JP2001183473A - 落雷予測システム - Google Patents
落雷予測システムInfo
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- JP2001183473A JP2001183473A JP37183999A JP37183999A JP2001183473A JP 2001183473 A JP2001183473 A JP 2001183473A JP 37183999 A JP37183999 A JP 37183999A JP 37183999 A JP37183999 A JP 37183999A JP 2001183473 A JP2001183473 A JP 2001183473A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】落雷が発生する可能性がある地理的領域を正確
に予測することの可能な落雷予測システムを提供する。 【解決手段】対流セル抽出部1で、気象レーダAにより
観測された気象エコーをもとに雲の基本単位である対流
セルを抽出する。照合部2で、雷位置標定装置Bで標定
された現在の雷放電の位置と、抽出された対流セルの位
置との照合を行い、雷放電が発生している対流セルを特
定する。セル追尾部3で、過去の対流セルの位置の推移
から将来の対流セルの位置を予測する。発雷領域予測部
6で、予測された対流セルの位置から落雷の発生し得る
範囲を予測する。
に予測することの可能な落雷予測システムを提供する。 【解決手段】対流セル抽出部1で、気象レーダAにより
観測された気象エコーをもとに雲の基本単位である対流
セルを抽出する。照合部2で、雷位置標定装置Bで標定
された現在の雷放電の位置と、抽出された対流セルの位
置との照合を行い、雷放電が発生している対流セルを特
定する。セル追尾部3で、過去の対流セルの位置の推移
から将来の対流セルの位置を予測する。発雷領域予測部
6で、予測された対流セルの位置から落雷の発生し得る
範囲を予測する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、落雷の発生を予報
し、気象防災に資する落雷予測システムに関する。
し、気象防災に資する落雷予測システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている落雷予測システム
に、気象レーダを用いるものがある。これは、レーダエ
コーからセル(雲を構成する基本単位)に含まれる水分
量やその変化を解析し、これをもとに落雷の危険性を判
定するものである。このシステムで落雷の発生位置を予
測するには、過去のセルの位置の推移から、カルマンフ
ィルタなどを用いて未来の雷雲セルの位置を予測するよ
うにする。
に、気象レーダを用いるものがある。これは、レーダエ
コーからセル(雲を構成する基本単位)に含まれる水分
量やその変化を解析し、これをもとに落雷の危険性を判
定するものである。このシステムで落雷の発生位置を予
測するには、過去のセルの位置の推移から、カルマンフ
ィルタなどを用いて未来の雷雲セルの位置を予測するよ
うにする。
【0003】ところがこの種のシステムは、雷による放
電そのものを観測することが原理的に不可能であるため
に、落雷発生位置の判定の精度が不十分であった。
電そのものを観測することが原理的に不可能であるため
に、落雷発生位置の判定の精度が不十分であった。
【0004】これに対し、雷放電時に放電路から放射さ
れる電磁波を受信して、その位置を交会法(例えばLL
S(Lightning Location System))、到達時間差法
(例えばLPATS(Lightning Position and Trackin
g System))、または電波干渉法(例えばSAFIR)
などにより標定して落雷の発生位置を求める落雷位置標
定装置がある。
れる電磁波を受信して、その位置を交会法(例えばLL
S(Lightning Location System))、到達時間差法
(例えばLPATS(Lightning Position and Trackin
g System))、または電波干渉法(例えばSAFIR)
などにより標定して落雷の発生位置を求める落雷位置標
定装置がある。
【0005】しかしながらこの種の装置では、現時点で
の落雷の有無やその位置を正確に標定できるものの、未
来に落雷の生じる可能性がある領域を正確に予測するこ
とができない。
の落雷の有無やその位置を正確に標定できるものの、未
来に落雷の生じる可能性がある領域を正確に予測するこ
とができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
の落雷予測システムには、落雷発生位置の判定の精度が
不十分であったり、あるいは雷の現在位置が正確に判っ
ても、将来に発生し得る位置を正確に予測できないとい
った不具合が有った。
の落雷予測システムには、落雷発生位置の判定の精度が
不十分であったり、あるいは雷の現在位置が正確に判っ
ても、将来に発生し得る位置を正確に予測できないとい
った不具合が有った。
【0007】本発明は上記事情によりなされたもので、
その目的は、落雷が発生する可能性がある地理的領域を
正確に予測することの可能な落雷予測システムを提供す
ることにある。
その目的は、落雷が発生する可能性がある地理的領域を
正確に予測することの可能な落雷予測システムを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、所定の観測領域をメッシュ状に区分けして
各メッシュごとに雨量データを算出する気象レーダと、
この気象レーダで算出された雨量データから鉛直方向で
の積算水分量を前記各メッシュごとに算出し、一定値以
上の積算水分量を示す隣接したメッシュをグループ化し
て対流セルを抽出する対流セル抽出手段と、雷放電時に
放電路から放射される電磁波を受信して、当該雷の発生
位置を算出する雷位置標定装置と、この雷位置標定装置
で算出された雷の発生位置と、前記対流セル抽出手段で
抽出された対流セルの位置とを互いに気象学的な同時刻
で照合して、雷放電を引き起こした対流セルを特定する
照合手段と、前記対流セル抽出手段で抽出された個々の
対流セルを追尾し、その位置の推移から各対流セルの将
来の位置を予測するセル追尾手段と、前記照合手段で特
定された対流セルの前記セル追尾手段による将来の予測
位置を含む地理的領域を、落雷が発生する可能性がある
領域として特定する落雷予測手段とを具備することを特
徴とする。
に本発明は、所定の観測領域をメッシュ状に区分けして
各メッシュごとに雨量データを算出する気象レーダと、
この気象レーダで算出された雨量データから鉛直方向で
の積算水分量を前記各メッシュごとに算出し、一定値以
上の積算水分量を示す隣接したメッシュをグループ化し
て対流セルを抽出する対流セル抽出手段と、雷放電時に
放電路から放射される電磁波を受信して、当該雷の発生
位置を算出する雷位置標定装置と、この雷位置標定装置
で算出された雷の発生位置と、前記対流セル抽出手段で
抽出された対流セルの位置とを互いに気象学的な同時刻
で照合して、雷放電を引き起こした対流セルを特定する
照合手段と、前記対流セル抽出手段で抽出された個々の
対流セルを追尾し、その位置の推移から各対流セルの将
来の位置を予測するセル追尾手段と、前記照合手段で特
定された対流セルの前記セル追尾手段による将来の予測
位置を含む地理的領域を、落雷が発生する可能性がある
領域として特定する落雷予測手段とを具備することを特
徴とする。
【0009】上記構成によれば、気象レーダおよび対流
セル抽出手段により、雲に相当する対流セルの位置が特
定される。ここで特定される位置データは、現状では信
頼に足る最も高い精度を持つものである。一方、雷位置
標定装置により雷の発生位置(雲放電、落雷を問わな
い)が正確に特定される。これらのデータを照合手段で
互いに照合することにより、現時点で雷の発生した位置
を正確に特定することが可能となる。
セル抽出手段により、雲に相当する対流セルの位置が特
定される。ここで特定される位置データは、現状では信
頼に足る最も高い精度を持つものである。一方、雷位置
標定装置により雷の発生位置(雲放電、落雷を問わな
い)が正確に特定される。これらのデータを照合手段で
互いに照合することにより、現時点で雷の発生した位置
を正確に特定することが可能となる。
【0010】また対流セルの位置は追尾手段により追尾
され、その将来の位置が算出される。この位置が、すな
わち将来雷の発生し得る位置として落雷予測手段により
特定される。このようにすることで、将来落雷の発生し
得る地理的領域を正確に予測することが可能となる。
され、その将来の位置が算出される。この位置が、すな
わち将来雷の発生し得る位置として落雷予測手段により
特定される。このようにすることで、将来落雷の発生し
得る地理的領域を正確に予測することが可能となる。
【0011】また本発明に係る落雷予測システムの雷位
置標定装置は、雲と地上間の放電と、雲と雲間の放電と
を観測可能であることを特徴とする。
置標定装置は、雲と地上間の放電と、雲と雲間の放電と
を観測可能であることを特徴とする。
【0012】一般に、雲と雲間の放電(雲放電)は、雲
と地上間の放電(落雷)に対してほとんどの場合に先行
する。このため、上記手段を講じることにより落雷予測
の精度をさらに高めることが可能となる。
と地上間の放電(落雷)に対してほとんどの場合に先行
する。このため、上記手段を講じることにより落雷予測
の精度をさらに高めることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係わる落
雷予測システムの実施の形態を示す機能ブロック図であ
る。このシステムは、気象レーダAと、雷位置標定装置
Bと、落雷予測装置100とを備えるものである。
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に係わる落
雷予測システムの実施の形態を示す機能ブロック図であ
る。このシステムは、気象レーダAと、雷位置標定装置
Bと、落雷予測装置100とを備えるものである。
【0014】気象レーダAは、所定の観測領域(例えば
半径数100km圏内)をメッシュ状に区分けし、各メ
ッシュ単位ごとにレーダエコーを観測して、単位時間ご
とのレーダ雨量データを算出する。このレーダ雨量デー
タは落雷予測装置100に与えられる。
半径数100km圏内)をメッシュ状に区分けし、各メ
ッシュ単位ごとにレーダエコーを観測して、単位時間ご
とのレーダ雨量データを算出する。このレーダ雨量デー
タは落雷予測装置100に与えられる。
【0015】雷位置標定装置Bは、雷放電時に放電路か
ら放射される電磁波を受信して、その位置を交会法、到
達時間差法、または電波干渉法などにより標定して雷の
発生位置を求める。好ましくは、雲と地上との間の放電
(すなわち落雷)だけでなく雲と雲との間の放電(雲放
電)をも併せて観測できるタイプの装置を用いるのが望
ましい。この種の雷位置標定装置は、SAFIRまたは
LDARなどとして既に知られている。ここで得られた
雷放電位置データは、落雷予測装置100に与えられ
る。
ら放射される電磁波を受信して、その位置を交会法、到
達時間差法、または電波干渉法などにより標定して雷の
発生位置を求める。好ましくは、雲と地上との間の放電
(すなわち落雷)だけでなく雲と雲との間の放電(雲放
電)をも併せて観測できるタイプの装置を用いるのが望
ましい。この種の雷位置標定装置は、SAFIRまたは
LDARなどとして既に知られている。ここで得られた
雷放電位置データは、落雷予測装置100に与えられ
る。
【0016】落雷予測装置100は、対流セル抽出部1
と、照合部2と、セル追尾部3と、発雷パラメータ算出
部4と、発雷領域判定部5と、発雷可能性判定部6とを
備えている。
と、照合部2と、セル追尾部3と、発雷パラメータ算出
部4と、発雷領域判定部5と、発雷可能性判定部6とを
備えている。
【0017】このうち対流セル抽出部1は、気象レーダ
Aで観測されたレーダ雨量データを上記メッシュごとに
積算して鉛直方向での積算水分量(VIL)を算出す
る。また対流セル抽出部1は、一定値以上のVILを示
す隣接したメッシュをグループ化して対流セルを抽出す
る。このような処理により、レーダ雨量というメッシュ
単位の雨量情報が、気象学的に意味のある対流セルとい
う情報に置き換えられる。
Aで観測されたレーダ雨量データを上記メッシュごとに
積算して鉛直方向での積算水分量(VIL)を算出す
る。また対流セル抽出部1は、一定値以上のVILを示
す隣接したメッシュをグループ化して対流セルを抽出す
る。このような処理により、レーダ雨量というメッシュ
単位の雨量情報が、気象学的に意味のある対流セルとい
う情報に置き換えられる。
【0018】照合部2は、対流セル抽出部1で抽出され
た対流セルの位置と、雷位置標定装置Bから与えられた
雷放電位置データとを互いに同時刻で照合することによ
り、雷放電を引き起こした対流セルを特定する。
た対流セルの位置と、雷位置標定装置Bから与えられた
雷放電位置データとを互いに同時刻で照合することによ
り、雷放電を引き起こした対流セルを特定する。
【0019】セル追尾部3は、対流セルごとのVIL情
報をもとに各対流セルの雨量重心の位置を算出する。そ
して、過去の重心位置の履歴から、例えばカルマンフィ
ルタなどを使用して次回の重心位置を予測し、これと観
測された対流セルの重心位置とを照合しつつ時々刻々と
移動する対流セルの追尾処理を行う。
報をもとに各対流セルの雨量重心の位置を算出する。そ
して、過去の重心位置の履歴から、例えばカルマンフィ
ルタなどを使用して次回の重心位置を予測し、これと観
測された対流セルの重心位置とを照合しつつ時々刻々と
移動する対流セルの追尾処理を行う。
【0020】発雷パラメータ算出部4は、レーダ雨量デ
ータと、気象庁提供によるGPVデータ(高度方向の温
度プロファイルデータ)とをもとに、対流セル抽出部1
で抽出された対流セルごとに例えば以下に示すVIL〜
雷放電数なるパラメータを算出する。これらのパラメー
タは、いずれも発雷と相関が強いとされる。
ータと、気象庁提供によるGPVデータ(高度方向の温
度プロファイルデータ)とをもとに、対流セル抽出部1
で抽出された対流セルごとに例えば以下に示すVIL〜
雷放電数なるパラメータを算出する。これらのパラメー
タは、いずれも発雷と相関が強いとされる。
【0021】<VIL>VILとは、上記したように、
レーダ雨量データから算出される、鉛直方向に積算した
水分量である。発雷パラメータ算出部4においても、対
流セル抽出部1と同様にVILの算出処理が行われる。 <雲頂温度>雲頂温度とは、各対流セルごとの、その雲
頂高度における温度である。まず、レーダ雨量データか
ら雲頂高度が求められ、その高度における温度が気象庁
GPVデータから算出される。 <最強層強度>最強層強度とは、各対流セルごとの、最
も雨量の多い高度における強度である。この情報は、レ
ーダ雨量データから直接算出される。 <最強層温度>最強層温度とは、各対流セルごとの、最
も雨量の多い高度における温度である。まず、各セルご
とに、レーダ雨量データから最も雨量の多い高度が算出
され、その高度における温度が気象庁GPVデータから
算出される。 <雷放電数>雷放電数とは、照合部2において特定され
た対流セルごとの雷放電の発生回数である。一つの雷雲
セルは、普通5〜6発の落雷を生じることが多いため、
この雷放電数パラメータを評価することで残りの発数を
概算することができ、これによっても雷の発生予測を行
える。
レーダ雨量データから算出される、鉛直方向に積算した
水分量である。発雷パラメータ算出部4においても、対
流セル抽出部1と同様にVILの算出処理が行われる。 <雲頂温度>雲頂温度とは、各対流セルごとの、その雲
頂高度における温度である。まず、レーダ雨量データか
ら雲頂高度が求められ、その高度における温度が気象庁
GPVデータから算出される。 <最強層強度>最強層強度とは、各対流セルごとの、最
も雨量の多い高度における強度である。この情報は、レ
ーダ雨量データから直接算出される。 <最強層温度>最強層温度とは、各対流セルごとの、最
も雨量の多い高度における温度である。まず、各セルご
とに、レーダ雨量データから最も雨量の多い高度が算出
され、その高度における温度が気象庁GPVデータから
算出される。 <雷放電数>雷放電数とは、照合部2において特定され
た対流セルごとの雷放電の発生回数である。一つの雷雲
セルは、普通5〜6発の落雷を生じることが多いため、
この雷放電数パラメータを評価することで残りの発数を
概算することができ、これによっても雷の発生予測を行
える。
【0022】発雷可能性判定部5は、発雷パラメータ算
出部4における各パラメータの判定結果をもとに、各対
流セルごとに発雷の可能性を算出する。そして、この可
能性がある閾値を超えたセルについては発雷の可能性有
りとして、発雷領域判定部6に通知する。
出部4における各パラメータの判定結果をもとに、各対
流セルごとに発雷の可能性を算出する。そして、この可
能性がある閾値を超えたセルについては発雷の可能性有
りとして、発雷領域判定部6に通知する。
【0023】発雷領域判定部6は、発雷の可能性が高い
対流セルについて、抽出された対流セルの雨量情報から
落雷の危険性が高い領域を判定する。また、最新の気象
レーダエコーから推定した各対流セル内の電荷生成が活
発となっている中核(コア)領域と放電路との地面に対
する角度が例えば±20°以内をなす領域を、落雷の危
険性有りと特定することもできる。
対流セルについて、抽出された対流セルの雨量情報から
落雷の危険性が高い領域を判定する。また、最新の気象
レーダエコーから推定した各対流セル内の電荷生成が活
発となっている中核(コア)領域と放電路との地面に対
する角度が例えば±20°以内をなす領域を、落雷の危
険性有りと特定することもできる。
【0024】次に、上記構成における動作を図2のフロ
ーチャートを参照して説明する。まずステップST1
で、雷位置標定装置Bにより、雷放電の位置が特定され
ると共に、ステップST2で気象レーダAにより観測さ
れた気象エコーをもとに雲の基本単位である対流セルが
抽出される。
ーチャートを参照して説明する。まずステップST1
で、雷位置標定装置Bにより、雷放電の位置が特定され
ると共に、ステップST2で気象レーダAにより観測さ
れた気象エコーをもとに雲の基本単位である対流セルが
抽出される。
【0025】次のステップST3では、雷位置標定装置
Bで標定された放電位置と、抽出された対流セルの位置
との照合処理が行われる。これにより雷放電が発生して
いる対流セルが特定される。
Bで標定された放電位置と、抽出された対流セルの位置
との照合処理が行われる。これにより雷放電が発生して
いる対流セルが特定される。
【0026】次のステップST4では、過去の対流セル
の位置の推移から将来の対流セルの位置が予測され、最
後のステップST5で落雷の発生し得る範囲が予測され
る。
の位置の推移から将来の対流セルの位置が予測され、最
後のステップST5で落雷の発生し得る範囲が予測され
る。
【0027】このように本実施形態では、雷放電の発生
を雷位置標定装置Bにより観測するとともに、落雷の発
生位置とその範囲を気象レーダにより予測するようにし
ている。一般に、雷放電が発生しているかどうか、また
どの位置で発生しているかという情報は、気象レーダA
よりも雷位置標定装置Bの方が正確に把握できる。しか
しながら、将来の落雷の発生位置までも落雷位置標定装
置Bで予測することは困難である。本発明は、気象レー
ダAと雷位置標定装置Bとをいわば補完的に運用するこ
とにより、落雷が発生する可能性のある領域を正確かつ
確実に予測することを可能ならしめるものである。
を雷位置標定装置Bにより観測するとともに、落雷の発
生位置とその範囲を気象レーダにより予測するようにし
ている。一般に、雷放電が発生しているかどうか、また
どの位置で発生しているかという情報は、気象レーダA
よりも雷位置標定装置Bの方が正確に把握できる。しか
しながら、将来の落雷の発生位置までも落雷位置標定装
置Bで予測することは困難である。本発明は、気象レー
ダAと雷位置標定装置Bとをいわば補完的に運用するこ
とにより、落雷が発生する可能性のある領域を正確かつ
確実に予測することを可能ならしめるものである。
【0028】また、特に雷位置標定装置Bが対地放電だ
けでなく雲放電も標定可能な、例えばSAFIRやLD
ARなどのタイプのものである場合、落雷を引き起こす
可能性が高いセルをより早い段階で特定することが可能
となるので、より効果が増す。
けでなく雲放電も標定可能な、例えばSAFIRやLD
ARなどのタイプのものである場合、落雷を引き起こす
可能性が高いセルをより早い段階で特定することが可能
となるので、より効果が増す。
【0029】夏季雷の場合、雷放電の80%以上は雲放
電であり、ほとんどの場合、雲放電は対地放電に先行す
る。したがって、雲放電が発生しているセルの移動領域
を予測することにより、そのセルにおいて発生する最初
の対地放電をも予測することが可能となる。
電であり、ほとんどの場合、雲放電は対地放電に先行す
る。したがって、雲放電が発生しているセルの移動領域
を予測することにより、そのセルにおいて発生する最初
の対地放電をも予測することが可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、落
雷が発生する可能性がある地理的領域を正確に予測する
ことの可能な落雷予測システムを提供することが可能と
なる。
雷が発生する可能性がある地理的領域を正確に予測する
ことの可能な落雷予測システムを提供することが可能と
なる。
【図1】 本発明に係わる落雷予測システムの実施の形
態を示す機能ブロック図。
態を示す機能ブロック図。
【図2】 本発明に係わる落雷予測システムの動作を説
明するためのフローチャート。
明するためのフローチャート。
100…落雷予測装置 A…気象レーダ B…雷位置標定装置 1…対流セル抽出部 2…照合部 3…セル追尾部 4…発雷パラメータ算出部 5…発雷領域判定部 6…発雷可能性判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 21/00 G08B 21/00 A
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の観測領域をメッシュ状に区分けし
て各メッシュごとに雨量データを算出する気象レーダ
と、 この気象レーダで算出された雨量データから鉛直方向で
の積算水分量を前記各メッシュごとに算出し、一定値以
上の積算水分量を示す隣接したメッシュをグループ化し
て対流セルを抽出する対流セル抽出手段と、 雷放電時に放電路から放射される電磁波を受信して、当
該雷の発生位置を算出する雷位置標定装置と、 この雷位置標定装置で算出された雷の発生位置と、前記
対流セル抽出手段で抽出された対流セルの位置とを互い
に気象学的な同時刻で照合して、雷放電を引き起こした
対流セルを特定する照合手段と、 前記対流セル抽出手段で抽出された個々の対流セルを追
尾し、その位置の推移から各対流セルの将来の位置を予
測するセル追尾手段と、 前記照合手段で特定された対流セルの前記セル追尾手段
による将来の予測位置を含む地理的領域を、落雷が発生
する可能性がある領域として特定する落雷予測手段とを
具備することを特徴とする落雷予測システム。 - 【請求項2】 少なくとも、前記観測領域における高度
方向の温度プロファイルデータを取得し、この温度プロ
ファイルデータと前記気象レーダで算出された雨量デー
タとを参照して、前記対流セル抽出手段で抽出された対
流セルごとに発雷と相関の強い発雷パラメータを算出す
る発雷パラメータ算出手段と、 この発雷パラメータ算出手段で算出された発雷パラメー
タを参照して、各対流セルごとの発雷の可能性を算出す
る発雷可能性算出手段とを具備し、 前記落雷予測手段は、 前記発雷可能性算出手段で算出された発雷の可能性が一
定の閾値以上を示す対流セルにつき、当該セルの雨量デ
ータをもとに落雷が発生する可能性がある領域を特定す
ることを特徴とする請求項1に記載の落雷予測システ
ム。 - 【請求項3】 前記落雷予測手段は、前記気象レーダで
観測された前記対流セルにおける電荷生成の中核領域と
放電路との地面に対する角度が一定の範囲内にある領域
を、落雷が発生する可能性がある領域として特定するこ
とを特徴とする請求項1に記載の落雷予測システム。 - 【請求項4】 雷位置標定装置は、雲と地上間の放電
と、雲と雲間の放電とを観測することを特徴とする請求
項1に記載の落雷予測システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37183999A JP2001183473A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 落雷予測システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37183999A JP2001183473A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 落雷予測システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001183473A true JP2001183473A (ja) | 2001-07-06 |
Family
ID=18499403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37183999A Pending JP2001183473A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 落雷予測システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001183473A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008180545A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 落雷警報装置及び方法 |
| JP2011058809A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-03-24 | Japan Radio Co Ltd | レーダ信号処理装置 |
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