JP2000507002A - 電子デバイス及びその製造 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
フラットパネルディスプレイ又は他の大面積電子デバイスにおいて、マトリクスの各セルが各列導体(CC)と各セル電極(CLC)との間に接続された薄膜スイッチングトランジスタ(T1)を具える。各セルは隣のセルの行導体(RR(n-1);l4b)と下側導電膜部分(11c)とからなる蓄積キャパシタ(Cs)も有する。前記下側導電膜部分(11c)と隣の列導体(CC)との間に行導体(RR)により形成される寄生薄膜トランジスタ(T2,T3)の影響を低減するために、寄生トランジスタのチャネル領域の寸法を、その幅(W;W1)より大きい長さ(L)を有するように定める。更に、寄生トランジスタのチャネル領域の幅(W;W1)は蓄積キャパシタ(Cs)の部分における行導体(RR;14b)及び半導体膜パターン(12)の幅(W2)より小さくするのが好ましい。
Description
【発明の詳細な説明】
電子デバイス及びその製造
本発明は、各セルが薄膜トランジスタ(以後TFTという)を有するセルマト
リクスを具える電子デバイスに関するものである。このデバイスは、フラットパ
ネルディスプレイ(例えば、アクティブマトリクス液晶ディスプレイ)、又は他
のタイプの大面積電子デバイス(例えば、大面積イメージセンサ又はタッチセン
サ、又は薄膜データストア又はメモリデバイス)とすることができる。本発明は
このようなデバイスを製造する方法及びレイアウトのも関するものである。
大面積電子デバイス用の絶縁基板上にTFT及び/又は他の薄膜半導体回路素
子を有する薄膜回路デバイスを開発することに大いに関心が持たれている。アモ
ルファス又は多結晶半導体膜の一部分で製造されるこれらの回路素子はセルマト
リクス内、例えば米国特許明細書US−A5,130,829号に記載されてい
るフラットパネルディスプレイ内のスイッチング素子を構成するものとすること
ができる。
トップゲートTFTの製造におけるフォトリソグラフィ工程の数を減少させる
ためには、1987年にJ.Non-Crystalline Solids Vol.97&98(1987)の第2997f
fに公表されたM.le Contellec等の論文”Very simple a-Si:H TFT fabrication
process for LCD-TV application”に記載されている”2−マスクステップ”
技術(以後”2−MS”という)のような簡単なプロセスを使用するのが有利で
ある。同様の2−MS技術が米国特許明細書US−A5,238,861号に記
載されている。このJ.Non-Crystalline Solids 1987論文及びUS−A5,23
8,861号の内容は参考資料としてここに含まれているものとする。この技術
をマトリクスのトップゲートスイッチングTFTの製造に使用すると、代表的に
はa−Si:H(水素添加アモルファスシリコン)の半導体薄膜パターンがTF
Tのチャネル領域を与えるのみならず、マトリクスの行導体を提供する各ゲート
ラインの下にも延在する(各ゲートラインと同一のレイアウトパターンを有する
)。従って、各行導体は半導体薄膜パターンの上の(ゲート絶縁膜も提供する)
絶縁薄膜パターンの上の高導電性の(代表的にはアルミニウムの)トップゲート
薄膜パターンを具える。
US−A5,238,861号に記載されたディスプレイデバイスでは、各セ
ルがキャパシティブライン又は隣のセルの行導体の下に存在する下側導電膜部分
からなる蓄積キャパシタも具える。これらの蓄積キャパシタは画素の電荷保存時
間を増大し、スイッチングTFTと関連するリーク電流による放電を抑えるため
に設けられる。蓄積キャパシタの下側導電膜部分はキャパシティブライン又は隣
のセルの行導体の絶縁膜パターン及び半導体膜パターンの下に存在する。
本発明は、請求項1に記載されているように、行導体及び列導体を有するセル
マトリクスを具え、各セルが各別の列導体と各別のセルデバイスとの間に接続さ
れたソース及びドレイン電極を有する薄膜スイッチングトランジスタを具え、行
導体が半導体膜パターン上の絶縁膜パターン上に位置する導電膜パターンを具え
、前記半導体膜パターンの部分が前記スイッチングトランジスタのチャネル領域
を与え、前記導電膜パターンの部分が各別の行導体に接続された前記スイッチン
グトランジスタのゲート電極を与え、且つ各セルが隣のセルの行導体と、該導体
の絶縁膜パターン及び半導体膜パターンの下に存在する下側導電膜部分とからな
る蓄積キャパシタを有する電子デバイスにおいて、行導体が前記下側導電膜部分
と隣の列導体との間に寄生薄膜トランジスタを形成し、これらの寄生トランジス
タが前記半導体膜パターンの部分により与えられるチャネル領域を有し、該チャ
ネル領域がその幅より大きい長さを有するようにしたことを特徴とする。
本発明者は、2−MSのようなTFT技術を使用すると、寄生トランジスタチ
ャネルが行導体の下に、前記下側導電膜部分と隣の列導体との間に存在し、且つ
本発明の定寸手段を講じない場合には、行信号が隣の行導体に印加されたとき、
この寄生チャネルが蓄積キャパシタと隣の列導体との不所望な接続をもたらすこ
とを確かめた。本発明の定寸手段を講じない場合には、この不所望な接続の結果
としてディスプレイのグレイスケール精度が低下するとともに、不所望なセル間
クロストークが発生し、従ってタイプ表示画像の歪みが発しうる。しかし、この
寄生トランジスタの悪影響は、寄生トランジスタチャネルの長さLをその幅Wよ
り大きくする、即ち寄生TFTチャネル領域のW/L比を1より小さくすること
により許容レベルまで低減することができる。
各行導体の寄生トランジスタのチャネル領域の幅は蓄積キャパシタの部分にお
ける行導体及び半導体膜パターンの幅より小さくすることができる。このように
すると、蓄積キャパシタのキャパシタンス値を増大しながら寄生トランジスタの
影響を最小にすることができる。寄生トランジスタの部分における行導体のこの
小さい幅は行導体が隣の列導体と交差する部分でも維持して交点にける容量結合
を低減するのが好ましい。
各寄生TFTに対し、そのチャネル領域のW/L比は1より小さくし、その最
適値はTFT抵抗値と列ラインの抵抗値との比に依存する。列ラインの抵抗値は
寄生TFTのチャネル抵抗値の数桁小さい。代表的には、寄生チャネル領域のW
/L比は例えば1/2以下とする。しかし、幅Wは行ラインの抵抗値を不所望に
増大するほど幅狭にすべきではない。従って、代表的には各寄生トランジスタの
チャネル領域の長さLはその幅の2〜3倍にすることができる。
各セルのセル電極は隣のセルの行導体の下に位置して蓄積キャパシタを形成す
る延長部を有するものとすることができる。しかし、各セルのセル電極は蓄積キ
ャパシタの下側導電膜部分とは別個の導電膜とすると、膜材料及び厚さに対する
設計の自由度が増大し、この場合にはこの別個の導電膜は前記下側導電膜部分の
延長部に絶縁膜のバイアを経て電気的に接続することができる。
スイッチングトランジスタは行及び列導体の傍に位置させ、行及び列導体の横
方向延長部を具えるものとすることができる。セル電極に接続されるTFT(ド
レイン)電極を列導体に接続されるTFT(ソース)電極により取り囲むのが好
ましい。このように、スイッチングトランジスタに対し、そのドレインをそのソ
ース間に挟むTFT設計、例えば前記J.Non-Crystalline Solids 1987論文に開
示されている2ソース/1ドレインTFT設計を採用することにより寄生TFT
による充電エラーを阻止することができる。寄生キックバックが蓄積キャパシタ
に発生するが、これはセル(画素)が次の行で再アドレスされるもの問題になら
ない。フレーム時間中に寄生TFTが蓄積キャパシタから追加のリークを生じう
るが、寄生TFTチャネルの低いW/L比のためにこの追加のリークはセル/画
素TFTのリークに比較して小さい。増大したキャパシティブ負荷が行に維持さ
れ、これにより行RC定数が僅かに増大する。この影響がディスプレイの応用範
囲をある程度限定するが、ごく僅かである。行RC定数の20−30%の増大が
推定される。
スイッチングトランジスタに対して、ドレイン(セル電極に接続される)をソ
ースで取り囲むとともにX及びY方向の両方向における僅かなミスアライメント
に影響されないTFTレイアウト幾何形状を選択するのが好ましい。このような
レイアウト幾何形状の一例では、各スイッチングトランジスタはX及びY方向に
次のレイアウト幾何形状、即ち
(i)X方向に、各列導体からのフォーク状ソースフィンガ延長部間にドレイ
ンフィンガを具え、
(ii)ソースフィンガ延長部が、トランジスタのチャネル領域及びゲート電極
を形成する各行導体からのフィンガ延長部とY方向に交差し、
(iii)ドレイン及びソースフィンガの遊端がトランジスタのチャネル領域及
びゲート電極により覆われる部分を越えて延在するものとする。
他の例では、各スイッチングトランジスタはX及びY方向に次のレイアウト幾
何形状、即ち
(i)X方向に、各列導体からのフォーク状ソースフィンガ延長部間にドレイ
ンフィンガを具えるとともに、
(ii)行導体からX方向に延在し、トランジスタの平行絶縁ゲート電極部分の下
側に平行チャネル領域を形成するフォーク状フィンガパターンを具え、
(iii)ドレイン及びソースフィンガの長手方向側縁がそれぞれのゲート電極
部分と部分的にオーバラップするものとする。
本発明のこれらの特徴及び他の特徴は図面を参照して以下に例示的に説明する
本発明の実施例の詳細な記載から明らかになる。図面において、
図1は本発明ディスプレイマトリクスの画素の回路図であり、
図2は図1の画素の一実施例の平面図であって、2つのマスクレイアウトパタ
ーンを示し、
図3は図2の実施例のスイッチングTFT T1及び蓄積キャパシタCsに使用
しうるゲートラインレイアウトの変形例の平面図であり、
図4は図3の線A−Aに沿うデバイス基板上のスイッチングTFT1の断面図
であり、
図5は図2の線B−Bに沿う、即ちデバイス基板上の薄膜回路構造の行ライン
(トップゲートライン)に沿う断面図であり、
図6は画素電極C1cが第3マスクステップで規定される上レベル薄膜パターン
である図2の画素レイアウトの変形例の平面図である。
これらの図は概略図であって、一定の尺度で描いてない点に注意されたい。こ
れらの図の種々の部分の相対的寸法及び比率は図の明瞭化のため及び図示の都合
上適宜拡大又は縮小してある。
図1〜図6のフラットパネルマトリクスディスプレイデバイスでは、マトリク
スの各セルが各列導体CCと各画素電極CLCとの間に接続されたトップゲート薄
膜スイッチングトランジスタT1を具える。このTFTのソース及びドレイン、
列導体CC,及びセル電極CLCはすべてデバイスの絶縁基板10上の、例えばI
TO(酸化インジウム錫)膜パターン11の部分として形成することができる。
図1〜図6のマトリクスは2−MS薄膜技術を用いて形成され、それらの行導体
RRは半導体膜パターン12(例えばa−SiH)上の絶縁膜パターン13(例
えば窒化シリコン)の上に導電膜パターン14(例えばAl)を具える。半導体
膜パターン12の部分12aはスイッチングトランジスタT1のチャネル領域を
与え、導電膜パターン14の部分14aは各行導体RRに接続されたスイッチン
グトランジスタT1のゲート電極を与える。2−MSプロセスでは、第1マスク
が膜11にパターンを規定し、第2マスクが膜12、13及び14にパターンを
規定する。
当該技術分野においてはこれらの構成部分を示すのに他の用語がしばしば使わ
れる点に注意されたい。例えば、マトリクスの行及び列導体はラインとしても知
られている(例えば、行導体はアドレスライン及び/又は行ライン及び/又はゲ
ートラインとも呼ばれている)。画素電極はセル電極とも呼ばれる。TFTソー
ス及びドレインはソース電極及びドレイン電極、及び/又はソース及びドレイン
フィンガ(細長幾何学形状又はストライプ幾何学形状の時)とも呼ばれる。以下
の記載において、列導体CCに接続されるTFT電極をソース、画素(又はセル
)電極CLCに接続されるTFT電極をドレインという。列導体CCを(本例では
)ソースラインともいう。しかし、当該分野では、列電極CCに接続されるTF
T電極を”ドレイン”として示すことも既知であり、この場合には画素(又はセ
ル)電極に接続されるTFT電極はソースとなる。
各セルは、絶縁膜パターン13及び半導体膜パターン12の下に下側導電膜部
分11cを含めることにより隣のセルの行導体RR(n−1);14bで形成さ
れる蓄積キャパシタCSも有する。隣のセルの行導体RR(n−1);14bの
絶縁膜13がこのキャパシタCSの誘電体を与える。
図1〜図6のマトリクスでは、行導体RRにより蓄積キャパシタCSの下側導
電膜部分11cと隣の列導体CCとの間に寄生薄膜トランジスタT2,T3が形
成される。これらの寄生薄膜トランジスタT2,T3の影響を低減するために、
本発明では行導体RRのセルレイアウトに特別の寸法手段を講じ、この寸法手段
に従って、寄生トランジスタのチャネル領域(半導体膜パターン12の部分12
pにより与えられる)の寸法を、それらの幅W;W1より大きい長さLを有する
ように定める。
このような構成のマトリクスセル(蓄積キャパシタCS及び本発明に従って低
減された寄生FET T2及びT3を有する)は、例えば前記J.Non-Crystalli
ne Solids 1987論文及び/又はUS−A5,130,829号の図1及び/又は
US−A5,238,861号の図11に示されているようなディスプレイマト
リクスの変形として組み込むことができる。
図1及び図2に例示するように、前行ラインRR(n−1)に結合された蓄積
キャパシタCSが存在する場合、前行パルス中に寄生TFT T2及びT3の直
列対が隣の列CCm,CC(m+1)間でアクティブになる。列抵抗はそのキャ
パシティブ負荷のために比較的低いため、これらの(低W/Lの)寄生TFTT
2及びT3が意味のある負荷を生ずることはない。T2及びT3のa−Si:H
チャネル領域の幅Wはマトリクスの行導体(即ちゲートライン)の幅である。図
2に示すレイアウトでは、T3のa−Si:Hチ.ャネルの長さは蓄積キャパシ
タCSと次の列導体CC(m+1)との間の隙間を覆う行導体RRの長さLであ
り、T2のa−Si:Hチャネルの長さは蓄積キャパシタCSと前列導体CCm
又は画素スイッチングTFT T1のソース電極との間の隙間を覆う行導体RR
の長さLであり、どちらかが短くてもよい。寄生TFT T2及びT3の各々に
対し、そのa−Si:Hチャネル領域のW/L比は列ラインの抵抗値に依存して
1より小さくし、例えば1/2以下にする。列ラインの抵抗値は寄生TFT T
2及びT3のチャネル抵抗値より代表的に数桁小さい。
マトリクスTFT T1のチャネル領域は例えばa−Si:Hの半導体膜パタ
ーン12により与えられる。図1〜図6のマトリクスでは、均一な半導体材料の
この膜パターン12は行(トップゲート)ライン14及び中間絶縁体(例えばS
iNゲート誘電体)の下側を延在する(且つ行ラインと同一のレイアウトパター
ンを有する)。従って、4層膜構造11、12、13、14が、図1〜図6のマ
トリクス内の幾つかの回路素子、即ち、交差する行及び列ラインRR及びCC、
スイッチングトランジスタT1、蓄積キャパシタCS、及び列(ソース)ライン
CCと中間蓄積キャパシタCSとの間の行ライン(RR)のこの膜構造11、1
2、13、14に存在する不所望な寄生TFT T2及びT3を与える。特定の
断面構造の例を図4及び図5に示す。寄生TFT T2及びT3のレイアウト幾
何学構成は、これらの寄生TFT T2及びT3のチャネル領域がその長さより
小さい幅を有するように設計する。代表的には、長さLは幅Wより、例えば2〜
3倍大きくする。特定のレイアウト例を図2、3及び6に示す。更に、これらの
寄生TFT T2及びT3のチャネル領域12pの幅Wは蓄積キャパシタCSを
形成する行(トップゲート)ラインRRの部分の幅W2より小さい幅1にするこ
とができる。この特定の例を図3に示す。大きい幅W2によりCsの増大キャパ
シタンス値を得ることができる。小さい幅W1は図3に示すように行導体RRと
列導体CCとの交点でも維持することができる。
本発明の有利な一形態では、ディスプレイマトリクスの交差導体RR及びCC
と、トップゲートTFT T1と、蓄積キャパシタCSと、画素電極CLC(又は
他のタイプの大面積電子デバイスの他のマトリクスセル電極CLC)とを具え、順
次の各セル行nの画素/セル電極CLCが前セル行(n−1)のスイッチングTF
T T1のトップゲートラインRR(n−1)の下側に位置する膜部分11cを
与える延長部を有している簡単なマトリクス集積構造とする。この延長部は前ト
ップゲートラインRR(n−1)の下側に蓄積キャパシタCsを形成する。その
特定の実施例を図2及び図3に示す。
本発明の他の有利な形態では、交差導体RR及びCCと、蓄積キャパシタCS
と、ディスプレイマトリクス又は他の大面積電子デバイスのトップゲートTFT
T1とを具え、順次の各セル行nの蓄積キャパシタCsを、前セル行(n−1
)のスイッチングTFT T1の前トップゲートラインRR(n−1)の下側に
位置する延長電極部分11cにより前トップゲートラインRR(n−1)の下側
に形成し、該延長電極部分にマトリクスセル電極CLCを(例えば中間絶縁膜のバ
イアZ2を経て)電気的に接続した簡単なマトリクス集積構造とする。その特定
の例を図6に示す。本例では画素/セル電極CLCを、第3マスクステップでパタ
ーン化され且つTFT T1のドレインフィンガ11dに(バイアZ1を経て)
及び前行ラインn−1の蓄積キャパシタCsの下側電極11cの延長部に(バイ
アZ2を経て)電気的に接続された上レベルパターン(例えばディスプレイ画素
の場合にはITO)とすることができる。上レベル電極CLCを有するこの図6の
構成は、下側導電膜11cが不透明材料(例えばクロム及び/又はモリブデンの
合金)であるディスプレイに使用することができる。また、種々のセル電極CLC
を有する他のマトリクスデバイス(例えばタッチセンサ)にも特に好適である。
各スイッチングTFT T1はソースラインCCの延長部(例えばフィンガ)
としる2つのソース電極11s間に挟まれたドレイン電極11dを有するものと
することができる。この場合、ドレイン電極11dを次の行nの蓄積キャパシタ
Csの電極部分からスイッチングTFT T1のチャネル領域12a及び寄生T
FT T2及びT3により分離することができる。このドレイン電極11dは画
素/セル電極CLCの延長部(例えばフィンガ)とすることができ、さもなければ
これに電気的に接続することができる。従って、1つの行n−1のこの画素/セ
ル電極CLCを次の行nの画素/セル電極CLCの蓄積キャパシタ延長部11cから
スイッチングTFT T1のチャネル領域12a及び寄生TFT T2及びT3
により分離することができる。その特定の実施例が図2、図3、図4及び図6に
示されている。
図2(及び図6)と図3にそれぞれ示すスイッチングTFT T1に対するT
FTレイアウトは、本発明の他の特徴に従って、Y方向(列方向)及びX方向(
行方向)の両方向にある程度のアライメント公差を有する2つの異なる例である
。
更に、図2、図3、図4及び図6のこれらのTFT T1はソース及びゲート
ライン(列及び行ライン)CC及びRRの傍に位置し、マトリクスのこれらのラ
インの下に位置しない。
図3のレイアウトは、低い寄生(オーバラップ)キャパシタンスを有する結果
とし動作時にキックバックが発生しにくい点において、T1に対する図2のレイ
アウトより一般に好適である。しかし、図2のTFTは図3のものより簡単な幾
何学構成を有する。
大形の高解像度AMLCDにおいては、各画素をアドレスするのに使用するス
イッチングTFT T1のキックバック電圧が重要な問題となる。これは減少さ
せる必要があり、特にディスプレイ表面に沿う変化を最小にする必要がある。キ
ックバック変化の重要な原因は、全マトリクス面積をブロック単位で逐次露光す
る際における隣接する露光ブロックのアライメント状態に応じて発生する。種々
のブロックにおける上部マスクパターンと下部マスクパターンとの間のミスアラ
イメントがキックバック電荷の急激な変化を生じ、表示画像に眼に見えるアーチ
ファクトを生ずる。これは、例えばエッチング速度変化により生ずるディスプレ
イ表面に沿うゆるやかなキックバック電荷の変化より目につく。従って、T1に
対しては、特にディスプレイを個別の露光ブロックから製造するときは、キック
バック電荷が通常のミスアライメントに不感応になるTFT設計とするのが好ま
しい。このようにすると、高品質の大形ディスプレイをアライメントトレラント
TFTレイアウトを用いて容易に製造することができる。
従って、本発明の一つの好適な形態では、スイッチングTFT T1はX方向
及びY方向の両方向における僅かなミスアライメントに感応しないトップゲート
TFT幾何学構成を有するものとし、この幾何学構成は(例えば図3及びず4の
レイアウトに示すように)、
(i)X方向に、2つの相互接続されたソース電極部分11s(例えばフィン
ガ)間にドレイン電極11dを具えるとともに、
(ii)同様にX方向に、フォーク状2部分(例えば2フィンガ)半導体膜パター
ン12を具え、該半導体膜パターンが同一のフォーク状レイアウトパターンの2
つの平行絶縁ゲート部分14a(例えばストリップ)の下側に2つの平行TFT
チャネル12a(例えばストリップ)を形成し、
(iii)2つの絶縁ゲート部分14aの下の各TFTチャネル12aがそれぞ
れのドレイン及びソースフィンガ11d及び11sの長手側縁と部分的にオーバ
ラップしているものとする。
この好適なトップゲートTFT幾何学構成は2つ以上のこのようなドレイン電
極11d、3つ以上のこのようなソース電極部分11s、及び絶縁ゲート部分1
4aの下側の3つ以上のこのようなTFTチャネル12aを具えることもできる
。従って、TFT T1は絶縁ゲート部分14aの下にTFTチャネルストライ
プ12aを形成するインターディジタル構造の半導体膜パターンにより部分的に
オーバラップされるインターディジタル構造のソース及びドレイン電極11s及
び11dを有するものとすることができる。
他の形態(例えば図2及び図6のT1に対するレイアウト)では、スイッチン
グTFT T1はX及びYの両方向における僅かなミスアライメントに感応しな
いトップゲートTFT幾何学構成を有し、この幾何学構成は、
(i)X方向に、2つの相互接続されたソース電極部分11s(例えばフィン
ガ)間にドレイン電極11dを具え、
(ii)これらの電極をY方向に半導体膜パターンが横切り、該半導体膜パターン
が同一のレイアウトパターンの絶縁ゲート部分14a(例えばストライプ)の下
にTFTチャネル部分12a(例えばストライプ)を形成し、
(iii)ドレイン及びソース部分(ストライプ)の遊端がチャネル/ゲート12a
,14aにより覆われる部分を越えて位置するものとする。
この有利なトップゲートTFT幾何学構成は2以上のこのようなドレイン電極
11d、3以上のこのようなソース電極部分11s、及び絶縁ゲート部分14a
の下の3以上のこのようなTFTチャネル12aを具えることもできる。
図1〜図6に示す本発明の実施例はアクティブマトリクス液晶ディスプレイに
関するものであるが、本発明は、2−MS薄膜技術を用いて製造する際に、他の
タイプの表示媒体を有するフラットパネルディスプレイ及び他の大面積マトリク
スデバイス内の行導体と関連する寄生TFTを低減するのに適用することもでき
る。これらの他の電子デバイスは、例えば大面積イメージセンサ又はタッチセン
サ、又は薄膜データストア又はメモリデバイスとすることができる。このような
デバイスは各セルが各別の列導体と各別のセル電極との間に接続されたスイッチ
ングTFTを有するセルマトリクスを具え、このようなデバイスではセル電極及
びセル構造の幾何形状及びタイプにより形成されるデバイスのタイプが決まる。
他の変更や変形が当業者に明らかである。これらの変更及び変形には、アクテ
ィブマトリクス液晶ディスプレイ及び他の大面積電子デバイス、TFT,キャパ
シタ及び他の薄膜回路素子及び回路、及び他の半導体デバイスの設計及び製造に
おいて既知の特徴であって、上述した特徴に代えて、又は加えて使用しうる他の
特徴が含まれる。特許請求の範囲は構成要件の組合せとして記載されているが、
本発明が解決すべき技術的問題の一部又は全部を解決する、しないかかわらず、
本明細書に開示された敷きな構成又は構成要素の組合せも本発明の範囲に含まれ
るものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.行導体及び列導体を有するセルマトリクスを具え、各セルが各別の列導体と 各別のセルデバイスとの間に接続されたソース及びドレイン電極を有する薄膜 スイッチングトランジスタを具え、行導体が半導体膜パターン上の絶縁膜パタ ーン上に位置する導電膜パターンを具え、前記半導体膜パターンの部分が前記 スイッチングトランジスタのチャネル領域を与え、前記導電膜パターンの部分 が各別の行導体に接続された前記スイッチングトランジスタのゲート電極を与 え、且つ各セルが隣のセルの行導体と、該導体の絶縁膜パターン及び半導体膜 パターンの下に存在する下側導電膜部分とからなる蓄積キャパシタを有する電 子デバイスにおいて、行導体が前記下側導電膜部分と隣の列導体との間に寄生 薄膜トランジスタを形成し、これらの寄生トランジスタが前記半導体膜パター ンの部分により与えられるチャネル領域を有し、該チャネル領域がその幅より 大きい長さを有することを特徴とする電子デバイス。 2.各行導体の寄生トランジスタのチャネル領域の幅は蓄積キャパシタの部分に おける行導体及び半導体膜パターンの幅より小さいことを特徴とする請求項1 記載の電子デバイス。 3.寄生トランジスタの部分における行導体のこの小さい幅が行導体が隣の列導 体と交差する部分でも維持されていることを特徴とする請求項2記載の電子デ バイス。 4.各寄生トランジスタのチャネル領域の長さがその幅の2〜3倍であることを 特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の電子デバイス。 5.各セルのセル電極が蓄積キャパシタの下側導電膜部分とは別個の導電膜であ り、且つ前記下側導電膜部分の延長部に絶縁膜のバイアを経て電気的に接続さ れていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電子デバイス。 6.各セルのセル電極は隣のセルの行導体の下に位置して蓄積キャパシタを形成 する延長部を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の電子デバ イス。 7.スイッチングトランジスタが行及び列導体の傍に位置するとともに、行及び 列導体の横方向延長部を具えることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載 の電子デバイス。 8.各スイッチングトランジスタがX及びY方向に次のレイアウト幾何学構成、 即ち (i)X方向に、各列導体からのフォーク状ソースフィンガ延長部間にドレ インフィンガを具え、 (ii)ソースフィンガ延長部が、トランジスタのチャネル領域及びゲート電 極を形成する各行導体からのフィンガ延長部とY方向に交差し、 (iii)ドレイン及びソースフィンガの遊端がトランジスタのチャネル領域 及びゲート電極により覆われる部分を越えて位置するレイアウト構成、 を有することを特徴とする請求項7記載の電子デバイス。 9.各スイッチングトランジスタがX及びY方向に次のレイアウト幾何学構成、 即ち (i)X方向に、各列導体からのフォーク状ソースフィンガ延長部間にドレ インフィンガを具えるとともに、 (ii)行導体からX方向に延在し、トランジスタの平行絶縁ゲート電極部分 の下側に平行チャネル領域を形成するフォーク状フィンガパターンを具え、 (iii)ドレイン及びソースフィンガの長手方向側縁がそれぞれのゲート電 極部分と部分的にオーバラップするレイアウト構成、 を有することを特徴とする請求項7記載の電子デバイス。 10.フラットパネルディスプレイの形態をなし、セル電極がディスプレイマトリ クスの透明画素電極であることを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の電 子デバイス。
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