JP2000512963A - 材料ウェブ、特に紙ウェブまたはカートンウェブを巻き上げて巻成ロールを形成するためのワインダ - Google Patents
材料ウェブ、特に紙ウェブまたはカートンウェブを巻き上げて巻成ロールを形成するためのワインダInfo
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Abstract
(57)【要約】
紙ウェブまたはカートンウェブ(1)を巻き上げることにより巻成ロール(3)を形成するために、巻成ロールを回転させ巻き上げ時にウェブ(1)に引張り緊張を生ぜしめるための手段と、巻成ロール(3)に加圧下で当て付けられた接触ローラ(4,19)とを有するワインダが公知である。接触ローラ(4,19)が巻成ロール(3)と一緒にローラニップを形成しており、該ローラニップ内でウェブ(1)が巻成ロール(3)に供給される。本発明によれば、巻成ローラ(3)の下方で巻成ロール重量の少なくとも一部を受け止めるために、少なくとも1つの付加的な補助支持ローラ(16,20,25)が配置されており、該補助支持ローラが接触ローラ(4,19)に対して軸線平行に延びていて、自由に回転可能に支承されているかまたは空回転するように切換可能であり、補助支持ローラの外周面に、気泡プラスチック材料から成る変形可能な層(18,24)を有しており、該層が、均一に分配された多数の孔と、10MPaよりも小さな圧縮弾性率κとを備えている。
Description
【発明の詳細な説明】
材料ウェブ、特に紙ウェブまたはカートンウェブを
巻き上げて巻成ロールを形成するためのワインダ
技術分野
本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式の、材料ウェブ、特に紙ウェブま
たはカートンウェブ(厚紙ウェブ)を巻き上げて巻成ロールを形成するためのワ
インダに関する。
縦裁ち装置によって複数の個別ウェブに分割された紙ウェブまたはカートンウ
ェブから巻成ロールを製造するために、種々多様なタイプのワインダが公知であ
る。
いわゆる保持ローラ式のワインダ(Tragwalzen-Wickelmaschinen)の場合、駆動
される2つの保持ローラが1つのローラ床を形成する。このローラ床においては
、複数の巻成ロールが、整合合致する軸線を有して並ぶように保持ローラに載置
されている。これにより保持ローラは巻成ロール全重量を支持する(ドイツ連邦
共和国特許出願公開第4334029号明細書)。巻成ロールの品質にとって決
定的な巻成硬さ(=巻成ロールの層相互間の面圧)は、最も外側の層が巻き上げ
られる引張り緊張つまり引張り応力(Zugspannung)に関連する。巻き上げ時のこ
のような引張り素張は、駆
動される保持ローラによって形成され、巻成ロールと保持ローラとの間のニップ
における線負荷(Linienlast)およびジオメトリつまり幾何学的形状によって決定
的に影響を受ける。それというのはニップ内では、ウェブの付加的な伸長が生ぜ
しめられるからである。線負荷としては、巻成ロール幅に合わせて規格化された
、巻成ロールの圧着力がN/mで表される。ニップにおける伸長は、ロール重量
が大きくなるにつれて増大するので、この伸長値は、エラーなしで所望の巻成硬
さで巻き上げられる巻成ロールの最大最終直径を制限する。
巻成品質にとって決定的な、ロール重量を支持するローラに対する載置線にお
ける線負荷を、望ましい状態で低い範囲内に保持することを可能にするために、
いわゆる支持ローラ式のワインダ(Stuetzwalzen-Rollmaschinen)においては、中
央の支持ローラの両側に、それぞれ2つの保持エレメントから成る巻成ステーシ
ョンが配置されている。これらの巻成ステーションには、個別ウェブが交互に巻
き上げを行うために供給される。各巻成ステーションは、保持エレメントに回転
可能に支承されたガイドヘッドによって1つの巻成ロールを保持している。これ
らのガイドヘッドは側方で巻き管内に走入する。ガイドヘッドは、完全または部
分的に巻成ロール重量を支持している。巻成ロール重量の残りの部分(ゼロに近
くてよい)は支持ローラに
よって支持される。この種の支持ローラ式のワインダは、大きな直径を有する巻
成ロールおよび/または極めて敏感な紙を、所望の品質で製造することを可能に
する(ドイツ連邦共和国特許出願公開第4012979号明細書)。
支持ローラ式のワインダにおける支持ローラおよび保持ローラ式ワインダにお
ける保持ローラのうちの一方は同時に接触ローラとして使用される。これらの接
触ローラは、巻成ロールと一緒にローラニップを形成する。このローラニップ内
でウェブは巻成ロールに供給される。接触ローラとしては、これらの支持ローラ
および保持ローラは同時に、巻成ロール内への空気の引き込みを阻止する、つま
り巻成ロールを全幅にわたってシールする機能を有している。
巻成硬さに必要な、ウェブにおける引張り緊張は、周面駆動装置として作用す
る保持ローラによって生ぜしめられる。このためにこれらの保持ローラは、それ
ぞれ回転駆動装置に接続されている。支持ローラ式のワインダの場合、駆動され
る支持ローラはやはり周面駆動装置として作用する。巻成体、特に小さな巻成ロ
ール直径の領域の硬さに付加的に影響を与えることを可能にするために、ガイド
ヘッドに回転駆動装置を備えることが公知である。中心駆動装置またはコア駆動
装置として働く、ガイドヘッドの回転駆動装置を介して、各巻成ロールの引張り
緊張に影響を与えるための
付加的なトルクを生ぜしめることができる。
背景技術
国際公開第97/28075号パンフレットに基づき、巻成時に永続的に駆動
される2つの保持ローラを備えた、保持ローラ式のワインダが公知である。この
ようなワインダの場合、両保持ローラのうちの一方が変形可能な層から成る外周
面を有している。この層は、均一に分配された多数の孔を有する気泡プラスチッ
ク材料から成っており、10MPaよりも小さな圧縮弾性率κを有している。体
積圧縮性のこの外周層は、保持ローラに対する、ローラニップ内の巻成ロールの
最も外側の層の、ニップに起因する伸長を減じる。こうして、より大きな最終直
径での巻成ロールの巻き上げが、紙ウェブまたはカートンウェブが損傷されるこ
となしに、または巻成ロールに巻成エラーが発生することなしに可能になる。
国際公開第93/15007号パンフレットには、大きな巻成ロール(2mよ
りも大きいロール幅、1000mmよりも大きいロール直径)において、ガイド
ヘッドに荷重を加えるロール重量があまりにも大きいと、ロールコアの領域にし
ばしば裂断個所および縮緬状の皺が発生することが記載されている。従って、支
持ローラ式のワインダにおいては、おそくとも巻成ロール直径が1000mmを
超えてから、巻成ロールがその重心の下方で、付加的に圧縮空気によって形成さ
れた正圧によって支持されることが提案されている。
国際公開第95/32908号パンフレットに記載された支持ローラ式のワイ
ンダにおいては、巻き上げ開始時にローラが上方から巻成ロールを押圧する。こ
れらの巻成ロールは次いで、下方に向かって旋回させられ、これによりこの時点
から巻成ロールを下方から支持することができる。ベルトによって循環される、
または特殊な軟質の被覆体を有するローラ対が使用される。
発明の開示
公知の全てのワインダにおいては、所望の巻成硬さを生ぜしめるために一次的
には必要でない、巻成ロール重量を支持するためのエレメントや、ロール重量を
支持するためのエレメントや、ロールエラーを回避するためのエレメント等が同
時に、巻成ロールの品質にとって決定的な巻成硬さに著しい影響を及ぼすか、ま
たは、構造的に極めて大きな手間を必要とする。
従って本発明の課題は、大きな構造手間なしに、敏感な紙から成る重い巻成ロ
ールを、高い巻成品質および高い巻成速度で巻き上げることができるようなワイ
ンダを提供することである。
このような課題は請求項1に記載の特徴により解決される。
本発明に基づくワインダの場合、補助支持ローラが、巻成ロールの保持および
/または巻成ロール重量の
受け止めのような二次的な役目を担っている。しかもこの場合この補助支持ロー
ラによって巻成硬さに著しく影響が及ぼされることはない。この補助支持ローラ
が駆動装置を有している場合、この駆動装置は、補助支持ローラを巻成ロールに
対して同期的な周速に加速し、かつ/または、コア領域において硬い巻成開始を
達成するためにだけに働く。この駆動装置は連結解除可能であることにより、補
助支持ローラを空回転つまりフリーホイーリング(Freilauf)に切り換えることが
できる。これにより、コア領域以外の巻き上げ時には、巻成硬さに影響を及ぼす
トルクが生ぜしめられることはない。
巻成ロールに当て付けられた接触ローラは、この接触ローラがその最も重要な
機能、つまりウェブを巻成ロールに案内し、空気を巻成ロール内に巻き込むこと
を阻止するという機能に限定され得るように構成することができる。所望の巻成
硬さに必要な、巻き上げ時のウェブの引張り緊張は、周面駆動装置および/また
は中心・コア駆動装置によって生ぜしめることができる。この駆動装置の構成に
おいては、巻成のための二次的な役目(巻成ロールの保持、重量の受け止め)を
考慮する必要はない。勿論このことは、巻き上げようとする紙またはカートンの
種類や、巻成ロールの最終直径や、必要とされる巻成品質に関連して、接触ロー
ラが付加的な機能、特に周面駆動装置として働き、か
つ/または、巻成ロール重量の一部を受け止めるという機能を担うという可能性
を排除するものではない。
本発明に基づく補助支持ローラとして形成された第2の保持ローラを有する、
保持ローラ式のワインダの更なる利点は、この保持ローラが、敏感な種類の紙を
も高い生産速度で巻き上げることができることである。巻成ロールの外側の層と
内側の層との間の位置の移動を許さないような2つの層の間における高い摩擦係
数を有する敏感な種類の紙の場合、巻成速度に関連した振動が発生する。このよ
うな振動は、駆動される両保持ローラの間の速度差によって生ぜしめられ、生産
速度を極めて低い値に制限する。
図面の簡単な説明
以下に本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
第1図は、本発明による支持ローラ式のワインダを示す側面図である。
第2図は、第1図の一部を拡大して示す図である。
第3図は、下方から保持ローラ相互間のギャップを通ってウェブが供給される
供給部を有する、保持ローラ式のワインダを概略的に示す側面図である。
第4図は、ウェブの選択的な供給部を有する保持ローラ式のワインダを示す図
である。
第5図は、補助支持ローラとして役立つ第3の保持ローラを備えた保持ローラ
式のワインダを示す図であ
る。
発明の実施の形態
第1図および第2図に示した支持ローラ式のワインダにおいて、数メートル幅
の紙ウェブまたはカートンウェブ1が貯えロールから引き出され、縦裁ち装置2
によって分断されて個別ウェブが形成され、次いで巻き上げられて巻成ロール3
が形成される。これらの巻成ロール3は例えば約1500mmの直径を有する、
鋼から製作された、駆動される支持ローラ4の頂線の両側に、2つの巻成ライン
を成して配置されている。この支持ローラに、巻成ロールは巻き上げ中に当て付
けられ、この支持ローラによってロール重量が完全にまたは部分的に支持される
。各巻成ロール3はそれぞれ、その巻き管内に両側で走入された、回転可能に支
承された2つのガイドヘッド5によって保持される。これらのガイドヘッドはキ
ャリッジ6に取り付けられている。これらのキャリッジ6はそれぞれ1つのピス
トンシリンダユニット7によって、支持ローラ4に対してほぼ半径方向に移動可
能に保持エレメント8に支承されている。種々異なるウェブ幅に適合するために
ウェブ1の走行方向に対して横方向に移動可能な各2つの保持エレメント8は、
巻成ロール3が巻き上げられる巻成ステーションを形成する。
支持ローラは、巻成ロール3が巻き上げ取時に加圧下で当て付けられる接触ロ
ーラとして役立つ。この支
持ローラは、各巻成ロール3と一緒にローラニップを形成する。このローラニッ
プにおいては、各個別ウェブ1が所属の巻成ロールに供給される。同時に支持ロ
ーラ4は各巻成ロール3をシールする。これにより、空気の巻き込みが阻止され
る。接触ローラとしての支持ローラ4は周方向駆動装置として働く、つまり、巻
き上げ時に巻成ロール3を回転させ、巻成硬さに必要となる引張り緊張を生ぜし
めるという付加的な機能をも有している。巻成体、特に巻成ロール3のコア領域
における硬さに付加的に影響を及ぼすことを可能にするために、キャリッジ6に
は付加的にガイドヘッド5のための回転駆動装置9が固定されている。紙の種類
が種々異なる場合、巻成硬さの所望の半径方向の特性を付加的な回転駆動装置9
を用いずに達成することができる。この場合、自由に回転可能に支承されたガイ
ドヘッド5が回転駆動装置9なしで使用される。
支持ローラ4に並んで所定の間隔を置いてワインダのフレーム10の各側に横
桁11が配置されている。この横桁はピストンシリンダユニット12によって上
昇・下降可能である。横桁11には、それぞれの巻成ステーションのためにキャ
リッジ12がウェブ1に対して横方向に移動可能に支承されている。各キャリッ
ジ12には旋回アーム13が枢着されている。この旋回アームはその端部で押圧
ローラ対14を支持している。この押圧ローラ対はピストンシリンダユニット1
5によって巻成ロール3の周面に向かって旋回可能である。これにより、巻き上
げ開始時に載置重量がまだ不十分な場合に、より大きな巻成硬さを得るために、
支持ローラ4における巻成ロール3の接触ラインの線力(Linienkraft)を上昇さ
せることができる。これらのピストンシリンダユニット15は、図示したように
、押圧ローラ14を邪魔にならない休止位置に上方旋回させることができる。完
成した巻成ロール3をワインダから取り外すことができるように、横桁11はこ
の横桁11に取り付けられた押圧ローラ14と一緒に十分に上方に運動すること
ができる。
ガイドヘッド5に荷重を加えるロール重量を制限可能にするために、ワインダ
の各側には、支持ローラ4に並んで複数の補助支持ローラ16が支持ローラ4に
対して軸線平行に配置されている。これらの補助支持ローラは、下方からそれぞ
れ1つの巻成ロール3に向かって運動可能に支承されている。各補助支持ローラ
16は、剛性材料、特に鋼から成る中空円筒状の保持体19から成っている。こ
の保持体の外周面には、有る程度制限された範囲内で変形可能な層20が設けら
れている。この層20は、均一に分配された孔を備えた気泡プラスチック材料か
ら成っている。気泡エラストマ、特にポリウレタンから成るこのプラスチック材
料は10MPaよりも小さい、有利には1MPa〜5PMaの圧縮弾性率κを有
している。孔の大きさは5
mmより小さい、有利には0.05〜1mmである。変形可能な層の孔は部分的
に開いて、つまり互いに結合されており、部分的にはそれ自体閉じられている。
開いた孔の占める割合は、30%〜70%、有利には約50%である。閉じられ
た孔に対する開いた孔の比は、層の圧縮性、および、内部に生じた熱を導出する
層の能力を規定する。これにより不所望な過熱が回避される。前に述べたパラメ
ータが特に好適であることが判っている。
補助支持ローラ16の直径は300mm〜600mm、有利には約400mm
であり、変形可能な層20の半径方向で測定された厚さは10mm〜40mm、
有利には15mm〜25mmである。各押圧ローラ用キャリッジ12には補助支
持ローラ16が、押圧ローラ14の長さに相当する軸方向長さ、例えば約400
mmを有して対応配置されていると有利である。各補助支持ローラ16は所属の
押圧ローラ用キャリッジ12に支承されていて、この補助支持ローラは、図示し
ていないニューマチック式のピストンシリンダユニットによって1つの巻成ロー
ル3の下面に向かって上方旋回させられ、制御可能な力によってこの巻成ロール
に圧着することができる。押圧ローラ用キャリッジ12に補助支持ローラを支承
することの利点は、補助支持ローラ16が圧着ローラ用キャリッジ12と一緒に
自動的に横方向に位置決めされることである。通常の
場合、軸方向に整合合致するように相並んで位置決めされた複数の補助支持ロー
ラ16が、1つの巻成ロール3をその軸方向全長(最大3.5mであってよい)
にわたって支持することができる。
巻き上げ中に巻成ロール3に摩擦なしで当接することを可能にするために、各
補助支持ローラ16はオン・オフ切換可能な回転駆動装置に接続されている。こ
の回転駆動装置によって、補助支持ローラの周速は巻成ロール3への当接前にこ
の巻成ロールの周速に同期化することができる。次いで、この同期駆動装置はス
イッチオフされ、補助支持ロール16は自由に回転可能に所属の巻成ロール3に
当て付けられる。
満管の巻成ロール3を降ろすために押圧ローラ用の横桁11はこれに取り付け
られたエレメントと一緒に上方に向かって運動させられなければならないので、
各補助支持ローラ16は横桁11の対応切欠き内に沈め込むことができる。1つ
の巻成ラインの全ての補助支持ローラ16は、横桁11と一緒に上方に向かって
、横桁11の下方に十分に大きな空間が設けられているような位置内に動かされ
る。この空間を通して巻成し終わった巻成ローラ3をワインダから出すように動
かすことができる。
巻成開始時には、横桁11はその下側の位置に沈め込まれ、押圧ローラ14は
巻成ロール3に向かって動かされ、これにより、支持ローラ4との接触個所にお
ける線力が高められる。巻成ロール3の載置重量が有る程度の値に達すると、先
ず、ピストンシリンダユニット7が引張ることによりガイドヘッド5を介して負
荷軽減力が付与されるように、更なる重量増大が補償される。遅くともロール直
径が約1000mmを超えると、補助支持ローラ16によってさらに負荷が軽減
される。これにより、ガイドヘッド5に荷重を加えるロール重量はさほど大きく
なくなる。このことのために、補助支持ローラ16は横桁11における休止位置
から進出旋回させられて、巻成ロール3と同期的な周速に加速され、次いで、下
方から巻成ロール3に押圧させられる。巻成ロール3の直径が大きくなると、補
助支持ローラ16は第2図に示したように、有利には旋回運動と鉛直方向運動と
が組み合わされることにより追従案内される。鉛直運動は、押圧ローラ用の横桁
11の直線的な鉛直方向運動によって生ぜしめることができる。
補助支持ローラ16の負荷軽減力は、下方から上方に向かって押圧するニュー
マチック式のピストン・シリンダユニットを介して制御されて、巻成ロール重量
が、支持ローラ4と補助支持ローラ16とガイドヘッド5とに望ましく分配され
る。この重量分配は直径に応じて制御され、これにより所望の巻成構造が達成さ
れる。
巻き上げ終了後には、先ず補助支持ローラ16が横
桁11内に沈め込まれる。次いで、横桁11が補助支持ローラ16と押圧ローラ
14と一緒に上側のパーキング位置(Parkposition)つまり待機位置内に動かされ
る。このパーキング位置において巻成ロール3を機械から取り除くことができる
。
第3図および第4図には、接触ローラとして、駆動される保持ローラ19を有
する、保持ローラ式のワインダが示されている。このような第1の保持ローラ1
9に並んで補助支持ローラ20が軸線平行に配置されている。この補助支持ロー
ラは、第1の保持ローラ19と一緒にローラ床を形成する。このローラ床におい
ては、巻成ロール3は巻き上げ時に保持ローラ19,20に載置される。第1の
保持ローラ19と同様に第2の保持ローラ20も作業全幅にわたって、つまり、
巻き上げようとする紙ウェブまたはカートンウェブ1の最大幅にわたって延びて
いる。この紙ウェブまたはカートンウェブ1は縦裁ち装置によって個別ウェブに
分割される。これらの個別ウェブは第3図に示した実施例の場合、保持ローラ1
9,20の間のギャップを通ってローラ床内に案内される。このローラ床では、
個別ウェブは、整合合致するように並べられた巻き管21に巻き上げられる。ロ
ーラ床の上方には、ワインダのフレームに押圧ローラ系が配置されている。この
押圧ローラ系は、空回転つまり自由に回転するように支承された押圧ローラ22
を有している。巻き上げ開
始時に、保持ローラ19,20における巻成ロール3の載置重量が所望の巻成硬
さにはまだ十分ではないときには、上方から押圧する押圧ローラ22によって、
保持ローラ1,2における巻成ロール3の載置重量を高めることができる。各ワ
インダ機械側には、1つのガイドヘッドが鉛直方向に運動可能に支承されている
。このガイドヘッドはそれぞれ外方から縁部ローラの巻き管21内に走入するこ
とにより、巻成ロール3のセットが巻き上げ時に側方で案内される。
両保持ローラ19,20は300mm〜1000mmの直径を有している。紙
ウェブまたはカートンウェブ1の幅と関連する軸方向の長さは最大10mであっ
てよい。走入側の保持ローラ19は鋼から成る外周面を有している。この外周面
は、全体的にエラストマ例えばゴムから成る弾性変形可能な走行層で被覆するこ
とができる。この走行層は、各個別ウェブ1を、それぞれの巻成ロール3と一緒
に形成されたローラニップ内に案内し、巻成ロール3内への空気の巻き込みを阻
止するという、一次的な役目を有している。付加的に保持ローラ19と巻成ロー
ル3との間のローラニップ内に、ニップに起因する伸長によって所望の巻成硬さ
が形成される。このような機能を満たすことができるように、保持ローラ19の
被覆体は体積圧縮性を有してはいない。
補助支持ローラとして使用される第2の保持ローラ
20は、剛性材料、特に鋼から成る中空円筒形の保持体23から成っている。こ
の保持体の外周面には、気泡プラスチック材料から成る体積圧縮性を有する層2
4が設けられている。このプラスチック材料は、均一に分配された多数の孔を有
している。層24の厚さおよび材料特性は第1図および第2図に示した、前述の
支持ローラ式のワインダの補助支持ローラ16の層20の材料特性に相当する。
この第2の保持ローラ20は、自由に回転可能に支承されているか、または回転
駆動装置に接続されている。この回転駆動装置は空回転に切り換え可能である。
回転駆動装置が設けられている場合、この回転駆動装置は、保持ローラ20をワ
インダの始動時に、保持ローラ19に対して同期的に加速し、かつ/または、巻
成ロール3のコア領域において硬い巻成開始を達成するためだけに働く。巻成ロ
ール3のコア領域以外での巻き上げ時には、回転駆動装置は連結遮断されている
。保持ローラ20は自由に回転し、これにより、巻成硬さに影響を与えるトルク
は生ぜしめられない。巻成ロールのコア領域以外で巻き上げる場合には、保持ロ
ーラ20は専ら、巻成ロール3をその巻成位置に保持し、巻成ロール重量の一部
を保持するためだけに役立つ。しかもこの場合、トルクにより、またはニップに
起因した伸長により、巻成硬さに影響がもたらされることはない。補助支持ロー
ラとして保持ローラ20は、接触ローラとして役立つ
走入側の保持ローラ19に対して相対的に、この補助支持ローラによって巻成ロ
ール重量の30%〜80%が受け止められるように配置されている。巻成ロール
重量の残りは保持ローラ19によって保持される。
押圧ローラ系の押圧ローラ22もやはり前記層24の特徴を有する体積圧縮性
の走行層を有していると有利である。この押圧ローラは、自由に回転可能に支承
された一貫して延びるローラとして形成されているか、または、自由に回転可能
に支承された複数の個別のローラ区分から成っている。
第4図に示した保持ローラ式のワインダの場合、ウェブ1が、走入側の保持ロ
ーラ19に僅かに巻き掛けられるだけで上方から、保持ローラ19と巻成ロール
3との間のニップに供給される。ウェブ案内が変えられたことにより、保持ロー
ラ19,20、巻成ロール3および押圧ローラ22の回転方向が、第3図に示し
た保持ローラ式のワインダにおける回転方向とは反対となる。それ以外は、この
保持ローラ式のワインダの構造は、第3図に示した前述の保持ローラ式のワイン
ダの構造に相当する。
第5図には、保持ローラ式のワインダのさらに別の実施例が示されている。こ
のワインダの場合、第2の補助支持ローラ25は第3の保持ローラとして、接触
ローラとして使用される第1の保持ローラ19に並んで、第2の保持ローラ20
とは反対側に配置されてい
る。第3の保持ローラ25の構造は第2の保持ローラ20の構造に相当している
。従ってこの第3の保持ローラ25はやはり体積圧縮性のプラスチック材料から
成る走行層24を有している。この第3の保持ローラ25も自由に回転可能に支
承されているか、または、空回転に切り換えることができるように、連結解除可
能な回転駆動装置に接続されている。これにより、この第3の保持ローラ25は
、第1の保持ローラ19と一緒に第2の保持ローラ床を形成する。この第2の保
持ローラ床において各第2の巻成ロール3が巻き上げられる。各個別ウェブ4は
下方から第1の保持ローラ19と補助支持ローラ20との間のギャップを通って
、両ローラ床に交互に供給される。これにより、隣り合う2つの個別ウェブ4の
巻成ロール3は、それぞれ異なるローラ床において巻成される。巻き上げ開始時
に各巻成ラインの巻成ローラ3の載置重量を高めることができるように、押圧ロ
ーラ系は、自由に回転可能な2つの押圧ローラ22,26を有している。これら
の押圧ローラは、それぞれ1つの巻成ラインの巻成ロールの頂線に載置可能であ
る。第2の押圧ローラ26の構造および機能は、第3図に示した実施例に記載し
た、第1の押圧ローラ22の構造および機能に相当する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.材料ウェブ(1)、特に紙ウェブまたはカートンウェブを巻き上げて巻成ロ ール(3)を形成するためのワインダであって、 (イ)巻成ロールを回転させ、巻き上げ時にウェブ(1)に引張り素張を生ぜ しめるための手段と、 (ロ)巻成ロール(3)に加圧下で当て付けられた接触ローラ(4,19)と が設けられており、該接触ローラが巻成ロール(3)と一緒にローラニップを形 成しており、該ローラニップ内でウェブ(1)が巻成ロール(3)に供給される ようになっている形式のものにおいて、 (ハ)巻成ローラ(3)の下方で巻成ロール重量の少なくとも一部を受け止め るために、少なくとも1つの付加的な補助支持ローラ(16,20,25)が配 置されており、該補助支持ローラが (ニ)接触ローラ(4,19)に対して軸線平行に延びていて、 (ホ)自由に回転可能に支承されているか、または、空回転するように切換可 能であり、 (ヘ)補助支持ローラの外周面に、気泡プラスチック材料から成る変形可能な 層(18,24)を 有しており、該層が、均一に分配された多数の孔と、10MPaよりも小さな圧 縮弾性率κとを備えている ことを特徴とする、材料ウェブ、特に紙ウェブまたはカートンウェブを巻き上 げて巻成ロールを形成するためのワインダ。 2.層(18,24)が1MPa〜5MPaの圧縮弾性率κを備えた気泡エラス トマ、特にポリウレタンから成っている、請求項1記載のワインダ。 3.孔の大きさが5mmよりも小さく、有利には0.05〜1mmである、請求 項1または2記載のワインダ。 4.層(20,24)の孔が部分的に開いていて、部分的にそれ自体閉じられて おり、開いた孔の占める割合が30%〜70%、有利には約50%である、請求 項1から3までのいずれか1項記載のワインダ。 5.層(20,24)の厚さが10mm〜40mm、有利には15mm〜25m mである、請求項1から4までのいずれか1項記載のワインダ。 6.ウェブ(1)を分割して複数の個別ウェブを形成するための縦裁ち装置(2 )が設けられており、これらの個別ウェブが巻き管(21)に巻き上げられて、 別個の巻成ロール(3)を形成するようになっている、請求項1から5までのい ずれか1項記載の ワインダ。 7.接触ローラが、駆動される支持ローラ(4)であり、該支持ローラに、巻成 ロール(3)が巻き上げ時に当て付けられるようになっており、2つの巻成ライ ンを成すように、支持ローラ(4)の両側に巻成ステーションが配置されており 、該巻成ステーションがそれぞれ、ウェブ走行方向に対して横方向に移動可能な 2つの保持エレメント(8)から成っており、該両保持エレメントに、巻き管内 に走入可能なそれぞれ1つのガイドヘッド(5)が取り付けられている、請求項 6記載のワインダ。 8.1つの巻成ラインの補助支持ローラ(16)が、横方向に全作業幅にわたっ て支持ローラ(4)に対して平行に延びる上方移動可能な横桁(11)に、巻成 ロール(3)に向かう方向で上方旋回可能に支承されている、請求項7記載のワ インダ。 9.補助支持ローラ(16)が横桁(11)に支承されており、該横桁には、巻 成ロール(3)に接近旋回するための押圧ローラ(14)も支承されている、請 求項8記載のワインダ。 10.各補助支持ローラ(16)が押圧ローラ(14)のキャリッジ(12)に支 承されている、請求項9記載のワインダ。 11.補助支持ローラ(16)が、横桁(11)内部の休止位置内に運動可能であ る、請求項7から10ま でのいずれか1項記載のワインダ。 12.巻成ステーションのガイドヘッド(5)が回転駆動装置(9)に接続されて いる、請求項7から11までのいずれか1項記載のワインダ。 13.(イ)接触ローラが、駆動される保持ローラ(19)であり、 (ロ)第1の保持ローラ(19)と一緒に、巻成ロール(3)が巻き上げ時 に載置されるローラ床を形成するために、補助支持ローラが第2の保持ローラ( 20)として、第1の保持ローラ(19)と並んで軸線平行に、かつ該第1の保 持ローラ(19)の全長にわたって延びるように配置されている、 請求項6記載のワインダ。 14.第2の補助支持ローラが第3の保持ローラ(25)として、第1の保持ロー ラ(19)の他方の側に配置されており、該第1の保持ローラと一緒に第2のロ ーラ床を形成しており、隣り合う2つの個別ウェブ(1)がそれぞれ他方のロー ラ床に供給されるようになっている、請求項13記載のワインダ。 15.個別ウェブ(1)が下方から、接触ローラを形成する保持ローラ(19)と 補助支持ローラ(20)との間のギャップを通ってローラ床に供給されるように なっている、請求項13または14記載のワインダ。 16.1つまたは複数の補助支持ローラ(20,25)が保持ローラとして接触ロ ーラ(19)に対して相対的に、補助支持ローラが巻成ロール重量の30%〜8 0%を受け止めるように配置されている、請求項13から15までのいずれか1 項記載のワインダ。
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