JP2000358392A - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータの駆動装置

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JP2000358392A
JP2000358392A JP11164868A JP16486899A JP2000358392A JP 2000358392 A JP2000358392 A JP 2000358392A JP 11164868 A JP11164868 A JP 11164868A JP 16486899 A JP16486899 A JP 16486899A JP 2000358392 A JP2000358392 A JP 2000358392A
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Japan
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transistors
circuit
motor
transistor
pause
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JP11164868A
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Kenji Oe
健二 大江
Akira Saiga
亮 雑賀
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Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧を上げたときに休止期間を短くしてモ
ータ回転数を上昇できるようにする。 【解決手段】ロータの回転位置を検出するホール素子4
5を設け、直流電源の正端子+V、負端子GND間にフ
ルブリッジ接続された第1〜第4トランジスタ11〜1
4から成るスイッチ部10により、モータコイルL1、
L2に双方向に電流を通流してロータを回転させる。こ
のとき、駆動用IC20により、第1、第4トランジス
タ11、14及び第2、第3トランジスタ12、13を
交互にオンさせると共に、これらの交互オンの間に、モ
ータコイルL1、L2の逆起電力の発生時間に応じた休
止時間を設定して貫通電流を防止するようにし、休止時
間を電源電圧にほぼ反比例させることで回転周期に対す
る休止時間の割合を小さくし、電源電圧の上昇に伴って
モータ回転数を上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータコイルに
双方向に電流を通流してロータを回転駆動するブラシレ
スモータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子機器や制御機器は熱に弱
く、発熱を伴う場合には冷却を行う必要がある。このと
き、自然冷却では冷却力が不足することから、機器の正
常動作確保のために、軸流ファン、横流ファン、遠心フ
ァン等のファンにより強制的に冷却することが従来から
行われている。そして、DCブラシレスモータは、高信
頼性、長寿命という優れた特性から、この種の機器冷却
用ファンの駆動用に適している。
【0003】図3は従来のDCブラシレスモータの駆動
装置の概略構成を示し、図3に示すように、直流電源の
正端子+V及び負端子GND間にはフルブリッジ接続さ
れた4個のスイッチングトランジスタQ1〜Q4から成
るスイッチ部1が設けられている。
【0004】このとき、PNP型トランジスタQ1、Q
2のエミッタが共に正端子+Vに接続され、NPN型ト
ランジスタQ3、Q4のエミッタが共に負端子GNDに
接続され、トランジスタQ1、Q3のコレクタ同士及び
トランジスタQ2、Q4のコレクタ同士が接続されてい
る。
【0005】また、トランジスタQ1、Q3のコレクタ
同士の接続点P1と、トランジスタQ2、Q4のコレク
タ同士の接続点P2との間には、DCブラシレスモータ
(図示せず)のロータに巻回されて直列接続された2相
のモータコイルL1、L2の両端がそれぞれ接続されて
いる。
【0006】このようなスイッチ部1は、図3に示す駆
動用IC2及びドライブ回路3により制御され、駆動用
IC2の出力に応じ、ドライブ回路3から各トランジス
タQ1〜Q4のベースにオン制御信号が出力されて各ト
ランジスタQ1〜Q4がオン、オフされる。このとき、
トランジスタQ1、Q4が同時にオンし、トランジスタ
Q2、Q3が同時にオンするように、ドライブ回路3か
らオン制御信号が出力される。
【0007】ところで、図3に示すように、駆動用IC
2にはロータのステータに対する回転位置を磁気的に検
出して検出信号を出力するホール素子Hの両出力端子が
接続され、このホール素子Hの一端は限流用の抵抗R1
を介して直流電源の正端子+Vに、他端は負端子GND
にそれぞれ接続されている。そして、ホール素子Hから
駆動用IC2に出力される検出信号に基づき、駆動用I
C2により相切り換えのタイミングが検知され、この相
切り換えのタイミングで駆動用IC2からドライブ回路
3に駆動信号が出力される。
【0008】また、図3に示すように、直流電源の正端
子+Vと駆動用IC2の電源端子との間には駆動用IC
2への動作電圧供給用の抵抗R2が設けられ、この抵抗
R2と負端子GNDとの間には、2個の分圧抵抗R3、
R4の直列回路が設けられている。更に、抵抗R5とコ
ンデンサC1との直列回路から成る充放電回路4が両分
圧抵抗R3、R4の直列回路に並列に接続され、両分圧
抵抗R3、R4の接続点P3と、抵抗R5及びコンデン
サC1の接続点P4とが駆動用IC2の入力端子に接続
されている。
【0009】ここで、駆動用IC2は、相切り換えのタ
イミングで動作してコンデンサC1を放電する放電用ト
ランジスタを内蔵すると共に、接続点P3とP4の電圧
を比較する比較器を内蔵している。そのため、コンデン
サC1の放電によって接続点P4の電圧が接続点P3の
電圧よりも低下している間、ドライブ回路3に対して全
トランジスタQ1〜Q4を一定時間オフすべく休止指令
信号を出力する。このように、全トランジスタQ1〜Q
4をオフした一定の休止時間(例えば数百μs)を設け
ることによって、例えばトランジスタQ1、Q3(或い
はトランジスタQ2、Q4)の同時オンによる過大な貫
通電流の通流を阻止し、トランジスタQ1、Q3(或い
はトランジスタQ2、Q4)が破壊されることを防止し
ている。
【0010】従って、相切り換えのタイミングでスイッ
チ部1のすべてのトランジスタQ1〜Q4が一定の休止
時間オフ状態となり、その後例えばトランジスタQ1、
Q4がオンされてモータコイルL1、L2に、図3中の
実線矢印方向に電流が流れ、再びすべてのトランジスタ
Q1〜Q4が一定の休止時間オフ状態となった後、トラ
ンジスタQ2、Q3がオンされてモータコイルL1、L
2に、図3中の破線矢印方向に電流が流れ、このような
動作が繰り返しによってモータコイルL1、L2に発生
する交番磁界とモータマグネットの形成磁界とが反発
し、これによりロータに回転力が作用してモータが回転
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した駆動
装置の場合、例えば電源電圧を上げていくと、ロータの
回転周期は減少するが、休止時間は電源電圧に関係なく
一定であるため、ロータの回転周期に対する休止時間の
割合が次第に大きくなり、その結果電源電圧を上げても
モータの回転数はあまり上昇しないという不都合が生じ
る。
【0012】この発明が解決しようとする課題は、電源
電圧を上げたときに休止期間を短くしてモータ回転数を
円滑に上昇できるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、ロータのステータに対する回転位置
を検出して検出信号を出力する回転位置検出部と、直流
電源の正、負端子間にフルブリッジ接続された4個のス
イッチング素子から成りブリッジの向かい合う対辺に配
設された1組の前記スイッチング素子及び残りの1組の
前記スイッチング素子が交互にオンしてモータコイルに
双方向に電流を通流するスイッチ部と、前記1組のスイ
ッチング素子のオンと前記残りの1組のスイッチング素
子のオンとの間にすべての前記スイッチング素子をオフ
とする休止時間を設定するための休止設定信号を発生す
る休止時間設定部と、前記検出信号及び前記休止設定信
号により前記各スイッチング素子の制御端子に所定のタ
イミングでオン制御信号を出力して前記1組のスイッチ
ング素子及び前記残りの1組のスイッチング素子を前記
休止時間を挟んで交互にオンさせる制御部とを備え、前
記休止時間が前記モータコイルの逆起電力の発生時間に
応じて設定されることを特徴としている。
【0014】このように構成すれば、モータの逆起電力
の発生時間は電源電圧にほぼ反比例することから、休止
時間設定部により設定される休止時間は電源電圧にほぼ
反比例して可変することが可能になる。
【0015】そのため、電源電圧を上げると休止時間設
定部による休止時間は逆に短くなり、ロータの回転周期
に対する休止時間の割合が小さくなり、モータ回転数が
電源電圧の上昇に伴って上昇する。一方、電源電圧を下
げると休止時間が長くなり、ロータの回転周期に対する
休止時間の割合が大きくなり、モータ回転数が電源電圧
の低下に伴って低下する。
【0016】ここで、ブラシレスモータにおけるロータ
の回転位置を検出する回転位置検出部には、ホール素子
を用いることが望ましい。但し、ホール素子以外の非接
触式センサを用いても構わない。また、スイッチ部を構
成するスイッチング素子として、トランジスタを用いる
ことが好ましい。
【0017】また、本発明は、前記休止時間設定部が、
時定数抵抗及びコンデンサから成る充放電回路と、前記
モータコイルの逆起電力が発生している間前記充放電回
路の前記コンデンサを強制放電させて前記充放電回路の
出力電圧を基準値以下に低減する低減回路と、前記充放
電回路の出力電圧と予め定められた基準値とを比較し前
記充放電回路の出力電圧が前記基準値以下のときに前記
休止設定信号を出力する比較回路とにより構成されてい
ることを特徴としている。
【0018】こうすると、モータコイルの逆起電力が発
生している間、低減回路により充放電回路が強制的に放
電されて充放電回路の出力電圧が基準値以下に低減され
るため、電源電圧にほぼ反比例するモータコイルの逆起
電力発生時間とほぼ同じ時間だけ休止設定信号が出力さ
れ、モータコイルの逆起電力の発生時間に比例した休止
時間を設定することができる。
【0019】また、本発明は、前記低減回路が、前記モ
ータコイル及び前記充放電回路の前記コンデンサに両端
が接続されたダイオード及びスイッチング手段の直列回
路から成ることを特徴としている。
【0020】こうすれば、モータコイルに逆起電力が発
生している間、スイッチング手段が動作して充放電回路
のコンデンサが強制放電されるため、電源電圧にほぼ反
比例するモータコイルの逆起電力発生時間とほぼ同じ時
間だけ、充放電回路の出力電圧を基準値以下に低減する
ことが可能になる。ここで、スイッチング手段には、ト
ランジスタを用いることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明を電子機器や制御機器等
の強制冷却ファンの駆動に使用するDCブラシレスモー
タに適用した場合の一実施形態について、図1及び図2
を参照して説明する。但し、図1は結線図、図2は動作
説明用のタイミングチャートである。
【0022】図1に示すように、直流電源の正端子+V
及び負端子GND間にはフルブリッジ接続された4個の
スイッチングトランジスタ11〜14から成るスイッチ
部10が設けられている。
【0023】このとき、PNP型第1、第2トランジス
タ11、12のエミッタが共に正端子+Vに接続され、
NPN型第3、第4トランジスタ13、14のエミッタ
が共に負端子GNDに接続され、第1、第3トランジス
タ11、13のコレクタ同士及び第2、第4トランジス
タ12、14のコレクタ同士が接続されている。尚、1
5、16、17、18は各トランジスタ11〜14のバ
イアス抵抗である。
【0024】また、第1、第3トランジスタ11、13
のコレクタ同士の接続点Aと、第2、第4トランジスタ
12、14のコレクタ同士の接続点Bとの間には、DC
ブラシレスモータ(図示せず)のロータに巻回されて直
列接続された2相のモータコイルL1、L2の両端がそ
れぞれ接続されている。
【0025】これらスイッチ部10の各トランジスタ1
1〜14は、駆動用IC20及びPNP型のドライブ用
第5、第6トランジスタ21、22により制御される。
即ち、駆動用IC20の2個の出力端子から交互に出力
されるローレベル(以下、Lという)のオン制御信号に
より、第5、第6トランジスタ21、22が交互にオン
する。
【0026】そして、第5トランジスタ21のオンによ
り、第1トランジスタ11のベースがLとなって第1ト
ランジスタ11がオンすると同時に、抵抗24を介して
第4トランジスタ14のベースがハイレベル(以下、H
という)となって第4トランジスタ14がオンする。
【0027】一方、第6トランジスタ22のオンによ
り、第2トランジスタ12のベースがLとなって第2ト
ランジスタ12がオンすると同時に、抵抗25を介して
第3トランジスタ13のベースがHとなって第3トラン
ジスタ13がオンする。
【0028】このように、フルブリッジ接続された第1
〜第4トランジスタ11〜14のうち、ブリッジの向か
い合う対辺に配設された1組の第1、第4トランジスタ
11、14が同時にオンし、残りの1組の第2、第3ト
ランジスタ12、13が同時にオンし、直列接続された
モータコイルL1、L2に双方向に電流が通流され、ブ
ラシレスモータの単相バイポーラ方式の駆動が実現され
るのである。
【0029】尚、27、28は第5、第6トランジスタ
21、22のバイアス抵抗で、29は直流電源の正端子
+Vと駆動用IC20の電源端子との間に設けられた限
流抵抗である。
【0030】また、30、31は駆動用IC20の電源
端子と直流電源の負端子GNDとの間に直列に設けられ
た限流抵抗及びロック保護回路用コンデンサであり、こ
の抵抗30とコンデンサ31との接続点に、駆動用IC
20に内蔵されたコンデンサ31の充電回路の出力端子
Roが接続されている。更に、駆動用IC20にはコン
デンサ31の放電回路と放電指令を与えるスイッチング
トランジスタが内蔵され、これら放電回路及びトランジ
スタが出力端子Roに接続されている。
【0031】このロック保護回路とは、モータのロック
状態を検出すると、一旦モータコイルL1、L2への電
流の通流を停止し、その後コンデンサ31の端子電圧に
応じた一定のデューティでモータコイルL1、L2への
電流を間欠制御し、モータコイルL1、L2の温度を許
容温度以上に上昇しないようにして保護するものであ
る。
【0032】ところで、スイッチ部10にはスナバ回路
35が設けられており、このスナバ回路35は、図1に
示すように、A点及び直流電源の負端子GNDにカソー
ド及びアノードが接続されたダイオード36と、B点及
び負端子GNDにカソード及びアノードが接続されたダ
イオード37と、A点及び第3トランジスタ13のベー
スに両端が接続されたコンデンサ38と、B点及び第4
トランジスタ14のベースに両端が接続されたコンデン
サ39とにより構成されている。
【0033】そして、後述するホール素子により検出さ
れる相切り換えのタイミングに基づきモータコイルL
1、L2への電流方向が切り換わる際、モータコイルL
1、L2にはそのままの方向に電流を流そうとして電源
電圧よりも高いキックバック電圧と称される逆起電力が
生じる。
【0034】例えば、第1、第4トランジスタ11、1
4のオンによりモータコイルL1、L2に図1中の実線
矢印方向に電流が流れている場合、その電流方向の切り
換え時にモータコイルL1、L2にキックバック電圧が
生じ、このキックバック電圧による電流が直流電源の負
端子GND、ダイオード36、モータコイルL1、L
2、第4トランジスタ14の経路を流れてスナバ電力が
消費される。
【0035】一方、第2、第3トランジスタ12、13
のオンによりモータコイルL1、L2に図1中の破線矢
印方向に電流が流れている場合には、その電流方向の切
り換え時にモータコイルL2、L1にキックバック電圧
が生じ、このキックバック電圧による電流が負端子GN
D、ダイオード37、モータコイルL2、L1、第3ト
ランジスタ13の経路を流れてスナバ電力が消費され
る。
【0036】ところで、このようにスナバ電力を消費す
るために、第3トランジスタ13のオフのタイミングが
第2トランジスタ12よりも遅く、第4トランジスタ1
4のオフのタイミングが第1トランジスタ11よりも遅
くなるように、コンデンサ38、39によって第3、第
4トランジスタ13、14のベース電圧の低下が遅延さ
れている。
【0037】更に、A点にはダイオード40のアノード
が接続され、このダイオード40のカソードにPNP型
第7トランジスタ41のエミッタが接続され、第7トラ
ンジスタ41のコレクタは第6トランジスタ22のコレ
クタに接続されている。一方、B点にはダイオード42
のアノードが接続され、このダイオード42のカソード
にPNP型第8トランジスタ43のエミッタが接続さ
れ、第8トランジスタ43のコレクタは第5トランジス
タ21のコレクタに接続され、これら第7、第8トラン
ジスタ41、43のベースは直流電源の正端子+Vに接
続されている。
【0038】そして、相切り換え時にA点、B点にキッ
クバック電圧が生じると、例えばこのキックバック電圧
により第7トランジスタ41がオンし、ダイオード4
0、第7トランジスタ41、抵抗25を経て第3トラン
ジスタ13のベースにキックバック電圧による電流が流
れる。これにより、第3トランジスタ13がオンしてキ
ックバック電圧による電流が、オン状態の第3トランジ
スタ13を介して直流電源の負端子GNDに流れ、キッ
クバック電圧が抑制されるようになっている。
【0039】同様に、キックバック電圧により第8トラ
ンジスタ43がオンすると、ダイオード42、第8トラ
ンジスタ43、抵抗24を経て第4トランジスタ14の
ベースにキックバック電圧による電流が流れて第4トラ
ンジスタ14がオンし、キックバック電圧が抑制され
る。このとき、A点及びB点の電圧は、第7、第8トラ
ンジスタ41、43がオンするぎりぎりの電圧(例えば
電源電圧より約1.4V高い電圧)に抑えられることに
なる。
【0040】また、図1に示すように、駆動用IC20
にはロータのステータに対する回転位置を磁気的に検出
して検出信号を出力する回転位置検出部としてのホール
素子(HE;Hall Element)45の両出力端子が接続され、
このホール素子45の一端は、限流抵抗46を介して直
流電源の正端子+Vに接続され、他端は負端子GNDに
接続されている。そして、ホール素子45から駆動用I
C20に出力される検出信号に基づき、駆動用IC20
により相切り換えのタイミングが検知され、この相切り
換えのタイミングで駆動用IC20の両出力端子から第
5、第6トランジスタ21、22のベースにLのオン制
御信号が出力される。
【0041】また、図1に示すように、駆動用IC20
の電源端子と直流電源の負端子GNDとの間には、3個
の分圧抵抗47、48、49の直列回路が設けられてい
る。更に、時定数抵抗50とコンデンサ51との直列回
路から成る充放電回路52が各分圧抵抗47〜49の直
列回路に並列に接続され、充放電回路52の抵抗50及
びコンデンサ51の接続点Cと、分圧抵抗47、48の
接続点Dが、駆動用IC20の2個の入力端子に接続さ
れている。
【0042】更に、図1に示すように、C点には限流抵
抗55を介してNPN型第9トランジスタ56のコレク
タが接続されると共に、この第9トランジスタ56のベ
ースは分圧抵抗48と49との接続点に接続され、第9
トランジスタ56のエミッタには2個のダイオード5
7、58のアノードが接続され、これら両ダイオード5
7、58のカソードはそれぞれA点、B点に接続されて
いる。
【0043】このとき、抵抗55、第9トランジスタ5
6及び両ダイオード57、58により低減回路59が構
成され、この低減回路59により、モータコイルL1、
L2にキックバック電圧(逆起電力)が発生している
間、充放電回路52のコンデンサ51が強制放電され、
充放電回路52の出力電圧であるC点の電圧が基準値で
あるD点の電圧以下に低減されるようになっている。
【0044】また、駆動用IC20には、C点とD点の
電圧を比較する比較回路が内蔵されており、コンデンサ
51の放電によってC点の電圧がD点の電圧よりも低下
している間、ドライブ用第5、第6トランジスタ21、
22に対して第1〜第4トランジスタ11〜14をオフ
すべく休止指令信号が出力されるようになっている。
【0045】これにより、例えば第1、第3トランジス
タ11、13の同時オン、或いは第2、第4トランジス
タ12、14の同時オンによる過大な貫通電流の通流が
阻止され、第1〜第4トランジスタ11〜14の破壊が
防止されている。
【0046】ここで、充放電回路52、低減回路59及
び駆動用IC20の比較回路により、休止時間設定部が
構成され、この休止時間設定部の機能により、相切り換
えのタイミングでスイッチ部10の第1〜第4トランジ
スタ11〜14が所定の休止時間オフされるようになっ
ている。
【0047】ところで、例えばモータコイルL1、L2
に図1中の実線矢印方向に電流を流すようにキックバッ
ク電圧(逆起電力)が発生すると、図2に示すように、
第9トランジスタ56がオンし、キックバック電圧が発
生している間、第9トランジスタ56、ダイオード5
7、A点、モータコイルL1、L2の経路を充放電回路
52のコンデンサ51の放電電流が流れ、C点の電圧が
基準値であるD点の電圧よりも低下する。
【0048】そして、キックバック電圧が消滅すると、
図2に示すように、第9トランジスタ56がオフし、そ
の後時定数抵抗50及びコンデンサ51により定まる時
定数でコンデンサ51が充電され、C点の電圧が上昇
し、やがてC点の電圧がD点の電圧を上回わるようにな
る。このときの時定数は、図3に示す抵抗R5及びコン
デンサC1による時定数よりも小さくなるように設定し
ておく。
【0049】そのため、図2に示すように、第9トラン
ジスタ56がオンしてからキックバック電圧の消滅によ
り第9トランジスタ56がオフするまでのT時間と、第
9トランジスタ56のオフ後コンデンサ51の充電によ
りC点の電圧がD点の電圧を上回わるまでのt時間との
合計時間が休止時間となり、この(T+t)時間に相当
する休止時間、駆動用IC20から第5、第6トランジ
スタ21、22に、休止指令信号が出力されることにな
る。
【0050】尚、キックバック電圧の発生時間は電源電
圧にほぼ反比例するため、電源電圧を上げると休止時間
は短くなり、ロータの回転周期に対する休止時間の割合
が小さくなる。逆に、電源電圧を下げると休止時間は長
くなり、このように休止時間を電源電圧にほぼ反比例し
て変えることができ、特にモータ回転数を上昇させるた
めに電源電圧を上げたときに、モータ回転数が円滑に上
昇するのである。
【0051】そして、例えば第1、第4トランジスタ1
1、14がオンされてモータコイルL1、L2に図1中
の実線矢印方向に電流が流れた後、第1〜第4トランジ
スタ11〜14が一旦オフ状態となり、その後第2、第
3トランジスタ12、13がオンされてモータコイルL
2、L1に図1中の破線矢印方向に電流が流れ、再度第
1〜第4トランジスタ11〜14が一旦オフ状態とな
り、このような動作の繰り返しによってモータコイルL
1、L2に発生する交番磁界とモータマグネットの形成
磁界とが反発し、これによりロータに回転力が作用して
モータが回転するのである。
【0052】このように、駆動用IC20は、第5、第
6トランジスタ21、22のベースに所定のタイミング
でLのオン制御信号を出力し、第1、第4トランジスタ
11、14及び第2、第3トランジスタ12、13を休
止時間を挟んで交互にオンさせる制御部として機能す
る。
【0053】従って、上記した実施形態によれば、充放
電回路52、低減回路59及び駆動用IC20の比較回
路から成る休止時間設定部により、電源電圧にほぼ反比
例して休止時間を可変することができるため、電源電圧
を上げたときに休止時間が短くなってロータの回転周期
に対する休止時間の割合を小さくすることができ、モー
タ回転数を電源電圧の増加に伴って円滑に上昇すること
が可能になる。
【0054】なお、上記した実施形態では、充放電回路
52を強制的に放電して充放電回路52の出力電圧を基
準値以下に低減する低減回路59を、抵抗55、第9ト
ランジスタ56及びダイオード57、58により構成し
たが、特にこの構成に限定されるものではなく、要する
にモータコイルL1、L2にキックバック電圧が発生し
ている間、充放電回路52のコンデンサ51を強制放電
させることができれば、どのような構成であっても構わ
ない。
【0055】また、回転位置検出部は、上記したホール
素子45に限定されるものではなく、ホール素子以外の
非接触式センサやその他の接触式センサを用いても構わ
ない。
【0056】更に、スイッチ部10を構成するスイッチ
ング素子や低減回路59のスイッチング手段は、上記し
たようなPNP型或いはNPN型のトランジスタに限定
されるものではなく、電界効果トランジスタを用いても
よいのは勿論である。
【0057】また、上記した実施形態では、ファンの駆
動用DCブラシレスモータに適用した場合について説明
したが、その他の用途に使用されるブラシレスモータに
対して本発明を適用できるのはいうまでもなく、いずれ
の場合でも上記した実施形態と同等の効果を得ることが
可能である。
【0058】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0059】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、モータコイルの逆起電力の発生時間に応じて休
止時間を設定することにより、電源電圧にほぼ反比例し
て休止時間を可変できるため、電源電圧を上げたときに
休止時間を短くしてロータの回転周期に対する休止時間
の割合を小さくすることができ、モータ回転数を電源電
圧の増加に伴って円滑に上昇させることが可能になり、
特性の良好なブラシレスモータを提供することができ
る。
【0060】また、請求項2に記載の発明によれば、電
源電圧にほぼ反比例するモータコイルの逆起電力発生時
間とほぼ同じ時間だけ、休止時間設定部により休止設定
信号を出力することができ、モータコイルの逆起電力の
発生時間に応じて休止時間を設定することが可能にな
る。
【0061】また、請求項3に記載の発明によれば、電
源電圧にほぼ反比例するモータコイルの逆起電力発生時
間とほぼ同じ時間だけ、充放電回路の出力電圧を基準値
以下に低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の結線図である。
【図2】この発明の一実施形態の動作説明用タイミング
チャートである。
【図3】従来例の結線図である。
【符号の説明】
L1、L2 モータコイル 10 スイッチ部 11〜14第1〜第4トランジスタ 20 駆動用IC 45 ホール素子(回転位置検出部) 50 時定数抵抗 51 コンデンサ 52 充放電回路 59 低減回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータのステータに対する回転位置を検
    出して検出信号を出力する回転位置検出部と、 直流電源の正、負端子間にフルブリッジ接続された4個
    のスイッチング素子から成りブリッジの向かい合う対辺
    に配設された1組の前記スイッチング素子及び残りの1
    組の前記スイッチング素子が交互にオンしてモータコイ
    ルに双方向に電流を通流するスイッチ部と、 前記1組のスイッチング素子のオンと前記残りの1組の
    スイッチング素子のオンとの間にすべての前記スイッチ
    ング素子をオフとする休止時間を設定するための休止設
    定信号を発生する休止時間設定部と、 前記検出信号及び前記休止設定信号により前記各スイッ
    チング素子の制御端子に所定のタイミングでオン制御信
    号を出力して前記1組のスイッチング素子及び前記残り
    の1組のスイッチング素子を前記休止時間を挟んで交互
    にオンさせる制御部とを備え、前記休止時間が前記モー
    タコイルの逆起電力の発生時間に応じて設定されること
    を特徴とするブラシレスモータの駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記休止時間設定部が、時定数抵抗及び
    コンデンサから成る充放電回路と、前記モータコイルの
    逆起電力が発生している間前記充放電回路の前記コンデ
    ンサを強制放電させて前記充放電回路の出力電圧を基準
    値以下に低減する低減回路と、前記充放電回路の出力電
    圧と予め定められた基準値とを比較し前記充放電回路の
    出力電圧が前記基準値以下のときに前記休止設定信号を
    出力する比較回路とにより構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のブラシレスモータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記低減回路が、前記モータコイル及び
    前記充放電回路の前記コンデンサに両端が接続されたダ
    イオード及びスイッチング手段の直列回路から成ること
    を特徴とする請求項2に記載のブラシレスモータの駆動
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108667359A (zh) * 2018-06-27 2018-10-16 沈阳工业大学 高压断路器开关电容网络电机操动机构的控制装置及方法
CN116780895A (zh) * 2023-06-20 2023-09-19 深蓝汽车科技有限公司 一种电动汽车升压充电电路及方法

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