JP2000505706A - 局所的接着剤を用いて着用者の皮膚に安定して取り着けるための伸張性及び/又は可撓性のある使い捨て吸収製品 - Google Patents
局所的接着剤を用いて着用者の皮膚に安定して取り着けるための伸張性及び/又は可撓性のある使い捨て吸収製品Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、使い捨て吸収製品、特に衛生ナプキン、パンティライナー、成人用失禁製品又は汗パッドに関する。特に、本発明は、体液の吸収が所望される領域において着用者の皮膚に直接取り着けることにより着用されるこの種の使い捨て吸収製品に関する。局所的接着剤により取り着けられるこの種の製品は、当該製品を取り着ける際並びに使用中において安定且つ快適であり、更に、当該製品を取り外す際に不快感を生じさせないものである必要がある。追加の快適さを備えた本発明による製品を提供するために、これらの製品は適応性、好ましくは弾性的適応性を有する。
Description
【発明の詳細な説明】
局所的接着剤を用いて着用者の皮膚に安定して取り着けるための
伸張性及び/又は可撓性のある使い捨て吸収製品
発明の分野
本発明は使い捨て吸収製品、特に、衛生ナプキン、パンティライナー、成人用
失禁製品又は汗パッドに関する。特に、本発明は、体液の吸収が所望される領域
において、着用者の皮膚に直接取り着けることにより着用されるこの種の使い捨
て吸収製品に関する。局所的接着剤を用いて取り着けるこの種の製品は、当該製
品を取り着ける際および使用中において安定且つ快適であり、更に当該製品を取
り外す際に不快感を生じさせないものである必要がある。追加の快適さを備えた
本発明による製品を提供するために、当該製品は、適応性、好ましくは、弾性的
適応性を有する。
発明の背景
着用者の皮膚に局所的に取り着けるための使い捨て吸収製品の分野における一
般的な従来技術は、特に、バンドエイド、プラスター及び包帯の分野で開発され
ている。しかし、これらの製品は、典型的には、例えば着用者の皮膚に傷が生じ
て、傷から排泄される体液を吸収することが所望される緊急状況で使用される。
かかる状況下では、快適さ、容易な使用及び取り着け、痛みのない取り外し、個
別性(discreteness)といった吸収製品の性能の側面は、滅菌性、治癒支援、傷の
機械的保護といった基準に比較すると副次的なものである。また、この種の創傷
被覆用の吸収製品のほとんどは、吸収製品体が適用される前に体毛を除去できる
領域、あるいは、体毛が全くといってよいくらい生えていない皮膚領域に使用さ
れる。
本発明は、創傷被覆吸収製品に関するものではなく、創傷のない身体から自然
に排泄される体液を吸収するための吸収製品に関する。例えば、この種の製品に
は、性器領域で着用される衛生ナプキン又はパンティライナーがある。また、例
えば性器領域に着用される失禁用製品、或いは人の腋窩領域に着用する汗パッド
も本発明の対象である。
この種の製品が、一般的に相当量の体毛が成長する領域において着用者の皮膚
に取り着けられると、該製品の容易で、痛みのない取り外しの基準は、重要な鍵
となる。一般的には、この種の製品は、米国法定発明登録H1602号又はWO
96/33683号に開示されている。より詳細なこの種の製品は、例えばPC
T出願のWO95/16424号で考慮されている。この書類には、衛生ナプキ
ンの着用者側の側面の周縁全体に沿って塗布された身体用接着剤を有する衛生製
品が開示されている。この書類に開示された発明の基礎をなす問題は、主に皮膚
に安全に取り着けることであるが、このような製品を使用した後に、着用者に過
大な痛みを与えずに取り外す問題にも言及されている。
WO95/16424号の開示には、身体用接着剤のレオロジー的基準に関す
る詳細な分析が含まれている。しかし、そこで教示されたレオロジー的基準には
、ラボラトリーVaj S.p.Aがイタリアで販売しているストレプミール(商
標名)のような、商業的に入手可能な脱毛(すなわち体毛除去)組成物が含まれ
ているので、この書類は、このような製品の痛みのない取り外しの問題をほとん
ど考慮していない。また、WO95/16424号で述べられた局所的に取り着
けるための接着剤には、衛生ナプキンを下着に取り着けるために使用するための
現在の感圧接着剤が含まれている。さらに、この書類は、静的レオロジー特性の
みを特定しており、身体用接着剤の動的レオロジー挙動については何も言及して
いない。
WO96/13238号には、周波数依存性の身体用接着剤モデルが開示され
ている。しかし、開示されているすべての測定(例えば第9頁)は、−60℃〜
+120℃の温度および0.1〜100rad/sの実際の周波数で行われたもので
ある。適用温度(約20℃、典型的には浴室、すなわち保存温度)で必要なデー
タを得るために、ウィリアム・ランデル・フェリー(Williams-Landel-Ferr;以
下、WLFという)の式が用いられた。
このWLFの式は経験的なものであり、一定の範囲内においてのみ有効である
。例えば、WLFは、ポリマー接着剤のガラス転移温度未満の温度に外挿するた
め
に使用することができず、また、ガラス転移温度未満で得られた値に基づいて使
用することはできない。WLFの式に関する詳細及びその適応性は、ジョン・ウ
ィレイ・アンド・サンズ発行のゼット・タドマー及びシー・ジー・ゴゴスによる「
ボリマー加工の原理」、または同様にジョン・ウィレイ・アンド・サンズ発行の
ジェイ・ディー・フェリーによる「ポリマ一類の粘弾性特性」に見ることができ
る。これは既にWO96/13238号から失われているので、開示されたデー
タの適用可能性を評価することはできない。さらに、この開示は適応性を有する
吸収製品に関するものではない。
ヨーロッパ特許出願EP638303号は、カフスを直立位置に維持するため
に、衛生ナプキンの側方カフスに身体用接着剤を塗布することを開示している。
スイス公報CH643730号は、一般の体毛成長領域の充分外側に身体用接着
剤領域を設けるために、外縁の四隅に身体用接着剤を備えた、面取りされた外縁
を有する非常に長い衛生ナプキンの使用を開示している。
加えて、着用者の皮膚に取り着けられる吸収製品が、製品が被覆する皮膚領域
の伸縮又は典型的な相対的動きに追従しなければならないという問題に関する従
来技術書類は一つもない。例えば手の関節上に貼着される一般的なプラスターが
その関節の動きを制限するか、成いは満足できる保護を提供しないかのいずれか
であることは、創傷被覆の分野において周知である。着用者の性器領域又は腋窩
に取り着けられる本発明による吸収製品についても同じことがいえる。しかし、
吸収製品については、相対的に動きに追従することができない製品は容易に剥が
れやすく、次いで吸収されるはずの液体の漏れを生ずるので、問題は一層大きな
ものとなる。
上記の技術状態に基づき、本発明の目的は、着用者の身体から自然に排泄され
る液体を吸収するための使い捨て吸収製品を提供することであり、当該製品は、
着用者の皮膚に取り着けられるものであり、適用の際及び使用中に安定して取り
着けられると同時に取り着ける際に不快感を生じさせず、他方、当該製品が被覆
する皮膚領域で相対的な動きに追従することができる。本発明の他の目的は、吸
収製品の痛みのない取り外しである。
本発明の更なる目的は、吸収製品の取り外しに際して、着用者の皮膚又は体毛
に接着剤が残留しないことを保証することである。本発明の更なる目的は、局所
的に取り着けるための接着剤が、皮膚温との温度差にもかかわらず、取り着けに
際して冷感又は他の許容され得ない温度感覚を生じないようにすることである。
本発明の更なる目的は、着用者の液体流出領域に極めて近接して着用され、吸収
製品の外側への液体損失を最小化し、又は無くした使い捨て吸収製品を提供する
ことである。着用者の股領域に取り着けられる使い捨て吸収製品のために、これ
は、周囲の皮膚組織及び衣服を汚すことに対する安全性の向上をもたらすことが
できる。
発明の簡単な説明
本発明は、局所的接着剤を用いてこの種の製品の着用者に取り着けるための使
い捨て吸収製品に関する。当該製品は、典型的には着用者側表面と、衣服の下に
着用された製品の状況において衣服側表面ともいわれる外側表面とを有する。当
該製品は、着用されたときに製品を右側と左側に分割する縦軸を有する。製品は
また、縦軸に垂直な横軸を有する。この製品は、着用者側表面と衣服側表面との
間に、着用者から自然に排泄される液体を吸収するための吸収性コア構造体を具
備する。本発明による使い捨て吸収製品は、着用者側表面の少なくとも一部に、
局所的接着剤を用いて着用者の皮膚に当該製品を取り着けるための接着剤を有す
る。
使い捨て吸収製品を取り着けてから、該製品を取り外すまでに生ずる一連の共
通の状況を詳細に分析した結果として、所望される性能上の目的、特に、取り着
け時の安定した付着、使用中の安定した付着、最後の痛みの無い取り外しを達成
するためには、極く特定の接着剤特性を満たす必要があることが示された。この
関係において考慮された特性は、当該材料の弾性挙動を記述する弾性率、及び当
該接着材料の粘性挙動を記述する粘性率である。
さらに、本発明では、製品は、縦軸及び/又は横軸に平行な少なくとも1方向
、好ましくは2方向に適応性を有する。
本発明による一態様において、適応性は、製品を波付け又はプリーツ付けする
ことにより提供され、これは、縦軸に平行又は横軸に平行に、若しくは両者を組
み合わせた方向のいずれかに付与することができる。また、両軸に平行に波又は
プリーツを付与することにより、両方向に適応性を有する製品がもたらされると
考えられる。
本発明による別の態様では、当該製品は、吸収製品により覆われている皮膚表
面の或る部分の大きさが減少してもこれに適応することを可能にする収縮性を有
し、且つ、皮膚表面の伸び(例えば、腕を上げたときの腋窩領域)とともに製品
が伸張する弾性的伸張性を有する。このとき、当該製品は、少なくともある程度
もとの大きさに戻る性能を有する。この弾性は、吸収製品の各種部材を弾性的に
することにより、あるいは吸収製品の部材のある部分を弾性的にすることにより
もたらすことができる。
身体用接着剤の粘性挙動は、当該接着剤が迅速に付着し且つ安定に粘着する能
力の指標を表すと解釈することができる。弾性挙動は、当該接着剤の「硬さ」挙
動の指標として解釈することができる。その値はまた、良好な初期付着のための
基準となる。それらの組合せは、取り外しの際に必要な力の指標と考えられる。
弾性率と粘性率との間の関係は、取り外しのエネルギーの一部が接着剤内で喪失
される指標とみなされ、この喪失部分は、実際の取り外しをトリガーするために
利用可能である。
安定した初期付着、使用中の安定した付着及び容易/無痛の取り外しの要求を
満たす使い捨て吸収製品を提供するためには、弾性率及び粘性率の間の関係、並
びにその動的挙動が重要である。
接着剤は、G’37の略号で表される温度37℃(華氏100°)での弾性率と
、G”37の略号で表される温度37℃(華氏100°)での粘性率を有する。
ち、周波数100rad/secでのG”37と周波数1rad/secでのG”37との差)とし
て定義される動的粘性挙動を有している。
本発明による接着剤は、下記の条件を満たす局所的接着剤を含む。
・G’37(1rad/sec)は、1500Pa〜20000Pa、
好ましくは1500Pa〜15000Pa、
最も好ましくは3000Pa〜10000Paである。
・G”37(2rad/sec)は、100Pa〜15000Pa、
好ましくは100Pa〜10000Pa、
最も好ましくは300Pa〜5000Paである。
・G’37(1rad/sec)/G”37(1rad/sec)の比は、
2〜50、好ましくは3〜30の範囲である。
の比は、0.5以上、好ましくは0.7〜3、最も好ましくは1〜1.8の
範囲である。
も好ましくは0.8以下であるか、
最も好ましくは2000Pa未満のいずれかであるか、
またはその両方である。
・少なくとも1rad/s〜100rad/sの周波数範囲におけるG’37/G”37の
比の値は、好ましくは2以上、より好ましくは3.3以上であるべきである
が、この周波数間隔の何処でも約50を超えず、好ましくは30を超えない。
・レオロジー挙動は、ガラス転移温度Tgの値とも関連し得るものである。本
発明による身体用接着剤については、Tgは、好ましくは−15℃未満で
あり、より好ましくは−20℃未満であり、最も好ましくは−25℃未満
である。
・局所的接着剤を含む使い捨て製品のレオロジー挙動及び許容度は、比熱容量
にも関係し得る。好ましくは、局所的接着剤の比熱容量は4J/g/K未満、よ
り好ましくは3J/g/K未満、最も好ましくは2J/g/K未満である。
・局所的接着剤を含む使い捨て吸収製品のレオロジー挙動及び許容度は、当該
接着剤の比熱伝導度にも関係し得る。好適には、比熱伝導度は0.1W/m/K
より大きく、好ましくは0.6W/m/Kより大きく、最も好ましくは1W/m/K
より大きい。
また、上記のレオロジー的条件が満足されるとすれば、当該接着剤は、例えば
充分な凝集性(皮膚への接着剤の残留を防止するため)のような、この種の接着
剤の商業的使用にとって重要で且つ当業者に明らかな条件をも満足するであろう
。上記の基準を満たす接着剤組成物は、吸収製品の使用中及び一般には廃棄後に
おいても、それらが人間の皮膚に使用する安全性の共通の要件をも満たすもので
あれば、使い捨て吸収製品のための局所的接着剤として使用することができる。
また、衛生的な外観及び接触の際の快適な感覚に関する基準は重要であり、透
明又は白色で、且つ取り着けに際して冷感、不快な感覚を防止する接着剤組成物
が好まれる。
上記のレオロジー的基準及び他の要件は、51%〜99.5%の20℃で液体
である可塑剤化合物又は可塑剤組成物と、該可塑剤化合物又は可塑剤組成物中で
可溶性又は膨張性である0.5〜20%、好ましくは5%〜15%のポリマー化
合物又はポリマー組成物と、前記ポリマー化合物の0重量%〜600重量%の粘
着性樹脂とを含有する接着剤組成物によって満たすことができる。前記可塑剤化
合物又は可塑剤組成物は、好ましくは、水、アルコール(好ましくはグリセロー
ル)、グリコール、ポリグリコール、液体ブテン、オイル、又はこれらの組合せ
からなる群から選択される。前記ポリマー化合物又はポリマー組成物は、好まし
くは、ブロック共重合体熱可塑性エラストマー、スチレンブロック共重合体及び
水素化スチレンブロック共重合体からなる群から選択される。
発明の詳細な説明
本発明は、着用者の皮膚に直接取り着けられる使い捨て吸収製品に関する。当
該製品は、体液に対する吸収性を示し、着用者の衣服を汚れから保護し、着用者
の物理的な快適さを向上し、また製造及び包装が容易である。以下、衛生ナプキ
ン又は月経を参照して該使い捨て吸収製品を説明するが、パンティライナー、成
人用失禁製品又は汗パッドもまた使い捨て吸収製品の用語に含まれる。本明細書
で用いる「衛生ナプキン」という用語は、女性が外陰部領域付近に着用し、身体
から排泄される各種体液(例えば、膣分泌液、月経及び/又は尿)を吸収し保持
することを意図し、また一回使用した後に廃棄することを意図した製品をいう。
好ましくは、使い捨て吸収製品は薄く、より好ましくは厚さが1〜5mmであり
、使用前に実質的に平坦か、或いは予め形成された形状である。
本明細書で使用する「接合された」又は「貼着された」という用語は、第一の
部材が第二の部材に直接連結される構成、並びに第一の部材を中間部材に連結し
、次いで該部材を第二の部材に連結することにより第一の部材が第二の部材に間
接的に連結される構成を包含する。
好ましい態様において、本発明の衛生ナプキンは、液体透過性トップシート、
該トップシートに接合された液体不透過性バックシート、及び前記トップシート
とバックシートとの中間にある吸収性コアを具備する。衛生ナプキンは二つの主
表面、即ち、身体接触表面又は着用者側表面と、衣服側表面又は衣服接触表面と
を有する。
本発明は、着用者の皮膚に取り着けた際の関係において、製品の適応性に関す
る.適応性の程度は、上記のように製品の部材材料、その各々の量、適応性を付
与するためにそれらが処理される程度の選択により決定される.本発明による適
応性を達成するために、原材料の種、量及び処理の選択は、吸収製品の他の所望
の特性(例えば、吸収能、吸収速度及び使用中のトップシートの外側表面の乾燥
等)とバランスがとれていなければならないことは、当業者には明らかであろう
.
従って、吸収製品の主部材の典型的な材料に関する以下の説明により、本発明
による要求を満たす多数の様々な製品を提供することができる。
適応性に加えて、本発明の好適な態様による吸収製品は、弾性的引伸性を有す
る。本明細書において用いる「弾性的引伸性」という用語は、引っ張る力を取り
除くと延ばされていない、或いは、引っ張られていない(或いは「元の」)寸法
に戻ろうとし得ることを意味する.しかし、引っ張られていない寸法と全く同じ
寸法に戻る必要はない。吸収製品が弾性的引伸性を有する場合には、製品の平面
内の1又は2方向(平行ではない)において、すなわち着用者側表面に構造的に
平行に引き伸ばし得る。
収縮性且つ弾性的引伸性を有する製品の材料は、それ自体弾性的に引き伸ばす
ことができるか、或いは弾性的引伸性を付与するために処理することができる。
これに関して、特に、弾性バックシート材、弾性トップシート材、弾性ストラン
ド、糸又はウェブと組み合わされたフィラメント材、ならびに、材料のシャーリ
ング、プリーツ付け又はリングローリングを使用してもよい。適切な材料及び方
法が当該分野において知られており、例えば、1994年2月4日の米国出願0
8/192240号に詳細に開示されている。この米国出願については、本発明
による弾性的引伸性を有する製品を製造する場合の材料の選択を容易にするため
に特に言及しておく。
以下に、収縮性且つ好ましくは弾性的引伸性を有する設計、又は、引伸性の無
い設計において使用することができる吸収製品の種部材の非限定的態様について
説明する.
吸収性コアは、典型的に、次の部材を具備する。すなわち、(a)必要に応じ
て第1の流体分配層、(b)必要に応じて、しかし、好ましくは第2の流体分配
層、(c)流体貯蔵層、(d)必要に応じて貯蔵層の下側にある繊維質(「ダス
ティング」)層、及び(e)他の任意部材である。
a.第1の流体分配層
本発明による吸収性コアの一の任意部材は、第1の流体分配層である。この第
1の分配層は、典型的には、トップシートの下側にあり、これと流体連通してい
る。前記トップシートは、取得した月経流体をこの第1の分配層に移送して、貯
蔵層に最終分配させる。この第1の分配層を通しての流体の移送は、吸収製品の
厚さ方向だけでなく、長さ方向及び幅方向に沿っても起こる。
b.任意の第2の流体分配層
また、本発明による吸収性コアの任意ではあるが好適な部材は、第2の流体分
配層である。この第2の分配層は、典型的には、前記第1の分配層の下側にあり
、これと流体連通している。この第2の分配層の目的は、前記第1の分配層から
流体を容易に取得して、その下側にある貯蔵層に急速に流体を移送することであ
る。これにより該下側にある貯蔵層の流体収能を充分に利用することができる。
c.流体貯蔵層
流体連通される位置にあり、典型的に前記第1、又は第2の分配層の下側にあ
る流体貯蔵層は、ある種の吸収性ゲル化材及び/又は他の吸収性材料を含有し、
吸収性ゲル化材のキャリアマトリックスを形成することができる。吸収性ゲル化
材は、通常、「ヒドロゲル」、「超吸収体」、「ヒドロコロイド」材といわれる。吸収
性ゲル化材は、水性流体、特に水性体液と接触する際に、このような流体を吸収
し、これによりヒドロゲルを形成する材料である。これらの吸収性ゲル化材は、
典型的に、大量の水性体液の吸収能を有し、さらに中程度の応力下においてこの
ような吸収流体の保持能を有する。これらの吸収性ゲル化材は、典型的に、分離
した、非繊維質粒子の形態である。
流体貯蔵層は、吸収性ゲル化材のみを含有することができる。または、この吸
収性ゲル化材は、適切なキャリア中に均一又は非均一に分散することができ、或
いは、流体貯蔵層は、吸収性キャリア材料のみを含有することができる。
適切なキャリアには、吸収性コアにおいて従来利用されているようなフラッフ
、ティシュー又は紙の形態のセルロース繊維が含まれる。硬化性セルロース繊維
のような修飾セルロース繊維もまた使用することができる。また、合成繊維も使
用することができ、酢酸セルロース、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、
アクリル類(オリオンなど)、ポリ酢酸ビニル、不溶性ポリビニルアルコール、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド類(ナイロンなど)、ポリエステル類、
2成分系繊維、3成分系繊維、これらの混合物等から製造されたものが含まれる
。好適な合成繊維は、フィラメント当たり約3デニールないし約25デニール、
より好ましくはフィラメント当たり約5デニールないし約16デニールである。
また、好ましくは、繊維表面は親水性又は親水性に処理されたものである。貯蔵
層は、逆濡れ(rewet)を低減するパーライト、珪藻土、バーミキュライト等の
ような充填材を含有することもできる。
キャリア中に非均一に分散している場合、貯蔵層は局部的に均一であり得る。
すなわち、貯蔵層は、貯蔵層の大きさ内で1又は複数方向に分布勾配を有し得る
。非均一分布は、部分的に又は全体的に吸収性ゲル化材を含有するキャリアのラ
ミネートにも当てはまる。ラミネートが使用される場合には、該ラミネートは、
吸
収性ゲル粒子を用いて、或いは、用いずに形成することができる。特に、吸収性
ゲル化材を用いない場合には、熱接着されたエアレイ繊維質シート又はラミネー
ト、及び/又は、熱接着されたウェットレイシート又はラミネートが、特にパン
ティライナーに関して有用であることが見出された。
好ましくは、貯蔵層は、約15〜100%の吸収性ゲル化材と、0〜約85%
のキャリアを含有する。より好ましくは、貯蔵層は、約30〜100%、最も好
ましくは約60〜100%の吸収性ゲル化材と、0〜約70%、最も好ましくは
0〜約40%のキャリアを含有する。
本発明における使用に適切な吸収性ゲル化材は、実質的に水不溶性で、僅かに
架橋され、部分的に中和されたポリマー性ゲル化材からなることが最も多いであ
ろう。この材料は、水と接触したときにヒドロゲルを形成する。このようなポリ
マー材は、重合性で、不飽和の、酸含有モノマーから調製することができる。本
発明において使用するポリマー性の吸収性ゲル化材の調製に用いる適切な不飽和
の酸性モノマーには、米国特許第4,654,039号及びこの再発行特許RE
32,649号に列挙されたものが含まれる。好ましいモノマーには、アクリル
酸、メタクリル酸、及び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸が
含まれる。アクリル酸自体は、ポリマー性ゲル化材の調整に特に好ましい。不飽
和の酸含有モノマーから形成されるポリマー成分は、澱粉又はセルロースのよう
な他種のポリマー材料にグラフトすることができる。特に、この種のポリアクリ
レートグラフト澱粉材が好ましい。従来のモノマー種から調製することができる
好ましいポリマー性の吸収性ゲル化材には、加水分解されたアクリロニトリルグ
ラフト澱粉、ポリアクリレートグラフト澱粉、ポリアクリレート、無水マレイン
酸ベースの共重合体及びこれらの組合せが含まれる。ポリアクリレート及びポリ
アクリレートグラフト澱粉が特に好ましい。
これらの吸収性ゲル化材は、典型的には、粒子形状であるが、また、繊維、シ
ート又はストリップのようなマクロ構造の形状であることができることも意図さ
れる。
d.任意の繊維質(「ダスティング」)層
本発明による吸収性コアに含まれる任意部材は、前記貯蔵層に隣接し、典型的
には前記貯蔵層の下側にある繊維質層である。この下側にある繊維質層は、吸収
性コアの製造中に貯蔵層内の吸収性ゲル化材を堆積させるための基材を提供する
ため、典型的には「ダスティング」層といわれる。実際、吸収性ゲル化材がラミ
ネート、或いは、繊維、シート又はストリップのようなマクロ構造の形態である
場合には、この繊維質「ダスティング」層を含める必要はない。しかし、この「
ダスティング」層によりパッドの長さに沿って流体の急速な毛細管現象による流
動のように付加的な流体処理能が提供されるため、一般的に本発明による吸収性
コアに含めることが好ましい。
e.他の任意部材
本発明による吸収性コアは、通常吸収性ウェブ中にある他の任意部材を具備す
ることができる。例えば、補強用スクリムを吸収性コアの各層内に、又は各層の
間に配置することができる。この種の補強用スクリムは、吸収性コアの各層の間
に配置される場合には特に、流体移送に対する界面バリアを形成しないような配
置とすべきである。熱接着の結果一般的に生ずる構造的一貫性があれば、本発明
による吸収性構造体に補強用スクリムは通常必要とされない。しかし、使用され
る場合には、所望の収縮性を有するようにしなければならない。
他の部材を本発明による吸収性コアに含めることができ、好ましくは、第1又
は第2の流体分配層に近接して又は離れて、臭気制御剤を含めることができる。
この臭気制御剤は、活性炭又は色を隠すために被覆された活性炭(好適にはゼオ
ライト又はクレイ材)から選択することができ、必要に応じて吸収性コアに組み
込まれ、また、吸収性ゲル化材が或るゼオライトと組み合わされると有益である
ことが見出された。これらの部材は、任意の所望の形態で組み込むことができる
が、しばしば分離した、非繊維質粒子として含有される。
トップシートは柔軟であり、感触が柔らかく、着用者の皮膚を刺激しない。ま
た、トップシートは、トップシート部分の一部又はその全範囲に亘って、一方向
又は二方向に引伸可能とする弾性を有することができる。さらに、トップシート
は液体透過性であり、流体(例えば、月経及び/又は尿)がその厚さに亘って容
易に透過することを可能とする。適切なトップシートは、幅広い材料から製造す
ることができ、例えば、織又は不織材;開孔成形熱可塑性フィルム、開孔プラス
チックフィルム、及び油圧形成熱可塑性フィルムのようなポリマー材;及び熱可
塑性スクリムなどがある。適切な織及び不織材は、天然繊維(例えば木材又は綿
繊維)、合成繊維(例えばポリエステル、ポリプロピレン、又はポリエチレン繊維
のようなポリマー繊維)、又は天然繊維と合成繊維の組合せ、又は2/多成分系
繊維から作ることができる。
本発明で使用される好適なトップシートは、典型的には、高ロフトの不織トッ
プシート及び開孔成形フィルムトップシートから選択される。開孔成形フィルム
は、身体滲出液に対して透過性である上、非吸収性であり、流体が逆戻りして着
用者の皮膚を逆濡れさせることを減少する傾向にあるため、トップシートに特に
好ましい。従って、着用者に接触している成形フィルムの表面は乾燥したままで
あり、それ故身体を汚すことが少なくなり、着用者に優れた快適さをもたらす。
適切な成形フィルムは、米国特許第3,929,135号、米国特許第4,32
4,246号、米国特許第4,342,314号、米国特許第4,463,04
5号及び米国特許第5,006,394号に記述されている。特に好ましい微細
孔成形フィルムトップシートは、米国特許第4,609,518号及び米国特許
第4,629,643号に開示されている。本発明のための好ましいトップシー
トは、上記特許の1又は2以上に記述されている成形フィルムを具備し、オハイ
オ州シンシナティのプロクター・アンド・ギャンブル社により、衛生ナプキンに
関して「ドライウェーブ」として販売されている。
液体通路が均一に分布せずに一部にのみ液体通路を備えているトップシートも
また、本発明の意図するものである。典型的に、この種のトップシートは、中央
部では液体透過性で、且つ、周縁部では液体不透過性のトップシートを形成する
ように配向された液体通路を有するものである。
成形フィルムトップシートの着用者側表面を親水性として、身体側表面が親水
性ではないときよりも速く液体がトップシートを通って移動しやすくすることが
できる。好ましい態様では、PCT出願WO93/09741号に記述されてい
るように、成形フィルムトップシートのポリマー材に表面活性剤が組み込まれて
いる。あるいは、米国特許第4,950,254号において記述されているよう
に、トップシートの着用者側表面を表面活性剤で処理することにより親水性にす
ることができる。
他の変形例は、繊維状及びフィルム状の構造を組み込んだいわゆるハイブリッ
ドトップシートであり、このようなハイブリッドトップシートの特に有用な態様
がPCT公報WO93/09744号、WO93/11725号、又はWO93
/11726号に開示されている。
トップシートに言及するときは、多層構造又は単層構造のものを想定している
。上記ハイブリッドトップシートはそのうちの多層設計であるが、第1及び第2
トップシート設計のような他の多層トップシートもまた考えられる。
バックシートは主として、吸収性構造体に吸収されてその中に含まれている滲
出液が、吸収製品に接触している製品(例えば、アンダーパンツ、パンツ、パジ
ャマ及び下着)を湿らすことを防止する。このバックシートは、好ましくは液体
(例えば、月経及び/又は尿)に対して不透過性であり、他の可撓性を有する液
体不透過性材料もまた使用することができるのだが、好ましくは薄いプラスチッ
クフィルムから製造される。本明細書で用いる「可撓性を有する」という用語は
、柔軟であり、人間の体の一般的な形及び線に容易に適合し得る材料をいう。バ
ックシートはまた、弾性特性を有し、一又は二方向に引伸可能とすることができ
る。
バックシートは、典型的には吸収性構造体の全体に亘って広がっており、吸収
性構造体の周囲で折り畳むことにより、トップシートの上に広がってトップシー
トの一部を形成することができる。これによって、トップシートに選択的に開孔
することを必要とせずに、米国特許第4,342,314号第16欄第47行〜
第62行に開示されているトップシートの構成を達成することができる。
バックシートは、織又は不織材、ポリエチレン又はポリプロピレンの熱可塑性
フィルムのようなポリマー性フィルム、この種の材料のラミネート、又はフィル
ムコーティングされた不織材のような複合材料を含むことができる。好ましくは
、バックシートは、約0.012mm(0.5ミル)ないし約0.051mm(
2.0ミル)の厚さを有するポリエチレンフィルムである。
典型的なポリエチレンフィルムは、名称P18−1401の下、オハイオ州シ
ンシナティのクロペイ社により、また、名称XP−39385の下、インディア
ナ州テールホートのエチル社、ビスクイーンディビジョンにより製造されている
。バックシートは、好ましくは、エンボス加工及び/又はマット仕上げされ、よ
り布の様な外観を有する。
好ましくは、バックシートはまた、その主機能を劣化させることなく、少なく
とも水蒸気透過性であること、好ましくは空気透過性であることにより製品に通
気性を与える。バックシートは、例えば微孔性フィルム、不織材、及び/又は開
孔成形フィルムの組み合わせからなるラミネート材であることができる。所望の
場合には、通気性をバックシートの周縁部に限定することができ、或いは、バッ
クシートの全体に亘って通気性を与えることもできる。製品の適応性
本明細書で用いる「適応性」という用語は、収縮性、伸張性及びこれらを組み
合わせた特性を含む。適応性とは、通常、衛生ナプキンの1又は2方向に大きさ
を適応させる性能いう。
本発明による適応性は、製品が適応可能であることが所望される方向と垂直方
向に一連の波付け又はプリーツ付けをすることにより付与することができる。例
えば、縦方向に波又はプリーツを有する薄い衛生製品は、製品の取り着け時又は
使用中に、当該製品の股幅変化を適応させるために横方向に伸張することができ
る性能を付与することができる。また、これらの波又はプリーツは、股幅の異な
ろ着用者に通常の取り着け位置をもたらすために、製品の幅を広げ又は狭める性
能を付与することもできる。
この適応性は、縦方向でも横方向でも所望の程度に付与することができる。こ
の適応性は、吸収製品の構造体中の弾性的伸張性を有する材料による相乗的効果
を利用することができる。また、材料本来の適応性と波又はプリーツにより付与
される構造的適応性を使用することも勿論可能である。
本明細書で用いる「波付けされた」又は「波」という用語は、シート平面の垂
直方向における一連の連続変化の存在を示す。平面の「垂直方向」とは、その平
面に垂直な方向である。波はシート平面における垂直方向の連続変化である一方
、
本明細書で用いる「プリーツ」又は「プリーツ付けされた」という用語は、特定
の線に沿った折り畳み、換言すれば、シート平面の垂直方向における急激な変化
をいう。また、一連のプリーツを用いて波に似た形を作ることもできる。
薄い製品には特に、リングローリングと称する処理を製品全体上に施すことが
でき、これにより構造的波が設けられ、製品の所望される適応性が付与される。
少なくとも高速製造作業でのこの種のリングローリングには、上記材料が付与さ
れても問題は無いが、当業者により厳選された材料及び意図する所望の適応性が
要求される。通常の製品に対して可撓性及び柔軟性の改善された製品の適応性に
加えて、組合せに先立ち個々の材料をリングローリングすることもまた、製品を
提供するために有益となり得る。リングローリングについて、より詳細には、米
国特許第4,107,364号、米国特許第4,834,741号、米国特許第
5,156,793号、米国特許第5,143,679号、米国特許第5,16
7,897号及び米国特許第5,354,400号に記述されており、これらに
はさらに、異なる伸張性の提供方法についての詳細な説明がなされている。
また、波付けは周知であり、当業者に容易に用いられる得る。波は吸収製品の
縦及び横の両方向に付けられてもよいが、波技術は、製品の製造中における材料
の搬送方向に対して直角である波を提供するように開発された。従って、典型的
に波処理により垂直方向の波のみが提供される一方、リングローリング作業によ
り、製造中における材料の運搬方向に波付けされると考えることができる。
しかし、本明細書で用いる波又はプリーツという用語は、製造中の材料の搬送
方向又はこれに垂直方向に処理が用いられたか否かに関係なくリングローリング
又は波付けの結果をいう。
波又はプリーツの要求される程度(幅及び頻度により規定される)は、要求さ
れる適応性に適合させるための簡単な試行錯誤により容易に規定することができ
る。これは製品の厚さと可撓性との組合せに依存し得る。また、当業者は、同じ
波又はプリーツを付けることにより、部分的に再度平らに延ばされたかどうかに
応じて適応性の程度を異なるものとすることができると理解するであろう。
着用者に高度の適応性を有する製品を提供するために、製造時に形成された波
形を、残りの製造プロセス、並びに包装作業、製品供給所への輸送、および皮膚
に取り着ける前の製品の人的処理の間にも維持する必要がある。これは、例えば
、身体用接着剤のためのリリースペーパー又は接着剤保護手段のような堅い基材
に、波付け又はプリーツ付けされた状態の製品を貼着することにより、波付け又
はプリーツ付けされた状態の製品を安定化させ又は固定化することにより達成す
ることができる。
局所的に取り着けるのための接着剤
上述のような本発明による適応性を有する製品は、着用者の皮膚に直接取り着
けられる。特に、衛生ナプキンは、典型的には女性着用者の液体排泄領域周辺の
性器領域に取り着けられる。本明細書による「皮膚」という用語は、着用者の特
定の皮膚に関するだけではなく、粘膜組織ならびに典型的には衛生ナプキン着用
者の性器領域に見られる体毛をも含む。
本発明による製品を着用者の皮膚に固定すために、着用者に面する製品のトッ
プシート側の一定領域に局所的に取り着けるための接着剤(身体用接着剤ともい
われる)を備えることが必要とされる。
この点について種々の設計が想定されるが、身体用接着剤はトップシートの周
縁に沿って塗布され、製品の中央領域は接着剤の無い状態で残されることが好ま
しい。これにより、排泄される液体が、漏れ又は零れを生じることなく直ちに吸
収製品の吸収構造体の中に輸送されるように、液体透過性トップシートの接着剤
の無い領域が体液排泄オリフィスに隣接して配置されるように製品を配置するこ
とが、最も適切に助長され得る。
しかし、身体用接着剤をトップシートの周縁の回りに閉円状に付与する必要は
無く、異なる取り着け位置の間を切り離すことにより、製品の適応性とともに、
この種の製品の着用者にさらなる快適さを提供するために、ドット又は破線のよ
うな増加領域に接着剤を付与することもできる。
身体用接着剤の接着強度及び他の特性は、適応性により影響され得るので、身
体用接着剤を選択する前に吸収製品を提供することが一般的には適切である。特
に、身体用接着剤の適用領域は、適応性のある製品からの望ましい利益を維持す
るために慎重に規定する必要がある。例えば、製品が波付けされるとき、接着剤
は一般的には波を固定すべきではない。
本発明による目的を満たすために、以下の要件が考慮されるべきである。
身体用接着剤の物理的、レオロジー的及び接着特性
身体用接着剤は、人間の皮膚、体毛及び粘膜組織に対して感圧接着剤と同様に
使用される。しかし、かかる材料を同定する最も特徴的なレオロジー挙動に基づ
けば、この身体用接着剤組成物を典型的な感圧接着剤(以下PSAという)とみ
なすことは殆ど困難である。
事実、接着剤の当業者に公知のように、一時的に物を貼り付けることができる
他の物質(例えば、水)からPSAを区別する最も特徴的なものは、レオロジー
的パラメータ、特に弾性率G’が、印加される応力の周波数に伴って大きく変化
するという事実である。より具体的には、PSAのG’は、印加される応力の周
波数が典型的な結合周波数から典型的な脱結合周波数へ、すなわち、以下に示す
ように、1rad/s〜100rad/sへと変化する際に、或るオーダーの大きさに亘っ
て増大することができる。
第1の結論として導かれることは、レオロジー的パラメータ値、特に固定値周
波数でのG’値を与えることによって、「身体用接着剤」として使用することを意
図した材料を定義することは許容し得ないことである。他の特徴がなければ、そ
れは実際的な価値のない材料を含むであろうから、誤りを生じる可能性がある。
従って、レオロジー特性は動的考察に基づくべきことが必要である。
これは弾性率G’に対してだけでなく、粘性率G”に対しても適用され、従っ
てtan(δ)=G”/G’についても適用することができる。典型的なPSA
は、考慮された周波数に亘ってG’の大きな変化を有するだけでなく、特に脱結
合に典型的な周波数において、G’に近く、又はこれよりも大きくさえなり得る
(すなわち、tan(δ)が約1又は1を超えさえする)ほどのG”の大きな変化
もまた有することが周知である。
理論に拘束されることを望むものではないが、この事実は巨視的には極めて高
いレベルの接着力の証拠になる一方で、脱結合のために適用されるエネルギーの
かなりの部分が内部摩擦で失われること(従って、脱結合を生じるのに有効でな
い)を意味すると解釈することができる。
上述のように、本発明による身体用接着剤として有用な材料は、体温として3
7℃の参照温度及び或る周波数範囲で測定されるレオロジー的特徴を有する。身
体用接着剤を有する製品の取り着けに際して、接着性の接触は低周波数で形成さ
れる一方、脱接合は製品の取り外し速度で生じることが分かった。この速度は、
100rad/sの周波数として表されるのに対して、接着剤接合を形成する低周波
数は、1rad/sのオーダーであることが分かった。従って、本発明による使用の
ための周波数範囲は1〜100rad/sである。
さらに、適用周波数1rad/sでのG’及びG”は、37℃の温度において測定
されていることに注意すべきである。本発明による製品の実用的な使用において
は、製品の実際の保存温度、従って、適応時における身体用接着剤の温度は大き
く変化する。例えば、ラジエーターに近い熱い浴室での保存では、約37℃に達
し得るが、貯蔵室又は浴室において、冬に窓の開いた状態での保存は0℃近くに
なり得る。しかし、本発明による製品は皮膚に直接使用され、当業者は小さい比
熱容量(例えば、好ましくは4J/g/K未満、より好ましくは3J/g/K未満、最も好
ましくは2J/g/K未満)を有する接着剤組成物を選択する指向性があるから、身
体用接着剤の実際の温度は非常に急速に37℃に達し、または取り着ける前に着
用者により暖められさえするであろう。従って、接着剤の接合特性は、体温にお
いて最も適切に選択されると考えられる。
接合の良好な条件、すなわち周波数約1rad/sでの条件を与えるためには、弾
性率の絶対値は高すぎてはならない。さもなければ、接着剤は硬すぎて、それが
接着されるべき表面に対して密接に接合又はモールドすることができない。また
、身体に直接適用するために特に価値がある良好な粘着性を得るためには、低い
絶対値のG”を有すると共に、材料が柔らかく且つ皮膚に対して穏やかに接着で
きることも重要である。
G’37(1rad/sec)/G”37(1rad/sec)の比は、これら二つの値が皮膚へ
の使い捨て吸収製品の取り着けに際してバランスがとれていることを保証するた
めに重要である。同時に、G’37の絶対的な変化は、考慮した周波数範囲内に限
定される必要がある。従って、使い捨て吸収製品に対し、製品の経時的又は除
去/脱ラミネート時の不快感を生じることなく、全使用期間に亘り着用者に対す
る安定した取り着け性を維持するためには、G’37(1rad/sec)に対するΔG
’37(即ち、G’37(100rad/sec)−G’37(1rad/sec))の比の値を小さ
く維持しなければならない。これはまた、ΔG’37を下記の一定値に維持するこ
とにより絶対的に表すことができる。
重要なこととして、
の比が、弾性率及び粘性率の両者の動的挙動が、使用中の安定した接着及び使
用期間の終了時における無痛且つ容易な取り外しを与える関係に維持されること
を保証するのに充分に大きいことが必要とされる。
最後に、接着剤組成物のガラス転移温度Tg、比熱容量、及び比熱伝導度が、
有用な身体用接着剤のグループをより完全に定義するための有用なパラメータで
あることを当業者は承認するであろう。
以下の特性の組が満足されるべきである。
・G’37(1rad/sec)は、1500Pa〜20000Pa、
好ましくは1500Pa〜15000Pa、
最も好ましくは3000Pa〜10000Paである。
・G”37(1rad/sec)は、100Pa〜15000Pa、
好ましくは100Pa〜10000Pa、
最も好ましくは300Pa〜5000Paである。
・G’37(1rad/sec)/G”37(1rad/sec)の比は、
2〜50、好ましくは3〜30の範囲である。
比は、0.5以上、好ましくは0.7〜3、最も好ましくは1〜1.8の
範囲である。
も好ましくは0.8以下であるか、
最も好ましくは2000Pa未満のいずれかであるか、
またはその両方である。
・少なくとも1rad/sec〜100rad/secの周波数範囲において、G’37/G”
37の比の値は、好ましくは2以上、より好ましくは3.3以上であるべき
であるが、この周波数間隔の何処においても約50を超えず、好ましくは3
0を超えない。
・レオロジー挙動は、ガラス転移温度Tgの値とも関連し得る。本発明による
身体用接着剤について、Tgは、好ましくは−15℃未満であり、より好
ましくは−20℃未満であり、最も好ましくは−25℃未満である。
・局所的接着剤を有する使い捨て製品のレオロジー挙動及び許容度は、比熱容
量にも関係し得る。好ましくは、局所的接着剤の比熱容量は4J/g/K未満、
より好ましくは3J/g/K未満、最も好ましくは2J/g/K未満である。
・局所的接着剤を有する使い捨て吸収製品のレオロジー挙動及び許容度は、当
該接着剤の比熱伝導度にも関係し得る。好適には、この比熱伝導度は0.1
W/m/Kより大きく、好ましくは0.6W/m/Kより大きく、最も好ましくは
1W/m/Kより大きい。
身体用接着剤の化学的及び組成物的特性
加えて、身体用接着剤の上記レオロジー的特性及び物理的特性の要件を満たす
身体用接着剤を提供するために、下記の処方基準を使用することができる。身体
用接着剤として有用な殆どの組成物は実質的にゲル様の構造を有し、好ましくは
ゲルであることに留意すべきである。これは、次の事実から導かれる:
・主要な成分は室温で液体の可塑剤である。
・マクロ分子又はポリマー成分は、可塑剤に対する少量成分として存在する。
好ましい態様において、それは分子間の物理的又は化学的結合によって生じ
た3次元ネットワークを形成する。特に有用な物理的結合は、ブロック熱可
塑性エラストマー(Block Ther moplastic Elastomers)を含有する系に存
在するものである。
より具体的には、当該組成物は典型的に下記の成分を含有する:
・下記の可塑剤(類)中で可溶性又は膨張性であるような、0.5〜20重量%
、好ましくは5重量%〜15重量%の、マクロ分子ポリマー分子又は係る物質
の混合物。非限定的な例として、このようなマクロ分子又はポリマー物質は、
天然物及び/又は合成物、例えば天然ゴム及びゼラチン、それらの誘導体並び
にアルギン酸のような天然ゴム又は誘導体;ポリアクリル類;ポリビニル
アルコール;ポリエチレンオキシド;ポリビニルピロリドン(PVP)若し
くはポリビニルエーテル、それらの共重合体及び誘導体;セルロース誘導体;
ブロック共重合体熱可塑性エラストマー、好ましくはスチレンブロック共重
合体、より好ましくは水素化等級のスチロール/エチレン-ブチレン/スチ
ロール(SEBS)、スチレン/イソブレン/スチレン(SIS)及びスチ
ロール/エチレン-プロピレン/スチロール(SEPS)であることができ
る。
・51〜99.5重量%の、室温で液体である可塑化剤物質又は可塑化剤物質
の混合物。非限定的な例として、これらの可塑化剤は、水、種々のアルコー
ル類(特にグリセロール)、グリコール及びそのエーテル、ポリグリコール、
液体ポリブテン、フタレート、アジペート、ステアレート、パルミテート、
セバケート又はミリステートのようなエステル、植物油、鉱油又はそれらの
組合せのような天然油若しくは合成油であることができる。
・0〜600重量%の、マクロ分子ポリマー物質の粘着性樹脂(その主な目的
は、特に合成ポリマーに基づく系のTgを調製することである)。
・0〜10重量%、より好ましくは0〜5重量%の、親水性又は疎水性の液状
可塑剤のゲル及びゲル形成プロセスを促進及び安定化するための物質。これ
らは、油性系のためのもの、例えばC8〜C22の脂肪酸、それらの金属塩及
びポリオキソ誘導体;ラノリン誘導体;シリカ;ベントナイト、モンモリロ
ナイト及びそれらの誘導体;ポリアミド;ワックス又はこれらの混合物であ
ることができる。
保存剤、抗酸化剤、抗UV剤、顔料、ミネラルフィラー、レオロジー改良剤等
のような当該分野において公知の共通の添加剤もまた、各々10%以下の量で含
有させることができる。
系の中に化学的架橋が形成されるとき、架橋剤は、好ましくは5重量%以下の
量で存在させることができる。化学的架橋は、酸性ポリアクリル類と多糖類との
間の反応のように、異なった官能基を有するポリマー相互間の中和によっても形
成することができる。
得られた身体用接着剤の組成物は、主成分(即ち、液状可塑剤)の性質に従っ
て3つのファミリーに分類することができる。
1) 可塑剤が、典型的には植物又は鉱物起源の油又はその混合物であり、ポリ
マーが、通常は油中で可溶性又は膨張性である合成ポリマー、好ましくはエラス
トマーである疎水性組成物。
2) 疎水性及び親水性の両性分が、可能であれば可塑剤及びポリマー双方の中
で2以上の分離した相を形成している混合相組成物。このような場合、好ましく
は、不適合相の間で安定なエマルジョンを形成するのに適したレベルで、乳化剤
/表面活性剤が存在する。本発明による身体用接着剤の場合、好ましくは、疎水
性成分の方が親水性成分に対して優勢である。
3) 典型的には、可塑剤が水/グリセロール/グリコール等、及び/又はこれ
らの混合物であり、また、ポリマー相が合成起源(例えばポリアクリル類)又は
天然起源(例えば天然ゴム)又はそれらの混合物である親水性組成物。
医療分野において既に公知であること及び引用される従来技術とは異なり、本
発明の適用において親水性組成物は好ましくなく、疎水性組成物及び混合相組成
物1)及び2)が好ましいことが強調される。
このことは、本願において有用であるためには、医療分野で使用される多くの
親水性組成物は弾性及び粘着性が低すぎるという意味において、部分的には技術
的な理由によるものである。疎水性組成物又は混合相組成物が好まれる他の理由
は、特に衛生ナプキンの分野における本発明の適用では、吸収すべき液体が身体
用接着剤に接触する可能性があることである。この吸収すべき液体は総て一般に
水性であるから、親水性の身体用接着剤と接触すると、身体用接着剤の中への体
液の吸収が生じるであろう。
次いで、これはレオロジー特性の変化、従って、身体用接着剤の機能の変化を
生じ、これにより外観が非衛生的となるだけでなく、長時間に亘り体液が皮膚に
直接接触したままとなり、このことは典型的に本発明の使い捨て吸収製品のどれ
をとっても好ましくないものである。加えて、このことはまた、着用者にとって
潜在的な欠点となり得る。何故なら、ある親水性組成物は、病原菌さえ含む多く
の微生物の成長に良好な培養媒体となる潜在性を有するからである。
更に、親水性の身体用接着剤はまた、冷たく且つ湿ったものとして感じられる
傾向にあり、これは、新しい衛生ナプキン又は腋の下用汗パッドを取り着ける際
に、一般的に消費者の期待に沿わない。特に、可塑剤として水を含有する身体用
接着剤は、不透過性パッケージの中にシールされるまでに乾燥してしまう傾向を
有するという事実から、もう一つの問題が生ずる。
本発明による吸収製品は、当該分野において通常用いられる如何なる方法によ
っても製造することができる。吸収製品のトップシート面への接着剤の塗布は、
一般的にパンティ固定用接着剤に用いられるのと同様の技術により提供すること
ができるので、当業者に大きな問題を生じるものではない。身体用接着剤により
覆われている吸収製品の着用者側表面の全面積は20%以下、好ましくは10%
以下であるべきである。好ましくは、当該接着剤は吸収製品の周縁に近接してお
り、また、フィルムトップシートを有する場合(あるいはバックシートがトップ
シート上に折り畳まれているとき)には、当該接着剤は、好ましくは該フィルム
の液体透過性でない部分に配置する。
製品に塗布された身体用接着剤は、(パンティ固定用接着剤と共通するように
)使用前に保護する必要がある。この保護は、シリコーン処理又は表面活性剤処
理された紙のようなリリースライナーが選択された特定の身体用接着剤のための
良好なリリース表面である場合には、該リリースライナーにより提供することが
できる。
原則として、本発明による吸収製品は、身体用接着剤により着用者にサポート
され、所定の位置を維持するためにサポートを追加する必要はない。しかし、例
えば、バックシート面に滑り抵抗性コーティングを有する衛生ナプキンを提供す
ることにより、衛生ナプキンが次第にその所定の位置の外へ移動するのを防止す
ることも可能である。また、パンティ固定用接着剤は所望されるものではなく、
従って、本発明に好適ではないとしても、本発明に関連して、厳密な意味でこれ
らを排除しているものではない。実施例1
本発明による衛生ナプキンに有用なオイルベースの組成物を、9.9重量%の
クラトンG−1651(シェル社から入手可能な、33重量%のスチレンを含有
する、スチレン/エチレン−ブチレン/スチレンブロック共重合体)と、59.
3重量%のカイドル(ワトコ社から入手可能なパラフィン系鉱油)を使用して合
成した。
さらに、当該組成物は、クラトンポリマー100部当たり301部の粘着性樹
脂を含有している。該粘着性樹脂は、エクソン社から入手可能な水素化樹脂であ
る、エスコレツ5300であった。
カルロ・エルバS.p.Aから入手可能なステアリン酸マグネシウムを、オイルの
共ゲル化剤として0.7重量%のレベルで用いた。
チバガイギーから入手可能な抗酸化剤イルガノクス1010を、0.3重量%
のレベルで添加した。
その結果、処方は最終的に下記の比率の組成を有していた。
クラトンG−1651 9.9重量%
カイドル 59.3重量%
エスコレツ5309 29.8重量%
ステアリン酸マグネシウム 0.7重量%
イルガノクス1010 0.3重量%
この組成物は、37℃で下記のレオロジー特性を有している。
a)1rad/sでの弾性率:G’37=6876Pa
b)1rad/sでの粘性率:G”37=550.5Pa
c)1rad/sでの弾性率と粘性率との比:G’37/G”37=12.49
0.308である。
上記処方は、敏感で毛の生えた皮膚に快適に使用できることが判断された。比較例
比較例のオイルベースの組成物を、7.1重量%のクラトンG−1651(シ
ェル社から入手可能な、33重量%のスチレンを含有する、スチレン/エチレン
-ブチレン/スチレンブロック共重合体)と、41.9重量%のカイドル(ワト
コ社がら入手可能なパラフィン系鉱油)を使用して合成した。
さらに、当該組成物は、クラトンポリマー100部当たり704部の粘着性樹
脂を含有している。該粘着性樹脂は、ハーキュリーズ社から入手可能な炭化水素
樹脂であるレガレツ3102である。
カルロ・エルバS.p.Aから入手可能なステアリン酸マグネシウムを、オイルの
共ゲル化剤として0.7重量%のレベルで使用した。
チバガイギーから入手可能な抗酸化剤であるイルガノクス1010を、0.3
重量%のレベルで添加した。
その結果、処方は最終的に下記の比率の組成を有していた。
クラトンG−1651 7.1重量%
カイドル 41.9重量%
レガレツ3102 50.0重量%
ステアリン酸マグネシウム 0.7重量%
イルガノクス1010 0.3重量%
この組成物は、37℃で下記のレオロジー特性を有している。
a)1rad/sでの弾性率:G’=3059Pa
b)1rad/sでの粘性率:G”37=1208Pa
c)1rad/sでの弾性率と粘性率との比:G’37/G”37=2.53
3.944である。
上記の処方は、前腕の皮膚への使用には極めて不快なものとして判断された。
敏感で毛の生えた皮膚への使用は受け入れ得なかった。
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
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Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 縦軸と横軸を有し、着用者側表面と衣服側表面を有し、前記着用者側表面 と前記衣服側表面との間に吸収性コアを具備する、局所的接着剤で着用者に取り 着けるための使い捨て吸収製品であって、 -前記製品は前記縦軸と横軸により規定される少なくとも一方向、好ましくは両 方向に適応性を有し、 -前記製品は前記局所的接着剤で前記製品を取り着けるための接着剤を前記着用 者側表面の少なくとも一部に有し、 -前記接着剤は温度37℃(100°F)での弾性率G’37、温度37℃(10 0°F)での粘性率G”37を有し、 -前記接着剤は、 ・G'37(1rad/sec)が、1500Pa〜20000Pa、好ましくは15 00Pa〜15000Pa、最も好ましくは3000Pa〜10000Pa の範囲であり、 ・G"37(1rad/sec)が、100Pa〜15000Pa、好ましくは100 Pa〜10000Pa、最も好ましくは300Pa〜5000Paの範囲で あり、 ・G’37(1rad/sec)/G"37(1rad/sec)の比が、2〜50、好ましく は3〜30の範囲であり、 の比が、0.5以上、好ましくは0.7〜3、最も好ましくは1〜1.8の 範囲であり、 ・或いは、 -G’37(100rad/sec)−G’37(1rad/sec)が10000Pa 以下、好ましくは5000未満、好ましくは2000Pa未満であるか 、 -または、 の比が、1.5以下、好ましくは1以下、最も好ましくは0.8以下 のいずれかであるか、 または、これらの組合せとなるように選択された ことを特徴とする使い捨て吸収製品。 2. 前記製品は前記適応性を付与するために波付け又はプリーツ付けされてい る請求項1に記載の使い捨て吸収製品。 3. 請求項1又は2に記載の使い捨て吸収製品であって、前記接着剤は、 -51重量%〜99.5重量%の、20℃で液体である可塑剤化合物又は可塑剤 組成物と、 -該可塑剤化合物又は可塑剤組成物中で可溶性又は膨張性の、0.5重量%〜2 0重量%のポリマー化合物又はポリマー組成物と、 -該ポリマー化合物又はポリマー組成物の0重量%〜600重量%の量の粘着性 樹脂と、 を含有する物質の組成物である使い捨て吸収製品。 4. 請求項3に記載の吸収製品であって、 -前記可塑剤化合物又は可塑剤組成物は以下の群、即ち、水、アルコール類、オ イル又はこれらの組合せから選択され、 -前記ポリマー化合物又はポリマー組成物は以下の群、即ち、ブロック共重合体 熱可塑性エラストマー、スチレンブロック共重合体及び水素化スチレンブロッ ク共重合体から選択される 使い捨て吸収製品。 5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨て吸収製品であって、前記接 着剤の80重量%が疎水性成分からなり、最も好ましくは前記接着剤の全ての成 分が疎水性である使い捨て吸収製品。 6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨て吸収製品であって、前記接 着剤のガラス転移温度は−15℃未満、好ましくは−20℃未満、最も好ましく は−25℃未満である使い捨て吸収製品。 7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の使い捨て吸収製品であって、前記接 着剤の比熱容量は4J/g/K未満、好ましくは3J/g/K未満、最も好ましくは2J/g/ K未満である使い捨て吸収製品。 8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の使い捨て吸収製品であって、前記接 着剤の比熱伝導度は0.1W/m/Kより大きく、好ましくは0.6W/m/Kより大きく 、最も好ましくは1W/m/Kより大きい使い捨て吸収製品。 9. 前記着用者側表面の20%未満、好ましくは10%未満が前記接着剤によ り覆われている請求項1〜8のいずれか1項に記載の使い捨て吸収製品。 10. 使い捨て吸収製品が衛生ナプキン又はパンティライナーである請求項1 〜9のいずれか1項に記載の使い捨て吸収製品。
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