JP2000507201A - 止血方法および装置 - Google Patents
止血方法および装置Info
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Abstract
(57)【要約】
開口縮小剤を身体の中に導入することを含む、止血させるための方法および装置。止血を生じさせるのに十分な周波数で、超音波エネルギーが身体の選択された部位に適用される。
Description
【発明の詳細な説明】
止血方法および装置
発明の背景 発明の技術分野
本発明は、一般的には止血に関し、より詳しくは、超音波と超音波感受性薬剤
とを用いて止血させる方法および装置に関する。関連技術の説明
自動車事故、胃潰瘍、食道静脈瘤破裂による死亡の場合、大量出血がその原因
になることが多い。特に緊急事態においては、可能な限り迅速に出血を止めるこ
とが重要である。生存率を高くするには、できる限り迅速に止血させることが不
可欠である。
自動車事故の場合、強い機械的な力が原因で腹部の内部器官を損傷することが
多い。このことが主な死因である。器官の破裂または肝臓内出血の処置に内視鏡
ファイバーまたはカテーテルを使用することができない場合、外科的処置を行わ
ないで効果的に出血を止めることは困難である。このことが、病院に移送する前
に、事故現場で効果的に出血を止めるのが難しい理由である。
胃潰瘍または食道静脈瘤破裂による出血については、出血を止める幾つかの内
視鏡的方法がある。しかし、これは100%有効ではない。現在用いられている
止血処置法は、レーザーまたは高周波エネルギー(high radio frequency energy
)を用いて出血源を焼くことである。しかし、その成功率はそれほど高くない。
現在の処置法は、出血部位以外の部位に損傷を与える可能性がある。
他の処置法は、化学的に反応を生じさせて凝血させるトロンビンのような薬物
を使用することである。この薬物を出血部位にスプレーして凝血反応を起こさせ
るのが一つのやり方である。しかし、このやり方は、全ての出血を止めるのに必
ずしも有効ではない。図面の簡単な説明
図1は、カテーテルまたは内視鏡を使用するのが困難なときの出血の処置を示
す概念図である。
図2は、本発明の超音波処置に効果的な装置を例示するための図である。
図3は、カテーテルまたは内視鏡を使用する止血処置を例示するための図であ
る。
図4は、図3に示す内視鏡の先端の断面図である。発明の概要
本発明の目的は、大がかりな外科的介入を必要とすることなく止血させる方法
および装置を提供することである。
本発明の他の目的は、フォノフォレシス(phonophoresis)を向上させるための
方法および装置を提供することである。
本発明の更なる目的は、開口縮小剤(cavitation threshold reducing agent)
を身体の中に導入して、フォノフォレシスを向上させるための方法および装置を
提供することである。
本発明の更に別の目的は、開口縮小剤を導入し且つ超音波エネルギーを適用す
ることによって止血させる方法および装置を提供することである。
本発明のこれら目的および他の目的は、フォノフォレシスを向上させるための
方法によって達成される。身体の中に開口縮小剤を導入する。処置効果を得るの
に十分な周波数で、超音波エネルギーを身体の選択された部位に適用する。
一つの実施の形態では、止血させるための方法は、開口縮小剤を身体の中に導
入することを含む。処置効果を得るのに十分な周波数で、超音波エネルギーを身
体の選択された部位に適用する。
本発明の他の実施の形態では、止血させるための器具は、開口縮小剤手段を含
む。超音波エネルギー手段が、この開口縮小剤手段と共に用いられる。十分な超
音波エネルギー波長を発生して、身体の選択された部位を止血させる。
具体例として、開口縮小剤はローズベンガル(Rose Bengal)またはヘマトポル
フィリン(hematoporphryn)である。詳細な説明
本発明は、フォノフォレシスを向上させるための方法を提供する。開口縮小剤
を身体の中に導入する。処置効果を得るのに十分な周波数で、超音波エネルギー
を身体の選択された部位に適用する。本発明は、また、開口縮小剤の導入及び超
音波エネルギーの適用によって止血させる方法を提供する。
本発明は、また、止血させるための装置である。この装置は、開口縮小剤手段
と、該開口縮小剤手段と共に用いられる超音波エネルギー手段とを含む。身体の
選択された部位で止血させるのに十分な超音波エネルギー波長が作られる。止血
させるための装置は止血剤手段を含む。この装置は、また、身体の選択された部
位を止血させる周波数の超音波を発生するための超音波エネルギー手段を含む。
多くの開口縮小剤すなわち止血剤を用いることができる。適した薬剤としては
ローズベンガル、ヘマトポルフィリン等があるが、これらに限定されるものでは
ない。送り込む超音波エネルギーは、具体的には、0.1〜1000ワット/cm2であ
る。
超音波感受性薬剤を静脈注射し、この薬剤を出血部位に送り込んだ後に、超音
波装置からの超音波を出血部位に当てる。これにより、超音波感受性薬剤の活性
化して血液の凝固させることができる。このようなやり方で、迅速かつ効果的に
止血させることができる。
本発明の方法および装置は、大手術のような大がかりな外科的処置を行うこと
なく、効果的かつ迅速に出血を止める止血具を提供する。
本発明の方法および装置は、種々の様々な出血部位(肝臓内の器官破裂による
出血等による出血を含むが、これに限定されない)を処置するために用いられる
。
図1を参照すると、カテーテルまたは内視鏡を用いて器官からの出血を止める
のが困難なときがある。先ず、超音波感受性薬剤を患者に静脈注射する。超音波
診断装置(図示せず)が患者Aに用いられる。器官Bにおける出血部位Cの位置
を突き止め、確認した後に、超音波処置器具1を用いて、損傷した器官および血
管等の部位において血液を凝固させる目的で、超音波エネルギーを出血部位Cに
集中させることにより、超音波処置が実施される。
図2は、適切な処置のための超音波器具1を示す。超音波器具1は、具体的に
は、複数の超音波素子1bを含んでいてもよく、素子1bは超音波器具1の本体
部分1aの内側に取り付けられる。超音波振動子1bは、両側に電極を有するプ
レート型の超音波素子であってもよい。この電極に超音波振動数の電気信号を与
えることにより、矢印方向に超音波を発する。
超音波処置器具1は、患者Aの身体形状に従って曲げることが可能である。こ
れによって、超音波エネルギーを出血部位Cに集中させることができる。
図3は、器官からの出血(胃潰瘍、食道静脈瘤等が含まれるが、これらに限定
されない)を止めるために、カテーテルまたは内視鏡を使用することが可能な処
置方法を示している。
図4は、本発明に関して有用な内視鏡2の構造を示す断面図である。この処置
方法では、先ず、超音波感受性薬剤が患者に静脈注射される。次いで、食道内視
鏡または胃内視鏡2が、器官B(図3に示した胃が含まれるが、これに限定され
ない)における出血部位Cまで導入される。超音波振動子2cからの超音波に曝
すことによって、局部的に、または大きな領域において止血が行われる。一つの
具体例として、超音波振動子2cが内視鏡2(シース2a)の先端に取り付けら
れる。次いで、血中の超音波感受性薬剤が超音波によって活性化される。これに
より即座に凝血が生じるが、これは従来の方法によりも効果的な止血法である。
一つの具体例としては、超音波振動子2cは円柱状のピエゾ電気素子であり、
この中心をファイバー2bが通り、また、その外側および内側に電極が配置され
る。電極は、超音波周波数の電気信号を受け取って、矢印方向の超音波エネルギ
ーを発する。超音波振動子2Cが円柱形状の場合、超音波エネルギーは内視鏡2
の軸の半径方向に均一に放射される。しかしながら、超音波振動子2cの形状は
図示の形状に限定されない。他の具体例としては、光フアイバー2bが通る内視
鏡2のシース2aの先端の中心にディスク状の超音波振動子1bが取り付けられ
る。この具体例にあっては、超音波は内視鏡2の軸線に集中される。
本発明の方法および装置は、患者に一以上の超音波感受性薬剤を注射すると共
に、超音波エネルギーに当てることによる出血の処置を提供する。本発明のこの
方法および装置は、出血が始まった直後において特に有用である。このことによ
り、患者を救急車で運んでいる間に処置して出血を止めることができる。これに
より、出血多量による死亡率は低下させることができる。外傷による死亡率は、
出血を一時的に止めることによって低下する。その後、病院で大がかりな外科的
処置を行うことができる。これにより、出血による死亡率が減少する。本発明の
方法および装置は、従来の外科的方法で処置するのが困難な非常に重篤な出血に
ついて効果的である。更に、超音波エネルギーは大きな領域に照射することがで
きるから、出血源が異なる数多くの出血部位を同時に処置することができる。
超音波エネルギーは、止血のために、患者の身体の外部で照射することができ
る。身体の深部(出血している肝臓、腹部大動脈および他の器官等を含むが、こ
れらに限定されない)を、外科的処置を伴わずに処置することができる。超音波
エネルギーを用いるから、身体の器官および構造を傷つけない。このことは、身
体にエネルギーを適用することで身体の器官および構造が損傷を受けるようなレ
ーザまたは高周波処置に比較すると対照的であり、安全に使用されるであろう。
上記の本発明の好ましい実施例の説明は、例示および説明を目的としたもので
ある。この説明は網羅的なものではなく、また、開示したそのままの形態に本発
明を限定することを意図するものではない。当業者にとって、多くの改良および
変形が明らかであろう。本発明の範囲は、以下の請求の範囲およびその均等物に
よって決定されるべきである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 31/409 A61K 31/40 610
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
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VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.開口縮小剤を身体の中に導入し、 処置効果を得るのに十分な周波数で超音波エネルギーを身体の選択された部 位に適用することを含む、フォノフォレシスを高めるための方法。 2.前記開口縮小剤がローズベンガルである、請求の範囲第1項の方法。 3.前記開口縮小剤がヘマトポルフィリンである、請求の範囲第1項の方法。 4.開口縮小剤を身体の中に導入し、 処置効果を得るのに十分な周波数で超音波エネルギーを身体の選択された部 位に適用することを含む止血方法。 5.前記開口縮小剤がローズベンガルである、請求の範囲第4項の方法。 6.前記開口縮小剤がヘマトポルフィリンである、請求の範囲第4項の方法。 7.止血させるための装置であって、 開口縮小剤手段と; 前記開口縮小剤手段と協働して身体の選択された部位を止血させるのに十分 な超音波エネルギー波長を発生する超音波エネルギー手段とを有する装置。 8.前記開口縮小剤がローズベンガルである、請求の範囲第7項の装置。 9.前記開口縮小剤がヘマトポルフィリンである、請求の範囲第7項の装置。 10.止血させるための装置であって、 止血剤手段と、 身体の選択された部位で止血を生じさせる超音波周波数を発生するための超 音波エネルギー手段とを有する装置。 11.前記開口縮小剤がローズベンガルである、請求の範囲第10項の装置。 12.前記開口縮小剤がヘマトポルフィリンである、請求の範囲第10項の装置。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/US1996/018747 WO1997018851A1 (en) | 1995-11-24 | 1996-11-22 | Hemostasis material and apparatus |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000507201A true JP2000507201A (ja) | 2000-06-13 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09519913A Pending JP2000507201A (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 止血方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000507201A (ja) |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP09519913A patent/JP2000507201A/ja active Pending
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