【発明の詳細な説明】
脂質成分及び重合体色素を具備する無水化粧用組成物
本発明は、少なくとも一のロウ及び/又は一の充填剤を具備し、油及び少
なくとも一の特異的色素を適宜具備することを特徴とする新規の無水化粧用組成
物に関する。
化粧用組成物において使用される通常の染料は、一般に水性及び有機性の
媒体には不溶性である無機又は有機の色素若しくはレーキであるか、或いは水性
若しくは有機性の媒体に可溶性である色素の何れかである。
化粧に用いられる色素及びレーキは、その起源及び化学的性質において、
非常に多様である。従って、粒径、特異的界面、密度等のような物理化学的性質
は非常に異なっている。これらの差異は、特に振る舞いにおける多様性に反映さ
れている:使用及び分散のしやすさ、耐光性、熱安定性、及び粉末の場合には機
械的性質は、それぞれの染料に固有のものである。振る舞いにおけるこれらの差
異はしばしば、この処方の色合いを改変する場合にこの処方の組成を再適応する
ことを余儀なくする。これらはまた、単色の形態をとる、ある種の処方を製造す
ることも制限する。特に、理論的には得られるはずの顔料又はレーキが相互に非
適合性であるという事実のため、ある種の色合いは達成することができない。
無機酸化物は化粧用組成物の着色に好ましく使用されるが、これは有機系
のレーキは非常に流動しやすいためであり、これによりアイライナーやマスカラ
の場合にコンタクトレンズを着色する結果となる。しかしながら、これらの無機
系顔料はくすんでいてまた生き生きとしておらず、よって、充分に飽和した化粧
ラインを得るために、マスカラやアイライナーの製剤中にこれらを
多量に導入することが必要になる。無機粒子が高割合であるため、化粧膜のつや
に大きく影響する。この問題は、口紅の場合と同じであるが、それはつやのある
組成物は少量の顔料で調製される必要があると知られているからである。よって
、色の飽和と被覆力は、化粧膜の無光沢性としばしば関連している。
化粧の分野においては、有機系のレーキのみが現在、明るくて強い色を得
ることを許容している(無機酸化物は生き生きとした色を全く有していない)。し
かしながら、有機系のレーキのほとんどは、耐光性に非常に乏しいが、これは時
間とともにその色が非常に目立って減衰することを反映している。これらのレー
キは、例えば二酸化チタンのような光反応性の顔料と組み合わせられると、この
現象は更に悪化する。現在、これらの光反応性顔料は、紫外線照射に対する保護
用に、化粧の分野において非常に広範囲で使用されている。結果として、有機系
のレーキはかなり限定されていて、これは達成できる色合いを限定することにな
る。
ある種の顔料、特には酸化鉄を油やある種の活性剤、特にはビタミン類を
含むものと組み合わせると、これらの油及び活性剤を酸化する結果となることが
しばしばある。
マスカラの組成物においては、まつげに、目に見えて且つ許容されうる色
付けを行うために、無機酸化物の顔料が最大で10%使用される。しかしながら
、そのような高濃度の色素は結果としてマスカラの特徴である流体力学的なパフ
ォーマンスを大幅に低下させて、そのために均一でない化粧効果をまつげに作り
出すことになる。有機系のレーキは少量の割合でもって、より生き生きとした色
を与えるが、これは相対的にいって適用には適しておらず、それはすでに述べた
ように、流動しやすく、よってコンタクトレンズを着色させてしまう危険性があ
るためである。
更に、可溶性の色素を化粧用組成物中で使用すると、皮膚のしわやライン
を目だ立たせるという効果があるが、これは色素が移動によりこれらのしわやラ
イン中に優先的に結合してしまうからである。この効果は、化粧により得ること
が望まれている、皮膚の欠点を弱める効果と相反する。更にこれらの可溶性色素
は、化粧の除去後にそれらとの親和性が大きい皮膚及び爪にマークを残してしま
うという欠点をしばしば有している。
更に、顔料で着色した化粧用のパウダーは、保存すると沈査、即ち、顔料
が残りの成分より分離するという傾向を有する。よって、化粧用のパウダーは製
造後にバルクで保存することはできない。
最後に、充分な色付けを得るために無機系の顔料は、大量に使用される必
要があるが、一方では非常に高い染色力を有していて、少量で使用されることと
なる。結果として、再現可能な条件下で化粧用製剤中にこれらを計り取ることは
、非常にデリケートな操作である。
従って、従来技術の欠点を克服した新規の染料に対する必要性が存在する
。
よって、重合体性の色素で特定のファミリーに属するものを使用すると、
驚くことにもはや従来技術の欠点を有さない新規の化粧用組成物を調製すること
が可能であることを出願人は見いだした。
特に、これらの組成物は皮膚に色素を放出せず、これによって化粧した肌
にラインや、化粧を除去した後にマークを残さない。よって、肌、爪、唇、又は
まつげの一時的な色付けがこれらによって可能になるが、即ち化粧の除去後は、
肌、爪、唇、又はまつげには、色が付いていない。よって、化粧をクリーンに除
去できる。この組成物は''非スクラッチング''であると呼ばれる。
これらの組成物は、製剤を不安定化しない程度に少量であるが、再現
可能な方法で容易に測定できる程度の量で重合体色素を使用して調製される。
更にこれらの組成物は、所望の色合いに関らず、非常に広い又はかすかな
範囲の色合いで、一定の製剤形態に調製することができるが、光沢効果と高い色
強度とを組み合わせることが所望ならばそのように調製し、また良好な耐光性を
もって調製することができるものであり、これは当該組成物中に光反応性の顔料
が含まれる場合に該当する。
よって本発明の主題は、無水化粧用組成物であって、少なくとも一のロウ
及び一の充填剤を具備し、油分、及び少なくとも一の重合体色素であってポリエ
ステル、ポリアミド、ポリウレタン、及びポリアクリル酸の重合体、又はこれら
の混合物から選ばれるものを適宜具備したものである。
本発明の主題はまた、上に定義した組成物の製造方法であり、重合体色素
を分散可能な粉末又は粗製の粉末の形態で当該組成物中に導入することを特徴と
するものである。
メラニンを具備する無水化粧用組成物は、FR2,681,329より知
られている。FR2,681,329のどこにも、重合体色素であってポリエス
テル、ポリアミド、ポリウレタン、及びポリアクリル酸の重合体又はこれらの混
合物を、無水化粧用組成物に導入することは、言及も示唆もされていない。''重
合体色素''という語句は、本明細書においては少なくとも二つの別個の単量体に
基づく共重合体を意味するが、そのうちの少なくとも一は有機性の染色性単量体
である。
このような重合体色素は、当業者等には知られている。例えば、以下の資
料を参照することができる:米国特許第5,032,670号、米国特許第4,
999,418号、米国特許第5,106,942号、米国特許第5,030,
708号、米国特許第5,102,980号、米国特許第5,043,
376号、米国特許第5,104,913号、米国特許第5,281,659号
、米国特許第5,194,463号、米国特許第4,804,719号、国際公
開番号WO−92/07913。
これらの資料中には、これらの色素が移動したり、染み出したり、抽出可
能であったり、昇華可能であったりしたりしない性質を有していることが開示さ
れている。これらはまた、耐光性があり、また強力な染色力を有しているとの評
判がある。しかしながら、それらを含ませて使用することが予想される媒体は熱
可塑性媒体であり、ラップの製造に必要である。これらの重合体が一旦化粧用組
成物中に導入されたときの、驚くべき性質についての記載は何もない。
米国特許第5,043,376号には、粉砕してヒマシ油中に粉として加
えられるポリエステル色素が記載されている。しかしながら、本発明のように色
素が皮膚に放出されず、よって上述したように化粧の除去後に皮膚に染みを残さ
ない組成物を得ることを可能にするような、重合体性の色素で、ポリエステル、
ポリアミド、ポリウレタン、及びポリアクリル酸の重合体、又はこれらの混合物
を、無水化粧用組成物中に導入することは、米国特許第5,043,376号の
どこにも記載されておらず、また示唆もされていない。
本発明で使用することが可能な重合体性の色素は、いかなる性質のもので
もよく、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリアクリル酸、及びこれ
らの混合物が挙げられる。
ポリエステルの重合体色素は通常、少なくとも0.20の固有粘度を有し
ており、以下のものを含む複数の単量体の重合により得られる:
(i)少なくとも一のジカルボン酸残基;
(ii)少なくとも一のジオール残基;及び
(iii)少なくとも一の染色性単量体。
本発明で使用することが可能な重合体色素は、好ましくはスルホポリエス
テル、又はポリウレタンの重合体である。これらのポリエステル又はポリウレタ
ンの重合体色素は結晶のもの、半結晶のもの、又はアモルファス型のものであっ
てもよい。
本発明で使用可能なスルホポリエステルの重合体色素は、好ましくは以下
のものを含む複数の単量体の重合により得られるものである:
(i)少なくとも一のジカルボン酸残基で少なくとも一のスルホン酸基を
有するもの;
(ii)少なくとも一のジオール残基;
(iii)少なくとも一の染色性単量体。
本発明で使用することが可能なポリウレタン重合体は、少なくとも0.2
0の固有粘度を有しており、また以下のものを含む複数の単量体の重合により得
られる:
(i)少なくとも一のジイソシアン酸塩残基;
(ii)少なくとも一のジオール残基;
(iii)少なくとも一の染色性単量体。
スルホン酸基を有するジカルボン酸残基は、例えばスルホ 1,4-シク
ロヘキサンジカルボン酸等のシクロ脂肪族二酸、又はスルホフタル酸や4-スル
ホナフタレン-2,7-ジカルボン酸のような芳香族二酸より選択することが可能
である。
ジイソシアン酸塩残基は、脂肪族、脂環式、又は芳香族のものであっても
よく、例えばジイソシアン酸2,4-トリレン、ジイソシアン酸2,6-トリレン
、ジイソシアン酸4,4’-ビフェニレン、ジイソシアン酸p-キシレ
ン、ジイソシアン酸メチレンビス(p-フェニル)、ジイソシアン酸p-フェニレン
、ジイソシアン酸m-フェニレン、ジイソシアン酸ヘキサメチレン、ジイソシア
ン酸イソホロン等が挙げられる。
ジオール残基は例えば、エチレングリコール、1,2-プロパンジオール
、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、1,4-ブ
タンジオール、2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオール、1,6-ヘキサンジ
オール、1,10-デカンジオール、1,12-ドデカンジオール、1,2-シク
ロヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジオール、1,2-シクロヘキサン
ジメタノール、x,8-ビス(ヒドロキシメチル)トリシクロ[5.2.1.0]
デカン(ここでxは3,4,又は5を意味する);鎖中に少なくとも一の酸素原子
を具備しているジオールであって、例えばジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ビス(2-ヒドロキシエチル)ベ
ンゼン、1,4-ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼン等が含まれるもの、から選
択することができる。
一般原則として、これらのジオール類は2乃至18、好ましくは2乃至1
2の炭素原子を具備している。
スルホポリエステル重合体は、好ましくは水に分散可能な重合体物質であ
って、少なくとも約20モル%のカルボニルオキシ基を具備する結合基を含むも
のであり、最高で約80モル%のカルボニルアミド基を使用することが可能であ
るが、当該重合体は水に可溶化させるスルホン酸基を含み、且つ一又はそれ以上
の熱安定性の有機化合物であって最初は少なくとも一の縮合可能な基を含んでい
てポリマーの胴部同士又はポリマーの胴部内で反応させたものを含んだ色素を、
ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミノ試薬の全ての等価物の合計に基づいて
約0.01乃至約40モル%含んでいる。上記の等価物
は、その種々の縮合可能な誘導体を具備するが、これにはカルバルコキシ、カル
バリルオキシ、N-アルキルカルバミルオキシ、アシルオキシ、クロロカルボニ
ル、カルバミルオキシ、N(アルキル)2、カルバミルオキシ、アルキルアミノ
、N-フェニルカルバミルオキシ、シクロヘキサノイルオキシ、及びカルボシク
ロヘキシルオキシが含まれる。
本発明の非常に好ましい態様の一つにおいては、この重合体性物質は、直
線状の分子構造中にカルボニルオキシ結合基を含んでいて、その中では最大で8
0%の当該結合基をカルボニルアミド結合基とすることができるが、この重合体
は、フェノール/テトラクロロエタンの60−40重量部を含む溶掖中で、10
0mlの溶媒中0.25gの濃度で且つ25℃で測定すると、約0.1から約1
の固有粘度を有していて、またこの重合体は、ヒドロキシル及びアミノ等価物(
100モル%)に対し、酸等価物(100モル%)を必然的に等モルの割合で含
んでいて、またこの重合体は以下の(a)、(b)、(c)、(d)、及び(e
)の試薬、又はそれらについてのエステル生成又はエステルアミド生成の誘導体
の反応性残基を具備しているものである:
(a)少なくとも一の二官能性ジカルボン酸;
(b)官能基がヒドロキシル、カルボキシル、又はアミノである芳香族環
又はシクロ脂肪族環に連結したカチオン性のスルホン酸塩基を少なくとも一含ん
だ少なくとも一の二官能性スルホ単量体を、200モル%に等しいすべての酸、
ヒドロキシル、及びアミノ等価物の全部に基づいて約4乃至約25モル%分;
(c)グリコール、又はグリコールと、二つの基−NRHを含むジアミン
との混合物より選択される少なくとも一の、二官能基性試薬であって、当該グリ
コールは、以下の二つ−CH2−OH基を有する:ここで、
(1)ヒドロキシ、又はヒドロキシ及びアミノ等価物の全モル%に
基づいて、少なくとも10モル%は、以下の構造式を有するポリエチレングリコ
ールであり:
H−(OCH2−CH2)n−OH
(ここでnは2乃至約20の整数である);又は
(2)ヒドロキシ、又はヒドロキシと、アミノ等価物の全モル%に
基づいて、約0.1乃至約15モル%未満の、以下の構造式を有するポリエチレ
ングリコール:
H−(OCH2−CH2)n−OH
(ここでnは2乃至約500の間の整数であるが、但しこの範囲に
おける当該ポリエチレングリコールのモル%は、当該範囲のnの値に反比例する
);
(d)0乃至少なくとも一の二官能性試薬であって、−C(R)2−OH
基を含むヒドロキシカルボン酸、−NRH基を含むアミノカルボン酸、−C(R
)2−OH基及び−NRH基を含むアミノアルコール、又は当該二官能性試薬の
混合物より選択したもの;ここで試薬(c)又は試薬(d)中のそれぞれのR基
は、H原子、又は1乃至4の炭素原子を含むアルキル基である;及び
(e)200モル%に等しい、全ての酸、ヒドロキシ、及びアミノ等価物
の合計に基づいて、約0.1モル%乃至約15モル%の染色性単量体であって、
重合体鎖間若しくは重合体鎖内で反応される少なくとも一の酸、ヒドロキシル基
又はアミノ基を含んでいるもの。
水に分散可能なスルホポリエステルは有益には以下を具備する:
(a)75モル%乃至84モル%のイソフタル酸、及び25モル%
乃至16モル%の5-スルホイソフタル酸のナトリウム塩を具備する酸性
単量体、
(b)45乃至60モル%のジエチレングリコール、及び55乃至
40モル%の1,4-シクロヘキサンジメタノール若しくはエチレングリコール
又はこれらの混合物を具備するグリコール単量体、
(c)0.5乃至10モル%の染色性単量体。
特には本発明により使用することが可能なポリウレタン重合体色素は、米
国特許第5,194,463号に記載されているもの、及び対応する以下の式(
I)のものを使用することができる:
ここで、Rは二価のラジカルであって、C2−C10アルキレン、C3−C8
シクロアルキレン、アリーレン(arylene)、(C1−C4)アルキレン−アリーレ
ン−(C1−C4)アルキレン、(C1−C4)アルキレンシクロ(C3−C8)アル
キレン(C1−C4)アルキレン、及び(C1−C4)アルキレン−1,2,3,4
,5,6,7−オクタヒドロナフタレン−2,6−ジイル(C1−C4)アルキレ
ンラジカルより選択されるものであり、
Rlは、二価の有機ラジカルであり、(a)1乃至100モル%の染色性
有機ジオールであって、当該ジオール中のヒドロキシル基はアルキレン単位によ
り残りの染色性化合物に連結されているもの、及び(b)0乃至99モル%の、
式HO−R2−OHの有機ジオール(ここでR2は、C2−C18アルキレン、C3−
C8シクロアルキレン、(C1−C4)アルキレンアリーレン(C1−C4)アルキ
レン、(C1−C4)アルキレンシクロ(C3−C8)アルキレン(C1−C4)アル
キレン、(C1−C4)アルキレン−1,2,3,4,5,
6,7-オクタヒドロナフタレン-2,6-ジイル(C1−C4)アルキレン、(C2
−C4)アルキレン−O−(C2−C4)アルキレン、(C2−C4)アルキレン−
S−(C2−C4)アルキレン、(C2−C4)アルキレン−O−(C2−C4)アル
キレン−O−(C2−C4)アルキレンラジカルより選択される二価のラジカルで
ある)を具備するものであり、
nは2以上である。
R1は好ましくは、5乃至50モル%の染色性ジオールであり、nは2乃
至100の範囲にある。
ポリウレタン重合体については、染色性ジオール単量体は種々のクラスの
発色団より選択される。これらの発色団のクラスは、アントラキノン、メチン、
ビス-メチン、アゾメチン、アリールイデン(arylidene)、3H−ジベンゾ[7,
i−j]−イソキノリン、フタロイルフェノキサジン、フタロイルアクリドン、
アントラピリミジン、アントラピラゾール、フタロシアニン、キノフタロン、イ
ンドフェノール、ペリノン、ニトロアリールアミン、ベンゾジフラン、2H−1
−ベンゾピラン−2−オン、キノフタロン、トリフェノジオキサジン、フルオリ
ジン(fluoridines)、ベンズアントロン、インディゴ、チオインディゴ、キサン
テン、アクリジン、アジン、オキサジン等より選択される。これらの染色性単量
体は、少なくとも二つのヒドロキシル基を有していなくてはならない。
染色性単量体の例を見いだすには、米国特許5,194,463号を参照
することができる。
本発明の有機染色性単量体は、当該重合体色素の調製に使用される、少な
くとも一の他の単量体と反応することが可能な、少なくとも二の置換基を含む必
要があり、また当該重合体が調製される温度及び条件下で安定である必
要がある。
これらの予備的な二つの条件以外においては、当該染色単量体の化学的性
質は、本発明の実行上、重要ではない。これらの単量体は例えば、アントラキノ
ン、メチン、ビス-メチン、アザ-メチン、アリールイデン、3H−ジベンゾ[7
,i−j]イソキノリン、2,5−ジアリールアミノ-テレフタル酸及びそのエス
テル、フタロイルフェノチアジン、フタロイルフェノキサジン、フタロイルアク
リドン、アントラピリミジン、アントラピラゾール、フタロシアニン、キノフタ
ロン、インドフェノール、ペリノン、ニトロアリールアミン、ベンゾジフラン、
2H−1−ベンゾピラン−2−オン、キノフタロン、ペリレン、キナクリドン、
トリフェノジオキサジン、フルオリジン、4−アミノ−1,8−ナフタリミド、
チオキサントロン、ベンズアントロン、インダントロン、インディゴ、チオイン
ディゴ、キサンテン、アクリジン、アジン、オキサジン等より選択することが可
能である。重合体色素の調製に使用することが可能な染色性単量体の例を見いだ
すには、以下の特許を参照することができる:米国特許第4,267,306号
;米国特許第4,359,570号;米国特許第4,403,092号;米国特
許第4,617,373号;米国特許第4,080,355号;米国特許第4,
740,581号;米国特許第4,116,923号;米国特許第4,745,
173号;米国特許第4,804,719号;米国特許第5,194,463号
;米国特許第4,804,719号;国際公開番号WO92/07913。
染色性単量体が有し、残りの単量体と反応することが可能な置換基は、例
えば以下の基より選択することができる:
−ヒドロキシル、
−カルボキシル、エステル、アミノ、アルキルアミノ:
ここでRは、アルキル及びアリールより選択される基を表す。Rは好まし
くは、C1−C8アルキル基及びフェニル基より選択される。さらにもっと好まし
くは、Rはメチル、エチル、及びフェニル基より選択される。
重合体色素は通常、少なくとも5重量%の染色性単量体を具備し、またこ
の単量体を55重量%未満で具備する。
共重合体の全重量に対する染色性単量体についての重量パーセントは、好
ましくは10乃至40%の範囲である。
重合体色素の調製の場合、以下の資料中に記載される方法を参照すること
ができる:米国特許第5,032,670号;米国特許第4,999,418号
;米国特許第5,106,942号;米国特許第5.030,708号;米国特
許第5,102,980号;米国特許第5,043,376号;米国特許第5,
194,463号;米国特許第4,804,719号;国際公開番号WO92/
07913。
重合体性色素で本発明に使用することが可能なものは、粗製のもの、分散
可能な粉末のもの、又は油性の媒体へ分散させたものとすることができる。
好ましくは、重合体色素は分散可能な粉末、又は粗製の粉末で使用される
。
分散可能な粉末の調製の場合:重合体性色素の水性媒体中への分散は、
水、及び下記の資料に記載される粗製重合体色素を既知の方法で調製することが
可能である:米国特許第5,032,670号;米国特許第4,999,418
号;米国特許第5,106,942号;米国特許第5,030,708号;米国
特許第5,102,980号;米国特許第5,043,376号;米国特許第5
,194,463号。
例えば、粉末、又は顆粒の形状の重合体色素、及び少なくとも一の界面活
性剤、好ましくは陰イオン性若しくは両性界面活性剤ではじめることが可能であ
る。
陰イオン性及び両性界面活性剤は、好ましくはダイズホスファチド、リン
脂質、リソリン脂質、及びC12−C24脂肪酸のアルカリ塩より選択することが可
能である。これらのイオン性界面活性剤は、好ましくは重合体色素の重量に対し
て、0.5と30%の間、更に好ましくは1と10重量%の間の量で導入される
。
これらの分散物はまた好ましくは、少なくとも一の非イオン性界面活性剤
であって、有益にはポリオキシエチレン化誘導体であって300よりも大きい分
子量を有するもの、より好ましくは1000乃至15,000の範囲にあり、親
水性−親油性バランス(又はHLBバランス)が10以上のものから選択される
ものを具備している。
例えば、重合体色素についての水性の分散物は、以下の工程にしたがって調製す
ることができる:
(i)水を使用して水中油エマルジョンを調製し、少なくとも一のイオン
性界面活性剤と、適宜上記した非イオン性界面活性剤の存在下で重合体色素を溶
かすことができる揮発性有機溶媒で当該重合体色素の溶液を調製する。次いで、
(ii)当該揮発性の有機溶媒を蒸発させる。
揮発性の有機溶媒でこの方法を実行するのに使用することが可能なものは
、水とは混ざらず、また重合体を溶解することが可能なものであるべきである。
その沸点は、好ましくは100℃未満である。
それは例えば以下のものより選択することが可能である;n-ヘキサン、
シクロヘキサン、又はシクロペンタン等の炭化水素系溶媒;塩化メチレンやクロ
ロホルムのような塩化処理済みの溶媒;酢酸エチル等のようなカルボン酸のアル
キルエステル;ジイソプロピルエーテル等のようなジアルキルエーテル。上記し
た溶媒以外にも、アセトンや低分子量のアルカノール等の、水と混合可能な極性
の揮発性溶媒を具備する、溶媒の混合物が好ましくは本方法を実行するのに使用
される。
そのような方法についての更なる情報については、米国特許第5,043
,376号及び米国特許第5,104,913号を参照することができる。
上記したような水性分散物中の水は次いで、他の媒体、特には油又はロウ
等の有機性の媒体中に分散させることが可能な重合体色素組成物の粉末を得るた
め、蒸発させることが可能であり、例えば噴霧、又は凍結乾燥により行うことが
でき、脂肪性の分散物となる。
当業者に既知の方法を使用することにより、重合体色素の脂質相への無水
分散物を、油及び/又はロウと、上記した少なくとも一の重合体色素とから調製
される。この重合体色素は分散可能な粉末の形態、又は粗製の粉末の形態で導入
されうる。それは油相に導入されて、脂質ベースの分散物を与えることが可能で
あり、これには次いで他の油、ロウ、及び/又は他の化粧用添加物が導入される
。
本発明の組成物中で使用することが可能な重合体色素は、0.1乃至
20重量%の範囲の量でその中に導入することが可能である。
上記した重合体色素には、非常に多様な色の範囲において同じ一般的化学
構造を有し、また同じ物理化学的性質を有しているといった利点がある。よって
、赤色の色素は黄色の色素と同じ振る舞いをするであろう。この振る舞いにおけ
る均一性は、単色の化粧用組成物の製造を許容する。単色を一緒に混合して一の
色合いを作り出す時に種々の色の間で見られる不適合性の問題は見られない。
これらの重合体色素は、無機酸化物の染色力よりも優れ、また有機系のレ
ーキのものに近いものを有している:4乃至5%で、生き生きとした強い色のマ
スカラを与えることができる。よって流体力学的な問題は大きく軽減される。更
に、これらの重合体色素は色素を放出することがない。よって、皮膚やコンタク
トレンズにラインや色を残す問題がない。
これらの重合体色素は有機系のレーキの有する染色力に非常に近いものを
有していて、二酸化チタン又は二酸化亜鉛の存在下でさえも耐光性が非常に大き
い。よってこれらは、化粧用の製剤中で有機系のレーキの代りに使用することが
できる。これらの大きな耐光性は、これらを含ませた化粧用組成物を透明なパッ
ケージング中に入れることを許容する。よって、使用者は購入しようとしている
製品の色をより正確に選択することが可能である。更に、これらは油及び/又は
活性剤とも干渉しない。
生き生きとした強い色を有するこれらの重合体色素は、化粧用製剤を着色
するのに充分な少量にしては、非常に高い適用範囲を与えるといった特別の性質
を有している。よって、膜の光沢は顕著に改善される。同時によい適用範囲を与
えまた飽和した艶のある化粧が得られる。
本発明による組成物はまた、油及び/又はロウから選択される脂質成
分を具備している。
本発明によれば、このロウは動物、植物、鉱物、又は合成のロウとするこ
とが可能である。動物のロウの中では、特にはミツロウ、及びクジラのロウを挙
げることができる。植物のロウとしては、とりわけカルナバロウ、キャンデリラ
ロウ、オウリカリー(ouricury)ロウ、コルク繊維ロウ(cork fiber wax)、サト
ウキビロウ、及び木ロウを挙げることができる。鉱物油としては特に、パラフィ
ンロウ、ラノリン、マイクロクリスタリンワックス、亜炭ロウ、及び地ロウ(オ
ゾケライト)を挙げることができる。合成のロウとしては特に、ポリエチレンロ
ウ、及びフィッシャー-トロプシュ(Fisher-Tropsch)合成により
得られるロウを挙げることができる。これらのロウすべては当業者にはよく知ら
れている。
本発明で使用することが可能な油の中では、ミンク油、海ガメ油、ダイズ
油、グレープシード油、ゴマ油、コーン油、ナタネ油、ヒマワリ油、綿実油、ア
ボカド油、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ピーナッツ油(groundnu
t oil);流動パラフィン、スクワラン、及びワセリンのような炭化水素油
、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル
、ラウリル酸ヘキシル、イソノナン酸イソノニル、ハルミチン酸2-エチルヘキ
シル、ラウリル酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリス
チン酸2-オクチルドデシル、コハク酸2-ジエチルヘキシル、リンゴ酸ジイソス
テアリル、乳酸2-オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセリル等のエ
ステル;ポリメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、脂肪酸で修飾
したポリシロキサン、脂肪族アルコールで修飾したポリシロキサン、ポリオキシ
アルキレンで修飾したポリシロキサン、フルオロシリコーン等のシリコーン油;
ペルフルオロ油及び/又はオルガノフッ素油;ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、
リノレン酸、イソステアリン酸のような高級脂肪酸、セタノール、ステアリルア
ルコール、オレイルアルコールのような高級脂肪族アルコール等を挙げることが
できる。
脂質相にはまた、揮発性の油を含むことができ、これは皮膚と接触すると
蒸発するが、皮膚に適用された時に組成物を広げるのを助けるため、化粧用組成
物中でのその存在は有益である。このようなスプレッディング剤は本願では揮発
油と呼ぶが、これは一般には25℃で少なくとも0.5ミリバール(即ち50P
a)の飽和蒸気圧を有する油である。これらが存在する場合、この揮発油は一般
に最終組成物の10重量%未満であり、また脂質バインダーの20重量%未満で
ある。本発明で使用することが可能な揮発油の中では、例えばヘキサメチルジシ
ロキサン、シクロペンタジメチルシロキサン、シクロテトラメチルシロキサン等
のようなシリコーン油、Galden(Montefluos)の名で販売され
ているフッ素油、又はIsopar(E,G,L,又はH)の名で販売されてい
るイソパラフィン油を挙げることができる。
本発明の組成物はまた、少なくとも一の乳化剤を具備することができる。
この乳化剤は、非イオン性、陽イオン性、陰イオン性、又は両性の界面活性剤よ
り選択される界面活性剤とすることができる。重合体色素の水性分散物を調製す
るための上記した界面活性剤に加えて、本発明で使用することができる界面活性
剤の例としては例えばシリコーンベースの乳化剤と、脂肪族アルコール、グリセ
ロールエステル、ソルビタンエステル、メチルグリコシドエステル、及びショ糖
エステルのような脂質乳化剤を挙げることができる。
本発明の組成物はまた、化粧品において通常使用される成分を具備するこ
とが可能であるが、その中でも芳香剤や、化粧及び皮膚科学分野で普通の
アジュバント、例えば親油性ゲル化剤、親油性活性剤、保存料、抗酸化剤、溶媒
、芳香剤、染料、及び充填剤を挙げることかできる。これら種々のアジュバント
の量は、考慮する領域で通常使用されているものであり、例えば組成物の全量に
対して0.01%乃至20%である。いうまでもなく、当業者らは、このものや
、これら任意の相補的化台物、及び/又はそれらの量を選択するのに注意して、
本発明の組成物の有利な性質が、予想される付加により不利に影響されないか又
は実質的に影響されないようにするであろう。
本発明において使用することが可能な溶媒としては、低級アルコール、特
にはエタノール及びイソプロパノール、並びにプロピレングリコールが挙げられ
る。
親油性ゲル化剤としては、ベントンなどの改変済粘土、ステアリン酸アル
ミニウムなどの脂肪酸の金属塩、疎水性のシリカ、ポリエチレン、及びエチルセ
ルロースが挙げられる。
使用することが可能な親油性の活性剤は、トコフェロール(ビタミンE)
及びその誘導体、必須脂肋酸、セラミド、エッセンシャルオイルである。
とりわけ、本発明の組成物中へ、特に皮膚の疾患を予防及び/又は処置す
るための活性剤を導入することが可能である。これらの活性剤の中では、例えば
以下のものを挙げることができる:
−皮膚の分化及び/又は増殖及び/又は色素沈着を変える薬剤で
あって、例えばビタミンDとその誘導体、エストラジオールなどのエストロゲン
、コウジ酸又はヒドロキノン;
−抗−遊離ラジカル剤であって、例えばα-トコフェロールやそ
のエステル、スーパーオキシドジスムターゼ、ある種の金属キレート剤、又はア
スコルビン酸及びそのエステル。
本発明で使用することが可能な充填剤としては、特にタルク、シリカ、雲
母及び窒化ホウ素、並びに有機系の充填剤としてはナイロン粉末、シリコーン粉
末、ポリメチレン メタクリレート粉末が挙げられる。
本発明の無水化粧用組成物は、そのままの形態で使用することができ、主
として顔面用化粧品として、即ちアイシャドウ、おしろい、アイライナー、マス
カラ、パウダー、ファンデーション、又はリップスティックとして使用すること
ができる。
本発明の無水組成物は、油中水又は水中油のエマルジョン、多重エマルジ
ョン、ロウ中水又は水中ロウ エマルジョンを調製するのに使用することができ
、特には透明の淡彩クリーム、ファンデーション、アイライナー、マスカラ、リ
ップケア製品、キャストパウダー、又はアイシャドウ用に使用することが可能で
ある。この場合、これらは当該エマルジョンの脂質相の全部又は一部を構成する
。
本発明の組成物は、好ましくは化粧用組成物である。
本発明の主題はまた、上に定義した重合体色素を無水化粧用組成物に使用
して、有色フィルムを皮膚、まつげ、爪又は唇の上に形成させることである。
本発明の主題はまた、上に定義した重合体色素を無水化粧用組成物に使用
し、化粧の除去後に皮膚、まつげ、爪又は唇に色を残さないようにすることであ
る。
最後に本発明の主題は、目、まつげ、爪、又は唇用の化粧方法であって、
上に定義した無水の化粧用組成物を爪、まつげ、皮膚又は唇に適用することを特
徴とするものである。
本発明は以下の実施例により例示される。
実施例1:リップスティック組成物
C8−C10脂肪族アルコールのエステル 30%
C10脂肪族アルコール 7%
アルミニウム=オクチルコハク酸デンプン 10%
地ろう(オゾケライト) 10%
カルナウバロウ 4%
ミツロウ 3%
二酸化チタン 3%
赤色重合体色素(*) 1%
香料 0.5%
ひまし油 100までの残部
(*)米国特許第4,804,719号の実施例1により調製した赤色染色性単量体
を10%具備するスルホポリエステル色素(引用した実施例の濃度とは異なる)。
方法:重合体性の色素を、脂肪族アルコール、脂肪族アルコールエステル
、及びひまし油の混合物中で粉砕する。地ろう(オゾケライト)、カルナウバロウ
及びミツロウを、使用時に容器内で溶かし、連続的に攪拌しながら前記の混合物
へと導入する。オクチルコハク酸デンプンアルミニウムを、真空下で導入し、最
後に香料を導入する。
実施例2:アイシャドウ組成物。
アイシャドウ組成物を、以下の製剤を使用して調製する。
タルク100までの残部
雲母 22%
オキシ塩化ビスマス 8%
ステアリン酸亜鉛 3%
ナイロン-12 20%
赤色重合体色素(*) 4%
液状鉱油 3%
ミリスチン酸イソプロピル 3%
TiO2 8%
(*)国際公開番号WO92/07913の参照例2により調製される赤
色染色性単量体を30%具備するポリエステル色素。
アイシャドウの調製:充填剤を色素とともに粉砕して、バインダー(液状
鉱油及びミリスチン酸イソプロピル)を加え、粉砕を繰り返す。製剤(2g)を
、以下の寸法を有する金属製るつぼに、Kemwall型手動圧縮機を使用して
、70バールで圧縮する:長さ25mm、幅22mm、高さ3.5mm。
標準化した10滴を20cmの高さから落とした後の粉末の質量損失を測
定することにより、圧縮した化粧粉末の凝集を測定した:測定された質量損失は
15%であった。
圧縮化した化粧粉末の硬さも測定した。この測定は、”Zwick”ブラ
ンドのジュロメーター、照合番号3114を使用した圧入により実行した。
測定された硬さは、77±1°Shore Aであった。
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月16日(1999.6.16)
【補正内容】
特許請求の範囲
1.少なくとも一のロウ及び/又は充填剤を具備し、並びに油と、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリウレタン、及びポリアクリル酸の重合体、及びこれら
の湿合物から選択される少なくとも一の重合体色素とを適宜具備した無水化粧用
組成物。
2.前記重合体色素が、以下を含む数個の単量体の重合により得られるこ
とを特徴とする請求項1記載の組成物:
(i)少なくとも一のスルホン酸基を有する少なくとも一のジカルボン酸残
基;
(ii)少なくとも一のジオール残基;及び
(iii)少なくとも一の染色性単量体。
3. 前記重合体色素が、
少なくとも約20モル%のカルボニルオキシと、最高で約80モル%のカルボ
ニルアミドとを具備する結合基を含む、水に分散可能な染色性重合体であり、
前記物質が、
水に可溶化させるスルホン酸基を含み、且つ
一又はそれ以上の熱安定性の有機化合物であって最初は少なくとも一の縮合
可能な基を含んでいてポリマーの胴部同士又はポリマーの胴部内で反応させたも
のを含んだ色素を、ヒドロキシル、カルボキシル、又はアミノ試薬の全ての等価
物の合計に基づいて約0.01乃至約40モル%含んでいる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の組成物。
4. 前記重合体色素が、以下を具備することを特徴とする請求
項3記載の組成物:
(a)約75モル%乃至84モル%のイソフタル酸と、25モル%乃至16モ
ル%の5-スルホイソフタル酸のナトリウム塩とを具備する酸性単量体;
(b)45乃至60モル%のジエチレングリコールと、55乃至40モル%の1
,4-シクロヘキサンジメタノール若しくはエチレングリコール又はこれらの混合
物を具備するグリコール単量体;
(c)0.5乃至10モル%の染色性単量体。
5. 前記重合体色素がポリウレタンであり、以下を含む数個の単量体の重
合により得られることを特徴とする請求項1記載の組成物:
(i)少なくとも一のジイソシアナート残基;
(ii)少なくとも一のジオール残基;及び
(iii)少なくとも一の染色性単量体。
6. 前記重合体色素が、5乃至55重量%の少なくとも一の染色性単量
体を具備することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の組成物。
7. 前記重合体色素が10乃至40重量%の少なくとも一の染色性単量
体を具備することを特徴とする請求項6記載の組成物。
8. 前記染色性単量体が、アントラキノン、メチン、ビス-メチン、ア
ザ-メチン、アリールイデン、3H-ジベンゾ[7,i-j]イソキノリン、2,5-ジア
リールアミノテレフタル酸及びそのエステル、フタロイルフェノチアジン、フタ
ロイルフェノキサジン、フタロイルアクリドン、アントラピリミジン、アントラ
ビラゾール、フタロシアニン、キノフタロン、インドフェノール、ペリノン、ニ
トロアリールアミン、ベンゾジフ
ラン、2H-1-ベンゾピラン-2-オン、キノフタロン、ペリレン、キナクリドン
、トリフェノジオキサンジン、フルオリジン、4-アミノ1、8-ナフタリミド、
チオキサントロン、ベンズアントロン、インダントロン、インディゴ、チオイン
ディゴ、キサンテン、アクリジン、アジン、及びオキサジンより選択されること
を特徴とする請求項2乃至7の何れか一項に記載の組成物。
9. 0.1乃至20重量%の重合体色素を具備することを特徴とする請
求項1乃至8の何れか一項に記載の組成物。
10.二酸化チタン及び二酸化亜鉛から選択される、少なくとも一の化合
物をも具備することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の組成物。
11.ミツロウ、鯨ロウ、カルナウバロウ、カンデリラロウ、オウリカリ
−ロウ、コルク繊維ロウ、サトウキビロウ及び木ロウ、パラフィンロウ、ラノリ
ン、マイクロクリスタリンワックス、亜炭ロウ、地ロウ、ポリエチレンロウ、及
びFIsher-Tropsch合成により得られるロウより選択される少なく
とも一のロウを具備することを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載
の組成物。
12.ミンク油、ウミガメ油、ダイズ油、グレープシード油、ゴマ油、コ
ーン油、ナタネ油、ヒマワリ油、綿実油、アボカド油、オリーブ油、ヒマシ油、
ホホバ油、ピーナッツ油;流動パラフィン、スクワラン、及びワセリンのような
炭化水素油;ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリ
ン酸ブチル、ラウリル酸ヘキシル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2-
エチルヘキシル、ラウリル酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-オクチルデシ
ル、ミリスチン酸2-
オクチルドデシル、コハク酸2-ジエチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル
、乳酸2-オクチルドデシル、トリイソステアリン酸グリセリル等のエステル;
ポリメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、脂肪酸で修飾したポリ
シロキサン、脂肪族アルコールで修飾したポリシロキサン、ポリオキシアルキレ
ンで修飾したポリシロキサン、フルオロシリコーン等のシリコーン油;ペルフル
オロ油及び/又はオルガノフッ素油;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、イソステアリン酸のよう
な高級脂肪酸、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコールのよう
な高級脂肪族アルコールより選択される少なくとも一の油を具備することを特徴
とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の組成物。
13.ヘキサメチルジシロキサン、シクロペンタジメチルシロキサン、シ
クロテトラメチルシロキサンなどのようなシリコーン油、揮発性フッ素油及びイ
ソパラフィン油より選択される少なくとも一の揮発性油を具備することを特徴と
する請求項1乃至12の何れか一項に記載の組成物。
14.顔面用の化粧品の形態、特にはアイシャドウ、フェイスパウダー、
アイライナー、マスカラ、おしろい、ファンデーション、又はリップスティック
の形態をとることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の組成物。
15.脂質相が請求項1乃至14の何れか一項に記載の組成物を具備する
ことを特徴とする、エマルジョンの形態をとる組成物。
16.前記重合体色素を、分散可能な粉末又は粗製粉末の形態で組成物中
に導入することを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に
記載の組成物の調製方法。
17.皮膚、まつげ、爪、又は唇の上で色の付いた膜を形成させるため、
無水化粧用組成物中において請求項1乃至9の何れか一項に記載の重合体色素を
用いることを備えた使用。
18.化粧の除去後に、皮膚、まつげ、爪、又は唇に色をつけない、請求
項1乃至9の何れか一項に記載の重合体色素を無水化粧用組成物中において用い
ることを備えた使用。
19.請求項1乃至15の何れか一項に記載の無水化粧用組成物を、爪、
まつげ、皮膚、又は唇に適用することを特徴とする、目、まつげ、皮膚、又は唇
の化粧方法。
20.コンタクトレンズにラインをつけたり、及び/又は形成したりしな
い、請求項1乃至9の何れか一項に記載の重合体色素を無水化粧用組成物におい
て用いることを備えた使用。