JP2000503533A - 蛍光消光基質を用いたタンパク質分解酵素のアッセイ方法 - Google Patents

蛍光消光基質を用いたタンパク質分解酵素のアッセイ方法

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Abstract

(57)【要約】 (a)酵素を含有する試料を式Que−Sub−Flu−Spa−CarまたはFlu−Sub−Que−Spa−Carである固定化蛍光消光ペプチドとインキュベートし、上記式中、Subは、該タンパク質分解酵素の特定の切断部位を含むペプチド鎖であり、Fluは、発蛍光団であり、Queは、発蛍光団により出される蛍光放射を吸収することができる消光剤であり、Spaは、直接結合またはスペーサー鎖であり、そしてCarは、非水溶性及び/または高分子の担体であり、(b)場合によっては、担体物質から液体を分離し、(c)該担体物質に照射し、蛍光を測定する、ことを含んでなるタンパク質分解酵素のアッセイ方法が開示される。また、そのようなアッセイ、特にアグレカナーゼ、並びにメタロプロテイナーゼ−1、−3及び−13活性のアッセイに使用するための特定のアミノ酸配列を含む固定化基質も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 蛍光消光基質を用いたタンパク質分解酵素のアッセイ方法 本発明は、蛍光標識及び蛍光消光剤を有する基質の使用を含んでなるタンパク 質分解酵素のアッセイ方法に関する。 酵素により特異的に切断され、そしてその切断部位の片側に発蛍光団、もう片 側に蛍光消光剤を担持するペプチドを用いるタンパク質分解酵素の蛍光アッセイ は、当該技術分野で知られている。例えば、EP−A−第428000号は、ウ イルスのタンパク質分解酵素の検出のための蛍光消光基質を開示しており、これ らの基質は、ウイルスのプロテアーゼにより特異的に切断することができ、5− (2−アミノエチルアミノ)ナフタレン−1−スルホン酸(Edans)のよう な蛍光供与体及び4−(4−ジメチルアミノフェニルアゾ)安息香酸(Dabc yl)のような消光剤を結合したペプチド配列からなる。特定のタンパク質分解 酵素と接触すると、このペプチドは切断され、蛍光供与体は消光受容体から離さ れ、その結果、照射により、特定の酵素活性の尺度である検出可能な蛍光が生じ る。レトロウイルスのプロテアーゼの検出のための同様な系が、EP−A−第4 35845号に開示されている。マトリックスメタロプロテイナーゼ−3(MM P−3)により選択的に加水分解することができ、そして発蛍光団及び消光剤と してそれぞれ置換されたクマリン及び2,4−ジニトロフェニルを結合した蛍光 源基質が、Nagase等、J.Biol.Chem.269、20952−2 0957(1994)により記述されている。Edans/Dabcyl系を用 いたそのような内部的に消光された蛍光源プロテアーゼ基質の一般的な調製方法 は、Maggiora等、J.Med.Chem.35、3727 −3730(1992)により記述されている。 これらの既知の基質及び方法により、タンパク質分解酵素を適当な精度でアッ セイすることができるけれども、蛍光源プロテイナーゼ基質を用いる既知の基質 及び方法は、精製された系で適用されており、複雑な生物学的媒質(例えば、細 胞培養培地、滑液及び他の組織間液)ではほとんど適用されていない。これらの 基質及び方法は、精製された系より複雑な溶液の蛍光または光吸収成分による妨 害を受けると思われている。本発明により、固定化蛍光消光基質を用いた、タン パク質分解酵素を定量的にアッセイするための方法が提供される。 例えばマイクロタイタープレート上の、固定化蛍光消光基質を用いると、タン パク質分解切断後に蛍光フラグメントは、不溶性担体に結合したまま残る。従っ て、反応混合物(例えば血液)の妨害成分を容易に洗浄して除くことができ、実 際の測定に使用するためのきれいな溶液が得られる。その結果、タンパク質分解 酵素活性のより高感度で、信頼性の高い評価が得られる。 タンパク質分解酵素の小さいペプチド基質は、α2−マクログ・ロブリン(α 2MG)により阻害されるマトリックスメタロプロテイナーゼでの場合のように 、プロテイナーゼとインヒビターの高分子量複合体によりなお加水分解される可 能性があるという難点がある。MMP−α2MG複合体は、プロテオグリカン、 血漿タンパク質及びコラーゲンタンパク質のような高分子量の生理学的基質を加 水分解することはできないので、可溶性のペプチド基質は、実際のタンパク質分 解活性を高く見積もりすぎる。固定化蛍光消光プロテイナーゼ基質は、この不都 合な点に束縛されず、すなわち、固定化の結果、これらはMMP−α2MG複合 体 によりそれ以上転化されない。この場合及び以下に述べる全ての場合において、 「固定化」は、不溶性担体に限定されない。また、アルブミンのような可溶性担 体及びあらゆる方法により得られる高分子も適用できる。これに関連して、高分 子は、5kDaより大きい、特に10kDaより大きい分子量を有すると理解さ れる。 固定化方法の別の特徴は、アッセイを実施する前に担体(マイクロタイタープ レート、紙または他のストリップ)を乾燥できることである。これは、試験者の 最小限の作業を必要とする再現性のある簡便なアッセイキットを開発することが できるという利点を与える。より重要なことは、「乾燥形態のアッセイ」は、試 料を希釈せずにタンパク質分解活性を評価することができ、すなわち、試料を担 体に直接添加することができる。従って、可逆的合成インヒビターを含有するタ ンパク質分解酵素を含む生物学的試料の希釈が避けられる。そのような試料の希 釈は、タンパク質分解酵素とインヒビターの平衡を乱し、その結果、間違った結 果のデータが得られると思われるので、これは利点である。 蛍光消光基質の固定化は、プロテイナーゼの酵素活性を評価するさらなる新規 な可能性を提供する。 1)アクリレートゲルに固定化される場合、ザイモグラフィー型のアッセイ(H anemaaijer等、Biochem.J.(1993)296、803− 809を参照)を実施することができ、すなわち、まず、タンパク質分解酵素及 びそれらのプロ型を分子量に基づき分離する。ドデシル硫酸ナトリウムのような 電気泳動成分を洗浄して除いた後、プロテイナーゼ及びプロ型は再生し、活性に なる。固定化蛍光消光基質を用いて、蛍光の増加が見られる。通常のザイモグラ フィーに対する利点 は、ペプチドがより一般的な基質であること(例えば、含まれる基質のゼラチン 、カゼイン等によりアッセイが1種の(群の)酵素に対して多かれ少なかれ特異 的になる通常のザイモグラフィーと比べて、1枚のゲル内でいくつかのMMP及 びプロ型を検出することができる);適切なペプチド配列を選択することにより 、特定のプロテイナーゼに対する選択性を得ることができることである。合成ペ プチドは、それら自体、生理学的基質よりはるかに大きい範囲の基質を用いるこ とを可能にし、すなわち、限られた供給源の例えばコラーゲンが利用できる。さ らに、固定化蛍光消光基質は、(「終点の」通常のザイモグラフィ一法と異なり )蛍光の連続測定を可能にする。従って、後期及び初期の時点でそれぞれ蛍光を 測定することにより、過剰量の他のプロテイナーゼの存在下で低いレベルのプロ テイナーゼを検出することができる。蛍光は高感度で測定することができるので 、蛍光消光ザイモグラフィーは、非常に感度の高い技術である。さらに、これは 定量的な方法であり、そして通常のザイモグラフィーでの場合のように、シグナ ルの減少よりむしろシグナルの増加により測定する。 2)固定化蛍光消光ペプチドを細胞培養系に適用することができ、すなち、蛍光 消光ペプチドで被覆した培養プレート上の生育細胞は、培養細胞によるタンパク 質分解酵素の生産の評価を可能にする。また、細胞移動を調べるために、これら のペプチドを物理的(非共有結合的)に結合することもできる。 3)蛍光消光基質と組織を接触させることにより、蛍光消光ペプチドを組織切片 に適用することができ、すなわち、蛍光顕微鏡により、細胞レベルでタンパク質 分解酵素活性を測定をすることができる。この応用は、 蛍光生成物の拡散を減少するために、好ましくはポリビニルアルコールまたはア ガロースのような粘性媒質中に、溶解した基質を用いて実施することができる。 最も理想的には、この基質は、組織学的担体を被覆するために用いられる高分子 に共有結合的に結合されるか、または担体に直接共有結合的に結合される。 プロテイナーゼは、細胞外マトリックスの各種成分の酵素消化を通して、生理 学的及び病理学的過程中の組織再編に関与することが知られている。活性タンパ ク質分解酵素の変異体は、例えば、アテローム動脈硬化症、軟骨及び骨のターン オーバー(turnover)、並びに創傷治癒において、細胞外マトリックス の局所的蓄積または再吸収を調節する可能性がある。免疫組織学によるタンパク 質分解酵素の検出により、プロテイナーゼの局所的な量を評価することができる 。しかしながら、利用できる抗体は、酵素のプロ型、活性型及び阻害型の間を識 別しない。既知の免疫学的検出技術を用いるよりむしろタンパク質分解酵素の局 所的酵素活性を評価する方法論がある方がより適切である。そのような活性アッ セイが、最近、インサイチューザイモグラフィーを用いてGalis等(FAS EB J.、9(1995)974−980)により記述されている。SDS− PAGE形態のザイモグラフィーのように、これは、「終点」アッセイである。 固定化蛍光消光基質は、活性プロテイナーゼの顕微鏡位置測定に用いるためにま さに好適であり、これは、そのような使用が、(1)局所的測定を可能にし、( 2)時間的測定を可能にし、(3)定量的方法であり、(4)シグナルの減少よ りむしろシグナルの増加を測定し、(5)(組織切片が与えている)蛍光を連続 的に測定しながら、組織切片を除くことを可能にし、(6)実施するのが 比較的容易であり、(7)実質的にあらゆるバッファーで適用できるからである 。項目2、4、5、6及び7に関して、固定化蛍光消光基質は、Galis等に より記述されたインサイチューザイモグラフィ一形態より優れている。 本発明の方法は、 (a)酵素を含有する試料を式 Que−Sub−Flu−Spa−Car または Flu−Sub−Que−Spa−Car 上記式中、 Subは、該タンパク質分解酵素の特異的切断部位を含むペプチド鎖であり、 Fluは、発蛍光団であり、 Queは、発蛍光団により出される蛍光放射を吸収することができる消光剤であ り、これは、Fluと同じ基であってもよく、 Spaは、直接結合またはスペーサ一鎖であり、そして Carは、不溶性及び/または高分子の担体である、 で示される固定化蛍光源ペプチドとインキュベートし、 (b)場合によっては、担体物質から液体を分離し、 (c)該担体物質に照射し、蛍光を測定する ことを含んでなる。 上に定義される記号Flu、Sub、Que、Spa及びCar以外に、以下 の略語が本明細書で用いられる。 Aad α−アミノアジピン酸 Abu α−アミノ酪酸 Cha β−シクロヘキシルアラニン Dabcyl 4−(4−ジメチルアミノフェニルアゾ)安息香酸 DMF ジメチルホルムアミド DMSO ジメチルスルホキシド DNP ジニトロフェニル Esca ε−アミノカプロン酸 Edans 5−(2−アミノエチルアミノ)ナフタレン−1−スル ホン酸 EDTA エチレンジアミン四酢酸 EGS エチレングリコールービス(スクシンイミジルスクシネ ート) Emc S−メルカプトエチルシステイン Fmoc 9−フルオレニルメトキシカルボニル Gaba γ−アミノ酪酸 HPLC 高速液体クロマトグラフィー Hse ホモセリン(α−アミノ−γ−ヒドロキシ酪酸) Hyp 4−ヒドロキシプロリン Mca 7−メトキシクマリン−4−酢酸 Mcc 7−メトキシクマリン−3−カルボン酸 MMP マトリックスメタロプロテイナーゼ Nma N−メチルアントラニル酸 NMM N−メチルモルホリン NMP N−メチルピロリドン Nle ノルロイシン(α−アミノカプロン酸) Nva ノルバリン(α−アミノ吉草酸) Orn オルニチン(α,δ−ジアミノ吉草酸) PA プラスミノーゲンアクチベーター PAGE ポリアクリルアミドゲル電気泳動 PBS リン酸緩衝食塩水 SDS ドデシル硫酸ナトリウム Sec S−エチルシステイン(α−アミノ−β−エチルチオ− プロピオン酸) Smc S−メチルシステイン(α−アミノ−β−メチルチオ− プロピオン酸) TFA トリフルオロ酢酸 Tris トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン 本発明の方法において、ペプチド鎖Subは、アッセイ下の特定のタンパク質 分解酵素活性に従って選択される。現在知られているタンパク質分解酵素は、セ リンプロテアーゼ(EC番号 3.4.21)、システインプロテアーゼ(EC 3.4.22)、アスパルティックプロテアーゼ(EC 3.4.23)及びメ タロプロテアーゼ(EC 3.4.24)に分けることができる。例えば、マト リックスメタロプロテイナーゼ(MMP)では、切断部位はGly−Leuであ り、そしてMMP酵素により認識されるアミノ酸配列は、Pro−Xax−Gl y−Leu、特にPro−Gln−Gly−LeuまたはPro−Leu−Gl y−Leuであってもよく、上記式中、Xaxはあらゆるアミノ酸である。別の 例として、プラスミンは、リシンのカルボキシル官能基で特異 的に切断し、そして特定配列は、例えば、Ile−Phe−Lys−Xayであ ってもよい。これら及び他の特定のプロテアーゼ基質配列は、当該技術分野で知 られている。臨床的に重要なプロテアーゼは、以下のもの、すなわち、第VIIa 因子、第IXa因子、第Xa因子、APC、トロンビン、t−PA、u−PA、プ ラスミン、トリプシン、キモトリプシン、エンテロキナーゼ、ペプシン、カテプ シン、アンジオテンシン変換酵素、マトリックスメタロプロテイナーゼ(コラゲ ナーゼ、ストロメリシン(stromelysins)、ゼラチナーゼ)、エラ スターゼ、Cir及びCisを含んでなる。 関連した基質特異性を有するいくつかのプロテアーゼは、以下の通りである。 カテプシンC:ポリペプチドからのN末端ジペプチドの連続的除去を触媒するシ ステインプロテアーゼ。この反応速度は、最後から2番目(penultima te)のアミノ酸により決定され、親水性及び疎水性残基が適切とみなされる。 N末端のLysまたはArgにより、分解は阻止される。第二または第三のアミ ノ酸がProの場合も切断が妨げられる。 キモトリプシン:Tyr、Phe及びTrpのC末端でペプチド結合を特異的に 加水分解するセリンエンドペプチダーゼ。Leu、Ala、Asp及びG1uは 、より低い速度で切断される。作用を受けやすいアミノ酸のアミド及びエステル にも作用する。 エラスターゼ:Ala、Val、Leu、Gly及びSerのような電荷を持た ない非芳香族側鎖を有するアミノ酸のC末端側でペプチド結合を加水分解するセ リンエンドペプチダーゼ。 第Xa因子:配列−Ile−Glu−Gly−Arg−Xaz(Xazはあらゆ るアミノ酸である)内のArgのカルボキシル側でペプチド結合を特異的に加水 分解するセリンエンドペプチダーゼ。 カリクレイン:特にPhe−(またはLeu−)−Arg−Xaz結合で、Ar gのカルボキシル側でペプチド及びエステル結合を選択的に加水分解するセリン エンドペプチダーゼ。 ペプシン:広い特異性を有するアスパルティックエンドペプチダーゼ。 別の疎水性残基に結合しているPhe、Met、LeuまたはTrpのカルボキ シル側で選択的に結合を切断する。Tyr−Xaz結合は、比較的耐性である。 プラスミン:LysまたはArgのカルボキシル側でペプチド及びエステル結合 を加水分解するセリンエンドペプチダーゼ。 スブチリシン:大部分のペプチド結合、特にAsp、Glu、Ala、G1y及 びValに隣接するものを切断する非特異的セリンエンドペプチダーゼ。 サーモリシン:Ile、Leu、Met、Phe、Trp及びValのような大 きい側鎖を有する疎水性アミノ酸のアミノ基を含むペプチド結合を加水分解する 非特異的Zn−メタロペプチダーゼ。疎水性アミノ酸のC末端にProが存在す る場合、前者のN末端での切断を妨げる。 トロンビン:塩基性アミノ酸のArg及びLysのカルボキシル側でタンパク質 及びペプチドを特異的に加水分解するセリンエンドペプチダーゼ。Arg及びL ysのアミド及びエステル結合も同様に切断される。 トリプシン:塩基性アミノ酸のArg及びLysのカルボキシル側でタンパク質 及びペプチドを特異的に加水分解するセリンエンドペプチダー ゼ。Arg及びLysのアミド及びエステル結合も切断される。 本方法は、例えば、アグレカナーゼ(aggrecanase)活性をアッセ イするために適している。そのようなアッセイで用いることができる(以下に▲ で示される)既知のアグレカナーゼ切断部位は、以下のもの、 を含む。 これらの配列は、それぞれ配列番号1−9を有する。 これらの配列で、下線を引いた部分は、場合によっては保存突然変異、例えば 、Glyの代わりにAla、Abu、Val、NvaまたはLeu;Leuの代 わりにAla、Abu、Val、Nva、IleまたはNle;Alaの代わり にGly、Abu、Val、Nva、Leu、IleまたはNle;Gluもし くはGlnの代わりにGln/Glu、Asn/AspまたはAad;Argの 代わりにLyS、Orn、HisまたはTrpを含んで、存在しなければならな い。好ましくは下線を 引いた部分のどちらか一方の側にもう1個のアミノ酸、特にどちらか一方の側に もう2個、そして場合によってはもう3個のアミノ酸が、同様に場合によっては 保存突然変異を含んで、存在する。配列SubまたはCarまたはSpaのいず れかで関係するアグレカンに相当する例えば50−150アミノ酸のさらなる部 分配列を基質中に含むことは、しばしば有益である。アグレカンでは、そのよう なさらなる配列は、切断部位に関してC末端領域に由来する。例としては、配列 番号10に示されるヒトアグレカン配列382−477であり、1個以上の突然 変異を含んでもよい。 本方法は、例えば、マトリックスメタロプロテイナーゼによるアグレカンの分 解をアッセイするためにも適している。(そのようなアッセイに用いることがで きる(以下に▲で示される)既知のMMP切断部位は、配列:334 Asp−Phe−Val−Asp−Ile−Pro−Asn▲Phe−Ph e −Gly−Val−Gly−Gly−348Glu(配列番号11)(ヒトアグ レカン、MMP−1、−2、−3、−7、−8、−9及び−13による切断)を 含む。この基質配列中で、下線を引いた部分は存在しなければならず、(例えば 、Hypによる)339Pro及び(例えば、Tyr、TrpまたはChaによる )342Pheの保存交換は許される。好ましくは、下線を引いた部分のどちらか 一方の側にもう1個のアミノ酸、特にどちらか一方の側にもう2個、そして場合 によってはもう3個のアミノ酸が存在する。ここでもまた、切断部位のN末端側 及びC末端側の両方に由来することができる、関係するアグレカンに相当する例 えば50−150アミノ酸のさらなる部分配列を含むことは、有 益である可能性がある。 本方法は、例えば、マトリックスメタロプロテイナーゼ活性をアッセイするた めにも適している。例えばMMP−13のアッセイに特に用いることができる切 断部位は、配列Ala−Arg−Gly−Serを含み、ここで、Ala及びG lyは、別の脂肪族アミノ酸で置換されていてもよく、そしてSerは、別のヒ ドロキシ−脂肪族または脂肪族アミノ酸で置換されていてもよい。従って、MM P−13の選択的基質は、例えば、Dabcyl−Gaba−Ile−Thr− Glu−Gly−Gly−Ala−Arg▲Gly−Ser−Glu(Edan s)−Ile−Lys−NH2(配列番号12)であってもよい。MMP−13 のアッセイに特に用いることができる別の切断部位は、配列Arg−Gly−L eu−Gluを含み、ここで、Argは、別の正に荷電したアミノ酸または類似 体で置換されていてもよく、そしてGly及び/またはLeuは、別の脂肪族ア ミノ酸で置換されていてもよい。従って、MMP−13の選択的基質は、例えば 、Dabcyl−Gaba−Pro−Arg−Gly▲Leu−Glu(Eda ns)−Ala−Lys−NH2であってもよい。 同様に、ストロメリシン(MMP−3)の選択的蛍光消光基質として、Dab cyl−Gaba−Arg−Pro−Lys−Pro−Val−Glu▲Nva −Trp−Arg−Glu(Edans)−Gly−Lys−NH2(配列番号 13)を用いることができ、このアミノ酸配列は、Nagase等(Nagas e H、Fields CG、Fields GB、J.Biol.Chem. 269(1994)20952−20957)によりMMP−3に非常に選択的 であることが見いだ された。配列(Pro)−Val−Glu−Nva−Trp−(Arg)は、可 能な保存的変異を含んで、存在しなければならない。 また、間質コラゲナーゼ(MMP−1)の酵素活性をアッセイするための選択 的基質として、Dabcyl−Gaba−Pro−Cha−Abu▲Smc−H is−Ala−Glu(Edans)−Gly−Lys−NH2(配列番号14 )を用いることができ、アミノ酸配列、Cha−Abu−Smc−Hisは、M cGreehan等(McGreehan GM、Bickett DM、Gr enn M、Kassel D、Wiseman JS、Berman J.、 J.Biol.Chem.269(1994)32814−32820)により 天然の配列Leu−Gly−Leu−Trpより優れた基質であることが見いだ された。Chaの代わりにLeu;Abuの代わりにGlyまたはAla;Sm cの代わりにLeu、SecまたはEmc:そしてHisの代わりにTrpのよ うなその変異体も有用である。 発蛍光団(Flu)は、置換メルカプト酸のような、ペプチド配列に結合する ことができる置換アミノ酸または別の置換基であることができ、このアミノ酸の 側鎖または他の基が蛍光部分を保有する。置換アミノ酸は、蛍光部分がアミノ基 で結合されるリシン、オルニチンもしくは他のα,ω−ジアミノ酸、または蛍光 部分が末端のカルボキシル官能基により結合されるGlu、AspもしくはAa d、または蛍光部分をチオール官能基を介して結合するシステインもしくは他の チオール含有アミノ酸であってもよい。 ペプチド鎖の側鎖で結合する代わりに、発蛍光団は、2つのアミノ酸の間に結 合していてもよく、従って、ペプチド鎖中に位置してもよい。 この態様において、発蛍光団は、片方の末端に例えば、アミノ、メルカプトまた はヒドロキシ官能基を、そしてもう片方の末端にカルボキシ官能基を含むことが できる。 基質中に用いられる発蛍光団は、当該技術分野で知られている。好適な発蛍光 団は、上記のEdans及び他のアミノナフタレンスルホン酸、クマリン、7− メトキシクマリン−4−酢酸(Mca)または7−メトキシクマリン−3−カル ボン酸(Mcc)のような置換されたクマリン、トリプトファン、N−メチルア ントラニル酸(Nma)を含んでなる。発蛍光団は、例えば250と400nm の間の励起波長及び例えば370と550nmの間の発光波長を有することがで きる。 消光剤(Que)を特定の基質配列に、例えば、そのカルボキシル官能基を使 って、場合によってはω−アミノ−アルカン酸、特にγ−アミノ酪酸(Gaba )、ε−アミノカプロン酸(Eaca)、オルニチンまたはリシンのような1個 以上のスペーサーアミノ酸を介して結合することができる。消光剤が発蛍光団と 担体の間に配置される場合(式Flu−Sub−Que−Spa−Car)、F luに関して上に記述したように、アミノ酸の側鎖または2個のアミノ酸の間に これを結合することができる。 基質中に用いられる消光剤は、当該技術分野で知られている。好適な消光剤 は、上記のDabcyl及び他のアミノフェニルアゾベンゾイル誘導体並びにジ ニトロフェニル(DNP)及び誘導体を含む。好ましくは、消光剤は、発蛍光団 の発光波長に相当する吸収波長を有する。それ故、消光剤と発蛍光団は、一致す る。発蛍光団と消光剤の好適な組み合わせの例は、Edans/Dabcyl、 クマリン/DNP、トリプ トファン/DNP及びNma/DNPである。蛍光の消光は、2つの同一な発蛍 光団間でも起こることができるので、Que=Fluの場合にも効率のよい消光 を得ることができる。発蛍光団及び消光剤は、これら2つの間の分子内エネルギ ー移動が可能であるような距離で配置されなければならない。発蛍光団と消光剤 の間のアミノ酸鎖が4−10アミノ酸、特に5−8アミノ酸を含んでなる場合、 または発蛍光団と消光剤の間の間隔がそのような鎖の距離に相当する場合、通常 、この要求は満たされる。 スペーサー鎖Spaは、直接結合、1個以上の原子の鎖、または基質ペプチド と不溶性担体の間に十分な距離を与えるぺプチドもしくは他の鎖であってもよい 。スペーサー鎖は、例えば、Escaのような1個以上のω−アミノ酸を含んで なることができる。スペーサー鎖は、その末端に、不溶性担体に共有結合または 他の(例えば、ビオチン/アビジン)カップリングをすることができる基を含む 。担体とのカップリングは、アミノ、チオールまたはカルボキシル官能基とカッ プリングするホモ(homo−)または二官能基架橋剤により樹立することがで きる。好適な架橋またはカップリング剤は、グルタルジアルデヒド及び市販され ているアミノ−、スルホ−またはカルボ−結合試薬を含む。また、ポリアクリレ ートマトリックスに混合することができるアクリレート誘導体によりカップリン グを実施することもできる。 スペーサー及び担体は、好ましくは、基質鎖にそのカルボキシル末端で結合さ れる。スペーサー鎖の末端のカップリング基がスペーサー鎖のアミノ末端に結合 することが必要な場合、例えば、リシンまたは他のα,ω−ジアミノ酸の導入に より、アミノ酸鎖の「極性」を逆にするこ とができる。例えば、好適なスペーサー鎖はリシン残基からなり、そのω−アミ ノの位置でこれにEaca残基が結合し、次にそれにアクリロイル基が結合する 。 不溶性及び/または高分子の担体Carは、生化学アッセイに用いられるあら ゆる通常の固形担体を含んでなることができる。これらは、例えば被覆後の、マ イクロタイタープレート、紙片、合成ポリマーストリップ、ビーズ、樹脂、アク リレートマトリックス(例えば、ゲル)、ガラス、及びタンパク質を含む。 また、不溶性及び/または高分子の担体Carは、天然の酵素基質のモデルと して基質を用いるために、高分子の、分散したまたは可溶性の構造を含んでなる こともできる。これは、インヒビター等により決定される酵素活性を測定する場 合に特に有用であり、すなわち、高分子の担体を有さない比較的小さい合成基質 は、阻害複合体の存在にかかわらず切断され、従って、「天然の]高分子基質に 利用できない活性を測定する可能性がある。 上記の配列Que−Sub−Flu−Spa−Carは、上記,のような高分 子の、分散したまたは可溶性の基質として用いられる場合を除いて、しばしば、 配列Flu−Sub−Que−Spa−Carより好ましい。 典型的な配列において、複数の基Flu−Sub−Que−Spa−が単一の 担体に結合され、式(Flu−Sub−Que−Spa)n−Carを生じる。 高密度の発蛍光団が存在する例外的な場合(例えば、n≧20、例えば50と1 00の間の場合)には、Que基なしに効率のよい消光を得ることができる。 本発明の方法は、各種態様における酵素アッセイ、すなわち、1)ザイモグラ フィー形態の酵素活性の測定(アクリレートゲル中/上に固定された基質);2 )希釈されない生物学的試料をアッセイすること、及び生物学的マトリックスの 妨害成分を容易に洗浄して除くことを可能にする、マイクロタイタープレート中 及び他の固形担体上または中の酵素測定;3)組織切片のタンパク質分解酵素活 性の評価(組織学);4)天然の高分子基質に似た溶液または分散液中の酵素測 定を可能にする。 本発明の方法を用いてアッセイされるタンパク質分解酵素は、セリンプロティ ナーゼ、システインプロテイナーゼ、アルパルティックプロテイナーゼ及びメタ ロプロテイナーゼを初めとする全てのプロテアーゼを含んでなる。本方法は、エ ンドプロテイナーゼで特に有用である。本発明の方法でアッセイされるプロテイ ナーゼの好ましい種類は、コラゲナーゼ、ゼラチナーゼ及びストロメリシンを初 めとするマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)を含んでなる。MMPは 、それぞれ、細胞移動、軟骨の分解及び基底膜の分解、並びに転移により、創傷 治癒、慢性関節リウマチ及び変形性関節症、腫瘍の侵潤及び血管形成において役 割を果たしており、従って、これらの酵素の活性は、これらの疾患の重要な指標 である。本発明の方法の重要な利点は、基質がザイモグラフィー形態でアクリル アミドゲル上または中に固定される場合、活性のある酵素(MMP)だけでなく 、プロ酵素も検出できることである。 調べているプロテイナーゼのアッセイの前に、例えば、特異的抗体もしくは他 の選択的結合剤を用いて他のタンパク質分解酵素を選択的に除去することにより 、(抗体もしくは他の選択的結合技術を用いて)調べているプロテイナーゼを選 択的に結合し、続いて結合しない酵素を分離 することにより、または他のタンパク質分解酵素の選択的インヒビターを添加す ることにより、または調べているプロテイナーゼの選択的インヒビターを添加す ることにより、本発明の方法をさらに改善することができ、この後者の場合、測 定される全活性から阻害後に測定される活性を引くことにより最終結果が得られ る。全てのそのようなアッセイは、試料の前処理なしに、またはプロ酵素の活性 化を初めとするあらゆる形態の生物学的試料の前処理をして、酵素活性を測定す ることを含む。 実施例 実施例1:蛍光源ペプチドの合成 Fmoc−Glu(Edans)−OHの合成 10ml DMF中のFmoc−G1u(OH)−O−tert−ブチル(1 .7g、4mmol)、Edans(1.07g、4mmol)及びベンゾトリ アゾール−1−イルオキシートリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフ ルオロリン酸塩(1.77g、4mmol)の撹拌溶液に、室温でジ−イソプロ ピルエチルアミン(2ml、12mmol、CaH2から蒸留した)を添加した 。2時間後に反応が完了した(トルエン/酢酸、9/1、v/vを用いたシリカ 薄層クロマトグラフィー)。この反応混合物に、50mlのCH2Cl2及び50 mlの0.5M KHSO4を添加した。有機層を0.1M KHSO4及びH2O で洗浄し、MgSO4で乾燥し、真空中で留去すると、2.8gの油状物を生じ た。tert−ブチル基を除去するために、10mlの氷酢酸及び1mlの12 NHClを添加した。1時間撹拌した後、溶媒を真空中で留去した。DMF(2 x 10ml)と共に留去する(co−eva poration)ことにより微量の酢酸を除いた。この生成物を逆相HPLC (RP−HPLC)により45%の収率で精製した(H2O中0.1%のTFA 中のアセトニトリル勾配を用いたC18カラム)。蛍光消光Dabcyl/Edansペプチドの合成 テンタゲル(tentagel)S ACを用いて自動化多重(multip le)合成機で固相化学により10μmolの規模で基質を合成した(処理量0 .2μeq、粒度90μm)。NMP中の0.67MPyBOP(ベンゾトリア ゾール−1−イル−オキシ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロ リン酸塩)90μl、NMP中のNMM(N−メチルモルホリン)(2/1、v /v)20μl及びNMP中の適当なFmoc−アミノ酸の0.6M溶液100 μlの混合物を添加することにより、繰り返しカップリングを実施した。Fmo c−Glu(Edans)−OHのカップリングを10倍過剰で3時間実施した 。250μlのNMP中10等量のp−(p−ジメチルアミノ−フェニルアゾ) 安息香酸、10等量のPyBOP及び20等量のNMMの懸濁液を用いて、Da bcyl部分を3時間結合させた。200μlのTFA/H2O(19/1、v /v)を反応容器に添加することにより(5分間隔で6回)、樹脂からの切断及 び保護基の除去を実施した。最初のTFA/H2Oの添加の3時間後に、10m lのエーテル/ペンタン(1/1、v/v)を添加し、−20℃に冷却すること により、合わせた濾過液からペプチドを沈殿させ、その後、遠心分離(−20℃ 、2,500g、10分)によりペプチドを単離した。続いて、SuperPa c Pep−S15μm9.3 x 250mmカラムを用いたRP−HPLCに よりペプチドを精製した。RP−HPLC(H2O中0.1% のTFA中のアセトニトリル勾配)により、そしてTOF−MALDI質量分析 法により、ペプチドの純度及び同一性を定めた。 このようにして、約100アミノ酸の担体タンパク質に結合される、アグレカ ナーゼの蛍光消光基質として蛍光消光Dabcyl−Gaba−Ile−Thr −Glu−Gly−Glu▲Ala−Arg−Gly−Ser−Glu(Eda ns)−Ile−Lys−NH2(配列番号15)を、そしてMMPの基質とし てDabcyl−Gaba−Pro−Gln−Gly▲R(Rの例:−Leu− Phe−Ala−Glu(Edans)−Ala−Lys−NH2(配列番号1 6);−Leu−Phe−Gly−Glu(Edans)−Lys−NH2(配 列番号17);−Leu−Glu(Edans)−Ala−Lys−NH2(配 列番号18);−Leu−Glu(Edans)−Gly−Lys−NH2(配 列番号19);−Leu−Glu(Edans)−Gly−NH2(末端のLy sを含まない配列番号19);▲、切断部位)を合成した。さらに、MMP−1 3の選択的基質としてR=Ala−Arg▲−Gly−Ser−Glu(Eda ns)−Ile−Lys−NH2(配列番号20)を調製した。さらに、MMP −13の選択的基質としてDabcyl−Gaba−Pro−Arg−Gly▲ Leu−Glu(Edans)−Ala−Lys−NH2(配列番号21)を合 成した。この後者の配列で、Leuは、置換または欠失さえしていてもよい。 実施例2:蛍光消光ペプチドのシリカビーズ上への固定化 1.0mlの蛍光消光ペプチド溶液(Dabcyl−Gaba−Pro−Gl n−Gly▲R;リン酸緩衝食塩水中25μM、Rは固定化の ために用いるリシン残基を含む)に、10mgのアミノプロピルシリカビーズ( 40μmの直径、グラム当たり1.4mmolのアミノ基)を添加した。室温で 15分の混合後、20μlのEGS溶液(DMSO中25mM)を添加した。反 応を測定するために、上清のA470(Dabcylの吸収極大)の減少を用い た。A470の減少が止まるまで、カップリングを続けた。遠心分離及び上清の 除去後、ビーズをPBS(1.5ml)、0.1%Tween−20を含むPB S(1.5ml)、1M Tris−HCl(pH7.5;1.2ml)及びイ ンキュベーションバッファー(50mMTris、pH 7.6;150mM N aCl、5mM CaCl2、1μM ZnCl2、0.01%Brij−35;1 .0ml)で連続して洗浄した。 ペプチドをつけたシリカビーズを活性化ゼラチナーゼの混合物(MMP−2及 びMMP−9)とインキュベーションすると、RP−HPLC(H2O中0.1 %のTFA中のアセトニトリル勾配を用いたC18カラム)により確認されるよ うに、Dabcyl−Gaba−Pro−Gln−Glyフラグメントがビーズ から上清中に効率よく遊離された。 実施例3:蛍光消光ペプチドのガラススライド上への固定化 ガラス顕微鏡スライドを20%H2SO4、水(2回)、0.1N NaOH及 び水で洗浄することにより完全にきれいにした。乾燥後、これらのガラススライ ドを3−アミノプロピルトリエトキシシラン中に室温で4分間置き、水及びPB S(2回)ですすいだ。穏やかに撹拌しながら、ガラススライドを蛍光消光基質 (例えば、Dabcyl−Gaba−Pro−Gln−Gly▲Leu−Phe −Ala−Glu(Eda ns)−Ala−Lys−NH2(配列番号16)またはDabcyl−Gab a−Pro−Gln−Gly▲Leu−Glu(Edans)−Ala−Lys −NH2(配列番号18);1.0mlのPBS中25μM)の溶液に浸し、続 いて、これに20μlのEGS(DMSO中25mM)を添加した。A470の 測定により、室温で3時間以内にカップリングが完了したことが示された。PB S中のグリシン(50mMの最終濃度、1.0ml)を1時間添加することによ り、過剰のEGSから生じるN−ヒドロキシ−スクシンイミジル基のブロッキン グを実施した。全ての工程を周囲温度で実施した。 組織切片中のMMP活性を検出するために、蛍光消光基質で被覆したガラスス ライドを以下のように用いた。すなわち、ウサギ頭蓋冠(calvarial) 骨膜のクリオスタット切片(5μm)を基質で被覆したガラススライド上に置き 、インキュベーションバッファー(50mMTris、pH 7.6、5mM C aCl2、1μM ZnCl2、1mM 4−アミノフェニル水銀アセテート)中、 湿気の多い大気中で37℃でインキュベートした。蛍光の発生を蛍光顕微鏡を用 いて追跡した。時間と共に、はっきり識別できる蛍光スポットとして、組織があ る場所で蛍光の増加が見られた(図1)。組織で覆われていないガラスの位置で は、蛍光を検出できなかった。EDTAまたは合成のMMPインヒビターの存在 下でインキュベートした組織切片は、かなり弱い蛍光を示した。さらに、4−ア ミノフェニル水銀アセテートで活性化されなかった組織切片の蛍光は、4−アミ ノフェニル水銀アセテートで活性化された組織切片のものより弱かった。 実施例4:ウシ血清アルブミンに結合した蛍光消光基質 上に記述したように、EGS(最終濃度0.5mM;最終容量、2ml)によ り蛍光消光基質(例えば、Dabcyl−Gaba−Pro−Gln−Gly▲ Leu−Phe−Ala−G1u(Edans)−Ala−Lys−NH2(配 列番号16);最終濃度、PBS中25μM)をウシ血清アルブミン(BSA; PBS中2mg/mlの最終濃度)に結合させた。MMP−9とBSA−基質の インキュベーションのRP−HPLC分析(0.1%TFA/H2O中のアセト ニトリルの直線勾配)により、タンパク質を結合した基質のタンパク質分解が確 認され、すなわち、タンパク質の沈殿後、Dabcyl−Gaba−Pro−G ln−Glyフラグメントが上清中に検出された。 実施例5:α2−マクログロブリン複合MMPにより転化されない蛍光消光MMP基質 トリエチルアミン(DMSO中100mM、10μl)の存在下で室温で30 分間、蛍光消光基質(例えば、Dabcyl−Gaba−Pro−Gln−Gl y▲Leu−Phe−Ala−Glu(Edans)−Ala−Lys−NH2 (配列番号16);1mM DMSO、200μl)をN−スクシンイミジル− S−アセチルチオアセテート(DMSO中10mM、50μl)で誘導体化した 。80nmolの誘導基質の脱アセチル化後(20μlの水に溶解し、25mM EDTA及び0.5Mヒドロキシルアミンを含んでなる25μlのリン酸ナト リウムバッファー、50mM、pH 7.5と室温で15分間反応させた)、1 0μlのマレイミド活性化オボアルブミン(10mg/ml;Pierc e)を添加した。室温で2時間後、L−システイン(10μl、水中20mM) の添加により、過剰のマレイミド−オボアルブミンを不活性化した。水及びイン キュベーションバッファー(50mM Tris、 pH 7.6、150mM N aCl、5mM CaCl2、1μM ZnCl2、0.01%Brij−35)に 対して透析(10kDaカットオフ膜)した後、MMP−13(0.5nM)に よるオボアルブミン結合基質の転化を蛍光の増加の割合(励起、360nm;発 光、490nm;時間当たりの蛍光単位)により測定した。 過剰のα2−マクログロブリンの存在下で(5nM;MMP−13と25℃で 2時間前もってインキュベートした)、α2−マクログロブリンを欠いたインキ ュベーションに比較して、オボアルブミン結合基質の5%未満が分解された。こ のことは、担体に結合した蛍光消光基質を用いたアッセイが、α2−マクログロ ブリンと複合することによるMMP活性の阻害を反映することを示す。 実施例6:蛍光消光ペプチドのポリアクリルアミド中への混合 無水DMSO(5mM)に溶解した75nmolのN−(6−スクシンイミジ ルオキシ−6−オキシヘキシル)−アクリルアミドまたはN−(4−スクシンイ ミジルオキシ−4−オキシブチル)−6−アクリルアミド−ヘキサンアミド、及 び75nmolのトリエチルアミン(無水DMSO中25mM)の添加により、 蛍光消光基質(例えば、Dabcyl−Gaba−Pro−Gln−Gly▲L eu−Phe−Ala−Glu(Edans)−Ala−Lys−NH2(配列 番号16)及びDabcyl−Gaba−Pro−Gln−Gly▲Leu−G lu(E dans)−Ala−Lys−NH2(配列番号18);100μlのDMSO 中25nmol)をそのアクリレート誘導体に誘導する。この反応を室温で実施 し、3時間後に完了した(RP−HPLC)。 蛍光消光ペプチドのアクリレート誘導体をRP−HPLC(0.1%TFA/ H2O中のアセトニトリル勾配)により精製した。凍結乾燥後、12.5nmo lのアクリレート誘導体を(1ゲルに対して)3mlの10%アクリルアミド/ ビスアクリルアミド溶液(75/2、v/v)と混合し、続いて、標準的な方法 に従ってSDS−PAGEゲルを作った。不活性プロ型を初めとする、マトリッ クスメタロプロテイナーゼまたはその混合物を含む試料を添加し(20μl)、 続いて通常のSDS−PAGE電気泳動(ゲル当たり8mA、4℃、4時間)を 実施した。電気泳動後、アクリルアミドゲルを洗浄バッファー(50mMTri s、pH 7.6、5mMCaCl2、1μM ZnCl2、2.5%Triton X−100)で3回30分間、そしてインキュベーションバッファー(50m M Tris、pH 7.6、150mM NaCl、5mM CaCl2、1μM ZnCl2、0.01%Brij−35)で2回10分間洗浄した。インキュベ ーションバッファー中37℃でゲルを一晩インキュベーションした後、ゲルをU V光(366nm)下に置くと、マトリックスメタロプロテイナーゼ及びそれら のプロ型に相当する分子量の蛍光バンドが見られた(図2)。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年1月9日(1998.1.9) 【補正内容】 請求の範囲 1. (a)酵素を含有する試料を式 Que−Sub−Flu−Spa−Car または Flu−Sub−Que−Spa−Car 上記式中、 Subは、該タンパク質分解酵素の特定の切断部位を含むペプチド鎖であり、 Fluは、発蛍光団であり、 Queは、発蛍光団により出される蛍光放射を吸収することができる消光剤であ り、 Spaは、直接結合またはスペーサー鎖であり、そして Carは、非水溶性及び/または高分子の担体である、 で示される固定化蛍光消光ぺプチドとインキュベートし、 (b)場合によっては、担体物質から液体を分離し、 (c)該担体物質に照射し、蛍光を測定する ことを含んでなるタンパク質分解酵素のアッセイ方法。 2. FluがEdansのようなアミノナフタレンスルホン酸基であり、そ してQueがDabcylのようなアミノフェニルアゾベンゾイル基である、請 求の範囲1の方法。 3. Carがポリアクリレートまたはポリアクリルアミドである、請求の範 囲1または2の方法。 4. Subがアミノ酸配列Xab−Glu−Xad−Xaeを含み、ここで 、Xabはあらゆるアミノ酸、好ましくはGly、Ala、Ab u、Val、Nva、Leu、GluまたはGlnであり、Xadはあらゆるア ミノ酸、好ましくはGly、Ala、Abu、Val、NvaまたはLeuであ り、そしてXaeはあらゆるアミノ酸、好ましくはArg、Gly、Ala、A bu、Val、NvaまたはLeu、特にArgまたはGlyである、アグレカ ナーゼ活性をアッセイするための、請求の範囲1−3のいずれかの方法。 5. Subがアミノ酸配列Xai−Asn−Phe−Xajを含み、ここで、 Xaiはあらゆるアミノ酸、好ましくはProまたはHypであり、そしてXa jはあらゆるアミノ酸、好ましくはPhe、Tyr、TrpまたはChaである 、マトリックスメタロプロテイナーゼによるアグレカン分解をアッセイするため の、請求の範囲1−3のいずれかの方法。 6. Subが、アミノ酸配列Xad−Arg−Xaf−Xagを含み、ここ で、Xadはあらゆるアミノ酸、好ましくはGly、Ala、AbuまたはVa 1であり、Xafはあらゆるアミノ酸、好ましくはGlyまたはAlaであり、 そしてXagはあらゆるアミノ酸、好ましくはSer、Thr、Ala、Abu またはHseである、あるいは、アミノ酸配列Xam−Xan−Xao−Glu を含み、ここで、Xamはあらゆるアミノ酸、好ましくはArg、Lys、Or n、HisまたはTrp、特にArgであり、Xanはあらゆるアミノ酸、好ま しくはGly、Ala、AbuまたはVal、特にGlyであり、Xaoは、あ らゆるアミノ酸、好ましくはAla、Abu、Val、NVa、LeU、Nle またはIle、特にLeuである、マトリックスメタロプロテイナーゼ−13活 性をアッセイするための、請求の範囲1−3のいずれか の方法。 7. 該固定化ペプチドが、ガラスプレートのような固形担体に共有結合的ま たは非共有結合的に結合している、組織切片中のプロテイナーゼ活性をアッセイ するための、前述の請求の範囲のいずれかの方法。 8. 式 Que−Sub−Flu−Spa−Car または Flu−Sub−Que−Spa−Car 上記式中、 Subは、該タンパク質分解酵素の特定の切断部位を含むペプチド鎖であり、 Fluは、発蛍光団であり、 Queは、発蛍光団により出される蛍光放射を吸収することができる消光剤であ り、 Spaは、直接結合またはスペーサー鎖であり、そして Carは、ガラスもしくはポリマービーズ、ガラスプレート、マイクロタイター プレート、紙もしくは合成ポリマーストリップ、またはアクリレートもしくはア クリルアミドゲル及びタンパク質から選択される不溶性及び/または高分子の担 体である、 で示される蛍光消光ペプチドを含んでいる、タンパク質分解酵素をアッセイする ための固定化基質で。 9(11). 以下の配列、Gly−Glu−Ala−Arg、Leu−Gl u−Gly−Arg、Glu−Glu−Gly−Leu、Gln−Glu−A1 a−Gly及びGln−Glu−Leu−Glyのい ずれか、特に配列Gly−Glu−Ala−Argを含んでなる、アグレカナー ゼ活性の基質としての標識オリゴペプチド。 10(13/15). アミノ酸配列Xad−Arg−Xaf−Leuを含ん でなり、ここで、XadはProまたはHypであり、そしてXafはあらゆる アミノ酸、特にGly、Ala、AbuまたはValである、マトリックスメタ ロプロテイナーゼ−13活性の基質としての標識オリゴペプチド。 11(9/16). アミノ酸配列Xab−Glu−Xad−Xae、を含ん でなり、ここで、Xabはあらゆるアミノ酸、好ましくはGly、Ala、Ab u、Val、Nva、Leu、GluまたはGln、特にGly、Glnまたは Gluであり、XadはGly、Ala、Abu、Val、NvaまたはLeu 、特にGlyまたはAlaであり、そしてXaeはあらゆるアミノ酸、好ましく はArg、Gly、Ala、AbU、Val、NVaまたはLeu、特にArg またはGlyであり、これに蛍光標識及び好ましくは消光基も結合している、ア グレカナーゼ活性の基質としての標識オリゴペプチド。 12(10/16). アミノ酸配列Xaa−Xab−Glu−Xad−Xa e−Xafを含んでなり、ここで、XaaはGlu、Gln、Ala、Serま たはThrであり、そして/またはXafはGly、GluまたはGlnであり 、そしてXab、Xad及びXaeは請求の範囲11に定義したとおりである、 請求の範囲11のオリゴペプチド。 13(12/16). アミノ酸配列Xah−Xai−Asn−Phe−Xa j−Xakを含んでなり、ここで、Xahはあらゆるアミノ酸、特にAla、A bu、Val、Nva、Leu、Nleまたは最も特に Ileであり、Xaiはあらゆるアミノ酸、好ましくはProまたはHypであ り、Xajはあらゆるアミノ酸、好ましくはPhe、Tyr、TrpまたはCh aであり、そしてXakはあらゆるアミノ酸、特にAla、Abu、Val、N va、Ile、Leuまたは最も特にGlyであり、これに蛍光標識及び好まし くは消光基も結合している、マトリックスメタロプロテイナーゼによるアグレカ ン分解活性の基質としての標識オリゴペプチド。 14(13/16). アミノ酸配列Xad−Arg−Xaf−Xag、特に 配列Ala−Arg−Gly−Serを含んでなり、ここで、Xadはあらゆる アミノ酸、好ましくはGly、Ala、AbuまたはValであり、Xafはあ らゆるアミノ酸、好ましくはGlyまたはAlaであり、そしてXagは脂肪族 アミノ酸、好ましくはSer、ThrAla、AbuまたはHseであり、これ に蛍光標識及び好ましくは消光基も結合している、マトリックスメタロプロテイ ナーゼ−13活性の基質としての標識オリゴペプチド。 15(15/16). アミノ酸配列Xal−Xam−Xan−Xao−Xa p−Xaqを含んでなり、ここで、Xalはあらゆるアミノ酸、好ましくはPr oまたはHypであり、XamはArg、Lys、Orn、HisまたはTrp 、特にArgであり、XanはG1y、A1a、AbuまたはVal、特にGl yであり、Xaoはあらゆるアミノ酸または直接結合、好ましくはGly、Al a、Abu、Val、Nva、Leu、NleまたはIle、特にLeuであり 、Xapは、アミノ基に結合することができるアミノ酸、好ましくはAsp、A adまたは特にGluであり、そしてXaqはあらゆるアミノ酸、好ましくはG ly、 Ala、Abu、Val、Nva、Leu、NleまたはIle、特にAlaで あり、これに蛍光標識及び好ましくは消光基も結合している、マトリックスメタ ロプロテイナーゼ−13活性の基質としての標識オリゴペプチド。 16. 蛍光標識を有し、好ましくは消光基も有する、請求の範囲9または1 0のオリゴペプチド。 17. アミノ酸配列Cha−Abu−Smc−Hisを含んでなり、好まし くは配列Pro−Cha−Abu−Smc−His−Alaを含んでなり、これ に蛍光標識及び消光基が結合している、マトリックスメタロプロテイナーゼ−1 (間質コラゲナーゼ)の基質としての標識オリゴペプチド。 18. アミノ酸配列Val−Glu−Nva−Trpを含んでなり、好まし くは配列Pro−Val−Glu−Nva−Trp−Argを含んでなり、これ に蛍光標識としてEdans及び消光基としてDabcylが結合している、マ トリックスメタロプロテイナーゼ−3(ストロメリシン)の基質としての標識オ リゴペプチド。 19. 非水溶性の担体またはタンパク質に結合した、場合によっては複数コ ピーの、請求の範囲9−18のいずれかのオリゴペプチド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)酵素を含有する試料を式 Que−Sub−Flu−Spa−Car または Flu−Sub−Que−Spa−Car 上記式中、 Subは、該タンパク質分解酵素の特定の切断部位を含むぺプチド鎖であり、 Fluは、発蛍光団であり、 Queは、発蛍光団により出される蛍光放射を吸収することができる消光剤であ り、 Spaは、直接結合またはスペーサー鎖であり、そして Carは、非水溶性及び/または高分子の担体である、 で示される固定化蛍光消光ぺプチドとインキュベートし、 (b)場合によっては、担体物質から液体を分離し、 (c)該担体物質に照射し、蛍光を測定する ことを含んでなるタンパク質分解酵素のアッセイ方法。 2. FluがEdansのようなアミノナフタレンスルホン酸基であり、そ してQueがDabcylのようなアミノフェニルアゾベンゾイル基である、請 求の範囲1の方法。 3. Carがポリアクリレートまたはポリアクリルアミドである、 請求の範囲1または2の方法。 4. Subがアミノ酸配列Xab−Glu−Xad−Xaeを含み、ここで 、Xabはあらゆるアミノ酸、好ましくはGly、Ala、Ab u、Val、Nva、Leu、GluまたはGlnであり、Xadはあらゆるア ミノ酸、好ましくはGly、Ala、Abu、Val、NvaまたはLeuであ り、そしてXaeはあらゆるアミノ酸、好ましくはArg、Gly、Ala、A bu、Val、NvaまたはLeu、特にArgまたはGlyである、アグレカ ナーゼ活性をアッセイするための、請求の範囲1−3のいずれかの方法。 5. Subがアミノ酸配列Xai−Asn−Phe−Xajを含み、ここで、 Xaiはあらゆるアミノ酸、好ましくはProまたはHypであり、そしてXa jはあらゆるアミノ酸、好ましくはPhe、Tyr、TrpまたはChaである 、マトリックスメタロプロテイナーゼによるアグレカン分解をアッセイするため の、請求の範囲1−3のいずれかの方法。 6. Subが、アミノ酸配列Xad−Arg−Xaf−Xagを含み、ここ で、Xadはあらゆるアミノ酸、好ましくはGly、Ala、AbuまたはVa lであり、Xafはあらゆるアミノ酸、好ましくはGlyまたはAlaであり、 そしてXagはあらゆるアミノ酸、好ましくはSer、Thr、Ala、Abu またはHseである、あるいはアミノ酸配列Xam−Xan−Xao−Gluを 含み、ここで、Xamはあらゆるアミノ酸、好ましくはArg、Lys、Orn 、HisまたはTrp、特にArgであり、Xanはあらゆるアミノ酸、好まし くはGly、Ala、AbuまたはVal、特にGlyであり、Xaoはあらゆ るアミノ酸、好ましくはAla、Abu、Val、Nva、Leu、Nleまた はIle、特にLeuである、マトリックスメタロプロテイナーゼ−13活性を アッセイするための、請求の範囲1−3のいずれかの 方法。 7. 該固定化ペプチドが、ガラスプレートのような固形担体に共有結合的ま たは非共有結合的に結合している、組織切片中のプロテイナーゼ活性をアッセイ するための、前述の請求の範囲のいずれかの方法。 8. 式 Que−Sub−Flu−Spa−Car または Flu−Sub−Que−Spa−Car 上記式中、 Subは、該タンパク質分解酵素の特定の切断部位を含むペプチド鎖であり、 Fluは、発蛍光団であり、 Queは、発蛍光団により出される蛍光放射を吸収することができる消光剤であ り、 Spaは、直接結合またはスペーサー鎖であり、そして Carは、ガラスもしくはポリマービーズ、ガラスプレート、マイクロタイター プレート、紙もしくは合成ポリマーストリップ、またはアクリレートもしくはア クリルアミドゲルから選択される不溶性及び/または高分子の担体である、 で示される蛍光消光ペプチドを含んでいる、タンパク質分解酵素をアッセイする ための固定化基質。 9. アミノ酸配列Xab−Glu−Xad−Xaeを含んでなり、ここで、 Xabはあらゆるアミノ酸、好ましくはGly、Ala、Abu、Val、Nv a、Leu、GluまたはGln、特にGly、Gl nまたはGluであり、Xadはあらゆるアミノ酸、好ましくはGly、Ala 、Abu、Val、NvaまたはLeu、特にGlyまたはAlaであり、そし てXaeはあらゆるアミノ酸、好ましくはArg、Gly、Ala、Abu、V al、NvaまたはLeu、特にArgまたはGlyである、アグレカナーゼ活 性の基質としての標識オリゴペプチド。 10. アミノ酸配列Xaa−Xab−Glu−Xad−Xae−Xaf、こ こで、XaaはGlu、Gln、Ala、SerまたはThrであり、そして/ またはXafはGly、GluまたはGlnであり、そしてXab、Xad及び Xaeは請求の範囲8に定義したとおりである、を含んでなる請求の範囲9のオ リゴペプチド。 11. 以下の配列、Gly−Glu−A1a−Arg、Leu−Glu−G ly−Arg、Glu−G1u−Gly−Leu、Gln−Glu−Ala−G ly及びGln−Glu−Leu−Glyのいずれか、特に配列Gly−Glu −Ala−Argを含んでなる、請求の範囲9のオリゴペプチド。 12. アミノ酸配列Xah−Xai−Asn−Phe−Xaj−Xakを含 んでなり、ここで、Xahはあらゆるアミノ酸、特にAla、Abu、Val、 Nva、Leu、Nleまたは最も特にIleであり、Xaiはあらゆるアミノ 酸、好ましくはProまたはHypであり、そしてXajはあらゆるアミノ酸、 好ましくはPhe、Tyr、TrpまたはChaであり、そしてXakはあらゆ るアミノ酸、特にAla、Abu、Val、Nva、Ile、Leuまたは最も 特にGlyである、マトリックスメタロプロテイナーゼによるアグレカン分解活 性の基質としての標識オリゴペプチド。 13. アミノ酸配列Xad−Arg−Xaf−Xag、特に配列Ala−A rg−Gly−Serを含んでなり、ここで、Xadはあらゆるアミノ酸、好ま しくはGly、Ala、AbuまたはValであり、Xafはあらゆるアミノ酸、 好ましくはGlyまたはAlaであり、そしてXagはあらゆるアミノ酸、好ま しくはSer、Thr、Ala、AbuまたはHseである、マトリックスメタ ロプロテイナーゼ−13活性の基質としての標識オリゴペプチド。 14. アミノ酸配列Xac−Xad−Arg−Xaf−Xagを含んでなり 、ここで、XacはGlu以外のアミノ酸であり、そしてXad、Xaf及びX agは請求の範囲13に定義したとおりである、マトリックスメタロプロテイナ ーゼ−13活性の特異的基質としての請求の範囲13のオリゴペプチド。 15. アミノ酸配列Xal−Xam−Xan−Xao−Xap−Xaqを含 んでなり、ここで、Xalはあらゆるアミノ酸、好ましくはProまたはHyp であり、XamはArg、Lys、Orn、HisまたはTrp、特にArgで あり、XanはGly、Ala、AbuまたはVal、特にGlyであり、Xa oはあらゆるアミノ酸または直接結合、好ましくはGly、Ala、Abu、V al、Nva、Leu、NleまたはIle、特にLeuであり、Xapは、ア ミノ基に結合することができるアミノ酸、好ましくはAsp、Aadまたは特に Gluであり、そしてXaqはあらゆるアミノ酸、好ましくはGly、Ala、 Abu、Val、NVa、Leu、NleまたはIle、特にAlaである、マ トリックスメタロプロテイナーゼ−13活性の基質としての標識オリゴペプチド 。 16. 蛍光標識を有し、好ましくは消光基も有する、請求の範囲9−15の いずれかのオリゴペプチド。 17. アミノ酸配列Cha−Abu−Smc−Hisを含んでなり、好まし くは配列Pro−Cha−Abu−Smc−His−Alaを含んでなり、これ に蛍光標識及び消光基が結合している、マトリックスメタロプロテイナーゼ−1 (間質コラゲナーゼ)活性の基質としての標識オリゴペプチド。 18. アミノ酸配列Val−Glu−Nva−Trpを含んでなり、好まし くは配列Pro−Val−Glu−Nva−Trp−Argを含んでなり、これ に蛍光標識としてEdans及び消光基としてDabcylが結合している、マ トリックスメタロプロテイナーゼ−3(ストロメリシン)活性の基質としての標 識オリゴペプチド。 19. 非水溶性の担体またはタンパク質に結合した、場合によっては複数コ ピーの、請求の範囲9−18のいずれかのオリゴペプチド。
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