JP2000503139A - 処理溶液用スロットアプリケータ - Google Patents

処理溶液用スロットアプリケータ

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JP2000503139A JP09525218A JP52521897A JP2000503139A JP 2000503139 A JP2000503139 A JP 2000503139A JP 09525218 A JP09525218 A JP 09525218A JP 52521897 A JP52521897 A JP 52521897A JP 2000503139 A JP2000503139 A JP 2000503139A
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Abstract

(57)【要約】 液体(29)を感光性要素(13)に塗布する装置(1)および方法であって、塗布ヘッド1)に上向きのスロット(5)を配置するステップと、液体(29)を前記スロット(5)の長さに沿って前記スロット(5)内に供給するステップと、下向きの感光性要素(29)を前記スロット(5)上で連続的に移動させ、前記感光性要素(13)を前記スロット(5)内の前記液体(29)に接触させるステップと、前記感光性要素(13)内または前記感光性要素(13)上に液体(29)が含まれた状態で、前記スロット(5)から前記感光性要素(13)を取り除くステップとを含み、前記スロット(5)に供給される液体(29)の量は、前記スロット(5)から運び去られる液体(29)の量以下であり、過剰な液体(29)は前記スロット(5)から収集される装置(1)および方法。

Description

【発明の詳細な説明】 処理溶液用スロットアプリケータ 技術分野 本発明は、画像形成技術に使用する塗布方法および装置に関する。本発明は、 特に、露光感光性媒体、特に現像剤および活性剤に活性化学薬品塗布し、露光し た銀ハロゲン化物画像形成媒体に化学薬品を定着させる装置および方法に関する 。 背景技術 従来の銀ハロゲン化物感光性材料の処理は、必要な処理溶液を含むタンクを使 用して一般に行われて来ており、現在も行われている。媒体は、ローラおよびガ イドの適切な装置を介して処理溶液中を搬送される。ローラの回転運動は、タン ク内の羽根車および再循環ポンプとともに媒体を攪拌し、一様に処理するのに役 立つ。商業的にはタンク処理方法が主に使用されているが、この方法にはいくつ かの重大な欠点がある。タンク処理装置は、その性質により酸化の影響を受けや すく、いくつかの化学薬品の寿命を短縮する。さらに、タンク処理装置は、一般 に、許容可能な搬送速度で必要な処理時間を達成するために容積が大きい。まと めて考えると、これらの欠点により、一貫した結果を得るために頻繁に補充する 必要が生じる。 レーザ画像形成製品が発展するにつれて、作業環境は、広範な銀ハロゲン化物 媒体を処理できる高容量の暗室に基づく機械から、オフィスのような環境におい て白色光の下で作業することができる比較的小型のおそらく専用の機械に移行し つつある。 スロットまたはスリット状の装置を使用する塗布方法は、多くの例が公知であ る。スロット型の一例は、単一および多層用途の写真乳剤の精密塗布に一般に使 用される。しかし、これは、隙間の幅が約0.5 mmの精密スロットであり、溶液が 揚送されるのと同じ速度で溶液を移動ウェブに供給することにより動作する。も う1つのスリットアプリケータは、Fairchildが米国海軍のために開発した(1961 年PS&E 第5巻)。このアプリケータは、処理されるフィルムが通過する70 mmの アプリケータヘッドを備えていた。粘性溶液は、スロット付きアンダーカットに 供給されてその内部に保存され、アンダーカットはフィルムが引き出されるとき に溶液を乳剤上に塗布した。 米国特許第A 3 372 630号および米国特許A 5079580号には、スロットコータと して説明され、フィルムを狭いスリットに通す必要がある原理により動作するも う1つのグループのコータが記載されている。このアプリケータの一般的な配置 では、狭いスリットに溶液が充填され、溶液は、フィルムがスリットを通るとき にフィルムに転写される。いくつかの構成は、塗布の均一性を促進し、攪拌を改 善すると主張されている。このグループのコータはすべて、フィルムがスリット の上部ではなくオリフィスを通ることに基づいている。これらのコータのもう1 つの変形は米国特許第A 5043756号に記載されており、この場合、内容積が少な い二重の壁付きのU型タンクを使用し、フィルムは、そのタンクを通って処理が 行われる。 欧州特許第A 525 886号には、複数の流路から成るスリットオリフィスを備え たアプリケータが記載されている。このアプリケータは、溶液を狭い流路に均一 に分配した後に受容フィルム上に溶液を配置する一体多岐管を有する。実際、供 給は、各々の流路を流下する複数の個々の流れによって行われ、これらの流れは 合体してフィルム上に連続層を形成する。流出する溶液の収集については、規定 はない。 英国特許第821031号には、材料の表面に液体を塗布する装置であって、処理液 用の入り口および出口開口部を備えたトラフまたはへこみを有する処理ヘッドと 、トラフまたはへこみの縁部から短距離に間隔を置いて材料を維持する手段と、 処理液のリザーバと、トラフまたはへこみと前記材料との間の空間を介してトラ フまたはへこみ内に空気が吸引される際に、リザーバ内の液体がトラフまたはへ こみに吸収されるように、出口開口部を介してトラフまたはへこみに対する 吸引を適用する手段とから成る装置が記載されている。吸引により形成された空 気層は、処理ヘッド内に乱流を生じて効果的に処理する上で不可欠である。 英国特許第2209228号には、露光銀ハロゲン化物フィルムの現像システムが記 載されている。このシステムでは、フィルムは、乳剤側が上に向いた状態でコン ベヤ上を移動し、粘性現像剤は、一連の開口部が容器およびコンベヤの一方の端 部に近い移動フィルムの上に配置されているフィーダから重力によりフィルムに 塗布され、他方の端部付近には、過剰な使用済み現像剤を除去するためのブレー ドが装備され、スキージーロールは、現像フィルムの洗浄および定着の前に、使 用済み現像剤をフィルムから圧搾する。現像剤は、容器底部の狭いスリットから 塗布され、このスリットは、フィルムの移動方向に対して垂直である。現像層の 均一性はルーフ部分により移動フィルム上で達成され、現像剤の供給速度および ルーフ部分とコンベヤとの間の距離を調節することにより、空間に現像剤が充填 される。 発明の開示 本発明は、銀ハロゲン化物に基づく、フィルム、紙、版面などの形態の露光感 光性媒体を画像に関して処理する新しい方法に関する。本発明の第1の態様では 、感光性要素に液体を塗布する方法であって、塗布ヘッドに上向きにスロットを 装備するステップと、スロットの長さに沿って均一にスロット内に溶液を供給す るステップと、下向きの感光性要素をスロット上で連続的に移動させ、この要素 をスロット内の溶液に接触させるステップと、液体が感光性要素内または感光性 要素上に含まれた状態で感光性要素をスロットから取り出すステップとから成り 、スロットに供給される溶液の量が、前記スロットから運び去られる溶液の量よ り多く、過剰な溶液がスロットから収集される方法を提供する。 本発明は、感光性要素に溶液を塗布する装置であって、ハウジングと、このハ ウジング内で上に向いたスロットと、液体をリザーバからスロットの長さに沿っ て均一にスロットに供給するハウジング内の手段と、感光性媒体をスロットに搬 送し、スロット内の溶液に接触するように感光性媒体を配置する搬送手段と、過 剰な溶液をスロットから除去するハウジング内の手段とを備える装置をさらに提 供する。スロット内にはインサートを配置することもでき、このインサートは、 スロット内の溶液に接触する感光性要素に面する丸い面を備える。溶液をスロッ トから除去する手段は、除去した溶液をリザーバまたは個別の収集装置に戻すこ とができ、これらのモード間で切り換えられることが好ましい。 処理ステップは、塗布ヘッドを横断して感光性媒体を搬送することにより行わ れ、塗布ヘッドの重要な構成部品はスロットである。処理溶液は、塗布ヘッド内 のスロットに揚送され、かつスロットから排出される。通常の動作では、設計の 態様およびスロットに対する処理溶液の揚送速度により、溶液が連続的かつ継続 的に補給(補充)されるビードがスロットの長さ全体に沿って均一に形成される 。このビードから除去された溶液は媒体に吸収され、感光性要素を処理するのに 使用される。 この装置は、活性化現像、現像、定着、漂白および安定化など、従来の銀ハロ ゲン化物処理のすべての段階に適する。この方法で洗浄ステップを行うことも可 能だが、あまり効率的ではない。本発明に記載する装置を使用する処理には、大 気に対する化学薬品の暴露の減少、処理溶液の少量の使用、スロットの溶液塗布 位置における溶液の効率的な攪拌、および処理装置の単価の削減など、従来のタ ンク処理に比べて多くの長所がある。 図面の簡単な説明 図1は、スロットコータの等角立断面図である。 図2は、本発明に基づくスロット塗布装置およびリザーバの側破断図である。 発明を実施するための最良の形態 本発明の装置は、現像、定着、洗浄、活性化および阻止工程において液体化学 薬品で任意の写真材料を処理するために使用することができる。現像剤、定着剤 、洗浄水および活性剤などの溶液は、1つまたは複数のアプリケータヘッドを介 して処理の適切な段階で感光性層に塗布することができる。アプリケータヘッド は、フィルムをヘッドに沿って案内する適切な搬送ロールと連動し、フィルムを 各々のヘッドの上面に密着させる適切な経路をたどる。搬送システムは、フィル ムを各々の塗布ヘッド上で、ひいては処理全体において一定の速度で通過させる こともできる。溶液の限定的かつ制御された塗布は各々のヘッドにおいて行われ 、各々のヘッドは感光性層上に溶液を薄く塗布する。 フィルムを処理する様々な段階に必要な各種の各々の溶液を塗布するため、独 立したアプリケータヘッドを装備することができる。したがって、装置は、処理 サイクルの各々の段階が完了してから、フィルムの関連部分が次のアプリケータ ヘッドに到達するのに十分な距離だけ間隔を置いて配置された一連のアプリケー タヘッドを備える。必要な間隔は、フィルムが装置を介して搬送される速度によ って決まり、この間隔と搬送速度は、異なる状況に適するように調節することが できる。直列に2つ以上連続するアプリケータヘッドは、現像などの処理サイク ルの同じ段階に使用すると、処理量を速くすることができる。 あるいは、本発明に基づく1つまたは複数のアプリケータヘッドを使用すると 、現像のみ、または現像および定着など、処理サイクルの一部のみを行い、他の サイクル部分を槽処理および吹付けなどの従来の手段で行うことができる。 このシステムは単純であるから、この方法は、幅が200 mm以下など、多くの様 々な寸法の媒体に適用することができる。液体を媒体の表面に均一に分布させ、 液体の塗布範囲の媒体に一様に補充するには、従来の液体機構および設計上の配 慮を装置に適用することができる。たとえば、スロットは、中央部より縁部部分 で広くすると、塗布位置または塗布領域内の媒体の縁部に液体を均一に流すこと ができる。あるいは、またはさらに、多岐管を使用すると、スロットの長さ全体 に沿って液体を均一に供給することができる。 活性剤溶液などの液体は、媒体が実際に吸い取るかまたは吸収するよりも多少 多く揚送することが好ましい。多少多く揚送することにより、システムの需要を 満たすのに十分な液体を塗布領域に常に存在させることができる。過剰な溶液は 、排水管内に収集されてリザーバに再循環させることができ、排水管の溢流液つ まり過剰な液体はリザーバに送られる。この溢流液は媒体に接触することによ り最小限に汚れるが、汚れが検出されて、任意の時点における汚れが過度である 場合、またはリザーバ内の配合物が適切な化学的平衡状態にない場合、溢流溶液 は、リザーバから送り出されて個々に補充、洗浄または廃棄が行われる。 フィルムと塗布溶液との良好かつ均一な接触を促進するため、一定の処置を取 ることが好ましい。フィルムは、スロットまたはスロットを画定するハウジング の表面に対する圧力を維持するように、弓形つまりスロットコータに向かって凸 状の経路内で移動すべきである。凸状の輪郭を維持しつつ、フィルムの前部縁部 または平面をスロットの前の表面に当てることにより、所定の圧力が維持される 。これは、媒体をスロットの塗布領域に効果的に接触させるのに役立つ。スロッ トの前のハウジング表面にスリップ塗料を装備すると、フィルムを円滑に移動さ せ、摩耗をなくすことができる。ポリテトラフルオロエチレンおよびその他のス リップ材料のフィルムは、この目的に役立つ。 また、スロット内にスロットインサートを配置すると、塗布領域内の液体の流 れを適切に調節することができる。このインサートは、バー、または丸み付き端 部が上に向いているか、スロットに向かっているかまたはスロット内に面する半 円筒状バーで良い。このインサートは、液体を塗布位置に運ぶかまたは維持する ための吸収性材料または搬送材料を含むことができ、こうした材料としては、ガ ーゼ、網状フォーム、メッシュなどがある。 本発明の方法は、活性剤または"強化"活性剤溶液を銀ハロゲン化物画像形成媒 体、たとえば米国特許第4,062,041号および第4,784,933号に記載されている拡散 転写画像形成媒体に塗布する際に使用するのに特に適する。これらの活性剤溶液 は、比較的高pHの溶液であり(pHが9.0〜12.5以上)、強化活性剤の場合、活性 剤溶液中に多少の現像剤をさらに含む。この方法および装置は、活性剤だけでは なく、その他の活性溶液の塗布にも有用であることも分かった。本発明の方法お よび装置は、活性剤システムに特に有用である。なぜなら、活性剤は、現像溶液 またはその他の活性溶液に比べて、ごく短時間だけ画像形成媒体に接触すれば良 いからである。 本発明のアプリケータは、定着溶液の塗布にも非常に有用である。システム は、活性剤を塗布した後、定着溶液を直線状の配列で塗布する場合に使用されて きた。従来の処理ユニットは、フィルムを様々な槽またはアプリケータに向かっ て約90°および180°方向転換させて送る一連のロールを一般に有する。本発明 のように直線処理の場合、フィルムは、任意の2つの溶液塗布の間で、特に活性 剤と定着剤の塗布の間で、かつてのように90°を超えて回転する必要はなく、こ の角度は、50°以下であれば好ましく、40°以下であればさらに好ましく、20° 未満であれば最も好ましい。 本発明の方法および装置で特に現像しやすい銀ハロゲン化物システムとしては 、拡散転写システム(活性剤現像システムが良く知られている)、およびグラフ ィックアート媒体(特に、75%を超えるAgCl、好ましくは80%を超えるAgCl、最 も好ましくは90%〜100%のAgClなどの塩化銀成分を含むもの)がある。 本発明の方法および装置には、さらに、一定量の媒体の処理に使用する必要が ある溶液の量の減少というその他の長所がある。溶液は、塗布の直前に容易に加 熱することができ、加熱は、供給に必要な量についてのみ行うことができる。好 ましい実施例では、加熱溶液の量は、媒体が吸収する量およびリザーバに戻る適 度の溢流である。 従来の槽またはタンク処理装置では、処理溶液全体の量は、継続的に作業温度 に維持しなければならないので、比較的高温の作業温度は多額のエネルギーコス トの原因になる。さらに、写真処理溶液(特に現像溶液)は、長期にわたって高 温に保たれた場合、急速に劣化することが知られている。本発明の装置では、ご く少量の溶液を任意のある時点で加熱し、一定量の溶液がごく短時間、たとえば 数秒間だけ高温に維持される。したがって、溶液の加熱により生じるエネルギー コストは少なく、処理溶液の分解が促進される危険は最小限である。したがって 、従来の装置を使って通常可能な温度よりも高い温度で処理することができるの で、処理量を増加することが可能である。塗布される液体は比較的少量であるか ら、塗布溶液の熱含量によりゼラチン層が過度に軟化する可能性は、加熱浸漬浴 の場合に比べて少ない。また、溢流または過剰量をリザーバに戻す手段にPeltie r要素などの冷却装置を使用すると、加熱された液体がリザーバに戻ることがな い。 以下、本発明について、添付の図面を参照した例を挙げて詳しく説明する。 図1は、上向きのスロット5を有する枠(またはハウジング)3を備えた基本的 なスロット塗布装置1を示す。溶液(矢印29)で処理されるフィルム(または感 光性要素)13は、ニップロール15およびガイドロール17により、スロット5の前 の枠3の前進面9に対して送られる。図1に示すように、フィルムは、前進面9に近 づくにつれて弓形であり、装置1に向かって凸状の経路を描く。溶液(または液 体)29は、ダクト33を介してスロットコータ1に入り、ダクト31を介してスロッ トコータから出る。構造に使用する材料は、使用するすべての溶液に対して不活 性であり、組立体の完全性を維持するのに十分な機械的強度を持たなければなら ない。 組み立てた形態では、この構造は、溶液供給、塗布および溶液排出の3つの部 分に分割することができる。溶液29は、ヘッド1の片側に供給され、スロット5の 長さに沿ってスロット5に均一に押し上げられ、スロット5において塗布が行われ 、過剰な溶液は対向面から排出される。コータのヘッド1は、溶液の流入および 流出のために本体1の下半部に2つのダクト23、25またはノズル(図示しない)を 備える。ポンプ21を介して流入側に供給される溶液29は、多岐管(図示しない) に入った後にスロット5に押し上げられる。 スロット5自体は、1〜15 mm(たとえば5 mm)程度の隙間であるが、この値 は3〜10 mmであれば好ましく、コータ全体の幅に相当する長さを有し、この長さ に相当する最大幅の寸法以下のフィルムに塗布することができる。図2のスロッ ト5の下には、幅がスロット5の幅にほぼ等しい半円形のバーインサート7がある 。多岐管(図示しない)から供給される溶液29は、インサート7の輪郭をたどっ てその上に送られる。 本発明のもう1つの実施例では、半円形バー7は、図示しないが円形バーに置き 換えられる。この円形バーもスロット内に収納され、スロットは、円形バーを収 納できるだけの幅と、半円形バーインサート7の輪郭に類似する輪郭を形成でき るように円形バーを下に収容するのに十分な深さを有する。 インサート7とスロット5は近似しているため、溶液はこの隙間を充填し、液体 の長さ方向のビード(図示しない)が形成される。バーインサートとスロット5 の縁部との間の隙間は、溶液の粘度および流量に応じてスロット内に所望のビー ドを形成できるように調節することができる。バー7は、各々の端部に1つある、 バーの底部が位置する2つの調節ねじ(図示しない)の高さを変えることにより 調節することができる。隙間の幅の一般的な動作範囲は、0.1〜2.0 mmである。 上板11の後部部分とインサート7との間のスロット5の後部縁部35には、少量の溶 液(図示しない)を収集できる狭いトラフに溶液31を排出することを可能にする 隙間37がある。溶液は、揚送または重力の作用によりこのトラフから出口ノズル 25を介して排出される。この使用済み溶液31は、供給原料リザーバ19に戻すか、 または廃棄物処理装置(図示しない)に送ることができる。 フィルムの駆動システムは、従来の処理システムに使用されたタイプのゴム面 付きなどのロールの適切な集合を使用する。これらのロールは、フィルム13をヘ ッド上に供給または巻き取る塗布ヘッド1の各々の側に配置される。ロール15の ほかに、ヘッドに至るかまたはヘッドから離れる正確な供給経路を形成するため に、適切ないくつかの固定ガイド(図示しない)が必要である。各々のスロット には、最小限2対の駆動ピンチロール15が必要だが、複数スロットシステム(図 示しない)の場合、スロット間の1対のロールを両方のアプリケータで共用する ことができる。各ロール間の経路の長さは、供給対が離れる前に巻取りロールが 掴むことができるように、処理されるフィルムの最小長さより多少短くなければ ならない。 フィルム13は、感光性層(図示しない)がスロット5内の溶液に接触するする ように、感光性層を下に向けて供給される。一実施例では、ロールは、フィルム の下面(一般に、処理される面、つまり感光性性面)を先ず下に案内し、フィル ム媒体が圧縮されるようにフィルム媒体を曲げる。次に、フィルムは、ロールに よって再び向きが変わり、今度はフィルムの下面が圧縮されて、塗布ヘッドの前 部縁部9に達したときにわずかな力(弾性回復力)によりシートがヘッドの上面 に対して押圧されるように案内される。ヘッドの出口側は入口側と非常に類似し た構成で良いが、フィルムを後部縁部に向かってヘッド上に押圧する追加のロー ル が必要である。 フィルムが塗布ヘッド上を通過する際にたどる経路は本質的に水平であり、処 理溶液により処理される面は下に向くが、両方向の多少の誤差は許容可能である 。しかし、塗布リード自体が水平面から傾斜するにつれて、処理溶液が漏れる危 険性が高まると思われる。 スロット内に生じるビードの作用により、ヘッドとフィルムとの間に溶液の薄 い層が形成される。毛細管作用は、多少の溶液を前部縁部に戻し、移動するフィ ルムの引き摺り作用により、スロットの後ろにも薄い層が形成される。様々な段 階の結合効果によって、溶液の薄い層が塗布されたフィルムが生じる。この層は 、1対のロールのスキージー作用によって除去されるか、または後続の処理で排 出されるまで表面上に残る。 スロットに対する溶液の供給速度は重要なパラメーターであり、最適な塗布性 能を得るためのヘッド上のフィルム搬送速度に直接関連する。フィルムを適切に 処理するには、一定の最小量の溶液、つまりゼラチンが吸収する量およびフィル ム面上で運び去られる層が必要である。フィルム搬送速度に関連する溶液供給量 は、少なくともこの最低要件を満たさなければならない。最善の結果を得るには 、必要な最小量よりも多少多い量を供給する必要がある。供給された過剰な溶液 は排水管に流入して再循環される。一般的な揚送量は、3〜6 mm/secのフィルム 搬送速度において100 mmのスロット当たり10〜50 ccの範囲である。揚送は、フ ィルムの前部縁部に到達する直前に開始し、後部縁部がスロット領域から出ると きに終了すれば良い。この特徴は、ポンプが作動していないときに溶液が周囲の 空気に触れないため、大気による酸化を減少させるのに役立つ。ポンプの使用率 のタイミングは、塗布ヘッドの直前に適切なフィルム検出器を配置して達成する ことができ、こうした検出器は、フィルムが到着する前に溶液によりスロットの 適切な始動時間を予測する。 温度は、写真処理の重要なパラメーターであり、一貫した結果を得るには厳密 に調節する必要がある。スロットアプリケータは、溶液がヘッド本体内で所定の 温度まで上昇する可能性がある従来のタンク処理装置に比べて、この点で多大な 長所がある。これは、写真フィルムに塗布する直前に、必要に応じて溶液が加熱 されることを意味する。したがって、化学薬品の寿命がきわめて長くなる。つま り、高温に保たれた現像剤および活性剤の大型タンクでは、急激な酸化の影響が 生じるからである。電気加熱要素(図示しない)を供給多岐管の領域に配置して 熱エネルギーを付与することができ、こうした要素は、スロット付近の温度探知 器により制御する。あるいは、熱交換器を使用すると、加熱された溶液(水など )を写真溶液から全体的に分離してヘッド本体を介して揚送することができる。 水が放出される熱エネルギーはヘッド本体を加熱し、その結果、写真溶液を加熱 する。後者の実施例では、ヘッド本体の相当部分を金属またはあるセラミックな どの良好な熱導体から作成すると有利であり、熱伝達の過程が促進されて熱質量 が形成され、多少の温度の変動を安定させるのに役立つ。35℃を超える高温処理 の場合、長所を得るには、大気による酸化率が低い中温まで溶液を部分的に加熱 してから、既に説明した手段によりヘッド本体内において溶液を所望の温度まで 加熱する。 その他の実施例では、処理溶液に接触する外面を完全に覆うように、円形イン サートを網状材料で被覆する。このように被覆すると、バーの直径は実際増加し 、本来のスロットの隙間を復元するために再調節する必要があるが、それでもな お、インサートの最高点は動作時のフィルム面のレベルより下である。網の効果 は、隙間の幅に沿って溶液を運び、塗布工程においてフィルム上に溶液を均一に 分散させるのに役立つことである。網の表面積は大きいので水を引き付ける性質 を有し、形成されるビードを安定させるのに役立つ。網状材料は使用する溶液に 対して相溶性があり、ステンレス鋼、ポリエステルおよびナイロンは良い例だが 、これらだけが適切な候補ではない。網のサイズは、網状材料を追加する効果に 影響する場合がある。網目は、1 in当たり20〜200個の範囲であれば最適である 。 少なくとも1つのスロットコータで完全なシステムとして作動させることは、 処理の各々の化学処理段階について必要である。ある段階が追加の処理を必要と する場合、2個または3個のスロットコータを直列に配置して行うことができる。 従 来の槽処理を使用するシステム内でスロットコータを使用し、1つまたは複数の 処理段階をスロットコータに置き換えることも意図されている。 産業上の利用可能性 実施例の装置は、2.5〜17.0 mm/secまで調節可能な一定の速度でフィルムをス ロット上で案内する適切な搬送システムを備えていた。溶液を供給および排出す るために使用したポンプは、ポリ(塩化ビニル)管を介してスロットコータに接 続された蠕動型ポンプであり、個別の回路を使用して溶液を供給および排出した 。スロットに対する流量は、ポンプから調節し、スロットの幅に沿って連続した ビードが形成される流量に設定した。処理の前に、供給ラインは、スロットに溶 液が存在するまで揚送により呼び水して、管から気泡をなくした。呼び水した後 、コータは、この状態でフィルム材料を収容することができる。 ポンプの動作は手で調節することができるが、こうしたシステムは、スロット に対するフィルムの位置を検出する適切なセンサを使って完全自動化するのに理 論上適する。処理する写真フィルムのシートをピンチロールの第1の集合に送り 、下のスロットに送った。フィルムがスロットに達する直前に、供給ポンプが起 動し、その直後に排出ポンプが起動した。この2つのポンプは、フィルムの後部 縁部がスロット領域を出るまで作動し続け、その後、両方のポンプの電源を切っ た。実施する処理サイクルの段階に関係なく、同じ手順を使用した。 必要な処理時間が短時間であるため、このスロットコータは、高pH溶液を使用 して、現像剤を運ぶ乳剤の下に塗布された層から現像を開始させる活性化処理に 特に適する。均一に塗布された高pHの少量の活性剤は、現像を開始して適切な画 像密度に処理するのに十分である。塩化物が多く、臭化物が少ない組成の写真乳 剤は、処理時間が特に短く(5 sec未満)、〜10 mm/secの速度および50 cc/min の供給量でスロット上を通過させることにより完全な密度に処理することができ る。この実施例では、活性剤は再循環させず、新鮮な溶液のみをスロットに供給 した。定着および洗浄は、従来の槽処理により行った。露光フィルムの個々のシ ート10枚について試験を繰り返し、以下の結果が得られた:Sp-1 0.1+dminで測定した速度点 Sp-2 0.2+dminで測定した速度点 Sp-3 1.0+dminで測定した速度点 TH-1 点0.07+dminおよび点0.17+dmin間の対比(勾配) TH-2 点0.17+dminおよび点0.37+dmin間の対比 TH-3 点0.50+dminおよび点2.50+dmin間の対比 Con-1 点0.1+dminおよび点2.5+dmin間の対比(勾配) Con-2 点1.6および点4.0絶対密度間の対比(勾配) これらの感光度測定データは、槽処理から得たデータに非常に匹敵する。 臭化物成分が多い乳剤の場合、現像速度を低下させるために処理時間を増加す る。レーザ走査実施例に使用する典型的な乳剤は、臭化物成分が35%である。下 層を備えた現像剤を塗布したこれらの乳剤を使用し、やはり高pHの活性剤処理を 使用して完全に現像するには、50 mls/minの活性剤揚送速度の場合、4 mm/sec という遅い速度が必要である。 現像処理 この実施例では、標準の現像溶液(ミネソタ州、セントポールの3M Company の一部だったミネソタ州、オークデールのImation Corp.が市販するDRC-V現像溶 液)を露光した従来のフィルム(ミネソタ州、セントポールの3M Companyの一 部だったミネソタ州、オークデールのImation Corp.が市販するDRC-Pフィルム) に塗布した。必要な処理時間が長時間であるため、50 mls/minの現像剤供給速度 で、5 mm/secのフィルム搬送速度を使用した。25℃では、1回の通過で約1.5のD- maxが形成された。これは、従来の方法で処理した場合は、標準で4.5であるのと 対照的である。フィルムをヘッド上に2回通した場合、値は3.7であり、なお現 像が足りない。現像剤を38℃まで加熱すると、1回の通過で約4.0のD-maxが形成 された。また、1+4を水で希釈せずに現像剤を濃縮すると、1回の通過で約2.8に なり、2回の通過で4.42になった。温度は、どちらの場合も35℃だった。この結 果から、正確な温度(35℃)で流れる比較的濃縮された現像溶液は、ヘッド上を 2回通過することにより標準に近い性能が得られることが分かる。これは、直列 の2個のヘッドを1回通過することに相当する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年3月13日(1998.3.13) 【補正内容】 請求の範囲 1.液体29を感光性要素に塗布する方法であって、 塗布ヘッド1にほぼ上向きのスロット5を画定する上板11を有するハウジング3 を備えるステップと、 液体29を前記スロット5の長さに沿って均一に前記スロット5内に供給するステ ップと、 ほぼ前方に向いた感光性要素13を前記スロット5上で連続的に移動させ、前記 要素13を前記スロット5内の前記液体29に接触させるステップと、 前記感光性要素13内または前記感光性要素13上に前記液体29が含まれた状態で 、前記感光性要素13を前記スロット5から取り出すステップであって、前記スロ ット5に供給される液体29の量は、前記スロット5から運び去られる液体29の量よ り多く、過剰な液体29は前記スロット5から収集されるステップと、を含む方法 。 2.前記液体29は、銀ハロゲン化物現像用の活性剤液であり、前記感光性要素1 3は、支持体上に銀ハロゲン化物乳剤を備えた銀ハロゲン化物感光性要素であり 、前記乳剤は、前記感光性要素13が前記スロット5内の前記液体29に接触すると きに前記支持体と前記スロット5との間に配置される、請求項1記載の方法。 3.前記スロット5内にインサート7が存在し、前記液体29が前記インサート7上 を移動する、請求項1記載の方法。 4.前記インサート7は、前記感光性要素13に面する丸み付き表面を有する、請 求項3記載の方法。 5.前記感光性要素13は、前記要素13を前記塗布ヘッド1に接触させるように曲 がっている、請求項1記載の方法。 6.前記スロット5に供給される前記液体29の量は、前記要素13が前記スロット 5を離れるときに運び去る前記液体5の量の2倍以下である、請求項1記載の方法。 7.前記スロット5に供給される前記液体29の量は、前記要素13が運び去る前記 液体29の量の120%末満である、請求項6記載の方法。 8.液体を感光性要素に塗布する装置1であって、 ほぼ上向きのスロット5を画定する上板11を有するハウジング3を備えた塗布ヘ ッド1と、 液体29を前記スロット5の長さに沿って均一に前記スロット5に供給する前記ハ ウジング3内の手段と、 前記感光性要素13を前記スロット5に搬送し、前記スロット5内の前記液体29に 接触するように前記感光性要素13を配置し、前記感光性要素13内または前記感光 性要素13上に液体29が含まれた状態で、前記感光性要素13を前記スロット5から 離れるように搬送する搬送手段と、 過剰な液体29を前記スロット5から除去する前記ハウジング3内の手段と、を備 えた装置1。 9.前記スロット5内に配置されたインサート7をさらに備え、前記インサート7 は、前記スロット5内の前記液体29に接触する前記感光性要素13に面する丸み付 き表面を有する、請求項8記載の装置1。 10.液体29を除去する前記手段が、除去された液体29を送るリザーバ19と、 前記液体29が前記スロット5に到達する前に、前記液体29を加熱する加熱手段 と、 前記スロット5から除去された過剰な液体29を冷却する冷却手段と をさらに備える、請求項8記載の装置1。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.液体29を感光性要素に塗布する方法であって、 塗布ヘッド1にほぼ上向きのスロット5を備え、前記スロットの幅に沿って均一 に液体29をスロット5内に供給するステップと、 ほぼ下向きの感光性要素13を前記スロット5上で連続的に移動させ、前記要素1 3を前記スロット5内の前記液体29に接触させるステップと、 前記感光性要素13内または前記感光性要素13上に前記液体29が含まれた状態で 、前記感光性要素13を前記スロット5から取り出すステップであって、前記スロ ット5に供給される液体29の量は、前記スロット5から運び去られる液体29の量よ り多く、過剰な液体29は前記スロット5から収集されるステップと、を含む方法 。 2.前記液体29は、銀ハロゲン化物用の活性剤液であり、前記感光性要素13は 、支持体上に銀ハロゲン化物乳剤を備えた銀ハロゲン化物感光性要素であり、前 記乳剤は、前記感光性要素13が前記スロット5内の前記液体29に接触するときに 前記支持体と前記スロット5との間に配置される、請求項1記載の方法。 3.前記スロット5内にインサート7が存在し、前記液体29が前記インサート7 上を移動する、請求項1記載の方法。 4.前記インサート7は、前記感光性要素13に面する丸み付き表面を有する、請 求項3記載の方法。 5.前記感光性要素13は、前記要素13を前記塗布ヘッド1に接触させるように曲 がっている、請求項1記載の方法。 6.前記スロット5に供給される前記液体29の量は、前記要素13が前記スロット 5を離れるときに運び去る前記液体5の量の2倍以下である、請求項1記載の方法。 7.前記スロット5に供給される前記液体29の量は、前記要素13が運び去る前記 液体29の量の120%末満である、請求項6記載の方法。 8.液体を感光性要素に塗布する装置1であって、 ほぼ上向きのスロット5を画定するハウジング3と、 液体29を前記スロット5の長さに沿って均一に前記スロット5に供給する前記ハ ウジング3内の手段と、 前記感光性要素13を前記スロット5に搬送し、前記スロット5内の前記液体29に 接触するように前記感光性要素13を配置し、前記感光性要素13内または前記感光 性要素13上に液体29が含まれた状態で、前記感光性要素13を前記スロット5から 離れるように搬送する搬送手段と、 過剰な液体29を前記スロット5から除去する前記ハウジング3内の手段と、を備 えた装置。 9.前記スロット5内に配置されたインサート7をさらに備え、前記インサート7 は、前記スロット5内の前記液体29に接触する前記感光性要素13に面する丸み付 き表面を有する、請求項8記載の装置1。 10.液体29を除去する前記手段が、除去された液体29を送るリザーバ19と、 前記液体29が前記スロット5に到達する前に、前記液体29を加熱する加熱手段 と、 前記スロット5から除去された過剰な液体29を冷却する冷却手段と をさらに備える、請求項8記載の装置1。
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