JP2001069505A - 画像符号化装置及び画像復号化装置 - Google Patents

画像符号化装置及び画像復号化装置

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JP2001069505A
JP2001069505A JP24071299A JP24071299A JP2001069505A JP 2001069505 A JP2001069505 A JP 2001069505A JP 24071299 A JP24071299 A JP 24071299A JP 24071299 A JP24071299 A JP 24071299A JP 2001069505 A JP2001069505 A JP 2001069505A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値画像を複数のビットプレーンに分離し、
ビットプレーン間の相関を利用した圧縮手法は、2値画
像圧縮の標準方式に対応できなかった。 【解決手段】 単一の画像データを複数のビットプレー
ンに分離するビットプレーン分離器と、前記複数のビッ
トプレーンを構成する同位置のビットデータを近傍位置
に配列して単一のビットプレーンに合成する圧縮前処理
器と、前記単一のビットプレーンを画像圧縮するデータ
圧縮器とを有することを特徴とする画像符号化装置を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像圧縮方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、文書画像の圧縮方式として、文書
画像を2値画像として扱い、MMR(Modified Modifie
d Read)又はJBIG(Joint Bilevel Image Coding E
xpertsGroup)等を用いて圧縮する方式が行われてき
た。文書画像を2値画像として扱う理由は、文書画像の
背景と文字領域とを識別すれば画像処理が可能である文
書画像の性質によるものである。
【0003】MMR又はJBIGの規格は、ファクシミ
リへの応用を主眼に開発が進み(参考文献「画像情報圧
縮」オーム社(1991年)、画像電子学会第25巻第
3号(1996年))、今日においては2値画像圧縮の
実質的な標準方式になっている。また、MMR又はJB
IG等の圧縮手法については、ハードウエア又はソフト
ウエアによるモジュール化により、再利用性が図られて
いる。特にハードウエアデバイスは、画像圧縮をソフト
で処理するにはCPUパワーが不足してしまう携帯情報
端末等のCPUパワーの乏しい機器において効用が高
い。
【0004】また、多値画像からなる文書画像の圧縮方
式としては、多値画像を重み付けされた複数のビットプ
レーンに分割して、それぞれを2値画像として表すこと
により、多値画像を複数の2値画像に分解して取り扱う
方式が行われてきた。そのような例を図1に示す。図1
は、各画素が8値(0乃至7)の値を取り得る8値画像
を示しており、図2乃至図4は8値画像を3枚のプレー
ンに分割した図を示している。各プレーンは、元の各画
素を3桁の2進数で表した際の各桁に対応しており、こ
のとき、各桁が0か1かによって各プレーンの値は決定
される。図2に示す第1プレーンは3桁のうち最上位桁
に対応し、以下図3に示す第2プレーンは2番目に上位
の桁に対応し、図4に示す第3プレーンは最下位桁に対
応している。
【0005】このように、多値画像を2値ビットプレー
ンに分割することで、多値画像の圧縮に2値画像の圧縮
手法を用いることが可能になる。
【0006】しかしながら前記の従来の圧縮方法によれ
ば、第1乃至第3プレーンはそれぞれ他のプレーンとは
無関係に独立して2値画像圧縮されており、各プレーン
間の相関を利用していないため圧縮容量が増大するとい
う問題があった。例えば、0乃至7の8通りの値を取り
うる8値画像において、0の値(3桁の2進数で表すと
000)と7の値(3桁の2進数で表すと111)のみ
からなる画像を圧縮する場合、前記のビットプレーン作
成方法によれば、第1乃至第3プレーンの内容はすべて
同一になり、さらに各プレーンを独立して圧縮するた
め、情報量としては1プレーン分しか存在しないにも関
わらず、圧縮容量はその3倍に膨れ上がっていた。
【0007】前記の例は極端な例であるが、通常の文字
画像においても、各プレーン間には明らかな相関があ
る。図2に示す第1プレーンは若干画質は劣化している
ものの、図1に示す元文書の内容をほぼ読み取ることが
可能である。図3に示す第2プレーン及び図4に示す第
3プレーンに移るに従って画質は劣化していくが、元文
書の内容を推測できる程度に、あるいは元文書の文字の
位置を認識できる程度に読み取ることが可能である。こ
のことは、各プレーンに対応する画素の画素値は独立で
はないこと、すなわち相関を持っていることを意味して
いる。
【0008】上記の問題を解決するためのビットプレー
ン間の相関を利用した圧縮手法は、特開平63−296
564号公報に開示されている。この圧縮手法は、最上
位プレーンを第1の符号化手段で符号化し、それ以下の
プレーンについては、それまで符号化したビットプレー
ンの画素及び当該ビットプレーンの既に符号化された画
素を用いて線形に予測しつつ符号化を行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の圧
縮手法によれば圧縮容量が増大するという問題は軽減さ
るものの、MMR又はJBIG等の2値画像圧縮の標準
方式に対応していないため、既存のハードウエア又はソ
フトウエアモジュールを再利用できないという新たな問
題が発生する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、単一の画像データを複数のビットプレーン
に分離するビットプレーン分離器と、前記複数のビット
プレーンを構成する同位置のビットデータを近傍位置に
配列して単一のビットプレーンに合成する圧縮前処理器
と、前記単一のビットプレーンを画像圧縮するデータ圧
縮器とを有することを特徴とする画像符号化装置、及び
前記画像符号化装置で圧縮されたデータを単一のビット
プレーンに伸長するデータ伸長器と、前記単一のビット
プレーンを複数のビットプレーンに分離する伸長後処理
器と、前記複数のビットプレーンを画像データに統合す
るビットプレーン統合器とを有することを特徴とする画
像復号化装置を提供する。本発明によれば、単一の画像
データを複数のビットプレーンに分離し、前記複数のビ
ットプレーンを構成する同じ位置にあるビットデータが
近傍するように配列して単一のビットプレーンを合成
し、前記単一のビットプレーンを画像圧縮することによ
り、多値画像圧縮時に圧縮容量を減少させるとともに2
値画像圧縮の標準方式にも対応することができる。さら
に、その復号化をすることができる。
【0011】また本発明は、前記圧縮前処理器が、前記
複数のビットプレーンをライン単位で単一のビットプレ
ーンを合成することを特徴とする画像符号化装置を提供
する。本発明によれば、複数のビットプレーンを単一の
ビットプレーンに合成する際に、ライン単位で処理を行
うことができるため、多値画像圧縮時に圧縮容量を減少
させるとともに2値画像圧縮の標準方式にも対応するこ
とができ、さらに単一のビットプレーン合成時の処理を
軽減することができる。
【0012】また本発明は、前記画像符号化装置におい
て、前記圧縮前処理器で合成された単一のビットプレー
ンの画像圧縮後のデータ容量と、前記複数の各ビットプ
レーンの画像圧縮後のデータ容量の総和とを比較し、容
量の少ない側を圧縮後のデータとして採用する容量比較
器を追加することにより、複数のビットプレーンを単一
のビットプレーンに合成してから圧縮する方法と複数の
ビットプレーンを個々に圧縮する方法との両方に対応す
ることができるため、元画像のデータの特性に関わらず
常に最適な圧縮手法を採用することができる。
【0013】また本発明は、前記画像復号化装置におい
て、前記データ伸長器で伸長された単一のビットプレー
ンが複数のビットプレーンを単一のビットプレーンに合
成してから圧縮したビットプレーンであるか又は複数の
ビットプレーンを個々に圧縮したビットプレーンである
かを判定するデータ種類判定器を追加することにより、
複数のビットプレーンを単一のビットプレーンに合成し
てから圧縮したデータと複数のビットプレーンを個々に
圧縮したデータとの両方の復号化を行うことができる。
【0014】また本発明は、連続的に入力される複数の
画像データを構成する同位置のビットデータを近傍位置
に配列して単一の画像データを合成する圧縮前処理器
と、前記単一の画像データを画像圧縮するデータ圧縮器
とを有することを特徴とする画像符号化装置、及び前記
画像符号化装置で圧縮されたデータを単一の画像データ
に伸長するデータ伸長器と、前記単一の画像データを複
数の画像データに分離する伸長後処理器とを有すること
を特徴とする画像復号化装置を提供する。本発明によれ
ば、複数の画像データを構成する同位置のラインが近傍
となるように単一の画像データを合成し、前記単一の画
像データを画像圧縮することにより、類似性の高い複数
の画像を圧縮する際に、圧縮容量を減少させるととも
に、画像圧縮の標準方式にも対応することができる。さ
らに、その復号化をすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図面を使って、本発明の実施の形
態を説明する。 (第1の実施形態)図6は、第1の実施形態である画像
符号化装置のブロック図であり、図13はそのフローチ
ャートである。以下、図6及び図13に従って処理の流
れを詳細に説明する。まず、画像入力装置301から入
力された画像データは、画像データメモリ302に書き
こまれる(ステップS1001)。本実施形態におい
て、画像入力装置301はスキャナを想定しているが、
本発明はこれに限定されるものではない。次に、画像デ
ータメモリ302に格納されている画像データはビット
プレーン分離器303にて、ビットプレーンに分離さ
れ、ビットプレーンメモリ304に格納される(ステッ
プS1002)。本実施形態において、元画像の色数
(階調数)は8階調を想定しており、画像データメモリ
302に格納される画像は0乃至7の8値のいずれかの
値を取り、従ってビットプレーン分離器303は3枚の
ビットプレーンに分離されることになるが、本発明はこ
れに限定されるものではない。ただし、2をビットプレ
ーンの数でべき乗した値(ビットプレーンの組合せで表
せる最大の色数)が、元画像の色数より小さい場合は、
ビットプレーンとして表した際に、情報が失われること
に注意する必要がある。ビットプレーン分離器303に
おいて画像データをビットプレーンに分離する際、各ビ
ットプレーンの画素値の決定は、図5に示した規則に従
うものとする。即ち、元画像の画素値が0の場合は、プ
レーン1乃至プレーン3の画素値は全て0に決定され、
元画像の画素値が1の場合は、プレーン1乃至プレーン
2の画素値は0に決定され、プレーン3の画素値は1に
決定される(以下同様)。
【0016】ビットプレーンメモリ304に格納された
各ビットプレーンのデータは、圧縮前処理器305にお
いて一枚のプレーン(以下「合成プレーン」という)に
合成される(ステップS1003)。図8は3枚のビッ
トプレーンから合成プレーンを合成する方法を示してい
る。即ち、プレーン0のライン0を合成プレーンのライ
ン0とし、プレーン1のライン0を合成プレーンのライ
ン1とし、プレーン2のライン0を合成プレーンのライ
ン2とし、さらにプレーン0のライン1を合成プレーン
のライン3とし、以下図8に示す様に各ビットプレーン
から順に1ラインずつ取り出して合成プレーンを合成し
ていく。合成された合成プレーンの横幅は、元画像(ま
たは合成前の各ビットプレーン)の横幅と同じである
が、縦幅は3倍になっている。なお本発明において、図
8に示した各ビットプレーンから合成プレーンを合成す
る際のラインの組み立て方法は、ライン間の相関が高ま
るような配置であればこれに限定されるものではない。
【0017】次に、合成プレーンはデータ圧縮器306
に入力されて圧縮データとなり、圧縮データメモリ30
7に格納される(ステップS1004)。なお、図13
において「CM」は「圧縮データメモリ307」を意味
する(以下、図14乃至図16及び図20乃至図21に
ついても同じ)。本実施形態において、データ圧縮器3
06の圧縮方式はJBIGを想定しているが、本発明は
これに限定されるものではない。ただし、本実施形態を
有効に動作させるためには、近傍した画素間の相関が高
いことを利用した圧縮方式であることが望ましい。即
ち、本実施形態の発明のポイントは、異なるビットプレ
ーンに属する相関が高い画素を同じビットプレーンの近
傍する画素となるように、新しいビットプレーン上に配
列し直してから一枚の2値画像として圧縮する点にある
ため、近傍する画素の相関が高ければ圧縮率が高くなる
ような圧縮方式を用いることにより有効に動作すること
になる。このような圧縮方式はJBIGの他に、MMR
などが知られている。
【0018】また、合成プレーンを圧縮前処理器305
で合成する他の方法として、横方向ラインに従って合成
する代わりに、縦方向ラインを用いてもよい。さらに、
ライン単位ではなくピクセル単位で合成してもよい。
【0019】図10はピクセル単位に従って4枚のビッ
トプレーンから合成プレーンを合成する方法の一例を示
している。図10においてプレーン数は4枚を想定して
いるが、本発明はこれに限定されるものでない。図10
によれば、プレーン0乃至プレーン3の各ピクセルは合
成プレーンにおいて規則的に配置されている。例えばデ
ータ圧縮器306の圧縮方式が近傍する4つのピクセル
単位に従って圧縮する圧縮方式である場合、プレーン0
乃至プレーン3における同じ位置の各ピクセル(プレー
ン0における000ピクセル及びプレーン1における1
00ピクセル及びプレーン2における200ピクセル並
びにプレーン3における300ピクセル)を合成プレー
ンにおいて4つ近傍させることにより、各画素の相関を
高めることができ、延いては圧縮率を高くすることがで
きる。 (第2の実施形態)図7は、第1の実施形態である画像
符号化装置に対応する画像復号化装置のブロック図であ
り、図14はそのフローチャートである。以下、図7及
び図14に従って処理の流れを詳細に説明する。まず、
圧縮データメモリ401に格納されている圧縮データ
は、データ伸長器402によって伸長され(ステップS
1101)、伸長後処理器403に入力される。本実施
形態は第1の実施形態に対応するものであるから、デー
タ伸長器402の伸長処理においてもJBIGを採用す
る。
【0020】伸張後処理器403は、データ伸張器40
2の出力である合成プレーンをビットプレーンに分離し
て、ビットプレーンメモリ404に格納する(ステップ
S1102)。
【0021】図9は合成プレーンから3枚のビットプレ
ーンを分離する方法を示している。即ち、図8に示す符
号化装置における合成プレーン作成手順の逆の処理であ
り、合成プレーンのライン0をプレーン0のライン0と
し、合成プレーンのライン1をプレーン1のライン0と
し、合成プレーンのライン2をプレーン2のライン0と
し、さらに合成プレーンのライン3をプレーン0のライ
ン1とし、以下図9に示す様に合成プレーンから順に1
ラインずつ取り出して各ビットプレーンに分離してい
く。
【0022】伸長後処理器403の出力であるビットプ
レーンは、ビットプレーンメモリ404に格納される。
ビットプレーン統合器405は、ビットプレーンメモリ
404に格納されたプレーン1乃至プレーン3の内容か
ら図5の規則に従って多値画像を作り、画像データメモ
リ406に格納する(ステップS1103)。
【0023】このようにして復号された多値画像は、画
像出力装置407から出力される(ステップS110
4)。本実施形態において、画像出力装置407はCR
Tを想定しているが、本発明はこれに限定されるもので
はない。 (第3の実施形態)図11は、第3の実施形態である画
像符号化装置のブロック図であり、図15はそのフロー
チャートである。本実施形態は、第1の実施形態と類似
しているが、プレーンを合成してから圧縮するととも
に、合成を行わずにプレーンごとの圧縮も行い、両者の
容量を比較し、容量の少ない側を圧縮データとして採用
するという特徴を持っている。以下、図11及び図15
に従って処理の流れを詳細に説明する。
【0024】図6と図11との異なる点は、ビットプレ
ーンメモリ804の内容が、圧縮前処理器805を介さ
ずに直接データ圧縮器806に入力できるようになって
いる点(介しての入力も可能である)、及びデータ圧縮
器806の出力は第1一時圧縮データメモリ807又は
第2一時圧縮データメモリ808のいずれかに入力さ
れ、その両者が容量比較器809を介して圧縮データメ
モリ810に接続されている点である。データ圧縮器8
06は、ここでは第1の実施形態と同様、JBIG圧縮
を想定するが、本発明はこれに限定されるものでないこ
とは第1の実施形態で述べたとおりである。
【0025】ステップS1202までの処理は、第1の
実施形態のステップS1002までの処理とまったく同
様なので説明は省略する。ビットプレーンメモリ804
の内容が、データ圧縮器806においてプレーンごとに
圧縮され第1一時圧縮データメモリ807に格納される
(ステップS1203)。なお、図15中「TCM」と
あるのは「一時圧縮データメモリ807」を意味する。
【0026】次に、第1の実施形態のステップS100
3とまったく同様にして、ビットプレーンメモリ804
に格納された各ビットプレーンのデータは、圧縮前処理
器805において合成プレーンに合成される(ステップ
S1204)。
【0027】作成された合成プレーンはデータ圧縮器8
06に入力されて圧縮され、第2一時圧縮データメモリ
808に格納される(ステップS1205)。ここで容
量比較器809は、第1一時圧縮データメモリ807に
格納されたデータの容量(以下D1とする)と第2一時
圧縮データメモリ808に格納されたデータの容量(以
下D2とする)とを比較する。D2の値がD1の値以上
の場合は、第1一時圧縮データメモリ807の内容が、
圧縮データメモリ810にコピーされる(ステップS1
206)。それ以外の場合は、第2一時圧縮データメモ
リ808の内容が圧縮データメモリ810にコピーされ
る(ステップS1207)。
【0028】ステップS1206、ステップS1207
の意味について付言しておく。合成プレーンを作成して
圧縮する目的は、プレーン間の相関を利用して、プレー
ンごとに圧縮するよりも高い圧縮率を達成することにあ
る。その前提となっているのは、プレーン間には相関が
あるという経験的事実であり、これは図1乃至図4に示
される通りである。しかし、プレーン間にほとんど相関
が無いことも論理的にはあり得る。このような場合に
は、合成プレーンを作成してから圧縮することが必ずし
も圧縮率の向上には結びつかない。そこで、このような
場合には、従来通り、プレーンごとに圧縮することで、
画像の種類によらず、高い圧縮率を得ようとするもので
ある。なお、ここではステップS1203でプレーンご
との圧縮を行う手法と、ステップS1204で合成プレ
ーンの圧縮を行う手法とを同一としたが、異なる手法を
用いても差し支えない。
【0029】JBIGでは、圧縮データの中に、そこに
含まれるプレーン数や、各プレーンに対応する圧縮デー
タの範囲などの情報が含まれるため、復号時に、圧縮デ
ータが合成プレーンであるか、プレーンごとに圧縮され
たデータであるかの区別が容易にできる。しかし、複数
プレーンの圧縮を特に規定していない圧縮手法の場合
は、復号時に各プレーンごとの圧縮データを区別できる
よう、第1一時圧縮データメモリ807の内容の配置に
配慮が必要である。そのような一例を図17に示した。
即ち、プレーン数及び各プレーンの圧縮データのバイト
数を先頭に書いておくことにより、各プレーンのデータ
の存在範囲を明確にすることができる。 (第4の実施形態)図12は、第3の実施形態である画
像符号化装置に対応する画像復号化装置のブロック図で
あり、図16はそのフローチャートである。以下、図1
2及び図16に従って処理の流れを詳細に説明する。図
7と図12との異なる点は、データ種類判定器903が
加わった点、及び伸張後処理器904をバイパスしうる
構成になっている点である。本実施形態は第3の実施形
態に対応するものであるから、データ伸長器902の伸
長処理においてもJBIGを採用する。
【0030】まず圧縮データメモリ901に格納されて
いる圧縮データは、データ伸長器902によって伸長さ
れ(ステップS1301)、データ種類判定器903に
おいて、複数のビットプレーンを単一のビットプレーン
に合成してから圧縮したデータであるか、複数のビット
プレーンを個々に圧縮したデータであるかが識別され
る。識別方法は、圧縮データに含まれるプレーン数を圧
縮データから読み出すことにより行われる。本実施形態
の圧縮方式であるJBIGは、規定により圧縮データの
ヘッダ部分に前記識別方法に相当する情報が格納されて
いるのでこれを利用する。前記識別方法に相当する情報
を含まない圧縮方式を採用する場合は、例えば図17に
示すようなデータフォーマットを用いることにより容易
にプレーン数及び伸長すべきデータのバイト数を知るこ
とができる。また、元画像(または合成前の各ビットプ
レーン)の大きさが分かっているのであれば、それとデ
ータ伸張器902において伸張された画像との大きさを
比較することによっても可能である。合成プレーンは必
ず縦幅又は横幅が元画像(または合成前の各ビットプレ
ーン)の整数倍となっているからである。例えば、図8
で示したような合成方法では、合成プレーンの縦幅は、
元画像(または合成前の各ビットプレーン)の3倍にな
っているため、入力された圧縮データが合成プレーンで
あるかどうかを容易に判定することができる。
【0031】合成プレーンであるかどうかの判定の結
果、合成プレーンであると判定された場合、ステップS
1302乃至S1304における処理は、第2の実施形
態のステップS1102乃至S1104と全く同様であ
るため説明は省略する。合成プレーンでなければ、ステ
ップS1302は不要になるため直接ステップS130
3に進む。即ち、データ伸張器902の出力が伸張後処
理器904を介さず、直接ビットプレーンメモリ905
に格納される(ステップS1305)。次のステップS
1303乃至S1304については、第2の実施形態の
ステップS1103乃至S1104と全く同様であるた
め説明は省略する。
【0032】なお、本実施形態において、データ伸張器
902をデータ種類判定器903の前に配置する構成と
したが、圧縮データ伸張を行わなくても、合成プレーン
の圧縮データか否かを判定することができるのであれ
ば、これを入れ替えることも可能である。
【0033】また、このような場合は、第3の実施形態
で述べたように、合成プレーンの圧縮データであるか、
プレーンごとの圧縮データであるかに応じて、データ伸
張器902において別の圧縮手法を取ることにより、よ
り高い圧縮率の達成を図ることも可能である。 (第5の実施形態)図18は、第5の実施形態である画
像符号化装置のブロック図であり、図20はそのフロー
チャートである。本実施形態は、同一画像から作られた
複数のビットプレーンの代わりに、類似性の高い一連の
画像から合成プレーンを作成して、圧縮を行うことによ
り、より高い圧縮率を達成する画像符号化装置である。
以下、図18及び図20に従って処理の流れを詳細に説
明する。
【0034】画像入力装置1501から入力された画像
は画像データメモリ1502に格納される(ステップS
1701)。画像データメモリ1502は複数の画像デ
ータを格納することが可能な構造になっている。また、
本実施形態において、入力画像は0乃至255の値を取
る256階調のカラー画像を想定しているが、階調数及
び画像の種類(カラー画像であるか2値画像であるか)
はこれに限定されるものではない。また、入力画像がカ
ラー画像の場合、色の成分(RGB、YCbCrなど)
ごとにビットプレーンを用意し、各ビットプレーンから
合成プレーンを生成することにより、本発明を適用する
ことが可能である。
【0035】圧縮前処理器1503は、入力された画像
から合成プレーンを生成する(ステップS1702)。
本実施形態は、合成プレーンを合成する各ビットプレー
ンの画像が2値画像ではなくて多値画像であるという点
において、第1の実施形態と異なる。しかしながら、合
成の方法を画素の対応という点に着目すると、異なるプ
レーン間の相関する画素を、近傍した画素になるように
合成プレーンを生成するという点において全く同じであ
る。本実施形態は、図10で示される対応により4枚の
画像から合成プレーンを生成するが、図8で示される対
応により3枚の画像から合成プレーンを生成してもよ
く、本発明はこれらの合成方法に限定されるものではな
い。
【0036】圧縮前処理器1503において生成された
合成プレーンは、データ圧縮器1504で圧縮され、圧
縮データメモリ1502に格納される(ステップS17
03)。本実施形態において、データ圧縮器1504の
圧縮手法はJPEGを採用しているが、近傍した画素が
類似しているほど高い圧縮率が期待できる圧縮手法なら
ばこれに限定されるものではない。画素間の相関が大き
いことと高周波成分が少ないことは同じであることが知
られており(参考文献「画像情報圧縮」オーム社(19
91年))、通常の画像圧縮方式はいずれかの性質が利
用されているため、通常の圧縮手法であれば、本発明に
適用可能である。
【0037】本実施形態は、複数の多値画像を圧縮する
にあたり、複数の多値画像を個々に圧縮する代わりに、
合成プレーンに変換してから圧縮することで、個々のデ
ータを圧縮するよりも高い圧縮率を得ようするものであ
る。一連の動画シーケンスの連続するフレーム、あるい
は同一書籍から取り出した文書画像は、個々の画像にお
いて高い類似性を有するため、効果を期待することがで
きる。
【0038】また、第3の実施形態と同じように、本発
明を適用したときに、より高い圧縮率が得られる場合の
み、合成プレーンを用いて圧縮を行い、それ以外の場合
は個々の画像ごとに圧縮することも可能である。 (第6の実施形態)図19は、第5の実施形態である画
像符号化装置に対応する画像復号化装置のブロック図で
あり、図21はそのフローチャートである。以下、図1
9及び図21に従って処理の流れを詳細に説明する。
【0039】圧縮データメモリ1601から取り出され
た圧縮データはデータ伸張器1602において伸張さ
れ、伸張後処理器1603に入力される(ステップS1
801)。
【0040】次に、復号された合成プレーンが伸張後処
理器1603において複数の画像に分離され、画像デー
タメモリ1604に格納される(ステップS180
2)。分離の方法は、図10に示す合成方法の逆の処理
を、図22に示すように行えばよい。また、符号化時の
合成方法が異なれば、分離方法はそれに応じて異なる。
画像データメモリに格納された複数の画像データは、画
像出力装置1605から出力される。
【0041】以上第1乃至6の実施形態について説明を
してきたが、各実施形態における符号化装置あるいは復
号化装置の処理手順を示すフローチャートは、プログラ
ムによって処理をすることが可能である。この場合、該
プログラムは、磁気ディスク又はCD−ROM等コンピ
ュータ読取り可能な記録媒体によって提供される。また
該プログラムは他のコンピュータにより通信回線を経由
してコンピュータに供給されても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようなもである
から、以下に記載するような効果を奏する。
【0043】単一の画像データ圧縮時に、各ビットプレ
ーン間の相関を利用するとともに標準的な画像圧縮を利
用できるため、既存のハードウエア又はソフトウエアモ
ジュールを利用しながらも、より高い圧縮率を達成する
ことができる。
【0044】また、合成プレーン生成時にライン単位で
処理を行うことができるため、合成プレーン生成時の処
理を軽減することができる。
【0045】また、圧縮率に応じて、合成プレ−ンを利
用するかどうかを選択できるため、画像の種類によら
ず、常に高い圧縮率を達成することができる。さらに、
その復号化を行うことができる。
【0046】また、類似性の高い複数の画像データ圧縮
時に、各ビットプレーン間の相関を利用するとともに標
準的な画像圧縮を利用できるため、既存のハードウエア
又はソフトウエアモジュールを利用しながらも、より高
い圧縮率を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多値画像の一例。
【図2】図1に示す多値画像のビットプレーンの一例。
【図3】図1に示す多値画像のビットプレーンの一例。
【図4】図1に示す多値画像のビットプレーンの一例。
【図5】図1に示す多値画像のビットプレーン生成規則
の一例。
【図6】第1の実施形態である画像符号化装置のブロッ
ク図。
【図7】第1の実施形態である画像符号化装置に対応す
る画像復号化装置のブロック図。
【図8】第1の実施形態における3枚のビットプレーン
から合成プレーンを合成する方法の一例を示す図。
【図9】第2の実施形態における合成プレーンから3枚
のビットプレーンを分離する方法の一例を示す図。
【図10】第1の実施形態におけるピクセル単位に従っ
て4枚のビットプレーンから合成プレーンを合成する方
法の一例を示す図。
【図11】第3の実施形態である画像符号化装置のブロ
ック図。
【図12】第3の実施形態である画像符号化装置に対応
する画像復号化装置のブロック図。
【図13】第1の実施形態である画像符号化装置のフロ
ーチャート。
【図14】第1の実施形態である画像符号化装置に対応
する画像復号化装置のフローチャート。
【図15】第3の実施形態である画像符号化装置のフロ
ーチャート。
【図16】第3の実施形態である画像符号化装置に対応
する画像復号化装置のフローチャート。
【図17】圧縮データが合成プレーンであるか、プレー
ンごとに圧縮されたデータであるかを区別するための規
則の一例を示す図。
【図18】第5の実施形態である画像符号化装置のブロ
ック図。
【図19】第5の実施形態である画像符号化装置に対応
する画像復号化装置のブロック図。
【図20】第5の実施形態である画像符号化装置のフロ
ーチャート。
【図21】第5の実施形態である画像符号化装置に対応
する画像復号化装置のフローチャート。
【図22】第1の実施形態におけるピクセル単位に従っ
て合成プレーンから4枚のビットプレーンを分離する方
法の一例を示す図。
【符号の説明】
303 ビットプレーン分離器 305 圧縮前処理器 306 データ圧縮器 402 データ伸長器 403 伸長後処理器 405 ビットプレーン統合器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蔭地 謙作 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK08 LA00 MA00 MA35 MB17 MB22 PP02 SS00 TA17 TB11 TB20 TC39 TD11 UA02 UA05 5C076 AA12 AA36 BA06 BA08 5C078 AA01 AA04 AA09 BA27 BA32 CA02 CA26 DA01 DA02 DB06 DB19 5J064 AA02 BA08 BB03 BB05 BC01 BD06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単一の画像データを複数のビットプレー
    ンに分離するビットプレーン分離器と、前記複数のビッ
    トプレーンを構成する同位置のビットデータを近傍位置
    に配列して単一のビットプレーンに合成する圧縮前処理
    器と、前記単一のビットプレーンを画像圧縮するデータ
    圧縮器とを有することを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮前処理器は、前記複数のビット
    プレーンをライン単位で単一のビットプレーンに合成す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記圧縮前処理器で合成された単一のビ
    ットプレーンの画像圧縮後のデータ容量と、前記複数の
    各ビットプレーンの画像圧縮後のデータ容量の総和とを
    比較し、容量の少ない側を圧縮後のデータとして採用す
    る容量比較器を有することを特徴とする請求項1記載の
    画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 連続的に入力される複数の画像データを
    構成する同位置のビットデータを近傍位置に配列して単
    一の画像データを合成する圧縮前処理器と、前記単一の
    画像データを画像圧縮するデータ圧縮器とを有すること
    を特徴とする画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像符号化装置で圧縮さ
    れたデータを単一のビットプレーンに伸長するデータ伸
    長器と、前記単一のビットプレーンを複数のビットプレ
    ーンに分離する伸長後処理器と、前記複数のビットプレ
    ーンを画像データに統合するビットプレーン統合器とを
    有することを特徴とする画像復号化装置。
  6. 【請求項6】 前記データ伸長器で伸長された単一のビ
    ットプレーンが、複数のビットプレーンを単一のビット
    プレーンに合成してから圧縮したビットプレーンである
    か又は複数のビットプレーンを個々に圧縮したビットプ
    レーンであるかを判定するデータ種類判定器を有するこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像復号化装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の画像符号化装置で圧縮さ
    れたデータを単一の画像データに伸長するデータ伸長器
    と、前記単一の画像データを複数の画像データに分離す
    る伸長後処理器とを有することを特徴とする画像復号化
    装置。
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