JP2000510532A - 連続電着プロセスを行うための装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
利用可能な全幅にわたって導電性表面を有する回転可能な導電ローラ陰極(3)を有する連続電着プロセスを行うための装置(1)。該装置は、この導電ローラ(3)に対してほぼ同心的に間隔をおいて配置された陽極(A)を含む。導電ローラ(3)と陽極(A)との間にある空隙(6)を、析出すべき金属を溶解した形で含む電極液が流れる。導電ローラ(3)には、電着プロセスのときに導電ローラ(3)によって利用されない領域が被覆されるのを防ぐための手段が縁部に付属している。導電ローラ(3)に、それぞれの側で端面から導電ローラ(3)の円筒状の表面に突出する、電気絶縁材料でできた遮蔽ベルト(9,9')が付属しており、この遮蔽ベルトは導電ローラ陰極(3)と1つまたは複数の陽極(A)との間で、かつ導電ローラによって電着プロセスに利用される領域(有効領域)(N)に隣接しながら、析出プロセスのときに利用されない導電ローラ(3)の縁部領域を電気的に遮蔽する。遮蔽ベルトは、導電ローラ(3)を少なくとも電解液の水面の高さで取り囲むように配置されている。遮蔽ベルト(9,9')のそれぞれ有効領域(N)を向いた側が、この方向に向いていて遮蔽ベルト(9,9')の長さにわたって延びる段部(25')を有している。
Description
【発明の詳細な説明】
連続電着プロセスを行うための装置
本発明は、連続的な電着プロセスを行うための装置であって、利用可能な全幅
にわたって導電性表面を有する回転可能な導電ローラ陰極と、この導電ローラに
対してほぼ同心的に間隔をおいて配置された1つまたは複数の陽極とを含み、こ
のとき導電ローラと陽極との間にある間隔が、析出すべき金属を溶解した形で含
む電解液によって満たされており、導電ローラには、電着プロセスのときに導電
ローラによって利用されない領域が被覆されるのを防ぐための手段が、縁部に付
属しているものに関する。
電気分解によって金属ベルトを製造する装置は、たとえば米国特許第2044
415号によって公知である。駆動される導電ローラ陰極が、導電ローラの円筒
状の表面に対して同心的に配置された陽極との間に空隙を形成しており、この陽
極は導電ローラをほぼ160度の角度で取り囲むように配置されている。この空
隙は、析出すべき金属を含んだ電解液によって満たされている。そして通電を行
うと、まず溶解した形で電解液に含まれている金属が導電ローラの陰極表面に析
出する。次いで導電ローラの回転運動により、電解被覆がフィルムまたは薄い金
属ベルトとして電解液から出てから剥がされ、後続の加工工程へと連続的に供給
される。この公知の導電ローラでは、電着プロセスのために、導電ローラの全幅
が金属フィルムを形成するために利用される。導電ローラが、その端面への移行
部にあたる縁部領域で電解による被覆を生じると、導電ローラの損傷につながる
恐れがあるため、これが生じないようにするために横断面が円形のゴムベルトを
利用し、このゴムベルトは導電ローラの端面側のエッジと、導電ローラの端面側
に配置された導電性のないフランジとに支持される。この密閉するゴムベルトは
、導電ローラの端面へ向かっての通電が回避され、それによってこの領域に電解
の被覆が生じるのが回避されることを保証する。
このような公知の装置では隙間で生じる電着を縁部で防止するので、単一の幅
、すなわち導電ローラと同じ幅の金属ベルトや金属フィルムの製造にしか適して
いない。さまざまな幅の金属ベルトを製造するには、この装置では不向きである
。同様にこの公知の装置は、金属ベルトの片面だけに電解被覆をすることを想定
し
ていない。
片面だけに金属ベルトの電解被覆をつくる装置は、WO94/10360から
公知である。駆動される導電ローラ陰極の回りに、外側で被覆されるべき金属ベ
ルトが接触しながら通っている。このとき金属ベルトは方向転換ローラを介して
、導電ローラとできるだけ少ない間隔をおいて導電ローラに供給され、対向する
側ではさらに別の方向転換ローラを介して被覆の後にさらに送られる。この金属
ベルトは、電解液が流れる空隙を通過して延びており、この空隙で金属ベルトが
電解によって被覆される。側方では、ベルト表面およびこれに対向して配置され
た陽極によって形成される空隙がシール材によって制限されており、このシール
材は被覆されるべき金属ベルトのさまざまな幅に適合するために導電ローラの軸
方向で調整可能である。このシール材は、それぞれ被覆されるべき金属ベルトの
縁部領域においてシール材セクションで支持されている。この支持されているシ
ール材セクションは、被覆されるべき金属ベルトの表面と一定の接触角で接触し
ており、この接触角は、金属ベルトを電解液の中に入れたときに十分なシールが
与えられる程度の大きさである。
このような装置を使うと、さまざまな幅の金属ベルトを片面に被覆することが
できる。金属ベルトの幅が細いときに利用されない導電ローラのセクションは、
シールの措置によってこのセクションが電解液に浸されていないので、電解によ
る被覆から守られている。この公知の装置では、導電ローラの利用しない縁部領
域に好ましくない電解被覆が生じることは防げるものの、特に非常に薄い金属ベ
ルト、たとえばフィルムなどを被覆する場合には、シール材セクションを金属ベ
ルトに支持するのが不利であることが知られている。被覆されるべき金属ベルト
が非常に薄い場合、被覆されるべき金属ベルトがそばを通過するこのシール材セ
クションは、マーキングを残してしまうのである。すると、このようなベルトま
たはフィルムの縁部セクションは、後続の作業工程で切断しなくてはならない。
WO94/10360に記載の対象物では、電解による金属ベルト製造は実行
不可能である。
したがって上述した従来技術を出発点として本発明の課題は、導電ローラの利
用可能な領域が調整可能で、導電ローラの利用されない領域が好ましくない電解
被覆から有効に守られるばかりでなく、電解による金属ベルト製造も、金属ベル
トの片側の被覆も可能であるような冒頭に記載した種類の装置を提案することで
ある。
本発明によればこの課題は、導電ローラに、それぞれの側で端面から導電ロー
ラの円筒状の表面に突出する、電気的絶縁材料でできた遮蔽ベルトが付属してお
り、この遮蔽ベルトは導電ローラ陰極と1つまたは複数の陽極との間で、かつ導
電ローラによって電着プロセスに利用される領域(有効領域)に隣接しながら、
析出プロセスのときに利用されない導電ローラの縁部領域を電気的に遮蔽するよ
うに、そして導電ローラを少なくとも電解液の液面の高さで取り囲むように配置
されており、このとき遮蔽ベルトのそれぞれ有効領域を向いた側が、この方向に
向いていて遮蔽ベルトの長さにわたって延びる段部を有していることによって解
決される。
導電ローラを電解液の領域で取り囲むように配置された遮蔽ベルト、好ましく
は、電気を通さない素材でできた柔軟なベルトを設けることにより、好ましくは
、不溶性である1つまたは複数の陽極と、陰極として働く導電ローラの遮蔽ベル
トによって覆われたセクションとの間で、電気的に有効な遮蔽がつくり出される
。したがって陽極と陰極の間の電気的な通電は導電ローラの有効領域、つまり遮
蔽ベルトによって覆われていない領域でのみ行われるので、電解被覆は導電ロー
ラのそれぞれの有効領域に限定される。逆に、遮蔽ベルトで覆われたセクション
では通電が行われず、つまり電解による被覆も行われない。有効領域の方を向い
た遮蔽ベルトの縁部領域でも、導電ローラ表面への電解被覆が高くなることを回
避することを保証するために、この遮蔽ローラは導電ローラの方を向いた段部を
有する。それによって、製造されるべきまたは被覆されるべき金属ベルトの外側
の縁部セクションでは、縁部で薄くなっていく層厚が存在することも保証され、
この層厚はベルトのエッジに至るまでにゼロまで減少するので、有効領域以外で
の導電ローラの被覆は行われない。
導電ローラの有効領域は、たとえば、異なる析出プロセスについて異なる幅の
遮蔽ベルトが、縁部で導電ローラを遮蔽するように設けることによって決めるこ
とができる。
本発明の装置は、金属ベルトや金属フィルムの電解による製造にも、また金属
ベルトの片側の電解被覆にも適している。本装置では、利用されない導電ローラ
セクションを保護するために電気的な遮蔽原理を応用しており、たとえばWO9
4/10360の対象物で用いられているような液体シールの原理を利用してい
ないからである。金属ベルトを片側だけ電解被覆する場合には、被覆されるべき
金属ベルトの縁部領域が、有効領域の方を向いた遮蔽ベルトの段部に係合するの
で、金属ベルトの側方のエッジはすでに電気的に十分に遮蔽されていて、この金
属ベルトセクションの過剰な被覆が守られるとともに、導電ローラの、被覆され
るべき金属ベルトによって覆われている領域に直接隣り合っているセクションへ
の被覆が電解による被覆から守られている。
好ましくは、、遮蔽に利用される両方の柔軟な遮蔽ベルトが、それぞれ導電ロ
ーラ陰極の端面を越えて突出するように配置される。端面を越えて突出している
セクションは、両方の遮蔽ベルトを導電ローラの有効領域の幅に関して調整する
ため、つまり遮蔽されるべき導電ローラの縁部セクションの幅に適合するように
調整するために利用される。したがってこの遮蔽ベルトを使えば、遮蔽ベルトを
ずらすことで、その都度の所望の有効領域の幅に導電ローラの有効幅を調整する
ことができ、遮蔽ベルトの交換を行う必要がなくなる。
導電ローラの表面に支持されている遮蔽ベルトは、その導電ローラに向いた方
の側に、好ましくは、支持ウェブと、この支持ウェブと交互に配置された流出溝
とを有している。この流出溝により、直接空隙に達している電解液流出口の他に
、この流出溝を通路にして電解液が空隙から排出される。それに加えて、特にた
とえばフィルムのように被覆されるべき金属ベルトが薄い場合、吸引が生じるこ
とによって導電ローラへのフィルムの圧着が特にその縁部領域で行われ、それに
よってフィルムを導電ローラに設定どおり固定するのが容易になる。
好ましくは、それぞれの遮蔽ベルトに、その導電ローラの有効領域から離れる
方を向いていて、導電ローラの端面を越えて突出している側に拘束手段が付属し
ており、この拘束手段は、その都度遮蔽されるべき導電ローラ縁部の幅に関して
ベルトを調整するための調節装置と係合している。一つの実施例では拘束手段と
して互いに間隔をおいたウェブが直列に配置されて設けられており、これらのウ
ェブは、受容部材のほぼ相補的に構成された受容溝に保持されている。この場合
ウェブの間隔は、遮蔽ベルトがこのような受容部材の中を通るのを容易にするよ
うに選択されている。好ましくは、、このような受容部材はピストン・シリンダ
構造部と係合しており、このピストン・シリンダ構造部によって、遮蔽されるべ
き導電ローラセクションの幅に関する遮蔽ベルトの調整が行われる。しかしなが
ら受容部材の調整する別の手段、たとえば場合によりモータで駆動されるスピン
ドルなども考えられる。
本発明のさらなる利点および発展形は、従属請求項の構成要素であるとともに
、有利な一実施例に関する以下の説明によって明らかである。図面は次のとおり
である:
図1は、金属ベルトを片面だけ電解被覆する装置の、図2のA−B線に沿った
横断面図である。
図2は、図1のC−D線に沿った図1の装置の縦断面図である。
図3は、図2の中の符号Xで示す領域の詳細な拡大図である。
図4は、電解によって金属ベルトを製造する装置の、図1に相当する断面図で
ある。
図1は、金属ベルトを片面だけ電解被覆する装置(被覆装置)1を示している
。この被覆装置は槽2を包含しており、この槽には導電ローラ陰極3が回転自在
に支承されている。導電ローラ3の回転方向は矢印4で示されている。この導電
ローラ3は分割されていない導電ローラであって、その円筒状の表面は導電ロー
ラ3の幅全体にわたって電気を通すように構成されている。このような分割され
ていない導電ローラ3を設けることで、特に薄い金属ベルトを被覆するときに、
分割型の導電ローラの場合に生じやすいマーキングが回避される。必要となる陽
極は、図1に示す断面図ではよくわからないが、支持壁5の後ろ側に存在してい
る。使用する陽極は、不溶性の陽極である。導電ローラ3の表面と陽極とによっ
て形成される空隙6には電解液が満たしており、この電解液は、電解液供給部7
を介して連続的に空隙6に注がれて、装置7’を介して排出される。電解液の供
給方向は矢印8で示されている。つまり電解液の流れ方向は、導電ローラ3の回
転方向4と同じ方向である。図示しない別の実施例では、電解液の流れ方向を導
電ロ
ーラ3の回転方向4と逆になるように設けることが意図されている。縁部では、
空隙6はそれぞれ1つの遮蔽ベルト9,9’によって制限されており、これらの
遮蔽ベルトのうち図1では遮蔽ベルト9だけしか見えていない。遮蔽ベルト9の
、導電ローラ3の方を向いた側は、交互に配置された支持ウェブ10と流出溝1
1で構造的に構成されている。遮蔽ベルト9は支持ウェブ10によって、導電ロ
ーラ3の遮蔽されるべき表面に支持される。流出溝11は、空隙6にある電解液
を流出させるのに役立っており、外側ではそれぞれ捕集器12に向かって開口し
ている。捕集器12の一番底にはそれぞれ排水部13が配置されており、流出溝
11から出てきた電解液がこの排水部から矢印14のように排出される。
被覆されるべき金属ベルト15は、空隙6に供給されるために第一の方向転換
ローラ16で方向転換される。このとき金属ベルト15は電解液で満たされた空
隙6に入る前に、すでに導電ローラ陰極3の上側と接触するように構成されてい
る。そして空隙を通過するとき、金属ベルト15の外側には所望の被覆が行われ
る。被覆装置1を通過した後、被覆された金属ベルト15’は第二の方向転換ロ
ーラ17を介してさらに送られる。
図2に示す被覆装置1の縦断面図を見ると、導電ローラ3の有効領域Nとの関
連における、両方の遮蔽ベルト9,9’の配置が明らかである。図2の縦断面の
上側の部分は遮蔽ベルト9,9’を示しており、これらの遮蔽ベルトはそれぞれ
支持ウェブ10,10’の領域に断面で示されており、またこの縦断面図の下側
の部分では、遮蔽ベルト9,9’がそれぞれ流出溝11,11’の領域に断面で
示されている。遮蔽ベルト9,9’は、被覆されるべき金属ベルトが短い幅しか
なくても端面側で導電ローラ3を越えて突出するような幅を有している。導電ロ
ーラ3の端面を越えて突出するこれらの端部セクションで、遮蔽ベルト9,9’
はそれぞれ調節装置18,18’と係合しており、この調節装置を利用して遮蔽
ベルト9,9’が、導電ローラ3から遮蔽されるべき縁部領域の幅に関して調整
可能となる。この目的のために遮蔽ベルト9,9’は外側にそれぞれ拘束ウェブ
19,19’を有しており、この拘束ウェブが相応に成形された受容部材21,
21’の受容部20,20’に係合している。拘束ウェブ19,19’は、互い
に間隔をおいた個々のウェブが多数集まったものである。
遮蔽ベルト9,9’の、導電ローラ3の端面を越えて突出しているセクション
の領域では、流出溝11,11’に流出開口部22,22’が施されており、そ
れによって外に出る電解液がこの流出開口部22,22’を通って、その下に配
置された捕集器12,12’に流れ出ることができる。
調節装置18,18’は、槽2に支持されているそれぞれ2つのピストン・シ
リンダ構造部を含んでおり、これを利用して受容部材21,21’は軸方向で導
電ローラ3に関して可動かつ調整可能である。図2が示している遮蔽ベルト9,
9’の構成は、単にこの遮蔽ベルト9,9’の調節可能性がバリエーション豊富
であることを示すために選んだ構成である。図2には、比較的広い有効領域Nを
つくるため、つまりこの場合には比較的広い幅の金属ベルトを被覆するために選
択された位置にある調節装置18を備えた遮蔽ベルト9が示されている。逆に遮
蔽ベルト9’は、比較的狭い有効範囲Nを形成するため、つまりこの場合にはは
るかに細い金属ベルトを被覆するために選択された位置にある調節装置18’を
備えている。いずれのケースでも、金属ベルトによって使用されない導電ローラ
3の領域は、遮蔽ベルト9,9’によって電気的に遮蔽されていて、電解による
被覆が生じないことが保証されている。ただし通常の場合であれば、遮蔽ベルト
9,9’は導電ローラ3の中心線23を真ん中にして配置される。
調節装置18,18’を使った遮蔽ベルト9,9’の調整は、適当に位置決め
された光電池を介して行われ、この光電池によって、被覆されるべき金属ベルト
15のその都度の幅が導電ローラ3上で検出される。そして、このような光電池
で負荷される制御装置を介して、遮蔽ベルト9,9’を調節するために調節装置
18,18’が制御される。
遮蔽ベルト9,9’の構成は、図3に示された遮蔽ベルト9’の部分拡大図X
を見れば特に明白である。遮蔽ベルト9’はその支持ウェブ10’で、電気を通
すように構成された導電ローラ3の外側に支持されている。流出溝11’の領域
だけは、導電ローラ3のこの縁部セクションも電解液と接触している。しかし遮
蔽ベルト9’の電気を通さない構成によって、導電ローラ3のこの領域は電気的
に遮蔽されているので、この縁部セクションの電解被覆は防止されている。遮蔽
ベルト9’は適当なテンション装置で導電ローラ3の外側との接触を保たれてい
る。したがって導電ローラ3の表面と遮蔽ベルト9’の間には、滑り接触が存在
している。遮蔽ベルト9,9’は導電ローラ3の回転方向4に、端部側でストッ
パに支持される。
遮蔽ベルト9’は、外側では、支持壁5に受容されている陽極保持部24に支
持されており、このとき遮蔽ベルト9’は導電ローラ3の長手方向の調節性を得
るために、滑りながらシールされる接触を有している。陽極保持部24には陽極
Aが保持されている。
図示しない別の実施例では、遮蔽ベルト9,9’が、陽極保持部24に支持さ
れた圧力手段で導電ローラ3の表面に向かって押圧されるように構成されている
。このような圧力手段としては、たとえばインフレートチューブなどを設けるこ
とができる。
遮蔽ベルト9’の、金属ベルト15の方を向いている側は段部25’を支持し
ており、この段部の高さは受容されるべき金属ベルト15の厚さに合わせる。こ
の段部25’によって、外側で金属ベルト15の外側の縁部領域に突出する突起
26’が形成される。金属ベルト15に突出するこの突起26’によって、金属
ベルトの縁部領域の被覆はベルトのエッジに至るまでに層厚ゼロまで減少するの
で、有効領域N以外では導電ローラの被覆が行われない。
遮蔽ベルト9’の構成から明らかなように、この遮蔽ベルトでは、金属ベルト
15によって覆われていない導電ローラ3の領域の有効な電気的遮蔽が達成され
、この領域から電解液を離しておくための液体シールを得るための手段は設ける
必要がない。特に図3を見ると明らかなように、金属ベルト15は段部25’の
中で自由に、遮蔽ベルト9’との接触なく送られる。
図4には被覆装置1が示されており、この場合、被覆装置1は電解による金属
ベルト製造用として調節されている。したがって、方向転換ローラ16を介して
の被覆されるべき金属ベルトの供給は行われない。通電すると導電ローラ3の円
筒状の表面に金属の薄層が析出し、導電ローラ3が空隙6から出る領域で、導電
ローラ3の回転によってこの薄層が導電ローラから方向転換ローラ17へと送り
出される。このようにして製造された金属ベルト28は、次いでさらに別の加工
へと連続的に供給され、もしくは中間保管のために巻き取られる。導電ローラ3
の表面は、この目的のために、形成されつつある金属の薄層が導電ローラ表面上
でわずかにしか付着せず、それによって容易に剥離できることが保証されるよう
に調整されている。
製造されるべき金属ベルトの所望の幅を得るために、遮蔽ベルト9,9’は、
導電ローラの有効領域Nが、製造されるべき金属ベルト28の幅に対応するよう
に調節される。遮蔽ベルト9,9’の調整が可能なことにより、装置1はさまざ
まな幅の金属ベルトを製造するのに適している。
図示した実施例から明らかなように被覆装置1は何ら変更作業を行うことなく
、金属ベルトの片側だけの電解被覆するのにも、電解液を用いて最初から金属ベ
ルトを製造するのにも適している。遮蔽ベルト9,9’を介した調節可能性に関
するバリエーションがあるので、装置1の多目的な使用が可能になる。
符号の説明
1 被覆装置
2 槽
3 導電ローラ
4 矢印
5 支持壁
6 空隙
7 電解液供給部
8 矢印
9,9’ 遮蔽ベルト
10,10’ 支持ウェブ
11,11’ 流出溝
12,12’ 捕集器
13 排水部
14 矢印
15 金属ベルト
16 方向転換ローラ
17 方向転換ローラ
18,18’ 調節装置
19,19’ 拘束ウェブ
20,20’ 受容部
21,21’ 受容部材
22,22’ 流出開口部
23 中心線
24 陽極保持部
25’ 段部
26’ 突起
27’ 縁部隙間
28 金属ベルト
A 陽極
N 導電ローラの有効領域
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,
NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L
S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ
,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL
,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,
BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E
E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU
,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,
KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M
D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL
,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,
SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U
Z,VN,YU,ZW
(72)発明者 シュネットラー,ロランド
ドイツ国 ディー―58099 ハーゲン,シ
ュヴァルター ストラッセ 136
(72)発明者 コラール,ミシェル
ベルギー国 ビー―6600 バストーニュ,
セノンシャン 12
【要約の続き】
(N)を向いた側が、この方向に向いていて遮蔽ベルト
(9,9')の長さにわたって延びる段部(25')を有
している。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.連続電着プロセスを行うための装置であって、利用可能な全幅にわたって導 電性表面を有する回転可能な導電ローラ陰極(3)と、この導電ローラ(3)に 対してほぼ同心的に間隔をおいて配置された1つまたは複数の陽極(A)とを含 み、導電ローラ(3)と陽極(A)との間にある空隙(6)が、析出すべき金属 を溶解した形で含む電極液によって満たされ、導電ローラ(3)には、電着プロ セスのときに導電ローラ(3)によって利用されない領域が被覆されるのを防ぐ ための手段が縁部に付属している形式のものにおいて、導電ローラ(3)に、そ れぞれの側で端面から導電ローラ(3)の円筒状の表面に突出する、電気絶縁材 料でできた遮蔽ベルト(9,9')が付属しており、この遮蔽ベルトは導電ロー ラ陰極(3)と1つまたは複数の陽極(A)との間で、かつ導電ローラによって 電着プロセスに利用される領域(有効領域)(N)に隣接しながら、析出プロセス のときに利用されない導電ローラ(3)の縁部領域を電気的に遮蔽するように、 かつ導電ローラ(3)を少なくとも電解液の水面の高さで取り囲むように配置さ れており、このとき遮蔽ベルト(9,9')のそれぞれ有効領域(N)を向いた 側が、この方向に向いていて遮蔽ベルト(9,9')の長さにわたって延びる段 部(25')を有していることを特徴とする装置。 2.遮蔽ベルト(9,9')がその有効領域(N)から離反する方の側で、導電 ローラ(3)の側方の端面を越えて突出するように配置されている、請求項1に 記載の装置。 3.遮蔽ベルト(9,9')が、遮蔽されるべき導電ローラ(3)の表面に支持 されている、請求項1または2に記載の装置。 4.遮蔽ベルト(9,9')が導電ローラ(3)に向いた方の側に、ベルト長さ に対して横方向に向いた支持ウェブ(10,10')と、これと交互に配置され ている流出溝(11,11')とを有している、請求項3に記載の装置。 5.流出溝(11,11')がその流出端部の領域に流出開口部(22,22') を有している、請求項2から4までのいずれか1項に記載の装置。 6.遮蔽ベルト(9,9')が外側でシールされながら、陽極(A)を保持する ための受容部(24)に支持されている、請求項1から5までのいずれか1項に 記載の装置。 7.それぞれの遮蔽ベルト(9,9')が、端面側で導電ローラ(3)を越えて 突出している側に拘束手段(19,19')を有しており、これらの拘束手段は 、それぞれの遮蔽されるべき導電ローラ縁部の幅に関して遮蔽ベルト(9,9' )を調節するための調節手段(18,18')と係合している、請求項2から6 までのいずれか1項または複数の項に記載の装置。 8.調節装置(18,18')がリングの一部分の形状をした受容部材(21, 21')を含んでおり、この受容部材の導電ローラ(3)の方を向いた側には、 遮蔽ベルト(9,9')の外側の縁部を拘束手段(19,19')とともに受容す るための受容溝(20,20')が配置されていて、前記受容部材(21,21' )は導電ローラ(3)の軸方向に調節可能に配置されている、請求項7に記載の 装置。 9.調節装置(18,18')が、受容部材(21,21')の軸方向の調節のた めに2つのピストン・シリンダ構造部を含んでいる、請求項8に記載の装置。 10.拘束手段が、遮蔽ベルト(9,9')の長手方向に互いに間隔をおいて、 遮蔽ベルトの外側の縁部にベルト面から突出するように配置されたウェブ(19 ,19')である、請求項7に記載の装置。 11.各遮蔽ベルト(9,9')の、導電ローラ(3)の方を向いた側が、少な くとも導電ローラ(3)と接触しているセクションの領域で摩擦を減らすように 被 膜されている、請求項1から10までのいずれか1項または複数の項に記載の装 置。
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