【発明の詳細な説明】
トースタ内で冷凍フレンチフライを加熱するための容器 発明の属する技術分野
本発明は、トースタ内で加熱された物品を支持するための容器に関し、より詳
しくは多数の冷凍フレンチフライを同時に加熱する容器に関する。
発明の背景
フレンチフライは最も人気のあるインスタント食品の1つである。種々様々な
フレンチフライポテト製品が食物サービスおよび家庭用に生産されている。通常
「フレンチフライ」と呼ばれているフレンチフライポテトストリップは、大抵の
ファーストフードレストランで供給される。多くのレストランおよび消費者は、
生のポテトから直接フレンチフライを準備する手順を経るよりも、冷凍されたま
たは部分的に冷蔵されたフライされたストリップ(以下半フライ(par-fried))
からフレンチフライを準備するほうを好む。
半フライのポテトストリップが提供する利点のため、その使用が広く採用され
ている。冷凍半フライポテトストリップの使用に関して認識されているいくつか
の利点は、例えば使用者が正確なコスト、一人前の数、および一人分のコストを
知っていることである。さらに、冷凍半フライポテトを使用すると、貯蔵および
在庫管理が簡単になり、全シーズン一様な品質を保証し、労働および食物を出す
ための準備時間を減らすことができる。
冷凍半フライポテトストリップを再加熱するとき消費者が直面する主な問題点
は、熱い油でフライすることにより仕上げられたフレンチフライの好ましい味覚
および食感を、得ることである。ディープフライによって仕上げられたフレンチ
フライの重要な特徴は、内部の水分性とクラストのかりかり性である。再加熱さ
れた冷凍フライは典型的に、熱い油でフライすることにより仕上げたフレンチフ
ライよりも、堅く、なかなかかみ切れず、乾燥しており滑らかさが劣る。またこ
れらはぐにゃぐにゃして水っぽくなりやすく、かりかりっとしたクラストを有さ
ない。
冷凍フレンチフライを再加熱することは通常、強制空気熱対流オーブン、熱気
衝突オーブン、赤外線放射および熱対流を組み合わせたオーブン、トースタオー
ブン、マイクロ波および熱対流を組み合わせたオーブン、あるいは慣用の家庭用
オーブンで達成される。慣用のトースタは、複数の直立溝およびその各トースタ
の溝の両側に配置された直立した放射ヒータの対を有し、おそらくフレンチフラ
イの両側に加熱エレメントが極めて近接しているため、通常のオーブンよりも速
くフレンチフライを迅速加熱する。しかし慣用のトースタは、狭い直立溝の中に
多数のフライを取り扱うことが困難のため、および再加熱したフライから放出さ
れる著しい量の油の滴のために、冷凍フレンチフライを加熱するのに使用される
とは知られていない。著しい油は、半フライポテトストリップを冷凍する前に、
油で「くるむ」(enrobing)プロセスの結果であり、ディープフライの風味が再
加熱で得られる。
トースタは、最初はパンをトーストするためのものであったが、現在ではワッ
フルや他の冷凍食品を加熱するために使用されている。典型的に、1つの製品が
各トースタの溝内に配置される。従来技術の米国特許第3,410,700号(
Gstohl)は、冷凍ピザを含む使い捨てホイルパッケージをトースタ内に配置する
ことを教示している。このようなパッケージは、放射熱が入ることができかつ蒸
気が出ることができる穿孔を有する。しかし、この従来技術のパッケージは、オ
イルまたはトースタの加熱によって容易には蒸発しない他の流体を含む食品から
の滴を吸収する能力の点で不十分である。またこの従来技術のパッケージは典型
的に同じ容器内に多数の横に並んだ冷凍食品を有さず、容器内の食品の方向は加
熱に影響を及ぼすだろう。
トースタの溝内のスペースは限られているが、トースタのパッケージは、フラ
イが容器内の横に並べて一層の厚さに垂直におかれたときでさえ、相応のサイズ
のフレンチフライを収容する。フレンチフライを並べて縦方向に立てかけるとフ
ライからのオイルの滴が容器の底にフライを伝って均等に流れるのを助ける。ポ
テトストリップは典型的に先の細くなった端を有する。このようなストリップは
生ポテトから軸方向にスライスされ、矩形の断面および先の細くなった端を有す
る。先の細くなった端はポテトの湾曲から生じ、ストリップの端部がポテトの湾
曲した表面に相当する。その先の細くなった端部は、通常華氏約600度(31
5℃)で加熱するトースタ加熱エレメントからの直接放射から保護しなければ、
トースタの加熱中に焦げる傾向がある。そのような保護はその従来技術では教示
していない。
フレンチフライのような冷凍食品に対してトースタ容器を取り扱うとき、使用
者は食品を容器内に入れ、トースタから加熱された容器を取り出し、そして加熱
された容器から食品を取り出す工程に係わる。もし容器が使い捨て可能に設計さ
れていれば、使用者は典型的に容器内に食品を立てかけることには関与しない。
しかし、使い捨て可能な容器または再利用可能な容器の状態で、使用者は加熱さ
れた容器を手で扱うことに直面する。もし容器が電気的に伝導性あれば、欠陥の
あるトースタから電気ショックを避ける必要がある。従来技術は複雑な取り扱い
機構を示唆するが、欠けていることは、容器材料と一体になっているか、単に持
上げタブとして働くという容器を手で扱うための簡単な手段である。
発明の要旨
本発明の一態様において、トースタ内の冷凍フレンチフライを加熱する容器は
、慣用のトースタの垂直溝内に取り出し可能にはめ込まれ、トースタの加熱サイ
クル中にトースタによって支持されるように適合した直立構造体を備えている。
この直立構造体は閉口底部に連続した前部および後部を有する。前部および後部
は側縁と、トースタからの熱を容器内に位置する冷凍フレンチフライに通し、か
つ加熱されたフレンチフライからの蒸気を容器の外側に通すための前部および後
部を貫通する孔を有する。容器は開口可能な端部を有し、加熱後のフレンチフラ
イの取り出しを可能にする。閉口底部はフレンチフライからの滴を集めるための
ドリップトラフを形成する。
冷凍フレンチフライは好ましくは直立構造体中で実質上垂直に向いている。容
器はさらに容器の前部および後部の孔より上に材料の固体バンドを備え、フレン
チフライの最上端部が焦げないように最上端部をトースタからの放射熱に直接さ
らすことから保護している。
直立構造体はトースタに再利用できるように実質上剛体であり、加熱されたフ
レンチフライが取り出された後、冷凍フレンチフライの追加の束を開口可能な端
部に手で挿入することもできる。または、直立構造体は薄い金属箔または他のト
ースタに適合するフィルムで作られ、冷凍フレンチフライの貯蔵のためだけでな
くトースタ内の支持のための使い捨てパッケージとして役立つ。
冷凍フレンチフライは好ましくは、トースタで加熱される前に35〜55重量
%の範囲の水分含有率を有する。
孔は材料の固体バンドとドリップトラフの間の前部および前述の後部に開口領
域を約50〜約75%の範囲で設ける。しかし、孔は冷凍フレンチフライおよび
加熱されたフレンチフライが孔を通して容器から抜け出すことができないほどの
十分に小さなサイズである。
図面の簡単な説明
図1は、トースタおよび本発明の好ましい実施の形態の斜視図であり、トース
タ溝から延びだした上部をもつ冷凍フレンチフライを加熱するための容器を示し
ている。
図2は、図1の切断線2−2に沿った図1の容器の断面斜視図であり、折り返
した側縁、開口頂部、閉口底部、閉口底部の流体吸収部材、および流体吸収部材
の上に載るフレンチフライを有し、直立した容器構造の前部および後部の孔を示
している。
図3は、本発明の別の実施の形態の斜視図であり、冷凍フレンチフライを加熱
するための容器を示している。
図4は、図3の切断線4−4に沿った断面正面図であり、容器内のフレンチフ
ライの端に位置する非孔部分AおよびBを示している。
図5は、本発明のもう一つの別の実施の形態の斜視図であり、冷凍フレンチフ
ライを加熱するための容器を示している。
図6は、図5の切断線6−6に沿った断面正面図であり、容器内のフレンチフ
ライの端に位置する非孔部分CとD、および容器に取り付けられた非電気伝導性
の持上げタブを示している。発明の詳細な説明
図面、特に図1および図2を参照すると、本発明の第一の好ましい実施の形態
が示され、本発明はトースタ内で冷凍フレンチフライを加熱するための容器を提
供し、一般に10で示してある。容器10は前部12、後部14、上部16、閉
口底部18および側縁20を具備した、直立した構造を有する。上部16は開口
可能な上端21を有し、これは閉じることができるか常に開いていてもよい。容
器10は複数の冷凍フレンチフライ22を前部12と後部14の間の一層分の厚
さで収容されるように設計されている。
慣用のトースタから容器10内に放射熱を入れて冷凍フレンチフライ22を加
熱するために、前部12および後部14の両方は、それらを通す孔24を有する
。慣用のトースタ26は、典型的に1個または複数の直立溝28を有し、その中
に加熱されるべき物が置かれる。華氏約600度(315℃)に加熱されること
ができる加熱エレメント(図示しない)は各溝の両側にある。この温度で、赤外
線が加熱エレメントから各溝内に置かれている物に向けて送り出される。加熱エ
レメントは溝内では物に接触しないので、放射が熱移動の主な手段であると考え
られる。加熱は数分間あるいはセンサが望ましい温度、または被加熱物の変色を
検出するまで続く。使用者は一般に加熱サイクルが完了した後、加熱された物を
トースタの溝の外に持ち上げることが必要である。
孔24はフレンチフライを適当に加熱する速度で熱を入れることができる開口
領域をもつことが好ましい。例えば種々の食品のサイズ、形状、および水分含有
率は、加熱速度を調整するため、種々の孔のあいた領域を必要とする。「オーブ
ン仕上げされたときにディープフライされた食感をもつ冷凍半フライポテトスト
リップの製造方法」という名称で、1996年4月29日に出願され、本願の譲
受人に譲渡された同時係属出願第08/639,820号に開示された種類のフ
レンチフライは、ここに参照して取り入れられており、この種類のフレンチフラ
イに対して、好ましい開口領域は50〜70%である。孔24はまた冷凍フレン
チフライ22の加熱中に発生した蒸気を食品から容器10の外に散逸させること
ができる。孔24は円形で直径9.5mmであることが好ましくかつ水平な列に
配置される。いかなる孔のパターンや形状も望ましい開口領域を設けるために使
用することができる。しかし、孔のサイズは、冷凍または加熱されたフレンチフ
ライがそのような孔を通って容器から逃げることができるサイズよりも小さいサ
イズに制限されることが好ましい。
容器10は、複数の冷凍フレンチフライ用の再利用可能な収容具として金属で
実質的に堅く作ってもよいし、あるいは使い捨て可能なように薄い柔らかい金属
箔で作ってもよい。再利用可能な場合、上部16はフレンチフライを出し入れす
るため開いたままの開口端21を有することが好ましい。使い捨て可能の場合、
上部16は開いたままの開口端21あるいはフレンチフライを内に含む時出口を
開けるため開口できるかまたは部分的に開口できるように閉口可能な端を有する
。例えば、上部16は前部12の下方に折り曲げることができ冷凍フレンチフラ
イ22の貯蔵のためそれに封止することもできる。
上部16は慣用のトースタの垂直溝より十分上に延び、延びた部分はトースタ
の加熱中およびその後にさわれる程度に冷めていることが好ましい。薄い金属箔
における孔は孔間に限られた熱の伝導路および箔を冷却する空気の対流路を与え
る。さわれる程度に冷めた部分があると、使用者が指でトースタの外に加熱され
たパッケージおよび内容物を安全に持ち上げることができる。さわれる程度に冷
めた持ち手に容器の開いた上部を利用すると、追加のハンドルや他の費用のかか
る解決方法の必要性がなくなる。さわれる程度の冷たさの有効性のため、容器が
溝内に完全に挿入されたとき、上部がトースタ溝より上に25〜50mmに延び
ていることが好ましい。
欠陥のあるトースタはトースタ26から容器10に電流が流れることがあり、
これによって電気ショックが引き起こされる可能性がある。そのような事故の発
生は、知られているトースタ安全記録によれば、非常に稀にあると予想できるが
、上部16および実際に容器10の全体は外面に、例えば二酸化珪素のような電
気的に非導電材料でコートしてもよい。また図5および図6に示すように、容器
材料を減らしたり電気ショックの可能性を減らすために電気的に非導電ペーパー
持上げタブを容器の上部16に取り付けてもよい。
接着剤は溶ける可能性があり、あるいはまた加熱中の容器内のフレンチフライ
を汚す可能性があるため、容器10の側縁20はこれらを保持する接着剤を有さ
ない。その代わり、前部12および後部14の側縁20は、例えば前部または後
部の側縁を重なり接点に折り曲げるか、あるいは隣接縁を一方向に一緒に180
゜折り曲げることで、あるいはその他の通常知られた折り曲げ技術で一緒に保持
される。一旦折り曲げられると、箔はその折り曲げ状態を保持しこれにより側縁
が閉じたままになる。また薄い金属箔の両端を接合するのに好ましい手段は、図
3に示された隣接した側縁にひだを付ける(crimp)ことである。なお他の機械
的締結技術、例えば隣接した側縁を孔あけする、側縁を一緒にスポット溶接した
り、これらの技術の組合せを使用することができる。より好ましいことは、機械
的締結技術が取り扱いおよび加熱に良く耐える強度をもつが、加熱が完了した後
容器から加熱済のフレンチフライの取り出しを容易にするために側縁を開くのに
は十分に弱いことである。好ましくは、薄い金属箔はアルミニウム箔の1〜4ミ
ル厚が好ましい。
容器10の閉口底部18は容器10が材料の単一シートで作れるように折り曲
げられることが好ましいが、前部および後部が2つの別々のシート材料であれば
、側縁と同様にして閉口底部18を結合することができる。その折り曲げは使わ
れた側縁の継目の種類による。例えば、図2において、側縁が重なる様式で折り
曲げられるとき丸くした底部または折り曲げられた単一の折り目を使用する。し
かし、図3では側縁を隣接しその後接合したとき底部に複数の折り畳みを使って
いる。閉口底部は容器内に置かれたフレンチフライの単一層の厚さに適応するよ
うになっている。
フレンチフライはオイルのような流体を水のほかに含んでいるが、加熱により
流体がフレンチフライからしたたる。閉口底部18は滴が溜まることができるド
リップトラフ30を形成することが好ましい。閉口底部18のドリップトラフ3
0に流体吸収部材32を配置することが好ましく、これはフレンチフライ22を
支持する間に滴を吸収する材料で作られているので、滴はフレンチフライから有
効に分離される。流体吸収部材32はドリップトラフ30内に固定してとりつけ
ることができ、あるいはそこから交換部材32が再利用可能な容器に使用できる
ように取り外すことができる。使い捨て可能容器では流体吸収部材32は、部材
32のまわりに沿ったドリップトラフ30部分を機械的にひだを付ける(crimpi
ng)か、部材32をドリップトラフ30の底部に接着結合することにより固定し
てとりつけることが好ましい。トースタ加熱エレメントの高さより下で使用され
る接着剤は食品の加熱中、比較的冷めたままである。
フレンチフライがトースタで加熱されているとき、フレンチフライの最上端部
33および最下端部35は、典型的に先が細くなっており、それゆえこれらの端
部では質量が小さく表面積が大きく、両端部がフレンチフライの本体よりも速く
加熱されるため、焼き焦げるだろう。焦げるのを避けるため、フレンチフライの
端部はトースタ加熱エレメントからの直接放射に晒されることから保護されるこ
とが好ましい。この保護はフレンチフライの先の細くなった端の高さにおいて非
孔領域を有する前部12および後部14を設けることにより達成される。フレン
チフライ22の最上端部33では前部12の材料の固体バンド34および後部1
4の材料の固体バンド36が加熱エレメントからの直接放射を遮蔽する働きをす
る。フレンチフライ22の最下端部35ではドリップトラフ32が孔なしの深さ
に設けられ、これが同様に加熱エレメントの直接放射から最下端部35を遮蔽す
る。図4に示すように、孔は容器の底部端から距離Aに配置され、固体バンドは
幅Bを有することが好ましい。
図3および図4は、トースタで冷凍フレンチフライを加熱するための容器の他
の実施形態を示し、側縁が折り曲げられる代わりにひだ付けして閉じられている
のが示されていることを除いて、本質的には図1および図2の実施の形態と同様
である。全体として40で示された容器は、前部42、後部44、上部46、閉
口底部48および側縁50を備えた直立構造体を有する。上部46は開口可能な
上端51を有し、閉じることができるかあるいは常に開かれている。容器40は
前部42と後部44との間に一層の厚さで複数の冷凍フレンチフライ52を収容
するように設計されている。
前部42および後部44は両方とも、慣用のトースタから容器40内に放射熱
が入って冷凍フレンチフライ52を加熱することができるための孔54を有する
。孔54は熱がフレンチフライを適当に加熱する速度で入ることができる開口領
域をもつことが好ましい。この孔54は円形で直径9.5mmであることが好ま
しく、入れ子式のパターンで配置される。孔のいかなるパターンまたは形状も、
望ましい開口領域を提供するために使用することができる。
容器40は薄い柔軟な箔で作られることが好ましいので、上部46は開いたま
まの端部51かまたは開口可能であり閉じることができる端部のいずれかを持つ
ことができる。例えば上部46を前部42の下方に折り曲げることができ、冷凍
フレンチフライ52の貯蔵のためそこを密封することもできる。上部46は、慣
用のトースタの垂直溝より十分上に延び出し、延びた部分はトースタで加熱中ま
たは加熱後さわれる冷たさであることが好ましい。
容器40の閉口底部48は、容器40が材料の単一シートで作られ、さらに容
器に入れたフレンチフライの単一層の厚さに適応するように折り曲げられること
が好ましい。閉口底部48は、好ましくはしずくを溜めることができるドリップ
トラフ60を形成する。閉口底部48のドリップトラフ60に流体吸収部材62
が配置されることが好ましく、これはフレンチフライ52を支持する間に滴を吸
収する材料で作られ、そのため滴はフレンチフライから有効に分離される。
図5および図6はトースタで冷凍フレンチフライを加熱するための容器の他の
別の実施の形態を示し、これはトースタより上に延びた上部が、非電気伝導性の
持上げタブで置き換えられていることを除き、本質的に図3および図4の実施の
形態と同様である。全体として80で表される容器は前部82、後部84、持上
げタブ86、閉口底部88および側縁90を備えた直立構造体を有する。閉口底
部88の対向は開口可能な上端91であり、閉口可能でもよいしまたは常時開い
ていてもよい。容器80は前部82と後部84の間に複数の冷凍フレンチフライ
92を一層の厚さに収容するように設計されている。
前部82および後部84は、慣用のトースタから容器80内に放射熱を入れ冷
凍フレンチフライ92を加熱することができるための孔94を有する。孔94は
熱がフレンチフライを適当に加熱する速度で入ることができる開口領域をもつこ
とが好ましいが、フレンチフライが落下することができない十分小さな孔をもつ
。孔94は円形で直径9.5mmであることが好ましく、入れ子式のパターンで
配置される。孔のいかなるパターンまたは形状も望ましい開口領域を提供するた
めに使用することができる。
容器80は薄い金属箔で作られることが好ましいので、開口可能な上端91は
開いたままかまたは開閉可能のいずれかでもよい。開口可能な上端91は加熱が
行われるときトースタの溝28内に配置される。電気的に非伝導の持上げタブ8
6は好ましくは紙で作られ、ステープル止め、ひだをつける、あるいは他の取り
付け手段により容器80に接続される。持上げタブ86は慣用のトースタの垂直
溝より十分上に延び出し、延びた部分はトースタで加熱中または加熱後さわれる
冷たさであることが好ましい。
容器80の閉口底部88は、容器80が材料の単一シートで作られ、さらに容
器に入れたフレンチフライの単一層の厚さに適応するように折り曲げられること
が好ましい。閉口底部88は好ましくは滴を溜めることができるドリップトラフ
100を形成する。閉口底部88のドリップトラフ100に流体吸収部材102
が配置されることが好ましく、これは滴を吸収する材料で作られ、しずくがフレ
ンチフライから効果的に分離するようにフレンチフライ92を支持する。
本発明の特に好ましい実施の形態において、フレンチフライ22、52、およ
び92は、平均の長さが76〜102mm、平均厚さが6mm、平均幅が6mm
を有する。直径9.5mmの孔サイズは、通過のための断面6mm×6mmには
十分な大きさであるが、容器内で孔の面に対してフレンチフライを曲げる可能性
が限られ、このようにこの孔サイズおよび形状は経験的に決定されているので、
フレンチフライが容器の外へ落下するのを効果的に防止する。典型的に容器40
は垂直に立てたフレンチフライを底部18に単一層内に並べて収容するものであ
る。容器40は外寸法が152mmの高さ、124mmの幅および7mmの幅を
有する。寸法AおよびBまたはCおよびDは、好ましくはそれぞれ12mmおよ
び12mmである。材料の固体バンドと非孔部分のドリップトラフの間で容器の
前部および後部の孔で開口が開いている領域は、約50〜約75%の範囲が好ま
しい。
流体吸収部材32、62、および102は、ファイバー、フォーム、ゲルおよ
びそれらの組合せからなる群から選択された親水性および/または親油性の材料
でもよい。フレンチフライに対して流体吸収部材62は、好ましくは6mm×1
10mmの寸法を有する。流体吸収部材62は、1993年11月9日に発行さ
れ、参照してここに引用される、「水が主要成分の流体のための吸収性フォーム
材料およびそのような材料を含む吸収性物質」の名称のDesMaraisなどによる米
国特許第5260345号に記載された種類の連続気泡ポリマーフォームで作る
ことが好ましい。
冷凍フレンチフライをトーストする時間は典型的に約1.5〜約2.5分の範
囲である。容器は慣用のトースタ加熱温度の2倍近くの温度で溶ける金属ででき
ているので、容器40を過熱しても問題はない。流体吸収部材62はトースタの
底部近くに配置されているので、かなり少ない熱を受けていると信じられる。
再加熱された従来技術の冷凍フレンチフライは、冷凍フライが冷凍前に比較的
高水分含有率(例えば>50%の総水分)に半フライされているので、高品質の
ディープフライされたフレンチフライに関する、望ましい表面のかりかり性が一
般に不足している。比較的高水分含有率の半フライを得るように制限された量の
フライは、トースタ加熱において、ディープフライされたフレンチフライの典型
的なクラスト構造を欠くフライとなる。トースタ加熱されたフライにおいて、デ
ィープフライされたフレンチフライのクラストにより厳密に似たクラストを作り
出すための方法は、ポテトストリップをより広範囲にわたって低水分含有率(例
えば<50%の総水分)に半フライして、クラスト構造および厚さをより完全に
作り出すことである。この方法は半フライのトースタ加熱によって改良された表
面かりかり性を生じるが、冷凍貯蔵中に水分の移動のための重要な推進力になる
。結果として生じる半フライのより厚くより進展した低水分クラスト領域は、比
較的に低い水活性(Aw)を有し、したがって冷凍貯蔵中に半フライの内部コアか
ら離れる水蒸気の動きのシンクとして作用する傾向になる。その結果、冷凍貯蔵
(および/または変動のある温度)の長い期間で、トースタ加熱したフレンチフ
ライが、許容不可能な乾燥した内部を持つとして認められるであろう範囲に、フ
ライの内部コアが脱水される可能性がある。
オーブン仕上げにより、半フライポテトストリップの水分状況はディープフラ
イの内部および表面食感上の性質をもたらす。ディープフライしたフレンチフラ
イと実質上同じ内部および表面食感をもつトースタ加熱したフレンチフライは、
冷凍貯蔵中に高水分の内部でんぷんマトリックスと低水分クラスト領域との間に
生じる水分移動量を減らすことにより作ることができることがわかる。この水分
移動の減少は、冷凍貯蔵に先立って半フライポテトストリップの外表面を水和す
ることにより達成される。この表面水和ステップの結果として、より広範囲にわ
たって低水分含有率(つまり<50%水分)にフライされ、より完全にクラスト
構造になった半フライのポテトストリップが生産でき、そして冷凍貯蔵中フライ
内部からクラスト領域に著しい水の動きは受けない。表面水和ステップは外部ク
ラスト領域の水の活動を効果的に増大し、これにより水分移動の推進力であるフ
ライ内部とクラスト領域との間の水の活性差を大きく減衰または排除する。トー
スタ加熱により、これらの水和された半フライはディープフライしたフレンチフ
ライによく似た表面食感をもつ。その理由はこれらが、クラスト構造をより広範
囲にできる半フライされたからである。加えて、表面水和ステップで冷凍貯蔵中
にしんの脱水を最小にしたので、トースタ加熱したフライは望ましく湿った内部
を有している。本発明の正味のトースタ加熱したフレンチフライは、ディープフ
ライしたフレンチフライに厳密に似た内部および表面の食感特性をもつ。
トースタ加熱されたとき、ディープフライにより仕上げられるフレンチフライ
ポテトと実質上同じかりかり性と内部食感特性をもつ半フライポテトストリップ
の特に好ましい製造方法は、(a)約50〜約30%に半フライズの水分量を減
らすのに十分な時間にわたって、華氏約270度(132℃)〜華氏約385度
(196℃)の油温度でポテトストリップを半フライする工程と、(b)重量が
約1〜約12%まで増加するまでの水または水溶液もしくは分散液の使用により
半フライの表面を水和する工程と、および(c)水和した半フライを冷凍する工
程とを具える。この結果生じる冷凍水和半フライズは約35〜約55重量%水分
の総水分を有する。
【手続補正書】
【提出日】1999年3月9日(1999.3.9)
【補正内容】
【図6】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG
,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT
,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,
CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F
I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE
,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,
LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M
X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE
,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,
UA,UG,UZ,VN,YU
(72)発明者 タッカー,ルイス,アレキサンダー.
アメリカ合衆国 45014 オハイオ州 フ
ェアーフィールド レイク ミード ドラ
イブ 5623
(72)発明者 イー,デボラ,ジェーン.
アメリカ合衆国 45141 オハイオ州 シ
ンシナティー ロベリア ドライブ 3548