JP2001192000A - 耐熱フェルトスペーサ - Google Patents

耐熱フェルトスペーサ

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JP2001192000A
JP2001192000A JP2000004565A JP2000004565A JP2001192000A JP 2001192000 A JP2001192000 A JP 2001192000A JP 2000004565 A JP2000004565 A JP 2000004565A JP 2000004565 A JP2000004565 A JP 2000004565A JP 2001192000 A JP2001192000 A JP 2001192000A
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heat
heat insulating
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felt
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Fumito Takeda
文人 武田
Aiichiro Tsukahara
愛一郎 塚原
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 宇宙往還機に適用される断熱材接続部の段差
をなくする耐熱フェルトスペーサに関する。 【解決手段】 機体側構造部30には、機体の加熱率分
布に合わせて断熱材の厚さが設定され、各場所によって
断熱材の厚さが異なり、接続部には段差が生ずる。断熱
材20と21との接続部には段差があるが、厚さの薄い
断熱材21と機体側構造部30との間に楔形状のスペー
サ10を挿入し、接着する。スペーサ10により接続部
での断熱材20と21の高さが等しくなり、薄い方の断
熱材21はテーパ状に傾斜して徐々に低くなるので、従
来のような急激な段差がなくなり、接続部での過加熱及
び動圧による破損がなく、段差をなくするため断熱材2
2の分だけ断熱材21を嵩上げすることも不要となり、
重量増がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐熱フェルトスペー
サに関し、宇宙往還機用の断熱材の厚さ調整に用いら
れ、断熱材の接続部の段差を解消するようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】宇宙往還機は大気との摩擦により機体表
面に高熱が発生するが、この高熱が機体内部へ侵入しな
いように、機体表面には断熱材が装着されている。断熱
材は機体の各場所の加熱率分布に合わせて必要な厚さに
設定され製作されており、場所によっては異なる厚さの
断熱材が隣接して装着される個所がある。
【0003】図6は宇宙往還機に適用される断熱材を示
す断面図であり、(a)は厚さの異なる断熱材の接続部
の段差部分、(b)は段差部分の熱的影響、(c)は段
差をなくした状態を、それぞれ示す。(a)において、
機体側の構造側部分30には、機体の加熱率分布に合わ
せてそれぞれ断熱材20と断熱材21とが接着されてい
る。断熱材20と21とは厚さが異なるため、両者の接
続部には段差tが生ずるが、この段差をそのままにする
理由は機体の重量をできるだけ、軽くするために厚さを
必要としない個所では極力薄くして重量を軽減するため
に段差が生ずるものである。
【0004】図6(b)において、上記のように断熱材
20,21の隣接部分では、宇宙往還機が大気圏に再突
入した時に、この段差で部分的に加熱率が高まり断熱材
の耐熱温度を超過し、材料の強度低下、溶融を引き起こ
す。また、段差で動圧Pが負荷されて段差の継目部分で
変形が生じ、B部で加熱率が高まり、表面から破壊が生
ずる。その対策としては、(c)図に示すように段差の
部分に同一厚さとなるように断熱材22の分だけ21を
嵩上げする方法があるが、必要以上の断熱材を施工する
ことになり、重量的に不利となる。具体的数字で示せ
ば、断熱材20の厚さは38mm程度の場所と、断熱材2
1の厚さが25mm程度の場所が存在し、段差を埋める断
熱材22は13mmの厚さのものが必要となり、重量的に
軽量が求められる宇宙往還機にとっては無駄な重量増と
なってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、宇宙往
還機に適用されている断熱材には、必要以上の重量増加
を避けるために、場所によって加熱率分布に合わせて厚
さの異なる断熱材が装着されており、そのために、隣接
する接合部に段差が生じてしまう。この段差があると段
差部分において加熱率が高くなり断熱材の耐熱温度を超
過し、材料の強度低下、溶融が生じる。また、段差に動
圧Pが負荷されることにより断熱材の変形が生じて表面
が破壊され、次第に破壊部分が拡大し、この部分から内
部へ高熱が侵入してしまい、重大な支障をまねくことに
なる。
【0006】そこで本発明は宇宙往還機等に適用される
断熱材の接続部分にスペーサを挿入することにより、接
続部の急激な段差をなくし、直線状の緩やかな傾斜、又
は滑らかな曲線となるような耐熱フェルトスペーサを提
供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために次の(1)〜(4)の手段を提供する。
【0008】(1)宇宙往還機の機体の断熱材接合部に
適用され、機体の加熱率分布に合わせて厚さが決定され
厚さが互いに異なる断熱材同志の接続部の段差をなくす
るためのスペーサであって、前記接続部の厚さの小さい
側の断熱材と前記機体側との間に挿入され、前記接続部
において両断熱材の表面高さを等しくし、前記厚さの小
さい側の断熱材へ向かって傾斜する楔形状を有すること
を特徴とする耐熱フェルトスペーサ。
【0009】(2)前記スペーサは多数の楔形状の耐熱
フェルト片に分割されており、同多数のフェルト片は一
枚のシート状耐熱フェルトに接着されて構成されること
を特徴とする(1)記載の耐熱フェルトスペーサ。
【0010】(3)前記スペーサは一体成形されている
ことを特徴とする(1)記載の耐熱フェルトスペーサ。
【0011】(4)前記スペーサの楔形状のテーパ面
は、滑らかな曲面からなることを特徴とする(1)記載
の耐熱フェルトスペーサ。
【0012】本発明の(1)においては、楔形状のスペ
ーサが厚さの異なる断熱材の接続部の表面高さを等しく
し、段差をなくし、厚さの小さい側へ向かってなだらか
に傾斜する。そのために、厚さの小さい側の断熱材は接
続部において厚さの大きい側の断熱材と段差を生ずるこ
となく接続し、徐々に傾斜して機体側に接着することが
できる。従って、断熱材の接続部には段差による破損も
なくなり、断熱効果も維持するものである。
【0013】本発明の(2)では、スペーサが多数のフ
ェルト片に分割されているので、機体側の曲面に沿って
密着して接着することができ、シワ等を生ずることなく
施工することができる。なお、この場合のスペーサの機
体側への接着面は、面が凸状の曲面に接着する場合には
シート状フェルトと反対側の面を、接着面が凹状の曲面
の場合にはシート状フェルトの面を、それぞれ接着する
ようにすれば、フェルト片同志が圧縮されるようにな
り、隣接するフェルト片同志の間に隙間が生ずることな
く断熱材の施工ができるものである。
【0014】本発明の(3)又は(4)では、スペーサ
が一体成形されているので、接着面が直線状の部分や変
化の少ない接着面に対して施工が容易となる。又、本発
明の(4)のようにテーパ面が曲面であっても、上記
(1)の発明と同様の効果を奏するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の
実施の第1形態に係る耐熱フェルトスペーサの全体の斜
視図である。(a)において、10はスペーサを示し、
スペーサ10は多数の同一形状の楔状フェルト1を1枚
のシート状フェルト2に互いに接触して配列し、シート
状フェルト2に接着して構成されている。
【0016】楔状スペーサ1は、(b)に示すようにフ
ェルト片1aを多数配列して構成される。フェルト片1
aは楔状をしており、その具体的寸法の一例を示すと、
L=70mm,H=12mm,W=10mm程度の小片であ
り、W=10mm程度の薄い楔状の小片を加工するために
は、10mmの平板状のフェルトを切り抜いて作る。これ
をシート状フェルト2に接着してスペーサ10を製造す
る。このフェルトは耐熱性繊維からなり、耐熱温度30
0℃程度まで使用可能で機体の外表面を通して伝わる熱
を断熱する特徴を有するものである。
【0017】図2は本発明の実施の第2形態に係る耐熱
フェルトスペーサの斜視図であり、図1と同じ形状のス
ペーサ10を一体加工で製造したスペーサ11としたも
のである。このような実施の第2形態のスペーサはスペ
ーサの高さHが比較的厚く、一体加工が容易な形状の場
合には有効なものとなり、又、後述するように接着する
機体の面が直線状や変化の少ない場所に適用されると有
利なものとなる。
【0018】図3は本発明の実施の第3形態に係る耐熱
フェルトスペーサの斜視図であり、(a),(b)はい
ずれも一体加工で製造され、テーパ部分が図1,図2に
示すスペーサでは直線状であったが、いずれも滑らかな
円弧状の曲面としたものである。(a)は、テーパ部が
凸状の滑らかな曲面で形成され、(b)は逆に凹状の曲
面を形成したものである。
【0019】図4は本発明の実施の第1〜第3形態に係
る耐熱フェルトスペーサを断熱材の接続部に適用した例
を示し、(a)は説明の都合上、実施の第1形態のスペ
ーサ10を用いたものの例で、その断面図を示し、
(b)は(a)におけるA−A断面図である。
【0020】図4(a)において、20,21は厚さの
異なる断熱材で、その接続部には段差があったが、その
段差の部分にスペーサ10が挿入されている。両断熱材
20,21の接続部分には、厚さの小さい断熱材21と
機体側構造部30との間にスペーサ10が挿入され、断
熱材20の端面、機体側構造部30及び断熱材21底面
とに接着される。これにより、断熱材20と21との接
続部の表面は同じ高さで接続され、断熱材21は直線状
のなだらかな傾斜部分により断熱材20へ接続されるの
で、従来のような急激な段差がなくなる。
【0021】スペーサ10の挿入は、(b)に示すよう
に、隣接するフェルト片1a同志が圧縮されるように、
図示の例では機体側構造部30にスペーサ10のシート
状フェルト2を接着して取付ける。機体側構造部30に
断熱材を取付ける面が、図示のように凸状の曲面である
と、シート状フェルト2側を機体側構造部30に接着す
ることにより、多数のフェルト片1a同志の側面が接す
るようになり、隙間40が生ずることなく、かつ、スペ
ーサ10が多数のフェルト片1aに分割されているの
で、曲面に無理なく沿って、シワ等が生ずることなく接
着することができる。
【0022】図5は、実施の第1形態におけるスペーサ
10の機体側構造部30への接着の状態を示し、スペー
サ10を取付け面が凸状の曲面である場合を示してい
る。(a)は機体側構造部30にシート状フェルト2を
接着した例であり、この場合には接着する曲面が凸状で
あるので、各フェルト片1aは互いに隣接するフェルト
片1aとの側面に隙間40を生じてしまい、この隙間4
0のために断熱効果が低下すると共に、装着時に、この
隙間40内に接着剤が侵入し、その分だけ重量が増加す
るので好ましくない。
【0023】これに対して、(b)では、機体側構造部
30と接着する面はシート状フェルト2の反対側を接着
する。このように接着すると、互いに隣接するフェルト
片1a同志の側面は互いに圧縮され隙間が生じない。従
って、多数の分割されたフェルト片1aにより曲面に沿
って密着が良好となると共に、隙間が生ずることもなく
良好な装着状態が保持される。
【0024】なお、上記のスペーサの適用例は、実施の
第1形態のスペーサ10の例で説明したが、同様な方法
で、実施の第2,第3形態のスペーサ11,12,13
も適用することができる。これらスペーサ11,12,
13は一体加工された製品で、スペーサ10のようにフ
ェルト片1aで分割されていないので、曲率の小さい場
所、直線状で変化の少ない面への接着の場合には有効な
スペーサとなり、実施の第1形態と同様の効果が得られ
るものである。なお、図3に示す実施の第3形態のスペ
ーサ12,13においても図1と同じく多数のフェルト
片に分割して使用しても良いものである。
【0025】以上説明の実施の第1〜第3形態の耐熱フ
ェルトスペーサにおいては、断熱材20,21の接続部
で、厚さの薄い方の断熱材21と機体側構造部との間に
スペーサ10,11,12,13を挿入し、断熱材21
の端部表面を厚さの大きい断熱材20と合わせ、滑らか
な傾斜で接続して急激な段差をなくしたので、接続部で
の破損が防止され、断熱材施工の信頼性が向上するもの
である。
【0026】
【発明の効果】本発明の耐熱フェルトスペーサは、
(1)宇宙往還機の機体の断熱材接合部に適用され、機
体の加熱率分布に合わせて厚さが決定され厚さが互いに
異なる断熱材同志の接続部の段差をなくするためのスペ
ーサであって、前記接続部の厚さの小さい側の断熱材と
前記機体側との間に挿入され、前記接続部において両断
熱材の表面高さを等しくし、前記厚さの小さい側の断熱
材へ向かって傾斜する楔形状を有することを特徴として
いる。このようなスペーサにより、厚さの異なる断熱材
の接続部の表面高さを等しくし、段差をなくし、厚さの
小さい側へ向かってなだらかに傾斜する。そのために、
厚さの小さい側の断熱材は接続部において厚さの大きい
側の断熱材と段差を生ずることなく接続し、徐々に傾斜
して機体側に接着することができる。従って、断熱材の
接続部には段差による破損もなくなり、局部的な加熱率
の増加を防止することができる。
【0027】本発明の(2)では、スペーサが多数のフ
ェルト片に分割されているので、機体側の曲面に沿って
密着して接着することができ、シワ等を生ずることなく
施工することができる。なお、この場合のスペーサの機
体側への接着面は、面が凸状の曲面に接着する場合には
シート状フェルトと反対側の面を、接着面が凹状の曲面
の場合にはシート状フェルトの面を、それぞれ接着する
ようにすれば、フェルト片同志が圧縮されるようにな
り、隣接するフェルト片同志の間に隙間が生ずることな
く断熱効果が向上するものである。
【0028】本発明の(3)又は(4)では、スペーサ
が一体成形されているので、接着面が直線状の部分や変
化の少ない接着面に対して施工が容易となる。又、本発
明の(4)のようにテーパ面が曲面であっても、上記
(1)の発明と同様の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態に係る耐熱フェルトス
ペーサを示し、(a)は全体の斜視図、(b)は(a)
におけるスペーサ片の斜視図である。
【図2】本発明の実施の第2形態に係る耐熱フェルトス
ペーサの斜視図である。
【図3】本発明の実施の第3形態に係る耐熱フェルトス
ペーサを示し、(a),(b)はそれぞれ斜視が凸状,
凹状の曲面を有するスペーサの斜視図である。
【図4】本発明の実施の第1形態の耐熱フェルトスペー
サの適用例を示し、(a)は断面図、(b)は(a)に
おけるA−A断面図である。
【図5】本発明の実施の第1形態における耐熱フェルト
スペーサの適用例を示す断面図であり、(a)は好まし
くない例、(b)は好ましい適用例を示す。
【図6】従来の断熱材の接続部を示し、(a)は段差の
ある部分の断面図、(b)は接続部の破損状況の断面
図、(c)は表面の段差をなくした例の断面図である。
【符号の説明】
1 楔状フェルト 1a フェルト片 2 シート状フェルト 10,11,12,13 スペーサ 12a,13a 曲面 20,21 断熱材 30 機体側構造部 40 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宇宙往還機の機体の断熱材接合部に適用
    され、機体の加熱率分布に合わせて厚さが決定され厚さ
    が互いに異なる断熱材同志の接続部の段差をなくするた
    めのスペーサであって、前記接続部の厚さの小さい側の
    断熱材と前記機体側との間に挿入され、前記接続部にお
    いて両断熱材の表面高さを等しくし、前記厚さの小さい
    側の断熱材へ向かって傾斜する楔形状を有することを特
    徴とする耐熱フェルトスペーサ。
  2. 【請求項2】 前記スペーサは多数の楔形状の耐熱フェ
    ルト片に分割されており、同多数のフェルト片は一枚の
    シート状耐熱フェルトに接着されて構成されることを特
    徴とする請求項1記載の耐熱フェルトスペーサ。
  3. 【請求項3】 前記スペーサは一体成形されていること
    を特徴とする請求項1記載の耐熱フェルトスペーサ。
  4. 【請求項4】 前記スペーサの楔形状のテーパ面は、滑
    らかな曲面からなることを特徴とする請求項1記載の耐
    熱フェルトスペーサ。
JP2000004565A 2000-01-13 2000-01-13 耐熱フェルトスペーサ Withdrawn JP2001192000A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011515278A (ja) * 2008-03-25 2011-05-19 エアバス オペレーションズ リミティド 航空機用の複合材継手

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011515278A (ja) * 2008-03-25 2011-05-19 エアバス オペレーションズ リミティド 航空機用の複合材継手
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