JP2000514910A - 電極レシービングチャンバを備えたアーク炉 - Google Patents
電極レシービングチャンバを備えたアーク炉Info
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Abstract
(57)【要約】
アーク炉は、炉容器と、炉内部チャンバと、炉内部チャンバに突き出した少なくとも1の電極(4)とを有する。当該炉は、炉容器の一方から入ることができる電極レシービングチャンバ(5)であって、上記炉内部チャンバから熱的に遮断され、該炉内部チャンバに向かう上記電極(4)のための少なくとも1の通路を有する電極レシービングチャンバ(5)を備えることを特徴とする。凹部として設計されたこの電極レシービングチャンバ(5)は、高さの高い炉容器を、比較的短い電極(4)で操作することを可能とし、該電極(4)の短く自由な閉めつけ長さにより、破損することが少なくなる。
Description
【発明の詳細な説明】
電極レシービングチャンバを備えたアーク炉
本発明は、炉容器、炉内部、炉内部に突き出した少なくとも1つの電極を備え
たアーク炉に関する。
電気アーク炉は、とりわけ、鉄くず(スクラップ)を溶かすのに用いられる。
かかる炉の熱効率を改良するために、鉄くずの予備加熱に、熱い炉の廃ガスを用
いることが既に提案されている。かかる目的のために、EP 0,291,68
0 B2では、炉容器上に横方向に挿入され、そこを通ってスクラップが供給さ
れるシャフトが提案されていた。炉廃ガスはシャフトを通って流れ、後者の中に
あるスクラップを加熱する。かかる設計は複雑であり、水平方向及び垂直方向に
可動な電極を必要とする。
比較的高いアーク炉を形成することにより、炉排ガスにより加熱される比較的
高いスクラップ柱が鋼の溶湯上に立てられることが、既に提案されている。しか
しながら、かかる設計では、大変長いグラファイト又は炭素の電極が必要となる
。もし、長い固定しない締付けられた電極長を有した場合、電極が破壊する危険
が増加する。なぜならば、(例えば、スクラップの落下により発生する)電極上
に作用する半径方向の力が、締付け点において高い曲げ応力を生じるからである
。
本発明の基礎となる目的は、上記導入部で言及したタイプのアーク炉を提供す
ることであり、該アーク炉は、高い熱効率を有し、操作中のコスト効率が良く操
作の信頼性が高い。
本発明は、炉容器の一方から入ることができ、炉内部から熱的に遮断され、少
なくとも1の電極用の通路孔を有する電極レシービングチャンバ手段により、か
かる目的を達成する。
本発明の範囲で用いられるいくつかの用語について、最初に説明する。炉容器
は、鋼が溶融される空間を示す。これは通常、炉床又は炉底により下方で限定さ
れる。溶融される装填材料が導入される炉シャフトは、炉内部の完全な部分のよ
うなものである。
電極レシービングチャンバは、炉の操作に必要な1又はそれ以上の電極の少な
くとも部分を受けるために設けられる。直流アーク炉には、通常、1つの電極を
用い、3相アーク炉には、通常、3つの電極が用いられる。電極レシービングチ
ャンバには炉容器側から入ることができる。これにより、電極を保持し、導く装
置は、かかる炉容器側から電極レシービングチャンバ内に入れることができる。
炉内部に向かう通路孔を通って、電極の下部は電極レシービングチャンバから出
て炉内部に動かすことができ、電極の先端は、予定した動作点に位置することと
なる。「炉内部から熱的に遮断された」という特徴は、以下のように理解される
べきである。即ち、炉が操作された場合に、電極レシービングチャンバは、炉内
部より著しく低い温度であり、電力供給装置を含む通常の電極締付け装置を電極
レシービングチャンバ内に配置することが可能な温度を有する。
本発明は、全体の高さが大きいアーク炉を、比較的短い固定しない締付け長さ
を有する1つのアーク電極で操作することを可能とする。従来技術では、電極は
炉カバーの孔を通って炉内部に導入され、それゆえに、固定しない締付け長さは
、炉の全体の高さの最大部分を越えて延びなければならない。これに比べて本発
明では、炉容器の1つの側から入ることができる分割した電極レシービングチャ
ンバを提供することを提案する。電極クランピングヘッドは、このレシービング
チャンバ内に設けることもでき、電極が操作位置にあるとき、電極レシービング
チャンバの通路孔の上に、炉内部に入って設けることができる。固定しない締付
けられた電極の長さは、実質的に短くでき、炉カバーの下の領域に設けられた通
路孔から、予定された電極先端の動作点までの距離のみをつなぐ必要がある。例
えば、背の高い構造の炉の場合、電極レシービングチャンバの高さは、炉容器の
全体の高さの上半分を越えて延びても構わない。固定しない締付け電極の長さは
、このように半減される。
通常のアーク炉は、高さ/直径比が0.35程度である。本発明によれば、例
えば、対応する比が、0.85とすることができ、それにもかかわらず、より長
い固定しない締付けられた電極は必要とされないか、取るに足らない程度必要と
されるだけである。高い全体の高さは、炉の廃ガスをスクラップの予備加熱に用
いる効果を許容し、比較的短い固定しない締め付け電極の長さは、信頼性が高く
、
コスト的に有利な操作を可能とする。
電極は、側壁から電極レシービングチャンバ内に突き出したキャリングアーム
上に設けられるのが好ましい。このキャリングアームは、一般には、基本的に水
平に移動し、キャリングアームと、その上に設けられた電極は、チャンバ内に垂
直に移動することができる。かかる方法で垂直に動かされることで、電極は通路
孔を通って炉内部に入り、そこから出る。キャリングアームは、グラファイト又
は炭素電極を直接つかみ、かかる電極は、もし適当なら複数の長さからニップル
で固定されて集められ、そして、電極電流を供給する一般的な電極クランピング
ヘッドを備えても良い。本発明の見地からは、しかしながら、いわゆる組み合わ
せ電極を用いても良い。そのような組み合わせ電極では、永久電極として設計さ
れた電極ヘッドはキャリングアーム上に設けられ、通常、ニップルで固定された
摩耗電極が、電極ヘッドの下方領域に搭載される。
電極レシービングチャンバは、炉容器の側壁の内方に向かったへこみ部として
設計されるのが有利である。本質的に垂直に広がるへこみ部の壁は、電極レシー
ビングチャンバを炉内部から分離する。炉内部に関する下方の境界として、へこ
み部は、そこに電極通路孔を備えた底部を有利に有する。へこみ部の高さは、炉
全体の高さのおおよそ3分の1から2分の1程度の延びるのが好ましい。
アーク炉は、通常は、おおよそ円形の断面を備える。この場合、好ましくは炉
の周囲から開始するへこみ部は、炉の中央に向かって半径方向に延びる。へこみ
部は、少なくとも炉断面の中央にまで達し、電極レシービングチャンバが、キャ
リングアームを受けて、電極の上部は炉の中央に設けられることが好ましい。へ
こみ部は、外側から内方に半径方向に狭くなっても良く、この場合、断面表面は
、大雑把に言って、おおよそ台形形状であることが好ましい。しかしながら、へ
こみ部は、外側から中央に向かって、実質的に一定の断面で延びても良く、この
場合、側壁から炉の中央に向かう垂直境界は、本質的に互いに並行となるように
設けられても良い。
炉内部に向かった電極通路孔は、電極レシービングチャンバの底部に設計され
るのが好ましい。
本発明の特に好ましい具体例では、電極レシービングチャンバが炉容器の上端
まで延び、加えて、上部から入ることが可能である。本発明のこの具体例では、
キャリングアームと共に電極は、もし必要なら、レシービングチャンバから上方
の外に移動させることが可能である。これは、メンテナンスや電極の交換を用意
にする。へこみ部としても電極レシービングチャンバの好ましい具体例では、こ
のへこみ部は上部が開放されている。
炉内部又は少なくともその壁の一部に向かった電極レシービングチャンバの壁
は、冷却装置を備えることが好ましい。例えば、冷却媒体(好ましくは水)がそ
の中を流れるパイプが、冷却装置として設けられるのが好ましい。それらの冷却
装置は、炉内部に連続する電極レシービングチャンバの熱的遮断を改良し、炉容
器の使用寿命を長くする。一般に、冷却装置は炉容器の残りの壁の上、又は中に
も設けられる。
本発明の1の具体例では、炉容器の側壁は、本質的に垂直である。炉内部の自
由断面の表面は、電極レシービングチャンバにより炉の上部で減少するが、炉容
器の流れによっては変化しない。しかしながら、本発明の見地からは、炉容器の
側壁の少なくとも一部を、上端から下方に向かって、内方に斜めにすることも可
能である。例えば、対応する壁部分の傾きは、垂直方向に対して10°が好まし
い。
上端から下方に向かって、内方に斜めに広がる壁部分は、電極レシービングチ
ャンバが位置する炉の高さの部分に設けられても良い。例えば、もし電極レシー
ビングチャンバが炉容器の上半分を越えて延びる場合、炉容器の壁はこの炉の上
部部分で斜めになるように設計され、炉容器は、上端からこの高さ部分に向かっ
て狭くなる。この具体例では、それゆえに、炉内部又は炉シャフトの自由断面は
、最初、この電極レシービング空間により制限され、炉壁が内方に斜めに広がる
のに従って、電極レシービングチャンバの下方の境界程度まで連続的に減少する
。この領域の下方では、電極レシービングチャンバによってはもはや限定されな
いため、自由断面は広くなる。炉壁はこの領域では垂直に広がるので、更に断面
が狭くなることはない。上述のように、炉壁の僅かな傾いた広がりは、ブリッジ
が形成されることなく、供給材料(スクラップ)が滑り落ちるのを容易にする。
本発明の見地では、炉容器は、下方部と上方部とからなる。電極レシービング
チャンバは、下方部に設けられる。炉の下方部は本質的に円形又はフラストコニ
カル(frustoconical)の断面を有し、従来のアーク炉と同じ方法で設計するこ
とができる。炉の上方部は、電極レシービングチャンバを形成するへこみ部を有
し、へこみ部の下端は、代わりに、電極の通路穴を有する底部プレートを備える
。2つの部分からなる構造は、簡単で設計費用が安い。
もし、比較的多量の装填材料が炉シャフトに導入され、予備加熱された場合、
装填材料(スクラップ)の供給をアークの直接動作レンジ、即ちいわゆる溶融ゾ
ーンに制御することは有利である。本発明によれば、この目的のために、材料を
装填するための捕捉装置が、炉床上の炉内部に設けられる。捕捉装置の用語は、
炉内部の外部領域から炉床の方向に装填材料が滑るのを少なくとも妨げる装置を
含む。
それらの捕捉装置は、電極レシービングチャンバの下方の境界とおおよそ同じ
高さに設けるのが好ましい。電極レシービングチャンバにより自由断面が狭くな
った炉シャフトの部分は、スクラップの貯蔵空間として提供され、その中に置か
れたスクラップは熱い廃ガスにより予備加熱される。電極レシービングチャンバ
により自由断面がもはや制限されない炉シャフトの部分は、溶融ゾーンとして提
供される。捕捉装置は、炉の側壁の孔を通って炉内部に押し込むことができ、押
しこまれた状態で、装填材料を分配した状態に保持するグリッドを共に形成する
フィンガ部であることが好ましい。2つのフィンガ部の間の明確な距離は、約5
00から1000mmの領域であることが好ましく、フィンガ部の断面は炉内部
に位置するフィンガ部の先端方向に向かって細くなるのが好ましい。
炉容器のカバーは、1の部分からなるような設計からなり、炉の操作中に炉シ
ャフトの上方を操作中に閉じる。カバーの形状は、炉容器の形状に合わされる。
もし、電極レシービングチャンバが炉容器の上端まで達しているのであれば、カ
バーは、へこみ部に対応した切り口を有する。この具体例では、炉カバーと電極
は、可動な枠組みに合わせて、従来通りに設けられている。炉に装填するために
、カバーが上げられ、同時に、電極も炉から上方に取り出される。カバーと電極
がそのような程度にまで上げられるやいなや、電極の先端はもはや炉内部には位
置せず、電極レシービングチャンバ内にあり、カバーと電極はいっしょに蝶番状
に
横方向に旋回し、炉に装填することができる。へこみ部の上方の通路孔は、便宜
上、スクラップが装填される間閉じられ、スクラップがこのへこみ部に落下する
のを防止する。この目的のために、分離カバーが供給され、装填操作の間、へこ
み部を閉じる。代わりに、適当に設計されたスクラップバスケットが供給され、
炉容器の上に丁度適合し、へこみ部上方を閉じても良い。
本発明の他の具体例では、炉は2つの部分からなるカバーを有する。カバーの
下方部分はスクラップ分配漏斗として設計され、ふたの上方部分がこのスクラッ
プ分配漏斗を閉じる。ふた下方部分は、便宜上、へこみ部の上方通路孔を覆い、
これにより、スクラップがへこみ部に落下するのを防止する。へこみ部の上に位
置するカバーの下方部分の底部の部分は、便宜上、炉シャフトに対して傾き、分
配されたスクラップが炉シャフトの中に滑る。炉に装填するために、カバーの上
方部分が上げられ、電極と独立して蝶番状に旋回する。電極の交換又は他のメン
テナンスのためにだけは、カバーの下方部分を上げることも必要となり、電極と
キャリングアームが電極レシービングチャンバの外に、上方に動かされる。カバ
ーの下方部分と電極は、それゆえに、共通の移動枠組みに設けられても良い。し
かしながら、便宜上、電極はカバー下方部分から独立して動かせることができ、
炉にスクラップが装填された場合、電極は炉内部から上方に完全に又は部分的に
移動させることができ、スクラップの落下による機械的アクションから電極を守
る。
本発明の例示的具体例を、以下の図を参照しながら、以下に説明する。
図1は、本発明にかかるアーク炉の側面図である。
図2は、上記アーク炉の上面図である。
図3は、図2のX−X線に沿った軸方向断面図である。
図4は、上端から下方に向かって狭くなった炉容器を備えた他の具体例の同様
の軸方向断面図である。
図5は、炉内部に突き出して、装填材料の捕捉装置として動作するフィンガ部
を備えた第3の具体例の軸方向断面図である。
図6は、2つの部分からなるカバーを備えた第3の具体例の軸方向断面図であ
る。
アーク炉は、耐火性レンガからなる容器底部又は炉床1を有する。本質的に円
柱状の断面である炉容器部分が炉床の上部に設けられる。電極4は上部から炉容
器部分2に囲まれた炉内部の領域内に突き出している。炉容器部分2の上には更
に炉容器部分3配置され、炉容器部分3は、その全体の高さに、半径方向に内方
を向かい、本質的に環状の断面表面の中心点を越えて延びたへこみ部5を有する
。上方の炉容器部分3の外壁は、このように、所定の円周角に切り取られ、本質
的に垂直な壁6が、炉内部7に連続して、電極レシービングチャンバ又はへこみ
部5の範囲を定める。炉内部に連続したへこみ部5の下方の境界は、底部プレー
ト8により形成され、その中には、電極4を通すための円形の通路孔9が設けら
れるのが好ましい。通路孔9は、炉の中心点に集めるのが好ましい。
電極4は、キャリングアーム10上に設けられ、クランピングヘッド11によ
り保持され、そこを通って電力も供給される。キャリングアーム10はへこみ部
5に突き出し、電極4と一緒に垂直方向に動かすことができる。
電極レシービングチャンバ5は、へこみ部5の壁6とその底部プレート8とで
、炉内部と熱的に遮断されている。壁6とその底部プレート8は水冷されている
。
水冷された壁部材12は、消耗部品として交換可能であることが好ましく、炉
内部に向かった炉容器部分2、3の壁に設けられる。
アーク炉の本具体例では、図3に示すように、上方炉容器部分3は、へこみ部
5によってのみさえぎられた本質的に円筒形の断面を有する。炉容器部分3の壁
は、本質的に垂直である。
図4に示された具体例では、上方炉容器部分3の壁は、上端から下方に向かっ
て、内方に斜め方向に広がる。上方炉容器部分3の中の炉シャフト7の自由断面
は、上端から下に向かって狭くなる。斜め方向の壁の傾斜角は、垂直方向に対し
て10°より小さいことが好ましい。上方炉容器部分3の僅かな円錐形状の設計
は、スクラップが不要なブリッジの形成なしに滑り落ちるのを容易にする。
図5に示す具体例では、複数のフィンガ部13が設けられ、上方炉容器部分3
の周辺上に分配され、ローラ14に搭載され、炉シャフト7内に、通路孔15を
通って動かされる。2つの隣接したフィンガ部の間の明らかな距離は、約500
から1000mmである。それらのフィンガ部13は、最初に、上方炉容器部分
3の炉シャフト7に分配される装填材料を保持し、熱い廃ガスによりそれらの装
填材料を予備加熱することを可能とする。フィンガ部13を引っ込ませた結果、
スクラップは制御された方法で下方炉容器部分2の中に導かれ、そこで、電極4
から照射されるアークにより溶解される。
図1から5には示されていない炉容器カバーが、容器の形状、特に、へこみ部
5の形状に一致した切り込みを有する形状に適合される。それゆえに、炉カバー
を置くと共に、もし必要なら、電極4と電極キャリングアーム10はへこみ部5
から上部に動かすことができる。炉にスクラップが装填された場合、電極4は、
自由端のみが炉内部に突き出すまで炉外部に動かされ、これにより、スクラップ
の落下によっても損傷を受けない。炉カバーは上げられ蝶番状に横方向に旋回す
る。上述のように、もし適当なら、炉カバーと電極は共通の移動枠組み上に設け
られ、これにより一緒に上げられ蝶番状に旋回する。へこみ部5の上方通路は、
便宜上、スクラップが装填される間は閉められ、スクラップがへこみ部5に落下
するのを防止する。この目的のために、分離されたカバーがへこみ部5に用いら
れても構わない。代わりに、スクラップの装填は、丁度炉容器の上に合い、へこ
み部5を上方で閉じる、適当に設計されたスクラップバスケット手段により行わ
れても構わない。装填中は、特別なカバー又は他の特別に適合させたスクラップ
バスケットの手段による、へこみ部5の上方の閉鎖がじゃまされる程度には、電
極4と電極キャリングアーム10を上方に移動させてはならない。
図6に、2つの部分からなる炉カバーを備えたアーク炉の具体例を示す。カバ
ーの下方部分17は、スクラップ分配炉として設計されている。それは、へこみ
部5の上方通路を覆い、この領域において、傾いた底面20を有し、そこに置か
れたスクラップが炉シャフト7に向かって滑るようにしている。カバー上方部分
18は、炉17にスクラップを装填できるように、可動となっている。廃ガスが
炉シャフト7に置かれたスクラップの中を通り、それを予備加熱した後に、アー
ク領域の外に上がって出るように、廃ガス出口19が設けられている。炉にスク
ラップを装填するために、カバー上方部分が単に持ちあがり、蝶番状に旋回する
。もし適当であるなら、電極4は、多少上方に移動でき、ある状況の下で、落下
するかもしれないスクラップから保護されても構わない。へこみ部5に上部から
入
りたい場合、カバー下方部分17は、簡単に持ち上げられ、蝶番状に旋回できな
ければならない。例えば、これは、電極の交換や、他のメンテナンス作業の時に
必要となる。
スクラップを装填した後は、カバー(又はカバー上方部分18)は炉の上部に
置かれ、電極4はその操作位置まで動かされ、アークが照射される。図5、6に
示される具体例では、炉シャフト7の外部からのスクラップの導入は、フィンガ
部の動きにより正確に制御することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成10年4月8日(1998.4.8)
【補正内容】
請求の範囲
1.炉容器と、炉内部と、該炉内部に突き出した少なくとも1の電極(4)と共
に、該炉内部から熱的に遮断され、かつ、電極のための通路孔(9)であって、
該炉内部に向かった通路孔を有する電極レシービングチャンバ(5)とを備えた
アーク炉であって、
該電極レシービングチャンバ(5)が、その外部から横方向に、自由に到達可
能な炉容器のへこみに位置することを特徴とするアーク炉。
2.上記電極(4)が、上記側面から上記電極レシービングチャンバ(5)内に
突き出したキャリングアーム(10)上に設けられたことを特徴とする請求項1
のアーク炉。
3.上記電極レシービングチャンバ(5)が、上記炉容器の側壁(3、16)内
の、内方に向かったへこみ部として設計されたことを特徴とする請求項1又は2
のアーク炉。
4.上記電極レシービングチャンバ(5)が、上記炉容器の側壁(3、16)か
ら、上記炉断面の少なくとも中心に至るまで延びたことを特徴とする請求項1か
ら3のいずれか1つのアーク炉。
5.上記電極(4)の通路孔(9)であって、上記炉内部に向かった通路孔が、
上記電極レシービングチャンバ(5)の底面に形成されたことを特徴とする請求
項1から4のいずれか1つのアーク炉。
6.上記電極レシービングチャンバ(5)が、上記炉容器の上端部まで延び、更
に、上方から入ることができることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つ
のアーク炉。
7.上記炉容器に向かった上記電極レシービングチャンバ(5)の側壁(6、8
)が、冷却装置を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つのアー
ク炉。
8.上記炉容器の側壁の少なくとも1部分(16)が、上記上端から下に向かっ
て、内方に斜めに広がることを特徴とする請求項1から7のいずれか1のアーク
炉。
9.上記内方に斜めに広がる壁部分(16)が、上記電極レシービングチャンバ
(5)が配置される上記炉の高所の一部に設けられたことを特徴とする請求項8
のアーク炉。
10.上記炉容器が、下方部分(2)と上方部分(3、16)とからなり、上記
電極レシービングチャンバ(5)が、該上方部分(3、16)に設けられたこと
を特徴とする請求項1から9のいずれか1のアーク炉。
11.材料を捕捉する捕捉装置(13)が、上記炉床(1)の上部の上記炉内部
中に設けられたことを特徴とする請求項1から10のいずれか1のアーク炉。
12.上記捕捉装置(13)が、上記電極レシービングチャンバ(5)の下方の
境界とほぼ同じ高さに設けられたことを特徴とする請求項11のアーク炉。
13.上記捕捉装置(13)が、上記炉の側壁中の通路孔(15)を通って、上
記炉内部に押し込むことができるフィンガ部を有することを特徴とする請求項1
1又は12のアーク炉。
14.2つの部分からなるカバーを有し、その下方部分は、スクラップ分配炉(
17)として設計され、その上方部分(18)は、該スクラップ分配炉(17)
を閉じることを特徴とする請求項6から13のいずれか1つのアーク炉。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.炉容器と、炉内部と、該炉内部に突き出した少なくとも1の電極(4)とを 備えたアーク炉であって、 該炉容器の1の側面から入ることができ、該炉内部から熱的に遮断され、かつ 、電極のための少なくとも1の通路孔(9)であって、該炉内部に向かった通路 孔を有する電極レシービングチャンバ(5)を備えることを特徴とするアーク炉 。 2.上記電極(4)が、上記側面から上記電極レシービングチャンバ(5)内に 突き出したキャリングアーム(10)上に設けられたことを特徴とする請求項1 のアーク炉。 3.上記電極レシービングチャンバ(5)が、上記炉容器の側壁(3、16)内 の、内方に向かったへこみ部として設計されたことを特徴とする請求項1又は2 のアーク炉。 4.上記電極レシービングチャンバ(5)が、上記炉容器の側壁(3、16)か ら、上記炉断面の少なくとも中心に至るまで延びたことを特徴とする請求項1か ら3のいずれか1つのアーク炉。 5.上記電極(4)の通路孔(9)であって、上記炉内部に向かった通路孔が、 上記電極レシービングチャンバ(5)の底面に形成されたことを特徴とする請求 項1から4のいずれか1つのアーク炉。 6.上記電極レシービングチャンバ(5)が、上記炉容器の上端部まで延び、更 に、上方から入ることができることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つ のアーク炉。 7.上記炉容器に向かった上記電極レシービングチャンバ(5)の側壁(6、8 )が、冷却装置を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つのアー ク炉。 8.上記炉容器の側壁の少なくとも1部分(16)が、上記上端から下に向かっ て、内方に斜めに広がることを特徴とする請求項1から7のいずれか1のアーク 炉。 9.上記内方に斜めに広がる壁部分(16)が、上記電極レシービングチャンバ (5)が配置される上記炉の高所の一部に設けられたことを特徴とする請求項8 のアーク炉。 10.上記炉容器が、下方部分(2)と上方部分(3、16)とからなり、上記 電極レシービングチャンバ(5)が、該上方部分(3、16)に設けられたこと を特徴とする請求項1から9のいずれか1のアーク炉。 11.材料を捕捉する捕捉装置(13)が、上記炉床(1)の上部の上記炉内部 中に設けられたことを特徴とする請求項1から10のいずれか1のアーク炉。 12.上記捕捉装置(13)が、上記電極レシービングチャンバ(5)の下方の 境界とほぼ同じ高さに設けられたことを特徴とする請求項11のアーク炉。 13.上記捕捉装置(13)が、上記炉の側壁中の通路孔(15)を通って、上 記炉内部に押し込むことができるフィンガ部を有することを特徴とする請求項1 1又は12のアーク炉。 14.2つの部分からなるカバーを有し、その下方部分は、スクラップ分配炉( 17)として設計され、その上方部分(18)は、該スクラップ分配炉(17) を閉じることを特徴とする請求項6から13のいずれか1つのアーク炉。
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