JP2000500507A - 水で希釈可能な結合剤、該結合剤を含有する水性塗料およびプラスチックの下塗りまたは単層の塗装のための方法 - Google Patents

水で希釈可能な結合剤、該結合剤を含有する水性塗料およびプラスチックの下塗りまたは単層の塗装のための方法

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JP2000500507A JP9515489A JP51548997A JP2000500507A JP 2000500507 A JP2000500507 A JP 2000500507A JP 9515489 A JP9515489 A JP 9515489A JP 51548997 A JP51548997 A JP 51548997A JP 2000500507 A JP2000500507 A JP 2000500507A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(A)(a1)アクリル酸、メタクリル酸またはアクリル酸とメタクリル酸との混合物3〜50重量%および(a2)エチレン性不飽和モノマー1種またはエチレン性不飽和モノマーからなる混合物50〜97重量%からなる混合物20〜90重量%を、(B)(b1)プロピレン1〜99、有利には50〜90重量%、(b2)イソプレンを除いて、1分子あたり5〜20個、有利には6〜8個の炭素原子を有し、(b1)と共重合可能な少なくとも1種のオレフィン1〜99、有利には10〜50重量%および(b3)エチレンおよび/またはブチレン0〜50、有利には0〜25重量%からなるハロゲン不含のコポリマー1種または前記のコポリマーからなる混合物9.9〜79.9重量%および(C)ラジカル形成剤1種またはラジカル形成剤からなる混合物0.1〜10重量%の存在下でラジカル重合させ、かつ重合生成物中に含有されているカルボキシル基の少なくとも20%を中和した後で得られた重合生成物を水中に分散させ、その際に成分(A)、(B)および(C)ならびに(a1)および(a2)の重量%の記載の和がその都度常に100重量%となり、かつ(a1)と(a2)とからなる混合物の単独の重合の際に、ガラス転移温度0〜150℃を有し、かつ以下の官能基:−COOH、−OH、−NR3、−CN、−CONH2、−CO−、−NHCONH−、−OCONH−、−OPO3H、−OSO3H、−R−O−R−(その際Rは有機基を表す)の1種以上を0.04〜1.0ミリ当量を有するポリマーが得られるように(a1)と(a2)とからなる混合物の組成を選択することにより製造できる、水で希釈可能な結合剤に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 水で希釈可能な結合剤、該結合剤を含有する水性塗料およびプラスチックの下 塗りまたは単層の塗装のための方法 本発明は水で希釈可能な結合剤、該結合剤を含有する水性塗料およびプラスチ ックの下塗りまたは単層の塗装のための方法に関する。 プラスチックの塗装の際に、塗布される1つの塗膜ないしは塗布される複数の 塗膜の満足のいく付着を達成するためには、プラスチック表面を例えば火炎処理 、コロナ処理、プラズマ処理または硫酸クロムでのエッチングおよび/または特 殊な塗料での下塗りにより前処理をしなくてはならない。 前処理方法、例えば火炎処理、コロナ処理、プラズマ処理または硫酸クロムで のエッチングは技術的コストと結合している、および/または生態学的な理由に より回避されるべきである。 ポリプロピレンベースのプラスチックの下塗りのためには通常、ハロゲンを含 有するという欠点がある結合剤を含有する塗料を使用する。(例えば特開平1− 256556号公報を参照)。 欧州特許出願公開第468644号明細書にはプラスチックの下塗りにも適切 な塗料が記載されている。 しかし該塗料に使用されている結合剤を製造するためには入手困難なモノマーを 必要とする。 従って本発明の技術的な課題は、水で希釈可能な結合剤および該結合剤を含有 する水性塗料およびプラスチックの下塗りまたは単層の塗装のための方法を提供 することである。 前記課題は意外にも水で希釈可能な結合剤の提供により解決され、該結合剤の 特徴は、 (A)(a1)アクリル酸、メタクリル酸またはアクリル酸とメタクリル酸との 混合物3〜50重量%、有利には5〜15重量%および (a2)(a1)とは異なるエチレン性不飽和モノマー1種または前記の エチレン性不飽和モノマーからなる混合物50〜97重量%、有利には85〜9 5重量% からなる混合物20〜90重量%、有利には55〜85重量%を、 (B)(b1)プロピレン1〜99、有利には50〜90重量%、 (b2)イソプレンを除いて、1分子あたり5〜20個、有利には6〜8 個の炭素原子を有し、(b1)と共重合可能な少なくとも1種のオレフィン1〜 99、 有利には10〜50重量%および (b3)エチレンおよび/またはブチレン0〜50、有利には0〜25重 量% からなるハロゲン不含のコポリマー1種または前記のコポリマーからなる 混合物9.9〜79.9重量%、有利には15〜45重量%および (C)ラジカル形成剤1種またはラジカル形成剤からなる混合物0.1〜10重 量%、有利には1〜7重量% の存在下でラジカル重合させ、かつ重合生成物中に含有されているカルボキシル 基の少なくとも20%を中和した後で得られた重合生成物を水中に分散させ、そ の際に成分(A)、(B)および(C)ならびに(a1)および(a2)ならび に(b1)、(b2)および(b3)の重量%の記載の和がその都度常に100 重量%となり、かつ(a1)と(a2)とからなる混合物の単独の重合の際に、 ガラス転移温度0〜150、有利には10〜80℃を有し、 以下の官能基:−COOH、−OH、−NR3、−CN、−CONH2、−C O−、−NHCONH−、−OCONH−、−OPO3H、−OSO3H、−R− O−R−、有利には−COOH、−CN、−CNH2および−R−O−R(その 際Rは有機基、有利には1〜6個の炭素原子を有するアルキル基ないしはアルキ レン基を表す)の1種以上を0.04〜1.0、有利には0.1〜0.5ミリ当 量を含有し、かつ 0〜50、有利には5〜25重量%までが、1〜12個、有利には1〜6個の 炭素原子を有する、少なくとも1種のアルキル基で置換されていてもよい以下の 脂環式基:シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ペルヒドロナフチル基、ペル ヒドロアントラシル基、ペルヒドロフェナントリル基、アダマンチル基、イソボ ルニル基、ビシクロヘキシル基、ビシクロヘプチル基、ビシクロオクチル基、ビ シクロノニル基、ビシクロデシル基、ビシクロウンデシル基およびビシクロドデ シル基、有利にはシクロヘキシル基およびイソボルニル基の1種以上からなるポ リマーが得られるように(a1)と(a2)とからなる混合物の組成を選択する ことである。 該結合剤を含有する水性塗料は、プラスチック、特にポリプロピレンないしは プロピレンと共重合可能なモノマー、例えばエチレンとからなるコポリマーをベ ースとするプラスチックの下塗りまたは単層の塗装方法において使用することが でき、かつ前処理した、および前処理をしていないプラスチック支持体上に極め て良好に付着する塗膜ができることにおいて優れている。 本発明による水で希釈可能な結合剤の製造のために使用される混合物(A)は 、 (a1)アクリル酸、メタクリル酸またはアクリル酸とメタクリル酸とからなる 混合物3〜50重量%、有利には5〜15重量%、 (a2)エチレン性不飽和モノマー1種またはエチレン性不飽和モノマーからな る混合物50〜97重量%、 からなり、その際に成分(a1)および(a2)のための重量%の記載の和は常 に100重量%であり、かつ(a1)と(a2)とからなる混合物の単独の重合 の際に、 ガラス転移温度0〜150、有利には10〜80℃を有し、 以下の官能基:−COOH、−OH、−NR3、−CN、−CONH2、−C O−、−NHCONH−、−OCONH−、−OPO3H、−OSO3H、−R− O−R−、有利には−COOH、−CN、−CNH2および−R−O−R(その 際Rは有機基、有利には1〜6個の炭素原子を有するアルキル基ないしはアルキ レン基を表す)の1種以上を0.04〜1.0、有利には0.1〜0.5ミリ当 量有し、かつ 0〜50、有利には5〜25重量%までが、1〜12個、有利には1〜6個の 炭素原子を有する少なくとも1種のアルキル基で置換されていてもよい以下の脂 環式基:シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ペルヒドロナフチル基、ペルヒ ドロアントラシル基、ペル ヒドロフェナントリル基、アダマンチル基、イソボルニル基、ビシクロヘキシル 基、ビシクロヘプチル基、ビシクロオクチル基、ビシクロノニル基、ビシクロデ シル基、ビシクロウンデシル基およびビシクロドデシル基、有利にはシクロヘキ シル基およびイソボルニル基の1種以上からなるポリマーが得られるように(a 1)と(a2)とからなる混合物の組成を選択する。 エチレン性不飽和モノマーから製造したポリマーのガラス転移温度は以下の平 衡: 1/Tg=ΣWn/Tgn Tg=コポリマーのガラス転移温度(K°) Wn=n−テンモノマーの重量割合 Tgn=n−テンモノマーからなるホモポリマーのガラス転移温度 により算出することができ、かつ−COOH、−OH、−NR3、−CN、−C ONH2、−CO−、−NHCONH−、−OCONH−、−OPO3H、−OS O3H、−R−O−R−(その際Rは有機基、有利には1〜6個の炭素原子を有 するアルキル基ないしはアルキレン基を表す)、シクロペンチル基、シクロヘキ シル基、ペルヒドロナフチル基、ペルヒドロアントラシル基、ペルヒドロフェナ ントリル基、アダマンチル基、イソボルニル基、ビシクロヘキシル基、ビシクロ ヘプチル基、ビシクロオクチル基、ビシクロノニル基、ビシクロデシル基、ビシ クロウンデシル基または ビシクロドデシル基を有するエチレン性不飽和モノマーは市販されているので、 当業者は、(a1)と(a2)とからなる混合物の単独の重合の際に、 0〜150、有利には10〜80℃のガラス転移温度を有し、 以下の官能基:−COOH、−OH、−NR3、−CN、−CONH2、−C O−、−NHCONH−、−OCONH−、−OPO3H、−OSO3H、−R− O−R−、有利には−COOH、−CN、−CNH2および−R−O−R(その 際Rは有機基、有利には1〜6個の炭素原子を有するアルキル基ないしはアルキ レン基を表す)の1種以上を0.04〜1.0、有利には0.1〜0.5ミリ当 量有し、かつ 0〜50、有利には5〜25重量%までが、1〜12個、有利には1〜6個の 炭素原子を有する少なくとも1種のアルキル基で置換されていてもよい以下の脂 環式基:シクロペンチル基、シクロヘキシル基、ペルヒドロナフチル基、ペルヒ ドロアントラシル基、ペルヒドロフェナントリル基、アダマンチル基、イソボル ニル基、ビシクロヘキシル基、ビシクロヘプチル基、ビシクロオクチル基、ビシ クロノニル基、ビシクロデシル基、ビシクロウンデシル基およびビシクロドデシ ル基、有利にはシクロヘキシル基およびイソボルニル基の1種以上からなるポリ マーが得られるように、成分(a1)と(a2)とからなる混合物の組成を困難 なく選択することができる。 前記の選択基準を考慮して、成分(a2)として、例えば以下のものを使用す ることができる:アクリル酸またはメタクリル酸のエステル、特に20個までの 炭素原子をアルコール基中に有する脂肪族および脂環式アクリレートまたはメタ クリレート、例えばメチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、ヘキシル−、 エチルヘキシル−、ステアリル−、ラウリル−、イソボルニル−、シクロヘキシ ル−およびt−ブチルシクロヘキシルアクリレートまたは−メタクリレート、ア クリル酸、メタクリル酸またはその他のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸の ヒドロキシアルキルエステル、例えば2−ヒドロキシエチルアクリレート、2− ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2− ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、 2−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレートまた は4−ヒドロキシブチルメタクリレート、分子中に6個までの炭素原子を有する その他のエチレン性不飽和酸、例えばエタクリル酸およびクロトン酸の相応する エステル、アクリルアミドメチルプロパンスルホン酸、ビニル芳香族炭化水素、 例えばスチレン、α−アルキルスチレンおよびビニルトルエン、アミド基含有モ ノマー、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチレンアクリルアミ ドおよびN−メチレンメタクリルアミドおよびニトリル基含有モノマー、例えば アクリルニトリルおよびメタクリルニトリルまたは前記のモノマーの混合物。 成分(B)として、 (b1)プロピレン1〜99、有利には50〜90重量%、 (b2)イソプレンを除いて、1分子あたり5〜20個、有利には6〜8個の炭 素原子を有し、(b1)と共重合可能な少なくとも1種のオレフィン1〜99、 有利には10〜50重量%、および (b3)50重量%まで、有利には0〜25重量%までがエチレンおよび/また はブチレン、 からなるハロゲン不含のコポリマー1種または前記コポリマーからなる混合物を 使用する。 成分(B)として本発明により使用されるコポリマーは、重量平均分子量10 00〜100000、有利には3000〜50000(ゲル透過クロマトグラフ ィーにより、ポリプロピレン標準を使用して測定)およびヨウ素価J2 0.3以 下、有利にはJ2 0.005〜0.05mg/gを有し、かつこれらは無水マレ イン酸とグラフト反応に供することが可能である。 成分(B2)として、イソプレンを除いた、1分子あたり5〜20個、有利に は6〜8個の炭素原子を有し、(B1)と共重合可能な少なくとも1種のオレフ ィンを使用する。成分(b2)として使用されるオレフィンは非分枝、分枝、非 環式または環式であってもよい。非環式オレフィンの例としてペンテン、ヘキセ ン、ヘプテン、オクテン、ノネンおよびデセンが挙げられる。環式オレフィンの 例としてシクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオクテン、 シクロノネン、シクロデセンおよびノルボルネンが挙げられる。成分(a2)と して有利には、1分子あたり5〜20個、有利には6〜8個の炭素原子および唯 一の、有利にはα−位のオレフィン系不飽和二重結合を有する分枝または非分枝 の非環式オレフィンを使用する。前記のオレフィンの例として挙げられるのはペ ンテ−1−エン、ヘキセ−1−エン、ヘプテ−1−エン、オクテ−1−エン、ノ ン−1−エンおよびデセ−1−エンである。成分(a2)として特に有利にはヘ キセ−1−エン、ヘプテ−1−エンおよびオクテ−1−エンを使用する。 本発明による水で希釈可能な結合剤を製造するために、混合物(A)20〜9 0重量%、有利には55〜85重量%を、成分(B)9.9〜79.9重量%、 有利には15〜45重量%および成分(C)0.1〜10重量%、有利には1〜 7重量%の存在下でラジカル重合させ、かつ得られた重合生成物を、重合生成物 中に含有されているカルボキシル基の少なくとも20%を中和した後で水中に分 散させる。成分(A)、( B)および(C)の重量%の記載の和は常に100重量%である。 成分(B)および(C)の存在下での混合物(A)の重合は塊状、水性エマル ジョンまたは有機溶剤1種ないしは有機溶剤からなる混合物中で実施することが できる。重合を有利には有機溶剤1種または有機溶剤からなる混合物中で、特に 沸点範囲120〜200、有利には135〜190℃を有する非極性溶剤中で、 重合温度120〜200℃、有利には130〜160℃で実施する。 成分(C)として、原則として全ての公知のラジカル形成剤を使用することが できる。有利には、重合温度で15〜180分の半減期を有するようなラジカル 形成剤を使用する。使用可能なラジカル形成剤の例として以下のものが挙げられ る:ジアルキルペルオキシド、例えばジクミルペルオキシドおよびジ−t−ブチ ルペルオキシド、ペルオキシエステル、例えばt−ブチルペルオキシベンゾエー ト、t−ブチルペルオキシオクタノエート、t−ブチルペルオキシアセテートお よびt−ブチルペルオキシイソブチレート、ジアシルペルオキシド、例えばベン ゾイルペルオキシドおよびアセチルペルオキシド、ならびにアゾ化合物、例えば アゾ−ビス−(イソブチロニトリル)。成分(C)として特に有利にはジ−t− ブチルペルオキシド、t−ブチルペルエチルヘキサノエートおよびt−ブチルペ ルアセテートを使用する。 重合生成物の中和のために有利には有機アミン、特に第3アミン、例えばジメ チルエタノールアミンを使用する。 本発明による結合剤を使用して、当業者に周知の方法により水性塗料を製造す ることができ、該塗料をプラスチック、特にポリプロピレンないしはプロピレン と共重合可能なモノマー、例えばエチレンとからなるコポリマーをベースとする プラスチックの下塗りまたは単層の塗装に使用することができ、かつこれと共に 前処理した、および前処理していないプラスチック支持体上に極めて良好に付着 する塗膜を製造することができる。本発明による結合剤を「ベースコート−クリ アコート(basecoat-clearcoat)」タイプの多層の塗装の製造のために使用する ことも可能である。 本発明による結合剤を使用して製造される水性塗料は、本発明による結合剤以 外に、またさらに別の相容性のあるプラスチック樹脂、例えばポリアクリレート 樹脂、ポリエステル樹脂およびポリウレタン樹脂(例えばドイツ国特許出願公開 第4239695号明細書を参照のこと)および架橋剤、例えばアミノ樹脂およ び/または場合によりブロックされたポリイソシアネートを含有していてもよい 。非ブロックポリイソシアネートを使用する際には通常、水性塗料を2成分系と して貯蔵することは有利である。 本発明による結合剤を使用して製造される水性塗料は顔料ないしは充填剤を使 用しなくても、使用しても調製することができる。これらはまた極めて薄い膜( 5〜10μm)で塗布してもよい。 本発明による結合剤を使用して製造される水性塗料は塗布可能な状態で通常、 水30〜80、有利には45〜70重量%、有機溶剤0〜50、有利には0〜1 0重量%、本発明による結合剤6〜70、有利には15〜45重量%、顔料およ び/または充填剤0〜40、有利には0〜25重量%およびその他の添加剤、例 えば触媒、粘稠剤、流展剤など0〜10重量%を含有しており、この場合重量% の記載は、塗布可能な状態での(つまり例えば噴霧粘度での)塗料の全製剤に対 するものである。 本発明による結合剤を使用して製造される水性塗料はプラスチック、例えばA BS、AMMA、ASA、CA、CAB、EP、UF、CF、MF、MPF、P F、PAN、PA、PC、PE、HDPE、LDPE、PETP、PMMA、P P、PS、SB、PUR、PVC、RF、SAN、PP−EPDM、およびUP (DIN7728T1による略称)、有利にはポリオレフィン、例えばポリプロ ピレンおよびポリプロピレン−EPDMを下塗りするか、または単層で塗装する ことができる。塗装するべきプラスチックはもちろんポリマーブレンド、変性し たプラスチックまたは繊維 強化プラスチックであってもよい。本発明による水性塗料で下塗りしたプラスチ ックは問題なく、例えばベースコート−クリアコートタイプの単層の単色塗装ま たはメタリック塗装または2層の単色塗装またはメタリック塗装で上塗りするこ とができる。 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。この場合、全ての部はその 他の記載がない限り重量部である。 1.本発明による結合剤の水性分散液の製造 沸点範囲165℃〜185℃を有する芳香族溶剤からなる混合物(SHELLSOL(R ) A)300.0部およびプロピレンとヘキシレン(ヘキセ−1−エン)からなる 、重量平均分子量10000g/モルを有するランダムコポリマー150.0部 を、撹拌機、還流冷却器、モノマー供給管および開始剤供給管を有するステンレ ススチール製の重合用容器に秤量し、かつ115℃に加熱した。該混合物を該温 度で1時間撹拌した。その後t−ブチルペルエチルヘキサノエート36.0部と SHELLSOL(R)A46.5部とからなる混合物を5時間で一定の速度で均質な混合物 に滴加し、その際に反応混合物中の温度を115℃に維持する。t−ブチルペル エチルヘキサノエート溶液の添加の開始から30分後に、ブチルメタクリレート 160.8部、メチルメタクリレート162部、シクロヘキシルメタクリレート 168部およびメタクリル酸91.8部からなる混合 物を4時間で添加する。開始剤供給の終了後にさらに2時間、後重合させる。次 いで非揮発性成分95重量%の含量を有する樹脂溶液が得られるまで溶剤を留去 する。引き続き該溶液をブチルアセテート98/100で非揮発性成分の含量が 50重量%になるまで希釈し、かつ110℃に冷却する。引き続き該溶液にジメ チルエタノールアミン44.9部を添加し、かつ30分撹拌する。引き続き80 ℃で脱イオン水1834.0部を撹拌下に添加する。このようにして得られた水 性分散液から最終的に、残留溶剤含量が5重量%より低くなるまで有機溶剤を留 去する。このようにして得られた水性分散液は非揮発性成分30重量%(1h/ 130℃)、酸価40およびpH値8.2を有する。 2.PP/EPDMからなる支持体を下塗するための、1.により製造した水性 分散液の使用 1.により製造した水性結合剤分散液を脱イオン水で粘度25sec(DIN 4−カップ)になるまで希釈し、かつ23℃および相対空気湿度60%で、噴霧 圧力4〜5バールで、予めイソプロパノールに浸したペーパータオルで拭いたP P/EPDM試験パネル(KELTAN TP 0550,DSM)に、乾燥塗膜厚が5μmとなる ように塗布した。該塗膜を23℃で10分乾燥させる。引き続き溶剤を含有する メタリック下塗りを前記の条件下で乾燥塗膜厚15μmで塗布する。23℃で5 分のフラッシュオフタイムの後に溶剤を含有する2成 分クリアラッカーを前記の条件下で乾燥塗膜厚40μmで塗布する。23℃で1 5分間のフラッシュオフタイムの後で全ての塗装をオーブン温度120℃で45 分間、焼き付ける。このようにして製造した塗装は極めて良好に支持体上に付着 する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水で希釈可能な結合剤において、該結合剤を、 (A)(a1)アクリル酸、メタクリル酸またはアクリル酸とメタクリル酸との 混合物3〜50重量%および (a2)(a1)とは異なるエチレン性不飽和モノマー1種または前記の エチレン性不飽和モノマーからなる混合物50〜97重量% からなる混合物20〜90重量%を、 (B)(b1)プロピレン1〜99重量%、 (b2)イソプレンを除いて、1分子あたり5〜20個、有利には6〜8 個の炭素原子を有し、(b1)と共重合可能な少なくとも1種のオレフィン1〜 99重量%および (b3)エチレンおよび/またはブチレン0〜50重量% からなるハロゲン不含のコポリマー1種または前記のコポリマーからなる 混合物9.9〜79.9重量%および (C)ラジカル形成剤1種またはラジカル形成剤からなる混合物0.1〜10重 量% の存在下でラジカル重合させ、かつ重合生成物中に含 有されているカルボキシル基の少なくとも20%を中和した後で得られた重合生 成物を水中に分散させ、その際に成分(A)、(B)および(C)ならびに(a 1)および(a2)ならびに(b1)、(b1)および(b3)の重量%の記載 の和がその都度常に100重量%となり、かつ(a1)と(a2)とからなる混 合物の単独の重合の際に、 ガラス転移温度0〜150℃を有し、 以下の官能基:−COOH、−OH、−NR3、−CN、−CONH2、−C O−、−NHCONH−、−OCONH−、−OPO3H、−OSO3H、−R− O−R−(その際Rは有機基を表す)の1種以上を0.04〜1.0ミリ当量有 し、かつ 0〜50重量%までが、1〜12個の炭素原子を有する少なくとも1種のアル キル基で置換されていてもよい以下の脂環式基:シクロペンチル基、シクロヘキ シル基、ペルヒドロナフチル基、ペルヒドロアントラシル基、ペルヒドロフェナ ントリル基、アダマンチル基、イソボルニル基、ビシクロヘキシル基、ビシクロ ヘプチル基、ビシクロオクチル基、ビシクロノニル基、ビシクロデシル基、ビシ クロウンデシル基およびビシクロドデシル基の1種以上からなる ポリマーが得られるように(a1)と(a2)とからなる混合物の組成を選択す ることにより製造できることを特徴とする、水で希釈可能な結合剤。 2.成分(A)を55〜85重量%の量で使用する、請求項1記載の水で希釈 可能な結合剤。 3.成分(a1)を5〜15重量%の量で使用する、請求項1または2記載の 水で希釈可能な結合剤。 4.成分(a2)を85〜95重量%の量で使用する、請求項1から3までの いずれか1項記載の水で希釈可能な結合剤。 5.成分(B)を15〜45重量%の量で使用する、請求項1から4までのい ずれか1項記載の水で希釈可能な結合剤。 6.成分(C)を1〜7重量%の量で使用する、請求項1から5までのいずれ か1項記載の水で希釈可能な結合剤。 7.(a1)と(a2)とからなる混合物の単独の重合の際に、 ガラス転移温度10〜80℃を有し、 以下の官能基:−COOH、−CN、−CNH2および−R−O−R−の1種 以上を0.1〜0.5ミリ当量含有し、かつ 5〜25重量%までが、シクロヘキシル基またはイソボルニル基またはこれら の基からなる混合物からなる、 ポリマーが得られるように(a1)と(a2)とからなる混合物の組成を選択す る、請求項1から6までのいずれか1項記載の水で希釈可能な結合剤。 8.請求項1から7までのいずれか1項記載の水で希釈可能な結合剤を少なく とも1種含有することを特徴とする水性塗料。 9.水性塗料をプラスチック支持体に塗布する、プラスチック製支持体の下塗 りまたは単層の塗装の方法において、請求項1から8までのいずれか1項記載の 水性塗料をプラスチック支持体に塗布することを特徴とする、プラスチック製支 持体の下塗りまたは単層の塗装の方法。 10.プラスチック支持体がポリプロピレンからなる、請求項9記載の方法。
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