JP2000357655A - ステージ装置及び走査型露光装置 - Google Patents

ステージ装置及び走査型露光装置

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JP2000357655A
JP2000357655A JP2000101843A JP2000101843A JP2000357655A JP 2000357655 A JP2000357655 A JP 2000357655A JP 2000101843 A JP2000101843 A JP 2000101843A JP 2000101843 A JP2000101843 A JP 2000101843A JP 2000357655 A JP2000357655 A JP 2000357655A
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stage
reticle
stator
interferometer
reticle stage
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JP2000101843A
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Kazuaki Saeki
和明 佐伯
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Nikon Corp
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • GPHYSICS
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヨーガイドを持たず、リニアモータにより駆
動される粗微動構造でないステージの初期化を容易にで
きるようにする。 【解決手段】 アクチュエータ56の駆動力によりステ
ージRSTが固定子58に接近する方向に駆動されたと
きに、ステージRSTを固定子58に連結してそのX方
向(及びθ方向)の動きを拘束する拘束機構(81、8
2、85、86)を備えている。すなわち、拘束機構に
より、ヨーガイドを持たない粗微動構造でないステージ
RSTであっても長ストローク方向(Y方向)にほぼ直
交するX方向の動きを拘束できるので、結果的にステー
ジをY方向に駆動するリニアモータ(48B等)の磁極
位置合わせの前提条件を満足させることができ、ひいて
はステージの初期化を容易に行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステージ装置及び
走査型露光装置に係り、更に詳しくは、液晶表示素子又
は半導体素子等を製造するためのリソグラフィ工程で用
いられる走査型露光装置及びこの走査型露光装置に好適
なステージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示素子又は半導体素子
等を製造するためのリソグラフィ工程においては、種々
の露光装置が用いられている。例えば、液晶ディスプレ
イパネル(LCDパネル)製造用の露光装置として、近
年では、LCDパネルの大型化に伴い、大面積の露光が
可能な等倍一括転写方式あるいはステップ・アンド・ス
キャン方式等の走査型露光装置が比較的に多く用いられ
るようになっている。
【0003】図8には、この種の走査型露光装置におけ
るマスクステージ近傍の概略斜視図が示されている。こ
の図8の装置では、不図示の投影光学系を保持するメイ
ンフレーム上に固定された架台(サポートフレーム)1
14の上面に、一対のYガイド118A、118Bが所
定間隔を隔てて走査方向であるY軸方向に延設されてい
る。これらのYガイド118A、118B上に、粗動ス
テージ102が配置され、該粗動ステージ102は、そ
の底面に設けられた複数のエアスライダ101によって
走査方向以外は拘束された状態でYガイド118A、1
18B上に非接触で支持されている。
【0004】粗動ステージ102のX軸方向の両側面に
は、一対の可動子103A、103Bが突設されてい
る。これらの可動子103A、103Bに対応して、架
台114上面のYガイド118A、118BのX軸方向
両外側には、可動子103A、103Bとともにリニア
モータ104A、104Bをそれぞれ構成する固定子1
05A、105BがY軸方向に延設されている。一対の
リニアモータ104A、104Bによって、粗動ステー
ジ102がY軸方向に駆動される。
【0005】粗動ステージ102の上面には、XY面内
で微動可能な微動ステージ106が不図示のエアパッド
(エアベアリング)又は鋼球等を介して載置されてい
る。この微動ステージ106上にマスクMが保持されて
いる。
【0006】粗動ステージ102の上面には、一対のY
軸方向駆動用の微動アクチュエータ107A、107B
と、一対のX軸方向(非走査方向)駆動用の微動アクチ
ュエータ108A、108Bが配置されている。これら
の微動アクチュエータ107A,107B及び108
A,108Bによって、微動ステージ106は、X軸方
向、Y軸方向及びθ方向(Z軸回りの回転方向)に微少
駆動されるようになっている。
【0007】粗動ステージ102のY軸方向の位置は、
架台114上に固定された干渉計システム115を構成
する測長軸RCYを有する干渉計によって移動鏡110
を介して測定され、微動ステージ106のY方向位置及
びθ回転(ヨーイング)は、干渉計システム115を構
成する測長軸RFY1、RFY2を有する干渉計によっ
て移動鏡109A、109Bを介して計測される。ま
た、微動ステージ106のX軸方向の位置は、微動ステ
ージ106上に固定された光学ユニット116(偏光ビ
ームスプリッタ、四分の一波長板等を含む)を含む測長
軸RFXを有する干渉計によって固定鏡117を介して
計測される。
【0008】不図示の制御装置では、上記各測長軸の干
渉計の計測値に基づいて粗動ステージ102及び微動ス
テージ106の位置をフィードバック制御することによ
り、微動ステージ106上に保持されたマスクMの位置
制御を行っていた。
【0009】しかるに、上記の位置フィードバック制御
状態に入る前に、ステージの初期化が必要である。この
ステージの初期化は、次に述べる2つの動作の組み合わ
せで行われる。
【0010】1つは、粗動ステージ102の走査方向駆
動用のリニアモータ104A、104Bを走査方向に数
mm前後動かして、可動子103A、103Bとこれに
対応する固定子105A、105Bとの相対位置関係、
すなわちコイルと磁石の相対位置関係をレーザ干渉計の
計測値を用いて把握するための磁極位置合わせと呼ばれ
る動作であり、もう1つは、不図示のステージ機械原点
検出用センサの所まで粗動ステージ102及び微動ステ
ージ106を移動させ、原点検出用センサを基準として
レーザ干渉計をリセット又はプリセットする座標初期化
と呼ばれる動作である。
【0011】前者の磁極位置合わせ動作中は、コイルと
磁極の相対位置関係を正確に把握するため、走査方向に
は拘束しないという条件と、各干渉計ビームと移動鏡又
は固定鏡との直交度を保って非走査方向及びヨーイング
方向は拘束するという条件が必要となる。なお、上記の
微動アクチュエータとしては、通常ボイスコイルモータ
が用いられるが、該ボイスコイルモータについては磁極
位置合わせは不要である。
【0012】上記従来のレチクルステージの初期化は、
以下のようなシーケンスに基づいて作業を進めることに
より、構造上容易に初期化を行うことができた。
【0013】まず、微動アクチュエータ107A、10
7B、108A、108B及び不図示の原点検出用セン
サを用いて、測長軸RFY1、RFY2及びRFXと移
動鏡109A、109B及び固定鏡117とが、それぞ
れ直交度を保つ位置に微動ステージ106を保持し、そ
の位置で、測長軸RFY1、RFY2及びRFXを有す
るレーザ干渉計をリセットし、以降それらのレーザ干渉
計が正常に動作する角度範囲の任意の位置で微動ステー
ジ106の位置フィードバック制御状態に入る。
【0014】次に、リニアモータ104A、104Bの
磁極位置合わせ動作を行う。この場合、粗動ステージ1
06は、走査方向以外は拘束されているので、測長軸R
CYの干渉計ビームと移動鏡110との直交度は、機械
的に保たれており、容易に磁極位置合わせを行うことが
できる。
【0015】そして、最後に、粗動ステージの座標初期
化を不図示の原点検出用センサを用いて行うことによ
り、ステージの初期化が終了する。
【0016】なお、一括転写型の液晶用走査型露光装置
の場合には、図8と同様の構成を、プレートステージ側
にも採用することが可能である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のステー
ジ装置では、いわゆる粗微動構造が採用されているた
め、走査方向については粗動ステージ駆動用のアクチュ
エータ(リニアモータ)と微動ステージ駆動用のアクチ
ュエータ(微動アクチュエータ)の2種類が必要である
ことから、アクチュエータが多数必要であった。また、
微動ステージを粗動ステージに対し相対駆動可能に構成
するため、両ステージ間にエアベアリング等を設ける必
要があり、そのためステージ装置を構成する部品点数が
多くなるという不都合があった。このように、構造が複
雑で部品点数が多く、コストが必然的に高くなってい
た。
【0018】また、マスク(又はプレート)の位置を干
渉計を使用して制御する場合、粗動ステージの位置と微
動ステージの位置とを知る必要があることから、干渉計
の測長軸(干渉計ビーム)が多数必要となるとともに、
それに応じて位置制御系が複雑になるという不都合もあ
った。
【0019】最近になって、かかる不都合を改善し、コ
ストの低減及び制御系の簡素化を図るため、ステージの
粗微動構造を止め、ヨーガイドを持たないステージ装置
が種々提案されている。かかるステージ装置は、例え
ば、特開平8−63231号公報等に開示されている。
【0020】上記のようなヨーガイドを持たず、粗微動
構造でないステージ装置の走査方向の駆動装置として、
リニアモータを採用する場合、前述した磁極位置合わせ
の前提条件である各干渉計ビームと移動鏡又は固定鏡と
の直交度を保って非走査方向及びヨーイング方向は拘束
するという条件を満たすことができないため、正確な磁
極位置合わせ、ひいてはステージの初期化に困難を伴う
という不都合があった。正確な磁極位置合わせは、リニ
アモータの効率の良い駆動にとっては、重要である。
【0021】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その第1の目的は、ヨーガイドを用いることなく、
粗微動構造でもなくリニアモータにより駆動されるステ
ージを有し、そのステージの初期化を容易に行うことが
できるステージ装置を提供することにある。
【0022】また、本発明の第2の目的は、スループッ
ト及び露光精度を向上させることができる露光装置を提
供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明に係るステージ装
置は、ステージ(RST)と;前記ステージを電磁力に
より所定の第1方向に駆動するリニアモータ(48A、
48B)と;前記第1方向に移動可能に支持された固定
子(58)と、前記ステージに接続され前記固定子と協
働して前記ステージの前記第1方向とは異なる第2方向
の駆動力を発生する可動子(60)とを有するアクチュ
エータ(56)と;前記アクチュエータの駆動力により
前記ステージが前記固定子に接近する方向に駆動された
ときに、前記ステージを前記固定子に連結して前記ステ
ージの前記第2方向の動きを拘束する拘束機構(81、
82、85、86)とを備えることを特徴とする。
【0024】これによれば、ステージは、リニアモータ
によって電磁力を用いて所定の第1方向に駆動される。
また、このステージは、該ステージとともに第1方向に
移動可能に支持された固定子と、前記ステージに接続さ
れた可動子との協働、例えば、固定子と可動子とに間の
電磁相互作用によって発生するアクチュエータの駆動力
によって第2方向に駆動される。また、拘束機構では、
アクチュエータの駆動力によりステージが固定子に接近
する方向に駆動されたときに、ステージを固定子に連結
してステージの第2方向の動きを拘束する。従って、本
発明によれば、ステージを第1方向にリニアモータによ
って駆動できるとともに、第1方向と異なる第2方向、
例えば第1方向にほぼ直交する方向にアクチュエータに
よって駆動でき、しかもステージをアクチュエータの固
定子に接近する方向に駆動することにより、その第2方
向の動きを拘束機構により拘束できる。従って、ヨーガ
イドを持たない粗微動構造でないステージであっても長
ストローク方向にほぼ直交する方向の動きを拘束できる
ので、結果的に前述した磁極位置合わせの前提条件を満
足させることができ、ひいてはステージの初期化を容易
に行うことが可能になる。
【0025】この場合において、前記拘束機構は、前記
ステージ(RST)側の第1部材(81、82)と、該
第1部材に係合する前記固定子(58)側の第2部材
(85、86)とを含んで構成することができる。かか
る場合には、第1部材と第2部材との係合により、ステ
ージの第2方向の動きが拘束される。ここで、第1部材
は、ステージ及び可動子のいずれに設けても良い。同様
に第2部材も固定子そのもの及び該固定子の支持部材の
いずれに設けても良い。いずれにしても、ステージ側の
第1部材と固定子側の第2部材との係合により、ステー
ジの第2方向の動きを拘束することにより、ステージの
駆動と無関係な別の機構をステージの拘束のために追加
する必要がなくなる。
【0026】この場合において、前記第1部材及び前記
第2部材の一方は、球面状の凸部(83、84)を有す
る複数の部材から成り、他方は前記凸部が嵌合する凹部
(86a)を有する部材を含むこととしても良い。例え
ば、球面状の凸部として、第1部材及び前記第2部材の
一方の部材にボールを設け、他方の部材に凹部としてV
溝、円錐溝等を設けても良い。
【0027】本発明に係るステージ装置では、前記拘束
機構(81、82、85、86)は、前記ステージ(R
ST)の回転方向の動きをも拘束するものであっても良
い。
【0028】本発明に係るステージ装置では、前記ステ
ージ(RST)の位置を計測する位置計測装置(74
Y)と;前記アクチュエータ(56)を駆動して前記拘
束機構(81、82、85、86)により前記ステージ
の前記第2方向の動きを拘束し、前記リニアモータ(4
8A、48B)を介して前記ステージを前記第1方向に
駆動しながら前記位置計測装置の出力に基づいて前記リ
ニアモータを構成する磁石とコイルの相対位置関係と前
記位置計測装置の出力との関係を求めるための磁極位置
合わせを行う制御装置(10)とを、更に備えていても
良い。かかる場合には、制御装置により、所定の駆動電
流(例えばランダムな3相電流)がリニアモータのコイ
ルに供給され、これに応じてステージが第1方向に駆動
され、その際にリニアモータが最大出力を発生する位置
(または出力ゼロとなる位置)が位置計測装置の出力の
2回微分値に基づいて求められ、その位置における位置
計測装置の出力とそのときの駆動電流値とに基づいて、
磁石とコイルの相対位置関係と位置計測装置の出力との
関係が求められ、これにより位置計測装置の出力にのみ
基づいてリニアモータを最も効率的に駆動するための駆
動電流(例えば、3相電流の場合の各位相)が求められ
る。従って、制御装置ではこの磁極位置合わせ以後は、
位置計測装置の出力に基づいて効率良くステージを第1
方向に駆動することが可能になる。
【0029】この場合において、前記位置計測装置は干
渉計(74Y)であり、前記拘束機構は、前記干渉計か
らの干渉計ビームが前記干渉計用の移動鏡又は固定鏡に
対して正確に直交する姿勢に前記ステージを位置決めす
るものであることが望ましい。
【0030】本発明に係る走査型露光装置は、マスク
(R)と基板(P)とを同期移動しつつ前記マスクのパ
ターンを前記基板に転写する走査型露光装置であって、
上記本発明に係るステージ装置を、前記マスク及び基板
の少なくとも一方の移動装置として具備することを特徴
とする。
【0031】これによれば、上記本発明に係るステージ
装置として粗微動構造でないシンプルな構造のステージ
装置が用いられるので、部品点数も減り大幅なコストダ
ウンを図ることができるとともに、構成部材の剛性を高
めることができ、ステージの制御性を高めることも可能
となる。この結果、基板又はマスク、あるいはそれら両
者の位置制御性が向上する。このため、走査露光時のマ
スクと基板の同期整定時間の短縮、同期精度の向上が可
能となり、結果的に露光処理時間の短縮によるスループ
ットの向上が可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図5に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係
る走査型露光装置100の概略構成が示されている。こ
の走査型露光装置100は、ステップ・アンド・スキャ
ン方式でマスクとしてのレチクルRのパターンを基板と
しての液晶用ガラスプレート(以下、「プレート」とい
う)Pに転写する液晶用の走査型露光装置である。本実
施形態では、例えばレチクルRの大きさは500mm×
750mm程度であり、プレートPの大きさは800m
m×950mm程度である。
【0033】走査型露光装置100は、照明系12、マ
スクとしてのレチクルRの移動装置であるレチクルステ
ージ装置、投影光学系PL、該投影光学系PLを保持す
る本体コラム20、及びプレートPを保持するプレート
ステージPST等を備えている。
【0034】前記照明系12は、例えば特開平9−32
0956号公報に開示されように、光源ユニット、シャ
ッタ、2次光源形成光学系、ビームスプリッタ、集光レ
ンズ系、レチクルブラインド、及び結像レンズ系等(い
ずれも不図示)から構成され、レチクルステージRST
に保持されたレチクルR上の矩形(あるいは円弧状)の
照明領域IARを照明光ILにより均一な照度で照明す
る。
【0035】前記本体コラム20は、設置床FDの上面
に載置された装置の基準となるベースプレートBPの上
面に複数(ここでは4つ)の防振台22を介して保持さ
れた第1コラム24と、この第1コラム24上に設けら
れた第2コラム26とから構成されている。
【0036】第1コラム24は、4つの防振台22によ
ってほぼ水平に支持された矩形の定盤(プレートステー
ジベース)23と、この定盤23上面の4隅の部分に鉛
直方向に沿ってそれぞれ配設された4本の脚部28と、
これら4本の脚部28の上端部を相互に連結するととも
に第1コラム24の天板部を構成する鏡筒定盤30とを
備えている。この鏡筒定盤30の中央部には、平面視円
形の開口部30aが形成され、この開口部30a内に投
影光学系PLが上方から挿入されている。この投影光学
系PLには、その高さ方向の中央やや下方の位置にフラ
ンジFLGが設けられており、該フランジFLGを介し
て投影光学系PLが鏡筒定盤30によって下方から支持
されている。
【0037】前記第2コラム26は、鏡筒定盤30の上
面に投影光学系PLを囲むように立設された4本の脚部
32と、これら4本の脚部32の上端部相互間を連結す
る天板部、すなわち後述するレチクルステージ装置のス
テージベースを構成するレチクルステージベース34と
を備えている。レチクルステージベース34の中央部に
は、照明光ILの通路となる開口34aが形成されてい
る。なお、レチクルステージベース34の全体若しくは
一部(開口34aに相当する部分)を光透過性材料によ
って形成しても良い。
【0038】このようにして構成された本体コラム20
に対する設置床FDからの振動は、前記防振台22によ
ってマイクロGレベルで絶縁されている。
【0039】前記投影光学系PLとしては、その光軸A
Xの方向がZ軸方向とされ、ここでは両側テレセントリ
ックな光学配置となるように光軸AX方向に沿って所定
間隔で配置された複数枚のレンズエレメントから成る屈
折光学系が使用されている。この投影光学系PLは所定
の投影倍率、例えば等倍を有している。このため、照明
系12からの照明光ILによってレチクルRの照明領域
IARが照明されると、このレチクルRを通過した照明
光により、投影光学系PLを介してレチクルR上の照明
領域IAR部分のパターンの等倍倒立像が表面にフォト
レジストが塗布されたプレートP上の前記照明領域IA
Rに共役な露光領域IAに形成される。
【0040】前記レチクルステージ装置は、前記レチク
ルステージベース34と、該レチクルステージベース3
4の上方に非接触で浮上支持されたステージとしてのレ
チクルステージRSTと、該レチクルステージRSTを
走査方向であるY軸方向(第1方向)に所定のストロー
クで駆動するとともに、Y軸方向に直交するX軸方向
(第2方向)に微少駆動するレチクル駆動系(48A、
70)と、このレチクル駆動系によるレチクルステージ
RSTの駆動によって生じる反力を受ける第1、第2の
リアクションフレーム36、38とを備えている。
【0041】これを更に詳述すると、図2の斜視図に示
されるように、レチクルステージRSTは、中央部に矩
形の開口が形成された矩形状、すなわち矩形枠状の板状
部材から成り、このレチクルステージRSTの上面に
は、3つのバキュームチャック40a〜40cが設けら
れている。これらのバキュームチャック40a〜40c
によってレチクルRが吸着保持されている。
【0042】レチクルステージベース34の上面に、一
対のYガイド42A、42Bが所定間隔を隔てて走査方
向であるY軸方向に延設されている。これらのYガイド
42A、42Bの上方に、レチクルステージRSTが配
置され、該レチクルステージRSTは、その底面に設け
られた複数のエアパッド(エアベアリング)44によっ
てYガイド42A、42B上に非接触で浮上支持されて
いる。
【0043】レチクルステージRSTのX軸方向の両側
面には、一対の可動子46A、46Bが突設されてい
る。これらの可動子46A、46Bに対応して、Yガイ
ド42A、42BのX軸方向両外側には、可動子46
A、46BとともにリニアモータとしてのYモータ48
A、48Bをそれぞれ構成する固定子50A、50Bが
Y軸方向に延設されている。可動子46A、46Bは、
レチクルステージRSTとともに、固定子50A、50
Bとの間の電磁気的相互作用の一種である電磁相互作用
によって生じるローレンツ力によってY軸方向(第1方
向)に駆動される。Yモータ48A、48Bとしては、
ここでは公知のムービングコイル型のリニアモータが用
いられている。なお、一対のYモータ48A、48Bと
して、ムービングマグネット型のリニアモータを用いて
も構わない。Yモータ48A、48Bは、後述する主制
御装置10(図1、図2では図示せず、図4参照)によ
って制御されるようになっている。
【0044】一方のYモータ48Aの固定子50Aは、
レチクルステージベース34がその一部を構成する本体
コラム20とは独立した第1のリアクションフレーム3
6の先端に固定されている。この第1のリアクションフ
レーム36の基端は、図1に示される鏡筒定盤30、定
盤23及びベースプレートBPにそれぞれ形成された開
口部を介して床面FDに固定されている。
【0045】また、他方のYモータ48Bの固定子50
Bは、本体コラム20とは独立した第2のリアクション
フレーム38の上面に固定されている。この第2のリア
クションフレーム38は、それぞれの下端が床面FDに
固定された4本の脚部を備えた一種の台であり、その内
の2本の脚部の下端は、図1に示される鏡筒定盤30、
定盤23及びベースプレートBPにそれぞれ形成された
開口部を介して床面FDに固定されている。
【0046】前記第2のリアクションフレーム38の上
面には、非走査方向基準用Yガイド52が走査方向であ
るY軸方向に延設されている。この非走査方向基準用Y
ガイド52上に、走査方向にのみ自由度を持つエアスラ
イダ54が設けられ、該エアスライダ54上に、アクチ
ュエータとしてのXモータ56の固定子58が固定され
ている。この固定子58との間の電磁気的相互作用の一
種である電磁相互作用によって生じるローレンツ力によ
りX軸方向に駆動される可動子60の一端が固定子58
に対向して配置され、該可動子60の他端がレチクルス
テージRSTに固定されている。前記Xモータ56とし
ては、例えばボイスコイルモータが用いられ、該Xモー
タ56によって、レチクルステージRSTが非走査方向
であるX軸方向(第2方向)に駆動されるようになって
いる。このXモータ56は、後述する主制御装置10
(図1、図2では図示せず、図4参照)によって制御さ
れるようになっている。
【0047】図3(A)には、Xモータ56近傍の側面
図が概略的に示され、図3(B)には、図3(A)のB
−B線断面図が概略的に示されている。これらの図に示
されるように、Xモータ56の固定子58は断面コ字状
の固定子ヨーク58aと、該固定子ヨーク58の上下面
に固定された界磁石(一対のN極磁石とS極磁石)58
b、58cとを備えている。これらの界磁石58b、5
8cの間に配置される可動子60の先端部の一部は他の
部分より細く形成されたコイル巻き付け部とされ、該コ
イル巻き付け部に電機子コイル59が巻回されている。
このため、電機子コイル59に流す電流の向きに応じて
該電機子コイル59に作用するローレンツ力により可動
子60はレチクルステージRSTと一体で+X方向又は
−X方向に駆動されるようになっている(図3(A)中
の矢印A、A’参照)。本実施形態では、図3(B)に
示されるように、可動子60の最先端部に、一対の第1
部材81、82が突設されており、これらの第1部材8
1、82には、球面状の凸部を形成するボール83、8
4がそれぞれ埋め込まれている。
【0048】これらの第1部材81、82にそれぞれ対
向して、固定子ヨーク58aの+X側の側壁の内面に
は、第2部材85、86がそれぞれ固定されている。こ
の内、一方のボール83が対向する第2部材85のボー
ル83との対向面は平面とされている。また、他方のボ
ール84が対向する第2部材86のボール84との対向
面には、ボール84が嵌合する凹部としてのV溝86a
が形成されている。本実施形態では、可動子60が上記
のローレンツ力により、図3(B)の状態から+X方向
に駆動され、図5に示されるように、ボール84とV溝
86aとが嵌合し且つボール83と第2部材85とが当
接すると、可動子60を介してレチクルステージRST
のX軸方向の移動及びZ軸回りの回転(θ回転)が拘束
されるようになっている。すなわち、本実施形態では、
上記の第1部材81、82と、第2部材85、86とに
よって、拘束機構が構成されている。なお、第2部材と
して、V溝と平面とが形成された1つの部材を用いても
良い。
【0049】この場合、可動子60と固定子58のY方
向の相対位置が、図3(B)の状態から僅かにずれてい
ても、ボール84がV溝86aの斜面に当接すると、該
斜面に沿ってボール84が滑り、最終的に図5の状態に
第1部材81、82と第2部材85、86とが位置決め
されるようになっている。
【0050】なお、可動子60側にボールを3つ設け、
これに対応して固定子58側に、V溝、円錐溝、平面を
それぞれ設けて、3つのボールのそれぞれとV溝、円錐
溝、平面とを係合させることにより、可動子60を固定
子58に対して位置決めするいわゆるキネマティック支
持構造の拘束機構を構成しても良い。かかる場合には、
XY方向のみでなくZ方向についても両者の位置関係を
固定することができる。
【0051】また、固定子58側にボール等の球面状凸
部を設け、可動子60側に凹部としてのV溝等を設けて
も良い。
【0052】また、本実施形態では、可動子60の固定
子58に対する位置変化、あるいは可動子60の固定子
50Bとの間の距離は、変位センサ87(図4参照)に
よって計測されており、この変位センサ87の出力が主
制御装置10に供給されるようになっている。変位セン
サとしては、例えば、渦電流変位センサが使用される。
この渦電流変位センサによれば、予め絶縁体に巻いたコ
イルに交流電圧を加えておき、導電性材料(導電体)か
ら成る測定対象に近づけると、コイルによって作られた
交流磁界によって導電体に渦電流が発生し、この渦電流
によって発生する磁界は、コイルの電流によって作られ
た磁界と逆方向であり、これら2つの磁界が重なり合っ
て、コイルの出力に影響を与え、コイルに流れる電流の
強さ及び位相が変化する。この変化は、対象がコイルに
近いほど大きくなり、逆に遠いほど小さくなるので、コ
イルから電気信号を取り出すことにより、対象の位置、
変位を知る事ができる。この他、変位センサとして、静
電容量がセンサの電極と測定対象物間の距離に反比例す
ることを利用して非接触でセンサと測定対象物間の距離
を検出する静電容量式非接触変位センサを使用しても良
い。なお、背景光の影響を阻止できる構成にすれば、変
位センサとしてPSD(半導体光位置検出器)を使用す
ることも可能である。
【0053】主制御装置10では、後述するステージの
初期化の際等に、Xモータ56を介してレチクルステー
ジRSTを+X方向に駆動して上記拘束機構によりレチ
クルステージRSTの姿勢を拘束する際に、第1部材8
1、82に埋め込まれたボール83、84が第2部材8
5、86に急激に衝突しないように変位センサ87の出
力に基づいてXモータ56を制御することができる。
【0054】ところで、図2から容易に想像されるよう
に、レチクルステージRSTの位置にかかわらず、Xリ
ニアモータ56によってレチクルステージRSTをX軸
方向に駆動するためには、固定子58が固定されたエア
スライダ54は、レチクルステージRSTが走査方向に
駆動される際に、レチクルステージRSTと共に移動し
なければならない。そのため、本実施形態では、エアス
ライダ駆動用リニアモータ62が設けられている。この
エアスライダ駆動用リニアモータ62は、エアスライダ
54の+X方向の側面に突設された可動子64と、これ
に対向して第2のリアクションフレーム38の上面にY
軸方向に延設された固定子66とを備えている。
【0055】本実施形態では、上述のようにして、レチ
クル駆動系が構成されるが、図1では作図の便宜上か
ら、上述したYモータ48B、エアスライダ駆動用リニ
アモータ62、非走査方向基準用Yガイド52、Xモー
タ56及びエアスライダ54が纏めて、駆動機構70と
して示されている。
【0056】前記レチクルステージRSTの−Y側の側
面には、一対の移動鏡としてのコーナーキューブ72
A、72Bが固定されており、これらのコーナーキュー
ブ72A、72Bに対向してレチクルステージベース3
4の上面の−Y方向端部には位置計測装置としてのレチ
クルY干渉計74Yが固定されている。このレチクルY
干渉計74Yは、実際にはコーナーキューブ72A、7
2Bに対して干渉計ビームRIY1,RIY2を投射
し、それぞれの反射光を受光してコーナーキューブ72
A、72BのY軸方向の位置を所定の分解能、例えば
0.5〜1nm程度の分解能で計測する一対のダブルパ
ス干渉計を含んで構成されている。
【0057】なお、移動鏡72A、72Bは、コーナー
キューブに限らず、平面ミラーを用いても勿論良い。こ
の場合、干渉計ビームRIY1,RIY2をこれらの移
動鏡72A、72Bに投射する干渉計は、シングルパス
の干渉計で良い。
【0058】また、レチクルステージRST上面の−X
側の端部には、不図示の偏光ビームスプリッタ、四分の
一波長板等を含む光学ユニット76が固定されている。
この光学ユニット76に対向して、レチクルステージベ
ース34上面の−X方向端部には、固定鏡78がY軸方
向に沿って延設されている。そして、光学ユニット76
及び不図示の光源ユニット、レシーバ等を含む測長軸R
IXを有するX干渉計システム74X(図2では図示せ
ず、図4参照)によって、レチクルステージRSTのX
軸方向の位置が固定鏡78を介して所定の分解能、例え
ば0.5〜1nm程度の分解能で計測される。
【0059】前記レチクルY干渉計74Y、X干渉計シ
ステム74Xの計測値は、主制御装置10に供給される
ようになっている(図4参照)。すなわち、主制御装置
10では、レチクルY干渉計74Yからの各測長軸の計
測値の相加平均に基づいてレチクルステージRSTのY
位置を求め、また各測長軸の計測値の差に基づいてレチ
クルステージRSTのθ回転を求め、X干渉計システム
の計測値に基づいてレチクルステージRSTのX位置を
求める。このようにして、主制御装置10では、レチク
ルY干渉計74Y、X干渉計システム74Xの計測値に
基づいて前記Yモータ48A、48B及びXモータ56
を制御することにより、レチクルステージRSTの位置
フィードバック制御を行うようになっている。
【0060】なお、エアスライダ54の位置は、例えば
リニアエンコーダあるいはレーザ干渉計等から成る位置
検出器88(図2では図示せず、図4参照)、によって
計測され、この計測値が主制御装置10に送られてい
る。主制御装置10では、この計測値に基づいてエアス
ライダ54がレチクルステージRSTに追従して移動す
るようにエアスライダ駆動用リニアモータ62を制御す
る。
【0061】また、レチクルステージRST上にレチク
ル吸着やエアパッド用のエアー配管やアクチュエータ等
の配線などを多数引き回す必要があるが、これらの配
管、配線は、本実施形態では、図示は省略したが、エア
スライダ54を経由して引き回されている。このように
すると、上述したエアスライダ54のレチクルステージ
RSTに対する追従制御により、レチクルステージRS
Tとエアスライダ54の相対位置が最大でも数mmしか
ずれず、レチクルステージRST走査時の配管、配線か
らの反力はエアスライダ54がその大部分を受けること
となり、レチクルステージRSTへの影響を小さくする
ことができる。
【0062】図1に戻り、前記プレートステージPST
は、第1コラム24を構成する定盤(プレートステージ
ベース)23の上方に配置されている。プレートステー
ジPSTの上面には、不図示のプレートホルダを介して
プレートPが真空吸着等によって保持されている。
【0063】プレートステージPSTの下面には不図示
のエアパッドが複数配置されており、これらのエアパッ
ドによってプレートステージPSTは移動面23aに対
して所定のクリアランスを介して浮上支持されている。
このプレートステージPSTは、プレート駆動装置89
(図1では図示せず、図4参照)によって、XY2次元
方向に駆動される。プレート駆動装置89は、例えば、
プレートステージPSTを移動面23aに沿って走査方
向であるY軸方向に所定のストロークで駆動する一対の
Y軸用リニアモータと、これらのY軸用リニアモータと
ともにプレートステージPSTをX軸方向に駆動する一
対のX軸用リニアモータとを含んで構成される。なお、
プレート駆動装置を、いわゆる可変磁気抵抗方式、ある
いはローレンツ電磁力駆動方式の平面モータで構成する
ことも可能である。
【0064】前記プレートステージPSTのXY面内の
位置は、図1に示されるレーザ干渉計システム80によ
って、所定の分解能、例えば0.5〜1nm程度の分解
能で常時計測されている。このレーザ干渉計システムの
計測値は、主制御装置10に供給されるようになってお
り、主制御装置では、レーザ干渉計システム80の計測
値に基づいて前記Y軸用リニアモータ及びX軸用リニア
モータを制御することにより、プレートステージPST
の位置制御を行うようになっている。
【0065】図4には、走査型露光装置100を構成す
るステージの制御に関連する制御系の構成が概略的に示
されている。この制御系は、マイクロコンピュータ(又
はワークステーション)を含んで構成される主制御装置
10を中心として構成されている。
【0066】このようにして構成された本実施形態の走
査型露光装置100では、露光の際には、主制御装置1
0によって、レチクルステージRSTとプレートステー
ジPSTとを、Y軸方向に沿って互いに逆向きに投影光
学系PLの投影倍率に応じた速度比で同期移動してレチ
クルパターンをプレート上に逐次転写する走査露光動作
と、プレート上の隣接する区画領域に対する露光のため
の走査開始位置へプレートステージPSTを移動するス
テッピング動作とが、繰り返し行われる。
【0067】例えば、上記の走査露光中、主制御装置1
0では、レチクルY干渉計74Yの計測値に基づいてレ
チクルステージRSTのY方向の位置、速度を制御し、
レチクルステージRSTの非走査方向(X軸方向)の位
置をX干渉計システム74Xの計測値に基づいてXモー
タ56を介して調整し、また、レチクルステージRST
のθ回転を、レチクルY干渉計74Yの計測値に基づい
て一対のYモータ48A、48Bの速度を僅かに異なら
せることにより微調整する。
【0068】すなわち、走査露光中のレチクルステージ
RSTの位置制御は、X干渉計システム74X、レチク
ルY干渉計74Yの計測値に基づいてXモータ56、Y
モータ48A、48Bをフィードバック制御することに
より行われる。同様に、上記ステッピング動作時のプレ
ートステージPSTの位置制御は、レーザ干渉計システ
ム80の計測値に基づいてプレート駆動装置89を構成
する各リニアモータをフィードバック制御することによ
り行われる。
【0069】上記のステージRST、PSTの位置フィ
ードバック制御状態に入る前には、前述したステージの
初期化が必要である。この場合、プレートステージPS
T側の初期化は、前述した従来例と同様にして行われる
ので、その説明を省略し、ここでは、レチクルステージ
RST側の初期化の際の手順を主制御装置10の制御動
作を中心として説明する。
【0070】a. Xモータ56に+X方向の駆動力を
発生させ、Xモータ56の可動子60を固定子58に押
し当て、相互に対向するボール83、84と第2部材8
5、86とを当接及び嵌合させる。この際、変位センサ
87の出力をモニタしつつ、上記の嵌合の際にボール8
3、84と第2部材85、86との間に生ずる衝撃力を
和らげるように、Xモータ56の駆動力を制御する。
【0071】上記のボール83、84と第2部材85、
86との当接及び嵌合により、レチクルステージRST
のX軸方向の動きと、θ回転が拘束され、レチクルステ
ージRSTは、所定の姿勢、具体的には移動鏡72A、
72Bの反射面(移動鏡72A、72Bがコーナーキュ
ーブの場合、入射面又は入射点と出射点とを含む面)と
測長軸RIY1、RIY2とが直交し、かつ固定鏡78
と測長軸RIXとが直交する姿勢に維持される。以下、
このXモータ56の可動子60を固定子58に押し当て
て、レチクルステージRSTを上記所定の姿勢に維持す
る状態を、便宜上「レチクルステージRSTの拘束状
態」と呼ぶ。
【0072】b. 次に、レチクルY干渉計74Yを構
成する各測長軸の干渉計を一旦リセット(又はプリセッ
ト)した後、Yモータ48A、48Bの磁極位置合わせ
を次のようにして実行する。
【0073】まず、レチクルY干渉計74Yの計測値を
モニタしつつ、既知の磁石と電機子コイルの配列とに応
じた3相駆動電流をYモータ48A、48Bの電機子コ
イルにそれぞれパルス的に供給する。この電流の供給に
より、Yモータ48A、48Bが力を発生し、レチクル
ステージRSTが移動する。このような3相駆動電流を
Yモータ48A、48Bの電機子コイルにそれぞれパル
ス的に供給する動作を、レチクルステージRSTが所定
距離移動するポイント毎に繰り返し、移動中のレチクル
Y干渉計74Yの計測値をモニタするとともに、その出
力の2回微分値に基づいてYモータ48A、48Bで発
生する力が最大となる位置(又は出力がゼロとなる位
置)を求める。これにより、磁極位置合わせが終了し、
以後はその位置を基準としてレチクルY干渉計74Yの
計測値に基づいてYモータ48A、48Bを効率良く駆
動する3相駆動電流の供給が可能となる。
【0074】c. 次に、上記のレチクルステージRS
Tの拘束状態を保ったまま、レチクルステージRSTを
不図示の走査軸原点検出用センサの配置位置に向けて移
動させ、原点検出用センサの出力に変化が生じた時点で
レチクルY干渉計の各測長軸の干渉計をリセット(又は
プリセット)する。なお、リセット(又はプリセット)
の直前から直後にかけてはレチクルY干渉計が使用でき
ないので、オープン制御でレチクルステージRSTを駆
動する必要がある。
【0075】d. 次に上記レチクルステージRSTの
拘束状態を保ったまま、任意の目標位置でのサーボロッ
ク制御状態を解除し、Yモータ48A,48Bの推力を
ゼロにする。
【0076】この状態で、エアスライダ駆動用リニアモ
ータ62の磁極位置合わせをレチクルY干渉計74Yの
測長軸RYI2の計測値と位置検出器88の出力とをモ
ニタしつつ上記b.と同様にして実行する。実行後は、
レチクルステージRSTがその位置から大きく動いてし
まうのを防ぐため、エアスライダ駆動用リニアモータ6
2を以下のようにサーボロックする。
【0077】すなわち、レチクル干渉計74Yの測長軸
RYI2の計測値の微分値、すなわち所定のサンプリン
グ間隔で求められる今回の計測値と前回の計測値との差
分値に基づいてレチクルステージRSTの速度を求める
とともに、位置検出器88の出力の微分値、すなわち所
定のサンプリング間隔で求められる今回の出力と前回の
出力との差分値に基づいてエアスライダ54の速度を求
め、速度フィードバック制御状態で速度指令をゼロにし
ておく。
【0078】e. 次に、上記レチクルステージRST
の拘束状態を保ったまま、X干渉計システム74Xをリ
セット(又はプリセット)する。
【0079】f. 次に、上記レチクルステージRST
の拘束状態を解除し、X干渉計システム74Xの計測値
をモニタしつつ、Xモータ56を介してレチクルステー
ジRSTをその非走査軸のストローク中心(又は適当な
位置)に移動し、その位置でXモータ56のサーボロッ
ク状態を保つ。また、同時に、レチクルY干渉計74Y
の測長軸RYI1、測長軸RYI2で計測される位置情
報に基づいてYモータ48A、48Bを介してレチクル
ステージRSTの走査方向位置及びθ回転のフィードバ
ック制御を行い、その位置でYモータ48A、48Bの
サーボロック制御状態を保つ。
【0080】さらに、上記の2つの動作と同時に、レチ
クルY干渉計74Yの測長軸RYI2との計測値と位置
検出器88の出力とを用いてエアスライダ駆動用リニア
モータ62を制御して、エアスライダ54の走査方向に
関するステージとの距離を一定に保つエアスライダ駆動
用リニアモータ62の位置フィードバック制御状態に移
行する。
【0081】これにより、レチクルステージRSTの初
期化が終了し、その後は、レチクルY干渉計74Yとの
測長軸RYI1、測長軸RYI2で計測される位置情報
に基づいてYモータ48A、48Bを介してレチクルス
テージRSTの走査方向の位置及びθ回転をフィードバ
ック制御するとともに、X干渉計システム74Xで計測
される位置情報に基づいてXモータ56を介してレチク
ルステージRSTの非走査方向の位置をフィードバック
制御することが可能になる。
【0082】なお、d.からf.までの初期化の手順
は、場合によっては入れ換えても良い。
【0083】具体的には上記c.の初期化の後、前述し
た位置フィードバック制御状態となり、任意の位置へ所
望の速度でレチクルY干渉計74Yの各測長軸の計測値
に基づいてレチクルステージRSTをYモータ48A、
48Bにより駆動することができるようになるので、任
意の目標位置へ移動してその目標位置に静止するためい
わゆるサーボロック制御状態に移行する。
【0084】g. 次に、上記のレチクルステージRS
Tの拘束状態を保ったまま、X干渉計システム74Xを
リセット(又はプリセット)する。
【0085】h. 次に、上記のレチクルステージRS
Tの拘束状態を解除し、X干渉計システム74Xの計測
値をモニタしつつXモータ56を介してレチクルステー
ジRSTをその非走査軸のストローク中心(又は適当な
位置)に移動して、その位置でXモータのサーボロック
制御状態を保つ。
【0086】i. 次に、エアスライダ駆動用リニアモ
ータ62の磁極位置合わせを、位置検出器88の出力を
モニタしつつ上記b.と同様にして実行する。この磁極
位置合わせの終了後、位置検出器88の出力に基づきエ
アスライダ54の走査方向に関するレチクルステージR
STとの距離を一定に保つ位置フィードバック制御状態
に移行する。
【0087】これによりレチクルステージRSTの初期
化が終了し、その後は、レチクルY干渉計74Yの測長
軸RYI1、RYI2で計測される位置情報に基づいて
Yモータ48A、48Bを介してレチクルステージRS
Tの走査方向の位置及びθ回転をフィードバック制御す
るとともに、X干渉計システム74Xで計測される位置
情報に基づいてXモータ56を介してレチクルステージ
RSTの非走査方向の位置をフィードバック制御するこ
とが可能になる。
【0088】以上説明したように、本実施形態に係るレ
チクルステージ装置によると、Xモータ56に駆動力を
発生させてレチクルステージRSTを固定子58側に移
動し、レチクルステージRST側(可動子60側)の第
1部材81、82を固定子58側の第2部材85、86
に押し当てて両者を係合させるだけで、レチクルステー
ジRSTの非走査方向の動き及びθ回転を拘束できるの
で、レチクルステージRSTの駆動と無関係なステージ
の姿勢拘束のための別の機構を追加することなく、Yモ
ータ48A、48Bの磁極位置合わせの前提条件を満足
させることができ、その結果、前述の如くしてレチクル
ステージRSTの初期化を容易に行うことができる。従
って、ヨーガイドを用いることなく、粗微動構造でない
レチクルステージRSTをリニアモータ(Yモータ48
A、48B)により効率良く駆動することができる。
【0089】すなわち、本実施形態に係るレチクルステ
ージ装置は、ステージが粗微動構造でないシンプルな構
造であるため、部品点数も減り大幅なコストダウンを図
ることができるとともに、構成部材の剛性を高めること
ができ、ステージの制御性を高めることも可能となる。
さらに、レチクルステージ装置が、コンパクトな設計が
可能であるため装置の小型化が実現でき、重量が軽減さ
れる利点もある。
【0090】また、ヨーガイドが無くなると共に微動系
のガイドとアクチュエータも不要なため駆動重量も大幅
に削減され、リニアモータの推力仕様を下げることがで
き、駆動時の発熱に対しても非常に有利である。また、
Yモータ48A、48Bは、レチクルステージRSTの
ほぼ重心位置に推力を与えることができ、レチクルステ
ージRSTがピッチング方向に振動することがないの
で、高精度でかつ制御性の良いレチクルステージ装置を
実現できる。
【0091】さらに、アクチュエータの数の減少に加
え、干渉計ビームの本数も減らすことができるので、制
御系の簡略化も実現することができる。
【0092】また、本実施形態に係る走査型露光装置1
00によると、上述した種々に理由によりレチクルステ
ージRSTの制御性が向上するので、レチクルRの位置
制御性が向上し、この結果、走査露光時のレチクルRと
プレートPSTの同期整定時間の短縮、同期精度の向上
が可能となり、結果的に露光処理時間の短縮によるスル
ープットの向上が可能になる。
【0093】また、走査型露光装置100では、レチク
ルステージRSTを走査方向に駆動する際に、その反力
が各Yモータ48A、48Bの固定子50A、50Bに
作用するが、これらの固定子50A、50Bは、本体コ
ラム20とは独立した第1、第2のリアクションフレー
ム36、38にそれぞれ固定されているので、その反力
は、第1、第2のリアクションフレーム36、38を介
して床面FDに伝達されるのみで、各Yモータ48A、
48Bの固定子50A、50Bを介して本体コラム20
に伝わることがない。また、レチクルステージRSTを
非走査方向に駆動する際に生じる微小な反力は、Xモー
タ56の固定子58に作用するが、該固定子58は第2
のリアクションフレーム38上に搭載されているので、
その反力は、第2のリアクションフレーム38を介して
床面FDに伝達されるのみで、Xモータ56の固定子5
8を介して本体コラム20に伝わることがない。
【0094】従って、本実施形態では、レチクルステー
ジRSTの駆動に起因する本体コラム20(露光装置本
体)の振動、ひいてはこれに起因する投影光学系PLや
レチクルY干渉計74Y、X干渉計システム74Xの振
動等を防止あるいは効果的に抑制することができる。こ
れにより、投影光学系PLの振動に起因するパターン転
写位置ずれ等の発生や干渉計計測値の振動的変化の発生
を抑制することができる。
【0095】このように本実施形態の走査型露光装置1
00では、走査露光時にレチクルステージRSTの駆動
反力が本体コラム20に振動要因として伝わることがな
いので、レチクルステージRSTとプレートステージP
STとの同期整定時間の短縮によるスループットの向上
と、レチクルステージ制御性の向上による重ね合わせ精
度の向上とを共に実現することができる。
【0096】また、レチクルステージRSTの可動部に
対するエアー供給や給電のための配管、配線からの反力
の大部分をレチクルステージRSTに追従して走査方向
に移動するエアスライダ54が受け、前記配管、配線か
らの外乱が直接レチクルステージRSTに伝わらない構
造となっているため、レチクルステージRSTの走査方
向の制御性能が大幅に向上する。
【0097】なお、上記実施形態では、レチクルステー
ジRSTの走査方向駆動時のみならず、非走査方向につ
いての微少駆動時の反力をもレチクルステージベース3
4に伝えないようにするため、一対のYガイド42A、
42Bの他に、非走査方向基準用Yガイド52を設け
て、エアスライダ54がこの非走査方向基準用Yガイド
52に沿って移動する場合について説明したが、非走査
方向駆動時に生じる反力は非常に小さいのでそれがレチ
クルステージベース34に伝わってもその影響は小さい
ものと考えられる。そこで、この点に着目すれば、図6
に示されるレチクルステージ装置のように、非走査方向
基準用Yガイド52を取り去ることが可能になる。
【0098】図6には、上記実施形態の変形例であるレ
チクルステージ装置の一例が示されている。ここで、上
記実施形態と同一若しくは同等の構成部分については、
重複説明を避けるため同一の符号を用いるものとする。
【0099】この図6の装置では、レチクルステージR
STの+X方向端部のY軸方向中央部に切り欠き79を
形成し、この切り欠き79の両側に前述したYモータ4
8Bの可動子46Bを2分割したような一対の可動子4
6B1、46B2を配置し、前記切り欠き79の内部空間
にエアスライダ54を配置した点、及び第1のリアクシ
ョンフレーム36と同様の第3のリアクションフレーム
36'によりYモータ48Bの固定子50Bが支持され
ている点に特徴を有する。また、この場合、固定子50
Bは、可動子64と一体でエアスライダ54を駆動する
ためのエアスライダ駆動用リニアモータの固定子をも兼
ねている。
【0100】図7には、図6のレチクルステージ装置を
構成するXモータ56近傍の平面図が概略的に示されて
いる。この装置では、レチクルステージRSTに形成さ
れた切り欠き79のエアスライダ54に対向する側の壁
の上部に一対の第1部材81、82が、Xモータ56の
可動子60を挟んで配置されている。これに対応して、
エアスライダ54の上面には、Xモータ56の固定子5
8を挟んで、かつ第1部材81、82にそれぞれ対向し
て第2部材85、86が配置されている。この場合も、
ボール83、84がそれぞれ埋め込まれた第1部材8
1、82とこれらにそれぞれ係合する第2部材85、8
6とによって拘束機構が構成されている。その他の部分
の構成は、前述した実施形態と同様になっている。
【0101】このようにして構成された図6のレチクル
ステージ装置を備えた走査型露光装置においても、前述
した実施形態と同様の手順でYモータ48A、48Bの
磁極位置合わせ及びこれを含むレチクルステージRST
の初期化を容易に実行することができるとともに、基本
的には前述した実施形態と同等の効果を得ることができ
る。但し、この図6のレチクルステージ装置には、上記
実施形態と比べて以下の相違がある。
【0102】すなわち、Xモータ56によりレチクルス
テージRSTを非走査方向に駆動する際の反力が、エア
スライダ54及びYガイド42Bを介してレチクルステ
ージベース34に伝達されるという不利な点がある。し
かしながら、非走査方向の駆動による反力は、もともと
の駆動力が小さいのでその反力による外乱も小さく、ス
テージ制御に与える影響は小さい。
【0103】この一方、図2と図6とを比較すると明ら
かなように、図6のレチクルステージ装置では、非走査
方向基準用Yガイド52、固定子66等が不用になり、
その分構成の簡略化とコストダウンが可能である。
【0104】なお、上記実施形態では、本発明に係るス
テージ装置が、液晶用のステップ・アンド・スキャン方
式の走査型露光装置に適用された場合について説明した
が、半導体素子製造用のスキャニング・ステッパにも同
様に適用できることは勿論である。また、投影光学系
は、縮小系でも拡大系でも構わない。更に、レチクルR
とプレートPとを鉛直方向に沿って支持し、走査露光を
行う縦型露光装置にも本発明に係るステージ装置は適用
可能である。
【0105】また、例えば、マスクパターンの等倍正立
正像をプレート上に一括で転写する液晶用一括走査型の
露光装置などの場合は、マスク及びプレートの両方又は
一方の駆動装置(移動装置)として本発明に係るステー
ジ装置を好適に適用できる。
【0106】なお、複数のレンズから構成される照明光
学系、投影光学系を露光装置本体に組み込み光学調整を
するとともに、多数の機械部品からなる上記のレチクル
ステージ装置やウエハステージを露光装置本体に取り付
けて配線や配管を接続し、上で説明したステージの初期
化を行い、更に第1のリアクションフレーム36及び第
2のリアクションフレーム38を組み立て総合調整(電
気調整、動作確認等)をすることにより上記実施形態の
露光装置を製造することができる。なお、露光装置の製
造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルー
ムで行うことが望ましい。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るステ
ージ装置によれば、ヨーガイドを用いることなく、粗微
動構造でもなくリニアモータにより駆動されるステージ
を有し、そのステージの初期化を容易に行うことがで
き、ヨーガイドの省略、ステージの構造の簡略化等によ
りコストの低減及び制御系の簡素化を図ることができる
とともに、ステージの位置制御性を向上させることがで
きるという従来にない優れた効果がある。
【0108】また、本発明に係る走査型露光装置によれ
ば、ステージの位置制御性の向上により、マスクと基板
との同期精度の向上及び整定時間の短縮が可能となり、
これによりスループット及び露光精度を向上させること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る走査型露光装置の概略構成を
一部断面して示す図である。
【図2】図1の走査型露光装置を構成するレチクルステ
ージ装置を示す斜視図である。
【図3】図3(A)は図2のXモータ近傍を概略的に示
す側面図、図3(B)は図3(A)のB−B線断面図で
ある。
【図4】走査型露光装置を構成するステージの制御に関
連する制御系の構成を概略的に示すブロック図である。
【図5】レチクルステージRSTが拘束機構によって拘
束された状態を示す図(図3(B)に対応する図)であ
る。
【図6】上記実施形態の変形例であるレチクルステージ
装置の一例を示す斜視図である。
【図7】図6のレチクルステージ装置のXモータ近傍を
示す概略平面図である。
【図8】従来のレチクルステージの一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10…主制御装置(制御装置)、48A、48B…Yモ
ータ(リニアモータ)、56…Xモータ(アクチュエー
タ)、58…固定子、60…可動子、74Y…レチクル
Y干渉計(位置計測装置)、81、82…第1部材(拘
束機構の一部)、83、84…ボール(凸部)、85、
86…第2部材(拘束機構の一部)、86a…凹部、1
00…走査型露光装置、RST…レチクルステージ(ス
テージ)、R…レチクル(マスク)、P…プレート(基
板)。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージと;前記ステージを電磁力によ
    り所定の第1方向に駆動するリニアモータと;前記第1
    方向に移動可能に支持された固定子と、前記ステージに
    接続され前記固定子と協働して前記ステージの前記第1
    方向とは異なる第2方向の駆動力を発生する可動子とを
    有するアクチュエータと;前記アクチュエータの駆動力
    により前記ステージが前記固定子に接近する方向に駆動
    されたときに、前記ステージを前記固定子に連結して前
    記ステージの前記第2方向の動きを拘束する拘束機構と
    を備えることを特徴とするステージ装置。
  2. 【請求項2】 前記拘束機構は、前記ステージ側の第1
    部材と、該第1部材に係合する前記固定子側の第2部材
    とを有することを特徴とする請求項1に記載のステージ
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1部材及び前記第2部材の一方
    は、球面状の凸部を有する複数の部材から成り、他方は
    前記凸部に嵌合する凹部を有する部材を含むことを特徴
    とする請求項2に記載のステージ装置。
  4. 【請求項4】 前記拘束機構は、前記ステージの回転方
    向の動きをも拘束することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一項に記載のステージ装置。
  5. 【請求項5】 前記ステージの位置を計測する位置計測
    装置と;前記アクチュエータを駆動して前記拘束機構に
    より前記ステージの前記第2方向の動きを拘束し、前記
    リニアモータを介して前記ステージを前記第1方向に駆
    動しながら前記位置計測装置の出力に基づいて前記リニ
    アモータを構成する磁石とコイルの相対位置関係と前記
    位置計測装置の出力との関係を求めるための磁極位置合
    わせを行う制御装置とを、更に備えることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のステージ装置。
  6. 【請求項6】 前記位置計測装置は干渉計であり、 前記拘束機構は、前記干渉計からの干渉計ビームが前記
    干渉計用の移動鏡又は固定鏡に対して正確に直交する姿
    勢に前記ステージを位置決めすることを特徴とする請求
    項5に記載のステージ装置。
  7. 【請求項7】 マスクと基板とを同期移動しつつ前記マ
    スクのパターンを基板上に転写する走査型露光装置であ
    って、 請求項1〜6のいずれか一項に記載のステージ装置を前
    記マスク及び基板の少なくとも一方の移動装置として具
    備することを特徴とする走査型露光装置。
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