JP2000503545A - 新規な抗原提示細胞、その調製方法、および細胞性ワクチンとしてのその用途 - Google Patents

新規な抗原提示細胞、その調製方法、および細胞性ワクチンとしてのその用途

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、以下の性質を有することを特徴とする単球誘導抗原提示細胞(MD−APC)に関する:それらはその表面上に:約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64、*約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86、50〜500の平均強度の抗原CD40およびマンノースレセプターを提示し;それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており;それらは食作用特性を示し、それらは同種のリンパ球の増殖を刺激する特性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 新規な抗原提示細胞、その調製方法、および細胞性ワクチンとしてのその用途 本発明は、新規な抗原提示細胞、その調製方法、および細胞性ワクチンとして のその用途に関する。 マクロファージは、Metchnikoffによるそれらの記載(Immunity in Infective Diseases,Cambridge Press,1905)以来、非常に効果的に食菌し(内なるもの とし)、外因性の粒子(抗原、細胞砕片、細菌)を消化する細胞として認識され ている。それらはまた種々の免疫エフェクターモノカインも分泌する。それらは 、したがって、非特異的な、および特異的な免疫応答の開始に中心的な役割を有 している。培養物内で血液単球から分化した多量のヒトマクロファージの回収は 、既に記載されている(国際出願番号PCT/EP93/01232、参考文献 1〜6)。これらのマクロファージは、代表的な抗原および機能を発現し、十分 に特徴付けされている(参考文献7〜14)。 INFγの存在下で活性化されるマクロファージ(マクロファージ活性化キラ ーMacrophage Activated Ki11ers:MAK)は、たとえ低いエフェクター/標的 比でも、選択的な細胞増殖抑制および細胞傷害性を多数のヒト腫瘍に誘導する。 ネズミモデルにおいては、腫瘍内およびその近辺に局所的に与えられたネズミの 活性化されたマクロファージは、腫瘍塊に浸潤し、腫瘍の増殖を阻害し、そして 転移の進行を低下させた。ヒトマクロファージもまた、ヌードマウスもしくはS CIDマウスに移植されたヒト腫瘍の増殖を阻害する;この効果は、少数(10 0万MAK未満)のマクロファージを肉眼で見える腫瘍を持つマウスに局所的に あるいは全身に注射した後に達成された(参考文献15〜20)。 転移癌を持つ患者には、全身的にまたは非経口的に、108〜4×109の自己 由来のMAKを注射した。殺腫瘍性の単球(AKM)もまた大腸癌の患者に非経 口的に注射した。MAKの臨床的寛容性は、些細な副作用(例えば、微熱および 悪寒)はあるものの自己免疫反応も急性期反応もなく優れていた。完全な抗腫瘍 応答は報告されていなかった;改良された予後と延長された疾患のない間隔は、 AKMの非経口的注射の後に記載されたが、腫瘍壊死、安定化、腹水流体の減少 および化学療法抵抗性の変化はMAK療法の後に見られた(参考文献21〜 26)。 これらのマクロファージの認識されている限界は、それらが、MHCクラスI 制限細胞傷害性Tリンパ球(CD8+)の刺激による特定の外因性の抗原もしく は腫瘍に対する特異的な免疫応答の感作において、非常に有力というわけではな いということである。それらは、抗原がMHCクラスII分子との関係においてヘ ルパーTリンパ球(CD4+)に提示されるのにより効果的である。 しかしながら、これらのマクロファージは食細胞の外因性経路により可溶性抗 原をプロセスし提示する能力を有するが、高濃度のタンパク質または抗原を必要 とする(参考文献38〜42、45〜47、50)。 食作用、消化、プロセシングおよび提示というこれらの機能を高いレベルで発 現する細胞は、細胞性ワクチンの開発に必要とされる。 樹枝状細胞は、その形態(樹状突起)および2,3の膜抗原により特徴付けら れ、組織内に存在する専門的な抗原提示細胞と考えられている。それらは、一次 Tリンパ球免疫応答の刺激のための最も有力な細胞である(参考文献43〜44 、47〜49、+Dendritic cells in fundamental and clinical immunology. 1995,Prenum Press N.Y.,Banchereau and Schmitt Editors)。 樹状細胞前駆体は骨髄から生じ、血液およびリンパ液に見出すことができる。 これらの起源から誘導される樹状細胞は、GM−CSF+IL4+TNFの存在 下での培養により得ることができる。それらは、次いで、それらの成熟段階およ び微環境に関連した相違を示すようになる。 血液から誘導できる樹状細胞は、同種間の混合リンパ球反応を誘導し、ナイー ブなTリンパ球を刺激するのに最も有力である。しかしながら、これらの従来か らある樹状細胞は得ることが技術的に比較的困難で、僅かに食菌するだけである 。 マクロファージとは対照的に、それらはCD14およびCD64(高親和性F γレセプター)を発現しない。 樹状細胞によるわずかな食菌と特定の抗原のプロセシングという問題を迂回す るため、これらの細胞をMHC−Iに固定した小ペプチドを用いてパルスし、新 しい抗原性ペプチドに対する一次免疫応答とワクチン接種を誘導した(参考文献 51)。 in vitro 分化によって樹状細胞を得るには、GM-CSF、およびIL4(参 考文献44)またはIL13(参考文献49)であり得る第2のサイトカイン、 それにTNFの存在が必要である。 本発明の1つの目的は、高い食作用と効果的な抗原提示をする細胞を提供する ことである。 本発明の別の目的は、ヒト血液単球から誘導した非常に有力な抗原提示細胞を 提供することである。 本発明の別の目的は、膜レセプターを提示し、二重特異性抗体の使用による標 的化と増加した抗原提示を可能にする細胞を提供することである(参考文献27 〜31、37)。 本発明の別の目的は、遺伝子治療に用いられるcDNAによってトランスフェ クションすることができる細胞を提供することである(参考文献32〜36)。 本発明の別の目的は、ヒトの血液から、高い食作用、消化活性を有するマクロ ファージ系統の細胞を回収し、MHCクラスIおよびIIの抗原提示をプロセスす る方法を提供することである(参考文献46、50、52)。 本発明の別の目的は、上で定義した細胞を得ることを可能にする再現可能な方 法を提供することであって、該方法は外因性サイトカイン、規定の培地および細 胞のプロセッサーを構成するレシピエントの組み合わせを必要としない。 本発明の別の目的は、マクロファージの高い食作用、プロセシング、MHC-I Iペプチド提示、および樹状細胞の提示のための高レベルのアクセサリー分子に よる有力なMHC−ITリンパ球刺激を示す細胞性ワクチンを提供することであ る。 本発明は、以下の特徴を有するマクロファージ: −それらはそれらの表面上に: *約20〜約200の平均強度の抗原CD14 *約20〜約200の平均強度の抗原CD64 を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64のそれぞれの存在および平均強度、ならびにCD1aおよ びCD1cの非存在は例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリーにより 決定される、 −以下の試験により決定されるような食作用の特徴を示す:該食作用能力はホル マリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、マクロファージを2時 間培養し、酵母を1/10のマクロファージ/酵母の比で加え、そして37℃、 (MGG)染色により固定し、そして食細胞マクロファージのパーセントは例えば、 顕微鏡分析により定量される、 −以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という特性を有 する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェルのマイ クロタイタープレートで、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェルあたり培地 100μl中2×105に対してマクロファージを1ウェルあたり培地100μl 中2×103から2×105まで増加させて添加することにより行い、37℃で5 日間インキュベーションした後、細胞増殖を、例えば、テトラゾリウム塩WST −1(Boehringer Mannheim,Germany)(僅かに赤色)からホルモザン(Formoz an)(暗赤色)への加水分解のような比色法により評価した、に関する。 より一般的には、本発明は、単球誘導抗原提示細胞(MD−APC)、特に以 下の性質を有するマクロファージ: −それらはその表面上に: *約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64 *約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86 *50〜500の平均強度の抗原CD40およびマンノースレセプタ ー を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64、CD80およびCD86のそれぞれの存在および平均強 度、ならびにCD1aおよびCD1cの非存在は例えば、免疫蛍光染色およびフ ローサイトメトリー分析により決定される、 −以下の試験により決定されるような食作用の特徴を示す:該食作用能力はホル マリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、MD−APCを2時間 培養し、酵母を1/10のMD−APC/酵母の比で添加することにより行い、 そして37℃、5%CO2雰囲気下で2〜3時間インキュベーションし、May− セントは例えば、顕微鏡分析により定量する、 −以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という特性を有 する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェルのマイ クロタイタープレート中で、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェルあたり培 地100μl 中2×105に対してMD−APCを1ウェルあたり培地100μl 中(2×103から2×105まで)増加させて添加することにより行い、37℃ で5日間インキュベーシヨンした後、細胞増殖を、DNA合成の間のBrdu取り込 みのELISA法(Boehringer mannheim,Germany)による測定により評価した 、 に関する。 本発明の関連において、「マクロファージ」という表現は、マクロファージだ けでなく、単球から誘導した抗原提示細胞も意味し、それは以後MD−APCに より意味される。 「実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けている」という表現は、そ のような表面抗原がないということか、あるいはこれらの表面抗原にはかすかな 強度しかないということのいずれかを意味し、該かすかな強度は、免疫蛍光分析 で決定される場合そのような表面抗原の存在において得られる強度の1/10よ り低いか、該強度は20より低いかである。 これ以後のこのテキストでは、「表面抗原CD1aおよびCD1cの非存在」 としばしばいわれるが、それは、上に説明したように、「実質的にそのような抗 原が欠けている」として理解される(20より低い強度)。 本発明はまた、MD−APCに関するが、それらはその表面上に抗原MHC− IIを、例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析による測定で約1 00〜約600の強度で提示する。 本発明はまた、例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析による 測定で表面抗原CD83が実質的に欠けているマクロファージにも関する。 「表面抗原CD83が実質的に欠けている」という表現は、20より低い強度 に対応する。 本発明のMD−APCは、以下の試験で測定されるような粘着性の性質を示す : MD−APCを2時間、培養培地(I.M.D.M.またはR.P.M.I.)中で、プラスチッ クフラスコ上で培養し、粘着細胞のパーセント(%)を例えば顕微鏡分析により 定量する。 培養培地I.M.D.M.およびR.P.M.I.は市販されている。 本発明はMD−APCの培養に関し、ここで: −約10〜約50%のMD−APCがそれらの表面上にCD14を提示し、 −約10〜約50%のMD−APCがそれらの表面上にCD64を提示し、 −約80〜約100%のMD−APCがそれらの表面上にMHC−IIを提示し、 −約70〜約100%のMD−APCが粘着特性を示し、 −約30〜約100%のMD−APCがそれらの表面上にCD80およびCD8 6を提示し、 −約30〜約100%のMD−APCが高い食作用特性を示し、 上記の性質を有する各マクロファージは、そのような性質が上で特定した強度に したがって発現されるようなものである。 本発明はまた、単核細胞を、ヒスタミンもしくはヒスタミンアゴニスト(H1 が活動中)およびH2アンタゴニストを含む培養培地中で、「さらなる」GM− CSFと組み合わせてもしくは組み合わせないで、培養することを含むマクロフ ァージの組成物の調製方法にも関する。 本発明はまた、単核細胞を、レヤプターを単核細胞の膜上に有する化学的リガ ンド、例えば、ヒスタミンもしくはヒスタミンアゴニスト(H1が活動中)およ びH2アンタゴニストを含む培養培地中で、「さらなる」GM−CSFと組み合 わせてもしくは組み合わせないで、培養することを含むMD−APCの組成物の 調製方法にも関する。 ヒスタミンアゴニストの例は2メチルーヒスタミンである。 「さらなる」という表現は、標準的な条件では培地に添加されるGM−CSF はないという事実に対応するが、これは得られるMD−APCの収率および機能 を増加させるために外因性のGM−CSFを添加することができるという事実を 排除するものではない。 H2アンタゴニストの例として、シメチジン(cimetidine)だけでなくチオチ ジン(tiotidine)、ブリマミド(burimamide)、メチアミド(metiamide)、ラ ニチジン(ranitidine)も引用することができる。 単核細胞と相互作用し、MD−APCへの分化を可能にする他の化学的リガン ドの例として、脂質A、C3のような解毒化したLPSおよび補体レセプターの 他のリガンド、タキソール、フラベノイドまたはポリフェノールのような酸化還 元物質、CD40、TNFレセプターもしくはビタミンD3レセプターのリガン ドを引用することができる。 本発明はまた、方法にも関し、ここで、培養培地は化学的リガンド、例えば、 ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴニストを「さらなる」GM−C SFなしで含み、ヒスタミンは約10-2M〜約10-6M、好ましくは約10-4Mの 濃度で、シメチジンまたはH2アンタゴニストは約10-4M〜約10-9M、好まし くは約10-6M の濃度で存在する。 膜レセプターに対するヒスタミンもしくはシメチジンまたは他の化学的リガン ドの濃度が所定の範囲の低い方の値よりも低い場合、実質的な効果はなく、すな わちヒスタミンおよびシメチジンが存在せずに培養された細胞と10%未満の違 いしかない。 ヒスタミンもしくはシメチジンの濃度が所定の範囲の高い方の値よりも高い場 合、培養培地は毒性となる。 さらなるGM−CSFを培養培地に入れない場合、MD−APCによってinsi tuで分泌されたGM−CSFは、約5〜約500U/ml の濃度で存在してよい。 本発明はまた、方法にも関し、ここで、培養培地は化学的リガンド、例えば、 ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴニストを「さらなる」GM−C SFと組み合わせて含み、ヒスタミンは約10-2M〜約10-6M、好ましくは約1 0-4M の濃度で、シメチジンまたはH2アンタゴニストは約10-4M〜約10-9M 、好ましくは約10-6M の濃度で、そしてさらなるGM−CSFは約 50U/ml〜約1,000U/ml、好ましくは約500U/ml の濃度で存在する。 さらなるGM−CSFを培地内に入れる場合、GM−CSFの全濃度は約50 U/ml〜約2,000U/ml、そして好ましくは約50U/ml〜約500U/ml である。 本発明の特定の態様によると、培養培地は以下の要素:IL4、IL10、T NFのような外因性のサイトカイン、を含まない。 本発明はまた: −白血球の、健康な供与者または患者由来の、アフェレーシスならびにアフェレ ーシス産物からの血小板および抗凝固物質の除去による末梢血からの単離、 −顆粒球が10%未満、赤血球が5%未満しかないようにするための、単核細胞 (単球+リンパ球)の、赤血球および顆粒球からの単離、 −前工程で得られた単核細胞を、単核細胞の化学的リガンド(例えば、ヒスタミ ンもしくはヒスタミンのアゴニスト)、H2アンタゴニスト(例えば、シメチジン )を、GM−CSFと組み合わせてもしくは組み合わせないで含む適切な培地に 入れ、分化したMD−APCを得るのに十分な時間、好ましくは約5〜15日間 培養し、可能ならばMD−APCをリンパ球から分離し、そしてMD−APCあ るいはMD−APCとリンパ球を回収すること、 を包含する方法にも関する。 本発明は、MD−APCの培養培地に: −粗製の抗原、例えば、自己由来の腫瘍膜、殺傷された腫瘍細胞、細菌のキャプ シド、核酸から取り除かれたウイルスのホモジネート −それに対して免疫応答が望まれる特定のペプチド、 −マクロファージの、MD−APC膜上で提示され、それに対して免疫応答が望 まれる関連するペプチドまたはタンパク質をコードする物質によるトランスフェ クションを可能にするベクターに連結されたcDNAもしくは遺伝的物質(例え ば、グルコン酸化ポリリジン)、または、 −一方でMD−APCの表面抗原または表面レセプターを、他方でそれに対して 免疫応答が望まれる関連する抗原を標的化する、二重特異性抗体、 が添加される方法にも関する。 本発明はまた、上記の本発明の方法にしたがえば得られやすいMD−APCに も関する。 本発明はまた、活性物質として、本発明のMD−APCを含む医薬組成物にも 関する。 本発明はまた、活性物質として、本発明のMD−APCを含む細胞性ワクチン 組成物にも関する。 本発明はまた、単球の、本発明のMD−APCへの成長および分化に必須の要 素、および加えて、単核細胞の化学的リガンド、例えば、ヒスタミン、シメチジ ンをGM−CSFを組み合わせてもしくは組み合わせないで含む培地にも関する 。 単核細胞と相互作用し、MD−APCへの分化を可能にする他の化学的リガン ドの例としては、解毒したLPS(例えば、脂質A、C3)、および補体レセプタ ーの他のリガンド、タキソール、酸化還元物質(例えば、フラベノイドまたはポ リフェノール)、CD40、TNFレセプターもしくはビタミンD3レセプター に対するリガンドを引用することができる。 本発明はまた: −混入物のないリンパ球および単球の回収のための手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液およびマクロファージの保存のための可能な適切 な手段、 −単球および可能ならばリンパ球のための、単核細胞の化学的リガンド、例えば 、ヒスタミン、シメチジンまたはH2アンタゴニストを、GM−CSFと組み合 わせてもしくは組み合わせないで含む培養物を調製するための手段、 −培養細胞のトランスフェクションのための可能な手段および抗原をMD−AP Cに対して標的化するための手段、 を含む細胞プロセッサーまたはキットにも関する。 MD−APCの保存に関して、それは、凍結手段、例えば、自己由来のもしく はAB+血清の存在下の10%グリセロールもしくはD.M.S.O.(ジメチルスル ホキシド)、を含むことができる。 本発明は: −白血球濃縮物を得るための血液の回収および遠心分離のための手段、 −他の白血球細胞からリンパ球および単球を分離し、赤血球の混入を排除するた めの手段、 −MD−APC、および可能ならばリンパ球のための、補体および単核細胞の特 定の化学的リガンド、例えば、ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴ ニストをGM−CSFと組み合わせてもしくは組み合わせないで一緒に含む培養 培地、 −マクロファージの保存のための適切な手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液、 を含む上記の細胞プロセッサーまたはキットにも関する。 本発明はまた、細胞治療において同時に、別々にまたは連続して用いるための 、本発明のMD−APC、およびリンパ球を合わせた調製物としての生成物にも 関する。 本発明はまた、MD−APCおよび細胞数にして発現されたMD−APCの少 なくとも20〜50%の比のリンパ球を含む上記の生成物にも関する。 本発明はまた、本発明のMD−APCの抗原、および腫瘍細胞の抗原または該 MD−APCに対して標的化される病原体の抗原を認識しやすい二重特異性抗体 にも関する。 本発明はまた、適切な量の本発明のMD−APC、好ましくは約108〜約5 ×109のMD−APCの投与を含む臨床的処置方法にも関する。 本発明は、培養物由来のリンパ球の、約4×109〜約10×109のリンパ球 の投与を含む、任意の障害の処置方法にも関する。 本発明はまた、単核細胞の化学的リガンド、例えば、ヒスタミンレセプターの アゴニスト、特にヒスタミン、およびH2アンタゴニスト、特にシメチジンの、 GM−CSFと組み合わせてもしくは組み合わせない、以下の性質: −それらはその表面上に: *約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64 *約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86 *50〜500の平均強度の抗原CD40およびマンノースレセプター を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64、CD80、CD86のそれぞれの存在および平均強度、 ならびにCD1aおよびCD1cの非存在は例えば、免疫蛍光染色およびフロー サイトメトリー分析により決定される、 −以下の試験により決定されるような食作用の特徴を示す:該食作用能力はホル マリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、MD−APCを粘着細 胞を選択するために2時間培養し、酵母を酵母に対するMD−APCの比が1/ 10で加え、そして37℃、5%CO2雰囲気下で2〜3時間インキュベーショ APCのパーセントは例えば、顕微鏡分析により定量される、 −例えば、以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という 特性を有する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェ ルのマイクロタイタープレートで、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェルあ たり培地100μl 中2×105に対してMD−APCを1ウェルあたり培地1 00μl 中2×103〜2×105まで異なる数で添加することにより行い、37 ℃で5日間インキュベーションした後、細胞増殖を、例えば、テトラゾリウム塩 WST−1(僅かに赤色)のホルモザン(暗赤色)への加水分解のような比色法 により評価した、 を有するMD−APCの調製のための使用にも関する。 本発明の単球誘導抗原提示細胞およびMD−APCは以下のようにして得るこ とができる: a)アフェレーシスによる血液からの白血球の単離および遠心分離に よる血小板の除去。集めた細胞が顆粒球を<10%およびへマトクリットを<5 %しか有さないならば、それらは培養内にそのように接種することができる。あ るいは、単核細胞はまず、密度1.077のFicoll Paqueでの遠心分離により調 製されなければならない。 b)単核細胞は、次いで、5〜15日間、疎水性バッグであるエチレ ンビニルアセテート(E.V.A.,Stedim)、またはポリプロピレン(Life Cell、 Baxter)中で、37℃、5%CO2で培養される。細胞は5.106/ml でI.M.D. M.に(先のように)、あるいはヨードメタシン(5×10-6M)、メルカプトエ タノール(3×10-5M)、非必須アミノ酸(1%、Gibco)および2〜5%の再 構成された自己由来のまたはAB+血清を補充した同等の培地に、以下のものと 一緒に接種される: GM−CSF、単核細胞と相互作用し、MD−APCへの分化を可能にする5 00U/ml の化学的リガンド、例えば、脂質A、C3のような解毒化したLPS および補体レセプターの他のリガンド、タキソール、フラベノイドまたはポリフ ェノールのような酸化還元物質、CD40、TNFレセプターもしくはビタミン D3レセプターのリガンド;リガンドの例としては、ヒスタミン(10-4M)、 シメチジン(10-6M)、またはヒスタミンの他のH2アンタゴニスト、またはい かなる外因性サイトカインも存在せずにヒスタミン、シメチジン。内因性サイト カインはリガンドによって刺激された細胞により放出される。 ・および外因性抗原、ペプチドもしくは関連する抗原をコードするト ランスフェクタント(cDNA+ベクター)。 c)培養後、特異的単球誘導抗原提示細胞(MD−APC)を遠心分 離し、洗浄し、そして患者への注射のために再懸濁し、抗原に対する体液性およ び細胞性免疫を誘導する。 細胞性ワクチンの特異性は、以下のものの1つにより in vitro の培養中に達 成される: a)上記のb)で説明したようなMD−APCの、粗製の抗原、例え ば、自己由来の腫瘍膜、細菌キャプシド、核酸から除去されたウイルスホモジネ ートの存在下での培養; b)上記のb)で説明したようなMD−APCの、それに対して免疫 応答が有益である特定のペプチドの存在下での培養、 c)または、上記のb)で説明したようなMD−APCの、膜上に提 示されるMD−APCの関連するペプチドまたはタンパク質をコードする物質に よるトランスフェクションを可能にするベクターに連結されたcDNAまたは遺 伝的物質(例えば、グルコン酸化されたポリフィジン)の存在下での培養。 特定の細胞性ワクチンを得るためには、マクロファージ培養の分化段階の最後 に、一方で膜抗原またはMD−APCの表面レセプターを、他方で関連する抗原 をを標的化する二重特異性抗体を添加することも可能である。 好ましい実施態様によると、本発明の方法は以下の工程: −アフェレーシス産物(すなわち濃縮された白血球)を得るための、健康な被検 体または患者の血液からのアフェレーシスによる白血球の単離、 −白血球が豊富な産物を得るための、例えば、アフェレーシス産物の遠心分離に よる血小板除去、 −白血球が豊富な産物中の、一方で単核細胞の、他方で混入している赤血球およ び顆粒球の分離、 −分化した単球誘導抗原提示細胞(MD−APC)を得るための、単核細胞の化 学的リガンド、例えば、ヒスタミンおよびシメチジンおよびGM−CSFを含む 培地中での、約5〜15日間の単核細胞(単球+リンパ球)の培養、 を含む。 リンパ球は培養工程の前に単球から分離することができる。 リンパ球は培養工程の後にMD−APCから分離することができる。 本発明の方法において、単核細胞の化学的リガンド、例えば、ヒスタミンが、 10-2M〜約10-6M、好ましくは約10-4Mの濃度で用いられる。 本発明の方法において、GM−CSFは、約50〜約1,000U/ml、特に約 100〜約500U/mlの濃度で用いられる。 本発明の方法において、培養培地は、非常に低いエンドトキシン含量のために 選択されるRPMI、IMDM、MEM、またはDMEMである。 これらの培地は市販されている。 好都合には、培養培地はインドメタシン(もしくは別のシクローオキシゲナー ゼ阻害剤)および/またはシメチジン(ヒスタミンH2アンタゴニスト)および /または単核細胞の別の化学的リガンドを含有する。 本発明のMD−APCを調製するための好都合な方法は以下のとおりである: アフエレーシス 健康な被検体または患者由来の白血球は、Cobe-Spectra連続フロー血液細胞 セパレーターを用いて顆粒球の混入を低く抑えて(<10%、および赤血球5% 未満)アフェレーシスにより末梢血から分離される。アフェレーシス産物は10 分間280gで血小板の混入を低下させるため遠心分離される。血小板が豊富な 血漿は除去され、白血球ペレットは、0.1%グルコース、0.17%PO3H Na2・2H2O、0.27%PO32Na、0.14%NH4Cl、0.78% NaClを含むリン酸緩衝溶液(PBS)(TS745溶液laboratoireBruneau ,France)で再懸濁される。 濃縮された白血球ペレットは、平均7〜1.5×1010白血球で得られる(単 核細胞の50%)。 単核細胞の単離 収集した白血球が10%より多い顆粒球混入および/または5%のヘマトクリ ットであるならば、ヒト単核細胞は、赤血球から、および混入している顆粒球か ら、15分間1,000gで、密度1.077のFicoll Paque(Pharmacia)を用 いてCOBE2991またはStericellプロセッサーで分離される。カルシウム およびマグネシウムを含まないリン酸緩衝生理食塩水で3回洗浄した後、単球は チヤネライザー(channelyser)分析(Coulter Margency-France)によって示さ れるように、約20%〜約50%の純度で得られる。 培養 分化したヒトMD−APCは、E.V.A.(エチレンビニルアセテート、STEDIM 、Aubagne)またはポリプロピレン(lifecell-Baxter)の疎水性バッグでの37 ℃、5%CO2、95%湿度の雰囲気での単核細胞の培養物中で5〜15日で得 られる。全単核細胞は、Iscove 改変培地(I.M.D.M.,(Gibco))で、またはぺニ シリン(100U/ml)、ストレプトマイシン(100μg/ml)、L−グルタミン (2mM、Gibco)、ピルビン酸(2mM,.Gibco)、インドメタシン(5×10-6M 、Sigma)、シメチジン(10-8〜10-4M)、ヒスタミン(10-6〜10-2また は他の化学的リガンド)、メルカプトエタノール(3×10-5、Gibco)、非必 須アミノ酸(1%、Gibco)、および2〜5%の自己由来のもしくはAB型の血 清を補充した同等の培地で、5×106細胞/mlで接種される。GM−CSFの 添加(500U/mL、SANDOZ)は比較実験において行われた。 好ましい実施態様によると、本発明の方法は、死んだ腫瘍細胞を単球と同時に 培養培地に添加するが、どちらの細胞も好ましくは同じ患者由来であり、好まし くは1mlあたり約100万の死んだ腫瘍細胞の割合で、該死んだ腫瘍細胞はマク ロファージと同時にプロセスされるような方法である。 死んだ腫瘍細胞は、次いで、白血球と同時に、約1×106/mlの量でプロセス され得る。 この方法は、腫瘍に特異的なMD−APCおよびリンパ球を得ることを可能に し、これらの特定の腫瘍細胞に対する免疫応答をin vivoで非常に効率的に誘導 する。 本発明はまた、上で定義した方法により得られやすいMD−APCにも関する 。 本発明はまた、活性物質として上で定義したMD−APCを含む医薬組成物に も関する。 本発明はまた、単球が本発明のMD−APCへ成長し分化するのに必要な要素 、さらには単核細胞の化学的リガンド、例えば、ヒスタミンおよびGM−CSF を含む培地にも関する。 本発明の単球誘導抗原提示細胞は、以下: −混入物のないリンパ球および単球の回収のための手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液およびMD−APCの保存のための可能な適切な 手段、 −単球および可能ならばリンパ球のための、単核細胞の化学的リガンド、例えば 、ヒスタミンおよび/またはGM−CSFを含む培養物を調製するための手段、 を含む細胞プロセッサーまたはキットの一部であり得る。 本発明の好都合な実施態様によると、この細胞プロセッサーまたはキットは: −白血球濃縮物を得るための血液の回収および遠心分離のための手段、 −他の白血球細胞からリンパ球および単球を分離し、赤血球の混入を排除するた めの手段、 −MD−APC、および可能ならばリンパ球のための、補体および特におよび/ またはGM−CSFおよび可能ならばインドメタシンおよび/またはシメチジン を含む培養培地、 −MD−APCの保存のための適切な手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液、 を含む。 本発明はまた本発明によるMD−APC、およびリンパ球を、養子免疫治療に おける同時の、別々のまたは連続する使用のための、合わせた調製物として含む 生成物にも関する。 好都合な実施態様によると、上で定義した本発明の生成物は、MD−APCと 、細胞数にして発現されたMD−APCの少なくとも20%〜50%の割合のリ ンパ球を含むことを特徴とする。 この実施態様において、MD−APCおよびリンパ球はどちらも患者に注射さ れる。 本発明はまた、本発明のMD−APCの抗原、例えば、FCγRI(CD64 )および関連する抗原の抗原を認識しやすい二重特異性抗体にも関する。 二重特異性抗体は、Chokri et al.Res.Immunol.143(1992)に記載された ようにして調製してもよい。 二重特異性抗体は、本発明のMD−APCと同時に注射してもよいし、あるい は注射の前にMD−APCとプレインキュベーションしてもよい。 本発明はまた、本発明の適切な量のMD−APCを、好ましくは約1×108 〜約5×109のMD−APCの量で、投与することを含む癌および病原体の治 療方法にも関する。図面の説明 : 図1aは、アジュバントとしてヒスタミン(10-4M)およびシメチジン(1 0-6M)の存在下で、GM−CSF(500U/ml)ありまたはなしで回収された 本発明のMD−APCにより誘導された同種T細胞増殖を、GM−CSF(50 0U/ml)のみの存在下での標準的なマクロファージと比較して示す。 図1bは、GM-CSFか、GM−CSF+IL−13の存在下で回収された MD−APCによる刺激を示す。 図1aにおいて、吸光度(450nm〜690nm)は、本発明のMD−APCと応答物 であるリンパ球細胞との間の比に対してプロットされている。 明るい点模様の棒は500U/ml のGM−CSFの存在に対応し、薄い灰色の 棒はヒスタミン(10-4M)およびシメチジン(10-6M)の存在に対応する。 濃い灰色の棒は、ヒスタミン(10-4M)およびシメチジン(10-6M)と組み 合わせたGM−CSF(500U/ml)の存在に対応する。 結果は、同種のリンパ球の増殖を刺激するMD−APCの能力が非常に増加し たことを示す。MD−APCによるリンパ球の同種増殖の刺激は非常に有力であ る(少なくとも、標準的なマクロファージに関して200%増加した)。ヒスタ ミン/シメチジン効果またはIL−3効果とGM−CSFとの組み合わせは、こ の活性を強化することができる(マクロファージによる誘導に関して、最大で3 00%の増加)。 図1bにおいて、吸光度(450nm〜690nm)は、本発明のMD−APCと応答物 であるリンパ球細胞との間の比に対してプロットされている。黒い丸の曲線は、 GM−CSF/IL−13の存在に対応し、そして白い丸の曲線はGM−CSF の存在に対応する。 例:本発明のMD−APCの調製: 1−アフェレーシス: 健康なドナーもしくは患者由来の末梢血から、COBE spectra 血液細胞セ パレータを用いて、できるだけ顆粒球の混入を低く抑えて、白血球を単離する。 アフェレーシス産物を、リン酸緩衝溶液(PBS)(最終容量=450ml)で希 釈する。アフェレーシス産物を10分間280gで遠心分離して、血小板と抗凝 固物質を除去する。 2−単核細胞の単離: 集めた細胞が、>10%の顆粒球混入および/または>5%のへマトクリット を有するならば、それらを、のFicoll(密度=1.077)で遠心分離し、赤血 球および顆粒球を除去すべきである。 3−培養 単球誘導抗原提示細胞(MD−APC)は、単核細胞の、EVA(エチレンビ ニルアセテート/STEDIM)の疎水性バッグまたは同様のバッグ(Teflon)内での 、37℃、5%CO2、湿潤雰囲気での培養の5〜15日後に得られる。単核細 胞は5×106細胞/mlで、Iscove 改変培地(I.M.D.M.-Gibco)に、またはヒス タミン(10-4)またはアナログおよびシメチジン(10-6)または同様のH2 アンタゴニストのような単核細胞のリガンドに加え、GM−CSF(500U/ml )の存在下または無しで、(PCT/EP93、第7頁参照)により補充した同様の培地 に接種する。 単核細胞と相互作用し、MD−APCへの分化を可能にする他の化学的リガン ドの例として、脂質A、C3のような解毒化したLPSおよび補体レセプターの 他のリガンド、タキソール、フラベノイドまたはポリフェノールのような酸化還 元物質、CD40、TNFレセプターもしくはビタミンD3レセプターのリガン ドを引用することができる。 4−特徴付けおよび機能性 a−フローサイトメトリー MD−APCの成熟後、得られた細胞の表現型分析を、膜タンパク質に対する ネズミのFITCまたはP.E.で標識したモノクローナル抗体を用いるフローサイトメ トリーにより行なった。 b−混合したリンパ球反応(MLR) MD−APCに対するT細胞応答の誘導を評価するため、同種の最初のMLR を96ウェルのマイクロタイタープレートで異なる数のMD−APCを軟膜から 精製した2×105個の同種のT細胞に対して添加することにより行なった。3 7℃で5日間後、細胞増殖を、WST−1のような比色法により評価した。 c−食作用 得られた異なる細胞の食作用能力をホルマリン固定した酵母の取り込みにより 評価した。手短に言うと、細胞を2時間培養して粘着細胞を選択した。酵母を1 /10のマクロファージ/酵母の比で添加し、37℃、5%CO2雰囲気下で2 〜 た。食作用細胞のパーセントは顕微鏡分析により定量した。 結果を表1、表2および表3にまとめる。 表1は、ヒスタミン(10-4M)およびシメチジン(10-6M)の(a)、およ びアジュバントとしてさらにGM−SCF(500U/ml)の存在下で(b)、疎 水性バッグ内での単核細胞の培養の5〜11日後に、多量のMD−APCの回収 があることを示す。標準的な条件での成熟マクロファージの産生と比較して、M D−APC細胞の回収は同じオーダーであった。 この表は異なる条件下での培養中(6日間)に生成されたMD−APCのフロ ーサイトメトリーによる免疫蛍光プロファイル分析に対応する。ヒスタミン(1 0-4M)およびシメチジン(10-6M)条件下(a)で得られた細胞は、マクロフ ァージマーカー(CD14、CD64、およびHLA−DR)に対して陽性であ る。GM−CSFとの組み合わせ(b)はMD−APCの表現型プロファイルを 変えない。それらはまた、CD54およびCD58を明らかに発現する。CD8 0(B7.1)およびCD86(B7.2)もまた、それらの膜上で発現される が、レベルは低い。対照的に、CD1a、CD1c、およびCD83は、樹状細 胞の陽性マーカーであり、MD−APCによって弱く発現される。 これらのデータから、本発明の培養系で生成される抗原提示細胞は樹状細胞と は異なることを確認することができる。 MD−APCを、ホルマリン固定酵母を用いてその食作用能力についてテスト の後、細胞内粒子を顕微鏡分析により定量する。ヒスタミン/シメチジン存在下 (a)で生成したMD−APCは食作用の重要な能力を示し(60%)、この能 力は培養物中のGM−CSF存在下で増加する(80%)(b)。 上記の結果から、ヒスタミンおよびシメチジン存在下でGM−CSFと組み合 わせてまたは無しでほぼ1週間培養されたヒト単核細胞は、成熟抗原提示細胞に 分化することが示された。培養中に、これらの細胞は高レベルのアクセサリー機 能様のものを獲得する。 本発明の結果は、本発明の培養系から得られたMD−APCは、樹状細胞(D C)とは異なることを示すが、それはDCがFC(CD64)レセプター陰性で 、接着性が乏しく食作用のない細胞であり、少ない数のリソソームのみを有する と記載されていたからである。 対照的に、本発明のMD−APCは: (a)高い接着能力を示し、 (b)重要な食作用およびプロセシング作用を示し、 (c)高レベルのHLA−DR膜抗原、および低レベルのCD1aお よびCD1c(樹状細胞によって強く発現される)を発現する、 (d)CD54、CD58、CD80およびCD86膜抗原に対して も陽性である、 (e)同種のMLR反応においてT細胞増殖を刺激し、このことは、 先行技術によって得られるマクロファージよりもはるかに優れている。 表4は、一方で本発明のMD−APC、他方で樹状細胞の特徴づけの比較をま とめたものである。 表5 6日間培養の後回収された本発明のMD−APCの完全な表現型特徴づけをまと めたものである(フローサイトメトリーによる分析)
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年6月8日(1998.6.8) 【補正内容】 請求の範囲 1.以下の性質を有するMD−APC: −それらはその表面上に: *約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64 *約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86 *50〜500の平均強度の抗原CD4Oおよびマンノースレセプター を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64、CD80およびCD86のそれぞれの存在および平均強 度が、例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析により決定される 、−以下の試験により決定されるような食作用の特徴を示す:該食作用能力はホ ルマリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、マクロファージを2 時間培養し、酵母を1/10のマクロファージ/酵母の比で加え、そして37℃ (MGG)染色により固定し、そして食細胞MD−APCのパーセンテージは例えば 、顕微鏡分析により定量される、 −以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という特性を有 する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェルのマイ クロタイタープレート中で、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェルあたり培 地100μl 中2×105に対して異なる数のMD−APC(1ウェルあたり培 地100μl 中2×103〜2×105)を添加することにより行い、37℃で5 日間インキュベーションした後、細胞増殖を、例えば、テトラゾリウム塩WST −1(Boehringer Mannheim,Germany)(僅かに赤色)のホルモザン(暗赤色) への加水分解のような比色法により評価した。 2.例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析による測定で、平均 強度が約100〜約400の抗原MHC−IIをその表面上に提示する、請求項 1記載のMD−APC。 3.例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析による測定で、実質 的に表面抗原CD83を欠いている請求項1または2のいずれか1項に記載のM D−APC。 4.以下の試験: マクロファージを2時間、プラスチックフラスコでの培養培地(I.M.D.M.または R.P.M.I.)内で培養し、接着細胞のパーセンテージ(%)を、例えば、顕微鏡分 析により定量する、 による測定で、接着特性を示す、請求項1〜3のいずれか1項記載のMD−AP C。 5.−MD−APCの約10%〜約50%がその表面に抗原CD14を提示し、 −MD−APCの約10%〜約50%がその表面に抗原CD64を提示し、 −MD−APCの約30%〜約100%がその表面に抗原CD80およびCD8 6を提示し、 −MD−APCの約80%〜約100%がその表面に抗原MHC−IIを提示し、 −MD−APCの約70%〜約100%が接着特性を示し、 −MD−APCの約30%〜約100%が食作用特性を示し、 各MD−APCは、上記の特性が請求項1〜4のいずれか1項に特定されたよう な強度で発現されるような該特性を有する、MD−APC培養。 6.ヒスタミンまたはヒスタミンアゴニストおよびH2アンタゴニストのような 単核細胞の化学的リガンドを、「さらなる」GM−CSFと組み合わせてまたは 組み合わせないで含むか、あるいは脂質A、C3のような解毒化したLPSおよ び補体レセプターの他のリガンド、タキソール、フラベノイドまたはポリフェノ ールのような酸化還元物質、CD40、TNFレセプターもしくはビタミンD3 レセプターのような、単核細胞と相互作用し、MD−APCへの分化を可能にす るほかの化学的リガンドを含む培養培地中での単核細胞の培養を含む、請求項1 〜5のいずれか1項記載のMD−APCを含む組成物の調製方法。 7.培養培地が、例えば、ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴニス トのような単核細胞の化学的リガンドを「さらなる」GM−CSFなしで含み、 ヒスタミンは約10-2M〜10-6M、好ましくは約10-4Mの濃度で存在し、シメ チジンまたはH2アンタゴニストは、約10-4M〜10-9M、好ましくは約 10-6Mの濃度で存在する、請求項6記載の方法。 8.培養培地が、例えば、ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴニス トのような単核細胞の化学的リガンドを「さらなる」GM−CSFと組み合わせ て含み、ヒスタミンは約10-2M〜10-6M、好ましくは約10-4Mの濃度で存在 し、シメチジンまたはH2アンタゴニストは、約10-4M〜10-9M、好ましくは 約10-6Mの濃度で存在し、そしてさらなるGM−CSFは約50U/ml〜約2,0 00U/ml、好ましくは約500U/ml の濃度で存在する、請求項6記載の方法。 9.−白血球の、健康な供与者または患者由来の、アフェレーシスならびにアフ ェレーシス産物からの血小板および抗凝固物質の除去による末梢血からの単離、 −顆粒球が10%未満、赤血球が5%未満しかないようにするための、単核細胞 (単球+リンパ球)の、赤血球および顆粒球からの単離、 −前工程で得られた単核細胞を、ヒスタミンもしくはヒスタミンのアゴニスト、 シメチジンのようなH2アンタゴニストのような単核細胞の化学的リガンドを、 GM−CSFと組み合わせてもしくは組み合わせないで含む適切な培養培地に入 れ、分化したMD−APCを得るのに十分な時間、好ましくは約5〜15日間培 養し、可能ならばMD−APCをリンパ球から分離し、そしてMD−APCある いはマクロファージとリンパ球を回収すること、 を包含する、請求項6〜8のいずれか1項記載の方法。 10.MD−APCの培養培地に: −粗製の抗原、例えば、自己由来の腫瘍膜、殺傷された腫瘍細胞、細菌のキャプ シド、核酸から取り除かれたウイルスのホモジネート、 −それに対して免疫応答が望まれる特定のペプチド、 −マクロフアージの膜上で提示され、それに対して免疫応答が望まれる関連する ペプチドまたはタンパク質をコードする物質によるMD−APCのトランスフェ クシヨンを可能にするベクターに連結されたcDNAもしくは遺伝的物質(例え ば、グルコン酸化ポリリジン)、または、 −一方でMD−APCの表面抗原を、他方でそれに対して免疫応答が望まれる関 連する抗原を標的化する、二重特異性抗体、 が添加される、請求項6〜9のいずれか1項記載の方法。 11.請求項6〜10のいずれか1項記載の方法によって得られやすいMD−A PC。 12.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCを活性 物質として含む医薬組成物。 13.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCを活性 物質として含む細胞性ワクチン組成物。 14.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCへの単 球の成長および分化に必要な要素、さらに、例えば、ヒスタミン、シメチジンの ような単核細胞の化学的リガンドをGM-CSFを組み合わせてまたは組み合わ せないでを含む培地。 15.−リンパ球および単球を混入物なしに回収するための手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液、およびMD−APCの保存のための可能な適切 な手段、 −単球および可能ならばリンパ球の培地であって、例えば、ヒスタミン、シメチ ジンまたはH2アンタゴニストのような単核細胞の化学的リガンドをGM−CS Fと組み合わせてまたは組み合わせないで含む培地を調製するための手段、 −可能ならば培養細胞のトランスフェクションのための手段および抗原をMD− APCに標的化するための手段、 を含む細胞プロセッサーまたはキット。 16.−白血球濃縮物を得るための血液の回収および遠心分離のための手段、− リンパ球および単球を他の白血球細胞から分離し、赤血球細胞の混入を排除する ための手段、 −補体、および特に例えば、ヒスタミン、シメチジンまたはH2アンタゴニスト のような単核細胞の化学的リガンドを、GM-CSFと組み合わせてまたは組み 合わせないで含むMD−APCおよび可能ならばリンパ球の培養培地、 −MD−APCの保存のための適切な手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液、 を含む、請求項15記載の細胞プロセッサーまたはキット。 17.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APC、およ びリンパ球を、細胞治療における同時の、別々の、または連続した使用のための 、合わせた調製物として含む生成物。 18.MD−APC、および細胞数にして発現したMD−APCの少なくとも2 0〜50%の割合のリンパ球を含むことを特徴とする請求項17記載の生成物。 19.適切な量の請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−A PC、好ましくは約108〜5×109の量のMD−APCの投与を含む臨床的治 療方法。 20.約4×109〜10×109の量のリンパ球の投与を含むいかなるものであ ってもよい障害の治療のための請求項19記載の方法。 21.単核細胞の化学的リガンド、例えば、ヒスタミンのアゴニスト、特に、ヒ スタミン、およびH2アンタゴニスト、特にシメチジンの、GM−CSFと組み 合わせてまたは組み合わせない、以下の特性を有するMD−APCの調製のため の使用: −それらはその表面上に: *約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64 *約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86 *50〜500の平均強度の抗原CD40およびマンノースレセプター を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64、CD80、CD86のそれぞれの存在および平均強度、 ならびにCD1aおよびCD1cの非存在は例えば、免疫蛍光染色およびフロー サイトメトリー分析により決定される、 −それらは以下の試験により決定されるような高度の食作用の特性を示す:該食 作用能力はホルマリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、接着細 胞を選択するためMD−APCを2時間培養し、酵母を1/10のMD−APC /酵母の比で加え、そして37℃、5%CO2雰囲気下で2〜3時間イン 細胞MD−APCのパーセンテージは例えば、顕微鏡分析により定量される、ー それらは以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という特 性を有する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェル のマイクロタイタープレート中で、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェルあ たり培地100μl 中2×105に対して異なる数のMD−APC(1ウェルあ たり培地100μl 中2×103〜2×105)を添加することにより行い、37 ℃で5日間インキュベーションした後、細胞増殖を、テトラゾリウム塩WST− 1(僅かに赤色)のホルモザン(暗赤色)への加水分解、あるいはDNA合成の 間のBrduの取り込みのような比色法により評価した。 【手続補正書】 【提出日】1999年2月23日(1999.2.23) 【補正内容】 請求の範囲 1.以下の性質を有するMD−APC: −それらはその表面上に: *約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64 *約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86 *50〜500の平均強度の抗原CD40およびマンノースレセプター を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64、CD80およびCD86のそれぞれの存在および平均強 度が、例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析により決定される 、−以下の試験により決定されるような食作用の特徴を示す:該食作用能力はホ ルマリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、マクロファージを2 時間培養し、酵母を1/10のマクロファージ/酵母の比で加え、そして37℃ 、 (MGG)染色により固定し、そして食細胞MD−APCのパーセンテージは例えば 、顕微鏡分析により定量される、 −以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という特性を有 する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェルのマイ クロタイタープレート中で、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェルあたり培 地100μl 中2×105に対して異なる数のMD−APC(1ウェルあたり培 地100μl中2×103〜2×105)を添加することにより行い、37℃で5 日間インキュベーションした後、細胞増殖を、例えば、テトラゾリウム塩WST −1(Boehringer Mannheim,Germany)(僅かに赤色)のホルモザン(暗赤色) への加水分解のような比色法により評価した。 2.例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析による測定で、平均 強度が約100〜約400の抗原MHC−IIをその表面上に提示する、請求項 1記載のMD−APC。 3.例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析による測定で、実質 的に表面抗原CD83を欠いている請求項1または2のいずれか1項に記載のM D−APC。 4.以下の試験: マクロファージを2時間、プラスチックフラスコでの培養培地(I.M.D.M.または R.P.M.I.)内で培養し、接着細胞のパーセンテージ(%)を、例えば、顕微鏡分 析により定量する、 による測定で、接着特性を示す、請求項1〜3のいずれか1項記載のMD−AP C。 5.−MD−APCの約10%〜約50%がその表面に抗原CD14を提示し、 −MD−APCの約10%〜約50%がその表面に抗原CD64を提示し、 −MD−APCの約30%〜約100%がその表面に抗原CD80およびCD8 6を提示し、 −MD−APCの約80%〜約100%がその表面に抗原MHC−IIを提示し、 −MD−APCの約70%〜約100%が接着特性を示し、 −MD−APCの約30%〜約100%が食作用特性を示し、 各MD−APCは、上記の特性が請求項1〜4のいずれか1項に特定されたよう な強度で発現されるような該特性を有する、MD−APC培養。 6.ヒスタミンまたはヒスタミンアゴニストおよびH2アンタゴニストのような 単核細胞の化学的リガンドを、「さらなる」GM−CSFと組み合わせてまたは 組み合わせないで含むか、あるいは脂質A、C3のような解毒化したLPSおよ び補体レセプターの他のリガンド、タキソール、フラベノイドまたはポリフェノ ールのような酸化還元物質、CD40、TNFレセプターもしくはビタミンD3 レセプターのような、単核細胞と相互作用し、MD−APCへの分化を可能にす るほかの化学的リガンドを含む培養培地中での単核細胞の培養を含む、請求項1 〜5のいずれか1項記載のMD−APCを含む組成物の調製方法。 7.培養培地が、例えば、ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴニス トのような単核細胞の化学的リガンドを「さらなる」GM−CSFなしで含み、 ヒスタミンは約10-2M〜10-6M、好ましくは約10-4M の濃度で存在し、シ メチジンまたはH2アンタゴニストは、約10-4M〜10-9M、好ましくは約10- 6 Mの濃度で存在する、請求項6記載の方法。 8.培養培地が、例えば、ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴニス トのような単核細胞の化学的リガンドを「さらなる」GM−CSFと組み合わせ て含み、ヒスタミンは約10-2M〜10-6M、好ましくは約10-4M の濃度で存在 し、シメチジンまたはH2アンタゴニストは、約10-4M〜10-9M、好ましくは 約10-6M の濃度で存在し、そしてさらなるGM−CSFは約50U/ml〜約2, 000U/ml、好ましくは約500U/ml の濃度で存在する、請求項6記載の方法 。 9.−白血球の、健康な供与者または患者由来の、アフェレーシスならびにアフ ェレーシス産物からの血小板および抗凝固物質の除去による末梢血からの単離、 −顆粒球が10%未満、赤血球が5%未満しかないようにするための、単核細胞 (単球+リンパ球)の、赤血球および顆粒球からの単離、 −前工程で得られた単核細胞を、ヒスタミンもしくはヒスタミンのアゴニスト、 シメチジンのようなH2アンタゴニストのような単核細胞の化学的リガンドを、 GM−CSFと組み合わせてもしくは組み合わせないで含む適切な培養培地に入 れ、分化したMD−APCを得るのに十分な時間、好ましくは約5〜15日間培 養し、可能ならばMD−APCをリンパ球から分離し、そしてMD−APCある いはマクロファージとリンパ球を回収すること、 を包含する、請求項6〜8のいずれか1項記載の方法。 10.MD−APCの培養培地に: −粗製の抗原、例えば、自己由来の腫瘍膜、殺傷された腫瘍細胞、細菌のキャプ シド、核酸から取り除かれたウイルスのホモジネート、 −それに対して免疫応答が望まれる特定のペプチド、 −マクロファージの膜上で提示され、それに対して免疫応答が望まれる関連する ペプチドまたはタンパク質をコードする物質によるMD−APCのトランスフェ クションを可能にするベクターに連結されたcDNAもしくは遺伝的物質(例え ば、グルコン酸化ポリリジン)、または、 −一方でMD−APCの表面抗原を、他方でそれに対して免疫応答が望まれる関 連する抗原を標的化する、二重特異性抗体、 が添加される、請求項6〜9のいずれか1項記載の方法。 11.請求項6〜10のいずれか1項記載の方法によって得られやすいMD−A PC。 12.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCを活性 物質として含む医薬組成物。 13.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCを活性 物質として含む細胞性ワクチン組成物。 14.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCへの単 球の成長および分化に必要な要素、さらに、ヒスタミン、シメチジンのような単 核細胞の化学的リガンドをGM−CSFを組み合わせてまたは組み合わせないで を含む培地。 15.−リンパ球および単球を混入物なしに回収するための手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液、およびMD−APCの保存のための可能な適切 な手段、 −単球および可能ならばリンパ球の培地であって、ヒスタミン、シメチジンまた はH2アンタゴニストのような単核細胞の化学的リガンドをGM−CSFと組み 合わせてまたは組み合わせないで含む培地を調製するための手段、 −可能ならば培養細胞のトランスフェクションのための手段および抗原をMD− APCに標的化するための手段、 を含む細胞プロセッサーまたはキット。 16.−白血球濃縮物を得るための血液の回収および遠心分離のための手段、 −リンパ球および単球を他の白血球細胞から分離し、赤血球細胞の混入を排除す るための手段、 −補体、および特に例えば、ヒスタミン、シメチジンまたはH2アンタゴニスト のような単核細胞の化学的リガンドを、GM-CSFと組み合わせてまたは組み 合わせないで含むMD−APCおよび可能ならばリンパ球の培養培地、 −MD−APCの保存のための適切な手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液、 を含む、請求項15記載の細胞プロセッサーまたはキット。 17.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APC、およ びリンパ球を、細胞治療における同時の、別々の、または連続した使用のための 、合わせた調製物として含む生成物。 18.MD−APC、および細胞数にして発現したMD−APCの少なくとも2 0〜50%の割合のリンパ球を含むことを特徴とする請求項17記載の生成物。 19.約108〜5×109の量の請求項1〜5のいずれか1項または請求項11 記載のMD−APCを含む臨床的治療用組成物。 20.約4×109〜10×109の量のリンパ球を含むいかなるものであっても よい障害の治療のための請求項19記載の組成物。 21.単核細胞の化学的リガンド、例えば、ヒスタミンのアゴニスト、特に、ヒ スタミン、およびH2アンタゴニスト、特にシメチジンの、GM−CSFと組み 合わせてまたは組み合わせない、以下の特性を有するMD−APCの調製のため の使用: −それらはその表面上に: *約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64 *約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86 *50〜500の平均強度の抗原CD40およびマンノースレセプター を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64、CD80、CD86のそれぞれの存在および平均強度、 ならびにCD1aおよびCD1cの非存在は例えば、免疫蛍光染色およびフロー サイトメトリー分析により決定される、 −それらは以下の試験により決定されるような高度の食作用の特性を示す:該食 作用能力はホルマリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、接着細 胞を選択するためMD−APCを2時間培養し、酵母を1/10のMD−APC /酵母の比で加え、そして37℃、5%CO2雰囲気下で2〜3時間イン 細胞MD−APCのパーセンテージは例えば、顕微鏡分析により定量される、− それらは以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という特 性を有する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェル のマイクロタイタープレート中で、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェルあ たり培地100μl 中2×105に対して異なる数のMD−APC(1ウェルあ たり培地100μl 中2×103〜2×105)を添加することにより行い、37 ℃で5日間インキュベーションした後、細胞増殖を、テトラゾリウム塩WST− 1(僅かに赤色)のホルモザン(暗赤色)への加水分解、あるいはDNA合成の 間のBrduの取り込みのような比色法により評価した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 38/00 A61K 39/00 H 39/00 39/02 39/02 45/00 45/00 C07K 14/705 C07K 14/705 C12P 21/02 C C12N 5/10 G01N 33/53 Y C12P 21/02 C12N 5/00 B G01N 33/53 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 ローム―ルモン,ジャン―ルー フランス国、エフ―75003 パリ、リュ・ ドゥ・エス、8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の性質を有するMD−APC: −それらはその表面上に: *約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64 *約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86 *50〜500の平均強度の抗原CD40およびマンノースレセプタ ー を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64、CD80およびCD86のそれぞれの存在および平均強 度が、例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリ−分析により決定される 、 −以下の試験により決定されるような食作用の特徴を示す:該食作用能力はホル マリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、マクロファージを2時 間培養し、酵母を1/10のマクロファージ/酵母の比で加え、そして37℃、 (MGG)染色により固定し、そして食細胞MD−APCのパーセンテージは例えば 、顕微鏡分析により定量される、 −以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という特性を有 する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェルのマイ クロタイタープレート中で、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェルあたり培 地100μl 中2×105に対して異なる数のMD−APC(1ウェルあたり培 地100μl 中2×103〜2×105)を添加することにより行い、37℃で5 日間インキュベーシヨンした後、細胞増殖を、例えば、テトラゾリウム塩WST −1(Boehringer Mannheim,Germany)(僅かに赤色)のホルモザン(暗赤色) への加水分解のような比色法により評価した。 2.例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析による測定で、平均 強度が約100〜約400の抗原MHC−IIをその表面上に提示する、請求項 1記載のMD−APC。 3.例えば、免疫蛍光染色およびフローサイトメトリー分析による測定で、実質 的に表面抗原CD83を欠いている請求項1または2のいずれか1項に記載のM D−APC。 4.以下の試験: マクロファージを2時間、プラスチックフラスコでの培養培地(I.M.D.M.または R.P.M.I.)内で培養し、接着細胞のパーセンテージ(%)を、例えば、顕微鏡分析 により定量する、 による測定で、接着特性を示す、請求項1〜3のいずれか1項記載のMD−AP C。 5.−MD−APCの約10%〜約50%がその表面に抗原CD14を提示し、 −MD−APCの約10%〜約50%がその表面に抗原CD64を提示し、 −MD−APCの約30%〜約100%がその表面に抗原CD80およびCD8 6を提示し、 −MD−APCの約80%〜約100%がその表面に抗原MHC−IIを提示し、 −MD−APCの約70%〜約100%が接着特性を示し、 −MD−APCの約30%〜約100%が食作用特性を示し、 各MD−APCは、上記の特性が請求項1〜4のいずれか1項に特定されたよう な強度で発現されるような該特性を有する、MD−APC培養。 6.ヒスタミンまたはヒスタミンアゴニストおよびH2アンタゴニストのような 単核細胞の化学的リガンドを、「さらなる」GM-CSFと組み合わせてまたは 組み合わせないで含むか、あるいは脂質A、C3のような解毒化したLPSおよ び補体レセプターの他のリガンド、タキソール、フラベノイドまたはポリフェノ ールのような酸化還元物質、CD40、TNFレセプターもしくはビタミンD3 レセプターのような、単核細胞と相互作用し、MD−APCへの分化を可能にす るほかの化学的リガンドを含む培養培地中での単核細胞の培養を含む、請求項1 〜5のいずれか1項記載のMD−APCを含む組成物の調製方法。 7.培養培地が、例えば、ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴニス トのような単核細胞の化学的リガンドを「さらなる」GM−CSFなしで含み、 ヒスタミンは約10-2M〜10-6M、好ましくは約10-4M の濃度で存在し、シメ チジンまたはH2アンタゴニストは、約10-4M〜10-9M、好ましくは約 10-6M の濃度で存在する、請求項6記載の方法。 8.培養培地が、例えば、ヒスタミンおよびシメチジンまたはH2アンタゴニス トのような単核細胞の化学的リガンドを「さらなる」GM−CSFと組み合わせ て含み、ヒスタミンは約10-2M〜10-6M、好ましくは約10-4M の濃度で存在 し、シメチジンまたはH2アンタゴニストは、約10-4M〜10-9M、好ましくは 約10-6M の濃度で存在し、そしてさらなるGM−CSFは約50U/ml〜約2, 000U/ml、好ましくは約500U/ml の濃度で存在する、請求項6記載の方法 。 9.−白血球の、健康な供与者または患者由来の、アフェレーシスならびにアフ ェレーシス産物からの血小板および抗凝固物質の除去による末梢血からの単離、 −顆粒球が10%未満、赤血球が5%未満しかないようにするための、単核細胞 (単球+リンパ球)の、赤血球および顆粒球からの単離、 −前工程で得られた単核細胞を、ヒスタミンもしくはヒスタミンのアゴニスト、 シメチジンのようなH2アンタゴニストのような単核細胞の化学的リガンドを、 GM−CSFと組み合わせてもしくは組み合わせないで含む適切な培養培地に入 れ、分化したMD−APCを得るのに十分な時間、好ましくは約5〜15日間培 養し、可能ならばMD−APCをリンパ球から分離し、そしてMD−APCある いはマクロファージとリンパ球を回収すること、 を包含する、請求項6〜8のいずれか1項記載の方法。 10.MD−APCの培養培地に: −粗製の抗原、例えば、自己由来の腫瘍膜、殺傷された腫瘍細胞、細菌のキャプ シド、核酸から取り除かれたウイルスのホモジネート、 −それに対して免疫応答が望まれる特定のペプチド、 −マクロファージの膜上で提示され、それに対して免疫応答が望まれる関連する ペプチドまたはタンパク質をコードする物質によるMD−APCのトランスフェ クションを可能にするベクターに連結されたcDNAもしくは遺伝的物質(例え ば、グルコン酸化ポリリジン)、または、 −一方でMD−APCの表面抗原を、他方でそれに対して免疫応答が望まれる関 連する抗原を標的化する、二重特異性抗体、 が添加される、請求項6〜9のいずれか1項記載の方法。 11.請求項6〜10のいずれか1項記載の方法によって得られやすいMD−A PC。 12.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCを活性 物質として含む医薬組成物。 13.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCを活性 物質として含む細胞性ワクチン組成物。 14.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCへの単 球の成長および分化に必要な要素、さらに、例えば、ヒスタミン、シメチジンの ような単核細胞の化学的リガンドをGM−CSFを組み合わせてまたは組み合わ せないでを含む培地。 15.−リンパ球および単球を混入物なしに回収するための手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液、およびMD−APCの保存のための可能な適切 な手段、 −単球および可能ならばリンパ球の培地であって、例えば、ヒスタミン、シメチ ジンまたはH2アンタゴニストのような単核細胞の化学的リガンドをGM−CS Fと組み合わせてまたは組み合わせないで含む培地を調製するための手段、 −可能ならば培養細胞のトランスフェクションのための手段および抗原をMD− APCに標的化するための手段、 を含む細胞プロセッサーまたはキット。 16.−白血球濃縮物を得るための血液の回収および遠心分離のための手段、 −リンパ球および単球を他の白血球細胞から分離し、赤血球細胞の混入を排除す るための手段、 −補体、および特に例えば、ヒスタミン、シメチジンまたはH2アンタゴニスト のような単核細胞の化学的リガンドを、GM-CSFと組み合わせてまたは組み 合わせないで含むMD−APCおよび可能ならばリンパ球の培養培地、 −MD−APCの保存のための適切な手段、 −適切な緩衝液および洗浄溶液、 を含む、請求項15記載の細胞プロセッサーまたはキット。 17.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APC、およ びリンパ球を、細胞治療における同時の、別々の、または連続した使用のための 、合わせた調製物として含む生成物。 18.MD−APC、および細胞数にして発現したMD−APCの少なくとも2 0〜50%の割合のリンパ球を含むことを特徴とする請求項17記載の生成物。 19.請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−APCの抗原 、および該MD−APCに対して標的化される腫瘍細胞もしくは病原体の抗原を 認識しやすい二重特異性抗体。 20.適切な量の請求項1〜5のいずれか1項または請求項11記載のMD−A PC、好ましくは約108〜5×109の量のMD−APCの投与を含む臨床的治 療方法。 21.約4×109〜10×109の量のリンパ球の投与を含むいかなるものであ ってもよい障害の治療のための請求項20記載の方法。 22.単核細胞の化学的リガンド、例えば、ヒスタミンのアゴニスト、特に、ヒ スタミン、およびH2アンタゴニスト、特にシメチジンの、GM−CSFと組み 合わせてまたは組み合わせない、以下の特性を有するMD−APCの調製のため の使用: −それらはその表面上に: *約5〜約200の平均強度の抗原CD14およびCD64 *約20〜約200の平均強度の抗原CD80およびCD86 *50〜500の平均強度の抗原CD40およびマンノースレセプタ ー を提示する、 −それらは実質的に表面抗原CD1aおよびCD1cが欠けており、 CD14、CD64、CD80、CD86のそれぞれの存在および平均強度、 ならびにCD1aおよびCD1cの非存在は例えば、免疫蛍光染色およびフロー サイトメトリー分析により決定される、 −それらは以下の試験により決定されるような高度の食作用の特性を示す:該食 作用能力はホルマリン固定した酵母の取り込みにより評価され、例えば、接着細 胞を選択するためMD−APCを2時間培養し、酵母を1/10のMD−APC /酵母の比で加え、そして37℃、5%CO2雰囲気下で2〜3時間イン 細胞MD−APCのパーセンテージは例えば、顕微鏡分析により定量される、 −それらは以下の試験により決定されるような同種リンパ球の増殖の刺激という 特性を有する:同種のはじめに混合されたリンパ球反応(MLR)を、96ウェ ルのマイクロタイタープレート中で、軟膜から精製した同種のT細胞が1ウェル あたり培地100μl 中2×105に対して異なる数のMD−APC(1ウェル あたり培地100μl 中2×103〜2×105)を添加することにより行い、3 7℃で5日間インキュベーションした後、細胞増殖を、テトラゾリウム塩WST −1(僅かに赤色)のホルモザン(暗赤色)への加水分解、あるいはDNA合成 の間のBrduの取り込みのような比色法により評価した。
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