JP2000515810A - 誘起電圧電極を有するフィルタ装置 - Google Patents

誘起電圧電極を有するフィルタ装置

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Abstract

(57)【要約】 空気等の気体状流体の流れから煙等の細かい粒子状汚染物質を除去するための、目詰まりし難いフィルタ(24)は、誘起された電圧を有する電極(202)を使用して、捕捉対象の粒子の直径の何倍も大きい孔を有するフィルタ材料(24)中に汚染物質粒子を効率的に捕捉する。このフィルタ材料(24)は物理的に相互作用が増強されるように構成され、逆極性を有する少なくとも一対の電極(18,20)の間に設置されている。

Description

【発明の詳細な説明】 誘起電圧電極を有するフィルタ装置 発明の分野 本発明は、空気等の気体状流体から小さな粒子状物質を濾過して除去するため のフィルタに関し、特に圧力低下が小さく、寿命が長く、エネルギコストが安く 、且つ信頼性が高い、最近の空気浄化のニーズに適合したフィルタに関する。本 発明のフィルタは誘起電圧電極を使用して、これらの利点を達成している。 発明の背景 従来は、空気濾過の主たる目的は、殆どが0.2ミクロン以上の粒子からなる 空気中の塵埃の密度を減らすことにあった。生活、産業及び軍事的な面での最近 の環境に関する関心事は、空気浄化を望む範囲を、「臭気及びビールス/微生物 の抑制」にまで拡げている。しかし、最近の空気浄化法は、大きい圧力低下、短 い寿命、効率の悪いエネルギ消費、低い信頼性等を伴わずに、好ましくない1ミ クロン以下の粒子、微生物、臭気及び物質を効率的且つ経済的に捕捉することが できないことによって、多くの用途において使用されていない。簡単に言えば、 最近の空気浄化のニーズに適合した適当な方法は存在していない。 空気浄化の分野において、多数の実験、研究が行われ、特許が取得されて来た 。しかし、この作業のすべては三つの既存の基本原理に従ったものであった。即 ち、(1)機械的フィルタ(メッシュによる空気中の粒子の機械的な遮断)(二 、三百年前の、未だに最も一般的な広く用いられている方法)、(2)静電沈降 装置(90年 前にCottrelleによって発明されたもので、イオン化とクーロンの法則の吸引力 による濾過のための粒子の分離)、及び(3)予備帯電した合成繊維フィルタ( 予備帯電した繊維がフィルタ材料の内部に静電界を発生させ、空気中の粒子と相 互作用を行ってこれを捕捉する)である。 これら三つの公知の原理の概要は、以下の通りである。 機械的濾過法では、セルロース材料、合成繊維(HEPA及びULPAフィルタ)等の 利用等の実質的な改善がなされたが、基本的な形はなお粒子の機械的な遮断であ る。この方法は0.2ミクロンより大きい粒子の濾過・除去には適していた。し かし、多孔性材料(0.05ミクロン未満の)を通して1ミクロン以下の粒子( 臭気、ビールス等)を濾過・除去するには多大の圧力低下、非効率的なエネルギ 消費、高い操業コストを要し、実用的ではない。最近では、このニーズに応える のに、活性炭脱臭装置等の高価な補助の装置が使用されている。 空気や自動車又は工業プロセスからのの排気ガス等の気体中から塵埃、煙、ビ ールス等の小さな粒子状物質を除去するために、種々のタイプの静電フィルタが 提案されている。多くの場合、このフィルタは固定された高電圧電界による粒子 状物質のイオン化に何らかの形で依存しており、粒子状物質は静電気の力によっ て捕捉され、保持される。イオン化静電フィルタに共通する欠点は、非常に高い 電圧で作動するので、高価な絶縁と安全対策を必要とすることと、多くの電力を 消費し、オゾンを発生し、健康に害を及ぼすことである。 フィルタ材料への粒子の吸引と収集がクーロンの法則に基づいて行われる公知 の静電フィルタ技術には、凝集効果、予測不能な突発的な塵埃の飛散の発生、不 適当な塵埃保持能力、保守の回数を多く する必要があること、その他、高電圧を使用することに伴う共通の欠点等の更に 多くの付加的な問題点がある。即ち、静電濾過は、今日では主として、実際の高 い性能を必要としない予備フィルタ又は商業目的の汎用フィルタとして使用され ている。 1970年に初めて、予め帯電した合成材料が導入された。代表的なものとし て、正方形又は長方形断面の合成繊維を使用して、繊維材料の内部に静電荷を保 持する。これは機械的濾過法と静電的濾過法とを組み合わせたものである。主た る問題は、比較的短時間で内部放電が起こってフィルタ能力が低下する点である 。 本発明の歴史を省みると、1991年にyamamotoが、空気中の粒子に電界に設 置されたフィルタ媒体を通過する空気流に対して直角な方向にランダムな高速度 の攪拌運動を発生させる新たな方法を発見した(米国特許5,368,635参照)。 フィルタ媒体の内部でのこの攪拌運動は、粒子がフィルタ媒体を構成する繊維 の表面に衝突する機会を著しく増大させる。このように、この運動と粒子と繊維 表面との間に相互作用するファンデルワールス力との組合せによって、フィルタ 材料全体の粒子捕捉可能性が著しく増加する。実際、この方法は、使用されてい るフィルタ媒体の空隙度よりもずっとずっと小さい1ミクロン以下の粒子さえも 含む広い範囲の粒子を効果的に捕捉する。 本発明は簡単であるが、今日知られている紙、ガラス繊維、合成繊維、布、天 然繊維、発泡体及び静電気帯電材料を含む殆どのフィルタ媒体の濾過効率を劇的 に向上させる。この方法は、1)濾過の高い効率、2)1ミクロン未満のサイズ を含む広い範囲の粒子の捕捉、3)最小の圧力低下、4)エネルギ効率の改善、 及び5)低コストの利点をもたらす。これらの利点は、フィルタの機械的性質に 如何なる変化を与えることなしに得られる。 発明の概要 気体状流体の流れの中に浮遊している粒子の効率的な捕捉を行うためのフィル タ装置は、入口と出口の間の空気流路を規定する手段と、該空気流路に設置され た捕捉対象の粒子の平均直径よりも実質的に大きい孔サイズを有する材料からな る多孔性フィルタ材料とを提供するフィルタ・チャンバを具えている。更に、こ のフィルタ材料は、空気流路の断面よりも実質的に大きいひだ付きの表面等の収 集表面を具えている。 気体状流体の流れとそれに浮遊している粒子とを流路に沿って前記多孔性フィ ルタを通って流す手段が設けられている。 前記フィルタ材料を挟んで第1及び第2電極が設けられ、これらの電極は空気 流が通過可能な開口を具えている。 これらと協同して濾過効率を改善する第3の電極が設けられていることが重要 である。これらの第1及び第2電極の間に電位が印加されている。この第3電極 は電力源に直接接続されておらず、又、前記両電極にも結線されていないが、空 気流路及び/又は漏洩経路を通って近傍の電極から電位が誘起される。前記第3 電極の上又は隣に第2の多孔性フィルタ材料が置かれている。この構成によって 、今日知られている空気浄化性能を実質的に改善し、1ミクロン以下の粒子を含 む広い範囲の空気中の粒子を捕捉することが可能となる。 正の電位を有する第3電極を設けた場合、二電極システムを上回る濾過効率の 改善が得られるが、この構成は第3電極が自由状態にある(floating)三電極シ ステム、即ち第3電極が電源や他の電極と接続されていないシステム程の効率は 得られない。 第2のフィルタ材料は非常に粗く、第2電極の上に載せられてもよい。しかし 、実験的に示されているように、このフィルタ材料は 第3電極の上又はこれに隣接して設置されることが望ましい。 最も好ましい実施例は、第3電極を正電位を維持している第1又は第2電極の どちらかの外側(フィルタ・アセンブリの流入側又は流出側の端部)に設置して いる。別の例では、第3電極を第1及び第2電極の間に設置している。 これは、電流が流れていない帯電している導体の近傍の導電性表面は等電位面 になると言う原理に基づいている。この電位は、導体の各部に移動する等しい正 及び負の電荷によって、導体上のすべての点における電位がシステムのすべての 電荷によって一定になるように維持されている。 更に詳しくは、本発明によるフィルタ装置は、第3電極に最も近い電極に印加 された電圧の少なくとも40%の電圧差で第3電極を帯電させる。第3電極は、 フィルタ効率の向上が最大となるように、第1及び第2電極の間に印加された電 圧の60%以上の誘起電圧によって帯電させられることが望ましい。 本発明の一実施例においては、第1、第2及び第3電極は同軸に設けられてい る。更に、この実施例の第3電極は第1及び第2電極の外側、内側のいずれにで も設けることができる。 更に詳しくは、第1及び第2電極は、約5mm〜約50mmの範囲の距離で互いに 離れて設置されている。この間隔によって、約3000ボルト〜約10000ボ ルトの電圧が第1及び第2電極の間に印加される。この構成では、第3電極は、 付与された電位の正の側にある第1又は第2電極のいずれかから約13mm離れて 設置されている。 本発明の方法は、粒子が浮遊している気体状流体の流れを形成し、この気体状 流体の流れを第3電極(及びこれに隣接する多孔性フィルタ材料)と、間に多孔 性フィルタを挟んだ第2及び第1電極と を通過させるステップを含む。 第1及び第2電極の間に電圧を印加し、多孔性フィルタの内部で粒子を攪拌し て、気体状流体がこの多孔性フィルタを通過する際に粒子を捕捉する。最後に、 第1、第2及び第3電極は、電気誘導によって第3電極を帯電させて粒子捕捉効 率を向上させるように配置される。更に詳しくは、本発明の方法は、第1及び第 2電極の間に印加される電圧の少なくとも40%の電圧が第3電極に誘起される ように電極を配置するステップを含んでいる。 図面の簡単な説明 本発明の利点と特色は、添付の図面を参照して、次の説明によって更によく理 解されるであろう。 図1は、米国特許5,368,635に開示された発明によって構成された元のフィル タの垂直断面図である。 図1−aは図1と同様の形状の本発明の別の実施例であり、補助的な粗い多孔 性のフィルタ材料に沿って隣接して設けられた第3電極を具えている。 図2は、図1及び1−aの2―2線に沿った詳細断面図である。 図3は、本発明の他の実施例の垂直断面図である。 図4は、ファンデルワールス力の増強手段が有る場合と無い場合とにおける、 本発明のためのテスト装置のブロック・ダイアグラムである。 図5は、本発明の更に別の実施例の垂直断面図である。 図6は、他の電極構成の詳細断面図である。 図7は、空気経路チャンバ内に偏平なフィルタが設けられている本発明の更に 他の実施例の垂直断面図である。 図8は、テストチャンバ内に三電極を具えた円筒状フィルタを示 す。 図9aは、この三電極フィルタの円筒状の内部構造を示す。 図9bは、図9aの空気の流れのための反転構造を示す。 図10は、中間電極によるひだ付きフィルタ材料の頂点上の等電位線を統合し て示す。 図11は、米国特許5,368,635に述べられた発明による濾過効率の改善と、本 発明による更に劇的な改善とを示す実験データのグラフである。 図12は、本発明によって得られる濾過の改善を示す実験データのグラフであ る。 図13は、本発明によって得られる濾過の改善を示す別の実験データのグラフ である。 発明の詳細な説明 図1には、米国特許5,368,635に述べられている発明によって構成されたフィ ルタが示されている。フィルタ・ハウジング10はその上部に入ロパイプ12を 、その下部に出口パイプ14を具えている。塵埃や煙等の浮遊している粒子状物 質によって汚染された空気等の気体は、ポンプ15として模式的に示されている 適宜な推進手段によって、入ロパイプ12から流路を経て出口パイプ14まで運 ばれる。前記ハウジング10はフィルタ・チャンバ16を含み、該チャンバ16 の内部にはその軸を横断して、孔空き電極18,20が導入用充気室21と排出 用充気室23との間に設置されている。 これらの電極18,20は金属メッシュ又は孔空き金属プレートで構成された り、又はフィルタ材料の炭化層であってもよく、いずれの場合にも、チャンバ1 6を通過する空気の流れに著しい影響を与えないように、電極18,20の開口 は充分に大きく設定されて いる。 これらの電極の一つはフィルタとして使用することができる。この例では、フ ィルタは導電性フィルタ材料で構成されるか、又は非導電性材料に導電性粒子又 は繊維を散在させたもので構成されている。これらの電極18,20は、直流電 源22に接続されている。電極18,20の極性は、多くの場合、本発明の作用 には大きな影響を与えない。 電極18と20の間には、後に詳述する形状の多孔性フィルタ材料24が設置 されている。この材料24は、メッシュを形成する非吸湿性材料であることが望 ましい。このフィルタ材料24は誘電性であるか、又は或る程度導電性であるこ とが望ましい。多くのフィルタ材料が使用可能である。好ましい材料としては、 紙、発泡体、ガラス繊維、合成繊維、布帛、綿等の天然繊維、3M社のFiltrete が挙げられる。好ましい導電性材料の一例は、東レによって開発さ 名で市販されている、金属含浸繊維シートである。 このフィルタの平均孔サイズは捕捉対象の粒子の平均直径の約10〜50倍で あるが、流速が充分に遅い場合には、平均孔径の1/500程度の小さい粒子で もかなりの程度捕捉可能であることが好ましい。用途に応じて、このフィルタ材 料24は(均一な又は変化する密度、又は多層構造の)25mmの厚さを持つこと ができる。一方、代表的なひだ付きフィルタ材料の場合には約0.5〜1mmの厚 さに過ぎない。 この材料24は空隙度が非常に大きく粒子を捕捉する能力に優れ、粒子は表面 だけでなく厚さの全体にわたって捕捉されるので、このフィルタの収容力は増加 する。後述するように面積を拡大させて 単位面積当たりの流体の流速を遅くすることが簡単にできるので、HEPA,ULPA等 のフィルタに普通に使用されている積層型のひだ付きフィルタ材料を使用するこ とが望ましい。 しかし、粒子の捕捉を最適に行うためには、空隙度を変化させたフィルタ材料 の多層構造を用いることが好ましい。最も効率的な濾過のための極性は、濾過対 象の粒子の性質、例えばジオクチルフタレート等の誘電性粒子(上流側が正であ ることが望ましい)とたばこの煙等の或る程度導電性の粒子(下流側が正である ことが望ましい)とによって、少し異なっている。前記電極18,20は絶縁材 料でコーティングされ、フィルタ材料24への粒子の堆積によって電極18,2 0の間の短絡や抵抗の著しい低下が生じないようにしている。 フィルタ材料14と電極18(正電位)又は電極20(アース)との間に、空 隙が設けられている。この分離によって、フィルタの効率が益々向上すると共に 電力消費が実質的に減少する。通常の用途においては全体的な電力は大きいとは 思われない。しかし、携帯型の電池で作動する装置の用途等の、電力が極めて限 定されている場合には、この考え方は非常に有用である。 本発明による更に改善された実施例200が図1aに示されている。この実施 例200においては、図1に示された前述の構成に第3電極202が使用され、 更にこれに隣接して、第2の好ましくは粗い多孔性のフィルタ材料204が取付 けられている。この実施例200は、更に詳細に後述するように、図1に示す構 成を上回る粒子捕捉効率の実質的改善をもたらす。 この付加された第3電極202は、電力源にも他の二つの電極18,20にも 直接には接続されていないが、最も近い方の電極18又は20に接近した部位に 誘起された電位を有する。図において、 同じ符号や数字は同じ又は対応する部分を示していることに留意されたい。 本発明は、簡単な、非常に効率的な、エネルギ節約型の静電粒子フィルタを提 供するものであり、このフィルタは、従来型の静電集塵装置に比べて実質的に低 い電圧と無視し得る動力消費で作動し、固有のファンデルワールス力と非イオン 化電界との相互作用を利用して空気中の粒子に攪拌運動を起こさせ、粒子の滞留 時間を長くし、フィルタ材料への空気中粒子の捕捉の確率を大きくすることがで きる。この構成によって、広い範囲にわたる異なるサイズの粒子をより効率的に 捕捉することが可能になり、しかも目詰まりが少なくなり、且つオゾンの形成が 解消される。更に、この構成によれば、効率を低下させることなく、フィルタ材 料の空隙度を捕捉対象の粒子のサイズよりも大幅に大きくすることができる。こ の結果、フィルタにおける空気圧の低下が大幅に減少する。 ファンデルワールス力は、空気等の流体及び気体中に浮遊している外部粒子に 本来的に関連している分子の静電界である。これらの力は一般的に、プラスチッ ク等の表面への塵埃粒子の吸引として顕示される。一旦、塵埃粒子がこれらの表 面に接触すると、ファンデルワールス力は劇的に増加し、粒子は表面に付着する 。 「a」を表面から粒子までの実効距離とすると、ファンデルワールス力は1/ a6に比例するので、粒子は容易には離れない。こうして、一旦接触が生じた場 合には、この力は強力な結合を提供する。表面から少しでも離れた場所では、フ ァンデルワールス力は非常に小さな力(Van NostrandのEncyclopedia of Scienc eによって、原子間又は分子間吸引力として定義されている)となり、且つ流速 が高過ぎてファンデルワールス力による実効的な粒子捕捉は不可能なので、クー ロンの1/a2の法則による帯電粒子と高い電位を有 する集塵表面との間の吸引力に依存している従来型の静電集塵装置においてはフ ァンデルワールス力は活動していない。 本発明のフィルタは、空気その他の気体状流体の流れをフィルタ材料を通って 減速させ、基本的にファンデルワールス力によって流体中に浮遊している粒子を 捕捉してフィルタ材料中に保持するようなフィルタの形状・構造を使用すること により、その目的を達成する。更に、空気流路に沿って長手方向にフィルタ材料 を通る空気の流れを特定の形状・構造によって減速させながら、電極間の粒子の 積極的なほぼ横方向の運動によって、粒子がフィルタ材料に接触する機会を実質 的に増加させている。 その結果、フィルタ材料はその孔サイズよりもはるかに小さい粒子を捕捉し、 これによって圧力低下が少なくなり、塵埃保持能力が増大し、且つフィルタの目 詰まりが少なくなる。更に、孔サイズが粒子よりずっと大きい場合には、フィル タ材料の厚さを、従来のフィルタにおけるフィルタ材料に比べて実質的に増大す ることができる。このようにフィルタ材料の厚さが増加すると、濾過を更に効果 的に行うことが可能になる。本発明のフィルタにおいては、ファンデルワールス 力の作用を高めると共に、粒子にほぼ横方向の運動を与えてその捕捉を助けるの に、静電界のみが使用されている。 限度内においては、本発明のフィルタの作用は、フィルタ材料24の絶対電位 差と第3電極202に誘起された電圧による影響だけに依存し、従来型の静電フ ィルタにおけるようなボルト/cmで表される電界強度には依存していない。従っ て、電気部品を変えることなく、フィルタ材料の厚さを変更することによって異 なる環境に適応させることが可能である。 本発明の他の態様によれば、ファンデルワールス力の作用は、電極18〜20 の一方をフィルタ材料に接触させ、他方とフィルタ材 料24との間に空隙を設けることによって、又は導電性繊維をフィルタ材料24 に織り込んだり埋め込んだりすることによって、実質的に増大させることができ る。 フィルタ材料24,204は導電性繊維と導通させたり、これを埋め込んだり することが可能である。埋め込まれる導電性繊維は裁断された微小物質(独立し た又は非独立の)からなり、これらの微小物質は導電性繊維の先端同士の間に多 数の空隙を形成し、微小ではあるが強力な電界を該空隙にフィルタ材料全体にわ たって発生させる。しかし、このタイプの材料は、一般的に、該材料の繊維間の 内部アーク放電によって静電気を解放することを伴う用途のために構成されたも のである。いずれにしても、アーク放電は避けなければならない。これによって 、ファンデルワールス力による粒子の吸引が更に良好となり、更に効果的な濾過 が可能となる。 同様に、フィルタ材料が、活性炭等の空気中の好ましくない物質(例えば臭気 、有害粒子、毒ガス、微生物等)と化学的に反応してこれを吸収する活性物質を 含み、又はこれで処理され、又はこれでコーティングされている場合には、フィ ルタ材料の内部の静電界によって生じた粒子の攪拌運動は、フィルタ材料中の好 ましくない物質(ビールス、細菌等)の化学反応、吸収及び破壊を促進する。同 様に、臭気吸収用の活性炭の効果は、本発明の電界によって向上する。 本発明のフィルタが捕捉対象の粒子に関連するファンデルワールス力を効果的 に利用するために、気体状流体の流速は、設計の許容条件の範囲内で可能な限り 低く、例えば0.1m/秒未満であることが必要である。例えば、図2に示され ているように、前記材料24が折り畳まれている場合、入口側又は出口側での材 料24の表面積は1/cos αm/秒である。αが45°の場合、平面26におけ る最大流速は0.14m/秒となる。電極18,20,202は、図6に示され ているように、フィルタ材料表面の凹凸に従った形状をなしている。 流れの方向における粒子の流速が遅いことは重要であり、なぜならば粒子はフ ィルタ材料24と204に充分に長く留まって捕捉されるからである。静電界は 粒子に渦流運動を与え、粒子がフィルタ材料24,204を通過する際にファン デルワールス力によってこれに捕捉される機会を増加させる。この理由によって 、本発明のフィルタのフィルタ材料24,204は流れの方向に厚く(例えば2 〜3mm)なっていることが好ましく、これは殆どの粒子が材料の上流側表面で捕 捉される従来のフィルタ(厚さ0.5〜1mm)とは異なっている。 本発明によれば、電極18と20との間の直流電位差は少なくとも3kVでは あるが10kVを超えてはならず、好ましくは3〜9kVの範囲にあり、最も好 ましくは約7kVである。電極202上の誘起電位も3〜9kVの範囲にあり、 好ましくは6〜9kVの範囲にある。精密な電圧は、捕捉対象の粒状物質、フィ ルタの空隙度、使用されるフィルタ材料のタイプ、フィルタを通過する気流の速 度に応じて選ばれる。 10kVを超えると、濾過は更に改善される。しかし、この改善は粒子の部分 的なイオン化によるものであり、このイオン化は約11kV以上で局部的に始ま り、必要電流が突然に増加する。これに伴う問題点は、こうしてフィルタ自体が イオン化された粒子を発生させた場合、これらの粒子の一部が気流に随伴して、 フィルタの下流の壁面やダクトに付着することである。これらの箇所において粒 子は汚染物質となり、予測できない時期にそこから離れて気流の中に入り、例え ば、クリーンルームの環境空気にとっては好ましくな い状況を現出する。要するに、電圧が高過ぎると、フィルタの性能が改善されず にエネルギが浪費され、オゾン形成の危険性が生じ、一方、電圧が低過ぎると、 フィルタの性能が低下する。 電極18,20と204の間の距離dは、所与の電圧に応じて変えることがで きる。実際には、効果的な濾過を行うために、この距離は約13mm程度に維持す ることが好ましい。距離が小さ過ぎるとアーク放電の危険性が生じ、距離が大き 過ぎるとフィルタの性能が低下する。電圧レベルは捕捉可能な粒子のサイズに影 響を及ぼすと共に、フィルタ材料24と204内への粒子の浸透深さにも影響す る。 本発明のフィルタの性質を、次の実施例によって説明する。 実施例I 図1を参照すると、約1mm平方の平均開口を有する孔の空いたメッシュ構造の 一対の電極18,20が、約7.5cmの内径を有するプラスチックのハウジング 10の中に互いに約25mmの距離を置いて設置された。前記ハウジング10によ って形成されたチャンバ16内に、約10ミクロンの平均孔サイズを有する約2 mmの厚さの偏平な紙の繊維材料の層24が、両電極18,20の間にこれらに平 行に、これらに沿って、且つこれらと間隔を空けて設置された。約0.01ミク ロン〜1ミクロンの範囲の粒子サイズを有するたばこの煙で汚染された空気が、 入ロパイプ12を経て前記チャンバ16を通って、約0.01m/秒の流速を生 じる割合で引き込まれた。したがって、電極及びフィルタ材料における流速はこ れよりもずっと遅くなっていた。直流電源22の電圧(極性は基本的には重要で はないが、下流側が正の電極となっている)が変化するにつれて、次のことが観 察された。 電位が10kVを超えると煙の粒子は電極18に入ることに失敗 し(拒絶し)、導入用充気室21内に堆積する。この電位で第1電極の上方に形 成された煙粒子の雲を急速に攪拌することが発見された。この攪拌運動は空気流 の方向にほぼ垂直に生じる。観察可能な個々の粒子はこの雲の内部で急速に動き つつあることが見られた。しかし、フィルタ材料24を所定の位置に設けずに電 位が9kVから3kVまで次第に低下すると、雲状の煙粒子の層は空間29内に 入り込む。電圧が低下すると、この層はそれ自体が第2電極20の近くまで降下 した。粒子の垂直方向の非常に迅速な攪拌運動は連続していた。しかし、煙粒子 は、下部電極20を貫通せずに空間29内に留まっていた。フィルタ材料24を 所定の位置に設けて実験を行った場合には、9kV〜3kVの範囲の電位におい て実質的にすべての煙粒子が材料24全体(流入側だけでなく繊維の全表面をコ ーティングした)に付着した。2kV未満で材料24が無い場合には、雲の層は もはや観測されず、煙は両方の電極を通過し、23を経て14から排出された。 フィルタ材料が有り、電位が2kV未満の場合には、材料の通常の濾過作用を上 回る付加的な濾過作用は殆ど又は全く生じなかった。 電圧が無くなり又は実験電圧(9〜3kV)から0Vまで低下した場合には、 付着した粒子が材料24から取り除かれなかった。 空気速度が0.1m/秒を超えて増加すると、空気流の力が第1電極18、フ ィルタ材料24及び第2電極20を通して粒子を押し、前述の現象は容易には観 察されず、濾過能力は大幅に低下した。しかし、電位(9kV〜3kV)が付与 されると、濾過効率は常に実質的にそれ自体(例えば紙、発泡体、合成繊維、帯 電繊維等)のフィルタ材料の濾過効率より実質的に良好になった。 実施例II 図3の本発明の別の実施例には、次の二つの事項が示されている 。 (1)空気流は両電極を通って吸引されなくてもよい。 (2)フィルタ材料は均一な厚さでなくてもよい。 図3において、チャンバ16内の(粗い多孔性フィルタ材料204を具えた) 一組の電極30,32,202は、電極30と32の間に設置されたフィルタ材 料34を有している。これらの電極30,32,202は、図1aの電極18, 20,202と同様にすべて多孔性であるが、図3に示された実施例では空気流 は出口36を通って排出されるので、電極32は中実体であってもよい。 中実体の電極32は、材料34にメッシュ状電極よりも少し均一な電界を発生 させる。しかし、いずれの場合でも、電極の主表面に不連続部があると、そこに 電荷が集中した不均一パターンを形成する傾向があるので、電極30,32,2 02(及び電極18,20)は実質的に平滑で鋭い湾曲部が無いことが必要であ る。 図3の実施例におけるフィルタ材料34は、多孔性の卵容器型のフィルタ材料 として示されている。(前述の実施例Iの流量とサイズのパラメータとを使用す ると)最大流量で表面38に沿って材料34内に入る空気の進入速度は0.1m /秒よりずっと大きいが、材料34の内部形状・構造によってはるかに大きい表 面40に沿って気流が広がり、材料34から出て行く気流の速度は0.1m/秒 よりずっと小さくなる。 非常に大きい粒子は表面38の近傍に機械的に捕捉される傾向にあり、一方、 小さい粒子は材料34の全体に分布して捕捉され、最も多くのものは表面40の 近くで捕捉される傾向にある。この作用は、フィルタ材料34の密度を変化させ る(又は多層構造にする)ことによって増強することができる。即ち、材料の空 隙度を流入側表面38の近傍で粗くし、流出側表面40に向かうにつれて細かく すればよい。フィルタ材料34のこの構造によって、次の効果が得られる。(1 )目詰まりが減り、(2)広い範囲のサイズの粒子を捕捉し、(3)フィルタ材 料の粒子保持能力を増大させる(詳しくは実施例VIを参照のこと)。 ここに述べた多層構造は、捕捉対象の粒子サイズの範囲を拡げるためばかりで なく、フィルタを、臭気やビールスの抑制及び微生物の実質的な殺菌等の今日の 社会の新たな要望に応えるものとするために、本発明の実施例200に一体化さ れてもよい。 実施例III 本発明のテストを行うための実験用フィルタ装置が、図4に示すように、50 cm×31cm×26cmのサイズを有するチャンバ50を使用して構成された。二つ の同じ円筒状空気フィルタ52と54がチャンバ50内に並列して設置された。 各空気フィルタはひだ付きのフィルタ材料を具え、このフィルタ材料は12mmの 間隔で設置された二つの電極の間に挟まれ、円筒状構造になるように形成された 。実験のために、各空気フィルタの底部は閉鎖され、天部は空気フィルタ52又 は54をそれぞれ通過して侵入した残存煙粒子を回収するモニタ用薄膜56,5 8に接続された。排出された空気は、薄膜56,58を経て真空ポンプ60によ って吸引された。この空気フィルタ材料の空隙度は約32ミクロンであった。サ イズが0.01〜1ミクロンの煙粒子はたばこから引き出された。火の着いたた ばこ62を通じて空気が引き出され(煙を形成し)、約1cfm(472cm3/ 秒)の割合でチャンバ内に導入された。この煙は、次に前記二つの同一の空気フ ィルタの壁を貫通して、同じ流量で別々に引き込まれ、薄膜56,58を通って 円筒の中心を上昇してチャンバから排出された。 7kVの電圧が空気フィルタ54の電極に印加された。空気フィ ルタ52には電圧は印加されなかった。空気フィルタ52の下流側の薄膜56は 、暗褐色の物質の沈着(煙粒子の堆積)を示した。空気フィルタ54の下流側の 薄膜58は、粒子が殆ど沈着しない(殆どすべての粒子がフィルタ54の電極の 間のフィルタ材料に吸収された)ことを示した。 薄膜56,58の相対的変色の観察によって求められた効率比は、1000対 1より優れているものとして評価された。この装置は新規で清潔であり、54, 58及び60を通る空気経路のみが使用され、6kV〜9kVの範囲の電圧が印 加された場合には、このフィルタ装置の排出空気中からはたばこの臭気さえも検 出できなかった。 これらの発見の重要性は、静電気の電圧がゼロの場合、32ミクロンの空隙度 を有するフィルタ材料24は、32ミクロンより小さい殆どすべての粒子を通過 させることである。実施例IIIは次のことを示している。即ち、空気フィルタ材 料の空隙度はほぼ32ミクロンのサイズであるが、本発明の特定の条件に適合す る場合には、即ち (1)二つの電極の間に設置されたフィルタ材料の実効排出表面積が充分に大 きくて、単位面積当たりの空気速度が0.1m/秒よりかなり遅い速度まで低下 し、 (2)粒子のファンデルワールス力が繊維表面に及ぼす相互作用の効果を増大 させるためにフィルタ材料に印加される電圧が3〜9kVである場合には、1ミ クロンから0.01ミクロンまでの範囲の実際上すべての粒子が捕捉される。 これらの発見の他の重要性は、フィルタが0.005ミクロンから1ミクロン までの範囲の粒子と分子(気体)の両者で構成されているたばこの煙の臭気を事 実上吸収したことである。(顕著なたば この煙の臭気を含んだ)フィルタ54からの排出空気のサンプルは、(前述の手 段によって電気的に活性化されると)感知し得るたばこの煙の臭気を殆ど示さな い。この臭気の消失は、すべての粒子が実質的にフィルタに捕捉されたばかりで なく、フィルタ材料を挟んだ電極に印加された電界が電極同士の間に臭気を捉え 、電界が連続的に印加されている限りこの臭気を解放しないことを示している。 実施例IV 静電荷を有するフィルタ材料が広い範囲の利用のために市場に導入されている。 このような固有静電材料を用いた元の発明について、次の条件で実験が行われ た。図1に示された形状・構造のフィルタ材料24を用いて、電極18,20の 間に7kVの直流電圧を印加し、及び印加しないでテストが行われた。この材料 24の表面空気速度は0.01m/秒であった。使用された汚染物質はたばこの 煙であった。フィルタ材料24は0.016m/秒の空気速度で0.3ミクロン の粒子の65%を捕捉するように構成された。実験の結果、電極に7kVの電位 を与えることによって、電圧を印加しない場合の濾過に比べて1000%の改善 が示された。電極の極性を逆にしても目立った変化は無かった。空気速度が高く なって1.10m/秒に達すると、7kVの電圧を印加することによって濾過に は目立った差異と改善が見られたが、濾過効率は大幅に低下した。 実施例V 図1〜3に示されたものと同等の形状・構造を用いて99.9%のグレードの HEPAのフィルタ材料のテストを行った。空気流に使用された粒子は、一般的に使 用されているジオクチルフタレート(DOP)のサンプル汚染物質であった。先 ず、0.065〜0.3ミ クロンの粒子に対するHEPAのフィルタ材料の効率を、0.1m/秒の表面空気速 度で、6kVの電界電位を印加しそして印加せずに測定した。これらの測定点を 使用して、0.01ミクロンの粒子サイズにおけるHEPAフィルタ材料の効率を、 コンピュータによる外挿法を用いて予測した。6kVの電位を印加することによ って、HEPAの効率が一桁(約1000%)増大した。このように、ガラス繊維の HEPAフィルタ材料も本発明の方法によって、ファンデルワールス力と3000〜 9000Vの電位を電極間に印加して粒子を捕捉することの組合せを利用し、且 つフィルタ材料の単位面積当たりの空気速度を0.1m/秒より充分に小さくす るようにフィルタ表面を構成することによって、改善されることが判る。 この発明を使用して、第3電極202(自由状態電極、floating electrode) を付加することにより、図1に示された構造は図1aのように変更された。同じ HEPA材料24、電圧及び粒子が使用された。この実験の結果によれば、元の発明 の結果を上回る粒子捕捉能力の少なくとも300〜400%の改善が得られる。 実施例VI この実験では、(全体で2cmの厚さを有する)16層の綿のシートが、図1に 示された形状・構造の電極18,20の間に設けられた。空気速度は約0.03 m/秒であった。導入された粒子(0.01ミクロン〜1.0ミクロンの範囲の 粒子サイズ)はたばこの煙から得られた。綿層の孔の平均サイズは約100ミク ロンと推定された。実験は2回行われた。最初は電極の間に7kVの電圧が印加 され、上流側電極18は電極20に対して正の極性を有していた。2度目は、電 圧を印加しなかった。それぞれの場合、2本のたばこを順次に燃焼させた後、綿 層が分解されて検査された。電圧を印加しなかった場合には、フィルタ材料24 の全体にわたって僅かな汚 れが観察され、煙の粒子がフィルタを通過したが、その際に一部の粒子だけがフ ィルタ材料に沈着したことを示した。電圧を印加した場合には、粒子は完全に最 初の四つの層に吸着され、第1層が最大量の褐色の汚れを有していた。変色の度 合いは第2及び第3層においては急激に減少し、第4層には僅かな変色が見られ たのみであった。 三層の低グレード(10%規格)のフィルタ材料(全体で3mmの厚さ)を用い て、別の実験が行われた。DOP粒子のサンプルが使用された。空気速度は0. 1m/秒であった。電界が無い場合に、このフィルタは0.3ミクロンのサイズ での捕捉効率は40%を示した。電界が適用された場合、捕捉効率は6kVで7 0%に、8kVで93%に、10kVで98.6%に向上した。 実施例VIのこれらの実験は次のことを示している。 (1)粒子とフィルタ材料(繊維)との間のファンデルワールス力の吸引力が 電気的に増大する非イオン化静電界の下では、フィルタ材料24の厚さが増すと 、フィルタの濾過効率と粒子保持能力が実質的に改善される。フィルタは(紙、 HEPA,ULPA等のすべての従来型フィルタを含む)機械的な粒子閉塞型フィルタに おいて観察されるように、その表面だけでなく、本発明においては体積空間にも 粒子を収集するので、このフィルタの粒子保持能力は増大する。 本発明においては、孔サイズは対象とする粒子サイズよりもはるかに大きい。 フィルタに大きな差圧を生じることなく、厚いフィルタ材料を使用することがで きる。 (2)粗さ(フィルタ材料24の空隙度)を層毎に(又は連続的に)変えて、 この空隙度を調整することによってフィルタ材料をその厚さ全体にわたって粒子 で充満させることができる。例えば、空隙度の大きい材料から始まって徐々に小 さい孔サイズの材料に移行 することによって、材料の厚さ全体にわたって粒子を均等に捕捉し分布させるこ とができ、結果として大きい粒子保持能力が得られる。 実施例VII 図1に基本的に表されたシステムを使用して、一連の実験が行われた。フィル タ材料24は二つの電極18,20の間に設けられた。10kVの電位が電極1 8,20に印加された。50%グレードのフィルタ材料が使用された。下流側の 電極20が負の極性の場合に、0Vにおいて測定された56%の捕捉効率が10 kVにおいて80%に増加し、下流側電極20が正の極性の場合には98%まで 増加した。 すべての条件を同じにして、10%グレードのフィルタ材料が使用された。そ の結果、下流側電極20が負の場合、0Vにおいて20%だった測定捕捉効率が 40%に増加し、下流側電極20が正の場合、90%まで増加した。 実施例VIIは、本発明の技術によれば低グレードのフィルタ材料(即ちセルロ ース等の空隙度の大きい材料)でも高グレードの高価な材料(例えばHEPA材料等 )と殆ど同等の捕捉効率が得られることを示した。空隙度の大きいフィルタ材料 はその表面間の空気圧の低下が小さくなる。したがって、フィルタの圧力低下を 一定とすると、はるかに厚い低グレードの材料を使用して良好な濾過を行うこと が可能である。なぜならば、フィルタ材料の厚さが増すにつれて粒子がフィルタ 繊維に衝突又は接触する機会が増大するからである。 実施例VIIは、電極の電位が9kVを超えて上昇すると、初期イオン化効果の ために、電極の電位の極性が益々重要になることも示した。 上述の発見は本発明において重要な役割を果しており、第3の電 極202の付加によって濾過が更に良好に行われる。 実施例VIII 図1に示された一般的な形状・構造をしている図4の空気フィルタ54を用い て、フィルタ材料24を電極18と20の間の空間に設置する代わりに、下流側 電極20に接触させて実験を行った。濾過の劇的な改善が見られた。 使用されたフィルタ材料は、50〜60ミクロンの空隙度と13.3cm×20 .3cmの実効サイズとなるように構成された1.2mmの厚さのHEPA材料であった 。印加された電圧は7kVであった。たばこの煙の粒子のサイズは0.01〜1 ミクロンであった。フィルタ・アセンブリ54を通過した後、未捕捉の煙粒子は 薄膜58に収集され、変色によって観察された。 約0.026m/秒の空気流量でフィルタ材料24を通過させて、2回の実験 が行われた。第1の実験ではフィルタ材料24と電極20との間に空間を残した が、薄膜58は完全に暗褐色になった。第2の実験ではフィルタ材料24を電極 20に接触させたが、薄膜58は殆ど完全に元の白色のままであった。このこと は、殆どすベての粒子を捕捉して実際上粒子の存在しない状態で薄膜58を通過 させることによって、フィルタ54の効率が大幅に増大したことを示している。 流量を10倍に増加して実験を繰り返した。空気速度が増加するにつれてフィ ルタ54の効率は実質的に減少したけれども、二つの実験結果(フィルタ材料2 4と電極20との間に空間が有る場合と無い場合)の間には、なおも著しい差異 が存在していた。次に電極18と20の間の極性を反対にした。いずれの極性の 場合にも、同じ結果が得られた。しかし、下流側電極20を正にすると、フィル タの効率は僅かに向上した。 フィルタ材料24を上流側電極18に接触させることによって、同じ結果が得 られた。フィルタ材料を上流側電極の前に置くことによっても、同じ結果が得ら れた。 他の著しい効果が観察された。前述した各実施例においては、電極18と20 の間に高い直流電圧(3kV〜10kV)を印加した場合、20μA〜50μA の範囲の僅かな電流が流れて、0.06W〜0.5Wの範囲の電力が消費された 。一方の電極とフィルタ材料との間に空隙を設けた場合には、この電流は実質的 に減少し、電力消費が少なくなった。このことは、電力が貴重な携帯用機器用途 、例えば個人用保護マスク及び装置等に本発明が適用可能なことを意味している 。 上述の発見は本発明において重要な役割を果しており、第3の電極202の付 加によって濾過が更に良好に行われる。 実施例IX 図4のシステムと基本的には同じシステムであるが、両方のフィルタ52と5 4に対して図9bに示す三つの円筒状電極を有するフィルタ構造を具えたシステ ムを使用して、別の実験が行われた。(図9bの構造は三つの電極143,14 4及び145とフィルタ材料の二つの層141,142を使用し、フィルタ材料 141は142に比べて実質的に細かい構造をなしている。)フィルタ54に( 電極144と145との間に)印加される電位は8kVであった。第3電極14 3に誘起される電圧は約6kVであった。汚染物質を含む空気は、粗いフィルタ 材料142、電気的に自由状態にある電極143、空気空間140、30ミクロ ンの空隙度を有する紙製のフィルタ材料141、電極145を通って排出口15 1に引き込まれた。 表面速度は約0.1m/秒であった。一握りのにんにくが加熱さ れて、臭気と粒子の源として燃やされた。フィルタ52からの排気は呼吸に耐え られないものであった。一方、フィルタ54からの排気は予想に反して殆ど臭気 を含んでおらず、この改良発明が元の発明を遙かに凌駕するものであることを示 した。使用されたこの主フィルタは自動車エンジン用に普通に使用されている最 も安価な紙製フィルタであったので、この結果は予期しなかったものであり、HE PA製のフィルタ材料(代表的には0.2ミクロン以上の粒子を除去する)よりも 良好に機能し、0.005ミクロン〜1ミクロンの範囲のサイズの臭気発生物質 さえも除去した。 煙霧、臭気、煙及びDOP粒子のサイズ分布を調べることによって、この実験 に使用した構造は、気体状流体から公知の細菌(0.3〜40ミクロンの範囲の サイズ)及びビールス(0.003〜0.06ミクロンの範囲のサイズ)を濾過 して除去するのにも適しているものとの結論が得られた。 空気流が停止した場合に、電界が解除されなければフィルタから臭気が解放さ れなった。即ち、臭気物質又は粒子は捕捉されたまま保持されていた。電界が解 除されると、堆積した物質は出口を通じて周囲の環境に臭気を出し始めた。 臭気を濾過して除去する方法は殆ど無く、通常の多くの方法は活性炭を用いて いる。しかし、少し時間が経つと、回収された臭気物質は再び排気(環境空気) 中に放出され、嫌な臭気を発生させる。例えば、内臓のレーザー手術は医療従事 者にとって非常に不快な臭気を発生する。従来の空気フィルタはHEPAフィルタと 活性炭との組合せで作られている。この組合せは、発生した粒子と臭気を濾過し て除去することができるが、材料費とエネルギー代が高く、且つ強力なファンが 必要なので不快な大きな音を出す。本発明の場合には、粗い安価なフィルタ材料 を使用し、小さい静かなファンを用いて 安いコストで空気流を発生させることができる。粒子と臭気は効率的に捕捉され てフィルタ自体に保持され、電圧の印加を止めても解放されることはない。活性 炭を頻繁に交換するための高価な保全費用が節約される。 たまねぎ、醤油、油の中で焦げた食物による煙と臭気を除去する同じような実 験を、上述のように活性炭を用いて行った。同様な良好な結果が得られ、煙と臭 気を少なくすることができた。 実施例X 図5の導電性フィルタ材料(又は導電性物質で処理又はコーティングされたフ ィルタ材料)の代わりに、1ミクロン以下(sub-micron)の直径の金属ワイヤを 混ぜた特殊なフィルタ材料を使用した。このワイヤは細かく切断されて紙製フィ ルタに混ぜられた。この細かく切断された極細の金属片を有するフィルタ材料は 、図5aに示すように設置された。表面空気速度は0.03m/秒であった。フ ィルタ材料中のこの金属片は、電極20には直接接触していなかった。しかし、 各金属片(非常に鋭い端を有し、そこに電子が集中してその周囲に非常に高い電 界が発生している)の周囲に誘起された電界によって、フィルタ材料と粒子のフ ァンデルワールス力との間の相互作用が著しく増強された。その結果、電位が印 加されていない場合の同じフィルタ材料に比べて、優れた濾過作用が得られた。 このフィルタ材料の構造は、ファンデルワールス力に依存する濾過技術のために 要する電界を発生させるのに必要な電位を(2000V以下にまで)低くした。 本発明の原理は、勿論、電極を種々に組み合わせたり、電位を変えたり、フィ ルタ材料の位置を変えたりして色々なやり方で実行可能である。 図7には本発明の別のフィルタ装置又はアセンブリ100が示さ れ、第1電極101、第2電極102及び第3電極103が、互いにほぼ並列し て設けられている。これとは異なる例としては、同心円筒形(図9a及び9b参 照)又は電極同士が「平行」に維持された同様な構成でもよい。 すべての電極101,102,103はメッシュ型をなし、空気/流体が通り 抜け可能になっている。図示されているように、第1電極101と第2電極10 2の間にはフィルタ材料104が設置され、このフィルタ材料は空気導入口10 6又は107の断面積よりもはるかに大きい表面積を持っている。このフィルタ 材料104は、ひだ付きの形状をなしていることが好ましい。 更に、第2のフィルタ材料109が第3電極103に隣接して設置されている 。このフィルタは錯綜した形状をなし、電極103は電気的に「自由状態」にあ るので、水分その他の粒子捕捉液をこれに含ませて、フィルタ効率を高めること が重要である。本発明によれば,第3電極103と帯電電極101,102との 間は電気的に直接に接触していないので、こうしたことが可能になる。 第3電極103と第2フィルタ材料109の組合せは他の手段によって代替す ることが可能であり、例えば導電性の第2フィルタ材料を用いて金属製の第3電 極103を不要にすることができる。 端子114と115を通じて、電極101と102との間に高電圧源118が 接続され、両者間に電位差を与えている。 第3電極は電気的に接続されていない点が重要である。しかし、前述の発明の 概要で述べた電気的原理によれば、第3電極は誘導によって帯電する。この点に 関して、これらの電極を非導電性支持体を用いて相互に隔離し、適正な電圧の誘 起が生じるように留意することが必要である。 このような電圧を誘起された電極はこの装置のフィルタ能力を著 しく高めることが見出された。 図7はハウジング105に収容されたフィルタ・アセンブリ100を模式的に 示したものであり、粒子が浮遊している空気が導入口106を通じて取り入れら れる。空気/流体はチャンバ107を通って予備フィルタ材料109に入り、そ の後、第3電極103、第2電極102、フィルタ材料104及び第1電極10 1を通過する。その後、濾過された空気は出口111を通る。 自由状態にある第3電極103が、電極101,102から誘起電位を受ける ことが重要である。これによって、電極103は電気的にフィルタ材料109に 影響を及ぼし、空気/流体中の粒子とフィルタ材料109との間の相互作用が増 強される。 本発明の空気フィルタ装置は、電極101と102(電気的に3000〜10 000ボルトの間まで活性化され、フィルタ材料を間に挟んだ)と、もう一つの 電極103(電力源とは直接に接続されずに電気的に自由状態にあるが、誘起さ れた電圧を有する)と、その上に重ねられた粗いフィルタ材料との組合せで構成 されている。適正な空間関係で配置されたこの組合せは、協同して非常に高い全 体的な空気濾過効率を生む。 誘起された電圧を有する第3電極の使用による予想外のフィルタ効率の向上を 次に述べる。粗いフィルタ材料109を具えた誘起電圧を有する第3電極103 を電気的に自由状態にした場合、全体的な濾過作用が著しく改善されることが判 るであろう。 第3電極103の誘起電圧が電極101,102の間に印加された電圧の約6 0〜90%であると、粒子捕捉効率が増大することが判る。 この点に関して、電極相互の間隔、絶縁材料の選択、電極の縁の形状が重要で ある。 前述のように、電極101,102,103の間の相対間隔は、第3電極に適 正な電圧を誘起するのに肝要である。或る例によれば、第1、第2及び第3電極 は約5〜10インチの寸法を有し、第1,第2電極(101と102)間及び第 2,第3電極(102と103)間の間隔は1/2インチである。この例では、 約10000ボルトの電圧を有する電極102によって、自由状態の電極103 に約6500〜7500ボルトの誘起電圧が誘起される。 実施例XI この実験の目的は、三つの濾過方法、即ち(1)すべてがフィルタ自体による 場合、(2)同じフィルタを用いて、空気中の粒子に働くファンデルワールス力 とフィルタ材料(繊維)の表面との間の相互作用が、前述のように非イオン化状 態での攪拌運動によって増強された場合、(3)同じフィルタを用いて、粗いフ ィルタ材料が付加された第3電極(電気的に自由状態にある)を具えた場合の結 果を比較することにあった。それぞれの場合、予想外の協同効果が観察された。 これらの結果は図11に要約されている。 図11は、普通の32ミクロンの平均空隙度を有する紙製のフィルタを用いた 場合の、流量と捕捉効率のグラフを示す。下方の不規則なラインのグループAは 、フィルタ材料自体の効率を示している(25〜30%の効率と評価された)。 第2のラインのグループBは、同じフィルタ寸法、テスト・パラメータ、材料の 場合の先行発明の結果を示す。これは、低いcfm(立方フィート/分)流量( 5cfm)においては、殆ど100%の非常に高い改善された効率を示すが、空 気量が増加するにつれて効率が次第に低下することを示している。この効率の低 下は、0.1〜2.0ミクロンの範囲の粒子サイズに対応して別々に示されてい る。 第3に、同じ条件(同じ材料、同じサイズの粒子、同じ構成、同 じ非イオン化電圧等)の下での本発明(第3電極を付加した)の結果がラインの グループCに示され、先行発明の効率を遙かに凌駕する高い効率が、図11に矢 印Dで示すように、32cfmの空気量(これはこのテスト装置で可能な最大の 空気量であった)までずっと維持されている。0.1〜2ミクロンの範囲のサイ ズの粒子(及び後にはたばこの煙の0.01〜1ミクロンの粒子)が、32ミク ロンの平均空隙度を有するフィルタ材料を通して実質的に100%捕捉されたこ とに注目する必要がある。 第3電極103と組み合わせて複合フィルタ材料109を使用すると、フィル タが更に改善される。例えば、上述のように、フィルタ材料109を蒸発し難い タイプの物質で湿すか化学処理して、粒子(例えは、有毒ガス分子)の捕捉率を 向上させることもできる。このフィルタ材料109(又は第1及び第2電極の間 のフィルタ材料104)に、微生物、細菌、有毒化学薬品等を吸着し、これらと 反応し、又は殺す薬品を含浸させてもよい。これらのフィルタとしては、カーボ ン含浸合成発泡体及び好ましくない気体状分子の受容物質を含浸した発泡体フィ ルタ材料等を含むが、これらに限定されるものではない。 実施例XII (1)市販されている普通のグレードの(40ミクロンの平均空隙度を有する )安価な(約1ドル/ポンドの)紙製フィルタ材料と、(2)今日の自動車室内 空気清浄器の原型と考えられる予備帯電されている合成フィルタ材料(材料コス トは約40ドル/ポンド)とを使用して発明の効果を比較するために、一連の実 験が行われた。 両方のフィルタ材料は、図8(及び図9a)に符号129で示された同じ構成 の二つのフィルタ内に収容され、同じ条件の下で図8 に符号126で示されたテストチャンバ内でテストされた。空気中の粒子は入口 120を経て空間121内に入り、第1フィルタ122、第3電極123、電極 123と124の間の空気間隙を通り、次いで電極124、第2フィルタ材料1 31及び最後に第1電極125を通る。空気はファン127によって吸引され、 開口128を経て外気に出る。これらの実験の結果は図12と13に示されてい る。 図12において、下側のライン(曲線)Aは材料(1)の効率を示し、殆ど1 0%未満の非常に低い効率を示している。フィルタ繊維の表面と相互作用を行う ファンデルワールス力が電位(約9kV、35μAの電流、約4.2kVの誘起 電圧)の付与によって増強されると、上方のラインBに示す結果が得られた。 図13においては、下方の三本のライン(曲線)のグループAは三つの別々の 空気流量での材料(2)の効率を示し、一番上は10cfm、真ん中(点線)は 30cfm、一番下は70cfmにおける値である。フィルタ材料の表面とファ ンデルワールス力との相互作用が電位の付与によって(前述と同じ条件の下で) 増強された場合には、上方の第2の三本の曲線のグループBによって示された結 果が得られた。最初のグループの一番上の曲線は第2のグループの一番上の曲線 に対応し、以下同様である。 本発明による改善方法によれば、非常に安価なフィルタ材料の効率が、最も高 価な予備帯電されているフィルタ材料の能力を容易に凌駕することが可能である 。勿論、予備帯電材料がこの方法によって増強されれば、性能の実質的な改善が 得られる。 本発明の効果を示すもう一つの結果の例が表Iに挙げられている。たばこの煙 を加えない環境空気をサンプル空気源として使用して、図9bに示された構成の 円筒状フィルタが、通路52と56の無 い図4のテスト・チャンバにおいてテストされた。使用されたフィルタ材料は、 30ミクロンの平均空隙度を有する安価な並のグレードの紙製フィルタ(自動車 エンジンの空気フィルタに普通に使用されている)であった。その結果は予想外 に素晴らしいものであった。この紙製フィルタは、最も一般的なグレードの高価 なHEPAのフィルタと同等の効率を示した。その上、このフィルタは更に0.1ミ クロンの微粒子に対しても高い捕捉率を示した。微粒子用(0.2ミクロン未満 )のHEPAのフィルタは、このフィルタを通じて空気を供給するのに高いエネルギ 消費が必要なので、経済的に見て実用的でない。 表I ファンデルワールス力を増強した場合としない場合に行われた実験 図1aに示されたフィルタへの導入空気の量(温度76°F、湿度70%) 粒子サイズ(ミクロン) 粒子数 .1 1.8e+05 .2 7.7e+05 .3 3.2e+05 .4 92969.0 .5 18183.0 .7 5000.0 1.0 2146.0 2.0 454.0 図1aに示されたフィルタから排出される空気の量(30ミクロンの空隙度、 圧力低下0.04インチ水柱) 粒子サイズ(ミクロン) 粒子数 除去% .1 8749.0 99.5% .2 3934.0 .3 1745.0 99.45% .4 526.0 .5 86.0 99.53% .7 21.0 1.0 5.0 99.77% 2.0 3.0 空気濾過と浄化における最近の関心は、経済的で余裕のある手段による0.2 ミクロンより遙かに小さいサイズの臭気及び微生物(ビールス等)の除去にある 。本発明の性能を探索するための協同研究において、Harvard School of Public Healthは、本発明の原理に基づいて作られた装置が、空気中のビールスに擬し た0.05ミクロンの粒子をうまく且つ効率的に捕捉したことを確認した。 要するに、空気/流体に伴われた粒子は次のようにして濾過・除去される。 (1)先ず、電極103に誘起された電位の影響によって、大きな粒子がフィ ルタ材料109の内側で垂直運動を起こしてフィルタ材料109の内部に捉えら れる。 (2)次に、ひだ付きのフィルタ材料の面積が空気通路の断面積よりも大きい ので、フィルタ材料104の単位面積当たりの空気速度が実質的に減少する。 (3)こうして、フィルタを横切る実効粒子速度が減少し、電極101,10 2,103の電界の影響を受けて前述の攪拌運動によってフィルタ材料内の粒子 の滞留時間が増加する。 静電界に起因する空気/流体に伴われた粒子の横方向運動のために、フィルタ 材料の空隙度を、濾過・除去されるべき粒子のサイズに比べて非常に大きくする ことができる。 図8は自由状態電極を使用したフィルタ構成の別の例を示す。この図において は、三層の電極123,124及び125によって円筒状フィルタ129が構成 されている。このフィルタはハウジング30内に設置されている。フィルタ材料 122と131は大小サイズの粒子を収集すると共に、前述のように臭気、ビー ルス、微生物、気体分子の吸収等の付加的な機能を提供する。 粒子を伴う空気/流体は導入口120を経てチャンバ121に取り入れられる 。この空気/流体は予備フィルタ材料122、メッシュ状電極123,124及 びフィルタ材料131と電極125を通過して最終チャンバ126に入り、次い で排出口128から排気される。フィルタを通過する空気流を発生させるための ファン127は、導入口120の側にも同様に設けることができる。 電極123の電位は自由状態にあり(電力源には直接接続されていない)、予 備フィルタ122がこの電極123上に設けられている。フィルタ材料131を 挟んでいる電極124と125の間に電位が付与される。このフィルタ材料13 1は、電極123,124及び125の表面積より遙かに大きい表面積を有して いる。これらの電極123,124及び125は、基本的に互いに等しい間隔で 平行に配置されている。 粒子を伴う空気/流体は導入口120を通じてチャンバ121内に入る。自由 状態電極123は電極124上の電位の影響による電位を保持しており、これに よってフィルタ材料122を帯電させると共に空気/流体中の粒子に横方向の運 動を起こさせ、大きい方の粒子をフィルタ材料122内に効率的に捕捉すること ができる。次に、空気/流体は電極123、電極123と124との間の空間、 電極124、ひだ付きのフィルタ材料131、そして最後に電極125を通過す る。 ひだ付きフィルタ材料131の単位面積当たりの実効空気速度は、表面積が大 きくなるために減少する。更に、空気/流体中の粒子の実効速度は、電極124 ,125の間の静電界によって生じた攪拌運動のためにもっと遅くなり、粒子は フィルタ材料131と相互作用してこれに接着する。フィルタ材料131とフィ ルタ材料122の最も好ましい形態はひだ付きのものである。構成が適正であれ ば、フィルタ材料123,131(図8)及び104,109(図7)は、電極 を含むフィルタ・アセンブリ全体を廃棄せずに独立して交換可能であり、保守を 低コストで行うことができる。 図9aは、フィルタ材料131,122と電極123,124,125が平行 に均等な間隔で設置されていることを示している。勿論、空気/流体の流れを逆 にして、このフィルタを構成する電極とフィルタ材料を再配置して、図9bに示 すように空気/流体が外側の電極から入って内側チャンバから出るようにするこ とも可能である。 図7は、電位との関係で電極の特別の構成(例えば電力源のプラス側が電極1 02に接続されている)を示しているが、この電位の構成を逆にし又は再配置し てもよい。電極103を持たずにフィルタ材料109を「プラス」に帯電した電 極102の流入側に設けた別の構成も可能である。別の例としては、電極103 とフィルタ材料109は一つの構造体に一体化され、これによってフィルタ材料 109は導電性材料によって構成される。 予備フィルタ109はカーボンを含浸させた発泡体等の材料で構成され、臭気 を効果的に減少させることができる。更に、フィルタ材料109,104は、空 気/流体中の特定の微生物(例えば細菌)又は化学物質の通路を小さくするよう に選ばれ又は処理される。 効果的な濾過を行うための最も好ましい実施例は最初に述べた構 造であり、これによれば図7の電極103が電気的に自由状態であり、電極10 2が正になり電極101が接地されるように電極101と102の間に電位が付 与されている。電極101と102の間の距離は5〜50mmとすることができる 。しかし、付与される電位が約10000Vの場合には、これらの間の最良の距 離は約12〜15mmである。電極102と103の間の間隔も5〜50mmである が、両者間の最良の距離は同じく約12〜15mmである。この場合、電極102 に起因して電極103上に誘起される観測電圧は約6000〜9000Vである 。 図7に示された、高電圧(10000V)を有する電極102が接地電極10 1と自由状態電極103との間に位置している前述の構造は、電位的に高電圧電 極を隔離している。図8に述べられた円筒状構造は、他の電極を取り囲む接地電 極101を持つことによって電気ショックからの安全性を更に高めている。安全 に対する同様の構成は、電極の電位の関係を変えることによって得ることができ る。 以上、本発明にかかる気体状流体中の粒状物質のフィルタについて、本発明が 好ましく使用される態様を示すために述べたが、本発明はこれらに限定されるも のではないことを認識すべきである。即ち、当業者のなし得るすべての改変や構 成は、本発明の範囲に入るものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.気体状流体の流れの中に浮遊している粒子を捕捉するためのフィルタ装置 であって、 a)入口と出口の間の気流通路を形成するフィルタ・チャンバ手段と、 b)捕捉対象の粒子の平均直径よりも実質的に大きい孔サイズを有する材料で 構成され、前記気流通路の断面よりも実質的に大きい収集表面を有し、前記気流 通路内に設置された多孔性フィルタと、 c)前記気体状流体の流れ及びそれに浮遊している粒子を前記気流通路に沿っ て流し、前記多孔性フィルタを通過させるための推進手段と、そして d)前記多孔性フィルタを間に挟んで設置され、空気流を通過させるための開 口を形成する手段を具えた第1及び第2電極と、 e)前記第1、第2電極の間に選択された直流電圧を印加する手段と、そして f)空気流を通過させるための開口を形成する手段を具えた第3電極と、そし て g)前記第3電極を前記第1及び第2電極の近傍に位置決めして支持し、誘導 によって発生した前記第3電極の電圧によってて第3電極を帯電させ、フィルタ 装置による粒子の捕捉を増大させるための手段とを具えた、フィルタ装置。 2.前記電極が、第1及び第2電極の間に印加された電圧の少なくとも40% の電圧が前記第3電極に誘起されるように配置されている、請求項1に記載のフ ィルタ装置。 3.前記電極が、第1及び第2電極の間に印加された電圧の約60%〜約70 %の電圧が前記第3電極に誘起されるように配置され ている、請求項1に記載のフィルタ装置。 4.前記第1、第2及び第3電極が同軸に設置されている、請求項1に記載の フィルタ装置。 5.前記第3電極が前記第1及び第2電極の外側に設置されている、請求項4 に記載のフィルタ装置。 6.更に、前記第3電極に隣接してこれと同軸に第2の多孔性フィルタ材料が 設置されている、請求項5に記載のフィルタ装置。 7.前記第1及び第2電極が相互に約5mm〜約50mmの距離を隔てて設置され 、約3000ボルト〜10000ボルトの電圧が第1及び第2電極の間に印加さ れている、請求項1に記載のフィルタ装置。 8.前記第3電極が前記第2電極から約13mm離れて設置されている、請求項 7に記載のフィルタ装置。 9.前記多孔性フィルタが、前記気流通路に沿って孔サイズが大きくなるよう な変化する空隙度を有している、請求項1に記載のフィルタ装置。 10.気体状流体の流れの中に浮遊している粒子を捕捉するためのフィルタ装 置であって、 a)入口と出口の間の気流通路を形成するフィルタ・チャンバ手段と、 b)捕捉対象の粒子の平均直径よりも実質的に大きい孔サイズを有する材料で 構成され、前記気流通路の断面よりも実質的に大きい収集表面を有し、前記気流 通路内に設置された多孔性フィルタと、 c)前記気体状流体の流れ及びそれに浮遊している粒子を前記気流通路に沿っ て流し、前記多孔性フィルタを通過させるための推進手段と、 d)前記多孔性フィルタを間に挟んで設置され、空気流を通過さ せるための開口を形成する手段を具えた第1及び第2電極と、 e)前記第1、第2電極の間に選択された直流電圧を印加する手段と、そして f)空気流を通過させるための開口を形成する手段を具えた第3電極と、そし て g)前記第3電極を前記第1及び第2電極の近傍に位置決めして支持し、誘導 によって発生した前記第3電極の電圧によってて第3電極を帯電させ、フィルタ 装置による粒子の捕捉を増大させるための手段とを具えた、フィルタ装置。 11.前記電極が、第1及び第2電極の間に印加された電圧の約60%〜約7 0%の電圧が前記第3電極に誘起されるように配置されている、請求項10に記 載のフィルタ装置。 12.前記第1、第2及び第3電極が同軸に設置されている、請求項10に記 載のフィルタ装置。 13.前記第3電極が前記第1及び第2電極の外側に設置されている、請求項 12に記載のフィルタ装置。 14.更に、前記第3電極に隣接してこれと同軸に第2の多孔性フィルタ材料 が設置されている、請求項13に記載のフィルタ装置。 15.前記第1及び第2電極が相互に約5mm〜約50mmの距離を隔てて設置さ れ、約3000ボルト〜10000ボルトの電圧が第1及び第2電極の間に印加 されている、請求項10に記載のフィルタ装置。 16.前記第3電極が前記第2電極から約13mm離れて設置されている、請求 項17に記載のフィルタ装置。 17.前記多孔性フィルタが、前記気流通路に沿って孔サイズが大きくなるよ うな変化する空隙度を有している、請求項10に記載 のフィルタ装置。 18.気体状流体の流れの中に浮遊している粒子を捕捉するための方法であっ て、 粒子が浮遊している気体状流体の流れを形成し、 第1、第2及び第3電極と、前記第1及び第2電極の間に設置された多孔性フ ィルタとを通じて前記気体状流体の流れを通過させ、 前記第1及び第2電極の間に電圧を印加して、前記多孔性フィルタ中で粒子を 攪拌し、前記気体状流体が前記多孔性フィルタを通過する際に前記粒子を捕捉し 、 前記第3電極が電圧による誘導によって帯電するように、前記第1、第2及び 第3電極を配置して、粒子の捕捉を促進する、各ステップを含む方法。 19.前記電極を配置するステップによって、第3電極に、第1及び第2電極 の間に印加される電圧の少なくとも40%の電圧が誘起される、請求項18に記 載の方法。
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