本実施形態の動作を図10を参照し
て詳細に説明する。なお、本実施形態では光カード1の
1トラックを3セクタに分割し、そのうちの先頭セクタ
に情報を記録するものとして説明する。まず、図10
(a)はトラック方向における光ヘッドと光カード1の
相対移動速度を示している。横軸は光カード1のトラッ
ク方向の距離、縦軸は相対走査速度である。MPU62
−1はホストコンピュータから記録命令を受けると、走
査用モータを制御して停止位置L0 から光カード1の加
速を開始し、所定速度に達した時点L1 で光カード1を
一定速度で移動させる速度制御を行う。このとき、MP
U62−1はエンコーダのパルス信号ENCをカウント
し、停止位置L0 からの移動距離を測定する。
【0075】また、MPU62−1は移動距離とホスト
コンピュータからのフォーマット情報に基づいて記録領
域信号WZを生成し、図10(b)に示すように3つの
セクタの記録領域に相当するL2 −L3 ,L4 −L5
6 −L7 間で記録領域信号WZをハイレベルとする。
ここで、L0 −L2 の期間はゲイン切換信号SG2は図
10(d)のようにオフであるので、LDドライバ61
のスイッチ803,805はオフし、半導体レーザ21
に電流源802の電流Irのみが供給され、半導体レー
ザ21は図10(e)のように再生光パワーPrで発光
する。次いで、記録領域信号WZが最初にオンするL2
の位置になると、フリップフロップ1002の出力はハ
イレベルとなり、ゲイン切換信号SG2は図10(d)
のようにオンとなる。また、MPU62−2では、L2
の位置でWZの立ち上がりを検出すると、ホストコンピ
ュータ1001から転送された記録データから図10
(c)のように情報ピット列に対応する記録信号WDを
生成し、LDドライバ61に出力する。
【0076】ゲイン切換信号SG2がオンになると、L
Dドライバのスイッチ805はオンしつづけ、スイッチ
801は記録信号WDに応じてオン、オフ駆動される。
記録信号WDがオフの期間は半導体レーザ21に電流I
vとIr、記録信号WDがオンの期間は電流Iv,I
r,Iwの合計電流が供給される。これによって、半導
体レーザ21は図10(e)に示すように記録信号WD
がオフのときは非記録光パワーPv、記録信号WDがオ
ンのときは記録パワーPwで発光し、光カード1のトラ
ックの先頭セクタにこの記録用スポットを走査すること
によって情報の記録を行う。一方、ゲイン切換信号SG
1,SG2は各々のゲイン切換回路101〜108に供
給され、SG1,SG2に応じてスイッチ704,70
6を駆動することによって記録用スポットの変調による
パワー変調成分を除去し、AT,AF制御信号、ベリフ
ァイ用信号を生成する。MPU62−2では前述のよう
にベリファイ用信号を2値化し、記録信号と比較するこ
とによって記録と同時のベリファイを行う。
【0077】MPU62−1は記録信号WDの出力の
後、L3 の位置に達したことを検出すると、先頭セクタ
の記録領域の終端に達したと判断し、図10(b)のよ
うに記録領域信号WZをオフとする。WZがオフになる
と、フリップフロップの出力がクリアされるので、図1
0(d)のようにゲイン切換信号SG2がオフする。こ
れによって、LDドライバのスイッチ805がオフし、
半導体レーザ21に電流Irのみが供給されるので、図
10(e)のように半導体レーザは再生光パワーPrで
発光する。次に、MPU62−1はL4 の位置を検出す
ると、2つ目のセクタの記録領域に達したと判断し、図
10(b)のようにWZをオンするが、この走査では先
頭セクタ以外には記録しないので、MPU62−2は記
録信号を出力しない。そのため、ゲイン切換信号SG2
はオンとならず、図10(e)のようにL4 −L5 の区
間では半導体レーザ21は非記録光パワーではなく、再
生光パワーPrで発光する。
【0078】また、L6 の位置になると、3つ目のセク
タの記録領域に達したと判断し、WZをオンするが、同
様に先頭セクタ以外には記録しないので、記録信号は出
力されない。そのため、同様にSG2はオンとならず、
区間L6 −L7 においては半導体レーザ21は再生光パ
ワーPrで発光する。そして、MPU62−1はL8
位置になると、走査用モータを制御して光カードの減速
を開始し、L9 の位置で停止させて区間L2 −L3 のセ
クタの記録を終了する。また、このようにして記録され
たセクタに再生光パワーPrで走査すると、図10
(f)のような再生信号を得ることができる。
【0079】次に、ホストコンピュータから再度記録命
令が発行されると、MPU62−1は同じトラックに走
査を開始し、図10(b)のように記録領域信号WZを
出力する。また、MPU62−2では記録データが転送
されると、区間L2 −L3 のセクタは既に記録済みであ
るので、次の区間L4 −L5 のセクタに記録を行うべ
く、WZの2つ目の立ち上がりを検出する。L4 の位置
でこの立ち上がりを検出すると、図10(g)のように
記録信号WDの出力を開始し、半導体レーザ21を記録
信号に応じて非記録パワーと記録パワーに切り換えるこ
とによって2つ目のセクタに記録を行う。この走査時に
おいてもゲイン切換信号SG2は区間L4−L5 のみで
オンし、それ以外の領域では再生光パワーが照射され
る。
【0080】更に、ホストコンピュータから記録命令が
発行されると、MPU62−2から図10(h)のよう
に次の区間L6 −L7 で記録信号WDが出力され、ゲイ
ン切換信号SG2も区間L6 −L7 のみでオンする。こ
れによって、区間L6 −L7のセクタに記録を行う。こ
の場合も、SG2はL6 −L7 間でのみオンするのでそ
れ以外の領域では再生光パワーが照射される。このよう
に本実施形態では、記録すべきセクタの領域でのみゲイ
ン切換信号SG2をオンするので、記録するセクタ以外
に非記録光パワーを照射することはない。従って、同じ
トラックを複数回走査して各々のセクタに記録しても光
カードの反射率が低下することはなく、図10(i)の
ように正常な再生信号が得られ、再生信号のS/Nの劣
化を防止することができる。
【0081】なお、以上の実施形態では、Dタイプのフ
リップフロップを用いて所望のセクタの記録領域を選択
するためのゲイン切換信号SG2を生成しているが、M
PU62−2で直接生成することも可能である。また、
1トラックを複数のセクタに分割し、そのうちの1つの
セクタに情報を記録する場合の動作について説明した
が、1回の走査で複数のセクタに記録することも可能で
ある。この場合は、ホストコンピュータから記録命令及
びフォーマット情報を受け取ると、MPU62−1は目
的のトラックに走査を開始し、フォーマット情報に応じ
て複数の記録領域信号を出力する。一方、MPU62−
2では記録領域信号の立ち上がりを検出し、記録すべき
複数のセクタの記録領域を選択し、記録信号を出力す
る。このようにして複数の記録信号を出力することによ
り、1回の走査で複数のセクタに記録することができ
る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ゲ
イン切換信号をディレイさせてゲインを切り換えている
ので、ベリファイ用信号のスパイク状ノイズを低減化す
ることができ、これによってベリファイ用信号を2値化
するときに疑似信号が発生することがなく、記録と同時
のベリファイを正しく行うことができる。また、情報ト
ラックを複数のセクタに分割して情報を記録する場合、
目的セクタの記録領域以外の領域で非記録パワーを消灯
することにより、同一トラックを複数回走査しても記録
媒体の反射率の低下がなく、再生信号のS/Nの劣化を
防止することができる。特に、有機系記録媒体を用いた
場合、何回走査しても反射率の低下がないので効果的で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学的情報記録装置の第1の実施形態
の構成を示した図である。
【図2】図1の実施形態の信号処理回路を示した回路図
である。
【図3】図1の実施形態のディレイ回路を示した回路図
である。
【図4】図3のディレイ回路の各部の信号を示した図で
ある。
【図5】図1の実施形態の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図6】図5の信号の一部を拡大して示した図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に用いるディレイ回路
を示した回路図である。
【図8】図7の回路の各部の信号を示した図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に用いるMPUの構成
を示した図である。
【図10】図9の実施形態の動作を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図11】光カードの平面図である。
【図12】図11の光カードに照射された光スポットを
示した図である。
【図13】従来例の光学的情報記録再生装置を示した図
である。
【図14】図13の装置の信号処理回路を示した図であ
る。
【図15】図13の装置の回折格子を示した図である。
【図16】図13の装置のLDドライバの回路図であ
る。
【図17】図13の装置のゲイン切換回路の回路図であ
る。
【図18】図13の装置の問題点を説明するための図で
ある。
【図19】先願の装置において光カードに照射される光
スポットを示した図である。
【図20】先願の装置に用いられる回折格子を示した図
である。
【図21】先願の装置の信号処理回路を示した図であ
る。
【図22】先願の装置のLDドライバの回路図である。
【図23】先願の装置のゲイン切換回路の回路図であ
る。
【図24】先願の装置のRFR,RFL用ゲイン切換回
路の回路図である。
【図25】先願の装置のMPUの構成を示した図であ
る。
【図26】先願の装置の問題点を説明するための図であ
る。
【図27】有機系記録媒体の特性を示した図である。
【符号の説明】
1 光カード 21 半導体レーザ 28 対物レンズ 31 光検出器 61 LDドライバ 62,62−1,62−2 MPU 65 記録/再生ゲイン切換回路 67 ディレイ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの光源と、前記光源から発した光ビ
    ームを複数の光ビームに分割する手段と、分割された光
    ビームのうちの1つを記録用スポット、他の1つを記録
    用スポットよりも後行する位置にベリファイ用スポット
    として記録媒体に照射する手段と、前記記録用スポット
    を記録信号に応じて変調し、変調された記録用スポット
    を記録媒体の情報トラック上に走査して情報を記録する
    手段と、前記ベリファイ用スポットの記録媒体を介した
    信号を受光する光検出器と、前記光検出器の出力信号を
    増幅するゲインをゲイン切換信号に応じて切り換えるこ
    とによって記録用スポットの変調による成分を除去する
    ゲイン切換手段と、前記ゲイン切換手段から出力された
    ベリファイ用信号と記録信号に基づいて記録と同時のベ
    リファイを行う手段とを備え、前記ゲイン切換手段は、
    前記ゲイン切換信号をディレイさせるディレイ手段の出
    力信号に応じてゲインを切り換えることを特徴とする光
    学的情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ディレイ手段は、ゲイン切換信号の
    立ち上がり、立ち下がりを各々独立してディレイさせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ディレイ手段は、ゲイン切換信号の
    立ち上がり、または立ち下がりの一方をディレイさせる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学的情報記録装
    置。
  4. 【請求項4】 1つの光源と、前記光源に所定の再生パ
    ワーに相当する電流を供給する第1の電流源、記録パワ
    ーに相当する電流を供給する第2の電流源、再生パワー
    よりも大きく記録パワーよりも小さい非記録パワーに相
    当する電流を供給する第3の電流源を含み、記録領域に
    おいて前記第3の電流源をオンし、記録信号に応じて前
    記第2の電流源をオン、オフすることによって前記光源
    を駆動する駆動手段と、前記光源から発せられ、前記駆
    動手段によって変調された光ビームを記録媒体の情報ト
    ラックに走査することによって情報を記録する手段とを
    有する光学的情報記録装置において、前記記録媒体の情
    報トラックを複数のセクタに分割して情報を記録する場
    合、記録すべき目的のセクタの記録領域以外の領域で前
    記非記録パワーを消灯する手段を有することを特徴とす
    る光学的情報記録装置。
JP9192484A 1997-07-17 1997-07-17 光学的情報記録装置 Pending JPH1139686A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013031044A1 (ja) * 2011-08-31 2013-03-07 パナソニック株式会社 光ピックアップおよび光記録再生装置
JP2017058225A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社東芝 欠陥検出装置、欠陥検出方法およびプログラム

Cited By (3)

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US8659985B2 (en) 2011-08-31 2014-02-25 Panasonic Corporation Optical pickup and optical read/write drive
JP2017058225A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社東芝 欠陥検出装置、欠陥検出方法およびプログラム

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