JP2000512955A - 乗員保護装置用制御システムおよび乗員保護装置用制御システムの制御方法 - Google Patents
乗員保護装置用制御システムおよび乗員保護装置用制御システムの制御方法Info
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Abstract
(57)【要約】
ここに説明されている乗員保護装置用制御システムは2つの乗員保護装置用制御装置、例えばフロントエアバッグ制御装置(1)とサイドエアバッグ制御装置装置(8)を有している。乗員保護用制御装置は不揮発性メモリ(4)に加えて別のメモリ(5)を有しており、このメモリには他方の乗員保護装置用制御装置から送出されるデータ、すなわち偶発的な事故を検出するための他方の乗員保護装置用制御装置の監視用センサのデータが連続的に記録される。事故が検出された場合このデータは前述の別のメモリから不揮発性メモリへ移し替えられ、不揮発性メモリ内に乗員保護装置用制御装置によって検出された事故関連データが持続的に記憶される。
Description
【発明の詳細な説明】
乗員保護装置用制御システムおよび
乗員保護装置用制御システムの制御方法
本発明は、車両内の2つ以上の乗員保護装置を制御するための少なくとも2つ
の乗員保護装置用制御装置を有する(請求項1の上位概念による)乗員保護装置
用制御システムに関する。本発明は特に、少なくとも2つのエアバッグを有する
乗員保護装置用制御システムに関しているが、他の形式の乗員保護装置例えばロ
ールオーバー保護装置および/またはプリテンショナー装置にも適用可能である
。
乗員保護装置を事故の際にトリガするために、クラッシュセンサから送出され
る出力信号が連続的に監視される。事故を信号化する出力信号に急激な変化が生
じると乗員保護装置例えばエアバッグが作動される。同時にクラッシュセンサか
ら送出された出力信号は不揮発性メモリに記録され、事故データプロッタが準備
される。この出力信号は例えば事故の時点以前から事故そのものに至るまでの所
定の時間範囲にわたって車両の加速度の経過特性と減速度とを自動的に再生し、
しかも事故の経緯を再構成するための別の重要なデータ、例えば車両の横方向加
速度を含む。
複数の乗員保護装置、例えばフロントエアバッグお
よびサイドエアバッグが設けられている場合、この乗客保護装置のそれぞれの制
御装置は固有の不揮発性メモリを有しており、事故の際には制御装置によって測
定された事故に関するパラメータ、例えば加速度および減速度は独立してこのメ
モリに記憶される。これにより事故の経緯が良好に再構成される。なぜならこの
場合異なる測定装置によって測定された事故に関連するパラメータが相互に独立
に記憶され、事象に関する付加的な記述が事故の直前に調製されるからである。
ただしこの場合に後から再構成を試みるに際してクラッシュの記録の時間的な相
関関係の問題が生じる。これはデータを記録するそのつどの時点が場合によって
は一義的に再構成できず、そのために個々の制御装置に記憶された事故関連デー
タの時間的な対応付けが困難だからである。さらにこの場合制御装置ごとに不揮
発性メモリが設けられているので、ハードウェアの点でコストが高くなる。
周知の乗員保護装置(ヨーロッパ特許出願公開第0693404号明細書を参
照)は相互に接続された2つの乗員保護装置用制御装置を有している。
本発明の課題は、事故データの評価の容易な事故関連データを新たな形式で記
憶できる乗員保護装置用制御システムを提供することである。
この課題は請求項1の特徴部分に記載の構成により解決される。
本発明によればさらに、事故関連データを新たな形式で記録できる乗員保護装
置用制御システムの作動方法が得られる。
本発明の有利な実施形態は従属請求項に記載されている。
本発明では他方の制御装置によって求められた偶発的な事故に関連するデータ
も一方の制御装置に記憶される。このために制御装置の不揮発性メモリの他に有
利には別のメモリが設けられており、この別のメモリに他方の制御装置の1つま
たは複数のセンサによって形成された信号を記憶することができる。事故の際に
有利には、不揮発性メモリを有する制御装置によって求められた事故関連データ
が不揮発性メモリに記憶されるのみならず、他方の制御装置によって求められ、
別のメモリに記憶されていた事故関連データの不揮発性メモリへの移し替えも行
われる。両方の制御装置の不揮発性メモリに記憶される事故関連データはそれぞ
れ同じ時間部分が再生され、時間的に一義的に相関しているので、事故の経緯を
後から再構成することも問題なく、また(少なくとも2つの制御装置から)複数
の使用可能なデータに基づいて高い記述精度で得ることができる。さらに固有の
不揮発性メモリを有する別の制御装置を構成しなくともよい。このためこの制御
装置に必要なハードウェア上のコストが低減される。
本発明を以下に図示の実施例に即して詳細に説明す
る。
図に実施例として示された乗員保護装置用制御装置はフロントエアバッグ装置
1とサイドエアバッグ装置8とを有するエアバッグシステムとして構成されてい
る。フロントエアバッグ装置1(所属の制御装置は有利には車両の中央例えば車
両空間に配置されている)はドライバー用のエアバッグおよび/または同行者用
のエアバッグをトリガするために用いられ、電子制御ユニット(プロセッサ)2
を有している。この電子制御ユニットは衝突の検出に使用されるセンサ6(例え
ば加速度および減速度センサ)に接続されている。電子制御ユニット2はさらに
フロントエアバッグ装置1の内部のバスシステム3(制御バス、データバス、ア
ドレスバス)を介して不揮発性メモリ4とリングメモリとして構成された別のメ
モリ5とに接続されている。電子制御ユニット2は周知のようにセンサ出力信号
を監視し、衝突を信号化した信号または信号特性が検出された場合にエアバッグ
の点火をトリガする。さらに電子制御ユニット2はこのような衝突が検出された
場合にセンサ出力信号を不揮発性メモリ4内へ周知の手段で書き込み、事故の経
緯を表すデータを本来の事故時点以前の所定の時間範囲にわたって持続的に記憶
する。不揮発性メモリ4はプログラミング可能なメモリ例えばEEPROMとし
て構成することができる。本発明により設けられている別のメモリ5は揮発性メ
モリ例えばRAMとして構成されており、連続的に(それぞれ所定の時間範囲に
わたって)サイドエアバッグ装置8から供給されるクラッシュセンサ信号を記憶
する。
サイドエアバッグ装置8(制御装置として有利には車両の側方に配置されてい
る)はドライバー用サイドエアバッグおよび/または同行者用サイドエアバッグ
のトリガを制御するために用いられ、電子制御ユニット(プロセッサ)9を有す
る。このユニットはクラッシュセンサ11に結合されており、周知のようにサイ
ドエアバッグの制御に必要な情報、例えば側方衝突に関する情報を調製する。1
つまたは複数のセンサ11の1つまたは複数の出力信号はサイドエアバッグ装置
8の内部バス12(制御バス、データバス、アドレスバス)とこのサイドエアバ
ッグ装置8をフロントエアバッグ装置1に接続している線路7とを介して連続的
にフロントエアバッグ装置1に供給される。線路7は専用に設けられた線路であ
ってもよいし、また例えばそれぞれエアバッグシステムと中央制御装置との間に
既に存在する接続線路を通して形成してもよい。
サイドエアバッグ装置8のセンサ11から車両の走行運転中に連続的に送出さ
れる信号はバスシステム3を介して連続的に(それぞれ所定の時間範囲にわたっ
て)メモリ5に記憶される。メモリ5はこのため各時点で、その時点でのセンサ
11の実際の出力信号と前
もって定められた期間中で実際の時点以前に記録されたデータとを記憶している
。メモリ5はこのために例えばリング状にアドレスを前へ進めながら切り換える
リングメモリとして構成でき、または他の手段で構成することができる。電子制
御ユニット2が直接に差し迫った衝突または既に生じた衝突を検出する場合、こ
の制御ユニットは固有のセンサ6から送出された事故の経緯を表すデータだけで
なく、メモリ5に含まれているデータも不揮発性メモリ4に記憶する。したがっ
て不揮発性メモリ4は同じ時間部分を表すものであればフロントエアバッグ装置
1の事故データもサイドエアバッグ装置8の事故データも有する。
場合によりサイドエアバッグ装置8のみがサイドエアバッグをトリガしてフロ
ントエアバッグが作動されず、しかも側方衝突を表すデータの持続的な記憶が行
われている事故の際には、本発明の別の実施例により電子制御ユニット9が(差
し迫った)側方衝突を信号化する信号を電子制御ユニット2へ例えば接続線路7
、12を介して供給する。制御ユニット2はこの信号を受信するとメモリ5に含
まれたデータを不揮発性メモリ4へ移し替えるように制御する。この不揮発性メ
モリには制御装置によって場合により付加的に相応の時間間隔中にフロントエア
バッグ装置1のセンサ6から送出されたデータが記憶される。この場合フロント
エアバッグ装置1はサイドエアバッグ装置8に対する
事故データプロッタとして使用される。
サイドエアバッグ装置8にはこのために固有の不揮発性メモリは必要ない。た
だし選択的にフロントエアバッグ装置1内のメモリ4、5の代わりにサイドエア
バッグ装置8内にメモリ4、5を設けることができる。この場合にはセンサデー
タはフロントエアバッグ装置1からサイドエアバッグ装置8へ供給され、事故の
場合にはそこに記録される。この場合にはサイドエアバッグ装置が事故データの
プロット機能を引き継ぐ。
本発明を2つのエアバッグ装置に即して上で説明した。ただし本発明は他の乗
員保護装置に接続して使用することもできる。例えばサイドエアバッグ装置8に
代えてプリテンショナー制御装置および/またはロールオーバー保護装置を使用
することができる。その場合これらの制御装置の事故関連データはフロントエア
バッグ装置または他のブロック1によって構成された乗員保護装置内に記憶され
る。
本発明は特に車両における使用のために構成されているが、他のタイプの乗り
物例えば航空機にも適用できる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成11年5月26日(1999.5.26)
【補正内容】
明細書
乗員保護装置用制御システムおよび
乗員保護装置用制御システムの制御方法
本発明は、車両内の2つ以上の乗員保護装置を制御するための少なくとも2つ
の乗員保護装置用制御装置を有する乗員保護装置用制御システムに関する。本発
明は特に、少なくとも2つのエアバッグを有する乗員保護装置用制御システムに
関しているが、他の形式の乗員保護装置例えばロールオーバー保護装置および/
またはプリテンショナー装置においても適用可能である。
乗員保護装置を事故の際にトリガするために、クラッシュセンサから送出され
る出力信号が連続的に監視される。事故を信号化する出力信号に急激な変化が生
じると乗員保護装置例えばエアバッグが作動される。同時にクラッシュセンサか
ら送出された出力信号は不揮発性メモリに記録され、事故データプロッタが準備
される。この出力信号は例えば事故の時点以前から事故そのものに至るまでの所
定の時間範囲にわたって車両の加速度の経過特性と減速度とを自動的に再生し、
しかも事故の経緯を再構成するための別の重要なデータ、例えば車両の横方向加
速度も含む。
複数の乗員保護装置、例えばフロントエアバッグお
よびサイドエアバッグが設けられている場合、この乗客保護装置のそれぞれの制
御装置は固有の不揮発性メモリを有しており、事故の際には制御装置によって測
定された事故に関するパラメータ、例えば加速度および減速度が独立してこのメ
モリに記憶される。これにより事故の経緯が良好に再構成される。なぜならこの
場合異なる測定装置によって測定された事故に関連するパラメータが相互に独立
に記憶され、事象に関する付加的な記述が事故の直前に調製されるからである。
ただしこの場合に後から再構成を試みるに際してクラッシュの記録の時間的な相
関関係の問題が生じる。これはデータを記録するそのつどの時点が場合によって
は一義的に再構成できず、そのために個々の制御装置に記憶された事故関連デー
タの時間的な対応付けが困難だからである。さらにこの場合制御装置ごとに不揮
発性メモリが設けられているので、ハードウェアの点でコストが高くなる。
ヨーロッパ特許出願公開第0693404号明細書には、中央に配置された衝
突センサとメモリ(cRAM、ROM、EEPROM)とから構成された中央制
御装置を有する乗員保護装置用制御システムが記載されている。さらに側方衝突
センサが設けられており、このセンサの出力信号に対して閾値との比較が行われ
る。ディジタルの比較結果データは同様に中央制御装置に印加され、中央制御装
置はそれぞれのセンサ信号
の状態に依存してトリガの決定を行う。乗員保護装置用制御システムはドライバ
ー用エアバッグ、同行者用エアバッグ、サイドエアバッグ、およびプリテンショ
ナーを含んでおり、これら全ての装置が中央制御装置によって制御される。
ヨーロッパ特許出願公開第0649777号明細書も乗員保護装置用制御シス
テムに関連しており、この制御装置はRAM、ROM、EEPROMを有する唯
一の制御装置から構成されている。この中央制御装置は加速度センサの信号のみ
でなく、別の動作パラメータ例えばABSの作動、ブレーキペダルの操作および
アクセルペダルの操作などの信号も受け取り、プリテンショナー、フロントエア
バッグ、サイドエアバッグなどの乗員保護装置を制御する。この制御装置は循環
メモリによって構成されており、このメモリに加速度センサのデータおよび車両
のバスを介して供給される動作パラメータのデータが所定の期間にわたってトリ
ガ事象の前後に記憶される。このために事故データプロット機能が設けられてい
る。
本発明の課題は、事故データの評価の容易な事故関連データを新たな形式で記
憶できる乗員保護装置用制御システムを提供することである。
この課題は請求項1の特徴部分に記載の構成により解決される。
本発明の有利な実施形態は請求項2に記載されてい
る。
本発明の請求項3によればさらに、事故関連データを新たな形式で記憶できる
乗員保護装置用制御システムの作動方法が得られる。
本発明では他方の制御装置によって求められた偶発的な事故に関連するデータ
も一方の制御装置に記憶される。このために制御装置の不揮発性メモリの他に有
利には別のメモリが設けられており、この別のメモリに他方の制御装置の1つま
たは複数のセンサによって形成された信号を記憶することができる。事故の際に
有利には、不揮発性メモリを有する制御装置によって求められた事故関連データ
が不揮発性メモリに記憶されるのみならず、他方の制御装置によって求められ、
別のメモリに記憶されていた事故関連データの不揮発性メモリへの移し替えも行
われる。両方の制御装置の不揮発性メモリに記憶される事故関連データはそれぞ
れ同じ時間部分が再生され、時間的に一義的に相関しているので、事故の経緯を
後に再構成することも問題なく、また(少なくとも2つの制御装置からの)複数
の使用可能なデータに基づいて高い記述精度で得ることができる。さらに固有の
不揮発性メモリを有する別の制御装置を構成しなくともよい。このためこの制御
装置に必要なハードウェア上のコストが低減される。
本発明を以下に図示の実施例に即して詳細に説明す
請求の範囲
1. 車両内の少なくとも2つの乗員保護装置を制御するための少なくとも2
つの乗員保護装置用制御装置(1、8)を有する乗員保護装置用制御システムに
おいて、
一方の制御装置(1)が
事故の際の事故関連データを持続的に記憶する不揮発性メモリ(4)と、
事故の識別のために他方の制御装置(8)によって検出され供給されるデータ
を記憶する別のメモリ(5)とを有し、
一方の制御装置(1)内に含まれている制御ユニット(2)により衝突の際に
前記別のメモリ(5)に記憶されたデータの前記不揮発性メモリ(4)への移し
替えが制御される、
ことを特徴とする少なくとも2つの乗員保護装置用制御装置を有する乗員保護装
置用制御システム。
2. 前記別のメモリ(5)はリングメモリである、請求項1記載の乗員保護
装置用制御システム。
3. 例えば事故関連データを一方の制御装置の不揮発性メモリ内に記録する
ために、
事故の際に一方の制御装置の事故関連データを不揮発性メモリに記憶し、
事故の識別のために他方の制御装置によって検出さ
れ供給されるデータを連続的に前記別のメモリすなわち揮発性メモリに記録し、
事故が検出された場合に前記別のメモリから前記不揮発性メモリへ移し替える、
ことを特徴とする少なくとも2つの乗員保護装置用制御装置を有する乗員保護装
置用制御システムの制御方法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 車両内の少なくとも2つの乗員保護装置を制御するための少なくとも2 つの乗員保護装置用制御装置(1、8)を有する乗員保護装置用制御システムに おいて、 一方の制御装置(1)が 事故の際の事故関連データを持続的に記憶する不揮発性メモリ(4)と、 事故の識別のために他方の制御装置(8)によって検出され供給されるデータ を記憶する別のメモリ(5)とを有する、 ことを特徴とする少なくとも2つの乗員保護装置用制御装置を有する乗員保護装 置用制御システム。 2. 一方の制御装置(1)内に含まれている制御ユニット(2)により衝突 の際に前記別のメモリ(5)に記憶されたデータの前記不揮発性メモリ(4)へ の移し替えが制御される、請求項1記載の乗員保護装置用制御システム。 3. 前記別のメモリ(5)はリングメモリである、請求項1または2記載の 乗員保護装置用制御システム。 4. 例えば事故関連データを一方の制御装置の不揮発性メモリ内に記録する ために、 事故の際に一方の制御装置の事故関連データのみで なく、他方の制御装置のデータも不揮発性メモリに記憶する、 ことを特徴とする乗員保護装置用制御システムの制御方法。 5. 前記他方の制御装置から供給されるデータを連続的に前記一方の制御装 置の別のメモリに記録し、事故が検出された場合に前記別のメモリから不揮発性 メモリへ移し替える、請求項4記載の方法。
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