JP2000515405A - グロメット配置装置 - Google Patents

グロメット配置装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明のグロメット配置装置(10)は、弾力性のあるアンカー,ファスナーまたはグロメット(14)をその上に搬送するシース(28)のような配置部材(16)を有する。このグロメット(14)は、シリコン製で応力のかからない状態で所定の内径を有する。この配置部材(16)は、グロメット(14)と接触する部分(25)を有し、この部分(25)は、グロメット(14)の応力がかからない状態の所定の内径に少なくとも等しい外径を有する。この配置部材(16)は、少なくとも部分(25)に沿って分離あるいは分割可能であり、その結果グロメット(14)を配置部材(16)から開放し、グロメット(14)をカテーテル(12)のような対象物に沿ってその位置に配置する。グロメット(14)の内径は、グロメット(14)がその上に配置されたときにカテーテル(12)を閉鎖したり、ブロックしたりすることがないよう選択される。この配置部材(16)は、分子方向性のあるPTFEからなるシース(28)として構成され、その全長に亘って分離可能であり、このような分離を可能とするプルタブ(46)を有する。グロメット(14)は、グロメット(14)を例えば患者の身体(20)に隣接して所望の環境にグロメット(14)を固着するのを補助する肩部(44)を有する。カテーテル装置(56)は、グロメット配置装置(10)をその上に搬送するカテーテルデ(12)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 グロメット配置装置発明の詳細な説明 技術分野 本発明は切り離しまたは分離可能な装置に関し、特にグロメット,アン カー等を配置する切り離しまたは分離可能な装置で、特に医療措置で有効に用い ることのできる切り離しまたは分離可能な配置装置に関する。従来技術 カテーテルは、広範囲の医療措置に長年用いられて来た。このような医 療措置は、滋養流体、多種類の血液製剤等の経皮的管理および採血および化学療 法剤あるいは他の薬剤等の管理を含んでいる。カテーテルの先端部は患者の体内 に挿入配置され、長期に亘り患者の特定部位内に正確に配置維持することがこの ような使用にとって重要なことである。 患者の体内に挿入されたカテーテルの位置を固定するさまざまな方法が 公知である。その意図した目的に対して一般的にうまくいってはいるが、そのよ うな技術も時には欠点もある。例えば、カテーテルは縫合糸により患者の皮膚に または外科手術用ドレープに単に取り付けられるか、あるいはカテーテルが患者 の体内に挿入されたアクセス部位に隣接して配置されている。ところがこのよう な縫合が注意深く行われない限り縫合そのものが、カテーテルを圧縮したり破壊 したり折曲げたりして意図した目的には役立たなくなるようなことがある。 ファスナー,アンカー,ハブ,フィッティング,グロメット等の中介物 品をカテーテルに取り付けることにより、この種の欠点を緩和することができる 。このような仲介物品は、通常カテーテルを包囲し、カテーテルではなくこの仲 介物品を(患者等の周囲の物体に)縫合することにより、カテーテルに対する損 傷を回避できる。この種の仲介物品は、「グロメット」と総称される。 予め取り付けられたグロメットを使用するためには、カテーテルのワイ ヤガイドが患者の体内に挿入され引き抜かれた後のみ、カテーテルの先端部を有 効な特定の長さに切断する必要がある。しかし、カテーテルの先端部を切断する ことができない場合がある。多くのカテーテルにおいて、カテーテルの先端部あ るいはその先端に取り付けられたチップは、異なる材料あるいは組成で形成され ているからである。さらにまたカテーテルを患者の体内に導入すること、あるい はカテーテルのチップを切断するためにワイヤガイドを2度導入する必要がある ため、カテーテル手術の時間,リスク,コストが大きくなる。 カテーテルを患者の体内に挿入した後でのみ取り付けられたグロメット を使用することはまた別の欠陥がある。例えば、Arrow社は、グロメットをカテ ーテルに固着するための硬質プラスチック製のクリップを具備したスプリットウ ィング型のグロメットを販売している。このデバイスは、その意図した目的に対 しては有効ではあるが、多くのカテーテルが高いフレキシビリティを有するため に、グロメットによりカテーテルを圧縮,崩壊,破壊するような危険性なしにあ る種のクリップ型グロメットを取り付けることは困難である。グロメットの目的 は、カテーテルを周囲の物質に固定するためにカテーテルに沿って固定した位置 を与えることであるために、カテーテルに沿ってその位置を変更するために、ク リップ型のグロメットを移動させることは困難である。 米国特許第4,613,329号(Bodicky,Sep.23,1986)は、この 問題を一部解決するようなカテーテル取り付けデバイスを開示している。この特 許に開示されたデバイスは、カテーテルに対し圧縮されたエラストマ材料製のグ ロメットを有し、このグロメットはカテーテルと係合するフランジを具備してい る。このフランジはカテーテルの根元方向への移動に対しては高い抵抗力を与え るが、カテーテルの先端部方向の移動に対しては、低い抵抗力しか与えることが できない。これによりカテーテルを患者から不用意に引き抜いてしまうことを阻 止する機能があるが、カテーテルをその所望の位置を越えてさらに内側(体内) に不用意に押し付けてしまう危険性がある。さらにまた前掲の特許に開示された デバイスはその機能のために複雑な構造となっている。 Roko型のグロメットと知られているある種のグロメットは、複数の弾力 性のあるリング特にカテーテルを包囲する中心リングと、縫合に取り付けるため に部位として機能する他のリングを有する。使用中に中央リングは、止血鉗子に より手動で拡張された幅となり、その結果グロメットはカテーテルに沿ってスラ イド可能となる。このような手動による操作は、小径のカテーテルに適用される グロメットでは困難である。小径のカテーテルが好ましい理由は、カテーテルの サイズと血痕の形成の関連が、カテーテルの径が大きくなると血痕の形成がより 促進される傾向があり、カテーテルの径はカテーテルの組成よりも血痕の形成に 際してはより重要であると報告されているからである。。 グロメットをカテーテルの長さ方向に沿って選択した位置に配置できる グロメット配置器が必要とされている、これによりグロメットをカテーテルに沿 って移動する際にグロメットの幅を拡張するための止血鉗子あるいは他の合成ツ ールを用いる必要がなくなるものである。またこのグロメット配置装置は、一旦 患者の体内に挿入されたワイヤガイドを繰り返し取り除く必要はなく、あるいは 特定の長さにカテーテルを切断することの必要のないものである。さらにまた望 ましいグロメット配置装置は、簡単な構成でかつ高価でない構成であり、共に使 用される特定のカテーテルと共にパッケージでき、かつ殺菌できるものである。 最後に好ましいグロメット配置装置は、グロメットをカテーテルの側面の対象物 上に配置できるものである。発明の概要 本明細書に記載したグロメット配置装置およびこのグロメット配置装置 を組み込んだカテーテル用装置により前記の問題は解決され技術的進歩が達成さ れる。本出願人は、弾力性のあるグロメットをカテーテルのような対象物に沿っ て所望の位置に配置できる方法を発明した。特に本出願人は、対象物の上で弾力 性のあるグロメットを搬送するのに用いられる分離可能な配置部材を発明した。 この配置部材が分離されたり切り裂かれたときにグロメットは、配置部材から取 り外され自動的に所望の位置に配置できる。 本発明の主要な特徴は、弾力性のあるグロメットと接触している配置部 材の部分は、グロメットの応力のかからない状態での所定の内部直径に少なくと も等しい直径を有する。ここで「応力のかからない状態での所定の内部直径」と は、グロメットが配置部材あるいは他の対象物から切り離された状態時のグロメ ットが有する内部直径である。即ち、自然な直径を意味する。「直径」とはグロ メットの内部の寸法で、本発明のさまざまな構成では、断面は円形であるが必ず しもこれに限定されるものではない。 この弾力性のあるグロメットは、配置部材の上に摩擦あるいは弾性圧縮 によってのみ保持されるのが好ましく、その結果グロメットが配置部材から取り 外された時には、グロメットが配置された対象物の上にグロメットは収縮する。 この配置部材は、シース,スリーブ,チューブ等(以下「シース」と総称する) のような構成を採り、PTFEのような低摩擦材料で構成され、配置部材とグロ メットが対象物(カテーテル)に沿って移動ができやすくする。 用語「グロメット」は、本明細書では最も広い意味で使用しており、例 えば、ファスナ,アンカー,ハブ,接合剤等の意味を有し、これらは全て他の対 象物を保護し接続し固定する中間媒体を意味する。本発明のグロメット配置装置 は、カテーテルまたは他の医療装置と共に使用した場合特に有効な利用性を見い だすが、さまざまな他の対象物と共に使用できる。また「グロメット」は、組織 の内部成長により固着されることになる種類のDacron fabric cuffを含む。さら に本発明のグロメットは、配置部材から取り外したときに、カテーテルまたは他 の対象物上で収縮する、あるいはカテーテルまたは他の対象物の干渉接合を達成 するのに十分な弾力性を有する類似のデバイスを含む。また本発明のグロメット は、感染症,菌,血栓,バクテリア等に対し、保護するあるいは組織の内部成長 を阻止するよう処理することも可能である。 本発明の第1態様においては、本発明はグロメット,アンカー,ファス ナ,ハ,接合部材等(以下「グロメット」と総称する)を配置する構成部品に関 し、この構成部品は応力のかからない状態で所定の内径を有する弾力性のあるグ ロメットとその上にグロメットが搭載される配置部材とを有し、この配置部材が グロメットと接触する部分を有する。本発明のグロメットは、カテーテルのよう な他のデバイスと接触し、グロメットをその上に固定配置する応力のかかった状 態の複数の内部直径を有する。配置部材の一部は、グロメットの応力のかからな い状態での所定の内部直径より大きな外径を有し、この配置部材からグロメット を取り外すために少なくともその部分に沿って分割あるいは分離可能である。こ の弾力性のあるグロメットは、好ましくはシリコン製でグロメットを患者の身体 近傍に固定するのを補助する手段、例えば肩部,ウィング,リング,Dacron cuf f等を含む。患者の身体に「隣接する」とは、患者の身体そのものおよび患者の 身体を包囲する包囲物も含む。この配置部材は、シース,スリーブチューブ等で 構成され、好ましくはPTFEのような低摩擦材料からなるのがよい。最も好ま しいものとしては、この配置部材は、分子方向性のあるPTFEからなるシース であり、この材料は米国特許第RE31,855号に開示されている。この特許 の開示内容はその全体を参照文献として含むものとする。 本発明の第2態様においては、本発明は上記の構成部品の組み合わせを 含むグロメット配置装置である。 本発明の最後の第3態様としては、本発明は上記のカテーテルとグロメ ット配置装置を含むカテーテル装置である。 本発明は、グロメットがカテーテルの長さ方向に沿って容易に移動でき 、かつ選択した位置に配置でき、そしてグロメットを拡張し損傷させることがあ る止血鉗子を用いずに行えるグロメット配置装置を提供する。本発明は、カテー テルのワイヤガイドを繰り返し取り除くことのリスクとコストを回避でき、さら にカテーテルを所定の長さに切断する必要をなくすものである。本発明のグロメ ット配置装置は、その構成が単純かつ高価でない利点を有する。本発明のグロメ ット配置装置は、カテーテル以外の対象物上にグロメットを配置するのに用いる こともできる。図面の簡単な説明 図1は、本発明のグロメット配置装置の実施例を表す平面図、 図2は、図1のグロメット配置装置を組み込んだ本発明のカテーテル装置の実 施例を表す斜視図、 図3,4は、本発明のカテーテル装置の一実施例の一部を表す平面図、 図5は、図3の切断線5−5に沿った切断図、 図6A〜Cは、本発明のグロメット配置装置の別の実施例を表す平面図、 図7は、本発明のグロメット配置装置の他の実施例を表す平面図、 図8A〜Jは本発明の使用中のカテーテル装置の実施例の部分断面図である。発明の詳細な説明 図1において、グロメット配置装置10は同図に示された医療装置のよ うな対象物の上に、そしてそこに沿ってグロメットを選択的に配置するもので、 同装置は応力がかからない状態で所定の内径を規定する内側表面26を有するグ ロメット14を含む。応力がかかった状態ではこのグロメットは、対象物と接触 し選択した位置に配置される複数の応力のかかった状態の内径のうちのいずれか 1つを有する。このグロメット配置装置10は、グロメット14を搬送する配置 部材16を有する。この配置部材16はグロメット14と接触する部分25を有 する。この配置部材16の部分25は、グロメット14の応力のかからない状態 での所定の内径に少なくとも等しく好ましくはそれ以上の外径を有する。このグ ロメット14は、配置部材16の先端部70の上にグロメット14をスライドさ せることにより、配置部材16の部分25の上に容易に配置できる。このような スライドは、矢印29によって示されているが、この矢印29は、スライド時に おけるグロメット14の拡張状態も示している。グロメット14は、配置部材1 6の先端部70の近傍に配置されているが、これによりグロメット14が固定さ れる対象物の位置に正確に配置することができる。 配置部材16はシース28の形状をとるのが好ましい。この配置部材1 6はまたスリーブ,チューブ等の構成をとることもできる。しかし、その形状が いかなるものであろうとも配置部材16は、グロメット14と接触する部分25 の少なくとも一部に沿って切り裂きあるいは分離可能なものでなければならない 。部分25を分離することにより、グロメット14が配置部材16から開放され 、これによりグロメット14を配置部材16が係合する対象物の上に配置できる 。配置部材16は、その長さ方向全体に沿って分離あるいは切り裂くことができ るものが好ましく、これにより配置部材16をグロメット14が搭載された対象 物から横方向に取り出すことができ、対象物の端部から取り出す必要はない。 配置部材16は分離あるいは切り裂くことができるために、配置部材1 6の上に搬送されているグロメットは、移動即ち先端方向にスライドできる。こ れが行われると、グロメットが先端方向に移動するにつれて、グロメットはカテ ーテルのような対象物の外側表面と最初に接触する。グロメットを正確に配置す る必要がある場合には、グロメットは所望の位置に対象物の上を軸方向に移動さ せることができる。グロメットが正確に配置された後、部分25の残りの部分を 分離あるいは引き裂くことにより、カテーテルのような対象物の上にグロメット の残りの部分を配置することができる。 配置部材16は様々方法により構成することができる。配置部材16は その長さ全体に亘って、あるいはグロメット14と接触している部分25の部分 に沿ってのみ分離可能である。配置部材16は機械加工で筋をつけた、あるいは モールドで形成したPTFEを有し、分離しやすい薄い軸方向部分を有する。配 置部材16が分離されると、それは線上の部品に分離されるかあるいは1つある いは複数の螺旋状部品に分離することができる。配置部材16は1個の構成部品 でもよく、あるいは分離可能なものでまたあるいは複数の接合した部品から構成 されている。このような部品は、互いに接着するかあるいは超音波溶接あるいは 他の方法により互いに接合することが可能である。さまざまな種類のプラスチッ クあるいは合成材料を配置部材16の組成用に用いることができる。配置部材1 6はある程度のフレキシビリティを有し、好ましくはグロメット14よりも幾分 フレキシブルではないが、幾分弾力性あるいは転延性を有するのが好ましい。事 実配置部材16は、グロメット14が配置される部分の外径よりも応力のかから ない状態で小さな所定の内径を有する。 しかし最適なものは、配置部材16は分子指向性(即ち方向性:molecu lar oriented)のPTFEからなるシース28として構成するものである。この シース28は、それ自身の上にシース28を折り返してシース28(即ち配置部 材16)の根元部68を形成し、少なくとも部分25好ましくはシース28全体 を分離するための一対のプルタブ46を形成する一対の部分的分離部分を有する 。ノブ48がプルタブ46の各々に具備され把持するのを容易にしている。 弾力性のあるグロメット14は、さまざまな方法により構成できる。数 多くの材料がその組成に適したものであるが、グロメット14は医療用シリコン 製が好ましい。グロメット14は図1には丸みを帯びた先端部を有する中空シリ ンダとして示されているが、この基本的な形状は単に形成が容易であるためであ る。より重要な点としては、グロメット14はグロメット14を患者の身体20 に隣接して固定するのを補助する手段18を有する。身体20に「隣接する」と は、身体20の表面または内部に取り付けること、皮膚40の表面または内部に 取り付けること、およびグロメット14がカテーテルのアクセス部位近傍の外傷 用医療材料、または外科用ドレープに固定されるような対象物近傍の包囲物体に 取り付けることを含む。本明細書においてグロメットは、弾力性材料として記載 されているが、必ずしもそうである必要はない。グロメットは伸縮自在な材料で 構成することもでき、弾力性材料に期待される程元の状態に戻る必要はない。固 定補助手段18は、少なくとも1つあるいは複数のそして好ましくは一対の肩部 44を有する。この肩部44によりグロメット14の周囲にルーズに固定する縫 合が可能となり、そして縫合がグロメット14が配置される対象物の使用中にグ ロメット14から滑り落ちるのを阻止することができる。別の構成例として固定 補助手段18は、少なくとも1個のそして好ましくは一対の孔付きウィング24 (図6A)、少なくとも好ましくは一対のリング22(図6B)またはDacron c uff即ちスリーブ23(図6C)として構成でき、これらは医療用接着剤でグロ メット14に固着されている。 次に図2,3において本発明のカテーテル装置56が示されているが、 このカテーテル装置56は本発明のグロメット配置装置10を収納するカテーテ ル12を有する。このカテーテル12はシングルルーメンカテーテルまたは複数 ルーメンカテーテルであり、高度に弾性的な医療用シリコンから構成されている 。カテーテル12は患者の体内に配置されて、ワイヤガイド上を進むものである 。しかしカテーテル12はカテーテル12が患者の体内に導入される際、カテー テル12をサポートするような取り外し可能な閉塞具34をそのルーメン内に組 み込んだタイプの場合より大きな利点が達成できる。このカテーテル12は従来 構成あるいは別の所望の構成でもよい。 グロメット14が配置部材16から取り外されたときに、グロメット1 4をカテーテル12に固定するためにグロメット14の応力のかからない状態で の所定の内径は、カテーテル12の外径以上ではなく、カテーテル12の外径よ りも若干小さいのが好ましい。しかし、グロメット14の応力のかからない状態 での所定の内径は、グロメット14がカテーテル12に配置されたときにカテー テル12のルーメンを閉塞させることあるいは潰すことを回避できる程度の大き さでなければならない。 カテーテル装置56は上記のグロメット配置装置10を有し、即ちカテ ーテル装置56は上記のグロメット14とカテーテル12上に取り付けられた配 置部材16により搬送されるカテーテル12を包囲する。配置部材16はその長 さ方向全体に沿って分離可能な分子指向性のPTFE製のシース28として形成 されている。配置部材16は、カテーテル12の先端部54を配置部材16の根 元部68内にスライドさせ、かつ完全に配置部材16を通すことにより身体20 と容易に係合する。この配置部材16は、このようなスライドが可能な程度に堅 固なものでなければならないが、十分に柔軟性も有していなければならない。そ の結果、得られた構成部品の重なり合った状態を図5に示す。 カテーテル装置56の配置部材16は、図3においては、グロメット1 4と接触した部分25を有しており、この部分25は、グロメット14の応力の かからない状態での所定の内径に少なくとも等しい外径を有し、その結果配置部 材16とグロメット14はカテーテル12に沿って選択した位置をとり得る。配 置部材16は少なくとも部分25に沿って切り離し可能あるいは分離可能であり 、それによりグロメット14を配置部材16から取り外してグロメット14の位 置をカテーテル12に沿って固定できる。このような固定は、グロメット14と カテーテル12との圧縮接触またはグロメット14とカテーテル12との干渉接 触により達成できる。この固定状態を図4に示し、この固定状態は配置部材16 の少なくとも部分25を分離することにより達成できる。 したがってカテーテル装置56は、グロメット14によるカテーテル1 2への摩擦あるいはグロメット14のカテーテル12への圧縮により唯一の力が 、配置部材16の分割後、グロメット14とグロメット14の相対的な動きを阻 止する。したがって、縫合,接着,分離,クリップあるいは他の手段がグロメッ ト14をカテーテル12に固定するのには必要とされない。グロメット14によ るカテーテル12への圧縮は、カテーテル12の通路即ちルーメンのいずれもが 潰れたり破壊されたりすることのないよう制限される。 カテーテル装置56は、上記のグロメット配置装置10の他の特徴を有 している。例えば、グロメット14は肩部44または他の固定補助手段18を有 する。同様に配置部材16はグロメット14と接触している配置部材16の少な くとも部分25を分離するためのプルタブ46を有する。 カテーテル装置56内に組み込まれたグロメット配置装置10は、必ず しも使用前にカテーテル12が具備する必要はない。その代わりに装置10は、 患者の皮膚40内でカテーテルのアクセス部位を拡張するような拡張器組立体の 一部でもよい。このような拡張器組立体を図7に示すが、同図においては、配置 部材16は従来の拡張器66を有する分子指向性のPTFE製の拡張器シース6 4として構成されている。グロメット14は、ノブ48をつかみ、プルタブ46 の上に引くことにより拡張器シース64から開放されるが、但し拡張器66が拡 張器シース64を通して導入される拡張器シース64とリング22から取り外さ れた後に限る。この実施例においては、グロメット14は、シース28上ではな く拡張器シース64上のより根元部分に具備されるが、その理由は拡張器シース 64は拡張器66に沿ってある程度の距離伸びなければならないからである。こ の伸びによりこの実施例によって達成される取り付け位置の正確さが減少するこ とになる。 グロメット14を例えばカテーテル12の上に配置するために、本発明 の装置10を用いることは容易に理解することができる。このような使用法は、 上記の装置56のようなカテーテル装置でもって実行され、その際グロメット配 置装置10は製造業者により殺菌されパッケージされる前にカテーテル12上に 搭載される。別法として装置10は、別個にパッケージされカテーテル12の使 用前に特にヘルスケアを実行する人(医療関係者)によりカテーテル12上に配 置するように構成することもできる。 グロメット配置装置10の使用に関連するカテーテル技術の一態様を以 下に説明する。医療関係者は、患者の身体20例えば血管42内にカテーテルを 導入し配置することは慣れている。医療関係者にとって、皮膚40を通してアク セスする適宜の部位を選択し適当な直径のカテーテル12を選択する要件につい ては周知である。例えば、医療関係者はカテーテルの正確な配置がECG放射線 透過技術および/または蛍光透過技術を用いてモニタするような環境についても 周知している。 患者の身体20の皮膚40上にカテーテル12の入口用のアクセス部位 を最初に用意し、カテーテル手術が行われる標準の手順に従ってまず用意され維 持される。図8Aに示すようにアクセス部位が用意されると、薄い壁を貫通する 入口ニードル38が血管42内に導入される。次に図8Bに示すように、ワイヤ ガイド36がニードル38を介して(矢印方向80に導入され)血管42内を1 5cm〜20cm前進する。このような挿入さい蛍光透視法による監視が推奨さ れる。ワイヤガイド36が適宜挿入されると、ニードル38は皮膚40から(図 8Cの矢印82の方向に引き抜かれ)、ワイヤガイド36から根元方向に引き抜 かれ、ワイヤガイド36がその位置に残る。皮膚40に形成された開口は必要に よっては外科用メス又は他の手段によりさらに拡張される。 図8Dに示すように、従来の拡張器30とこの拡張器30を有する拡張 器シース32とがワイヤガイド36の上に共に次に導入され、矢印84の方向に 皮膚40を通して導入され、これは拡張器30の先端部58が血管42内に完全 に配置されるまで行われる。拡張器30と拡張器シース32の矢印86方向へ回 転することによりその前進挿入が容易になる。 カテーテル12が適宜の長さの有するとすると、図8Eに示されたワイ ヤガイド36は、矢印88の方向に引き抜くことにより取り除くことができる。 別法として何らかの理由でカテーテル12をある長さに切断しなければならない 場合には、ワイヤガイド36を矢印90の方向にまず最初に前進挿入させ、これ を先端部60がカテーテルの先端チップに所望の位置に到達するまで(蛍光透視 法により監視を行いながら)を行う。ワイヤガイド36の長さは、拡張器30で 鉗子でもってクランプすることによりマークし、その後矢印88の方向に引き抜 きカテーテル12を適宜の長さに切り揃える。しかし、本発明の好ましい実施例 においては、このような測定と切断を回避できる。カテーテル12が閉塞具を具 備しないタイプの場合にはワイヤガイド36はこの時点で取り除くことはできず 、カテーテル12の後での導入をガイドするためそのままの位置に配置される。 次に図8Fに示すように拡張器30は矢印92の方向に患者から取り出 されるが、拡張器シース32はそのままの位置に置かれる。カテーテル12を導 入する前に、拡張器シース32を通して空気が入り込むのを阻止するために拡張 器30とワイヤガイド36を取り除いた後、拡張器シース32の最近傍端部62 の上に親指等を置いて密封しなければならない。 カテーテル12の先端部54をその後拡張器シース32内に導入し、カ テーテル12の先端部54が血管42近傍の所望の位置に配置されるまで矢印9 4(図8G)の方向に前進させる。カテーテル12が所望の位置に到達した後は 、拡張器シース32はノブ52を矢印96(図8H)の方向に同時に上方向と外 側方向に、カテーテル12を所望の位置に保持したまま拡張器シース32をカテ ーテル12から剥きとることにより拡張器シース32を取り除く。図8Iに示す ようにこれによりグロメット配置装置10を患者の身体20に隣接するカテーテ ル12の上に配置する。その後配置装置10はカテーテル12に沿って正確な位 置にグロメット14を配置するよう動かす。配置部材16上のタブ46(シース 28で示す)をその後ノブ48を把持することにより、同時にグロメット14を 配置部材16から開放し、配置部材16をカテーテル12から取り除き、そして 自動的にカテーテル12の上にグロメット14を固定配置することにより引き抜 く。閉塞具34をその後カテーテル12から取り除く。(別法として、カテーテ ル12が閉塞具34を具備していない場合には、ワイヤガイド36は、この時に 取り除かれる。)いずれにしてもこのようにして得られた構成を図8Jに示す。 カテーテル12は患者の身体20に例えばカテーテルのアクセスサイト の近傍にグロメット14を縫合しあるいは固定配置することにより、身体20に 固定配置して標準の方法でそれを覆う。グロメット14は患者の皮膚40に縫合 したりあるいはアクセス部位の近傍の外科用ドレープに縫合することもできる。 カテーテルの先端部54の位置はこの時点において放射透過法により検証するの が好ましい。使用する前にルーメンを開けておくことはカテーテル12を通る静 脈血管の自由な吸い込みにより確保される。血液を自由に吸い込むことができな い場合には、先端部54の位置は医療関係者により直ちに見直される。カテーテ ル12をルーメンが導通したことを確認した直後に使用しない場合には、ルーメ ンは塩水またはヘパリンで凝血を防止した塩水を連続的にたらすことによりある いは適当なヘパリンで凝血を防止した塩水溶液でもってロックすることにより維 持する。ヘパリンによるロックはカテーテル12を使用した後毎にあるいはカテ ーテル12が使用されない場合には8時間毎に再度確立しなければならない。通 常のルーメンを洗浄する手順は注入あるいはサンプリングのためにカテーテル1 2を使用する前にあるいは異なる注入を管理する間に実行しなければならない。 医療関係者はこの点に関し医療的なプラクティスに精通している。 以上述べた如く本発明のグロメット配置装置は、グロメットをカテーテ ルの長さ方向に沿って容易に移動させかつ選択した場所のどこにでも配置するこ とができる。本発明によれば、カテーテルのワイヤガイドを繰り返し除去するこ と、およびカテーテルを適宜の長さに切断することについてリスクとコストを回 避できる。本発明のグロメット配置装置は、単純かつ安価な構成である。本発明 のグロメット配置装置は、グロメットをカテーテル以外の対象物にも配置するの に有効である。 本明細書に開示した本発明の実施例のさまざまな構成要素の構造あるい は組成の開示していないあるいは二次的な詳細事項は本発明の利点を達成するた めに必ずしも重要なことではない。本発明の実施例の構造の詳細の適宜の選択は 、本明細書に開示した観点から当業者には当然思いつくことであろう。産業上の利用性 本発明は、人間あるいは動物への外科手術に有効である。半径方向の圧 縮を行うためにカテーテル等の対象物の根元部の周囲にシースを配置することも できる。シースの外径よりも大きい内径を有するグロメットは、カテーテルの根 元部に沿って選択した位置に配置できる。シースは、分離あるいは切り裂くこと が可能でこれによりカテーテルの拡張とグロメットをカテーテルの上に配置する ことが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】 する。グロメット(14)は、グロメット(14)を例 えば患者の身体(20)に隣接して所望の環境にグロメ ット(14)を固着するのを補助する肩部(44)を有 する。カテーテル装置(56)は、グロメット配置装置 (10)をその上に搬送するカテーテルデ(12)を有 する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 応力のかからない状態で所定の内径を有する弾力性のあるグロメット( 14)と、 前記グロメット(14)を搬送する配置部材(16)と、 からなり、 前記配置部材(16)は、前記グロメット(14)と接触する部分(2 5)を有し、 前記配置部材(16)の部分(25)は、グロメット(14)の応力の かからない状態の所定の内径に少なくとも等しい外径を有し、 前記配置部材(16)は、前記配置部材(16)からグロメット(14 )を取り外すために少なくとも部分(25)に沿って分離可能である ことを特徴とするグロメット(14)を配置する装置(10)。 2. 前記配置部材(16)は、前記配置部材(16)の少なくとも部分(2 5)を分離する少なくとも1つのプルタブ(46)を有する ことを特徴とする請求項1記載の装置(10)。 3. 前記配置部材(16)は、分子方向性のPTFEからなる ことを特徴とする請求項1記載の装置(10)。 4. 前記配置部材(16)は、その全長に亘って分離可能である ことを特徴とする請求項1記載の装置(10)。 5. 前記グロメット(14)は、患者の身体(20)に隣接してグロメット (14)を固定するのを補助する手段(18)を有する ことを特徴とする請求項1記載の装置(10)。 6. 前記固定補助手段(18)は、リング(22)を含む ことを特徴とする請求項5記載の装置(10)。 7. 前記固定補助手段(18)は、ウィング(24)を含む ことを特徴とする請求項5記載の装置(10)。 8. 前記固定補助手段(18)は、肩部(44)を含む ことを特徴とする請求項5記載の装置(10)。 9. 前記固定補助手段(18)は、Dacron cuff(23)を含む ことを特徴とする請求項5記載の装置(10)。 10. 前記グロメット(14)は、シリコン製である ことを特徴とする請求項1記載の装置(10)。 11. 前記配置部材(16)は、シース(28)を含む ことを特徴とする請求項1記載の装置(10)。 12. 患者の身体(20)に固定することを補助する一対の肩部(44)を有 する、圧力がかからない状態で所定の内径を有する弾力性のあるシリコン製のグ ロメット(14)と、 前記グロメット(14)をその上に搬送し、前記グロメット(14)と 接触する部分(25)を有する配置用のシース(28)と、 を有し、 前記部分(25)は、グロメット(14)の圧力がかからない状態で所 定の内径以上の外径を有し、 前記シース(28)は、分子方向性のPTFEからなり、前記グロメッ ト(14)を配置部材(16)から開放するためにシース(28)をその全長に 亘って分離する一対のプルタブ(46)を有する ことを特徴とするグロメット(14)を配置する装置(10)。 13. 外径を有するカテーテル(12)と、 前記カテーテル(12)を包囲し、応力のかからない状態でカテーテル (12)の外径以下の所定の内径を有するグロメット(14)と、 前記カテーテル(12)を受け入れその上にグロメット(14)を搬送 する配置部材(16)と、 からなり、 前記配置部材(16)は、前記グロメット(14)と接触する部分(2 5)を有し、 前記配置部材(16)の部分(25)は、グロメット(14)の応力の かからない状態で所定の内径に少なくとも等しい外径を有し、それにより配置部 材(16)とグロメット(14)がカテーテル(12)に沿って互いに選択した 位置に配置され、 前記配置部材(16)は、少なくとも部分(25)に沿って分離可能で あり、 それにより、グロメット(14)が配置部材(16)から開放され、そ の結果グロメット(14)をカテーテル(12)に沿って配置する ことを特徴とするカテーテル装置(56)。 14. 前記配置部材(16)の部分(25)を分離すると、前記グロメット( 14)がカテーテル(12)との干渉接合を達成する ことを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 15. 前記配置部材(16)の部分(25)を分離すると、前記グロメット( 14)がカテーテル(12)との圧縮接合を達成する ことを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 16. 前記配置部材(16)は、シース(28)を含む ことを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 17. 前記配置部材(16)は、分子方向性のPTFEからなる ことを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 18. 前記配置部材(16)は、その全体に沿って分離可能である ことを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 19. 前記グロメット(14)は、グロメット(14)を患者の身体(20) に隣接して固定するのを補助する手段(18)を有する ことを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 20. 前記カテーテル(12)に移動可能に取り付けられる閉塞具(34)を さらに有することを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 21. 前記配置部材(16)は、配置部材(16)の部分(25)を分離する プルタブ(46)を有する ことを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 22. カテーテル(12)に対するグロメット(14)の摩擦あるいは圧縮が 、配置部材(16)を分離した後、グロメット(14)とカテーテル(12)の 相対的な移動を阻止する唯一の力である ことを特徴とする請求項13記載の装置(56)。 23. 応力のかからない状態で所定の内径と少なくとも応力のかかった状態で の所定の内径を有するグロメット(14)と、 その上にグロメット(14)を搬送する配置部材(16)と、 を有し、 この配置部材(16)は、グロメット(14)と接触する部分(25) を有し、 前記配置部材(16)の部分(25)は、配置部材(16)の一部とグ ロメット(14)が接触したときに、グロメット(14)の応力のかからない状 態の所定の内径に少なくとも等しい外径を有し、 前記配置部材(16)は、グロメット(14)を配置部材(16)から 開放するために少なくとも部分(25)に沿って分離可能である ことを特徴とするグロメット配置装置(10)。
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