JP2000508868A - トランジスタ化した2ポート可変コンダクタンス ネットワーク - Google Patents
トランジスタ化した2ポート可変コンダクタンス ネットワークInfo
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Abstract
(57)【要約】
抵抗をフィルタをチューニングするための可変のゲート電圧を有するMOSトランジスタとして形成するタイプのチューナブル平衡型RCフィルタ回路に関する。MOSトランジスタは、各々が同一直流バイアスをゲートに有するMOSトランジスタ(T1−1,T1−2,...,T1−N;T2−1,T2−2,...,T2−N)の直列配置の形態をとる。直列配置のMOSトランジスタの各々のゲートは、バッファ(B1,B2)を通じて入力端子(IT1,IT2)に接続した抵抗段(R1−1,R1−2,...,R1−N;R2−1,R2−2,...,R2−N)によって2ポートネットワークの入力端子(IT1,IT2)の入力信号の直流成分の一部も受信する。入力信号の直流成分は、直列配置のトランジスタ間で分割される。このようにして、比較的大きな入力電圧で小さいゲート電圧の揺れを有するMOSトランジスタを用いることかできる。
Description
【発明の詳細な説明】
トランジスタ化した2ポート可変コンダクタンスネットワーク
本発明は、入力電圧を受信する入力端子の対と出力端子の対との間に可変コン
ダクタンスを有する2ポートネットワークを具える電子回路であって、この2ポ
ートネットワークが、
前記入力端子の対の第1入力端子と前記出力端子の対の第1出力端子との間に
接続した導通チャネル及び導通チャネルの導通を制御するために制御電圧を受信
するために配置した制御電極を有する第1トランジスタと、
前記入力端子の対の第2入力端子と前記出力端子の対の第2出力端子との間に
接続した導通チャネル及び導通チャネルの導通を制御するために制御電圧を受信
するために配置した制御電極を有する第2トランジスタと、
前記第1トランジスタの制御電極及び前記第2トランジスタの制御電極に電圧
を供給する手段とを具える、電子回路に関するものである。
このような電子回路は米国特許出願明細書第4,509,019号から既知で
あり、これは、対に配置したフィルタ抵抗及びフィルタキャパシタに接続した平
衡型増幅器を具える能動RCフィルタ回路を示す。フィルタ回路を同調しうるよ
うにするために、フィルタ抵抗を、チャネル抵抗をMOSトランジスタの制御電
極の可変電圧によって調整可能なMOSトランジスタによって形成する。MOS
トランジスタを2ポートネットワークで対に配置し、一方のMOSトランジスタ
を、2ポートネットワークの入力端子の一方と出力端子の一方との間に接続し、
他方のMOSトランジスタを、他方の入力端子と他方の出力端子との間に接統す
る。2ポートネットワークを、差入力部及び出力部を有する一つ以上の差動増幅
器に組み合わせる。その使用に依存して、2ポートネットワークは、平衡型信号
源と差動増幅器の差動入力部との間の可変抵抗又は差動増幅器の差動入力部と出
力部との間の可変帰還抵抗として作用する。したがって、能動チューナブル高次
RCフィルタ回路を、複数の差動増幅器、2ポートネットワーク及び対に配置し
たキャパシタによって実現することができる。MOSトランジスタ及び平衡信号
入力部の対配置は、MOSトランジスタ間の不整合及びMOSトランジスタのチ
ャネル電流及びゲート電圧間の非線形関係のために歪みを大幅に減少させる。
トランジスタの導通チャネルの抵抗がトランジスタの制御電極すなわちゲート
上の電圧によって制御されるので、MOSトランジスタは、電圧−電流変換特性
の非飽和領域で作動される。技術の進歩によって、著しく薄いゲート酸化膜を有
するMOSトランジスタが設計者によって利用できるようになっている。その直
接的な結果は、MOSトランジスタのしきい値電圧とチャネル導通がもはや著し
く増大しない電圧との間のゲート電圧の揺れが従来よりも著しく小さくなること
である。この場合、このようなMOSトランジスタを上記平衡型能動RCフィル
タ回路の制御可能なコンダクタンスとして用いる場合、問題が生じる。MOSト
ランジスタをこのようなRCフィルタ回路の制御可能なコンダクタンスとして用
いることができる電圧範囲は、ゲート電圧の揺れにリンクされる。ゲート電圧の
揺れが減少する結果、信号レベルが同一のままであるとき歪みが比較的急速に増
大し、その結果、上記タイプの能動RCフィルタ回路の有用性が減少する。
本発明の目的は、このタイプのフィルタ回路の有用性を向上させることであり
、このために、本発明は、前記第1トランジスタ及び第2トランジスタがそれぞ
れ、導通チャネルを第1入力端子と第1出力端子との間及び第2入力端子と第2
出力端子との間にそれぞれ直列に配置するとともに前記制御電圧を受信するため
に配置した制御電極をそれぞれ有する少なくとも二つのトランジスタの直列配置
を具え、前記制御電圧を供給する手段手段が、前記入力電圧に比例する信号電圧
を前記トランジスタの各制御電極に対する制御電圧に付加する手段を更に有する
ことを特徴とするものである。
2ポートネットワークのMOSトランジスタの各々を、複数のMOSトランジ
スタの直列配置に置換する。直列配置のMOSトランジスタの制御電極は、フィ
ルタ回路のチューニングのために同一又はほぼ同一の制御可能な直流電圧を受信
する。入力信号の交流成分の一部はこの直流電圧に重ね合わされ、その結果、直
列接続したMOSトランジスタの各々のソース、ドレイン及びゲート間の交流電
圧は、全交流入力電圧の一部のみに制限される。したがって、各MOSトランジ
スタは、より小さい交流電圧を「感知し」、その結果、歪みが減少する。
入力電圧の一部が重ね合わされた制御電圧を発生させる必要がある。このため
に、本発明による電子回路は、前記制御電圧を供給する手段が、
前記第1入力端子に接続した入力部及び出力部を有する第1信号ホロワと、
前記第2入力端子に接続した入力部及び出力部を有する第2信号ホロワと、
前記第1信号ホロワの出力部と前記第2信号ホロワとの間に接続され、直列接
続したトランジスタの各制御電極に接続した連続的な抵抗間にそれぞれノードを
有する抵抗段と、
前記抵抗段の第1ノードに接続した第1の制御可能な電流源及び前記抵抗段の
第12−ドに接続した第2の制御可能な電流源とを具えることを特徴とするもの
である。
第1及び第2信号ホロワは、平衡な入力信号を緩衝し、この信号が不必要にロ
ードされるのを防止する。抵抗段のノードは、入力電圧に比例する交流電圧を搬
送する。したがって、連続的な抵抗のノードに接続した制御電極は、交流入力電
圧の一部を受信する。第1の制御可能な電流源及び第2の制御可能な電流源は、
抵抗段の二つの端部に必要な可変直流電圧を発生させ、好適には、前記第1の制
御可能な電流源及び第2の制御可能な電流源をほぼ同一のものとし、これらを、
前記第1入力端子及び第2入力端子から数えた前記第1抵抗段の第1ノードに接
続したことを特徴とする。
直列接続したトランジスタの制御電極間の交流入力電圧の均一な分割のために
、電子回路は、好適には、前記抵抗段の連続的な抵抗がほぼ同一の抵抗値を有す
ることを特徴とする。
信号ホロワは、2ポートネットワークの入力端子の信号電圧を緩衝する役割を
果たす。このために、本発明による電子回路は、前記第1信号ホロワ及び第2信
号ホロワを、前記第1入力端子及び第2入力端子にそれぞれ接続した制御電極並
びに主電流導通電極を有するトランジスタとし、その主電流導通電極のうちの一
方を前記抵抗段に接続したことを特徴とする。トランジスタとして、MOSトラ
ンジスタとバイポーラトランジスタのいずれかを用いることができ、それをソー
スホロワ又はエミッタホロワとして配置することができる。結果的に得られる直
流レベルシフトは、直列接続したMOSトランジスタのゲートと導通チャネルと
の間の必要な直流電圧の揺れを自動的に発生させる。
歪みを更に減少させるために、第1の追加のMOSトランジスタを、2ポート
ネットワークの第1入力端子と第2出力端子との間に接続するとともに、第2の
追加のMOSトランジスタを、第2入力端子と第1出力端子との間に接続するこ
とができる。追加のMOSトランジスタを交差接続し、この際、入力端子と出力
端子との間の抵抗は、追加のMOSトランジスタと元のMOSトランジスタとの
間の制御電圧間の差に依存する。この技術は、米国特許出願明細書第4,710,726
号及び1986年7月に刊行されたIEEE Transactions on Circuits and System
s,Vol.CAS-33,No.7の714〜716頁に記載された文献“Modification of Banu-Tsi
vidis Continuous-Time Integrator Structure”からそれ自体既知である。
追加のMOSトランジスタを、直列接続したMOSトランジスタの配置によっ
て形成することもできる。このために、電子回路の一例は、前記2ポートネット
ワークが、導通チャネルを直列に配置した少なくとも二つのトランジスタの他の
二つの直列配置を具え、これら他の二つの直列配置のうちの一方を、前記第1入
力端子と第2出力端子との間に接続し、前記他の二つの直列配置のうちの他方を
、前記第2入力端子と第1出力端子との間に接続し、前記制御電圧を供給する手
段が、前記入力電圧に比例する信号電圧を前記他の二つの直列配置のトランジス
タの各制御電極に対する制御電圧に付加する手段を更に有することを特徴とする
ものである。
本発明による電子回路、特に2ポートネットワークは、能動平衡型連続時間フ
ィルタ構造で用いるのに非常に好適である。これらフィルタ構造の用途、動作及
び理論については、上記米国特許出願、文献及びそれに引用された参考文献を参
照すればよい。
本発明のこれら及び他の態様を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、2ポートネットワーク及び平衡型増幅器を具える従来の電子フィルタ
回路を示す。
図2は、2ポートネットワーク及び平衡型増幅器を具える他の従来の電子フィ
ルタ回路を示す。
図3は、2ポートネットワーク及び平衡型増幅器を具える本発明による電子フ
ィルタ回路を示す。
図4は、2ポートネットワーク及び平衡型増幅器を具える本発明による電子フ
ィルタ回路の実施の形態を示す。
図5は、2ポートネットワーク及び平衡型増幅器を具える従来の電子フィルタ
回路を示す。
図6は、2ポートネットワーク及び平衡型増幅器を具える本発明による電子フ
ィルタ回路の実施の形態を示す。
図面中、同一パーツに同一参照符号を付すものとする。
図1は、上記米国特許出願明細書第4,509,019号から既知のような2
ポートネットワーク及び平衡型増幅器を具える電子フィルタ回路を示す。2ポー
トネットワークは、第1入力端子IT1と、第2入力端子IT2と、第1出力端
子OT1と、第2出力端子OT2と、第1入力端子IT1と第1出力端子OT1
との間に接続した導通チャネルを有するとともに制御電圧端子CTに接続した制
御電極すなわちゲートを有する第1MOSトランジスタT1と、第2入力端子I
T2と第2出力端子OT2との間に接続した導通チャネルを有するとともに制御
電圧端子CTに接続した制御電極すなわちゲートを有する第2MOSトランジス
タT2とを具える。。2ポートネットワークの第1出力端子OT1を平衡型増幅
器Aの非反転入力部1に接続するとともに、第2出力端子OT2を増幅器Aの反
転入力部2に接続する。増幅器Aは、第1フィルタ出力端子OTAに結合した反
転出力部3と、第2フィルタ出力端子OTBに結合した非反転出力部4とを有す
る。第1キャパシタC1を、反転出力部3と非反転入力部1との間に接続し、第
2キャパシタC2を、非反転出力部4と反転出力部2との間に接続する。第1入
力端子IT1を第1フィルタ入力端子ITAに結合するとともに、第2入力端子
IT2を第2フィルタ入力端子ITBに結合する。
図1に示した形態は、制御電圧端子CTの制御電圧によって変えることができ
る伝達関数を有する積分器として作動する。MOSトランジスタの導通チャネル
の抵抗が、印加されるゲート電圧の関数として変動するので、MOSトランジス
タT1及びT2は可変抵抗として機能するとともに電圧−電流変換特性の非飽和
領域で作動する。平衡な入力信号、すなわち、同一の大きさで互いに逆位相の二
つの信号が、フィルタ入力端子ITA及びITBに供給される。形態の対称の結
果、上記米国特許出願明細書に記載されているように、MOSトランジスタの非
線形電圧−電流特性によって生じた顕著な第2級歪みが非常に抑制されるように
なる。
図2は、米国特許出願明細書4,509,019号からも既知である変形を示
す。2ポートネットワークのトランジスタT1及びT2及びキャパシタC1及び
C2の配置を変更している。フィルタ回路は、この場合、制御可能な伝達関数を
有する微分器として作動する。特許は、高次のフィルタ回路を実現するために多
数の変形を開示している。しかしながら、全ての変形は、図1に示したようなタ
イプの一つ以上の2ポートネットワークを利用する。
技術の進歩の結果、著しく薄いゲート酸化膜を有するMOSトランジスタを設
計者によって利用できる。これの直接的な結果としては、MOSトランジスタの
しきい値電圧とチャネル導通がもはや著しく増大しない、すなわち、飽和の瞬時
の電圧との間で揺れるゲート電圧が従来よりも著しく小さくなる。「線形」領域
が更に小さくなる。この場合、このようなMOSトランジスタを上記平衡型フィ
ルタ下位なすで制御可能なコンダクタンスとして用いる場合に問題が生じる。こ
のようなRCフィルタ回路上で利用できる電圧範囲はゲート電圧の揺れにリンク
される。ゲート電圧の揺れが減少した結果、信号レベルが同一のままであるとき
歪みが比較的急速に増大して、このタイプのフィルタ回路の有用性が減少する。
図3は、2ポートネットワークがゲート電圧の揺れの減少の影響を軽減させる
手段と協同する、本発明によるフィルタ回路を示す。図示したフィルタ回路は、
図1に示したものとほぼ同一である。しかしながら、Nを1より大きい整数とし
た場合、第1MOSトランジスタT1を、複数Nの直列接続したトランジスタT
1−1,T1−2,...,T1−Nで構成する。MOSトランジスタT2につ
いても同様に行う。このトランジスタを、同数のNの直列接続したトランジスタ
T2−1,T2−2,...,T2−Nで構成する。直列接続したトランジスタ
T1−1,T1−2,...,T1−Nを、図3に示したように直列接続した抵
抗R1−1,R1−2,...,R1−Nのの各ノードN1−1,N1−2,.
..,N1−Nに接続する。トランジスタT1−1のゲートを、抵抗R1−1と
R2−2との間のノードN1−1に接続し、トランジスタT1−2のゲートを、
抵抗R1−2とR2−3との間のノードN1−1に接続する、等々。最後の抵抗
R1−N及びR2−Nを互いに直接接続し、その結果、ノードN1−1及びN2
−Nは一致する。しかしながら、所望の場合には、追加の抵抗をノードN1−N
とN2−Nとの間に含めることができる。抵抗R1−i(i=1...N)は互
いに抵抗段を形成し、その先端の抵抗R1−1及びR2−1を二つの信号の出力
部に続く部分すなわちバッファB1及びB2に接続する。バッファB1は、第1
入力端子IT1に接続した入力部を有し、バッファB2は、第2入力端子IT2
に接続した入力部を有する。さらに、ノードN1−1に接続した電流源IA1に
よって、制御可能なバイアス電圧が抵抗R1−1に流れる。同様なソースIA2
をノードN2−1に接続する。
入力端子IT1及びIT2上に直流電圧差がなく、かつ、電流源IA1及びI
A2が同一であると仮定すると、ノードN1−1及びN2−1の直流電圧は互い
に等しくなる。これは、全てのMOSトランジスタのゲートが同一の直流電圧を
受信することを意味する。この直流電圧は、図1に示した回路の制御電圧端子C
T上の制御電圧に対応し、電流源IA1及びIA2によって調整可能である。抵
抗段のノード上で重ね合わされた直流電圧は、ノードの連続数iが増大するに従
って振幅が減少する信号電圧となる。重ね合わされた信号電圧は、入力端子IT
1とIT2との間の瞬時の入力電圧に比例する。したがって、MOSトランジス
タの各々のソース、ゲート及びドレイン感の交流電圧は、交流入力電圧の一部に
制限される。この場合、ゲート電圧の揺れが減少したにもかかわらず、MOSト
ランジスタは飽和状態にされない。MOSトランジスタ間の交流電圧を均一に分
割するに妻子、抵抗段の全ての抵抗R1−1,R1−2,...,R1−N,R
2−1,R2−2,...,R2−Nは同一の値を有する。
図4は、バッファB1及びB2がソーフホロワとして配置したMOSトランジ
スタTA及びTBを具える実施の形態を示す。しかしながら、トランジスタTA
及びTBを、エミッタホロワとして配置したバイポーラトランジスタとすること
もできる。
図5は、米国特許出願明細書第4,710,726号及び1986年7月に刊行された
IEEE Transactions on Circuits and Systems,Vol.CAS-33,No.7の714〜716頁に
記載された文献“Modification of Banu-Tsividis Continuous-Time Integrator
Structure”からそれ自体既知である2ポートネットワークの変形を示す。第3
MOSトランジスタT3の導通チャネルを、第1入力端子IT1と第2出力端子O
2との間に接続し、第4MOSトランジスタの導通チャネルを、第2入力端子I
T2と第4出力端子OT1との間に接続する。トランジスタT1及びT2は、第
1制御電圧端子CT1に接続したゲートを有し、トランジスタT3及びT4は、
第2制御電圧端子CT2に接続したゲートを有する。このように変更された2ポ
ートネットワークの相互インピーダンスは、制御電圧端子CT1とCT2との間
の電圧差に比例する。米国特許出願明細書第4,710,726号及び上記文献で説明さ
れているように、この変形によって歪みが更に減少する。
図6は、四つ全てのMOSトランジスタT1〜T4を関連の抵抗段とともに直
列接続したトランジスタによって形成した図5の回路を示す。MOSトランジス
タT1及びT2に関する限り、回路は図4のものに等しい。同様に、MOSトラ
ンジスタT3及びT4を、直列接続されたトランジスタT3−1..T3−N及
びT4−1..T4−Nによって形成し、そのゲートを、各抵抗チェーンR3−
1..R3−N及びR4−1..R4−NのノードN3−1..N3−N及びN
4−1..N4−Nに接続する。ノードN3−1及びN4−1を、制御可能な電
流源IB1及びIB2にそれぞれ接続し、それら電流源の機能は、図5の制御電
圧端子の制御電圧のものに相当する。2ポートネットワークの抵抗は、電流源I
A1及びIA2並びに電流源IB1及びIB2から発生した電流の差に比例する
。対称のために、四つの基本トランジスタT1,T2,T3及びT4をそれどれ
同数のトランジスタによって構成する。ソーフホロワトランジスタTA及びTB
は二つの信号段に信号を供給する。しかしながら、二つの抵抗段の各々に対して
、個別のバッファ、ソースホロワ又はエミッタホロワによってエネルギーを供給
することができる。
全ての例は、図1及び5に示したタイプのフィルタ回路に基づくものである。
本発明はこれらに限定されるものではなく、2ポートネットワーク及び平衡型増
幅器を具える他の形態、例えば、図2に示した形態が可能であることは明らかで
ある。
図3,4及び6の例のMOSトランジスタの導電型も例示として選択しただけ
である。エンハンスメント型又はデプレッション型のPMOS又はNMOSを、
設計に対して適切なものとして、直列接続したトランジスタに対して任意に選択
することができる。
例示すると、チューナブル平衡型RCフィルタ回路を、抵抗が2ポートネット
ワークに含まれるタイプのものとして説明し、それを、フィルタをチューニング
する可変ゲート電圧を有するMOSトランジスタによって実現する。MOSトラ
ンジスタは、各々がゲート上に同一直流バイアスを有する個々のMOSトランジ
スタT1−1,T1−2,...,T1−N;T2−1,T2−2,...,T
2−Nの直列配置の形態をとる。直列配置の個々のMOSトランジスタの各々の
ゲートは、バッファB1,B2を通じて入力端子IT1,IT2に接続した抵抗
段R1−1,R1−2,...,R1−N,R2−1,R2−2,...,R2
−Nによって2ポートネットワークの入力端子IT1,IT2の入力信号の交流
成分の一部も受信する。したがって、入力信号の交流成分は、直列配置の個々の
トランジスタ間で分割される。このようにして、比較的高い入力電圧で小さいゲ
ート電圧の揺れを有するMOSトランジスタを用いることができる。この技術を
、二つの追加のMOSトランジスタT3,T4が2ポートネットワークの入力端
子IT1,IT2と出力端子OT1,OT2との間で交差気結合した2ポートネ
ットワークの変形で用いることもできる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 入力電圧を受信する入力端子(IT1,IT2)の対と出力端子(OT1 ,OT2)の対との間に可変コンダクタンスを有する2ポートネットワーク を具える電子回路であって、この2ポートネットワークが、 前記入力端子の対の第1入力端子(IT1)と前記出力端子の対の第1出 力端子(OT1)との間に接続した導通チャネル及び導通チャネルの導通を 制御するために制御電圧を受信するために配置した制御電極を有する第1ト ランジスタ(T1)と、 前記入力端子の対の第2入力端子(IT2)と前記出力端子の対の第2出 力端子(OT2)との間に接続した導通チャネル及び導通チャネルの導通を 制御するために制御電圧を受信するために配置した制御電極を有する第2ト ランジスタ(T2)と、 前記第1トランジスタ(T1)の制御電極及び前記第2トランジスタ(T 2)の制御電極に電圧を供給する手段とを具える、電子回路において、 前記第1トランジスタ(T1)及び第2トランジスタ(T2)がそれぞれ 、導通チャネルを第1入力端子(IT1)と第1出力端子(OT1)との間 及び第2入力端子(IT2)と第2出力端子(OT2)との間にそれぞれ直 列に配置するとともに前記制御電圧を受信するために配置した制御電極をそ れぞれ有する少なくとも二つのトランジスタ(T1−1..T1−N;T2 −1..T2−N)の直列配置を具え、前記制御電圧を供給する手段手段が 、前記入力電圧に比例する信号電圧を前記トランジスタ(T1−1..T1 −N;T2−1..T2−N)の各制御電極に対する制御電圧に付加する手 段(B1,B2,R1−1..R1−N,R2−1..R2−N)を更に有 することを特徴とする電子回路。 2. 前記制御電圧を供給する手段が、 前記第1入力端子(T1)に接続した入力部及び出力部を有する第1信号 ホロワ(B1)と、 前記第2入力端子(T2)に接続した入力部及び出力部を有する第2信号 ホロワ(B2)と、 前記第1信号ホロワ(B1)の出力部と前記第2信号ホロワ(B2)との 間に接続され、直列接続したトランジスタ(T1−1..T1−N;T2− 1..T2−N)の各制御電極に接続した連続的な抵抗(R1−1..R1 −N,R2−1..R2−N)間にそれぞれノード(N−1..N1−N, N−2..N2−N)を有する抵抗段(R1−1..R1−N,R2−1. .R2−N)と、 前記抵抗段の第1ノード(N1−1)に接続した第1の制御可能な電流源 (IA1)及び前記抵抗段の第12−ド(N2−1)に接続した第2の制御 可能な電流源(IA2)とを具えることを特徴とする請求の範囲1記載の電 子回路。 3. 前記第1の制御可能な電流源(IA1)及び第2の制御可能な電流源(I A2)をほぼ同一のものとし、これらを、前記第1入力端子(IT1)及び 第2入力端子(IT2)から数えた前記第1抵抗段の第1ノード(N1−1 ;N2−1)に接続したことを特徴とする請求の範囲2記載の電子回路。 4. 前記抵抗段の連続的な抵抗(R1−1..R1−N,R2−1..R2− N)がほぼ同一の抵抗値を有することを特徴とする請求の範囲2又は3記載 の電子回路。 5. 前記第1信号ホロワ(B1)及び第2信号ホロワ(B2)を、前記第1入 力端子(IT1)及び第2入力端子(IT2)にそれぞれ接続した制御電極 並びに主電流導通電極を有するトランジスタ(TA,TB)とし、その主電 流導通電極のうちの一方を前記抵抗段(R1−1..R1−N,R2−1. .R2−N)に接続したことを特徴とする請求の範囲2,3又は4記載の電 子回路。 6. 前記2ポートネットワークが、導通チャネルを直列に配置した少なくとも 二つのトランジスタの他の二つの直列配置(T3−1..T3−N;T4− 1..T4−N)を具え、これら他の二つの直列配置のうちの一方(T3− 1..T3−N)を、前記第1入力端子(IT1)と第2出力端子(OT2 )との間に接続し、前記他の二つの直列配置のうちの他方(T4−1..T 4−N)を、前記第2入力端子(IT2)と第1出力端子(OT1)との間 に接続し、前記制御電圧を供給する手段が、前記入力電圧に比例する信号電 圧を前記他の二つの直列配置のトランジスタ(T3−1..T3−N;T4 −1..T4−N)の各制御電極に対する制御電圧に付加する手段(TA, TB,R3−1..R3−N,R4−1..R4−N)を更に有することを 特徴とする請求の範囲2,3,4又は5記載の電子回路。 7. 前記制御電圧を供給する手段が、前記第1信号ホロワの出力部と第2信号 ホロワ(TB)の出力部との間に接続され、前記他の二つの直列配置の直列 接続したトランジスタ(T3−1..T3−N;T4−1..T4−N)の 各制御電極に接続した連続的な抵抗(R3−1..R3−N;R4−1.. R4−N)間にノード(N3−1..N3−N;N4−1..N4−N)を 有する他の抵抗段(R3−1..R3−N;R4−1..R4−N)と、前 記他の抵抗段の第1ノード(N3−1)に接続した第3の制御可能な電流源 (IB1)と、前記他の抵抗段の第2ノード(N4−1)に接続した第3の 制御可能な電流源(IB2)とを更に有することを特徴とする請求の範囲6 記載の電子回路。 8. 前記第3の制御可能な電流源(IB1)及び第4の制御可能な電流源(I B2)をほぼ同一のものとし、これらを、前記第1入力端子(IT1)及び 第2入力端子(IT2)から数えた前記他の抵抗段の第1ノード(N3−1 ;N4−1)に接続したことを特徴とする請求の範囲7記載の電子回路。 9. 前記第1(IA1)及び第2(IA2)の制御可能な電流源から発生した 電流並びに前記第3(IB1)及び第4(IB2)の制御可能な電流源から 発生した電流の和をほぼ同一にしたことを特徴とする請求の範囲8記載の電 子回路。 10. 前記電子回路が、反転入力部(2)及び非反転入力部(1)を有する増 幅器(A)を更に有し、一方の入力部を前記2ポートネットワークの第1出 力端子(OT1)に接続し、他方の入力部を前記2ポートネットワークの第 2出力端子(OT2)に接続したことを特徴とする請求の範囲1から9のう ちのいずれかに記載の電子回路。
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