JP2000513425A - ゲル封止物品 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
ゲル形材物品が、横断面で見て支持体の周囲の50%を超えて、好ましくは75%を超えて、さらに好ましくは実質的にすべてを包囲する長いゲル体を支持するマルチフィラメント糸支持体を含んでなり、支持体が合成ポリマー材料、好ましくはポリエステルフィラメント(例えば、ポリエチレンテレフタレート)またはポリアクリロニトリルステープルファイバーおよびポリアミドステープルファイバー(「ベビーウール」)の共混合ブレンドの紡績糸から少なくとも部分的になリ、ポリアミドの比率は好ましくは該紡績糸の少なくとも30重量%、好ましくは40〜60重量%である。ゲルは、支持体の少なくとも1成分の軟化温度より低いゲル温度で支持体のまわりに好ましくは溶融被覆、特に加圧被覆され、支持体材料の選択された群は得られる形材の加工適性、凝集力および外観を高める。
Description
【発明の詳細な説明】
ゲル封止物品
本発明は、さまざまな断面形状の長いゲル支持物品(以下、「ゲル形材」と呼
ぶ)に関し、表面に対しておよび/または表面の間を封止するために、さまざま
な状況で有用であってよい。疑義の回避ために確認されることとしては、本発明
の物品に関する請求項が、ゲルを支持する支持なしで立っている(自立性)物品
に関し、ゲル含有ケーブルまたは他のアッセンブリにおけるワイヤのような長い
部材を排除することを意図していることである。そのような部材は、アッセンブ
リにあるという結果だけでゲルと接触しており、それゆえに支持なしで立ってい
るゲル形材ではない。
本出願人の同時継続出願イギリス特許出願第9605927.4号(1996
年3月21日出願)および国際特許出願第PCT/GB96/02000(19
96年8月15日出願)(RK533)(本出願の優先権主張)は、長いフィラ
メント状支持体を含んでなる形材を記載し、支持体の一形態は、マルチフィラメ
ント糸であってよく、横断面で見て支持体の周囲の少なくとも50%、好ましく
は75%を超えて、さらに好ましくは実質的にすべてを囲む長いゲル体を支持し
てよい。本発明は、完成形材の非常に改良された加工性および外見を提供するこ
とが予想外にも見出される特定の形態の支持体に関する。
本発明は、横断面で見て支持体の周囲の50%を超えて、好ましくは75%を
超えて、さらに好ましくは実質的にすべてを囲む長いゲル体を支持するマルチフ
ィラメント糸支持体を有してなる物品を提供し、そこでは支持体は合成ポリマー
材料からなる。
支持体は、連続フィラメントまたは1もしくはそれ以上のスパンステープルフ
ァイバー糸を有してなってよい。そのような支持体の1つの形態は、「べビーウ
ール」として知られる合成ニット糸であり、その試料は、偶然的にも(確かに秘
密に)発明者の一人の娘のソーイングボックスから取り出された後に、本発明を
導いた。ベビーウール支持体は、ポリアクリロニトリルステープルファイバーお
よびポリアミドステープルファイバーの共混合ブレンドから紡績されたポリアク
リルニトリルおよびポリアミド(好ましくはナイロン)を含んでなる。
この小さな試料の試みが、得られる形材の加工性および外観において劇的な改
良を生み出し、さらなる研究は明らかに正当化された。このことは、その後、フ
ィラメントが連続であるマルチフィラメントポリエステル、好ましくは、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)糸を含んでなる本発明による形材の工業的製造
のために支持体の好ましい形態を示した。
特定の理論に本発明を限定するものでないが、合成マルチフィラメント支持体
の使用による改良された結果は、少なくとも部分的に、大気条件下で相対的に低
い保持表面湿分によるものである。これは、例えば試験法RAM10077によって測定
されて、4重量%未満、好ましくは3重量%未満、さらに好ましくは2重量%未
満、特に1重量%未満であってよい。ゲルは、典型的には220〜230℃の範
囲の温度で支持体上に押出されたとき、本発明の支持体は、容易に、一様で均質
なゲル被覆を得る傾向にあり、透明なゲルを使用する場合、特に視覚的に魅力が
ある。
そのような溶融被覆形材にとって、軟化温度がゲル被覆温度より高い材料で作
られた支持体を使用することが好ましい。したがって、上記温度で適用されたゲ
ルにとって、ポリプロピレンまたはポリアクリルまたはポリアクリロニトリル(
例えば、Dralon Trade Mark)単独のファイバー、またはそれと耐軟化性ファイバ
ー(例えば、ウール)との非常に低い比率(例えば、5%ウール重量%)での混
合物のファイバーは、所望の低い湿分を有してよいが、充分に高くない軟化温度
は、被覆工程の間に、許容できない弱さおよび伸びを導く。しかしながら、これ
らの材料はより低い温度で適用できるゲルについて有用であってよい。前記のベ
ビーウールは、充分な比率(例えば、40〜60重量%)のナイロンステープル
ファイバー(より高い軟化温度を有する)の存在に原因してより温度の高い押出
法に耐える。ポリエステルフィラメント、例えば市販のPET(Trade Marks Dia
len 178TまたはTexply 7/167)の好ましい糸も、満足に耐える充分に高い軟化温
度を有する。その後の使用条件下で、完成形材における支持体は、好ましくは1
0%未満、さらに好ましくは5%未満、特に1〜5%の破断点伸びを有する。
これらの支持なしで立っている形材(自立性形材)のフェイラメント状支持体
は、しばしば、比較的細い糸、好ましくは3mm未満、さらに好ましくは2mm
未満、特に1mm未満の直径であると理解される。しかしながら、より太い支持
体、例えば4または5mmまたはそれ以上の直径の支持体は、より細い支持体の
複数から作られたこの直径の可撓性支持体と同様に、有用であってもよい。形材
が可撓性であることが一般的に好ましく、形材を徐々にほどくコイルまたはロー
ル形態で提供されてよい。そのようなコイルまたはロールにおいて、それぞれ続
く層における形材のゲルは、下にある層のものと直接接触してよく、また低付着
性剥離シートまたは他の遮断層がゲル形材の層の間に組み込まれてよい。
「支持体を横断面で見て」ということは、長手方向の軸に沿って物品の端から
見ると、支持体の周囲の上記の割合をゲルが囲むことを意味する。ゲルに囲まれ
た周囲は、したがって断面の周囲である。ゲルによる支持体の周囲の実質的に完
全な包囲は、多くの目的に好都合であり、ゲルが支持体に付着する必要性、また
は少なくとも強く付着する必要性を不要にしてよい。というのは、そのような付
着なしに、支持体を囲むゲルの凝集強度が、支持体上にゲルを保持するのに充分
であってよいからである。しかしながら、他の目的のために、ゲルによる支持体
の部分包囲が好ましいことがある。支持体のフィラメント性質によって、糸の材
料自体への付着レベルにある程度依存せずに、ゲルが支持体上への物理的把持を
確立することが可能になる。
支持体およびゲルの断面形状は、本発明の目的のために限定されない。四角形
、三角形もしくは他の形状または不規則な形状でさえが、所望によりまたは要す
れば、支持体および/またはゲルに使用されてよいが、実質的に楕円または円形
の断面形状が支持体に好ましく、しばしばゲル体に好ましい。どのような形状で
あっても、ゲル体の断面形態が物品に沿って実質的に均一であることが通常好ま
しく、したがって、ゲルの外側表面を有するストリングもしくはコードまたは可
撓性棒材に似ていてよい。ゲル体の厚さが支持体のまわりに実質的に均一である
ことが好ましく、したがって、支持体の外部の形状に従うゲル層を形成する。
ゲルは従来の方法によって適用されてよく、本発明による好ましい物品は、既
知の条件および装置を使用して、ゲル体が支持体上に溶融被覆され、好ましくは
前記のようにより強い物理的把持用の加圧押出によって溶融被覆されたものであ
る。例えば、本発明は、本発明による物品の製造方法を包含し、そこでは、糸が
通過する中空ピンを有する押出ヘッドを用いて、要すれば、糸が押出ピンを通り
、ヘッドによって押出されたゲルに出合うときに糸中の空気の閉じ込めを減少さ
せる押出機上の真空放出によって、ゲルを該糸のまわりに押出す。本発明のすべ
ての概念において、ゲルは、支持体上に配置後に架橋されてよいが、支持体上の
熱可塑性ゲルが多くの目的のために好ましい。
本発明による物品は、例えば、物品が使用の際に接触する他の表面を封止する
ために物品上もしくは物品中にゲルシーラントを供給するために、物品の表面に
沿ってもしくは物品中に形成される溝中に置くことに、またはゲル表面を供給す
るために他の物体に巻きつけることに、有用であってよい。本発明による物品は
、金属フィラメントによってオーバーブレードされてよく、EMI遮蔽目的のた
めに導電性形材を供給し、形材が遮蔽ガスケットとして使用される表面の間で圧
縮される場合に、ゲルが金属オーバーブレード(または同様の開口した構造物)
中の開口を通って絞り出される。
本発明のさまざまな概念による特に好ましい物品は、ゲルが熱可塑性マルチブ
ロック、好ましくはペンタブロックまたはより好ましくはトリブロックのコポリ
マーを含んでなり、コポリマーは、液体増量エラストマー中間ブロックおよび末
端ブロック(中間ブロックの増量液体を実質的に通さない)(好ましくは、ポリ
スチレンおよび/またはポリメタクリレート末端ブロック)を有する。
トリブロックコポリマーゲルが、EP−A−0426658(RK308)、
WO−A−9305113(RK451)、WO−A−9323472(RK4
69)およびWO−A−9418273(RK472)のいずれかまたはすべて
に記載される特徴を有することが好ましい。これらの明細書は主としてまたは全
体としてポリスチレン末端ブロックを有するトリブロックのコポリマーを扱う。
より高い温度での性能に対しては、WO−A−9700292(RK509)に
記載されるポリアルキルメタクリレート末端ブロックを有する新規なトリブロッ
クまたはペンタブロックゲルを使用することが好ましくてよい。
本発明の他の概念において、形材の支持体は、該糸の編組、ニット、織布また
は他の布状アッセンブリである。これらの形態の物品は、上記技術と同様の押出
または成形技術によって作成されてよい。
本発明のすべての概念において、ゲルは、架橋剤のような添加剤を含有してよ
い。充填剤および添加剤は、ゲルの導電性および/または熱伝導性を増大させ、
ゲルの防音性または防振性を高めるために使用されてよい。難燃剤、顔料、染料
および他の添加剤は、所望により、所望の最終用途のゲル特性に矛盾しない場合
、使用されてよい。ゲル表面は、選択的に架橋されてよく、既知の架橋添加剤お
よび/または開始剤および/または熱および/またはUvまたは電子放射を使用
することが好ましく、ゲル体の所望の部分に皮を形成し、表面付着性を減少させ
るか、またはゲル体の強度および/または取り扱い性のどちらかまたは両方を高
める。
本発明の形材は、WO−A−9609483(RK508)および/または本
発明が優先権を主張する前記の出願に記載されるものと同様な方法で使用されて
よい。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(31)優先権主張番号 9703380.7
(32)優先日 平成9年2月18日(1997.2.18)
(33)優先権主張国 イギリス(GB)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C
N,CZ,HU,JP,KR,MX,NO,PL,RU
,TR,US,VN
(72)発明者 パーシー,マイケル・ジョン
イギリス、エスエヌ6・6エルエス、ウィ
ルトシャー、クリックレイド、ホールズフ
ィールド88番
(72)発明者 ブラック,デイビッド
イギリス、エスエヌ3・2キューダブリュ
ー、ウィルトシャー、スウィンドン、パー
ク・サウス、ウェルコンブ・アベニュー32
番
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 横断面で見て支持体の周囲の50%を超えて、好ましくは75%を超え て、さらに好ましくは実質的にすべてを包囲する長いゲル体を支持するマルチフ ィラメント糸支持体を有してなる物品であって、支持体が合成ポリマー材料から 少なくとも部分的になる物品。 2. 支持体が1またはそれ以上のスパンステープルファイバー糸を含んでな る請求項1に記載の物品。 3. 支持体の合成ポリマー材料がポリアクリロニトリルおよびポリアミド( 好ましくはナイロン)を含んでなる請求項1または2に記載の物品。 4. ポリアクリロニトリルステープルファイバーおよびポリアミドステープ ルファイバーの共混合ブレンドの1またはそれ以上の紡績糸を含んでなり、ポリ アミドの割合が、好ましくは該紡績糸の少なくとも30重量%、さらに好ましく は40〜60重量%である請求項3に記載の物品。 5. 支持体が1またはそれ以上の連続フィラメントを含んでなる請求項1〜 4のいずれかに記載の物品。 6. 支持体がポリエステル、好ましくはポリエチレンテレフタレートを含ん でなる請求項1〜5のいずれかに記載の物品。 7. 少なくとも支持体に最初に適用されるゲルが熱可塑性である請求項1〜 6のいずれかに記載の組成物。 8. 30重量%またはそれ以上の割合で存在する支持体の少なくとも1成分 の軟化温度より低いゲル温度で、支持体のまわりにゲルが溶融被覆、好ましくは 加圧被覆されている請求項7に記載の物品。 9. 支持体上の配置後、ゲルが架橋されている請求項1〜8のいずれかに記 載の物品。 10. ゲルが、液体増量エラストマー中間ブロックを有し、中間ブロックの 増量液体を実質的に通さない末端ブロック(好ましくはポリスチレンおよび/ま たはポリメタクリレート末端ブロック)を有する熱可塑性トリブロックまたはマ ルチブロックコポリマーを含んでなる請求項1〜9のいずれかに記載の物品。 11. ゲル体の断面形状が実質的に物品に沿って均一であり、および/また はゲル体の厚さが支持体のまわりで実質的に均一である請求項1〜10のいずれ かに記載の物品。 12. 支持体が該糸の編組、ニット、織布または他の布状アッセンブリであ る請求項1〜11のいずれかに記載の物品。 13. ゲルの適用直前の該糸が、4重量%未満、好ましくは3重量%未満、 さらに好ましくは2重量%未満、特に1重量%未満の湿分を有する請求項1〜1 2のいずれかに記載の物品。 14. 物品中の該糸が10%未満、好ましくは5%未満、さらに好ましくは 1〜5%未満の破断点伸びを有する請求項1〜13のいずれかに記載の物品。 15. 糸が通過する中空ピンを有する押出ヘッドを用いて、要すれば、糸が 押出機ピンを通り、ヘッドによって押出されたゲルに出合うときに糸中の空気の 閉じ込めを減少する押出機上で真空放出によって、ゲルを該糸のまわりに押出す 請求項1〜14のいずれかに記載の物品の製造方法。 16. 導電性または他のフィラメント、好ましくは金属フィラメントオーバ ーブレードの布に囲まれている請求項1〜14のいずれかに記載の物品。
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