JP2000512864A - 心臓内のシャントの大きさを検出、測定するための装置 - Google Patents
心臓内のシャントの大きさを検出、測定するための装置Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は熱希釈を用いて、心臓内部のシャントの大きさを検出、測定するための装置(40)に関する。心臓の異なる部分から二つの熱希釈曲線が測定される。心臓内のシャントの存在は、測定された熱希釈曲線の形とシャントの無い心臓から得られた熱希釈曲線の形を比較すること(48)によって検出される。心臓内のシャントの大きさを測定するためには、測定された熱希釈曲線の下の面積が計算される(52)。この面積の情報が、心臓の吐出力と、それからのシャントの大きさの計算(52)に用いられる。
Description
【発明の詳細な説明】
心臓内のシャントの大きさを検出、測定するための装置発明の技術分野
本発明は熱希釈を用いて、心臓内部のシャントの大きさを検出、測定するため
の装置に関する。関連技術についての説明
心臓内のシャントは、今日では、心臓内部の異なる部位からの血液のサンプル
を計算することにより検出されるのが通常である。酸素の飽和の差によって、シ
ャントが存在するか否かが示される。この方法は、また、特に感度がよいもので
は無く、また、特に心房隔膜に欠陥のある患者では誤測定となりがちである。
SU-A-1109124は、高圧の塩水を高圧の心室内に導入し、その後でそれが低
圧で心室に到着する瞬間を記録することにより、心臓内血流のシャントの欠陥を
診断する方法を記述している。低圧の心室内での血液の電気抵抗が、高圧塩水の
導入の前後で測定され、初期の抵抗と比較して心室内の血液の電気抵抗が異なる
場合は、病理的な心臓内の血液のシャントによる心臓の欠陥が診断される。発明の要約
本発明は上記の問題を解決し、熱希釈を用いて心臓内のシャントの大きさを検
出、測定するための装置を提供する。公知の熱希釈の技術を用いて、心臓の異な
る部分から、二つの熱希釈の曲線が測定される。心臓内のシャントの存在は、測
定された熱希釈曲線の形状
を、シャントの無い心臓から得られた熱希釈曲線の形状と比較することにより検
出される。もし比較された形状がお互いに相応しないものならば、心臓内にシャ
ントが存在することを示す。心臓内のシャントの大きさを測定するためには、測
定された熱希釈曲線の下の面積が計算される。この面積情報が心臓の吐出力、即
ち単位時間当たり心臓によって吐出される血液の容量、そして、シャントの大き
さの計算に用いられる。熱希釈は、心臓の吐出力を測定するためのいくつかの異
なる方法の一つであるが、一つの利点は、熱希釈がどちらかと言えば、単純で正
確な方法であるということである。
熱希釈は心臓の吐出力を得るのに用いられる指示薬希釈の一つの一般的な型で
ある。この技術では、熱希釈のカテーテルが、例えば心臓の右の部分に置かれ、
カテーテルの注入口が右心房にあるようにして、カテーテル上のサーミスタは下
流の肺動脈中にあるようにする。冷たい塩水のかたまりが、注入口を通して右心
房に注入され、そこで、それが血液と混合して、サーミスタで検出される温度変
化を作る。これから、熱希釈曲線がプロット出来て、曲線の形は流量に依存する
。
本発明に従う熱希釈の利用による心臓内シャントの大きさの検出、測定のため
の装置は、心臓の異なる部分から得られる二つの異なる熱希釈曲線を与えるため
の、時間の関数としての血液の温度変化を測定するための手段からなる。そして
、熱希釈曲線はデジタル化手段、例えばA/D変換器によってデジタル化される
。デジタル化された熱希釈曲線は、それからデジタル化手段に接続されたメモリ
装置中に保存される。本発明に従う装置は、また、測定された熱希釈曲線の形と
、シャントの無い心臓から得られた熱希釈曲線の形を比
較するための、メモリ装置に接続された比較装置からなる。もし比較された形状
がお互いに相応しなければ、これは心臓内にシャントが存在することを意味する
。比較装置には校正装置が接続されていて、熱希釈曲線上の左から右へのシャン
ト(L-Rシャント)の影響を取り除く。これは熱希釈曲線を外挿することによ
ってなされる。本発明に従う装置は、したがって、また熱希釈曲線下の面積を、
第一に計算するための計算用の、校正装置に接続された計算手段からなる。第二
に、計算手段はシャントの型、左から右へのシャント、または右から左へのシャ
ントに依存して、また、心臓の欠陥の型、心房隔膜欠陥ASD、心室隔膜欠陥V
SD、あるいは動脈管開存症PDAに依存して、心臓の吐出力の異なる組み合わ
せを計算して、シャントの大きさを最終的に決定する。
本発明に従う装置を用いることにより、心臓内のシャントの大きさを検出、測
定するための正確で、信頼できる方法が提供される。心臓内のシャントの大きさ
は、心臓の外科処置を決定することにおいて、最も重要なパラメータである。
本発明は、追加の特徴とそれによる利点と共に、添付した説明図面に関連して
いる以下の記述を参照することにより、最もよく理解される。図面の簡単な説明
第1図は人の心臓の概略の断面図である。
第2図はシャントの無い心臓について得られる熱希釈曲線のグラフである。
第3図は左から右へのシャント(L-Rシャント)のある心臓について得られ
る熱希釈曲線のグラフである。
第4図は右から左へのシャント(R-Lシャント)のある心臓について得られ
る熱希釈曲線のグラフである。
第5図は本発明に従った装置の概略のブロック図である。好ましい実施例の詳細説明
第1図に、人の心臓の概略断面図が示されている。心臓は右半分と左半分に分
割されている。心臓の右半分は右心室RVと右心房RAからなる。同様に、心臓
の左半分は左心室LVと左心房LAからなる。第1図において下大静脈IVCが
示されており、それは右心房RAと、肺に導く肺動脈PAに導いている。肺静脈
PVは左心房LAに導き、そして、大動脈AOが血液を“体の他の部分”に導く
。
シャントを引き起こす心臓の欠陥には三つの異なる型があり、即ち、右心房R
Aと左心房LAの間の壁に穴が生じる心房隔膜欠陥ASDと、右心室RVと左心
室LVの間の壁に穴が生じる心室隔膜欠陥VSD及び大動脈AOと肺動脈PAの
異常連結である動脈管開存症(または冠動静脈瘻)PDAがある。シャントは、
左から右へのシャント(心臓の左半分から右半分への異常な連結)のL-Rシャ
ントと、右から左へのシャント(心臓の右半分から左半分への異常な連結)のR
-Lシャントとに分けられる。
熱希釈技術が基礎とする原理は、ある物質の熱変化は、与えられた温度変化に
対しての、その質量と比熱に関係するということである。静的な系では、もし異
なる温度の二つの物質が混合されれば、その結果得られる混合物の温度は、二物
質の初期温度の中間になるだろう。もし一つの物質の質量が未知ならば、平衡で
の二つの物質の熱変化を等しいと置き、その結果の方程式から未知の質量を計算
して決定出来る。
連続流れの系、心臓と血管系のようなものに、この原理が適用される時、少量
の比較的冷たい物質(例えば塩水)が血液に注入され、混合され、それによって
、その系に塩水が注入された点の少し下流で検出出来る時間−温度曲線を与える
。この曲線は熱希釈曲線と呼ばれ、その熱希釈曲線下の面積は検出点での瞬間的
な混合温度の和を表わす。通常、その結果得られる時間−温度曲線は正負が反転
しているので、曲線は正の値として表示される。
第2図はシャントの無い心臓、即ち健全な心臓について得られる熱希釈曲線の
グラフである。曲線の立ち上がり部分は血液の冷却を示し、曲線の減衰部はその
後の血液の加熱を示す。曲線は指数関数的な減衰が特徴的である。
第3図は左から右へのシャント(L-Rシャント)、即ち心臓の左半分から右
半分への異常な連結のある心臓について得られた熱希釈曲線20のグラフである
。もし第2図と第3図の曲線がお互いに比較されれば、第3図の曲線の下降部は
ある点Sから先はもう一つの指数関数の形に従い、第3図のこの点Sは曲線20
の最大値の56%に位置していることが明らかである。
第4図は右から左へのシャント(R-Lシャント)、即ち心臓の右半分から左
半分への異常な連結を持つ心臓について得られる熱希釈曲線30のグラフである
。この曲線は心房隔膜欠陥ASD、即ち右心房RA(第1図参照)と左心房LA
の間の壁に穴のある患者から記録された。第4図から明らかなように、“通常の
”熱希釈曲線にR-Lシャントの波32が付加されている。
熱希釈曲線が記録されるためには、カテーテルが、例えば大きな
静脈中に挿入され、静脈に沿って、例えば右心臓に向かって通され、心臓の右の
部分を通ってさらに少し先の距離まで通される。カテーテルはカテーテルの外部
に向かってオリフィス切り口を持ち、液体がこのオリフィスでカテーテルの末端
から血流中に注入される。カテーテルには、カテーテルに沿った異なる場所に置
かれた、一つないし二つのサーミスタが配置されている。これらのカテーテルは
医学の分野では公知であり、したがって、詳細が示されたり、説明されていない
。
本発明に従う装置で、心臓内のシャントの大きさを検出、測定可能であるため
には、二つの異なる熱希釈を記録しなければならない。シャントの型や心臓欠陥
の型により、カテーテルは心臓内部の異なる場所に置かれねばならない。即ち、
冷たい塩水は異なる場所に注入され、その温度計(または温度計群)は心臓内の
異なる場所で温度を測定しているのである。以下に、本発明に従う装置に必要な
情報を提供するため、冷たい塩水をどこに注入するか、またどこにその温度計(
または温度計群)を置くかのリストを示す。L-Rシャントの測定
1.心房隔膜欠陥(ASD)第一曲線
:冷たい塩水の右心房(RA)または上大静脈(SVC)または下大静
脈(IVC)への注入。肺動脈(PA)内の温度計で肺の血流(PBF=COR
)を測定する。第二曲線
:冷たい塩水の左心室(LV)への注入。大動脈(AO)中の温度計で
全身の血流(SBF=COL)を測定する。L-Rシャント=PBF−SBF(全
てリットル/分)
2.1.動脈管開存症(または冠動静脈瘻)PDA:冷たい塩水の左
心室(LV)への注入。温度計:最初は下降大動脈(DA)中でPBFを測定し
、次に肺動脈(PA)中でL-Rを測定する。
2.2.心室隔膜欠陥(VSD):第一曲線
:冷たい塩水の右心房(RA)への注入。肺動脈(PA)中の温度計で
PBFを測定する。第二曲線
:冷たい塩水の左心室(LV)への注入。肺動脈(PA)中の温度計で
L-Rを測定する。L-Rシャントは比として計算される:
AL-R/APBFx100=L-R(PBFの%)
L-R(リットル/分)=L-R(PBFの%)xPBF/100
SBF=PBF−L-R(全てリットル/分)
ただし AL-R=第二曲線の面積
APBF=第一曲線の面積R-Lシャントの測定
全部の欠陥、心房隔膜欠陥、開口動脈、及び心室隔膜欠陥において、カテーテ
ルの同じ取り付け法が用いられた。第一曲線
:冷たい塩水の左心房(LA)への注入。大動脈(AO)中の温度計で
全身の血流(SBF)を測定する。第二曲線
:冷たい塩水の右心房(RA)または上大静脈(SVC)または下大静
脈(IVC)への注入。大動脈(AO)中の温度計でR-Lを測定する。R-Lシ
ャントは比として計算される;
R-L(SBFの%)=AR-L/ASBFx100
R-L(リットル/分)=R-L(SBFの%)xSBF/100
PBF=SBF−R-L(全てリットル/分)
ただし AR-L=第二曲線の面積
ASBF=第一曲線の面積
第5図に、本発明に従う装置40の概略のブロック図が示されている。装置4
0は時間の関数として血液の温度を測定するための手段42からなる。測定手段
42はカテーテル中の温度計(温度計群)から温度計入力を受信する。測定手段
42は、もしカテーテルが二つの温度計を持つならば、同時に二つの異なる温度
計信号を受信出来なければならない。測定手段42は、熱希釈曲線の形(第2−
4図)で、アナログ信号を、熱希釈曲線(または曲線群)をデジタル化するため
のデジタル化手段44に出力する。装置40はまた、デジタル化された熱希釈曲
線を保存するためのデジタル化手段44に接続されたメモリ装置46からなる。
二つの熱希釈に含まれる情報が、両方とも心臓内部のシャントの検出、測定が可
能なために必要なので、メモリ装置46は、少なくとも二つのデジタル化された
熱希釈曲線を保存するように作られている。比較装置48は、測定された熱希釈
曲線の形をシャントのない心臓から得られた熱希釈曲線の形と比較するため、メ
モリ装置46に接続されている。もし比較された形がお互いに相応しないならば
、これは心臓内部にシャントが存在することを意味する。装置40はまた、熱希
釈曲線上の左から右へのシャント(L-Rシャント)(第3図参照)の影響を排
除するための、比較装置48に接続された校正装置50からなる。もし心臓に左
から右へのシャントが存在すれば、曲線20の下降線は、特定の点S、これは第
3図の曲線20の最高値の56%に位置するが、それから先はもう一つの指数関
数に従う。校正装置50は、シャントの流れについての曲線の校正に外挿法を使
う。熱希釈曲線(第3図参照)上に二つの点が選ばれるが、その一つは点Sであ
り、そこで曲線の通常の指数関数部分がシャントのために変化させら
れる。他の点、Tは曲線の最高値の79%で、曲線の通常の、変化のない減衰部
上に選ばれる。曲線の最後の部分、即ち第3図の点Sの右側の曲線が、二つの上
記点TNSに合うように、指数関数の減衰を用いて外挿され、校正された“曲線
”22をあたえる。このようにして、曲線の下の面積、それは例えば、心臓の出
力、COの計算に用いられるのだが、それがシャントの流れについて校正される
。(以下の方程式を参照)。校正装置50には、計算装置52が計算のために接
続され、第一に、測定された熱希釈曲線下の面積を、シャントが左から右へのシ
ャントの時に計算し、第二に、心臓の右半分の心臓出力COR、そして(心臓の
左半分の心臓出力COL、及び左から右へのシャントの大きさ)あるいは左から
右へのシャントの大きさを計算する。シャントが右から左へのシャントである時
、第二の計算装置は心臓の左半分での心臓出力COLと右から左へのシャントの
大きさを計算する。左から右へのシャントは次のように定義される:
L-Rシャント流れ=SBF−PBF
ただし PBF=COR;SBF=COL
シャントの大きさは、しばしばパーセントで表現される。即ち:
L-R%SBF=(COL−COR)/COL
L-R%PBF=(COL−COR)/COR
心臓出力COは、修正スチュアート−ハミルトン式により次のように与えられ
る:
CO=(V*(TB−TI)/A)*((SI*CI)(/SB*CB))*60*
CT
ただし V=注入体積(l);A=熱希釈曲線の面積(℃*S
);TB=血液温度(℃);TI=注入液体の温度(℃);SI=注入液体の比重
;CI=注入液体の比熱;SB=血液の比重;CB=血液の比熱;CT=注入液体の
カテーテル中での加熱のための補正因子。
異なるシャント群の大きさもまた、次のように計算出来る。
L-R(PBFの%)=AL-R/APBF*100
L-R(リットル/分)=L-R(PBFの%)*PBF/100
ただし AL-R=R-L曲線の面積
ASBF=SBF曲線の面積
装置40はまた、計算手段52とメモリ装置46に接続された表示装置54か
らなる。表示装置54は、測定された熱希釈曲線のグラフと心臓内シャントの大
きさを表示する。
デジタル化装置44は、従来からのA/D変換器44でよい。
発明の実施例が示され、説明されたが、本発明の精神と範囲から必ずしも逸脱
することなしに、通常の技術を持つ者によって、多くの変更、修飾、代替が可能
である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成10年7月4日(1998.7.4)
【補正内容】
補正後の明細書
心臓内のシャントの大きさを検出、測定するための装置発明の技術分野
本発明は熱希釈を用いて、心臓内部のシャントの大きさを検出、測定するため
の装置に関する。関連技術についての説明
心臓内のシャントは、今日では、心臓内部の異なる部位からの血液のサンプル
を計算することにより検出されるのが通常である。酸素の飽和の差によって、シ
ャントが存在するか否かが示される。この方法は、また、特に感度がよいもので
は無く、また、特に心房隔膜に欠陥のある患者では誤測定となりがちである。
SU-A-1109124は、高圧の塩水を高圧の心室内に導入し、その後でそれが低
圧で心室に到着する瞬間を記録することにより、心臓内血流のシャントの欠陥を
診断する方法を記述している。低圧の心室内での血液の電気抵抗が、高圧塩水の
導入の前後で測定され、初期の抵抗と比較して心室内の血液の電気抵抗が異なる
場合は、病理的な心臓内の血液のシャントによる心臓の欠陥が診断される。
US-4,417,588は、冷たい液体の注入場所の下流の場所で、主な血液の流れ方
向に関して、熱希釈曲線を得るために、血液温度を時間の関数として測定するた
めの手段からなる心臓出力の計算を開始するための装置を説明する;そして熱希
釈曲線をデジタル化して保存するための手段と、心臓出力を測定するため、デジ
タル化した熱希釈曲線下の面積を計算するための手段を説明する。発明の要約
本発明は上記の問題を解決し、熱希釈を用いて心臓内のシャントの大きさを検
出、測定するための装置を提供する。公知の熱希釈の技術を用いて、心臓の異な
る部分から、二つの熱希釈の曲線が測定される。心臓内のシャントの存在は、測
定された熱希釈曲線の形状を、シャントの無い心臓から得られた熱希釈曲線の形
状と比較することにより検出される。もし比較された形状がお互いに相応しない
ものならば、心臓内にシャントが存在することを示す。心臓内のシャントの大き
さを測定するためには、測定された熱希釈曲線の下の面積が計算される。この面
積情報が心臓の吐出力、即ち単位時間当たり心臓によって吐出される血液の容量
、そして、シャントの大きさの計算に用いられる。熱希釈は、心臓の吐出力を測
定するためのいくつかの異なる方法の一つであるが、一つの利点は、熱希釈がど
ちらかと言えば、単純で正確な方法であるということである。
熱希釈は心臓の吐出力を得るのに用いられる指示薬希釈の一つの一般的な型で
ある。この技術では、熱希釈のカテーテルが、例えば心臓の右の部分に置かれ、
カテーテルの注入口が右心房にあるようにして、カテーテル上のサーミスタは下
流の肺動脈中にあるようにする。冷たい塩水のかたまりが、注入口を通して右心
房に注入され、そこで、それが血液と混合して、サーミスタで検出される温度変
化を作る。これから、熱希釈曲線がプロット出来て、曲線の形は流量に依存する
。
本発明に従う熱希釈の利用による心臓内シャントの大きさの検出、測定のため
の装置は、心臓の異なる部分から得られる二つの異な
る熱希釈曲線を与えるための、時間の関数としての血液の温度変化を測定するた
めの手段からなる。そして、熱希釈曲線はデジタル化手段、例えばA/D変換器
によってデジタル化される。デジタル化された熱希釈曲線は、それからデジタル
化手段に接続されたメモリ装置中に保存される。本発明に従う装置は、また、測
定された熱希釈曲線の形と、シャントの無い心臓から得られた熱希釈曲線の形を
比較するための、メモリ装置に接続された比較装置からなる。もし比較された形
状がお互いに相応しなければ、これは心臓内にシャントが存在することを意味す
る。比較装置には校正装置が接続されていて、熱希釈曲線上の左から右へのシャ
ント(L-Rシャント)の影響を取り除く。これは熱希釈曲線を外挿することに
よってなされる。本発明に従う装置は、したがって、また熱希釈曲線下の面積を
、第一に計算するための計算用の、校正装置に接続された計算手段からなる。第
二に、計算手段はシャントの型、左から右へのシャント、または右から左へのシ
ャントに依存して、また、心臓の欠陥の型、心房隔膜欠陥ASD、心室隔膜欠陥
VSD、あるいは動脈管開存症PDAに依存して、心臓の吐出力の異なる組み合
わせを計算して、シャントの大きさを最終的に決定する。
本発明に従う装置を用いることにより、心臓内のシャントの大きさを検出、測
定するための正確で、信頼できる方法が提供される。心臓内のシャントの大きさ
は、心臓の外科処置を決定することにおいて、最も重要なパラメータである。
本発明は、追加の特徴とそれによる利点と共に、添付した説明図面に関連して
いる以下の記述を参照することにより、最もよく理解される。図面の簡単な説明
第1図は人の心臓の概略の断面図である。
第2図はシャントの無い心臓について得られる熱希釈曲線のグラフである。
第3図は左から右へのシャント(L-Rシャント)のある心臓について得られ
る熱希釈曲線のグラフである。
第4図は右から左へのシャント(R-Lシャント)のある心臓について得られ
る熱希釈曲線のグラフである。
第5図は本発明に従った装置の概略のブロック図である。好ましい実施例の詳細説明
第1図に、人の心臓の概略断面図が示されている。心臓は右半分と左半分に分
割されている。心臓の右半分は右心室RVと右心房RAからなる。同様に、心臓
の左半分は左心室LVと左心房LAからなる。第1図において下大静脈IVCが
示されており、それは右心房RAと、肺に導く肺動脈PAに導いている。肺静脈
PVは左心房LAに導き、そして、大動脈AOが血液を“体の他の部分”に導く
。
シャントを引き起こす心臓の欠陥には三つの異なる型があり、即ち、右心房R
Aと左心房LAの間の壁に穴が生じる心房隔膜欠陥ASDと、右心室RVと左心
室LVの間の壁に穴が生じる心室隔膜欠陥VSD及び大動脈AOと肺動脈PAの
異常連結である動脈管開存症(または冠動静脈瘻)PDAがある。シャントは、
左から右へのシャント(心臓の左半分から右半分への異常な連結)のL-Rシャ
ントと、右から左へのシャント(心臓の右半分から左半分への異常な連結)のR
-Lシャントとに分けられる。
熱希釈技術が基礎とする原理は、ある物質の熱変化は、与えられた温度変化に
対しての、その質量と比熱に関係するということである。静的な系では、もし異
なる温度の二つの物質が混合されれば、その結果得られる混合物の温度は、二物
質の初期温度の中間になるだろう。もし一つの物質の質量が未知ならば、平衡で
の二つの物質の熱変化を等しいと置き、その結果の方程式から未知の質量を計算
して決定出来る。
連続流れの系、心臓と血管系のようなものに、この原理が適用される時、少量
の比較的冷たい物質(例えば塩水)が血液に注入され、混合され、それによって
、その系に塩水が注入された点の少し下流で検出出来る時間−温度曲線を与える
。この曲線は熱希釈曲線と呼ばれ、その熱希釈曲線下の面積は検出点での瞬間的
な混合温度の和を表わす。通常、その結果得られる時間−温度曲線は正負が反転
しているので、曲線は正の値として表示される。
第2図はシャントの無い心臓、即ち健全な心臓について得られる熱希釈曲線の
グラフである。曲線の立ち上がり部分は血液の冷却を示し、曲線の減衰部はその
後の血液の加熱を示す。曲線は指数関数的な減衰が特徴的である。
第3図は左から右へのシャント(L-Rシャント)、即ち心臓の左半分から右
半分への異常な連結のある心臓について得られた熱希釈曲線20のグラフである
。もし第2図と第3図の曲線がお互いに比較されれば、第3図の曲線の下降部は
ある点Sから先はもう一つの指数関数の形に従い、第3図のこの点Sは曲線20
の最大値の56%に位置していることが明らかである。
第4図は右から左へのシャント(R-Lシャント)、即ち心臓の右
半分から左半分への異常な連結を持つ心臓について得られる熱希釈曲線30のグ
ラフである。この曲線は心房隔膜欠陥ASD、即ち右心房RA(第1図参照)と
左心房LAの間の壁に穴のある患者から記録された。第4図から明らかなように
、“通常の”熱希釈曲線にR-Lシャントの波32が付加されている。
熱希釈曲線が記録されるためには、カテーテルが、例えば大きな静脈中に挿入
され、静脈に沿って、例えば右心臓に向かって通され、心臓の右の部分を通って
さらに少し先の距離まで通される。カテーテルはカテーテルの外部に向かってオ
リフィス切り口を持ち、液体がこのオリフィスでカテーテルの末端から血流中に
注入される。カテーテルには、カテーテルに沿った異なる場所に置かれた、一つ
ないし二つのサーミスタが配置されている。これらのカテーテルは医学の分野で
は公知であり、したがって、詳細が示されたり、説明されていない。
本発明に従う装置で、心臓内のシャントの大きさを検出、測定可能であるため
には、二つの異なる熱希釈を記録しなければならない。シャントの型や心臓欠陥
の型により、カテーテルは心臓内部の異なる場所に置かれねばならない。即ち、
冷たい塩水は異なる場所に注入され、その温度計(または温度計群)は心臓内の
異なる場所で温度を測定しているのである。以下に、本発明に従う装置に必要な
情報を提供するため、冷たい塩水をどこに注入するか、またどこにその温度計(
または温度計群)を置くかのリストを示す。L-Rシャントの測定
1.心房隔膜欠陥(ASD)第一曲線
:冷たい塩水の右心房(RA)または上大静脈(SVC)また
は下大静脈(IVC)への注入。肺動脈(PA)内の温度計で肺の血流(PBF
=COR)を測定する。第二曲線
:冷たい塩水の左心室(LV)への注入。大動脈(AO)中の温度計で
全身の血流(SBF=COL)を測定する。L-Rシャント=PBF−SBF(全
てリットル/分)
2.1.動脈管開存症(または冠動静脈瘻)PDA:冷たい塩水の左心室(LV
)への注入。温度計:最初は下降大動脈(DA)中でPBFを測定し、次に肺動
脈(PA)中でL-Rを測定する。
2.2.心室隔膜欠陥(VSD):第一曲線
:冷たい塩水の右心房(RA)への注入。肺動脈(PA)中の温度計で
PBFを測定する。第二曲線
:冷たい塩水の左心室(LV)への注入。肺動脈(PA)中の温度計で
L-Rを測定する。L-Rシャントは比として計算される:
AL-R/APBFx100=L-R(PBFの%)
L-R(リットル/分)=L-R(PBFの%)xPBF/100
SBF=PBF−L-R(全てリットル/分)
ただし AL-R=第二曲線の面積
APBF=第一曲線の面積R-Lシャントの測定
全部の欠陥、心房隔膜欠陥、開口動脈、及び心室隔膜欠陥において、カテーテ
ルの同じ取り付け法が用いられた。第一曲線
:冷たい塩水の左心房(LA)への注入。大動脈(AO)中の温度計で
全身の血流(SBF)を測定する。第二曲線
:冷たい塩水の右心房(RA)または上大静脈(SVC)または下大静
脈(IVC)への注入。大動脈(AO)中の温度計でR-Lを測
定する。R-Lシャントは比として計算される;
R-L(SBFの%)=AR-L/ASBFx100
R-L(リットル/分)=R-L(SBFの%)xSBF/100
PBF=SBF−R-L(全てリットル/分)
ただし AR-L=第二曲線の面積
ASBF=第一曲線の面積
第5図に、本発明に従う装置40の概略のブロック図が示されている。装置4
0は時間の関数として血液の温度を測定するための手段42からなる。測定手段
42はカテーテル中の温度計(温度計群)から温度計入力を受信する。測定手段
42は、もしカテーテルが二つの温度計を持つならば、同時に二つの異なる温度
計信号を受信出来なければならない。測定手段42は、熱希釈曲線の形(第2ー
4図)で、アナログ信号を、熱希釈曲線(または曲線群)をデジタル化するため
のデジタル化手段44に出力する。装置40はまた、デジタル化された熱希釈曲
線を保存するためのデジタル化手段44に接続されたメモリ装置46からなる。
二つの熱希釈に含まれる情報が、両方とも心臓内部のシャントの検出、測定が可
能なために必要なので、メモリ装置46は、少なくとも二つのデジタル化された
熱希釈曲線を保存するように作られている。比較装置48は、測定された熱希釈
曲線の形をシャントのない心臓から得られた熱希釈曲線の形と比較するため、メ
モリ装置46に接続されている。もし比較された形がお互いに相応しないならば
、これは心臓内部にシャントが存在することを意味する。装置40はまた、熱希
釈曲線上の左から右へのシャント(L-Rシャント)(第3図参照)の影響を排
除するための、比較装置48に接続された校正装置50からなる。も
し心臓に左から右へのシャントが存在すれば、曲線20の下降線は、特定の点S
、これは第3図の曲線20の最高値の56%に位置するが、それから先はもう一
つの指数関数に従う。校正装置50は、シャントの流れについての曲線の校正に
外挿法を使う。熱希釈曲線(第3図参照)上に二つの点が選ばれるが、その一つ
は点Sであり、そこで曲線の通常の指数関数部分がシャントのために変化させら
れる。他の点、Tは曲線の最高値の79%で、曲線の通常の、変化のない減衰部
上に選ばれる。曲線の最後の部分、即ち第3図の点Sの右側の曲線が、二つの上
記点T、Sに合うように、指数関数の減衰を用いて外挿され、校正された“曲線
”22をあたえる。このようにして、曲線の下の面積、それは例えば、心臓の出
力、COの計算に用いられるのだが、それがシャントの流れについて校正される
。(以下の方程式を参照)。校正装置50には、計算装置52が計算のために接
続され、第一に、測定された熱希釈曲線下の面積を、シャントが左から右へのシ
ャントの時に計算し、第二に、心臓の右半分の心臓出力COR、そして(心臓の
左半分の心臓出力COL、及び左から右へのシャントの大きさ)あるいは左から
右へのシャントの大きさを計算する。シャントが右から左へのシャントである時
、第二の計算装置は心臓の左半分での心臓出力COLと右から左へのシャントの
大きさを計算する。左から右へのシャントは次のように定義される:
L-Rシャント流れ=SBF−PBF
ただし PBF=COR;SBF=COL
シャントの大きさは、しばしばパーセントで表現される。即ち:
L-R%SBF=(COL−COR)/COL
L-R%PBF=(COL−COR)/COR
心臓出力COは、修正スチュアート−ハミルトン式により次のように与えられ
る:
CO=(V*(TB−TI)/A)*((SI*CI)(/SB*CB))*60*
CT
ただし V=注入体積(l);A=熱希釈曲線の面積(℃*S);TB=血液温
度(℃);TI=注入液体の温度(℃);SI=注入液体の比重;CI=注入液体
の比熱;SB=血液の比重;CB=血液の比熱;CT=注入液体のカテーテル中で
の加熱のための補正因子。
異なるシャント群の大きさもまた、次のように計算出来る。
L-R(PBFの%)=AL-R/APBF*100
L-R(リットル/分)=L-R(PBFの%)*PBF/100
ただし AL-R=R-L曲線の面積
ASBF=SBF曲線の面積
装置40はまた、計算手段52とメモリ装置46に接続された表示装置54か
らなる。表示装置54は、測定された熱希釈曲線のグラフと心臓内シャントの大
きさを表示する。
デジタル化装置44は、従来からのA/D変換器44でよい。
発明の実施例が示され、説明されたが、本発明の精神と範囲から必ずしも逸脱
することなしに、通常の技術を持つ者によって、多くの変更、修飾、代替が可能
である。
補正後の請求の範囲
1. 熱希釈を利用して、心臓内部のシャントの大きさを検出、測定する装置(
40)で、冷たい液体が、例えば右心房に注入されて、その結果としての血液の
冷却、その後の加熱が、例えば、肺動脈内で測定される、以下からなる上記装置
(40):
− 熱希釈曲線を得るため、主要な血液の流れの方向に関して、冷たい液の注入
場所の下流の場所で、時間の関数として血液温度を測定するための手段(42)
;
− 測定手段(42)に接続され、熱希釈曲線デジタル化のための手段(44)
;
− デジタル化手段(44)に接続され、デジタル化された熱希釈曲線を保存す
るためのメモリ装置(46);
測定手段(42)が、心臓の異なる部分から得られる二つの異なった熱希釈曲線
を提供することと、上記装置(40)がまた、以下からなることを特徴とするも
の:
− メモリ装置(46)に接続され、測定された熱希釈曲線の形と、シャントの
無い心臓から得られた熱希釈曲線の形を比較するための比較装置(48)で、も
し比較された形がお互いに相応しなければ、心臓内シャントが存在することを示
すもの、
− 比較装置(48)に接続され、熱希釈曲線の左から右へのシャント(L-R
シャント)の影響を排除するための校正装置(50)、
− 校正装置(50)に接続され、第一に熱希釈曲線下の面積群を計算し、第一
で計算された面積群を使って第二に心臓内のシャントの大きさを計算するための
手段(52)。
2. 請求項1記載の装置(40)で、その計算手段(52)が心臓出力COの
計算のため修正スチュアート−ハミルトン方程式を用いるように準備されていて
、心臓出力がシャント大きさの計算前に計算されることを特徴とするもの:
CO=(V*(TB−TI)/A)*((SI*CI)/(SB*CB))*60*
CT
ただし V=注入体積(1);A=熱希釈曲線の面積(℃*s);TB=血液温
度(℃);TI=注入された液温度(℃);SI=注入液の比重;CI=注入液の
比熱;SB=血液の比重;CB=血液の比熱;CT=注入液のカテーテル内での加
熱のための補正因子。
3. 請求項2記載の装置(40)で、校正装置(50)が、左から右へのシャ
ントの影響を排除するため、熱希釈曲線を外挿するように準備されていることを
特徴とするもの。
4. 請求項3記載の装置(40)で、校正装置(50)が、測定された熱希釈
曲線上の二つの異なる点(T、S)を利用して外挿するように準備されているこ
とを特徴とするもの、ただし、第一の点(T)は測定された熱希釈曲線の最高値
の予め定めた割合の点で選ばれ、第二の点(S)は、曲線の減衰が、シャントの
無い心臓の熱希釈曲線の指数関数的減衰から逸脱しない熱希釈曲線上のもう一つ
の点に選ばれ、外挿は上記二つの点(T、S)に適合するように、指数関数の減
衰を用いて行われるものとする。
5. 請求項4記載の装置(40)で、第一の点(T)が測定された熱希釈曲線
の最高値の79%に選ばれることを特徴とするもの。
6. 請求項5記載の装置(40)で、異なるシャント群の大きさを計算するた
めの計算手段(52)が、以下の方程式を利用することを特徴とするもの。
L-R%COL=(COL−COR)/COL
L-R%COR=(COL−COR)/COR
L-R%COR=AL-R/ACORx100
R-L%COL=AR-L/ACOLx100
ただし、Aは異なる熱希釈曲線の異なる面積である。
7. 請求項6記載の装置(40)で、デジタル化手段が(44)A/D変換器
(44)であることを特徴とするもの。
8. 上記いづれかの請求項記載の装置(40)で、装置(40)がまた、測定
された熱希釈曲線のグラフと心臓内シャントの大きさを表示するための表示装置
(54)からなることを特徴とするもの。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 熱希釈を利用して、心臓内部のシャントの大きさを検出、測定する装置( 40)で、冷たい液体が、例えば右心房に注入されて、その結果としての血液の 冷却、その後の加熱が、例えば、肺動脈内で測定される、以下からなる上記装置 (40): − 心臓の異なる部分から得られる、二つの異なる熱希釈曲線を提供するため 、時間の関数として血液温度を測定する手段(42) − 測定手段(42)に接続され、熱希釈曲線デジタル化のための手段(44 ); − デジタル化手段(44)に接続され、デジタル化された熱希釈曲線を保存 するためのメモリ装置(46); − メモリ装置(46)に接続され、測定された熱希釈曲線の形と、シャント の無い心臓から得られた熱希釈曲線の形を比較するための比較装置(48)で、 もし比較された形がお互いに相応しなければ、心臓内シャントが存在することを 示すもの; − 比較装置(48)に接続され、熱希釈曲線の左から右へのシャント(L- Rシャント)の影響を排除するための校正装置(50); − 校正装置(50)に接続され、第一に、熱希釈曲線下の面積群を計算し、 シャントが左から右へのシャントの時は、第二に、心臓の右半分の心臓出力COR と、(心臓の左半分の出力COL、及び左から右へのシャントの大きさ)あるい は、左から右へのシャントの大きさを計算し、シャントが右から左へのシャント (R-Lシャン ト)の時は、第二に、心臓の左半分の心臓出力COL及び右から左へのシャント の大きさを計算するための手段(52)。 2. 請求項1記載の装置(40)で、その計算手段(52)が心臓出力COの 計算のため修正スチュアート−ハミルトン方程式を用いるように準備されている ことを特徴とするもの: CO=(V*(TB−TI)/A)*((SI*CI)/(SB*CB))*60* CTただし、 V=注入体積(l);A=熱希釈曲線の面積(℃*s);TB=血液温度(℃ );TI=注入された液温度(℃);SI=注入液の比重;CI=注入液の比熱; SB=血液の比重;CB=血液の比熱;CT=注入液のカテーテル内での加熱のた めの補正因子。 3. 請求項2記載の装置(40)で、校正装置(50)が、左から右へのシャ ントの影響を排除するため、熱希釈曲線を外挿するように準備されていることを 特徴とするもの。 4. 請求項3記載の装置(40)で、校正装置(50)が、測定された熱希釈 曲線上の二つの異なる点(T、S)を利用して外挿するように準備されているこ とを特徴とするもの、ただし、第一の点(T)は測定された熱希釈曲線の最高値 の予め定めた割合の点で選ばれ、第二の点(S)は、曲線の減衰が、シャントの 無い心臓の熱希釈曲線の指数関数的減衰から逸脱しない熱希釈曲線上のもう一つ の点に選ばれ、外挿は上記二つの点(T、S)に適合するように、指数関数の減 衰を用いて行われるものとする。 5. 請求項4記載の装置(40)で、第一の点(T)が測定された熱希釈曲線 の最高値の79%に選ばれることを特徴とするもの。 6. 請求項5記載の装置(40)で、異なるシャント群の大きさを計算するた めの計算手段(52)が、以下の方程式を利用することを特徴とするもの。 L-R%COL=(COL−COR)/COL L-R%COR=(COL−COR)/COR L-R%COR=AL-R/ACORx100 R-L%COL=AR-L/ACOLx100 ただし、Aは、異なる熱希釈曲線の異なる面積である。 7. 請求項6記載の装置(40)で、デジタル化手段が(44)A/D変換器 (44)であることを特徴とするもの。 8. 上記いづれかの請求項記載の装置(40)で、装置(40)がまた、測定 された熱希釈曲線のグラフと心臓内シャントの大きさを表示するための表示装置 (54)からなることを特徴とするもの。
Applications Claiming Priority (3)
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|---|---|---|---|
| SE9602388A SE9602388D0 (sv) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | An apparatus for detecting and determining the magnitude of intracardiac shunts |
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| JP10502607A Pending JP2000512864A (ja) | 1996-06-17 | 1997-06-16 | 心臓内のシャントの大きさを検出、測定するための装置 |
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Cited By (1)
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| JP2008529695A (ja) * | 2005-02-18 | 2008-08-07 | プウルジョン メデカル システムズ アクチエンゲゼルシャフト | 生物の心肺の容積と流量を測定する装置 |
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- 1996-06-17 SE SE9602388A patent/SE9602388D0/xx unknown
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- 1997-06-16 EP EP97925223A patent/EP0906055A1/en active Pending
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| JP4881324B2 (ja) * | 2005-02-18 | 2012-02-22 | プウルジョン メデカル システムズ アクチエンゲゼルシャフト | 生物の心肺の容積と流量を測定する装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| EP0906055A1 (en) | 1999-04-07 |
| SE9602388D0 (sv) | 1996-06-17 |
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