JP2000504521A - 主無線放送信号受信用無線受信機及び該無線受信機用モノリシック集積回路 - Google Patents

主無線放送信号受信用無線受信機及び該無線受信機用モノリシック集積回路

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Abstract

(57)【要約】 マイクロコントローラ及び直列通信バスを使用し、代替周波数のリストを受信し、主無線放送信号の品質の低下時に受信機を代替周波数に切り換えることができるRDS又はRDSB無線放送受信機である。従って、この受信機では代替周波数伝送の品質を時々更新する必要がある。比較的低速の直列通信バスにより生ずる時間遅延を回避するために、チューニングセクションに代替周波数更新を実行する他の制御手段を含める。

Description

【発明の詳細な説明】 主無線放送信号受信用無線受信機及び該無線受信機用モノリシック集積回路 本発明は、主無線放送信号の品質が所定の基準以下に低下する場合に受信機が 同調しうる1以上の代替周波数に関する情報を含むデータ信号を含む特定の伝送 周波数を有する主無線放送信号を受信する無線受信機であって、主無線放送信号 を選択し、増幅し、復調するチューニングセクションと、主無線放送信号に含ま れるデータ信号を抽出し、復調するデータ信号復調器と、復調データ信号から代 替周波数情報を抽出し、この代替周波数情報を直列通信バスを経てチューニング セクションの記憶手段に伝達するマイクロコントローラとを具える無線受信機に 関するものである。 この種の受信機は、例えば本出願人の半導体部門により発行されたタイトル“ User Manual of High End RDS/EON Car Radio System CCR525(V1.4)”のアプリ ケーションノート96010 から既知である。ここで、“RDS”は“Radio Data System”の略であり、無線放送信号と同時に伝送され、受信機に無線放送伝送に 関する有用な情報を与えるディジタルデータ伝送システムである。RDSは今日 ではヨーロッパの国々で広く使用されており、その詳細は“Speclfication of the radio data system RDS for VHF/FM sound broadcasting",Ref.No.prEN 50067:l992E,CENELEC発行,に観ることができ、参考のためにその内容がここに 含まれているものとする。米国では、RDBSという類似のシステムが採用され 、これにつては“Specification of the radio broadcast system RBDS”,NRSC 発行,1993年 1月,を参照されたい。 RDSにより提供される1つの大きなサービスは代替周波数情報の伝送であり 、これは主無線放送信号のRDS信号に“代替周波数リスト”の形で伝送される 。このサービスは、主無線放送信号の信号品質が低下したとき受信機を同一の番 組を有する代替周波数伝送に自動的に切り換えることができる。この機能を適正 に実行するには、受信機は代替周波数伝送の品質を連続的にモニタする必要があ る。この品質検査は、例えばRFレベル、隣接チャネル妨害、マルチパス歪み、 中 間周波数値等の測定値の組合せに基づいて行うことができる。RFレベルのよう な幾つかの品質測定は1ミリ秒の何分の一かで行うことができるが、マルチパス 歪みのような他の品質測定は安定な結果のためには数ミリ秒を必要とする。これ らの品質検査は強い擬似雨垂れ音及び水漏れ音の発生を回避するためにオーディ オ出力をミューティングした状態で実行している。しかし、信号のミューティン グは音空隙を発生し、この音空隙は特に規則的なインターバルで発生する場合に 煩わしいものとなる。 音空隙の煩わしさを低減するために、殆どのハイエンド受信機はポーズ検出器 を用いて沈静期間においてのみ代替周波数伝送の品質記録を更新するようにして いる。しかし、この方法は更新速度を制限し、信号状態が急激に悪化するとき許 容し得ない。 他の可能な方法はミューティング期間を、音声又は音楽内の音空隙をもはや知 覚し得なくなるまで減少させるものである。このような音空隙の聴度について行 った研究の結果、1msのなだらかな傾きを有する5msまでの音空隙は殆ど聞 き取れない、10ms以上の音空隙はすべての場合に完全に聞こえることが判明 した。慣例のチューニングシステム及び更新アルゴリズムにおいて音空隙を5m s以下に減少させる場合の問題は、品質測定期間が極めて短くなることにある。 代表的なRDS更新は、代替周波数をマイクロプロセッサから直列通信バスを経 てチューニングセクションへ伝達するのに約1ms、入手可能な最も速い位相ロ ックループ(PLL)を代替周波数にジャンプさせるのに約3msを必要とし、 再びもとのチューニング周波数をPLLに伝達するのに1ms、PLLをこのも との周波数に戻すのに更に1msを必要とし、7ms以上の音空隙を生ずる。 本発明は、RDS更新サイクルを短縮する解決手段を提供するものであり、本 発明は頭書に記載したタイプの無線放送受信機において、前記チューニングセク ションは、前記記憶手段に含まれる代替周波数情報を用いて当該チューニングセ クションを代替無線放送信号に一時的に同調させて代替無線放送信号の品質を整 定する他の制御手段を具えたことを特徴とする。この手段によれば、代替周波数 情報を直列バスを経て伝送する期間がオーディオ信号の実際のミューティング期 間から除外されるため、これらのミューティング期間を短くすることができる。 前記他の制御手段はチューニングセクション内の、RDS更新に必要な全アルゴ リズムを有する簡単なローカルハードウエアコントローラにより構成することが できる。 本発明無線受信機の第1の実施例においては、前記記憶手段が代替周波数情報 及び主無線放送信号の周波数情報の双方を記憶し、且つ前記他の制御手段が、代 替無線放送信号への一時的同調の終了時に前記記憶手段の内容を用いてチューニ ングセクションを主放送信号に再同調するよう構成されていることを特徴とする 。直列通信バスを介する更新プロシージャの開始後、前記他の制御手段は記憶手 段に含まれる周波数情報を用いて同調タスクを実行し、外部マイクロコントロー ラとの相互作用を必要としない。従って、RDS更新がすべてマイクロコントロ ーラで実行する従来のアルゴリズムと比較して著しく速くなる。 RDS更新に必要とされる記憶手段の内容、従ってチップ面積を最小にするた めに、本発明無線受信機の第2の実施例においては、前記記憶手段が、チュウー ニングセクションが代替無線放送信号に一時的に同調される時間中に主無線放送 信号の周波数情報をマイクロコントローラから直列通信バスを経て受信し、前記 他の制御手段が、代替無線放送信号への一時的同調の終了時に前記記憶手段の内 容を使用してチューニングデバイスを主無線放送信号に再同調するよう構成され ていることを特徴とする。この実施例では、代替周波数情報が前記記憶手段にロ ードされるとき、主無線放送信号の周波数情報が失われる。しかし、代替周波数 伝送の品質検査中にこの後者の周波数情報が記憶手段に再ロードされるため、こ の周波数情報をチュウーニングデバイスで再び使用して受信機を主無線放送信号 に再同調させることができる。 他方、記憶手段のコストが受信機の総コストの小部分を占めるのみであるとき は、チューニングデバイス内の記憶手段を、主無線放送伝送のRDS信号内の含 まれる、例えば完全な代替周波数リストの代替周波数情報を記憶するに十分な大 きさにすることができる。この場合には、実際上マイクロプロセッサ及び直列通 信バスを必要とすることなく代替周波数の全リストの品質検査を更新する処理を 行うことができる。 すべての場合に、マイクロプロセッサが、直列通信バスを経て伝送されるどの 周波数情報が主無線放送信号に関連し、どの周波数が代替周波数の関連するかを チューニングデバイスの制御手段に知らせる必要がある。従って、本発明無線受 信機は、マイクロコントローラが代替周波数情報及び主無線放送信号の周波数情 報をチューニングセクションに複数バイトで送出し、複数バイト内の1ビットが その情報が代替周波数であるのか主無線放送信号の周波数情報であるのかを示す ようにするのが好ましい。この解決手段によれば、チューニングデバイスが2つ のタイミングの周波数情報を区別することができ、直列通信バスにおける伝送時 間を最小にすることができるとともに、チューニングデバイスの所要のハードウ エアを最小にすることもできる。 本発明は本発明無線受信機に使用するモノリシック集積回路にも関するもので あり、このモノリシック集積回路は直列通信バスを経てマイクロコントローラを 接続する手段及び前記無線受信機の代替周波数伝送の更新を制御する他のコント ローラとを具えることを特徴とする。 本発明のこれらの特徴及び他の特徴を添付図面及び表を参照して以下に更に詳 細に説明する。図面において、 図1は本発明受信機のブロック図であり、 図2は図1に示す受信機内のコントローラの動作説明用タイミング図であり、 図3は図1のブロック図の変形例を示し、 図4は図3に示す変形例内のコントローラの動作説明用タイミング図である。 図1に示す受信機は、アンテナ2により受信された無線放送信号に選択的に同 調し、選択無線放送信号を中間周波数信号(IF)に変換するフロントエンド1 を具える。このIF信号はIF増幅器3に供給され、FM復調器4で復調される 。復調された信号(通常”ステレオ多重信号”という)はミューティング段5及 びオーディオプロセッサ6を経てステレオデコーダ7に供給され、ここでステレ オ多重信号が左及び右オーディオ信号に分割される。左(L)及び右(R)オー ディオ信号は左及び右オーディオ増幅器8及び9に供給され、左及び右スピーカ 10及び11をそれぞれ附勢する。多くの場合、例えばカーラジオ受信機の場合 には、アンテナ2及びスピーカ10及び11は販売時に受信機の一部を構成せず 、ユーザが受信機に接続する必要がある。 FM復調器4からのステレオ多重信号はステレオ多重信号に含まれるRDSデ ータ信号を復調するRDS復調器12にも供給される。復調されたRDS信号は 次にRDS信号内の伝送データを抽出し、記憶する付属メモリ13aを有するマ イクロコントローラ13に供給される。直列通信バス14がマイクロコントロー ラ13を受信機の他の部分に接続し、マイクロコントローラが受信機内の制御の 中心的役割を演ずる。図1を簡単にするために、幾つかの部分、例えばキーボー ド及び表示手段は図示してない。直列通信バス14は、本出願人が開発したI2 Cバスプロトコルに従うものとするのが好ましく、このようなバスの詳細は本出 願人の半導体部門により発行されたハンドブックIC12に観ることができる。 フロントエンド1は位相ロックループ(PLL)15により所望の周波数に同 調する。PLLはフロントエンドから発振周波数fosc を受信し、通常の如く同 調電圧Vt をフロントエンドに送出する。本発明はPLLの使用に限定されず、 周波数ロックループ(FLL)又は電圧シンセサイザのような他の電子チューニ ング機構を使用することもできる。PLL15はプログラマブル分周器15aを 含み、この分周器はマイクロコントローラ13から得られる周波数情報によりプ ログラムされる。この周波数情報はI2 Cバス14を経て周波数ラッチ16a/ 16bに転送される。レジスタセレクタ17の制御の下で、ラッチ16a/16 b内の周波数情報を主周波数レジスタ18又は代替周波数レジスタ19の何れか にロードし、それぞれのレジスタの内容を用いてマルチプレクサ20を介して分 周器15aをプログラムする。マルチプレクサ20及び2つの周波数レジスタ1 8及び19はコントローラ21により発生される信号Mux,Mf-load及びAf-load により制御される。このコントローラの動作は後に説明する。 分周器15aに送出され、PLLを同調させる周波数情報は15ビットワード である。上位の7ビットは8ビットラッチ16aから得られ、下位の8ビットは 8ビットラッチ16bから得られる。ラッチ16aの第1ビット(Af-ビット) はその周波数情報が更新処理を実行する必要がある代替周波数に関するものか( Af =1)、標準目的のためにマイクロプロセッサにより転送される主周波数に 関するものか(Af =0)についての情報を搬送する。このAf-ビットの論理値に 応じて、バスラッチ16a/16b内の15ビット長の周波数ワードがレジス タセレクタ17により主周波数レジスタ18(Af =0のとき)又は代替周波数 レジスタ19(Af =1のとき)の何れかに経路選択される。これらの2つのレ ジスタはこれらの周波数情報のためのローカルRAMメモリとして作用し、マイ クロコントローラ13からの他の通信を必要とすることなくこれらの情報をマル チプレクサ20を経てPLLに供給する。 バスラッチ16a/16bにより受信される2つの周波数情報バイトとは別に 、第3バスラッチ22がマイクロコントローラ13から第3バイトを受信する。 そのビット2〜8は所望の中間周波数を発生するようにフロントエンド1の予選 択フィルタを正しく同調させてこのフィルタが発振器周波数を正しく追跡するよ うにする。予選択フィルタは発振器周波数より低い例えば10.7MHz(=I F)の周波数に同調させる必要がある。バスラッチ22のビット2〜8は7ビッ トDAA(= digital antenna aligment)レジスタ23に記憶され、DAC(ディ ジタル−アナログ変換器)24で変換され、フロントエンドの予選択フィルタ用 の同調電圧を発生する。バスラッチ22の第1ビットはミューティングビット( Mt )であり、このビットはコントローラ21に送出され、その機能については 後に説明する。 I2 CバスはSc-検出器25にも接続される。マイクロコントローラが特定の タスクのための全ての関連情報を送出し終わると、所定のSc-(ストップコンデ ィション)ビットをバスを経て送出する。Sc-検出器はこのビットをその受信時 に検出し、Sc-パルスを放出してフリップフロップ26をセットし、これにより コントローラ21の入力Sc'を高値にする。コントローラ21により決まる若干 時間後に信号Sc-reset がフリップフロップ26をリセットする。 上述したブロック1、3、4、5及びブロック15〜25は図1に破線で示す 受信機のチューニングセクションTS内に含まれる。このチューニングセクショ ンは、更に、品質検出器27を具え、この検出器はフロントエンド1からのRF 信号、IF増幅器3からのIF信号及び/又はFM復調器4からのFMステレオ 多重信号を受信することができる。品質検出器はこれらの信号の一つ以上につい て品質測定を現在の技術で実施する。得られた品質値はディジタル化され、品質 ラッチ28に記憶され、その後I2 Cバスを経てマイクロコントローラ13に供 給される。 代替周波数の更新を制御するメインタスクはコントローラ21により実行され 、これは簡単なハードウエアのシーケンシャルコントローラとするのが好ましい 。このコントローラはAf ,Mt ,Sc'情報を受信してその内部状態を決定する。 これらの内部状態に応じて、コントローラはチューニングシステム、品質検出器 27、ミューティング段5及びオーディオプロセッサ6を制御する一組の出力信 号を発生する。シーケンシャルコントローラ21の動作を図2のタイミング図を 参照して説明する。この図は、上から下に、次の信号: ・Af-更新バス伝送BTを含むバス信号(斜線付きブロックで示す); ・オーディオプロセッサ6に供給されるHold-信号; ・ミューティング段5に供給されるMute-信号; ・ミューティング段5からオーディオプロセッサ6に供給されるAudio信号; ・Af レジスタ19に供給されるAf-load信号; ・品質検出器27に供給されるQC信号; 受信機をスイッチオンし、プリセットチューニング、マニュアルチューニング 又はサーチチューニングにより1つのFMチャネルに同調させると、Af-ビット が“0”にセットされる。このAf-ビットにより制御されるレジスタセレクタ1 7が周波数情報を主周波数レジスタ18に供給するとともにマルチプレクサ20 を経てプログラマブルPLL分周器15aに供給する。同調後に、主チャネルの RDS情報、特に代替周波数リストがマイクロコントローラ13により慣例の方 法で読み出される。この時間中、コントローラ21は図2にS0で示す休止状態 にある。次にマイクロコントローラ13はリストの第1Af チャネルに対する更 新処理を開始し、Af-ビット及び代替周波数情報を含むデータパッケージをバス ラッチ16a/16bに送出し、次にMt-ビット及びDAA情報をバスラッチ2 2に送出し、その後にSc-ビットを送出する。Sc-ビットがSc-検出器25によ り検出され、その出力パルスがフリップフロップ26を介してストップコンディ ションSc'=1をセットする。この信号は新しいバス通信が発生したことを通知 し、コントローラ21が図2の休止状態S0から状態S1に遷移する。以上から 、マイクロコントローラにより直列I2 Cバス14を経て伝達されるメッセージ は順に、チューニングシステムのスレーブアドレス、Af-ビット、15ビットの 周波数情報、Mt-ビット、7ビットのDAA情報及び最後のSc-ビットを含むこ と明らかである。 状態S1において、シーケンシャルコントローラ21がHold、Mute 及びAf- load信号をアクティブにする。Hold 信号はオーディオプロセッサ6に供給され 、周波数ジャンプの間主周波数チャネルのソフトミュートデプス及びステレオ分 離のような弱い信号処理条件を維持する。Mute 信号はミューティング段5に供 給され、オーディオ信号を例えば1msのゆるやかな傾きでミュートしてシャー プなオーディオ遷移を阻止する。Af-load信号はAf-レジスタ19に供給され、 Af-周波数情報をバスラッチ16a/16bからレジスタセレクタ17を経てA f-レジスタ19に供給する。状態S1は1msの間持続した後状態S2に無条件 ジャンプする。A-load 信号は状態S1中高値であるが、周波数情報はこの信号 の後縁、即ちS1からS2への遷移時にのみPLLにロードされる。このとき、 マルチプレクサ20は信号Mux=1によりAf-レジスタ19にスイッチされる。 周波数ジャンプに必要な時間は周波数間隔及びフロントエンド1内の電圧制御 発振器の利得のようなパラメータに応じて変化する。簡単のために、図1及び図 2の実施例では、周波数ジャンプは常にFMバンド全体を横切るものと仮定し、 1msのチューニング時間を必要とするものとする。実際にはテューニング時間 は常にこれより短い。もっと複雑であるがもっと速いシステムは新しい周波数に 対するチューニングの終了を指示する、それ自体既知のインロックディテクタを 用いることができる。 代替周波数に対するチューニングに必要な1msの時間後に、状態S2から状 態S3へ無条件遷移する。この状態では、フロントエンド1内の電圧制御発振器 の周波数は安定であり、品質測定を開始することができる。シーケンシャルコン トローラ21が品質検出器27に供給されるQC信号を状態S3中高値にセット してこれを指示する。シーケンシャルコントローラ21は2msの間状態S3に 留まり、その後状態S4に移動する。この時間は、当然のことながら、常に品質 測定の信頼性と不可聴度との間で折衷させる必要がある。2msがRFレベルの 測定に適切である。しかし、IF値及びマルチパス歪みのような他のパラメータ はもっと長い時間を必要とする。しかし、品質測定に2msしか許されないとき には、このときの”不可聴”サンプルをマイクロコントローラにより後で平均化 してもっと信頼しうる推定を達成することができる。また、周波数ジャンプに必 要な時間をもっと短くするためにPLLをもっと高速にすることができる場合に は、品質測定に必要な時間を増大することができる。これはシーケンシャルコン トローラのパラメータの簡単な変更により行うことができる。 状態S4中にアナログ品質情報がディジタル情報に変換され、品質ラッチ28 にロードされる。状態S4の持続時間はラッチ出力が安定するのに十分な長さに する。実際にはこの持続時間は0.5msにセットするが、この持続時間並びに PLLジャンプ遅延をソフトウエア制御パラメータとすることもでき、この場合 には一層フレキシブルになるが一層複雑になる。 S4からS5への遷移時に、Mux信号が”0”にセットされ、Mf-レジスタ1 8にまだ存在する主周波数情報がPLLにロードされ、PLLがVCOを主チャ ネルに戻す。完全に不可聴にするには、ミューティング解除前にPLLが希望周 波数の2kHz以内に同調するのを待つのが望ましい。これは品質測定のための 代替周波数への周波数ジャンプの場合よりも厳しい要件である。上述の実施例で は、シーケンシャルコントローラは状態S5に1.5ms間とどまった後に状態 S6においてオーディオ信号のミューティングを解除する。しかし、実際にはチ ューニング解除は瞬間的ではないため、1ms以上待つ必要はない。 状態S6におけるオーディオ信号のミューティング解除も状態S1におけるミ ューティングと同一のゆるやかな傾きで生ずる。この後に、Hold 信号がリセッ トされ、シーケンシャルコントローラが休止状態S0に戻る。このとき、受信機 はもとの弱い信号処理設定を有する主チャネルに戻り、更新サイクルが終了する 。この場合の全オーディオミューティング期間はたった5msであり、従って品 質測定を大きく犠牲にすることなく、また極めて複雑で極めて高速のチューニン グ信号を必要とすることなく、たった5msの期間が不可聴になるだけである。 代替周波数の品質情報がマイクロコントローラ(品質ラッチ28)に得られ、状 態S4後の任意の時間にI2 Cバスを経て読み出すことができる。 上述したAf-更新モードに加えて、コントローラ21を有するこの回路はプリ セットモードのような他のモードに有利に使用することができる。このモードは 、ユーザかプリセットボタンを押すことにより開始し、このときマイクロコント ローラ13がプリセット周波数情報及び対応するDAA情報をAf =0及びMt= 1と一緒にバスラッチ16a/16b/22に送出する。Sc-検出器25による Sc-ビットの検出時に、シーケンシャルコントローラが休止状態S0から第1ア クティブ状態に変化し、この状態においてオーディオ信号をゆるやかな傾きでミ ュートする信号がMut e=1、受信周波数情報をMf-レジスタ18にロードする 信号がMf-load=1、及びDAA情報をDAAレジスタ23にロードする信号が DAA-load=1にする。第1アクティブ状態においてオーディオ信号をゆるや かな傾きでミュートするための1ms後に、第2アクティブ状態への無条件遷移 が発生する。この遷移はMf-レジスタ18の内容をマルチプレクサ20を経てP LL分周器にロードさせ、PLLをプリセット周波数に同調させる。更にこの第 2アクティブ状態では、QC信号が高値になり、新しく選択された周波数に対す る品質測定を連続的に実施する。所定の期間後にマイクロプロセッサは所定の期 間後にビットMt=0をバスラッチ22に送出する。このビットに応答してシー ケンシャルコントローラはMute 信号=0にしてミューティング段5をミュート 解除させる。 他のモードは自動サーチモードである。このモードはプリセットモード(Af =0,Mt=1)の反復として実施することができ、この反復は例えば100k Hzづつの通信周波数の増分で実施することができる。この反復は十分な品質を 有する信号が検出されるまで持続する。十分な品質の信号の検出時にマイクロコ ントローラがMt=0をバスラッチ22に送出してミューティング段5をミュー ト解除させる。 2つの周波数情報の記憶手段には他の構成が可能である点に注意されたい。例 えば、Mf-情報及びAf-情報に対し2つの異なるバスラッチを使用する場合には 、セレクタ17を省略することができる。また、これらの2つのバスラッチとセ レクタ17を使用する場合には、レジスタ18、19の1つとマルチプレクサ2 0を省略することができる。第3の変形例を図3に示す。図3は変形部を示し、 最小のチップ面積を必要とする。このブロック図では図1のブロック図のレジス タセレクタ17、Af-レジスタ19及びマルチプレクサ20が除去される。本例 ではレジスタ18が主周波数情報と代替周波数情報の双方を記憶する。図4は対 応するタイミング図を示す。 S0からS1、S1からS2及びS2からS3への状態遷移は図2のアルゴリ ズムの場合と同一であり、この場合にも休止状態S0中に代替周波数情報に対す るバス伝送(BT1)が存在する。相違点は、本例では代替周波数情報がレジス タ18にロードされると同時に主周波数情報が失われる点にある。この失われた 主周波数情報は第2のバス伝送BT2中にマイクロプロセッサにより伝達される 。主周波数情報はAf=1と一緒に送出されるため、シーケンシャルコントロー ラは更新モードにおける主周波数チャネルへの戻りジャンプと新しい周波数への プリセットジャンプとを区別することができる。図1のAf-load信号及びMf-lo ad信号の代わりのPLL-load 信号を状態S1中だけでなく状態S4中も高値に する。この信号の第lの後縁(S1→S2)において、BT1と一緒に受信され た代替周波数情報がPLLにロードされ、第2の後縁(S4→S5)において、 BT2と一緒に受信された主周波数情報がPLLにロードされる。第2のバス伝 送BT2はS0からS1への遷移とS3からS4への遷移との間の時間スロット τ外に発生させてはならない。このデータ伝送は、代替周波数がレジスタ18に ロードされ終わる前に開始してはならない。他方、このデータ伝送は状態S4前 に終了させてPLLを正しくロードすることができるようにする必要がある。 図1及び図3に示す全チューニングセクションTSを単一のモノリシック集積 回路と周辺受動素子で構成して、前記集積回路の外部にマイクロプロセッサを具 えるとともに前記集積回路の内部に他のコントローラを具えるシステムを得るの が有利である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.主無線放送信号の品質が所定の基準以下に低下する場合に受信機が同調しう る1以上の代替周波数に関する情報を含むデータ信号を含む特定の伝送周波数を 有する主無線放送信号を受信する無線受信機であって、主無線放送信号を選択し 、増幅し、復調するチューニングセクション(TS)と、主無線放送信号に含まれる データ信号を抽出し、復調するデータ信号復調器(12)と、復調データ信号から代 替周波数情報を抽出し、この代替周波数情報を直列通信バス(14)を経てチューニ ングセクションの記憶手段(16a,16b)に伝達するマイクロコントローラ(13)にお いて、前記チューニングセクションが、前記記憶手段に含まれる代替周波数情報 を用いて当該チューニングセクションを代替無線放送信号に一時的に同調させて 代替無線放送信号の品質を整定する他の制御手段(21)を具えたことを特徴とする 無線受信機。 2.前記記憶手段(16a,16b,18,19)が代替周波数情報及び主無線放送信号の周波 数情報の双方を記憶し、且つ前記他の制御手段(21)が、代替無線放送信号への一 時的同調の終了時に前記記憶手段の内容を用いてチューニングセクションを主放 送信号に再同調するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の無線受 信機。 3.前記記憶手段(16a,16b)が、チュウーニングセクションが代替無線放送信号 に一時的に同調される時間中に主無線放送信号の周波数情報をマイクロコントロ ーラから直列通信バスを経て受信し、前記他の制御手段(21)が、代替無線放送信 号への一時的同調の終了時に前記記憶手段の内容を使用してチューニングデバイ スを主無線放送信号に再同調するよう構成されていることを特徴とする請求項1 記載の無線受信機。 4.マイクロコントローラ(13)が代替周波数情報及び主無線放送信号の周波数情 報をチューニングセクションに複数バイトで送出し、複数バイト内の1ビット (Af)がその情報が代替周波数であるのか主無線放送信号の周波数情報であるのか を示すことを特徴とする請求項1記載の無線受信機。 5.直列通信バス(14)を経てマイクロコントローラを接続する手段及び前記無線 受信機の代替周波数伝送の更新を制御する他のコントローラ(21)とを具えたこと を特徴とする請求項1に記載された無線受信機用のモノリシック集積回路。
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