JP2000512306A - 5―ht―2c受容体アンタゴニストとして有用なインドリン誘導体 - Google Patents

5―ht―2c受容体アンタゴニストとして有用なインドリン誘導体

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JP2000512306A JP10502259A JP50225998A JP2000512306A JP 2000512306 A JP2000512306 A JP 2000512306A JP 10502259 A JP10502259 A JP 10502259A JP 50225998 A JP50225998 A JP 50225998A JP 2000512306 A JP2000512306 A JP 2000512306A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、XがCHまたはNであり、R1が水素またはC1-6アルキルであり、R2およびR3基が独立してハロゲン、C1-6アルキルまたはトリフルオロメチルである式(I)で示される薬理学的活性を有する複素環化合物、それらの製造方法、それらを含有する組成物、ならびに不安症のごときCNS疾患の治療におけるそれらの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 5−HT−2C受容体アンタゴニストとして有用なインドリン誘導体 本発明は、薬理学的活性を有する化合物、それらの製造方法、それらを含有す る組成物、ならびにCNS障害の治療におけるそれらの使用に関する。 PCT/EP96/00368(SmithKline Beecham p1c)には、5HT2C/2 B 受容体アンタゴニスト活性を有すると記載されたインドールおよびインドリン 誘導体が記載されている。今回、PCT/EP96/00368の一般的範囲に 含まれるが、そこには特に開示されていない新規クラスの化合物が見いだされ、 驚くべきことに、それらは増強された5HT2C受容体アンタゴニスト活性の特徴 (増強された活性および経口投与後の作用持続性)を有することがわかった。5 HT2C受容体アンタゴニストは、不安症、鬱病、てんかん、強迫観念性疾患、偏 頭痛、アルツハイマー病、睡眠障害、拒食症および貧食症のような摂食障害、パ ニック発作、コカイン、エタノール、ニコチンおよびベンゾジアゼピン類のよう な薬剤への耽溺、分裂病のごときCNS障害、さらには脊髄の外傷および/また は脳水腫のごとき脳の傷害に関連した疾病の治療において潜在的に有用であると 考えられる。また本発明化合物は、IBS(過敏性腸症候群)のごとき特定のG I(胃腸)障害ならびに斑状水腫および網膜症のごとき微小血管の疾病の治療に おいても有用と考えられる。 それゆえ、本発明は第1の態様において、式(I): [式中、XはCHまたはNであり; R1は水素またはC1-6アルキルであり; R2およびR3基は独立してハロゲン、C1-6アルキル、またはトリフルオロメ チルである]で示される化合物またはその塩を提供する。 C1-6アルキル基は単独であっても別の基の一部であってもよく、直鎖状であ っても分枝状であってもよい。 好ましくは、XはCHである。 好ましくは、R1はメチルである。 好ましくは、R2はCF3(トリフルオロメチル)である。 好ましくは、R3はC1-6アルキル、詳細にはメチルである。 本発明の特定の化合物は: 5−メチル−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン−3 −イルオキシ)−ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン(この化合物は 5−メチル−1−[2−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)−5−ピリジ ルカルバモイル]−6−トリフルオロメチルインドリンまたは2,3−ジヒドロ− 5−メチル−N−[2−(2−メチル−3−ピリジニル)オキシ]−5−ピリジ ニル]−6−(トリフルオロメチル)−1H−インドール−1−カルボキシアミ ドとも称される)、 5−メチル−1−[6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)−ピリダジ ン−3−イルカルバモイル]−6−トリフルオロメチルインドリン、 およびそれらの医薬上許容される塩を包含する。 式(I)の化合物は、慣用的に医薬上許容される酸、例えば、マレイン酸、塩 酸、臭化水素酸、リン酸、酢酸、フマル酸、サリチル酸、クエン酸、乳酸、マン デリン酸、酒石酸およびメタンスルホン酸のごとき酸と酸付加塩を形成しうる。 特に好ましい塩は5−メチル−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチ ルピリジン−3−イルオキシ)−ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン 一塩酸塩である。 また式(I)の化合物は、N−オキシドまたは水和物のごとき溶媒和物を形成 でき、本発明はこれらの形態も包含する。また本発明は、式(I)の化合物の互 変異性体およびそれらの混合物を包含する。本明細書において、用語「式(I) の化合物」はこれらすべての形態も包含する。PCT/EP96/00368の 手順のごとき標準的手順を用いて、例えば、式(II)で示される化合物と式(III) [式中、R1、R2およびR3は式(I)における定義と同じであり、AおよびB は、カップリングの際に部分−NHCO−を形成するに必要な適当な官能基を含 む] で示される化合物とをカップリングさせ、その後、所望によりその医薬上許容さ れる塩を形成させることにより本発明化合物を製造することができる。 基AおよびBの適当な例は: (i)Aが−N=C=OでありBが水素、 (ii)Aが−NHCOLでありBが水素 (iii)Aが−NH2でありBがCOL、あるいは (iv)AがハロゲンでありBが−CONH2 を包含する(Lは脱離基である)。脱離基Lの適当な例は、クロロ、ブロモのご ときハロゲン、イミダゾール、あるいは例えばハロゲンで置換されていてもよい フェノキシまたはフェニルチオを包含する。 好ましくは、Aは−NHCOLであり、Bは水素であり、特に好ましくは、A は−NHCOOPhであり、Bは水素である。 式(II)および(III)の化合物は既知方法または既知方法に類似の方法 および下記記載例に記載の方法により製造してもよく、例えば、WO95/01 976およびPCT/EP96/00368に記載の手順を用いて製造してもよ い。 新規な式(II)および(III)の中間体は本発明の一部を形成する。 慣用的には、医薬上許容される塩を、適当な酸または酸誘導体との反応により 製造してもよい。慣用的には、過酸化水素または過安息香酸との反応によりN− オキシドを得てもよい。 式(I)の化合物およびそれらの医薬上許容される塩は5HT2C受容体アンタ ゴニスト活性を有し、不安症、鬱病、てんかん、強迫観念性疾患、偏頭痛、アル ツハイマー病、睡眠障害、拒食症および貧食症のような摂食障害、パニック発作 、コカイン、エタノール、ニコチンおよびベンゾジアゼピン類のような薬剤への 耽溺、分裂病のごときCNS障害、さらには脊髄の外傷および/または脳水腫の ごとき脳の傷害に関連した疾病の治療において潜在的に有用であると考えられる 。また本発明化合物は、IBS(過敏性腸症候群)のごとき特定のGI(胃腸) 障害ならびに斑状水腫および網膜症のごとき微小血管の疾病の治療または予防に 潜在的に有用であると考えられる。 よって、さらに本発明は、とりわけ上記疾病の治療または予防における治療物 質として使用される、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を提供す る。 さらに本発明は、治療上有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容され る塩を対象に投与することを含む、ヒトを包含する哺乳動物における上記疾病の 治療または予防方法を提供する。 もう1つの態様において、本発明は、上記疾病の治療または予防のための医薬 の製造における式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用を提供す る。 また本発明は、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩、および医薬 上許容される担体を含む医薬組成物を提供する。 本発明医薬組成物は、適当には周囲温度および大気圧での混合により製造して もよく、通常には経口、非経口または直腸投与に適合され、そのようなものとし て錠剤、カプセル、経口液体調合品、粉末、顆粒、甘味入り錠剤、復元可能粉末 、注射可能または輸液可能な溶液もしくは懸濁液、または坐薬の形態であっても よい。経口投与可能組成物が一般的に好ましい。 経口投与用錠剤およびカプセルは1回分の剤形であってもよく、結合剤、充填 剤、錠剤化滑沢剤、崩壊剤および許容される湿潤剤のごとき慣用的な賦形剤を含 有していてもよい。通常の製薬慣習においてよく知られた方法により錠剤をコー ティングしてもよい。 経口液体調合品は、例えば水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロ ップまたはエリキシルの形態であってもよく、あるいは使用前に水または適当な 担体で復元される乾燥製品の形態であってもよい。かかる液体調合品は、懸濁剤 、乳化剤、非水性担体(食用油を包含)、保存料、および必要ならば慣用的な香 料または着色料のごとき慣用的な添加物を含有していてもよい。 非経口投与用には、本発明化合物またはその医薬上許容される塩および滅菌担 体を用いて液体の1回分の剤形を調製する。使用担体および濃度にもよるが、本 発明化合物を担体に懸濁または溶解することができる。溶液の調製に際して、化 合物を注射用水に溶解し、適当なバイアルまたはアンプルに充填してシールする 前にフィルター滅菌することができる。有利には、局所麻酔剤、保存料および緩 衝化剤のごときアジュバントを担体に溶解する。安定性をさせるために、組成物 をバイアルに充填後、凍結し、減圧下で水分を除去することができる。化合物を 担体に溶解するかわりに懸濁し、滅菌を濾過によっては行わないこと以外は実質 的に同じ方法で非経口懸濁液を調製する。滅菌担体に溶解する前にエチレンオキ サイドにさらすことにより化合物を滅菌することができる。有利には、界面活性 剤または湿潤剤を組成物に含有させて化合物の均一な分散を容易ならしめる。 投与方法にもよるが、組成物は0.1ないし99重量%、好ましくは10ない し60重量%の活性物質を含有していてもよい。 上記疾病の治療に用いる化合物の用量は、疾病の重さ、対象の体重、および他 の同様の因子に応じて通常どおり変更されよう。しかしながら、一般的指針とし て、適当な1回分の用量は0.05ないし1000mg、より適当には0.05な いし20.0mg、例えば0.2ないし5mgであり、かかる1回分の用量を1日 に1回以上、例えば1日に2回または3回投与して、1日の全用量が約0.5な いし100mgとなるようにしてもよい。かかる治療を何週間または何カ月かに わたり継続してもよい。 本発明に従って投与する場合、本発明化合物については許容されない毒物学的 効果は考えられない。 以下の記載例および実施例は本発明化合物の製造を説明する。 記載例1 (5−メトキシ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル)アセトニトリ ル(D1) 乾DMF(500ml)中の1−メトキシ−4−ニトロ−2−トリフルオロメ チルベンゼン(93g,0.421mol)および4−クロロフェノキシアセトニ トリル(77.55g,0.63mol)の混合物を、−10℃において、乾DM F(400ml)中のKOtBu(103.85g,0.927mol)の撹拌さ れている溶液に、0.75時間かけて滴下した。添加完了後、得られた紫色溶液 を−10℃に1時間維持し、ついで、氷水(1.5L)および5M HCl水溶液 (1.5L)の混合物中に注いだ。得られた混合物をジクロロメタン(3x1L )で抽出した。一緒にした抽出物を水(3L)で洗浄し、乾燥(Na2SO4)さ せ、ついで、減圧蒸発させた。残渣を、10〜14%酢酸エチル/石油エーテル を溶離液として用いるシリカゲルクロマトグラフィーに供して粗生成物を得て、 これを酢酸エチル/石油エーテルから再結晶させて標記化合物を白色固体として 得た(85.13g,78%)。融点103〜104℃。1 H NMR(CDCl3)δ:4.10(3H,s),4.37(2H,s),7.34 (1H,s),8.53(1H,s)。 記載例2 5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドール(D2) エタノール/水(9:1,1.6L)および氷酢酸(16ml)中の(5−メト キシ−2−ニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル)アセトニトリル(D1) (85g,0.327mol)を、炭素上10%パラジウムを用いて50psiで 0.5時間、室温において水素添加した。反応混合物を減圧濾過し、蒸発させた 。残渣をK2CO3(1L)およびジクロロメタン(2x1L)間に分配させ、一 緒にした有機抽出物を乾燥(Na2SO4)させ、蒸発させて標記インドールを灰 色固体として得た(67.63%,96%)。1 H NMR(CDCl3)δ:3.94(3H,s),6.53(1H,m),7.21 (1H,s),7.32(1H,m),7.64(1H,s),8.25(1H,br s )。 記載例3 5−メトキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D3) 氷酢酸(500ml)中のインドール(D2)(67.63g,0.315mo l)に、室温において撹拌しながらシアノ水素化ホウ素ナトリウム(40g,0. 637mol)を少しずつ添加することにより処理した。室温で3時間後、反応 混合物を水(500ml)で希釈し、冷却しながら40%NaOH水溶液で塩基 性にした。ついで、混合物をジクロロメタン(3x500ml)で抽出し、一緒 にした抽出物を乾燥(Na2SO4)させ、蒸発させて標記化合物(67.73g, 99%)をわずかに灰色がかった白色の固体として得た。1 H NMR(CDCl3)δ:3.07(2H,t),3.58(2H,t),3.67 (1H,br s),3.83(3H,s),6.83(1H,s),6.88(1H,s )。 記載例4 5−ヒドロキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D4) 乾クロロホルム(70ml)中の5−メトキシ−6−トリフルオロメチルイン ドリン(D3,7.5g,34.3mmol)およびヨードトリメチルシラン (12.5ml,89.3mmol)の混合物を、65時間還流させて加熱した。 ついで、冷却した混合物を撹拌しながらこれにメタノールを注意深く添加し、つ いで、溶媒を減圧除去した。残渣を重炭酸ナトリウム飽和溶液および水で処理し て塩基性にし、ついで、ジクロロメタン/メタノールで抽出した。有機抽出物を ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。ソックスレー装置において残渣をエ ーテルで抽出し、得られた溶液を濃縮して標記化合物を3クロップで得た(全収 量2.85g,41%)。融点>180℃(分解)。1 H NMR(CDCl3/CD3OD)δ:3.02(2H,d,J=8),3.52 (2H,d,J=8),4.00(3H,s),6.77(1H,s),6.83(1H, s)。 記載例5 1−アセチル−5−ヒドロキシ−6−トリフルオロメチルインドリン(D5) 乾ジクロロメタン(50ml)中のインドリン(D4,2.84g,14mmol )および無水酢酸(1.32ml,14mmol)の混合物を室温で3時間撹拌し 、ついで、蒸発させた。残渣を重炭酸ナトリウム飽和溶液で注意深く処理し、つ いで、固体生成物を濾別し、水洗し、乾燥させて標記化合物(3.28g,96% )を得た。融点244〜247℃。1 H NMR(d6−DMSO)δ:2.10(3H,s),3.11(2H,t,J= 8),4.06(2H,t,J=8),6.88(1H,s),8.18(1H,s)。 記載例6 1−アセチル−6−トリフルオロメチル−5−トリフルオロメチルスルホニルオ キシ−インドリン(D6) 0℃の乾ピリジン(10ml)中のアセチルインドリン(D5,1.19g,4. 9mmol)の溶液に、無水トリフルオロメタンスルホン酸(1.52g,5.4 mmol)を添加した。ついで、混合物を一晩撹拌し、その間にゆっくりと室温 まで温めた。混合物を途中まで蒸発させ、残った液体を水で十分に希釈し、 沈殿を濾別した。粗生成物をフクロロメタンに溶解し、溶液を1N塩酸およびブ ラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させて標記化合物を得た(1.77g,96%) 。1 H NMR(CDCl3)δ:2.28(3H,s),3.32(2H,t,J=8), 4.19(2H,t,J=8),7.29(1H,s),8.60(1H,s)。 MS m/z=378(MH+)。 記載例7 5−メチル−6−トリフルオロメチルインドリン(D7) 乾ジメチルホルムアミド(15ml)中のトリフルオロメチルスルホニルオキ シインドリン(D6,1.77g,4.69mmol)、塩化リチウム(0.60g, 14.1mmol)および塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(I I)(0.72ml,5.2mmol)の混合物に、テトラメチルすず(0.72m l,5.2mmol)を添加した。混合物を110℃で3.5時間処理し、ついで 、冷却し、蒸発させた。残渣をジクロロメタンおよび水間に分配させ、有機相を ブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。粗生成物をエタノール(30ml) に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(7.5ml)および水酸化ナトリウ ム(1g)を添加し、混合物を一晩還流加熱した。エタノールを減圧除去し、残 渣を水で希釈し、乾燥させ、蒸発させた。残渣を、減圧下で2:1エーテル/石 油エーテルで溶離するシリカゲル(50g)クロマトグラフィーに供して標記化 合物(0.70g,74%)を得た。融点43〜44℃。1 H NMR(CDCl3)δ:2.34(3H,s),3.02(2H,t,J=8), 3.57(2H,t,J=8),3.78(1H,ブロード),6.85(1H,s),7 .00(1H,s)。 記載例8 2−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)−5−ニトロピリジン(D8) アルゴン下の乾DMF(1.3L)中の3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン (40g,0.37mole)を0℃に冷却した。水素化ナトリウム(油中80% 分散物を11.1g,0.37mole)を少しずつ添加し、混合物を0℃で15 分、ついで室温で3時間撹拌した。2−クロロ−5−ニトロピリジン(58.6 g,0.37mole)を添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。水(50m l)を滴下し、溶媒を減圧除去した。残渣をCH2Cl2に溶解し、10%水酸化 ナトリウム水溶液、ついで水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)させ、減圧蒸発させ て標記化合物を黄色固体として得た(81.1%,95%)。1 H NMR(200MHz,CDCl3)δ(ppm):2.22(3H,s),6. 93(1H,d,J=8),7.00〜7.13(1H,m),7.23(1H,dd,J =1,8),8.25(1H,dd,J=1,5),8.32(1H,dd,J=3,8), 8.79(1H,d,J=3)。 記載例9 5−アミノ−2−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピリジン(D9) エタノール(2L)中の2−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)−5− ニトロピリジン(D8,81.1g,0.35mole)を、濃塩酸(500ml) 中の塩化すず(II)(232g,1.23g)で処理し、50℃で1時間加熱し た。周囲温度まで冷却後、混合物を40%水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にし 、酢酸エチルで抽出し、乾燥(Na2SO4)させ、減圧蒸発させて標記化合物を 褐色固体として得た(60.3g,89%)。1 H NMR(200MHz,CDCl3)δ(ppm):2.26(3H,s),3. 40(2H,br s),6.56(1H,d,J=9),6.81〜6.97(2H, m),7.08(1H,dd,J=1,5),7.43(1H,d,J=3),8.09( 1H,dd,J=1,4)。 記載例10 N−[2−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピリジン−5−イル]カル バミン酸フェニル 乾CH2Cl2(2.5L)中の5−アミノ−2−(2−メチルピリジン−3− イルオキシ)ピリジン(D9,60.3g,0.3mole)をアルゴン下、−20 ℃まで冷却した。トリエチルアミン(46ml,0.33mole)を添加し、つ いで、クロロギ酸フェニル(41ml,0.33mole)を滴下し、混合物を希 NaHCO3水溶液で洗浄し、乾燥(Na2SO4)させ、減圧蒸発させた。残渣 を酢酸エチル/60〜80°石油エーテルから再結晶させて標記化合物をピンク 色固体(53.7g,56%)として得た。1 H NMR(250MHz,CDCl3)δ(ppm):2.44(3H,s),6. 94(1H,d,J=7),7.08〜7.29(4H,m),7.33〜7.45(3 H,m),7.90(1H,br s),7.98〜8.13(2H,m),8.39(1 H,d,J=5)。 記載例11 6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピリダジン−3−カルボン酸エチ ルエステル(D11) 水素化ナトリウム(油中80%分散物を0.21g,7.0mmol)をDMF (15ml)中の3−ヒドロキシ−2−メチルピリジン(0.88g,8.0mm ol)の溶液に添加した。室温で1.5時間後、DMF(10ml)中の6−ク ロロピリダジン−3−カルボン酸エチルエステル(Chem.Pharm.Bull.1994,4 2(2),371)(1.0g,5.4mmol)の溶液を添加し、混合物をさらに1.5 時間撹拌した。DMFを減圧除去し、残渣を希NaOH水溶液(50ml)およ びCH2Cl2(100ml)間に分配させた。乾燥(Na2SO4)後、有機相を 蒸発させて標記化合物をわずかに灰色がかった白色の固体として得た(1.09g ,78%)。1 H NMR(250MHz,CDCl3)δ:1.46(3H,t,J=7),2.4 5(3H,s),4.50(2H,q,J=7),7.22(1H,dd,J=4),7. 37(1H,d,J=10),7.51(1H,d,J=10),8.26(1H,d,J =10),8.45(1H,dd,J=2,7)。 記載例12 6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピペラジン−3−カルボン酸ヒド ラジド(D12) エタノール(100ml)中の6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ) ピリダジン−3−カルボン酸エチルエステル(D11)(1.07g,4.13m mol)およびヒドラジン一水和物(0.23ml,7.22mmol)を室温で 1時間撹拌し、ついで、50℃で1時間加熱し、最後に還流して4時間加熱した 。さらにヒドラジン一水和物(0.23ml,7.22mmol)を添加し、混合 物をさらに2時間還流させた。放冷後、溶媒を減圧除去した。わずかに灰色がか った白色の残渣を、25%MeOH/EtOAcを溶離液として用いるカラムク ロマトグラフィーに供し、白色結晶生成物を得た(0.63g,62%)。1 H NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.43(3H,s),4.09(2H ,d,J=5),6.91(1H,br s),7.42(1H,d,J=11),7.5 0(1H,dd,J=2,8),8.33(1H,d.J=10),8.47(1H,dd, J=2,5),8.66(1H,m)。 記載例13 6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)−ピリダジン−3−カルボニルア ジド(D13) アイスバスで0℃に冷却された濃塩酸(9ml)および水(7.5ml)中の 6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)ピペラジン−3−カルボン酸ヒド ラジド(D12)(0.62g,2.53mml)の溶液を、温度を5℃未満に保 ちながら、水(1.5ml)中の亜硝酸ナトリウム(0.18g,2.53mmol )の溶液を滴下して処理した。10分後、炭酸カリウム飽和溶液を塩基性になる まで添加した。沈殿を濾別し、水洗し、風乾してクリーム色固体を得た(0.33 g,51%)。1 H NMR(200MHz,CDCl3)δ(ppm):2.46(3H,s),7. 24(1H,d,J=5),7.40(1H,d,J=10),7.53(1H,dd, J=1,8),8.30(1H,d,J=10),8.49(1H,dd,J=1,8)。 実施例1 5−メチル−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン−3− イルオキシ)−ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン(E1) 乾ジメチルホルムアミド(1L)中のインドリン(D7,20g,99.5mm ol)、カルバミン酸フェニル(D10,31.9g,99.5mmol)およびト リエチルアミン(13.9ml,100mmol)の混合物を95〜105℃で1 時間加熱し、ついで、冷却し、減圧蒸発させた。残渣をジクロロメタンで希釈し 、メタノールを溶液に添加して生成物を溶液中に保持しながら10%水酸化ナト リウム水溶液で洗浄した。有機相を水およびブラインで洗浄し、乾燥させ、蒸発 させた。粗生成物をジクロロメタンから再結晶させて標記化合物を得た(32. 5g,76%)。融点112〜114℃。1 H NMR(d6−DMSO)δ:2.32(3H,s),2.38(3H,s),3. 22(2H,d,J=8),4.16(2H,d,J=8),7.09(1H,d,J= 8),7.25(1H,s),7.30(1H,dd,J=8,5),7.49(1H,d, J=8),8.06(1H,dd,J=8,2),8.16(1H,s),8.20(1H ,d,J=2),8.31(1H,d,J=%),8.78(1H,s)。 実施例2 5−メチル−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン−3− イルオキシ)−ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン塩酸塩(E2) メタノール(1L)中の遊離塩基(E1,32.5g,75.9mmol)の撹拌 されている懸濁液に、メタノール(50ml)中の塩化水素溶液(比重1.18, 7ml,84mmol)の溶液を15分かけて滴下した。得られた溶液を減圧濃 縮してもとのほぼ半分の体積とし、ついで、濁りが維持されるまでエーテルをさ らに添加しながらスチームバス上で沸騰させた。最終的には氷で溶液を冷却し、 沈殿を濾別し、エーテルで洗浄し、乾燥させて標記化合物を白色固体として得た (33.8g,96%)。融点241〜246℃。1 H NMR(d6−DMSO)δ:2.35(3H,s),2.58(3H,s),3. 23(2H,d,J=8),4.20(2H,d,J=8),7.24(1H,d,J=8 ),7.26(1H,s),7.83(1H,dd,J=8,5),8.15(1H,s), 8.18(1H,m),8.21(1H,d,J=8),8.32(1H,d,J=2), 8.51(1H,d,J=8),9.00(1H,s)。 プロパノール中の遊離塩基の溶液を濃塩酸で処理することによっても標記化合 物を製造することができる。 実施例3 5−メチル−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン−3− イルオキシ)−ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリンメチルスルホン酸 塩(E3) 還流されている3%アセトン水溶液(50ml)中の遊離塩基(E1,2g,4 .7mmol)をメタンスルホン酸(0.47g)で処理した。得られた溶液を減 圧濃縮し、沸騰メタノール(50ml)中に取り、ついで、沈殿が生成し始める までエーテルを添加しながら、スチームバス上でさらに沸騰させた。最終的には 氷で溶液を冷却し、沈殿を濾別し、エーテルで洗浄し、乾燥させて標記化合物を 白色固体として得た(2.35g,96%)。融点159〜161℃。1 H NMR(d6−DMSO)δ:2.35(3H,s),2.38(3H,s),2. 50(3H,s),3.23(2H,d,J=8),3.89(1H,br s),4.1 8(2H,d,J=8),7.23(1H,d,J=8),7.28(1H,s),7.7 9(1H,dd,J=8,5),8.10〜8.18(3H,m),8.29(1H,d, J=2),8.51(1H,d,J=8),8.85(1H,s)。 実施例4 5−メチル−1−[6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)−ピリダジン −3−イルカルバモイル]−6−トリフルオロメチルインドリン(E4) トルエン(20ml)中の6−(2−メチルピリジン−3−イルオキシ)−ピ リダジン−3−カルボニルアジド(D13)(0.33g,1.29mmol)お よび5−メチル−6−トリフルオロメチルインドリン(D7)(0.26g,1. 29mmol)の溶液を100℃で1時間加熱し、ついで、放冷した。溶媒を減 圧除去し、てうす褐色固体を得た。これをEtOAc/石油エーテルから再結晶 させて白色粉末を得た(0.30g,54%)。融点216〜217℃。1 H NMR(250MHz,CDCl3)δ(ppm):2.42(3H,s),2. 47(3H,s),3.25(2H,t,J=10),4.16(2H,t,J=10), 7.10(1H,s),7.19(1H,dd,J=5,8),7.29(1H,d,J= 10),7.46(1H,dd,J=2,6),7.91(1H,br s),8.27( 1H,s),8.38(1H,dd,J=2,6),8.48(1H,d,J=10)。 薬理学的データ 293細胞において発現されたラットまたはヒト5−HT2Cクローンへのインビ トロにおける[3H]−メスレルギンの結合 WO94/04533において説明されている手順に従って化合物を試験する ことができる。実施例の化合物はヒト細胞において約8.6ないし9.5のpKi を有していた。 MCPPにより誘動される低運動性の回復 WO94/04533において説明されている手順に従って化合物を試験する ことができる。実施例の化合物は、ラットに1〜5mg/kgの用量で投与後、 良好な活性を示し、作用が長時間持続した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 フォーブズ,イアン・トムソン イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、XはCHまたはNであり; R1は水素またはC1-6アルキルであり; R2およびR3基は独立してハロゲン、C1-6アルキル、またはトリフルオロメ チルである]で示される化合物またはその塩。 2.XがCHである請求項1記載の化合物。 3.R1がメチルである請求項1または2に記載の化合物。 4.R2がCF3である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の化合物。 5.R3がC1-6アルキルである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の化合 物。 6.R3がメチルである請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物。 7.5−メチル−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン −3−イルオキシ)−ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン、 5−メチル−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン−3 −イルオキシ)−ピリダジン−3−イルカルバモイル]インドリン、 およびそれらの医薬上許容される塩 である請求項1記載の化合物。 8.5−メチル−6−トリフルオロメチル−1−[6−(2−メチルピリジン −3−イルオキシ)−ピリジン−3−イルカルバモイル]インドリン塩酸塩であ る請求項1記載の化合物。 9.請求項1ないし6のいずれか1項に記載の化合物の製造方法であって、式 (II):で示される化合物と式(III): [式中、R1、R2およびR3は式(I)における定義と同じであり、AおよびB は下記の意味を有し: (i)Aが−N=C=OでありBが水素、 (ii)Aが−NHCOLでありBが水素 (iii)Aが−NH2でありBがCOL、あるいは (iv)AがハロゲンでありBが−CONH2、 Lは脱離基である]で示される化合物とを反応させ、その後、所望によりその医 薬上許容される塩を形成させることを含む方法。 10.治療に使用する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の化合物。 11.請求項1ないし8のいずれか1項に記載の化合物および医薬上許容され る担体または賦形剤を含む医薬組成物。 12.不安症および/または欝病の治療のための医薬の製造のための請求項1 ないし8のいずれか1項に記載の化合物の使用。
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