JP2000515332A - 自動的で安全かつダイレクトなデータ伝送のための方法およびマイクロコンピュータシステム - Google Patents

自動的で安全かつダイレクトなデータ伝送のための方法およびマイクロコンピュータシステム

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JP2000515332A JP09523974A JP52397497A JP2000515332A JP 2000515332 A JP2000515332 A JP 2000515332A JP 09523974 A JP09523974 A JP 09523974A JP 52397497 A JP52397497 A JP 52397497A JP 2000515332 A JP2000515332 A JP 2000515332A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、自動的で安全かつダイレクトなデータ伝送、例えば電子メール伝送のための方法に関する。本発明では、第1の端末機器(1)から、該第1の端末機器に直接対応付けされた第1のマイクロコンピュータシステム(11)にデータが伝送され、該第1のマイクロコンピュータシステム(11)においてデータが処理され、直ちに又は後の時点で直接データ回線網(20)を介して第2のマイクロコンピュータシステム(12)にデータが伝送され、該第2のマイクロコンピュータシステム(12)は第2の端末機器(2)に直接対応付けされ、該第2のマイクロコンピュータシステム(12)にてデータが処理され直ちに又は後の時点で第2の端末機器(2)に伝送され、前記マイクロコンピュータシステム(11,12)によって、第1の端末機器(1)又は第2の端末機器(2)の作動状態に依存せずにデータの受信、送信、記憶、処理が行れる。

Description

【発明の詳細な説明】 自動的で安全かつダイレクトなデータ伝送の ための方法およびマイクロコンピュータシステム 本発明は、自動的で安全かつダイレクトなデータ伝送のための方法およびマイ クロコンピュータシステムに関する。 今日、エンドユーザによるコンピュータ(たとえばPC)間で情報を交換する ことが多くなってきている。この場合、慣用的に純粋なテキスト情報の伝送は” 電子メールとして注目されている。そうこうしているうちに、たとえばファック スや音声、画像や映像のデータあるいはたとえばプログラム、データバンクから のデータ、測定データ等その他のコンピュータデータも、コンピュータ間で伝送 されるようになってきており、したがって以下では“電子メール”という用語は 、いかなる形態であろうとコンピュータ間のデータ交換のことであるものとする 。 ここで欠点となるのは、ファックスや電話によるトラヒックとは異なり、電子 メールを端末機器のユーザ(たとえばインターネットを経由したPCのユーザ) にダイレクトに配達するのは、大きなコストをかけることによってしか実現でき ないことである。したがって、送信側端末機器と受信側端末機器との間における ダイレクトな自動データ伝送はきわめて面倒である。それというのも、両方の端 末機器または中央コンピュータを一時記憶装置として接続しておかなければなら ず、スイッチオンされているコンピュータにおいてデータ交換コントロールのた めの所定のプログラムを実行させなければならないからである。 つまり、中央コンピュータは安全性の理由(たとえばデータの安全性、システ ム故障に対する安全性)からたいていは別の役割を担うことはできず、日夜作動 させていなければならない。このような“常時スタンバイ”システムは今日、た いていは会杜内で種々の会社所在地におけるデータ処理ネットワーク間に組み込 まれたり(いわゆるルータまたはメールサーバ)、あるいは端末機器をワールド ワイドなネットワークたとえばインターネットに接続するために組み込まれる。 現在、電子メールの場合にはたとえば、電子メール伝送のために常時スタンバ イ状態にある“中継ステーション”を利用できるいわゆる“サービスプロバイダ ”に頼らざるを得ない。 公知の方法の場合、電子メールは“送信側郵便局”およびコンピュータ中間ス テーションから成るワールドワイドなネットワークを介して、受取人の本来の端 末機器とは異なり常時作動中である受信側郵便局まで発送される。また、これら の郵便局は、エンドユーザの直接的な影響範囲内には存在していない。このよう な郵便局には、端末機器のところにいる受取人が取りに行くまで電子メールがお かれており、その際、受取人は郵便局に規則的に問い合わせなければならず、つ まり受取人は自身で措置を講じなければならない。電子メールの本来の伝送は数 秒しかかからないのにもかかわらず、現在、緊急郵便をこの経路で送達すること はできない。なぜならば送り手にとって、本来の受取人が郵便を取りに行くのか 否か、そしていつ取りに行くのかがわからないからである。 しかも、介在接続されている郵便局は常にデータ量が増え続けていることから 過負荷になることが多く、その結果、予測外の遅れを伴ってしかデータ伝送を行 えないことが多い。このような遅れや受取人のところへの到着の不確かさ、およ びインターネットにおけるデータ保護の悪さゆえに、著しく速い電子メールとい うものに対し相対的に価値がおかれるようになっている。 したがってエンドユーザは現在に至るまで、電話やファックスの回線網などの ように完全自動の簡単かつダイレクトで信頼性があり確実な送信側端末と受信側 端末間のデータ伝送を利用することができない。 たとえばファックスは今日、電話回線網を介して受取人へダイレクトに最も短 期間で送ることができ、この場合、受取人の関与なしに印刷が完了する。しかも 送り手に対し、受取人のところにファックスがきちん と届けられたという通報がフィードバックされる。電子メールの公知の伝送方式 は、このような利点をもっていない。この理由からもファックスは、その送信が 基本的に電子メールの送信よりも遅いにもかかわらず、その意義を保持し続けて いるのである。 電話による会話の場合もファックスの場合も、データは送信側のエンドユーザ から受信側のエンドユーザへダイレクトに伝送され、これは送信者も受信者も第 3者の労力を必要とすることなく行われる。 ヨーロッパ特許出願EP 0 671 831 A1から、データ処理機器やデータ再生機器 などの端末へ転送すべきデータを受信するための装置が公知である。この場合、 端末がオフにされているときにデータが到来すると、この装置は制御信号によっ て端末機器を動作準備完了状態にさせる。このときデータは少なくとも動作準備 完了状態が確立されるまで、一時的に記憶される。この装置の欠点は、端末機器 の動作準備完了状態を作り出す点でしか機能しないことである。しかも、現に存 在している電子的郵便送達の欠点は、この装置によっても取り除かれない。 論文“Entlastung des zentralen Rechners durch frei programmierbare N achrichtenuebertragungssteuerungen?”(buero technik Automation+Oraganis ation,11.1972,p.1348-1356)により、電話回線網を介してエンドユーザのデ ータステーション(端末、term inal)が接続されている中央コンピュータについて述べられている。この場合、 中央コンピュータとデータステーションとの間に制御ユニットが配置されており 、このユニットは中央コンピュータの負荷を軽減するために用いられる。その際 、制御ユニットは中央コンピュータ(back-end)のための“フロントエンド(fr ont-end)”と呼ばれる。 既述のシステムにおける欠点は、エンドユーザがこの中央コンピュータに完全 に依存していることであり、しかもこの中央コンピュータに対しエンドユーザは いかなる影響も及ぼせないことである。したがってたとえば中央コンピュータが 故障してしまうと、それに接続されているすべてのエンドユーザは彼らのデータ ステーションを介してデータを送信することも受信することもできなくなってし まう。しかもエンドユーザにとって、特定のデータをそのデータステーションで 読み出すために中央コンピュータに“ログイン”するという手間が増える。それ にしても最も深刻な欠点は、特定のデータが“到着”したとき、データステーシ ョンまたは中央コンピュータがスイッチオンされていなかったりスタンバイ状態 にない間は、エンドユーザはデータステーションにおいていかなる通報も受け取 らないことである。 このような従来技術に基づき本発明の課題は、ダイレクトな自動データ伝送つ まりデータ伝送区間の各端 末(たとえばPC)間に中央コンピュータを介在接続させないデータ伝送を可能 にし、その際にスイッチオフされている端末機器へもデータを送信できるように した方法および、この方法を実施するための装置を提供することにある。 この場合、エンドユーザがデータを、中央コンピュータを介在させることなく ダイレクトに別のエンドユーザへ送信できるようにすべきであって、受取人の端 末機器がスイッチオンされているかされていないかをエンドユーザが知ることな く、あるいは知っている必要なく行えるようにすべきである。 本発明によればこの課題は、請求項1、2または3記載の特徴を備えた方法、 および請求項16の特徴を備えた上記の方法を実施するためのマイクロコンピュ ータシステムによって解決される。 本発明の方法によれば、端末機器(たとえばエンドユーザのPC)の間に中央 コンピュータを介在接続させることなく、データ伝送区間の各端末機器間におい てダイレクトで安全かつ自動的なデータ伝送が実現される。ここでいうダイレク トなデータ伝送とは、プロバイダのサービスの手間をとらせることなく、あるエ ンドユーザから別のエンドユーザへ直接、データが伝送されることを意味する。 この場合、それぞれ1つの端末機器に対し本発明によるマイクロコンピュータ システムがじかに対応づけ られており、その際、このマイクロコンピュータシステムは、同時に端末機器お よびデータ回線網(たとえば電話回線網)と接続されているか、またはデータ回 線網とのみ接続されている。後者の場合、端末機器(たとえばラップトップコン ピュータ)はマイクロコンピュータシステムから切り離され、したがってマイク ロコンピュータシステムはいわば端末機器用の“留守番電話機”として機能する ことになる。本発明によるマイクロコンピュータシステムは自律的なユニットで あり、このユニットは端末機器の動作状態とは無関係にデータを受信し、送信し 、記憶し、あるいは処理することができる。 ここで端末機器とは一般に、エンドユーザがじかに取り扱うことのできる領域 内に存在するコンピュータまたはコンピュータシステムのことである。それらの 端末機器には本発明によるマイクロコンピュータシステムのほかに、モニタ、プ リンタ、ハードディスク、光学記憶媒体あるいはその他の周辺機器を接続可能で ある。また、データ伝送ネットワークとしてたとえば公衆電話回線網が使用され 、このことによって可用性が高まりかつコストが低下する。 本発明によるマイクロコンピュータシステムは端末機器にじかに配属されて設 けられており、たとえばこれは留守番電話機が電話にじかに設けられているよう なものである。 その際、マイクロコンピュータシステムから配属されたその端末機器へのデー タ伝送、あるいはマイクロコンピュータシステムから他の端末機器へのデータ伝 送を、ただちに行うこともできるし、あるいはあとになって行うこともできる。 ただちに行われるデータ伝送の前提条件は、関与しているマイクロコンピュー タシステムが作動中であることだけである。とはいうものの、自律的に動作する マイクロコンピュータシステムを使用することにより、受信されたデータおよび /または送信されたデータの処理を、端末機器の動作状態から完全に分離するこ とができる。 マイクロコンピュータシステムは受信されたまたは処理されたデータを、対応 づけられた端末機器の動作状態とは無関係に送信する。たとえばエネルギー節約 の理由で送り手または受取人の端末機器がスイッチオフ状態にあっても、じかに 対応づけられたマイクロコンピュータシステムによってデータを完全に自動的に 受信し、処理し、あるいは送信することができる。端末機器はそれに対応づけら れて設けられているマイクロコンピュータシステムと常に物理的に接続されてい なくてもよく、このことは今日広く普及している移動端末機器にとって殊に重要 である。 このようにしてマイクロコンピュータシステムによりたとえば、自動的に別の コンピュータへメッセージ を伝送することができ、これはそのために送信端末機器が動作状態にある必要も なく、あるいはそれがマイクロコンピュータシステムと結合されている必要もな い。マイクロコンピュータシステムにより受信された電子メールは、対応づけら れている端末機器の動作状態とは無関係に処理したり記憶したりすることができ る。 マイクロコンピュータシステムにおいて、端末機器から送信されるあるいはそ の端末機器のためのものであるデータに対し、まえもって規定可能な処理が行わ れる。マイクロコンピュータシステムにおける記憶がどうしても必要となるのは 、対応づけられている受信側端末機器が受け取り準備完了状態になかったり、デ ータ伝送ネットワークを介したデータ伝送速度がマイクロコンピュータシステム と配属された端末機器との間における速度よりも著しくおそいことから、送信す べきデータをただちにデータ伝送ネットワークへ送信できなかったりそうすべき ではない場合や、受信データをまずはじめに収集するようにした場合である。 ここで重要であるのは、端末機器に対応づけられているマイクロコンピュータ システムのバッファメモリ容量によって、データ伝送ネットワーク内の“郵便局 ”による記憶が不要になることである。本発明による方法によれば、送信者から 受信者へのダイレクトなデータ伝送が実現され、これはデータ処理またはデータ 記憶のためたとえばサービスプロバイダなど別の機関を必要とすることなく実現 可能である。送信側や受信側では、データ伝送のためにたとえばメールサーバと のインタラクションなどの特別な措置は不要である。しかしながら、本発明によ るマイクロコンピュータシステムは目下利用されているデータ伝送方式と互換性 があるので、サービスプロバイダからも電子メールを受信できるし、それに対し て電子メールを送信することもできる。 本発明による方法の有利な実施形態によれば、少なくともマイクロコンピュー タシステムはデータを受信すると自動的にメッセージを送信する。このように自 動的に送信されるメッセージは、たとえば到来データに対する受信確認とするこ とができる。 さらに有利には、少なくとも1つのマイクロコンピュータシステムによりデー タが圧縮され、伸張され、暗号化され、あるいは解読される。データ圧縮により 、データネットワークを介して伝送すべきデータ量が著しく低減され、このこと により伝送時間つまりはコストが減少する。さらにデータ圧縮により、マイクロ コンピュータシステム内でも僅かな記憶場所しか占有されなくなる。この場合、 データがマイクロコンピュータシステムから呼び出されると、たとえば呼び出し た場所では伸張を行えない場合、そのデータを自動的に伸張することができる。 データ伝送ネットワークを 介して送信されるデータを暗号化することにより、データの安全性が著しく高め られ、このことは殊に業務上のトラヒックにおいてきわめて重要である。 この方法の1つの実施形態によれば、マイクロコンピュータシステムにより送 信されたおよび/または受信されたデータは、優先順位に従って処理される。こ の目的で、所定のデータに優先順位情報が設けられており、たとえば”緊急!” や”秘密”などの情報を設けることができる。 本発明による方法のさらに別の有利な実施形態によれば、マイクロコンピュー タシステムにより受信されたデータが所定の判定基準に従って分類され、および /または処理される。したがってたとえば特定の差出人から到来したデータを自 動的に消去したり、あるいは別のアドレスへ転送したりすることができる。 有利には、マイクロコンピュータシステム内に記憶されたデータが、データ伝 送ネットワークを介して遠隔処理される。さらに有利には、マイクロコンピュー タシステムの動作が遠隔操作によって制御される。このようにすることで、端末 機器が起動していなくても、たとえばマイクロコンピュータシステム内に記憶さ れているデータを処理できるだけでなく、マイクロコンピュータシステムによる 自動処理を制御することができる。このことは、ユーザがかなり長い期間、その ユーザの端末機器およびそれに対応づけられたマイク ロコンピュータシステムのすぐ近くにいないときに、重要な意味をもつ。この場 合、格別有利であるのは、マイクロコンピュータシステム内に記憶されているデ ータのうち、まえもって定められた部分だけを処理したり転送したりすることで ある。このようにすることでたとえば、遠隔制御によりマイクロコンピュータシ ステム内に記憶されているデータに関する概観を得ることができ、これによって 最も重要な電子メール送達物だけを、あるいは短い電子メール送達物だけを、遠 隔地に滞在する所属の端末機器のユーザへ伝送することができる。 さらに有利には、特定の識別子(たとえば”秘密”)などの付されたデータを セキュリテイチェック後にはじめて表示させるようにすることもできる。このよ うにすることで、マイクロコンピュータシステム内に記憶されているデータに対 するユーザ・ハイアラーキを構築でき、その結果、特定のユーザはすべてのデー タをアクセスできるのに対し、その他のユーザはそれらのデータのうち一部分し かアクセスできないようになる。 本発明による方法のさらに別の有利な実施形態によれば、あらかじめ設定可能 な差出人からのデータがマイクロコンピュータシステムに到来したとき、そのデ ータが拒絶されるか、または許可される。このようにして、たとえば不所望な広 告送達物の受信を差し止め ることができる。 有利には、マイクロコンピュータシステムはあらかじめ設定可能な差出人から のデータの到来を検出し、それを検証するためその差出人へのリターンコールを 自動的に発生させる。差出人の検証が成功したあとではじめて、マイクロコンピ ュータシステムへデータが伝送される。差出人アドレスの検証により、データ伝 送におけるセキュリティが改善される。 この方法のさらに別の有利な実施形態によれば、マイクロコンピュータシステ ムに到来したデータに対しマイクロコンピュータシステムは、あらかじめ設定可 能な判定基準による第1のチェックを行う。したがってたとえば特定の差出人か らのデータを、マイクロコンピュータシステムが処理する前にただちに拒否する ことができる。この第1のチェックに従ってデータが許可されると、データはマ イクロコンピュータシステム内に格納される。そしてデータ回線網へのマイクロ コンピュータシステムの接続は、自動的に遮断される。次に、マイクロコンピュ ータシステム内のデータに対し、あらかじめ設定可能な判定基準による第2のチ ェック(たとえばウィルスチェック)が行われる。さらにこの第2のチェックに おいて、電子署名の解読または検証も行える。 第2の検査において肯定的な結果が得られたときのみ(たとえばウィルスが存 在せず、解読が成功し電子 署名が適正であるときのみ)、マイクロコンピュータシステムに対応づけられた 端末機器へデータが伝送される。データに対する水門方式("floodgate princip le")と呼ばれる2段階のチェックによって、端末機器に対するデータセキュリ ティが著しく高められる。 さらにこの方法における別の格別有利な実施形態の場合、データ回線網から端 末機器へのダイレクトなアクセスは、そのことが対応するマイクロコンピュータ システムにより避けられることで、不可能であるように構成されている。上述の 水門方式により、権限のない者がデータ回線網と端末機器とのダイレクトなデー タ接続を形成させてしまうのが不可能となる。 本発明による方法のきわめて有利な実施形態によれば、マイクロコンピュータ システムから発信されるデータには名前(たとえばログインネーム)と電話番号 がアドレス情報として付される。このような形式のアドレス指定であれば、電子 メールの差出人は多数のアドレスを覚えておかなくてもよく、差出人にとって既 知である電話番号をアドレスとして使用できる。 ダイレクトな自動データ伝送のための本発明によるマイクロコンピュータシス テムは、少なくとも1つの第1のインタフェースを有しており、マイクロコンピ ュータシステムはこのインタフェースを介して端末機器と接続可能である。さら に少なくとも1つの第2のインタフェースを介してマイクロコンピュータシステ ムはデータ回線網と接続可能である。データ回線網としてたとえば電話回線網が 使用される。また、このマイクロコンピュータシステムは、少なくとも1つのオ ペレーションコントロール用プロセッサシステムと、オペレーティングソフトウ ェア、プログラムおよびデータを格納するための少なくとも1つの記憶ユニット を有している。さらにマクロコンピュータシステムは、このシステムにより受信 または送信された情報あるいはシステム内に格納されている情報のためのインジ ケータおよび/または音響的信号発生器を有している。このようにすることで、 じかに対応づけられているコンピュータとはまったく無関係にデータ伝送を監視 することができる。 種々の周辺機器を備えたコンピュータとは対照的に、このマイクロコンピュー タシステムはコンパクトなユニットとして構成することができ、このシステムに おけるプロセッサシステムはフレキシブルにプログラミング可能である。さらに このマイクロコンピュータシステムは大きなエネルギー負荷(たとえばモニタ) を有していない。 これらの理由から、本発明によるマイクロコンピュータシステムを殊にインテ リジェントで自律的なユニットとして、本発明によるデータ伝送方法において使 用することができる。その際、本発明の着想および範囲内のこととして挙げられ るのは、このようなマイク ロコンピュータシステムをたとえば、同じ電話回線網と接続されているファック ス機器や電話機、留守番電話機、あるいはモデムなどその他の機器内に組み込む ことである。 殊に有利な実施形態によれば、前記の第2のインタフェースは内蔵モデムおよ び/または内蔵ISDNインタフェースと接続されている。このようにして、デ ータ伝送ネットワーク次第で(たとえばISDN電話回線網)、アナログでもデ ィジタルでもデータを交換できる。 有利には、マイクロコンピュータシステムは固有の電流供給部たとえば電源ア ダプタ、バッテリまたは蓄電池による電流供給部を有しており、したがってマイ クロコンピュータシステムは電流供給に関しても自律的である。 さらに有利には、マイクロコンピュータシステムの記憶ユニットは固定値メモ リ(ROM)、フラッシュROM、書き込み/読み出しメモリ(RAM)、ハー ドディスク、光学記憶媒体および/またはディスクドライブとして構成されてい る。このような形態での記憶ユニットはコンパクトに製造可能であり、しかも大 量のデータを格納することができる。 マイクロコンピュータシステムの1つの有利な実施形態によれば、電子メール を自律的に処理するための手段が設けられている。このよな手段によってたとえ ば、特定の差出人から到来したデータを別の住所へ転送したり、あるいはそれを 消去することすら可能であって、このことはマイクロコンピュータシステムに対 応づけられている端末機器を必要とすることなく可能である。後者は、電子的な データ伝送を介した不快なダイレクトメールいわゆる”ジャンクメール(junk-m ail)”もその間に処理されることから重要である。 さらに有利にはマイクロコンピュータシステムは、自動的にあらかじめ設定可 能なあるいはマイクロコンピュータシステム自身によって生成されるメッセージ を送信する手段を有している。つまりたとえば電子メールのための受信確認を自 動的に送信することができ、このことはマイクロコンピュータシステムに対応づ けられている端末機器あるいはデータ伝送ネットワーク内のシステムを必要とす ることなく可能である。 電子メールの場合、多数のデータフォーマットが使われるので、本発明による マイクロコンピュータシステムがたとえばファックスデータ、音声データおよび /または画像データに対する種々の伝送プロトコルおよび/またはデータフォー マットのための変換手段を備えていると有利である。 本発明によるマイクロコンピュータシステムの格別有利な実施形態によれば、 コンピュータネットワークおよびネットワークソフトウェアのためのインタフェ ースを有している。このようにして、マイクロコンピ ュータシステムは受信データをネットワーク内のすべてのコンピュータへ転送す ることができるし、あるいはネットワーク内のあらゆるコンピュータからのデー タも受信し、データ回線網を介して受取人へ送達することができる。 有利にはこのマイクロコンピュータシステムは、データの圧縮、伸張、暗号化 、解読または変換を行う手段を有している。このような手段によってマイクロコ ンピュータシステムはそれに対応づけられている端末機器とは無関係に、送信す べきデータや受信データを処理することができる。 さらにまた、マイクロコンピュータシステムの動作および/またはこのシステ ム内に格納されているデータを、遠隔制御によってコントロールできると有利で ある。その際にマイクロコンピュータシステムが、このシステム自身および/ま たはその中に格納されているデータに対する不正なアクセスを回避する手段を備 えていると、さらに有利である。このよなセキュリティ措置として挙げられるの は、たとえばパスワードセキュリティおよび/または格納されているデータの自 動的な暗号化である。 このマイクロコンピュータシステムのさらに別の有利な実施形態によれば、マ イクロコンピュータシステムは、あらかじめ設定可能な差出人から到来したデー タを拒否あるいは受理する手段を有している。このこ とで、そのマイクロコンピュータシステムに対応づけられている端末機器への不 所望なデータ伝送を避けることができる。このことは殊に、データ中のコンピュ ータウィルスからの保護の役割を果たす。 有利には本発明によるマイクロコンピュータシステムは、あらかじめ定めるこ とのできる差出人からのデータであれば、データの出所を検証する目的で自動的 なリターンコールをを行わせる手段を有している。この検証により、データセキ ュリティが著しく高められる。 格別有利には本発明によるマイクロコンピュータシステムは、到来データに対 しそれらのデータがマイクロコンピュータシステムに読み込まれる前に、システ ム内での処理および/または記憶に先立ち所定の判定基準(たとえば差出人アド レス)に従って第1のチェックを行う手段を有している。さらにマイクロコンピ ュータシステムは、このシステムと対応づけられた端末機器をデータ回線網から 完全に分離できるようにする目的で、データ回線網とマイクロコンピュータシス テムとの接続を自動的に遮断することのできる手段を有している。さらにまた、 このマイクロコンピュータシステムは、このシステム内に格納されているデータ に対し所定の判定基準に従って第2のチェック(たとえばウィルスチェック)を 行う手段を有している。マイクロコンピュータシステムはさらに、上述の第1の チェックまたは第2のチャックに依存してデータ回線網からマイクロコンピュー タシステムへの、あるいはマイクロコンピュータシステムから対応づけられた端 末機器へのデータ伝送を許可したり阻止したりする手段を有している。このよう な2段階のチェックによって、データセキュリティが著しく改善される。 別の有利な実施形態の場合、本発明によるマイクロコンピュータシステムは、 データ回線網からマイクロコンピュータシステムを通して対応づけられた端末機 器へのアクセスを阻止する手段を有している。この手段は、マイクロコンピュー タシステム内に格納されているプログラムまたは特別にプログラミングされたプ ロセッサとすることができる。このようにして、ダイレクトなデータ伝送や端末 機器のアクセスが不可能となる(端末機器へのアクセスに対する水門閉鎖方式) 。 同様に有利には、本発明によるマイクロコンピュータシステムは、発信データ に名前(たとえばログインネーム)と電話番号をアドレス情報として設けるため の手段を有しており、このことで発信データのアドレス指定をきわめて簡単に行 えるようになる。 次に、図面を参照しながら複数の実施例に基づき本発明について詳細に説明す る。 図面 図1は、インターネットを介した電子メールの従来 の通常の伝送方法を概略的に示した図である。 図2は、本発明による電子メールの伝送方法を概略的に示した図である。 図3は、本発明によるマイクロコンピュータシステムの概略図である。 図4は、マイクロコンピュータシステムに送信されたデータのセキュリティチ ェックのためのフローチャートを示した図である。 実施例 図1にはこれまでの通常の電子メールの伝送方法が示されている。この“電子 メール”の概念のもとでは、この場合例えばバイナリフォーマット、テキストフ ォーマット、画像フォーマット、音声フォーマット、ビデオフォーマットなどの データが挙げられる。 この電子メールは、第1の端末機器1と第2の端末機器2の間で伝送される。 図をわかりやすくするために、ここで選択されている例では第1の端末機器1が 送信器として示され第2の端末機器2は受信器として示されている。以下ではデ ータ伝送区間の端部におけるそれぞれの端末機器を送信器ないし受信器と称する ものとする。基本的にはこの送信器1と受信器2は入れ替わってもよいし、ある いはこれらの両端末機器1,2がデータを同時に送受信することも可能である。 送信器1と受信器2は、この実施例では通常の例えばプリンタ、ディスプレイ などの周辺装置が接続され ているパーソナルコンピュータである。 送信器1と受信器2は、それぞれ伝送装置1a,2a(例えばモデム)を介し て電話回線網21,22と接続されている。 これまでの方式による電子メールでは、送信器1から受信器2への直接の伝送 は不可能であったので、送信器1からは電話回線網21を介して“送信側郵便局 31”として機能する、つまりデータを転送したり場合によっては一次的に保管 したりするコンピュータへの接続が形成されていた。それに対しては例えば前記 送信側郵便局として機能するいわゆるサービスプロバイダの電話番号が呼び出さ れなければならなかった。しかしながらそのような機能の充足のためには、送信 側郵便局31が常時スタンバイ状態におかれていなければならず、これは著しい 管理の手間とそれに伴うコストの増加を意味する。送信側郵便局への接続が確立 された後では電子メールが送信側郵便局31へ伝送される。 送信側郵便局31からは電子メールがワールドワイドネットワーク40に伝送 される。このネットワークは、不特定多数のネットで結ばれた多数のコンピュー タからなっている。この場合電子メールが経由する正確な経路は明確にはわかな らない。特に電子メールがワールドワイドネットワーク40内で種々のコンピュ ータに一時的に記憶されることは通常行われている。 このことは電子メールの伝送時間を増加させるだけではなく、データセキュリテ ィの低下も招く。なぜなら一時的な記憶の際には常に不特定の第3者による電子 メールへの不正なアクセスの危険性がつきまとうからである。 ワールドワイドネットワーク40からは電子メールが受信側郵便局32として 機能するコンピュータに転送される。この受信側郵便局32も前記送信側郵便局 31と同じように常時スタンバイされていなければならず、これもコスト負担増 加の一因となる。 ここにおいてこの電子メールは、受信器2より伝送装置2aを介してこの受信 側郵便局32への明確な問合わせがなされるまでは、該受信側郵便局32に保管 される。このアクセスは図1中に湾曲した矢印で示されている。 受信器2は、電子メール文章の到着に関する情報の郵便局(サービスプロバイ ダ)からの通達は何も受けない。このことは今日でのインターネットにおける決 定的な欠点となっている。メールの受け取りに対しては、受信器2は固有のステ ップを踏まなければならず、しかもこれは自身へのメールが本当に存在している か否かがわからないまま行われなければならない。このような方式では電子メー ルの交換に対して送信器1から受信器2への中断のない安全でダイレクトなデー タ伝送は存在し得ない。 しかしながら現在のデータ受信の通常の形態はインターネットである。このよ うな方式での唯一の例外は、受信者がインターネットへの高価な常時回線を稼動 させているか又は受信器がデータの到着の際に偶然にその郵便局(プロバイダ) への接続を形成した場合である。この2つのケースに限っては、受信者はデータ を郵便局(プロバイダ)への到着後に直接受け取ることができる。 総じて言えることは、これまでの電子メール交換のもとでは、多くの段階が踏 まれなければならず、このことは煩雑な管理と不所望な遅延やコストの負担増加 、セキュリティの問題等を引き起こす。特に電子メールアイテムの場合には、今 日の電話機では問題なく可能である自動応答装置(オートアンサ)による自動受 信も容易ではない。 ファックス送信の場合データは、一次記憶ステーションでの呼び出しの必要な く直接受信器に伝送される。この場合の唯一の前提条件は、アンサー装置又はフ ァックス装置が常時スタンバイ状態で電話回線網に接続されていることである。 図2には本発明による方法が示されている。ここでも図1と同じように送信器 1から受信器2までの電子メールの伝送が示されている。この場合送信器1と受 信器2の入れ替えは基本的に可能である。この送信器1と受信器2は、この実施 例ではデータ伝送区間の端 部におけるパーソナルコンピュータ(端末機器)であり、これは通常の周辺機器 、例えばプリンタ、ディスプレイと接続されている。しかしながら本発明の考察 では、LAN内のコンピュータも送信器1又は受信器2として使用可能である。 本発明による方法を用いた電子メールの自動的なダイレクト伝送は、本発明に よるマイクロコンピュータシステム11,12と電話回線網20を介して行われ る。 この場合送信器1には第1のマイクロコンピュータシステム11が直接対応付 けされ、受信器2には第2のマイクロコンピュータシステム12が直接対応付け されている。すなわち送信器1も受信器2も端末ユーザーとして直接それぞれの 対応付けされたマイクロコンピュータシステム11,12にアクセスされる。 送信器1に対応付けされた第1のマイクロコンピュータシステム11は、送信 器1と常時接続されている必要はなく、送信器1とデータ交換すべき場合にのみ 接続される。この送信は例えば送信器1の送信優先度に依存して自主的に及び/ 又は電話料を優先する有利な活用のために時間制御されて行われる。 受信器2に対応付けられた第2のマイクロコンピュータシステム12も受信器 2と常時接続されている必要はなく、これは例えば受信器2が接続されていない 又は受信準備されていない場合でも電子メールを受け 取ることができる。受信器2がスタンバイ状態か又は接続された場合には、マイ クロコンピュータシステム12は受信器2に電子メール到着に基づくデータ送信 の希望を通報してくる。それに応じて受信器2はデータをすぐに受け取るか又は 後から受け取る。 すなわちマイクロコンピュータシステム11,12は、自律的に常時電話回線 網20と接続された機器であり、これらは送信器1ないし受信器2の空間的近傍 に配設される。いずれにせよ送信器1のユーザー又は受信器2のユーザーは、そ れぞれの対応付けされたマイクロコンピュータシステム11,12に対し第3者 の仲介なしに直接アクセスできる。 マイクロコンピュータシステム11,12はいくつかのプロセッサシステム9 0と、電流給電部100と記憶素子80を有している(図3)。そのためこれら は対応付けされている送信器1ないし受信器2の作動状態には完全に依存しない 。従って例えば受信器2は第2のマイクロコンピュータシステム12から完全に 切り離されていてもよく、この場合は届いた電子メールが第2のマイクロコンピ ュータ12によって記憶され処理される。それ故にデータ回線網における一次的 な保管(例えば図1中の受信側郵便局32)は不必要である。本発明による機能 は、マイクロコンピュータシステム11,12のプロセッサシステム90と関連 させて説明する。 以下ではデータ伝送のシーケンスを説明する。送信器1の端末ユーザーが受信 器2の端末ユーザーに伝言を送信したい場合には、送信すべきデータに受信器2 の名前とその電話番号を添えて固定のフォーマットで例えば以下のように準備す る。 Name+CiybtrtCide-Citycode-Phone Number Hans.Meier+49-30-4019001 送信器1に対応付けされているマイクロコンピュータシステム11は、予め設 定可能な時点で、アドレスに添えられている受信器2の電話番号をダイヤリング し、それに伴って受信器2のマイクロコンピュータシステム12とのデータ接続 が形成される。その際実質的にはモデムテクノロジから公知の、データ伝送レー ト、通信プロトコル、データ圧縮設定に対する規約が適用される。 この接続形成の実施の後では、マイクロコンピュータシステム11,12の間 でパラメータの交換が行われる。その際には受信側マイクロコンピュータシステ ム12がアドレスデータを所定のリストと比較する。このリストには、拒否すべ きリスト(ネガティブリスト)と受入れるべきリスト(ポジティブリスト)が記 憶されている。 前記ネガティブリストは、不所望な電子メールの伝送を避けるために用いられ る。前記ポジティブリストは、所定のユーザーサークル内だけの端末機器1,2 へのデータ伝送の許容に用いられる。この両手段はコンピュータウイルス(これ は例えばテキストファイルも感染し得る)に対する保護の増強に用いられる。届 いたデータは、ポジティブリストに掲載されている発信者からのものだけ受け入 れられる。それにより他の不要な全てのデータは、既に接続形成開始時点で排除 され接続から外される。 パラメータブロックには送信器1がその端末機器に入力されている名前と電話 番号の情報が含まれている。タイムゾーンと送信時間に関する情報は、次のこと に用いられる。すなわちこのデータ伝送が所定の時間でのみ許容されるようにす るために用いられる。パラメータブロック自体に関する情報は、データ伝送にお けるデータ保護のために用いられる。マイクロコンピュータシステム11,12 間のパラメータ交換の際に伝送されるデータブロックは、以下の構造を有してい る。 データ容量 データ内容 (Byte) 2 パラメータブロックの長さ 15 国番号−都市番号−電話番号 15 名前 1 タイムゾーン 4 送信時間 2 パラメータブロック毎のチェッ クサム パラメータ交換の成功した後では、送信側マイクロコンピュータシステム11 が受信側マイクロコンピュータシステム12を所定の命令を介して制御する。こ の場合命令セットは、“データ受信”と“接続中断”の命令を含んでいる。選択 的な実施形態では、特に遠隔操作のもとでは、この命令セットにさらなる命令が 含まれていてもよい。 受信側マイクロコンピュータ12がデータ伝送に対する準備を整えた場合には 、これは相応の命令を送信側マイクロコンピュータ11に送信する。これらのデ ータは、(プロバイダの)ホストコンピュータによる中間記憶なしで問題なくダ イレクトに端末ユーザーに伝送される。その際比較的大きなLAN内の端末ユー ザーはアドレスに添えられている名前(例えばログインネーム)によって同定可 能である。 電子メールのヘッダには、受信側マイクロコンピュータ12がそれに基づいて データの後続処理を制御する情報が含まれている。特に電子メールのヘッダには メールの容量とそのタイプ(例えば圧縮又は暗号化されている場合等)に関する 情報が含まれている。ヘッダは優先度に関する情報も有している。そのため届い たデータはマイクロコンピュータシステムにより優先度に従って分類される。さ らにヘッダは、タイムゾーンと時間表示に関する情報も含んでおり、それによっ てメールの受信が一義的に定められる。またヘッダは自身に関する情報も含んで おり、それにより伝送データの完全性に関する検査が実施可能である。伝送され る電子メールのヘッダは、以下の構造を有している。 データ容量 データ項目 (Byte) 2 ヘッダの容量 4 電子メールの容量 1 電子メールのタイプ 1 優先度識別子 1 タイムゾーン 4 時間表示 2 ヘッダチェックサム マイクロプロセッサ12が電子メールを受け取った場合には、自動的な肯定応 答を電子メールの送信器1に送信し、それによって直ちに、電子メールがエラー なしで受信器2に、すなわち受信器2に対応付けられたマイクロコンピュータシ ステム12のもとに届いた旨が通達される。 データ伝送が終了した後では、マイクロコンピュータシステム11,12が電 話回線網から分離される。 受信側マイクロコンピュータシステム12のローカルメモリが目下のところ尽 きた場合には、送信側マイクロコンピュータシステム11へ次のような命令が伝 達される。すなわち後の時点でのデータ伝送を要求す る命令が伝達される(オートマッチックオプションリピート)。基本的にデータ 受信の可能性がない場合には、オートマチックオプションリピートが無意味であ ることが伝送される。データ伝送の際になんらかのエラーが発生した場合には、 このエラーにより、新たなデータ送信を促す命令が伝達される。 さらなるセキュリティの増強に対してマイクロコンピュータシステム11,1 2は、ウイルスに対する着信データの検査プログラムを有している。 その他にもこのマイクロコンピュータシステム11,12は、所定の発信者か らのデータの着信を記録しデータ発信者への自動応答を行うプログラムを有して いる。この自動応答によって偶発的な接続エラーの存在が皆無となることが保証 される。 またこの自動応答によっては、データの発信者が例えばポジティブないしネガ ティブリストとの比較によって確証される。この確証がなされるまでは受信側端 末機器2のユーザーによるデータの受入れもまだであるが、データ接続が形成さ れた場合にはデータが伝送可能になる。 また、受信側端末機器2に対応付けられたマイクロコンピュータシステム12 は、確証の後でデータ発信者自体からのデータを検索することも可能である。ポ ジティブリスト上の発信者のアドレスが誤って用いられているデータ発信者もリ ターンコール過程のもとで は達成することができない。発信者の同定は、発信者のコンピュータが接続され る電話番号を介して行われる。 リターンコール機能によっては受信側端末機器2が全ての受信データに関する 完全なコントロールを有するようになる。このことはデータセキュリティを著し く高める。 図2に示されている実施例では、2つの端末機器の間、詳細には送信器1と受 信器2の間での本発明による電子メールの伝送が表されている。この場合これら の両端末機器にはそれぞれ1つのマイクロコンピュータシステム11,12が直 接対応付けられている。本発明の考察の一部として、複数のマイクロコンピュー タシステム11,12が送信側端末機器1ないし受信側端末機器2に対応付けら れてもよい。さらに本発明の考察のさらなる展開として唯1つの端末機器1,2 に本発明による1つのマイクロコンピュータシステム11,12が対応付けられ るようなデータ伝送も可能である。それによりこの本発明による方法は、今日の 通常のデータ伝送方式との互換性を有するようになる。重要なことは、データ交 換に寄与する端末機器1,2のもとで、少なくとも作動状態とデータ交換ないし データ処理状態の間の分離が可能であることである。 マイクロコンピュータシステム11,12は常時データ伝送のために使用可能 であるので、それらは他の システム(例えばヒータや盗難防止装置など)の遠隔制御にも適用することがで きる(これらのシステムもマイクロコンピュータシステム11,12と接続され る)。それにより所定の信号、例えばクリア電子メールがヒータ等のスイッチオ ン/オフのためにマイクロコンピュータシステム11,12に送信可能である。 またマイクロコンピュータシステム11,12はデータやメッセージも送信可 能なので、それに接続されたシステムから他のシステムへの通達も直接伝送可能 である。例えばこのマイクロコンピュータシステム11,12に接続されている ヒーターシステムにおいてエラーが発生した場合には、通報が保守サービス会杜 に自動的に送信される。盗難防止装置がマイクロコンピュータシステム11,1 2に接続されている場合には、アラームのトリガーの際に警察に自動的に通報が 送られる。 また外部からはこのマイクロコンピュータシステム11,12を介して所望の システムの状態が問い合わせ可能である。それにより例えば保守会社は、マイク ロコンピュータシステム11,12を介してエラー通知が届いているヒータシス テムの状態レポートを要求することができる。 図3には本発明によるマイクロコンピュータシステム11,12の構造が概略 的に示されている。以下では簡単化の理由から実質的にマイクロコンピュータシ ステム12に絞って説明を行う。このマイクロコンピュータシステム12はここ では図示されていない受信器2に対応付けされている。送信器1に対応付けされ ているマイクロコンピュータシステム11も基本的に同じ構成であり、そのため マイクロコンピュータシステム11,12は、データの送信にも受信にも適用す ることができる。伝送に対してISDN方式が適用されている場合には両方の過 程を同時に行うことができる。 マイクロコンピュータシステム12は、ここでは図示されていない受信器と電 話回線網20との接続形成のためにインターフェース50,51,52を有して いる。 このマイクロコンピュータシステム12の回路は基本的に4つの電子構成群6 0,70,80,90からなっており、これらは相互にインターフェース50, 51,52と接続されている。符号100で概略的に示されているのはマイクロ コンピュータシステム12の自律的な電流給電部100である。この電流給電部 は一方では通常の電流網への接続部からなり、他方ではバッテリシステムへの接 続部からなる。このバッテリシステムは輸送の際又は回路網遮断の際の電流給電 を保証する。機器内部には大きな電流負荷は設けられていないので、典型的には マイクロコンピュータシステム12は0.1〜1Wの線路容量を有している。 このマイクロコンピュータシステム12は第1のインターフェース50を介し て受信器2と接続され、第2のインターフェース51を介して電話回線網20と 接続される。また第3のインターフェースを介して外付けモデムが接続可能であ る。 RS232タイプの第1のインターフェース50はコンピュータインターフェ ース60に接続されている。このインターフェースは受信器2とマイクロコンピ ュータシステム12の間のデータ伝送を制御し監視する。他の選択的な実施形態 ではこの第1のインターフェース50がSCSIインターフェース、赤外線イン ターフェース、無線インターフェース、又はパラレルインターフェースで構成さ れる。データ交換の制御の際には例えばXモデムプロトコルが適用される。 記憶素子80は、プロセッサシステム90と接続されている。図示の実施例で は、この記憶素子内に4MBの記憶容量を有するRAMチップが設けられている 。また必要に応じてのメモリ増設のための差込スペースも設けられている。さら に選択的実施例においては、ハードディスクやフロッピーディスクドライブが付 加的記憶素子80として用いられてもよい。本発明の考察では、場合によっては 外部記憶媒体がマイクロコンピュータシステム12に接続されてもよい。このこ とは特に大量のデータ伝送の際に利点となる。 プロセッサシステム90は、マイクロコンピュータ システム12の機能を制御する。この場合はオペレーティングシステムがマイク ロコンピュータシステム12内に記憶されている。このオペレーティングシステ ムはマルチタスク環境で、そのため複数のデータ伝送が同時に可能である。プロ セッサシステム90は、高級言語でプログラミング可能である。選択的実施例と して、データ伝送ネットワーク及び/又は対応付けされた端末機器に対し複数の パラレルコネクタが設けられていてもよい。 マイクロコンピュータシステム12のプログラミングは、対応付けされた端末 機器2を介して行うことができる。しかしながらここでは図示されていない遠隔 操作、例えば電話又はリモートコンピュータなどを介してプログラミングを実施 することも可能である。その場合には、保安上の理由から遠隔操作のもとで必要 に応じてマイクロコンピュータシステム12の一部だけがプログラミング可能と なる。 マイクロコンピュータシステム12の機能性は、記憶素子80に記憶されてい るプログラムによって非常に幅広い要求に適合化される。例えば現存のデータ伝 送方式又はサービスプロバイダーからの提供方式が適用可能である。それにより このマイクロコンピュータシステム12は送信器1からのデータを受信し得る。 これは対応するマイクロコンピュータシステム11は有していない。 マイクロコンピュータシステムには、データ圧縮ないしデータ解凍、データ符 号化ないしデータ復号化ないしデータ変換のためのプログラムが記憶されており 、これらのプログラムはプロセッサシステム90によってそのつどの要求に応じ て使用される。これらのプログラムによってデータは、マイクロコンピュータシ ステム12において作動状態に全く依存せずに、あるいは対応付けられる受信器 2の有無にかかわらず処理され得る。 特に重要なのは、マイクロコンピュータシステム12のデータの不正な読み取 り又は操作を回避する手段である。それに対しては特にパスワードシステムが用 いられる。 基本的にマイクロコンピュータシステム12はいわゆる“ファイヤウォールコ ンピュータ”として使用可能である。これは対応付けされる端末機器2に対して 大きな防御を提供する。電話回線20から対応する端末機器2ないしはこれに接 続された他のコンピュータへの直接のアクセスはマイクロコンピュータシステム 12によって不可能となる。 それによりこのマイクロコンピュータシステム12は、到来したデータをまず マイクロコンピュータシステム12だけに届ける水門のような役目を果たす。 図4には、このような“水門式制限方式”によるマイクロコンピュータシステ ム12の動作がフローチャ ートで示されている。データ回線網20からマイクロコンピュータシステム12 へデータが伝送されている場合には、第1の検査ステップにおいてデータの発信 者アドレスが確認される。但しこの第1の検査はコードワードやその他の基準に 関するものである。この発信者がネガティブリストに載っていない場合には、こ のデータがマイクロコンピュータシステム12に記憶される。しかしながら発信 者アドレスがネガティブリストに載っている場合には、そのデータが排除される 。この場合データの入力の試みがマイクロコンピュータ12によって記録される 。 第1の検査のパスとマイクロコンピュータシステムへのデータの記憶が終わっ た後では、外部電話回線網20とマイクロコンピュータシステム12との間の接 続が解除される(モデムの遮断)。 この電話回線網20とマイクロコンピュータシステム12との間の接続が遮断 された後で初めてこのデータがマイクロコンピュータシステム12によってウイ ルス感染に関する第2の検査を試みられる。このウイルスチェックを無事に通過 した後で初めて端末機器2への接続が形成され、データがこの端末機器2に伝送 される。前記データの第2の検査がネガティブな場合には、このデータが消去さ れ、当該受信器がマイクロコンピュータシステム12からデータの拒絶に関する メッセージと発信者に関するデータを受け取る。 このようにしてまず最初に電話回線網20からマイクロコンピュータシステム 12への接続が行われ、その後でマイクロコンピュータシステム12から対応す る端末機器2への接続が行われるように、常に“水門の扉”のみが開かれるだけ である。この水門式制限機能によって外部データ回線網20(例えば電話回線網 )から直接端末機器2への接続が無造作に行われることはない。それにより不正 な第3者(例えばハッカー)による端末機器2への直接のアクセスは完全に排除 される。 マイクロコンピュータシステム12の制御プログラムは、ROM又はEPRO Mに記憶される。それによりマイクロコンピュータシステム12を操るためのプ ログラム変更は不可能となる。 電子メールの量は増加し続けるので、マイクロコンピュータシステム12内に は届いたメールをフィルタリングし分類するプログラムが記憶される。マイクロ コンピュータシステム12内のこのプログラムはどのデータを通過させどのデー タは通過させないかを決定する。この手段によって安全性が著しく高められる。 分類基準としては、例えば到来する電子メールの大きさ、発信者、日付、対象 などが利用される。それにより例えば特に大きな電子メールはマイクロコンピュ ータシステム12によって排除され得る。 例えば即座に通過させるべき電子メールの発信者リ ストが記憶されている。承認されない発信者の場合には、マイクロコンピュータ システム12によって自動的に応答が発信者に返信され、電子メールの送達が達 成されなかった旨のメッセージが届けられ、場合によっては代替アドレスが与え られる。 その他にも付加的なシークレットコードを電子メールの所定の発信者に割り当 てることも可能である。それによりこのシークレットコードを有するメールだけ はマイクロコンピュータシステム12によってどんな場合でも完全に受け入れら れるようになる。 マイクロコンピュータシステム12は、データに送信優先度又は受信優先度の 識別子を備えさせる手段も有している。それにより、所定のデータを電話回線網 20に伝送すべき場合にはその送信優先度を介して決定が下される。これによっ てデータは即座に送信されるか又は予め設定可能な時点で送信されるようになる 。例えばマイクロコンピュータシステム12はデータ伝送に対して自動的に低料 金の時間帯を求めることもできる。これにより所定のデータは特に低料金の課金 レートで送信される。所定の発信者へのデータは、所期の時間帯にまとめること も可能であり、これによって特に低料金の課金レートで一度にまとめて送信する ことが可能となる。このことは多岐の時間帯に亘る電子メールの最も効率のよい 処理につながる。 受信優先度の識別子を用いることによって、届いた 電子メールの処理が効率よく行われる。それにより例えば受信器2のもとで特に 重要性を知らせるためには電子メールの所定の発信者に高い優先度が与えられる 。 さらにマイクロコンピュータシステム12は、データ伝送コストを監視する手 段を有している。これによりそのつどの電子メールによって落とされたコストが 記憶される。そのため実際に落とされたデータ伝送コストに関する目下の情報が 得られる。コストは所定のカテゴリ(例えば所定の送信アドレス又は送信時間) に従って分散させることも可能である。問合わせに対して又は所定の時点におい てコストデータを電子メールシステムの管理人に伝達することも可能である。 プロセッサシステム90は、ISDNコントローラ70に接続されている。こ のコントローラ70は電話回線網20へのデータの伝送を監視し制御する。この ISDNコントローラ70の制御はCAPIを介して行われる。マイクロコンピ ュータシステム12の選択的な実施例では、モデムか又はこのモデムとISDN 接続端子の組み合わせが用いられる。電話回線網20へのデータの伝送は第2の インターフェース51を介して行われる。この第2のインターフェース51はI SDNコントローラ70に接続されている。プロセッサ90は、その他にインタ ーフェースコントローラ61を介して第3のインターフェース52に接続されて いる。この第3のインターフェースを介して外付けモデムが接続可能である。 本発明は前述してきた実施例にのみ限定されるものではない。それどころか本 発明では多くの変化例が可能であり、これらは本発明による方法やマイクロコン ピュータシステムによって基本的に他の形式による実施形態にも適用可能である 。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年3月13日(1998.3.13) 【補正内容】 既述のシステムにおける欠点は、エンドユーザがこの中央コンピュータに完全 に依存していることであり、しかもこの中央コンピュータに対しエンドユーザは いかなる影響も及ぼせないことである。したがってたとえば中央コンピュータが 故障してしまうと、それに接続されているすべてのエンドユーザは彼らのデータ ステーションを介してデータを送信することも受信することもできなくなってし まう。しかもエンドユーザにとって、特定のデータをそのデータステーションで 読み出すために中央コンピュータに”ログイン”するという手間が増える。それ にしても最も深刻な欠点は、特定のデータが”到着”したとき、データステーシ ョンまたは中央コンピュータがスイッチオンされていなかったりスタンバイ状態 にない間は、エンドユーザはデータステーションにおいていかなる通報も受け取 らないことである。 刊行物”Electronic Mailbox”Electronics & Wireless World Bd.91,No.1 594,8.1985,Surrey,p.3338から、2つの端末機器間のダイレクトな電子デー タ伝送が公知である。この場合、各端末機器に対応づけられたマイクロコンピュ ータシステムが用いられ、その際、マイクロコンピュータシステムは端末機器の 動作状態とは無関係に到来データをバッファリングすることができる。この場合 、2つの端末機器間のダイレクトなデータ伝送以外に、データ伝送や端末機器の セキュリティを高めることのできる措置や機構については述べられていない。 国際公開WO-A-93/20647には、データ回線網と端末機器との間に接続されてい るマイクロコンピュータシステムが開示されている。これによれば、このマイク ロコンピュータシステムは殊に、到来データおよび発信データをバッファリング し、異なるデータフォーマット間の変換を行うように構成されている。この文献 からも、セキュリティ対策について読み取ることはできない。 アメリカ合衆国特許US-A-5 379 349には、端末に到来するデータに関して、そ れが完全に伝送された否かについて検査する通信システムが開示されている。こ の場合、ログファイルが形成され、これは到来データに対する一種の受信確認証 としての役割を果たす。それ以外にはこの文献には、データセキュリティを高め る手段は開示されていない。 このような従来技術に基づき本発明の課題は、2つの端末機器間におけるダイ レクトな情報伝送のための方法および装置において、一方の端末機器が不所望な あるいは有害なデータを受信しないようことのほか保護されるようにして、デー タ伝送および端末機器のセキュリティが高められるように構成することにある。 本発明によればこの課題は、請求項1記載の特徴を備えた方法、および請求項 16記載の特徴を備えた上 記の方法を実施するためのマイクロコンピュータシステムによって解決される。 本発明の方法によれば、データ伝送区間における2つの端末機器(たとえばエ ンドユーザのPC)の間におけるダイレクトなデータ伝送が実現される。ここで いうダイレクトなデータ伝送とは、プロバイダのサービスの手間をとらせること なく、あるエンドユーザから別のエンドユーザへ直接、データが伝送されること を意味する。 この場合、受信機器すなわち第2の端末機器に対し本発明によるマイクロコン ピュータシステムがじかに対応づけられており、その際、このマイクロコンピュ ータシステムは、同時に端末機器およびデータ回線網(たとえば電話回線網)と 接続されているか、またはデータ回線網とのみ接続されている。後者の場合、端 末機器(たとえばラップトップコンピュータ)はマイクロコンピュータシステム から切り離され、したがってマイクロコンピュータシステムはいわば端末機器用 の”留守番電話機”として機能することになる。本発明によるマイクロコンピュ ータシステムは自律的なユニットであり、このユニットは端末機器の動作状態と は無関係にデータを受信し、送信し、記憶し、あるいは処理することができる。 ここで端末機器とは一般に、エンドユーザがじかに取り扱うことのできる領域 内に存在するコンピュータ またはコンピュータシステムのことである。第2の端末機器には本発明によるマ イクロコンピュータシステムのほかに、モニタ、プリンタ、ハードディスク、光 学記憶媒体あるいはその他の周辺機器を接続可能である。また、データ伝送ネッ トワークとしてたとえば公衆電話回線網が使用され、このことによって可用性が 高まりかつコストが低下する。 本発明によるマイクロコンピュータシステムは端末機器にじかに配属されて設 けられており、たとえばこれは留守番電話機が電話にじかに設けられているよう なものである。 自律的に動作するマイクロコンピュータシステムを使用することにより、受信 データの処理を端末機器の動作状態と完全に分離できる。 マイクロコンピュータシステムは、対応づけられた端末機器の動作状態とは無 関係にデータを受信しまたは処理する。たとえばエネルギー節約の理由で受取人 の端末機器がスイッチオフ状態にあっても、じかに対応づけられたマイクロコン ピュータシステムによってデータを完全に自動的に受信または処理することがで きる。端末機器はそれに対応づけられて設けられているマイクロコンピュータシ ステムと常に物理的に接続されていなくてもよく、このことは今日広く普及して いる移動端末機器にとって殊に重要である。 自律的に動作するマイクロコンピュータシステムを 使用することにより、受信データの処理を第2の端末機器の動作状態と完全に分 離できる。 マイクロコンピュータシステムは、対応づけられた端末機器の動作状態とは無 関係にデータを受信しまたは処理する。たとえばエネルギー節約の理由で受取人 の端末機器がスイッチオフ状態にあっても、じかに対応づけられたマイクロコン ピュータシステムによってデータを完全に自動的に受信、処理または送信するこ とができる。端末機器はそれに対応づけられて設けられているマイクロコンピュ ータシステムと常に物理的に接続されていなくてもよく、このことは今日広く普 及している移動端末機器にとって殊に重要である。 このようにしてマイクロコンピュータシステムによりたとえば、自動的に別の コンピュータへメッセージを伝送することができ、これはそのために送信端末機 器が動作状態にある必要もなく、あるいはそれがマイクロコンピュータシステム と結合されている必要もない。マイクロコンピュータシステムにより受信された 電子メールは、対応づけられている端末機器の動作状態とは無関係に処理したり 記憶したりすることができる。 マイクロコンピュータシステムにおいて、端末機器のためのものであるデータ に対し、まえもって規定可能な処理が行われる。マイクロコンピュータシステム における記憶がどうしても必要となるのは、対応づけ られている受信側端末機器が受け取り準備完了状態になかったり、データ伝送ネ ットワークを介したデータ伝送速度がマイクロコンピュータシステムと配属され た端末機器との間における速度よりも著しくおそいことから、送信すべきデータ をただちにデータ伝送ネットワークへ送信できなかったりそうすべきではない場 合や、受信データをまずはじめに収集するようにした場合である。 ここで重要であるのは、端末機器に対応づけられているマイクロコンピュータ システムのバッファメモリ容量によって、データ伝送ネットワーク内の”郵便局 ”による記憶が不要になることである。本発明による方法によれば、送信者から 受信者へのダイレクトなデータ伝送が実現され、これはデータ処理またはデータ 記憶のためたとえばサービスプロバイダなど別の機関を必要とすることなく実現 可能である。送信側や受信側では、データ伝送のためにたとえばメールサーバと のインタラクションなどの特別な措置は不要である。しかしながら、本発明によ るマイクロコンピュータシステムは目下利用されているデータ伝送方式と互換性 があるので、サービスプロバイダからも電子メールを受信できる。 ダイレクトな自動データ伝送のための本発明によるマイクロコンピュータシス テムは、少なくとも1つの第1のインタフェースを有しており、マイクロコンピ ュータシステムはこのインタフェースを介して端末機器と接続可能である。さら に少なくとも1つの第2のインタフェースを介してマイクロコンピュータシステ ムはデータ回線網と接続可能である。データ回線網としてたとえば電話回線網が 使用される。また、このマイクロコンピュータシステムは、少なくとも1つのオ ペレーションコントロール用プロセッサシステムと、オペレーティングソフトウ ェア、プログラムおよびデータを格納するための少なくとも1つの記憶ユニット を有している。さらにマクロコンピュータシステムは、このシステムにより受信 または送信された情報あるいはシステム内に格納されている情報のためのインジ ケータおよび/または音響的信号発生器を有している。このようにすることで、 じかに対応づけられているコンピュータとはまったく無関係にデータ伝送を監視 することができる。 種々の周辺機器を備えたコンピュータとは対照的に、このマイクロコンピュー タシステムはコンパクトなユニットとして構成することができ、このシステムに おけるプロセッサシステムはフレキシブルにプログラミング可能である。さらに このマイクロコンピュータシステムは大きなエネルギー負荷(たとえばモニタ) を有していない。 これらの理由から、本発明によるマイクロコンピュータシステムを殊にインテ リジェントで自律的なユニットとして、本発明によるデータ伝送方法において使 用することができる。その際、本発明の着想および範囲内のこととして挙げられ るのは、このようなマイクロコンピュータシステムをたとえば、同じ電話回線網 と接続されているファックス機器や電話機、留守番電話機、あるいはモデムなど その他の機器内に組み込むことである。 有利にはマイクロコンピュータシステムは、自動的にあらかじめ設定可能なあ るいはマイクロコンピュータシステム自身によって生成されるメッセージを送信 する手段を有している。つまりたとえば電子メールのための受信確認を自動的に 送信することができ、このことはマイクロコンピュータシステムに対応づけられ ている端末機器あるいはデータ伝送ネットワーク内のシステムを必要とすること なく可能である。 電子メールの場合、多数のデータフォーマットが使われるので、本発明による マイクロコンピュータシステムがたとえばファックスデータ、音声データおよび /または画像データに対する種々の伝送プロトコルおよび/またはデータフォー マットのための変換手段を備えていると有利である。 同様に有利には、本発明によるマイクロコンピュータシステムは、発信データ に名前(たとえばログインネーム)と電話番号をアドレス情報として設けるため の手段を有しており、このことで発信データのアドレス指定をきわめて簡単に行 えるようになる。 次に、図面を参照しながら複数の実施例に基づき本発明について詳細に説明す る。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年4月1日(1998.4.1) 【補正内容】 セキュリティを高めるため、本発明による方法はいくつかの特別なステップを 有している。この場合、受信側の端末機器すなわち第2の端末機器に到来したデ ータは、マイクロコンピュータシステムにより所定の判定基準に従ってチェック される。 この第1のチェックが成功裏に終わってはじめて、到来データがマイクロコン ピュータシステムにより処理され、あるいは記憶される。この第1のチェックは 第1のセキュリティステップを成しており、これによって、権限のない者がデー タを受信側の端末機器に送ったり、あるいはそれどころか端末機器にアクセスし てしまうことが防止されることになる。この場合、マイクロコンピュータシステ ムは、それにじかに対応づけられている第2の端末機器の動作状態とは無関係に はたらく。 データセキュリティをさらに改善するため、マイクロコンピュータシステムに データが読み込まれた後、マイクロコンピュータシステムがデータを受信したデ ータコネクションが遮断される。データコネクションが終了してはじめて、端末 機器へデータを伝送できる状態となる。このようにすることで、端末機器とデー タ回線網とがじかに接続することがなくなる。したがってたとえば、確立されて いるデータコネクションを介して端末機器へのアクセスを取得しようとするハッ カーなどにとって、端末機器を操作しようと企むこと が不可能となる。 本発明による方法によれば、マイクロコンピュータシステムにより読み込まれ たデータは、あらかじめ定めることのできる動作モードおよび/または第2の所 定の判定基準による遮断後にはじめて処理される。データに対する水門方式(sl uice principle)と呼ばれるこのような2段階のチェックないし処理によって、 端末機器のためのデータセキュリティが著しく高められる。 本発明による方法の有利な実施形態によれば、あらかじめ定めることのできる 差出人から、マイクロコンピュータシステムに到来したデータは、拒絶されるか らまたは許可される。この場合、たとえば電話番号から差出人を識別することが できる。このようにして、たとえば望ましくない宣伝用メールの受信を抑圧でき る。 また、第2のチェックにおいて、電子署名の解読または検証を行うこともでき る。第2のチェックにおいて肯定的な結果が得られたときのみ(たとえば解読が 成功し電子署名が適正であるときのみ)、マイクロコンピュータシステムに対応 づけられた端末機器へデータが伝送される。 この方法のさらに別の有利な実施形態によれば、マイクロコンピュータシステ ムに読み込まれたデータがコンピュータウィルスに関してチェックされる。これ により、マイクロコンピュータシステムに対応づけられた端末機器へ状況次第で は危険なデータが到達してしまうのが防止される。 さらに有利には、マイクロコンピュータシステムによりデータが圧縮され、伸 張され、暗号化され、あるいは解読される。データ圧縮により、データネットワ ークを介して伝送すべきデータ量が著しく低減され、このことにより伝送時間つ まりはコストが減少する。さらにデータ圧縮により、マイクロコンピュータシス テム内でも僅かな記憶場所しか占有されなくなる。この場合、データがマイクロ コンピュータシステムから呼び出されると、たとえば呼び出した場所では伸張を 行えない場合、そのデータを自動的に伸張することができる。データ伝送ネット ワークを介して送信されるデータを暗号化することにより、データの安全性が著 しく高められ、このことは殊に業務上のトラヒックにおいてきわめて重要である 。 この方法の1つの実施形態によれば、マイクロコンピュータシステムにより受 信されたデータは、優先順位に従って処理される。この目的で、所定のデータに 優先順位情報が設けられており、たとえば”緊急!”や”秘密”などの情報を設 けることができる。 本発明による方法のさらに別の有利な実施形態によれば、マイクロコンピュー タシステムにより受信されたデータが所定の判定基準に従って分類され、および /または処理される。したがってたとえば特定の差出人から到来したデータを自 動的に消去したり、あるいは別のアドレスへ転送したりすることができる。 さらにこの方法における別の格別有利な実施形態の場合、データ回線網から端 末機器へのダイレクトなアクセスは、そのことが対応するマイクロコンピュータ システムにより不可能にされることで、行うことができないように構成されてい る。上述の水門方式により、権限のない者がデータ回線網と端末機器とのダイレ クトなデータ接続を形成させてしまうのが不可能となる。 本発明による方法のきわめて有利な実施形態によれば、第1の端末機器から発 信されるデータには名前(たとえばログインネーム)と電話番号がアドレス情報 として付される。このような形式のアドレス指定であれば、電子メールの差出人 は多数のアドレスを覚えておかなくてもよく、差出人にとって既知である電話番 号をアドレスとして使用できる。 本発明による方法の1つの有利な実施形態によれば、マイクロコンピュータシ ステムはデータを受信すると自動的にメッセージを送信する。このように自動的 に送信されるメッセージは、たとえば到来データに対する受信確認とすることが できる。 有利には、マイクロコンピュータシステム内に記憶されたデータが、データ伝 送ネットワークを介して遠 隔処理される。さらに有利には、マイクロコンピュータシステムの動作が遠隔操 作によって制御される。このようにすることで、端末機器が起動していなくても 、たとえばマイクロコンピュータシステム内に記憶されているデータを処理でき るだけでなく、マイクロコンピュータシステムによる自動処理を制御することが できる。このことは、ユーザがかなり長い期間、そのユーザの端末機器およびそ れに対応づけられたマイクロコンピュータシステムのすぐ近くにいないときに、 重要な意味をもつ。この場合、格別有利であるのは、マイクロコンピュータシス テム内に記憶されているデータのうち、まえもって定められた部分だけを処理し たり転送したりすることである。このようにすることでたとえば、遠隔制御によ りマイクロコンピュータシステム内に記憶されているデータに関する概観を得る ことができ、これによって最も重要な電子メール送達物だけを、あるいは短い電 子メール送達物だけを、遠隔地に滞在する所属の端末機器のユーザへ伝送するこ とができる。 さらに有利には、特定の識別子(たとえば”秘密”)などの付されたデータを セキュリティチェック後にはじめて表示させるようにすることもできる。このよ うにすることで、マイクロコンピュータシステム内に記憶されているデータに対 するユーザ・ハイアラーキを構築でき、その結果、特定のユーザはすべてのデー タをアクセスできるのに対し、その他のユーザはそれらのデータのうち一部分し かアクセスできないようになる。 有利には、マイクロコンピュータシステムはあらかじめ設定可能な差出人から のデータの到来を検出し、それを検証するためその差出人へのリターンコールを 自動的に発生させる。差出人の検証が成功したあとではじめて、マイクロコンピ ュータシステムへデータが伝送される。差出人アドレスの検証により、データ伝 送におけるセキュリティが改善される。 さらに本発明による方法の実施形態において有利には、データがマイクロコン ピュータシステムに読み込まれたとき、マイクロコンピュータシステムのインジ ケータおよび/または音響的信号発生器により指示が行われる。このことにより 、端末機器がスイッチオフ状態であってもユーザは、その端末機器に対応づけら れているマイクロコンピュータシステムにデータが送達されたか否かを識別する ことができる。 さらに本発明による装置は、あらかじめ定めることのできる判定基準に従って 到来データに対し第1の検査を行うことのできるチェック手段と、データ回線網 を遮断することのできる手段を有している。これらの手段によってデータセキュ リティが著しく改善される。 さらに本発明による装置は、データ回線網とマイクロコンピュータシステムと の間の接続を自動的に遮断することのできる遮断手段を有している。さらに本発 明によるマイクロコンピュータシステムは、マイクロコンピュータシステムに読 み込まれたデータを、あらかじめ設定可能な処理モードおよび/またはあらかじ め設定可能な第2の判定基準に従って処理することのできる処理手段も有してい る。このことにより、データ回線網からマイクロコンピュータシステムを通して 、じかに対応づけられている端末機器へダイレクトにアクセスが行われる可能性 がなくなる。 マイクロコンピュータシステムの1つの有利な実施形態によれば、マイクロコ ンピュータシステムは、あらかじめ設定可能な差出人から到来したデータを拒絶 または受諾するチェック手段を有している。このようにすることで、マイクロコ ンピュータシステムに対応づけられた端末機器への望ましくないデータ伝送を避 けることができる。このことは殊に、データ中のコンピュータウィルスからの保 護の役割を果たす。 格別有利には、本発明によるマイクロコンピュータシステムは、マイクロコン ピュータシステム内に記憶されているデータをコンピュータウィルスに関してチ ェックすることのできる処理手段を有している。このような付加的なチェックに より、データセキュリティがいっそう高められる。 有利にはこのマイクロコンピュータシステムは、データを圧縮、伸張、暗号化 、解読または変換するための処理手段を有している。この手段によりマイクロコ ンピュータシステムは、それに対応づけられている端末機器とは無関係に、発信 すべきデータおよび受信すべきデータを処理することができる。 さらに有利には、マイクロコンピュータシステムの動作モードおよび/または このシステム内に格納されているデータを、遠隔操作によってコントロール可能 である。 請求の範囲 1 送信器(1)としての第1の端末機器(1)と、受信器(2)としての第 2の端末機器(2)の間でデータ回線網(20)を介して自動的かつダイレクト なデータ伝送、例えば電子メールの伝送を行うための方法であって、 データ伝送が、前記第2の端末機器に直接対応付けされたマイクロコンピュー タシステム(12)を介して行われ、該マイクロコンピュータシステム(12) は、対応付けされた第2の端末機器(2)の作動状態に依存せずにデータを受信 、送信、記憶、又は処理する形式のものにおいて、 a)前記マイクロコンピュータシステム(12)に届いたデータに、処理及び/ 又は記憶の前に、所定の第1の基準に従った第1の検査を施し、 b)前記第1の検査のポジティブな結果の後でのみ前記データをマイクロコンピ ュータシステム(12)に読み込み、 c)届いたデータを読み込んだ後でデータ回線網(20)とマイクロコンピュー タシステム(12)との間の接続を自動的に遮断し、 d)前記マイクロコンピュータシステム(12)に読み込んだデータをまず所定 の処理モード及び/又は所定の第2の基準に従って処理し、 e)引き続き前記マイクロコンピュータシステム(12)に対応付けされた第2 の端末機器(2)に前記データを伝送することを特徴とする自動的かつダイレク トなデータ伝送のための方法。 2. 前記マイクロコンピュータシステム(12)のもとに届いたデータ、所定 の発信者のデータを検査する際に、発信者アドレスに基づいて拒絶又は受入れを 行う、請求項1記載の方法。 3. 読み込んだデータに、第2の所定の基準に従った第2の検査を施し、該第 2の検査のポジティブな結果の後でのみ、第2の端末機器(2)にデータを転送 する、請求項1又は2記載の方法。 4. 前記第2の検査は、読み込んだデータのコンピュータウイルスに関する検 査である、請求項3記載の方法。 5. 前記マイクロコンピュータシステム(12)に読み込まれたデータを処理 によって圧縮、解凍、符号化、復号化する、請求項1〜4いずれか1項記載の方 法。 6. 前記マイクロコンピュータシステム(12)によって読み込まれたデータ を優先度に従って処理する、請求項1〜5いずれか1項記載の方法。 7. 前記マイクロコンピュータシステム(12)によって読み込まれたデータ を処理の枠内で所定の第2の基準、例えば発信者、サイズ、優先度情報、対象、 コピーかオリジナルか等に従ってフィルタリング及び/又は分類する、請求項1 〜6いずれか1項記載の方法。 8. データ回線網(20)からマイクロコンピュータシステム(12)を通っ て直接対応付けされている第2の端末機器(2)へのアクセスを不可能にし、そ れによって直結的なデータ伝送又は第2の端末機器への直結的なアクセスをでき なくする、請求項1〜7いずれか1項記載の方法。 9. 第2の端末機器(2)に直接対応付けられているマイクロコンピュータシ ステム(12)に対し、第1の端末機器(1)から送信されたデータに、アドレ スデータとして名前と電話番号を添付する、請求項1〜8いずれか1項記載の方 法。 10. 前記マイクロコンピュータシステム(12)により、データ受信の際に 自動的にメッセージ、例えば受信確認又は電子メールの応答メッセージなどを返 信する、請求項1〜9いずれか1項記載の方法。 11. 前記マイクロコンピュータシステム(12)に記憶されたデータを、デ ータ回線網(20)を介して遠隔操作により処理、例えば転送し、及び/又は前 記マイクロコンピュータシステム(12)の処理モードを遠隔操作によって変更 する、請求項1〜10いずれか1項記載の方法。 12. 前記マイクロコンピュータシステム(12) に記憶されているデータの遠隔処理の際に、記憶されている情報の所定の一部の みを処理する、請求項1〜11いずれか1項記載の方法。 13. 前記マイクロコンピュータシステム(12)の読み込まれているデータ 及び/又は処理モードを、遠隔操作によるセキュリティチェックの後でのみ処理 可能ないし変更可能にする、請求項1〜12いずれか1項記載の方法。 14. 前記マイクロコンピュータシステム(12)によって所定の発信者から の発信者情報の入力を記録し、引き続き発信者へのリターンコールを自動的に実 施し、発信者データの検査の後でのみデータをマイクロコンピュータシステム( 12)に伝送する、請求項1〜13いずれか1項記載の方法。 15. 前記マイクロコンピュータシステム(12)に読み込まれたデータを、 該マイクロコンピュータシステム(12)の指示器及び/又は音響的信号発生器 によって指示する、請求項1〜14いずれか1項記載の方法。 16.前記端末機器(1,2)との直接接続のための少なくとも1つの第1のイ ンターフェース(50)と、 データ回線網(20)との接続のための少なくとも1つの第2のインターフェ ース(51)と、 マイクロコンピュータシステム(11,12)の機 能の制御のための少なくとも1つのプロセッサシステム(90)と、 伝送データ、オペレーティングシステム、オペレーティングソフトウエアの記 憶のための少なくとも1つの記憶素子(80)と、 受信情報、送信情報及び/又は記憶された情報のための指示器及び/又は信号発 生器とを有している、請求項1に記載の方法を実施するためのマイクロコンピュ ータシステムにおいて、 a)マイクロコンピュータシステム(11,12)における処理及び/又は記憶 の前に、届いたデータに所定の第1の基準に従って第1の検査を施す検査手段と 、 b)データ回線網(20)とマイクロコンピュータシステム(11,12)の間 の接続を自動的に遮断する遮断手段と、 c)マイクロコンピュータシステム(11,12)に読み込まれたデータのみに 、所定の動作モード及び/又は所定の第2の基準に従って処理を施す処理手段と が設けられており、データ回線網(20)からマイクロコンピュータシステム( 11,12)を通って直接対応付けされている端末機器(1,2)への直結的ア クセスが不可能にされていることを特徴とする、マイクロコンピュータシステム 。 17. 前記検査手段は、届いたデータを発信者アド レスに基づいて拒絶又は受入れる、請求項16記載のマイクロコンピュータシス テム。 18. 前記処理手段は、読み込まれたデータをコンピュータウイルスに関して 検査する、請求項16記載のマイクロコンピュータシステム。 19. 前記処理手段は、読み込んだデータの処理として、例えばデータの分類 、フィルタリング、圧縮及び/又は暗号化を行う、請求項16〜18いずれか1 項記載のマイクロコンピュータシステム。 20.前記処理手段は、マイクロコンピュータシステム(11,12)内に記憶 されているデータの遠隔処理及び/又はマイクロコンピュータシステム(11, 12)の処理モードの遠隔操作を行う、請求項16〜19いずれか1項記載のマ イクロコンピュータシステム。 21. 所定の自動的なメッセージ、例えば受信確認、伝送プロトコル、電子メ ールへの応答メッセージをデータ回線網(20)を介して送信する手段が設けら れている、請求項16〜20いずれか1項記載のマイクロコンピュータシステム 。 22. 種々の伝送プロトコルとデータフォーマット、例えばファックスデータ 、音声データ及び/又は画像データに対する変換手段が設けられている、請求項 16〜21いずれか1項記載のマイクロコンピュータシステム。 23. 第2の端末機器(2)に対して第1の端末機器(1)から発信されたデ ータにアドレスデータとして名前と電話番号を添付する手段が設けられている、 請求項16〜21いずれか1項記載のマイクロコンピュータシステム。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 自動的で安全かつダイレクトなデータ伝送、例えば電子メール伝送のため の方法において、 a)第1の端末機器(1)から、該第1の端末機器に直接対応付けされた第1の マイクロコンピュータシステム(11)にデータを伝送し、 b)該第1のマイクロコンピュータシステム(11)においてデータを処理し、 c)直ちに又は後の時点で直接データ回線網(20)、例えば電話回線網を介し て第2のマイクロコンピュータシステム(12)にデータを伝送し、該第2のマ イクロコンピュータシステム(12)は第2の端末機器(2)に直接対応付けさ れたものであり、 d)該第2のマイクロコンピュータシステム(12)においてデータを処理し、 そのデータを直ちに又は後の時点で第2の端末機器(2)に伝送し、 e)前記マイクロコンピュータシステム(11,12)によって、第1の端末機 器(1)又は第2の端末機器(2)の作動状態に依存せずにデータの受信、送信 、記憶、処理を行わせることを特徴とする、自動的で安全かつダイレクトなデー タ伝送のための方法。 2. 自動的で直接的かつ安全なデータ伝送、例えば電子メール伝送のための方 法において、 a)第1の端末機器(1)から、該第1の端末機器に 直接対応付けされたマイクロコンピュータシステム(11)にデータを伝送し、 b)該マイクロコンピュータシステム(11)においてデータを処理し、 c)前記データを直ちに又は後の時点で直接データ回線網(20)、例えば電話 回線網を介して第2の端末機器(2)に伝送し、 d)前記マイクロコンピュータシステム(11)によって、第1の端末機器( 1)の作動状態に依存せずにデータの受信、送信、記憶、処理を行わせることを 特徴とする方法。 3. 自動的で直接的かつ安全なデータ伝送、例えば電子メール伝送のための方 法において、 a)データを第1の端末機器(1)から、直接データ回線網(20)、例えば電 話回線網を介して、第2の端末機器(2)に直接対応付けされたマイクロコンピ ュータシステム(12)に伝送し、 b)該マイクロコンピュータシステム(12)においてデータを処理し、 c)前記データを直ちに又は後の時点で第2の端末機器(2)に伝送し、 d)前記マイクロコンピュータシステム(12)によって、第2の端末機器( 2)の作動状態に依存せずにデータの受信、送信、記憶、処理を行わせることを 特徴とする方法。 4. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つは、 データの受信の際に、自動的にメッセージ、例えば受信確認メッセージ又は電子 メールの応答メッセージを返信する、請求項1〜3いずれか1項記載の方法。 5. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つは、 データの圧縮、解凍、暗号化、解読化を行う、請求項1〜4いずれか1項記載の 方法。 6. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つから 送信された及び/又は受信されたデータは優先度に従って処理される、請求項1 〜5いずれか1項記載の方法。 7. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つによ って受信されたデータは、所定の基準、例えば発信者、サイズ、優先情報、対象 、コピーかオリジナルかに関してフィルタリング及び/又は分類される、請求項 1〜6いずれか1項記載の方法。 8. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つに記 憶されているデータが、データ回線網(20)を介して遠隔操作によって処理、 例えば転送されるか及び/又は前記マイクロコンピュータシステム(11,12 )の少なくとも1つの作動状況が遠隔操作によって変更される、請求項1〜7い ずれか1項記載の方法。 9. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つに記 憶されているデータの遠隔処理の際に、記憶されている情報の所定の部分のみが 処理される、請求項1〜8いずれか1項記載の方法。 10. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)のうちの少なくとも 1つのマイクロコンピュータシステムのデータ及び/又は作動状況が、安全性検 査(セキュリティチェック)の後でのみ遠隔操作によって処理ないし変更可能で ある、請求項1〜9いずれか1項記載の方法。 11. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つか ら届いた所定の発信者のデータが拒絶されるか又は受入れられる、請求項1〜1 0いずれか1項記載の方法。 12. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つに よって、所定の発信者の発信者情報の入力が記録され、引き続き自動的に発信者 への応答がトリガされ、発信者データの検査の後でのみデータがマイクロコンピ ュータシステム(11,12)に伝送される、請求項1〜11いずれか1項記載 の方法。 13. a)前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1 つに届いたデータに、処理及び/又は記憶の前に所定の基準に従った第1の検査 を 施し、 b)前記第1の検査の結果がポジティブであった場合にのみマイクロコンピュー タシステム(11,12)によって処理及び/又は記憶を行わせ、 c)データ回線網(20)とマイクロコンピュータシステム(11,12)の間 の接続を、届いたデータの読込みの後で自動的に遮断し、 d)引き続き前記データに、マイクロコンピュータシステム(11,12)にお いて所定の基準に従った第2の検査を施し、 e)該第2の検査の結果もポジティブであった場合にのみ、対応付けられている 端末機器(1,2)への伝送を行う(データに対する水門式制限方式)、請求項 1〜12いずれか1項記載の方法。 14. データ回線網(20)からマイクロコンピュータシステム(11,12 )を介して、対応付けられている端末機器(1,2)へのアクセスを回避させ、 それによって端末機器(1,2)への直結的なデータ伝送又はアクセスを不可能 にする(端末機器へのアクセスに対する水門式制限方式)、請求項1〜13いず れか1項記載の方法。 15. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)の少なくとも1つか ら送信されたデータに、アドレスデータとして名前と電話番号を与える、請求項 1〜14いずれか1項記載の方法。 16. a)端末機器(1,2)との直接接続のための少なくとも1つの第1の インターフェース(50)と、 b)データ回線網(20)、例えば電話回線網との接続のための少なくとも1つ の第2のインターフェース(51)と、 c)マイクロコンピュータシステム(11,12)の機能の制御のための少なく とも1つのプロセッサシステム(90)と、 d)伝送データ、オペレーティングシステム、オペレーティングソフトウエアの 記憶のための少なくとも1つの記憶素子(80)と、 e)受信情報、送信情報及び/又は記憶された情報のための指示器及び/又は信号 発生器が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3に記載の方法を実施す るためのマイクロコンピュータシステム。 17. 前記少なくとも1つの第2のインターフェース(51)は、モデム及び/ 又はISDNインターフェース(70)に接続されている、請求項16記載のマ イクロコンピュータシステム。 18. 前記少なくとも1つの記憶素子(80)は、ROM、フラッシュROM 、RAM、ハードディスク、光学的記憶媒体及び/又はディスクドライブとして 構成されている、請求項16又は17記載のマイクロコンピュータシステム。 19. 届けられたデータ及び送信されたデータ、例えば電子メールの自律的処 理のための手段が設けられている、請求項16〜18いずれか1項記載のマイク ロコンピュータシステム。 20. 所定のメッセージ、例えば受信確認、伝送プロトコル、又は電子メール に対する応答等のメッセージをデータ回線網(20)を介して自動的に送信する 手段が設けられている、請求項16〜19いずれか1項記載のマイクロコンピュ ータシステム。 21. 種々の伝送プロトコルとデータフォーマット、例えばファックスデータ 、音声データ及び/又は画像データなどに対する変換手段が設けらられている、 請求項16〜20いずれか1項記載のマイクロコンピュータシステム。 22. コンピュータネットワークに対するネットワークインターフェースとネ ットワークソフトウエアが設けられている、請求項16〜21いずれか1項記載 のマイクロコンピュータシステム。 23. 届けられたデータ又は送信されたデータの処理、例えば記憶されたデー タの分類、フィルタリング、圧縮、及び/又は暗号化などのための手段が設けら れている、請求項16〜22いずれか1項記載のマイクロコンピュータシステム 。 24. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)に記憶されたデータの 遠隔処理及び/又はマイクロ コンピュータシステム(11,12)の機能の遠隔操作のための手段が設けられ ている、請求項16〜23いずれか1項記載のマイクロコンピュータシステム。 25. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)に記憶されているデ ータに対する不正なアクセス及び/又は前記第1のインターフェース(50)に 接続されている第1の端末機器(1)又は第2の端末機器(2)に対する不正な アクセスを阻止するための手段が設けられている、請求項16〜24いずれか1 項記載のマイクロコンピュータシステム。 26. 所定の発信者から届いたデータの拒絶又は受け入れのための手段が設け られている、請求項16〜25いずれか1項記載のマイクロコンピュータシステ ム。 27. 伝送データの発信元を検証するために、所定の発信者からのデータの際 に自動的にリターンコールを行う手段が設けられている、請求項16〜26いず れか1項記載のマイクロコンピュータシステム。 28. a)マイクロコンピュータシステム(11,12)における処理及び/又 は記憶の前に、届いたデータに所定の基準に従って第1の検査を施す手段と、 b)データ回線網(20)とマイクロコンピュータシステム(11,12)の間 の接続を自動的に中断する手段と、 c)マイクロコンピュータシステム(11,12)に おける処理及び/又は記憶されたデータに所定の基準に従って第2の検査を施す 手段と、 d)前記第1の検査ないし第2の検査に依存して、データ回線網(20)からマ イクロコンピュータシステム(11,12)へのデータ伝送、ないしはマイクロ コンピュータシステム(11,12)から対応付けられた端末機器(1,2)へ のデータ伝送を許可するか又は阻止する手段が設けられている(データに対する 水門式制限方式)、請求項16〜27いずれか1項記載のマイクロコンピュータ システム。 29. データ回線網(20)からマイクロコンピュータシステム(11,12 )を通って対応付けされた端末機器(1,2)へのアクセスを阻止する手段が設 けられており、それによって直結的なデータ伝送と端末機器(1,2)へのアク セスが不可能にされている(端末機器に対するアクセスの水門式制限方式)、請 求項16〜28いずれか1項記載のマイクロコンピュータシステム。 30. 前記マイクロコンピュータシステム(11,12)から送信されるデー タに名前と電話番号を添付させる手段が設けられている、請求項16〜29いず れか1項記載のマイクロコンピュータシステム。
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