JP2000516633A - アルツハイマー病を治療するための経皮的プロペントフィリン組成物 - Google Patents

アルツハイマー病を治療するための経皮的プロペントフィリン組成物

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Abstract

(57)【要約】 有効量のプロペントフィリンが均一に分配されたキャリヤービヒクルと必要に応じて浸透エンハンサーとを含んだ供給組成物を収容した閉塞性デバイスの形態にて、有効量のプロペントフィリンを経皮的に投与することによって、アルツハイマー病に罹った患者を治療する。閉塞性デバイスは、キャリヤービヒクルが感圧性接着剤であるようなマトリックスタイプのパッチであっても、あるいはキャリヤービヒクルが制御された粘度の液体(すなわちゲル)であるようなリザーバータイプのパッチであってもよく、このときリザーバーシステムは、施用したときにシステムを真皮とのプロペントフィリン移行関係にて保持するための手段を含む。約5〜49mg/日の日用量が、適切な血漿プロペントフィリンレベルを保持するのに足る量である。

Description

【発明の詳細な説明】 アルツハイマー病を治療するための経皮的プロペントフィリン組成物 発明の分野 本発明は、記憶機能不全を治療するための薬剤の供給方法に関する。さらに詳 細には、本発明は、記憶機能不全の治療に使用される治療薬の非経口・非侵襲的 な供給方法に関する。具体的に言えば、本発明は、1,2,3,6−テトラヒドロ −3−メチル−1−(3−オキソヘキシル)−7−プロピルプリン−2,6−ジオ ン(以後、プロペントフィリンと呼ぶ)の経皮的供給方法に関する。 背景と従来技術 薬剤を供給するための種々の有望な経路が検討されている:すなわち、侵襲的 な経路(例えば、直接的な注入:静脈系、皮下系、筋内系、および貯留槽系への )や非侵襲的な経路(例えば、肺、経口、鼻、口内、目、直腸、膣、および経皮 による経路)である。注入による薬物投与は、通院患者には適切でなく、また慢 性病に対する薬物治療をうけている患者には通常は受け入れられない。さらに、 この経路は、生物学的半減期の短い分子(こうした分子は、注入を何回も繰り返 す必要がある)に関しては理想的な投与経路とは到底言い難い。 経口による供給経路が、他の全ての経路より優れているとして提唱されること が多い。しかしながら、経口的経路を使用するある薬物の供給は、バイオアベイ ラビリティが低いことを大きな要因とする幾つかの問題をはらんでいる。低いバ イオアベイラビリティの原因となっている幾つかのファクターとしては、GI管 (GI tract)における化学的分解(chemical drgradation)およびタンパク質分 解による崩壊(proteolytic degradation)、サイズが大きいことによる吸収組 織の低い透過性、薬物の親水性と服用量特性(charge characteristics)、なら びに肝臓における初回通過代謝などが挙げられる。半減期が短い薬物の場合には 、一日当たり多数回の服用が必要とされる。頻繁な服用という養生法と低いバイ オアベイラビリティとが組み合わさって血漿濃度が変動し、このために血漿レベ ルの広い変動を引き起こし、その結果、薬物(および代謝産物)に関連した副作 用から長期の治療学的に不適切な投与まで、薬理学的に極端な状態に達すること が ある。 薬物の経皮的供給は、非経口的および経口的な投与経路が示す多くの欠点を解 消する。非侵襲的な投与経路は別として、薬物の経皮的投与に対して一般的に認 識されている利点は、初回通過での代謝が避けられること;薬物のレベルと代謝 産物である血漿のレベルの制御がより良好となり、したがって副作用の少ない改 良された治療が可能となること;投与頻度が少なくなるため、患者がより処置に 応じやすくなり、また患者にとってより安楽な気持ちが得られること(特に、高 齢者の介護や老人ホームでの介護の場合)などである。 アルツハイマー病(AD)は、進行性の痴呆を引き起こす中枢神経系の神経組 織変性障害である。この疾患は、進行性の記憶消失と他のより高度の認識機能の 減退を起こすことを特徴とする〔L.E.M.Scintoらによる“Arch .Neurol.,51,68 2(1994)”;L.L.Hestonらによる“Arch .Gen.Psychiatry,38,1084(1981)”; B.A.YanknerとM.M.Mesulmanによる“N .Eng.J.Med.,325,1849(1991)”;R.D.T erryとR.Katzmanによる“The Neurology of Aging,Eds.,51-84,Davis,Phi1adelp hia(1983)”〕。65才以上の10人に約一人が軽度から中程度の痴呆にかかる〔D.A .Evansによる“J.Am.Med.Assoc.,262,2551(1989)”〕。痴呆の進行を止め る薬物はまだ開発されていないが、nootropicsや代謝活性化合物(例えば、ビン カアルカロイドや麦角アルカロイド、ならびにアルキルキサンチンなど)がアル ツハイマー病の症候に基づいた治療に対して評価されている。このような化合物 のうちで特に重要な1つの化合物はプロペントフィリン〔1−(5'−オキソヘキ シル)−3−メチル−7−プロピルキサンチン〕であり、本化合物は、軽度〜中 程度の痴呆の治療に対し、プラシーボ制御された試験において臨床パラメーター に明確に影響を及ぼすことがわかっている、脳の虚血に対して神経保護作用を示 すヌクレオシド輸送インヒビターである。プロペントフィリンの神経保護作用は 、患者の状態に急激な改良をもたらさないけれども、悪化の速度を遅くする。プ ロペントフィリンは、日本においては、情緒障害の治療用に、また脳出血や脳動 脈硬化症の治療における血管拡張神経薬として市場に出されている。 プロペントフィリンはアルツハイマー病の治療に使用されていて、ある程度の 成功をおさめている。米国特許第4,719,212号は、痴呆を治療するための、プロ ペ ントフィリンの幾つかの投与方法を開示している。提唱されている投与方法は、 経口投与、直腸投与、筋内投与、および静脈内投与である。ヒトに対する臨床日 用量は、投与経路に応じて一日当たり50もしくは100mg〜1500mgの範囲であろと 記載されている。これらの用量ユニットにて投与止され、このとき用量ユニット の量は、経口による供給に対しては50〜800mg、直腸による投与に対しては100〜 1000mg、そして注射による投与に対しては25〜600mgであると記載されている。 Saletuらによる“Neuropsychobiology,24,173(1990-91)”およびMollerらに よる“Pharmacopsychiatry,27,159(1994)”は、軽度から中程度の痴呆の治療 において、食前1時間に摂取する300mg錠剤t.i.d(例えば900mg/日)としてのプ ロペントフィリンの投与を記載している。このような一日当たり多数回投与とい う養生法(multiple daily dosing regimens)は、ADに罹っている患者(特に、 高齢の患者)がこうした処置に応じにくくなり、したがって痴呆のあらゆる段階 におけるADの全体としての処置に悪影響を及ぼすことがある。 プロペントフィリンの薬物動力学とヒトにおけるその代謝に関する情報が科学 文献において記載されている〔M.Nakashimaらによる“Basic Pharmacol .Ther., 14,3219(1989)”;M.Nakashimaらによる“Basic Pharmacol .Ther.,14,3241( 1989)”;M.Nakashimaらによる“Basic Pharmacol .Ther.,14,3255(1989)”〕 。プロペントフィリンは、肝臓にてかなりの初回通過代謝をうけて、主として不 活性の代謝産物を生成する。プロペントフィリンの経口投与後の絶対バイオアベ イラビリティ(absolute bioavailability)は5〜10%のオーダーである。薬物 と食物との相互作用により、バイオアベイラビリティはさらに低下する。ヒトに おけるプロペントフィリンの排出半減期(elimination half-life)は15〜45分 である。したがって、一日当たり多数回投与という養生法、変わりやすい初回通 過代謝、および短い半減期により血漿中薬物濃度と代謝産物濃度が変動する結果 、薬物と代謝産物に関連した副作用から長期の治療学的に不適切な投与までの範 囲にわたって、薬理学的に極端な状態に達することがある。経ロプロペントフィ リン治療に付きものの最も頻繁に起こる副作用は、頭痛、めまい、胃腸の痛み、 および吐き気である。 文献中の薬物動力学的データから、アルツハイマー痴呆症の治療に使用される 経口投与養生法(300mg t.i.d)においては、一日多数回投与養生法におけるプ ロペントフィリンの血漿中濃度は、いかなる定常状態レベルも達成されない状態 にて単一回投与後の濃度と同じでなければならない、と結論づけることができる 。これは、薬物の半減期が極めて短いことによる。さらに、300mgの単一回経口 投与後2時間における血漿中のプロペントフィリン濃度は、10ng/mlのオーダー でなければならない。アルツハイマー痴呆症の治療に対して10ng/mlという定常 状態血漿中濃度が治療学的に有効であると仮定すると、30mg/日という経皮イン プット速度は、プロペントフィリンの血漿中ターゲット濃度を保持するのに充分 のはずである。したがって、この仮定に基づくと、アルツハイマー痴呆症を治療 するための経皮的プロペントフィリン日用量は、他の非経口投与経路に対して必 要であると従来認識されている日用量より大幅に少ない。 投与量の大幅な減少に加えて、プロペントフィリンの経皮的供給はさらに、経 口法、直腸法、または注射法を凌ぐ他の大きな利点をもたらす。経皮システムを 使用すると肝臓における初回通過代謝が避けられ、これによって増大した量の活 性薬物が体系(body systems)に供給され、食物との望ましくない相互作用もな くなる。プロペントフィリンの経皮的供給により、一定で治療学的に有効な血液 レベルが得られ、これにより薬物の治療上の有効性を最大限に発揮させつつ、副 作用を減少させやすくなる。さらに、一日一回の経皮的投与という養生法を使用 すれば、一日多数回の経口投与あるいは他の従来技術による投与に比べて、患者 の処置応諾性と安楽性(patient compliance and convenience)が大幅に改良さ れるであろう。経皮的投与の持続時間をより長くすること(最大で一週間当たり 一回)も可能である。皮下注射器や直腸挿入器の使用に比較して無痛の薬物投与 方式なので、患者の処置応諾性はさらに高まる。 発明の説明 本発明の目的は、初回通過代謝の回避、血漿薬物レベルと代謝産物レベルのよ り良好な制御、全体としてより少ない投与量、および改良された患者の処置応諾 性と安楽性を含めて、従来技術の方法を大きく凌ぐ利点をもたらし、そして患者 や介護者にとって外傷をうけにくい、プロペントフィリンを経皮的供給するため のシステムと方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、有効量のプロペントフィリンを皮膚を介して非侵襲的に 供給する方法を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、プロペントフィリンの所望濃度を患者の血流中に 一定レベルにてある持続時間にわたって供給する、プロペントフィリンの投与方 法を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、できるだけ少ない日用量およびできるだけ少ない ユニット投与量を使用しつつ、プロペントフィリンの所望濃度をある時間にわた って血流中に保持することを可能にする方法を提供することにある。 これらの目的及び他の目的は、適切に作製した閉塞性接着デバイス(occlusive adhesive device)中のプロペントフィリンからなる経皮的供給用組成物によっ て達成することができる。本発明は、制御された粘度の適切なキャリヤービヒク ル〔例えば、生物学的適合性のある感圧接着剤と流体(例えば懸濁液、エマルジ ョン、または溶液)とから選ばれる部材〕中に溶解または混合した有効量の増強 用成分(enhancing components)とプロペントフィリンとを必要に応じて使用し てもよい。適切な感圧接着剤については後述する。制御された粘度を有する流体 としては水があり、必要に応じて低級アルカノールを含有してもよい。さらに、 プロペントフィリン/エンハンサー(enhancer)組成物中に溶解しうる他の不活 性成分も、所望の粘度を有する流体を形成させる際に水の代わりに使用すること ができる。このような流体は、単一相(例えば溶液)であっても、あるいは相分 離系(例えば、懸濁液やエマルジョン)であってもよい。このような液体を形成 する連続相は、所望する組み合わせに応じて親水性から疎水性まで変わりうる。 水以外の代表的な不活性成分としては、エタノール、プロパノール、イソプロパ ノール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ コール、グリセロール、高級モノアルコール、ポリビニルアルコール、DMSO 、ジメチルホルムアミド、2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリ ドン、N−メチルピロリドン、1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オンと他 のN-置換−アルキル−アザシクロアルキル−2−オン、ぺトロラタム(petrolat um)、ポリビニルピロリドン、鉱油、シリコーン油、液糖、ワックス、石油ゼリ ー(petroleum jelly)、エチレン−ビニルアセテートポリマー、およびこれら の混 合物などがあるが、これらに限定されない。 プロペントフィリン組成物は、投与のための皮膚表面に押し当てた状態で組成 物を保持するための閉塞性デバイス中に収容されているのが好ましい。 マトリックス・パッチ(matrix patch)は、プロペントフィリン/エンハンサ ーと感圧接着剤とを混合してマトリックスを形成させているというパッチである 。マトリックス・パッチは、プロペントフィリン/エンハンサーの組合せ物と接 着剤とを流体形態もしくは展性形態にて混ぜ合わせることによって形成される。 均一な深さすなわち厚さの混合物を、保護用の剥離可能なレリースライナ一上に 広げるか又はキャストし、混合物の反対側にフィルム支持体を配置して、中心に プロペントフィリン/エンハンサー/接着剤マトリックスとのフィルムサンドイッ チを形成させる。次いでこのフィルムサンドイッチを適切なサイズにダイカット し、使用直前まで保護用小袋中に入れておく。使用に際しては、剥離可能なレリ ースライナーを取り除き、プロペントフィリン/エンハンサー/接着剤マトリック スを皮膚に直接貼り付ける。プロペントフィリンとエンハンサーは、接着剤マト リックス中から皮膚表面へと移行する。エンハンサーは、皮膚を通るプロペント フィリンのフラックスを増大させるように作用する。 リザーバータイプのパッチにおいては、制御された粘度を有する流体を含んだ キャリヤービヒクル(例えば、ゲルや軟膏)、プロペントフィリン、および必要 に応じたエンハンサー成分が、不透過性支持体と、皮膚接触の透過性膜もしくは リザーバー内容物と皮膚との間の拡散性接触をもたらす接着剤ラミネートとを有 するリザーバー中に収容するために配合される。使用に際しては、剥離可能なレ リースライナーを取り除き、皮膚表面にパッチを貼り付ける。プロペントフィリ ン/エンハンサー組合せ物が、膜を横切ってゲルまたは軟膏および接着剤(存在 する場合)から皮膚表面に移行し、そこでエンハンサーが皮膚を介してのプロペ ントフィリンの透過を増大させる。リザーバータイプのパッチは、皮膚表面に貼 り付けるための周縁接着剤リングを有するものが好ましい〔例えば、米国特許第 4,829,224号と米国特許第4,983,395号(これらの特許文献を参照により本明細書 に含める)に開示・特許請求されているもの〕。 本発明はさらに、アルツハイマー病の治療のために、ヒトもしくは動物被験体 の皮膚に有効量のプロペントフィリン(必要に応じてエンハンサー系と併用)を 施用するという治療法に関する。 好ましい実施態様の詳細な説明 下記の定義は本発明を説明する上で有用であり、これにより繰り返し説明する 必要がなくなる。 “経皮的”供給とは、皮膚(粘膜組織とは区別される)を介しての薬物の通過 によるプロペントフィリンの経皮的な、すなわち皮膚を通しての投与を意味して いる。 本明細書で使用している“増強”、“浸透増強”、または“透過増強”とは、 プロペントフィリンが皮膚層を透過する速度を増大させるよう、皮膚の透過性を 増大させることに関する。このようなエンハンサーの使用により果たされる透過 性の増強は、例えば、拡散セル装置(a diffusion cell apparatus)を使用して 、動物またはヒトの皮膚を通る薬物の拡散速度を測定することによって観察でき る。拡散セルについては、Merrittらによる“Diffusion Apparatus for Skin Pe netration,J.of Controlled Release,1(1984)pp.161-162”に記載されてい る。 “貼付位置”とは、リザーバー供給デバイスの取り付けに適した皮膚上の部位 (例えば、耳の後ろ、腕、胸の後ろ、胃の上、下肢、足の先)を意味している。 本明細書で使用している“キャリヤー”または“ビヒクル”とは、経皮的な薬 物投与に適したキャリヤー物質を意味しており、当業界に公知のこうしたいかな る物質も含む(すなわち、無毒性であって、組成物中の他の成分と心身に有害な 仕方で相互作用をしないような液体ゲル、溶媒、液体希釈剤、および接着剤など )。本発明の組成物を好ましい形態にて提供するのに、場合によっては溶媒とし ても機能するキャリヤーが使用される。リザーバーシステム用のキャリヤーの例 としては、水、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、プロピレングリ コール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール、 高級モノアルコール、ポリビニルアルコール、DMSO、ジメチルホルムアミド 、2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドン、N−メチルピロリ ドン、1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オンと他のN−置換−アルキル− アザシクロアルキル−2−オン、ペトロラタム、ポリビニルピロリドン、鉱油、 シリコ ーン油、液糖、ワックス、石油ゼリー、エチレン−ビニルアセテートポリマー、 他の種々のオイルとポリマー物質、およびこれらの混合物などがあるが、これら に限定されない。マトリックスシステム用のキャリヤーの例としては、ポリアク リレート、シリコーン、天然ゴム、合成ゴム、または他の接着剤等の接着剤物質 がある。 プロペントフィリンの“有効”量とは、所望の治療効果を得るための、化合物 の無毒性ではあるが充分な量を意味している。本明細書で使用している透過エン ハンサーの“有効”量とは、皮膚透過性の所望の増大をもたらすよう、したがっ てプロペントフィリンの所望の浸透深さ、所望の投与速度、および所望の量をも たらすよう選定された量を意味している。エンハンサーまたはキャリヤー成分( 例えば、低級アルカノールまたはグリセリン)の“有効”量とは、薬物送達シス テムからのプロペントフィリンの所望の送達を達成するための、特定の送達系シ ステムおいて有益であることが明らかになっている量を意味している。 “薬物送達システム”、“薬物/エンハンサー組成物”、またはこれらに類似 の用語は、経皮的に供給しようとするプロペントフィリンを含有する配合組成物 を、このような“キャリヤー”もしくは“ビヒクル”、浸透エンハンサー、賦形 剤、または他の添加剤と組み合わせて含んだ閉塞性デバイスを意味する。 “閉塞性デバイス”または“閉塞性接着デバイス”とは、前記にて定義したマ トリックスシステムまたはリザーバーシステムを意味する。 “マトリックス”または“マトリックスシステム”とは、他の成分を含有して いても又は含有していなくてもよい生物学的適合性の感圧接着剤中に、あるいは エンハンサーも均一に溶解もしくは懸濁された生物学的適合性の感圧接着剤中に プロペントフィリンが均一に組み合わされた状態のシステムを意味している。マ トリックスシステムは通常、不透過性のフィルム支持体、および経皮的施用の前 においてフィルム支持体と反対側の接着剤表面にレリースライナーを有する接着 剤パッチである。したがってマトリックスシステムは、プロペントフィリン組成 物を接着剤キャリヤー中に含んだ形のユニット剤形であり、エンハンサーおよび プロペントフィリン組成物を真皮(すなわち皮膚)と薬物移行関係にて接着剤中 に保持するために配合される他の成分をさらに含有してもよい。 “制御された粘度の流体”とは、プロペントフィリン、エンハンサー、溶媒( 使用する場合)、ならびに他の添加剤が、単一流体状態または相分離した流体状 態にて含有されるビヒクルまたはキャリヤーを意味する。この流体それ自体が溶 媒として作用してもよいし、あるいは溶媒もしくは共溶媒を使用してもよい。こ のような流体は、水をベースにしていても、あるいは有機物をベースにしていて もよく、また適切にゲル化もしくは増粘された液体または溶媒の混合物を含有し てもよい。言い換えれば、このような流体は、溶液、懸濁液、エマルジョン、ゲ ル、軟膏、クリーム、ペースト、またはプロペントフィリンとエンハンサーの、 そして必要に応じて溶媒もしくは他の添加剤の外向き拡散を可能にする他の類似 状態物を含んでよいが、これらに限定されない。 “リザーバー”または“リザーバーシステム”とは、不透過性の裏側表面と、 透過性膜および経皮的施用のための接着剤を含んで適切に形づくられた反対側表 面、とを有する閉塞性デバイス中に収容されている制御された粘度の流体中にプ ロペントフィリンが組み合わされた状態のシステムを意味している。したがって リザーバーシステムは、薬物組成物を制御された粘度の流体キャリヤー中に含ん だユニット剤形であり、エンハンサーおよびプロペントフィリン組成物を真皮( すなわち皮膚)と薬物移行関係にてキャリヤー中に保持するために閉塞性デバイ ス中に配合される他の成分をさらに含有してもよい。 本発明の供給組成物は、最低限でも(at a minimum)、有効量のプロペントフ ィリン浸透体、接着剤または制御された粘度の流体またはゲルを含んだキャリヤ ービヒクル、および必要に応じてエンハンサーを必要とする。このような流体は 、水をベースとしたものであってもよく、またC2アルコールまたはC3アルコー ルを含有してもよい(他の任意成分を適切な範囲内にて含有してもしていなくて もよい)。しかしながら、水以外の溶媒または液体も、ベース流体相として使用 することができる。好ましいエンハンサーは細胞外被攪乱化合物(cell envelop e disordering compounds)である。 細胞外被攪乱化合物は、当業界において、経皮的供給デバイスの作製に対して 有用であることが知られている。これらの化合物は、解質層細胞外被の脂質構造 を乱すことによって皮膚浸透を促進する。代表的な化合物が、1982年6月13日付 け出願のヨーロッパ特許出願第43,738号;米国特許第4,863,970号;米国特許第4,8 88,354号;米国特許第5,212,199号;および米国特許第5,227,169号に幅広く表記さ れている(これら全ての特許文献、ならびに後述の特許文献と刊行物を参照によ り本明細書に含める)。 ある特定の細胞外被攪乱化合物は、一般的には式 R−X で示される。上記式中、Rは、約7〜16個の炭素原子を有する直鎖アルキル、約 7〜22個の炭素原子を有する非末端アルケニル、または約13〜22個の炭素原子を 有する枝分かれ鎖アルキルであり;Xは、−OH、−COOCH3、−COOC2 CH5、−OCOCH3、−SOCH3、−P(CH3)2O、−COOC2H4OC2H4 OH、−COOCH(CHOH)4CH2OH、−COOCH2CHOHCH3、− COOCH2CH(OR")CH2OR"、−(OCH2CH2)mOH、−COOR'、ま たは−CONR'2であって、このときR'は、−H、−CH3、−C2H5、−C3 H7、または−C2H4OHであり、R"は、−Hまたは約7〜22個の炭素原子を有 する非末端アルケニルであり、そしてmは2〜6であり、但しR"がアルケニル であるときは、Xが−OHまたは−COOHであって、少なくとも1つの二重結 合がシス配置である。 C7〜C21の飽和アルコールおよび不飽和アルコールのソルビタンエステル等 の他の化合物が、米国特許第5,212,199号と第5,227,169号に開示されている。 好ましい細胞外被攪乱化合物は、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モ ノラウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸 グリセロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノ オレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールア ミド(lauramide diethanolamide)、およびこれらの混合物からなる群から選ば れる化合物である。好ましい溶媒は、水、C2もしくはC3アルカノール、および これらの混合物からなる群から選ばれる溶媒である。 米国特許第4,863,970号は、特定量の1種以上の細胞外被攪乱化合物(例えば オレイン酸、オレイルアルコール、およびオレイン酸のグリセロールエステルな ど)を含有する浸透増強用ビヒクル中に含まれた活性浸透体、C2もしくはC3ア ルカ ノール、および不活性希釈剤(例えば水)を含む、局所施用のための浸透増強用 組成物を開示している。 該組成物はさらに、外見面でのアピールや許容性を増強する他の任意の成分( すなわち、グリセリン、増粘剤、顔料、芳香剤、および香料など)を含有しても よい。この浸透増強システムは比較的皮膚刺激性がない。刺激があるとしてもご くわずかである。グリセリンは、当業界においては、皮膚軟化薬として(米国特 許第4,687,481号に開示)、また抗刺激薬として(米国特許第4,855,294号に開示 )知られている。 適切な増粘剤としては、親水性ポリマー(例えば、ヒドロキシプロピルセルロ ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エ チルセルロース、およびカルボキシメチルセルロースなど)、デキストラン、グ アーガム、ポリビニルピロリドン、ペクチン、スターチ、ゼラチン、カゼイン、 アクリル酸、アクリル酸エステル、アクリル酸コポリマー、ビニルポリマー、ビ ニルコポリマー、ビニルアルコール、アルコキシポリマー、ポリエチレンオキシ ドポリマー、およびポリエーテルなどがある。 適切な感圧接着剤としては、アクリルコポリマ一接着剤すなわち“アクリル系 接着剤”(例えば、National Starch Durotak 80-1196およびMonsanto Gelva 73 7);ゴムベースの接着剤、すなわちポリイソブチレンや“PIB接着剤”などの“ ゴム系接着剤”(例えば、Adhesive Research MA-24);およびシリコーンベー スの接着剤すなわち“シリコーン系接着剤”(例えばDow Bio-PSA);などがあ る。しかしながら、プロペントフィリンおよびエンハンサー(使用する場合)に 対して相溶性のある他のいかなる適切な感圧接着剤も使用することができる。 システムのタイプ(すなわち、リザーバータイプまたはマトリックスタイプ) とは関係なく、プロペントフィリンの濃度は、一般には供給組成物全体の約1〜 25重量%であり、好ましいのは約2〜15重量%の範囲である。 リザーバーシステムにおいては、組成物の残部はエンハンサー/キャリヤー組 成物である。キャリヤーは、水と低級アルカノール(例えばエタノール、プロパ ノール、イソプロパノール、これらの混合物)で構成されるのが好ましいが、必 要であれば他の溶媒を含んでもよい。下記の範囲は全て、プロペントフィリン/ キャ リヤー/エンハンサー組成物全体を基準とした値である。水は約5〜80重量%の 量にて存在してよく、好ましいのは約15〜40%の範囲である。アルコールは約5 〜80重量%の量にて存在してよく、好ましいのは約10〜50%の量である。水とア ルコールに加えて、あるいは水とアルコールの代わりに、他の溶媒(例えばDM SO、N−メチルピロリドン、およびAzonesなど)を使用することもできる。こ れらが存在する場合は、組成物の約2.5〜50重量%を構成し、好ましい範囲は約2 .5〜20%である。 溶媒/キャリヤーと組み合わせて使用される細胞外被攪乱タイプのエンハンサ 一化合物は約O.1〜20重量%の量にて存在し、好ましい範囲は約0.2〜10%である 。 抗刺激薬として、あるいはプロペントフィリンの供給を調節するために、さら にグリセリンを加えることができ、この場合グリセリンは0〜50重量%の量にて 存在してよい。グリセリンを使用する場合、グリセリンは約5〜50%の量にて存 在し、好ましいのは10〜50%の量である。 リザーバータイプの配合物の場合、水とエタノールもしくはプロパノールが好 ましいキャリヤーである。 マトリックスシステムにおいては、キャリヤーは主として、プロペントフィリ ンが均一に組み込まれていて、充分な量の又は有効量のエンハンサー(例えば、 前記の細胞外被撹乱化合物)をさらに含有する感圧接着剤である。リザーバータ イプシステムの場合のように、活性のプロペントフィリンは約1〜25重量%の量 にて存在し、好ましいのは2〜15%の範囲である。接着剤は50〜98%の範囲の量 にて存在し、約70〜96%の量で存在するのが好ましい。エンハンサーはさらに、 接着剤マトリックス中に均一に溶解もしくは懸濁され、約1〜25重量%の量にて 存在し、好ましいのは約2〜15%の範囲である。 いずれにしても、リザーバーデバイスまたはマトリックスデバイスを貼付場所 にて皮膚と接触させ、適切な接着剤により皮膚上の所定の貼付場所に保持する。 リザーバーデバイスにおいては、薬物エンハンサー組成物を、リザーバーフロア ー(reservoir floor)を形成する透過性膜(皮膚と拡散接触状態にある)を介し て皮膚に貼り付けることができる。 前述したように、1Ong/mlというプロペントフィリンの定常状態血漿濃度が治 療 学的に効能があると考えられる。約30mg/日(1.25mg/時間)という経皮的インプ ット速度が10ng/mlの血漿濃度を保持するのに充分のはずである。しかしながら 、本発明の目的を達成する上で、ターゲットとするプロペントフィリン範囲は、 どのタイプの経皮的送達システムを使用するかに関係なく約5〜49mg/日の範囲 で変わりうる。所望の供給速度を達成するためには、パッチのサイズと実際の供 給面積が変わってもよい。リザーバータイプのデバイスの場合、全体としてのパ ッチサイズは約10〜100cm2の範囲であり、約3〜50cm2の活性供給面積を有して いる。このようなシステムは、プロペントフィリンを約0.001〜1mg/cm2/時間の 速度で皮膚を通して供給するはずである。このようなデバイスは約15〜60cm2の 範囲の全体的なパッチサイズを有しており、約5〜30cm2の活性供給面積を有し ている。このようなシステムは、プロペントフィリンを約0.02〜0.7mg/cm2/時間 の速度で皮膚を通して供給するはずである。マトリックスタイプのデバイスの場 合、全体としてのパッチサイズは約5〜200cm2の範囲であり、プロペントフィリ ンが接着剤全体にわたって分散されているので同じ活性供給面積を有している。 このようなシステムは、プロペントフィリンを約0.001〜0.5mg/cm2/時間の速度 で皮膚を通して供給するはずである。このようなデバイスは、全体としてのパッ チサイズと約10〜100cm2の範囲の供給面積を有するのが好ましい。このようなシ ステムは、プロペントフィリンを約0.004〜0.2mg/cm2/時間の速度で皮膚を通し て供給するはずである。 理解しておかなければならないことは、好ましい特定の実施態様に関して本発 明を説明してきたが、以下に記載の実施例は本発明を例示するためのものであっ て、これらの実施例によって本発明の範囲が限定されることはない、という点で ある。本発明の他の態様は、本発明が関係する業界の当業者にとっては明らかで あろう。 実施例 下記の実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、これによって本発明 が限定されることはない。 実施例1 プロペントフィリンの初期皮膚フラックス速度を測定するために、2つのリザ ーバータイプの配合物(表IとII)を作製した。 約4.0m1のベース溶液を7mlのガラスバイアル中に調製した。この溶液は、50% v/vのエタール,USP;15% v/vの精製水(18Mohm-cm);30% v/vのグリセリン,USP;1 % v/vのモノオレイン酸グリセロール〔GMO,"マイベロール(Myverol)(登録商 標)18-99〕;および1% v/vのラウリン酸メチル(ML);で構成した。一方の溶液 に充分な量のプロペントフィリンを加えて約72mg/mlの濃度の溶液とし(配合物I )、そして他方の溶液に充分な量のプロペントフィリンを加えて約131mg/mlの濃 度の溶液とした(配合物II)。各溶液に、約3% v/vのヒドロキシプロピルメチル セルロース〔メトセル(Methocel)(登録商標)EIOM〕を増粘剤として加えた。表 Iは各配合物の組成を示す。 各バイアルの栓をし、一晩穏やかに回転させてゲル化剤を完全に溶解した。配 合物Iにおけるプロペントフィリン濃度は約7% w/vであり、配合物IIにおけるプ ロペントフィリン濃度は約13% w/vである。こうして得られた高粘度ゲル(経皮 的リザーバーパッチのリザーバー部分に相当する)を使用して、以下のようにイ ンビトロ の皮膚フラックス実験を行った。 ヒトの死体の皮膚(約500μmの厚さ)を、皮膚採取器によってスキンバンク から得た。皮膚サンプルをホイル小袋中に詰め、ドライアイスで覆って移送した 。受け取り後、パッケージを解凍し、確立した方法にしたがって真皮層から表皮 性膜を分離した。表皮性膜(無傷の解質層と表皮からなる)を吸い取り乾燥し、 ホイ ル中に包み込み、そして使用するまで−5℃で貯蔵した。入手時に、ドナー皮膚 の年齢、人種、性別、および解剖学的構造部位を記録した。 加熱分離したヒトの表皮性膜と変性フランツ拡散セル(Franz diffusion cells )を使用して、インビボの皮膚フラックス実験を行った。表皮性膜を長方形スト リップにカットし、表皮側をレシーバー区画に対向させた状態で、拡散セルのド ナー区画とレシーバー区画との間にて拡散セル上に据え付け、そして所定の位置 にクランプ止めした。次いで、0.02%のアジ化ナトリウムを静菌剤として含有し た精製水をレシーバー区画に充填した。全ての場合において、このレシーバー媒 体に対する薬物の溶解性は、実験全体にわたってシンク条件(sink conditions )を確実に得るのに充分であった。次いで細胞を循環水浴中に入れ、皮膚表面を 32±1℃に保持するためにキャリブレートした。これらの条件下で皮膚を一晩水 和した。翌日、75μlのゲル化配合物を、解質層表面上にポリエチレン・ウォッ シャー(a polyethylene washer)を配置することによって造られたキャビティ 中にピぺットで移した。閉塞性の裏地フィルムをキャビティの上にクランプ止め することによって、このキャビティを閉塞状態にした。所定の時間ポイントにて 、薬物の定量化のためにレシーバー区画の全内容物を集め、皮膚/溶液界面に気 泡が付かないように注意しながら、レシーバー区画に再びフレッシュなレセプタ ー媒体を充填した。ある時間tにて単位面積当たり透過した薬物の累積量(Qt ,μg/cm2)は次のように表せる。 上記式中、Cnは対応するサンプル時間に対するレシーバーサンプル中の薬物の 濃度(μg/ml)であり、Vはレシーバーチャンバー中の流体の体積(約6.3cm3 )であり、そしてAはセルの拡散面積(0.64cm2)である。Qt対tのプロットに 対する最良適合直線の勾配により、定常状態のフラックス(Jss,μg/cm2/時 間)が得られ、この直線の時間軸に対する切片により遅延時間(tL,h)が得ら れる。 表IIは、6種のドナー皮膚サンプルを通して供給されるプロペントフィリンの 累積量(mg/cm2/24時間)を示している。 上表に見られる変動性はインビトロの皮膚フラックス実験に典型的なものであ り、主としてドナー間およびドナー自体の変動性による。 ターゲットとするフラックス規格値(mg/cm2/24時間で表示)は、実際の薬物 供給表面積により異なる。液体リザーバーパッチの場合、実際の薬物供給面積は 、リザーバーを取り囲んでいる周縁接着剤のために、全体のパッチサイズよりか なり小さい。これらの実験に対するターゲットは15cm2の活性供給面積をベース としている。したがって、一日当たり30mgの投与量を達成するための、ターゲッ トとするプロペントフィリン累積供給量は2mg/cm2/24時間である。 配合物Iは、2.0mg/cm2/24時間のターゲット累積フラックスに極めて近いフラ ックスを供給した。配合物IIは、配合物Iのほぼ2倍の薬物濃度にてターゲット 量よりやや高い量(2.31mg/cm2/24時間)を供給した。このことは、比較的低い 濃度の活性成分を使用して活性プロペントフィリンの効果的な供給が達成できる 、ということを示している。 これらのデータは、経皮的供給により、15cm2パッチにて約2mg/cm2/24時間の 一定移行速度で30mgの持続的日用量が可能となる、という結論を支持している。 これらのデータをベースとして、5〜49mg/日のプロペントフィリンというター ゲット範囲の用量を経皮的に投与することが可能となる。配合物を最適化すれば 、供給速度をさらに増大させることも可能である。 マトリックスタイプのシステムを使用して類似の結果が得られることを示すた めに、下記の配合物を作製した。実施例II プロペントフィリン(PF,Chemagis Ltd.,Tel Aviv,Israel)、接着剤、お よびエンハンサーを含有した、表IIIに記載の組成を有するマトリックスラミネ ートを以下のように作製した。TSR接着剤〔2−エチルヘキシルアクリレート (2−EHA)とN−ビニルピロリドン(NVP)とのアクリルコポリマー接着 剤、積水化学(株)〕のソリッドパーセントを、予め計量してある皿中の少量の 接着剤溶液を計量することによって測定した。対流オーブン中にて70℃で一晩乾 燥することによって溶媒を蒸発させ、再び皿を計量した。乾燥重量を湿潤重量で 除し、そして100を掛けることによってソリッドパーセントを算出した。既知量 のTSR接着剤溶液をガラス瓶中に計量した。接着剤溶液の重量と接着剤のソリ ッドパーセントから、溶液中の接着剤の量を算出した。適切な量のプロペントフ ィリン(PF)と、必要に応じて、モノオレイン酸ソルビタン〔アルラセル(Ar lacel)80,デラウェア州ウィルミントンのICIアメリカズ〕、モノラウリン酸ソ ルビタン(アルラセル20,デラウェア州ウィルミントンのICIアメリカズ)、お よびラウラミドジエタノールアミド〔アルカミド(Alkamide)LE,ニュージャー ジー州クランバリーのローヌ・プーラン)からなる群から選ばれる浸透エンハン サーとを加えて、表IIIに示すような種々の組成物(配合物III〜VIII)を作製し た。パーセントは全て乾量基準で算出した。 各ガラス瓶にしっかり栓をし、ラボラトリーフィルム(PARAFILM"M",コネチ カット州グリーンウィッチのAmerican National Can Company)でシールし、そ して全ての成分が完全に溶解して溶液が透明になるまで一晩回転した。 配合物III〜VIIIで示される約8mlのそれぞれの薬物/任意エンハンサー/TSR溶 液をレリースライナー(シリコーン処理したポリエステルレリースライナー、イ リノイ州W.Chicagoのレリースデクノロジー社)上に分配し、10ミルギャップの 流延用ナイフでキャストした。このキャスト混合物を対流オーブン中70℃で15分 乾燥して、約2.Oミル厚さの乾燥フィルムを得た。次いでゴムローラーを使用し て、乾燥接着フィルム上に裏地フィルム(ポリエチレン裏地フィルム、ミネソタ 州セイントポールのスリーエム社)を積層した。このマトリックスラミネートを 使用してインビトロの皮膚フラックスを測定した。この測定は、下記の説明(実 施例1の場合とほぼ同様)にしたがって行った。 インビトロ皮膚フラックス実験は、変性フランツ拡散セルを使用して行った。 加熱分離したヒトの表皮性膜を長方形のストリップにカットした。配合物III〜V IIIのマトリックスラミネート(上記)を表面積0.71cm2の円形パンチ(circular punches)にカットした。レリースライナーを剥がして捨てた後、円形パンチを表 皮性膜の解質層表面上に積層した。表皮側をレシーバー区画に対向させた状態で 、拡散セルのドナー区画とレシーバー区画との間に皮膚パンチしたマトリックス サンドイッチ(skin-punched matrix sandwich)の各小片を挟み込み、そして所 定の位置にクランプ止めした。次いで、レシーバー区画に0.02%のアジ化ナトリ ウム溶液を充填し、皮膚表面の温度を32±1℃に保持するようキャリブレートし た循環水浴中にセルを配置した。所定の間隔にて、薬物の定量化のためにレシー バー区画の全内容物を集め、皮膚/溶液界面に気泡が付かないように注意しなが ら、レシーバー区画に再びフレッシュなレセプター媒体を充填した。ある時間t にて単位面積当たり透過した薬物の累積量(Qt,μg/cm2)は次のように表せ る。 上記式中、Cnは対応するサンプル時間に対するレシーバーサンプル中の薬物の 濃 度(μg/ml)であり、Vはレシーバーチャンバー中の流体の体積(約6.3cm2) であり、そしてAはセルの拡散面積(0.64cm2)である。1cm2当たり24時間にて 各配合物から透過されるプロペントフィリン(PF)の平均量を表IVに示す。 これらのデータは、経皮的マトリックスパッチからヒトの皮膚を通してPFを 供給できることを示している。これらのデータは、ターゲットとされる範囲内で ある約0.24〜0.47mg/cm2/日と同等の供給量を示している。 本明細書に示されている組成物とインビトロ経皮的供給に関する知見から、49 mg/日以下の日用量(従来法で必要とされる量よりかなり少ない)を使用して有 効量のプロペントフィリンを患者に供給できることがわかる。 上記の実施例は、プロペントフィリンの経皮的供給において使用できる、単な る例示のためのリザーバータイプとマトリックスタイプの経皮的成分(transder mal components)である。本発明はプロペントフィリンの経皮的供給に関するも のであり、特定のリザーバータイプまたはマトリックスタイプの配合物に関する ものではない。これらのタイプの配合物に対して従来技術で開示されている成分 でも、本発明において有用な成分が多くある。したがって、特定のエンハンサー 、溶媒、接着剤、グリセリン、または他の成分は、プロペントフィリンに対して 相溶性であれば問題ない。当業者であれば、請求の範囲とその機能的等価物によ ってのみ範囲が限定されている本発明を逸脱することなく、本明細書で示されて いるガイドライン内にて、最適の配合物を得るための特定量の実験を容易に行う ことができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年6月30日(1998.6.30) 【補正内容】 請求の範囲 1. 有効量のプロペントフィリンが均一に分配されたキャリヤービヒクルと 必要に応じて浸透エンハンサーとを含んだ供給組成物を収容する、5〜49mg/日 のフラックスにてプロペントフィリン日用量を供給する拡散表面積を有した閉塞 性デバイスを含む、0.001〜1.0mg/cm2/時間のフラックスにてプロペントフィリ ンを経皮的に供給するためのシステム。 2. プロペントフィリンが供給組成物の約1〜約25重量%を構成する、請求 項1記載のシステム。 3. 前記閉塞性デバイスが、キャリヤービヒクルが、施用したときにシステ ムを真皮とのプロペントフィリン移行関係にて保持するための手段としても作用 する感圧接着剤である、という0.001〜0.5mg/cm2/時間のプロペントフィリンフ ラックスを供給する約5〜200cm2の拡散面積を有するマトリックスシステムであ る、請求項2記載のシステム。 4. エンハンサーを含有し、前記供給組成物のプロペントフィリン部分とエ ンハンサー部分を前記接着剤キャリヤービヒクルと充分に混合する、請求項3記 載のシステム。 5. 前記供給組成物が、約50〜98重量%の感圧接着剤、1〜25重量%のエン ハンサー、および1〜25重量%のプロペントフィリンを含む、請求項4記載のシ ステム。 6. 前記エンハンサーが、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モノラ ウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリ セロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノオレ イン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールアミド 、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物質である、請求項5記載のシ ステム。 7. 前記感圧接着剤キャリヤービヒクルが、アクリル系接着剤、ゴム系接着 剤、およびシリコーン系接着剤からなる群から選ばれる物質である、請求項6記 載のシステム。 8. 前記感圧接着剤が約70〜96重量%の量にて存在する、請求項7記載のシ ステム。 9. 前記エンハンサーが約2〜15重量%の量にて存在する、請求項8記載の システム。 10. 前記プロペントフィリンが約2〜15重量%の量にて存在する、請求項9 記載のシステム。 11. 前記閉塞性デバイスが、キャリヤービヒクルが制御された粘度の流体で あって、施用したときにシステムを真皮とのプロペントフィリン移行関係にて保 持するための手段も含有する、という0.001〜1.0mg/cm2/時間のプロペントフィ リンフラックスを供給する約3〜50cm2の拡散面積を有するリザーバーシステム である、請求項2記載のシステム。 12. 制御された粘度の流体が、水;エタノール、プロパノール、イソプロパ ノールおよび高級モノアルコールからなる群から選ばれるモノアルコール、プロ ピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリ セロール、高級モノアルコール、ポリビニルアルコール、DMSO、ジメチルホ ルムアミド、2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドン、N−メ チルピロリドン、1−ドデシルアザシクロヘプタン−2-オンと他のN−置換ー アルキル−アザシクロアルキル−2−オン、ペトロラタム、ポリビニルピロリド ン、鉱油、シリコーン油、リキッドシュガー、ワックス、石油ゼリー、エチレン −ビニルアセテートポリマー、ならびにこれらの混合物からなる群から選ばれる 物質を含む、請求項11記載のシステム。 13. エンハンサーを含有し、前記供給組成物のプロペントフィリン部分とエ ンハンサー部分を制御された粘度の前記流体と充分に混合する、請求項12記載の システム。 14. 制御された粘度の流体が、エタノール、プロパノール、およびイソプロ パノールからなる群から選ばれる低級アルカノールと水との混合物と増粘剤とを 含む、請求項13記載のシステム。 15. 前記供給組成物が、約5〜50重量%の水、5〜60重量%の低級アルカノ ール、0.1〜20重量%のエンハンサー、および1〜25重量%のプロペントフィリ ンを含む、請求項14記載のシステム。 16. 前記エンハンサーが、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モノラ ウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリ セロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノオレ イン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールアミド 、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物質である、請求項15記載のシ ステム。 17. 約5〜50重量%のグリセリンをさらに含有する、請求項16記載のシステ ム。 18. 前記低級アルカノールがエタノールである、請求項17記載のシステム。 19. 前記供給組成物が、10〜40%の水、10〜50%の低級アルカノール、0.2 〜10%のエンハンサー、および10〜50%のグリセリンを含む、請求項18記載のシ ステム。 20. 前記供給組成物がプロペントフィリンを2〜15%含有する、請求項19記 載のシステム。 21. 患者に5〜49mgの日用量のプロペントフィリンを経皮的に投与すること を含み、このとき前記日用量が、患者の真皮に接着している閉塞性デバイスから 経皮的および連続的に投与され、前記閉塞性デバイスが、前記閉塞デバイスから 患者にプロペントフィリンを約0.001〜1mg/cm2/時間のフラックスにて供給する に足る拡散面積を有する、アルツハイマー病を治療するための方法。 22. 患者の真皮に接着している前記閉塞性デバイスが、有効量のプロペント フィリンが均一に分配されたキャリヤービヒクルと必要に応じて浸透エンハンサ ーとを含んだ供給組成物を収容している、請求項21記載の方法。 23. プロペントフィリンが供給組成物の約1〜約25重量%を構成する、請求 項22記載の方法。 24. 前記閉塞性デバイスが、0.001〜0.5mg/cm2/時間のプロペントフィリン フラックスを供給する約5〜200cm2の拡散面積を有するマトリックスシステムで あ り、このとき前記キャリヤービヒクルが、施用したときにシステムを真皮とのプ ロペントフィリン移行関係にて保持するための手段としても作用する感圧接着剤 である、請求項23記載の方法。 25. 前記供給組成物がエンハンサーとプロペントフィリンを含有し、前記供 給組成物のエンハンサー部分を前記接着剤キャリヤービヒクルと充分に混合する 、請求項24記載の方法。 26. 前記供給組成物が、約50〜98重量%の感圧接着剤、1〜25重量%のエン ハンサー、及び1〜25重量%のプロペントフィリンを含む、請求項25記載の方法 。 27. 前記エンハンサーが、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モノラ ウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリ セロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノオレ イン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールアミド 、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物質である、請求項26記載の方 法。 28. 前記感圧接着剤キャリヤービヒクルが、アクリル系接着剤、ゴム系接着 剤、およびシリコーン系接着剤からなる群から選ばれる物質である、請求項27記 載の方法。 29. 前記感圧接着剤が約70〜96重量%の量にて存在する、請求項27記載の方 法。 30. 前記エンハンサーが約2〜15重量%の量にて存在する、請求項29記載の 方法。 31. 前記プロペントフィリンが約2〜15重量%の量にて存在する、請求項30 記載の方法。 32. 前記閉塞性デバイスが、0.001〜1.0mg/cm2/時間のプロペントフィリン フラックスを供給する約3〜50cm2の拡散面積を有するリザーバーシステムであ って、このとき前記キャリヤービヒクルが制御された粘度の流体であって、前記 システムが、施用したときにシステムを真皮とのプロペントフィリン移行関係に て保持するための手段をさらに含む、請求項23記載の方法。 33. 制御された粘度の流体が、水;エタノール、プロパノール、イソプロパ ノール、および高級モノアルコールからなる群から選ばれるモノアルコール、プ ロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グ リセロール、高級モノアルコール、ポリビニルアルコール、DMSO、ジメチル ホルムアミド、2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドン、N− メチルピロリドン、1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オンと他のN−置換 −アルキル−アザシクロアルキル−2−オン、ペトロラタム、ポリビニルピロリ ドン、鉱油、シリコーン油、リキッドシュガー、ワックス、石油ゼリー、エチレ ン−ビニルアセテートポリマー、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる 物質を含む、請求項32記載の方法。 34. 前記供給組成物がエンハンサーとプロペントフィリンを含有し、前記供 給組成物のエンハンサー部分を制御された粘度の前記流体と充分に混合する、請 求項33記載の方法。 35. 制御された粘度の前記流体が、エタノール、プロパノール、およびイソ プロパノールからなる群から選ばれる低級アルカノールと水との混合物と増粘剤 とを含む、請求項34記載の方法。 36. 前記供給組成物が、約5〜50重量%の水、5〜60重量%の低級アルカノ ール、0.1〜20重量%のエンハンサー、および1〜25重量%のプロペントフィリ ンを含む、請求項35記載の方法。 37. 前記エンハンサーが、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モノラ ウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリ セロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノオレ イン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールアミド 、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物質である、請求項36記載の方 法。 38. 前記供給システムが、約5〜50重量%のグリセリンをさらに含有する、 請求項37記載の方法。 39. 前記低級アルカノールがエタノールである、請求項38記載の方法。 40. 前記供給組成物が、10〜40%の水、10〜50%の低級アルカノール、0.2 〜10%のエンハンサー、および10〜50%のグリセリンを含む、請求項39記載の方 法。 41. 前記供給組成物が2〜15%のプロペントフィリンを含有する、請求項40 記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 有効量のプロペントフィリンが均一に分配されたキャリヤービヒクルと 必要に応じて浸透エンハンサーとを含んだ供給組成物を収容した閉塞性デバイス を含む、プロペントフィリンを経皮的に供給するためのシステム。 2. プロペントフィリンが供給組成物の約1〜約25重量%を構成する、請求 項1記載のシステム。 3. 前記閉塞性デバイスが、施用したときにキャリヤービヒクルが、システ ムを真皮とのプロペントフィリン移行関係にて保持するための手段としても作用 する感圧接着剤である、というマトリックスシステムである、請求項2記載のシ ステム。 4. エンハンサーを含有し、前記供給組成物のプロペントフィリン部分とエ ンハンサ一部分を前記接着剤キャリヤービヒクルと充分に混合する、請求項3記 載のシステム。 5. 前記供給組成物が、約50〜98重量%の感圧接着剤、1〜25重量%のエン ハンサー、および1〜25重量%のプロペントフィリンを含む、請求項4記載のシ ステム。 6. 前記エンハンサーが、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モノラ ウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリ セロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノオレ イン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールアミド 、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物質である、請求項5記載のシ ステム。 7. 前記感圧接着剤キャリヤービヒクルが、アクリル系接着剤、ゴム系接着 剤、およびシリコーン系接着剤からなる群から選ばれる物質である、請求項6記 載のシステム。 8. 前記感圧接着剤が約70〜96重量%の量にて存在する、請求項7記載のシ ステム。 9. 前記エンハンサーが約2〜15重量%の量にて存在する、請求項8記載の システム。 10. 前記プロペントフィリンが約2〜15重量%の量にて存在する、請求項9 記載のシステム。 11. 前記閉塞性デバイスが、キャリヤービヒクルが制御された粘度の流体で あって、施用したときにシステムを真皮とのプロペントフィリン移行関係にて保 持するための手段も含有する、というリザーバーシステムである、請求項2記載 のシステム。 12. 制御された粘度の流体が、水、エタノール、プロパノール、イソプロパ ノール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ コール、グリセロール、高級モノアルコール、ポリビニルアルコール、DMSO 、ジメチルホルムアミド、2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリ ドン、N−メチルピロリドン、1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オンと他 のN−置換−アルキルーアザシクロアルキル−2−オン、ぺトロラタム、ポリビ ニルピロリドン、鉱油、シリコーン油、液糖、ワックス、石油ゼリー、エチレン −ビニルアセテートポリマー、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物 質を含む、請求項11記載のシステム。 13. エンハンサーを含有し、前記供給組成物のプロペントフィリン部分とエ ンハンサ一部分を制御された粘度の前記流体と充分に混合する、請求項12記載の システム。 14. 制御された粘度の流体が、エタノール、プロパノールおよびイソプロパ ノールからなる群から選ばれる低級アルカノールと水との混合物と増粘剤とを含 む、請求項13記載のシステム。 15. 前記供給組成物が、約5〜50重量%の水、5〜60重量%の低級アルカノ ール、0.1〜20重量%のエンハンサー、および1〜25重量%のプロペントフィリ ンを含む、請求項14記載のシステム。 16. 前記エンハンサーが、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モノラ ウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリ セロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノオレ イン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールアミド 、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物質である、請求項15記載のシ ス テム。 17. 約5〜50重量%のグリセリンをさらに含有する、請求項16記載のシステ ム。 18. 前記低級アルカノールがエタノールである、請求項17記載のシステム。 19. 前記供給組成物が、10〜40%の水、10〜50%の低級アルカノール、0.2 〜10%のエンハンサー、および10〜50%のグリセリンを含む、請求項18記載のシ ステム。 20. 前記供給組成物がプロペントフィリンを2〜15%含有する、請求項19記 載のシステム,。 21. 患者に有効量のプロペントフィリンを経皮的に投与することを含む、ア ルツハイマー病を治療するための方法。 22. 患者の真皮に接着していて、有効量のプロペントフィリンが均一に分配 されたキャリヤービヒクルと必要に応じて浸透エンハンサーとを含んだ供給組成 物を収容している閉塞性デバイスの形態にてプロペントフィリンを経皮的に投与 する、請求項21記載の方法。 23. プロペントフィリンが供給組成物の約1〜約25重量%を構成する、請求 項22記載の方法。 24. プロペントフィリンを約5〜49mg/日の投与量にて経皮的に供給する、 請求項23記載の方法。 25. 前記閉塞性デバイスが、施用したときにキャリヤービヒクルが、システ ムを真皮とのプロペントフィリン移行関係にて保持するための手段としても作用 する感圧接着剤である、というマトリックスシステムである、請求項24記載の方 法。 26. 前記供給組成物がエンハンサーとプロペントフィリンを含有し、前記供 給組成物のエンハンサー部分を前記接着剤キャリヤービヒクルと充分に混合する 、請求項25記載の方法。 27. 前記供給組成物が、約50〜98重量%の感圧接着剤、1〜25重量%のエン ハンサー、および1〜25重量%のプロペントフィリンを含む、請求項26記載の方 法。 28. 前記エンハンサーが、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モノラ ウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリ セロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノオレ イン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールアミド 、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物質である、請求項27記載の方 法。 29. 前記感圧接着剤キャリヤービヒクルが、アクリル系接着剤、ゴム系接着 剤、およびシリコーン系接着剤からなる群から選ばれる物質である、請求項28記 載の方法。 30. 前記感圧接着剤が約70〜96重量%の量にて存在する、請求項28記載の方 法。 31. 前記エンハンサーが約2〜15重量%の量にて存在する、請求項30記載の 方法。 32. プロペントフィリンが約2〜15重量%の量にて存在する、請求項31記載 の方法。 33. 前記閉塞性デバイスが、キャリヤービヒクルが制御された粘度の流体で あるようなリザーバーシステムであって、施用したときに真皮とのプロペントフ ィリン移行関係にて保持するための手段をさらに含むリザーバーシステムである 、請求項24記載の方法。 34. 制御された粘度の流体が、水、エタノール、プロパノール、イソプロパ ノール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリ コール、グリセロール、高級モノアルコール、ポリビニルアルコール、DMSO 、ジメチルホルムアミド、2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピロリ ドン、N−メチルピロリドン、1−ドデシルアザシクロヘプタン−2−オンと他 のN−置換−アルキル−アザシクロアルキル−2−オン、ぺトロラタム、ポリビ ニルピロリドン、鉱油、シリコーン油、液糖、ワックス、石油ゼリー、エチレン −ビニルアセテートポリマー、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物 質を含む、請求項33記載の方法。 35. 前記供給組成物がエンハンサーとプロペントフィリンを含有し、前記供 給組成物のエンハンサー部分を制御された粘度の前記流体と充分に混合する、請 求項34記載の方法。 36. 制御された粘度の前記流体が、エタノール、プロパノール、およびイソ プロパノールからなる群から選ばれる低級アルカノールと水との混合物と増粘剤 とを含む、請求項35記載の方法。 37. 前記供給組成物が、約5〜50重量%の水、5〜60重量%の低級アルカノ ール、0.1〜20重量%のエンハンサー、および1〜25重量%のプロペントフィリ ンを含む、請求項36記載の方法。 38. 前記エンハンサーが、ラウリン酸メチル、ラウリルアルコール、モノラ ウリン酸グリセロール、オレイン酸、オレイルアルコール、モノオレイン酸グリ セロール、ジオレイン酸グリセロール、トリオレイン酸グリセロール、モノオレ イン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ラウラミドジエタノールアミド 、およびこれらの混合物からなる群から選ばれる物質である、請求項37記載の方 法。 39. 前記供給システムが約5〜50重量%のグリセリンをさらに含有する、請 求項38記載の方法。 40. 前記低級アルカノールがエタノールである、請求項39記載の方法。 41. 前記供給組成物が、10〜40%の水、10〜50%の低級アルカノール、0.2 〜10%のエンハンサー、および10〜50%のグリセリンを含む、請求項40記載の方 法。 42. 前記供給組成物が2〜15%のプロペントフィリンを含有する、請求項41 記載の方法。
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