【発明の詳細な説明】
ブリーチを含有したスプレーしうる液体またはゲル洗剤組成物
技術分野
本発明は液体またはゲル洗剤の分野に関するものである。更に詳しくは、本発
明は高いクリーニング性、例えばプラスチック、布帛および他の基材で改善され
た汚れ除去性を示す、スプレーしうる液体洗剤に関する。これらのクリーニング
組成物は、液体またはゲル洗剤処方物中で安定化された漂白剤、好ましくはジア
シルペルオキシドを含んでいる。
発明の背景
特にその目的向けにデザインされた、家庭または施設で食器具(即ち、ガラス
食器、陶磁器、銀食器、プラスチックなど)またはキッチン用品を洗浄するため
に用いられる洗剤は、ずっと前から知られている。70年代の皿洗いは、参考の
ため本明細書に組み込まれる、Mizuno,the Surfactant Science Series,Vol.5,P
art III,Ed.W.G.Cutler and R.C.Davis,Marcel Dekker,N.Y.,1973でみられる。
食器具を洗って、それを衛生的な、特に汚れ、残留物のない状態にしておける特
別な要求が、それに関与する技術本体が他のクレンジング製品技術とは全く異な
るとして今は認識されているほど多くの具体的な組成物を生み出している。加え
て、布帛クリーニングに関与する技術本体には限りがなく、汚れ除去用にデザイ
ンされた多くの処方物を包含し、多くはブリーチを含有している。
しかしながら、消費者は典型的なキッチン用品の表面および布帛を含めた様々
な基材で汚れ除去に関する問題を体験し続けている。特に、業者は疎水性および
親水性双方の汚れを除去する洗剤を処方する上で難しさを経験している。典型的
には汚れ除去の場合、業者は塩素ブリーチまたは過酸化水素源とブリーチアクチ
ベーターに依存していた。
多くの物質が有効なブリーチアクチベーターとして当業界で開示されている。
1つの汎用されているブリーチアクチベーターはテトラアセチルエチレンジアミ
ン(TAED)である。TAEDは特に飲料汚れで有効な親水性クリーニングを
行うが、黒ずんだしみおよび体汚れには限定的な性能を有するだけであった。も
う1つのタイプのアクチベーター、例えば長鎖アルキル部分を通常有するノナノ
イルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)および他のアクチベーターは性質
が疎水性であり、黒ずんだしみに対して優れた性能を発揮する。
TAEDおよびNOBSのようなブリーチアクチベーターの組合せは、親水性
および疎水性双方の汚れおよびしみに対してうまく働く有効な洗剤組成物を作り
出すようである。しかしながら、TAEDを含めて、これまでに開発された親水
性アクチベーターの多くは、特に60℃以下の洗濯液温度で、限定された効力を
有することがわかつた。双方のタイプの汚れに有効な消費製品の開発に際するも
う1つの考慮事項は、2種以上のブリーチアクチベーターの含有に伴う追加コス
トである。したがって、それほど高価でないタイプの親水性ブリーチアクチベー
ターをみつけることは、漂白系の製造業者にとり実質的な関心事である。
塩素ブリーチはしみおよび/または汚れ除去に有効である。塩素ブリーチは非
常に有効なクリーニング剤であるが、それは様々な洗剤成分と適合せずに、ブリ
ーチと汚れた基材とが汚れ除去を確実にするために接触し続けねばならない長々
とした浸漬時間を要する。
もう1つの公知の漂白源はジアシルペルオキシド(DAP)である。DAPは
洗濯および抗アクネ分野向けに開示されてきたが、それらは液体または自動皿洗
い洗剤分野で限定的に成功したにすぎない。洗濯分野において、あるジアシルペ
ルオキシドは繊維物質からティーのしみを洗い落とす上で有益として開示されて
いる。DAPはプラスチックで汚れ除去性能を改善しうることがここに発見され
たのである。
業者が直面するもう1つの問題は、特に液体製品における、漂白剤および他の
個別成分の経時的な安定性である。これはアルカリ条件下でジアシルペルオキシ
ドに特に当てはまる。
上記問題の結果として、液体処方にとり安定かつ有効であって、汚れを除去す
る上で要する浸漬時間がかなり減った漂白系を開発するために、実質的な量のリ
サーチがあった。
本発明によると、ある漂白剤は、界面活性剤およびクレー増粘剤と組み合わさ
れたときに、安定であって、非常にうまく汚れに働き、製造が比較的安価にすむ
という追加効果を有することが発見されたのである。したがって、本発明は、低
温で、混合された汚れものの、特に疎水性および親水性汚れの混合条件下で、効
率的および効果的に働く、安価な漂白系について、長年にわたるニーズを解決し
ている。
本発明で提供される新規の洗剤組成物は、プラスチック食器、ガラス、木、布
帛およびその他多くの公知基材から、消費者にいやがられる汚れ、特にティー、
フルーツジュースおよびカロチノイド汚れを落とす性質を有している。その組成
物は、汚れ除去効果に加えて、他のクリーニング効果、例えば脱臭および消毒も
有している。スプレーしうる液体またはスプレーしうるゲル洗剤組成物は、様々
な基材で広範囲の汚れの強力なクリーニングを行いながら、安定でマイルドな製
品マトリックスの利点を留めている。発明の要旨
本発明は、重量で:
(a)約0.1〜約60%、好ましくは0.1〜約40%、更に好ましくは約
0.3〜約10%の、以下からなる群より選択される漂白剤:
i)下記一般式を有するジアシルペルオキシド:
RC(O)OO(O)CR1
(上記式中RおよびR1は同一でもまたは異なっていてもよく、ヒドロ
カルビルであって、好ましくは1以下は炭素原子10より長いヒドロカルビル鎖
であり、更に好ましくは少くとも1つは芳香族核を有している)
ii)過酸化水素源
iii)過酸化水素源およびブリーチアクチベーター
iv)塩素ブリーチ、好ましくはハイポクロライト、および
v)それらの混合物
(b)0〜約95%の溶媒
(c)0〜約50%、好ましくは約2〜約45%、更に好ましくは約8〜約4
0%の界面活性剤、および
(d)0〜約7%、好ましくは約0.5〜約5%、更に好ましくは約0.75
残部の水
を含んでなる、布帛、義歯、外科/医療用品、哺乳瓶、皿、キッチン用品および
/または他の基材から汚れを落とす上で特に有効な、スプレーしうる液体または
ゲル洗剤組成物に関する。
上記組成物は、上記基材を脱臭および消毒する上でも有効である。
汚れ除去および頑固な食品クリーニングの双方を行う組成物では、溶媒は存在
しないことが好ましい。理論に制限されることなく、溶媒の存在はジアシルペル
オキシドを溶解させて、組成物の研磨性を減少させるように作用することがある
と考えられる。そのため、研磨性の頑固な食品クリーニング処方物では、溶媒は
組成物の約4重量%以下、更に好ましくは約2%以下に制限されることが好まし
い。
スプレー組成物では、溶媒は上記漂白剤のいずれと共存していてもよい。しか
しながら、ジアシルペルオキシドが漂白剤として存在するときには、ジアシルペ
ルオキシドを溶解しうる溶媒約2〜約80%を有することが好ましい。適切な溶
媒は、好ましくは、N‐アルキルピロリドン、例えばN‐エチルピロリドン、ジ
アセトンアルコール、アルキルエーテル、環状アルキルケトンおよびそれらの混
合物からなる群より選択される。アミン、エーテルと、低分子量一級および二級
アルコール(約C1‐C6)は、存在しないことが好ましい。理論に制限されるこ
となく、これら化合物の存在は安定性問題を招くことがあると考えられている。
そのため、ジアシルペルオキシドおよび溶媒が本発明の組成物中に存在するとき
には、アミン、エーテルまたは一級もしくは二級アルコールの量は組成物の約5
重量%以下、好ましくは約3%以下に制限されることが、更に好ましい。
本発明は場合により増粘剤を含んでおり、これはクレー増粘剤またはポリカル
ルロース、ガム類とそれらの混合物から選択される。
上記クリーニング組成物は、好ましくは上記基材上にスプレーされる。しみお
よび汚れを落とすか、除去するか、または減少させて、基材を脱臭または消毒す
るために十分な時間(約1分間〜約3時間、更に好ましくは約1〜約2時間)に
わたり、上記組成物を上記基材と接触させておくことが好ましい。
本発明のもう1つの方法では、基材はクリーニング組成物と接触させてから、
しみおよび汚れを落とすか、除去するか、または減少させて、上記基材を脱臭ま
たは消毒するために十分な時間(約1秒間〜約2分間、更に好ましくは約10〜
約45秒間)にわたりマイクロ波処理に付される。マイクロ波処理されるならば
、水も存在すべきである。基材は漂白組成物の適用前または後に水で濡らされる
か、または湿らされる。好ましくは、漂白組成物は水を含んでいる。したがって
、本組成物は組成物の約0.1〜約99.5重量%、更に好ましくは約60〜9
5%、更に一層好ましくは約80〜95%の水を更に含んでいてもよい。
特に別記されないかぎり、本明細書ですべてのパーセンテージおよび割合は重
量により、引用されたすべての文献は参考のため本明細書に組み込まれる。
発明の具体的な説明 定義‐本洗剤組成物は“有効量”または“汚れ除去改善量”の特に定義された
漂白剤を含んでいる。漂白剤の“有効量”または“汚れ除去改善量”とは、基材
、即ち汚れた布帛または汚れた食器からの汚れ(特にティー汚れおよびカロチノ
イド汚れ)除去性をはっきりと改善しうる量のことである。一般的に、この量は
かなり広く変動する。
他の成分‐本組成物中に場合により含有される洗浄成分または添加物には、ク
リーニング性能、クリーニングされる基材の処理を補助または向上させるか、あ
るいは組成物の審美性または製造し易さを改善するようにデザインされた1種以
上の物質がある。本発明の組成物中に、それらの慣用的な業界確立レベルで、通
常組成物の0〜約20%、好ましくは約0.1〜約10%で含有させうる、他の
添加物には、1種以上の加工助剤、カラースペクル(color speckle)、色素、フ
ィラー、ブリーチ安定性酵素、殺菌剤、アルカリ源、水、ヒドロトロープ、安定
剤、香料、溶解剤、キャリアがある。一般的に、本洗剤組成物の製造に用いられ
る物質は、本発明で用いられる必須成分との適合性についてチェックすることが
好ましい。上記組成物は約3〜約13のpHを有している。ジアシルペルオキシ
ドにとり、そのpHは好ましくは約3〜約10、更に好ましくは約3〜約9であ
る。
好ましい態様において、水溶性シリケート(アルカリ性にして、腐食抑制を助
ける上で有用)、分散剤ポリマー(カルシウムおよび/またはマグネシウム塩の
結晶成長を改変および阻止する)、キラント(遷移金属を抑制する)、ビルダー
、例えばクエン酸(カルシウムおよび/またはマグネシウムの抑制に役立ち、緩
衝作用を助ける)およびアルカリ(pHを調整する)のような追加成分が存在す
る。ブリーチ触媒のような追加ブリーチ改善物質も加えてよい。漂白剤 ジアシルペルオキシド漂白種‐本発明の組成物は下記一般式のジアシルペルオ
キシドを含有していることが好ましい:
RC(O)OO(O)CR1
上記式中RおよびR1は同一でもまたは異なっていてもよく、好ましくは1以下
は炭素原子10より長いヒドロカルビル鎖であり、更に好ましくは少くとも1つ
は芳香族核を有している。
適切なジアシルペルオキシドの例は、ジベンゾイルペルオキシド、ベンゾイル
グルアリルペルオキシド、ジアニソイルペルオキシド、ベンゾイルサクシニルペ
ルオキシド、ジ(2‐メチルベンゾイル)ペルオキシド、ジフタロイルペルオキ
シド、ジナフトイルペルオキシド、置換ジナフトイルペルオキシドおよびそれら
の混合物、更に好ましくはジベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、
ジフタロイルペルオキシドおよびそれらの混合物からなる群より選択される。特
に好ましいジアシルペルオキシドはジベンゾイルペルオキシドである。
過酸化水素源‐本発明の組成物は、酸素ブリーチ源、好ましくは過酸化水素源
と、特に選択されたブリーチアクチベーターとを含んでいてもよい。過酸化水素
源は、典型的には、過ホウ酸ナトリウムまたは過炭酸ナトリウムのように、通常
のいかなる過酸化水素放出塩であってもよい。過酸化水素源はKirk Othmer
Review on Bleaching で詳細に例示されており、様々な形の過ホウ酸ナトリウム
および過炭酸ナトリウムと修飾された形とを含む。過酸化水素源の“有効量”と
は、汚れた基材が消費者により洗浄されたときに、過酸化水素源不含組成物と比
較して、汚れた基材からの汚れ(特にティーおよびトマト汚れ)除去性をはっき
りと改善しうる量のことである。
本発明で用いられる好ましい過酸化水素源は、過酸化水素自体を含めて、いか
なる好都合な供給源であってもよい。例えば、ペルボレート、例えば過ホウ酸ナ
トリウム(水和物、好ましくは一または四水和物)、炭酸ナトリウムペルオキシ
ヒドレートまたは対応ペルカーボネート塩、ナトリウムピロホスフェートペルオ
キシヒドレート、尿素ペルオキシヒドレート、または過酸化ナトリウムが、本発
明で使用できる。過ホウ酸ナトリウム一水和物および過炭酸ナトリウムが特に好
ましい。いかなる好都合な過酸化水素源の混合物も使用できる。
もう1つの過酸化水素源は酵素である。例にはリポキシダーゼ、グルコースオ
キシダーゼ、ペルオキシダーゼ、アルコールオキシダーゼおよびそれらの混合物
がある。
ブリーチアクチベーター‐多くの慣用的なブリーチアクチベーターが知られて
いる。例えば、背景の箇所で前記されたアクチベーターと、1990年4月10
日付で発行されたMao らの米国特許第4,915,854号および米国特許第4
,412,934号明細書参照。ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NO
BS)またはアシルラクタムアクチベーターも用いてよく、それとTAEDとの
混合物も使用できる。他の典型的な慣用ブリーチアクチベーターについて米国特
許第4,634,551号明細書も参照。下記式のアミド系ブリーチアクチベー
ター:
R1N(R5)C(O)R2C(O)L または
R1C(O)N(R5)R2C(O)L
(上記式中R1は約6〜約12の炭素原子を有するアルキル基であり、R2は1〜
約6の炭素原子を有するアルキレンであり、R5はH、あるいは約1〜約10の
炭素原子を有するアルキル、アリールまたはアルカリールであり、Lはいずれか
適切な脱離基である)も知られている。上記式のブリーチアクチベーターの例に
は、米国特許第4,634,551号明細書に記載されているような、(6‐オ
クタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6‐ノナンアミドカ
プロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6‐デカンアミドカプロイル)オキ
シベンゼンスルホネートおよびそれらの混合物がある。もう1つのクラスのブリ
ーチアクチベーターは、1990年10月30日付で発行された米国特許第4,
966,723号明細書でHodge らにより開示されたベンゾオキサジンタイプア
クチベーターからなる。更にもう1つのクラスのブリーチアクチベーターには、
アシルラクタムアクチベーター、例えばオクタノイルカプロラクタム、3,5,
5‐トリメチルヘキサノイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラクタム、デカ
ノイルカプロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、オクタノイルバレロラ
クタム、デカノイルバレロラクタム、ウンデセノイルバレロラクタム、ノナノイ
ルバレロラクタム、3,5,5‐トリメチルヘキサノイルバレロラクタム、t‐
ブチルベンゾイルカプロラクタム、t‐ブチルベンゾイルバレロラクタムおよび
それらの混合物がある。本組成物は、場合により、フェニルベンゾエートのよう
なアリールベンゾエート、およびアセチルトリエチルシトレートを含むことがで
きる。
四級置換ブリーチアクチベーター‐本組成物は四級置換ブリーチアクチベータ
ー(QSBA)も含有できる。QSBAは典型的には式E‐〔Z〕n‐C(O)
‐Lを有しており、ここで基Eは“ヘッド”と称され、基Zは“スペーサー”と
称され(nは0または1であり、即ちこの基は存在してもまたは不在であっても
よいが、その存在が通常好ましい)、Lは“脱離基”と
称される。これらの化合物は少くとも1つの四級置換窒素部分を通常有していて
、これはE、ZまたはLに含まれている。更に好ましくは、単一の四級窒素が存
在して、それは基Eまたは基Zに位置する。一般的に、Lは脱離基であって、そ
の対応炭素酸(HL)のpKaは、QSBAの親水性に応じて、通常約5〜約3
0、更に好ましくは約10〜約20である。脱離基のpKaは米国特許第4,2
83,301号明細書で更に示されている。
本発明で好ましいQSBAは水溶性であるが、界面活性剤ミセル中、特にノニ
オン性界面活性剤のミセル中にもある程度分布する傾向を有している。
QSBAに存在しうる四級部分の溶解傾向と脱離基は、参考のため本明細書に
組み込まれる、1985年9月3日付の米国特許第4,539,130号明細書
で更に説明されている。この特許は、四級部分が脱離基Lに存在するQSBAに
ついても例示している。
1975年2月5日付で公開された英国特許第1,382,594号明細書で
は、本発明で使用に適するとわかったQSBAのクラスについて開示している。
これらの化合物において、Zはポリ(メチレン)またはオリゴ(メチレン)部分
であり、即ちスペーサーは脂肪族であって、四級部分はEである。1989年4
月4日付で発行された米国特許第4,818,426号明細書では、本発明で使
用に適したQSBAのもう1つのクラスについて開示している。これらの化合物
は四級炭酸アンモニウムエステルであって、上記式によると、部分Zは炭素原子
を介してEと結合している一方で、リンクしている酸素原子を介してカルボニル
部分と結合している。これらの化合物はこうして四級炭酸アンモニウムエステル
となる。リンクしている酸素原子がZに不在である相同的な化合物も同様に公知
であり、本発明に有用である。例えば、1992年3月3日付で発行された米国
特許第5,093,022号および1990年2月27日付で発行された米国特
許第4,904,406号明細書参照。加えて、QSBAは1993年7月28
日付で公開されたEP552,812A1および1993年5月5日付で公開さ
れたEP540,090A2に記載されている。
塩素ブリーチ‐当業界で典型的に知られているいかなる塩素ブリーチも本発明
で使用に適している。本発明で使用上好ましい塩素ブリーチには、次亜塩素酸ナ
トリウム、次亜塩素酸リチウム、次亜塩素酸カルシウム、塩素化リン酸三ナトリ
ウムおよびそれらの混合物がある。更に詳しい塩素ブリーチについては、Surfac
tant Science Series,Vol.5,Part II,pages 520-26参照。溶媒‐本発明の溶媒は、ジアシルペルオキシドが溶解するタイプである。好ま
しい溶媒は、用いられるジアシルペルオキシドの溶解パラメーター値に基づき選
択される。化合物の溶解パラメーター値は、Polymer Handbookのような文献から
わかる。実験で得られる値が好ましい。溶解パラメーター値が文献でわからない
ならば、その値はRobert F.Fedor's article ″A Method of Estimating Both t
he Solubility Parameters & Molar Volumes of Liquids″(液体の溶解パラメー
ター&モル体積の双方を調べる方法),Polymer Engineering & Science,February
,1974,Vol 14,No.2に記載された方法のうちいずれかを用いて計算することがで
きる。溶解パラメーター値がジアシルペルオキシドで得られたら、ジアシルペル
オキシド溶解パラメーター内に入る溶解パラメーターを有した溶媒が選択される
。
上記溶媒は、好ましくは、N‐アルキルピロリドン、例えばN‐エチルピロリ
ドン、ジアセトンアルコール、長鎖(C6より長い)アルキルエーテル、環状ア
ルキルケトンおよびそれらの混合物からなる群より選択される。アミン、エーテ
ルと、短鎖(C6より短い)一級および二級アルコールは、存在しないことが好
ましい。理論に制限されることなく、これら化合物の存在は安定性問題を招くこ
とがあると考えられている。そのため、ジアシルペルオキシドおよび溶媒が本発
明の組成物中に存在するときには、アミン、エーテルまたは短鎖一級もしくは二
級アルコールの量は組成物の約5重量%以下、好ましくは約3%以下に制限され
ることが、更に好ましい。
界面活性剤‐本発明で有用な界面活性剤の非制限例には、慣用的なC11‐C18
アルキルベンゼンスルホネート(“LAS”)、一級の分岐鎖およびランダムC10
‐C20アルキルサルフェート(“AS”)、式CH3(CH2)x(CHOSO3 -
M+)CH3およびCH3(CH2)y(CHOSO3 -M+)CH2CH3のC10‐C1 8
二級(2,3)アルキルサルフェート(xおよび(y+1)は少くとも約7、
好ましくは少くとも約9の整数であり、Mは水溶性カチオン、特にナトリウムで
ある)、不飽和サルフェート、例えばオレイルサルフェート、C10‐C18アルキ
ルアルコキシサルフェート(“AExS”;特にEO1‐7エトキシサルフェー
ト)、C10‐C18アルキルアルコキシカルボキシレート(特にEO1‐5エトキ
シカルボキシレート)、C10‐C18グリセロールエーテル、C10‐C18アルキル
ポリグリコシドおよびそれらの対応硫酸化ポリグリコシド、およびC12‐C18α
‐スルホン化脂肪酸エステルがある。
所望であれば、慣用的なノニオン性および両性界面活性剤、例えば、いわゆる
狭いピークのアルキルエトキシレートを含めたC12‐C18アルキルエトキシレー
ト(“AE”)、C6‐C12アルキルフェノールアルコキシレート(特にエトキ
シレートおよび混合エトキシ/プロポキシ)、C12‐C18ベタインおよびスルホ
ベタイン(“スルタイン”)なども、全体組成物中に含有させてよい。C10‐C18
N‐アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミドも使用できる。典型例には、C12‐
C18N‐メチルグルカミドがある。WO9,206,154参照。他の糖誘導界
面活性剤には、C10‐C18N‐(3‐メトキシプロピル)グルカミドのようなN
‐アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸アミドがある。N‐プロピル〜N‐ヘキシル
C12‐C18グルカミドは低起泡性のために使用できる。C10‐C20慣用石鹸も用
いてよい。高起泡性が望まれるならば、分岐鎖C10‐C16石鹸も用いてよい。
アニオン性およびノニオン性界面活性剤の混合物が特に有用である。他の慣用的
な有用界面活性剤は標準テキストに掲載されている。
好ましくは、アニオン性界面活性剤も本発明で用いられる。理論に制限される
ことなく、アニオン性界面活性剤の使用は、クリーニング性能と、処理された基
材からの残留ブリーチの除去性との双方を最大にすると考えられている。
本発明で使用に適した界面活性剤のグループの一例は、アルキルエーテルサル
フェート、長鎖(C7以上)アルキルエトキシレート、直鎖アルキルベンゼンス
ルホネート(LAS)、アルキル(エーテル)カルボキシレート、アルキルポリ
グリコシド(APG)およびそれらの混合物からなる群より選択されるものであ
る。
クレー増粘剤‐本発明で好ましいクレータイプは二重層構造を有している。クThe Chemistry and Physics of Clays,Grimshaw,4th ed.,1971,pages 138-155,
Wiley-Interscience 参照。
ブリーチ触媒‐所望であれば、本洗剤組成物は、漂白またはデンプン汚れ除去
性を更に改善するために、触媒または促進剤を追加配合してもよい。いずれか適
切なブリーチ触媒が使用できる。組成物は約0.0001〜約0.1重量%のブ
リーチ触媒を含む。
典型的なブリーチ触媒には、遷移金属錯体、例えば、金属配位結合リガンドが
化学的不安定化に対してかなり抵抗性であって、本クリーニング条件下で金属オ
キシドまたはヒドロキシドを相当程度まで沈降させないようなものがある。この
ような触媒化合物は酵素のような天然化合物の特徴をしばしば有しているが、主
として合成で供される。高度に好ましい促進剤には、例えばコバルト3+触媒、
特に〔Co(NH3)5Cl〕2+、または様々な代替ドナーリガンドを有した
その相当物がある。このような錯体には、1989年3月7日付で発行されたDi
akunらの米国特許第4,810,410号明細書で、洗濯組成物向けとして以前
に開示されたものがある。その活性種は〔Co(NH3)5(OOH)〕2+である
と考えられ、J.Chem.Soc.Faraday Trans.,1994,Vol.90,1105-1114 に開示されて
いる。それに代わる触媒または促進剤はこの文献に開示された非コバルト遷移金
属錯体、特にMo(VI)、Ti(IV)、W(VI)、V(V)およびCr(VI)を
ベースにしたものであるが、別な酸化状態および金属も用いてよい。このような
触媒には米国特許第5,246,621号、米国特許第5,244,594号、
米国特許第5,194,416号、米国特許第5,114,606号明細書と、
EP第549,271A1号、第549,272A1号、第544,440A2
号および第544,490A1号明細書に開示されたマンガンベース触媒がある
;これら触媒の好ましい例には、MnIV 2(μ‐O)3(TACN)2(PF6)2
、MnIII 2(μ‐O)1(μ‐OAc)2(TACN)2(ClO4)2、MnIV 4(
μ‐O)6(TACN)4(ClO4)4、MnIIIMnIV 4(μ‐O)1(μ‐OA
c)2(TACN)2(ClO4)3、MnIV(TACN)(OCH3)3(PF6)
およびそれらの混合物があり、ここでTACNはトリメチル‐1,4,7‐トリ
アザシクロノナンまたは相当する大環である;代わりの金属配位結合リガンドと
単核錯体も可能であり、単金属並びに二および多金属錯体と鉄またはルテニウム
のような代替金属の錯体もすべて本範囲内に属する。他の金属ベースブリーチ触
媒には、米国特許第4,430,243号および米国特許第5,114,611
号明細書に開示されたものがある。漂白を高める上でマンガンと様々な錯体リガ
ンドとの併用も下記米国特許明細書に報告されている:第4,728,455号
;第5,284,944号;第5,246,612号;第5,256,779号
;第5,280,117号;第5,
274,147号;第5,153,161号;第5,227,084号。
遷移金属は、金属の選択、その酸化状態およびリガンドの密度の関数として選
択される適切なドナーリガンドとその場で前錯体形成させても、または錯体形成
させてもよい。本発明に含まれる他の錯体は、1994年3月17日付で出願さ
れた米国出願第08/210,186号のものである。上記遷移金属含有ブリー
チ触媒で他の適切な遷移金属には、鉄、コバルト、ルテニウム、ロジウム、イリ
ジウムおよび銅がある。
ビルダー‐洗剤ビルダーは、ミネラル硬度のコントロールを助ける上で、本組
成物中に場合により含有させることができる。無機および有機ビルダーが使用で
きる。ビルダーは粒状汚れの除去を助けるために布帛洗濯組成物中で典型的に用
いられる。
ビルダーのレベルは組成物の最終用途およびその望ましい物理的形態に応じて
広く変わる。存在するとき、組成物は典型的には少くとも約1%のビルダーを含
んでいる。液体処方物は、典型的には約5〜約50重量%、更に典型的には約5
〜約30%の洗剤ビルダーを含む。しかしながら、それ以下または以上のレベル
のビルダーが排除される意味ではない。
無機またはP含有洗剤ビルダーには、ポリホスフェート(トリポリホスフェー
ト、ピロホスフェートおよびガラス質ポリマーメタホスフェートで例示される)
、ホスホネート、フィチン酸、シリケート、カーボネート(ビカーボネートおよ
びセスキカーボネートを含む)、サルフェートおよびアルミノシリケートのアル
カリ金属、アンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩があるが、それらに
限定されない。
シリケートビルダーの例は、アルカリ金属シリケート、特に1.6:1〜3.
2:1範囲のSiO2:Na2O比を有するものと、1987年5月12日付で発
行されたH.P.Rieck の米国特許第4,664,839号明細書に記載され
た積層ナトリウムシリケートのような積層シリケートである。NaSKS‐6は
Hoechst により販売される結晶積層シリケートの商標名である(一般的に本明細
書では“SKS‐6”と略記される)。NaSKS‐6は、ドイツDE‐A‐3
,417,649およびDE‐A‐3,742,043に記載されたような方法
により製造できる。一般式NaMSixO2x+1・yH2O(Mはナトリウムまたは
水素であり、xは1.9〜4、好ましくは2の数であり、yは0〜20の数であ
る)を有するような他の積層シリケートも本発明で使用できる。Hoechst による
様々な他の積層シリケートには、α、βおよびγ形としてNaSKS‐5、Na
SKS‐7およびNaSKS‐11がある。
カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日付で公開されたドイツ
特許出願第2,321,001号明細書に開示されたようなアルカリ土類および
アルカリ金属カーボネートである。
アルミノシリケートビルダーも本発明で有用である。アルミノシリケートビル
ダーには下記実験式を有するものがある:
Mz〔(zAlO2)y〕・xH2O
上記式中zおよびyは少くとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約0
.5の範囲であり、xは約15〜約264の整数である。
有用なアルミノシリケートイオン交換物質が市販されている。アルミノシリケ
ートイオン交換物質の製造方法は、1976年10月12日付で発行されたKrum
mel らの米国特許第3,985,669号明細書に開示されている。本発明で有
用な好ましい合成結晶アルミノシリケートイオン交換物質はゼオライトA、ゼオ
ライトP(B)、ゼオライトMAPおよびゼオライトXという名称で市販されて
いる。特に好ましい態様において、結晶アルミノシリケートイオン交換物質は下
記式を有している:
Na12〔(AlO2)12(SiO2)12〕・xH2O
上記式中xは約20〜約30、特に約27である。この物質はゼオライトAとし
て知られている。脱水ゼオライト(x=0〜10)も本発明で使用できる。好ま
しくは、アルミノシリケートは直径約0.1〜10ミクロンの粒度を有する。
本発明の目的に適した有機洗剤ビルダーには様々なポリカルボキシレート化合
物があるが、それらに限定されない。本明細書で用いられる“ポリカルボキシレ
ート”とは、多数のカルボキシレート基、好ましくは少くとも3つのカルボキシ
レートを有した化合物に関する。ポリカルボキシレートビルダーは通常酸形で組
成物に加えられるが、中和塩の形で加えてもよい。塩形で利用される場合には、
ナトリウム、カリウムおよびリチウムのようなアルカリ金属、またはアルカノー
ルアンモニウム塩が好ましい。
ポリカルボキシレートビルダーの中には、様々なカテゴリーの有用な物質が含
まれる。ポリカルボキシレートビルダーの1つの重要なカテゴリーには、196
4年4月7日付で発行されたBergの米国特許第3,128,287号および19
72年1月18日付で発行されたLambertiらの米国特許第3,635,830号
明細書に開示されているような、オキシジサクシネートを含めたエーテルポリカ
ルボキシレートを含む。1987年5月5日付でBushらに発行された米国特許第
4,663,071号の“TMS/TDS”ビルダーも参照。適切なエーテルポ
リカルボキシレートには、米国特許第3,923,679号、第3,835,1
63号、第4,158,635号、第4,120,874号および第4,102
,903号明細書に記載されたような環式化合物、特に脂環式化合物も含む。
他の有用な洗浄ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無
水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,
5‐トリヒドロキシベンゼン‐2,4,6‐トリスルホン酸およびカルボキシメ
チルオキシコハク酸と、エチレンジアミン四酢酸およびニトリロ三酢酸のような
ポリ酢酸の様々なアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩と、メ
リット酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン‐1,3,
5‐トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸およびそれらの可溶性塩
のようなポリカルボキシレートがある。
シトレートビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム塩
)は、再生源からのそれらの利用性とそれらの生分解性のために、液体洗剤処方
で重要なポリカルボキシレートビルダーである。オキシジサクシネートもこのよ
うな組成物および組合せで特に有用である。
本発明の組成物では、1986年1月28日付で発行されたBushの米国特許第
4,566,984号明細書に開示された3,3‐ジカルボキシ‐4‐オキサ‐
1,6‐ヘキサンジオエート類と関連化合物も適している。ラウリルサクシネー
トがこのグループの好ましいビルダーであり、1986年11月5日付で公開さ
れた欧州特許出願第86200690.5/0,200,263号明細書に記載
されている。
他の適切なポリカルボキシレートは、1979年3月13日付で発行されたCr
utchfield らの米国特許第4,144,226号および1967年3月7日付で
発行されたDiehl の米国特許第3,308,067号明細書に開示されている。
Diehl の米国特許第3,723,322号明細書も参照。
脂肪酸、例えばC12‐C18モノカルボン酸も単独で、あるいは追加ビルダー活
性を与えるために前記ビルダー、特にシトレートおよび/またはサクシネートビ
ルダーと組合せて、組成物中に配合できる。
周知のナトリウムトリポリホスフェート、ナトリウムピロホスフェートおよび
ナトリウムオルトホスフェートのような様々なアルカリ金属ホスフェートが使用
できる。エタン‐1‐ヒドロキシ‐1,1‐ジホスホネートおよび他の公知ホス
ホネートのようなホスホネートビルダー(例えば、米国特許第3,159,58
1号、第3,213,030号、第3,422,021号、第3,400,14
8号および第3,422,137号明細書参照)も使用できる。
酵素‐適切な酵素には、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のようなあら
ゆる適切な起源のプロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ペルオキ
シダーゼおよびそれらの混合物がある。好ましい選択は、pH活性および/また
は至適安定性、熱安定性と、活性ブリーチ、洗剤、ビルダーなどに対する安定性
のようなファクターにより影響される。この点において、細菌アミラーゼおよび
プロテアーゼと真菌セルラーゼのような、細菌または真菌酵素が好ましい。
酵素は“クリーニング有効量”を供給するために十分なレベルで洗剤または洗
剤添加組成物中に通常配合される。“クリーニング有効量”という用語は、食器
などのような基材でクリーニング、しみ取り、汚れ除去、ホワイトニング、脱臭
またはフレッシュさ改善効果を発揮しうる量に関する。現行製品の実際上、本組
成物は0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜1%の市販酵素製品を含む
。プロテアーゼ酵素は、組成物1g当たり0.005〜0.1 Anson単位(AU
)の活性を供給するために十分なレベルで、このような製品中に通常存在する。
プロテアーゼ酵素および類似酵素の製法はNovoのGB1,243,784に記
985年1月9日付のEP130,756Aに開示されているようなプロテアー
ゼA、1987年4月28日付のEP303,761Aおよび1985年1月9
日付のEP130,756Aに開示されているようなプロテアーゼBがある。
NovoのWO9318140Aに記載されたBacillus sp.NCIMB 40338 からの高p
Hプロテアーゼも参照。プロテアーゼ、1種以上の他の酵素および可逆的プロテ
アーゼインヒビターを含んだ酵素洗剤は、NovoのWO9203529Aに記載さ
れている。他の好ましいプロテアーゼには、Procter & GambleのWO95105
91Aのものがある。所望であれば、Procter & GambleのWO9507791
に記載されたような、低い吸着性と高い加水分解性を有したプロテアーゼも市販
されている。本発明に適した洗剤向けの組換えトリプシン様プロテアーゼは、No
voのWO9425583に記載されている。
限定されないが、特に自動皿洗い目的に適したアミラーゼには、例えばNovoの
素の工学処理が知られている。例えば、J.Biological Chem.,Vol.260,No.11,
June 1985,pp.6518-6521 参照。好ましいアミラーゼには、(a)1994年2
月3日付Novoの前記WO9402597によるアミラーゼがある。他のアミラー
ゼにはWO9510603Aに記載されたような直親に追加修飾を有する変種が
安定性増強アミラーゼには、Genencor lnternationalのWO9418314およ
びNovoのWO9402597に記載されたものがある。
本発明で使用できるセルラーゼには、1984年3月6日付Barbesgoard らの
米国特許第4,435,307号明細書に開示されたものがある。適切なセルラ
ーゼは、GB‐A‐2,075,028、GB‐A‐2,095,275および
に有用である。NovoのWO9117243も参照。
洗剤用に適したリパーゼ酵素には、GB1,372,034に開示された、Ps
eudomonas stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas 属の微生物に
より産生されるものがある。1978年2月24日付で公開された日本特許出願
第53/20487号のリパーゼも参照。他の適切な市販リパーゼには、Amano-
CES、リパーゼ ex Chromobacter viscosum、例えば日本、田方の東洋醸造社から
のChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB 3673;USAのU.S.
Biochemical Corp.およびオランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosu
m リパーゼ;リパーゼ ex Pseudomonas gladioliがある。Humicola lanuginosaが本発明で使用上好ましいリパーゼである。ペルオキシダーゼ酵素に対して安定
化されたリパーゼおよびアミラーゼ変種は、NovoのWO9414951Aに記載
されている。WO9205249およびRD94359044も参照。
本発明で使用に適したクチナーゼ酵素は、GenencorのWO8809367Aに
記載されている。
ペルオキシダーゼ酵素は、“溶液漂白”に、あるいは洗浄中に基材から落ちた
染料または顔料が洗浄液中に存在する他の基材に移動することを防ぐために、酸
素源、例えばペルカーボネート、ペルボレート、過酸化水素などと組合せて用い
られる。公知のペルオキシダーゼには、西洋ワサビペルオキシダーゼ、リグニナ
ーゼとクロロまたはブロモペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼがあ
る。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、1989年10月19日付NovoのWO
89099813AおよびNovoのWO8909813Aに開示されている。
様々な酵素物質と合成洗剤組成物中へのそれらの配合手段も、Genencor Inter
national のWO9307263AおよびWO9307260A、NovoのWO8
908694Aと、1971年1月5日付McCarty らの米国特許第3,553,
139号明細書に開示されている。酵素は、1978年7月18日付Placeらの
米国特許第4,101,457号および1985年3月26日付Hughesの米国特
許第4,507,219号明細書でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有
用な酵素物質とこのような処方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日
付Horaらの米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤で有
用な酵素は様々な技術で安定化させることができる。酵素安定化技術は、197
1年8月17日付Gedge らの米国特許第3,600,319号、1986
年10月29日付Venegas のEP199,405およびEP200,586に開
示および例示されている。酵素安定化系も、例えば米国特許第3,519,57
0号明細書に記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラーゼを
出す有用なBacillus sp.AC13は、NovoのWO9401532Aに記載されて
いる。
酵素安定化系‐酵素含有の、限定されないが、液体組成物は、約0.001〜
約10重量%、好ましくは約0.005〜約8%、最も好ましくは約0.01〜
約6%の酵素安定化系も含んでいてよい。このような安定化系は、例えばカルシ
ウムイオン、ホウ酸、プロピレングリコール、短鎖カルボン酸、ボロニン酸およ
びそれらの混合物を含むことができ、洗剤組成物のタイプおよび物理的形態に応
じて異なる安定化問題を扱うようにデザインされる。ボレート安定剤の説明につ
いては、Seversonの米国特許第4,537,706号明細書参照。
安定化系は、0〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約6%の塩素ブリー
チスカベンジャーを更に含んでいてもよく、これは多くの給水中に存在する塩素
ブリーチ種が特にアルカリ条件下で酵素を攻撃および不活化することから防ぐた
めに加えられる。適切な塩素スカベンジャーアニオンは広く知られていて、容易
に入手でき、使用されるならば、アンモニウムカチオンをサルファイト、ビサル
ファイト、チオサルファイト、チオサルフェート、ヨージドなどで含んだ塩があ
る。酸化防止剤、例えばカルバメート、アスコルベートなど、有機アミン、例え
ばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)またはそのアルカリ金属塩、モノエタノ
ールアミン(MEA)とそれらの混合物も同様に用いてよい。他の慣用的なスカ
ベンジヤー、例えばビサルフェート、ニトレート、クロリド、過酸化水素源、例
えば過ホウ酸ナトリウム四水和物、過ホウ酸ナトリウム一水和物および過炭酸ナ
トリウムと、ホスフェート、縮合ホスフェート、アセテート、ベンゾエート、シ
トレート、ホルメート、ラクテート、マレート、タートレート、サリチレートな
どおよびそれらの混合物も、所望であれば使用できる。
物質ケア剤‐本組成物は、腐食抑制剤および/または曇り防止助剤として、シ
リケートのような1種以上の物質ケア剤を場合により含有していてもよい。物質
ケア剤は、電気メッキ洋銀および純銀が平らな家庭食器に一般的な国で、または
アルミニウム保護に関心があって、組成物でシリケートが少ない場合に、特に好
ましい。物質ケア剤には、ビスマス塩、遷移金属塩、例えばマンガンの塩、ある
タイプのパラフィン、トリアゾール、ピラゾール、チオール、メルカプタン類、
アルミニウム脂肪酸塩とそれらの混合物があり、好ましくは低レベルで、例えば
組成物の約0.01〜約5%で配合される。好ましいパラフィン油は、
〜約50、更に好ましくは約25〜約45の炭素原子を含んだ、約32〜68の
環式対非環式炭化水素の比率の、主に分岐した脂肪族炭化水素である。Bi(N
O3)3も加えてよい。他の腐食抑制剤は、ベンゾトリアゾール、チオール類、例
えばチオナフトールおよびチオアントラノールと、微細アルミニウム脂肪酸塩で
例示される。すべてのこのような物質は、ガラス食器で汚点もしくは皮膜を生じ
たり、または組成物の漂白作用を損なうことのないように、賢明に判断した上で
通常用いられる。こうした理由から、かなり強いブリーチ反応性であるかまたは
一般的な脂肪カルボン酸であって、カルシウムで沈降するメルカプタン曇り防止
剤なしに、処方することが好ましい。
キレート化剤‐本洗剤組成物は、1種以上の鉄および/またはマンガンキレー
ト化剤も場合により含有していてよい。このようなキレート化剤は、すべて以下
に記載されているようなアミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能
性置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物からなる群より選択できる。
任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートには、エチレンジア
ミン四酢酸、N‐ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、
エチレンジアミン四プロピオン酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジエチレ
ントリアミン五酢酸、エタノールジグリシン、それらのアルカリ金属、アンモニ
ウム、置換アンモニウム塩およびそれらの混合物がある。
多官能性置換芳香族キレート化剤も本組成物で有用である。1974年5月2
1日付で発行されたConnorらの米国特許第3,812,044号明細書参照。こ
のタイプの好ましい化合物は、酸形の場合、1,2‐ジヒドロキシ‐3,5‐ジ
スルホベンゼンのようなジヒドロキシジスルホベンゼンである。本発明で使用上
好ましい生分解性キレーターは、1987年11月3日付 HartmanおよびPerkin
s の米国特許第4,704,233号明細書に記載されたようなエチレンジアミ
ン二コハク酸(“EDDS”)、特に〔S,S〕異性体である。
利用されるならば、これらのキレート化剤は、通常、本洗剤組成物の約0.1
〜約10重量%である。更に好ましくは、利用されるならば、キレート化剤はこ
のような組成物の約0.1〜約3.0重量%である。
ポリマー分散剤‐ポリマー分散剤は、特にゼオライトおよび/または積層シリ
ケートビルダーの存在下において、本組成物中約0.1〜約7重量%のレベルで
有利に利用することができる。適切なポリマー分散剤にはポリマーポリカルボキ
シレートおよびポリエチレングリコールがあるが、当業界で知られるその他のも
のも使用できる。理論に制限されるつもりはなく、ポリマー分散剤は、結晶成長
抑制、粒状汚れ放出解膠および再付着防止により、他のビルダー(低分子量ポリ
カルボキシレートを含む)と併用されたときに、全体的洗剤ビルダー性能を高め
ると考えられる。
増白剤‐当業界で知られるいかなる蛍光増白剤、あるいは他の増白またはホワ
イトニング剤も、典型的には約0.05〜約1.2重量%のレベルで本洗剤組成
物中に配合できる。本発明で有用な市販蛍光増白剤は、必ずしも限定されないが
、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン類、ジベン
ゾ
チオフェン‐5,5‐ジオキシド、アゾール類、5および6員環式ヘテロ環と他
の様々な物質の誘導体を含めた、サブグループに分類できる。このような増白剤
の例は″The Production and Application of Fluorescent Brightening Agents
″,M.Zahradnik,John Wiley & Sons 発行,New York(1982)に開示されている。
ポリマー汚れ放出剤‐当業者に知られるいかなるポリマー汚れ放出剤も、本発
明の組成物およびプロセスに場合により用いられる。ポリマー汚れ放出剤は、ポ
リエステルおよびナイロンのような疎水性繊維の表面を親水性にする親水性セグ
メントと、疎水性繊維上に沈着して、洗浄およびすすぎサイクルの完了後もそれ
に付着し続けることで、親水性セグメントのアンカーとして働く疎水性セグメン
トとを双方有することにより特徴付けられる。これによれば、汚れ放出剤での処
理後に生じる汚れを、後の洗浄操作で更に容易に洗い落とせる。利用されるなら
ば、汚れ放出剤は、通常、本洗剤組成物の約0.01〜約10.0重量%、典型
的には約0.1〜約5%、好ましくは約0.2〜約3.0%である。
ポリマー分散剤‐ポリマー分散剤は、特にゼオライトおよび/または積層シリ
ケートビルダーの存在下において、本組成物中約0.1〜約7重量%のレベルで
有利に利用することができる。適切なポリマー分散剤にはポリマーポリカルボキ
シレートおよびポリエチレングリコールがあるが、当業界で知られるその他のも
のも使用できる。理論に制限されるつもりはなく、ポリマー分散剤は、結晶成長
抑制、粒状汚れ放出解膠および再付着防止により、他のビルダー(低分子量ポリ
カルボキシレートを含む)と併用されたときに、全体的洗剤ビルダー性能を高め
ると考えられる。
マイクロ波‐本発明でマイクロ波処理するとは、上記組成物で処理された上記
基材をマイクロ波電磁線に曝すことを意味する。これは、家庭で用いられるよう
な典型的な電子レンジに基材を入れて、十分な時間にわたりその基材をマイクロ
波処理するなど、いかなる常套手段によってもよい。マイクロ波は約1cm〜
約1m、好ましくは約3〜約30cm、更に好ましくは約11〜約13cmの電
磁線波長を有している。Aust.J.Chem.,1995,48(10),1665-1692,Developments in
Microwave-Assisted Organic Chemistry,Strauss and Trainor 参照。
粒子‐理論に制限されることなく、溶媒の存在はジアシルペルオキシドを溶解
させて、均一な液体組成物を供するように作用すると考えられている。しかしな
がら、小さくて均一である適切な粒子が形成されて、スプレーしうる処方物でも
それらの存在を見込めることがわかった。溶媒は、本発明向けに適した粒子の形
成を助けるように作用する。ジアシルペルオキシド粒子は、剪断ミキシングを含
めたいずれかの既知方法で形成される。本発明向けのジアシル粒子は、大きさが
サブミクロン(0.1)〜約100ミクロンである。好ましい範囲は約1〜約2
0ミクロンである。
プロセスの説明‐ジアシルペルオキシド原料粒子は適切な溶媒(n‐エチルピ
ロリドン)に溶解されて、撹拌しながら処方の残り(主に水、界面活性剤および
増粘剤)に加えられる。この操作はジアシルペルオキシド粒子をその場で沈降さ
せて、大きさが約1〜約20ミクロンの小さくて均一な粒子を分散させる。
その場での粒子製造方法‐Laponite(33g、6%活性)が撹拌しながら水道
水(100g)に分散される。ナトリウムアルキルエトキシサルフェート(14
g、70%活性)がLaponite分散液中に撹拌混入されて、重炭酸ナトリウム(1
g、100%活性)が加えられる。別の容器で、過酸化ベンゾイル(2g、75
%活性)が撹拌しながらN‐エチルピロリドン(10g、100%活性)に溶解
される。次いでこの過酸化ベンゾイルは撹拌しながらLaponiteおよび界面活性剤
溶液中に注がれる。その混合液は直ちに曇り出して、10〜50ミクロン過酸化
ベンゾイル粒子の均一分散液となる。製品/説明‐本発明は、本クリーニング組成物を含有したパッケージに、ある
いは該クリーニング組成物の販売または使用に関連した他の形の広告で、該クリ
ーニング組成物の使用説明を加えることも包含する。説明は消費製品製造または
供給会社で典型的に用いられるいずれかの手法により加えられる。例として、組
成物を入れた容器に付されるラベル;容器に添付されているかまたは購入時に添
えるシート;あるいはクリーニング組成物の購入または使用に際する広告、実演
および/または他の書面もしくは口答説明で説明を加える。
特に、説明には、マイクロ波に関連したクリーニング組成物の使用の説明を加
える。説明では、例えば、マイクロ波処理時間の長さ;マイクロ波処理に勧めら
れるセッテイング;浸漬またはこすりつけが基材に適するならば、基材に適用さ
れる処理組成物の推奨量;もしあるとすれば、処理前後に基材に適用される水の
推奨量;マイクロ波適用を伴う他の推奨処理に関する情報を更に含める。
製品には本発明の洗剤組成物と洗剤組成物の使用説明とを含んでいて、その説
明には
a)(製品中の、または別に供給される)水の存在下で基材を上記洗剤組成物
と接触させ、および
b)上記基材を有効に処理するために十分な時間にわたり上記基材をマイクロ
波に付す
ステップを含んでいる。例I セラミックおよびプラスチックカップ、ボウルなどを、電子レンジにおいて消
費物関連条件下でトマトソースおよび/またはティーを加熱することにより汚す
。
汚れものを、典型的な家庭洗浄条件下で、市販の慣用的な軽質液体皿洗い洗剤で
洗浄する。対象はトマトおよびティーで汚れたままである。十分量の新規ブリー
チ/洗剤組成物を、汚れものが組成物で均一にコートされるまで、汚れものに適
用する。処理されたものを典型的な家庭用電子レンジに入れ、高くセットして3
0〜45秒間マイクロ波処理する。次いでそれをすすぎ洗う。除去率は汚れたコ
ントロールおよびきれいなコントロールとの比較に基づき視覚的に評価する。例
からわかるように、漂白剤の入っていないAでは乏しい汚れ除去能を有している
。界面活性剤の入った例Cは、溶媒の入っていない例Bよりも改善された汚れ除
去能を有している。
頑固な食品クリーニングの場合‐セラミックおよびプラスチックカップ、ボウ
ルなどを、電子レンジにおいて消費者関連条件下でラザーニャおよび卵を加熱す
ることにより汚す。汚れものを、典型的な家庭洗浄条件下で、市販の慣用的な軽
質液体皿洗い洗剤で洗浄する。対象はトマトおよび卵で汚れたままであり、焦げ
付いた食品粒子を有している。十分量の新規ブリーチ/洗剤組成物を、汚れもの
が組成物で均一にコートされるまで、汚れものに適用する。処理されたものを典
型的な家庭用電子レンジに入れ、高くセットして30〜45秒間マイクロ波処理
する。次いでそれをすすぎ洗う。除去率は汚れたコントロールおよびきれいなコ
ントロールとの比較に基づき視覚的に評価する。例II 上記処方の汚れ除去能およびペルオキシド安定性が、1日、1週間および3週
間後に示されている。わかるように、アミンオキシドの存在は組成物の安定性に
悪影響を与えている。例III 過酸化ベンゾイルはAに溶解するが、Bでは溶解しない。
セラミックおよびプラスチックカップ、ボウルなどを、電子レンジにおいて消
費者関連条件下でラザーニャおよび卵を加熱することにより汚す。汚れものを、
典型的な家庭洗浄条件下で、市販の慣用的な軽質液体皿洗い洗剤で洗浄する。対
象はトマトおよび卵で汚れたままであり、焦げ付いた食品粒子を有している。十
分量の新規ブリーチ/洗剤組成物を、汚れものが組成物で均一にコートされるま
で、汚れものに適用する。処理されたものを典型的な家庭用電子レンジに入れ、
高くセットして30〜45秒間マイクロ波処理する。次いでそれをすすぎ洗う。
除去率は汚れたコントロールおよびきれいなコントロールとの比較に基づき視覚
的に評価する。Bの未溶解の過酸化ベンゾイルは、汚れ除去で実質的なロスなし
に、頑固な食品のクリーニング効果を改善する。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG
,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT
,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,
CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F
I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE
,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,
LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M
X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE
,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,
UA,UG,US,UZ,VN,YU